草枕と舞姫が読めない

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夏目漱石の草枕や鴎外の舞姫みたいな風にかかれたものだと
全く内容を理解できないのですが
何を学べばすらすらとよめるようになりますか?
2吾輩は名無しである:2001/04/30(月) 06:31
自分が漱石鴎外を読み始めたのは中二の秋です。文学版住人としては早過ぎる方ではないでしょう。
小学校の時には少年少女文学全集とドリトル先生シリーズを読了していました。
ドリトル先生は井伏鱒二の翻訳なのでやさしい文章ながら文体があります。
読み始めは案外漱石よりも鴎外のほうが読みやすいものです。
とっつきしやすそうな漱石は内容に厳しいものがあります。
その点鴎外は一見難しそうですが結構気楽に読めます。
即興詩人など鴎外の翻訳物から入っていくのがよいのではないでしょうか。

3森 林太郎:2001/04/30(月) 11:48
漱石の場合は文体が難しいというより、その奥にある思想
(考え方)の難しさがあるのではないでしょうか。
私が漱石の作品でいちばん読みやすく理解しやすかったのは、
「坊ちゃん」でした。小学校高学年くらいからでも読めると
思います。その外の作品を通読するには明治という時代背景
や漱石が影響された、外国の思想、漢文の知識など(漱石は
漢籍の素養が深かった)を理解することがある程度必要なの
ではないかと思います。
鴎外の「舞姫」の場合、理解しづらいのは文章が現代の口語体
ではなく文語体でかかれている事も理由の一つにあるのではな
いでしょうか。(高校で古文をならうと理解しやすいかも。)
鴎外の作品は短編「高瀬舟」などから読み始めると入りやすい
のでは。小説を深く読みたいと思うとき、必要なことは、言葉
の意味だけを考えるのではなく、その作品が書かれた時代や、
作者の生い立ちを知ることも大切だと思うのですが。
最も簡単な方法として本の後ろの解説を読んでみるとよりわかり
やすいと思います。
4吾輩は名無しである:2001/04/30(月) 14:08
すらすら読めたとしても
ほんとの「理解」は永遠にないので
心配無用です。
5吾輩は名無しである:2001/04/30(月) 17:17
そうそう、読んで理解したように言ってる人も、
そう思いこんでいるだけです。
ちょうどノストラダムスの諸世紀を読んでもっともらしく言ってる人のように
6吾輩は名無しである:2001/04/30(月) 17:29
鴎外の翻訳物ならば、ある程度の読解力があれば理解できるはずです。
7んん?:2001/04/30(月) 17:49
ただ単に1の頭がわるいという可能性は考えないのか・・・。
「理解」はともかく「スラスラ 〜」は頭悪いだけなのでは・・・。
84:2001/04/30(月) 17:52
「舞姫」についてお答えしましょう。

まず、頭の中で口語訳しながら読んでみてください。
古めかしい表現に目を奪われてはなりません。
物語の流れを絶やさないように、それでいて身も蓋もないくらい
平易な日常語に変換するのです。
さすれば、この作品を日本文学上の不朽の名作のように言っている
人たちの目が如何に節穴揃いであるか、よく分かることと思います。

「舞姫」はそのスタイルのみを楽しんでよしとすべき作品であり、
それ以外の何ものでもないと言えるでしょう。
9吾輩は名無しである:2001/04/30(月) 18:02
鴎外の創作が翻訳に比べて一段劣るものが多い事は認めるが、舞姫は数少ない成功作の一つであり、断じて駄作ではない。
国家と旧藩と家と自己の栄達の為に個人の恋愛を捨てた鴎外の自己批判の書である。
104:2001/04/30(月) 18:20
背後に鴎外の姿を看て取るなら、それなりに楽しみもあるでしょうね>9
ただ、恐ろしく稚拙であることに変わりありません。
ま、これにしたって一つの意見です。
森鴎外が日本文学にとってなくてはならない一人であることは否定し得ない
事実ですし、むしろ、日本人がもっと自慢のタネにしてもよさそうなくらい
のもんです。

あと、「それ以外の何ものでもない」は
「それ以上の何ものでもない」に訂正します。
11吾輩は名無しである:2001/04/30(月) 18:52
舞姫は官吏としての鴎外としては限界まで書いたものでしょう。
鴎外の姿勢については評価すべきですが、客観的な作品評価は別次元の問題として対処されなければなりません。
このことは、鴎外の他の創作についても言い得ることです。

12吾輩は名無しである:2001/04/30(月) 20:24
そうかな?
外人ダンサーと付き合ってたけど切れた(友人に切ってもらった)、
でも忘れられない、
切った手配してくれた友人を恨む、

ただのサイテー野郎じゃんか。(藁藁
13吾輩は名無しである:2001/04/30(月) 20:25
泉鏡花も読みにくい、、、
14吾輩は名無しである:2001/04/30(月) 20:36
鏡花は向き不向きというもがあります。
嫌いな人が無理して読む必要はありません。
15吾輩は名無しである:2001/04/30(月) 21:37
しかし、鏡花は読まれ続けられるであろう。
なぜなら、鏡花を読まないではいられない人々がいつの時代にも存在するからだ。
16吾輩は名無しである:2001/04/30(月) 21:41
誤解が誤解を生むよう周到に仕組まれてるから(嘘
17吾輩は名無しである:2001/04/30(月) 22:00
美しい誤解は醜い真実に優る。
18吾輩は名無しである:2001/05/01(火) 00:02
>>12
自分で孕ましといて対処不能になったからって
人の手借りて逃げ帰ってきたんだよね。

確かにサイテーだ(^_^;
19吾輩は名無しである:2001/05/01(火) 10:07
>>18
エリスって妊娠してたの?その子供はどうなったの?
今もドイツに森鴎外の子孫がいるとか?
20吾輩は名無しである:2001/05/01(火) 20:49
夏目漱石の子孫なら知っているが。
森毬は異母兄弟無視だったのか。
214:2001/05/01(火) 21:49
ところで1は高校生なんでしょ?
学校で何て返答したのか楽しみなんだけど。
22吾輩は名無しである:2001/05/01(火) 22:58
漱石より円楽
231:2001/05/02(水) 05:48
一応大人です。
頭が悪いだけです。
文語体が読めないので 読めるようになりたいのですが
どのようなことを学べばよいのでしょうか という風に聞いた方が良かったですね。
申し訳ありません。
24吾輩は名無しである:2001/05/02(水) 18:53
>4
あんたワルだねー。
でも1の方が一枚上手だったみたいだね。
25吾輩は名無しである:2001/05/02(水) 20:51
漢文を読みましょう。
古文をよみましょう。
261:2001/05/03(木) 15:19
>>25
受験用の参考書でも読んでみようかと思います。
わかりにくいスレッド名ですいませんでした。

**終了**
27吾輩は名無しである:2001/05/03(木) 15:51
「日蝕」が読めないんですけどどうしたらいいでしょうか(w
28名無しさん:2001/05/03(木) 20:05
エリスは鴎外を追って日本まで来たんだよな。

ヘタレだろ、林太郎は。
29森 林太郎:2001/05/03(木) 22:58
ああ、確かに俺はヘタレだった。しかし、仕方なかったのだ。
”宮仕えの身”にとってスキャンダルが厳禁であることは今
も昔も変らぬのだよ。家族にも会うの反対されちゃったし…。
特にママと喜美ちゃんに…猛反対されちゃって。グスン(泣)
詳しくは喜美ちゃんの書いたものよんでちょ。
30吾輩は名無しである:2001/05/03(木) 23:34
なんで自分で暴露すんのかねぇ、林ちゃんはよぉ。
実はパツキンこました事を
自慢したくてしようが無かったんじゃないのぉ?

って、今朝「やじうまワイド」で梨本が言ってましたよ!
31吾輩は名無しである:2001/05/04(金) 00:21
>>28
ほんとに?舞姫の方しか読んでないから知らないんだけど、
エリスは追っかけてきたの?
鴎外はエリスにどう対応したの?
教えてちゃんですみません。でも気になる!
3228:2001/05/04(金) 00:31
ん?
本人が>>29で語ってる通りだろ。
失意の内に帰国したよ、可哀相になぁ。
33吾輩は名無しである:2001/05/04(金) 00:37
>>32
そうなんですか・・・
小説の結末よりもショックです。
ちょっとだけ鴎外を見る目が変わったような気がします。
ありがとう。
34吾輩は名無しである:2001/05/05(土) 22:18
http://www.aozora.gr.jp/
ここで「舞姫」が読めることを知った。
嬉しい!

ああ、「我豐太郎ぬし、かくまでに我をば欺き玉ひしか」
3534:2001/05/05(土) 22:19
んで、豊太郎を助けた「相澤」のモデルは誰なんでせう?
36吾輩は名無しである:2001/05/05(土) 22:49
>>31=33
その、日本に来たエリスが、探偵役として事件を解決するミステリーを
山田風太郎が書いてるよ(もちろんフィクションだけど。)
ちくま文庫「山田風太郎明治小説全集十 明治波濤歌(下)」所収。

37吾輩は名無しである:2001/05/05(土) 23:06
関川夏央原作の漫画『坊ちゃんの時代』の第二巻は確か「秋
の舞姫」というタイトルで、日本に来たエリーゼ(と言うの
が文学史的には一般的)が主役だった。
38名無吾輩は名無しである:2001/05/14(月) 11:32
反麦飯論を強硬に主張して
脚気で2万8千人殺した
殺人医 森鴎外を糾弾せよ!!(藁藁
39吾輩は名無しである:2001/05/14(月) 11:36
ちょっと待ちや。なんで『舞姫』盗作説が出ない。もう決着済みのこととして
誰も話題にしなくなったのだろうか。それとも、みなさん御存知ない?
40吾輩は名無しである:2001/05/14(月) 15:04
「舞姫」は、高校の時にクラスでいつの間にか豊太郎の擁護派と
否定派に別れての一大ディベートに発展していた。あんまり国語
好きじゃなさそうな奴が意外に深い意見を言ったりして感嘆した
り、とても思い出深かった。ああ、国語の授業って言うのも捨て
たもんじゃないと思ったよ。…そうか、鴎外が消えるか。まぁ、
「お上の事には間違はございますまいから」(「最後の一句」)。
41吾輩は名無しである:2001/05/14(月) 20:33
盗作も何も舞姫あたりは論評するに及ばんだろ。
42吾輩は名無しである:2001/05/15(火) 01:20
「草枕」前半で読者をふるいにかけてるとおもう。
あとは割とすらすら読めるはず。
那美さん高笑うしね。
ラストと明らかに文体を変えてあるし。


43吾輩は名無しである
『草枕』は、俳文みたい。
『奥の細道』(松尾バナナ)→『風流懺法』(高濱きょ歯)→
『三千里抄』(河東癖後藤)と読んでくると見えてくる。
漱石の斬新さが。