■■池澤夏樹■■

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946吾輩は名無しである:04/07/15 22:51
>>940
とーぜん『草の花』だぁよ!



精子以前の夏樹から読むんだモン
947吾輩は名無しである:04/07/27 12:50
おやじさんの作品じゃんΣ (゜Д゜;)
948吾輩は名無しである:04/07/30 17:56
そろそろお父さんの亡くなった歳に近づいてきたね>イケザワナツキ
それはそうと、最近の朝日新聞で沖縄からギリシャかどっかに移住するって言ってた。
949吾輩は名無しである:04/08/01 19:56
フランスにじゃなかったっけ?
950吾輩は名無しである:04/08/02 20:50
ログ読めよ文盲
951吾輩は名無しである :04/08/03 01:30
>>950
俺も同じツッコミをしたらさ、
レスを詠まずにカキコというのがあるんだよ、なんて初心者扱いされちゃったよ。
悲しかった。
952吾輩は名無しである:04/08/07 21:15
『すばる』に「渡仏前夜」という題名で寄稿。
953吾輩は名無しである :04/08/08 20:53
寄稿というかインタビュー
954吾輩は名無しである:04/08/12 13:09
娘の風呂のぞいたのマジ?
955吾輩は名無しである :04/08/13 01:14
「夏の朝の成層圏」っていう言葉は思い出すたびに爽やかな気持ちになる。
956吾輩は名無しである:04/08/14 12:38
>>955
今の季節に読みたいね
957吾輩は名無しである:04/08/16 20:39
夏の朝の成層圏を読了
木々が生い茂る公園で蝉の鳴き声をBGMに読んだ
最初の一人のときが特に良かった
ずっと一人でも良かったんじゃないかな
それだと話がダレるか
958吾輩は名無しである:04/08/17 12:58
中公文庫ってなんであんなに値段高いんだろうね
959Francious Quevousquien:04/08/20 18:13
>>957

『夏の朝の成層圏』は、おれの座右の書。っていうか、何度読んでも新鮮・・・だった。
5回くらい読んだ今は、もうその感動はない。ヤシが一人でいた時間がそんなに長い
ものでは無かった、ということに気がついてから、感動しなくなった。
池澤夏樹って、孤独の描写と神と人間との交感を描くのは巧いんだけど、人間同士の
関係を描くのは下手だね。恋愛ものとかメルマガでの社会批判とかがつまらないのは
そのせいじゃないかな。
その点、やはり『スティル・ライフ』は凄いと思う。
960吾輩は名無しである :04/08/23 00:51
朝日の読書欄「自作再訪」キター
真昼のプリニウスは(・∀・)イイ!!よね。
961吾輩は名無しである:04/08/24 16:19
パレオマニア、おもしろかった。
やっぱ、自分の感性には小説よりも
エッセイとか紀行文系があってるみたい。
南鳥島特別航路、読み直そう。
962吾輩は名無しである:04/08/28 01:35
「ハワイイ紀行」読了。
通勤のうっとおしい車内に貿易風が吹いていた…。
次はプリニウスいきます。
963吾輩は名無しである:04/08/30 11:12
「マシアス・ギリの失脚」読了。
上のほうで誰かが「真の主役はゲイの二人組では?」と言っていたが
その意味がよくわかった。
964吾輩は名無しである:04/08/30 13:42
>>963
漏れはわからんかった。
読み込みが足りないのか?
965吾輩は名無しである :04/08/30 22:57
>>963-964
そんなことがどうでも良くなるほど、「マシアス」は大きな小説だと思ったよ。
966吾輩は名無しである:04/09/01 20:47
「真昼のプリニウス」は浅間山だったかの
967吾輩は名無しである:04/09/01 22:08
そう、噴火したね。頼子さん出動中。
968吾輩は名無しである:04/09/01 22:27
プリニウスと言えば、骨子は「競売ナンバー49の叫び 」だけど、
魅力的な細部があるよね。おみくじの薀蓄とか、噴火被災者の手記とか。
969吾輩は名無しである:04/09/01 22:36
沖縄に行ってしまったところが好き。
私も行きたーい
970吾輩は名無しである:04/09/01 23:13
>963
「マシアス」・・・てゆうか、あの二人は創造主?
>966
「プリニウス」・・・浅間山、糞火しちゃったね、このタイミングで、
          これ読んでたひとラッキー!?
971吾輩は名無しである:04/09/02 22:53
>>970
読んでたんですよ、「プリニウス」。
もう、キターー!ですよ。
972吾輩は名無しである:04/09/04 08:07
浅間山噴火。。漏れもご多分に漏れず、咄嗟にプリニウスを思い浮かべてしまった。
973吾輩は名無しである :04/09/04 23:33
洩れも。
シェエラザードのこととか、門田(モソデソ)とか、その他モロモロ。
974吾輩は名無しである:04/09/05 15:13
長者番付には載ってないみたいだけど、どのくらいの所得なんだろうね?
気になる漏れはミーハーでしょうか
975吾輩は名無しである:04/09/05 22:17
>>974
そんなこと気にしないで。
というか、長者番付に載るようなタイプの作家ではないでしょ。
976吾輩は名無しである:04/09/05 22:48
プリニウス、懐かしいね。
最新のエッセイ類を除いてほとんどの池澤の作品読んできた。
だけど、最近全然読む気(読み返す)にならない。
これ本当にスゴイって思った作品でもね。
なぜだろう?
いまの時代の持ってる気分と、作品の雰囲気がなんか一致してない感じがするんだけど。
自分だけかな?
977吾輩は名無しである:04/09/06 15:21
自分も大して読み返さないが、
「スティル・ライフ」だけは別。
なんての、座右の銘、とまではいかなくても
憧れなんです。
978吾輩は名無しである:04/09/06 21:13
自然と文明の間をふらふら揺れているのが好きだった。
初期のエッセイの硬質な感じとか、良いよね。「スティル・ライフ」も好き。

新しい作品って、自然の側により過ぎなきがする。
「すばらしい新世界 」なんてノーテンキな感じ。
沖縄に行ってから、受け付けなくなったのかも。
979吾輩は名無しである:04/09/06 21:25
僕も【「スティル・ライブ」は別格】と考えていた時代があった。
だけど、いまはピンとこない。確かに詩的な表現やそこに込められた池澤の思想性は健在なんだけど。
佐々井が小説の最後で「偽の現実」と言っていたよね?この小説事体「偽の現実」の上に打ち立てられた美しい幻想のように、今では思えてしまう。
分析すれば、日本がバブル期にあって経済的に最高に豊かで、現実をあたかもゲームのように生きられた時代は完全に終わってしまった、ということなのかな。
すごく好きな小説だったからこそ、僕にとって魅力的でなくなるのは少し悲しい。
980吾輩は名無しである:04/09/06 21:28
まぁ爺さんになったってこった。

近年のエッセイは主張が強すぎてキツイ。まったり読めない。
「パレオマニア」は久々に夏樹くさいなぁ、と思ったけどね。
981吾輩は名無しである:04/09/07 00:26
フランス行き、また新たな世界が開けるといいな。
もともと池澤夏樹という作家は、地理的というか地学的というか
そうしたものからインスピレーションを得ることが創作につながっていく、
そんな作家であるようだし(まったく見当違いかもしれないが…)。
982吾輩は名無しである:04/09/07 19:05
フランスかあ。
池澤にとっては何か魅力を感じる場所なのかな?
現代の日本の作家が今のフランスにわざわざいく意味って正直わからない。個人的にはフランスなんて全然興味ないし、魅力も感じないけど。
983吾輩は名無しである:04/09/07 20:22
エビアンネタで小説書け
池澤版ベル薔薇もかすかに期待(w

ま、おフランスの肩ごしでアメリカ批判のエッセイに精を出すのがいいとこかも
984吾輩は名無しである:04/09/07 21:14
そういえば、堀田善衛はスペインに住んでいた頃、
「定家名月記抄」を書いていたんじゃなかったけ?
985吾輩は名無しである:04/09/07 21:38
堀田さんがスペインにいったのはもっと違う理由だよ。
正確に言えば、日本でない場所ならよかったわけで。
もっと勉強しとけな
986吾輩は名無しである:04/09/08 12:57
むくどり通信で長期にわたってシラクの核実験批判して、
フランス製品のボイコットめいた記述もあったのになぁ…
987吾輩は名無しである:04/09/09 00:28
この人、なんでこんなんなっちゃったんだろう。
フツーに小説だけ書いて、メディアに露出とかしなければ良かったのに。
988吾輩は名無しである:04/09/09 01:21
>>982
行ったこと(住んだこと)あんの?
989吾輩は名無しである:04/09/09 03:58
>>987
ほんとにそう思う。
作家が政治的な発言をするのは哀しい。
大江の作品読もうかと思ったが、あいつが最悪の売国奴なので
読む気が失せる。作品と人格は分けて考えないといけないのは
分かるんだけどね。
990吾輩は名無しである:04/09/09 19:52
988
アンアン、イッちゃう!
フランスにイッちゃう!!
アンノッ アンノッ!
991吾輩は名無しである:04/09/09 19:55
>>990
アホハケーン!!
992吾輩は名無しである:04/09/09 20:00
なぜ作家が政治的な発言をすると駄目になるのか?
結局、池澤が言わなくても他の誰かが同じこといってるんさ。
類型的発想に凝り固まって、想像力を失っていく。
さらに自分の下手な政治的発言に縛られて、身動きできなくなる。
身動きできなくなることが作品世界まで及んだら、もう終わりだね。
993吾輩は名無しである:04/09/09 22:51
>>986
そこが一番の疑問だよね。
一貫性を欠いてるから、やっぱ耄碌したんかなぁ、と思う。

政治的発言すると、「ああこの人そういう人なんだ」ってステレオタイプの
人物像がすぐ形成されちゃうよね。政治発言って典型的な発言が多いから。
>>992氏の言うとおり)。
で、読者側もそれに縛られて、作家の用意する世界に対する想像力を
失って、身動きできなくなっていく、と。
エッセイならまだしも、物語にそういう想像が及んでしまったら、読者としても
おしまいだろうね。

次スレ誰か立てて。出来なかった・・・
994吾輩は名無しである:04/09/10 00:13
995吾輩は名無しである
類型的でない政治的発言をするのって本当に難しいことだと思うよ。
少なくとも自分の知る限り、池澤の政治的発言に目新しいものは何もない。
以前の池澤なら、そのあたりを踏まえて、もうちょっと違う戦略をとっていたんだよね。
たとえば「サラエボ観光案内」とか。(みんな、知ってるかな?)
やっぱり、作家は政治的な発言に対しては慎重になるべきだと思う。
一度発言し始めたら、ひっこます訳にいかないからね。
しっかりとした政治的な意見を持ってるのは悪いことではないけと、表明するかしないかは別だな。
いまの池澤には少し危機感を感じる。政治がらみで駄目になってしまった作家ってたくさんいるからね。
池澤にしたら「いま何かを言わなくては」って感じなんだろうけど。
そういう気持ちから、大抵の作家は政治に発言しだすんだ。
池澤はすでに一歩踏み出してしまったわけで。この先、どう行動するんかな?まあ、見守るしかないな。