赤毛のアン等、家庭小説あれこれ 

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1モンゴメリー
あれこれ
2バーネット:2001/03/10(土) 03:19
ドメスティックバイオレンス
3ヨセフの一族加入希望:2001/03/10(土) 16:38
電車で隣に座ってた女子学生?が、『丘の家のジェーン』を読んでた。
なんか嬉しかった。
覗くな、ってか?
4吾輩は名無しである:2001/03/10(土) 21:06
オースティン「自負と偏見」「エマ」?
5オルコット:2001/03/10(土) 22:41
「少女パレアナ」大好きです。
6バーネット:2001/03/11(日) 00:04
「丘の家のジェ-ン」は母方のばあさんと父方の伯母サンがすげぇ!
「自負と偏見」のダーシーの伯母サンとイイ勝負!
7吾輩は名無しである:2001/03/11(日) 01:54
「赤毛のアン」は村岡花子訳のやつが一番いいですな。
言葉も的確。叙情性も失われていないし。

シリーズは少なくとも「夢の家」までは読んで欲しい。
8バーネット:2001/03/11(日) 07:23
「若気の過ちのアン」
「アンの性春」
9吾輩は名無しである:2001/03/11(日) 13:46
若草物語、萌え
10吾輩は名無しである:2001/03/12(月) 10:44
その手の話題はこっちでやれ
『一般書籍』↓
http://natto.2ch.net/books/index2.html
11吾輩は名無しである:2001/03/12(月) 16:34
ロレンスの「息子と恋人」
12吾輩は名無しである:2001/03/12(月) 16:54
「大草原の小さな家」シリーズ
19世紀の開拓者一家の苦闘と愛情に満ちた生活が描かれている。
13吾輩は名無しである:2001/03/12(月) 16:57
今までに読んだ本
モーパッサン「女の一生」
トルストイ「アンナ・カレーニナ」
ケラー「緑のハインリヒ」
オースティン「説得」
シュトルム「みずうみ」 などなど
14吾輩は名無しである:2001/03/12(月) 21:55
菊池幽芳「乳姉妹」についてもちったぁ語らんと。
15吾輩は名無しである:2001/03/12(月) 22:15
「アンの愛の手紙」ってすごく好きだったな。
うちは母が赤毛のアン、大草原の小さな家の大ファンだ。
なんとなーく、鬱だ(笑)。
いや、好きだけどさ。赤毛のアン。
16吾輩は名無しである:2001/03/13(火) 01:57
インガルス一家の血は絶えた。
17吾輩は名無しである:2001/03/14(水) 12:42
個人的には「赤毛」〜「愛情」と「虹の谷」「娘リラ」を推す。
中盤はだるい。
18吾輩は名無しである:2001/03/14(水) 16:48
>>15
僕もだ。
去年は「赤毛のアン」を読んだし、今年は「大草原の小さな家」の原作を読んみ、テレビも見ている。

「大草原」シリーズのテレビ放送は原作にはないエピソードがかなりあるように見受ける。
つい先日放送された「メアリーの失明」なんかは原作ではわずかに記述されている程度だし。
それに、実際のメアリーは失明後、一生独身のまま両親とともに暮らしたというのも知って驚いた。
テレビではアダムと結婚するという筋書きだったはずだが。
あらすじはこちらで↓
http://home.earthlink.net/~sumotori/

>>17
第1作は一度読めばそれで十分。
中盤の「夢の家」と「イングルサイド」「虹の谷」がよかったと思う。ここは何度読んでも飽きない。
最後の「娘リラ」は主役はほとんど顔を出さずつまらない。
番外編2作は面白くない。

19吾輩は名無しである:2001/03/15(木) 03:45
>「大草原」シリーズのテレビ放送は原作にはないエピソードが
>かなりあるように見受ける。
アメリカの臭いホームドラマの要素入ってて、悲しくなったりもしますわ。
グレイスが閉経で悲しむ話なんてないっての。イライザ・ジェインの脚色
もすごい・・どっちも悪くはないが。
20吾輩は名無しである:2001/03/15(木) 03:51
「虹の谷」がいいと言うひともいるのかあ・・新鮮。
ワシ、番外編が結構好きなのです。すみわけしましょうね。

「夢の家」って異色ですよね。どこといってとらえどころなくいいの。
若妻アンの初々しさ・金髪美女レスリー・人里離れた淋しさ・
発狂したレスリーのだんなの従兄、が清新なムード。

 わたしは、サマーライド校長時代のアンも好きです。
個性的な大人がいっぱい!
2117:2001/03/15(木) 18:01
>18
私も去年「赤毛のアン」を読んだ。今は「若草物語」を読んでる。
「赤毛」〜「愛情」を推した理由は、脇キャラの描写が上手いな、と思ったから。
普通なら誰も気にもとめないような雑魚キャラの伏線もきっちり使っていたのが好感度大。
読み返してみると新しい発見があって面白いですよ。

>20
ほんと、もののみごとに好みが分かれてますね。
私もレスリーはお気に入りでした。
22吾輩は名無しである:2001/03/15(木) 21:43
私も年末年始はアンにはまった。
昔友人に全部借りたことある。
その時も人情ものだと思いつつ、妙に文章にパワーあって、
ぐいぐい読まさせられたって感じ。
その頃は大志あるアンがしょせん子沢山のよき主婦に納まるのが
もうひとつ、だったんだけど
今は自分も似たようなもんになってしまった・・・
今回は原作よりもモンゴメリ自身についてのエッセイ、評論などの
関連本が面白かった。
最近著者の日記が解禁になって、研究が進んでるらしい。
モンゴメリはアンと反対に、牧師の妻をこなしつつバリバリ文筆業を
やったというか、やらざるを得なかったそうな・・・
アンが愛情あふれる家庭を持ったのも・・・

原作は発表順に再読しようとして、「夢の家」ぐらいまでが面白かった。
子供の話がメインになると辛い。
結局斜め読みかつ校長編・番外編は手付かずのまま。
エミリー物も読もうとしたけど、もうモンゴメリ節はおなか一杯と
言う感じであえなく挫折。
自分はある意味ファンタジーの世界の住人っぽいマシュー、マリラそしてアンが
好きなんだな・・・
23吾輩は名無しである:2001/03/15(木) 23:41
「炉辺荘のアン」面白いけれど、歳とってから読むと
メアリー・マライアおばさんとの嫁姑問題がちょっと辛いかも(笑)
24吾輩は名無しである:2001/03/16(金) 00:09
消防のときに既にツライかったわよ。ギルバートの
長居伯母サンは。でも、イヤな独身女を追い返す方法って
ちゃんとあるものね、と勉強になったわ。
25世界@名無史さん:2001/03/16(金) 12:17
モンゴメリ自身はアンを無条件で賛美していないようで、
作中必ずしもアンの理想が正しいとされてはいなかったのが印象的だ。
アンが友人のジェーンと、教育に体罰は必要かどうかで揉めたさいも、
体罰を全否定していたアンも最終的には鞭を使う。
(それも熟考した末の結論ではなく激昂して我を忘れての使用)
アンの空想力に関しても結構他の人物から冷静な突っ込みが入ってるしね。
自分のヒロインをそれだけ突き放してかけたのがモンゴメリのよさかと思う。
その点、映画版の「アン」はダメだなあ…と感じてしまった。
26名無しのオプ:2001/03/16(金) 13:38
「アンの愛情」でルビー・ギリスが死んだ時は結構ショックだった。
小さい頃観ていたアニメの影響もあって、尚更。
27名無しさん@120分待ち:2001/03/16(金) 13:40
映画もアニメも、アンを「おしゃべりが好きな明るい女の子」としか
描いていないので、キャラクターとしての深みがない。
アンは必死でおしゃべりすることでしか自己表現できない(なかった)、不器用な
少女だと思うのだけど、その辺制作者のおぢさんたちはくみとれなかったのかな。
28(・w・):2001/03/16(金) 13:43
「秘密の花園」を全訳で読んだら、関係ないエピソードなんかが多すぎて眠くなった。
「若草物語」は全訳に限る。
29(・w・):2001/03/16(金) 13:48
家庭小説じゃないけど、キップリングのジャングルブックは面白かった。
ディズニーのアニメなんか目じゃないっす。
30吾輩は名無しである:2001/03/16(金) 16:04
ルビー・ギリス
 肺結核になってからのほうが魅力的になった。
 ダイアナという親友のいるアンに「わたし前から
あんたが一番好きだったの」というのも切なかった。
 アンを無条件に肯定しないモンゴメリは、ルビー
をもアンに劣らず愛し、アンの末娘リラのなかに
再生したと思うのです。
31吾輩は名無しである:2001/03/16(金) 18:33
モンゴメリ自身は家事は得意だったんでしょうか?
作品を読んでるとお裁縫は苦手だったのかなーと思います。
料理の方は…。天性の才能を誇ってたのか、料理の才能は天性のものだから私には出来ないヨと開き直っていたのか。

実際のところどうだったのか、ご存知の方いませんか?
32吾輩は名無しである:2001/03/17(土) 07:45
モンゴメリはこの間突発的に読み直したんですけど
なんか、視点が変わると随分違って読めますね。
今回はなんだかマリラの感覚がえらく自分に近かった。
なんでアンがかわいいヤツだと思えてきたり
双子のギャングぶりが少しだけおっかなくなった。
もう、若くないって事か。
鬱だ死のう。
33吾輩は名無しである:2001/03/17(土) 10:22
ずっと前、NHKで夕方から放送してた海外ドラマ「アボンリーへの道」って
知りませんか。プリンスエドワード島が舞台だったんだけど。
原作もたしかモンゴメリで。
なんか、ものすごく好きだったんだけど、当時原作を見つけられなかった。
ご存知の方、おられませんか。
34吾輩は名無しである:2001/03/17(土) 14:58
>>33
「アビゲイルの赤ちゃん」ってエピソードがなかった?
私も気になってた。
やっぱりモンゴメリなのかなーって。
誰か教えて君!
35吾輩は名無しである:2001/03/18(日) 00:04
>34
姉妹でいとこの遺児を取り合う話?
36吾輩は名無しである:2001/03/18(日) 01:29
アンも更年期になるところがよい。
モンゴメリの時代に「更年期」の概念があったのか?
知っている人いたら教えてキボンヌ。
37   :2001/03/18(日) 02:01
32>双子のドーラのほうの扱い方があんまりだった。まあこういうお話
なんだけどさ、誰が見てもデイビーのほうがかわいく見えるでしょう。
38吾輩は名無しである:2001/03/18(日) 02:43
>アヴォンリーへの道
モンゴメリー原作の「ストーリー・ガール (The Story Girl)」や
「黄金の道 (The Golden Road)」がもとになっているそうです。
アンは出てこないがレイチェルは出てくるとかなんとか。
39吾輩は名無しである:2001/03/18(日) 02:58
ストーリーガール、つまらなかった・・・
エミリーのほうがええ。
4033:2001/03/18(日) 08:37
38>
探してみます、ありがとうございました!
41名無しさん@公演中:2001/03/19(月) 00:17
「昔気質の一少女(美しいポリー)」あげ。
42吾輩は名無しである:2001/03/19(月) 01:55
美しいポリ−の続編、表紙の人物紹介読んだら内容が
ほぼわかっちゃうじゃないの・・・読む気なくした。
43吾輩は名無しである:2001/03/19(月) 07:18
昔角川で出てた「村の学校」「村の日記」「村のあらし」
現在日向房からハードカバーでシリーズ順次出版です。
「エミリー先生」にドリー先生が出てくるのがうれしい。
あと、「ミセス・プリングル」もよかった。
復刊時(赤のギンガムチェックのようなカバー)に買い
損ねた方々、本屋へGO!
44吾輩は名無しである:2001/03/20(火) 01:32
「ミセス・プリングル」ってアンと仲が悪かったことのある一族の?
45吾輩は名無しである:2001/03/20(火) 08:39
>>44
ごめん、モンゴメリの作品じゃなくって、ミス・リードという
匿名のイギリスの女性教師の田舎の学校シリーズの話です。
家庭小説あれこれ、とあったので、つい、、、今の若い人は見たことも
ないのに、著者名入れ忘れスマソ。日向房はロザムンド・
ピルチャーの作品をばんばん出してるところです。
46名無しさん@公演中:2001/03/21(水) 12:56
42>だって、家庭小説ってストーリーどうこうも必要だけど、時代の描写も
メインなわけだし。
47吾輩は名無しである:2001/03/21(水) 23:45
ポリ-がトムと結ばれるとわかっちまったら
時代もクソもあるか(泣)
48吾輩は名無しである:2001/03/22(木) 06:10
「昔気質の少女」ってオルコットでしたよね。
あの時代のアメリカ女流小説家ってわりと啓蒙的な文章書いてません?
「若草…」もそゆとこあるし、同時代らしいH・ビーチャ・ストウも
後にその事を問われてるし。なんか知ったかです、この文章。

厚かましついでにもひとつ。
自分はウィンスローエの「制服の処女」が好きでした。
角川の復刻版で本編がもっと長くて内容が濃ゆかったんビクーリしました。
ジャンルずれてたらゴメンなさい。
49吾輩は名無しである:2001/03/22(木) 18:12
ジェーン・オースティンを家庭小説のスレッドで語ると
激怒する英文学の先生がいるかもしれないけど、、、、
昨今の映画化のおかげで「分別と多感」「ノーサンガー・
アベイ」「マンスフィールド・パーク」と翻訳が出て
原語に挑戦して挫折した若いころから考えると夢のようです。
英国の作家エマ・テナントが書いてる続編もいいですねぇ。
「自負と偏見」の後日談→「ペンバリー館」と「リジーの庭」
「分別と多感」の後日談→「エリノアとマリアンヌ」
「ペンバリー館」が筑摩書房で他二点は青山出版社です。
50名無しさん@公演中:2001/03/22(木) 21:20
ウェブスターの「おちゃめなパッティ」(原題しらない)。
51吾輩は名無しである:2001/03/27(火) 16:17
エマ・テナントの続編は全然おもしろくなかった。
オースティンの小説は、読み始めたら最後まで惹きつけて離さない。
エマ・テナントの続編は、二册買ってみたが、どっちもつまらなくて
うんざりして、途中で読むのをやめた。
たいていの本は最後まで読むんですが...
どうしても比べてしまうから、眼がきびしくなるんでしょうか。

52吾輩は名無しである:2001/03/30(金) 22:03
ジェーン・オースティンに比肩しうる作家がそうそう
いるわけないし、小説の完成度や、精緻なあの文体は
比べるのが可哀想。テナントの続編は、ちょっとした
お楽しみで読み流すにはいいんじゃないかな?


53吾輩は名無しである:2001/03/30(金) 23:59
最近昔読んだドグラマグラと家畜人ヤプーの区別がつかない
もうちょっとええはなしかけんかの
54吾輩は名無しである:2001/03/31(土) 09:02

スレ違い?↑

しかし、なんで区別つかないんだ?
いくらなんでも忘れっぽすぎない?
55吾輩は名無しである:2001/04/01(日) 10:48
WOWOWでやってた「アンの青春」を見た。
アンが可愛くねー、俺がギルバートだったら絶対ルビーに走ってるって。
56吾輩は名無しである:2001/04/02(月) 03:54
このスレ読んで、改めて「赤毛のアン」〜「アンの娘リラ」まで
通して読んでシマタよ。やっぱり面白いわ・・・

>>55
ええい!正直者め!(笑)
57吾輩は名無しである:2001/04/02(月) 04:14
ははは!ええぞ−−喝采!
58匿名希望さん:2001/04/03(火) 12:30
ルビー・ギリスはある意味アンの理想なんだよね。彼女が元気で
男にモテモテのときは、アンはシニックな視線を彼女に対して抱いているけど。

金髪で明るくて、みんなを惹きつける美少女。アンがなりたいと願っていた
理想の女の子、そのもの。そのルビーを作中で死なせるなんて、作者も
意地が悪いなあと思った記憶あります。
モテモテのフィリパ(天真爛漫で無邪気で、好きだったなあ、このキャラ)も
貧乏な牧師と結婚してフェード・アウトしちゃうし。

結局、アンより目立つ人は都合よくいなくなって、大人になってからのアンは
いつの間にやら超美人扱い。

がっかりしたのを覚えてます。
59吾輩は名無しである:2001/04/04(水) 09:40
フィリパ!
初登場時は仰天したなあ。
アンより容姿、性格、学力、財力、社交性の全てで勝っているという…。
唯一劣っていた決断力も牧師さんと結婚する際に克服してるし。

余談だけど「アンをめぐる人々」の「珍しくもない男」でフィリパって名前のお嬢様が出てるよね?
モンゴメリにとっては「フィリパ」=「お嬢様っぽい名前」だったのかな。
60吾輩は名無しである:2001/04/05(木) 01:01
ああ、そーかも。
珍しくもない男、よかったね。じーん

美女が家の抵当権のカタに、母親に泣きつかれて
好きでもない男と結婚。って実話がモンゴメリ
の周囲にあったのだろうかと思いをはせる。
61吾輩は名無しである:2001/04/05(木) 03:48
≫58 〉いつの間にやら超美人扱い

確かに…。
「炉辺荘」では完璧すぎて生彩を欠くように思います。
作者もそれに気付き、アンが早合点からヤキモチをやくエピソードを入れたのかな?と思いますが、なんだかとってつけたようで見ていられませんでした。
(「炉辺荘」ファンの方、ごめんなさい!)
アンが完全無欠になってしまったので空想の余地がなくなり、未熟で自由な「虹の谷」の牧師館の子供たちを創造したのかな?と思いました。
62吾輩は名無しである
わたしも中学校時代、一字一句空で言えるくらい夢中になって読みました。
基本的なことですが、家庭小説って何でしょう?