大西巨人って

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1モー娘。らぶ。。。
ドゥルーズ的な意味においても、一般的な意味においても、マイナーな作家だと思うんだけど、どうよ。
2吾輩は名無しである:2001/03/06(火) 21:13
やたらと言葉遣いにうるさい人ですよね。
3吾輩は名無しである:2001/03/06(火) 21:22
寡作&遅筆
個人的には、埴谷雄高のように感じます。
まぁ、シーラカンスのような方です。
4JPB:2001/03/06(火) 21:26
『神聖喜劇』的スタンスを就職活動で貫く奴がいたら
さぞ迷惑だろうなあ・・・・かつてそれを実行に移そうと
思ったこともあったけど、「あなたが、何をおっしゃりたい
のか、わかりません」と一蹴された(w
5考える名無しさん:2001/03/06(火) 22:51
『21世紀前夜祭』はなかなか痛快でした。
『神聖喜劇』もすごかったけど。後半、
犯人探しが始まるところは長さを感じさせず
一気に読了しました。
6ixion:2001/03/06(火) 23:14
>『神聖喜劇』的スタンスを就職活動で貫く奴がいたら
>さぞ迷惑だろうなあ・・・・

嫌だろうねェ、確かに^^; 徹底して論理を貫く。時々短歌とか
引いてきちゃったりして。

そういや、初期の作品が復刊されたんだっけ…読まなきゃ。
源一郎が「退屈な読書」で取り上げてたような。
7吾輩は名無しである:2001/03/07(水) 23:55
神聖喜劇的スタンスを会社の中で貫こうとしてます。
ちなみに完全なワンマン社長で、自分の職種は営業です。
8氏名トルツメ:2001/03/08(木) 00:05
無謀だね(笑)
でも頑張れ
9拙者は名無しである:2001/03/08(木) 00:08
大西って、推敲が徹底的らしいね。
単行本は第八校くらいとっているらしいよ。こわ。
10尊敬しつつも:2001/03/08(木) 08:16
良く食えてると思うなあ。

みすずの著作集が素晴らしいと思う。
11吾輩は名無しである:2001/03/08(木) 09:17
>>1は思いっきりスガの受け売りじゃない?
12吾輩は名無しである:2001/03/08(木) 12:20
ホームページあるよ。「巨人館」てやつ。
13JPB:2001/03/13(火) 00:23
あげましょう。こんな夜は思わず、『神聖喜劇』の気分なので・・・
14モー娘。らぶ。。。:2001/03/13(火) 12:11
>>11
う〜ん。
>1は思いっきりスガの受け売りじゃない?
たしかにそうかもしれないけどな。でもいちおう『カフカ』も読んだし。いいわけっぽいけど。
それはともかく、おれが大西巨人を初めて知ったのは柄谷と蓮実の『闘争のエチカ』で柄谷が絶賛していたのを読んでから。ちなみにハスミはその時点では未読だった。
大西って戦後派にも関わらず徹底的な戦後派批判者という意味で、戦後文学の構図をずらしているのがおもしろいよな。
15吾輩は名無しである:2001/04/03(火) 19:11
だれも読んでないのかな・・・。このスレも5人くらいしか(自分を含めて)登場していないようだし。
本当にマイナーな(有名ではないという意味)作家みたいですね。
『迷宮』と『21世紀前夜祭』しか読んでいない厨房ですが、なにかお薦めをお願いします。
16  :2001/04/03(火) 19:27
『神聖喜劇』の題名ぐらいは知っているが、読んだことなし。息子の大西赤人の本なら何冊か読んだけれども。大西赤人って今なにやってるんだ?
17吾輩は名無しである:2001/04/03(火) 19:46
大西巨人が監修というか編著の「日本掌編小説傑作選」っていう
上下巻2冊知ってます?あれはおもしろかったなー。
有名な作品でいうと葉山嘉樹の「セメント樽のなかの手紙」とか
安部公房の「棒」とかはいってるんだけど、いちばん面白かったのは
村山知義の「脱走少年からの手紙」かな。ほかにもたくさんある。
文庫にもなってたけど、まだ入手できるかは微妙。
18吾輩は名無しである:2001/04/07(土) 20:49
異様な論理の健康さが気持ちよいよね。
阿部和重がかなり取り込もうとしてたよね。
19吾輩は名無しである:2001/04/09(月) 14:07
>15 大西巨人ってマイナーか?大西巨人を良く知る層に
この板がアピールしないってだけだと思うが。
20モー娘。らぶ。。。:2001/04/09(月) 16:25
>>15
『迷宮』を読んだなら『三位一体の神話』もお薦め。『迷宮』と同じくエンターテイメントじゃない推理小説なんだぜ。7年位前の刊行のはずだから、まだ本屋でも手に入りそうだしな。

ところで、大西って小説だけじゃなくて発言もいいよね。最近だと朝日新聞の2か月くらい前の日曜版の読書欄に出ていたけど、おれ的にお薦めなのは『批評空間』に載った糸圭秀実と渡部直巳によるインタビュー。80を過ぎてなお、山城むつみあたりの若手批評家を丹念に読んでいるなんて感動すら覚える。
21マシュー古西:2001/04/09(月) 16:35
>18
異様な論理,面白いですね。やたら生真面目で。
>16
大西赤人さんは,ネットにコラムを載せてますよ。

ところで,『21世紀前夜祭』の感想文を私のサイトに載せたんで良かったらみに来て下さい。
http://www2.realint.com/cgi-bin/tbbs.cgi?mathew5hurunishi
「ブニュエル ファンの為の読書感想文ページ」って名前です。
22マシュー古西:2001/04/09(月) 16:41
>>20
80を過ぎてなお、若手批評家を丹念に読んでいるって,カッコよいですね。
クリエイティブパワーってやつが溢れてるんでしょうね。
23吾輩は名無しである:2001/04/11(水) 00:53
suki nanode age masu
24吾輩は名無しである:2001/04/11(水) 01:09
精子の氷点
25吾輩は名無しである:2001/04/11(水) 20:24
ブックオフで『神聖喜劇』(文春文庫・全5巻)買ったんですが、
3巻だけ抜けてたー。
丁度真中なんですが、抜かして読んだらやっぱり訳分からなくなりますよね?
どうしよう、見つかるまで読むの待つか・・・
26吾輩は名無しである:2001/04/11(水) 21:11
こっちは1巻だけないのであった・・・。交換する?
27吾輩は名無しである:2001/04/12(木) 01:25
精子の氷点って、何℃よ?
28吾輩は名無しである:2001/04/12(木) 01:38
「迷宮」しか読んでいないのですが、あの文体は意識的?
異様に読みにくいんですけど・・・。
29吾輩は名無しである:2001/04/28(土) 12:23
あげ
30吾輩は名無しである:2001/05/28(月) 18:27
「神聖喜劇」の東堂ってもの凄い記憶力の
持ち主だけど、
大西巨人さんも、そうなのかな?
31吾輩は名無しである:2001/05/28(月) 20:51
東堂の出征前の夜はステキ!
32吾輩は名無しである :2001/05/29(火) 02:19
やっとスレ立ったので、とりあえずあげ。
33ixion:2001/05/29(火) 02:32
いまちょうど赤人『善人は若死にをする』読んでるのであげ。
しかしこの作品、7ヶ月ばかりで20版いってるほどなのだが、
いかんせん星新一の出来損ない以下だ。でも16歳ってのは
すごいな…。
紹介文:
父は『神聖喜劇』(カッパ・ノベルス)の作家、大西巨人氏

カッパ・ノベルスに泣いた。
34吾輩は名無しである:2001/05/29(火) 17:39
いま『地獄変相奏鳴曲』読んでるとこ。
しかし、完結まで40年がかりとは、、、
35Fishman:2001/05/29(火) 20:31
>>33
赤人はミステリー寄りなんでしょうか?
『神聖喜劇』(カッパ・ノベルス)って。。
36吾輩は名無しである:2001/06/18(月) 21:34
age
37吾輩は名無しである:2001/06/20(水) 16:16
うっ、なんて寒いスレだ・・・。
でも大西さんの作品について語る人がおるとは・・・。
『精神の氷点』いいよ。でも初版本とは細かいところでかなりの表現の違いがある。
読み比べると、面白い。
みすず書房から出た評論集(全4巻)はおすすめ。
文学を志す人にはぜひ読んでみて欲しい。
私はあれほどまでに著者の情熱が伝わってくるような作品はほかに読んだことがない。
38吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 18:04
「精神の氷点」この前買ってきたけどまだ読んでない。
評論集は図書館で借りよう。あるかな。
39吾輩は名無しである:2001/06/30(土) 17:54
age
40吾輩は名無しである:2001/07/09(月) 04:27
大西掲示板も閉鎖に追い込まれたことだし、とりあえずage
41吾輩は名無しである:2001/07/09(月) 04:28
大西掲示板も閉鎖に追い込まれたことだし
とりあえず あげ
42吾輩は名無しである:2001/07/09(月) 23:57
「精神の氷点」をやっと読みました。
私、20歳なんですけど、大西巨人さんの作品は
どうしてもぺダントリーに見えてしまいます。
特に詩の引用などが読んでてちょっとつらいです。
まあ悪いのは私の無知で、大西さんの作品に罪はないのですけど。
43吾輩は名無しである:2001/07/10(火) 01:56
さらにあげ
44fishman
『神聖喜劇』思うところあって読み返しています。
一般に言われる「知性的」が、一つの結論に向かって鮮やかに展開される論理
とするなら、東堂の美徳はそれとちょっとずれているように思えます。
一面で非常に明晰でありながら、決して相反する概念を切り捨てない。
それ故になかなか一つの結論には収束しないのですが、その思考回路が
今の自分には非常に好ましいものに思えます。