1 :
吾輩は名無しである:
文学板住人は笙野頼子をどう評価してるんでしょうか。
ヒステリー女?
僕は金井美恵子とかより大好きなんですがね。
特に最近の作品のあのぐちゃぐちゃとしていながらも痛快な文体が。
2 :
吾輩は名無しである:2001/03/03(土) 07:51
うーん・・・・
ちょっとまわり褒めすぎじゃない?
まあ金井美恵子とは別の意味で玄人が誉める作家という印象はありますね。
4 :
nanasi:2001/03/06(火) 02:16
わたしも好きですよ。言葉に対して真摯なところ、いろいろな境界について考えさせるところ、
笙野頼子の本を読むと日常をあの文体で描写したり、海芝浦に行きたくなったりします・
5 :
吾輩は名無しである :2001/03/06(火) 02:19
筒井康隆と同じで読んだ人は好きになった人は影響受けやすそう・・・
でももう新人が同じことやってもだめなんだよね、きっと。
文体がときどき似ている、というか語り口調が時々唯野教授
みたいになっていて面白いです:)
6 :
吾輩は名無しである:2001/03/06(火) 02:33
>でももう新人が同じことやってもだめなんだよね、きっと。
んなことないんじゃない?
逆に、あ、これは笙野頼子リスペクトかって分類しやすいから
頭の悪い編集もおおだすかり。
編集者って作家ほど文体に関するオリジナリティへのこだわりはないと思う。
そういえば、去年の群像の新人賞で春樹リスペクトの学生の作品を
春樹に似てると言われて出てきた人でもその後ダメになった人は
いないと思う、とか笙野頼子本人も認めてたね。んなもんかもよ。
7 :
吾輩は名無しである:2001/03/06(火) 06:03
ボキは笙野頼子をネタにしました。
8 :
吾輩は名無しである:2001/03/11(日) 07:11
「なにもしてない」は何もしてない主人公が故郷である三重県に帰る。
そこで伊勢参りをする同じく普段は皇居に篭もって「なにもしてない」皇太子
夫妻と遭遇する。共同体から下方に排除されたヒキコモリと上方に排除された
皇族を同じ伊勢参りという道順を辿らせることで聖化を試みるいわゆる不敬小説
であるとみたが、まだ読んでる途中なのでぷりぷり
9 :
考える名無しさん:2001/03/13(火) 00:36
age
10 :
よりより:2001/03/13(火) 20:50
好き。最近の女作家の中ではぶっ飛んだ想像力。あと中野区に住んでるところ
も好き。すぐパンツ脱いだりしないところも好き。
それにしても何で若い女の小説のキャッチコピーって「奔放な性」とか「大胆な性」とか
ばっかなんでしょ。女作家なんてもの書くまんこにしか見えないのかしら。
11 :
あはん:2001/03/13(火) 20:52
笙野頼子ラブ。
でも友達に薦めたらきちがい扱いされたよ・・・。
12 :
1:2001/03/14(水) 00:43
人に薦めるのが難しい作家ですよね。
山田詠美とかを愛読している自称活字中毒女に嫌味として薦めるのはどうか。
13 :
あるケミストさん:2001/03/14(水) 01:18
笙野頼子のスレが立つなんて素敵!
14 :
1:2001/03/14(水) 18:37
15 :
名無しさん@1周年:2001/03/26(月) 00:22
「ばかチーズ」という呼び名がおかしくて私もデパートでチーズの詰め合わせセットを買ってしまった。
ロックフォール吐きだっしゃいました。
16 :
吾輩は名無しである:2001/04/07(土) 02:39
age
17 :
吾輩は名無しである:2001/04/08(日) 23:43
今ちょうど「カニバットと100人の〜」をよんでるとこでここをみつけました。
かっこいいと思うけどなあ。ああ、このくらいむちゃくちゃで全然OKなんだと
感心した。西原理恵子に似た地雷平野の暴走っぷりだとおもう。
18 :
吾輩は名無しである:2001/04/08(日) 23:52
笙野頼子は小説界の西原理恵子だったのか。
是非、来年読ませて頂きます。
>>18 パワフルさは西原理恵子以上。
西原のように「泣き」に走る事もないので来年といわずぜひ今年に読んで下さい。
20 :
吾輩は名無しである:2001/04/10(火) 02:35
ドン・キホーテはどう?
面白かったよ。
21 :
吾輩は名無しである:2001/04/10(火) 12:58
新刊2冊出てるけど読んだ人いますか?
「渋谷色浅川」「愛別外猫雑記」
あと、「幽界森娘異聞」というのが6月に出るんだって。
森茉莉の評伝もどき、なんだって。
22 :
吾輩は名無しである:2001/04/10(火) 13:27
をををを、笙野スレだー!
薦めても誰も読んでくれないんだよー。
・・・小説界のサイバラか。。。 いい文言かも(笑)。
次それで薦めて見よう。
23 :
吾輩は名無しである:2001/04/11(水) 00:45
新刊よみたーい。
猫の話は新聞に載ったのを読んだけど、やっぱすごいや。
変な人を呼ぶ磁場絶対持ってるとおもう。
24 :
吾輩は名無しである:2001/04/11(水) 00:56
西原理恵子というよりは永野のりこのような気がする。
あくまで気がするだけだけど。
笙野さんのファンです。シャイな方なんだろうなー、などと。
「タイムスリップコンビナート」を読んだあとの『やられた感』。なんともいえないッス。
あの感じに勝る作品とはいまだに出会っていないですわ。
25 :
吾輩は名無しである:2001/04/11(水) 02:06
「母の発達」を初めて読んで面白いなーと思ったんですが、
この順に読んだ方が良いとか、これは必読っていうのがあれば
教えてもらえませんか
26 :
吾輩は名無しである:2001/04/11(水) 21:09
>>25 「レストレス・ドリーム」はとても強烈でした。
これを読んで笙野頼子好きになりました。
27 :
吾輩は名無しである:2001/04/12(木) 00:35
「タイムスリップ」はかっこいいよね。
中野ブロードウエイは毎日通るけど、「マグロの目玉」は今でも
たまに売ってます。600円。こんなの夕飯に出したら、だんなが
ひっくりかえるだろーなと思いつつ買わないが。
中野ブロードウエイって頼子ワールド
ってかんじだけど、いまはS倉なんだよなあ。
中野ブロードウエイは、私には松沢呉一ワールド。
29 :
吾輩は名無しである:2001/04/12(木) 21:27
彼女の写真は田辺聖子を超えている。彼女自身がすでに文学として完成している。
30 :
吾輩は名無しである:2001/04/13(金) 00:41
ナンシー関に風貌も文章の突っ込み加減(後期の作品ね)も似ている。
31 :
吾輩は名無しである:2001/04/13(金) 02:49
新作の書評を、
幻冬舎専属パブリこと永江朗が書いてる>新潮
ヤバくねえか?
笙野頼子的にはオッケーなのか?
無神経な批評にはすかさず噛みつく人なのに?
あんな三文ライターに批評やらせるなんていいのか?
つか、
田口ランディほめてるやつに、
笙野頼子は語って欲しくないんだけど……
32 :
吾輩は名無しである:2001/04/13(金) 03:07
>31 激しく同意。
つうか、永江は依頼されたら、それなりに書くしかない。
依頼した新潮の書評欄担当者(あえて名は伏せる)の見識を疑う。
33 :
吾輩は名無しである:2001/04/13(金) 16:11
読売の文芸記者に喧嘩売ってなかった?この人。
34 :
吾輩は名無しである:2001/04/13(金) 18:14
最近お疲れぎみみたいだから、もうケンカはしないかもね。
永江朗みたいな太鼓持ちの欺瞞性を暴いて欲しいけど。
ついでに新作の宣伝も兼ねてやっちゃえ!やっちゃえ!
とは思うけど。
つか、そーいうシナリオがもう出来上がってたりして、
永江と新潮側も了承済みの茶番。
あー、これじゃ平野スレみたいだ。三流ミステリ路線。
35 :
吾輩は名無しである:2001/04/14(土) 00:37
「極楽」の文庫版たかーいー。講談社文芸ってむかむかする値段だな。ぶんこのくせに。
ブックオフにあったから買っちゃったけど。
36 :
吾輩は名無しである:2001/04/14(土) 01:24
高くても出版されてるだけいいだろう(泣)
少しは貢献したまへ
37 :
吾輩は名無しである:2001/04/14(土) 17:17
>36
へい。がってんでい。
38 :
1:2001/04/15(日) 03:07
39 :
吾輩は名無しである:2001/04/15(日) 13:00
このスレで興味をもって今作品発表順に読んでいる途中です。
いいっすね〜。すごく言葉を選んで書いてますね。
なんで10年もホサれてたのか分かりません。
>>29 同感! なんか生き方も風貌も文学してるよねこの方。
40 :
吾輩は名無しである:2001/04/15(日) 16:30
やっぱブスだったから?
41 :
考える名無しさん:2001/04/15(日) 23:14
>40
あんま関係ないと思う。
ブスでもあっぱらぱーで能天気な人多いよ
42 :
吾輩は名無しである:2001/04/17(火) 23:34
女人の美しさを知らぬ人は若い。
43 :
吾輩は名無しである:2001/04/18(水) 04:00
44 :
吾輩は名無しである:2001/04/19(木) 02:17
この人のオススメは?
45 :
吾輩は名無しである:2001/04/19(木) 02:47
著者近影>44
46 :
吾輩は名無しである:2001/04/19(木) 20:57
昨日の朝日の「窓」に「ハンニバル」「バトルロワイヤル」がヒットしてることをあげて、
「暴力が活写され指示を得ているのは映画の世界だけではない。現代を代表する
芥川賞作家である村上龍、町田康、藤沢周、笙野頼子らは競って不可解な暴力を
主要なテーマとし…」だって。
あえてこういう括りかたには何もいうつもりはないです。
これで少しでも頼子さんに光があたり、本が売れて、文庫が再版され、ついでに映画化
ればいいなあ。
あんまり見かけないからさ。
47 :
吾輩は名無しである:2001/04/19(木) 21:09
文学板では人気No1の女流作家です。
でも、彼女は良い意味で女流作家の枠組みに入らない作家ですね。
48 :
吾輩は名無しである:2001/04/20(金) 08:05
まだ「二百回忌」しか読んでないんだけど、気に入りました。
これは読んどけ、って作品教えてください。
49 :
吾輩は名無しである:2001/04/20(金) 09:36
>>1 金井スレを荒らしてるの、お前だろ。
俺は両方好きなので、
笙野を持ち上げるのに
わざわざ金井を落とすのは許せん。
変なルサンチマンでもあるのかゴルァ
50 :
吾輩は名無しである:2001/04/20(金) 10:00
>49
金井スレを荒らしてるのはさあ、
お馬鹿の筒井ファンだろう?
僕は、文章は金井美恵子のほうが好きだけどね。
笙野も無視できないさ。文芸文庫なんかにもなって
もはや、古典の仲間入りなのか?
51 :
吾輩は名無しである:2001/04/22(日) 22:12
52 :
吾輩は名無しである:2001/04/23(月) 20:55
読んでいないのですが、どういうわけか彼女のファン。
53 :
吾輩は名無しである:2001/04/23(月) 23:58
「母の発達」を藤山直美で!
54 :
吾輩は名無しである:2001/04/24(火) 03:46
東が、堕胎小説と読み違えたのって「母の発達」でしたっけ?
55 :
吾輩は名無しである:2001/04/26(木) 01:16
へっ、だ、堕胎小説ぅ?そんなジャンルあるんですね、例えばどんなの?
「母の発達」は帯どおり、「おかあさんホラー」で妥当だとおもうけど。
56 :
吾輩は名無しである:2001/04/26(木) 19:55
藤山直美とサイバラと笙野は貴重な人材であります。
57 :
吾輩は名無しである:2001/04/26(木) 22:35
堕胎小説…。
深読みのしすぎなのか、素っ頓狂な大ぼけなのか。
58 :
吾輩は名無しである:2001/04/27(金) 19:25
一度も読んだことのないファンです。
堕胎詳説と聞いて益々読む気がなくなり、益々ファンになりました。
これからも力業の作品を量産下さい。期待しています。
59 :
1:2001/04/28(土) 09:33
>>49 違います。
笙野頼子って言うほど不細工じゃないと思いませんか?
僕が一番「すごい顔」と思ったのはカレン・テイ・ヤマシタです。
60 :
54さんへ:2001/04/28(土) 13:46
たぶんそれは「壊れるところを見ていた」です。私は金井美恵子さんの「彼女たちについて私の知っている二、三の事柄」で、「若い優秀な評価家」が「信じ難く凄い誤読をし」ていたということで「壊れるところを見ていた」が出てきたのを読みました。それを知ってから後日、「壊れるところを見ていた」を読みましたが、あれを「堕胎小説」(嫌な言葉だ)と読むのが批評家としたら、批評家って、あまり意味のない仕事だと感じました。
61 :
吾輩は名無しである:2001/04/29(日) 01:43
「説教師カニバットと100人の危ない美女」の中で
「結婚したーいーでもできなーいー」とかいうとこが気に入っています。
花嫁ゾンビってすてき。ゼクシイで推薦してくれ。
62 :
たのしい集め猫:2001/04/29(日) 02:54
攻撃的なところが好きッ、でも影響されちゃうからチョトコワイッ。
ところで吉行理恵の「男嫌い」というのを知りませんか。
行きつく所が違うだけで、コアは結構かぶってると思うのですけど…。
人間不信で、人生に対する恐怖が強く、
コンプレックスも強く、風変りで独身で
猫と対話する生活を書く、という所も含めて。
吉行理恵さんは理論武装しなかった分深く内向して
深海のような凄みがあると思う。
63 :
:2001/04/29(日) 03:02
今、文春文庫「タイムスリップ・コンビナート」の
「下落合の向こう」読んでる途中です。
初めての笙野体験です。
64 :
吾輩は名無しである:2001/04/29(日) 04:25
「二百回忌」「シビレル夢ノ水」が好きですが、よく言われる「爆笑」
経験はまだないです。
65 :
吾輩は名無しである:2001/04/29(日) 10:36
えっ、ナンシー関の話じゃなかったの?
似すぎだよぉ。
66 :
吾輩は名無しである:2001/04/29(日) 12:41
>「爆笑」経験
私はとにかく『母の発達』で爆笑して笙野頼子という名前を覚えたなー、
お母さん小話の怒濤の羅列のところね。
ところで文庫化された時、小話のオチ(?)がひとつ変わったのに気づいた人いますか?
「(芸人は)一が手拍子で二がその場しのぎ」のあと、単行本では「三が舞台度胸」
だけど文庫では「三が女あしらい」に変わってる。
このオチのほうが深いのか? と思いましたね。
<<59
国産でなら平岩弓枝と堀田あけみを忘れちゃ駄目だろう
68 :
吾輩は名無しである:2001/04/29(日) 13:50
文学の巨人の一人
69 :
吾輩は名無しである:2001/05/01(火) 02:21
カニバットは図書館で借りて、ブス論のところで悶絶して笑い死ぬかと
思いました。あの説教師って草柳大蔵がモデルだと思うのですが?
高橋=こんな女と暮らしてみたい=道綱拉致計画というのもげらげら
笑い転げました。買って所持しようと思うのですが、でかい本屋に行くときは
忘れてしまっていて…とほほ。
70 :
吾輩は名無しである:2001/05/03(木) 03:03
読んで爽快な気分になれること、大胆なこと、好戦的なところは佐藤亜紀に似ているように思います。
笙野頼子は新潮社と仲良くしているようだが。
でも「二百回忌」の文庫を廃刊にしたのは、布教に差しさわりが出てきて許せん。
71 :
吾輩は名無しである:2001/05/03(木) 14:33
>>70 大丈夫、そのうち河出文庫で出ると思う。
全集は講談社が出すでしょう。
72 :
にがうり:2001/05/04(金) 13:56
>69
私も草柳大蔵がモデルだと思います。私が大学生くらいのとき、
この人は大量に説教くさいエッセイを書きまくっていてうざかった。
だから「カニバット」を読んで、すごくスカッとしました。
73 :
吾輩は名無しである:2001/05/04(金) 14:47
笙野頼子の作品読んでスカッとするのはやっぱ女性読者なのかな? いや、素直に訊いてみたかったので・・
74 :
吾輩は名無しである:2001/05/05(土) 03:00
ドンキ・ホーテの評論家って誰のこと?
75 :
吾輩は名無しである:2001/05/05(土) 09:23
>>74 彼女が槍玉あげてるのは3人いて、一人は読売のあほ記者、もう一人は福田和也、最後に大塚英志。東浩紀にも変な評論書かれて怒ってたんじゃないかなあ。
>75
サンクス 東は既出の「堕胎小説」ですね
福田か・・作家の値打ちなんて云ってるじてんでヤバイと思ったが。
あの人の価値ってKOの教授って事だけなのか。
77 :
吾輩は名無しである:2001/05/08(火) 22:33
「母の発達」「カニバット」はほんと爆笑しまっす。スカッとしますよ。
そうです私は女性読者。既婚29才勤め人。ブスかどうかは聞かないで?。
78 :
73=75っす:2001/05/08(火) 23:29
「カニバット」爆笑は男の俺もよく分かる。あれは読みやすく深く、しかも笑えるおもろさっす。でも「母の発達」「カニバット」以外はどうですか?
「二百回忌」「タイムスリップ・コンビナート」「レストレス・ドリーム」とか。みなさんすんなり入れます?
79 :
どうら:2001/05/08(火) 23:31
「愛別外猫雑記」を読了。
五年以上夢中で住んだ「文壇の聖地」雑司が谷を出て、
猫四匹ひきつれ千葉のS倉市に移動。
三十年ローンで家買った(猫のため!)にもびつくりだが、
雑司が谷のマンションの家賃が十六万八千円というのにも
びびった。作家ってビンボーなのか金持ちなのかわからん。
80 :
吾輩は名無しである:2001/05/09(水) 08:30
>「二百回忌」「タイムスリップ・コンビナート」「レストレス・ドリーム」
この系列は自分もちょっと苦手。ツイテイケナイ・・
「パラダイス・フラッツ」「東京妖怪浮遊」
このあたりはどうですか? ナウィマチェと裏真杉がお気に入り。
81 :
73=75っす :2001/05/11(金) 00:19
>>80 あー。「パラダイス・フラッツ」「東京妖怪浮遊」その二つまだ読んでないです。そっかおもろいのか、楽しみふえた。ありがとう。
ショウノは個人的にも頑張ってほしい作家のひとり。だってあんな作品他の奴にゃカケヤしねえ。
ね?
82 :
吾輩は名無しである:2001/05/11(金) 10:59
「レストレスドリーム」って、笙野好きの人の中では抵抗の大きいものなんだ?
引っ張ってくれる万人受けの物語つきで読みやすく、爆笑体験も出来る、お勧めの
入り口として、人に薦める時は必ずこれにしていた。
駄目な人って何が駄目なんだろう。 物語が邪魔??
あと、このスレには出てこないけど、「硝子生命体」も、人に貸しやすい。
容貌に関しては特別不快なものは感じない。
草間彌生みたいになまじもともとの造作がいい人の顔が、後天的な要素でものすごい
味を出してるほうが私は怖い(し、迫力もある)。
83 :
80:2001/05/11(金) 13:47
>82
ああ、「レストレス・ドリーム」系が苦手と言っているのは今のところ
このスレで二人だけだから、一般的傾向ではないんじゃないかと思いますよ。
世評が高いのもこの系統だし。(集中して賞を取ってますよね。)
うーん、マジック・リアリズムの暴走についていけない人種もいる、
とでも言えばいいのかな、ゾンビやアニマが登場して爆裂する物語よりも
端正さのある「太陽の巫女」やあるいは〈マンション、猫、編集者〉系統の
「パラダイス・フラッツ」「東京妖怪浮遊」あたりがなじみやすいという
人種もいる、ってことでよろしいでしょうか?
あ、「硝子―」私も好きです。
他人の容姿をあげつらう趣味はあまりないのですが、「カニバット」の
新聞広告に使われていた写真、ふっきれた感じで笑っちゃいましたね。
>81
勝手にカイセツしてしまいました。ゴメン。
84 :
吾輩は名無しである:2001/05/11(金) 22:27
>82さん
草間彌生さんのお顔は夢にでそうですよねあの目。作品もすごいです
「東京妖怪浮遊」わりと一般受けしそうだって私も思います
「太陽の巫女」かっこいー作品だなと単純に。でもなんだか
書いてるひと(笙野さん)ご本人が消化不良おこしたまま書いた
作品のような気がしました。誤解なきよう好きなんです
85 :
吾輩は名無しである:2001/05/11(金) 22:53
この人の作品どんどん面白くなってく気がする。
死ぬまで突っ走ってってほしい。
顔については、みんなが言うほどすごくないと思う。
むしろよく見るとシャイな少年っぽいよ。
86 :
吾輩は名無しである:2001/05/11(金) 22:55
「渋谷色浅川」すごすぎ
87 :
吾輩は名無しである:2001/05/11(金) 23:05
>85
「近所の子どもとかに、よくおじさんにまちがえられる」
って言ってました雑誌でだったかな?
88 :
吾輩は名無しである:2001/05/12(土) 00:48
>>85 私もそう思う。<容貌
っていうか、この人にはブスだとかなんだとこそういう判断を
下そうとはあんまり思わないというか。
下品な感じがしないからか?
「渋谷色〜」も「愛猫〜」もまだ読んでないや…。
ここみてたら久々に笙野さんの文章が読みたし。
89 :
吾輩は名無しである:2001/05/12(土) 00:51
>>88 同意。
下品な感じがしないんだよね。
上品ぶらないところがね。
愛猫〜は読んでないけど渋谷色浅川は最高!
90 :
吾輩は名無しである:2001/05/13(日) 01:49
今日美容院にいったらJJが置いてあって、手に取ると重いのでマイ鞄から
「レストレスドリーム」もってきてもらって読んだ。第一部の「〜ドリーム」
のラストで爆笑。続きが楽しみ。
「母の発達」なんてすすめやすそうだがなあ。明日母の日だし、文学好きの
おかあさんにプレゼントとか、どう?
91 :
吾輩は名無しである:2001/05/13(日) 17:32
>>90 もう間に合わないかもしれないけど
「母の発達」をおかあさんにあげるのは
止めた方がいいかと思われます。
92 :
吾輩は名無しである:2001/05/13(日) 17:34
>>90 文学好きのおかあ様ならなおさらね。読みやすさは確かだけど内容が;
93 :
吾輩は名無しである:2001/05/15(火) 00:23
「レストレスドリーム」は確かにたまらんねえ。
他の作品の原形というか原点というか。
94 :
吾輩は名無しである:2001/05/15(火) 02:41
惜しまれるのは、彼女の才能が子孫に伝わるという可能性がもう皆無だということだ。
95 :
吾輩は名無しである:2001/05/15(火) 05:41
文学的な才能が子孫に伝わるなんて幻想、
と彼女なら言いそうな気がするが・・・
二世作家がはびこる文壇は確実に衰退している・・・
96 :
吾輩は名無しである:2001/05/15(火) 18:26
はびこってるか?
97 :
ナナーシ:2001/05/15(火) 20:00
「二百回忌」新潮文庫は
もう絶版らしい。ちょっと前の目録に載ってた。
読んでみたい…。
98 :
吾輩は名無しである:2001/05/15(火) 20:37
絶版の日を桜桃忌にちなみ二百回忌忌と名付けよう。
99 :
吾輩は名無しである:2001/05/15(火) 22:19
>98くだんねー。いいっすねえ。
さて、ファンページで感想評論とリンクバナーと
笙野頼子ジャズディスクセレクションが募集されている
みたいです。
とくに、笙野ファンでジャズファンのひと、貴重なので
ぜひご意見を。
というか、しぶさしらずくらいしかおぼえてねえ。
しかもジャズかどうかもさだかじやないし。
でもドラムのビートは彼女の作品に感じるのだが。
100 :
我輩は名無しである:2001/05/16(水) 21:50
>98
ワラタ。賛成。で、いつ?
101 :
吾輩は名無しである:2001/05/18(金) 10:24
ananに登場あげ。(顔写真つき)
102 :
吾輩は名無しである:2001/05/18(金) 18:51
103 :
吾輩は名無しである:2001/05/19(土) 00:44
anan見た見た。随分洗練されてるよねー。いわゆる「ブス」じゃないよ。
読者がふえるといいなあ。まじで。
104 :
吾輩は名無しである:2001/05/19(土) 22:29
何年ぶりかでanan買っちゃったage。
「最先端風俗×純文学=笙野的異次元ワールド。」とかの
煽り題辞がなんとも言えず、まさに異次元。見開き反対ページの
平井堅エッセイのタイトル「ドキドキ初体堅物語」にも
得体の知れない衝撃を受けたわ(笑)。
「ドキドキ初体堅物語」・・・
・・・す、すごい...
106 :
吾輩は名無しである:2001/05/19(土) 23:37
>>104 たしかにすごい響き。アンアンを何年かぶりに読んでみようとおもった(笑)。
107 :
吾輩は名無しである:2001/05/20(日) 20:36
でもアンアンか…。
なんか読む気失せるな。
108 :
104:2001/05/20(日) 21:53
確かにたいした記事じゃないよ。いかにもananって感じ。
私は逆にその違和感がおかしくて買ってしまった。
内容は「愛別外猫雑記」「渋谷色浅川」の紹介と、
笙野頼子の好きな作家として森茉莉の「贅沢貧乏」と
藤枝静男の「田神有楽」の紹介。
60歳になった時、家の近所の沼を視野に入れた
新しい小説を書けたらいいなと思っている、
編集者には千葉SFをやると言ってある(笑)って言ってる。
109 :
我輩は名無しである:2001/05/21(月) 18:10
俺、千葉だよ。
読もう千葉SF。
110 :
吾輩は名無しである:2001/05/22(火) 00:45
anan知らずに買ってびっくりした。写真きれいめにうつってますね。
文藝のインタビューのなんかちょっとこわかったけど…
中島義道に似てると思った>ananの顔写真
112 :
吾輩は名無しである:2001/05/22(火) 05:37
アンアンってたとえ文化人といえどもブス写真は絶対に
掲載しないんだってさ。ちゃんとヘアメイクとスタイリストを
つけて撮るんだって。
113 :
吾輩は名無しである:2001/05/22(火) 11:57
>>112 アンアンのそういう演出が嫌なんだよな。
有名人を上手く商品化してしまうその手法。
笙野さんにはアンアン戦略に取り込まれて欲しくないなあと思う。
114 :
吾輩は名無しである:2001/05/22(火) 14:56
いやあぜし、よんでほしいよ、レギュラーのアンアン読者に。
だいたい、占い特集号にのってるのからして、顧客層ちがうし。
115 :
我輩は名無しである:2001/05/26(土) 16:51
昨日、代々木の普通の本屋で
『二百回忌』発見!380円。
嬉しい。
116 :
吾輩は名無しである:2001/05/26(土) 18:30
『居場所もなかった』って講談社文庫から出てるよな。
本屋でみかけん・・・
117 :
吾輩は名無しである:2001/05/26(土) 22:12
『タイムスリップコンビナート』って文庫も本屋で見かけん。
118 :
吾輩は名無しである:2001/05/26(土) 22:46
文庫自体、本屋で見かけん…売り切れ?!
あ、『二百回忌』文庫ね!
文庫が普通の本屋によ?すごくない?
数年前に絶版のはずが。
あと、先月、新宿の紀伊国屋(新しい方)で
『タイムスリップ〜』文春文庫版を買った。
運がいいのかも。
120 :
我輩は名無しである:2001/05/26(土) 22:54
読者は増える一方
文庫は減る一方
何とかしてくれ
121 :
吾輩は名無しである:2001/05/27(日) 02:00
「母の発達」と「極楽」(学芸文庫のほう)はブックオフで発見。即買い、のつもりだったが
三週間ぐらいほっといた。
それにしてもブックオフで本を買うとなんか負けた気分になってしまうのは
わたいだけ?
122 :
吾輩は名無しである:2001/05/27(日) 02:05
負けた気分、かどうか分からんけんど、
後味悪いことは確か。
店員の如何にもなマニュアル応対も一因のような気ぃする。
123 :
吾輩は名無しである:2001/05/27(日) 05:10
100円以下だと「やったー安くゲット」て感じるけど、
定価の半額では買いたくない。
わたしの住んでる地方では笙野頼子は古本どころか新刊も見かけません。
買うときは注文してます。
124 :
吾輩は名無しである:2001/05/27(日) 23:16
ン十年振りに、市の図書館に行って驚きました。
笙野さんの著作が、タクサンあるー!
図書館に並んでいればいい、なんて昔言ってましたよね。
125 :
吾輩は名無しである:2001/05/28(月) 13:22
私も地元の図書館(東中野)で笙野さんの本を読みました(お初は「東京妖怪浮遊」)
これをきっかけに5〜6冊読みましたけど、なんだか自分と境遇が似てるなぁと・・・。
引越しで痛い目みてる所や、心で思ってる事を相手に言えない所なんかが。
親近感を覚えてしまいました。恐れ多いケド。
それにしてもうちの図書館蔵書数少ない!今後も増やす様子無いし。
けちけちしないでもっと本入れやがれ! などと云わない・・・(T0T)
自分で買うわん。
126 :
吾輩は名無しである:2001/05/28(月) 16:33
『タイムスリップコンビナート』文庫
近所の本屋に売ってありました。
ハードカバーの方は芥川・直木賞作家フェアをしている書店で
山のように詰まれてありました。ちょっと感動しました。
127 :
吾輩は名無しである:2001/05/28(月) 23:27
カニバットの出だし読んで、泣いちゃったよ、不覚にも。
大笑いする人も多いっていうのに。
128 :
吾輩は名無しである:2001/05/30(水) 14:00
いろんな人がいるものです。
129 :
吾輩は名無しである:2001/06/04(月) 20:33
笙野さんは、千葉県に引っ越してから平穏無事に暮らしているのかなあ。
とても、心配です。
130 :
居場所もなかった:2001/06/09(土) 13:47
読んだ。この文庫は現在本屋でも見るし、手に入りやすいみたいですね。
どうでもいいことだけど巻末の新刊紹介にあるこの本のあらすじ
「<オートロック付きの部屋>に固執する女性
作家の「私」の怒りと涙の住い捜し奮戦記。」
って、間違ってないけど間違ってると思った。
>>129 「60歳になった時、家の近所の沼を視野に入れた
新しい小説を書けたらいいなと思っている」
とアンアンで言っている(
>>108)から、今のところ
安住できそうってことなんでは?
平穏かどうかは分らないですけどね。
131 :
吾輩は名無しである:2001/06/13(水) 00:27
「渋谷色浅川」を読んでるんだけど、
これって文壇社交本みたい。
交流のある作家や編集者の名前ががんがん出てくる。
それで、一緒にどこへ行ったとか、遊んだとか。
林真理子みたいでちょっと興ざめ。
笙野頼子にはそういう方向にいって欲しくない・・・
やっと「二百回忌」読んだよ。
すごいね。すごすぎる。
駄レススマソ。
133 :
吾輩が名無しである:2001/06/13(水) 06:10
『渋谷色浅川』を図書館でゲット! ラッキー(^^)
渋谷に色浅川(いろあさがわ)なんていう川があったっけ? と思っていたら、
「渋谷・色浅川」ではなく「渋谷色・浅川」が正しいのだと知って納得。
従って、これは「しぶやいろ・あさかわ」と読むのが正しいので、
未読の人は注意しましょう。(余計なお世話、そんなことは分かっている?)
>>130 >間違ってないけど間違ってると思った。
実に的確な指摘で感服。
「間違っているけど間違っていない」ではないところがミソですね。
>>131 >文壇社交本 とは大分違うと思いました。
渋谷、六本木、麻布等々、「トレンディな」場所に「異星人」沢野千本が
探訪するだけのこと。社交の要素など何一つ見当たりません。極く平凡な
最先端風俗が「異邦人」の目から観察すると、異化され、異界・魔界の
笙野ワールドに変貌する。そこら辺りがこの作品の眼目だと思います。
少なくとも林真理子などを引き合いに出すのは勘弁して下され。笙野作品が
冒涜されたようで、鬱になります。
135 :
吾輩は名無しである:2001/06/14(木) 03:09
「渋谷色浅川」ね。
篠原一のことを、「ファンタジックに長い髪を染めて」とか
「黒とベージュを纏う若い貴婦人だ」と表現したのに萎え。
平野啓一郎についても作品中でミーハーっぽく呼びかけてたりするし。
なんかねー、自分を迫害する一般人はボロクソで、
脳内友達は絶賛っていうの内田春菊みたい。
まあ、好きなんで読みますけど、エッセイもどきじゃなくて、
作りこんだ物語を読ませて欲しい。
今度は内田春菊かよ…
137 :
吾輩は名無しである:2001/06/14(木) 07:05
確かに脳内トモダチは多そうだ>ショウノ
138 :
すらいむ:2001/06/15(金) 04:37
ほんのちょっと接触があっただけでも、
他人にかぶれるみたいに敏感に反応して、傷口から膿を出し、
糸引き納豆みたいにぐちゃぐちゃと他人との距離感がなくなって
同一化しちゃうというのは、笙野頼子の持ち味だと思う。
その際相手に感じた親愛や憎悪を極端に拡大して書きつけるから、
読者のめまいを誘う。
相手を自分の小説世界の登場人物にして活字化することが、
彼女の唯一のコミニュケーション手段。
それ以外のコミニュケーション方法を知らないのかも。
じっさいは、社交ベタのオバサンだと思われ。
139 :
吾輩は名無しである:2001/06/15(金) 22:25
うまいこといいますね
140 :
吾輩は名無しである:2001/06/16(土) 04:40
本人はパソコンを持ってないが
「マックを仕事でがんがん使う電話友達が複数いる」から
「ネット内で何か言われたら全部教えて」もらえるそうだ。
2ちゃんの悪口なんかも、逐一報告受けてるのだろうか?
141 :
吾輩は名無しである:2001/06/16(土) 06:05
142 :
1:2001/06/16(土) 06:09
もし本当なら2chなんて彼女の格好の小説ネタなのでは。
143 :
吾輩は名無しである:2001/06/16(土) 07:36
ショウ野頼子が現在ウケている理由、なんとなく分かる。
作風といい、作家としてのスタンスの取り方といい。
結構マスコミに対する対応の仕方もウマかったりする。
トレンディ作家だね!ショウ野さん!!
144 :
吾輩は名無しである:2001/06/17(日) 00:44
まじで現在ウケてるならば、とっとと文庫再版して欲し。
145 :
1:2001/06/18(月) 16:38
おお、本当に『Beltorchicca』で紹介してくれてる。
これで笙野頼子を読んでくれる人がさらに増えると良いですねぇ。
実際の所どのくらい読まれてるんでしょうか笙野頼子は。
諸々の活動で知名度は結構高いでしょうけど。
部数としてはどれくらい出てるんですかね?
また一番売れてるのは何?一番売れてないのは?
146 :
吾輩は名無しである:2001/06/19(火) 00:02
タイムスリップコンビナートとレストレスドリームを読んだ。
それにしても河出文庫の裏表紙についてる笙野の写真は見るん
じゃなかった。凄く後悔した。
太ったアニメオタクに見えたのは俺だけなのか。
もっとやせてる人を勝手にイメージしていた俺も悪いんだけど…。
イメージとのギャップは村上春樹なみだった。
147 :
キャンセルヒャハー:2001/06/23(土) 01:15
ショウノヨリコ?図書館で名前見かけたことあるが
タイトルだけで気分悪くなったよ・・
「母の増殖」?だか「母の発達」?だか「母の花びら大回転」?だったか
・・大回転は違ったかも。でもイヤだー
うちあんな感じなんだよねー2度と読まないよー
もっと夢のある世界が読みたい。小説なんだし。少女マンガぐらい。
リアルなのはうんざり。
148 :
カニ:2001/06/23(土) 01:19
カニデシ。
カニデナイ。
カニデンネン。
…ショーノさんのこういうところが好きだ…。
>>147 それはそれこそほんとに、少女漫画的なものを読んだほうがいいと思うぞ。
笙野小説はロマンティックな想像力を喚起するものだけど、
オトメの補完にはあまり向かないよ。
149 :
吾輩は名無しである:2001/06/23(土) 01:20
まったくだ。
>>147 「花びら大回転」は、せくーすましんがんずだと思われ。
どうでもいいことだが。
151 :
吾輩は名無しである:2001/06/23(土) 01:42
夢はそれはもうってくらいいっぱいいっぱいあるっちゅうか出てくるっちゅうか
>>147
152 :
吾輩は名無しである:2001/06/23(土) 02:32
いいなあ。
笙野ファンは温厚で。心が安らぐね。
153 :
吾輩は名無しである:2001/06/23(土) 03:24
ものすごい遅レスなんだが、
>>75 大塚が何を言っていたのか気になるなあ。
この人、女性性に関わる評論では結構いいとこをついてるものもあったと思うんだが、
笙野さんのことをどう言って、彼女の怒りのツボにどう触れたのか。
154 :
110:2001/06/23(土) 11:23
ごめん俺110じゃないわ
他スレの話だわスマソ
156 :
75:2001/06/23(土) 11:30
>>153 いやいや、大塚自身は笙野については何も言ってない。
大塚の書評を笙野が「売り上げ文学論」とか言って一方的に噛み付いてるだけ。
大塚の方は徹底して笙野の文には無視を決め込んでる。
詳細は笙野の「ドン・キホーテの論争」に載ってるよ。
157 :
153:2001/06/23(土) 23:11
>>156 どうもありがとう。そうなのか。
確かに笙野さんが好かなそうではあるね。
「ドン・キホーテの論争」、いまさらだけど読んでみよう。
158 :
吾輩は名無しである:2001/07/02(月) 21:54
やっと愛別外猫雑記を読んだ。
猫が好きというわけではない。
友人が猫だった、というのは物凄くまっとうな姿勢だと思う。
チェーホフの主観的な善意の伯爵夫人を
皮肉に、というか批判的に描いた短編を思い出した。
159 :
吾輩は名無しである:2001/07/02(月) 22:00
友人が猫だった、という書き方はちょっと曖昧だった。
友人になったのが、たまたま、という意。
大塚だったのか。笠井潔だと思ってました。
それはべつの件なのかしらん。
160 :
:吾輩は猫である:2001/07/02(月) 22:28
笙野は文学とは「意識」である。ということをよく分かっている思う。
脳内においてシナプスの接続のレベルをミニマルな単位に向かってひたすら行くと、それは反射神経に限りなく近づく。
文節は当然解体、断片(フラグメント)化されるが、「言霊」が断片化のどの段階までは存在し得るのかといったことに関して実験している。
161 :
吾輩は名無しである:2001/07/03(火) 14:30
一昨日、神保町の三省堂で「居場所もなかった」「レストレス・ドリーム」
他でめったに見かけないので反射的に買った。
「なにもしてない」講談社文庫版
もう無いんだね。鬱
「オカルトお毒味定食」も欲しいけど
どこにも無いし。欝鬱
文庫になってないのもたくさんあるし。打つ欝鬱
働きかける?出版社に。
162 :
吾輩は名無しである:2001/07/03(火) 23:45
図書館には結構どこもある程度いれてくれてるのが、せめてもの救い。
163 :
吾輩は名無しである:2001/07/03(火) 23:50
「レストレス・ドリーム」
よく見ないか?
164 :
吾輩は名無しである:2001/07/04(水) 00:08
松浦理英子との対談、「オカルトお毒見定食」、最低の名前だと思うが、
この二人じゃ許すしかないか。
165 :
吾輩は名無しである:2001/07/04(水) 01:01
>>164 しかし2人は仲いいのかね。
いいような悪いような微妙な会話だった。
まあ作家同士だし、美しき友情を頭から信じられないのも
無理は無いのだが。
166 :
164:2001/07/04(水) 23:23
>いいような悪いような微妙な会話だった。
同意。
緊張感はあったと思う。
167 :
吾輩は名無しである:2001/07/05(木) 23:24
ショウノって精神的にレズなのかな、と想う。
168 :
吾輩は名無しである:2001/07/05(木) 23:26
笙野さんの作品ってすごく閉じている感じがしない?
169 :
吾輩は名無しである:2001/07/05(木) 23:54
元祖ヒッキーだから、
そのわりにはヒッキーには支持されてないが
>>168
170 :
吾輩は名無しである:2001/07/08(日) 03:47
群像の連載は単行本化された?
171 :
吾輩は名無しである:2001/07/08(日) 14:14
精神的レズ説興味あるな。
猫でも美形が好きらしい。
172 :
吾輩は名無しである:2001/07/08(日) 23:55
とても不遇な扱いを受けながら奮闘している、
といった感を与えがちな部分があるようだけれども、
仕送りをもらいながら小説を書けるというのは
彼女にとってことのほか恵まれた環境だったのでは。
173 :
吾輩は名無しである:2001/07/09(月) 00:55
>172
そりゃ引きこもりの生活を「ほぼ」私小説的に書いたりしているんだから、
家庭からの援助は欠かせなかっただろうね
174 :
吾輩は名無しである:2001/07/09(月) 02:42
仕送りについては本人も書いてるよ。
でも東京の勤め人でもいまは仕送ってもらってる女多いし、
べつに珍しくないでしょ。
175 :
吾輩は名無しである:2001/07/09(月) 03:42
16万の家賃払ってたって時点で
庶民とは違うんだろうなって思う。
176 :
吾輩は名無しである:2001/07/10(火) 03:09
猫貧乏
177 :
名無しさん:2001/07/11(水) 18:19
「渋谷色淺川」のカバー写真 (・∀・)イイ!
178 :
吾輩は名無しである:2001/07/12(木) 00:43
ミルキィ・イソベって一時すごい売れっ子だったよね
>>177
179 :
吾輩は名無しである :2001/07/17(火) 12:29
『幽界森娘異聞』もでましたね。
みんな大好き森茉莉だもん。
たのしみダワー。
にしてもなんだか立て続けに新刊がでてる印象。
180 :
吾輩は名無しである:2001/07/17(火) 13:33
「母の発達」すばらしい!
181 :
吾輩は名無しである:2001/07/17(火) 15:29
>179
猫関係と引っ越しでお金がなくなったからだと思われ。
182 :
吾輩は名無しである:2001/07/21(土) 02:00
まちぞうと対談したらしい。何に載ってるんだろ。
183 :
名無しさん:2001/07/21(土) 10:44
>>182 8月7日発売の「群像」に載るみたいです。
184 :
吾輩は名無しである:2001/07/21(土) 16:02
モシキの好きな作家は糞ばっかだ!!
185 :
?:2001/07/21(土) 23:17
モシキって誰よ?検索する気も起きない脳のゆるい書き込みだけど。
186 :
吾輩は名無しである:2001/07/22(日) 12:37
『おカルトお毒味定食』文庫版
新宿ルミネの青山ブックセンターにあったよ。
まだ読んでないけど。
187 :
吾輩は名無しである:2001/08/05(日) 23:11
今日近所のブックオフもどきで二冊購入。いずれも図書館で借りて読んだ奴だけど。
お金があれば新刊で買って猫の餌代にほんの少しでも貢献するんだけどなぁ。
188 :
吾輩は名無しである :2001/08/05(日) 23:18
189 :
吾輩は名無しである:2001/08/07(火) 02:24
>>185 脳がゆるくて悪かったな。
じゃあ、ここでひとつ開き直って。
アイツの好きな作家→笙野、保坂、金井美恵子、オースティン
フン、糞バッカだ!
大体、25年間聴いてこなかったクラ音を急に聴き出すなっちゅーの。
まあ、文学版はご立派な方ばかりのようで。失礼致しました。
190 :
吾輩は名無しである:2001/08/08(水) 16:51
「群像」で町田康と対談
191 :
吾輩は名無しである:2001/08/11(土) 04:28
>>188 『二百回忌』と『なにもしてない』ですよ。
192 :
吾輩は名無しである :2001/08/11(土) 18:12
>>1912冊とも文庫絶版ですな。再刊しろっつうの。
ところで『硝子生命論』『増殖商店街』『太陽の巫女』
『パラダイス・フラッツ』『東京妖怪浮遊』
はそろそろ文庫化してもいい頃じゃないかと思うんですが。
またすぐなくなるんだろうけど。
193 :
192:2001/08/11(土) 18:14
↑
>>191 2冊とも…
のまちがいです。スマソ
194 :
吾輩は名無しである:2001/08/11(土) 23:06
今日ブックオフで渋谷色浅川ゲットしましたよ!
700円也。
買っといてなんだが、何でこんな哄笑とトリップ感満載な本売るんだか・・。
前の持ち主に聞いてみたいよ。
195 :
吾輩は名無しである:2001/08/14(火) 12:04
age
196 :
吾輩は名無しである:2001/08/20(月) 23:32
松浦理英子の友達らしいから読んだ。
おもろかった。
197 :
吾輩は名無しである:01/08/26 23:36 ID:wKUVCE2Y
笙野さんは恋愛経験ってないんでしょうかねえ。
198 :
吾輩は名無しである:01/08/27 17:46 ID:PpCvd/nE
ないみたいだな。(ナミダ
199 :
吾輩は名無しである:01/08/28 13:51 ID:3vVKFA1E
『幽界森娘異聞』買ったよ。何件か本屋を探し回ってやっと見つけた。
もうほんっとに久しぶりに単行本を買ったけど、
装丁・クラシカルな感じで気に入った。
時々文が錯綜しててよく分からないところがあるけど、自分の本なんで
わかるまで何度でも読み直していけばいいし・・・・
某中島批判がらみの回は特に興味深かった。
面白かったよ。
200 :
吾輩は名無しである:01/08/28 18:25 ID:bu81ocsM
某中島批判というのは中島梓?別の人ですか?
201 :
吾輩は名無しである :01/08/31 00:01 ID:GydO7CMg
今日、『増殖商店街』『パラダイス・フラッツ』
『太陽の巫女』『カニバット』『てんたま』を一気に買いました。
増殖だけが古本です。
八重洲ブックセンターでパラダイスと太陽見たときはビクーリしました。
202 :
吾輩は名無しである:01/08/31 13:52 ID:2TJIH.A6
>200
199ではありませんが、
はい。梓のことです。
「幽界森娘異聞」を読んであらためて森茉莉を読みなおした。
味わい深いっす。
203 :
吾輩は名無しである:01/09/01 04:21 ID:pYbBVLlM
くっだらねー 読むと陰鬱になるよー なんでこんな作家がもてはやされるのかワカランヨー
204 :
吾輩は名無しである:01/09/01 05:21 ID:DaTrKQPI
>>203 まあそう思う人もいるかも知れないね。
私の場合は笙野さんの本を読むとあたまの中のあちこちが刺激されて
逆に気分が高揚してしまいます。
205 :
199:01/09/01 19:33 ID:xcNtFb6E
202さん、フォローありがとう。
わたしは栗本名義の方になじみがあったんで、ああ、笙野さんも
そっち方面に足を踏み入れかけたことがあるんだ、と意外に
思いつつも新鮮な気持ちになりました(笑)
森茉莉、この夏に再びだだハマりしてもう森茉莉の書物以外
読む気にならなくなって「ニーチェ」をテーマに課題に出されてる
レポートを強引にこの人に結びつけてまとめようと決意した。
ごりごりの哲学系教授がレポートつっかえしませんように・・・・
206 :
吾輩は名無しである:01/09/01 23:58 ID:wVXRYsxM
207 :
吾輩は名無しである:01/09/02 18:00 ID:oLK7GAMw
てんたまは正直わけわからん。好きなんだがね
208 :
吾輩は名無しである :01/09/04 18:23 ID:.N.iPNs.
「魚の光」あげ!
209 :
吾輩は名無しである:01/09/04 19:17 ID:jxf1/fc2
age
210 :
吾輩は名無しである:01/09/10 17:48
誰か「極楽」読みました?
211 :
吾輩は名無しである:01/09/10 18:06
212 :
吾輩は名無しである:01/09/10 21:01
早く群像読みたい・・・
213 :
吾輩は名無しである:
対談はかなりリズムの話題中心でした。そうだよなあーリズムを離れて
意味とか云われても困るよなあとおもったことでした。