ラテンアメリカ文学統一スレッド

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1いんちき慎吉
現在、世界文学のなかで活力があるとも言われるラテンアメリカ文学。
集英社文庫で文庫にもなっているので、日本でも定着した観があります。
マルケス、ボルヘスはもとより、カルペンティエール、サバト、コルターサル、
ドノソ、フエンテス、カブレラ=インファンテ、バルガス=リョサ、オクタビオ=パス、
何でも良いので、みなさん、語って下さい。熱いレス期待しています。
2吾輩は名無しである:2001/02/15(木) 22:23
予告された殺人の記録は面白かったよ
3JPB:2001/02/15(木) 22:26
コメントできないけど、ドノソは好き。
4いんちき慎吉:2001/02/16(金) 22:15
島田雅彦が、マルケスの文章は、中南米のジャーナリズムの文体で、
ボルヘス、コルタサルは、ヨーロッパ文明の後を引き継いでいるだけだと
言っていました。
僕は全面的に見解が違います。
日本の作家はまだ未消化なんですかね。
5吾輩は名無しである:2001/02/16(金) 22:43
島田が未消化なだけだろ。
6ixion:2001/02/16(金) 23:31
プイグもいれてよ
プイグが一番好きだよ
実はボルヘスより好きだよ
7JPB:2001/02/16(金) 23:40
>4さん
う〜ん、そういう風に言ったらヨーロッパ的なものに対抗する
民族的文体がどうのって話に行き付きますよね。それに、あまりに
もガルシア=マルケスやボルヘス、コルタサル個人としての格闘の
痕跡がなかったものにされちゃいますよね。
ガルシア=マルケスがジャーナリズムの文体だったとして、それが
例えば『迷宮の将軍?』などに結実するのは凄いと思う。島田氏が
いってることを読んでないからあれだけど、ゴンブロヴィッチなん
かと比較すると、まずい気がする。
8JPB:2001/02/16(金) 23:48
ま、いいや。
フエンテスは『グリンゴ』よりも『聖域』が好き。
いや?まてよ?
とは言ったものの決められない。
9吾輩は名無しである:2001/02/17(土) 00:07
なんかラテンアメリカ系の人達って、他の連中とは違うタイプの「好き」
なんだ。上手く言えんけど。漫画でいえば吾妻ひでおやますむらひろし
作品に対する「好き」に似てる。
10>9:2001/02/17(土) 00:10
じゃあ、ヨーロッパ(フランス、ドイツ)は何?
11吾輩は名無しである:2001/02/17(土) 00:21
>>10 榎本俊二や諸星大二郎
1210:2001/02/17(土) 00:34
じゃあ、井上雄彦や鳥山明は?
13吾輩は名無しである:2001/02/17(土) 00:39
>>12 鳥山=中国 井上は、なんだか、まだ判断するには作品数が少なくて。
てか、全然意味ないと思うんだけど。
1410=12:2001/02/17(土) 00:56
いや、吾妻、ますむら、と来て
榎本、諸星と続いたからさあ。
ラテン・アメリカってよく言えないんだよね。
マルケスがいればリョサもいるし、
インファンテもいればコルターサル、ボルヘスもいるから。
漫画でいったら猫ぢる、水木、坂口尚、ひさうち、大友ってかんじで、
捉えどころが無いんだよ。
15リチウム:2001/02/17(土) 00:56
ぼくはレオポルド・ルゴーネスが好き。加えといてね。
169:2001/02/17(土) 01:00
坂田靖子的、じゃ曖昧すぎるか。
17ixion:2001/02/17(土) 01:09
ルゴネスって「火の雨」(だっけか?)の人ですか?
あの短編は面白かった…>リチウムさん
18リチウム:2001/02/17(土) 02:35
うむ。「火の雨」「塩の像」なんかの人。本職は詩人で、政治家もつとめたそうです。
残念ながら詩は読んでないので、えらそうなことはいえませんが。
19吾輩は名無しである:2001/02/17(土) 02:44


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20名無しさん:2001/02/17(土) 10:11
イザベル・アジェンデはダメですか?
個人的には大好きなんだけど。
21吾輩は名無しである:2001/02/17(土) 11:30
映画『愛と精霊の家』はよかったです。
22名無しさん@1周年:2001/02/19(月) 16:14
>6
「ブエノスアイレス事件」読んで好きになりました。
あと集英社文庫の「赤い唇」と「蜘蛛女のキス」も読みました。
プイグはかなり好きだけど、いろんな作品読むと飽きそう。書き方が似てて。
23吾輩は名無しである:2001/02/19(月) 21:52
「失われた足跡」最後まで読まれた方いますか?
私は、100ページくらいで、このまま同じような話が続くのかなあ、と思って
止めてしまいました。
続きは面白いのでしょうか。
24いんちき慎吉:2001/02/22(木) 21:55
マルケスの原作の「大きな翼を持った老人」の映画は、原作よりも遙かに面白い。
見た人いますか?
25吾輩は名無しである:2001/02/22(木) 23:23
観ました。猥雑な映画でしたよーもちろんいい意味で。
あと、湿気というか熱気というか。息苦しさ。
スクリーンから伝わってきました。
この返答だと、どこがどうおもしろかったのか、ということが
いまいち伝わらないような気がしますが。でも、おもしろかったですよ。
上で書いたような『温度』って、やっぱり南米文学に欠かせないものだと思うんですよ。
それがにじみ出ていたから。よかったです。
26吾輩は名無しである:2001/02/22(木) 23:38
オクタビオ・パス。
評論の翻訳が目に付くが、やっぱりこの人は
詩・小説が優れてる。
それにしても、訃報に際してのマスメディアの
扱いの酷さ(過小さ)といったら....
27いんちき慎吉:2001/02/23(金) 13:18
>25
>「温度」「熱気」
それはすごく伝わってきますよね。翼を持った老人に対して、人々が抱く期待が
まったく異なって、ある人は単に金儲けしか考えないし、巡礼者が拝みにきたり、
マラドーナの応援団が来たり、体の不自由な人が拝みに来たり、子供が馬鹿にしたり、
排泄物をひっかけたり、めちゃくちゃで、混沌としたカーニバル的な雰囲気が伝わってきました。

>それにしても、訃報に際してのマスメディアの
扱いの酷さ(過小さ)といったら....

ノーベル文学賞を受賞しているのに、ひどいものですよね。
彼のサド論はどうですか?

2826:2001/02/23(金) 19:11
>27
パスの評論は殆ど読んでません。
土曜美術社、集英社、河出、国刊のアンソロジーで短編や詩を読んだくらいです。
私としては、詩、短編のほうが絶対いい(というか波長が合う)と思ってるので、
是非とも詩、短編の翻訳をお願いしたい(さしあたって国刊さんね)のですが、
死んだ時の対応があれじゃあね....
ルゴーネス、インベルがちゃんと訳されてるんだから、
パスもぜひぜひ!なあんて思うのは私だけ?
29吾輩は名無しである:2001/02/24(土) 00:53
マルケスの文庫本ってありますか?
30吾輩は名無しである:2001/02/24(土) 01:40
新潮社からでてますよ。有名どころは全部。
他からもでてるんじゃないかなぁ?
明日本屋さんにいきなさいな。
31吾輩は名無しである:2001/02/24(土) 14:07
今ボルヘス会って、何人くらい会員いるの?
32いんちき慎吉:2001/02/24(土) 21:19
>マルケスの文庫本ってありますか?
>新潮社からでてますよ。有名どころは全部。
他からもでてるんじゃないかなぁ?
明日本屋さんにいきなさいな。

族長の秋は、集英社文庫で出ています。百年の孤独は、文庫になってましたっけ?
リョサの文庫が絶版になったのは悲しい。


33吾輩は名無しである:2001/02/24(土) 22:32
最近出た、バルガス・リョサの「若い小説家にあてた手紙」はおもしろ
かったですね。
34いんちき慎吉:2001/02/25(日) 19:07
>33
同感です。リョサはノーベル文学賞もらっても良いと思いますが、政治に関わっているの
がひっかかっているんでしょうか。グラスも政治に深く関わっているにも拘わらずノーベル
文学賞もらったので、リョサももらって良いような気がします。
35吾輩は名無しである:2001/02/26(月) 01:04
>>29です

>>30、 >>32
ありがとうございます。さっそく明日、でかい本屋にいきます。
3633:2001/02/26(月) 16:41
>34
ノーベル文学賞は政治的な要素が関係しますからね。
90年のペルー大統領選で、フジモリではなくリョサが当選していたら、ペルー
はどんな国になっていたんでしょうか。
37吾輩は名無しである:2001/02/26(月) 21:56
20世紀文学の主流に、セックスという要素がありますけど、
エロチシズムを追求したラテンアメリカの文学ってどんなものがありますか?
38いんちき慎吉:2001/02/27(火) 20:41
>ノーベル文学賞は政治的な要素が関係しますからね。
90年のペルー大統領選で、フジモリではなくリョサが当選していたら、ペルー
はどんな国になっていたんでしょうか。

汚職のない国を目指しているのではないでしょうか。
39いんちき慎吉:2001/03/01(木) 00:06
JPBさんへ
ドノソについてコメントしてもらえないでしょうか。是非お願いします。
40JPB:2001/03/01(木) 09:27
>いんちき慎吉さん
え?ど、どうしたんですか?急に。

ドノソって、コメントし難いんですよね。読めたかっていうと自信をもってうな
ずけないですし。個人的に言葉遣いに執着したり、妄想がわらわら沸き立つよう
な生を書く作家が好きなんですよ。そういう意味では『夜のみだらな鳥』は
よかったです。集英社の全集古本屋で、それを読みたいがために買ったし(w
ただ、やっぱり好き嫌いが別れるみたいです私のまわりでは。私が読んだのは
あと『三つのブルジョワ物語』(集英社文庫)と『隣の庭』(現代思潮社?)
です。と、また、思いついたらコメントします。


41我輩は名無しである:2001/03/01(木) 17:03
私もリョサの小説大好きですが・・・

リョサは軍隊賛美的なところが多分にありますよ。
小説にヒロイックで男性的な軍人が登場することも多いですし。

ラテンアメリカ文学が好きなので、そのバックボーンとして南米の
政治情勢について多少本を読みましたが、それによりますと、軍政
にもそれなりの意義があり、現代の一般的日本人が抱くような「悪」
のイメージだけでは語れないのだそうです。

リョサの政治的志向も、そういった文脈からとらえる必要があるとは
思いますが、小説に現れている思考に、危険なものを感じることも
あります。

42いんちきしんきち:2001/03/02(金) 17:13
現代企画のラテンアメリカ文学とか読んでいる方いますか?
43いんちきしんきち:2001/03/02(金) 17:14
JPBさん、どうもありがとうございました。
44JPB:2001/03/02(金) 18:51
いえいえ、何も言えず恐縮です。また、コメントさせて
いただけたら。
そうか、現代企画社でしたね。メタリックシルバーの
表紙のやつは。『〜最後の歌』は好き。

私も聞きたいのですが、カルペンティエルってどうですか?
まだ読んだことなくて・・・いや、読んでみろって言われれば
それまでなんですけど・・・
45いんちきしんきち:2001/03/03(土) 21:42
>私も聞きたいのですが、カルペンティエルってどうですか?
まだ読んだことなくて・・・いや、読んでみろって言われれば
それまでなんですけど・・・

批評文で定式化することを拒むような構成なのでうまく言えません。
こんなんで申し訳ないっす。
46いんちきしんきち:2001/03/04(日) 15:39
>リョサは軍隊賛美的なところが多分にありますよ。
小説にヒロイックで男性的な軍人が登場することも多いですし。

ラテンアメリカ文学が好きなので、そのバックボーンとして南米の
政治情勢について多少本を読みましたが、それによりますと、軍政
にもそれなりの意義があり、現代の一般的日本人が抱くような「悪」
のイメージだけでは語れないのだそうです。

島田雅彦が酔った勢いで、「リョサは、つまり南米の大江だろう、」(その前はグラスが
ドイツの大江と言ってました。)
と放言していましたが、
41さんのような認識が必要ですね。
47吾輩は名無しである:2001/03/04(日) 15:52
リョサはリアリズムを旨とする作家だから、社会的不正を告発した
りするんでしょうね。

カルペンティエルの小説は、マルケス同様「魔術的リアリズム」と呼ば
れていますが、マルケスとはかなり違う感じがします。
48吾輩は名無しである:2001/03/04(日) 18:17
現代企画室の全集の中では、バレンスエラの「武器の交換」などを読み
ましたよ。
「武器の交換」は、暗くあやしげな雰囲気がエキゾチックで、どんな
社会的状況で書かれたのかと思ったら、やはり独裁政権下の恐怖感の
中で書かれたようですね。

それから、バレンスエラが言葉にこだわる作家だということがよく
現れてました。
49我輩は名無しである:2001/03/05(月) 12:31
41です。

ラテンアメリカ文学好きの皆様
レイナルド・アレナス「夜になる前に」は読まれましたか?
ラテンアメリカ文壇批判(といっていいかどうか疑問もありますが)
がかなり恨みのこもった言い方で述べられています。

鵜呑みにするのもちょっと・・な視点ですが、多角的にとらえるのに
役に立つかと思います。

また、キューバ現代史を被差別者(ゲイ)の目から捉えていて参考に
なります。
50世界@名無史さん:2001/03/05(月) 12:32
アレックス・コックス監督映画「ウォーカー」。

妙なラテン文芸映画より、軍事政権の痛快な残酷振りが大好きな映画
51いんちきしんきち:2001/03/07(水) 11:10
ありゃりゃ、こんなに下がっちゃったよ。あげ
52名無し:2001/03/07(水) 14:34
はっきり言ってレベル低い。
53いんちきしんきち:2001/03/08(木) 15:01
あげ
54名無し:2001/03/08(木) 17:01
いんちきが一番レベル低い。煽りではなく、まじにおもう。
55いんちき慎吉:2001/03/09(金) 13:30
>54
どの辺りが?
56名無し:2001/03/09(金) 14:15
41はリョサ批判だろ?
いんちきにはそのくらいの読解力もないのか?

世界終末戦争、戦争と犬ども、パンタレオン大尉と女たち、ラ・カテドラルでの対話
この中の一冊でもちゃんと読んだのか?

57いんちき慎吉:2001/03/10(土) 20:24
危険=批判?
5857じゃないが:2001/03/10(土) 22:16

>戦争と犬ども、

揚げ足を取るようで気がひけるが、
『都会と犬ども』だと思うのだが・・・

59名無し:2001/03/12(月) 00:50
41は「リョサ大好きですが」と前置きしてるだろ?
逆接って語法も知らないのかな?
いんちきは引用を途中で切って41の言いたいことを排除してるし。

それから、新潮「文庫」にはラテンアメリカ文学はほとんどないぞ。
そのくらいのことも知らないのか?

>58
スマソ。「戦争と」じゃフォーサイスだ。(いんちきには分かんないだろうが)
60いんちき慎吉:2001/03/12(月) 21:05
>59
>新潮「文庫」にはラテンアメリカ文学はほとんどないぞ。
そのくらいのことも知らないのか?

リョサの「緑の家」は新潮で文庫になって絶版になったんだよ。
そのくらいのことも知らないのか?

私は、リョサは、南米の大江という表現は不適切だと書いた。
59は、リョサが南米の大江だと思っているのだろうか?
大江はリョサやマルケスが、軍人に対して肯定的と読める小説を書いていること
を意図的に無視していると私は思うのだが。

>いんちきは引用を途中で切って41の言いたいことを排除してるし。

2ch初心者なのかな?それとも41=59?
61名無しのオプ:2001/03/12(月) 23:55
文庫だと集英社が忠実しているべ
62JPB:2001/03/13(火) 00:21
オクタビオ・パスの『マルセル・デュシャン論』読みました。
中米・南米含め、政治に介入するにせよ、それを遮断することで
政治的スタンスを明らかにするにせよ、なんらかの意識を作家が
強いられている気がするのです。パスがデュシャンを論じると
いうことから、そう考えました。

白水社もボルヘスとかあるね。岩波だとファン・ルルフォと
『伝奇集』くらい?。
63ixion:2001/03/13(火) 00:22
岩波はコルタサル。俺大好き。
64JPB:2001/03/13(火) 00:39
そうだ。コルタサル忘れてた。
65名無し:2001/03/13(火) 12:27
まず、初心者かどうか(違うけど)なんて関係ないこと持ち出すな。
いんちきはリアル厨房なのか?
25歳未満だったらしょうがないか と思う、正直。

リョサについては、めんどくさいので書かない。
いんちきは読んでないみたいだし、アホと語ってもしょうがないことが判明。

新潮文庫には「ほとんど」って書いただろ?
緑の家くらい持ってるぜ。

いんちきは、新刊本屋に行って探します って人間に絶版になった本を
薦めるのか?集英社の赤背表紙(減ってきてるが)や数は少ないが岩波
文庫、白水Uブックスを薦めるべき。

いんちき以外の方々がちゃんと語ってくれているので、もう消える。
いんちき以外の書き込みはこれからも読むので、レベルの高い議論を
期待してるぜ!
66吾輩は名無しである:2001/03/14(水) 00:06
名無しさんって、変な人ですね。 まあ、どうでもいいけど。

ところで、マルケスの「コレラの時代の愛」の邦訳は、野谷文昭訳で
今年中に刊行予定だそうです。
67いんちき慎吉:2001/03/15(木) 21:31
>いんちきは、新刊本屋に行って探します って人間に絶版になった本を
薦めるのか?集英社の赤背表紙(減ってきてるが)や数は少ないが岩波
文庫、白水Uブックスを薦めるべき。
29 名前:吾輩は名無しである投稿日:2001/02/24(土) 00:53
マルケスの文庫本ってありますか?
30 名前:吾輩は名無しである投稿日:2001/02/24(土) 01:40
新潮社からでてますよ。有名どころは全部。
他からもでてるんじゃないかなぁ?
明日本屋さんにいきなさいな。
32 名前:いんちき慎吉投稿日:2001/02/24(土) 21:19
>マルケスの文庫本ってありますか?
>新潮社からでてますよ。有名どころは全部。
>他からもでてるんじゃないかなぁ?
>明日本屋さんにいきなさいな。

族長の秋は、集英社文庫で出ています。百年の孤独は、文庫になってましたっけ?
リョサの文庫が絶版になったのは悲しい。


人の書き込みをよく読むように。新潮を薦めているのは、30で、私はそれに疑問を
投げかけ、集英社文庫について言及している。

>まず、初心者かどうか(違うけど)なんて関係ないこと持ち出すな。

>いんちきは引用を途中で切って41の言いたいことを排除してるし。

引用を途中で切って、自分の意見に引きつけて書き込むことは2chじゃよくあることなん
だよ。「紀要」じゃないんだからね。


68吾輩は名無しである:2001/03/18(日) 14:18
あげ
69吾輩は名無しである:2001/03/19(月) 17:11
そう言えばボルヘスの『永遠の歴史』がちくま学芸文庫ででてま
すねぇ(衝動買い)。前に誰か言ってたら失礼。
70吾輩は名無しである:2001/03/19(月) 18:49
>>69
ナイスな情報ありがとう。
明日本屋いって買ってくるよ。
71吾輩は名無しである:2001/03/19(月) 23:32
レイナルドアレナス/夜になる前に
はかなりショックかも。
オレもホモだけど5000人はちょっとなー。
まだ200人位だしなー。がんばんなきゃ。
ところでレサマ=リサってヒトの本って
日本語で読めるんですか?


72焼き肉は梨を使って:2001/03/19(月) 23:44
いろいろな意味でうまくいってない国の文学ほど芳醇無比で面白い。
多様多岐な矛盾の集積が文学を深める良き刺激になっている。
文学者はつくづく因果な商売だと思うが、やっぱ南米文学は買いだな。
73吾輩は名無しである:2001/03/20(火) 00:06
↑ププッ
74吾輩は名無しである:2001/03/23(金) 19:31
あげ
75吾輩は台無しである:2001/03/23(金) 22:40
>>72
だとすると、そろそろ日本文学の季節ですか
76吾輩は名無しである:2001/03/26(月) 12:43
「亡き王子のためのハバーナ」読まれた方いますか?
77たくさん:2001/03/27(火) 00:29
コルタサルの「石蹴り遊び」。
集英社文庫(絶版)。
これどうですか。マルチエンディングってやつ?
78吾輩は名無しである:2001/03/27(火) 00:39
>亡き王子のためのハバーナ」読まれた方いますか?

図書館で借りてきて読みましたが100p位の所で挫折しました。
期限内に読みきれなかったからです。
筋としてはモーテル間を転々として映画館に入るくらいのものでしたが、
映画の描写が延々と続くので中々読み飛ばせないのです。
リズム的には非常に面白いので、現物を入手してじっくりと読むべき
モノなんでしょうね。

7976:2001/03/28(水) 12:15
>78
感謝です。
80吾輩は名無しである:2001/03/28(水) 12:42
百年の孤独、というタイトルに惹かれました。
文庫本も出ているようだし、ラテンアメリカ文学は読んだことがないけど、
ここのスレのおかげで興味が湧いてきた・・・今日、本屋に行ってきます。
皆様どうもありがとう。
81考える名無しさん:2001/04/04(水) 23:13
ラテンアメリカ文学って、
ほとんど読んでないけど、
面白そうだから、アゲちゃう。
82鏡花:2001/04/05(木) 15:01
マジカルリアリズム
83吾輩は名無しである:2001/04/07(土) 20:15
ビオイ・カサーレスは?
84考える名無しさん:2001/04/16(月) 00:39
またまた、アゲちゃう。
85吾輩は名無しである:2001/04/17(火) 22:52
>6,22
ラテンアメリカ文学の中ではプイグって浮いてるよなー
最近読んだ「南国に日は落ちて」はかなり良かった。
未読でしたら是非。
86吾輩は名無しである:2001/04/26(木) 02:12
アゲしかできない私です。
87吾輩は名無しである:2001/04/26(木) 14:34
ガルシアマルケスという女の子ファッションブランドがあることを知ってのけぞった。
あと、ガルシアマルケスの息子が映画監督になって、ずいぶんとぜいたくな映画を
撮っているのはなんか違和感がある。
88名無しさんの主張:2001/04/28(土) 00:28
ブラジルはラテン文学に入らないってことはないよね。
なのに何故かラテン文学=スペイン語圏の文学つう感じ。

ブラジル文学について何か知ってる人ご教授熱烈希望!
89吾輩は名無しである:2001/04/28(土) 00:41
果てなき大地

ただし大衆小説っぽい
9010:2001/05/04(金) 23:18
age
91吾輩は名無しである:2001/05/31(木) 21:27
あげ
92吾輩は名無しである:2001/05/31(木) 22:16
ブラジルだとエッサ・デ・ケイロースとリスペクトールがいます。
どっちもまだ読んでないんで面白いかどうかわからないんですが。
確かリスペクトールの方は集英社のラテンアメリカ文学全集みたいのにはいってた。
93考える名無しさん:2001/05/31(木) 23:17
エッサ・デ・ケイロース。
縛り首の丘、読んだよ。
http://www.kufs.ac.jp/Brazil/03docentes/iyanaga/TR.html
白水社Uブックス(新書判ね)でも出てる。

表題作「縛り首の丘」は典型的な寓話スタイル。
異形の者に導かれての、恋をめぐる冒険談。

「大官を殺せ」は壮大なドタバタ大河喜劇のはずなんだけど、
翻訳がやや堅苦しくって、損をしてるような気が。
でもオモシローイよ。
94吾輩は名無しである:2001/06/01(金) 03:17
レイナルド・アレナスの顔写真が見たいんだけど、
検索しても「夜がくる前に」の映画の役者の写真しかない!
オスカーの主演男優賞にもノミネートされたらしいんですが。
映画はこの秋に日本公開だそうですね。
その前に日本の蒸し暑い夏を乗り切らなきゃいけないのかァ。
でも見に行くぞ!
95いんちき信吉:2001/06/18(月) 22:30
暑い季節に、ラテンアメリカ文学は最高っす。
(コルタサル、ボルヘス等を除く)
96吾輩は名無しである:2001/06/18(月) 23:16
梅雨になるまで取っておいたラテンアメリカものいよいよ解禁、なのか。
ドノソ「夜のみだらな鳥」とかガルシア=マルケスのマコンド村が出てくるヤツなんて最適かも。
97吾輩は名無しである:2001/06/18(月) 23:32
おお最高だぜ「夜のみだらな鳥」
この
98吾輩は名無しである:2001/06/19(火) 23:59
北アメリカ大陸より、南アメリカのほうが地理的に広いことを知って
かなりショックです。我々は、地球の裏側のことをもっと知らねば。。。
99犬の林:2001/06/27(水) 12:10
みだらな鳥面白いよね。失敗の成功みたいなとこあるけど。
ドノソの未翻訳もの読みたい。いくつかよさそうなのあるから。
100いんちき信吉:2001/06/27(水) 16:34
リンコナーダ(だったよね?)の錯乱した世界、眩暈がしそう。
101犬の林:2001/06/27(水) 17:28
たぶん書いた本人も眩暈したんじゃないの。
収拾つかなくなって。
102いんちき信吉:2001/06/30(土) 21:12
そうかもしれないですね。
103犬の林:2001/06/30(土) 21:30
きっとね。
104吾輩は名無しである:2001/07/02(月) 20:46
「夜のみだらな鳥」読みたいんですが
図書館にもないし古本でも見かけないです。
スーパー源氏で探したら12000円だって。古本○堂。

>>33
今「若い小説家に宛てた手紙」読んでます。
わかりやすくて面白いですね。
「緑の家」は未読なんですが、どうなんでしょう。
105いんちき信吉:2001/07/02(月) 21:27
集英社の本は絶版になっちゃったんですかね。
二年前には出ていたけどなあ。
106犬の林:2001/07/03(火) 14:56
104さん、ラテン関係だったら馬場の古本屋街
にいっぱいあるよ。みだらもね。
107104:2001/07/04(水) 21:04
>>106
情報サンクスです。
でも私、地方在住なもので、ちょっと遠いのです。
気長に探しますです。。。
108吾輩は名無しである:2001/07/07(土) 21:22
age
109吾輩は名無しである:2001/07/07(土) 21:41
コエーリョ
110:2001/07/19(木) 03:59
コル田サルの超短編、「続いている公園」を読んだ人、
エリック マコ―マックの短編集のラストの
話を読んでみてちょ。衝撃の展開が・・・
111吾輩は名無しである:2001/07/28(土) 17:55
『夜になるまえに』試写会行って来た。
……感想はホモに抵抗ある人は気をつけた方が……。
画とか構図とかはすごくきれいなんですが。
スペイン語期待していったのに、メインは英語だったしなあ。

>>94
アスミックの『夜になるまえに』のオフィシャルHPの原作者の欄に写真
出てるよ。ハビエル・バルデムは確かに雰囲気にてる。シルベスタスタローン
+ジーコ÷2+褐色の肌みたいな?(ハズしたか……)

私もパス好きです。死んだときは泣いたよ……。
メキシコで全集買うのが夢。
あとはルルフォかな。
112吾輩は名無しである:2001/07/29(日) 09:20
大学院でラテンアメリカ文学の研究をしたい場合、
どこの大学に行ったらいいんですか?
113吾輩は名無しである:2001/07/29(日) 09:40
「赤い薔薇ソースの伝説」読もう読もうと思いつつ
はやいくとせ。
114吾輩は名無しである:2001/07/29(日) 22:24
主に誰を研究したいかによると思われ。
んで、だいたいそれを主に訳している教授がいる大学に行くのがいいと
思うよ。>>112
115吾輩は名無しである:2001/08/01(水) 22:24
116吾輩は名無しである:2001/08/21(火) 19:02
なにせ翻訳でしか読めないものでして、理解しているかどうか疑わしい
117吾輩は名無しである:2001/08/22(水) 11:22
オクタビオ・パスは「弓と竪琴」しか読んでいませんが、面白い詩論でしたね
スペイン語を学んで彼の詩を読めるようになりたい
118吾輩は名無しである:2001/08/23(木) 02:07
僕も十年ほど前に、南米小説にハマりました。未訳の小説をなんとかスペイン語で読んでみたいと思い、辞書と首っぴきでコルタサルの短編が読めるようになった、そんな時のことです。
「めぼしい南米小説は、二、三の例外を除いてすべて日本語で読める。」風間賢二氏が雑誌で書いていたこの一言に衝撃を受けた私は、スペイン語をあきらめました。
119吾輩は名無しである:01/09/02 08:52 ID:3usV.j8s
ユリイカのアレナス特集は面白かったね。
120吾輩は名無しである:01/09/03 03:35 ID:BwoUyY4.
パウロ・コエーリョ好きな方、
感想聞かせてください。
友達から「星の巡礼」を薦められましたが、
どんな感じでしょうか?
121吾輩は名無しである:01/09/03 03:48 ID:53VIN6/A
>>120
最初の数ページを読んでみて、受け入れられそうだったら、
読んでみるといいかもしれない。
「刺激的」と対極的にあるような優等生的啓蒙小説か。
星の王子様が好きなら、きっと。
僕は、個人的にはちょっと。。
122吾輩は名無しである:01/09/03 13:35 ID:POod5U.c
>>120
そーか、パウロ・コエーリョはラテンアメリカ文学かあ。
いや、否定してるんじゃなくて、そういう感覚全然なか
ったんで素で驚いちゃって。
123吾輩は名無しである:01/09/03 13:43 ID:rbjJvWtM
age
124吾輩は名無しである:01/09/03 18:39 ID:SPsYSbwY
>121 レス、ありがとうございます。
「星の王子様」は別に嫌いではないので、読んでみることにします。
コエーリョのサイトを先程見つけたんですが、
凄く売れた「アルケミスト」も「星の王子様」的らしいですね(笑
こっちも読んでみます。

>122
え、コエーリョはラテンアメリカ文学じゃないんですか?
いえいえ、私もスペイン語やポルトガル語(or文学)専攻じゃないので
よく分からないんですが。
専門の方から見ると、どういうところが「らしくない」んでしょう?
ブラジル出身ってだけじゃダメ? (^^;)
125吾輩は名無しである:01/09/04 17:51 ID:Y36UC4Ic
でもスペイン語文学って原語で読んだ方が簡単なような気がする。
日本語訳は抽象的すぎてよくわからない。(単に訳者が下手なのか?)
126吾輩は名無しである:01/09/05 06:18 ID:vm5SzLJY
いや、スペイン語文学に限らないでしょう。
127吾輩は名無しである:01/09/05 10:41 ID:VH061BeE
ラテンアメリカものは夏になると、毎年読みたくなります。
今年は、図書館の除籍本からイタロ・カルビーノ数冊を拾いました。
ラテン系ではあるけど、やはり毛色は変わり、でも面白かった。
イタリアはsage?
128122:01/09/05 12:04 ID:ruGAshAI
>124
たとえば、夏目漱石も川端康成も大江健三郎
も渡辺淳一も山田詠美も村上龍も春樹も
安部公房も阿部和重も梁石日も
「日本文学」である、と考えたとき、

マルケスもボルヘスもカサーレスもリョサも
ドノソもコルタサルもアストゥリアスも
サバトもオクタビオ・パスもカルペンティエール
も「ラテンアメリカ文学」だ、と考えるわけ。私は。

では、宮部みゆきや綾辻行人や赤川次郎や
栗本薫や島田荘司や馳星周や平井和正とか
を「日本文学」というくくりに入れて違和感
ないかな?・・・ということを思うわけ。

で、コエーリョは「ラテンアメリカ文学」だ、
となると、へ?・・・とか思うわけ。

いや、みんながそうだというんじゃなくて、
私はそう思うんよ。

でも、
>127
みたいに、カルヴィーノまでラテンアメリカもの
に入れるのは絶対違うと思うねえ・・・。

イタリア文学でしょ、まんま。イタリアが
どこにあるか、世界地図調べてください。
129122:01/09/05 12:20 ID:ruGAshAI
あ、誤解されないよーに補足しとくと、
私は別にあとにあげた宮部みゆき以下
の作家たちが前にあげた漱石以下の作家
より劣っている、とかいうことが言いたいん
じゃないのね。タイプが違う、という話をして
るだけね。
130吾輩は名無しである:01/09/05 14:01 ID:abz/iCZg
ま、ラテン文化発祥の地、ラテン人の棲み処としての
イタリア半島というならいいんじゃない
131122:01/09/05 14:56 ID:ruGAshAI
>130
そーきたか。

別に固執するわけじゃないし、カルヴィーノの
話題出ても個人的には楽しいんでいーけどね
(「冬の夜ひとりの旅人が」あたりが好き)。

でもまあ、とりあえず平凡社世界大百科辞典
から該当個所を引くと、

「ラテン・アメリカ文学の名称で呼ばれるのは,
言うまでもなく,メキシコに中南米を加えた
スペイン語圏とポルトガル語圏の文学であり,
したがってその成立は,これらの地域が宗主
国からの独立を達成した,おおむね19世紀の
前半より以前にはさかのぼらない」

・・・と記述されてるんだけどね。
132吾輩は名無しである:01/09/05 15:26 ID:BZ3ylTLA
コエーリョは『アルケミスト』を癒し本ミリオンセラーとして
山川夫妻(『聖なる予言』などの翻訳者)が訳しちゃったから、
ラテンアメリカ文学として違和感を感じる人がいるのかも。

しかも彼らが訳したのはポルトガル語の原書じゃなくて
英訳本からの和訳。
ポルトガル→英、英→日
と翻訳が重なったことで、ラテンアメリカらしさが
削ぎ落とされた可能性もあるのでは?
133122:01/09/05 16:09 ID:ruGAshAI
ことごとく答えている私ってマジメだなあ、
と思う今日この頃。

>132
基本的にここでコエーリョをラテンアメリカ
文学として違和感感じてる、と表明してるの
は私だけみたいなので私向けの発言だと
思うんだけどー。

とりあえず、私がコエーリョについて思っ
てることの基本は>128に書いた通りね。
で、128に答えてくれたわけじゃない、と
いうことも踏まえてお答えするね。

コエーリョのラテンアメリカらしくなさ(という
か、もうぶっちゃければ全然魔術的リアリズ
ムでもなければ土俗的要素も薄い、って辺
り)が翻訳の問題だとする考えは、あんまり
支持したくないね。

だってさ、別にスペインやらどこやらで生まれて
文筆業やってるからって、ラテンアメリカ文学
的な書き方しなきゃいかんわけじゃないでしょ。

今ハヤカワミステリ文庫で買えるホセ・ラトゥール
とかも、生地で区切ればラテンアメリカ文学
だけど、とてもラテンアメリカ文学的なしろもの
ではないのね。単に面白い小説ってだけで。

そういうことは、あるんだよね。
日本に置き換えればスムーズに理解して
もらえると思ったんで>128を書いたんだけどね。

それと、私はコエーリョの話題だって
別に話しちゃイヤ!・・・とは思わないですよ。
いーじゃんいーじゃん、イーイージャーンプですよ。
こっいぃーの、かっけーひきなど、ぼくらぁにゃ、
かんけぇい、なっいかっらっ、エーブバデカモン
カンケナインダモーン、ですよ。

誰かコエーリョを原書で読んで「こりゃあ
魔術的リアリズムの傑作だぜ!」とか
思った、ってんなら、そりゃそーゆー話も
聞きたいしね。
134127:01/09/05 16:33 ID:GlAS7a9Q
冬の夜の一人旅はまだなので早速読んでみます。

イタリア文学をラテンでくくるのは、やはり無理ですね、
音楽のジャンルのラテンのくくりでこじつけました。文化的ルーツとして
ということで、勘弁。

で、こりずにはみ出るけど、魔術的リアリズムと土俗的要素といえば、
「やし酒飲み」や「赤いコーリャン」などを思い出してしまうのだけど
このあたりの妖しく素敵なもののカテゴリーは何と定義されるのですか。
幻想文学というと欧州のもののようなイメージですが。
135122:01/09/05 19:08 ID:ruGAshAI
>134
恥さらすよーだけど私は「やし酒飲み」も「赤い
コーリャン」も読んでないのでわかんないですね。
他の方のレスに期待ー。

・・・って、だったらこんな発言しなくてもいー
ようなもんだけど、黙ってたらこのスレって
いきなり膠着状態になるみたいだからさ、
昔の発言見てると。

あ、膠着状態でムシされちゃった前の発言の
中で私的に気になるのが>87

ファッションブランドの「ガルシア・マルケス」
は私も前から気になってて、あれはやっぱり
マルケスの名前から来てるのか、それとも
ガルシア=マルケスという名前自体が
日本語だったら「田中一郎」、イラクだった
らフセイン、みたいなゴロゴロ転がってる
名前なのか?

日本酒の「百年の孤独」については、確かに
マルケスの作品からきてるって話だけどね。
136『百年の孤独』:01/09/06 00:28 ID:Zujyd646
あれは、日本酒じゃなくて
焼酎ですよね、ちなみに。

それからファッションブランドは、ガルシア=マルケスでは
なくてガルシアマルケスと表記されてるはず。
もちろんあのガルシア=マルケスからきている
わけですが。
137122:01/09/06 00:45 ID:UmBI/dg6
>136
あ、そーなんだ(焼酎&ガルシアマルケス両方レス)
疑問とけてスッキリ。

で、ガルシアマルケスがガルシア=マルケス
であるところの情報ソースは、なに?
ガルシアマルケス買うと書いてあったりするの
かな。いや買ったことないんで。
138boca:01/09/06 05:37 ID:pAj8rP1w
ラ米文学の良書紹介。
この本のIndice de autoresに出ている作家を読むようにしています。
HISTORIA DE LA LITERATURA HISPANOAMERICANA 1.2 / E.ANDERSON IMBERT
翻訳「魔法の書」の著者です。
1981年まで載っているので、ブーム以降についても知ることができます。
今の状況まではうかがえませんが。
ラ米文学の研究をするならきっと役に立ちますよ。
139:01/09/06 06:04 ID:ITxlGf72
>>「めぼしい南米小説は、二、三の例外を除いてすべて日本語で読める。」

そう?今日本で翻訳されてるマジックリアリズム、ラテンものってほんの氷山の
一角だと思うけど。ドノソとかリベイロ、フィリスベルト・エルナンデス、まだ
まだめぼしい未訳もの一杯ある。

ところで135さんはマジックリアリズムをどう捉えているのですか。話ききたいで
す。ちぇッつオーラの「やし酒」はマジック、「コ-りゃン」はじめもーえんの
作品はマジックリアリズムというには少し無理があると自分は感じる。どっちか
っつーとポストモダン?
140boca:01/09/06 06:36 ID:pAj8rP1w
>139
そうですね。
紹介した本のindiceでは、2の方だけで2500人以上の作家が書かれています。
141:01/09/06 06:56 ID:MJ/hZl8M
でもその本って英訳あるんですか?
読みたいのは山々だけど。
142boca:01/09/06 07:27 ID:HM0MHAA.
>141
アメリカのアマゾンで調べてみましたが、英訳はないみたいです。
英語だと”spanish-american literature a history”という本がありました。
ただとても安い本なので、西語でも持ってて損はないと思いますよ。
いずれにしても、ラ米文学史の研究ではもっとも高い評価を受けている人の本
なので、西語の専門店で手に入れるのがいいと思います。
在庫は分かりませんが、スペイン書房
http://www.spainshobo.co.jp/
などで探してみては?
143:01/09/06 09:54 ID:Bz4OFyMw
bocaさんはスペイン語で読んでるんですか?ラテンは未知の物凄い作家
がごろごろいそうだから、うらやましいです。ボクは残念ながら英語で
手一杯です。紀伊国屋の洋書コーナーなんかいくと、とりあえずマジック
リアリズム作家を探すんですが、これがマルケス以外なかなか見当たらない。
むかしサンフランシスコに遊びに行った時、Barnes and noble とかいう
本屋に行ったけど、そこでもラテン圏ではドノソの猥らな鳥とラテンアンソロ
ジーくらいしかなかった。まぁそれは買っといたけど。bocaさんはラテンでは
誰が好きですか?マジックリアリストについて語りましょう。
144136:01/09/06 09:58 ID:G9xHJa/Q
ショップのオーナーがガルシア=マルケスの小説
が好きだから店の名前にしたって話をきいたことが
あるけど。
店の人に直接聞いたのではないが。

実を言えばあのブランドの商品を置いていた映画館があった。
なんの映画かは忘れたが、映画関連グッズとして売っていた。
そのとき映画(配給?)会社のスタッフに
聞いたら教えてくれた、という次第。

ショップに直接聞いてみるのもひとつの方法だね。
145122,あと128,131,133,135とかそのへん:01/09/06 12:02 ID:UmBI/dg6
>139
どう捉えてるといってもねー、別に
たいそうな考えはないけど。定義づけとかキライだし。

一応よく言われてる常識的見解は踏まえたうえで、
別に個人的に感じてるのは、魔術的リアリズムと
いうものは、つまり必然的に言語化される小説と
いうメディアにおいて言語の言語的な魅力で異常
さなどを感じさせる方法ではなくて、言語で表現さ
れたのち読者の頭の中で開花するなにごとかが
“魔術的”である・・・・・・というような方法論なんだ
ろーなー、ってなことは思うかな。アタリマエかね。

つまり(魔術的リアリズムじゃないけど)柳瀬尚紀
訳の「フィネガンズ・ウェイク」みたいなコトバの
ムチャクチャさは魔術的リアリズムとは無縁で、
今後あーゆー感じの文体で(日本なら中原昌也
とかそれ系か)魔術的リアリズムを書く人間は
現れないだろーな、書いてもそれは魔術的
リアリズムとは呼ばれないだろーな、とは思うよ。

そーゆー意味では上の方で誰かが書いてた、
島田雅彦による「マルケスはルポ文章だ」という
意見もわからなくはないんよね。つまり魔術的
リアリズムが特殊な文体を使うことで成立させるよう
な方法ではない、というような意見をささえる屋台骨
として、理解できる意見。

私は学生時代はともかく、今となっては海外の小説
を原書で読んだりする人間じゃないんで、本当に
マルケスの文体がどうなのかとかはわかりませんけどもー
(これも個人的見解として付記すれば、外国語で読んだ
内容は頭の中で日本語に翻訳して読み直しているような
気がするんで、訳書があればそっち読む方が全然良い、
と、思うんだよねー。学校で研究してるひとはそういうわけ
にいかないだろうけど)。
146122以下同文:01/09/06 12:02 ID:UmBI/dg6
>144
ほー、映画館でですか。

そーいやあんまり映画行かなくなったなあ。前の方にも
出てるラテンアメリカ文学の映画化も、ぜーんぜん見な
いなあ。

「オルフェ」とかってどうなのかね。
いや、私は本だけ買って積ん読なんだけど。なんか話題
になってたから。
あと「オール・アバウト・マイ・マザー」とかも話題だったか。
なーんかわざわざ映画館行くのおっくうになっちゃったん
だなあ、トシかなー(映画館行かない人間はレンタルビデオ
に行くのもやっぱりめんどくさいんで、CSあたりで放送して
くんないと話題作もなにも存在しないも同じなのだった)。
147 boca:01/09/06 16:56 ID:H512xQR.
>143
そうですか。でも英語で読めるのであれば、少しがんばれば読めると思いますよ。
私も辞書を引き引き読んでます。単語も似てるし。
スペイン語が少しでもわかるといいですよ。
昨日、キャイーンのテレビ番組で100カ国語に挑戦、という企画をやってましたが、
トイレがvan~oと放送されてました。ほんとはban^oなのに。
こんなとき突っ込みも入れられます。

「テラ・ノストラ」と「パラディソ」を読むためにスペイン語を始めました。
両方ともラ米文学の中で重要な書だと言われていますが、翻訳がないので、
外国語で読まなければならないんですよね。
英訳と西語と両方買いましたが、今のところ英訳のほうが読みやすく感じます。
まだ最初しか読んでいませんが。
好きなのはフエンテス、コルタサル、パチェコ、モンテロソなど。
フエンテスは「チャックモール」や「女王人形」。コルタサルは「山椒魚」など
ブレベが好きです。ドノソの「ブルジョア物語」も好きです。
「みだら・・」は難しくてよく解らなかったけど、読後の達成感だけはありました。
読んだのがかなり前なので、これは再読の必要があるとは思ってます。
モンテロソは”la oveja negra y demas fabulas”の中で
”la tortuga y aquiles”というとても短い話が好きです。
でもマルケスの「族長の秋」も好きかな。あとリョサの「世界終末戦争」なんかも。
井上ひさしの「吉里吉里人」を思い出させて。

私も先日メヒコにいってきましたが、パチェコの本、解説書も含めて10册も
買ってしましました。その他にもいろいろと。ついつい買っちゃいますよね。
でも本屋の店頭ではだいたいフエンテス、サラマーゴの平積みが多くて、
日本のマルケス、ボルヘス、サラマーゴみたいでした。未知の作家はむこうでも
未知かも。
だけど、先日井の頭線に乗って、パチェコを読んでたら、ペルー人のおばさん
に声をかけられました。彼女はパチェコのことちゃんと知っていたので、
私たちよりはそれが少ないかもしれません。
”犬”さんは誰が好きですか?
148 boca:01/09/06 17:03 ID:H512xQR.
>147
ban~oの入力間違いです。
149吾輩は名無しである:01/09/06 17:31 ID:ZZQxyaDY
マルケスの「百年の孤独」は読むのしんどかったな。

リョサの「緑の家」は文庫で持ってて気になってる。
150:01/09/07 17:53
145さん、別に厳密な定義を訊いたわけじゃないよ。俺も別に定義ってものは好き
でもないし。でも話をふったのは俺なわけで、じゃあ自分がどう考えているかと
いうと、拍子抜けするくらい単純なんだけど。マジックリアリズム作家でくくられてる
一連の作家軍がいるが、その八割はマジックリアリズムというより幻想、奇想
小説とほとんど変わりません(これはどっちかに優劣をつけているわけではない
ので)コルタサルやフリオ リベイロ、パチェーコなどはむしろ従来の幻想小説
に対して違和感ないし。ボルヘスもそうかも。逆に厳密にマジックリアリズム作家は誰かと
いうと、俺の中ではアストゥリアス〜ガルシアマルケス〜中期以降のドノソ、エ
ルナンデス、アレナスあたりということになる。ああいうめまぐるしい文体は
他にちょっと類を見ないものだし、あれこそがマジックリアリズムの他と異なる
所以だと思う。どう?めちゃ単純でしょ。あと、よく土着的な要素が欠かせない
とも言われるけど、それはあまり重要でもないのかな、とも感じる。マルケスの
短編集エレンディラやエルナンデスの短編には「ラテンです!」と全面に押し出す
ものは特に見当たらないし、それなしでもマジックリアリズムと呼ばれうるから。
まあ、書いてるうちに何が言いたいのかよくわからなくなってきたから、もう
一回言っとくと「アストゥリアス〜ガルシアマルケス〜中期以降のドノソ、エ
ルナンデス、アレナス」の文体。最近だと、善し悪しは別としてマコ-マック、
エリクソン、ラシュディらに受け継がれてるあの文体。

bocaさん、マイ フェイバリットはガルシアマルケス(美しい水死人、幽霊船
の最後の航海、善人ブらかマン、エレンディラ、ナボ、青い犬とか)
コル田サル(短編集「遊戯の終わり」)
フェンテスはなんでもかんでもメキシコと結び付けるから好きじゃないけど、
岩波の短編集は全部好き。アウラなんかも。で、極めつけはエルナンデス。
水に浮かんだ家しか訳されてないけど。
あとはドノソとか、だいたい一緒ですな。
ところで以前、おかんの友人のアメリカーナにラテン圏の英訳もの送ってほしい
と頼んだんだけど、なんと今日きました。しかもそれがドノソで、
hell has no limits.ってやつで。かなり面白そうなんだけど、
それってみだらより前の作品ですかね。
 
151 boca:01/09/08 04:12
>150
ドノソの”El lugar sin limites”ですね。
『境のない土地』という邦題がついてます。
1966年の作品なので『みだら・・』より前ですね。
翻訳がある『この日曜日』と同じ年の作品のようです。
私も読んだことがないので、感想を聞かせて下さいね。

私にも今日、アストゥリアスの『緑の法王』の翻訳が届きました。
そのうち読もうと思ってます。
152吾輩は名無しである:01/09/13 00:45
「百年の孤独」って凄いんですか?
153吾輩は名無しである:01/09/13 10:30
>152
スゴイんでっすっ
(カビラジェイ風に)
154吾輩は名無しである:01/09/14 00:11
アレナスの「夜になる前に」の映画、もう上映してるの?
ユリイカ読んだら、見てみたくなったゼイ。
155アフガニスタン:01/09/14 00:23
>1
この問題意識って晩年のサルトルが飢餓で死んでいく子供を前に
哲学の存在は意味が無いと言った事と共通し思いで書いたのでし
ょうか?
156吾輩は名無しである:01/09/14 03:58
>155
さー、これは誤爆なのかそれともなにか深淵な投げかけか?
興味あるんでっすっ
(川平慈英風に)
157アレナス:01/09/16 22:46
ユリイカのアレナス特集いいね。
158いんちき信吉:01/09/21 23:31
アレナスの映画見に行くぞー
159いんちき信吉:01/09/21 23:32
おすぎが高く評価していた
160吾輩は名無しである:01/09/21 23:50
明日(22日)、立教大学の「ボルヘス会第2回大会」行く人っている?
午後2時から、東京・池袋立教大学12号館地下会議室にて、無料。
161ぱす:01/09/22 00:10
オクタヴィオ・パスの『二重の炎』を以前読んだことがあるけど、
文学の知識が広範囲すぎてついていくのが大変だった。
162吾輩は名無しである:01/09/24 10:26
立教のボルヘス会に行った人、楽しかった?
163吾輩は名無しである:01/09/25 16:12
ボルヘス、今「伝奇集」読んでいるけど難しい。。。
米文学科出身ですが、学生時代「バベルの図書館」読んでも訳解らず
社会人となった今再び読み返しているけど、未だに面白さを見いだせずにいます。
フランスのユイスマンスの「さかしま」なんかは変にハマったんですが。
この手の作品って慣れでしょうか?
読み進めるうちに魅力を理解出来るようになるものですか?
164吾輩は名無しである:01/09/26 20:58
岩波文庫のフエンテスの短編集は、どんな感じですか?
165どらごん:01/09/27 00:39
フエンテス短編集は面白いよ。岩波ならボルヘス、コル田サル、フエンテス
と三つでてるけど、個人的にはフエンテスのが一番おすすめ。
166吾輩は名無しである:01/09/27 00:49
岩波ならフアン・ルルフォの「ペドロ・パラモ」もお忘れなく。
メキシカンな熱砂の雰囲気がたまらんですね。
でもボルヘス以外絶版だったような・・・
167吾輩は名無しである:01/09/27 08:48
岩波は、出たらすぐ買わないと駄目ですね。
すぐ絶版になっちゃう。
168吾輩は名無しである:01/10/01 20:34
国書刊行会からリョサの「フリア伯母さんとヘボ作家」が出るらしい。
タイトルが変わってたけど。
というか、新潮はリョサの旧作を復刊するなり文庫化するなりしやがれってんだ。
169吾輩は名無しである:01/10/01 23:00
リョサの「緑の家」って凄いんですか?
170吾輩は名無しである:01/10/01 23:42
>フリア伯母さんとヘボ作家
これって国書の本の巻末予告でずぅぅぅぅぅっと近刊になってる
「フリアとシナリオライター」のこと?
まじで? 出るの? ほんとに? いつ? すぐ? 明日?

緑の家はすごいです。おもしろすぎ。
新潮も絶版にするぐらいなら最初から出さないでくれよう。
171いんちき信吉:01/10/02 20:01
>緑の家はすごいです。おもしろすぎ。
>新潮も絶版にするぐらいなら最初から出さないでくれよう。

本当にそう思う。ピンチョンの「ヴアインランド」も絶版にした。
最初から出すなって。
この件に関して以前酒の席で、新潮の編集者Yにからんだことがある。
172吾輩は名無しである:01/10/02 20:47
シャルル・プリニエ「醜女の日記」新潮の復刊で買ったの。
まだ持ってます。新潮(呼び捨て)、また企画してください。
173172:01/10/02 20:50
ごめん!ラテンアメリカ文学スレだったのね。シャルルはおフランスざました。
174吾輩は名無しである:01/10/04 02:23
夏が終われば沈んじゃうのかい?
175:01/10/04 14:05
君はあれかい?
176吾輩は名無しである:01/10/06 03:51
ルイス・セプルペダってどうなのよ?age。
177:01/10/06 05:23
ロドリゴ・レイローサって何で今あんなにプッシュされてんの?
三冊も出されてる。P・ボウルズの影響が強いのは分かるが、
厳密に一体どの辺に才能があるのか全くわからない。
まあ、出るたびに即買う俺自身もまったく理解不能だが。
178吾輩は名無しである:01/10/10 02:01
「サイラス・サイラス」はラテンアメリカブンガク好きから見てどうなのよ?age
179吾輩は名無しである:01/10/11 07:14
犬さん、犬さん。
マコーマック読んでみました。面白かったです。
「フーガ」以外もそこはかとなくコルタサルっぽくて良かったです。
犬さん、犬さん。ありがとう。
180:01/10/11 14:17
「フーガ」ってコルタサルの続いている公園知ってれば爆笑でしょ。
インチキコルタサルってとこかな?
181吾輩は名無しである:01/10/11 20:23
今エルネスト・サバトの「英雄たちと墓」を読み進めている途中
なんですが、ボルへスがいきなり作中に出て来たりしてて面白いです。
描かれ方からすると、あんまり仲は良くなかったようですが。
182アンチ石川(元石川ヲタ) ◆1uZeEEEs :01/10/12 15:37
マルケスの「エレンディラ」と、リョサの「世界終末戦争」しか持ってない。
終末戦争は探しに探して、見つかった時はほんとに嬉しかったのを今でも覚えている。
リョサの、主人公が誰だかわからない話(?)が面白かった。
4人の少年が代わりばんこに主人公になるような話。
183>182:01/10/13 01:15
小犬たち(国書)かな。

ラ・カテドラルでの対話につながるね。
184吾輩は名無しである:01/10/17 00:44
ガルシア=マルケススレが上がってこっちが上がらんのは納得できないage

あーあ、ラテンアメリカ小説って新しいの訳されないんですかネ。
ボルヘス以外で。
185:01/10/24 16:18
サラマーゴってどうなんだろう。
186吾輩は名無しである:01/10/24 16:52
>4人の少年が代わりばんこに主人公になるような話。

「都会と犬ども」ね。
187吾輩は名無しである:01/10/24 23:04
犬さんは、都会の犬どもについてどう思うのだろうか
188:01/10/24 23:30
特にこれといった印象なし。
189刈岡:01/10/29 23:51
>>185
サラマーゴて、ポルトガル人で
ノーベル文学賞とったひとですよね。
ポルトガルて、東ティモールを独立さしたり
なんだりしてますが、今後どうなんでしょうか?
ブラジルも人口が1億5千万もいるわりには
カゲが薄い気がするんですが・・・。
190いんちき信吉:01/10/30 00:12
福武のラテンアメリカ文学アンソロジー
「美しい水死人」は非常に良いね。
191ぴんちょん:01/10/31 01:02
誰か、「春の祭典」読んだ人います?
最近体力が衰えてきて、厚い本を敬遠ぎみなんで
読むのを迷ってるんですよね。もうピンチョンとかも読み返すことは
ないかもしれないし。
192ixion:01/10/31 01:10
『春の祭典』邦訳されるのず〜〜〜〜っと待ってたはずなのに、
なぜか読む気がしないんだよね。俺ももうだめかも>191さん

誰かぜひ感想聞かせてください!!
193吾輩は名無しである:01/10/31 01:56
スレの空気を無視して申し訳ないのですが、今日古本屋でマヌエル・プイグの
『蜘蛛女のキス』とガルシア=マルケスの『族長の秋』を見つけたので
安かったので思わず買ってしまいました。
ラテンアメリカ文学は数年前にボルヘスを読んで挫折して以来なので
馴染むかどうかわかりませんが、このスレを読んでもう一回トライして
みようと思いました。

関係ないのでsage
194吾輩は名無しである:01/11/03 15:56
3;
195吾輩は名無しである:01/11/03 16:59
ラテンアメリカ文学はおもしろい作品と、読了まえに挫折する作品がはっきり分かれる。

マヌエル・プイグ、ガルシア・マルケス、イザベル・アジェンデ →おもしろい。
バルガス・リョサ、コルタサル、ボルヘス →挫折。
196ixion:01/11/03 17:53
プイグ最高。
197193:01/11/03 20:29
今プイグ『蜘蛛女のキス』読んでます。
途中なので感想がどうのという段階ではないのですが、すごく面白い。
>195さんの分類が身にしみます(笑)
198吾輩は名無しである:01/11/03 22:43
リョサははまるとすごい。
登場人物一通りと話の流れが一度つかめれば絶対止まらないと保証できる。
「緑の家」面白すぎ。
だからリョサはとっかかりが悪いけど、ボルヘス=コルタサルラインとは違うと思う。
ボルヘス=コルタサルは最初ダメだったら最後までダメ。
199吾輩は名無しである:01/11/03 23:37
>>195
前者:実際的
後者:観念的
という感じで見事に分かれましたね。
200吾輩は名無しである:01/11/03 23:41
マルケスは実際的かな〜
201199:01/11/03 23:49
「観念的」の対語としての「実際的」ですが、だめですか?
では、なんと言えばしっくりくるかな?
後者はブッキッシュな人たちなのは間違いないとして…。
202吾輩は名無しである:01/11/04 02:39
リョサとマルケス、どっちがいい?
203195:01/11/04 11:55
バルガス・リョサはだめなんです、自分は。
「密林の語り部」とか「緑の家」(新潮の文庫もってる)とかラカテドラルでの会話、とか
ことごとく読み終われませんでした。

要は、自分に「知性に欠けてる」だけなんですが、構成が複雑だったり、
語り手が代わってたり、筋が枝分かれしたりすると、投げ出す確率は高い。

もっとちゃんと物語を作れよ、とどうしても思ってしまう。

あ、202への答えはもちろん、マルケス。
204いんちき信吉:01/11/04 12:59
筑摩から出ていたリョサの「果てしなき饗宴」読まれた
方いますか?
205吾輩は名無しである:01/11/04 13:28
「蜘蛛女のキス」はつまんないよ。
ほかのプイグ作品はいいけど、蜘蛛女だけはダメ。
206吾輩は名無しである:01/11/04 15:14
昨年の三島賞を受賞した星野智幸の作品を読んで目眩をおこし
そこから初めてラテン・アメリカ文学への扉の存在を教えて
もらった。
で、星野氏お薦めのアレナスの「夜になる前に」を先日観て
きました。「バスキア」を撮った監督ですね。全体にサラッ
とした印象を受けました。今本の方を読んでいるのですが、
訳がいいのか読みやすいです。カストロへの恨み、というか
自由を冒されることへの憎しみが伝わってくる。でも基本的に
この人は天真爛漫な人、という感じがする。根の明るい感じが
作品を重苦しくしていない。獣姦や同性愛の描写も明るくて
楽し気でさえある。「めくるめく世界」も読んでみたい。
>>112
立教大学のラテン・アメリカ研究所はどうなのでしょう?
207吾輩は名無しである:01/11/07 00:18
マルケスの「エバは猫の中」ってどうですか?
208吾輩は名無しである:01/11/07 19:27
「美しい水死人」と内容がほとんど同じ。
ガルシア=マルケスが違うだけです。
モンテローソの「ミスターテイラー」が好き。
209吾輩は名無しである:01/11/19 23:38
『夜のみだらな鳥』読みたいよ〜
図書館にもないしなあ……
210吾輩は名無しである:01/11/20 09:47
荻窪の某古書店で先週見かけたが。
211吾輩は名無しである:01/11/22 15:05
夏が去って、ラテンアメリカ文学も沈んでますね。
212吾輩は名無しである:01/11/22 18:16
そうですね。
213吾輩は名無しである:01/11/22 19:54
      ,一-、
     / ̄ l |   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    ■■-っ < 明日は東京にも雪が降るそうですよ
    ´∀`/    \__________
   __/|Y/\
 Ё|__ | /  |
     | У  |
214吾輩は名無しである:01/11/29 12:44
マルケスとマルクス間違えるアホもいる
215通りすがりの大学院生:01/11/30 02:01
>>そんなアホはいない。アホはマルクスもマルケスも知らない。
216吾輩は名無しである:01/12/05 01:36
世界終末戦争手に入れたけどあまりの分厚さにビビリage
217吾輩は名無しである:01/12/05 03:10
>>216
それ(というかラテンアメリカ文学をあまり)知らないんですけど、
いつごろのなんという作家のものですか?
218216じゃないが:01/12/05 04:00
>217
M・バルガス=リョサ(フジモリと大統領の座を争った人)が
1981年に発表した作品です
カヌードスの反乱を題材にした本作品は
ラテンアメリカ文学版水滸伝とでもいうべきものでしょうか。
とにかく長い。
2段組700pで頭の体操というよりは手の体操になります。
文章的には平易なんですけどね。
219まるけす:01/12/05 16:25
「亡き王子のためのハバーナ」(インファンテ)。
「百年の孤独」(マルケス)
「緑の家」(リョサ)
「精霊たちの家」(アジェンデ)
「蜘蛛女のキス」(プイグ)
が、いまのところベスト5です。
220:01/12/05 16:52
[おいぼれグリンゴ」(フェンテス)
「豚の戦記」(ビオイ・カサレス)
「隣の庭」(ドノソ)
がいまのところワースト3です。
221吾輩は名無しである:01/12/05 19:58
ランキング(・∀・)イイ!
222217:01/12/05 20:01
>>218
ありがとうございます。
でもバルガス=リョサってことは結構メジャーな作品だったのかな?
知らない自分が鬱だ・・・これからもっと勉強します。
>>216
読み終わったらぜひ感想を。それまでこのスレが生きてますように。
223吾輩は名無しである:01/12/09 00:46
土曜の夜にage
224216:01/12/09 02:45
わー。フォローありがとう>218
がんばって読みます。>217
今カルヴィーノのパロマー読んでるんで、終わったらとりかかります。
とりかかりたいなあ。

老いぼれグリンゴは魅力的な題材なのになんであんなにつまらないのかすごく不思議だよ。
鏡の扱いとかは好きだったのに。
225217:01/12/11 01:03
沈んでるのでage
219,220のようにランキングを挙げてくれるのは
初心者にはとても参考になります、とお願いしてみる。
226吾輩は名無しである:01/12/11 02:43
ベスト10
「伝奇集」ボルヘス
「百年の孤独」マルケス
「めくるめく世界」アレナス
「天使の恥部」プイグ
「仮面の日々」フエンテス
「遊戯の終り」コルタサル
「族長の秋」マルケス
「夜のみだらな鳥」ドノソ
「世界終末戦争」リョサ
「ファラベウフ」エリソンド
227吾輩は名無しである:01/12/11 22:08
「夜のみだらな鳥」の作品の中で、タイトルの「夜のみだらな鳥」という言葉が
どこで出てきたか覚えている方いますか? 出てこなかったっけ・・・?
気になって気になって仕方がありません。

ちなみに僕は集英社の「世界の文学31」版を持っています。一時間ほどめくって
調べたのですが。うー、いらいらする!! 助けて贈れ!!
228吾輩は名無しである:01/12/18 18:33
一番最初のヘンリー・ジェイムズの書簡の引用の中に有ります。
「精神生活の可能なすべての人間が生まれながらに受け継いでいるのは、
狼が吠え、夜のみだらな鳥が啼く、騒然たる森なのだ。」
229227:01/12/18 22:04
ありがとうございます。本文中には出てこないんですかね・・・
230いんちき信吉:01/12/22 21:05
>「遊戯の終り」コルタサル

石蹴り遊びより上なのですか?
僕は読んでないので、紹介お願いします
231吾輩は名無しである:01/12/26 20:12
主観で選んでいるのでこれでよしとしましょう。
「山椒魚」と「夜、あおむけにされて」がよいです。
確か、岩波の文庫でも紹介されています。
「石蹴り遊び」は読むのが大変なので、今回はパス。
でも決してダメだというわけではないです。
232taka ◆WJp3Uzus :01/12/27 03:53
経済的に今、大変なアルゼンチンの文学ってどうなのかな。
233:01/12/27 06:58
>231
「いまいましいドア」はどう?
234吾輩は名無しである:01/12/27 20:05
>233
好きです。なんか異様な雰囲気。
日常のなかにこういったことってありそうですよね。
あと、タイプは違うけど、「殺虫剤」も好きです。
235吾輩は名無しである:01/12/27 21:49
ヤフーオークションで、「世界短編名作選ラテン・アメリカ編」が
100円で出てます。
236吾輩は名無しである:01/12/30 19:41
岩波文庫のコルタサル短編集を買った。
2001年12月14日 第6刷発行
237吾輩は名無しである:02/01/07 01:28
集英社世界の文学ギャラリーラテンアメリカ編を新本で買う
238吾輩は名無しである:02/01/07 07:47
アルゼンチンといえば、
ボルヘスが激賞するルゴーネスなんかがその代表ですか。

モデルニスモの詩人として出発し、
やがてはファシズム政権のブレーントラストとして迎えられた
政治的遍歴が興味深いですね。

後発型近代国家における文学者の役割と
危機的状況におけるその進退の好例ともいえます。
まあ、ルゴーネスレベルの政治感覚はリョサにもあったわけですから、
ファシズムの問題をその人格的資質に帰するのはどーかと思いますね。
239吾輩は名無しである:02/01/07 20:45
アレナスの『ハバナへの旅』読まれた方いますか?
『めくるめく世界』を読み終わって、大変面白かったので
他のも読んでみたいと思ってるんですが・・・。
『夜になるまえに』はみなさんオススメのようですね。
240吾輩は名無しである:02/01/13 19:18
面白いですよ。
「第二の旅・・・モナ」
は異様な話です。
241吾輩は名無しである:02/01/19 21:00
野谷文昭さんの「ラテンにキスせよ」を今読んでいます。
ラテンアメリカ文学の研究書みたいなのは今まで読んだことが無かったので、
知らない作家や歴史の背景なんかもいろいろ載っていて、
面白いし勉強になります。
プイグについても思い入れたっぷりで書かれていて、
「ブエノスアイレス事件」しか読んでないので、他のも読んでみたくなりました。
他に、ラテン文学について書かれた本で良いのはあるんでしょうか。
242吾輩は名無しである:02/01/24 03:09
 
243吾輩は名無しである:02/01/24 04:00
フォークナーは違うか。
244吾輩は名無しである:02/01/26 23:53
お願いします。

「夜のみだらな鳥」を書いたドノソの最高傑作と言われている「別荘」

どなたか訳してください。

食人鬼がうようよ出てくるすごいやつらしいので。
245吾輩は名無しである:02/02/09 10:54
こんなに下がっちゃって。冬なんだなあ。
246吾輩は名無しである:02/02/11 04:01
ラテン文学スレ、あったんですね!うれしい。

>>241
 野谷文昭さんの『ラテンにキスせよ』はぼくも読みました。その本の中で天
安門事件を筆者がテレビで見ていて、概視感にとらわれた、という話がでてき
ました。中継のアナウンサーは、なぜマコンドのバナナ工場のストライキの再
来ようです!と言わないのだ、と。
 筆者に親近感をいだきました。

 中上健次は確か早稲田の講演でラテン文学について、およそこのようなこと
を言っています。
 世界には大きな病気がいくつかある。まずはヨーロッパという病気で、これ
は世界中をとにかく武力で侵略して行った。つぎにアメリカという病気で、こ
れは資本主義と結びついて世界を侵略している。三つめは、共産主義という病
気で、これはマルクスとかレーニンという人たちが始めた。もうひとつはイス
ラムという病気だが、これはまだはっきり見えない。
 ラテン・アメリカは最初の3つの病気がぶつかったところなんです。おもし
ろくないはずがない。

 ラテンのおもしろさを的確に言っています。去年の9月は、中上健次が言っ
ていた4つめの病気が、姿をあらわしたと思いました。

 ところで、旦敬介、好きな人いる?ぼく好きなんですが。
247我輩は名無しdeR:02/02/11 06:33
旦敬介って何訳したっけ? 旦敬介そのものは好きでも嫌いでもない
な。たぶん。
>ラテンのおもしろさを的確に言っています。

そうかなぁ。いや、そうだと思うけど、それはガルシアマルケスを
中心に置いた見方だよね・個人的にはむしろラテン文学の本当の面
白みは革命やら政治うんぬんより夢幻的な色合いにあると強く
感じるな。たとえばコル他サル、エルナンデス、ラ米ロらに
かんしてはあきらかに上記の問題以外のとこにテーマがあるような

248我輩は名無しdeR:02/02/11 06:35
いや、でもガルシアマルケスはやはり中心に置かれてしかる
べき作家なんだろうな
249246:02/02/11 22:32
>247
 バルガス・リョサの『世界終末戦争』が多分、旦敬介の最初の翻訳なのではない
でしょうか。最近ではガルシア=マルケスの『誘拐』とか。
 旦敬介の『ようこそ奴隷航路へ』というのがあるのですが、これ良かった。ラテ
ンでした。

 まあガルシア=マルケス、イサベル=アジェンデ(このくらいしか知らないので
すが)等についていえば、ラテンアメリカという地域の磁場とは決して無縁ではな
いと思えます。そっち方面のラテンの魅力、大きさでいえば、政治、革命、戦争、
のような業苦でさえ、幻想の世界へひきづり込んでしまうところにあります。
 幻想的でありながら、生々しい。それがマジカルリアリズムとか、神話といわれ
ているのだと思います。
250我輩は名無しdeR:02/02/11 23:49
マルケス、アジェンデはそうですね。あともっと政治色が濃いのがリョサ。
国家規模のアイデンティティに異様に固執するのがフエンテス、
ブルジョワ対貧民階級というような社会的身分に焦点を当ててるのがドノソ。
なんというか、多面的ですね。
251名梨:02/02/12 02:18
ラテンアメリカ文学が何かも知りません。
でも読んで見ようと思っているんですが
何から読めば良いか教えてください。
252吾輩は名無しである:02/02/12 02:22
牛島信明
253吾輩は名無しである:02/02/13 23:44
>>251
まあひとつの案ですよ。まずイサベル・アジェンデの『精霊たちの家』。もし
(とても面白く思えたら『エバ・ルーナ』『エバ・ルーナのお話』)ラテンの
リズムに慣れたところで、御大、ガルシア=マルケスの『百年の孤独』(新版)
というのはいかがでしょうか。
254吾輩は名無しである:02/02/19 14:01
>251
比較的手に入りやすいフエンテスやコルタサルの短編集。
岩波文庫で出ています。
255:02/02/20 13:45
今piano storiesっていうFelisberto Hernandezの短編集読んでる最中だけど
はっきり言って奴は凄いな。
あいにく日本では「水に浮かんだ家」しか翻訳されてないけど。しかももう
絶版。
カルビーノやガルシアマルケスもコメント書いてたよ。
ガルシアマルケスいわく、「1950年に彼の本に出会わなかったら今日
の私はなかっただろう」だって。
256吾輩は名無しである:02/02/20 14:11
そんなの、セルバンテスとか、フォークナーとかを
読んで自分が作家になりたいと気づいたととかほかにもいろいろ
言っているでしょ。なんかさ、情報に偏りがあるんだよね。
257吾輩は名無しである:02/02/21 03:48
>256
 情報に偏りがあるというのならば、他の情報も教えて、偏りなおしてYO!
258吾輩は名無しである:02/02/21 12:14
安部公房と話したときは、カフカを読んで、朝起きたら作家になっていた、
大江健三郎と話したときは、ラブレーを読んで作家になった、と言ってた。
マルケスというのは、ほら吹きなんだな。
259我輩は名無しである:02/02/21 12:23
いつ阿部や大江がマルケスと話した?
260吾輩は名無しである:02/02/21 19:01
マルケスが日本に来たときですよ。
安部と大江の対談でマルケスと話した時のことにお互い触れていたよ。
あと大江は、メキシコでオクタビオ・パスと徹夜で議論したりしている。
261吾輩は名無しである:02/02/22 04:24
>マルケスというのは、ほら吹きなんだな。

ハ、ハ、ハ!最高じゃん!
262我輩は名無しである:02/02/22 12:18
安部ってたしかラテンの血が流れてるんだよね??
263我輩は名無しである:02/02/24 22:59
>256
「こんな小説初めてだ!」(村上龍)みたいなのがよく帯に
書かれてるけど、偏りがあるってのはそれと同じノリってこと?
俺が端折ってここに書いただけで、ガルシアマルケスはもうちょい
詳しく言及してたよ。カルビーノは前書き担当。八ページくらい語ってた。
>258
安部公房と話したときは、カフカを読んで、朝起きたら作家になっていた、
大江健三郎と話したときは、ラブレーを読んで作家になった、と言ってた。

↑これのどこにホラの要素があるのか教えてほしい。 対談でしょ? 
ジョーク交じりに語ってるだけじゃん。 ホラ吹きというか、おちゃめ
だとしか思えんのだが。
それに実際上で挙げられてる作家陣のいいところ
をガルシアマルケスなりに吸収してるから
お調子者とも思えない。
264吾輩は名無しである:02/02/27 00:00
ボルヘス『ボルヘス、文学を語る』(岩波書店)
が出ましたねage
265吾輩は名無しである:02/03/11 02:09
age
266吾輩は名無しである:02/03/11 02:16
>>264 読んだよ 面白かったよ
おじいさんのお話聞いてるって感じ
この本のもとになった講義のCDも売ってるみたい
ほすぃ
267吾輩は名無しである:02/03/14 20:16
コルタサルの「石蹴り遊び」読んだ人に聞きたいんだけど、
二通りの読み方のどっちで読みました?
両方で読めば良いんだろうけど、それも大変だし。どうですか?
簡単過ぎるかもしれませんが

1 緑の家
2 百年の孤独
3 我らの大地(未訳)
4 メキシコのパリヌロ(未訳)
と、くれば5は?

ちなみに5を持ってはいるですけど、まだ未読です。
感想なんかお願いしま〜す。
あと6以降ご存じな方も情報お願いしま〜す。
269吾輩は名無しである:02/03/16 21:22
>>267 やぱーり最初はするっと読んだよ。それから指示にしたがって。
後者の読み方も面白いけど、いきなりじゃつらいだろうなあ・・・
270吾輩は名無しである:02/03/21 09:21
>>268
さっぱり分かりません。
もう堪忍してください。答えを教えてください。眠れません。
271吾輩は名無しである:02/03/23 01:56
>>270

スマソ、スマソ。
ロムロ・ガリェゴス賞ってのの歴代受賞作っす。
なんでもスペイン語小説(中南米の?)で5年に1回だそうで、
この設定だとなんか世界最強っぽいしょ。

で、5はこれです。↓
http://www.shohyo.co.jp/gendai/latin-7.html
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4773892072/ref=sr_aps_d_1_1/249-0049165-3659509
ど、面白そーざんしょ?

↓ここ人の日記では否定的ですが.....
http://www.cafebleu.net/diary/200108.html
272吾輩は名無しである:02/03/27 00:16
ねぇ、何か書き込もうYO!!
百孤のスレは結構盛り上がってるYO!!

これ読まれてます?
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4336035997/qid=1017155420/sr=1-15/ref=sr_1_0_15/249-0049165-3659509
こんなかにコルタサルので筒井康隆の「走る取的」みたいなのがあるYO!!
ハッピーエンドだけど...
(コルタサルって筒井に似てる。短編上手い。ジャズ好き。)

でもこん中の極めつけはムヒカ=ライネス「航海者たち」だYO!!
面白すぎぃ〜笑い死にするかと思たyo...
273吾輩は名無しである:02/03/27 10:14
アレナスの『夜明けのセレスティーノ』が
国書刊行会から出るみたいですね。たのしみ。
274吾輩は名無しである:02/03/27 14:53
俺としてはボルヘスの「トレーン、浮くバール」が良かったなあ。
275吾輩は名無しである:02/03/27 15:22
>>272
うん、ムヒカ=ライネスは面白かった。
276272:02/03/28 00:25
>>275
でしょ、でしょ。

あれ読んでかっての集英社の全集で出ていたムヒカ=ライネスの
大長編買っておけば良かったと思ったyo...

>>274
それボルヘスのベスト1では?

>>273
国書に期待Age↑
277吾輩は名無しである:02/03/28 01:32
>>276
『ボマルツィオ公の回想』だっけ?
あれ読んでバロック的文体の何たるかを知ったよ。
知識が要求されるから正直しんどかったけど。
あとこれはスペイン語文学全般にいえることだけど、訳がねえ。
ムヒカ=ライネスは『スカラベ』っていうのが最高傑作らしい。
翻訳希望〜。
希望といえば、キューバの詩人のレサマ=リマの『楽園』。
もう自分でやろうかな。
278吾輩は名無しである:02/03/31 22:58
>273
  そうそう。 安藤さんの訳。

 
279吾輩は名無しである:02/03/31 23:12
>>277
やってやって。最近長編の翻訳出しそーなの国書刊行会
くらいしか期待出来ないもん。

>>273
それアレナスの処女作なんしょ?
280吾輩は名無しである:02/04/13 00:24
セレスティーノ読了アゲ・・・
暖かくなってきたから、このすれもぼちぼち盛り上がるかな。
281吾輩は名無しである:02/04/22 22:16
age
282吾輩は名無しである:02/04/22 22:23
>このすれもぼちぼち盛り上がるかな。

あなた、そんな事書いてないで、セレスティーノの紹介しる!
283マルケシュ:02/04/22 22:35
セレスティーノ今週中に読みます。ちなみにわたくしラテンアメリカ文学の訳者
木村榮一先生にラテンアメリカ文学史教わりました。大変ためになる講義でした。
284吾輩は名無しである:02/04/22 22:50
>283
えっ? どこが?

285吾輩は名無しである:02/04/22 23:00
>283
どこがってなにが?
286吾輩は名無しである:02/04/22 23:02
>>285
284=木村先生

んなわけないか...
287マルケシュ:02/04/22 23:21
どこがっていうと試験無し。月一回先生の指定したラ米文学の本をよみ感想文を原稿用紙
5枚にして出す。一年通しておよそ10冊ほどですけどそのうち6割ほど出せば単位もらえます。
多分先生はいちいち読んでないでしょうけど(忙しいらしいですから)。
講義は一応ありますけど出席とりませんから毎回受講者5人以下です。僕は大概出てました。
内容は建前上ラテンアメリカ文学史ですが実際は文学一般についてや小説家になるためにはや
いろいろです。あと一年授業に出て一冊のテキストを終えるより図書館で本読んでたほうが
ずっと賢くなるとか日本の教育は漢文の暗記をしなくなったから国語力が落ちたなどとおっしゃってた。
それを実践した私は留年してしまいましたが、何か?
288吾輩は名無しである:02/04/26 22:31
>セレスティーノ

今月のミステリマガジンに風間賢二氏のレヴュー載ってたよ。
やっぱあの人も「めくるめく世界」マンセーって書いてるね。
289吾輩は名無しである:02/04/26 22:55
>「めくるめく世界」マンセー

そうか、読んでミヨウ。
290吾輩は名無しである:02/05/02 02:20
>>287
うらやましいね、一度話を拝聴したいものです。留年はうらやましくないけど。
291吾輩は名無しである:02/05/02 02:25
勉強は楽しい。
292吾輩は名無しである:02/05/03 23:16
ボルヘス、どう素晴らしいのかさっぱりわからないのですが。
もし、「伝奇集」や「砂の本」の面白さを伝えてくださる方
がいたら教えてやってください。
293吾輩は名無しである:02/05/03 23:29
>>292
残念! 最高傑作は「エル・アレフ」です。

「梯子の段の下側の右手に、ほとんど直視できないほどに輝く玉虫色の
小さな球体が見えた。最初、それは回転しているのだと思った。それから、
この運動と見えるものは、それが内蔵する多くのめくるめく光景の作り出す
幻影なのだと分かった」
294292:02/05/04 00:45
ううむ、難しい……。
どうも、詳細な解説が無いと深い部分がわからない……。
何とも情けないですけど。
295293:02/05/04 01:09
ごめんごめん、別に俺もわかってるわけじゃないから。
ためしにちょっと引用してみただけ。
296吾輩は名無しである:02/05/04 01:13
>>259
面白いから、いいとこあったらもっと引用して!
297295:02/05/04 14:13
オッケー! じゃついでにもう一つ。
298吾輩は名無しである:02/05/04 15:41
ボルヘスは一回読んだ位じゃわからんよね。
299吾輩は名無しである:02/05/05 19:43
期待age
300吾輩は名無しである:02/05/05 21:05
age
301吾輩は名無しである:02/05/05 21:54
>>セレスティーノ

今日の某新聞書評欄で川上弘美のレヴュー載ってたよ。
よく覚えてないけど、書き出しで「イイ!!」と感じたとかなんとか・・・
302吾輩は名無しである:02/05/06 01:48
あげ
303吾輩は名無しである:02/05/06 19:26
ボルヘスって作品の質が落差が激しくないか。
例えば「トレーン、ウクバール」と「死とコンパス」
例えば「砂の本」と「ウルリーケ」
俺としては哲学的幻想の路線をもっと進めてほしかったな。
他にこういう作家っている?
304souka:02/05/06 20:10
このスレッドでは、パウロ.コエーリョは取り上げないのかな。
マジックリアリズムではなくニューエイジ系だからかな
305吾輩は名無しである:02/05/06 20:20
>>304
>ニューエイジ系だからかな

それ以前にブラジルだろ!
306吾輩は名無しである:02/05/06 22:55
あげ
307吾輩は名無しである:02/05/07 18:24
age
308souka:02/05/08 18:16
ブラジルといえどもラテンアメリカである。
「集英社ギャラリー世界の文学」第19巻ラテンアメリカでは、ブラジル人
作家の短編がおさめられている。
スペイン語圏だけがラテンアメリカではないのだ。
309吾輩は名無しである:02/05/08 18:43
>>308
ラテンアメリカというのはラテン語系の言語を話す中南米諸国のことですから
ポルトガル語を話すブラジルもはいります。
310吾輩は名無しである:02/05/09 23:34
あげてみよう
311吾輩は名無しである:02/05/10 00:17
アレナスの処女作が翻訳されたけど、どうよ?
312 ◆YejoOYtk :02/05/10 22:45
>>308
そのハンドルなんとか汁
313吾輩は名無しである:02/05/14 19:45
ブラジル文学は盛り上がらんなあ。
w杯の年なんだから、といっても無理か。
314souka:02/05/14 19:57
やはりコエーリョでふるんじゃなかった。

みなさん、再びスペイン語圏について語って下さい。
315souka:02/05/14 19:58
僕はニューエイジ板のかなたに消えます.........
316souka:02/05/14 20:08
ニューエイジ板じゃなくてオカルト板
317吾輩は名無しである:02/05/14 22:14
>やはりコエーリョでふるんじゃなかった。

当たり前だ!
なんだかんだ言っても

「ラテアメブンガク=スペイン語圏ブンガク」
318吾輩は名無しである:02/05/29 03:03
おやすみ記念であげておこう。
319吾輩は名無しである:02/06/02 15:27
ワールドカップ、ラテン・アメリカの国を応援しているのは俺だけではないハズw
アルゼンチン、、ハアハア。。
320吾輩は名無しである :02/06/02 15:29
俺金曜日札幌ドーム。もちろんイングランド!フォークランド諸島くれよ!
321吾輩は名無しである:02/06/02 18:47
昨日NHKFMでフェンテスの朗読やってますた
322吾輩は名無しである:02/06/12 02:03
>マルケシュさん
 YOも木村榮一先生の講義受けたいYO!

 野谷先生の授業受けた人いますか?
323吾輩は名無しである:02/06/12 03:56
日本は梅雨入りでジメジメと蒸し暑く、南米では大洪水で首都が水没。
さあ、今年もラテンアメリカ小説の季節がやってまいりました!

今年は現代企画室のラテンアメリカ文学選集を攻めるぞ!
324吾輩は名無しである:02/06/26 06:16
肌寒いがage
325吾輩は名無しである:02/07/07 09:24
救いage
326吾輩は名無しである:02/07/14 17:49
台風age
327吾輩は名無しである:02/07/15 05:08
サンバのリズムを知ってるかい?age
328吾輩は名無しである
ひぃひぃふぅ(吸って吸って吐く)>>327