開高健さんってすごいの?

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1吾輩は名無しである
この人ってノンフィクションライターなんですか?
何か知ってれば教えて下さい。
2拙者は名無しである:2001/02/10(土) 23:59
本歌取りの奇才です。
3吾輩は名無しである:2001/02/11(日) 00:09
『日本三文オペラ』 好きだったなあ。
4ixion:2001/02/11(日) 00:16
闇3部作と『耳の物語』。

いい。
5吾輩は名無しである:2001/02/11(日) 00:20
オーパオーパとか新たなる天体とか親父が持ってるけど、日本三文オペラ
しか読んだことない。結構良かったけど。
6:2001/02/11(日) 00:23
すごいです。
7:2001/02/11(日) 13:49
サド裁判その他で大活躍した弁の立つ親父です
というかむしろ釣り好きな元サントリー社員です
8quaitoutguerrre:2001/02/11(日) 15:12
筒井と喧嘩しちゃったよねえ・・。口汚く罵られてた。
9吾輩は名無しである:2001/02/12(月) 00:30
このスレは下げさせない。
『ずばり!東京』
どうだ!!
10吾輩は名無しである:2001/02/12(月) 00:57
吉行淳之介との対談集がチョイエロ入ってておもろい!w
11吾輩は名無しである:2001/02/12(月) 02:23
この人と井伏鱒二の対談は、心に沁みたなぁ。
12吾輩は名無しである:2001/02/12(月) 02:32
戦後の食う物が無い時代、中学の昼飯の時間には校庭にでて
水を飲んでいた、という体験が彼の原点だった。時代と共に
生きたし、深いところに切なさを抱きながら常に果敢にして
健康に生きようとした人だよね。
ベトナム戦争の取材で米軍+南べ軍と共に最前線で猛攻撃を
受け、九死に一生を得たのが第二の原体験。ハンパでは
なかった。
13吾輩は名無しである:2001/02/12(月) 02:41
一番キツカッタのは」ナンと言っても七歳年上の悪妻だろう。
俺は牧との朝食シーンを見て、
開高の襟首の後ろに、牧の見えざる手を見たね。
妊娠の時といい、病床の時といい、最後の葬式の時といい、
とんでもないのに引っかかったね。
14吾輩は名無しである:2001/02/12(月) 04:33
はじめがね、まあ20才で父親になっちまったりするから、
これはもう運面というか、仕方なかっただろう。でも
その分、開高は遊ばせてももらったし、まあ牧の掌の
上だったとしてもね。少なくとも彼がやりたいと欲望した
ことはやれるくらいの綱であったよね。吉行淳之介とは
そこが違ってたろうさ。
15吾輩は名無しである:2001/02/12(月) 04:34
↑運面→運命、21だったか?娘が生まれたのは? あの頃の
こと自分で書いてるのを読むと、なんというか取り込まれて
しまう過程というのが見えるようだよね。
16吾輩は名無しである:2001/02/12(月) 04:41
牧は開高の秘めたる力を見抜いていた。それだけの
眼力のある女性ではあるし、自分が掴んだ宝を守り
育てた、という意識もあっただろう。悪妻というより
なんというか子離れできない母親のような重たい感じ、
あるよね。でもまあ、あれだけ多方面に「量」もこなせた
というのは、妻の支えも大きいよな。やんちゃ坊主のような
自由さが取り得てもあったわけだから。
17吾輩は名無しである:2001/02/12(月) 18:44
しかし、末期癌患者に対して「癌やろうが!」っていうか?
おまけに、遺作(傑作です!)を缶詰状態にして書かせて、
友人と隔離、その死に際しては葬式をイベント化して、
やせ細った死体をビデオ撮影といった形で、
晒しあげたんだから....
カマキリ女ってのは牧みたいなヤツの事を言うんだよ。
18吾輩は名無しである:2001/02/13(火) 02:42
結婚生活なが〜〜いもんだったんだからさ、色々と
変わるんじゃないか?関係も。最終的に長年の何かが
どばっと出る場合もあるというし、さ。ま、夫婦の
ことはわからん、犬も食わんし。牧は好かんから
どうでもいいが…。遺作は傑作!よう書いたよなあ…
1917:2001/02/13(火) 03:13
『珠玉』は良かったなあ(溜め息)
中盤から、衰弱して行くが、
安部のカンガルーと違って衰弱を象徴に持って行くだけの力量があったからなあ。
20名無しさん@1周年:2001/02/14(水) 02:38

食いしん坊。
21吾輩は名無しである:2001/02/14(水) 04:18
そそ、>>12 の「原体験」に呼応するように、食いかつ
飲み美食を楽しんだ、グルメのハシリだったね。
食い物の描写はじつにリアルで美味そうでリキ入ってる。
水で空腹をごまかしてた食べ盛りの頃の神経が、ずっと
生きてたようところがある。
釣りももう一本の柱だが、釣った魚を野外で「男の料理」
して食うところなんかいいよなあ…じゅる、だよ。
22開高作品好き。:2001/02/14(水) 22:43
でも、うちの母(60代・サヨク)は強烈に嫌ってる。
23:2001/02/14(水) 23:07
吉本が叩いたからって言うんだったら、主体性はないわなあ。
べ平連崩れのサントリー親父という批判もアリかもしれんが、
コムデ親父に批判されたくないなあ。
あれだけの量をこなして、あれだけの質を保ってるんだから、
称揚しないってのはないでしょう。
24吾輩は名無しである:2001/02/15(木) 04:00
転向 した谷沢永一が開高の株を下げている。
オーウェル、へミングウェーを意識していたのは明らか。
ピカソは天才か? とか 紙の中の戦争 の批評家としての
彼の眼もいい。
25吾輩は名無しである:2001/02/15(木) 04:10
そうだなな、根っこの醒め方がハンパじゃなかった。
醒め過ぎてて毀誉褒貶取り混ぜ、というところもある。
しかし、豊かだよ、感性も感情も、年齢で衰えることが
無い本質的なものを持っていた。その意味では、太宰や
三島と通じるところもある。実年齢にかかわらず、感性は
少年期に確立されたまま。魅力も欠点もその辺にあり、かな?
26吾輩は名無しである:2001/02/25(日) 20:54
「知ってるつもり」あげ。
27うろぼろす:2001/02/25(日) 21:32
>3
『日本三文オペラ』は、登場人物にとてもバイタリティがあって自分も
大好きです。
役所のシーンで、住民と行政の立場を客観的にいうだけで何もしない「
相対的価値維持課」の場面を読んだ時には、「文化相対主義」なんて、
調査地がかかえる問題からただ逃げているだけじゃねえかという人類学
での最近の批判を思わず思い出して苦笑いしました。
28吾輩は名無しである:2001/02/25(日) 22:03
「知ってるつもり」 結局なにを言いたかったんだ?
29吾輩は名無しである:2001/02/25(日) 22:27
なんだよ、開高健なんてただの強欲ジジイじゃねぇか。
欲望の果てに体ぶっ壊して死んだんだろ。
30考える名無しさん:2001/02/25(日) 22:33
美食し寝
31吾輩は名無しである:2001/02/25(日) 23:38
ああいう番組見て安直に結論するのは酷い。
映像とナレーションと音楽つけて部分だけ朗読、紹介する---
全く作品に対して冒涜的な行為だよ。とはいえ、ああしてテレビで紹介されることで
新たな読者が生まれ、読み継がれてゆくのだとしたら皮肉だな。

いろいろな意味で開高は苦しい作家だったと思う。
中学から高校にかけて大好きだったけど、そのことに(説明しないけど)
気づいてからは作品を読む楽しさなんて無かった。
渡辺謙はどの程度の思いで言ったか知れないけれど、実際「正直な」作家だった。
32吾輩は名無しである:2001/02/26(月) 00:27
書いた?書けん! だからな。
33吾輩は名無しである:2001/02/26(月) 02:24
>>32
あんたも好きね。
34吾輩は名無しである:2001/02/26(月) 11:40
ゴースト付きだけど
開高本人はおもろい人なので許す。
35おや、開高健スレが:2001/02/28(水) 00:42
懐かしいなあ。
あたしゃ毎年夏になると、ウォッカのみながら「輝ける闇」「夏の闇」よみかえします。

んでもって冬は焼酎でもつ焼きつつきながら、「新しい天体」読みます。
36吾輩は名無しである:2001/02/28(水) 00:49
>35
ズヴロッカはどうでしょう?
“お母さん機関車”のくだりを読みながら。
3735>>36:2001/02/28(水) 01:00
「お母さん機関車」って何でしたっけ?

ま、それはともかく・・・。

ズブロッカはいいですねえ。じつは今、手元にあって一杯やってます。
告白しますが、このお酒は、大兄のポーランド取材もの(「声の狩人」でしたっけ?)
でその存在をしりました。

「御叱呼までがいい香りになる」
その通りです
3836:2001/02/28(水) 01:33
>37
私はズヴロッカの存在を『開口一番』で知ったくちです。
「お母さん機関車」は本エッセイ集、所集のロシア娼婦の話です。

人生の酷さをユーモアも交えて軽妙に(氏の作品は殆どそうなのですが・・)
語った佳作だと確信しております。

上の方で“欲ボケ”とか、散々な言われようですが、
こういった視点こそが、凡百の食通売文業者と氏とを分つものだと
確信しておりますが・・・


39けん:2001/02/28(水) 07:53
ジェントルマン は 銭取るマン やでー

40quaitoutguerre:2001/02/28(水) 17:25
へ〜、ゴーストいたんだ〜。ちょっとガカーリ
4137:2001/02/28(水) 23:12
>>38
おお。「開口一番」でしたか。これはさっそくチェックしてみましょう。
それはともかく・・・。

>こういった視点こそが、凡百の食通売文業者と氏とを分つものだと
>確信しておりますが・・・

まったく同感です。
食談義もそうですが、この人の数百におよぶ書評を読むたび、
その鋭さ、暗示、評の的確さにはシャッポを脱いでしまいます。

42吾輩は名無しである:2001/02/28(水) 23:27
>41
その通りです。いい眼をもっていた。食もですが、釣り
もいいです。一連の釣り紀行ルポ、写真も上出来。
なかなか海外まで釣りには行けんが(行きて〜)、
開高のルポは釣り人の心理がまた良くて、迫真。
「雨の日の釣師のために」開高編も良し!
43ixion:2001/02/28(水) 23:46
『眼ある花々』の「ああ!……」もイイ。

けれど断固として季節と歳月に抗して大いなる稚い時代のあったこと
を証しつづけている。その沈黙が私たちを丘のむこうへ、空のほうへ、
海のほうへかるがるとつまみあげていく。この遺跡の入口近くで
はじめて私は花らしい花を目撃する。キョウチクトウである。緑の茂み
のなかに血を散らしたように桃に似た、けれど真紅の花が、いま誰かが
切られたばかりらしく全開している。
叫んでいる。
《ああ!》
《ああ!……》

この隙間のない文章。素晴らしい。
44吾輩は名無しである:2001/03/01(木) 00:00
結局、難点はあってもその“難点”とは飽くまで
開高としての“難点”であって、ただの難点ではない。
困った事に、誉め言葉しか浮かんで来ないのだよ。
あれだけ多岐に亘った文業に
ほとんどと言って良いほど、曇りがない。
これは、恐るべきことです。
45吾輩は名無しである:2001/03/01(木) 00:03
43さんに続いて、語り尽くされた『輝ける闇』の
有名な一節。これを読んで開高さんを手に取る人が
いることを祈りつつ…。

徹底的に正真正銘のものに向けて私は体をたてたい。私は自身に
形をあたえたい。私はたたかわない。殺さない。助けない。耕さない。
運ばない。煽動しない。策略をたてない。誰の味方もしない。ただ
見るだけだ。わなわなふるえ、眼を輝かせ、犬のように死ぬ。

ある意味、吉本の批判への回答といえるでしょう。
46誰でしたっけ?:2001/03/01(木) 00:03
「灰水曜日」や「猫の名前をつけるのは難しい」とかいう詩文を物にした
元コピーライターの英国詩人は?

彼もそうですが、やはりサントリー宣伝部の基礎をこさえた言葉の魔術師だけあって
サムシングがちがいます。
人の心に訴えかけるスベを持っています。
たいしたものです。
47「愛と幻想のファシズム」:2001/03/01(木) 00:20
>>46
TSエリオットですね。
48吾輩は名無しである:2001/03/01(木) 01:03
>>38
スヴロッカの存在を田口ランディのコンセントで知った俺ってもしかしたら不幸?
4938:2001/03/01(木) 01:17
>>48
まあ、酒の味自体変わる物ではありませんから・・・
宜しかったら、開高作品を御一読下さい。
50吾輩は名無しである:2001/03/01(木) 13:19
>>43 >>45
とても良い引用で嬉しいです。他にもね、引っ張ってきたらば
う〜んと唸るような文章多い、というよりも、文体かなり潔癖に
削っていて甘くない。感性が少年期そのままの豊かさだから、
本当に読ませるものになっている。ジャンルを越えて。
51吾輩は台無しである:2001/03/01(木) 16:08
本筋と関係ない書き込みなのでsageで。

ズブロッカは酒屋で知った(笑)
冷凍庫にたたきこんでよく冷やして、
バイソングラス(だったか、あれ)を奥歯でにちゃにちゃ噛みながらラッパ飲みするんよ。
一息に半分くらい飲むとクラクラするんよな。割合軽く飲めるわりにハードコアな度数だし。

「日本三文オペラ」を中学くらいに読んだかなぁ。内容覚えてないな。
確か小松左京の「日本アパッチ族」と連続して読んだんよな。
当時は「アパッチ族」のほうがずっと面白いと思ったけど、今ならどうだろ。
52吾輩は名無しである:2001/03/02(金) 07:32
>>51
もつ焼きの描写やセキフェ(羊水いり豚の子宮)の描写は、開高健さんのほうが上手いです。
左京大兄は、当時、日本共産党の山村工作隊員だったから、ま、多少プロパガンダがはいってます。

どちらも時代の空気として読んで面白いですがね
53吾輩は台無しである:2001/03/02(金) 08:11
51>52

共産党だったんだ。初めて知った。無知だな俺。
同じような題材を扱っていつつもあそこまで違った印象を与える、か。
とはいえあんまり覚えてないんだけどね(笑)

「日本アパッチ族」で印象に残ってるのは、
鉄になった人々が核爆弾で溶けるところ。
その当時感じた強烈な視覚的イメージは未だに残っていると思う。
「ターミネーター2」の液体サイボーグを見てそのシーンを思い出した。
他のところはまるで覚えていないんだけど(笑)

あれから十年以上たってる。また読み返してみたいと思った。
俺にとってごく個人的にいいスレッドです。
でも、入手できるかな。

また趣旨はずれてると思うんでsageで(笑)
54吾輩は名無しである:2001/03/02(金) 14:47
「珠玉」は素晴らしい、特に「掌の中の海」。「最後の晩餐」も食欲丸出しで読ませる。
でも「輝ける闇」の文体は、はじめはとっつきにくかった。
55吾輩な名無しである:2001/03/03(土) 22:40
ageてやらう 眼がよく見えない 子がいるよ
56吾輩な名無しである:2001/03/03(土) 22:57
>54
「輝ける闇」は意識的にああやったんでないかな?リキ入って
ると感じたなあ。
57輝ける闇:2001/03/03(土) 23:17
大昔、マガジンハウスの「ブルータス」誌でベトナム特集をやった。
そのなかでグレアム・グリーン「おとなしいアメリカ人」と、
開高健「輝ける闇」をならべて紹介してあった。

どんな小説だろう?とおもって中学生の当時、手にとって、
そのサルトル風の文体に
「小説って凄いものだなあ!!」
と感動してしまった。

冒頭の熱帯の夕闇のなかですするバーボンの味から、
ラストの秋元カメラマンとともに泣きながら「自己を溶解し」
銃弾のなかにげまわるところまで、何百回も読みふけったものです。

書評もそうですが、このひとの政治談義も、
「なぜ自分と反対意見があるのか」
と常にアウフヘーベンしながら思考する文章は、
最近の何かといえば
「ウヨサヨ」
と二者択一する風潮に、なにかしら学ばせるべきものがあると信じます
58吾輩は名無しである:2001/03/03(土) 23:35
「おそらく一つの芸術作品によって受ける感動の描写と分析というものは
それが究極的には実測不能の肉の偏見であるということの発見と諦念、
それに到達するまでの無益にしてしかも避けがたい密度ある歩行の
矛盾に満ちた衝動の明示にかかっているのではないか」…いい言葉ですね。
59吾輩は名無しである:2001/03/03(土) 23:51
>57
同感。
「玉、砕ける」の、二つの椅子をめぐる挿話も、正に「二者択一」
を迫る思考に対する、文学の側からの批判だと思う。
60世界@名無史さん:2001/03/03(土) 23:59
>>59
「玉砕ける」いいですね!
ぼくもこの小説から老舎「駱駝少子(?)」(岩波文庫)、参考までに
読んでしまいました。

「二つの深淵の」まんなかで危うくバランスをとりながら、物事が見えすぎて
単純に<正邪>が語れなくなり、ついには晩年の釣り談義にはしってしまったのでしょうね。

・・・たんに釣りが好き、という噂もありますが(笑)
6155じゃないけど・・・:2001/03/04(日) 00:25
別スレ君、わかった?
621:2001/03/04(日) 02:44
はい、分かりました。ありがとうございます。
というより、実はこのスレ立てたのも僕なんです。
でも、いつの間にかどっかいっちゃってたんで・・・ごめんなさい。
それで、噂に聞いたんですが、
開高さんて鬱病だったんですか?
「耳の物語」読むと、そんな気もしてくるような。
違ったらすいません。
63吾輩は名無しである:2001/03/04(日) 03:09
開高が鬱だというよりな、人間みなある年齢に達すると
少なからず鬱的になるもんなんだよ。初老性鬱、普通の人でも
なる、まして常に自らの死と対話する職業である作家であれば
なおのこと。鬱の影を帯びている作品なんか、山とあるぜよ、
洋の東西を問わず。そうした作家自身の生理を超えて
作品として成立しえているかどうか。「耳の物語」はOK!
64吾輩は名無しである:2001/03/04(日) 03:32
いや、開高の場合は真性の鬱だったらしいよ。
『輝ける闇』の脱稿後は相当酷かったそうだよ
65吾輩は名無しである:2001/03/04(日) 03:40
うん、よく耐えて生きたよ、ヘミングウェイみたく一気に
始末つけたくなるのが真性鬱の特徴だからね。
よく耐え、よく生き、よく食い、よく書いた。開高よ、よし!
66吾輩は名無しである:2001/03/04(日) 08:24
「あかでみあ・めらんこりあ」だっけ、大学時代の習作。かなりメランコリックな作家でもあったと思う。サルトルの「嘔吐」にうちのめされたと言ってる
のも鬱の資質だけになおさらそうだったのだろう。65の言うとおり、鬱でも
よくやったと思うね。無気力になり書けなくなる鬱もあるからなあ。あれだけ
濃密で繊細な文章を書き続けた知力体力に脱帽。
67JPB:2001/03/04(日) 08:38
>「なぜ自分と反対意見があるのか」
と常にアウフヘーベンしながら思考する文章

同感ですね。

68吾輩は名無しである:2001/03/04(日) 11:46
文章は形容詞から腐っていく みたいな事 言ってましたけど。
声もでかかったそうです。
比べられないが 辺見 庸 が開高的だと思う。
69吾輩は名無しである:2001/03/05(月) 00:25
辺見庸は、漢語的な硬質な文体が開高的かもね。ベトナム物も書いてるし。
でも辺見は小説よりエッセイのほうがいいと思う。グルメものは開高をある
意味凌駕してる。
70吾輩は名無しである:2001/03/05(月) 00:27
ベクトルが逆だからか・・・
71世界@名無史さん:2001/03/05(月) 00:38
辺見庸はでもナントカいう食談義ノンフィクションで、ヤルゼルスキの
落ちぶれた食生活や、タイのペットフード産業を通して、
「日本は豊かだが、でも何かを忘れている。それは心だ」
とかいう青臭い論議も展開してたな。

取材対象者があきらかに迷惑がってるのに、かってに
「あなたたちは心が綺麗だ。それにくらべて今の日本人は・・・」
という展開が、ちょっと強引でした。

開高大兄も、ベトナム取材と通して同時代の本邦ジャーナリズムを罵倒してましたが、
これはやはり知識人あるいは<文字かくひと>の宿阿なんでしょうなあ・・・。

いや辺見庸ファンの人、ごめんなさい。
ぼくも好きですが、ちょっと、という保留部分があるのは個人嗜好です


72吾輩は名無しである:2001/03/05(月) 02:35
ベトナム体験といえば、日野啓三もそうだね。幻想的な作風で開高とは異質で
はあるが。
731:2001/03/06(火) 03:16
ガーン、こんなにさがってる。
とりあえず、僕は「巨人と玩具」を今読んでいる最中です。
文学者じゃないので、批判とか出来ませんが、
せっかく書いたのでくだらない質問していいですか?
よく開高さんの小説でもルポでもいいんですけど、
辞書に載ってないような語彙が使われています。
あれって、開高さんだから許される特技なんですか?
例えば、雲古とか御叱呼とか。。。まあいいんですけど。
74吾輩は名無しである:2001/03/06(火) 03:21
誰にでも許されてる遊戯かと思いますが・・。
75吾輩は名無しである:2001/03/06(火) 04:10
取り敢えず、1作品読む度に感想を書き込んでいったらどうだ?
何名かは反応してくれる筈。
76吾輩は名無しである:2001/03/06(火) 07:05
開高の「流亡記」はいいよ。カフカの草稿をもとにしたそうだけ
ど。万里の長城の建築にこき使われる男の話。文章の密度と緊張感
に愕然とする。
77吾輩は名無しである:2001/03/06(火) 08:54
声の狩人 もいい。アウシュビッツ訪問のあと イスラエルで
イスラエル人の差別事件を目撃してしまう。 あと もっと! シリーズ
だったかな アレンデのチリとピノシェのチリをうまく描写してたなあ。
あと 屋根裏の独白とか絶版らしいけど 読んでみたい。図書館にあるのかな?
ピカソはほんまに天才か? とか 開高 さすがもとコピーライター
タイトル付けがうまいと思います。
78吾輩は名無しである:2001/03/06(火) 23:43
巨人と玩具、作品はイマイチと思うが、増村保造の
映画はよかった。流亡記は、開高本人も自信を持っていた
らしい。「青春と読書」誌に連載中の回想録によると、
カフカの半頁ほどの断片に基づいているそうだが、
カフカの「中国の長城」は短篇小説くらいの分量はある。
一体どういうことなのか?
79吾輩は名無しである:2001/03/07(水) 00:00
「なまけもの」を読んだんですけど、結局沢田の要領の良さを指して
なまけものって事なんでしょうか。
80吾輩は名無しである:2001/03/07(水) 00:09
書名と内容が因果律でドンピシャリ一致しない例もあるから
難しいね。「輝ける闇」とかハイデッガーからの引用らしいし。
「なまけもの」は、だいぶ前に読んで忘れてるけど、とにかく
一番なまけてる奴にちなんで名付けたんだろう。

カフカの草稿の話、不思議ですね。インスピレーションを得た
のは半ページ分だけということですかねえ。
81吾輩は名無しである:2001/03/07(水) 03:57
熱狂した後、急速に褪めた。そういう読者いませんか?
僕はそうでした。
82吾輩は名無しである:2001/03/07(水) 04:06
昔熱狂して、今はぜんぜん読んでないけど、今でも悪く思わない作家です。

自分にとってそういう(熱狂した後、急速に褪めた)作家は大江かな。

ここに集う人のようにむつかしいことは書けないんだけど、
一人の男として開高さんには親しみを感じるけど、大江さんには嫌悪感を
感じてしまう。
83吾輩は名無しである:2001/03/07(水) 07:17
大江は ブレイクとかよく引用してるように
部屋の中で哲学するタイプだからね。
大江と開高は 中国に日本の文学団の
代表として招待されたはずだ。文化大革命
の飢饉の時で それから 開高は もう国から
招待されるのは信じなくなった。ストリート
からの視点を大切にしてるので 彼の書いた文章は
錆びないと思う。
84吾輩は名無しである:2001/03/07(水) 09:44
視点もだけど、文体へのこだわり方があるよね。
ルポにはルポの、小説には小説の、自身の基準というか
厳しいものあったと思う。錆びないのはそのせいもあると思う。
851:2001/03/07(水) 09:49
勉強になります。
86ウォッカ万歳!!:2001/03/08(木) 00:38
本当は緑ラベルのストロワヤという銘柄が欲しかったのだが、
近所の酒屋にストリチナヤという赤ラベルしかなかったので、今、こちらを呑んでます。

いやあ、開高健スレいいですね!
大兄は晩年、芳醇なウィスキーfだ、コニャックだ、よりも
からっとした蒸留酒を好むようになったそうですが、いわれてみると、
さっぱりして実に美味しいお酒です。

というわけで、当方のお勧めは「洋酒天国」
大兄はこれの原稿とりだ、穴埋め記事だと駆けずり回りながら、あの名作
「黄昏の力」の原材料をとったのですぞ
87吾輩は名無しである:2001/03/08(木) 02:47
開高と酒というと、「マーティニ」と開高は表記してたね。酒場で気取って女
にそういったら「マティーニでしょ」と教育的指導うけちゃったよ。正解は
なんなんだ?
88吾輩は名無しである:2001/03/08(木) 02:57
MARTINIだから開高の方が正しい。
サラリーマンが英語として通用しないようなものです。
89吾輩は名無しである:2001/03/08(木) 03:31
アメリカ英語読みなら開高が正しいかもしれんが
あれはアメリカの酒なのか? 甘党なのでわからないのよ。
90吾輩は名無しである:2001/03/08(木) 03:44
英和辞典見たら発音記号は[ma:ti:ni]で、日本語訳は「マーティニ」
だった。(学研「スーパーアンカー英和辞典」)原音にこだわるなら
「マーティーニ」だろうな。
>>87かわいそうに。視野の狭いバカ女。鼻くそが目くそを笑うような話だ。
次のレスから開高の話に戻してね。
91徹夜仕事@休憩中:2001/03/08(木) 04:51
うん、呼び方なんかどっちゃでもいいけど、美味いよなあ…
ううう、飲みてぇええよぉ…(TT)
92飲酒スレじゃないが:2001/03/08(木) 23:41
ポーランドのスミルノフという銘柄のウォッカ、
「アルコール分97パーセント。引火にご注意ください」
ちょっと呑むのが怖いような・・・。

「ロマネ・コンティ1935」
久しぶりに読んでます。サントリーの佐治社長あいてに薀蓄をかたむけながら、
ふいにパリの飲み屋でバーテンダーに
「一番いい薬。夜はねること」
なんて諭されるところが、いい小品です。

>>91
呑みなさい。
全てを忘れてしまうのです。
ぬはははは
93吾輩は名無しである:2001/03/09(金) 00:02
昔、英国のヒース元首相と一緒にマス釣りをするビデオを見た。

どっちもボケて、意外と幸せな会話を交わしてたような・・・。
失礼
94吾輩は名無しである:2001/03/09(金) 18:40
>>93
いや、ステッキで指図されてて結構ムッとしてたぞ。
95吾輩は名無しである:2001/03/10(土) 02:49
>>94
他人事ながら、みていてはらはらするビデオでした
96吾輩は名無しである:2001/03/13(火) 01:08
>>93
そのビデオは持ってないけど、何を話してるんですか?
開高さん、著書を読む限りでは英語が堪能だったらしいですけど、
実際はどうなんでしょう。
97吾輩は名無しである:2001/03/13(火) 02:22
「青い月曜日」だったっけ、自伝。インチキ英会話講師やって糊口
をしのいでた若き日への諧謔と痛恨。推してしるべし。

大学時代は、アラゴンやプレヴェールの訳詩もしてるし、フラン
ス語を訳す力はあった模様。
981:2001/03/13(火) 19:50
「耳の物語」にも英会話講師のこと書いてあった。
あと映画館に頻りに通ってフランス語や英語の勉強をしたとも書いてあったし、
やっぱりある程度各国の言語能力はあったんですよね。
でね、「日本三文オペラ」今日読み終わったんだけど、
どこがいいのかさっぱり分からないんだけど。。。
27さんが少し書いてくれたけど、敗戦後の社会を皮肉を交えて風刺して
あるところが面白いんですか?
題名の主旨も分からないし。日本三文って?オペラって?
とにかくあげます。もっともっと開高さんについて知りたいんで。
99吾輩は名無しである:2001/03/13(火) 21:26
題名は、ブレヒトの作品に由来するんだっけ、「日本三文オペラ」

読みどころは、戦後のドサクサに残っていたやけっぱちの群衆
エネルギーでしょうか。骨太の生命力というか、地をはうような
生命力というか、それを描き出すゴチック体で盛り上がるような
筆致といいますか、そんなところが魅力のように思います。
100吾輩は名無しである:2001/03/14(水) 00:06
単純にけっこう面白かったとおもうぞ。
1011:2001/03/14(水) 00:39
ありがとうございます。
確かに、読んでてなんとも言えない悲哀感とか孤独感とか、
そして何より彼らの「笑う」ときの躍動感とか・・・いろいろ。
単純に読めばいいんですね。
その「日本三文オペラ」読む前に、「巨人と玩具」と「裸の王様」
読んだから、何か最後に画期的なラストシーンを期待しちゃって。
あと、開高さん共産党員とか誰か書いていたから、
アパッチ部落を中国に例えているのかなあ〜とか思ったりして。。。
ブレヒトって今検索したら演劇作家で有名な人なんですか?
とにかく、ありがとうございました。
まためっちゃさがってたらあげるんで、相手してください。
102吾輩は名無しである:2001/03/14(水) 03:47
官僚機構と欲望機械(イタイなァ)の対決です。
『パニック』以来の図式とは、言えるでしょう。
103吾輩は名無しである:2001/03/14(水) 06:09
>>1、102
たしかに初期作品にはそういう時代的な限界も
あると思いますが、その殻を現実への対峙と妥協なき
思考によって食い破ろうとするエネルギーや緊張感は
認められるのではないかと思います。それと、ブレヒトは、
むちゃくちゃ有名な人です。「三文オペラ」は岩波文庫に
なってるし、開高は『書斎のポトフ』で「ガリレオの生涯」を
論じています。

それから、開高は、共産党員ではありませんよ。
べ平連とも途中で訣別している。うろ覚えですが、
政治運動の「体に合わせたベッドを買わず、ベッドに
合わせて足を切る」ような現実に対する硬直した
認識(すべてを正義と悪に割りきるような)に
嫌気がさした、とかいうのではなかったか。
あと、共産中国に対しては、かなり複雑な感情を抱いて
いたみたいです。『最後の晩餐』や、短篇「玉、砕ける」
あたりを読んでみてください。
そもそもあれほど(本質的に)政治と無縁の文学者も
珍しく、むしろ初期は敢えて自らの苦手科目に積極的に
取り組んでみた例外的な時期、と考えると、開高は理解
しやすいでしょう。たしか谷沢永一『回想開高健』PHP文庫
も、そんな風に整理していたと思うけど。
104共産党員というのは・・・:2001/03/14(水) 07:55
日本共産党山村工作隊員の小松左京氏です。
彼は「日本アパッチ族」(角川文庫)というバッタ屋SFをかきましtら
105吾輩は名無しである:2001/03/14(水) 22:15
>93
あのビデオって、開高氏が死んでから出たやつだよね?生きてたらあのままじゃ出さなかったんじゃないかな?
10694:2001/03/14(水) 22:42
>>105

>生きてたらあのままじゃ出さなかったんじゃないかな?

あの部分削ったら他に見せ場はないと思いますよ。
追悼番組であんな物をゴールデンタイムにCMカットで放映した
サントリーの会長も大した物だが・・・
1071:2001/03/17(土) 00:17
またあげます。
共産党員じゃなかったんですか?
そう言えば、中国行ったときのルポを読んだんですけど、
そのときも常に疑問を抱いていたような気もします。
「最後の晩餐」読みました。一番最初に。
でも、ただただその文章力と語彙力と碩学に驚くばかりで、
まったく気が付きませんでした。。。とほほ。
回想録も読みたいんですが、開高さんの作品をまだ数えるくらい
しか読んでないので、その後じっくり読みたいです。
「エスキモー」って知ってますか?
今読み終わったんですけど、何かめちゃくちゃ好きです。
やっぱり、小説で現代社会に疑問を投げかけるのってすごい
重みがありますね。人にもよりますが。
次は「夏の闇」を読みます。読み終わる頃にはかなりさがってると
思うけど、ブラックホールに吸い込まれてしまうまでには
読んで再びあげたいです。
108103:2001/03/18(日) 00:12
エスキモーとはまた、渋いところに手を出しましたね。
といいながら、あんまり前に読んだんで、どういう作品か
忘れてしまった…。核戦争後の世界とかいう感じの、SF
っぽいやつでしたっけ?あのへんの作品は、構成を放棄して
わざと破綻を見せているような感じですね。年代的には
いつごろでしたっけ?

ときに、夏の闇は、すごいですよ!今から初めて読むなんて、
羨ましい限りです。一行一行、格闘するように味読した覚えが
あります。最初、その濃密さに戸惑うばかりでしたが、
3回目に読んだとき、初めて凄さが分かりました。
1091:2001/03/18(日) 22:58
こんにちは。
エスキモーは昭和39年の作品です。
そうです。核戦争の恐怖を謳った作品です。
特に好きなのが
「俺たちはチンプ(チンパンジー)と別れてから、石ころを使うようになり、
それが青銅となり、青銅が鉄となり、鉄がジュラルミンになった。腕力が弓
のつるになり、弓のつるが火薬になり、火薬が核になってしまった。」
ここが好きです。

それで、「夏の闇」すごいですか?
うう、もうすぐで読み終わるけど、いまいちよく分かりません。
哲学的っていうか、奥が深いのはすごく分かりますが。
開高さんの心理状態の破綻のようなのがずっしりと感じて、
とっても重い作品だと思いました。まだ読み終わってないけど。
あれはフィクションですか?それともノンフィクションですか?
開高さんの作品ってその辺が分からなくなります。
でも凄い作品ということはヒシヒシと感じます。
110日本@名無史さん:2001/03/19(月) 23:09
「夏の闇」・・・・
あたしゃその分析はできませんが、どしっと重いものを感じました。
でも、モツ煮こみや、ザーツァイ麺、ビザといった食べ物シーンは
さすが美味いですね。

後書きはCWニコルさんだったような・・・・。
111103:2001/03/19(月) 23:51
夏の闇の作品論では、山崎正和「不機嫌な陶酔」(『曖昧
への冒険』または『コレクシオン開高健』に収録)が
ベストとされています。ご参考までに。
112吾輩は名無しである:2001/03/21(水) 21:10
age
1131:2001/03/23(金) 23:18
かなり盛り上がってるんであげます。。。
ようやく「夏の闇」を読み終えました。
僕は、新潮社から出てる「開高全集」を読んでいます。
開高さんって食通なだけあって、その表現力も素敵ですよね。
作品論も読みたいけど、まだ6、7作品しか読んでないから、
もう少し後にします。でも、チェックさして頂きました。
ありがとうございます。
今は、「パニック」読んでます。
これって開高さんの処女作ですよね?確か、「耳の物語」に
書いてあった気がします。
それにしても、どうして盛り上がらないのかなあ〜。
(でも100超えてるから盛りあがってる方なのかなあ)
僕は、開高さんの作品に出会ったとき、久々に脳天を斧で
打ち砕かれたような衝撃が走りました。
僕は、とにかく開高さんの作品を満足いくまで読みつづけます。
だから、それまで相手してください。
114103:2001/03/24(土) 01:16
私自身は、大学時代にかなり読みこんで、いま現在は
ときどき読み返すくらいですが、底の入った作品というのは、
いつも違った角度から味わい返すことができますね。
再読というのは、自分を確かめることでもあるでしょうが、
それには開高さんのように練り上げられた思考そのものの
ような文章は最適だと思います。
ときに、開高さんのホームページの掲示板は覗かれましたか?
ここが盛りあがらないのは、ファンはそちらに定住している
からだと思いますよ。私もときどき顔を出してます。
http://www.geocities.co.jp/Bookend/9010/index.html
http://www3.plala.or.jp/ff-world/index.html
http://plaza18.mbn.or.jp/~kaiko/
115吾輩は名無しである:2001/03/24(土) 01:18
開口健とその奥さんと下村満子には一目置きます。
1161:2001/03/24(土) 07:55
ありがとうございます。
全て見ました。
その後、試しに開高健で検索したらめっちゃヒットしました。
あと、気づいたのが開高さんを批判してる人って結構いるんですね。
筒井康隆さんも批判してるみたいだし。
これから、ゆっくりと評論本も読んでいきたいと思います。
ありがとうございました。
117103:2001/03/26(月) 03:46
筒井さんの批判はカラッとしていていっそ痛快
ですね。あとは、蓮実重彦の『絶対文芸時評宣言』
での批判は、当否は別として読む価値があると
思います。他に、開高が「耳の物語」で自らが審査員
を務める文学賞を取った事を批判する阿川弘之、
同じころ筒井全集最終刊付録で開高のマンネリを
批判した大江健三郎(これについて、谷沢永一『読書人
の放蕩』収録「怨念の悪文」が反論してます)、
あとは本多勝一や佐高信まで、いろいろな人がいます。
佐高の批判は、@谷沢・向井を世に出したこと、A娘を文壇に
出したこと、B太ったこと、を開高の三つの罪だというのですが、
なんとまあ、本質的なあまりにも本質的な批判ですねえ。
118吾輩は名無しである:2001/03/26(月) 04:25
>開高健さんってすごいの?

たくさん読んで、それから距離をおくと「すごくなさ」が
身にしみる作家だと思う。
119失礼いたします、:2001/03/27(火) 05:59
顔と声がいいと思います。文章も、いい。けれど、すごい作家ではない、かもしれないと思います。好きだけれど。
120吾輩は名無しである:2001/03/29(木) 14:55
どうかな?
オーパとか人生ラストの釣り大名旅行は、本当楽しそうだよ。
あれベストセラーになったのわかる。

うーん。文学とか作家とか、もはやどうでもいいポジションに最後は立ってましたね。
1211:2001/03/30(金) 07:29
えっ、本多勝一まで批判してるんですか?
全然ジャンルが違うので驚きました。
佐高信さんは数冊しか読んだことないけど、諸君!?だったかな
沢木耕太郎さんのことを意味もなくナルシストだとか批判して
たのに腹立ちました。三つの罪って、ひどい。。。
今「輝ける闇」読んでいます。次「新しい天体」を読んで、
筒井さんと蓮実重彦の『絶対文芸時評宣言』を読んでみたいです。
122吾輩は名無しである:2001/03/30(金) 14:12
まさか大兄のスレッドが立っているとは・・・(感涙
2chも捨てたもんじゃないなあ・・・・

詳細は忘れましたが、
私は大兄がバックペインの療養中に宿所にしていたという旅館で、
旅館の主人に「これはどういう意味の詩ですか?」と聞かれて
書いたという漢詩の訳にエラく感動した覚えがあります。

「太陽」とかいう雑誌の開高健追悼特集号に
出てたんだけどなあ・・・・ああ・・・詳細を思い出せない・・・(泣
123吾輩は名無しである:2001/03/30(金) 14:53
そこで「開高健好きなの?」って返されれば話もはずんだのにな
<マーティーニ
遅レスな上に先生とは関係ないのでsage
124我輩は名無しである:2001/03/30(金) 17:01
デブ。食べすぎ。
125103:2001/03/30(金) 23:54
>122
太陽1996年5月号ですね。105頁に載っています。
西脇呉石の
「海楼放眠共銜杯 一碧天晴爽気催
 浦港清津識何処 長風万里破波回」
というのを、
「うみべの宿で一杯やれば 空はあおあおいい気持
 ロシア朝鮮もまのあたり 風はひょうひょう波また波」
と訳した、というお話です。
126122:2001/03/31(土) 09:44
ありがとうございます>103さん
それです、それ。
103さんは大兄お好きでいらっしゃるのですねえ。
私は昨日ここのスレを見て久々に「河は眠らない」のビデオを
見てしまいましたよ〜。
ゆっくり大兄についてお話してみたいです。

・・・ってタイトルと関係ないのでsage。
127吾輩は名無しである:2001/04/09(月) 03:20
開高さんが中野美代子氏について触れた文章が
あると聞きましたが、何のことでしょうか。
逆に中野氏は、「中国の青い鳥」で開高さんの
「最後の晩餐」を論じておられますが…。
128吾輩は名無しである:2001/04/15(日) 23:09
なんでここは盛りあがらないの?
129日本@名無史さん:2001/04/16(月) 00:31
ときーどき、盛りあがるんですよ(笑)

しかしストロワヤ・ウォッカが近所で見つからなくて困っている。
これから暖かくなります。
今年の夏も、砕いた氷にジンをいれて「輝ける闇」
ストロワヤのウォッカをすすりながら「夏の闇」
を再読します。
・・・何百回よんだことか。

ちなみに今は、サントリーの達磨ビンかかえながら、
「オーパ」シリーズですね
130糞バエ:2001/04/16(月) 13:20
>>124
最高
131吾輩は名無しである:2001/04/17(火) 01:35
>>124
なんでそうなのか、知ってる? 原体験なんだよ。最初の方のレス
>>12-25 読めば? 
132吾輩は名無しである:2001/04/17(火) 10:34
>>131
あほやな〜
133吾輩は名無しである:2001/04/17(火) 15:23
開高は北欧で人気があったみたいだけど。
もうちょい長生きすればノーベル文学賞もらえたかもな。大江よりは開高のほうが
相応しかったように思うけど、どうでもいいか。

「あかでみあめらんこりあ」に当時の著者の写真があったけど、信じられないくら
いスリムな好青年だったぞ。原体験って怖いね。怖いくらいの原体験がなけりゃ、
そうはあの感性は維持できなかっただろうけど。
134吾輩は名無しである:2001/04/17(火) 19:03
原体験、原体験って馬鹿の一つ覚えか
135吾輩は名無しである:2001/04/17(火) 22:05
僕は開高が週刊プレイボーイで人生相談「風に訊け」を
やってたとき、投稿したら採用されて開高Tシャツ
もらったぞ。
136吾輩は名無しである:2001/04/17(火) 22:32
>>135

年齢がばれるそ。
137吾輩は名無しである:2001/04/17(火) 23:43
開高の短篇「太った」を、まず読みましょう。
作家はただじゃ太らない。「夏の闇」の前触れ
のような悲痛な傑作。中後期の傑作のような
見事さはないけど、率直さは買えます。
さすがに今読むと、時代も感じるけどね。
138吾輩は名無しである:2001/04/17(火) 23:48
釣り師開高は作家開高に勝る。
開高程文才のある釣り師がかって存在しただろうか。
139吾輩は名無しである:2001/04/18(水) 00:27
ノーベル賞はないだろ。
少なくとも後半生は小説書けなかったわけだし。
140吾輩は名無しである:2001/04/18(水) 00:32
サントリーの財力は講談社を凌ぐ。宣伝力はニッカを凌ぐ。
141吾輩は名無しである:2001/04/18(水) 00:39
うん。フマニズムだの渡辺一夫で、大江勘三郎(←なんか、いいでしょう)がもらうよりは、
開高健のほうが、似合うよな。アレ。
142吾輩は名無しである:2001/04/18(水) 04:19
>>139
ノーベル賞はない。
が、最後まで小説は書いたぞなもし。
ノーベル文学賞の対象になるには「作品宇宙」の構築度が足りない、
というより、現実世界へのコミットの方が多彩だった、というべきか。
143吾輩は名無しである:2001/04/18(水) 16:44
ただの豚野郎だよ
144吾輩は名無しである:2001/04/26(木) 03:51
開口さんはの宣伝部にいたときもすごかったんでしょうか?
145吾輩は名無しである:2001/04/26(木) 06:09
>144
「人間らしくやりたいナ」
「何も足さない 何も引かない」
あたりが、とりあえずの代表作かな。
本人は、コピーライター時代を、わりと
諧謔まじりで回想してますが。

>142
その通り。ていうか、「作品宇宙」を構築する型ではなかった。
晩年では、「珠玉」よりも、「一日」がいいと思う。
「花終る闇」のオマケに収録されてます。
146吾輩は名無しである:2001/05/03(木) 23:17
age
147吾輩は名無しである:2001/05/03(木) 23:39
サントリークオータリでのシマジとのカケアイなんかどーだい?
148:2001/05/05(土) 21:57
『サントリークオータリ』って何でしたっけ?
後に、『水の上を歩く?』という題で単行本になっているやつでしたっけ?
149吾輩は名無しである:2001/05/06(日) 01:18
「サントリークォータリー」ってサントリーの季刊誌だったはず
ボリュームのわりに安価なので驚いた記憶がある
まだ続いてるのかなぁ・・・
150吾輩は名無しである:2001/05/12(土) 00:08
「水の上を歩く」は、どこがいいのかわからん。
151吾輩は名無しである:2001/05/12(土) 13:26
ジョークってのは判る人だけ面白ければいいのさ。
152吾輩は名無しである:2001/05/14(月) 00:21
ソ連ネタとかは結構好き。特に、中東戦争で
負けた側についていたソ連将校が「同志ガマルチク(?)、
落ちこんではいけない、待つことです。冬になれば雪が
降る。我々は経験豊富ですぞ」とか言ったっていう話ね。
でも、ばれネタは・・・。世代が違うのかな。
153吾輩は名無しである:2001/05/30(水) 00:45
夏の闇、まともに論じた評論が出ないのは、
ポストが赤いとかいってる連中がガキだから
なのか?連中のほめる作品に劣るとは思えない
のだけど。
154吾輩は名無しである:2001/06/12(火) 23:42
なんだかここも人気がないねえ。
155神様はプーさんである:2001/06/20(水) 23:36
 絶筆の「珠玉」に一票入れたいなぁ。
156吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 00:10
昔、島田に毒づかれてました。
「は? 開高健? 終わってますね。文章なんか書かなくていいです。
アウトドアでもせいぜい楽しんでください」。
そう言われて一年後くらいに鬼籍に入られた。
157吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 00:22
でも、全集パンフに推薦文を書いて、
ちゃっかりとお小遣い稼ぎをする青二才(島田)であった。
158吾輩は名無しである:2001/06/22(金) 23:32
島田は、横浜の近代文学館でやった開高健展の
図録にも書いてます。もちろんホメてました。
156さんの引いた発言は、どこに載ってますか?
159吾輩は名無しである:2001/06/23(土) 00:35
開高のいちばん不出来な小説は何だと思いますか?
160156じゃないが:2001/06/23(土) 00:53
>158
中上健次の死直後に発売された週間朝日誌上で過去の言行録が収載されていました。
本人(島田)が寄稿した追悼記事と併録されているのですから、
強ちデマとはいえないでしょう。
ポストモダンの主体批判論(論理的一貫性の無効)が破廉恥な幇間芸を
弁護しうるとしたら、下劣ですね。
161吾輩は名無しである:2001/06/29(金) 01:00
>160
御教示どうもありがとうございます。
しかし、島田の文章で開高の良い時期を越える
ものがあるんですかね。私は島田にはぜんぜん
興味が持てませんが。
162吾輩は名無しである :2001/07/01(日) 16:50
昔、良く読んだへど、最近文庫少ないね。絶版かいな。
163吾輩は名無しである:2001/07/03(火) 02:52
最近は流行らないんですかねえ。
むしろ、釣り文学よりも、中期くらいの小説
(「見た・揺れた・笑われた」から「夏の闇」、
「ロマネ・コンティ」くらいまで。「珠玉」は
むしろ系列外の作品)とか、ルポ「ずばり東京」
とかの方がいいと思うんですが。
文庫も、いま出てるのは減ってきているのかな。
164吾輩は名無しである:2001/07/06(金) 06:45
すこーし
と言うより
おおはばに
時代がずれて来てしまっててね、
本人の責任とだけは云えないんだけど。
開高を楽しめる時間をわざわざ作り出さなくてはならない。
現在を遮断してね。
ちょっと寂しいね。
まるで、開高が最後にベトナム(サイゴン)に感じた感慨に近いかもね。
寂しいと文学が嫌いになっちまう。
時代は過ぎ行く。仕方ないのかもしれない。
さよなら、開高。
時代は閉低 患になっちまったよ。開高 健じゃなしにね。
ベトナム戦争は遥か遠い神話だよ。
私は、もう一度開高をじっくり読むことがあるだろうか?
165吾輩は名無しである:2001/07/06(金) 09:51
組織と個人、人間と世界といった問題提起に代表される実存的不安に
性欲・食欲といった根源的欲望で対峙しようとしたが、
その自己確認作業も高度消費社会の欲望のアナロジーとして
あっさりと食潰された観が強い。
晩年のエッセイに収録されたパリでマクドナルドを食べる青年の話なんか
は相当ななダメージを作家に与えたと思われる。
早逝は惜しまれる所だが、作家にとって、あれが一番幸福だったのかもしれない。
166吾輩は名無しである:2001/07/06(金) 21:02
とはいえ、瞳ちゃんより百倍ましだな。
167活字好きの釣り人:2001/07/06(金) 22:30
代わりが務まる人は当分現れそうも無い・・・
168吾輩は名無しである:2001/07/06(金) 22:32
エッセイとかもいいです。集英社の「生物としての静物」を読みながら、ラッキーストライクの両切りをせっせと煙にしてます。
「輝ける闇」「夏の闇」「日本三文オペラ」も好きですね。ただ、長篇は感情移入しながら読書するタイプの方には、ちょびっと辛いかも。取り敢えずエッセイで肩ならししてから、なんてどうですか。ちなみに「輝ける闇」は、「ベトナム戦記」や大森実「泥と炎のカンボジア」と並んでルポルタージュとしての評価も高いそうです。
169吾輩は名無しである:2001/07/06(金) 22:45
>ラッキーストライクの両切りをせっせと煙にしてます。

余計なお世話かも知れんが、ラッキーは止した方がいいと思うぞ。
あれはマジで肺に負担がかかる。
確かに味はいいんだけど。
170168どす。:2001/07/06(金) 22:48
>>169
御忠告、ありがとうございます。しかし、こればかりは止められません。そーゆー奴です。
171吾輩は名無しである:2001/07/06(金) 23:45
>>164
>>165
全然違う文体でそれぞれ両側から作家の同じ像を映し出していて興味深い。
前者の方がチョット軽薄か。
172吾輩は名無しである:2001/07/06(金) 23:57
>>171
同意! >>164さんは、あえてカルい表現を採っている?
>寂しいと文学が嫌いになっちまう
このくだりなんか、ホントは深いナと感じさせる。
いずれにしても、開高スレならではのニレス。楽しく読めた。
ちと、吸って、飲みたくなるような・・・。
173吾輩は名無しである:2001/07/07(土) 00:05
↑ラッキーストライクを吸って、馴染みの酒をね。…誤解なきよう。
174吾輩は名無しである:2001/07/07(土) 00:19
そうだ、そうだ。
短いセンテンスでも深く味わいあるレスを積み重ねて欲しいね。
開高の文章のように。
サントリーの製品はどうだったかなァ。深い味わい・・・。
ま、その製品を味わい深く見せ続けた男の文章だからなァ。
今宵、ダルマでも舐めながら頁をめくるも良し。
時代は少しばかり通り過ぎちゃったけどね。
175吾輩は名無しである:2001/07/07(土) 00:57
二十歳の頃に嵌って勝手に「いつか開高サンと会いたい」と編集者になりました。
もし、今ご存命でもきっと会えてません。
けれど、このスレは久しぶりに若い夢を思い出させてくれました。
ありがとう。
今夜のナイトキャップは
「珠玉」にするか「フィッシュ・オン」にするか
ただいま思案中。
176吾輩は名無しである:2001/07/07(土) 01:02
>>175
おお、いわゆるプロの方ですか?
お暇な時で結構ですから、深いレスをお待ちしてます。
(きっと、このスレ一同その積りじゃないかな。)
177吾輩は名無しである:2001/07/11(水) 23:25
輝ける闇をどう思いますか?
178吾輩は名無しである:2001/07/20(金) 01:21
age
179吾輩は名無しである:2001/07/20(金) 01:28
「今夜のナイトキャップ」

いいフレーズですね。なんか「風に訊け」を思い出した。
180吾輩は名無しである:2001/07/20(金) 05:03
ベトナム、ジャーナリズム、渋さ つながりで 辺見 庸
が好きだけど。ジョージ オーウェルまで 溯ることもできるが
181吾輩は名無しである:2001/07/20(金) 05:17
死んだ時は、泣いたっけな。南無阿弥陀仏。合掌。
182吾輩は名無しである:2001/07/20(金) 23:11
開高はオーウェルが好きだったようですね。
オーウェル論もずいぶん書いているし、
『今日は昨日の明日』というオーウェルに
ついての本も出していたはず。
名義だけとはいえ、動物農場の翻訳も入ってます。
それがきっかけでオーウェルを読むように
なりましたが、確かに通じるところがありますね。
183吾輩は名無しである:2001/07/21(土) 09:47
>>92
スピリタスでは?
184吾輩は名無しである:2001/07/21(土) 19:58
スミルノフって白系ロシアのアメリカブランドだな、今は。

邂逅も晩年はスピリッツを愛でたようだな。
185吾輩は名無しである:2001/07/23(月) 23:27
私は酒に弱いんですが、開高さんの酒の選択眼は、
実際どんなもんなのでしょうか?
ワインの本に書いてあった飲み方だけは、たまに
実践してます。
186名無しさん@HOME:2001/07/24(火) 14:38
>>185
どんな飲みかたですか?

私は「夏の闇」が最高だと思います。
初めて読んだ作品だから、そう思えるのかもしれませんが・・・。
187吾輩は名無しである:2001/07/24(火) 20:56
同じ酒屋の宣伝上がりでも、
瞳ちゃんの百倍マシだと思うな。
188吾輩は名無しである:2001/07/24(火) 21:06
>>186
「夏の闇」ですか・・。俺には難しかったような記憶がある。
「輝ける闇」のほうがラストまで一気に持っていくような
ドライブ感があって好きだな。

この夏はすごく暑いので、「輝ける闇」のオープニング部分の気怠さを
実感できそう・・。ヤダけど。
189吾輩は名無しである:2001/07/24(火) 23:08
文章を書くということは、無人島から手紙をいれたボトルを流すようなものだ・・・と仰ったのも開口健だったと記憶しているのですが、どなたか作品名を知っていたら教えてください
190吾輩は名無しである:2001/07/25(水) 00:11
>>188 同感。「輝ける闇」のラストは、息を詰めて読んだ。

 ふいに右の茂みで銃声がした。次の瞬間左で銃声がした。前でも後ろでも銃声がした。弾音の波は
ゆらりとひるがえって四方から襲ってきた。私が伏せるより早く凶暴な、透明な波が茂みを疾過した。
大尉とミラーが体を伏せ、イーガンが木のかげに飛びこんだ。大尉とミラーの尻のかげに私は転がり、
必死に顔で枯葉を掘った。波は震え、唸り、叫びながら走り、息もつかせず第ニ波、第三波が
走りだし、葉が散り、枝が折れ、あたりは弾音と兵たちの甲高い叫びにみたされた。
来た。これだ。ついに来た。絶対は無機質の、乾いた、短い憤怒をたたきつけてきた。私は迎えた瞬間に
震えあがって閉じた。鼻を枯葉におしこみ、私は眼をひらき、眼を閉じた。暗い肥沃な枯葉の匂いが
鼻を刺した。眼は瞬間に見た。無数の蟻の群が右に左に勤勉にはたらき、一匹の蟻は体の数倍
はある病葉の一片を顎に咥えてよろめいていた。

 読んだときに肌が、ざわっとした感触を今でも覚えてるよ。
でも、もう一度「夏の闇」を読み返してみるか。
191吾輩は名無しである:2001/07/25(水) 00:16
「パニック」とかの入ってる新潮文庫読んだけど、時代を感じさせるだけで
全然詰まらなかったなぁ。唯のアイデア小説なんじゃないの?
192吾輩は名無しである:2001/07/25(水) 00:22
>185
立ち読みなので不確かながら、口に含んだ後、歯茎に沁み込ませる
ようにゆっくりと十回ほど噛み締め、その後、多少お行儀悪いけど、
液を飲みこまない状態で口から空気を吸い込み、鼻から吐き出す。
そうすると、ワインの香りがたっぷりと理解できる、とかいうもの。
口に含むまでも随分いろいろ儀式があるらしいですが。詳しくは、
新潮文庫の『ワイン手帖』だかいう本を見てください。

>189
ずいぶんいろいろなところで言ってましたね、その警句。
こんど探してみましょう。
193吾輩は名無しである:2001/07/26(木) 23:31
「オブラ」という雑誌の9月号に、谷沢永一が
「畏友・開高健について司馬遼太郎からの手紙
『いい悪妻・悪い悪妻』」という文章を書いている
らしいです。
194吾輩は名無しである:2001/08/05(日) 06:51
age
195吾輩は名無しである:2001/08/05(日) 07:40
谷沢、豹変しまくりだな。
最近 同じ事ばっかり書いてて
ネタがつきてきたのかな。
開高 健が生きていたら
何と言うだろうか?
なだ向井の方が政治に関わらないのでまし。
1961:2001/08/10(金) 17:56
今「もっと広く!」「もっと遠く!」を読んでるので、
あげておきます。
197吾輩は名無しである:2001/08/10(金) 23:06
伊勢丹の古書市で、ヴェトナム戦記の初版本が
1000円でした。ラッキー!
198吾輩は名無しである:2001/08/11(土) 21:19
たけちゃんあたりで初版の価値あるの?
199吾輩は名無しである:2001/08/13(月) 23:19
いや、ただ単純に欲しかったので。
手頃な値段だったから嬉しかった。でも、輝ける闇とか
でも、初版本は3000円くらいは取るよ。500円で
売っているところもあったけど。
200吾輩は名無しである:2001/08/14(火) 02:01
片隅の迷路
201汝ら臣民に告ぐ:2001/08/14(火) 02:26
朕は先日、ついに「新しい天体」(絶版・新潮文庫)をBOOKOFFで100円で入手した。

国を上げて慶祝せよ。
食談こそ、大兄の真髄じゃ
202吾輩は名無しである:2001/08/14(火) 20:13
甘い。
リキュールより甘い。
203吾輩は名無しである:2001/08/15(水) 00:35
開高健による、キューブリック論を読んでみたかった。

なにかのエッセイで、「フルメタルジャケット」について
ちょっと触れていたようですが。
204吾輩は名無しである:2001/08/15(水) 02:23
プラトーンだったと思う。
ベトナムのジャングルの虫のうるささ
が足りないとか指摘してたような気がする
205吾輩は名無しである:2001/08/15(水) 12:16
オブラ、谷沢氏の悪妻弾劾文章は、なんか醜いですね。
別に悪妻の肩持つ気はないが。
206吾輩は名無しである:2001/08/16(木) 00:42
>203・204
プラトーンについて語ったインタビューは、週刊朝日に載った。
いま、角川文庫の「ALL WAYS」に入っているはず。
キューブリックについては、「博士の異常な愛情」を絶賛して
いたと思うが、他はどうだったかな…。
207吾輩は名無しである:2001/08/16(木) 18:28
ここのタイトルにあるように「すごい」のかどうかはわからないが、
開高健は好きな作家だ。
文体がなんか、モチモチしていて有機物のようだ。
私の表現力では、こんな感じでしか書けませんが。
208吾輩は名無しである:2001/08/16(木) 19:41
「はだかの王様」って・・・
209ねこ:2001/08/16(木) 21:28
デビュー当時の文章は、まさに天才
読んでいてぞくぞくした
210吾輩は名無しである:2001/08/17(金) 08:25
先日、「夏の闇」を読み終えました。
27歳にして感情移入できてしまうボクって、変ですか?
これから「輝ける闇」を読もうと思うのですが、
なんだか、この作品以上のものではないような気が……。
でもって、きょう文庫本を買いに行ってきますね。
211吾輩は名無しである:2001/08/20(月) 17:44
>210
読んだら感想聞かせてくださいね。

私は「闇」の3部作は、それぞれ独立した作品として読みました。
どれも、読んだ後、ずっと手元に置いておきたくなる作品でした。
1984年ごろのベトナム観光特集でな。

グレアム・グリーンと並べて開高大兄の名前を知りました。
生まれて初めて読んだ大兄の文章が、あのサルトルの濃密な影響下に在る「輝ける闇」
ラストの溶解する自己にうちのめされましたわい。

以来、大兄の大ファンになりました。

やはり「輝ける闇」「夏の闇」の2作は、毎年、夏になると再読します。
「荒野」をかいたエリオットもそうですが、やはり、サントリー宣伝部の基礎を作った
言葉の魔術師、コピーライターとして、言葉の選び方が、巧いと思います。

「絢爛たる夕暮れ」とかね
213マユ:2001/08/20(月) 22:02
今は、釣り師として、次代に受け継がれています。
214吾輩は名無しである:2001/08/21(火) 00:02
>213
ここのテーマと全然関係なくて大変申し訳ないけれど、
マユさんは男の人?
大藪さんとこにもいましたよね?
私もいたんですけど、2人前に。

>212
>やはり「輝ける闇」「夏の闇」の2作は、毎年、夏になると再読します。
そういう読み方はすごくいいですよね。
何度読んでもいいものは飽きがこないです。

>言葉の魔術師、コピーライターとして、言葉の選び方が、巧いと思います。
同感、同感、同感。
215吾輩は名無しである:2001/08/24(金) 21:57
開高の全集(新潮社22巻)
持っていますが、このワンセットでとりあえず一生楽しめそうな気がしています。
酒精にまみれ活字を追う・・・最高の楽しみです。
誰が何と評しようが、開高大兄の文学は、肩肘張らずに楽しめるエンターテイメントです。
216吾輩は名無しである:2001/08/25(土) 09:38
>215
うらやましい!
古本屋で7巻までは見かけたけど、22巻全巻は今揃えるとなると、
いろんな意味で大変だと思います。
217吾輩は名無しである:01/08/26 10:58
青い月曜日あげ
218吾輩は名無しである:01/08/26 15:43
>>216
新潮社に電話すれば今でも手に入ります。
219吾輩は名無しである:01/08/27 00:06 ID:Hj9znFYM
ていうか、神保町で探せば、8万くらいで
見つかるんじゃないかな。
220吾輩は名無しである:01/09/03 18:07 ID:HjLfvVvY
カッコいいおじさんですよね、開高さんって。
221吾輩は名無しである:01/09/08 04:08
大兄の葬儀に司馬氏が読んだ弔辞があると聞きましたが、
どれを見ればよいのでしょうか?
222吾輩は名無しである:01/09/08 05:13
>221
「太陽」1996年5月号に全文が掲載されています。
223吾輩は名無しである:01/09/10 01:04
司馬氏の「八人への手紙」(?)とかいう本にも載ってました。
数字部分は違っているかも。谷沢永一氏の『読書人の放蕩』の
巻末対談でこの弔辞に感謝の念を述べていました。
平野栄久『開高健 闇を馳せる光芒』でも論じられていました。
224吾輩は名無しである:01/09/10 01:28
「ずばり!東京」を読みたいんだけど売ってないし、図書館にもない。
225吾輩は名無しである:01/09/10 02:25
>224

文春文庫
開高健全ノンフィクション 5「路上にて」
開高健全集 第12巻
開高健全作品 第12巻(エッセイ3)

のどれかが図書館にありませんか?
226224:01/09/10 03:01
>>225
おお!ありがとうございます。探して見ます。
227吾輩は名無しである:01/09/10 03:04
>>221
ここ1,2年の「文藝春秋」のバックナンバーを見れ。
弔辞の特集の中に載っていた。
228吾輩は名無しである:01/09/10 09:15
オ−パ!が一番
うん。文献学もいいが、そこらの中小企業の社長も愛読する開高健はええよ。
酸いも甘いもわきまえた大人の作家だよ。

そのわりに、例のヒース首相だかマクミラン首相だかと鱒釣りにいったビデオは、
みているこっちがハラハラするくらい、デインジャラスなビデオだが(笑)
230吾輩は名無しである:01/09/10 17:05
大人である前に
また、文学者である前に
釣り師であった。
231吾輩は名無しである:01/09/10 17:11
サオ師でもあった。失礼。でも、嘘じゃないよね。
夏の闇の女性は、たしか半島の方だしね(このネタ発展しなくていいよ)
232材木や:01/09/10 21:02
Penネタ?
233231:01/09/10 21:37
ん? Penいうと、あの中高年のための趣味雑誌かな?
あれだと、開高健たしかに出演しそうだなあ。

いやいや、「ロマネコンティ」とかブルーマンデー・・・じゃねえや、
外国ルポ関係小説で、よく寝たりするじゃん。いや、グースカピーとか
そういうのでなく。で、サオ師

あの女性の経歴について、どっかで読んだよ
234吾輩は名無しである:01/09/11 17:13
今日本棚の整理をしたら、オーパ!シリーズが全部みつかった。
嬉しい。
235232:01/09/11 19:29
Penとは半島でもありサオでもあるのじゃ。
大兄が垂れたウンチクじゃぞ!
236231:01/09/11 19:44
なるほどなあ
237吾輩は名無しである:01/09/13 07:21
今度のNYテロについて、大兄の意見を聞いてみたかった。
238232:01/09/14 20:41
一応、補足しとくけど、
pen,peninsula、penis等は語源が一緒ってことね。
ネタじゃなくてよ。
239231:01/09/14 22:01
いやいや。わかりますわかります。236のレス、無愛想なのは、
じつはそのあと数行レスかいたのが、消えてしまったのです。
他意はありません

半島もお珍宝も出ているものなんですなぁ
240吾輩は名無しである:01/09/18 00:27
「青春と読書」10月号、読みました?菊谷匡祐氏の連載に、
『夏の闇』の「女」のモデルとなった女性のことが、実名で書いて
ありますよ。活字になったのは初めてじゃないかな。私も結構な
開高ファンですが、恥ずかしながら初めて知りました。
どうせ公表された原稿なのでここに書いても許されると思いますが、
ひとまずやめておきます。開高さんは、その女性がペンネームで
書いた旅行記に推薦の辞を寄せてもいる由。浦西先生の書誌で
確認しようと思ったのですが、結局わからず。誰か、わかったら
教えてください。
241吾輩は名無しである:01/09/18 00:40
追伸。旅行記は、ひょっとしたらこれかも知れません。書誌の
この年のところには、特に記載がありませんが。
ttp://webcat.nii.ac.jp/cgi-bin/shsproc?id=BN08654913
242>240:01/09/18 00:56
追悼 開高健
という、彼が無くなってから出た追悼雑誌に
顔写真も載ってるよ。
おまけに、追悼文も書いてる。
243吾輩は名無しである:01/09/18 01:25
おっと…。それは知りませんでした。恥ずかしい限りです。
それって、ちくまから出た、牧羊子さん編の「悠々として急げ」
と同じものですか?(図書館でしか見たことありませんが)。
244>243:01/09/18 01:40
高 恵美子さんのことでしょ。
著書に「ヨーロッパの白い窓」とか
「愛と哀しみのボレロ」のノベライゼーションとかがあるよ。

「追悼 開高健」というのは間違いで、「ザ・開高健」だった。
読売新聞社から1990年に出た雑誌風な出版物だよ。
図書館にも無い所が多いかな。
245吾輩は名無しである:01/09/18 05:26
>244
243です。「ザ・開高健」なら持ってますわ(笑)。
古本屋で、三千円くらいしたかな。
なるほど、そーゆーことだったのね。193(これも私)に
書いた谷沢さんのエッセイによると、牧さんに執拗な
いじめにあって、口汚く罵られたとか…。
交通事故で亡くなられたというのは、いつ頃のことなんですか?
246吾輩は名無しである:01/09/26 16:31
瀬戸内寂聴さんが、時々、開高サンと中華レストランのマダムの
話、書いてますよね。(ちょっと、ジェラス込めて)
寂聴さん、開高大兄に気があったのかな?

どなたか、知りません?
247吾輩は名無しである:01/09/28 01:40
>243
ええっと、高 恵美子さんというのは、菊谷さんのいう
佐々木千世さんという女性と同一人物なんですか?
なんだかちょっと話が違うような気もするんですが…。
菊谷さんと同じ大学のはずなのに、高さんという方は
慶應卒ということですし、やはり別人かと。
248吾輩は名無しである:01/10/05 01:28
開高健賞が10年で終了しましたね。
やはり、インパクトある受賞作が生まれなかったのが
痛かったか…。最初期に、谷沢さんを選考委員にしたのは
いいけど、厳しすぎて全然入賞作が出なかったのも、
賞としての戦略として、どんなもんだったのでしょう。
249吾輩は名無しである:01/10/05 20:57
開高の名前を食い物にしなかっただけ、谷沢は偉かった。
阿佐田(色川)なんか酷いからね。
今後、同じ轍を踏みそうなのは、中上か…
250吾輩は名無しである:01/10/05 21:01
>249
「朝だ」がどうひどいの?ちょっと聞き捨てならんなぁ。
251fishman:01/10/05 21:15
>249さん
僕も詳細知りたいです。
252249:01/10/05 21:25
色川の死後、「阿佐田」の名を冠した賞が乱立したんですね。
もちろん、遺族の了承なしにです。
奥さんもその心労で入院したとか。
相当なトラブルがあったそうですよ。
253fishman:01/10/05 21:35
あっ、そういう意味でしたか。取り違えてました。
奥さんと言えば、『宿六 色川武大』の孝子さんですね。
即レス有難うございます。
254吾輩は名無しである:01/10/12 20:14
大兄あげ
255じゅんちゃん:01/10/14 02:25
ねずみの話おもろかったなぁ
だいめいなんやったっけ?
256吾輩は名無しである:01/10/14 23:29
>255
「パニック」ね。しかしまあ、開高の本領は違うところに
ある気がするが…。
257滅形:01/10/16 05:43
最近、関西あたりのテレビでリポーターやってる「開高明日香」という女の子は親戚なのだろうか?
258吾輩は名無しである:01/10/18 23:44
>242、244
「青春と読書」11月号が出ましたが、やはり高さんという
方とは別人のようです。
259吾輩は名無しである:01/10/19 02:27
 開高大兄は、夏目漱石と一緒で、名文家として語り継がれていくでしょうね。
 司馬遼太郎の追悼文は名文ですよ。

 ある文学パーティーの一コマで、司馬さんに大兄が「これはムッシュ!お元気
ですか」と言ってサッと手を握った。すると虚を突かれた司馬さんは「ムッシュや
なんて…」と思わず無防備になってしまったそうです。
 作家の遊び、とでも言うのでしょうか。
 一部始終を見ていた司馬さんと大兄の友人たちは「いつか司馬は開高にやり
かえすやろうな」と思ったそうなんですが、それが司馬さんの追悼文という形
になった(最期の手向けであった)というのは運命のいたずらなのでしょうか。

 開高が晩年に司馬遼太郎の本を大量に注文していたこと、追悼文を読めるほどに
司馬遼太郎が開高の読者だったこと、それが明らかにされるという物好きにはなん
ともたまらない物語。
 大作家かくあるべし、というか。もっとも司馬さんは作家と言われることに
抵抗があった人のようですが。

 開高をバカにするスレがありますが、私はそれをみるたびに「何も知らないひと
たちなんだな」と悲しくなるし、その開高とやりあえる司馬さんをバカにするスレ
をみるのも辛い。
 興味のある人はぜひ、あたってみてください。
260吾輩は名無しである:01/10/19 02:29
開高のオーウェル評はよかったね。
『昨日の今日は明日』は、ぜひ買うといいですよ。
『動物農場』の開高訳も所収してあるし。
261吾輩は名無しである:01/10/19 02:37
 佐高の批評は、たんなる嫉妬だから相手にしない方がいいです。
262吾輩は名無しである:01/10/20 00:36
>259
司馬さんの追悼文は、いいですね。手放しで誉めていないところに、
逆に真情を感じます。

>260
私も、開高さんをきっかけにオーウェル読むようになりました。
小説よりも、むしろ評論の文体が好きです。開高さんが好きだった
のもわかるように思います。
263奥さまは名無しさん:01/10/23 17:28
フィッシュオンあげ〜
264吾輩は名無しである:01/10/23 19:10
開口にははまった
小説はほとんど読んでないけど
逆にノンフィクションは多分全部読んだ
「オーパ」シリーズも文庫で全部持ってる
あーかっこいいなあー
文体スゴイし
265吾輩は名無しである:01/10/23 19:21
うん。ボクもオーパ好き。そこらの建設会社の社長(ようするに人生の達人)とかが趣味で読めるような
気分のいい一冊。

こういう作家がいなくなっちゃったね
266吾輩は名無しである:01/10/23 19:23
>>263
すいません。「フィッシュオン」読みながらサントリーのダルマ瓶
のむと気分いいです。

サントリーの宣伝部っていい仕事したよね
267吾輩は名無しである:01/10/23 19:33
しかし、山口瞳は好きになれないなぁ。
268吾輩は名無しである:01/10/23 21:51
まあ、山口も達人系ではあるが…
269奥さまは名無しさん:01/10/25 12:41
あげますね
270吾輩は名無しである:01/10/25 16:20
開高はホモです
うちのおやじが昔さそわれてました
271奥さまは名無しさん:01/10/25 17:25
>>270
はいはい。
272吾輩は名無しである:01/10/25 23:38
開高はキャリアの最初期に江戸川乱歩にインタビューした中で、
その気はない、と言ってたはず。
273吾輩は名無しである:01/10/25 23:59
ハイ私はホモですなんて言うと思うか
274奥さまは名無しさん:01/10/26 12:35
273=モーホー
275吾輩は名無しである:01/10/27 00:30
>273
開高の場合、そうだとしたら言うような気がする。
ていうか、乱歩へのインタビューでも、美少年をみて可愛く思う
程度の感性の用意はあるが…、というような書き方だったはず。
276吾輩は名無しである:01/10/27 00:47
開高は全然そのケなし。女がおるやん。
277奥さまは名無しさん:01/10/29 17:19
あげ
278吾輩は名無しである:01/10/29 18:37
開高は学生時代バイト先の社長(男性)から
社長の自家用車(死語=故に実は当時は富の象徴)の中で突然手を握られ
誘われたことがあるといったようなシーンを盛り込んだ短編があったと思う。
なお、ほぼ同題材で少なくとも2編書いており、もう一方ではその描写は
なかったので、自伝的告白かどうかは判断しかねる。
また、社長の誘いが真性モーホーの行動だったのか
単なる過剰なボディランゲージだったのかは短編の描写を鵜呑みにしたとしても
定かではない。
279吾輩は名無しである:01/10/29 23:25
>>278
あのな、日本には大昔から「衆道」といって、男色は当然のものとしてあった。
武士なんぞは、むしろ嗜みとしたくらい。旧制高校時代までは
そんな風潮が色濃く残っており、
女の尻なんぞを追っかける連中を「軟派」といって軽蔑した。
美少年好みはバンカラで「硬派」とも呼ばれた。
男だけが集まる集団には、そのケはつきもので、別段「告白」するほどの
たいしたことじゃなかった。
英国や米国から流入した「ゲイ」の深刻ぶったカミング・アウトなんぞは、
日本的にはちゃんちゃらおかしいんや。
昔の美少年は大概、多少のアブナイ経験はあったはず。オヤジ世代に聞いてみれ。
・・・云わんかもしらんな、青春の淡い夢や・・・。
「うしろ手に春の嵐のドアとざし青年は己にけだものくさき」寺山修司
280吾輩は名無しである:01/10/29 23:36
>>248
開高健賞?? そんなんあったん?知らんぞ。 詳細キボンヌ。
281吾輩は名無しである:01/10/31 20:02
聞いた風な口を利く白痴が、また来たな。
801板逝け。
282吾輩は名無しである:01/11/01 23:08
今日の天声人語、大兄の文章の引用から始まってましたよ。
283吾輩は名無しである:01/11/01 23:11
彼の文章の素晴らしさって何?
あのまどろっこしい言いまわしにはうんざり。
難解な言葉ばかりを多用して、うざい。
284吾輩は名無しである:01/11/02 05:06
どのへんの文章を読んだの?晩年の文章は確かにもたれるね。
でも、「最後の晩餐」くらいまでは、あの言い回しでしか表現
できないものを、確かに捕まえていたと思うけどな。
285283:01/11/02 10:33
開高の作品はそれほど読んでいないから、
下手なこと言うと怒られるけど。
「日本三文オペラ」「裸の王様」「巨人と玩具」あたりの作品は
それなりに好き。
あと釣りもやるから、「オーパ!」「もっと遠く!」「もっと広く!」
は読んだ。ただそれほど好きじゃない。あの文体がね。
「最後の晩餐」も読んだけど、
全ての項目には目を通していない。

それで俺が嫌いなのが、
題名がおぼろげだけど「夏の闇?」「輝ける闇?」かな。
なんかパリで男と女が日夜セックスに励むってやつ。
あれだけは勘弁してほしいね。
結構、評価されているみたいだけど、さっぱり俺にはわからん。
まどろっこしい文体で何が言いたいのやらさっぱり。
作者の自慰行為のようにしか感じない。
何かベトナム戦争に従軍?してからの開高が好きじゃない。
至るところにベトナム、ベトナムって書きやがる。
読むに耐えないね。「ベトナム戦記」はおもろかったけど。
とにかく、あの文体が嫌いなんだよ。
例えば、「暗澹、陰影、寂寥とした〜」みたいな、
難しそうな漢字を連続して3つ続けて書いたりするけど、
それが嫌い。簡潔な文章に重みを加えることは出来るけど、
そりゃあ単なる怠け者のするこった!
風景描写とかも全てそんな感じでまいっちゃうよ。
難解な言葉を多用しているから、一見すると素晴らしい文体に
見えるけど、ただ単に語彙力が多いだけの太ったオヤジだよ。
まったく、開高だけはたまらないね。本当に。
286吾輩は名無しである:01/11/02 11:03
本読みのくせに漢字難解でイヤなんてわがまま平気で言って
なんとも思わない人っているんですねー
287吾輩は名無しである:01/11/02 12:30
だったら読まなければいいのに、と
単純に思ってしまうのは私だけ?
288吾輩は名無しである:01/11/02 12:37
字面を眺め通すこと=読むこと、だなんて思ってる人も中には
いますよってことで、はい次。
289考える名無しさん:01/11/02 12:55
夏の闇、は、読んでいると生きていて良かった、と思わせる何かが
あるよ。
290吾輩は名無しである:01/11/02 13:17
まあ一見難解そうな思わせぶりな描写、というのには同意だけどね。
別に非難してるわけじゃなく、それこそがサントリー宣伝部の
「琥珀の嵐のなかの一滴」とか、人の心を酔わせるキャッチコピーを
無数にこさてきたひとだもの。

あの文章はリズムで読ませるものだし、スタイル優先というのはけして
悪いことじゃないよ。
TSエリオットだって、もともと洋菓子メーカーかどっかのコピーライターだしね
291風に訊け:01/11/02 13:38
多くの人は、本を読みながらその世界を頭の中で再現します。初めて開高文学に触れたのは、中学生の時。
当時は、285さんのご指摘するよう難解な語がネックになって、辞書を並べての読書、時間もかかりました。
ですが、「表現に対するこだわり」という視点で作品と向き合える年齢にいたっては、むしろこれらの語句の存在に感謝します。
作者である開高健と自分自身との距離を縮めてくれているようで・・・。
「珠玉」における月光に浮かび上がるアクアマリンの描写。
彼の目を通して見たもの、感動が、頭の中にすーっと入っていく感じでした。
語彙力が豊富だからこそ書ける秀逸な情景描写だと思います。

>135
「週刊プレイボーイ」で連載していた『風に訊け』に投稿の経験があるとのこと。
なおかつ、採用されてオリジナルTシャツをもらっているんですよね。
のちに、単行本化されたもの(ブルーのカバー)を読み、いたく気に入った次第です。
「オールウェイズ」にも一部載っていましたが、世代とか関係なく面白い。
読者との軽妙なやりとりにも、開高先生の知性と感性と愛情を感じました。
292283:01/11/02 19:58
すいません。
実は開高にたいしての単なる嫉妬でした。
293吾輩は名無しである:01/11/02 22:44
戦争に対する想像力すら欠如してしまった国だから、「闇」の鬱さは判らんだろう。
大兄やら巨匠やらの呼び名は好かんが、
戦争と戦争反対馬鹿に向けたシニカルな視線は好きだったな、糖尿病患者の。
294吾輩は名無しである:01/11/02 23:37
某開高掲示板から。

>『夏の闇』のモデルについてなのですが、
『青春と読書』(集英社)11月号にも続けてその話が載って
います。佐々木千世さんという方のようで、著書に
『ようこそ!ヤポンカ』がある他、堪能なロシア語を活かして、
翻訳もしていた模様。『ようこそ!ヤポンカ』は、私の大学が
所蔵していたので見ることができましたが、もともと米川正夫氏へ
献呈したものが、米川氏の死後に大学に寄贈されたものらしく、
著者自筆の献呈の辞がありました。東西ベルリンに触れた箇所など、
たしかに『夏の闇』を思わせる箇所は多いようです。
2951:01/11/07 03:36
最近、全然文学板に来ていなかったんですけど、
まだこのスレッドあったんですね。
うれしいです。
開高さんの作品はほとんど読み尽くしました。
僕は文学オンチなので彼の作品の重みについては
何も言えませんが、開高さんの生き方が大好きです。
ということであげます。
296吾輩は名無しである:01/11/09 22:16
テレ東で開高の番組やってるよー。
297匿名希望さん:01/11/09 22:30
媚びる
298吾輩は名無しである:01/11/09 22:32
いいねえ、「媚びる」
299吾輩は名無しである:01/11/17 22:46
「開高健ノンフィクション賞」創設age
ttp://www.shueisha.co.jp/bungei-13nen/kaikou.html
300吾輩は名無しである:01/11/17 23:43
集英社新書から、「開高健の博物誌」が出ましたね。
出版社のページで、奥本大三郎が開高さんを語っている
のが聴けますよ。
ttp://www.shueisha.co.jp/shinsho_2shunen/
301吾輩は名無しである:01/11/18 08:33
「開高健ノンフィクション賞」
選考委員のレベル低すぎ!
集英社何を考え取る!

筑紫 哲也(ちくしてつや)

佐野 眞一(さのしんいち)

崔 洋一(さいよういち)

田中 優子(たなかゆうこ)
302吾輩は名無しである:01/11/18 11:59
田中>崔>>>>>>>>>佐野>筑紫
といった所か。
せめて選考委員の質を均一にしてくれ。
303吾輩は名無しである:01/11/18 21:02
ちなみにだがこの間終了したTBSブリタニカ主催開高健賞(第十回)の選考委員

奥本大三郎
川本三郎
佐野眞一
高樹のぶ子
304吾輩は名無しである:01/11/19 04:02
前回の選考委員の方がずっとましじゃないか!
少なくとも今回は、筑紫を始め文学そのものを理解もしくは深く読んだことのない
メンツだろう。
305吾輩は名無しである:01/11/22 03:58
小谷野敦あたりを入れたら面白かったのに。>選考委員
306吾輩は名無しである:01/11/23 05:14
故開高健さん宅 茅ケ崎市に寄贈
ttp://mytown.asahi.com/kanagawa/news02.asp?kiji=2206

記念館として公開されるそうで、これはぜひとも訪れねば。
307吾輩は名無しである:01/11/23 09:53
ナイス情報だ!絶対逝く。
いつ公開なのかな?
308吾輩は名無しである:01/11/23 10:46
>小谷野敦あたりを入れたら面白かったのに。>選考委員

いえてる
309吾輩は名無しである:01/11/23 20:10
えっ、最後は
関西に帰ってたんじゃないの?
物知らずでスマソ。
310吾輩は名無しである:01/11/23 22:10
「青い月曜日」が最高健だ。
闇シリーズよりもこっちがおもろいよ。
311吾輩は名無しである:01/11/23 22:53
「哲学者の小道」を一般人に開放するのは、どーかと思う。
312吾輩は名無しである:01/11/23 23:31
それより、食い物スレ上げてやれよ。
亡き開高のために・・・・・。
313吾輩は名無しである:01/11/24 01:42
小洒落た文章家だろ。気持ちいいから寝る前にいいよ。
314吾輩は名無しである:01/11/24 01:45
結局、「宣伝文句創作文案家」なんだよ。
「コピーライター」という言葉は糸井まで待たなくちゃならないからね。
315吾輩は名無しである:01/11/29 05:34
ウイスケあげ〜
316吾輩は名無しである:01/11/29 22:22
朝読むなら『流亡記』
夜読むなら『輝ける闇』

って本人が言ってたけど、小説として
再読しようと思うのはこの二作だけ。
欠点は文章にこり過ぎて鼻につく文体。

でも、エッセイはいい具合に力が抜けて
読み流しても精読しても味わい深い。
317吾輩は名無しである:01/12/15 00:24
中日新聞夕刊文化面にC.W.ニコルが連載中の交遊記、
14日は大兄の巻、前編でありました。
掲載日は前後すると思いますが、東京、北海道、西日本など
各ブロック紙でも読めるものと思われます。
318吾輩は名無しである:01/12/17 22:59
異色作家短篇集1(開高健訳 早川書房)ってどうですか?
319ラ・パウザ:01/12/20 00:58
そういえば僕は「人とこの世界」(中公文庫)を高く評価しています。
対談の形式に甘えない叙述力。
彼が同人時代に、合評会のレポートを書いて載せたところ、合評される当の作品達よりも
面白くて評価が高かったという、そんな逸話(たしか「回想 開高健」から)を
思い起こしてしまいます。
320吾輩は名無しである:01/12/20 01:25
開高健編「弔辞大全II --- 神と共に逝け」(新潮文庫)は本当に出版されたのか
どうか知りたい.Iだけ持っていてIIは近刊になっているけど現物を見たことがない.
あればぜひ読みたいのだけど…十数年来の疑問です.
321taka:01/12/20 02:22
Tって「友よ、さらば」ですよね。
以前、ねっとオークで落札したことありますが、
Uがあるという話があるんですね。
322320:01/12/20 02:39
>>321
そうそう.裏側のカバー折り返しに近刊と書かれているんですよ.
Iが好きだったんでぜひ読みたいんですけどねー.
323taka:01/12/20 02:43
ねっとで検索したところ、あるみたいです。
私はもうちょっと値段がさがるのを待ちますね。
324吾輩は名無しである:01/12/20 21:29
神とともに行け 弔辞大全U

新潮文庫 か−5−15
昭和61年12月20日発行
定価 320円

ブックオフの100円コーナーで入手した私は何だか申し訳ない気持ち……。
325吾輩は名無しである:01/12/20 23:24
あれは確か、ハードカヴァー版で分厚いのが出ていたような気が…。
そっちの方は値が張るんですかね?
326吾輩は名無しである:01/12/21 00:00
門倉健はアゴがすごい
327吾輩は名無しである:01/12/21 00:21
>>326
近鉄・中日ファン以外ついて来れんぞ( ゚Д゚)ゴルァ!!
でもワロタ。
328taka ◆WJp3Uzus :01/12/21 01:32
高校の時とってた雑誌に彼の娘さんのエッセイがあったような気が。
写真をみて、父親似だなという印象を受けました。
あの頃は、まだラジオ講座があったな。
懐かしい思い出です。
329吾輩は名無しである:01/12/21 01:35
違うんだよ。
それが人生の幕引きとなる後の悲劇を生むんだよ。
・・・・・・・・父親似の娘さん。
嗚呼。
330320:01/12/21 04:17
>>323,324
検索してみたら…ありますね!
以前何回か検索したときはなかったのに.
ちょっと高いですが早速注文しました.
ありがとうございました.
331吾輩は名無しである:01/12/23 01:52
>319
人とこの世界は、私も傑作だと思います。ちなみに、
「知的生活の流儀」谷沢永一・山野博史著、PHP研究所
で、この本が論じられていますよ。
332吾輩は名無しである:01/12/23 02:03
この人がなくなったとき、本屋で聞いた会話。

店員・女1「かいだかたけし〜?山積み〜?」
店員・女2「かいだかけんだよ〜何で山積にすんだろうね」
333吾輩は名無しである:01/12/23 02:24
「開」というのは女性のアソコの別称。
ソレが「高くて健やか」だから、良い名なんだ!と
どっかに威張って書いていた<開高
本屋の店員って…、バイトの厨房だろーよ(w
334吾輩は名無しである:01/12/24 01:33
名前を「書いた?書けん!」と読みかえた青年のことを聞いて
感心した、という話も有名。その青年、無名人ではないらしいが
誰だったんだろう。
335吾輩は名無しである:01/12/24 02:07
>>333
いや、恥ずかしがってたような気が・・・・・
『開高』という苗字は珍しいから、俺をトキの様に大事にしろとか書いてたような気がする
フィッシュ!アンド!チィィィップスゥゥウ!!(不味そう)
336吾輩は名無しである:01/12/29 00:29
>335
フィッシュアンドチップスは、エロ新聞に包んでもらえ、
タイムスに包むとすぐ冷める、という話、何度も何度も
書いていたけど、そんな面白い話か?
ちょっと世代差を感じてしまうのは、そんなとき。
あ、私は基本的に大ファンですので、念のため。
337吾輩は名無しである:01/12/29 04:32
>>336
酒場でのやりとりでこの話がでたら、大笑いすると思うよ。
基本的にこの人のユーモアは、酒場でのエロ話だとおもって、期待しない方が……。
あ、もちろん俺も大ファン。誤解ないように。
338名無しさん@1周年:02/01/11 04:28
>>333
どうでもいいけど、それボボダカカスコヤカと
読むんだよ。
339吾輩は名無しである:02/01/11 06:59
開高さんのあの独特の文体はどこから派生しているのですか?
大江や三島とも違う。。。あんな文体に憧れます。
340吾輩は名無しである:02/01/11 15:40
青い月曜日しか知らないです。
奥さん牧なんちゃら
341吾輩は名無しである:02/01/16 02:35
>339
丸谷才一さんにいわせると、梶井基次郎がいなければ
開高さんの文体は有り得なかったらしい。と、対談で本人に
言ってました。
342339:02/01/16 11:28
えっ、本当ですか。
ちょっと意外です。

梶井を読み返してみたいと思います。
ありがとうございました。
343吾輩は名無しである:02/01/30 00:04
開高健書誌を作った浦西和彦先生が、29日の朝日新聞夕刊に
取り上げられていましたね。
344吾輩は名無しである:02/01/31 00:09
開高のオッサンをお茶の間にも知らしめた
サントリーウイスキーのCMがあったが,
ニューヨークのハドソン川でいかにも自分が
釣り上げた如く高々と頭上に持ち上げて
いるブラックバス、実はあれ電通の人が
市場で買ってきた魚だ。

本人曰く、
「大変だっだよあれは〜 生きたまんま持ってくんのさぁ。」
345吾輩は名無しである:02/01/31 01:02
なるほど。私は作家としての開高はすごいと思うが、文字表現以外
での彼はどうしようもないと思うので、いかにも有り勝ちな話だと
思います。ただ、お茶の間で知られた晩年の彼だけが開高である
と勘違いしてほしくはないものです。
346吾輩は名無しである:02/01/31 01:37
開高のユーモアは井伏鱒二の影響下にあると思うな。
347吾輩は名無しである:02/02/03 06:40
こんなスレがあったとは・・・10年くらいずっと読んでないけど、読み直したくなりました。
読むまでは「サントリーの釣りおじさん」だと思っていました。
私が好きだったのは、「流亡記」と「ロマネ・コンティ・・・(正式名忘れた)」。
中後期のネタ使いまわしなエッセイを読むと、「流亡記」の持つフレッシュさ、疾走感が際立つ気がしました。
前者には別のこってりとした味わいがあったので、嫌いなわけではなかったのですが。
「輝ける闇」「夏の闇」は持ってますが、気分が重くなりそうで手をつけずじまい。
「ロマネ・コンティ」以後後期の作品でお勧めというか評価の高いものはあるのでしょうか。
晩年の「珠玉」については読んでみたいと思っています。
支離滅裂ですみませんでした。
348吾輩は名無しである:02/02/04 20:28
>>344
ばかやろー。
あれがブラックバスだと〜!

仕込みはともかく、
お前、あのCMの面白さわからんだろ?
349吾輩は名無しである:02/02/04 21:08

「ヤラセ」として見れば、オモロイかもな。

   それだけ。

ついでに、あの[オーパ]もヤラセだ。
ホテルの裏が、もうジャングルだ。(ワラ
350吾輩は名無しである:02/02/07 03:02
>347
「ロマネ」から先は、玉石混交。ひどいものは本当にひどい。
小説はだんだん書けなくなってきていく時期で、長いものはあの
短編集のあと、「耳の物語」と「珠玉」だけ。ただ、「一日」という
短編は傑作。個人的には珠玉よりも好きです。これはいま、新潮文庫の
「花終る闇」に収録されています。

エッセイだと、ロマネと同時期の「最後の晩餐」がいい。
人生相談とオーパは…。開高さん、寿命が長くないのを知っていたら、
あんなことしてる暇なかったのにな、と思わなくもないですね。
351吾輩は名無しである:02/02/07 04:03
開高健の罪悪の一つは友人の谷澤永一や向井敏を文壇や論壇に引き入れたこと。谷澤
の開高回想録は蓮見重彦が「読んだことを一刻も早く忘れたい」(笑)と書評で書い
ていたし、金井美恵子が確か「難波のトーマス船長難破録」とかケチョンケチョンに
けなしていて大笑いしたのを覚えている。
開高健自身については、もう一度、初期から晩年までの代表作を読み返してみようと
思っている。
352吾輩は名無しである:02/02/07 05:46
>351
谷沢・向井云々は、佐高真の言っていたことですね。
ちなみにあと二つの罪悪は、太ったことと、娘を文壇に出したこと。
(開高さんの傑作「太った」を、佐高さんは忘れてしまったのかな)。
でも、(向井さんは私もあまり読みませんけど)、少なくとも
「紙つぶて」あたりまでの谷沢さんは、すごいと思うけどな。
あと、351さんの蓮実さんからの引用は、「絶対文芸時評宣言」、
金井さんのは渡辺某の「電通文学にまみれて」付録での対談ですね。

でもね。
それら全部知っていても、やはり『回想開高健』は
いいと思いますよ。351さんは、やはり否定派なんですか?
353351:02/02/07 06:45
>352
マジレス、本当に恐縮です。佐高の開高批判を写して蓮見や金井の評言を適当に引
用しただけだったんですが、出典まで指摘されてしまい、汗顔の至りです。
「回想開高健」はあれはあれで嫌いでなかったので、蓮見や金井の否定論は少し違
和感を覚えました。
谷澤永一さんについては、尊敬しています。書誌学者としても評論家としても毒舌
家としてもです。和泉書院から刊行された5巻本の著作集、金の都合で売ってしま
ったのが悔やまれます。谷澤氏は向井氏や開高夫人の牧洋子さんとともに、若い頃
は日本共産党の大阪の細胞で、先鋭な活動家として名前を知られていたそうです。
その後党から除名され、転向しましたが、あの吉本隆明が論争して唯一勝てなかっ
たのが、谷澤さんでした。谷澤さんの著作もコツコツ読み返していきたいですね。
354吾輩は名無しである:02/02/07 09:42
>351,3
こちらこそ、少し書き方がきつかったかも知れません。
谷沢さんのあの5巻本、学生の私には手が出ませんでしたが、
方法論論争での吉本氏とのやりとりは、『牙ある蟻』で
読みました。谷沢さんの若い頃の活動については『雑書放蕩録』
に見えますが、谷沢さんと向井さんは活動時期がずれるはずです。
また、牧羊子さんについては、私は初耳でした。
吉本氏に関しては、谷沢さんはPHPから数年前に出た
『人の器量(うつわ)を考える』の中で、「外捜主義」と批判
しています。吉本研究の鷲田さんの前で平然とこう言い放っている
のですが、なかなか他の人には真似できませんよね(笑)。
355ああ愉快:02/02/07 10:08
月刊プレイボーイにはよくあったヒト
356吾輩は名無しである:02/02/12 23:40
救出あげ
357吾輩は名無しである:02/02/14 18:05
サーチエンジンで検索すると、
「かいこう たかし」と「かいこう たけし」の両方があるんですが、
どちらが正解? 本名と筆名とか?

サントリーの総務の方、みてたら教えてください!
358吾輩は名無しである:02/02/14 19:03
>>348
確かにあれはブラックバスではなくてストライプドバスでしたよね。
やらせうんぬんは私には分かりませんが。
359吾輩は名無しである:02/02/14 19:04
>>357
一般の認識とは逆に本名が「かいこうけん」でペンネームが
「かいこうたけし」の筈
360吾輩は名無しである:02/02/14 21:48
いや、本名が「たけし」のはずですよ。まあ、本人はどうでもよかった
ようだけれども。
361吾輩は名無しである:02/02/14 22:32
ど〜も
本名もペンネームも「かいこう たけし」ですよ〜
著作の奥付の読み仮名は、そうなってますね。
「かいこう けん」は語呂が良くて、なんとなく定着した名です。
NHKの特集ですら「かいこう けん」と呼んでいますがね。
本人は気にしてなかったようですが、
どちらかと言うと諦めていたようですね。
362357:02/02/14 23:23
ということは、「た”け”し」が正解で、「た”か”し」は間違いということで
すね・・・。レスありがとうございました。
363吾輩は名無しである:02/02/16 01:00
タイトル忘れたけど、対談集の最後に「ケンとタケシの物語」
という、本人が二人に分かれて話す架空対談があります。
364吾輩は名無しである:02/02/28 13:11
大兄
365ジャグラー:02/02/28 13:33
開高健の本は9割は読んだが、すごくないと結論出した。
すごいの?といっている意味は、一般世間的意味か?芥川賞選考委員をやっていた、くらいのすごさしかないよ。
あの人に感服した類の文は記憶がない。
例えば、島尾敏雄(わからなきゃ、一応このひとも、芥川賞選考委員)は、吉本隆明の高い文章を次々に発表するさまを、血煙りあげて、といったように。
すごいの?っていうから、そういうこと。すごくないけど、まあまあ全集読んでみようと思うくらいのおもしろさはあった。
366吾輩は名無しである:02/02/28 13:39
菊地寛はかんなのかひろしなのか
367吾輩は名無しである:02/02/28 13:52
オ―パ!は傑作だな。
368吾輩は名無しである:02/02/28 19:39
すごくない

なんて言う奴の書評が信用出来るか!
369吾輩は名無しである:02/03/01 16:00
かいだかけん、じゃないのか。
370うんこちゃん:02/03/09 03:31
復活せよ!。

開高スレ立てようと思ったら下のほうにあったので救ってきたぞ。
開高は俺の高校時代のもう一人の親父的存在だった。
やわらかい脳に、人生観、生命観を移植されたのだ。
『夏の闇』はその後何度も読み返す大切な作品だ。
読み出すと、いつも同じ音楽が流れ出し、懐かしい空間に包まれる。
そして、透明な強い酒が呑みたくなる。パブロフの犬だ。(w
この手でヤツは日本人に洋酒を定着させた。
歳をとるごとに新しい発見のある深い作品でもあるが、
俺もそろそろ、彼がこの作品を書いた年齢に近づきつつある。
感慨深い。
ヨーロッパで再会する女に実在のモデルがいて公表されているとは・・・
ちょっとハッとして、残念でもあった。
なんでもワイドショウネタにするなよ。(w
371吾輩は名無しである:02/03/09 10:09
俺も酒は開高でおぼえたくちだ。w
372吾輩は名無しである:02/03/09 10:12
井伏鱒二に「書けなくなったらどうするか?」と開高がきいていた。
書けないのは良心があるからだといわれていた。
373吾輩は名無しである:02/03/09 18:08
書けない時は・・・・・・・書くしかない。とも・・・
374吾輩は名無しである:02/03/09 22:55
文壇政治的な側面を批判されたこともあったなあ。
でも、そんなことはどこにでもあることだ。社会人ならみんな知ってることだ。
文士とはいえ人が集まれば起こる事態はおんなじだ。文士も人だからね。
375吾輩は名無しである:02/03/09 23:07
文士の中では「大人」の部類だろう。
彼の心の中心は凡庸だったのではないか?
芸術家を相対化し、前衛を子供じみたものだといっていた。
タイヘンな才能があるとは自分では思ってなかった。
その凡庸が、戦地をかけまわり、世界中で食い、釣り、呑み、眠り、書いた。
そこがいいとこだ。尊敬している。
376吾輩は名無しである:02/03/09 23:08
悠悠として急げ。
大蛇は急がない。
377吾輩は名無しである:02/03/09 23:48
筒井さんと仲悪かったの?
378吾輩は名無しである:02/03/10 01:01
>筒井さんと仲悪かったの?

まえレスに蓮実と筒井の対談でどうしたこうしたとかあったような・・・

どんな批判だったのか知ってる人、教えて頂けるとタイヘン嬉しいです。>ALL

純文学とSFだからな。文壇的には水と油か?どっちが上とかじゃなくて・・・
筒井もSFも大好きだけど・・・
379吾輩は名無しである:02/03/10 02:47
筒井さんの批判については、『玄笑地帯』に載ってます。
要するに、知りもしないSFを得々と酔っ払って語る開高さんの
エラソウな態度を批判しているもの。開高さんは大好きだけど、
筒井エッセイの論旨の範囲においては、結構共感しました。
たしか、日記やら対談やらでその時期に出た「耳の物語」を論じていて、
「私」を使わない位では実験とは呼べない、とか言っていた気がします。
しかし、筒井さんも小説家としての開高さんを決して低く見ては
いなかったらしく、死後『本の森の狩人』に書いた『回想開高健』
評では、文豪、と呼んでいました。ちゅうか、前スレにそのことを
書き込んだのも、たぶん私なんですが…(笑)。蓮実さんのは、
『絶対文芸時評宣言』で、大岡昇平と比較されています。これも
一読の価値あり。実は二人の言っていること、奥底ではけっこう近い
のではないかと思います。
380吾輩は名無しである:02/03/10 13:28
>>379さん
丁寧な情報ありがとうございます。
>知りもしないSFを得々と酔っ払って語る開高さんの・・・
純文学の立場から高見で語る開高に、SFを代表する当事者がカチンとくるのは
あたりまえですよね。それぞれの本心というより「立場」からの発言なのだと思いたい。
>「耳の物語」・・・「私」を使わない位では実験とは呼べない・・・
ジャンルの前衛筒井としては、そのぐらい言わないとね。という感じ。
実験文学としては筒井はタイヘンなものなんでしょう?
次元も読者も違うんだから目くじら立てることでもないようですね。
蓮実さんの評論は読みたいと思いました。
どうもありがとうございました。
381吾輩は名無しである:02/03/10 23:20
開高はサルトルと会ったことがあるそうだね。
382吾輩は名無しである:02/03/11 01:56
>381
その通り。たしか二回会っているはずですが、いちどはサルトル来日
の際にどこかの壇上で、もう一度は、大江健三郎と二人でパリで会って
いるはずです。二人で質問状を用意して会見したらしいですが、時間が
短すぎたようで、あまり面白い対話とはいえなかった気がします。
インタヴューの内容自体は、「サルトルとの一時間」(?)とかいう
タイトルで、どこかのエッセイ集に入っているはずです。
383吾輩は名無しである:02/03/11 08:47
>382
パリで大江といっしょにあったのか。どうもね。
384吾輩は名無しである:02/03/11 08:52
この人の釣りの技術は自分でいってるほどのことはない。
あの程度の腕前では、例えば昨今のバストーナメントに
出場したとしても、予選落ちは免れないだろう。
385吾輩は名無しである:02/03/11 09:32
そういう釣りじゃないんじゃないの?(@_@;)
かわいそうなヤツだな。ネタかね。〜〜(o_ _)o ドテッ
釣り番組の見すぎー。(>_<)
( `_)乂(_´ ) 勝負!な釣りなんて興味ないよ。
マナー悪そう。(;¬_¬) 。ごめんね〜〜〜♪(⌒0⌒)/~~
386吾輩は名無しである:02/03/11 11:14
>ジャンルの前衛筒井としては、そのぐらい言わないとね。という感じ。
>実験文学としては筒井はタイヘンなものなんでしょう?
ふつーの読者にラテン・アメリカやヌーヴォー・ロマンの存在をマンセーカキコ
で伝えたという功績はあるかも。かくいうあっしも筒井を通じてル・クレジオ
とか読み始めた。工房のころ。

「エロチック街道」の頃から前衛を意識しはじめた。しかし、断筆宣言の直後、
自分を支持してくれていると思っていた若い批評家たちから「じじい、ボケ」
などと散々に叩かれ、それでぐっと滅入ってしまったのだと思う。それは
今でも続いている。たとえば浅田彰なんて罵詈雑言ていうか筒井を犬扱い
してた、作家として。あれは見てていたたまれなかった。
387386:02/03/11 11:17
あれ? ココは開高スレでしたね、そういえば。スマソ。
388吾輩は名無しである:02/03/11 13:30
「どこにでもシャシャリ出てくんじゃねーよ浅田飴」っつう感じがする。
ゴホッゴホッ・・・
389吾輩は名無しである:02/03/11 14:17
筒井スレ化が激しい今日このごろですが
みなさんいかがおすごしでしょうか?

>浅田彰なんて罵詈雑言ていうか筒井を犬扱い してた、

筒井の東浩樹評価がやたらに高いのはそのせいか?
390吾輩は名無しである:02/03/11 15:13
>>390
>筒井の東浩樹評価がやたらに高いのはそのせいか?
ふうん、そうなの。面白そうな話だけどスレ違いすぎるような気がするので、
筒井スレでやりましょう。
391吾輩は名無しである:02/03/12 12:10
フェスティナ・レンテ
392吾輩は名無しである:02/03/12 12:45
開高健=文学版海原雄山
393吾輩は名無しである:02/03/12 13:20
へー、そうなんだ。
394吾輩は名無しである:02/03/12 21:43
たしかに、芥川賞とかの選評なんか読むと、そういう面もあったりして。
395吾輩は名無しである:02/03/12 22:00
なんか、このスレも線が細くなってきたなあ・・・。
えんやん、サントリーのダルマ瓶かかえて「この悲しみ何ならむ」とか
書かれて、素直に文章に酔えば
396吾輩は名無しである:02/03/13 01:57
村上春樹が何度か芥川賞候補になったとき、ついに一度も
名前さえ挙げなかったのは開高さんだけ。吉本ばななについても
触れていなかったな。
397吾輩は名無しである:02/03/13 12:58
それを考えることは意義あることではないのかな?
398吾輩は名無しである:02/03/13 15:20
>>384
同意。
昨今の釣りジャーナリズムの先鋭化のせいか、この人のある種の
マニアックでこけおどし的な釣りジャーナリズムの魅力ってのも
薄れちゃったね、たしかに。。
当時は、こんな仕掛けで、アマゾンの怪魚を釣るんや!
みたいなギミックにワクワクしたものだが。
399吾輩は名無しである:02/03/13 15:38
何言ってんだか。ズレまくり。
400吾輩は名無しである:02/03/13 15:46
>>398
景山民雄もよくそんなこといってたなあ・・
401吾輩は名無しである:02/03/13 16:54
科学的に幸福になれたのかよ。焼けちゃったじゃないか。
402吾輩は名無しである:02/03/13 19:07
開高健のスレがあるなんて…
「輝ける闇」「夏の闇」しか読んでないけど、面白そうだから書かせてもらおう。
この2作を読んで思ったのは、「すごく観念的な作家だな」ということ。
食物や酒、匂い、身体、性器なんかについて執拗に書くんだけれど、
ほんとうに書きたくて書いている、という感じがしない。むしろ、
「物事の意味よりも、匂いやブツについて直接的に書け」という命令を
自分のアタマでいっしょうけんめい信号として出して書いてる感じ。
すくなくともこの人、絶対に快楽主義者じゃないよ。なれない人だよ。
その「なれない」ところが、「輝ける闇」には初初しく出てた。これはなかなかいい。
でも「夏の闇」は(この作品を好きな人が多いみたいだけど)、ちょっと無残。
なにより女がつまんないことしゃべりすぎるし、会話が生きてない。

未読だけど、エッセイの方が面白いような気が…
あとこれは単なる勘だけど、女にはモテたような気がする。

長く、エラそうな内容で失礼しました。
403吾輩は名無しである:02/03/13 19:21
いいご意見だと思いました。
でも、女はつまんないことしゃべりすぎるもんだし、
「夏の闇」の会話好きですよ。
404吾輩は名無しである:02/03/14 05:43
開高は小説家というより名エッセイストまたは名コピーライター
って感じのひとだね。
405吾輩は名無しである:02/03/14 10:47
>402
たぶん、《物事の「意味」は変容するが(例えばベトナム戦争)、
物事の周囲に漂っていた「匂い」は変容しない、それを書き留める
ことこそが、時間によって朽ちることのない真実を描く文学の使命である》、
というのが開高さんの姿勢だったのかも知れませんね。
『耳の物語』新潮文庫版の、三浦雅士の解説の受け売りですが。
406吾輩は名無しである:02/03/14 10:59
最後には文章しか残らないだろうな。
本人もそのこと自覚していた。
小さな説をとなえる者としては理想的。
407吾輩は名無しである:02/03/14 11:05

開高健は物事に対してトンチンカンな意見を披露して
周囲からバカにされていた......
408吾輩は名無しである:02/03/14 13:34
・・・まあ文学部の理論でいえば、いろいろ言えるのだろうが
今時、カメラマンやら通訳やら5人ひきつれ南北アメリカ大陸縦断して本書く
器量もった作家が何人いるか?

409吾輩は名無しである:02/03/14 15:27
>>404
開高は廃れ行く純文学の地平にこだわった。
余技が大衆に受けいれられただけだ。
>>405
開高は主義の相対化を実践した。境界上の観察者としてのスタンスを目指した。
>>406
「小さな説を唱えるのが小説家」というのは、元は小林秀雄だったかな?
開高は絶望の中で、自身の位置付けを確認した。
>>407
そのぐらいじゃないと作家とはいえない。
>>408
行動する作家、開高健。というところに特別の意味があると思う。
サルトルの「嘔吐」で心象小説は終わったというところから出発
しているからね。開高は。
410吾輩は名無しである:02/03/14 16:39
サルトルの「嘔吐」。読んでみます。
411吾輩は名無しである:02/03/14 17:48
>407 その開高さんの意見に谷沢永一さんは「このひとにはかなわない!」と思っていたようです,若い頃。
412吾輩は名無しである:02/03/14 19:37
自分の人生を生きるって、そゆことなのねえ・・
413吾輩は名無しである:02/03/14 22:45
ところで、開高さんの後継者って誰でしょう?
一時、椎名誠が一生懸命そうなろうとしていたようだけど、
やっぱりレベルが違いすぎるし…。
414吾輩は名無しである:02/03/14 22:48
いないんじゃないの?体重的に・・・
中上死んじゃったし・・・・・w
415吾輩は名無しである:02/03/15 01:00
オーパ!オーパ!
416吾輩は名無しである:02/03/15 01:02
死んだけど山口瞳ってのもいたね。ちょっち系が似ていたような。
417吾輩は名無しである:02/03/15 01:23
サントリー壽屋つながり。
418吾輩は名無しである:02/03/15 19:03
宣伝部
419吾輩は名無しである:02/03/16 11:35
一本の杭になった。笑っちゃいけん。
420吾輩は名無しである:02/03/16 11:38
サントリーか・・・漏れはニッカのほうが好き。竹鶴マンセ。みんな、余市に逝こう!!
421吾輩は名無しである:02/03/16 16:03
弥生人のサントリー。
縄文人のニッカ。
422吾輩は名無しである:02/03/16 16:08
ドォンドォンシュランビシュビラレン
オデーエーシュラーレー
ドォンドォンシュランビシュビラレン
ダリンドンシュビラレンー
ダ・リン・ドン・シュ・ビ・ラーレンー・・・・・
423吾輩は名無しである:02/03/16 17:24
カイコウがすごい?
莫迦は休み休みにしろ。ただの記録小説だ。想像力いらない。誰だって書ける。
424吾輩は名無しである:02/03/16 18:01
んじゃ誰ならすごいのよ。
とかいって、ヴァカにマジレス。カコワルイ。
425吾輩は名無しである:02/03/16 18:04
サントリーを興したのは実はニッカの創業者の竹鶴。
竹鶴はサントリーの山崎工場作ったけど、すぐにサントリーが糞ウイスキーを
乱造しはじめたんでいやになって飛び出した。でもって北海道は余市にニッカを作った。

偉そうな顔しているサントリー山崎工場は糞ウイスキーの原点。
悔しかったらまともなシングルモルト作ってみろって。

開高も山口もサントリー糞ウイスキーをはびこらせた極悪人。氏んでよし。
あ、氏んでるか。よかった。
426吾輩は名無しである:02/03/16 18:58
私は酒飲まないからね。開高健を育て、良質な美術館とホールを
作った佐治さんには、やはり悪感情は持てないな。
423さんは、吉本隆明の「ベトナム戦記」批判を開高さんが『輝ける闇』
で乗り越えた(少なくともそう言われている)経緯を学習してください。
427吾輩は名無しである:02/03/16 19:27
>>425
へー初めて聴いたよ。ニッカって偉いんだね。
佐治の「ニッカ熊襲発言」は因縁があったんだね。
サントリーは美味いウイスキー無いからなあ。
宣伝のイメージが美味いだけで。(ドライジン・フォープロフェッショナル
というのは美味かった。今売ってないけど)
>>426
かっこいいー。
そもそも「ベトナム戦記」を語ろうという吉本がいけない。
それで『輝ける闇』について、吉本はなんか言ったんですかね?
428吾輩は名無しである:02/03/16 21:47
「誰だって書ける。」なんて、開高をまともに読んでないアホサラシ発言だが、
まず、その行動が、誰だってできるものではなかったのだよ。
そのリアリティにみんな惹かれるのだ。

三島由紀夫も『輝ける闇』を「想像で書いたなら凄いが、実際に行ってたんなら
たいしたことない」みたいなこといってたらしいが、文学を生きるのが純文学だ。
三島は変態だし。w
429吾輩は名無しである:02/03/16 22:04
>良質な美術館とホールを作った佐治さんには、やはり悪感情は持てないな。
その点はたしかに偉い。ていうか「酒飲み=ダメ人」っていうイメージを払拭した
かったんだろうな。そういう意味ではサントリーのCMというか、広告戦略は成功
したといえる。でも原点である、「本場のスコットランドに匹敵するウイスキーを」
っていう魂は忘れているような気がする。そもそも竹鶴をスコットランドに
留学させたのはサントリーだったし・・・

ニッカのシングルモルトが昨年、世界一の評価を得たが、それに奮起してサン
トリーにもすごいのを作ってほしい。

「宣伝のサントリー、味のニッカ」だからね、いまは。
酒飲みのぼやきsage。
430吾輩は名無しである:02/03/16 22:07
>>428
>「想像で書いたなら凄いが、実際に行ってたんならたいしたことない」
ははは。開高は「日本のヘミングウェイ」になりたかったんでは?
もしかしてガイシュツ?
431吾輩は名無しである:02/03/16 22:32
>>430
なりたくはなかったと思う…。
最高傑作を若いうちに書いてしまった小説家はあんまり幸せな生涯といえない。
ヘミングウェイも開高もね。
432吾輩は名無しである:02/03/17 00:21
>427
吉本さんは『輝ける闇』自体には論及していないはずですが、開高さんが
『輝ける闇』で「見る」ということの意味に拘る姿勢は、吉本さんへの回答
でもあると見ていいのかもしれません。
吉本隆明研究者でもある鷲田小弥太氏が、かつて「国文学」誌の開高特集で
そのあたりのことを論じていたはずです。「人間、この闘うもの」という
タイトルだったかな。あと、平野栄久氏の開高論にも詳しく論じられています。

なお、吉本さんの論旨は、記憶の限りですが、
《この作家は見えるものしか見ていない。国内で、何ら思想的な音をあげる
こともなく、目立つこともなく、ひっそりと「死んで」いった多くの人々を
見ることができず、海外で実際の処刑や戦闘を目睹してしか「死」を知る
ことができないのでは、想像力を持った作家の眼とは呼べない》
といった内容。
433吾輩は名無しである:02/03/17 09:06
>>432
ありがとう。
吉本に対して開高は、「そんな眠たいことしていられるか」
という気持ちだったんじゃないかな。
「すべての文は書かれたり。読まれたり。」が出発点であった開高は、
行動するしかなかったのだ。
自分の一生は一度しかないのだから、自分の見たことを、自分の一行にするべきだ。
という覚悟。スタンスだったのだろうと思う。
434吾輩は名無しである:02/03/17 11:00
>>432
「思想的な音」というのがキーワードのようだ。

開高には吉本のような「思想的な音」をかき鳴らそうという意図はなかった
と思う。そのあたりが歯がゆかったのでは。
それにサントリーという大企業の看板も背負っていたし。
「お前は何屋だ?」とね。作家か、ジャーナリストか、宣伝屋か、タレントか、
いったい何者だと。旗幟を鮮明にしろと、そういうことかな。


435吾輩は名無しである:02/03/17 16:54
芥川賞を争った大江健三郎は、開高作品に、あるいは作家開高に
どんな評をしているのだろうか?
436吾輩は名無しである:02/03/17 20:34
開高は文部大臣賞かなんか蹴ってるんだよね。カコイー。
437吾輩は名無しである:02/03/17 21:35
亡くなったときに石原と大江が対談してなかった?

ところで谷沢氏とかの文章に見える、あの周辺の文学者のなんというか文壇のしあがってやる
イズムみたいなものってどう思います?
あれはつきあいきれないものが…。
438吾輩は名無しである:02/03/17 21:53
大江さんが筒井全集の最終巻解説で開高さんや阿川さんを
を罵倒したのは有名。「耳の物語」あたりを評して、若い頃の
自己革新の気迫が無くなり、何を書いても文体が同じ、だと。
しかし彼らは新潮社の日本文学大賞のその年の選考委員で、
大江さんは『同時代ゲーム』を落とされた腹いせだったのでは、
という説(谷沢さん『読書人の放蕩』)もある。
逆に、開高エッセイにときどき描かれる大江さんの姿は、なかなか
ユーモラスですね。二人で野間宏に不味い中国産ブランデーを
騙して飲ませた話とか、大江さんの入れ歯トークとか(出典すぐに
当てたらエライ)。
あと、開高さんの死後、大江さん・石原さんの追悼対談があって、
大江さんの考えでは、代表作はやはり『夏の闇』らしい。最近では
中国で開高さんについて聞かれ、「釣り文学は愉快でお勧めだ」と
答えたらしい(他に言うことないのか、とも思いますが…)。
「新潮」特別号「百年の文学」では、開高さんの「一日」を結構
褒めていた(古井由吉が褒めたので引きずられたようにも見えるが)。
>>431
おまえ、確かに「二つの心臓の大きな川」は最高傑作だ。
だがな、老人と海を侮ってはいけないぞ。もう一度読んでみそ。
ゆっくりと、想像しながら読むのだ。
440吾輩は名無しである:02/03/18 15:28
nanndakanaa
441吾輩は名無しである:02/03/18 19:07
大江は体臭が臭そう。
ノーベルダイナマイト賞なんて取る方が恥ずかしい。
開高とは人間の格が違うよ。わははははは
442吾輩は名無しである:02/03/18 19:11
     ____
    /∵∴∵∴\
   /∵∴∵∴∵∴\
  /∵∴∴,(・)(・)∴|
  |∵∵/   ○ \|
  |∵ /  三 | 三 |  / ̄ ̄ ̄ ̄
  |∵ |   __|__  | <しつこいぞ、バカ<<439
   \|   \_/ /  \____
     \____/
   ______.ノ       (⌒)
  //::::::::|-、 ,-/::::::ノ ~.レ-r┐
/ /:::::::::::|  /:::::ノ__ | .| ト、
| /:::::::::::::::| 〈 ̄   `-Lλ_レ′
レ::::::::::::::::::|/::: ̄`ー‐---‐′
443吾輩は名無しである:02/03/19 12:27
 | まだまだ、「夏の闇」は現代的問題である!
 |
  ̄ ̄ ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    | ̄ ̄ ̄ ̄|
   _|____|_
    /ノ/ ノ   \ヽ
    |( | ∩  ∩|)|
    从ゝ  ▽  从
     /⌒ /乂ノ⌒ヽ
  __(⌒○ § ○⌒)_
  \   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄   \
  ||\_________.\
  ||\||_______|| ̄
  ||  || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
     .||              ||

444老人と海馬鹿にした奴は殺す:02/03/19 12:31
>>442
AA大辞典からもらってきたに100ペソ
445吾輩は名無しである:02/03/19 14:09
実際に死体を見て、匂いをかぐと、人生観がかわるものだよ。
446吾輩は名無しである:02/03/19 18:16
>>444 当たり前じゃん! 自分で作るわけねーだろ(w
447吾輩は名無しである:02/03/19 19:25
  ,∧_∧
 X ノ ハヘ X       / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ̄|゚ノ ^∀^)  ̄ ̄|  <  あれあれ?
|\⌒⌒⌒⌒⌒⌒ \  \
|  \     ∩    \   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
\  |⌒⌒⌒⌒⌒⌒ |
  \ | _______
448吾輩は名無しである:02/03/20 10:23
>>443
主人公が何悩んでるかよくわからんところがいいなw
ラストが消化不良で何の解決にもなっていないように見えるのも
問題の深さを感じるにせよ、なんか物足りない。
449吾輩は名無しである:02/03/20 19:25
>>448>なんか物足りない。
同意見。
450吾輩は名無しである:02/03/20 19:41
ドォンドォンシュランビシュビラレン
オデーエーシュラーレー
ドォンドォンシュランビシュビラレン
ダリンドンシュビラレンー
ダ・リン・ドン・シュ・ビ・ラーレンー・・・・・
451吾輩は名無しである:02/03/20 22:51
トリスバー、ハイボール文化を創っただけでも偉人です。
452吾輩は名無しである:02/03/20 22:56
散トリーおえ
453吾輩は名無しである:02/03/21 21:52
文章は形容詞から朽ちる。といったのも開高だったかな?
454吾輩は名無しである:02/03/21 22:26
実際にウンコを見て、匂いをかぐと、人生観がかわるものだよ。
455吾輩は名無しである:02/03/21 23:12
毎日、人生観が変わってたら忙しくてしょうがない。
慢性便秘ならともかく。
456吾輩は名無しである:02/03/22 12:56
あはは。
457吾輩は名無しである:02/03/23 19:38
どーん
458吾輩は名無しである:02/03/23 19:39
まったり
459吾輩は名無しである:02/03/23 21:07
ポックリ
460吾輩は名無しである:02/03/24 02:04
銃ひとつ持たずに、ベトナム戦争の前線へ従軍して、奇跡的に生還したんだからなあ。
461吾輩は名無しである:02/03/24 19:01
パ  Λ_Λ          実
パ  ( ´∀` ) ΛΛ    帰 家
へ ⊂   つ ('∀`)   り に
   | | | ( : )   ま
   (___|_) U~U   す
462吾輩は名無しである:02/03/25 17:06
>>448>主人公が何悩んでるかよくわからんところがいいなw

やっぱり、近代と自我の折り合いじゃないの?純文学だから・・・
463吾輩は名無しである:02/03/26 04:40
河と森の哲学者だね。
464吾輩は名無しである:02/03/26 05:34
賢者は森を好む。
465吾輩は名無しである:02/03/26 08:12
言い訳するなよ。デブはデブ。やせろ馬鹿やろう
466吾輩は名無しである:02/03/26 10:39

                                (巛ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡ミ彡)ミ彡ミ彡)ミ彡)
                              ,,从.ノ巛ミ    彡ミ彡)ミ彡ミ彡ミ彡)ミ彡)''"
                            人ノ゙ ⌒ヽ         彡ミ彡)ミ彡)ミ彡)'
  ∧_∧               ,,..、;;:〜''"゙゙       )  从    ミ彡ミ彡)ミ彡,,)
√(:::.・∀・)      ,,..、;;:〜-:''"゙⌒゙          彡 ,,  465  ⌒ヽ     ミ彡"
| (:::..、===m==<|::::::゙:゙                    '"゙          ミ彡)彡''"
|_=|:::. |::. | '    ``゙⌒`゙"''〜-、:;;,_              )   彡,,ノ彡〜''"    
 (__)_)              ゙⌒`゙"''〜-、,,     ,,彡⌒''〜''"人 ヽノ
                            "⌒''〜"      し(__)
467吾輩は名無しである:02/03/27 18:40
オーパ あげ。
468吾輩は名無しである:02/03/29 12:31
本当に悪妻だったのだろうか。
469私の開高健論:02/03/29 17:36
彼の著作にはある一つの「概念」が必ず背後にある。
それは「肥満の貴族意識」であり、これが現在の文学界における開高批判の一因となっている。
私は開高を愛読する者が必ず口にする「肥満の弁護」が気に入らない。
作家だからとて、原体験だからとてデブが正当化されるワケではない。
現在肥満は迫害を受けるべき、社会的弱者、呪いの刻印を額に焼き付けられた迷える羊達である。
それはいかなる職業の人間も逃れる術は無い、よって私は開高を批判する。
開高はその醜い体脂肪を燃焼させぬ限り、正当に評価されることはないだろう。
470吾輩は名無しである:02/03/29 19:43
浅い浅い。
からだは死ねば燃えちゃうよ。
食欲を否定するところに芸術は無い。
471吾輩は名無しである:02/03/29 19:45
悪妻だったから書けたのか、
悪妻でなかったらもっと書けたのか・・・
472吾輩は名無しである:02/03/29 22:53

          /:|.            /:|
        /  .:::|          /  :::|
        |  ...:::::|           /   ::::|
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      /   ゙^\ヽ..  , /゙   ¨\,.-z   ::::::::::\
      「 ●    | 》  l|  ●    ゙》 ミ..   .::::::\
     /i,.      .,ノ .l|  《       ..|´_ilト    ::::::::::\
    / \___,,,,,_/ .'″  ^=u,,,,_ v/..       :::::::::::::l!
    |            ̄ ,,、         i し./::::::::.}
   |  /  ,,____ _,/ ̄ \ \      ノ (  ::::::::::|
    |  |.. | /└└└└\../\  \    '~ヽ ::::::::::::::}
    |   .∨.|llllllllllllllllllllllllllllll           ::::::::::{
    |    |.|llllllllllll;/⌒/⌒  〕          :::::::::::}
     |   |.|lllllllll;   ./ .   . |          ::::::::::[
     .|   |.|llllll|′  /    . |    .|      :::::::::::|
     .|   |.|llll|    |     .∧〔   /    :::::::::::::/
    / }.∧lll    |    ../ /  /   :::::::::::::::::\
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      ( ゙゙^^¨^¨゙゙¨  ̄ ̄ ̄ /:::::::::::         ::::::::::\
       ヽー─¬ー〜ー――― :::::::::::::

473吾輩は名無しである:02/03/30 01:02
開高の肥満を論じるなら、短編集『見た・揺れた・笑われた』に
入っている「太った」を読んでからにすべきだと思います。
474吾輩は名無しである:02/03/30 03:41
>>473
その通り。でも、ヴァカを無理に諭すことはないよ。
ヴァカはなおらないんだから・・・絶対直らない!!!!!!!!!!!!!!
おまえらとは一生関係ないよ。(一生だよ!)>>469

もう、来るなよ!近づくな!!!!!

どうせ、開高チョコットしかよんでないだろう。

ヴァカは近寄ってくるのもウザイゾよ。臭いし>>469
臭い臭い!!!!!腐れ脳味噌。ベタベタ!!!!
肉体で優越感なんて・・・・・・・ゲロゲロ次元。氏ぬように。氏ねよ。バカバカ!
475吾輩は名無しである:02/03/30 04:59
死ぬ前にとんでもなく痩せたと思うが。
476オーパファン:02/03/30 06:23
・・・・・・開高スレはこの手の青臭い文学青年同士の罵倒から
できるだけ距離を保って欲しい。

477吾輩は名無しである:02/03/30 07:58
ネタにマジレスするのが文学板
478吾輩は名無しである:02/03/30 17:09
そうじゃなくて、ネタとして質が悪いから不愉快なんだよ。
良質なネタなら、開高を読む人間ならば怒ったりしません。
479考える名無しさん:02/03/30 18:28
戦争に動揺する文学者などいない。
480吾輩は名無しである:02/03/31 19:25
なんのこっちゃ。平和症候群じゃ。
481吾輩は名無しである:02/04/02 01:12
言葉の落葉
482吾輩は名無しである:02/04/02 05:18
        ______________________
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  ヽ::::::::::::::/           -------------        ヽ/
   ヽ::::::::::::::/                            ヽ/

483吾輩は名無しである:02/04/02 18:59
怒ってんの?悲しんでるの?たそがれてるの?
484吾輩は名無しである:02/04/03 21:53

|       △。△   / /
|      ノ/ハヾヽ/  /
|     /(^▽.^ )ヽ /
|     (つ-∞-/ \
|      し ――と|丿
| ̄ ̄ ̄ ̄/___/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|─────∪∪─────
|/  /
|  /
|/
485吾輩は名無しである:02/04/03 22:31
>>476 青臭い文学青年どもに相手されなくなったらほんとうに終わりだよ、
その作家は。
486吾輩は名無しである:02/04/04 14:18
たは、おもちろいね。
487吾輩は名無しである:02/04/04 22:34
たは、かよ。w
488  :02/04/05 00:52
終了
489吾輩は名無しである:02/04/05 16:45
復活!
490吾輩は名無しである:02/04/05 19:12
491吾輩は名無しである:02/04/07 03:06
知の巨人。
492吾輩は名無しである:02/04/07 12:50
毒蛇は急がない。
493吾輩は名無しである:02/04/07 18:09
立花隆の『田中角栄研究』をつかまえて、文章が新聞記事の域を
出ない、と言ってしまうあたりがスゴイ。
494吾輩は名無しである:02/04/07 20:26
まあ、開高の文は美しいから言われても反論できないな。
立花隆は理系厨だからね
495吾輩は名無しである:02/04/07 21:12
立花隆の文章が新聞記事だなんて言わなくてもいいことだ、
そもそも新聞記事なんだから。
作家には旬がある。
闇3部作の3部目、『花終わる闇』には、がっかりしたものだ。
また20年もたって読み返せば、気分が変わるかもしれないが・・・。
496吾輩は名無しである:02/04/07 23:06
しかし、中には『花終る闇』を最初に読んで、勿論いいとは思わない
にしても何か気になり、次々読むうちにファンになって、結局ほとんど
全部読んでしまったという、私のような若僧もいるのですけどね。
しかし、あそこに出てくる女の(同時代・東京という設定における)
あまりに現実ばなれした描写…。ベトナムとの並行性を強調しすぎた
という評論に、なるほどと思った記憶がありますが。ちなみに、
文庫版に解説を書いていたドイツ人は、高橋源一郎の『追憶の一九八九年』
に顔を出します(既に亡くなられたようです)。ベルリン森鴎外記念館
の方でしたね。
497495:02/04/08 00:06
>『花終る闇』を最初に読んで、結局ほとんど全部読んでしまったという・・・

そういう方もいらっしゃるのですね。やっぱり魅力ある作家なんだな。
ちょっと嬉しかったよ。安心したような感じ。(w
プロの批評は2の次の問題でいいはずだ。
時代にシンクロしたパフォーマーだが、死んでからも読者がつくのが
わが事のようにうれしいよ。
自分の感性を信じることが一番大事だよね。

>あそこに出てくる女・・・
例によって実在のモデルがいそうだが、
3部作の最後が放尿とは・・・と、しらけたものだった。
村上龍がバタイユばりのバイオレンススプラッターセックスを書いてた頃だったので、
そう思ったのだが、ショボイよと・・・しかし、
今思えば、開高なりの生命論やエロティシズム、倦怠の美学の昇華と思いたい。
時代のほうが狂気だったので、時間がコナシテクレルひとつの普遍性に
達していると・・・このぐらいは言いたい。ファンとして。(笑)
498吾輩は名無しである:02/04/08 00:39
晩年の作品でも、「一日」はすごくいいのではないでしょうか。
499吾輩は名無しである:02/04/08 01:37
いいよね。

しかしベトナムで死にかけたのは大きな貯金だったようで(当たり前とも思うが)
死ぬまでベトナムで食ってたのか。は、言いすぎかな?・・・
釣りもあったが。(w
500吾輩は名無しである:02/04/08 02:39
500
501吾輩は名無しである:02/04/08 21:28
胃袋のことを考えない人は脳味噌のことも考えない。
502吾輩は名無しである:02/04/09 20:41
あれは、直訳すると、「その他のことも考えない」となるそうですね。
しかし、開高訳の方が遥かにいい。さすが。
503吾輩は名無しである:02/04/11 01:45
そうだったんですか。
もともと誰の言葉?
504吾輩は名無しである:02/04/11 02:01
サミュエル・ジョンソン博士。『最後の晩餐』に書いてある。
505吾輩は名無しである:02/04/11 02:11
サンキュー。(^-^)vピース
506吾輩は名無しである:02/04/13 00:33
また、フィッシェンチップスかよ。って感じ。
507吾輩は名無しである:02/04/13 23:09
変われば変わるほどいよいよ同じ。
508吾輩は名無しである:02/04/14 06:03
どこを切ってもついに円周でしかないこの時代
509吾輩も名無しである:02/04/15 23:25
開高ファンの方にお尋ねします!
『物質界の王者ではなく精神界の王者であれ』と開高が書いたエッセイがあると
思うのですが、どなたか題名をご存知ありませんか?
510吾輩は名無しである:02/04/16 00:56
そのように直接書いたエッセイは無いと思います(多分)。ただ、
精神界の王者という表現は、自らや、作家という職業を指して、
しばしば軽い韜晦を込めて用いていた言葉です。すぐに思い出す例では、
辻邦生氏との対談(対談集『午後の愉しみ』)の中で、「我々は精神界
の王者ですからな」とか言っていたような気が。記憶ちがいだったら
申し訳ありません。
511吾輩は名無しである:02/04/16 01:06
物語を求めて戦場にまで行ったのは、ある意味凄い。
それが逆に現状での物語の不能を証立てるが故に。
512吾輩も名無しである:02/04/16 02:17
>>510ご丁寧にありがとうございます。
私の父が開高ファンで、以前より父との会話の中でよく出てきた言葉でして・・。
父曰く、物質界(?)という富を得、物質を得るという思想が根底にある世界とは
貪欲にそれを求めたとしても上には上がおり有限であるし、またそれだけを
目的とし生きることは、人間として悲しいことである。一方の精神界という
人間の心が第一である世界においては、全てがその人間次第である・・。
だから、物質界の王者を目指すのではなく、精神界の王者であれと。
以前より、父の言葉から聞く開高ではなく、自分自身で開高に触れてみたいと思い
父にも尋ねたのですが、父によると「毒蛇は急がない」という開高のエッセイ
だと言うんですよ。でも、どんなに探しても見つからなくて・・。
父も若くはないので、思い違いかとも思うのですが、
娘としては父に間違いを指摘したくないというか(藁)
そのような、経緯で先程のような唐突な質問をしてしまいました。
ありがとうございましたm(__)m
513吾輩は名無しである:02/04/16 02:18
うーん、そういう解釈でいいのか、疑問なんですね。
書けなくなった作家・開高が物語を求めて戦場に行った、というのは、
それ自体が後世に作られた「物語」に過ぎないと思うのです。
514吾輩は名無しである:02/04/16 09:01
物語というか、表現の核として、人間理解の核として、経験(体験)が
欲しかったのではないか。
敬愛した井伏鱒二ら前世代の戦争体験に追いつけるものがないと、
作家としての存在理由がないと考えていたのではあるまいか?
「すべての文は書かれたり(読まれたり)。変われば変わるほどいよいよ同じ。」
とよく言っていた開高は、なぜ自分が書かなければいけないのか、
自分に問いかけ続けたのだ。そして行動によって根拠を与えていった。
世のワケ知りには、「行動する開高健」という部分に評価が高い。
西田哲学をよく読んでいたようですね。
西洋的自我や近代を相対化したかったのだろう。
515越前蟹:02/04/16 23:16
開高の本で読んだ酒場でのジョークは、
結構有名なのかな。
ある国の大使か何かが、今まさに勃発し
ようとする世界大戦をまえに、本国に
送った指令が、
 "き*たま"
だったという話。
516吾輩は名無しである:02/04/17 03:20
協調すれども介入せず、という奴ね。
あれはなかなかよくできてる。
有名かというと…よそで聞いたことがないなあ。
517吾輩は名無しである:02/04/17 05:41
自身に介入して出てこない人もいるみたいだがな。(w
518吾輩は名無しである:02/04/18 17:12
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
 な、なんか狐につつまれたような   |
 気がする・・・。             .|
_____  _________/
        V
            ∧_∧
            /    ヽ
            | `  ´|
      <>○<>\= o/               "ツママレタ"ダロウガ・・・。
      // ヽ\⊂ ̄ , ヽ          ∧_∧ 激シク違ウゾ。
      / ∧_∧ヽ  ̄   ヽ         (・∀・; )
     /,( ;´∀`)ヽ ,ゝ  |___, ヘ    (    )
     | ヽ\`yノ )(   |   <   |   | | .|
     ヽ ___ノ_と_ノ\_<_ノ    (__.(__)


519吾輩は名無しである:02/04/18 17:25
↑( ´,_ゝ`) プッ
520吾輩は名無しである:02/04/18 20:44
「き*たま」、中野好夫の本にもあったよ。
521吾輩は名無しである:02/04/19 12:47
あげ
522吾輩は名無しである:02/04/19 18:42
キンタマの出所は中野好夫じゃないか?
開高は中野好夫から聞いたとどっかに書いてます。
キンタマだけじゃなくて中野のネタをいくつかもらってるんだよね。
523吾輩は名無しである:02/04/19 22:16
あげ
524吾輩は名無しである:02/04/19 23:21
アァ━━━━(゜∀゜)━━━━ップ!!!!!!
525吾輩は名無しである:02/04/21 01:38
キャンタマの話は中野好夫がよく話していたみたいだね。
丸谷才一の随筆にも、中野さんが奥さんに怒られたという話が出てくる。
526吾輩は名無しである:02/04/22 10:10
デビュー当時、社会派といわれていた頃の作品はどうですか?
527吾輩は名無しである:02/04/23 01:24
ロビンソンの末裔。エネルギーのある表現が好きだ。
528吾輩は名無しである:02/04/23 02:35
最初期の「巨人と玩具」とか「裸の王様」は、明らかに無理をして
期待される「社会派」の作品を書いている感じで、ちょっとね。
「片隅の迷路」も、小説としての破綻が幾つかあるけれど、あの時代の
空気が感じられる作品。開高さんの本領とは言いがたいですが。
徳島ラジオ商殺し事件を扱ったもの。

やはり、「社会派」的言説自体のいかがわしさ・胡散臭さを自覚した
『見た・揺れた・笑われた』あたりから先の作品の強度が、個人的には
好きです。今でも十分学ぶべきものがあると思う。
529吾輩は名無しである:02/04/23 17:45
賛成である。
530吾輩は名無しである:02/04/24 18:23
(^-^)vピース
531吾輩は名無しである:02/04/25 18:14
「手のなかにあるうちは玩具なのに失われたとわかると
にわかにそれを宝石と感じて心身を焦がす。
あの子供の心に私は・・・・・・・」   夏の闇
532吾輩は名無しである:02/04/27 11:49
女の話ね。
533吾輩は名無しである:02/04/30 13:50
オムレツをつくるためには卵を割らねばならない。
534吾輩は名無しである:02/04/30 18:15
オムツを洗う為には脱がさなければならない。
535吾輩は名無しである:02/04/30 18:19
「片隅の迷路」は、たしか新聞の連載ものだったかな?
そもそも新聞連載なんて合わないんじゃないの。開高さんは。
536吾輩は名無しである:02/04/30 18:30
作品の出来はさておき
こいつの人格は最低である
537吾輩は名無しである:02/04/30 18:47
>>136
具体的に論証せよ。さもないと君はただの荒らし。
538537:02/04/30 18:47
×>>136
>>536 失礼。
539吾輩は名無しである:02/04/30 20:36
人格なんてどうだっていいじゃねーかよ。
友達でも親戚でもねーんだからよ。
もう死んじゃってんだし。
品行方正人徳高く人格最高な面白い作家なんてどこにいるかよ。
そもそも表現なんて恥ずかしいものなんだ。
開高はそれを知ってたおっさんだよ。
おまえさあ、個人的に「なんかあった奴」じゃねーのか。藁  >>536
まあ、作品もロクニ読んでないだろうが。
読んでも読めちゃいないんだろうが。わはははははは。
540吾輩は名無しである:02/05/01 02:52
まあ、まあ。落ち着いて。
541吾輩は名無しである:02/05/02 20:25
>品行方正人徳高く人格最高な面白い作家なんてどこにいるかよ。

大江健三郎。
542吾輩は名無しである:02/05/02 22:29
>>541
ワラタ
543文学通気取り:02/05/03 14:07
先週でしたっけ?TBSラジオで若山弦蔵さんの朗読で
「裸の王様」を放送してたの。

544吾輩は名無しである:02/05/03 15:31
カミュ>大江>坂口>開高>>>>>>>>>>>>サルトル
545吾輩は名無しである:02/05/04 03:48
>543
そおゆうのあるんですか。チェックしてみます。
>544
大江はイラナイよ。感性が対極だ。ダサイんだよなオオエ。オエエー
芥川賞争った時に勝負はついてる。w
546吾輩は名無しである:02/05/04 04:12
>>544
それは君個人の恣意的ランクづけにすぎない。
だいたい作家をランクづけすることがおかしい、
個々の作品の比較論ならわからんでもないが。
人間は個々で全く違い、出自も感性も作品も生涯も、独自で個有。
>>545
芥川賞なんか、ただの入り口に過ぎないよ
547半可通:02/05/04 07:57
>>543,545
講談社ラジオブックという平日の帯番組でした。23:30〜
弦さんの低音の渋い声がよかったです。たまにこういうのに
出くわすから、ラジオを聴くのをやめられない。TVばかり
みてるとあほになるよ。

548吾輩は名無しである:02/05/04 10:04
おまえら大江読んだ事あんのかよ アァ?w
もしかして読んでないでああ、ただの反戦爺か、とか思っての?
そうなの? きゃははさすが開高ファンらしいや君達デブで歩くぎとぎと油でしょ?
ウヒョー おじさん笑っちゃうよ 大江の作品も読まないで良くも偉そうに書きこめるもんだね
本当に頭下がっちゃうよ おまえら万延元年のフトbヴォールとか目むしり耕地とか
呼んだこと無いで走>? 死者の驕りんとし行くだけとか?
ぎゃはっは恥ずかしいな それで「ダサい」だとむふふダサいのは君の髪型だよ
じゃあね せいsぜい読まずに貶して妻ラン時ネ性送って名 ふっふふふお
549文学通気取りその2:02/05/04 12:36
>548のやうなてーのーはうっちゃっておいていいとおもふ
550吾輩は名無しである:02/05/04 15:25
賛成。オオエの親戚に違いない。
>547
そうだよね、TVは洗脳だよ。
551吾輩は名無しである:02/05/06 12:53
中国の話題を書くことが多かったけど、なにか引っ掛かるんだな。
なんだかんだ言って中国贔屓だよね。
中国の暗黒面、あの苛烈さ加減にも触れられてはいるんだけど、なにか
それでも中国贔屓が透けて見える感じがする。
552吾輩は名無しである:02/05/06 13:56
開高なんて龍と同級の二流作家でしょ?
時代と共に消えるタイプ。
553吾輩は名無しである:02/05/06 14:57
2chのこのスレ以外ではもう消えているから心肺しなくてよろしい<552
554吾輩は名無しである:02/05/06 18:29
ヒャクショウ丸出し。(ヒャクショウは差別用語として使用。でも米は作って欲しい)
おまえらに選挙権は無い。
>551
オオエと共に政府招待で中国へ行って、政治体制には幻滅したようだ。
文字の民としての漢字文化(文明)には敬意を持ってたでしょうね。
いわゆる左翼的指向はベトナム経験意向全く無いんじゃないのかな。
右左関係なく政治的な係わりを嫌い、文部大臣賞すら蹴ってしまったそうだし。
赤い幻想も民族の誇りも超えたところで釣りをしていたのだ。
絶望から出発して絶望に帰っていったのだ。
途中回り道して生命の光を楽しんだシオランのようなものだ。
555吾輩は名無しである:02/05/06 19:53
へええええ、そうなの?<554 漏れはてっきりヘミングウェイ崩れの
二日酔い売文家としか思ってなかったけどなw
556吾輩は名無しである:02/05/06 23:54
へええええええええええええええええええええええええええええええええええ
随分偉そうだな。どんな仕事してんだか。自分をみつめて謙虚になれよ。
何者でもない凡人君よ。知識が無いなら床屋談義でも謙虚に振舞え。
557吾輩は名無しである:02/05/07 02:12
>>556
おいおい、漏れの仕事と開高を批判することがどう関係してるの?w 

知識? なんの知識? あんたは何に頭を下げてるわけ? 
558吾輩は名無しである:02/05/07 16:11
まあまあ。
559吾輩は名無しである:02/05/09 02:12

               ,ィミ,        ,ィミ,               フ
                彡 ミ        彡 ミ,            ヤ |
             ,,彡   ミ、、、、、、、、彡  ミ,     (⌒)    レ  |
            彡;:;:             ミ,    (  ヽ   ヤ
         〜三;:;:::::              彡〜  ノ  ノ   レ
         ~~三:;:;:;:::::  -=・=-   -=・=- 三~~ ヽ (    :     ;;
         ~~彡::;:;:;:;:::..     ___     ,三~~ ( ノ ,,,,,  :      ;;
          ~~彡;:;:;:;:;:;:;:.    |┴┴|    ,ミ~~ ノノ ;'" ,,ノ―、     ,;'
          ~~彡:;:;:;:;:;:;:;:;.  ノ――| ---==ニノ ,;'′ >=ニ(二二二()
     ,...-''''""~~,::;:;::;::;::;::;'            ミ,,  ,;'′  ゝ--〈
____,;";;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;:;:;:;            i! ミ,,,,;'′   `ー‐'
           ::::ミミミ:;:;:;:           ミ::      ,;' ̄ ̄ ̄ ̄|  \___/
            :::::ミミミ:;:;:           ミ:::,   ,;::''′        |.    \/
            ::::ミミミ:;:;::       ,;+''"~~゙+、~'''''~          |     |
             ::::ミミミ:;:;:;:     ,+'"     ミ:::::           |   ━┷━━━┳━━━━━
               :::::ミミミ:;:;:;:;:  >':;:       ミ::              |             ┃
             ::::::ミミミ:;:;:;:;:;../;:;:;:       ;:"             |             ┃
              ::::::::ミミミミ:;:/;:;:;:;:    ,.+'"''-、________|__         ┃
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄;':;:;:;:   ,.+'"    ミ、             l          ┃
                 ::::::ミ;:;:;:;:.. ..ミ:::ミ:;:     ミ               l          ┃
                  ::::::しUUU┘::::ミ:;:     ミ              l          ┃
                  :::::::::::::::::::::::::::└UUUじ                 l          ┃
________________________________,l          ┃
                                               ━━━┻━━━
/////////////////////////////////////////////////////////////
560吾輩は名無しである:02/05/09 16:01
デブは死ね
561吾輩は名無しである:02/05/09 23:06
凡人はボヤーっと長生きしろ。
562吾輩は名無しである:02/05/10 16:15
デブは死ね
563 ◆YejoOYtk :02/05/10 22:24
凡人は大木
564吾輩は名無しである:02/05/11 13:42

意味がよくわからないのですが・・・。2CHの新しい用語?
565吾輩は名無しである:02/05/11 22:20
おおきぼんど
566吾輩は名無しである:02/05/13 20:58
あーあ
567吾輩は名無しである:02/05/15 04:47
おーーーーーー
568吾輩は名無しである:02/05/15 21:18
わはははは。
569吾輩は名無しである:02/05/15 22:55
アフガンとか中東とか、戦争の生々しい現場が報道されたりすると、
開高のベトナム戦争従軍記とか、思い出される。
米軍と一緒に最前線に出かけて、
敵の急襲を受け、ほとんどが戦死した中から
やっとこっと生還した体験…。あれは開高の中でも、
中学生の頃の飢餓体験と同じくらいに強烈な「原点」だったんじゃないか
と思う。グルメとか釣りとか、生を楽しむスタンスを持ちながら
その基盤には、人間のはかなさやアブナさ脆弱さを常に抱えていたような・・・
570吾輩は名無しである:02/05/16 01:10
   /)  /)
  /  ⌒  ヽ   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  | >_ <  | < ぴか〜〜〜〜〜〜!!
 (○ ▽  ○ |  \_________
 /       |
 |     |_/
   ♂


571吾輩は名無しである:02/05/16 08:50
>>569
200人中生き残ったのは17人、というのは誇張だと思うよ。
周囲から撃ちすくまれてちりぢりになって、ほっと一息ついて
みたらまわりに17人しかいなかった、ってことだと思う。
残りの183人が全員戦死したとは一言も書いてない。わざと曖昧にしてる。

その話に限らず、開高さんには何かと話を大きくしてしまう悪い癖がある。
飲酒にしても、ある箇所では14、5歳ではじめた、と書いてあるけど、
別なところでは17歳とか、谷沢永一に連れられて(ということは20歳前後)、
とか、記述がまちまち。

まあ話を面白くするためのサービス精神と考えて、
額面どおりに受け取らない方がいいと思うよ。
572べ閉連:02/05/16 10:20
ロビンソンの末裔 だけが良い。それ以外はたいしたことない。
オーウェルの パリ・ロンドンどん底生活 とならんで2大敗者の文学と
私は思う。
573吾輩は名無しである:02/05/16 15:49
>>571さん
ちょっとちょっと待ってよ。
小説家の小説の話だよ。おもしろけりゃいいじゃないですか。
退屈な真実なんてカケラほどもいらない。
伝統の日本私小説がみんな真実だと思っている人はいないだろう。
全身小説家という大嘘つきもいたことだし。
開高には、オレは嘘つきだという告白をした小説もある。
>>572さん
敗者の文学なんだよね。w だから若い人には毒、悪書だとさえ最近思うようになった。
絶望に気づくなんて、遅ければ遅いほうがいい。あはは。
574571:02/05/16 16:11
>>573
それは論点がちょっと違う。ベトナムに関して、「輝ける闇」で盛大に嘘をつくのはOK
あれは小説だから。でもルポルタージュの「ベトナム戦記」でも、あるいは随筆でも、
開高さんは「200人中生き残ったのが17人」という書き方をしてる。それはほら吹きとして
非難されてもしかたがない、そういうこと。

俺は最初随筆でその「伝説」を知ったんで、>>569さんと同じですごい体験したんだな、
って思ってた。残りの兵隊は全員死んだんだと誤解したから。でも「ベトナム戦記」を
読んでみたら、あれは単に同じ方向に逃げたのが17人だけだったってことなんだよね。
もちろん、何人かの兵隊は戦死したけれど、でもまあ、開高さんが誇張するほど
凄惨な戦闘だったわけじゃない。第一、同行していた秋元カメラマンもその17人のうちに
入ってたし、これはうろ覚えだけど、アメリカ人将校はたしか1人も死んでなかった筈。
開高さんがわざと曖昧にしてる部分を補足すれば、「200人がクモの子を散らすように
逃げて、俺と秋元が逃げ込んだところには17人集まった」と、それだけの話。

開高さんはラブレーの「三つの真実にまさるひとつの綺麗な嘘を」という言葉が好き
だったけれど、それは俺も同じ。ヘタレなリアリズムより、虚実皮膜の間をつく創作の
方が好きだけど、でもルポや随筆にまでその筆法を持ち込んだらフェアじゃない、
そう思うだけだよ。オーウェル好きでもあった開港さんが、オーウェルのように率直
でなく、事実を粉飾する癖があったということは結構興味深い。
575571:02/05/16 16:14
断っておくけど、俺はアンチじゃないよ。
開高健は一番好きな作家だったりする。
でも、盲目的に信仰しても仕方が無いしね。
576吾輩は名無しである:02/05/16 16:20
>>571
あのな、敵の銃弾が降る中を
命からがら撤退した体験…そのことが重要やろが、
10人か17人か、そんなこたぁどーでもええの。実体験した者でなければ
わからないリアリティ、あるだろうが。実際に戦争行った老人に
話を訊いてみれ、あんなもんじゃねぇぞ<第二次世界大戦末期の戦場。
もう生存者も残り少ないだろうから、早めにな。

それから、少年期の飢餓体験も、戦後の食糧難を体験したばぁちゃん達に
訊いてみれ、な〜んも喰うモノが無かった話、いくらでもしてくれる。

開高は、小説は小説として、キッチリ書いた人間。
ノンフィクションや紀行にも、己れのポリシーがあった人間。
事実を小説の中に織り込む場合にも、独自の手法を持っていた。
なんもかもごっちゃにすな。
ちなみに俺は、開高の全作品(出版された)読んで言ってる。

577吾輩は名無しである:02/05/16 16:23
そうですね。盲目的に信仰して、私も不幸になりました。藁
578571:02/05/16 16:45
>>576
>命からがら撤退した体験…そのことが重要

それは俺もそう思うって。それだけの経験でもとんでもなく過酷だったとは思うよ。
でも、開高さんはそういう言い方しないんだから。それはフェアじゃないよ。
「200人がクモの子を散らすように逃げて、俺と秋元が逃げ込んだところには
17人集まった」、と書くのと、「200人中生き残ったのが17人の戦闘に従軍した」では
全然意味するところが違ってくるでしょ。オーウェルが見てたら鼻で笑うよ。

>なんもかもごっちゃにすな。
ごっちゃになんかしてないって。たとえば「輝ける闇」には女のことが出てくるけど、
「ベトナム戦記」には出てこない。それをもってどちらかを貶める、なんてことは
しないよ。前者は虚構で、後者はルポだってわかってるから。

>ちなみに俺は、開高の全作品(出版された)読んで言ってる。
俺だって、手に入る限りはほぼすべて読んでるよ。少なくとも文庫は全部読んでる。
579吾輩は名無しである:02/05/16 16:58

  ∧_∧         
 ( つ´▽`)っまあまあまあ。
 (    )       
 ノ ノ ノ        
(__)_)         
フェアなんていったってしょうがないよ。
腐った文壇と市場社会を泳いでいくのはどす黒いもんだよ。
「書けないんです」と井伏鱒二に泣きついて、「それは良心が残ってるからだ」
と言われていた開高は、可愛いものだとおもうよ。(笑)
580吾輩は名無しである:02/05/16 17:02
文壇政治的な側面も強かったみたいね。
原稿料もの凄く高かったって・・・まあ、どうでもいいけど。はは。
581xiao:02/05/16 22:00
あの戦闘については、あれだけひどかったのにもかかわらず、新聞には
数行で片付けられている、と書いているのだから、たしかにそういう意味
では、それほどすごい戦闘ではなかったのでしょう。

しかし、開高さんのスタンスは、「この世には語られることなく消えていく
物語がいかに多いことか」(うろ覚えですが)というところにあるわけで、
つまり、自分にとってあれほど苛烈であった戦闘が、新聞においては
何ほどのものでもない、というところが重要なのではないでしょうか。

開高さんにとって文学とは、新聞=大文字の歴史に回収されそうになる
チッポケな人間の側にたって、大文字の歴史が示す「正しい」世界像
ではない、「人間らしい」世界像を回復することであったのではないか
と思います。それは例えば、「玉、砕ける」の老舎の挿話にも明らか
だと思います。
582吾輩は名無しである:02/05/16 23:18
(^o^)//""" パチパチパチ
583吾輩は名無しである:02/05/17 03:04
>>580
昔の読書人だかで次期ボスのポジションにいるのは開高と大岡信だが、
二人とも政治しないので将来どうなる?とか座談会で言われたりしてた
記憶あり。
政治とはちょっと疑問である。
(原稿料は需要と供給のバランスが崩れてるから…)
584カイホンメン:02/05/17 19:00
>571、576
ルポルタージュだって虚構じゃねーかよ。要はカイホンメン(開高健)の
書いたことを信じるのかどうかってことじゃん。
文学部のへたれ教授の研究みたいなこと言っても面白く無いぜ。
ちなみに俺は「パニック」を卒論に選び、メランコリーを視点に
100枚書いた。評価?
へたれ教授にも分かりやすいように書いたかけんな、無論Aよ。
585吾輩は名無しである:02/05/18 01:26
upしろよ。読んでやるから。w
586吾輩は名無しである:02/05/18 02:55
揚げ足取りで申し訳ないが、「カイメンホン」じゃないですかね。
中国語だと「開門紅」。(いま『夏の闇』を確認したら、やっぱり
そうでした)。
587吾輩は名無しである:02/05/18 15:00
その程度で卒論Aか?
その師あってこの弟子ありだな。わははははははは。
588吾輩は名無しである:02/05/18 17:00
あ、ちなみに「開高健」の中国語音は、Kaigao Jianだから、
カタカナだと「カイガオジェン」みたいになります。
589吾輩は名無しである:02/05/18 20:03
>>578
ほんのちっとでいいから、書き手の立場にたってものを考えてみ。
書く時には、媒体と枚数と書き方、があるんだよ、常に。
まったく同じ素材をベースに、百通りもの描き方ができて当然なの、書き手は。

要は、そのベースになったのが開高の「実体験」であり、それは
現場にいもしない他者にはどうであれ本人にとっては「存在の深層に響くような」
ものだった、ということだ。色んな形での出方をちゃんと読んでいるなら、
その「底に」共通しているものが見えるだろうが。その話だ、最初から。
590吾輩は名無しである:02/05/18 20:10
>>577
開高「しか」読まん阿呆がそうなる。お前は阿呆か?
他のも読め、全作品を。そうすれば、開高にしろ誰にしろ、
その作家の手法や作品の特質だけではなく、人間としての資質も
よく見えてくる。一人だけに構ってるのはマニアに過ぎん。眼が濁る。 

591吾輩は名無しである:02/05/18 20:41
>>590
生意気言ってんじゃねーよ!
592吾輩は名無しである:02/05/19 04:24
>>590
人間としての良い資質がある人物とは思えないぞ、キミは。
軽率な雑草が他人をアホ呼ばわりする権利はない。
なにを読んでも読めない人物と見た。
キミは、まず開高しか読まないことが必要だ。
593571:02/05/19 08:22
>>579
まあねえ。井伏と比べるとね。
たしか井伏については開高さんも批判していたような。
「井伏さんは黙々と酒を飲んでいるだけなんだが、一緒に飲んでいた連中は
そのペースに引き込まれて、果ては玉川で心中するようなことにもなる」って。
猪瀬の「ピカレスク」なんかを読むと、すごく意味深な寸言だね。

>>581
同意。文革を批判するにしても、「大文字」的な批判の仕方は開高さんはとらないよね。
あくまでその巨大な波に翻弄される一人の人間に着目する。その視点は「流亡記」
あたりから一貫してるね。

>>581
>ルポルタージュだって虚構じゃねーかよ
んな本質論してねーよ。沢木耕太郎じゃあるまいし。
あくまで開高健のホラ吹き癖を指摘しただけ。

>文学部のへたれ教授の研究みたいなこと言っても面白く無いぜ。
俺は単なる小説好きで文学を専攻したわけでもないし、本格的な文学研究とは
まるっきり無縁なもんで、俺にとっては結構誉め言葉だったりするよ(w

>>589
全面的に同意するけど、俺がいったのはそんな深いことじゃないって。
もっと形而下的な、俗なこと。「釣り師にはホラ吹きが多い」と開高さんもしょっちゅう
書いてたでしょ。人に話すたびに釣った魚のサイズが大きくなる、と。
彼のベトナム経験もそれと似たところがあって、イワナの少年をひっかけただけなのが
いつのまにか尺ものでも釣ったかのように書きつける、それに俺は疑問を感じるわけ。

自分の経験を語るときに、開高さんには事実を粉飾する癖がある。小説家と
いうものは嘘つきだし、1の体験を10にも20にも膨らます技術が要求されるのは
当然のことで、並みの作家なら俺もそんなことは問題にしない。でも彼はオーウェルを
賞賛するんだよね。「カタロニア賛歌」におけるオーウェルの率直な視線を賞賛して
やまない。そうであるなら、開高さん自身のルポルタージュにホラ吹き文体が
混じっていることは非難されてしかるべきだろう。
594吾輩は名無しである:02/05/19 13:23
オーウェルを賞賛するからといって、同じスタンスで表現すべきであるとは限らない。
時代状況にもよる。
「まるでオーウェルだと言われるのも嫌だ」という心が芽生える夜もある。
「独立的に排除して」評価すべきだ。というか、開高はそうして欲しい人だった。
君が疑問を感じるのも自由だ。が、わざわざあげつらう程の事でもない。
もう彼岸に渡って、向こう側で釣りをしているんだから。
形而下の話だといっているが、新聞報道にはホラがないとお思いか?
君はホントに現代人か?
小説家のルポルタージュのホラ吹き文体は非難されてしかるべきだなんて
センスないなあ。
595吾輩は名無しである:02/05/19 15:25
そうだそうだ
596吾輩は名無しである:02/05/19 18:09
開高健は一つのジャンルである。  村松友視
597吾輩は名無しである:02/05/21 05:15
      /_,,___       . _,,,,__,_     :::::::::::\
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      「 ●    | 》  l|  ●    ゙》 ミ..   .::::::\
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    / \___,,,,,_/ .'″  ^=u,,,,_ v/..       :::::::::::::l!
    |            ̄ ,,、         i し./::::::::.}
zzz
598吾輩は名無しである:02/05/21 13:05
開高健はほぼ読んでいるが、一切読みたくない時があって、
そういう時にはだいたい吉行淳之介を読んでる。
対談は吉行の独壇場だが、やっぱり開高とは器が違うと実感してしまう。
自分が本で書いている内容と余りにダブりすぎた話をしていて、広がりのなさに
まさに閉口する。
ドイツでとっぺってた話、三島由紀夫が「想像で書いたならすごいが・・」と言っ
た気持ちが少しわかる。今までは「見てきたからこそ書くのは難しい」と思って
いたけれど。
だったらお前が書け! はナシね。
599吾輩は名無しである:02/05/21 13:26
>>598
だったらお前が書け!(笑)
それはそうなんだけど、同じことを繰り返して言うというのは、
マスコミ戦略としてアリじゃないかと思うよ。
一回書けばみんな読んでくれるわけではないんだから。
濃い体験による確信は変わるものではないからね。
開高は「長く考え少なく書く」とよく言っていたし。
おれなんか、どこかで読んだ話がまた出てくると、
聞き覚えのある音楽が鳴り出したようで、一瞬にして開高の世界に入っていけるので
同じ話の繰り返し使用は、ひとつの手法として、装置として捉えてみてはいかがなものか?
600吾輩は名無しである:02/05/22 00:42
開高健age
601吾輩は名無しである:02/05/23 17:33
      /   ゙^\ヽ..  , /゙   ¨\,.-z   ::::::::::\
      「 ●    | 》  l|  ●    ゙》 ミ..   .::::::\
     /i,.      .,ノ .l|  《       ..|´_ilト    ::::::::::\
602吾輩は名無しである:02/05/23 17:34
      「 ●    | 》  l|  ●    ゙》 ミ..   .::::::\
603吾輩は名無しである :02/05/23 18:45
 同じこと書くことについて
同じことを書いているなあ、ネタないんだろうなぁ?と思うのは厨房。
よく読めば、点線が実線になってきます。
604吾輩は名無しである:02/05/25 02:19
やっぱりありましたね大兄すれ、嬉しいですね。

大兄は冬になると越前かに(ズワイガニ)を
食されに福井県においでになっていたようですよ

行きつけの旅館に色紙が一枚
「此処に来ると、良い雲古が出ます」

 いかにも大兄らしい言葉です、、、

 スレ汚しすいません
605吾輩は名無しである:02/05/25 04:54
>603
>同じこと書くことについて
>同じことを書いているなあ、ネタないんだろうなぁ?と思うのは厨房。
>よく読めば、点線が実線になってきます。

開高が好きなら犬のように黙って見ることの意味を考えよ。思慮不足甚だしい。
606吾輩は名無しである:02/05/25 07:35
大兄、っていう呼称、なんかヤなんだな。
607吾輩は名無しである:02/05/25 14:14
>604
最近ビートたけしの番組で、その旅館が出てきて、
開高さんの食べたというカニ丼(いまは開高丼というらしい)
を出演者が食べていましたね。
608吾輩は名無しである:02/05/25 16:35
>607
今年かにが解禁になったら
食べにいくつもりです。
609吾輩は名無しである:02/05/25 20:42
いいなあー。「あーうん」っと食べるやつだな。w
610吾輩は名無しである:02/05/25 21:19
>>554
>オオエと共に政府招待で中国へ行って、政治体制には幻滅したようだ。
>文字の民としての漢字文化(文明)には敬意を持ってたでしょうね。
>いわゆる左翼的指向はベトナム経験意向全く無いんじゃないのかな。

大江健三郎、竹内実、西園寺公一、小田実、
(当時の)交友関係を見ると中国の実情を知って一気に転向したとは言えない。
ソヴィエトや東欧も回っていたけどその体制を否定してもいない。
そのころの雑文は探すと残ってるよ。

だからと言って、開高を否定する気もないけどね。
ただあなたが言うほど政治には恬淡としていて超然としていた訳では決してない。
611吾輩は名無しである:02/05/26 02:41
というか、当時の中国政府の招待旅行では、実情なんて知りようも
なかったわけで、そのことは後年の開高さんも、我々が大宴会を
していた間、その残飯をもあさる大飢饉が発生していた、といって
痛恨の念を記しています。しかし、開高さんは、少なくとも見えた
ものしか書いていない。妄想や願望を現実に投影して物を見ていない。
それだけでも、見習う価値があると思いますね。

まあたしかに政治に恬淡・超然としているというイメージよりも、
一時期本気でやってみたが、バカバカしくてやってられなくなった
という方が真実に近いのでしょうが、谷沢さんの『回想開高健』に
よれば、同時代の雑誌にすでに、「政治性ゼロ」と評されていた
らしいですね。
612吾輩は名無しである:02/05/26 21:35
最近の(最近に限らないが)大江の醜い振る舞いを見ていると、
開高がより光って見える。
613吾輩は名無しである :02/05/26 21:39
かに丼の店の名前知りてえな。まじで食いたい。
614吾輩は名無しである:02/05/26 22:40
ヤフーで、「開高丼」で検索すればすぐわかります。
615吾輩は名無しである:02/05/26 22:51
http://www.ctv.co.jp/gourmet/shop/2000/1203/06.html
ふるさとの宿 こばせ
開高丼 10,000円

福井県丹生郡越前町梅浦58-8
0778-37-0018

・開高丼ハーフ 5,000円
・一泊二食付 20,000円〜
616吾輩は名無しである :02/05/26 22:56
>>615ありがとうございます。
うちから近い!でも高い!セイコが6パイっつっても!セイコ!
何か味付けに秘密があるのだろうか?
自分で作れば1000円なのに!食ってきます!
617吾輩は名無しである:02/05/26 22:57
何も足さない

何も引かない
618吾輩は名無しである:02/05/26 23:29
でも、水で割る。
619吾輩は名無しである :02/05/26 23:31
横レスで申し訳ないが、あのウイスキーはブレンドなんだってね。
確かに何も足してないけど、シングルモルトかと思っちゃうよ。
620吾輩は名無しである:02/05/26 23:34
>>619 ニッカを飲みましょう。ただし、話題の「竹鶴」は飲みやすいというか、
さらっとしすぎて物足りないです。残念。
621吾輩は名無しである :02/05/26 23:46
日本のウイスキーならニッカだね。
って、このスレはこういう話題になるのか。
622吾輩は名無しである:02/05/26 23:50
>>621
おお、同志!! 北海道の余市工場で飲むモルトはうんまいですよ。
飲み放題だし。
623吾輩は名無しである :02/05/27 00:39
行きてえな北海道。食い物もうまいんだろうな。
624吾輩は名無しである:02/05/27 01:03
食いものうんまいよ。安いし。女きれいだし。
ニッカは仙台工場もいいらしいです。
625吾輩は名無しである :02/05/27 01:06
……まだ北海道の方が飛行機あるからいいな。
仙台だと牛タンと萩の月でウイスキーか。
北海道がいいな。俺北陸だから魚いまいちなんだよ。
626吾輩は名無しである:02/05/27 10:35
いい話になってきたな。w
627吾輩は名無しである :02/05/27 13:36
開高健らしくて。
628吾輩は名無しである:02/05/27 14:58
前レスにも書いたけど、サントリーの前身はニッカだったので、ここでニッカについて
語ることはおかしくない・・・と思う。

ニッカにせよサントリーにせよ、ウイスキーに合うつまみってなにがいい?
漏れはもっぱらストレートつまみなしノーチェイサーなんだけど昼からええい、
飲みたくなってきたぞよ。
629吾輩は名無しである:02/05/27 20:23
他人につまみきいといて自分はつまみなしかよ!
で、俺は本だな。あとは煙草。けっこう忙しい。

食べるんだったら、そうだな、長くなるがいいかい?
まず、玉子3つ。それとベーコン。これはいいものを選んでくれ。200g。
それとトマト2個。最近の小洒落たフルーツトマトなら3個。そしてジャガイモ1個。
油をひかずにフライパンを熱する。弱火にしてベーコンからじっくり脂を出す。じっくりと。
おっと忘れてた。ジャガイモは1センチくらいの厚さで輪切り。レンジ1分。
トマトはあまり小さく切らない方がいい。そうだな、俺なら横に二等分ってとこだな。
ジャガイモとトマトをフライパンに加える。ベーコンから出た脂を、スプーンでかけてやるともっとうまくなる。
トマトがえらいことになってきたら、ジャガイモをひっくり返して、そこに玉子だ。
ちゃんと溶いとけよ。フライパンの底からはがれるくらいになればオッケーだ。
簡単そうだが、意外と時間がかかるし見極めも肝心だ。だが実は簡単だ。
塩と胡椒をふって完成。間違ってもバジルなんか散らすんじゃねえぜ。
念のために言っておくが、これは二人前だ。なぜかハードボイルド調になっちまった。
630吾輩は名無しである:02/05/28 22:57
>629
なんだか美味しそうですね。文章いい感じ。「トマトがえらいことになる」
という表現は、ちょっと感心。開高スレに相応しいですな。
何かに似ていると思ったら、開高さんが「白いページ」で絶賛していた
スタインベックの「朝飯」の雰囲気に似ているのだ、と思い出しました。

ふと思ったのですが、文章の調子だけ読むとすごく食べたくなるほど
魅力的なのに、実際に作ってみるとムチャクチャになるレシピ、なんて
冗談としては面白いかも。筒井とかがとっくに書いてるかな。
631628:02/05/28 23:22
>>629
>他人につまみきいといて自分はつまみなしかよ!
>で、俺は本だな。あとは煙草。けっこう忙しい。
そういやあ、俺もそうかも。映画もいいけどな。
あと「膝がしら」ってのもいくない?w

>簡単そうだが、意外と時間がかかるし見極めも肝心だ。だが実は簡単だ。
どっちなんじゃい!!w

632629:02/05/29 15:55
楽しんでもらえたようでありがたい。そんなこと言われると調子にのってしまう。
じゃあ、あり得ないレシピ、いくぜ。おっと、もちろんニッカの隣にふさわしいものだ。揚げ物だから、慣れない奴は手を出すんじゃねえぜ。
鉄分補給にもってこいだ。まず、デジカメを用意するんだ。これは厳選してくれ。とはいっても、大きいものは中まで熱が通らない。
そうだな、ソニーはカルツァイスだしパナソニックはライカだから、そのどっちかがいいだろう。
まず、メモリーカードを入れるところにチーズを押し込む。
淡泊な味が好きならモッツアレラ、別腹のデザートはいらないって奴ならグリュエルだな。
ちゃんと蓋はパチンと音がするまで閉じろよ。ああそうだ、デジカメの何カ所かに穴を開けてくれ。
その次に、デジカメを生ハムで巻く。おすすめは、玉川高島屋の地下だ。量り売りしているし、何gからでも、その場で塊から切ってくれる。
話がそれるけどいいかい?俺はそのプロシュートとワインを購入して、多摩川べりでやるのが好きだった。
ふっ、二十代の話だ。生ハムは20g。そんなに強く巻かなくても密着する。あとは衣だ。
衣は普通のフリットを作る衣でいい。香ばしいのが好きなら、ピスタチオを砕いてくれ。
めでたい日なら、ダイヤモンドを何とか砕いてくれ。見分けつかないけどな。
脂の温度は180度。ソファで寝ついた女をベッドに運ぶように、優しく沈める。
最初は下の方にいるが、次第に浮いてくる。だが待つんだ。揚げている音が変わる。
素材の水分が少ないから、意外と早いぜ。破裂の心配もない。まあPL法なんて、知ったこっちゃねえ。
泡が小さくなって、ちりちりという音。このタイミングだけは経験だ。さっと上げて、油を切る。
真っ白な皿に、白いフロッピ、赤いMO、緑のルッコラを交互にして敷く。その上に盛りつける。
中目黒あたりのカフェみてえな見た目だが、中身はヘビーだ。これに拮抗するのはニッカだけだな。
633629:02/05/29 16:08
長すぎだな、申し訳ない。しかし言い忘れたことが一つある。
ソニーは腐りやすいから、買った日に調理してくれ。
634吾輩は名無しである:02/05/29 17:44
>>629
笑!  愛してるぜ。w
635吾輩は名無しである:02/05/29 22:22
おれはフライフィッシャーだ。
開高健は、しかしその書いたものを読む限り、
釣りは下手だ。
が、釣りに関して彼の書く文章は日本一だ。
文学的なことはわかりません。
636吾輩は名無しである:02/05/29 22:31
大兄の釣りは魚じゃなくて人を釣るものだから、
あれで良いんだよ。
ま、佐治さんや谷沢をどう評価するかで意見が分かれる
とは思いますが。
637吾輩は名無しである:02/05/30 00:36
釣りをする人の視線で書かれた文章だったら、井伏鱒二がいいと思うよ。
638吾輩は名無しである:02/05/30 20:56
>635
開高健が釣りが下手だと仰る。

一体どの文章から、それを嗅ぎ取っているのかしら?
本当は「やるね」ぐらい思って居るんでしょ。

水の中が見えていなければ、あの文章は
生まれてこない、と思いますよ。

あなたにも見えて居るはずでは、
素直におなりなさい。
639635:02/05/30 21:12
>>638
済まねえ、おれは 釣り>本 好き の人間なので、
文章から嗅ぎとったわけではねえんだ。
釣果だ、単に!
それからおれは開高健が釣りが下手だといって、
けなしているわけでもないんだ。
あの年齢で始めてあの程度まで達したのであれば
立派ですと思っている。
おれはあまり釣りはうまくない、が、開高健より
はう
640吾輩は名無しである:02/05/30 22:31
>639
了解しますた。
641吾輩は名無しである:02/05/31 00:27
開高健よりはう・・・

わらた
642吾輩は名無しである:02/05/31 01:39
丸谷才一さんだかのエッセイで、開高さんが釣りをしているのを
東洋の哲人みたいな感じで捉えていたら、実際に目撃した人にいわせると、
「がんばってー、お父ちゃーん!」
とか叫びながら賑やかにやっているというのを聞いて驚いた、とかいう
話があって、ちょっと笑いました。
643吾輩は名無しである:02/05/31 03:44
>642
辛辣な冗談が飛び交いながらも、
和やかなムードでも心の中は暗中模索。

と言った感じでしょうか?

           「心はアマチュア腕はプロ」
644639:02/05/31 19:33
>>643
たしか、心の中は「煮えたぎる鍋」に例えておられたような……。
実際、釣れないときはそんな感じ。
645吾輩は名無しである:02/06/01 14:26
あぷー
646吾輩は名無しである:02/06/01 19:39
プロがアマチュアを装って作ったもの、理想、それに近いものですわよ。

『夏の闇』の一節(でしたよね?)。印象に残っています。
647吾輩は名無しである:02/06/01 23:24
うんうん。
648吾輩は名無しである:02/06/02 00:25
>644

釣れない時はホントにそう思いますね。

649吾輩は名無しである:02/06/02 04:11
「いま」が女の全身をみたし、輝きながらあふれだしてきて、ふちでふるえていた。

…これまた『夏の闇』(「いま」は、原文では鍵括弧でなく傍点)。
しかし、これだけ見事な表現をできる文章家が、いまどれだけいるのでしょう。

ときに、橋爪功朗読「パニック」のカセットが新潮社から出た模様。
650吾輩は名無しである:02/06/02 07:43
>>649
それだけ抜き出しても分からん。
もっと具体的に理由を書けよ。馬鹿じゃねえの。
見事に表現できるって何をよ!
意味わからんこと言うなよ。屑鉄馬鹿の糞ちびり。
651吾輩は名無しである:02/06/02 13:02
それだけ抜き出しても分からん、というなら、小説全部書けとでも
いうのですかねえ。分からなくても別に構わないのですけれど、
不愉快なので一応書くと、「いま」っていうのは抽象的な概念ですよね。
それが、液体のように、輝き・あふれ・ふるえる、という発想がまず
おもしろい。
あらゆるものを有機物として見るというのは開高語の特徴といわれますが、
それが見事にハマった一例。
この女は、不幸な過去を持つ女が、ようやく掴んだ充実した現在という
ものを貪っているわけで、しかもその後、それもまた自らの過去を
振り払っただけで、憎悪に復讐していただけであることを知る。
そういう危うさをも、予示的に表現している。
652吾輩は名無しである:02/06/02 13:50
上のようなことは、『夏の闇』を読んでいれば分かることで、
なおかつ、ここは開高さんスレですから、読んでいることを
前提に説明を省略したところで、650さんに罵倒されるほど
ひどいことをしたことにはならないのじゃないかな。
この掲示板の初心者なので、作法を知らないのだとしたら
陳謝しますが。
653吾輩は名無しである:02/06/02 13:56
>>651 >>652
アフォは相手にするな。完全無視が一番効果があるぞ。
相手にすると居ついてしまうからな。
654吾輩は名無しである:02/06/02 14:13
>>653
禿しく胴衣。厨房あおりはカキコで即わかるから、
虫、むし、徹底無視。放置。それが決まりです<2CH作法
655吾輩は名無しである:02/06/03 12:53
最大の罵倒とは黙殺である。
656吾輩は名無しである:02/06/03 16:06
開高さんが、『白いページ』のゴヤについてのエピソードで、ひどい
戯画を描かれた女王だかに、「怒って黙殺することは認めることで
あるから、逆に印刷して広めてやりなさい」と知恵をつけた人物の
話がありましたね。しかし、この伝でいくと、阿呆な書き込みを
果てしなくコピーしないといけなくなる??
657吾輩は名無しである:02/06/03 18:37
ならない。
658吾輩は名無しである:02/06/03 21:56
>656
そのような事はスレ汚しと無駄使いに
繋がるので、しないが宜しいかと。
659吾輩は名無しである:02/06/03 22:24
>657・658
冗談としても笑えないことを書いてしまい、申し訳ありませんでした。
もちろん私はそんなことしてませんよ!
というか、考えてみれば、開高さんの引いた挿話は、ゴヤの戯画が
優れていたということが大前提なわけですね。とすれば、そもそも
喩えとして、適当ではありませんでした。ダブルエラー。すみません。
660650:02/06/04 03:20
いやあ〜、そういうことでしたか。
どうも!ありがとうね!舌足らずな説明を!
はっ?俺があおりですか。
別に説明足らずの糞レスがあったから質問をしただけのこと。
つーか、てめいらは俺に感謝しなきゃいけないんだよ。
てめいらの何人かも>>649の糞レスに対して「はあ?何を言ってるんだ?」
って思ってたんだろ!だから俺がそこを指摘してあげたんだよ。
まあ>>649がどれほど開高のことを理解できているか疑わしいけど。
それじゃあ、せいぜい浅薄な知識を駆使してこのスレッドを盛り上げてくれ。




661吾輩は名無しである:02/06/04 06:48
感謝していただけたようで幸いです。
ところで、649のどこが「レス」なんでしょうか。
ご教示いただけると幸甚。
それから、「てめい」は、規範的には「てめえ」ですな。
さすがは言語表現の開拓者たる開高さんのよき「理解」者ですね。

それから、あなたは私の知識を「浅薄」と断定できるレヴェルの
開高さんへの「理解」をお持ちのようですので、事のついでに
ご高教を賜りたいのですが、あなたは、開高さんが文体を重んじ、
「ある意味では思想は文体にしかない」という考えの持ち主で
あったことをどのようにお考えなのでしょうか。
「同じことを書くにも、いろいろやり方はあるものですよ」と
いう名言を「理解」なさっているはずのあなたが、敢えて上のような
文体を選択なさったことの真意が、私のような知識の「浅薄」な
人間には「理解」できないのですね。

それから、650を改めて読んでいただければ、あなたが「質問をしただけ」
ではないことは一目瞭然ですよ。開高文学への「理解」が透徹すると
そのような言語感覚も或いは得られるのかも知れませんが、一般的には
少なくとも質問をした「だけ」とは受け取れません。開高さんのよき
「理解」者たるあなたには、普通の人に分かる言葉で開高文学を語って
いただきたいので、敢えて諫言申し上げます。浅学の身で差し出がましい
物言いを致しましたこと、平にご海容願います。
662吾輩は名無しである:02/06/04 20:20
だから、反応するなって。
663吾輩は名無しである:02/06/05 00:34
>661
お止しなさいって。
>662
の仰る通りです。
664吾輩は名無しである:02/06/05 00:36
はやく旨いもんの話に戻ってくれ〜。
665吾輩は名無しである:02/06/05 02:33
661@反省中です。ご忠告に感謝(と同時に陳謝)。

ところで何年か前の「太陽」の開高さん特集で、開高さん行きつけの
店が紹介されていましたね。
高そうなお店には行ける身分でありませんが、神楽坂の「大仙」だの
赤坂の「嘉賓」だのという中華屋くらいは、いつか行ってみたいと
思ってます。どなたか、試してみたことがある方、いらっしゃいます?
666吾輩は名無しである:02/06/05 02:43
「嘉賓」は、赤坂ではなく四谷でした。またしても反省。
667吾輩は名無しである:02/06/05 03:28
赤坂はね、神社に出ているおでん屋台が旨いよ!
3軒ならんでるけど、真ん中。んもう最高!
あとはスッポン佐久間。若女将が美人!俺の1コ下。
鰻なら重箱。東麻布の野田岩なんかより全然うまい!白焼!日本酒!
キャピトル東急1Fの喫茶店になぜかあるパーコー麺も旨い!
イタリアンならTBS会館の地下。イタリア大使館の人も太鼓判!
開高健とあまり関係ないけど、赤坂は昔から続く旨い店の宝庫!喰いて〜。
668吾輩は名無しである:02/06/05 03:35
うっはー。情報てんこもり。
こんな時間に腹へってしまったぞー。ゴラァ!(笑)
669667:02/06/05 03:39
ふふふ・・・。俺だけ想像して腹がへるのもなんだからな。
赤坂って文字見ただけで、思い出しちまった。
健啖スレ@文学板の開高健スレだから、許してくれ。
670吾輩は名無しである:02/06/05 04:46
嘉賓は中華粥で有名なそうですが、これについては、最近、東横線
日吉の龍行酒家というところを発見しました。これは、日本人向け
でない、良くも悪くも本場の味に近い中華を出す、数少ない中華料理店
ですよ。お近くにお住まいの方は、お試しを。
671吾輩は名無しである:02/06/05 19:05
『夏の闇』のメニューは粥とピッツァだったなあ。
生命混沌系料理だ。
東南アジアのゲテモノ系は、ダメだけどな。俺は。w
日吉の龍行酒家。チェックしましたあ。
672ごぞんじ:02/06/05 21:15
>667
参りましたね、逝きたいです。

今年は、開高丼食べ損ねたしね(鬱
673吾輩は名無しである:02/06/06 00:33
『夏の闇』では、内臓料理も魅力的でしたねえ。
それを女が食べるシーンがまた、実においしそうに口に運ぶんですよね。
674吾輩は名無しである:02/06/06 02:41
そうだったね。何が出てくるかわからないってやつ。
これは腸か、心臓かって。
いい食事シーンだよね。
映画化するとしたら、俳優は誰がいいと思うかね?
675吾輩は名無しである:02/06/07 23:42
映画化は難しい話だよね。
676吾輩は名無しである:02/06/08 15:08
問い 「見る見るうちに」を使って文章を作りなさい。

答え  ヤクルトおばさん「ミルミル」家に持ってくる。
677吾輩は名無しである:02/06/09 01:05
映画化…。ヒロイン役は、主人公役よりも難しそうですね。
映像とセリフだけで、あの感情の振幅を表現するのは至難の業
でしょう。

内臓料理といえば、小道具で出てくる望遠鏡がまた、いい味出して
いましたね。
678吾輩は名無しである:02/06/09 01:42
あったあった。見る振りをすればいいってやつ。
679吾輩は名無しである:02/06/09 22:46
ワールドカップ、日本初勝利ー!!
680吾輩は名無しである:02/06/11 21:15
今日、古本屋で中公文庫の「眼ある花々」っていうの買ったんだけど、
これって珍しい?

昭和五十年十月十日発行 初版
681吾輩は名無しである:02/06/11 21:41
珍しくはないと思うけれど、開高さんの著書のなかでは、わりと
マイナーな方の本ですね。年代としては脂の乗り切っていた時代
のはずなのに、いまいち訴求力が弱い気がします。あと、
なんだかよく分からん解説がついていた記憶がある。
682ごぞんじ:02/06/11 23:42
>680
捜しているので、羨ましいですな・・・
田舎は古本屋さんが少ない上に、書籍も同様少ないので。
683吾輩は名無しである :02/06/12 19:52
田舎はめしがうまいじゃないか。そんな毎日が、すでに開高健。
684吾輩は名無しである:02/06/13 23:26
age
685吾輩は名無しである:02/06/13 23:41
フライ・フィッシングをしない人は、全く知らないでしょうが、『フライ
の雑誌』というフライフィッシング専門の雑誌があります。
このN0.54に、『小説家の開高さん』という文章が掲載されています。
開高好きならば、きっとおもしろいと思います。
『フライの雑誌』はフライフィッシング専門店でしか売ってませんが、
きっとHPからでも購入できますから、検索してください。
686吾輩は名無しである:02/06/14 02:36
了解。
687ごぞんじ:02/06/15 02:33
>685
ご丁寧にありがとう、早速・・・・


http://www.furainozasshi.com/
688 :02/06/15 04:33
オヤジの夏三部作でモノカキを諦めました。
コイツには永遠に勝てん。
蒼かった。あの夏。14歳。
689吾輩は名無しである:02/06/15 09:17
>>688
つーか、言っている意味がわけわからん。
夏三部作???はっ、てめえ馬鹿だろ!つーか阿呆の鼻たらしだろ!
闇三部作のことを言ってるのかぁ(w
つーかモノカキ諦めたのが14歳って(w
てめいは青くなってそのまま死ねばよかったね(w
コイツって開高のことをコイツって、あんた何様のつもり?
ああ、てめいはこのスレッドにはもう来るな!
つーか今すぐ文学板から出てけ!しっ!しっ!
690吾輩は名無しである:02/06/15 17:10
おまえ、なんかあったんじゃねーの?
691ごぞんじ:02/06/15 21:33
>689

まあまあ落ち着きましょう
気持ちは解ります・・十分に。
692685:02/06/16 00:14
>687

『フライの雑誌』のHPを覗いたところ、さわりの部分が掲載されておりました。
開高さんがスコットランドに鮭釣りに行くテレビの企画がありましたが、その
台本を書き、同行もしたコピーライターのようです。

http://www.furainozasshi.com/backnumber_html/backnumber5402.html#Anchor-14210
693吾輩は名無しである:02/06/16 03:05
>>688
いいねぇ、青春! 蒼すぎる季節に
見きわめて諦めたキミは正解!
皮肉じゃなく、キミのその輝いたひと夏が
眼に浮かぶようだよ。14歳!…独特の季節だよなぁ・・・(遠い眼
694吾輩は名無しである:02/06/16 15:13
今日の朝日新聞をみると、デビット・ゾペティさんは開高さんを
神様と仰いでいるんだそうですね。ちょっとうれしくなりました。
695吾輩は名無しである:02/06/19 05:16
>694
デビット・ゾペティさんとは
いかなる人物かとおもったら
作家さんだったのですね

ん〜近頃、不勉強極まりない無いなぁ

反省・・・
正直、開高スレで「あの本読んだ、読んでないおまえは馬鹿」とか
「おれはこんな書名知っている」いうのは、ちょっと。

大兄は作中、その手のこと揶揄してたじゃないか。
もちっと悠々と風に聴く大人の風情がほしいぞなモシ
697667:02/06/19 10:21
大人の風情で思い出したけどさ、今年の春は旨いもん食いそこねたよ。
天ぷらなら銀宝。1日100匹くらいしか築地に入らないけど、淡泊っつーか、優しい味。
寿司なら春子。うすく酢の酸味が効いてて……。コハダ好きなら是非。コハダと鯛の間かな。
でも意外とボンゴレビアンコが旨かったりする。それしか食ってないよ!
そんなことにうつつを抜かして毎日を過ごしたい!
698吾輩は名無しである:02/06/19 22:20
オフ板からです。よろしく。

  ■読書家よ、集まれ!オフ 2冊目■
 http://natto.2ch.net/test/read.cgi/off/1023336162/l50

開催場所は都内近郊という事以外、具体的に何をするかなどはまだ
決まっていません。参加希望の方は勿論のこと、会の次第についての
ご提案またはご質問など、何か興味を持たれたら奮って発言なさるよう
お願いします。

       ※関連リンク※
 【本好きよ、集まれ! オフ(漫画以外)】(前スレ)
 http://natto.2ch.net/test/read.cgi/off/1019010543/
 【この板ってオフ会あるの?】(文学板よりOFF開催以前〜以後)
 http://mentai.2ch.net/book/kako/964/964763030.html
 【●文学板オフ●】(上記OFF終了以後。かなり荒れ気味)
 http://mentai.2ch.net/off/kako/967/967442980.html
699吾輩は名無しである:02/06/23 09:51
開高ファンでオフ会をすると、釣り文学ファンと小説ファンとで
話題が噛み合わなさそうな気がする…。
700吾輩は名無しである:02/06/23 09:51
700
701吾輩は名無しである:02/06/23 21:09
>699

それも又、一興ですね。
702吾輩は名無しである:02/06/23 23:14
>701
某大学前総長の著書タイトルを借りれば、「齟齬の誘惑」といった
ところでしょうか。
703吾輩は名無しである:02/06/24 16:43
hasumika
704吾輩は名無しである:02/06/25 19:35
デブが。死ね。がたがた言い訳するんじゃねえ。
なにがトラウマだぁ? やせてから来い
705吾輩は名無しである:02/06/25 20:05
またヤツがきた。w
706吾輩は名無しである:02/06/29 04:14
『開高健のいる風景』(菊谷匡祐 集英社 \1680)が出た。開高ファンなら
これ、とても面白いよ。
707吾輩は名無しである:02/06/29 05:41
いまスレばーっと読み返したけど、やはり初期〜中期作品は好きですね。
「渚からくるもの」なんて、ヴェトナム取材の結果を、オーウェル風にまとめようと
してまとめきれなかった習作ですが、のちの完成作品「輝ける闇」に収録されない
アイディアやアフォリズムがいいですね。

ああ、もうすぐ夏がくる。
わたしゃ、毎年、夏は砕いた氷をいれたジンをすすりながら「輝ける闇」「夏の闇」
ヘミングウェイ「海流の中の島島」「二つの心のある大きな川」を読み返すのが
もう10年来の習慣です
708吾輩は名無しである:02/06/29 11:44
>706
情報、感謝です。さっそく注文しました。
「一冊の本」に連載されていたものですよね。開高さんについての
回想録として、谷沢さんの『回想開高健』を補うものだと思います。
709吾輩は名無しである:02/06/29 11:53
>>707
いい習慣ですな。真似します。w
710吾輩は名無しである:02/06/29 12:06
>>707
何年後に自殺する予定ですか?(w
711吾輩は名無しである:02/06/29 13:49
707>710
あー・・・・私が何で自殺しなければならないの?
712吾輩は名無しである:02/06/29 13:54
いや、失礼。
「輝ける闇」冒頭の、壮大な黄昏の中、草の匂いのするバーボンを飲む描写、
もうすぐ酷暑の季節の夕刻に試したくなること請け合い。

やはりサントリー宣伝部創立期の言葉の魔術師。
「豚足をかじりながらウォッカをすする」とかあのあたりの飲酒描写が
いいです
713吾輩は名無しである:02/06/30 22:55
age
714吾輩は名無しである:02/06/30 22:57
>>711
あんた、シャレの通じない人だな
715吾輩は名無しである:02/07/01 03:34
会話が途切れるパターンですな
716吾輩は名無しである:02/07/01 16:30
ふざけんじゃねぇぞ、あ?
どうなんだょコラ!!
このデブ、やせやがれ!!
717吾輩は名無しである:02/07/01 20:13
↑誰に言っているのか?
718吾輩は名無しである:02/07/05 03:19
開高デブage
719吾輩は名無しである:02/07/05 19:17
誰も開高がデブだという批判に反論できないってことだなワラ
その程度の作家ってことだ、いや、作家じゃなくてデブか
720吾輩は名無しである:02/07/05 23:17
>719
あなた、中期の短篇「太った」を読んだことありますか?
読んだ上でのご発言なら、何も申すことはありません。
いい人生を送ってください。
721吾輩は名無しである:02/07/05 23:48
このスレ、開高くさいなあ。
程度のわるい開高ファンが、開高気取りのヘタなレスをつけまくるから
ああ、くさいくさい。とても読んでられない。
722吾輩は名無しである:02/07/06 00:20
来なきゃいいじゃん。臭くない発言するとかさ。
おまえが一番臭いけど。
おまえなんかあったヤツだろ。わははははははは。
包茎小僧はよく洗えないから臭いんだろ。
723吾輩は名無しである:02/07/06 00:56
>722
>わははははははは

この空虚な笑い。>>722君、きみはくさくないよ。臭くさえない。

あとね、じぶんを暴露しないようにね。
だまってればきみが包茎だとはだれも思わないんだから。
724吾輩は名無しである:02/07/06 01:59
厨うざい
725吾輩は名無しである:02/07/06 08:41
ふざけんじゃねぇぞ、あ?
どうなんだょコラ!!
このデブ、やせやがれ!!
726吾輩は名無しである:02/07/06 13:59
>>723
確かに、>>722が一生懸命洗ってるようすが目に浮かぶな。

727吾輩は名無しである:02/07/06 15:05
おまえらヤメレ
728吾輩は名無しである:02/07/08 00:21
マターリいきませう。
729吾輩は名無しである:02/07/08 14:32
まず、開高ファンは開高がデブであることがれっきとした罪であることを自覚するか、それに対して論理的に反論しなければならない
730吾輩は名無しである:02/07/08 20:13
バカ丸出し。
731吾輩は名無しである:02/07/08 20:14
すっとこどっこい
732吾輩は名無しである:02/07/08 20:14
薄らハゲ
733吾輩は名無しである:02/07/08 20:16
自覚だとよ。論理的だとよ。プッ。
734吾輩は名無しである:02/07/08 21:12
>729
彼の容姿と彼の書く文章内容は別物
むしろファンは好ましく思っているのでは?
(少なくとも、私はそうですが)


デブと呼ばれる方々が罪であると
申されるのなら、私たちに言葉を向けるのではなく
あなたの近しい人に御苦言申し上げればよろし。
勿論、論理的にですよ。

どうもあなたは心が痩せっぽちとお見受けするが・・・・
735吾輩は名無しである:02/07/08 22:00
>>734さん
パーにマジレスしてもしょうがないですよ。
どうせバカな反論してくるだけですから。w
736吾輩は名無しである:02/07/08 22:49
そうだね、また糞レスしてくるに違いない。
737吾輩は名無しである:02/07/09 11:47
彼を「デブ」って嘲笑レスする人ってさ、とにかく才能ある人の欠点を
あげつらえば、自分が有能であるとでも錯覚できるの?
一般人にとって容姿というのはけっこう大きなポイントだけど、特異な才能
突出したものに対峙すると容姿なんて吹っ飛ぶよ。

私は「知的な痴的な教養講座」がきっかけ。
で「夏の闇」でもう虜。
ある一時期、彼の本ばかり読んでいた。既に死んでしまった後だったけど。
お嬢さんは確か、飛び込み自殺したんだよね、割と最近。
738吾輩は名無しである:02/07/09 12:03
娘さんがなくなったのは、そんな最近でもないと思う。
ttp://plaza18.mbn.or.jp/~kaiko/newsflash.htm
739吾輩は名無しである:02/07/09 20:13
結局、デブ党か。一生デブ擁護するがいい。
開高って、障害者詩人ひきるなと同じようなもんだろワラ
740吾輩は名無しである:02/07/09 20:35
予想通りでおもしろい
741吾輩は名無しである:02/07/09 21:07
まったくだ。何のひねりもない。
開高が太っていることを批判する人間のレベルの低さを当てこする
ために、わざわざ救い難い書き込みをしているとしか思えない。
というか、そうでないなら、それこそ救いがない。
742吾輩は名無しである:02/07/09 23:52
>741
フーン
743吾輩は名無しである:02/07/10 01:46
トラウマだな。
昔ジャイアンにいじめられたのびた君だ。
ドラえもんを探して彷徨っているのだ。
これからおまえはノビタと呼ぶから、また来て何か言えよ。
744吾輩は名無しである:02/07/10 08:56
デブは死ね
745吾輩は名無しである:02/07/10 14:58
こら、のびた!
746吾輩は名無しである:02/07/11 09:48
ジャイアン呼んじゃうぞ!
747吾輩は名無しである:02/07/13 18:56
あ〜ん、ドラえも〜ん、なんとかしてよ、もう〜
748吾輩は名無しである:02/07/13 19:03
しようがないなあ、のびたくんわあ
749吾輩は名無しである:02/07/13 19:11
だって、なんとか仕返ししてやりたいんだよ〜
なんかないの〜、ね〜ドラえも〜ん
750吾輩は名無しである:02/07/13 19:22
開高健のブーたれた芥川賞選考評は傑作。
751吾輩は名無しである:02/07/13 19:23
開高健のブーたれた芥川賞選考評は臭すぎ。
752吾輩は名無しである:02/07/14 00:55
で〜ぶ〜で〜ぶ〜 でぶでもモテたんだから問題ないんだよ。 
753吾輩は名無しである:02/07/14 01:10
あーあ・・・
754吾輩は名無しである:02/07/15 00:42
あはは
755吾輩は名無しである:02/07/15 11:14
あげ
756吾輩は名無しである:02/07/15 13:22
結論
開高はデブ、さらにそれを駄文で正当化
信者はそれを間に受けてデブの屑を崇める
常識的な感覚を持った人を、開高信者は貶す
よって、開高はただのデブ芸能人、信者はモー娘のおっかけと同レベル
757吾輩は名無しである:02/07/15 20:56
いいぞー。もっとがんばれノビタ!
758吾輩は名無しである:02/07/16 00:10
どこで正当化したのか説明してみろよ。
759吾輩は名無しである:02/07/16 06:31
しばらくこなかった間にえらく荒れてる‥‥

開高さんの容姿についてだけど、たしか加賀乙彦(精神科医兼作家)が、
「躁鬱気質の人間に典型的なビア樽体型」と評していた。
体質的なものだから、難癖をつけるには値しないと思うな。
760ドラえもん:02/07/16 07:02
>>749
あるよー、ど こ で も 開 高 〜
761吾輩は名無しである:02/07/16 11:04
のびた!おまえにゃ開高はまだ早い。
タケコプターやるからどっかへ飛んでいきなさい。
762吾輩は名無しである:02/07/16 17:15
>756
駄文とは上に出てきた「太った」のことかも知れないが、
まともに文章を読める人間ならば、開高が嫌いだとしても、
いかに何でもあれを駄文とは呼べないだろう。まあ、いま
読むには多少ツラい部分があることは確かだけど。
763吾輩は名無しである:02/07/17 13:45
age
764吾輩は名無しである:02/07/17 13:53
あげんなよタコスケ
765吾輩は名無しである:02/07/17 20:06
結論
開高はデブ、さらにそれを駄文で正当化
信者はそれを間に受けてデブの屑を崇める
常識的な感覚を持った人を、開高信者は貶す
よって、開高はただのデブ芸能人、信者はモー娘のおっかけと同レベル


766吾輩は名無しである:02/07/17 23:22
なんかこう効かないんだよ。癪にさわらんねぇ〜 へたれレスにはよぉ〜
767吾輩は名無しである:02/07/18 02:45
いつの間にこんなにレベル下がったんだ。
変なのが混じるとあっという間にクソスレ化。
768吾輩は名無しである:02/07/18 08:51
>>767
エッ?レベルが下がったって???
つーか、開高スレにデブ議論は欠かせないぜ。
769吾輩は名無しである:02/07/18 15:17
もうあきたよ。おまえのサルレス。
770吾輩は名無しである:02/07/18 19:56
開高は、デブである自分の非を認めず、
詭弁で無知なものを説得させ、作家と名乗り始めた。
我々は、神話化されたきゃつの豚の皮をはがし、
開高がいかに「単なる豚」かを、綿密に立証していかなければならない。
信者は、批判を無視するしか脳がない。
さあ、みんなで開高がデブで駄文書きだということをつきとめよう!

2ちゃんねらーの力を見せてやれ!!
771美香 ◆5qBZxQnw :02/07/18 20:54
>>770
開高さんに信者なんているの?
『裸の王様』と『日本三文オペラ』が記憶に残ってるな。
けど、ひとを虜にする普遍的なちからはないと思うが。
ベトナム戦争のノンフィクションで活躍した、
むしろ時代的とでもいうような作家なのでは?
吉行さんとの酒の対談はたしかにおもしろかったけど。
わたしも躁鬱病体質だから同病相憐れむで嫌いではないのですけどね・・・
772吾輩は名無しである:02/07/18 21:02
>770
作家と名乗り始めた頃は、むしろ痩せています。
開高さんの体型があなたにとって重要なのならば、それくらい
知っておいて下さい。
773吾輩は名無しである:02/07/18 23:17
しかし、名は体を表し、体は名に添う。
開高は、しかし、よく名に従った。
774吾輩は名無しである:02/07/19 05:28
しかし、勤務先を間違えた。
酒屋を選んだのは間違いではなかったが、その酒屋は麦酒屋ではなかった。
しかし、酒屋もえらかった。彼のために麦酒の製造をはじめた。
かくして彼の体型は勤務先をも表すことになった。
775吾輩は名無しである:02/07/19 06:50
綿密に立証しろよ、はやく。
単なるブタみたいなヤツだなおまえは。なんかあったのか?>770
>2ちゃんねらーの力・・・プッ
7761:02/07/19 09:03
このスレを立てて、1年半ほどになりましたが、
あの当時は何一つとして開高健について知らなかった僕が、
今では多少、開高さんについて語れるようになりました。
それで開高さんの容姿についてですが、
彼が自らの容姿を作品に反映されている点、評価できると思います。
あれだけの暴飲暴食の果てに彼の生み出すものが酷く惨めなモノであれば、
「デブ!豚!」などと罵倒を浴びせることも可能かもしれませんが、
実際、彼の作品に滲み出る彼の生き方は素晴らしいものじゃありませんか。
それだけですから、煽りさんも落ち着いてくださいね。
777吾輩は名無しである:02/07/19 20:02
「裸の王様」は、当時の芥川賞選定委員に媚びて受け取ったものだ。
その理由は、「デブなのにこんなに頑張って小説書いた」だ。
こんな奴が、日本を代表する作家という地位にされて、おまえ達は恥ずかしくないのか?
あんなの、学会行けば名前も出されない駄文書きだぞ?
おまえらもうちょっと権威とかに洗脳されないで本を読めよ。

開高は、デブである自分の非を認めず、
詭弁で無知なものを説得させ、作家と名乗り始めた。
我々は、神話化されたきゃつの豚の皮をはがし、
開高がいかに「単なる豚」かを、綿密に立証していかなければならない。
信者は、批判を無視するしか脳がない。
さあ、みんなで開高がデブで駄文書きだということをつきとめよう!

2ちゃんねらーの力を見せてやれ!!


778吾輩は名無しである:02/07/19 22:11
>777
>あんなの、学会行けば名前も出されない駄文書きだぞ?

お前の方が権威主義。
779吾輩は名無しである:02/07/19 23:14
開高健の食い物の描写ってすごくうまそうだと思う。
780吾輩は名無しである:02/07/19 23:16
>>778
主張もせずに下らない突っ込みしてるからアンチがつけあがるんだよ。
横槍入れるだけだったらマサイ族だってできるよ。
781吾輩は名無しである:02/07/19 23:38
食い物の描写。「豆腐だ豆腐なのだ」だっけか。 カラダはったのだけは
事実だろうよ。
782吾輩は名無しである:02/07/19 23:56
>>780
正にオマエモナー
783吾輩は名無しである:02/07/20 00:05
>>779
そうな、本人の食い気がこっちにまで乗り移る感じな、、、
それが「釣り」と結びつくと、
釣った魚をその場で料理して食う・・・写真付いてるからなお美味そうだ。

開高の原体験に発しているから、食うことに関しては
タダの趣味的グルメとは違っていたな。どこか真摯で、どこか醒めてた。
784:02/07/20 04:00
恐ろしいほど表現がうまい。
785吾輩は名無しである:02/07/20 08:38
どうやら信者による言論封殺が続いているらしい。
開高は、グルメデブだ、だからどうした。
開高は石塚と同じ、いや、センスないからそれ以下だな藁

はやくかかってこいよデブども。同類だからって同情することないよw
開高はひきこもりデブに大人気
786吾輩は名無しである:02/07/20 09:47
>>777
「裸の王様」の頃はやせてただろ。作品もよかった。
悪いのは晩年アル中がひどくなってからだよ。

まあ、しょせん大正時代の私小説の流れを引き継いだ作家
(本人はそのつもりでなくても)だから、あんなもんでしょ。
787吾輩は名無しである:02/07/20 13:06
学会ってなんだ?創価学会か・・・納得。
788吾輩は名無しである:02/07/20 19:23
>>787
わざわざレスしなければ君が学会員ってことが気付かなかったのに……合掌
789吾輩は名無しである:02/07/20 20:31
>>785
開高が父親になった21歳の時は、頼りないほどヤセておった。

君もやがて童貞を捨て、根性曲がりは曲がりなりにそれなりの伴侶を得て
家庭を持ち、ガキを作り、やがて社会の中枢を担う世代へと
イヤでも突入する。・・・もし生きていれば、必ずそうなる。
そしてその頃には、自分の意志に反して腹が出っ張ってくる、尻がたるむ、
昔筋肉だったものがタプンタプンと揺れ始める・・・・
人生とはそうやって流れてゆくんだよ。たまには君も
おとんのくたびれた下腹を撫でてみれ。
・それとも、君はひきもりデブか? 近親憎悪めいた心裡がほのみえるが。
790吾輩は名無しである:02/07/20 21:10
>>789
はい、ひきもりデブ(ブプ
の妄想でした。
791吾輩は名無しである:02/07/21 08:20
結論:開高はデブの駄文書き

証拠:小説が書けなくなるとエッセイでごまかす
   文章に味がない、それを「徐嬢を廃した」でごまかす
   太っている分際で偉そう
   信者がキモイ
   実績が評価にそぐわない
792吾輩は名無しである:02/07/21 11:18
>>789
開高のいやったらしいところを巧妙にまねたんでしょ?
うまいうまい、って、臭すぎるんだよ!

793吾輩は名無しである:02/07/21 11:37
>>789
ウケタ!

>>790=791=792
ああ、君の名は「ひきもりデブ」君なのね?
皆さん、開高氏に方向違いのルサンチマンを抱いて妄想してると
自分で言ってる粘着クンを、
これからは「ひきもりデブ」と呼んであげることにいたしましょう!

    

794吾輩は名無しである:02/07/21 12:11
>>793=ひきもりデブ
795吾輩は名無しである:02/07/21 12:16
↑訂正。間違いました、すまそ>>793さん
 >>790=ひきもりデブ、 でした。
キライな奴のことを
よくそうも熱心に書けるねぇ、何故なんだろう?
心理学的興味あり。
よければ聞かせてくれないかな、君の幼児体験とかPTSDを。
マジです。
ごめん、君が抜けていた。
ひょっとして君は、摂食障害か? 過食と拒食を繰り返しているのか?
798吾輩は名無しである:02/07/21 12:24

 こ・こ・は・開高スレ・な・ん・で・す・け・ど!!

 ビョーキのカウンセリングとかはよそでやったんさい!
 メンタルヘルス板とかヒッキ^板へ、とっとと逝ってよし!
799吾輩は名無しである:02/07/21 12:27
わ、早!
すまん。謝る。
800吾輩は名無しである:02/07/21 15:12
開高スレ
じゃなくて
ひきもりデブ教のスレ
だろ
801吾輩は名無しである:02/07/21 15:12
>>800
ハゲシクワロタ
802昭島人:02/07/21 15:13
なーに2人でいがみあってるんだか(w
おれもまぜてくれよ。
まあ、マイナー作家はファンもアンチも痛いな(げらげら
803800:02/07/21 15:14
>>801は自分で書いた、すまん。
804吾輩は名無しである:02/07/21 15:22
800はバカだね、死ねよ。
805吾輩は名無しである:02/07/22 19:47
事実として、マイナー作家ではない。
806' ◆LoRwDXPQ :02/07/26 00:48
久しぶりに来てみれば
まだ、廃墟のままですか、

こちらにいらっしゃる煽りの方々は
自分たちがどのような文章、文体が
好ましいとは、一言も漏らさず
肥えているだの,引きこもりだのと宣うが
否。みなさん開高健を読んでいる。

自分でその文章、文体を、越えられずにいる。
その裏返しか、真意はつかめないけれども。

開高健を否定されている方々、
一度でいいですから、ここに
ものを食べる文章を描いて下さい。

話はそれから、でも遅くは無いでしょう、
私は、辞退いたしますが。

807吾輩は名無しである:02/07/26 01:16
>>806
・・・なぁんもアンタがそげに気張ることはないがな(w
宣教師じゃあるまいに。、、開高だって好きな奴もいりゃ
大嫌いな奴だって居てトーゼンの話だや。
嫌いな奴はワザワザ書きにくるなっ!ても、通行自由の掲示板、
自分のヤナ奴の所へ立ち寄ってちょっとションベンひっかけて逝く奴も
そりゃあ世の中に一人や二人はおろうや。
それに目くじらたてて、一々スレを仕切ろうとするアンタの方が
よっぽどキモいで(w
俺? 俺は開高の、出版されたものは全部読んでいる。
開高が編纂した釣り文学集『雨の日の釣り師のために』や
開高と共に旅した料理人が、後に出した料理本まである。
うん、長期の北→南米大陸縦断釣り旅行の終わりに
帰国する飛行機に乗るため都市へとひた走るジープの車中で、
若いスタッフがかけた『アルビノーニのアダージョ』にヤラレて
「涙が溢れて、止まらなくなった」と書く開高に、
俺もヤラレたクチだな(w
808吾輩は名無しである:02/07/26 01:28
自意識過剰で冗長。
掲示板という性格を考慮せよ。
便所の落書きにも光るものがないわけではない。
809吾輩は名無しである:02/07/26 01:35
時には便所の落書きにも
書いた当人さえワケワカランものが混じる・・・
まさに味噌もクソも一緒のところだ<匿名掲示板
810吾輩は名無しである:02/07/26 08:42
俺は京極夏彦の文体が好きだ。話しの構成もうまい。
それに比べて、開高は文も下手で、話もつまらん。ま、ヲタにはわかんないかw
811吾輩は名無しである:02/07/26 11:36
京極は開高が大好きで、よく読んだそうです。
812吾輩は名無しである:02/07/26 12:06

            ##############
            ##############
           |          |
           |          |
           |   -‐   '''ー  |
           |   ‐ー  くー   |
           |    ,r "_,,>、   |
  「\ n      .|    ト‐=‐ァ'  |      n /7
 ヘ  Y |      |    ` `二´'   |       | Y  /
  \_  \   /          \    / _/
    \  \/             \/ /
      \   /|          |\   /
       \/  |          |  \/


  ♪禁煙してても吸いたいよ〜〜吸いたいよ〜〜〜




813吾輩は名無しである:02/07/26 13:19
>>811
その憧れがあるから、京極の文章はまだいくらか救われている。
なけりゃ、ただの推理&ホラーの読み捨て読本だわさ。
814京極にケチつけんな糞開高ヲタ:02/07/26 14:41

            ##############
            ##############
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           |   ‐ー  くー   |
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  「\ n      .|    ト‐=‐ァ'  |      n /7
 ヘ  Y |      |    ` `二´'   |       | Y  /
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  ♪禁煙してても吸いたいよ〜〜吸いたいよ〜〜〜






            ##############
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           |    ,r "_,,>、   |
  「\ n      .|    ト‐=‐ァ'  |      n /7
 ヘ  Y |      |    ` `二´'   |       | Y  /
  \_  \   /          \    / _/
    \  \/             \/ /
      \   /|          |\   /
       \/  |          |  \/


  ♪禁煙してても吸いたいよ〜〜吸いたいよ〜〜〜





815吾輩は名無しである:02/07/26 14:46
肺ガンでさっさと氏ね、暑苦しい・・・
816吾輩は名無しである:02/07/26 15:59
任意の一点
817ごぞんじ:02/07/26 19:32
>807
> 開高と共に旅した料理人が、後に出した料理本まである。

ウラヤマスイ、アタチもホスイ!
818吾輩は名無しである:02/07/27 08:29
結論

開高は障害者詩人ヒキルナと同類
819吾輩は名無しである:02/07/27 13:50
> 開高と共に旅した料理人が、後に出した料理本まである。
なんていうやつですか?おしえて。
820吾輩は名無しである:02/07/27 18:42
807の仰るのは、谷口さんとかいう人の『オーパ!旅の特別料理』ですね。
タイトルはうろ覚えですが。集英社文庫だったかな。
ところで、新潮日本文学アルバムの『開高健』、ようやく入手しましたが、
いままでどこにも出ていない(当然全集未収録)若書きの掌編の原稿写真が
掲載されています。原稿を預かった開高さんの友人がかつて谷沢さんに見せ、
谷沢さんが発表しようとしたけれどもその人に断られた、といういわくつきの
もの。開高ファンなら、誰でも存在は知っていたけれど、実際に読めるのは
これが初めてのはずです。
821吾輩は名無しである:02/07/27 21:06
>>820さん
文庫で出てんのか。サンキュー。
822吾輩は名無しである:02/07/30 23:24
ヴァーーーーーーーーーーーーーーカ!
823吾輩は名無しである:02/08/07 05:15
すっかりこのスレ死んじゃったね
824吾輩は名無しである:02/08/07 19:09
あああああああああああああああああ
825吾輩は名無しである:02/08/08 02:49
貧乏故ってのもありますが、若い頃はガリガリ
売れ出してもプレッシャーで常にお腹ゆるゆるだった開高健が
後年あんなに太ったのは何故なんでしょう。
やっぱ精神的なものなんでしょうか、バックペインもそうみたいだし。
826吾輩は名無しである:02/08/08 08:45
>プレッシャーで常にお腹ゆるゆるだった開高健が
とかっこつけるのが、開高。ゆるゆるだったのは、単に連日の酒の飲みすぎ。
また、意地汚く食いまくる飲みまくるで太らなかったらそのほうが不思議。
バックペインだって精神とは何の関係もない。不摂生がたたっただけ。
827吾輩は名無しである:02/08/08 21:19
上でも誰か書いてましたが、そういう話は、短篇「太った」を読んで
からにしましょう。谷沢永一氏をモデルとした友人の視点を借りて、
どうしようもなく太っていく自分(をモデルとした作家)の姿を描いた
作品です。作家の言い訳と思うならそれでも構わないので、とにかく読んで
みてください。
828吾輩は名無しである:02/08/09 02:11
下がっててもデブ叩きされる開高氏、ある意味凄い。
まあ、開高道子嬢も太ってたから食習慣が原因だと思うんだけど
山口瞳が男性自身で「異常な勢いで太りだした...」
みたく書いてたからね、その辺が知りたいと。
829吾輩は名無しである:02/08/09 04:26
開高は太ってても醜くはないね。
むしろ様になってる。「恰幅」の次元におさまる程度でしょ。

てか、このスレちょっと読んでみたけど、肥満に対する
異常なルサンチマンをもった荒らしが襲来してて笑える(w
830ごぞんじ:02/08/09 04:48
さて
久しぶりに「夏の闇」でも・・・・
と思ったが飲み過ぎで
読めそうにないな(w


にしても、暑い。
831吾輩は名無しである:02/08/09 04:52
>>830
「闇三部作」ですよね?
残る二作はどうなのですか?
832吾輩は名無しである:02/08/09 04:59


      ∧,,∧ ビシッ!/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     ミ,,゚Д゚ミ  <ベ平連、カコワルイ!
    ⊂   ○m   \_______
     ミ、,, ミ,
      .しヾJ
833吾輩は名無しである:02/08/09 09:02
>>827
「太った」なんかとっくに四ドルわい!(゚Д゚)、ペッ
834吾輩は名無しである:02/08/09 13:34
なーにがルサンチマンなんだかw
835吾輩は名無しである:02/08/09 14:31
「デブリン市民」という短編集書いたの開高だったな、たしか。
836吾輩は名無しである:02/08/09 14:34
「ヒマンの馬鹿」という童話も書いてるよ。
837吾輩は名無しである:02/08/09 14:52
>>831
闇三部作といったって「輝ける闇」は目も当てられない駄作だし、
「花終わる闇」は未完なんだから、そんなのは出版屋の宣伝文句
だね。
838吾輩は名無しである:02/08/09 17:06
文盲か
839吾輩は名無しである:02/08/09 19:17
>>837
えらいな、ちゃんと読んだのか…
840吾輩は名無しである:02/08/09 19:45
>831

読んでみれ!
841吾輩は名無しである:02/08/09 22:48
闇三部作などという宣伝文句は忘れて、「夏の闇」だけ読めばよろし。
だがそれよりも、開高は短編、中篇なら抜群にうまいです。

「珠玉」とか「玉砕ける」とか奇跡のような名作が目白押し。
842吾輩は名無しである:02/08/10 04:12
>>837
>>840
>>841
レスサンクス。では、「夏の闇」をまず読むことにしますた。
843吾輩は名無しである:02/08/10 11:52
>>838
陰毛か
844吾輩は名無しである:02/08/10 14:22
陰嚢かも
845吾輩は名無しである:02/08/10 17:05
>833
あなた、前に何番書いた人ですか?わたしゃ別に読んでるのは自分だけだ
とか言ってるわけじゃないんですよ。そりゃ、そこそこ素養のある
人なら読んでるでしょう。827は、明らかに開高さんを知りもしない
のに体格のこと言う輩に対しての発言であり、それは文脈から自明でしょう。
846吾輩は名無しである:02/08/14 01:23
うんこ
847吾輩は名無しである:02/08/14 21:34
>846
何故に、雲古?
848吾輩は名無しである:02/08/14 21:47
ねずみちゃん。
849吾輩は名無しである:02/08/16 01:49
いいだろべつに >847
850吾輩は名無しである:02/08/18 12:29
死ねデブ豚が。
851吾輩は名無しである:02/08/18 17:49
おまえがな。
852吾輩は名無しである:02/08/18 19:23
開高、デブだからみんなに同情されてたけど、
おっちんでからは完全無視されてて哀れw

―――荒らし煽り厨房特に夏厨は【完全無視】sageでもレスしないこと。
それができない貴方は、厨房です。―――

#ここはヒッキー粘着厨房が貼りついているSQNスレ、ご注意を!(w

―――荒らし煽り厨房特に夏厨は【完全無視】sageでもレスしないこと。
それができない貴方は、厨房です。―――

#ここはヒッキー粘着厨房が貼りついているDQNスレ、ご注意を!(w
粗チンの厨房だからSQNでもいいんだけどネ、一応校正(w
855吾輩は名無しである:02/08/19 02:43
酒ですよ、酒。
856吾輩は名無しである:02/08/21 15:03
『珠玉』、文春文庫から出てますが

・字が大きい?
・単行本も字が大きい?

以上、お持ちの方、教えていただければさいわいです。
857吾輩は名無しである:02/08/23 01:57
あげ
858吾輩は名無しである:02/08/24 05:33
CWニコル船長と何か本出してた気がする。
859吾輩は名無しである:02/08/26 23:42
>858
「野生の呼び声」れす
860吾輩は名無しである:02/09/03 23:46
マターリ
861吾輩は名無しである:02/09/04 20:46
856ですが、文庫を買いました。
862吾輩は名無しである:02/09/04 21:15
862ですが、ろまね・こんてぃ買いますた。

863ベトナム戦記:02/09/09 22:59
開高健といえば、「ベトナム戦記」でしょうね。なんか感動しましたよ。
「輝ける闇」も良いと思います。感動しましたよ。
864吾輩は名無しである:02/09/09 23:54
今週出た朝日新聞社の世界100都市のテーマがホーチミン市、ハノイで
ベトナム戦記についてかなり触れられてる。

少年ゲリラ銃殺現場の建物も当時のまま残っているそうだ。
865吾輩は名無しである:02/09/10 01:01
谷沢の家に脱ぎ忘れていったセーターが関西大学に保存されてるとはねぇ…
866吾輩は名無しである:02/09/10 20:47
谷沢のそゆとこ嫌いですわい。
867吾輩:02/09/11 23:05
開高健の作品は、「もっと遠く!」「もっと広く!」から入りました。
写真が多くて読みやすかった。
868吾輩は名無しである:02/09/11 23:31
>>862  嘘つけ。
869吾輩は名無しである:02/09/12 00:28
ヘミングウェイのように幻の新作発見!というのが全然期待出来ないのが開高だ。
ああ、新作が読みたい…
870吾輩は名無しである:02/09/12 03:12
たしかに。気に入らない原稿はすべて破棄したということだしねえ。
…しかし『花終る闇』みたいのがワンサカ出てきても、それはそれで
閉口するかも。最初期の「鱶」とかいう未発見作品はどうなったのだろうか。

新潮文学アルバムと、菊谷エッセイ以外に、最近出た開高関連本って
ありますか?
871吾輩は名無しである:02/09/18 21:51
up
872吾輩は名無しである:02/09/19 21:54
>>869
はげどう
873吾輩は名無しである:02/09/20 22:23
age
874吾輩は名無しである:02/09/21 15:21
age
875吾輩は名無しである:02/09/24 03:42
age
876 :02/09/24 23:52
「漂えど沈まず」
将棋指し先崎学のエッセイ「フフフの歩」に、
開高健からの引用として出てきた。

このコトバ自身も、何かからの引用かも
知れないけど、どのエッセイ集に出てたのか
気になります。
877吾輩は名無しである:02/09/25 00:31

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878吾輩は名無しである:02/09/25 00:33
>>876 その言葉「お酒・Bar」板で見たよ。
879吾輩は名無しである:02/09/25 00:35
先ちゃんも無頼派を気取らずもう少し精進しないと。
880吾輩は名無しである:02/09/28 16:15
age
881吾輩は名無しである:02/09/29 23:36
up
8822チャンネルで超有名:02/09/29 23:38
http://www.tigers-fan.com/~jko

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ヌキヌキ部屋に直行
  コギャルとヌキヌキ
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883吾輩は名無しである:02/10/02 19:11
オーパ!で、漁師の酒飲みおやじが月収2000ドルと稼ぐときいて愕然とするくだりがありますが、
じっさい従軍記者とか物書きのころ羽振りは良かったのでしょうか?

前レスでギャラが高かったとありましたが、当時のレートで考えてももっともらってたんじゃないか
と思ってしまいます。人気作家だったわけですし。

下衆な話題でなんなんですが、私は28歳で世代的に完全にずれてしまっているので感覚が
どうしてもつかみにくいのです。
よろしければどなたかご教示ください。
884吾輩は名無しである:02/10/03 22:10
up
885吾輩は名無しである:02/10/04 03:34
>>883 たしかにかなりずれてる。従軍記者のころははぶりがいいってわけじゃなかったと思う。
なぜか、直木賞作家とちがい、そう大部数うれていたわけでもないから。
ところが、オーパのころこそ芥川賞選考委員でもあり、過去の蓄積もありでギャラは最高に達していた頃。
月2000ドルに愕然としたのは、たんに予想がはずれたということだろう。
886吾輩は名無しである:02/10/04 03:42
開高の文は島尾や大江のような天性の文才のない凡人が生きぬくために努力に努力をかさね、むりやりでっちあげた文だな、ありゃ。
従軍記とその思い出小説が終わったら、ひたすら、うつ病の説明とくいものの話、結局缶づめと水が一番というオチがついたっけなぁ。
栄太郎のみつまめとか。
887吾輩は名無しである:02/10/04 03:51
開高は結局クードグラースの一言で読者をだまくらかし、20年食いつないだ。
晩年は谷崎のように老熟できるはずもなく、たちぐされ、ひたすら、安岡じいさんとともに、新人に文体がないと御託並べに収支ししては、あいまにはつりをし、たいくつだーたいくつだーともだえておった。
888吾輩は名無しである:02/10/04 03:54
任意の一点は面白いと思う
889吾輩は名無しである:02/10/04 06:46
開高健さんの遺産は6億円位だったそうだ。
亡くなったのが、バブルのころだから、今現在ではもっと少ないだろう。
ただし、貧乏のどん底から出発した事を考えれば、凄い事です。
890吾輩は名無しである:02/10/06 00:52
少なくともあんたより、まし>>886-887
891吾輩は名無しである:02/10/06 07:01
>890
この後こういう流れになります。


780 名前:吾輩は名無しである 投稿日:02/07/19 23:16
>>778
主張もせずに下らない突っ込みしてるからアンチがつけあがるんだよ。
横槍入れるだけだったらマサイ族だってできるよ。


782 名前:吾輩は名無しである 投稿日:02/07/19 23:56
>>780
正にオマエモナー
892吾輩は名無しである:02/10/07 21:59
up
893吾輩は名無しである:02/10/08 02:34
>>890 わからない人だねぇ。懐かしんでいるのに、「あんたよりまし」はないよ。
あれはせいいっぱいのオマージュだよ。あれこそ開高の真実ではないか。どんなに無い才能をひやあせかきかきやり過ごして通した事か、開高さんというひとは。

894吾輩は名無しである:02/10/08 10:37
最近暇を見つけては文庫を読んでいます。
魚関係のは読むというより見るといった感じですが・・・。
パニック/裸の王様
ワインは地球のふちを回る
オーパ
フィッシュオン
輝ける闇
夏の闇
ときて、今はロマネコンティと青い月曜日をちびちび読んでいます。
なんというかこの人の厚手の織物みたいな文章は、一種独特のものだと思います。
読んでいて心地よさを感じます。
895吾輩は名無しである:02/10/09 04:38
>>894 金井と開高が気に入るだなんて、やはりちょっと「ソフィスケートが好き」って傾向を疑わないわけにはいかんなぁ。
896吾輩は名無しである:02/10/09 22:14
age
897吾輩は名無しである:02/10/14 04:16
age
898吾輩は名無しである:02/10/14 05:52
作品に酔えるなら、酒は美味くなる。
流石に、三つ子の魂百まで、ということか。
ただし、時代精神の位相というものが、幾らなんでもズレてきつつある。
開高を楽しみたいなら、グラスを傾けている一瞬でも、現在との共有意識の
遮断を身に着けるべきか。
少し古い。しかし、その古酒に耽溺したくなる夜も確かにあるのだ。
一種、禁断の酒でもあるだろう。
忘れ去りたいのかな。それとも、想い出したいのかな。
私はもうほろ酔い気分で、丁度いいくらいに出来上がってしまっている。
大兄、あなたが答えてくれ。
大丈夫だよ。ちゃんとサントリーをPCデスクの手前に並べてるのだから。
899吾輩は名無しである:02/10/14 09:41
>>898
泥酔してのカキコはやめれ。
900吾輩は名無しである:02/10/14 22:12
up
901吾輩は名無しである:02/10/17 02:22
開高健スレハケーン! 日本を代表する作家に選ばなかった文化庁、氏ね。

個人的には初期の初々しく野心的で綿密な計算に乗っ取った精緻な文章
よりも、ベトナム以後の混沌とした文章が好き。
それよりもさらに、エッセイのほうが好きだけど。オーパシリーズは
棺桶まで持っていきたい本。あと最後の晩餐。

この人は研究者が少ないっていう話だけど、本気で研究し始めると
いくら時間があっても足りないだろうね……。パズル解くようなもの
に感じられる。
902吾輩は名無しである:02/10/17 02:28
あがってるので思い出したが、開高丼食べました。
リンク貼ってくれた人にオレオ。
903吾輩は名無しである:02/10/17 02:31
開高は翻訳作品が結構あるんじゃないのかな? 北欧とか講演に行ってたし。
あと、文化庁は別に悪くないんじゃないか。問題があったのは選者だろう。
904吾輩は名無しである:02/10/17 11:31
>>902
開高丼うらやますぃ。
いつぞやの「知ってるつもり」で紹介されてたな。
905吾輩は名無しである:02/10/17 12:04
>>903
アフォな政治家選んだ選挙民に責任があるのと同等にアフォな選者選んだ
文化庁にも罪はあるかと。
906吾輩は名無しである:02/10/27 03:22
戦後の純文学作家では一番好きだったりします。
大江健三郎のように思わせぶりなハッタリこかないだけでも
ポイント高いです。
907吾輩は名無しである:02/10/27 10:51
思わせぶりなポーズはいいってことなの?
908吾輩は名無しである:02/10/27 11:24
人間開高健が好き
909吾輩は名無しである:02/10/27 19:04
人間開高って会ったことあるの?
押しの強い、ただのずうずうしいオヤジだよ。
並の東京人じゃ、10分も一緒にいたら辟易。
910吾輩は名無しである:02/10/27 19:10
立松和平に話しかけられて逃げ出すような人間が?
911吾輩は名無しである:02/10/27 19:16
立松に話し掛けられたらおれも逃げるよ。
だれだって勤勉なうすらぼけにつかまって時間を無駄に
したくないモンね。
912吾輩は名無しである:02/10/27 20:22
このスレ見つけて一通り目を通したけど、「輝ける闇」に出てる少年兵銃殺刑
の所を書いてる人いないなぁ。最初読んだときあそこがあの小説の核だって
思った。
例の最前線での体験よりもこっちの方が。
こう思ったの俺だけ?
913吾輩は名無しである:02/10/27 20:54
スガ秀美が、現代の作家に一番影響を与えているのは
開高健なのではないか、と言っていた。
914吾輩は名無しである:02/10/27 22:51
>>912
俺もそう思うよ。かなりエグイ表現だったから心に残ってるな。
あんなもん生で見たら人生観変わりそう。
915吾輩は名無しである:02/10/27 23:06
>876
根本的な出典は、たしか『花終る闇』の冒頭に書いてあったはず。
ていうか、その小説自体、その言葉から始まります。

>912
少年兵の銃殺は、『ベトナム戦記』では一回だけだったのが(余談だが
その箇所は、つい最近の天声人語で取り上げられていましたね)、
吉本隆明の批判に答えて(?)、二度に分けられたんですね、たしか。
処刑場に「絶対の悪」を見てしまう『戦記』から、それをも二度目には
冷静極まりなく「視姦」してしまう自分に気付く、という『闇』への
思想的深化、という風にまとめれば、文学部のレポートならAでしょう(笑)。
しかし、開高さんにそんな風に訊ねたら、わかった口を利くな、と罵倒
されそうですが…。

この人が研究されないのは、無理もないところがあると思いますね。
思想は文体にしか無い、と自分で言っている人ですから。
916912:02/10/27 23:48
>>914
でも、文章自体は淡々と書かれてる気がしました。
他の部分とは文章のテンションが違う。テンションが低い。
その違いが余計に文章を冷たく感じさせられた記憶があります。

>>915
少年兵の件が書かれているのは僕が確認しただけでは小説では「輝ける闇」。
あとは「ベトナム戦記」だけ。他に書かれていたものご存知ですか?
例の最前線の話はエッセイや対談の至る所で触れられているのに、少年兵
の話は避けられているかのように語られることがない。
逆に気になりますね。

後、学問として文体学とか言ってる先生もいますが、開高健は取り上げられ
ないでしょうね(笑
917吾輩は名無しである:02/10/28 17:07
漂えど沈まず、は「風に訊け!」で回答があったでしょ。
パリかどっかの町を指した言葉だったと思う。今手元にないや(会社
だから)。

誰か「太陽」の422号持ってない? ちょっと前のレスで、開高健の
よく通った店が出ているって話だったんで、食い道楽の俺としては一
度行ってみたいんだけど、手に入らないのよ>422号
リストにしてくれたりしたら叩頭して感謝する。

こんな店はみつけたんだけどさ。
ttp://www.yomiuri.co.jp/life/gourmet/01109.htm
918吾輩は名無しである:02/10/28 17:10
>>909は開高健にあったことがあるんだろうか。
しかし、あったとしても「並」の、平凡な、どうでもいい人間で
あると白状しているのだから、いちいち詮索するまでもいいか。
ゴミみたいに無価値な人間なんだろう。な、クズ野郎。
919吾輩は名無しである:02/10/28 20:29
押しの強さというか、
あの目がねぇ。
920吾輩は名無しである:02/10/28 23:11
909が急に弱気になりました。
921吾輩は名無しである:02/10/30 03:26
>917
書庫のどこかにあるんだが、見つかりません。記憶にあるのは二つだけ。
四谷「嘉賓」の水餃子(ワンタン?)
飯田橋「大仙」の中華粥
行ったら、ぜひ感想をお願いしますね。私は…まだどちらも行ってません。
922917:02/10/30 05:36
>>921
ありがとうございます。(叩頭中)
実は「嘉賓」はこの間行きました。
ちなみにせっかく教えていただいて失礼ですが、嘉賓の名物が中華粥
なので、大仙のほうが水ギョウザじゃないでしょうか。

嘉賓の中華粥ですが、私が食べたのは牛肉粥(800円)。どんぶり鉢
いっぱいに入ってきて結構食べ甲斐がありました。米はしっかりと
煮込まれていて非常に食べやすく、肉もトロリと煮込まれていて見事
な逸品でしたよ。あいにくと開高節で表現できるほどの文章力は持っ
ていないので、月並みな言葉しか選べませんが……。ほかの料理も
よかったです。実に。職場が近いので、今度は飯田橋・大仙のほうも
行ってきます。

開高健を食の側から検証する、なんてのも面白いかも。
923吾輩は名無しである:02/11/02 22:10
今日発見。自室の机の上でした(笑)。やっぱり嘉賓のほうが
ワンタンでしたよ。

あと、
赤坂のバー「木家下」のマーティニ
銀座のバー「ばあもす」(開高さんが名付け親)
銀座のフランス料理「シェ ルネ」のムール貝
大阪・堂島のおでん「万卯」のサエズリ(鯨の舌)
といったところが紹介されていました。
924吾輩は名無しである:02/11/03 01:24
優良スレなのでage進行
925917:02/11/03 02:46
>>923
ご確認ありがとうございます。ちょっと調べてみたら大仙は確かに
中華粥専門なんですね。今度行ってみます&嘉賓で水ギョウザ食べて
みないと……。

・嘉賓
ttp://gourmet.yahoo.co.jp/gourmet/restaurant/Kanto/Tokyo/guide/0301/P000839.html
新宿区四谷1−7 第三鹿倉ビル2F
・大仙(食事レポート)
ttp://www.oshokuji.org/esd/19980404/
新宿区神楽坂1-14 東邦ビル2F
・木家下BAR(こかげ) ページなし
港区赤坂4−1−1小泉ビルB1F
・ばあもす googleヒットなし
・シェ・ルネ(ページなし)
中央区銀座7-16-21 雲ビル2F
・万卯(ページなし)
新地にある、としかわかりませんでした。

926吾輩は名無しである:02/11/03 08:06
去年だか、一昨年に、大仙は、店を閉めたそうですよ。
927吾輩は名無しである:02/11/03 12:14
木家下BAR(こかげ)のマスターも亡くなったそうです。
928917:02/11/03 12:20
>>926
がーん、それは知りませんでした。火曜日にでも確認しにいってみます。
>>927
木家下は、昨年末の時点では、ヨットの日本代表(だったかどうかはち
ょっと自身がありませんが)の方がバーテンダーをやっていたという話
を見つけました。まだ存続しているといいんですが。

まあ、没後15年以上経ってますから、いきつけのお店なんかもなくなっ
てて不思議じゃないですよね(嘉賓も代替わりしているし)。
行ける範囲だけでやってみます。
929吾輩は名無しである:02/11/06 02:03
あげますね
930吾輩は名無しである:02/11/09 19:44
age
931吾輩は名無しである:02/11/10 05:11
age
932917:02/11/12 00:34
すいません、忙しくてまだ確認できてません。古本屋回ったけど「太陽」も
手に入らない...がっかり。

なんとか今月中には。スレがdat落ちしないといいなあ。
933吾輩は名無しである:02/11/16 03:12
up
934吾輩は名無しである:02/11/17 01:55
お忙しい917さんに代わって、「風に訊け」から引用。これは、
少なくとも角川文庫版だと、最期の質問ということになってます。

 "漂えど沈まず"という言葉は、ラテン語でFLUCTUAT NECMERGITURという。
 パリという街は、いまのようにパリと呼ばれるようになる前、ルテチア
といわれた時期が長くあった。このルテチアと呼ばれていたころから、
パリの街のスローガンとして"漂えど沈まず"と、こう掲げるようになって
いたんだナ。
 その後、パリの街がたどった運命をみると、まったくこの言葉の通りである。
恐るべき予言者が一人いたのだろうと思いたいが、その人の名前は残念ながら
わからない。こうして歴史の中に埋もれていった無名の天才は、ずいぶんあるんだ。
 しかし、君、"漂えど沈まず"というのは、男が人生をわたっていくときの
本質を鋭くついた言葉ではあるまいか。この言葉を核として、私は一作を
書こうと以前から考えているんだけれども、いまだに書けないで、こうして
君たちの"よろず相談"をやっている。こういうことを早くやめなければ、私は
溺れてしまう。沈んでしまう。漂うてはいるが、沈んでしまう。波間よりはるかに
贈る最期のあいさつを受けとってくれたまえ。さようなら。アディオス。
935吾輩は名無しである:02/11/17 02:16
で、沈む前にアクアマリン(海の水)が届けられたわけですな。
936吾輩は名無しである:02/11/17 06:07
過去レス読んでないけど、手元にCWニコルさんとの対談本があります。
「野生の呼び声」という本です。まだ読んでない。ずっとまえに、
古本屋で買って、そのまんま。集英社です。
姉妹社の「いじわるばあさん第四巻」もあります。420円。
937吾輩は名無しである:02/11/17 13:35
934です。
訂正。
二行目の「最期」→「最後」。
938吾輩は名無しである:02/11/17 13:38
淳之介との対談「街に顔があった頃」って猥談?
939吾輩は名無しである:02/11/17 14:55
あなたがたに言っておく。
このスレが不届きにも1000に達してしまったら、
そのまま葬り去り、くれぐれも次スレなど立てることがないように
わたしはあなたがたによくよく言っておく。
どうしても、というならオサカナ板へいくことである。
940吾輩は名無しである:02/11/17 17:27
開高次スレまだぁ
941917:02/11/18 02:46
>>934
お心遣い感謝です。相変わらず時間が取れずに困っているんですが
(なんでこの時期に急に忙しくなるんだか)、嘉賓だけはもう一度
行ってワンタンを食べてみました。ちなみに「ワンタンメン」はな
くて、ワンタン(1000円)か揚げワンタン(2300円)しかありま
せん。やや高いように思えますが、一品ものに関しては一人で食べ
るような量じゃありません(2〜3人でつつくとちょうどいいかと)。
これまでに2度行ってみましたが、よいお店でした。土曜だと2割
引きというのもうれしい。

ワンタンですが、皮は結構しっかりめで、中のお肉がプリっとして
いてジューシー、なかなかの逸品でした。多分開高師傅はこれとラー
メンを頼んで「ワンタンメンにしてんか」と頼んだんでしょうね。

このペースならマターリと1000取り合戦もないでしょうから、980
くらいまで行ったら私が次スレ立てます。タイトルは何にしましょうかね。

>>1氏はどこまで作品を読んだことか気掛かりでもありますが。
942吾輩は名無しである:02/11/20 23:04
age
943吾輩は名無しである:02/11/24 00:54
age
944無名草子さん:02/11/24 07:33
開高さんて何の病気で亡くなられたんですか?
945吾輩は名無しである:02/11/24 14:54
あげ
946吾輩は名無しである:02/11/24 19:01
>944

食道がんに、肺炎を併発させた。
947吾輩は名無しである:02/11/27 00:30
来年四月から茅ケ崎の開高家が記念館として開放されるね。
楽しみにしてたんだ。開館したらさっそく行くつもり。
948吾輩は名無しである:02/11/27 21:58
age
949吾輩は名無しである:02/12/01 05:07
なんだ地方の田舎者ばかりなのか
950吾輩は名無しである:02/12/01 12:28
今度公開される「夜を賭けて」っていう映画なんだけど、
「日本三文オペラ」のファンなら観に行くべきなのかな。
ちなみに梁石日の本は読んだこともないのだが……。
951吾輩は名無しである:02/12/01 17:36
別に観に行かなくてもいいと思う
952吾輩は名無しである:02/12/01 18:55
ようやく青い月曜日を読み終えました。
今年読んだ本の中で、一番印象的でした。
名前がちょっと変わってますが、谷沢永一や向井敏も出てきてますね。
今年は中上健次、チャールズ・ディゲンス、時間があったら水村美苗でおしまいにします。
開高さんはしばらく(来年まで)、さよなら。天国でもよいお年を。
953吾輩は名無しである:02/12/05 04:25
>>950
単に在チョンが泥棒する話でしょ。普通に戦後民主主義吸ってた頃は
なんとも思わなかったけど、「日本は朝鮮人にひどいことをした」という
教育がサヨクの嘘と知った今では、アパッチ族の行為は看過できない
犯罪と言うしかない。

辛淑玉という在日が語っていたが、「日本人から金品を盗むのは
当たり前の行為だった」って、こんなの洒落にならない。

まあ、梁石日という泥棒のゴミ小説はどうあれ、開高の「日本三文オペラ」
は傑作だとは思うけれど。
954吾輩は名無しである:02/12/05 05:00
というか、官僚機構と欲望機械との戦いを描いた作品なんですが。
955吾輩は名無しである:02/12/05 05:44
というか、朝鮮人の略奪行為を描いた作品なんですが。
956吾輩は名無しである:02/12/06 21:20
というか、「戦後民主主義」なんて言葉使ってる時点で
馬鹿丸出しなんですが。
957吾輩は名無しである:02/12/08 02:14
>>956
チョン?
ブサヨ?

どっちにしろ氏ねよ
958popo:02/12/08 13:59
「輝ける闇」は戦後日本文学の金字塔ですた
959吾輩は名無しである:02/12/08 17:02
>957
やっぱデブの読者はこの程度の香具師しかいないね(w
960吾輩は名無しである:02/12/08 17:35
イデオロギーを物差しにする人間と開高を一緒にしないで欲しい。
961吾輩は名無しである:02/12/16 02:44
単刀直入に書くけど、ここ地方のやつばっかで盛り上がりに欠ける
962吾輩は名無しである:02/12/16 16:01
「地方」ってのが東京在住以外を指すんだったら、どう少なく見積もっても
日本の全人口の90%は地方在住なんだけどな。
10人に9人。961レス中858は地方からのレス。
一都三県に増やしてもせいぜい20%。

つーかこのご時世に地方がどうこういうバカがいるとは……。
963吾輩は名無しである:02/12/20 03:01
んで?
964吾輩は名無しである:02/12/20 13:59
>>957
お前は二度とでてくんな。皆、迷惑。
965吾輩は名無しである:02/12/21 14:32
皆、迷惑。の皆って誰と誰と誰?
966吾輩は名無しである:02/12/23 18:17
957と965以外のみんな。
967吾輩は名無しである:02/12/25 01:02
966は精一杯かんがえたのです
968吾輩は名無しである:02/12/25 16:18
967は泣きながらキーボードを叩いた。
969吾輩は名無しである:02/12/26 23:17
開高関連スレではここ文学板が最も荒れやすいというのも
この作者ならではと言うところか。
970吾輩は名無しである:02/12/31 19:16
>968
がんがれよ
971吾輩は名無しである:02/12/31 19:59
開高か・・・幅の広さで文士の枠を拡げたような印象もあるが、
そのせいで仕事全体がバラけてしまったのも否めない。
本質は、処女作から絶筆まで、純文学。
泣かせるような純さを、保持していた。
972172:03/01/06 22:26
イヤ、俺ほんと驚いたんだよ。いいんだよなかなか。侮れない。
973吾輩は名無しである:03/01/16 19:02
開高健はリアリスティックなシュールレアリズムだと思うんだけど。
「逃亡記」とか。カフカの匂いがする。
「パニック」も、緻密で的確な描写の根底には、
シュールな現実が流れてるね。
974172:03/01/16 23:08
ネット古書店より本日全集到着。黄色い旧版。
975吾輩は名無しである:03/01/16 23:17
>>973
流亡記でしょうが
976973:03/01/16 23:32
>>975
...そうとも言う...

                       いや、間違えました、スマソ。  ナハハ。
977172:03/01/17 04:09
流亡記。
200部限定特装本てのが昔出版されたらしいが‥なんなんだろう。
開高健に特装本‥アンマッチの印象があるが。
978吾輩は名無しである:03/01/17 04:33
>973
流亡記、カフカの匂いして当然。元ネタ、カフカの短編集にあります。
なんという名前だったか。中国の長城についての短編です
それに、大兄の戦後の歴史考察や、ルポルタージュの体験でふくらませてますね。

けっこう好き
979172:03/01/17 05:01
器用な男なんだ。見掛けに似合わず。
あと文章。ああ、俺もああいう文章を書きたいものだ。
980吾輩は名無しである:03/01/17 05:32
http://www6.ocn.ne.jp/~endou/index2.html
     ★YAHOOOプロフィール★
981吾輩は名無しである:03/01/19 05:06
age
982山崎渉:03/01/20 01:42
(^^)
983吾輩は名無しである:03/01/20 11:27
特装本、横浜の近代文学館でやった開高健展で展示されてましたね。
しかし考えてみりゃ、あんな展覧会やって、しかもそこそこ人が
入っていた(若い人まで)というのも、凄いことですね。
なかなかそんな作家、いないでしょう。
984吾輩は名無しである:03/01/21 01:02
>>983
やはり釣りやアウトドアの元祖としてのイメージが強いのでは。
今でこそ当たり前だけど、写真がばんばん載る紀行文は当時は
新鮮だった。

ちなみにちょっと前で出てるアパッチ族の話、あれは端的に窃盗
行為で、それを正当化するのはヘイトクライム思想でしょう。ああいう
犯罪が民族差別の名のもとに正当化されたことこそ、戦後の歪みの
象徴だと思います。
985吾輩は名無しである
>>984
当時は別に朝鮮人だけじゃなくて、日本人も大勢あーいうことやってたのよ。
あそこまで組織立ってやってたのは少ないにしてもね。
沖縄だって外国という意識が強かった時代だし。

ま、だからといって今の在日の民族差別説なんてちゃんちゃらおかしい
わけだけど。