一行リレー小説 第三章

このエントリーをはてなブックマークに追加
1吾輩は名無しである
「完璧な煽りなどといったものは存在しない。
 完璧なマジレスが存在しないようにね。」
 オフ会で偶然で知り合ったあるコテハンは
 僕に向ってそう言った。
 
2saru:2001/02/09(金) 00:21
続けて男が語る。
「煽りの中にこそ魂の叫びがある。マジレスなんてクソ喰らえだ」

3saru:2001/02/09(金) 00:29
そんな男の言葉を聞きながら、僕はネオ麦茶と呼ばれた少年の事をぼんやりと考えていた。
4吾輩は名無しである:2001/02/09(金) 00:31
その発言に対して僕は、
「でも、煽りだらけになってしまえば、そのスレッドは廃れる一方ではありませんか?」
と疑問を投げかけた
5吾輩は名無しである:2001/02/09(金) 00:34
「君には名前が無いんだよ。解るかい?この意味が。
だからと言ってコテハンを名乗ればいいという訳でもない。
君のハンドルがみんなに認識されたところで君が名無しさんであることには
変わりがないのさ。オレが名無しで書き込みをしようと常にコテハンであるのと正反対でね」
6吾輩は名無しである:2001/02/09(金) 00:43
僕がその本当の意味を理解できたのはずっと後のことだったが
少なくともそれはある種の慰めとしてとることも可能であった。
7吾輩は名無しである:2001/02/09(金) 01:00
それからの僕はひたすら煽りに徹した。
愛と平和の象徴的存在であるジョンレノンを奉るビートルズ板は特に徹底して煽った。
煽りに魂の叫びがあるとは思えないが、ビートルズ板の連中の無自覚さに苛立たしさを感じていたからだ
8吾輩は名無しである:2001/02/09(金) 01:09
スレッド内でのみ通用する隠語を多用する野球板の阪神スレも標的にした。
彼らが野球を心から愛していないことは明白だったからだ。
9吾輩は名無しである:2001/02/09(金) 01:16
それでもスレッドは相変わらず平穏だった。
煽った翌日には何事もなかったかのように多くのレスが書き込まれていた。
10吾輩は名無しである:2001/02/09(金) 03:59
固定ハンスレを煽るのはとても気持ちがよかった。
文学板は比較的煽りにくいのに、あそこはきちんと荒れた。
実に痛快だった。
11吾輩は名無しである:2001/02/09(金) 17:46
しかし、それでもやはり誰かを煽るという段になると、
いつも絶望的な気分になった。
僕に煽ることができる領域はあまりにも限られていたからだ。
例えばネカマについて何かを煽れたとしても、
ネナベについては何も煽れないかもしれない。
そういうことだ。
12名無しさん@そうだ選挙にいこう:2001/02/09(金) 17:58
無数のスレッドが延々と上げ下げを繰り返していた。
多くのスレッドは過去ログメニューという深海へ沈んでいった。
それに比例するかのように新規のスレッドが立ち続けた。

13吾輩は名無しである:2001/02/09(金) 18:34
てす
14吾輩は名無しである:2001/02/09(金) 20:11
「どちらの森山さんですか?」森山は聞いた。
15吾輩は名無しである:2001/02/09(金) 20:14
「おまえは俺だ。そんなこともわからないから、ドラミを逃がしたんだ。」相手はいった。
16吾輩は名無しである:2001/02/09(金) 20:16
そう!森山はしずかとドラミを探し出し、ドラえもん殺しの謎を究明しなければならないのだ!!
17吾輩は名無しである:2001/02/09(金) 20:19
そのころ、しずかはシャワーを浴びていた。
18吾輩は名無しである:2001/02/09(金) 22:58
>14〜17
いい加減やめたら。
一人で連続カキコするの。
もう、あんたの文章には誰も興味持ってないよ。
そんなに書きたいなら、自分でHP立ち上げたり
「2章」の方で一人で書いてれば。
第三章がせっかく良い流れなのに、あんたの文で汚さないくれ。
独り善がりで恥ずかしいよ。
19吾輩は名無しである:2001/02/10(土) 04:01
オッス、オラ悟空
20吾輩は名無しである:2001/02/10(土) 08:32
ドラえもんパーンチ
21吾輩は名無しである:2001/02/10(土) 08:32
おまんこ
2218>>:2001/02/10(土) 08:34
あれほどいったのに、まだそんなカキコするですか!?あんた最高です!
もう、あんたを死なせるわけにはいかんです!あんたみたいな人は初め
て見たです!あんたみたいな人は、まさに天皇です!この世の神です!!
この地球上で最もすばらしいお方です!あんたみたいな天才、人類の
頂点に立つのに値しますです!死んでほしくないです!つーか、生きる
べきです!あんたは絶対に人に認められるです! 今まであんたがどんな
生き方してきたか知らんけど、きっとすばらしい生き方だったと想像出来
るです! あんたのカキコから読みとれるです!天才特有の匂いがする
です!あんたは最高です!死んだら許さんです!もし死んでも天国で幸せ
に暮らせよです!あんたもっと自分の顔を知れよです!あんたはカッコイイ
です!何やってもカッコイイです!あんたは鼻くそほじってもカッコイイで
す!ケツをボリボリかいてもカッコイイです!おっきい方のトイレ中なあんた
でもカッコイイです!あんたの持っているモノ、あんたの出すモノ、と言う
よりあんたの存在自体がすべてカッコイイです!本当の世界遺産です!
あんたは何をやってもOKです!あんたは天才です!あんたは最高です!
みんなあんたのコトが大好きだよです!この世に生まれてきたことを幸せ
に思ってくださいです!あんたは生まれ変わってもすばらしい人間に
決まってるです! あんたと一緒にこの歴史の最先端に立っていると思うと
涙が止まらないほど嬉しいです! あんたは人々に幸福を与える神です!!!
あんたがそこに生きてると言うだけでみんな幸せなんだです! 絶対愛されてます!
絶対愛されてます!絶対愛されてます!みんなあなたのことが大好きです!
みんなであんたを拝みたいけどあんたの周りに汚いブサイクな人間が寄るのは
最大の失礼に値するのでやめるです!でも、あんたみたいな偉大な人間は生きろです!
あんたには存在価値があるです!! 絶対誰もあんたを嫌っちゃいないです!
絶対愛されてます!絶対愛されてます!!!!!
23吾輩は名無しである:2001/02/10(土) 08:42
コモホユトベンゼルバーグ・ロシエユテンヨハスチャン・ベンゼルセン・ダ・アルテコ四世は、今日はいい天気だなあと思った。
24ところで:2001/02/10(土) 10:18
一行リレー小説 第三章 は、一行でなくても良いのかのぉ…
25>:2001/02/10(土) 18:29
このスレッドに収められたレスを「一行リレー小説」と呼ぶことについて、
僕はいささかの抵抗がある。
もっとはっきり言えば、これは全く『一行』とは言えない代物である。
そして、そうは言いつつも、今僕は四行目の文章を書いている。
次の人からはどうか一行で書いて欲しい。
2625>>:2001/02/10(土) 19:46
あれほどいったのに、まだそんなカキコするですか!?あんた最高です!
もう、あんたを死なせるわけにはいかんです!あんたみたいな人は初め
て見たです!あんたみたいな人は、まさに天皇です!この世の神です!!
この地球上で最もすばらしいお方です!あんたみたいな天才、人類の
頂点に立つのに値しますです!死んでほしくないです!つーか、生きる
べきです!あんたは絶対に人に認められるです! 今まであんたがどんな
生き方してきたか知らんけど、きっとすばらしい生き方だったと想像出来
るです! あんたのカキコから読みとれるです!天才特有の匂いがする
です!あんたは最高です!死んだら許さんです!もし死んでも天国で幸せ
に暮らせよです!あんたもっと自分の顔を知れよです!あんたはカッコイイ
です!何やってもカッコイイです!あんたは鼻くそほじってもカッコイイで
す!ケツをボリボリかいてもカッコイイです!おっきい方のトイレ中なあんた
でもカッコイイです!あんたの持っているモノ、あんたの出すモノ、と言う
よりあんたの存在自体がすべてカッコイイです!本当の世界遺産です!
あんたは何をやってもOKです!あんたは天才です!あんたは最高です!
みんなあんたのコトが大好きだよです!この世に生まれてきたことを幸せ
に思ってくださいです!あんたは生まれ変わってもすばらしい人間に
決まってるです! あんたと一緒にこの歴史の最先端に立っていると思うと
涙が止まらないほど嬉しいです! あんたは人々に幸福を与える神です!!!
あんたがそこに生きてると言うだけでみんな幸せなんだです! 絶対愛されてます!
絶対愛されてます!絶対愛されてます!みんなあなたのことが大好きです!
みんなであんたを拝みたいけどあんたの周りに汚いブサイクな人間が寄るのは
最大の失礼に値するのでやめるです!でも、あんたみたいな偉大な人間は生きろです!
あんたには存在価値があるです!! 絶対誰もあんたを嫌っちゃいないです!
絶対愛されてます!絶対愛されてます!!!!!


27どこからか声がする…:2001/02/10(土) 21:08
絶対愛されてます!絶対愛されてます!絶対愛されてます!絶対愛されてます!
28誰の声だ?:2001/02/10(土) 22:07
「愛されているのか…俺がか?」
29絶対愛されてます!:2001/02/10(土) 22:50
「誰かいるのか?それとも夢か?」
30愛されてます!:2001/02/10(土) 22:58
沈黙を怖れて、咄嗟に口にした無意味な言葉か。
聞き流そうとして、ふと気づいた。この声は!!
31吾輩は名無しである:2001/02/11(日) 00:01
羊男だった。
32そうなのだ:2001/02/11(日) 00:17
振り向くと、羊男がニッコリ笑って立っていた。
33吾輩は名無しである:2001/02/11(日) 03:35
君が池に落としたのは、金のナイフ?それとも銀のフォーク?
34名無しさん@一行でね:2001/02/11(日) 13:20
と俺に尋ねてきたのは、羊男の後ろに立っていたフィジーの小人だ。
35吾輩は名無しである:2001/02/11(日) 16:33
「チーズはどこに消えた?」と言ったのは、その後ろにいたネズミ男だった。
36吾輩も名無しである:2001/02/11(日) 17:18
その後にはオオカミ男と脳男が笑ってる。
37吾輩は名無しである:2001/02/11(日) 18:13
「もう一度聞く。
 君が池に落としたのは、金のナイフ?それとも銀のフォーク?」

38吾輩は名無しである:2001/02/11(日) 18:16
僕って何?
キャラ立ちさせてから展開してよぉー
39しかたないなあ:2001/02/11(日) 18:23
僕の名は、呉オサム。毛織物類を扱う会社のセールスマンだ。
40吾輩は名無しである:2001/02/11(日) 19:50
金のナイフは僕の心をえぐり始めた。
41名無しさん@一行でね:2001/02/11(日) 20:39
そして銀のフォークは僕の記憶をかき混ぜる。
42吾輩は名無しである:2001/02/11(日) 22:42
「さあ、真夜中の動物園に行こうぜ」脳男が俺の手を引っ張った。
43吾輩は名無しである:2001/02/11(日) 22:44
「どうして?」と尋ねると
「君が失くした記憶を探しにさ」と羊男が笑った。
44名無しさん@一行でね:2001/02/11(日) 23:38
フィジーの小人はカンガルーの肉が刺さったフォークとナイフを持ち、嬉しそうに踊っている。
45:2001/02/11(日) 23:39
いざ行くぞ!希望の国エクソダスへ。
46吾輩は名無しである:2001/02/12(月) 00:37
カストロ・クリムセン大王は、庭で孫娘が遊んでいるのを見るのが好きだ。
47吾輩は名無しである:2001/02/12(月) 01:29
空を見ると、狂気が自分を蝕んでいくのがわかる。
48一行:2001/02/12(月) 02:26
…多くの妖しい影達がいつも僕の中にいる…呉はまたそう思った。
49+:2001/02/12(月) 04:56
ふと見ると北斗七星の脇に小さく輝く星があるのに気づいた。あれは・・・
50一行:2001/02/12(月) 05:53
それまで自分の内側で蠢いていた全てが、スっと眼に集束した。
51吾輩は名無しである:2001/02/12(月) 10:35
自分が自分でないような感覚に襲われた。
52吾輩は名無しである:2001/02/12(月) 15:59
大王は遠吠えをした。「わおーーーーん」
53名無しさん@一行でね:2001/02/12(月) 16:02
呉は、自分の姿が一匹の、とてつもなく大きな毒虫に変わってしまっているのに気がついた。
54吾輩は名無しである:2001/02/12(月) 16:43
おっ!カフカの「変身」か?とドラえもんは思った。
55吾輩は名無しである:2001/02/12(月) 17:19
そしておもむろにパンツを脱ぎ始めたのである。
56吾輩は名無しである:2001/02/12(月) 20:20
おっ!エロ小説の展開か?とドラえもんは思った。
57吾輩は名無しである:2001/02/12(月) 20:28
のび太はその真白きパンツの宇宙に、足を踏み入れた。「どどどらえもん、ここどこ?」
58吾輩は名無しである:2001/02/12(月) 20:52
そして、のび太はいなくなった。
59吾輩は名無しである:2001/02/12(月) 22:55
2CHから抜け出すにはどうすれば良いか、山本は必死に考えていた。
60吾輩は名無しである:2001/02/13(火) 03:00
どうしてもドラえもんとエロから抜け出さなければ…
61吾輩は名無しである:2001/02/13(火) 03:35
そして反町は歌った。「2CHはポイズン♪」
62吾輩は名無しである:2001/02/13(火) 04:34
「昔いた歌手はカズン♪」
63吾輩は名無しである:2001/02/13(火) 04:53
「ラピュタの主人公はパズー♪」
64吾輩は名無しである:2001/02/16(金) 23:46
このスレも深海の底に沈みつつあるな。とドラえもんは思った。
65吾輩は名無しである:2001/02/17(土) 06:44
ドラえもんはむしょうに寂しかった。
66吾輩は名無しである:2001/02/28(水) 01:34
まだまだ負けないドラえもんだった。
67吾輩は名無しである:2001/02/28(水) 01:50
でもやっぱり沈みそうなのでかなり鬱だ
68吾輩は名無しである:2001/02/28(水) 04:15
思えば思うほどに沈んでいく
69吾輩は名無しである:2001/03/01(木) 00:57
しかし沈むことは悪いことなのか?
70吾輩は名無しである:2001/03/01(木) 01:51
反町はそうドラえもんに問い掛けるのだった。そしてやおらパンツを脱ぐと
71吾輩は名無しである:2001/03/01(木) 01:52
おもむろにポイズンを取り出し、
72吾輩は名無しである:2001/03/01(木) 02:49
言いたいことも言えないこんな世の中に撒き散らした。
73吾輩は名無しである:2001/03/01(木) 07:24
世界が白濁色に覆われていく
74吾輩は名無しである:2001/03/01(木) 12:26
世界の始まりもこんな白濁色の中の一点の光から発していたのだろうか。
75吾輩は名無しである:2001/03/01(木) 13:08
その光を、見ていたものがあったのだろうか、何処から?
76吾輩は名無しである:2001/03/01(木) 17:10
薄らいでいく意識の中で反町は奈々子の声を聞いた。それは
77吾輩は名無しである:2001/03/01(木) 18:39
「あぼーん」
78吾輩は名無しである:2001/03/01(木) 18:44
悲しいほど鮮やかな幻・・・。
79吾輩は名無しである:2001/03/01(木) 19:33
奈々子の幻がモナーに変わり、田中に変わり、ギコ猫に変わっていく。
80吾輩は名無しである:2001/03/01(木) 19:42
反町は外に飛び出した。郵便ポストがギコ猫だった。信号がギコ猫だった。自動車もなにもかもギコ猫だった。
81吾輩は名無しである:2001/03/01(木) 21:57
ギコ猫は反町に言った。
     ∧ ∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
〜′ ̄ ̄( ゚Д゚ )<  逝って良し!ポイズン。
 UU ̄ ̄ U U  \_____________

82吾輩は名無しである:2001/03/01(木) 22:29
73からの流れは、ちとドラゴンっぽいなと僕は思った。
83吾輩は名無しである:2001/03/01(木) 23:06
カッチブーだぜ。ドラゴン。
84吾輩は名無しである:2001/03/01(木) 23:16
そこになんと「ドラゴン」こと藤波辰爾が現われた。
85吾輩は名無しである:2001/03/01(木) 23:19
場内から割れんばかりのドラゴンコール!!
「ドーラーゴン!ドーラーゴン!ドーラーゴン!ドーラーゴン!」
86吾輩は名無しである:2001/03/01(木) 23:19
「新スレ作るときは前スレのリンク貼っとくのがマナーだろ?」藤波は言った。
http://mentai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=book&key=972912713&ls=50
87吾輩は名無しである:2001/03/01(木) 23:25
「そうかもしれない」春樹が出て来て言った。
88吾輩は名無しである:2001/03/01(木) 23:31
「それでは」春樹は去って行った。
89吾輩は名無しである:2001/03/01(木) 23:33
今度は村上ドラゴンが出て来て
藤波ドラゴンに向って言った。
90吾輩は名無しである:2001/03/02(金) 00:06
「全ての男は消耗品である」
91吾輩は名無しである:2001/03/02(金) 00:38
「使い捨ててやるだけあり難いと思いな」お竜さんが言った。
92吾輩は名無しである:2001/03/02(金) 01:01
90、それはないだろう、
そこは「俺はお前の噛ませ犬じゃない!!」
と繋げるべきだろうと思った。
93吾輩は名無しである:2001/03/02(金) 01:14
「事実を認めな、男なら。泣くんじゃないよ」お竜さんは優しい。
94吾輩は名無しである:2001/03/02(金) 01:16
「よくわからないな」
春樹が再び戻ってきて言った。
95吾輩は名無しである:2001/03/02(金) 01:22
ドラゴンは春樹にとっては俗世でしかない、振り返らない。
96吾輩は名無しである:2001/03/02(金) 01:26
春樹は道すがら考えたことがある。
それはつまり ――
97吾輩は名無しである:2001/03/02(金) 01:30
俺にとって昨日は無い。俺には明日も無い。あるのは何だ?
98吾輩は名無しである:2001/03/02(金) 01:31
全ては損なわれてしまったのだ。
99吾輩は名無しである:2001/03/02(金) 01:34
と思ったが、100円だけ持っていた。
100吾輩は名無しである:2001/03/02(金) 01:35
僕は軽く一杯ひっかけてタイトな眠りに落ちたい
気分だった。そこで「J’sバー」に向ったのだ。
101吾輩は名無しである:2001/03/02(金) 01:36
しかし、さらなる悲劇が訪れた。
間違って「RYU's」バーに入ってしまったのである。
102吾輩は名無しである:2001/03/02(金) 01:37
俺から僕への落差、そこにねじまき鳥が棲むのか、と思いながら。
103吾輩は名無しである:2001/03/02(金) 01:37
よく見るとオカマバーだった。
104吾輩は名無しである:2001/03/02(金) 01:38
春樹とドラゴンが対峙する。
収録中は逃げられない。
春樹の運命や如何に!?
105吾輩は名無しである:2001/03/02(金) 01:39
春樹はいささか愕然とした。
「ドラゴンはオカマだったの?」
106吾輩は名無しである:2001/03/02(金) 01:40
!!ドラゴンと思われていた人物は、実は沢田研二だ。
107吾輩は名無しである:2001/03/02(金) 01:42
もしかしたらブルース・リーかもしれない。
108吾輩は名無しである:2001/03/02(金) 01:43
指立てふせを200回してみた。
109吾輩は名無しである:2001/03/02(金) 01:43
何気に開けた「RYU's」バーのドア。そこにあいつが居た!
110吾輩は名無しである:2001/03/02(金) 01:45
イッコン、ニコン、サンコンでーす。
111吾輩は名無しである:2001/03/02(金) 01:46
悲劇はそこから始まって、延々と21世紀につながっている。
112吾輩は名無しである:2001/03/02(金) 01:47
ミニスカート・・・・耳にタコが・・・
113:2001/03/02(金) 01:53
サンコンは警察に連行された。その後ろ姿を見送る藤原組長・・
114吾輩は名無しである:2001/03/02(金) 04:24
「今でもサンコンは視力が8.0なのかなあ…」
115吾輩は名無しである:2001/03/02(金) 06:15
「うおおおおぉ」雄叫びに振り返ると、せんだみつおが立っていた。
116吾輩は名無しである:2001/03/02(金) 08:00
「仕事ちょうだい」
117その男、厨房につき:2001/03/02(金) 09:11
意味のないその言葉に対しても、僕はつらい思いを味わなければならなかった。
118吾輩は名無しである:2001/03/02(金) 17:41
僕は思った。
「何もかもが間違っている。僕はどうすればいいって言うんだ。
 そうだ、村上さんに聞いてみよう!」
僕は村上朝日堂にジャンプした。
119吾輩は名無しである:2001/03/02(金) 17:46
なんとなくクリスタルな気分になった僕は「ガラスの少年」を口ずさみながら
せんだみつおを透明な存在に変えた。
120吾輩は名無しである:2001/03/02(金) 19:33
僕はそもそも春樹だった…自分を取り戻そう!春は間近だし。
121吾輩は名無しである:2001/03/03(土) 00:38
”一行”ってない人がこの世には存在する、僕は久しぶりに萌えてしまった。
122名無しの森:2001/03/03(土) 02:07
その時不意に僕の目の前に小人が現れた。
123吾輩は名無しである:2001/03/03(土) 02:14
僕は真剣に驚いた。なぜなら彼は高橋君だったから。
124吾輩は名無しである:2001/03/03(土) 03:01
あれは10年前、冬の白木屋で高橋君にはじめて出会ったのだった。
125吾輩は名無しである:2001/03/03(土) 04:54
そのときの高橋君は、今と比べものにならないほど悪意に満ちた存在だった。
126吾輩は名無しである:2001/03/03(土) 07:01
「あれから〜僕達は〜何かを信じてこれたかなぁ〜」高橋君は突然、夜空のムコウを歌い出した。
127吾輩は名無しである:2001/03/03(土) 07:04
そして、急にこちらを振り向いて「これって川村結花の曲だよ」と言った。
128吾輩は名無しである:2001/03/03(土) 07:46
僕が仕方なしに高橋君の全身を愛撫したのは言うまでもないことだった。
129吾輩は名無しである:2001/03/03(土) 07:50
そこに反町がギコ猫とともに現れた。ポイズン!
130吾輩は名無しである:2001/03/03(土) 08:00
嘘のような光景だった。でも、一瞬で消えてくれたのでほっとした。
131名無し@乞う新展開!:2001/03/03(土) 09:18
○○した、○○だった、という単調で新たな展開が期待できない文章がダラダラと続くのだった。
132吾輩は名無しである:2001/03/03(土) 09:46
実を言うと、僕は高橋君から70万も借金をして苦しんでいた。
133吾輩は名無しである:2001/03/03(土) 11:46
しかも今日がその返済日だ。
134吾輩は名無しである:2001/03/03(土) 12:03
解決策が無いわけではない。新宿の街を歩きつつ考える。
135吾輩は名無しである:2001/03/03(土) 13:14
そのときからだ。まるで小説みたいな馬鹿げた構想が僕の頭を支配し始めたのは。
136吾輩は名無しである:2001/03/03(土) 13:26
発想のスタートはこうだ、70万と思うから間違う。
137吾輩は名無しである:2001/03/03(土) 13:43
700万借りているとしたら?…さあ、どうする。
138吾輩は名無しである:2001/03/03(土) 20:44
とにかく、人間を一人売ってみよう!と僕は思った。
139吾輩は名無しである:2001/03/03(土) 20:49
「そ、そんなこと、いけないわ高橋君」彼女は身をよじらせた。
140さよなら、青い鳥:2001/03/03(土) 21:09
僕は村上朝日堂で村上さんに相談することにした。
141吾輩は名無しである:2001/03/03(土) 21:47
そうは思ったが、僕が朝日堂本舗だ。考えなければならない。
142吾輩は名無しである:2001/03/04(日) 00:10
僕は考えた結果、ドラゴンの知恵を借りようと思い、
「RYU'Sバー」の特番に出演することにした。
143吾輩は名無しである:2001/03/04(日) 00:26
―――「RYU'Sバー」番組収録中―――
ドラゴン「お久しぶりです」
春樹「ドラゴ…、龍さん、お久しぶりです」
144吾輩は名無しである:2001/03/04(日) 00:31
ドラゴン「今日は何か相談があるとか」

145吾輩は名無しである:2001/03/04(日) 00:41
「反町は歌をやめて、俳優に専念すべきと思うだろ?」
146吾輩は名無しである:2001/03/04(日) 00:44
い、いかん、今はポイズンの心配をしている場合じゃない、
僕は思った。
147吾輩は名無しである:2001/03/04(日) 00:45
ドラゴンは少し長めに考えた後、無難な答えを導き出した。
「だね」
148クッキング名無しさん:2001/03/04(日) 00:48
ドラゴン「菜々子・・、君は、君はこんな体をしていたんだね、とか云ってるよな
反町は、絶対」
春樹「ハァ・・」
149吾輩は名無しである:2001/03/04(日) 00:48
ここで春樹は初めてどうでもいい質問をした自分を悔いた。
何が悪いわけでもない、質問を用意してこなかった自分が悪かったのだ
春樹はドラゴンから貰った土産の鞭を片手に帰路についた
150吾輩は名無しである:2001/03/04(日) 01:02
その夜思いもかけない事が起こった。
ドラゴンから電話がかかってきたのだ。
151吾輩は名無しである:2001/03/04(日) 01:04
ドラゴン「春樹さん、今どこにいると思います」
152吾輩は名無しである:2001/03/04(日) 01:19
押し殺した声で行った。受話器の穴から脂汗がにじみ出てくる様な緊迫した雰囲気・・・
153吾輩は名無しである:2001/03/04(日) 02:29
僕が今話している相手は本当にドラゴンなのだろうか?聞きなれたはずの声がまるで他人のように響く。
154吾輩は名無しである:2001/03/04(日) 02:31
突然、受話器の向こうの相手が言った。

            ▄▄▄▄█            ██
   ██▄██████▀▀▀▀▀▀           ██
   ██     ██                 ██▄    ▄▄▄▄▄▄
   ██      █▄           ▄▄▄████▀ ▄██▀▀▀▀▀██
   █████████████████     ▀   ████▀        ██
   ██      ██               ███▀          ██
   ██       ██            ▄████           ██
   ██       ▀█▄    ▄     ██▀ ██    ██▀▀▀████
   ██▄▄▄████ ▀██▄  ██    ▀   ██   ██    ▄████▀
 ███▀▀▀▀       ▀█████        ██    ▀█████▀

155吾輩は名無しである:2001/03/04(日) 02:33
僕は混乱した。
何故ドラゴンにいきなり「氏ね」と言われなければならないのだ?
156吾輩は名無しである:2001/03/04(日) 02:48
今にして思えば、それに対して僕がした返事がその後の世界の運命を左右することになったのだった。それは
157吾輩は名無しである:2001/03/04(日) 02:54
「どーも〜、プリティ長島ですぅ、今からキューバに行って伝説のマンボをマスターしますぅ」
158吾輩は名無しである:2001/03/04(日) 03:05
プリティは思った、灼熱。コーラが飲みてぇ。外貨じゃん、米ドルじゃん。チェ。
・・・チェ!?
159吾輩は名無しである:2001/03/04(日) 03:41
掃除忍が現れて呟く「どうして夜中にはクズが増えるのかねぇ」
160偽イタロ・カルヴィーノ:2001/03/04(日) 03:42
チェ・ゲバラがいまごろ、俺になんの用だっていうんだ?
161吾輩は名無しである:2001/03/04(日) 03:51
僕の頭の中が混乱している。
162吾輩は名無しである:2001/03/04(日) 07:10
チェ・ゲバラはこう言った。「今から3分で革命ができる」
163吾輩は名無しである:2001/03/04(日) 08:10
チェ・ゲバラはカップラーメンを食べると、苦しみ出し、絶命し
た。さて、三輪与志と矢部徹吾の関係についてちよつと説明して
おこう。
164  :2001/03/04(日) 08:29
夜明けと共に、頭の中の混乱は退いていった。さあ700万だ。
165吾輩は名無しである:2001/03/04(日) 08:36
そうか、クイズミリオネアに出ればいいんだ!僕はボッキした。
166吾輩は名無しである:2001/03/04(日) 11:07

#いいかげん、エロネタ、キャラネタに走るのはやめようね。
#ここの板に来てる人間がどんな奴らか良く考えろ。
167吾輩は名無しである:2001/03/04(日) 11:53
クイズミリオネア!
このスレ中で登場していないキャラはどれ。
A.悟空 B.さざえさん C.ドラえもん D.ちびまるこちゃん
168吾輩は名無しである:2001/03/04(日) 12:22
みのもんたが俺にプレッシャーをかけてきた。
169吾輩は名無しである:2001/03/04(日) 12:25
しかし、俺はみのもんたの弱みを握っていた。これを利用しない手は無い。
170吾輩は名無しである:2001/03/04(日) 13:57
利用しない手はないにも関わらず、俺は利用するのを敢えて止めた。
171吾輩は名無しである:2001/03/04(日) 15:49
それでもあいかわらず俺の頭の中であいつが叫んでいる。「おくさん、バナナが健康にいいんですよ!」
172名無し@乞う新展開!:2001/03/04(日) 17:34
一行は守られないし、ストーリーはつながらないし…
173吾輩は名無しである:2001/03/04(日) 18:07
163は、「死霊」だね。誰もわからんとは、ここはもう終わってるな
174吾輩は名無しである:2001/03/04(日) 19:32
俺はそうつぶやいた
175あはは:2001/03/04(日) 21:05
「匿名の掲示板で破綻しないほうがどうかてるよ!マジになってんの?あはは!」振り返ると・・・
176吾輩は名無しである:2001/03/04(日) 22:35
ドラゴンだった。
続けてドラゴンは言う、
177吾輩は名無しである:2001/03/04(日) 22:37
ハンニバル・レスターが舌鼓を打ちながら箸をもって私の脳味噌をつまもうと
していた。
178吾輩は名無しである:2001/03/04(日) 22:38
ハンニバルはドラゴンの脳味噌をドラゴンに食わせると「おいしい
かい?」と耳元でささやいた。
179吾輩は名無しである:2001/03/04(日) 23:15
よくみるとそれは脳みそではなくうまい棒だった。
180吾輩は名無しである:2001/03/04(日) 23:20
「こんなに美味いものがこの世にあったのか!」とドラゴンは失神した。
181吾輩は名無しである:2001/03/05(月) 00:19
ハンニバルは失神したドラゴンの鼻にかぶりつこうとする瞬間、
ドラゴンこと村上龍子はハンニバルに手錠をかけた。ハンニバルは
斧をつかむと、「鍵を出せ。でないと・・・痛いぞ」と言った。
182吾輩は名無しである:2001/03/05(月) 01:21
僕はこう結論つけた。
「一行リレーは文学の対極としてではなく、その一部として存在する」
183吾輩は名無しである:2001/03/05(月) 01:42
「ハルキさん、違うな。僕ならこう結論づける」
ドラゴンが言った。
【全ての一行リレー小説は消耗品である】
184吾輩は名無しである:2001/03/05(月) 01:44
「ドラゴン、違うな。俺ならこう結論づける」
反町が割り込んできて言った。
【言いたいことも 言えない こんな世の中じゃ ポイズン!」
185吾輩は名無しである:2001/03/05(月) 01:46
「反町、違うな。俺ならこう結論づける」
松葉杖をつきながら織田裕二が現れて言った。
【事件は会議室で起こってるんじゃない。現場で起こっているんだ!】
186吾輩は名無しである:2001/03/05(月) 01:53
「嘘だと言ってくれないか?」
鼠は真剣にそう言った。
187吾輩は名無しである:2001/03/05(月) 02:20
僕は力無く首をふり、鼠に向かい言った。「キミはもうホントはこの世に存在しないんだ」
188吾輩は名無しである:2001/03/05(月) 02:38
返事しない鼠になぜ答えないんだと尋ねると鼠はこう言った。
「今日は、返事したい気分じゃないんだ。」
189吾輩は名無しである:2001/03/05(月) 04:52
「誰か呼んだ?」といいながら、太った中年男がやってきた。
渡辺徹だった、隣に巨乳の妻をしたがえて。
190吾輩は名無しである:2001/03/05(月) 18:37
「それじゃこれでこの小説終わりだから。さいなら」と四人は、夜のラブホ
テル街へと消えていった。読者たちもパソコンの電源を切り、床についた。
191吾輩は名無しである:2001/03/05(月) 22:45
しかしこの小説にはささやかな後日談がある。
192吾輩は名無しである:2001/03/05(月) 23:34
辻仁成監督の手により、映画化されたのである。
193吾輩は名無しである:2001/03/05(月) 23:38
待って、それ。マジやだ。
自分の書いたものが一行でも辻に映像化されるなんて。
194吾輩は名無しである:2001/03/05(月) 23:44
映画化に際して当初はドラゴンがメガホンを取りたいとの強い要望があったのだが、
195吾輩は名無しである:2001/03/05(月) 23:52
本当はメガホンをとったのは、風俗王=反町隆史だった。
196吾輩は名無しである:2001/03/05(月) 23:54
反町隆史はいくのが異常に早いらしいと、風俗版で風俗嬢にチクられていたのだ。(実話)
197吾輩は名無しである:2001/03/06(火) 00:34
とにかく反町が監督となったのだが
ある問題が浮上してきた。
198吾輩は名無しである:2001/03/06(火) 00:48
主役をガッツがやるらしい・・
199名無し@乞う新展開!:2001/03/06(火) 00:54
そしてヒロインは…
200吾輩は名無しである:2001/03/06(火) 01:08
梅宮アンナ
201吾輩は名無しである:2001/03/06(火) 01:32
撮影中ガッツ石松が何者かに殺された。
202吾輩は名無しである:2001/03/06(火) 02:20
そこへ長身の男が現れた。「簡単なことだよワトソン君!真実というのは・・」
203吾輩は名無しである:2001/03/06(火) 02:22
その男が辻だった。
204吾輩は名無しである:2001/03/06(火) 02:24
「ガッツさんがクイズ番組で「鳴くよウグイス?」という質問に
「ホーホケキョ」と答えたということさ」と長身の男は言った。
205吾輩は名無しである:2001/03/06(火) 02:25
「辻だったらこう答えただろう。彼なら・・・」
206吾輩は名無しである:2001/03/06(火) 06:44
「僕は日本語を守りたい、そして焼き鳥を食べたい。レアでね。」
207吾輩は名無しである:2001/03/06(火) 06:55
「愛をください」と坊知事の追っかけをしているヤマンバが辻に
駆け寄った。
208吾輩は名無しである:2001/03/06(火) 09:15
と、突如大暴れする辻。
209吾輩は名無しである:2001/03/06(火) 11:37
そのときヤマンバが持っていたハサミで辻をグサリ
210吾輩は名無しである:2001/03/06(火) 13:36
と、突き刺そうとして途中で止めた。
211おやつ:2001/03/06(火) 14:46
すると突然、ヤマンバの両目から大粒の涙がこぼれ落ちた。
212吾輩は名無しである:2001/03/06(火) 14:48
そこへ駆け寄る2、3人の若い男達。
213吾輩は名無しである:2001/03/06(火) 16:09
『ヤマンバではない!彼女は....、彼女は.....!!』
214吾輩は名無しである:2001/03/06(火) 20:24
ヤマンバが絶命するとレポーターたちが殺到してきた。「辻さん、フランスの
アジア映画祭受賞おめでとうございます。」「Hotokeの次の作品の構想は?」
とのやつぎばやの質問に「次回作は今撮っているところさ」と辻はカメラに
向かってウインクした。
215吾輩は名無しである:2001/03/06(火) 21:11
その間にヤマンバの両目からこぼれ落ちた涙はゆっくりと落下していた。まるで永遠に下降しつづけるかのように。
216吾輩は名無しである:2001/03/06(火) 21:19
地面に吸い込まれた涙は、やがて小さな湖となり全てを飲み込んだ。
217吾輩は名無しである:2001/03/06(火) 22:26
そう、反町も辻も田中も加藤も石山も全てを飲み込んだ。
218吾輩は名無しである:2001/03/06(火) 22:50
そして唯一飲み込まれなかったもの、それは
219吾輩は名無しである:2001/03/06(火) 23:09
信用学に遺産だった。
220吾輩は名無しである:2001/03/06(火) 23:11
そう、それは…
221吾輩は名無しである:2001/03/06(火) 23:11
注)信用学に遺産〜洋楽版の有名人。いい人です。
http://cheese.2ch.net/test/read.cgi?bbs=musice&key=983785704
222吾輩は名無しである:2001/03/06(火) 23:17
信用学に遺産は、突然走りだした。
223吾輩は名無しである:2001/03/06(火) 23:20
そして、急に立ち止まり、壁に向かって話しかけた。「俺は正常だよね。」と。
224吾輩は名無しである:2001/03/06(火) 23:22
しかしそこに壁などなかったのだ。あったのは、
225吾輩は名無しである:2001/03/06(火) 23:29
ステージとマイクだった。
226吾輩は名無しである:2001/03/06(火) 23:34
そして、続けてつぶやいた。「痛みはないけど、あなたが遠くに見えます。」
227吾輩は名無しである:2001/03/07(水) 00:40
一生懸命歌います。「愛。覚えていますか?」おぼえてい〜ますかぁ・・
228吾輩は名無しである:2001/03/07(水) 00:52
しかし昼間見慣れた街の夜の顔は無口きわまりなかった。
229吾輩は名無しである:2001/03/07(水) 02:42
俺は暫く歩いた。そして、トンネルをぬけると、そこは雪国だった。
230吾輩は名無しである:2001/03/07(水) 04:34
そして、雪国を抜けると、そこはトンネルだった。
231吾輩は名無しである:2001/03/07(水) 05:29
トンネルを歩いて抜けると、向こうは春、遠くから風が渡った。
232吾輩は名無しである:2001/03/07(水) 06:24
風は薫り、まるで新しい僕を祝福するように
頬をそっと撫でて通り過ぎた。
233吾輩は名無しである:2001/03/07(水) 06:31
「そうか、ここが初めての場所だったんだ。」
ふいのホワイトアウト。
234吾輩は名無しである:2001/03/07(水) 06:37
何も見えない。ここは何処だったろう。懐かしい声が聞こえるか?
235吾輩は名無しである:2001/03/07(水) 07:41
僕は風の中で君を呼んでいる。
いつまでも、いつまでも、声の限りに―――
236吾輩は名無しである:2001/03/07(水) 07:50
遠い星だったよね、初めて会ったのは、君は覚えているか?
237吾輩は名無しである:2001/03/07(水) 08:04
不思議だ、君はいつこの星に来たのだろう? 
238吾輩は名無しである:2001/03/07(水) 08:43
異形の魂はこの星では生きられない、そうではなかったか?
239吾輩は名無しである:2001/03/07(水) 08:45
見ればわかる、ハッキリそれと。僕は間違えることはない。
240吾輩は名無しである:2001/03/07(水) 08:59
きっとこれが永遠に続くはずなんだ。
もう何も恐れないよ、君がいる限り。
241吾輩は名無しである:2001/03/07(水) 09:02
ただ、何処まで歩けば君が見つかるだろう、わからない。
242吾輩は名無しである:2001/03/07(水) 09:06
君の痕跡は、幽かなものだ、たとえば断片の手紙の切れ端。
243吾輩は名無しである:2001/03/07(水) 09:16
でも僕は読み取る、必ず、間違いなく君の魂の痕。必ず!
244吾輩は名無しである:2001/03/07(水) 09:21
言葉がどこに引っ掛かっていても、どんな形をしていても。
245吾輩は名無しである:2001/03/07(水) 09:29
君は忘れていないはずだ、僕らのあの遠い星の言語を!
246吾輩は名無しである:2001/03/07(水) 10:53
「アイシテル」
僕ら二人ののすてきな呪文。
247吾輩は名無しである:2001/03/07(水) 12:07
そんな地球語には翻訳できない、ほら、あの…
248吾輩は名無しである:2001/03/07(水) 12:08
星間用語でもない、ほら、あの、
249吾輩は名無しである:2001/03/07(水) 12:10
銀河星雲共用語に少し似てるが違う、あの…
250吾輩は名無しである:2001/03/07(水) 12:11
そうだ! ドラえもんが知っているかもしれない!!!
251吾輩は名無しである:2001/03/07(水) 12:15
走ろう! 走ろう! 走ろう! 走ろう! 走ろう! どこへ?
252吾輩は名無しである:2001/03/07(水) 14:13
とりあえずあげよう。
253吾輩は名無しである:2001/03/07(水) 23:10
「くだらないな。」と彼は吐き捨てるように言った。
254吾輩は名無しである:2001/03/07(水) 23:20
彼が吐き捨てた言葉は洞窟の中に響き渡り、いつまでたっても消えなかった。
255吾輩は名無しである:2001/03/07(水) 23:51
酒鬼薔薇だけど、なんか質問ある?
256吾輩は名無しである:2001/03/07(水) 23:52
元気かって? 元気だよ、だって療養中なんだもん、ボク。
257吾輩は名無しである:2001/03/07(水) 23:53
色々訊きたいことあるでしょ? ムフフフ、だ〜〜め!
258吾輩は名無しである:2001/03/07(水) 23:54
ボクは法律で保護されてるからね、だ〜れも近づけない。
259吾輩は名無しである:2001/03/07(水) 23:54
一つだけ教えてあげてもいいよ。猫殺し。
260吾輩は名無しである:2001/03/07(水) 23:55
あれは雌猫でね、どこにでも臭い臭いを撒き散らした、狂猫。
261吾輩は名無しである:2001/03/07(水) 23:56
臭くてたまらなかったよ。
262吾輩は名無しである:2001/03/07(水) 23:58
ドラえもんだけど、なんか質問ある? のび太はいないよ。
263吾輩は名無しである:2001/03/08(木) 00:02
かははははははは、ハンニバルと反町が信用学と遺産に会えば?
264吾輩は名無しである:2001/03/08(木) 00:27
・…そういう時世はついに来ない。
265吾輩は名無しである:2001/03/08(木) 03:18
いや違う、時間は実は空、一瞬の閃光の中に全てが在る、彗星のようだよ
266吾輩は名無しである:2001/03/08(木) 08:50
誤認は初めから眼の中にあった。熱の意味がそれと知覚されていない。
267吾輩は名無しである:2001/03/08(木) 21:28
信用学に遺産は再びゆっくりと歩き出した。すると...
268吾輩は名無しである:2001/03/08(木) 22:57
埴谷雄高が死霊のように歩いて来て言った「謎は解けるよ」
269吾輩は名無しである:2001/03/08(木) 23:24
いや、ちがう。なぞなど最初からなかったのだ
270吾輩は名無しである:2001/03/08(木) 23:27
謎ではない…では、なんだったのだろう、混沌と闇と歓喜は。
271吾輩は名無しである:2001/03/08(木) 23:49
邂逅は、本当に稀なことだよ、光の交差、個は歓喜して泣くしかない。
272吾輩は名無しである:2001/03/08(木) 23:51
範疇を遥かに超えたところから、でも個の命に来る、いま、ここ。
273吾輩は名無しである:2001/03/08(木) 23:58
嬉しかった、嬉しかった、会えてよかったと、告げなければ!
274吾輩は名無しである:2001/03/09(金) 01:08
僕はこのスレの最近の流れを見てある仮定を立てた。
つまり―――
275吾輩は名無しである:2001/03/09(金) 01:18
物語は多分、終わったんだ。
276吾輩は名無しである:2001/03/09(金) 01:37
しかしそれにも関わらず
僕らには一つの希望が残されているのも事実だ。
それはつまり―――
277吾輩は名無しである:2001/03/09(金) 01:43
どこにいても言葉はわかる、光は忘れることはない、絶対に。
278吾輩は名無しである:2001/03/09(金) 02:07
高く飛翔する、君は君の天を、ほら限りなんてないんだ!
279吾輩は名無しである:2001/03/09(金) 02:39
たった一行で書けるわけがない、僕らの涙は入りきれない。
280吾輩は名無しである:2001/03/09(金) 03:00
間違いなかったんだ……言葉が出ない…
281吾輩は名無しである:2001/03/09(金) 03:21
お前はポカンと口開けたまま修羅の飛翔を見るがよいとな?
282吾輩は名無しである:2001/03/09(金) 03:29
そのときぽかんと空けた口の中に向かって空から何かが落下してきた。
283吾輩は名無しである:2001/03/09(金) 03:31
モノリス! 超小型モノリス! 僕がゲットした!
284吾輩は名無しである:2001/03/09(金) 03:35
飲み込んではいけない。掌に出す。新しい地平がここから拓ける!
285吾輩は名無しである:2001/03/09(金) 03:45
そして僕はまばゆいばかりの光の中で全てを理解した。
つまり―――
286吾輩は名無しである:2001/03/09(金) 03:50
長すぎた旅の終わり、そして閃光の彼方へ誘う声!!
287吾輩は名無しである:2001/03/09(金) 04:16
僕は、そろそろ新しい展開に入ってもいいな、と思った。
288吾輩は名無しである:2001/03/09(金) 14:55
実に彼は詩に弱い。体顫えて涙出る。みっともなくもメロメロだ。
289吾輩は名無しである:2001/03/09(金) 14:57
至福の降雨は突然に 時を選ばぬ通り雨 びしょ濡れ
290吾輩は名無しである:2001/03/09(金) 14:58
今日街は皮を一枚ひっぺがしたような色をしている、眩しい。
291吾輩は名無しである:2001/03/09(金) 14:59
珈琲前に考える、どっちがミシンでどっちが洋傘?
292吾輩は名無しである:2001/03/09(金) 15:01
俺は傘、パッと開いて風に乗る。見ればもう手術台の上から
ミシンは消え、リズミカルな音だけが聴こえる……
293吾輩は名無しである:2001/03/09(金) 15:47
同じ人ばかりが書いていないだろうか?と僕は思った。
294吾輩は名無しである:2001/03/09(金) 16:27
違うんじゃないかな?と僕は思った。うますぎる連携……
295吾輩は名無しである:2001/03/10(土) 23:45
僕はこのスレの最終書き込み日時を見てある仮説を立てた。
―――みんな興味をなくしつつある―――と
296吾輩は名無しである:2001/03/11(日) 00:17
そして誰もいなくなった。完
297吾輩は名無しである:2001/03/11(日) 00:19
僕は彼女の中で果てた。
298吾輩は名無しである:2001/03/11(日) 01:01
第二部 ラーメン大好き小池さん殺人事件
299吾輩は名無しである:2001/03/11(日) 04:11
******** 第二部 完 ********
300吾輩は名無しである:2001/03/11(日) 04:54
******** 「一行リレー小説 第三章改善委員会」本部にて*******
「集まってもらったのはほかでもない。
 このスレッドをどうやればもっとレスがつくか
 知恵を貸してほしい」
委員長が言う。
301吾輩は名無しである:2001/03/11(日) 23:51
しりとり形式
302吾輩は名無しである:2001/03/12(月) 00:05
北国の春
303吾輩は名無しである:2001/03/12(月) 00:06
ルンバを踊る宍戸錠
304吾輩は名無しである:2001/03/12(月) 00:07
うんちをするうさぎ
305吾輩は名無しである:2001/03/12(月) 00:08
ギコ猫とモナーはどっちがいい奴?
306吾輩は名無しである:2001/03/12(月) 00:09
つまらないなあ。やはり、しりとりは。とあかねは思った。
307吾輩は名無しである:2001/03/12(月) 00:27
あかねは、寝転んだ。そして、
308吾輩は名無しである:2001/03/12(月) 00:29
陰部に手をあてがった。
309吾輩は名無しである:2001/03/12(月) 01:15
「これは此の世の事ならず」という声を聞いた。
310吾輩は名無しである:2001/03/12(月) 02:18
そのまま死んだ
311吾輩は名無しである:2001/03/12(月) 02:36
┌|∵|┘♪└|∵|┐♪┌|∵|┘ おわり ┌|∵|┘♪└|∵|┐♪┌|∵|┘
312吾輩は名無しである:2001/03/12(月) 03:17
僕はこのスレを読んでどうしようもない喪失感に感じた。
313吾輩は名無しである:2001/03/12(月) 03:25
初期のころのダイナミズムはもう帰らないのだろうか?
314吾輩は名無しである:2001/03/12(月) 14:48
そう考えながらも、春休み厨房が去るまで、いま少し、頭を低くしていようと
思い直した。
315吾輩は名無しである:2001/03/14(水) 16:46
頭の中が
316吾輩は名無しである:2001/03/14(水) 17:55
真っ赤になり、肛門に胡瓜を突っ込んで全裸で首をくくりたく
なった。
317吾輩は名無しである:2001/03/14(水) 18:24
本当のことを言おうか!
318吾輩は名無しである:2001/03/15(木) 02:13
このスレ惰性でレスがついてるだけなんだよねぇ〜とっくに終わってるんだよねぇ〜
319吾輩は名無しである:2001/03/15(木) 18:52

                               _____
               〜 本部長会議 〜    |AM 9:15 |
                                ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       ――――――――――――――――――――
          このスレが寂れた原因について、
          みんなに検討してもらいたい。
       ____________________
―――――――――――    ∨     ――――――――――――
エロとキャラに走りすぎだ。 ∧_∧    1人一行が守られていない。
___________  ( ・д・ )   ____________
     ∨  ∧_∧      ( 部長 )      ∧_∧   ∨
       ( ・д・)/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\(・д・ )
    ∧_∧部長/  /| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|\.  \部長∧_∧ イヤチガウ...
   ( ・д・) /  //  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.\\  \ (・д・ )
∧_∧部長/  //             \\  \部長∧_∧
( ・д・) /  //                \\  \ (・д・ )
 部長 /  //                   \\  \ 部長
  ∧                                   ∧ 
―――――――――――――    ―――――――――――――
 話がつながらず、厨房に      同じ人が連続してレスする。
 妨害される。       
_____________    _____________
320吾輩は名無しである:2001/03/15(木) 19:01

                               _____
               〜 本部長会議 〜    |PM 17:15 |
                                ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       ――――――――――――――――――――
        このスレの今後のあり方について、
        みんなに検討してもらいたい。
       ____________________
―――――――――――    ∨     ――――――――――――
もう終わらせるべきだ。   ∧_∧    厨房が入り込んだらダメだね。
___________  ( ・д・ )   ____________
     ∨  ∧_∧      ( 部長 )      ∧_∧   ∨
       ( ・д・)/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\(・д・ )
    ∧_∧部長/  /| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|\.  \部長∧_∧ イヤチガウ...
   ( ・д・) /  //  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.\\  \ (・д・ )
∧_∧部長/  //             \\  \部長∧_∧
( ・д・) /  //                \\  \ (・д・ )
 部長 /  //                   \\  \ 部長
  ∧                                   ∧ 
―――――――――――――    ―――――――――――――
 所詮、こうなる運命         うーん。いいスレだった
 だったのさ             のに残念かモナー。
_____________    _____________
321吾輩は名無しである:2001/03/15(木) 19:03
〜 会議終了 〜      |PM 17:30 |
                                ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       ――――――――――――――――――――
        えーと、そろそろ時間ですが、ではこれまでと
        同じ方針でということで、皆さんよろしいですね?
       ____________________
――――――――――      ∨     ―――――――――――
 賛成賛成〜 (ハヤクオワロー)  ∧_∧    無理な変化は禁物だからな
__________   ( ・∀・ )   ___________
     ∨  ∧_∧ZZZ..   ( 部長 )      ∧_∧   ∨
       ( -∀-)/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\(・∀・ )
    ∧_∧部長/  /| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|\.  \部長∧_∧ナンノ カイギ
   ( ・∀・) /  //  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.\\  \ (・∀・ )ダッケ コレ?
∧_∧部長/  //             \\  \部長∧_∧
( ・∀・) /  //                \\  \ (・∀・ )
 部長 /  //                   \\  \ 部長
  ∧                                   ∧ 
―――――――――――――    ―――――――――――――
 おい、今日の飲み会の会場      今日もいい仕事したな〜(会社を支え
 はどこだっけ?              ているのは我々だな、やっぱり...)
_____________    _____________
322吾輩は名無しである:2001/03/16(金) 14:19
しかしこのスレが沈んでいくことを
みすみす見逃すには躊躇いがある。
323吾輩は名無しである:2001/03/16(金) 15:00
独身男性板で、リレー小説スレがあるので、有閑な独身の文学な男性は遊びにきてくれたまえ。
寂しげな風の囁きを聞いた気がした。きっと気のせいだろう。
僕は、疲れているのだ。
324吾輩は名無しである:2001/03/17(土) 12:32
原点に戻ろう、やっぱり春樹風で行こう、
僕はそう決心した。
325心無:2001/03/17(土) 17:01
DDI POCKETから利用明細書が来た。430円だった。
それらは全て、あの娘にかけたものだった。
「やれやれ」
僕は煙草に火をつけ、虚空を仰いだ。
326吾輩は名無しである:2001/03/17(土) 17:55
原点は春樹じゃないのに、と僕は思った。
327吾輩は名無しである:2001/03/17(土) 18:21
じゃあ何なんだ、
1は明らかに「風の歌を聴け」のパロディじゃないか、
と僕はミツルに抗議した。
328一行:2001/03/17(土) 18:27
「スタートはラインだけ、何処へでも走れるさ」とミツルが言う。
329心無:2001/03/17(土) 20:34

「ちょっと待て、君は彼女を諦めたんじゃなかったのか」
と僕は言った。彼に対して敵意も憎悪も抱いていない。
おーけー、いいだろう。認めよう。僕は彼が大嫌いだ。
330吾輩は名無しである:2001/03/17(土) 21:25
彼はいささか心外だと言う顔をして言った。
「嫌いだって?いいだろう。それもまた一興」
331吾輩は名無しである:2001/03/17(土) 23:04
「第1章のスタートは春樹風じゃなくてカミュだったのさ」風がささやいた。
332吾輩は名無しである:2001/03/17(土) 23:06
「一つだけ聞いていいかい?」
と僕は風に言った。
333吾輩は名無しである:2001/03/17(土) 23:40
「いいとも、何だい?」
風が囁く。
334吾輩は名無しである:2001/03/18(日) 16:06
「僕は周囲の人に理解されたいだけなんだ。寂しがりやなんだ。」
335吾輩は名無しである:2001/03/18(日) 16:45
「オーケーわかった。でも何故sage書きするんだい?」
336吾輩は名無しである:2001/03/18(日) 17:03
誰のいない窓の外に向かって話しかける息子に心配したママンは精神科に相談に出かけた。
337吾輩は名無しである:2001/03/18(日) 17:06
「そ、それは、つ、つい・・・・。」なんて意地悪な風なんだと僕は思った。
338吾輩は名無しである:2001/03/18(日) 17:10
「’それはつい’じゃないよ。
 君のそういうところが受け入れて
 もらえない原因なんじゃないか?」
339吾輩は名無しである:2001/03/18(日) 17:15
風は強さと冷たさを増し、僕の体に吹きつけてきた。
340吾輩は名無しである:2001/03/18(日) 17:27
「うちの息子がおかしいんです。風が、とかなんとかいって独り言を…」精神科にその日尋ねてきた女性は口火を切った。40台半ばくらいの綺麗な女性だ。
341一行:2001/03/18(日) 17:46
「ご本人はどこです?」医者は眼鏡越しにジロリと一瞥した。
342吾輩は名無しである:2001/03/18(日) 17:49
僕は風が話すのをじっと待った。
343一行:2001/03/18(日) 18:01
「だいたい自分の何を理解してほしいわけ?」風は冷たく言った。
344心無:2001/03/18(日) 20:33
「ママンという書き方はカミュのパロディだ」なんて今さら言うつもりはない。
僕は僕を理解して欲しかったんだ。例え論理学的には、それが不可能だとしても。
345名無し@乞う新展開!:2001/03/20(火) 09:44
そして誰もいなくなった。ママンも、ドラえもんも、そして春樹も。
346名無しさん@いらっしゃい:2001/03/20(火) 10:37
「そろそろ出番か」とモニターから飛び出したのは、ギルバート鈴木だった。
347吾輩は名無しである:2001/03/20(火) 10:42
キーボードを叩いていた小説家、坂口新之助は驚いた!!
348心無:2001/03/20(火) 11:33
「何をそんなに驚いているのかね?」背後から彼の型を叩く者があった。
349吾輩は名無しである:2001/03/20(火) 11:35
ゲッ!森山警部だ。
350なんだか:2001/03/20(火) 11:38
第一章、第二章の登場人物がどんどん登場しはじめたぞ。
351心無:2001/03/20(火) 11:51
「人は本質をその本質をつかれた時、喜怒哀楽や驚きの感情を剥き出しにするものなんだがねぇ」
警部は歪んだ口でヒヒヒと笑った。

# >>350 感想をつけるのなら、コメント行にして下され
# ← コメント行のマーク
352350:2001/03/20(火) 12:00
「森山、お前、第三章に来ても相変わらず、病んでるな」

# >>351 #←付けるのね。わかりました。
# >>351 一行守れよ。
353吾輩は名無しである:2001/03/20(火) 15:15
959 名前:吾輩は名無しである投稿日:2001/02/06(火) 21:34
森山警部。本名:森山正義 血液型:A型 趣味:仕事 妻子:なし。独身 年齢:45歳 出身地:青森県


960 名前:吾輩は名無しである投稿日:2001/02/06(火) 21:36
プロフィール:東京大学卒。警視庁捜査一課 刑事部長。
殺人事件担当。


961 名前:吾輩は名無しである投稿日:2001/02/06(火) 21:38
性格:まじめ。正義感強し。短気。ときどき発作的に発狂する癖あり。


962 名前:吾輩は名無しである投稿日:2001/02/06(火) 21:39
好きな言葉:死ぬ気になれば出来ない事はない。


963 名前:吾輩は名無しである投稿日:2001/02/06(火) 21:40
森山は考えていた。そして、・・・・・


354吾輩は名無しである:2001/03/20(火) 15:17
「ギルバート鈴木、君を逮捕する!」
355吾輩は名無しである:2001/03/20(火) 15:38
次の瞬間、ギルバート鈴木は森山の方を振り向くやいなやポーズを決めつつこう叫んだ。
356吾輩も名無しである:2001/03/20(火) 17:09
しぇーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ
357拳法の使い手か:2001/03/20(火) 18:26
ギルバートの爪先が森山警部の喉元を撃つ!!
358吾輩は名無しである:2001/03/20(火) 18:54
森山はすばやく攻撃をかわし、後ろ回しげりをギルバードにくらわした。
359吾輩は名無しである:2001/03/20(火) 19:13
うげっ!

#(風俗版に「一行リレー小説 第一章(in風俗版)」があります。エロねた好きな方はこちらへどうぞ。)
360一行:2001/03/20(火) 19:29
…いつの間に眠ってたんだろう、僕は急に夢から醒めた。
361吾輩は名無しである:2001/03/20(火) 19:32
すると、辺りはセミの声に包まれていた。
362吾輩は名無しである:2001/03/20(火) 19:36
「これ以後、春樹文体は禁止」セミはそういってオシッコをひっかけた。
363吾輩は名無しである:2001/03/20(火) 19:54
「よくわからないな」
僕は蝉に言った。
364吾輩は名無しである:2001/03/20(火) 20:01
「わかってるくせに!」またセミがオシッコをひっかけた。
365吾輩は名無しである:2001/03/20(火) 20:15
オシッコは夏の強い日差しで輝いて見えた。それはまるで、
366吾輩は名無しである:2001/03/21(水) 22:21
雨上がりの空に架かる虹のようだった。
367吾輩は名無しである:2001/03/21(水) 22:40
その虹はおしっこが乾いても残り、歩く人を転ばせてたのしむのだった。
368吾輩は名無しである:2001/03/22(木) 19:24
「やれやれ、このスレは寂れていく一方だな」
春樹が出てきて言った。
369心無:2001/03/22(木) 20:30
「ディレク・ハートフィールドは雑文ばかりを撒き散らしていた」
それは、虚しいツブヤキだった。
370吾輩は名無しである:2001/03/22(木) 21:55
…僕はそうした心の内の様々な呟きをとりあえず封印する。そして、
371吾輩は名無しである:2001/03/22(木) 23:47
プールに泳ぎに行くことに決めた。
372吾輩は名無しである:2001/03/23(金) 03:45
クロールで軽く100メートルを泳ぎ、大きく息をついたその時だった!
373たすけてーー:2001/03/23(金) 09:19
プールで誰かが溺れてる!!
374吾輩は名無しである:2001/03/23(金) 17:29
僕は思った・・・「なぜsageる???)
375吾輩は名無しである:2001/03/23(金) 18:36
いや、そんなことはどうでもいい、
早く助けなければ、
さて溺れている人を引き上げてみると
なんとドラゴンだった。
376 一行:2001/03/23(金) 23:40
…そんなはずはない、落ち着け。ここは市営プールだ。僕は自分に言った。
377吾輩は名無しである:2001/03/24(土) 00:43
「とりあえず、ここまでのあらすじを説明してくれ」と。
378吾輩は名無しである:2001/03/24(土) 02:07
そうだ、ドラゴンであるはずはない、
ドラゴンが平日の昼間から市営プールに
来るわけない、奴は今ごろ
二日酔いで寝ているはずだ。
379あきゆき:2001/03/24(土) 04:32
と、アイラーは言った。
380吾輩は名無しである:2001/03/24(土) 09:26
「息をしていない。蘇生させなければ。人工呼吸を・・・」アイラーは慌てた。
381芋ゴリラ:2001/03/24(土) 10:54
お、お、落ち着くんだ、いいぞアイラー、息を吸い込め。
382ドレミファ名無シド:2001/03/24(土) 11:09
吸い込みすぎてむせるアイラー
383一行:2001/03/24(土) 11:42
落ち着け! 僕は僕、アイラーは監視員、溺れているのは誰だ?
384芋ゴリラガッパ:2001/03/24(土) 11:55
上村龍、おかしい。奴は武蔵野の河童と言われてあの伝説の12時間耐久玉川上水川登国立市代表なのに、
385テキーラ:2001/03/24(土) 12:43
ぷくぷくぷくぷくぷくぷくぷぅ。
386吾輩は名無しである:2001/03/24(土) 12:50
「破壊せよ」と。
387一行:2001/03/24(土) 12:57
また僕の頭の中で声がした。しかし今は上村龍を助けなければ!
388テキーラ:2001/03/24(土) 13:20
そこですく、と足が止まった、俺は極度の風呂嫌いだ。
389ファイチングまちこ先生:2001/03/24(土) 13:24
思わず「だからぁ、濡れるの?チョ〜だめぇ。ムリ?ってかんじぃ。」
390吾輩は名無しである:2001/03/24(土) 16:59
アイラーの頭の中は混乱し、ドラゴンの腹にフックを食らわせrた。
391ファイチングまちこ先生:2001/03/24(土) 20:12
げどげどげど、ぐふぅ。
392吾輩は名無しである:2001/03/25(日) 14:33
ドラゴンは口から水を噴出し、呼吸と意識を取り戻した。恐るべしアイラー!
393テキーラ:2001/03/25(日) 15:29
ブラボー・アイラー!ハレルヤ・アイラー!チャオ・アイラー!デラホーヤ・アイラー!
394芋ゴリラガッパ:2001/03/25(日) 15:48
ドラゴンの意識は混濁していたがこれだけは、はっきり思った「アンタ誰?」
395上岡龍太郎:2001/03/25(日) 17:33
おいら?アイラー=cのマスクを被った実はフィジーの小人。
396ビル・ゲイテュ:2001/03/25(日) 17:45
俺はこんな奴にナック・アウトさせられるほど弱っていたのか、いかん。
397一行:2001/03/25(日) 21:07
溺れていた上村龍は蘇生した。監視員アイラーの腕に僕は感服した。そして、
398吾輩は名無しである:2001/03/25(日) 22:45
おもむろに、ドラゴンはアイラーにキスをした。
399吾輩は名無しである:2001/03/25(日) 22:52
アイラーは一瞬何が起きたのか理解できなかった。そして我に返った。

#(風俗版に「一行リレー小説 第一章(in風俗版)」があります。みなさんのカキコしてね。)

400一行:2001/03/25(日) 23:25
アイラーは真っ赤になった。ウブなのだ。僕は微笑んだ。
401吾輩は名無しである:2001/03/25(日) 23:27
僕がこの非現実的でバカらしい話を
語るのには少しばかり理由がある。
それは
402吾輩は名無しである:2001/03/25(日) 23:41
ドラゴンのことをよく理解してもらうためであり、そして・・・・
403吾輩は名無しである:2001/03/25(日) 23:50
僕も狂おしいほどにアイラーを愛していたからだ。
404吾輩は名無しである:2001/03/25(日) 23:55
市営プールに来る人間は、大抵監視員アイラーに魅了される。
405吾輩は名無しである:2001/03/26(月) 00:00
僕も一目見てアイラーの虜になった。
406吾輩は名無しである:2001/03/26(月) 00:08
上村龍が溺れアイラーが救けた時は、複雑に胸が騒いだ。だが
407吾輩は名無しである:2001/03/26(月) 00:26
それ以上にアイラーがドラゴンを助ける姿に魅了された。

(坂口安吾のように長い文章を一文で書くチャレンジャー募集)
408吾輩は名無しである:2001/03/26(月) 00:42
プールサイドで僕はしばし放心した。人々がざわめいている。

(上村龍=ドラゴン、表記統一。安吾ふるくないか?)
409吾輩は名無しである:2001/03/26(月) 00:51
恥ずかしいことなのだけれど
僕は興奮して射精してしまった。

(いいものは良い。安吾は今も十分に今日性がある。)
410吾輩は名無しである:2001/03/26(月) 01:02
人々の視線を避けてプールに入った。上村は担架で運ばれていった。

>>379で初めて出てる<アイラー。「あきゆき」って君か?)
411吾輩は名無しである:2001/03/26(月) 01:15
アイラーは一仕事を終えると
バスタオルで身体を丹念に拭いて
煙草を一服した。
412一行:2001/03/26(月) 01:18
再び子供達の声が響きはじめ、プールはいつもの表情に戻った。だが
413吾輩は名無しである:2001/03/26(月) 01:25
僕の周囲には薄暗いぼんやりとしたモヤのようなものが残った。
僕はそれを文章に置き換えることができる。それは
414吾輩は名無しである:2001/03/26(月) 01:31
ああ、また僕は僕自身の幻想の魔手に引きずり込まれるのか…
415渡辺の粉末ジュウスだもう一杯エノケン10円:2001/03/26(月) 06:07
「ブゥアカ野郎三十両の金、耳ぃ揃えて返せネエンなら、娘は連れてイクズゥエッ」
上田吉二郎はそう凄むと、ブルドーザーをプールに突っ込ませた。
416テキーラ:2001/03/26(月) 06:20
グゥワキグゥワキグゥワキィ、轟音とともにフェンスが破れ黒いオイルが
417吾輩は名無しである:2001/03/26(月) 17:30
…プールの中で立ち尽くしていた僕は身を震わせて我に返った。そして
418吾輩は名無しである:2001/03/26(月) 22:18
僕は全てを悟ったのだ。それはつまり―――
419吾輩は名無しである:2001/03/26(月) 23:44
一行リレー小説は僕を何処にも連れて行かないということだ。
420一行:2001/03/26(月) 23:46
僕が全てと語れるのはママンの言うような病気ではない、それは
421吾輩は名無しである:2001/03/27(火) 00:15
医者が病名を付けるような種類のものでもない。本当は
422吾輩は名無しである:2001/03/27(火) 00:30
エントロピーの法則的なものだ、生命力の別態と言える。僕は
423一行:2001/03/27(火) 00:35
自分の命を周囲の全てに託している、空気に水に緑に風。だから
424一行:2001/03/27(火) 00:36
自分の命を周囲の全てに託している、空気に水に緑に風。だから
425吾輩は名無しである:2001/03/27(火) 00:45
「ニ重に書いては勿体ないだろ!」と空気が叫ぶ。緑は
426吾輩は名無しである:2001/03/27(火) 01:01
「終わりは音も無く来る」と呟く。風は僕の耳元でささやく、
427一行:2001/03/27(火) 01:02
「楽しかったよ」
428吾輩は名無しである:2001/03/27(火) 01:19
「ほんとうに!」僕はそう答え、一つの時節の終わりを悟る。
429一行:2001/03/27(火) 01:31
時が僕を解放し僕は全てを放して、僕に還った。
430吾輩は名無しである:2001/03/27(火) 01:38
新しい物語が始まる、新しい人々の間に。ほら…
431吾輩は名無しである:2001/03/27(火) 02:16
ドラゴンのロブスターがっつきながら
ゲヘゲヘ笑っているよ。
432吾輩は名無しである:2001/03/27(火) 02:32
口の端からこぼれる汁を思わずずずずっと吸ってしまうよ。
433一行:2001/03/27(火) 02:53
腹がくちくなると眠気がさしてヘラヘラ笑いながら僕は寝た。
434吾輩は名無しである:2001/03/27(火) 03:41
僕は夢を見た。
435吾輩は名無しである:2001/03/27(火) 03:42
うんこぷりぷりである。
436テキーラ:2001/03/27(火) 10:06
ある映画のシーンのようになってまい僕は慌てふためき大急ぎで
437吾輩は名無しである:2001/03/27(火) 11:14
街を駆け抜けて港へ向かった。高速船が接岸している。
438吾輩は名無しである:2001/03/27(火) 23:20
先生。最近私達変な夢ばかり見るんです。
439吾輩は名無しである:2001/03/27(火) 23:43
それはね、モリモリ食べるからだよ。
440吾輩は名無しである:2001/03/28(水) 00:51
船に乗る客の中の教師と生徒達らしい一団がそんな会話をしている。僕は
441吾輩は名無しである:2001/03/28(水) 23:19
彼らに話し掛けてみた。
「僕らは何処に行くのだろう?」
442一行:2001/03/29(木) 12:12
女生徒らは一斉に振り返り、若い教師は訝しげな眼でまともに僕を見た。
443テキーラ:2001/03/30(金) 13:10
決まっているだろう!国外逃亡だよ!日本はもう腐敗しきっていることぐらい分からんのか!
444吾輩は名無しである:2001/03/30(金) 17:07
「よくわからないな」僕は言った。
445吾輩は名無しである:2001/03/31(土) 00:53
若い教師の眼は過激な熱を帯びていたが、僕は読み違えたかもしれない。
446夜空ノムコウ:2001/03/31(土) 11:39
教師の眼はまさに「イッチャッテ」た…。
447吾輩は名無しである:2001/03/31(土) 13:02
「すごいぞお前たち! これを読めば文学の才能は100倍にもなるんだ! うひゃひゃひゃ!」
 教師はそう言って柳美里の「魂」を取り出した。
448吾輩は名無しである:2001/03/31(土) 13:04
「先生、それはただのガラクタだよ」 僕は言った。
449吾輩は名無しである:2001/03/31(土) 23:49
しかし言ってしまった後ですぐに後悔した。
450吾輩は名無しである:2001/03/31(土) 23:54
なぜなら彼は僕に向かって銃を向けたからだ。
451吾輩は名無しである:2001/04/01(日) 02:14
僕は事態が上手く飲みこめずに混乱した。
452吾輩は名無しである:2001/04/01(日) 03:24
船酔いのときに似た眩暈が、不意に僕を襲った。
453吾輩は名無しである:2001/04/01(日) 04:42
そして気付いたときには僕は井戸の底にいた。
454吾輩は名無しである:2001/04/01(日) 22:16
「先生。気違い同士助け合うのは無理だろ?」
455一行:2001/04/02(月) 00:02
僕はまた僕だけの世界にいたのだ。女生徒達を遠ざけて、教師は言った。
456吾輩は名無しである:2001/04/02(月) 00:05
「マターリしてるのが一番さ」
457吾輩は名無しである:2001/04/02(月) 15:59
「そうかもしれない」と僕は言った。
458一行:2001/04/02(月) 23:52
乗船を促すアナウンスに人々が動き出す。教師も船へ向かった。僕は
459誰?:2001/04/03(火) 01:09
井戸の底で丸い空を見上げてる。白煙を吐きながら戦闘機が飛行する。あぁ、、
460吾輩は名無しである:2001/04/03(火) 21:45
僕は一つ大事なことを忘れていたことに気付いた。
それは
461吾輩は名無しである:2001/04/03(火) 22:50
僕は意識狭窄になる時、井戸の底のように感じるんだ。とすれば、
462吾輩は名無しである:2001/04/04(水) 00:14
彼からの短いキス。そして今度は私からの長い長いキス。私は涙がこぼれてしまった。
463吾輩は名無しである:2001/04/04(水) 00:21
いや話を戻そう。
つまり僕が一番言いたいのは
464吾輩は名無しである:2001/04/04(水) 00:23
これは現実なのか、確かに国境を越える時に機関銃の音を聞いた。
465吾輩は名無しである:2001/04/04(水) 00:28
そして僕の前を走る老人が倒れ、かがみ込んだ少女に駆け寄った時・・
466吾輩は名無しである:2001/04/04(水) 00:30
機関銃? ふと日本の夏の暑い暑い夏の花火を思い出した。
「バカだな・・・」少し彼は自嘲気味に笑った。
467吾輩は名無しである:2001/04/04(水) 00:40
さいきんリレーになっていない!
また一からやり直さないか?
それとも「恋愛もの」「ハードボイルドもの」「時代劇もの」などなど、別スレを立てるか?
468一行:2001/04/04(水) 00:47
混乱は僕の心にある。僕はハッと我に返り、出港する船を見送る。
469名無しさん@1周年:2001/04/04(水) 00:55
紙テープで別れを惜しむ皆がそこにいて、そこが余りに僕と隔絶していたがために
僕は逃げる様に手を振り回してそこに加わろうとした。
470吾輩は名無しである:2001/04/04(水) 01:16
高速船は岸壁を離れ、白い航跡を残してみるみる遠ざかった。
471吾輩は名無しである:2001/04/04(水) 01:43
風は激しく頬を叩く。水面には無数のクラゲが漂っている。
472吾輩は名無しである:2001/04/04(水) 02:12
僕の人生は、ここで終わる。
―――――――――――――――――――終了――――――――――――――――――
473吾輩は名無しである:2001/04/04(水) 02:15
僕は何度そうやって線を引いてみたことだろう。だが明日は来る。
474吾輩は名無しである:2001/04/04(水) 02:47
これは・・磯の香りなのか、あるいはなにかの腐臭なのか、判断がつかないまま歩き続けた。
475吾輩は名無しである:2001/04/04(水) 02:57
「先生。私に教えてくれたのは数や文字や使えない英語だけ。もっと人を教えてよ。」
476吾輩は名無しである:2001/04/04(水) 03:01
そんなことを言った同級生もいたっけ。だがもう僕は全て卒業だ!
477吾輩は名無しである:2001/04/04(水) 03:06
そしてまた、僕は夢をみる。
478吾輩は名無しである:2001/04/04(水) 03:13
今度は現実につながる夢。数日後に僕は大学に入学する。専攻は
479吾輩は名無しである:2001/04/04(水) 03:15
花の色は移りにけりないたずらに 我が身よにふるながめせしまに
480吾輩は名無しである:2001/04/04(水) 03:22
…国文学を勧めたのはママンだ。だが僕は言うままにはならない。
481吾輩は名無しである:2001/04/04(水) 04:35
というより、ここまでのあらすじを説明しなくては。
482テキーラ:2001/04/04(水) 06:52
村上龍またの名ドラゴン仮名で上村龍、彼が
483吾輩は名無しである:2001/04/04(水) 13:25
市営プールで溺れたが監視員に救われた。見ていた僕がこの物語の主人公。
484吾輩は名無しである:2001/04/04(水) 15:19
ほおほおそれで?
485吾輩は名無しである:2001/04/04(水) 17:14
気がつけば、僕の思考を冷笑し続けるもうひとり「僕」が。
486吾輩は名無しである:2001/04/04(水) 18:22
「僕」と「僕」とが対面したその時、
487吾輩は名無しである:2001/04/04(水) 18:40
僕は全てを理解した。
「春樹」と「ドラゴン」は同一人物だったのだ!
488吾輩は名無しである:2001/04/04(水) 21:10
いや、僕は風や空気と言葉を交わす自閉的な悪癖を捨てた。
489吾輩は名無しである:2001/04/05(木) 00:03
いや、正確には、自閉的な悪癖だと解釈する「僕」を捨てたというべきか。
490吾輩は名無しである:2001/04/05(木) 00:08
僕は僕であって僕でない。僕はこの世に生きても死んでもいなかった。
491一行:2001/04/05(木) 00:11
それはさながら生きる廃人のような不気味さを
周囲の者に与えただろう。
492一行・本物:2001/04/05(木) 00:17
>>491 騙りはやめちくれ。古くからの名なんよ。過去ログ見れ。

それは昨日までの僕だ。あの教師の眼に出遭って、変わった。
493491:2001/04/05(木) 00:31
>>492
本物の「一行」さん、ごめんなさい。
コテハンさんだとは思わなかったんです。
前のレスが二行で書いてあったので
「一行」!と注意を促すために
この名で書き込んだのですが。
不快に思ったらごめんなさいね。

しかし「変わる」というのは不適当な言葉かもしれない。
むしろ本来の自分を取り戻した言った方がいいかもしれない。

494吾輩は名無しである:2001/04/05(木) 00:36
そう、あの教師。
僕はそれまで教師というものは人畜無害の給与所得者だとしか認識してなかった。
しかし、どうやらあいつはそれまでの「教師」のように人格者のふりすら示さなかった。むしろ悪意の塊のように生徒に、特に僕に接するのだった。
あまりの根拠不明の悪意の表れは、むしろ新鮮ですらあったぐらいだ。
495吾輩は名無しである:2001/04/05(木) 00:36
そのとき何かが熱くほとばしった。それは
496吾輩は名無しである:2001/04/05(木) 00:39
スペルマである、というのは
脱線に繋がるのでこの際よしておこう。
熱くほとばしる、それは
497吾輩は名無しである:2001/04/05(木) 00:39
快楽なのか、激痛なのかしばらく判断できなかった。
498吾輩は名無しである:2001/04/05(木) 00:41
勿論、人によってその見解は異なるだろう。
もし前者を採用するならば
499吾輩は名無しである:2001/04/05(木) 00:49
交差した視線の快楽。女生徒達と高速船で去ったあの教師は、
500一行:2001/04/05(木) 01:02
>>493 早速の名乗りありがとう!一行で書くのよ、一行は)

何者だったのだろう。見知らぬ男の眼の中の何かが、僕を撃った。
501吾輩は名無しである:2001/04/05(木) 01:40
この既視感。
502吾輩は名無しである:2001/04/05(木) 01:56
破壊せよと。
503吾輩は名無しである:2001/04/05(木) 02:13
そして彼は外に飛び出した。何かに追われるようにして。
504吾輩は名無しである:2001/04/05(木) 02:18
壊せ壊せ壊せ、そんな言葉が自分にどこからか投げかけられた。
505吾輩は名無しである:2001/04/05(木) 02:32
だが僕はもはや自分を見失わない。港から街へ戻る道で僕は、
506吾輩は名無しである:2001/04/05(木) 02:54
奇跡的なまでに美しい少年に出会った。彼の名は、
507吾輩は名無しである:2001/04/05(木) 03:42
アイラー
50869風:2001/04/05(木) 03:43
というのは勿論嘘で
509吾輩は名無しである:2001/04/05(木) 04:04
アルバート
510吾輩は名無しである:2001/04/05(木) 11:35
容貌はアジア系である。
511吾輩は名無しである:2001/04/05(木) 11:36
別名を中上と言った
512吾輩は名無しである:2001/04/05(木) 11:36
チューヤン
513吾輩は名無しである:2001/04/05(木) 12:00
そこに現れたのは麻子という女でこれは女教師。
514吾輩は名無しである:2001/04/05(木) 12:16
険しい表情でこちらを一瞥すると、足早に去っていった。
515吾輩は名無しである:2001/04/05(木) 12:19
つまり今の現象を説明すると、
516吾輩は名無しである:2001/04/05(木) 12:28
これから発生する諸事件の前奏である。
517吾輩は名無しである:2001/04/05(木) 13:07
だから麻子は、
518吾輩は名無しである:2001/04/05(木) 13:23
「リレー小説、恋愛篇」から迷い込んだのだった
519名無しさん@公演中:2001/04/05(木) 13:31
その時っ!
520吾輩は名無しである:2001/04/05(木) 15:13
修平が現れた!おっと、これも迷子か。
521吾輩は名無しである:2001/04/05(木) 15:24
そして、この物語は迷宮入りした。
522吾輩は名無しである:2001/04/05(木) 15:57
いや話を戻そう。
僕が言いたいことは
523テキーラ:2001/04/05(木) 16:01
女生徒と教師は高速船に乗って
524吾輩は名無しである:2001/04/05(木) 16:05
宇宙旅行へと飛び立った。
525吾輩は名無しである:2001/04/05(木) 16:20
そして、彼女らはお星様になりました。☆〜・・・・・・・
526吾輩は名無しである:2001/04/05(木) 16:30
先生、助けてください。私達最近変な夢ばかり見るんです。
527吾輩は名無しである:2001/04/05(木) 17:14
「宇宙には空気がないからね」先生は静かに言った。
528吾輩は名無しである:2001/04/05(木) 18:00
「ところで・・・」先生は笑いをかみ殺しながらこちらを向いた。
529吾輩は名無しである:2001/04/05(木) 18:04
「星の王子様に会わせてあげようか?」
530吾輩は名無しである:2001/04/05(木) 19:39
彼はもう中年になって髪も薄くなってきたけど、いいやつだよ。
531吾輩は名無しである:2001/04/05(木) 21:35
…ああ、果てしなく膨らむ幻想に幕を引こう。明日は入学式だ。
532吾輩は名無しである:2001/04/05(木) 22:25
あした俺は火星第3中学校に入学する。
533吾輩は名無しである:2001/04/05(木) 23:41
火星とはいえ公立である。
534吾輩は名無しである:2001/04/05(木) 23:43
火星とはいえ公立である。
535吾輩は名無しである:2001/04/05(木) 23:47
火星とは仮性しかいないのか? よくそんな質問をされるが・・・
536吾輩は名無しである:2001/04/05(木) 23:49
くり返してしまった。挫折感故である。流刑の地、火星第3中学。
537実習生さん:2001/04/06(金) 00:22
http://mentai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=edu&key=986463883

このスレを宜しくお願いします。
538吾輩は名無しである:2001/04/06(金) 04:26
そんな女の、ひとりごと♪
539吾輩は名無しである:2001/04/06(金) 04:36
僕はそろそろ本気を出してこのスレに取り組もうと思った。
僕の定義では「本気」というのは
540吾輩は名無しである:2001/04/06(金) 04:52
いや、定義なんてどうでもいい。それより俺は木星までヒッチハイクでいかなければならない。なぜなら、
541あるケミストさん:2001/04/06(金) 06:12
『まんこ礼賛』に読みふけってみる。
542吾輩は名無しである:2001/04/06(金) 21:54
なぜなら、今日は僕の頭の中に友達ができたから。
543吾輩は名無しである:2001/04/06(金) 22:08
そして、僕はリチウムを飲んで正気を取り戻した。
544吾輩は名無しである:2001/04/06(金) 23:47
大学生になる僕が専攻するのは、母親が勧める国文科ではなく、
545吾輩は名無しである:2001/04/07(土) 00:52
end
546吾輩は名無しである:2001/04/07(土) 05:04
精神医学だ。自分の頭の中をよく理解するために。
547吾輩は名無しである:2001/04/07(土) 14:31
ところで僕が精神医学を学んでいる時に面白い発見をした。
それは
548吾輩は名無しである:2001/04/08(日) 02:05
ずっと後の話だ。今日は入学式。一種の熱狂がキャンパスに渦を巻いている。
549名無し:2001/04/08(日) 07:39
おにいちゃーん!
550吾輩は名無しである:2001/04/08(日) 08:00
満開の桜の下で、僕は声のする方に振り返った。
551吾輩は名無しである:2001/04/08(日) 14:41
よく見るとそれは妹ではなく、
552吾輩は名無しである:2001/04/08(日) 17:18
貴乃花だった。
553吾輩は名無しである:2001/04/08(日) 17:59
いや、違う。声の主は目の前にいるこの大男の後ろにいるようだよ、ママン。僕は空を仰いだ。
554吾輩は名無しである:2001/04/08(日) 22:02
「ママン?」訝しげにそう呟きながら、彼は姿を現わした。そして
555吾輩は名無しである:2001/04/08(日) 22:58
驚くべき事に、それは自分だったのだ。ああ。
556吾輩は名無しである:2001/04/08(日) 23:24
僕はこの世界で自分の存在しか認識できない状態になっていた。自意識過剰だったのだ。
557ななしなでしこ:2001/04/08(日) 23:25
僕はこの世界で自分の存在しか認識できない状態になっていた。自意識過剰だったのだ。
558ティファニーでななしを:2001/04/08(日) 23:40
僕はナルシスの生まれ変わりなんだ
559一行:2001/04/08(日) 23:46
と思うほど僕はバカではない。ドッペルゲンガー現象だ。
560吾輩は名無しである:2001/04/08(日) 23:58
各サークルが「新人募集」の活発な勧誘活動を展開している中、
561吾輩は名無しである:2001/04/09(月) 02:25
僕はあるサークルの女の子から声をかけられた。
そのサークルは
562nanashi:2001/04/09(月) 02:38
文学研究部とかいうヲタが多そうな名前だが、声をかけてきた娘は
可愛らしく、
563考える名無しさん:2001/04/09(月) 02:44
「自分自身に出遭う」という奇異な現象に茫然自失する僕には
564我輩はシコティッシュである:2001/04/09(月) 02:45
私のグレートマザーを刺激するのであった。
565実話:2001/04/09(月) 03:19
ところで話が変わるのだが
僕の隣の部屋では今男女の交わりが真っ盛りらしく
僕はどう対処していいかわからないので
誰かアドバイスを欲しい。
566吾輩は名無しである:2001/04/09(月) 06:06
「なんか疲れているんだなあ。」僕は安らぎを求め、その娘のサークルに参加する事にした。
567吾輩は名無しである:2001/04/09(月) 16:09
そのサークルは実は驚くべきことに・・
568:2001/04/10(火) 14:03
乳首の周りのイボイボだった。
569吾輩は名無しである:2001/04/10(火) 15:36
「ミステリーサークルよ」その娘は乳首の周りのイボイボを示して言った。
570吾輩は名無しである:2001/04/10(火) 17:34
僕は純粋に吐き気がした。
571一行:2001/04/10(火) 22:59
「ねえ、君」強く肩を揺さぶられ、僕は半ば夢心地からハッと醒めた。
572我輩は名無しである:2001/04/10(火) 23:24
嫌な予感がした、やっぱりだ。僕の乳首がイボイボまみれになってる。
573名無し:2001/04/10(火) 23:32
嫌な予感がした、やっぱりだ。僕の乳首がイボイボまみれになってる。
574名無し:2001/04/10(火) 23:35
嫌な予感がした、やっぱりだ。僕の乳首がイボイボまみれになってる。
575吾輩は名無しである:2001/04/10(火) 23:41
「どうした!」もう一度声がして「君、学部は?」と男が言った。
576吾輩は名無しである:2001/04/11(水) 00:41
「僕の学部は、ぶ・・」
577吾輩は名無しである:2001/04/11(水) 03:59
「文学部です」と言った。
578吾輩は名無しである:2001/04/11(水) 23:07
それは僕の左脇の方からヒョイと顔を出した奴だ。僕は慌てて、
579吾輩は名無しである:2001/04/12(木) 01:38
学部名を言い直した。
しかし
580:2001/04/12(木) 02:01
僕の乳首が邪魔をして
581吾輩は名無しである:2001/04/12(木) 02:12
「医学部」と言うはずなのに「美学部」と言ってしまった。
582:2001/04/12(木) 02:15
僕は恥ずかしくなって外へ飛び出して、
583吾輩は名無しである:2001/04/12(木) 02:16
「新人募集」のビラを手にした男は「美学?…科だろ?」と、
584吾輩は名無しである:2001/04/12(木) 02:17
左脇の奴は「え?僕もだ!」と、ほとんど同時に言った。
585吾輩は名無しである:2001/04/12(木) 02:19
「よし!美学の2名入部決定!」上級生は叫んだ。僕ら二人は、
586吾輩は名無しである:2001/04/12(木) 02:22
わらわらと現れた部員らしき人々に取り囲まれ、
587吾輩は名無しである:2001/04/12(木) 02:51
くすぐられた。それはまるで、
588:2001/04/12(木) 03:01
坂本龍一のしゃくれたアゴのようだった。だが、
589吾輩は名無しである:2001/04/12(木) 13:51
僕はその快感に酔いしれ恥ずかしながら失禁してしまった。
590吾輩は名無しである:2001/04/12(木) 21:36
僕はふと我に返り、鬱になる自分を冷静に確認していた。
591吾輩は名無しである:2001/04/12(木) 21:50
とりあえずパンツを乾かさなければ。
592吾輩は名無しである:2001/04/13(金) 00:37
僕は振り切るように輪を抜け出し、トイレを探した。トイレでパンツを脱ぐ。
593吾輩は名無しである:2001/04/13(金) 02:49
そこで壁に落書きをしたのさ、
594名無しさん@1周年:2001/04/13(金) 02:57
しかし壁にはすでにメッセージが書かれていた。それは
595吾輩は名無しである:2001/04/13(金) 03:30
下を見ろ!
596名無しさん@1周年:2001/04/13(金) 04:00
下を向くとパンツを脱いでいたのでち○ぽが見えた。そしてその下には
597名無し→しりとり:2001/04/13(金) 04:07
加賀まり子似の人面疽・・・どうすれば良いのか?
598吾輩は名無しである:2001/04/13(金) 05:00
何も考えない事にした。そしてトイレを出た。
599吾輩は名無しである:2001/04/13(金) 13:17
しかしまり子が話しかけてきた。
600吾輩は名無しである:2001/04/13(金) 17:50
「・・・・・・粗末」
601吾輩は名無しである:2001/04/13(金) 18:44
新調のスーツ姿だが、ズボンの中はフリチンで僕は式に臨んだ。
602一行:2001/04/13(金) 19:15
TVも取材に来ている入学式。講堂は晴れがましい空気に満ち、
603吾輩は名無しである:2001/04/13(金) 20:03
各所にアジをうつ活動家が散見された。
604日本@名無史さん:2001/04/13(金) 20:03
そこにある一片の疎外感が僕の正体だった
605吾輩は名無しである:2001/04/13(金) 20:06
僕は疎外されていない。一日一言も口をきいていないけれど。
606吾輩は名無しである:2001/04/13(金) 20:07
僕は確かに生きている。世間を渡って生きている十二歳だ。
607吾輩は名無しである:2001/04/13(金) 20:08
十二歳は十分な人生だ。この世の全てを知るには。
608吾輩は名無しである:2001/04/13(金) 20:09
知ることが恐ろしいのではない。恐ろしさは知りすぎてしまった。
609吾輩は名無しである:2001/04/13(金) 20:11
だけと僕は泣かない。泣くことなど忘れてしまった。
610吾輩は名無しである:2001/04/13(金) 20:12
忘れたいことは、生まれてきたこと。生きていること。
611吾輩は名無しである:2001/04/13(金) 20:55
僕はギターを手にし、ニルバーナの有名なフレーズを弾いた。
612名無しさん@1周年:2001/04/13(金) 21:09
その時僕はまり子の目に光る物を見たような気がした。
613吾輩は名無しである:2001/04/14(土) 00:11
部屋に悲しく響くハロ−ハロ−HOW LOW?
614吾輩は名無しである:2001/04/14(土) 00:26
僕は指で作ったピストルを、こめかみにあてる。
615吾輩は名無しである:2001/04/14(土) 02:36
そしてポリポリと掻いてみる。
616吾輩は名無しである:2001/04/14(土) 02:52
なんだかジュエルリングが舐めたくなった。
617テキーラ:2001/04/14(土) 05:23
その前に痒み止めを呉れたまえ。
618吾輩は名無しである:2001/04/14(土) 13:28
夏の陽は強くボブに注いでいた。セミがうるさく泣いている。
619吾輩は名無しである:2001/04/14(土) 13:54
いや、違う。今は夏じゃない。
620吾輩は名無しである:2001/04/14(土) 21:27
そうだ、冬だった。ここオーストラリアは!ボブは日本ボケしていたのだ。
621吾輩は名無しである:2001/04/14(土) 21:32
ボブは、サークルの仲間とビーチに海水浴へ行った。
622吾輩は名無しである:2001/04/14(土) 21:49
賑わうビ−チに似つかわしくないボブの憂鬱。
623名無しさん@1周年:2001/04/14(土) 22:28
そのとき海岸線の向こうから近づいてくるものが。それは
624吾輩は名無しである:2001/04/14(土) 23:24
ホントの僕だ。入学式は終わり、僕は現実に戻る。さっきの美学科の奴が
625一行:2001/04/15(日) 00:37
駆け寄って来て親しげに言った「部室に行くだろ?」…部室?
626男色鑑定人:2001/04/15(日) 00:47
卑下くんは絶対男色です。
仕草や目、あの髭を見ればわかります。
私は卑下クンの肛門の開発、肉体の調教し私の玩具奴隷にすることを
ここで希望したいです。
大学二回も行く暇あったら、調教してあげますよ。 (笑)
627吾輩は名無しである:2001/04/15(日) 00:52
そんな話をしながら通り過ぎる男達もいた。なんという混沌!
628吾輩は名無しである:2001/04/15(日) 02:44
(混沌こそわが人生だ!!)
そう思う、僕の毎日。

それがあの「隕石」と共に現実の物になるなんてその時はまだ知る由も無かった。
629吾輩は名無しである:2001/04/15(日) 03:01
だから僕は手淫に命をかけていたのだ。
630吾輩は名無しである:2001/04/15(日) 10:40
僕は今、周辺で起きていることを冷静に把握しなければならなかった。
631一行:2001/04/15(日) 14:11
「僕、木下」美学の男はそう名乗りながら僕を引っ張った。
632吾輩は名無しである:2001/04/15(日) 19:58
「僕は、川田。よろしく木下君」
僕は何故か自分の名前を偽った。
633名無しさん:2001/04/15(日) 20:22
「なぜあなたは名前を偽る?」
どうして木下は僕が嘘をついたのを見破ることができたのだろう。
634吾輩は名無しである:2001/04/15(日) 20:42
僕は名札をつけていたのだ。そこに書かれていたのは紛れもなく僕の名前、つまり、
635吾輩は名無しである:2001/04/15(日) 20:56
バツの悪い、いたたまれない惨めな気持ちで僕は彼の顔をまともに見る事も出来なかった。
(どうして嘘なんてついてんだろう……?)
答えは知っている。
でもそれを自分の中で自覚するのはとても辛く苦しいことだ。

暗くおし黙ったままの僕に、木下は、ニッと―意外な事に!―笑ってみせた。
636吾輩は名無しである:2001/04/15(日) 21:26
そう、僕は「ボブ」なのだ。アイラーの友達。
637吾輩は名無しである:2001/04/15(日) 21:34
僕は僕の本当の名前が嫌いだ。今まで9つの偽名を用いてきたし、
そのせいで沢山の人間から嫌われもした。
638吾輩は名無しである:2001/04/15(日) 21:48
僕は寂しがり屋で、誰かに認めらていないと嫌だった。
639吾輩は名無しである:2001/04/15(日) 22:10
木下の微笑みに僕は……。
640吾輩は名無しである:2001/04/15(日) 22:29
下手くそなお追従笑いで返した。
641吾輩は名無しである:2001/04/15(日) 22:56
僕の腹の中を見透かしているような木下の気味悪い視線に戦慄を覚えた
642吾輩は名無しである:2001/04/15(日) 23:21
僕は顔を真っ赤にして、プイと踵を返すと木下の元を去った。
643名無し:2001/04/15(日) 23:31
僕は外に出ると携帯電話をとりだし、でたらめな番号を押した。
「もしもし」相手がでた。
「僕は誰なんだ、何をしてるんだ」
そう叫ぶと、携帯電話を道路に投げつけた。
644吾輩は名無しである:2001/04/15(日) 23:45
本当に何をしてるんだろう…・
酷い自覚せざる負えない自己嫌悪に苛まれながら僕は漂うサカナのようにふらふらと歩いた。

どこか落ち着ける静かな場所に行きたかった。
645吾輩は名無しである:2001/04/16(月) 00:09
1行リレーになってないやつが多いがいいのか?と愚にもつかない事を思った。
646吾輩は名無しである:2001/04/16(月) 00:24
けれどもその問いに答えてくれる人はいない。
僕自身が求めてないからだ。
そんな風に自分の事を考え独り、歩いていた。

ふと、立ち止まるとそこは映画館の前だった。
古くてみすぼらしい小さな洋館風の映画館
全てが色あせて見えるその映画館には違和感のある映画の看板が立て掛けられている

『ディープインパクト再上映/人妻の性4』

……僕は本当はポルノを観るつもりで映画館に入ったんだ。
そう、そのはずだった……。
647GORO HIDAKA:2001/04/16(月) 01:50
でも、意外に映画は面白く僕はうはうはしながら映画館から出てきた。
648吾輩は名無しである:2001/04/16(月) 02:59
なんだか少しハッピーな気持ちになれた。
「きっと、明日はいい日だ!!」
そんな想いが沸いてきた。
649吾輩は名無しである:2001/04/16(月) 03:42
夜、お風呂に入りながらふと木下の事を考えた。
(アイツは何だって俺なんかに声を架けたのかな…?)
650テキーラ:2001/04/16(月) 05:32
声をかけた木下はグリグリ眼鏡で俺にこう云った。
651吾輩は名無しである:2001/04/16(月) 13:11
「君さあ、アイラーの友達なの?」
昼間、木下は僕にそう聞いてきた。

652吾輩は名無しである:2001/04/16(月) 14:32
あれはどうゆう意味なんだろう…?
僕はブクブクと鼻が潜るほど湯船に浸かり、ボンヤリとそんな事を考えた。
653吾輩は名無しである:2001/04/16(月) 14:50
風呂から上がると牛乳を飲んだ。
牛乳を飲むのは子供の時からの習慣だ。
律儀に今も続いている。
きっちり200ミリ注いだ所でまだ小学生だったあの頃を
思い出した。
小学4年生の丁度今時期の事を。
654一行:2001/04/16(月) 18:38
ドッペルゲンガー現象…僕が初めて「自分に会った」あの時、
655一級:2001/04/16(月) 19:22
僕は自分自身に殺意をおぼえたのであった。
656一本:2001/04/16(月) 19:31
「キャー」
そのとき居間のほうから女の悲鳴が聞こえてきた。
657吾輩は名無しである:2001/04/16(月) 19:38
僕は居間の方へ走りかけたが、自分がふりちんであることに気が付いた。
658吾輩は名無しである:2001/04/16(月) 21:18
とりあえず虚勢を張る意味でチンコの皮をあわてて剥いた。
虚勢を自分に貼り付ける為にチンコのネットをひん剥くとはこれ如何に?
659吾輩は名無しである:2001/04/16(月) 23:17
僕は通俗の「男らしさ」に感化されていたのだろう。
660吾輩は名無しである:2001/04/16(月) 23:22
その次の日、僕は仲本工事に連絡をとった。
661吾輩は名無しである:2001/04/16(月) 23:44
僕は仲本工事に昨夜の事情を掻い摘んで説明した。
662吾輩は名無しである:2001/04/17(火) 00:39
なにしろ9歳だった、記憶は錯綜する。僕は「死」を知った。
663吾輩は名無しである:2001/04/17(火) 01:25
自分というものが、死んでしまうこと、どこにも存在しなくなること。
664名無しさん@1周年:2001/04/17(火) 02:16
そんなことを漠然と考えると、思わず勃起する。
665吾輩は名無しである:2001/04/17(火) 02:23
…もう何年も前の事だ。
子供の頃の、とっくに忘れていた過去なのに…。

何故、今日に限ってこんな事を思い出したのだろう?

それにあの時の女性の声は何だったのだろう……?
「仲本工事」の事と同様に子供の頃の現実と空想の記憶が“ごっちゃ”になっているものだと
今日まで思っていた。
そう、今日までは……。

自室のベッドに潜り込み、お風呂上りの心地よさから忽ち眠りに落ちるその直前――、
僕は木下にもうひとつ云われた言葉を思い出した。
『完璧な煽りなどといったものは存在しない。
 完璧なマジレスが存在しないようにね。
…君も昔、聞いたんだろ? 彼女の叫びを……。』


   (第1部・了)

666吾輩は名無しである:2001/04/17(火) 02:37
突然闇に浮かんだ(第1部・了)の文字を、僕は振り払った。
667吾輩は名無しである:2001/04/17(火) 02:37
※誰かここまでのあらすじを書いてくれ。

で、【僕】はボブでいいのか?
668吾輩は名無しである:2001/04/17(火) 02:40
>>667 ※せめて最新レス100くらいは読むのが仁義だべ?
669吾輩は名無しである:2001/04/17(火) 03:06
おお、665よ、これは「一行」リレーだ。
670吾輩は名無しである:2001/04/17(火) 03:07
でも殆ど連中は一行以上だぜ。
671吾輩は名無しである:2001/04/17(火) 03:09
>>666より

眠りの半ばで、女の声が「君も死ぬのよ!」と叫んだ。
672吾輩は名無しである:2001/04/17(火) 05:34
そのこえは雑踏にまぎれてよくきこえなかった。僕はこういったんだと勘違いしたのだ。つまり、
673nanasi:2001/04/17(火) 06:35
「あなたが殺したのよ」
674吾輩は名無しである:2001/04/17(火) 13:55
確かに僕は僕自身が生きる為に色々なものを殺してきた。
675吾輩は名無しである:2001/04/17(火) 18:49
それはDNAの記憶だろうか。9歳の僕は自分の死を見た。
676吾輩は名無しである:2001/04/17(火) 18:52
「ボブ。君はもっと気楽に生きるべきだよ。」と友人のアイラーに以前言われた事もあった。
677nanasi:2001/04/17(火) 19:06
僕はそれを思い出して身軽な服装に着替えると夜の街へと繰り出した。
678吾輩は名無しである:2001/04/17(火) 19:58
外は思ったよりも寒かった。肩をすくめて足早に歩いていると…
679nanasi:2001/04/17(火) 20:15
雑居ビルの陰からダンボール箱がのぞいた。僕は気になってそれを開けてみた。すると、
680吾輩は名無しである:2001/04/17(火) 21:30
電波少年的箱男に影響されて直子は「箱女」になっていたのだ。
681吾輩は名無しである:2001/04/17(火) 22:32
でもご飯はあげなかった
682夕方どんどん:2001/04/18(水) 01:06
だから彼女はお腹が空いて仕方なく、だからあんなに大声を出した。
683吾輩は名無しである:2001/04/18(水) 02:04
…そんな漫画を読みながらも、自分が死ぬことを僕は考え、
684吾輩は名無しである:2001/04/18(水) 02:23
やがて眠りについた。
685吾輩は名無しである:2001/04/18(水) 02:45
目覚め際「僕自身の消滅」を体で感じて、震撼した。いつかは
686吾輩は名無しである:2001/04/18(水) 02:47
このまま無へ帰するのだろう。記憶にはない、しかしかつて確かに其処にいた無へ。
687吾輩は名無しである:2001/04/18(水) 03:05
そして彼は無になってしまった。

---------------------------------了---------------------------------
688吾輩は名無しである:2001/04/18(水) 03:09
それが全ての始まりだった。僕は初めて孤独を知り世界を見た。
689吾輩は名無しである:2001/04/18(水) 03:30
そして彼は無になってしまった。

---------------------------------了---------------------------------
690吾輩は名無しである:2001/04/18(水) 05:40
僕は仕事を探しに出かけた
691実習生さん:2001/04/18(水) 11:26
「やあ、久しぶり。」
692吾輩は名無しである:2001/04/18(水) 11:35
誰だこの人は。僕にはまったく記憶がない。僕は言った。「あなた誰ですか?」
693一行:2001/04/18(水) 17:03
「何を言ってる。お父さんだよ」男の眼は笑っているようだ。
694吾輩は名無しである:2001/04/18(水) 17:29
僕は自分の記憶を辿り始めた。ある時居間の方から女の声がして
695吾輩は名無しである:2001/04/18(水) 20:16
そう、女の声がして、
696名無:2001/04/18(水) 21:05
そうだ、居間にいったら見覚えのない女がいて、その彼女と酒を飲むことになって、そうしてるうちに記憶が・・・。
697吾輩は名無しである:2001/04/18(水) 21:07
「シンジ!逃げて〜〜〜〜〜」
698吾輩は名無しである:2001/04/18(水) 21:12
シンジと呼ばれたのは女の飼っている舐め猫だった。
699吾輩は名無しである:2001/04/18(水) 21:13
・・・っていうのが、俺がインドで撮った4番目の映画のシナリオだ。
700名無:2001/04/18(水) 22:18
その映画も撮影したまではいいが上映場所が見つからずにいる。当然収入もなく、すっからかんの有様だ。
701:2001/04/18(水) 22:25
おれは自分の人生を省みて思う。まるで中原昌也の小説のようだな。
702吾輩は名無しである:2001/04/18(水) 22:25
でもドラゴンは「がんばれ」と言ってくれた。いい人だ。
703実習生さん:2001/04/19(木) 00:43
よく知らないがどうやらドラゴンはサッカーが好きらしい。
704吾輩は名無しである:2001/04/19(木) 01:55
ドラゴンに映画で誉められてもな……。僕はドラゴンに曖昧な笑みを浮かべた。
705吾輩は名無しである:2001/04/19(木) 06:54
僕の言うドラゴンとは、もちろんリー先生の事である。
706吾輩は名無しである:2001/04/19(木) 06:55
僕は彼に色々教わった。吠え方。構え。その必死な表情。
707吾輩は名無しである:2001/04/19(木) 06:56
そして俳優に転向しようと固く決意する。
708吾輩は名無しである:2001/04/19(木) 06:58
そしてオーディションを受けたら受かってしまった。
709吾輩は名無しである:2001/04/19(木) 06:58
今日から「萌えよシンジ〜舐めネコヤンキーとの戦い」クランクイン。
710吾輩は名無しである:2001/04/19(木) 07:00
ドラゴンの七光りと言われようと、僕はドラゴンのために頑張る。
711名無しさん@1周年:2001/04/19(木) 07:27
それが僕を愛してくれたドラゴンへの恩返しだ。
712吾輩は名無しである:2001/04/19(木) 11:50
僕は朝のミィーティングに遅刻しないように急いで朝食をとり、家を早めに出た。
713:2001/04/19(木) 19:24
僕の配役は、おでん屋を生業としながらチンピラに殺された父親の仇をとるため日々鍛錬を重ねているという若者だった。
714一行:2001/04/19(木) 19:59
医学部一年生の僕は、精神医学よりも俳優にのめり込むのか…。
715吾輩は名無しである:2001/04/19(木) 20:01
相手役は24歳の売れっ子スターで、おでん屋の前の靴屋でアルバイトをする高校生という役柄だった。
716吾輩は名無しである:2001/04/19(木) 20:36
監督は村上ドラゴンだ。
717:2001/04/19(木) 21:10
今回も失敗作だろうな、内心ではそう思いながらも監督の指示どおりに演技をこなしていた。しかし、ある日ドラゴンの演技指導に納得いかない点があったところから彼とやり合うことになった。
718吾輩は名無しである:2001/04/19(木) 21:33
村上ドラゴンは言った。
「君には日本的共同体のシステムから逸脱した人間を演じてほしいんだ。」
さらにこうも言った。
「唐突だが明後日からキューバロケ敢行だから。パスポートあるよね?」
719吾輩は名無しである:2001/04/19(木) 22:56
パスポートがなかったので俺は整形してドラゴンの顔になり、彼のパスポートでキューバ入りした。本物のドラゴンは、、
720吾輩は名無しである:2001/04/19(木) 23:35
最近の異常気象による暑さで気が狂った。廃人同然のドラゴンが残した最後の言葉は
721吾輩は名無しである:2001/04/20(金) 00:44
ホニョロ
722吾輩は名無しである:2001/04/20(金) 01:46
その言葉の意味を解明しようと僕はこれから信州へ行くことにする。
723:2001/04/20(金) 03:20
そこで出会った女がエビータだった。彼女は独特の魅力をもっていた。
724吾輩は名無しである:2001/04/20(金) 03:35
「俺はドラゴンだ。もちろん君は知ってるよね?
 突然だがホニョロの意味を?」
725:2001/04/20(金) 03:38
「私は知らない。だけど、それに関係ある人なら知ってるわ」
726吾輩は名無しである:2001/04/20(金) 04:47
エビータに連れられて僕はとあるバーへと向かった。
バーの名前は「Ryu'sバー信州」
727吾輩は名無しである:2001/04/20(金) 13:17
そのバーの奥には隠し部屋がある。僕は彼女に扉の向こうへ導かれた。
728吾輩は名無しである:2001/04/20(金) 13:18
そこで待っていたものは、、、ドラゴンのなれの果てだ。これはもはや人間ではなくなっていた。
729吾輩は名無しである:2001/04/20(金) 13:19
「ドラゴンネタがうざいので今から殺すのよ。」彼女は薄暗い部屋の中で猫のように目を光らせて言った。
730吾輩は名無しである:2001/04/20(金) 13:20
その言葉を聞いた瞬間、僕は興奮して勃起しそうになった。
731吾輩は名無しである:2001/04/20(金) 13:22
彼女は僕がドラゴンではないという事を知っていた。
732吾輩は名無しである:2001/04/20(金) 13:24
「実はここにはゲバラの死体があるのよ。」
733吾輩は名無しである:2001/04/20(金) 16:17
「チェッ」という舌打ちが聞こえた。
734吾輩は名無しである:2001/04/20(金) 16:39
「プッ」という放屁も聞こえた。
735吾輩は名無しである:2001/04/20(金) 16:39
みんなでゲバラの亡骸を囲んでサルサを踊った。
うざがられ気味の村上ドラゴンも元気に踊った。

僕は学生に戻った。
736吾輩は名無しである:2001/04/20(金) 17:50
という夢を見た。気が付くと、暗闇の中で手足を縛られ放置されていた。
737吾輩は名無しである:2001/04/20(金) 17:51
暗闇からひそひそと声が聞こえてくる。「あの基地外どうする?」「ドラゴンと同じ目にあわせてやればいいわ。」エビータの声だ。
738吾輩は名無しである:2001/04/20(金) 18:13
僕はドラゴンとは誰のことかわからなかった。
739一行:2001/04/20(金) 18:27
TVと流行ネタに操られる愚かさ…。僕は妄想を捨てて大学へ戻ろう!
740:2001/04/20(金) 19:40
しかし、現実の僕は手足を縛られて身動きすらできない状態だ。誰か助けてくれ。
741吾輩は名無しである:2001/04/20(金) 20:38
暗闇の中縛られた足で地団太を踏みながら、僕は去年のクリスマスのことを思った。
742吾輩は名無しである:2001/04/20(金) 21:25
恋人がサンタクロースだった。
743:2001/04/20(金) 21:33
そこにドアを開けて現れたのはなんと村上春樹だった。「龍、何してるの?」
744吾輩は名無しである:2001/04/20(金) 21:52
誰かが学生編になるのを断固阻止している…。誰なんだ!?
745:2001/04/20(金) 22:03
それは学生じゃない奴にほぼ間違いない。僕は消えていく意識のなかでそう
思った。それを見ていた春樹は言った「やれやれ」
746吾輩は名無しである:2001/04/20(金) 22:15
「やれやれ」。その言葉は春樹の口からこぼれおち、急な坂を転がっていった。
747:2001/04/20(金) 22:21
転がり落ちた先には井戸があった。僕はその井戸に入っていった。龍が
春樹的井戸の中をくぐっていく様はなかなかの見ものだわとエビータは言った。
748吾輩は名無しである:2001/04/20(金) 22:23
この現実をどう捉えるべきか?ドラゴンと春樹にはどんな関係が?
749吾輩は名無しである:2001/04/20(金) 22:29
僕は必死の思いで叫んだ。
「ホニョロ〜〜!!!」
750吾輩は名無しである:2001/04/21(土) 00:14
落ち行く闇の中で、僕は僕自身であることを猛烈に後悔した。
ホニョロ・・・・それは僕が胎内で聞いた母親の懺悔の言葉に過ぎないのだ。
751吾輩は名無しである:2001/04/21(土) 00:46
闇に呑まれんとする正にそのとき僕は父性を感じた
752:2001/04/21(土) 04:42
僕の父親はドラゴンだったのか。それともハルキ。。。僕は母子家庭で育ったが、そこには隠された秘密があったのだといま気づいた。
753吾輩は名無しである。:2001/04/21(土) 05:04
その真実を探るために僕は富良野へ行かねばならない。
これからチケットの手配にコープ旅行代理店へ行こう。
754:2001/04/21(土) 06:45
富良野に着いたはいいが、どうしたら真実をみつけられるのか、
具体的には何ひとつわからなかった。僕はひとまず駅前の喫茶店に入った。
755吾輩は名無しである:2001/04/21(土) 08:46
そこでは松山光率いる富良野FCがミーティングをしていた。
756吾輩は名無しである:2001/04/21(土) 12:02
とりあえず「やあ、ここが北の国からの舞台なんですね」と、当り障りのない事を言った
757吾輩は名無しである:2001/04/21(土) 12:52
晴天の霹靂!いきなり左頬をガツンと拳で殴られた!
758吾輩は名無しである:2001/04/21(土) 13:02
何がなんだがさっぱり判らなかった...。
759吾輩は名無しである:2001/04/21(土) 18:47
????????
760:2001/04/21(土) 19:23
気づいたら僕は野原の真中に倒れていた。右手には林に囲まれた湖が見える。
地平線まで見渡すことのできるだだっ広い野原で人っ子ひとりいない。
「どこなんだ、ここは」
761名無しさん@一行でね:2001/04/21(土) 21:23
寒い野原を駈けて 重い雲の傷口から 金の糸がしたたり落ちる
762吾輩も名無し:2001/04/21(土) 21:24
風も
763吾輩は名無しである:2001/04/21(土) 21:26
雪も話しやめる ごらん そっと天使が伝い降りる
764吾輩は名無しである:2001/04/21(土) 21:27
天使は富永一郎だった。
765:2001/04/21(土) 21:40
「いかん、このままじゃ」僕は幻覚を振り払おうと懸命に頭をふった。
766吾輩は名無しである:2001/04/21(土) 21:46
「やっと気付いたようね。」エビータだった。しかし何かが違っていた。
767吾輩は名無しである:2001/04/21(土) 22:21
エビータの正体が富永一郎だったのだ。
768吾輩は名無しである:2001/04/21(土) 22:29
富永“エビータ”の後ろでは、川島なおみが微笑んでいた。
769吾輩は名無しである:2001/04/21(土) 22:59
…そんな卑俗な幻影を掻き消して、天使は目の前に立った。
770吾輩は名無しである:2001/04/21(土) 23:45
「なあんだ、繰り返しやんか!」
771吾輩は名無しである:2001/04/22(日) 00:06
富永天使は僕の目の前でこんなマンガをかいてみせた。
772吾輩は名無しである:2001/04/22(日) 00:08
「ドラゴン、アイラー、エビータ…あほかい!」
773吾輩は名無しである:2001/04/22(日) 00:13
そう叫んだ僕に声が答えた。「やっとわかってきたようだね。」
774吾輩は名無しである:2001/04/22(日) 02:02
775吾輩は名無しである:2001/04/22(日) 03:46
という正式名称を持つ声の主、
つまり、正式名称http://res9.7777.net/bbs/2ch/20010422015914.1.jpg
以前はニャルラトホテップと呼ばれていた”もの”が
やっと僕に悟りを開かせてくれたのである。
776奥さまは名無しさん:2001/04/22(日) 04:11
こっちもいい加減むかついたのでケッアルクァトルを召喚した。
777吾輩は名無しである:2001/04/22(日) 05:15
しかし、僕の意に反してケッアルクァトルは現れなかった。狼狽する僕。
その時後方から松山光が雪国シュートを放った!!
778吾輩も名無しである:2001/04/22(日) 10:00
振り向く僕に松山は言う「俺といっしょに探しに行かないか」
779吾輩は名無しである:2001/04/22(日) 14:07
「どこへ?そして何を?」
780吾輩は名無しである:2001/04/22(日) 17:14
「君自身、すでに気づいてるはずだよ。君は知ってるんだ」
781吾輩は名無しである:2001/04/22(日) 17:30
「今、君を一番悩ませている妄想癖を振り払うためにね。」
782吾輩は名無しである:2001/04/22(日) 17:32
そう、僕はそのために精神医学を専攻していたんだ。
783名無しさん@いらっしゃい:2001/04/22(日) 18:26
精神医学を専攻していたという妄想が
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)


784吾輩は名無しである:2001/04/22(日) 20:05
「その時の僕はまだステーキはアルデンテで。と言いかねない精神状態だったのに。」
785吾輩は名無しである:2001/04/22(日) 20:08
僕は大学に戻り、フロイトの精神分析の講義を受けていた。
786吾輩は名無しである:2001/04/22(日) 22:55
顔はドラゴンのままである。
787吾輩は名無しである:2001/04/22(日) 23:04
「つまりなんつーか、性欲だよね、うん」フロイトは言った。
788吾輩は名無しである:2001/04/22(日) 23:30
入学式の日に勧誘されて入ったサークルも続けた。それは
789吾輩は名無しである:2001/04/23(月) 20:54
履修届を出す日を迎えるまでもなく、廃部になった。よくよく考えれば当たり前のことなのだが
790吾輩は名無しである:2001/04/24(火) 01:01
とりあえず、このままでは暇だし顔もドラゴンのままなのでピンク系テニスサークルに入りなおすことにした。
791吾輩は名無しである:2001/04/24(火) 02:20
僕はそこでの道程喪失をねらっていた。
792吾輩は名無しである:2001/04/24(火) 07:01
という、大学時代の夢を見た。現在の僕はもういい年をしたおっさんなのに。
793吾輩は名無しである:2001/04/25(水) 02:53
僕は疑問に思った。「何故こんなに下がっているのだ?」
794吾輩は名無しである:2001/04/25(水) 02:59
性欲も意欲も下がるのは歳のせいだ、大学時代は良かった!
795名無しさん@1周年:2001/04/25(水) 07:38
僕は大学時代の愛欲生活が忘れられないようだ。
796吾輩は名無しである:2001/04/26(木) 20:01
オーケー、認めよう。皆は確実にこのスレに興味を失いつつある。
797吾輩は名無しである:2001/04/26(木) 20:05
そう。このスレはエロとキャラに走ると、確実にすたれるのだ。
798吾輩は名無しである:2001/04/26(木) 20:06
「もう何回も繰り返してきたことじゃないか。いいかげんに学べよ。」と僕は思った。
799吾輩は名無しである:2001/04/26(木) 21:08
突然背後から声「ちょっとキミ!もう何回も繰り返してきたことじゃないか。いいかげんに学べよ。と思わなかったかい?」
振り向くとそこにはいつも春めいているスニーカーのあいつが…
800吾輩は名無しである:2001/04/26(木) 21:37
「そう、夢落ちもテンションさがるよね!」と言いながら僕に向かってピースをした。
801吾輩は名無しである:2001/04/26(木) 22:21
「これからだな」
そうだ、このときを待っていたんだ。
これからは二人でアジアに革命を起こすのだ。
そのために図書館で北一輝を読みふけったのだ。
802吾輩は名無しである:2001/04/26(木) 22:26
精神医学で革命が起こせる時代にやっとなった、と僕は思い、
803ナナ:2001/04/27(金) 01:28
僕は多くの人の前で自害してみせるんだ。何かを終わらせ、何かを始めるために。
804一行:2001/04/27(金) 01:42
…そんなことを言っていた級友を、まず正気に戻した。そして、
805吾輩は名無しである:2001/04/27(金) 01:46
ところでこのスレは春樹風文体で書くのかい?
806吾輩は名無しである:2001/04/27(金) 02:09
(春樹風はいい加減止めにしたら?繰り返しだろうよ?)
807吾輩は名無しである:2001/04/27(金) 04:32
それは僕が殺される当日のことだった。
808吾輩は名無しである:2001/04/27(金) 12:47
つーかドラゴンとか書くなよダサイから
809nanas5:2001/04/27(金) 16:12
街の人々は口々にいろんな事を喋っている。だけどそんな日々とも今日でお別れだ。
810吾輩は名無しである:2001/04/27(金) 16:39
とりあえず新しいスニーカーを買った
811nanasu:2001/04/27(金) 17:56
そのスニーカーは僕がネットで殺人依頼した相手と待ち合わせの目印にするためのものだった。
812名有り:2001/04/27(金) 18:46
あと三日...待ち合わせの日までの時を、
813吾輩は名無しである:2001/04/27(金) 20:50
オムライスを食べて過ごすことにした
814nanasu:2001/04/27(金) 21:09
しようもないオチをつけている場合じゃない。その三日というもの、僕は異常な精神状態で眠ることさえできなかった。
815吾輩は名無しである:2001/04/27(金) 21:16
まぁ、よく分からないうちに2日たってしまった
ついに明日だ。どきどきするなぁ、
816一行:2001/04/27(金) 21:36
午前0時には新宿東口に着く。僕はスニーカーを履いて家を出た。
817nanasu:2001/04/27(金) 21:51
その待ち合わせの相手であるヒットマンはどんな人込みであろうとスニーカーを目印に僕を見つけ出し、そして確実に僕を殺るといっていた。
しかしどんな手段を使うのかは聞いていない。
818吾輩は名無しである:2001/04/27(金) 21:55
フッフッ・・・
819吾輩は名無しである:2001/04/28(土) 00:05
ハロー、アイムヒットマン!キルユー!
820吾輩は名無しである:2001/04/28(土) 00:11
パードゥン?
821吾輩は名無しである:2001/04/28(土) 00:11
フォッフォッフォ
822吾輩は名無しである:2001/04/28(土) 00:47
予想通り、それはドラゴンだった。
下手な英語が何よりも本人であることを物語っていた。
823吾輩は名無しである:2001/04/28(土) 01:16
言葉を尽くして愛は語れず、愛を尽くして言葉は語れず。
僕はなんだか途方にくれてしまった。心なしか首筋が痛い。
湖水地方の風景がどうしても見たくて仕様が無い。
824nanasu:2001/04/28(土) 05:05
パードン? 
825吾輩は名無しである:2001/04/28(土) 15:50
赤い金魚が空を泳いでいる。あれは、、、、
826吾輩は名無しである:2001/04/28(土) 17:16
JAの貯蓄貯金魚か・・・
827名有り:2001/04/28(土) 18:18
そう、僕は相手を待つ三日の間に、
どうやら自分でも制御できないような
精神状態になっているようであり、
もちろん何故そんな事を冷静に考えているのかもわからなかった。
828吾輩は名無しである:2001/04/28(土) 19:54
小難しいことを考えるのは嫌いだ、、、そうだ!
829吾輩は名無しである:2001/04/28(土) 21:47
京都逝こう
830吾輩は名無しである:2001/04/28(土) 22:38
「ハルキさんはオトナだな…」ドラゴンは遠い昔の対談で
吐いた唯一の賛辞を繰り返し、京都へ呉越同舟した。
831吾輩は名無しである:2001/04/28(土) 23:52
京都行きの目的はまだ彼には知らせていなかった。
832吾輩は名無しである:2001/04/29(日) 00:46
『ハルキードラゴン病』の厨房共には想像もできない目的だ。
833(゚Д゚):2001/04/29(日) 02:09
つまり彼の正体はロランバルトだったのだ。
834吾輩は名無しである:2001/04/29(日) 07:15
全ての人間を淘汰せよ。その言葉が僕の頭をふとよぎる。
835ななしし:2001/04/29(日) 07:52
もうすっかり春だなあ。みんな他人の物語を引き継ぐのは好まないみたいだし。
このまま僕はひとりで生きていこう。
836COME:2001/04/29(日) 08:13
地球上の全ての植物が笑っていた。
837ななし:2001/04/29(日) 08:33
僕はその笑いに包まれたような気持ちになった。野原に寝転んだ。寝返りをうつと目の前には一輪のたんぽぽが。
838吾輩は名無しである:2001/04/29(日) 08:40
たんぽぽの胞子が耳に入ると危険だ!
839吾輩は名無しである:2001/04/29(日) 09:35
僕は綿毛。
840吾輩は名無しである:2001/04/29(日) 09:35
君はだれ?
841吾輩は名無しである:2001/04/29(日) 10:15
わ、吾輩は名無しである。
842吾輩も名無しである:2001/04/29(日) 10:18
どこから来たの?どこへ行くの?
843森 林太郎:2001/04/29(日) 11:33
それが我輩にもよくわからぬ。
844吾輩は名無しである:2001/04/29(日) 14:34
ただひとつ解るのは
845吾輩は名無しである:2001/04/29(日) 16:04
この国はもう
846吾輩は名無しである:2001/04/29(日) 16:11
沢東だ
847吾輩は名無しである:2001/04/29(日) 17:16
小難しい議論にあきた。
ハラへったから「吉兆」でランチをとることにする。
彼は酢の物を酸っぱそうに涼しげに食べながら言った。
「レバンナのあの体重は、相撲取りの体重だ」
どうしてこんな単純なことに気が付かなかったのだろう。
ロラン・バルトはテクストの快楽をあれほど言ってたのに。

848吾輩は名無しである:2001/04/29(日) 18:17
「平易な文体こそ明快な快楽だ。難解な文体が曖昧な苦痛であるようにね」
849一行:2001/04/29(日) 21:28
春の街を僕は歩く。初の宇宙旅行者が飛び立つ時刻。新首相が演説する。
850森 林太郎:2001/04/29(日) 22:07
「今こそ、国民の皆さんと共に歩む○○党であることを高らかに
宣言します。国の主人は国民の皆さんです。どうか我々にご協力下さい。」
851名無しさん@一行でね:2001/04/29(日) 22:51
首相演説をテレビで観ながら、真紀子はこう言う。
852吾輩は名無しである:2001/04/29(日) 22:55
「親の仇はとるわよ、いまに」一方、伸晃はこう言う。
853:2001/04/29(日) 23:47
「俺はファザコンではないからね」
854名無しさん@1周年:2001/04/30(月) 00:15
さらに平蔵も続ける。
「学者風情を舐めんなよ」
855吾輩は名無しである:2001/04/30(月) 00:26
おいおい>>854の日本語はちょっとおかしいがどうよ。と皆が思う。
856吾輩は名無しである:2001/04/30(月) 00:36
「ギャグだぜ」言って平蔵はニヤリ。「座布団一枚!」声が飛ぶ。
857吾輩は・・・:2001/04/30(月) 00:38
うぬぅ。下らぬギャグをかましやがって…!菊蔵が横目で睨む。
858吾輩は名無しである:2001/04/30(月) 00:54
裏番組は「笑点」、NHKは新閣僚名簿予想を流した。僕は、
859吾輩は名無しである:2001/04/30(月) 00:55
「それをいっちゃあ、おしめぇだよ!!」歌丸が笑う。
860吾輩は名無しである:2001/04/30(月) 00:56
「菊蔵って、木久蔵のこと?」彼女は細い指でグラスを揺らしながら呟いた・・・。
861吾輩は名無しかもね:2001/04/30(月) 00:59
「お、お前…気付いていたのか。」
862吾輩は名無しである:2001/04/30(月) 01:54
何台ものTVの音を同時に聞きながら思った「小泉は本気かな?」
863吾輩は名無しである:2001/04/30(月) 13:37
「本気だよ。なんてったってアイドルさ」
864吾輩は名無しである:2001/04/30(月) 13:54
と、隣の男が捨て鉢に言うのを聞きながら杏子は魔界都市 TOKYOから
逃げ出そうか とも考えていた。
865吾輩は名無しである:2001/04/30(月) 15:19
そう考えていた杏子をレイブしたぼくは政治家になれるのだろうか。
宮本顕治は人殺しだしなあ。
あ〜、あ〜、あ〜、魔界都市トキオ。
866吾輩は名無しである:2001/05/01(火) 00:45
ぼくは政治家をあきらめた。理由は次の通りだ。
867:2001/05/01(火) 00:51
ぼくは政治家をあきらめた。理由は次の通りだ。
868:2001/05/01(火) 00:57
小泉はあまりにも僕の好みのタイプであり過ぎる。冷静になれへん。
869吾輩は名無しである:2001/05/01(火) 01:08
円楽を笑わせるなんて僕には最初から無理だったのだ
870吾輩は名無しである:2001/05/01(火) 01:08
だから、これからは亀井を抱きしめることにした。しずちゃん。
871吾輩は名無しである:2001/05/01(火) 01:10
そんな冗談をとばしながら、組閣は着々と進んだ、とある密室で。
872:2001/05/01(火) 02:13
コンコン。誰かがドアをノックする。三秒後……ガチャ。
873吾輩は名無しである:2001/05/01(火) 06:08
喜久蔵ラーメンの出前だった。
874吾輩は名無しである:2001/05/01(火) 08:26
そう。僕はドラキュララーメンを頼んだんだ。
875森 林太郎:2001/05/01(火) 18:30
毎度のことだが、スープの色が血のように真っ赤だ。タバスコ、トウバンジャン
入りなので無理はないが。
876吾輩は名無しである:2001/05/01(火) 20:09
あんまり辛かったから一口食べたとたんに火をふいちゃった
877:2001/05/01(火) 20:22
口の中がヒリヒリするので僕はタバコを1箱と2本吸った。
1箱と2本目を吸っているとき、僕はこんなことを思った
878吾輩は名無しである:2001/05/01(火) 23:11
age
879名無しさん@一行でね:2001/05/01(火) 23:26
ニンニク大盛りのラーメンが無性に食べたい…
880名無しさん@1周年:2001/05/02(水) 01:39
もちろん、餃子も付けるぞ・・・・
881吾輩は名無しである:2001/05/02(水) 08:27
僕は家を出て、コンビニでおろしにんにくを購入し、ラーメン博物館へ入った。
882:2001/05/02(水) 16:18
やっとの思いで「ラーメン博物館」に着いたと思ったら、
看板には「不思議の国博覧会」と書いてあった。
かくて、僕は奇妙なところに迷い込んだらしい…。
883吾輩は名無しである:2001/05/02(水) 16:21
そして君と出会った。京風あっさりスープの向こうで。
884:2001/05/02(水) 18:53
ああ、愛しのドリル子さん……。
君は土の中から現れては僕を驚かす。そしてまた土の中へ…。
885lapin:2001/05/02(水) 22:20
「仏の顔も三度までよ・・・」囁いたのは君だったろうか?そう、確かあれは
886名無しさん@一行でね:2001/05/03(木) 00:06
「リレー文章は一行までよ・・・」囁かれたのは猫だったろうか?そう、確かあれも
887一行:2001/05/03(木) 01:09
僕が僕に出逢った不思議な現象が始まりだった。精神医学に答えを求めよう。
888吾輩は名無しである:2001/05/03(木) 01:33
つまるところ、僕が異常なのか?それとも僕以外がみな異常なのか?
889考える名無しさん:2001/05/03(木) 02:11
その問いは、校門前の喫茶店『バレ』に入った瞬間、消失した。それは、
890吾輩は名無しである:2001/05/03(木) 17:07
周りの人間があまりにも自然すぎたからだ。
891森 林太郎:2001/05/03(木) 23:06
店内でお茶を飲んでいる人達は、あたかも自分の家のリビングにいるようにくつろいでいた。
892吾輩は名無しである:2001/05/04(金) 01:00
僕は窓際の席に坐った。落ち着いた色調の店内に静かな音楽が流れている。
893吾輩は名無しである:2001/05/04(金) 01:52
ふと、斜め前を見ると辻仁成が寂しそうにコーヒーを飲んでいた。
894吾輩は名無しである:2001/05/04(金) 02:19
奥の席から若い男が立って辻の傍に近づき「消えろ」と囁いた。
895JPB:2001/05/04(金) 02:35
辻はおもむろに立ち上がり「愛をください」と真剣な顔で云った。
896吾輩は名無しである:2001/05/04(金) 02:48
店中の人が「ぷっ」と吹いた。僕は黙って辻を見ていた。辻は
897吾輩は名無しである:2001/05/04(金) 04:27
愛とコーヒー代のお釣りを間違えた。
898吾輩は名無しである:2001/05/04(金) 09:18
辻は店を出るときぼくの方をちらっと見た。
ぼくは三島由紀夫の『豊饒の海』を読んでいた。
少しはビビッたか?
899lapin:2001/05/04(金) 09:24
「久しぶりだね?」辻を追い出した男は、美学の木下だった。
900吾輩は名無しである:2001/05/05(土) 02:20
900をゲットしたぜ。ただ、それだけだ。
901吾輩は名無しである:2001/05/05(土) 03:20
「あ…君、」「ここ、いい?」木下は言いながらもう坐っていた。
902吾輩は名無しである:2001/05/05(土) 09:55
やつは美学にふさわしく『コイ−バ』をふかしてた。
903吾輩も名無しである:2001/05/05(土) 13:37
やつは視点の定まらない眼をなんとなく空に向けながらこう言ったのだ。
9042:2001/05/05(土) 13:39
「煽りの中にこそ魂の叫びがある。マジレスなんてクソ喰らえだ」
905吾輩は名無しである:2001/05/05(土) 14:31
そして、叫んだ。「904逝ってよし!」
906吾輩は名無しである:2001/05/05(土) 17:05
ダブルバインド。
矛盾におちいり木下は狂い破裂した。
907JPB:2001/05/05(土) 19:14
その破片を、しょげた顔した三村が「破裂かよ!」と突っ込みながら拾い集めていた。
908吾輩は名無しである:2001/05/05(土) 19:39
三村にテポドンが直撃した。もちろん不発弾だが。
909吾輩は名なしである:2001/05/05(土) 20:11
どうも木下にしても三村にしてもs・m気があるらしい。縛られて
喜んだり、地獄をみて歓喜するなんて、
910吾輩は名なしである:2001/05/05(土) 20:22
縛られて歓喜したり、地獄をみながら意識が覚醒していたり
木下も三村もS・M気があったのだ。
911吾輩は名なしである:2001/05/05(土) 20:49
909 910これこそ「二重の拘束」だわと、東京の遊水地帯を浮遊していた
杏子は金沢へもどる決心した。
912吾輩は名無しである:2001/05/05(土) 22:05
もちろん杏子は木下と三村に団鬼六ばりの調教をうけている。
「あぁ〜、ご主人様」。
913名無しさん@一行でね:2001/05/05(土) 23:42
「杏子はホントにメンコイ馬だべなー。よしよし」
914吾輩は名無しである:2001/05/06(日) 05:38
「木下!」肩を揺すると木下は我に返った。「ふっ、白昼夢か…」
915吾輩は名なしである:2001/05/06(日) 05:43
調教されるのはこれが最後にしよう
飼いなされた馬なんて でもこの悦びに変わるものをみっけれるかしら?
金沢行きの電車の出発時間がせまっている。
916吾輩は名無しである:2001/05/06(日) 07:00
そんな謎の三行を走り書きして「ほら」と僕に見せた。「何?」
917吾輩は名無しである:2001/05/06(日) 08:54
杏子は明らかにぼくをご主人様にしたがってる。こんなあばた面のどブスを・・・
918吾輩は名無しである:2001/05/06(日) 16:23
ヒロインなんかには絶対できない。絶対ブスなのだ。
919まさる:2001/05/06(日) 17:59
「ぜったい」っていうな。
920吾輩は名無しである:2001/05/07(月) 23:02
「限りなく絶対に近いブス」
921:2001/05/08(火) 05:51
死はゆっくりと、しかし確実に、近付いている。
オーケイ、グレイト。
922一行:2001/05/08(火) 08:01
「シナリオさ!」木下はなお書きつづけながら言った。「え?」
923吾輩は名無しである:2001/05/08(火) 12:15
窓際の席で、僕は卓の上の彼のノートを覗き込んだ。そう言えば僕らは
924吾輩は名無しである:2001/05/08(火) 12:19
同じサークルに入ったのだった。「大作になる」彼はニヤリと笑った。
925吾輩は名無しである:2001/05/08(火) 15:27
「おれ、宮顕になる」
926JPB:2001/05/08(火) 16:00
「こ・い・つ・う」僕は人差し指を引き絞り、彼の破裂寸前のニキビ
めがけて放ってみた。
927吾輩は名無しである:2001/05/09(水) 10:26
木下はカルくかわし「君は小説か?」と訊く。僕らは文学研究会の新人だ。
928吾輩は名なしである:2001/05/09(水) 22:26
二人の他愛のない会話を聞きながら杏子はこんなことを考えていた。
もし私が虎に馬乗りされたら、
  虎 トラ
  馬 ウマ  「私が調教された馬でその上に虎 ?」 
929吾輩は名無しである:2001/05/09(水) 23:01
そう、ブスにトラウマはつきものだ。
930吾輩は名無しである:2001/05/10(木) 10:47
木下のシナリオの「杏子」のセリフを読んで、僕はそう言った。それは
931我輩は名無しである:2001/05/10(木) 10:53
僕自身の体験から出た言葉だった。
932吾輩は名無しである:2001/05/10(木) 10:53
まだシナリオとも呼べない雑書きのようだった。木下は顔をあげて僕を見た。
933吾輩は名無しである:2001/05/10(木) 10:56
「人のホンは放っておけよ」気にさわったようだ。「君の小説は?」
934吾輩は名無しである:2001/05/10(木) 10:58
僕の読みかけの『豊饒の海』を横目に、木下は皮肉っぽく言った。
935吾輩は名無しである:2001/05/10(木) 11:00
「僕は…小説なんか」「書くって言っただろ?」僕には覚えがない。
936吾輩は名無しである:2001/05/10(木) 15:09
春になると欲情するのは僕だけであろうか?ふと、通りがかりの女の子の胸に目がいった。
937吾輩は名無しである:2001/05/10(木) 15:17
三島以後に小説なない、なんていうガリ勉どもを黙らせるためにも、ぼくは書く。
938吾輩は名無しである:2001/05/11(金) 00:16
「…やりてぇ…」木下が呟く。目線は僕と同じく窓の外へ向いていた。
939吾輩は名無しである:2001/05/11(金) 02:01
「書いてみせる…」僕は女の子の柔らかそうな胸を見つめつつそう誓った。
940吾輩は名なしである:2001/05/11(金) 05:41
999番線から午後7:05分 金沢行きの汽車がでる。
その旅立ちが女に幸わせをもたらす筈だ。こんな男達から 
逃げ出そう!

941吾輩は名無しである:2001/05/11(金) 05:49
視線を感じた女の子は、そんな事を思ったかもしれない…
942吾輩は名無しである:2001/05/11(金) 05:51
僕は、心の中で小説を書き始めている。「じゃな!」木下が立った。
943吾輩は名無しである:2001/05/11(金) 06:11
彼が出て行く扉の向こうに、眩しい光の街が見えた。もう初夏だ。
944吾輩は名無しである:2001/05/11(金) 08:46
僕は彼を僕のものにする呪文を唱えた
945Miss名無しさん:2001/05/11(金) 17:49
クォ・ヴァディス(汝いずこへ行く)
946吾輩は名なしである:2001/05/11(金) 20:26
セテリス・パブリス(ほかの条件が同一ならば)地獄にゆきたい。

947名無しさん@一行でね:2001/05/11(金) 23:58
心のなかでいくら呪文を唱えても小説のいいフレーズが出て来ない!
948吾輩も名無しである:2001/05/12(土) 00:00
完全なるスランプだ。
949吾輩は名無しである:2001/05/12(土) 00:01
こんなときは酒を飲むに限る。
950名無しさん@いらっしゃい:2001/05/12(土) 00:02
そうだ、インターネットを使って、リレー形式で小説を作るってのはどうだろう。
951名無しさん@一行でね:2001/05/12(土) 00:02
それもひとり、一行ずつに限定するんだ。
952吾輩は名無しである:2001/05/12(土) 00:03
「アナタ、トコ、イク?」
中国からの留学生、李だ。こんなところで出会うとは。
953吾輩は名無しである:2001/05/12(土) 00:06
>952お前二行になってるよ!俺は叫んだ。
954吾輩は名無しである:2001/05/12(土) 05:32
小説はフレーズではない、ストーリーだ…僕は考える。一体何を書きたいか?
955吾輩は名なしである:2001/05/12(土) 06:14
人を幸福にする小説さ!筋立てに7年の時が流れている。
956吾輩は名無しである:2001/05/12(土) 08:33
と、思いたいが実は漠然としたイメージだけだ。筋はこれからだ。
957吾輩は名無しである:2001/05/12(土) 10:46
僕は、風や空気との対話やドッペルゲンガー体験や、幼い頃の
958吾輩は名無しである:2001/05/12(土) 10:56
虐待および性的イタズラを
959吾輩は名無しである:2001/05/12(土) 11:07
言葉に紡ごうと思う。
960吾輩は名無しであるPar.19:2001/05/12(土) 16:16
貸した金かえしてくれ、との李の言葉に我にかえる俺。
961名無しさん@公演中:2001/05/12(土) 16:46
それでも僕は、君に会いたいと思った。
962名無しさん@一行でね:2001/05/12(土) 18:01
会いたい、会いたい。1000が来る前に。
963一行:2001/05/12(土) 18:34
そうだ、何よりもまず、会わなければ。僕が一番会いたいのは、
964吾輩は名無しである:2001/05/12(土) 19:12
田中外相だ。一人一殺の気概で、ブスッ、と逝ってやろう。
965吾輩は名無しである:2001/05/12(土) 23:01
いやむしろ、ブスと言ってやろう。
966吾輩は名無しである:2001/05/13(日) 08:48
いや、大馬鹿と言ってやろう。
967吾輩は名なしである:2001/05/13(日) 11:56
再再説:醜女な魔女ゴーガンとなずけくぁり。BYゼウス拝
968吾輩は:2001/05/13(日) 16:34
というよりむしろ滅茶苦茶なまでの理性を持ちたいそれゆえにおれは・・・
969吾輩は名なしである:2001/05/13(日) 17:04
全知全能の神ゼウスの途へ天路歴程する事にきめたが、
970吾輩は:2001/05/13(日) 21:40
その天路とやらがいまだにわからずこうしてパソコンの画面のまえに居るのだ・・・。
971吾輩は名なしである:2001/05/13(日) 22:49
私は一兵卒になるべく「麦と兵隊」か?
972吾輩は名無しである:2001/05/14(月) 01:17
いや僕は小説の中で、会うのだ! 一番会いたい人に。その為に
973吾輩は名無しだぎゃ:2001/05/14(月) 10:27
思いつくままに、機関銃の如くキボードをうちはじめた。
974吾輩は名無しである:2001/05/14(月) 11:46
書き出しが一番難しいのだ。書き出しの一行は後回しにする。
975吾輩は名無しである:2001/05/14(月) 12:44
題名はどうしよう・・・。書いている内に決まるだろう。まず
976吾輩は名無しだぎゃ:2001/05/14(月) 16:04
結末のシーンからだ。
977吾輩は名無しである:2001/05/14(月) 20:15
あとがきは決まっている。「まさか芥川賞受賞なんて思ってませんでした」
978名無しさん@一行でね:2001/05/14(月) 21:35
解説文は尊敬しているあの人に頼もう。
979Miss名無しさん:2001/05/14(月) 22:32
吉行淳之介。彼以外に考えられない。さっそく霊界と交流しなくては。
980吾輩は名無しである:2001/05/15(火) 01:12
いや、吉行はもう古い。今ならあの人しかいない。
981吾輩は名なしである:2001/05/15(火) 04:23
原稿用紙にして172枚順調にタイピングが進んでいるがまだタイトルがきまらない。
982吾輩は名なしである:2001/05/15(火) 21:03
木下がいつた「あと178枚で本格小説とはいえないまでもて中編小説にはなるじゃないか
983一行:2001/05/17(木) 12:16
枚数はいい。書けるところまで書く。それよりタイトルを決めよう。
984吾輩は名無しである:2001/05/17(木) 13:09
これは多分新しい文学の地平を開くものとなるはずだ。だから、
985吾輩は名無しである:2001/05/17(木) 14:00
斬新で誰もがハッとするような題がいい。千までに決めなければ。
986吾輩は名なしである:2001/05/17(木) 21:30
木下は友達に3っほど考えている題名のひとつをきかせた。
  「スピカ:千の輝き」
987吾輩は名無しである:2001/05/17(木) 22:43
木下はヤツのシナリオを仕上げようとしている。僕の小説は
988吾輩は名無しである:2001/05/18(金) 19:39
完成するまで長い道のりを辿ることになりそうだ。
989吾輩は名無しである:2001/05/18(金) 20:15
俺は煙草をとりだした。
990吾輩は名なしである:2001/05/18(金) 20:40
その時、電話の音が静かに鳴った。受話器のむこうには一代決心をした木下がいた。
991吾輩は名無しである:2001/05/19(土) 00:20
「どうだ、同じ題名で書かんか、君は小説、俺はシナリオを」彼はそう言った。
992吾輩は名無しである:2001/05/19(土) 01:22
「おう、望むところだ」僕は即答した。
993吾輩は名無しである:2001/05/19(土) 01:31
「で、タイトルは?」僕は内心ニヤリとしながら訊いた。
994吾輩は名なしである:2001/05/19(土) 05:21
タイトルは二人の共有物 「杏子」にしよう。
995吾輩は名なしである:2001/05/19(土) 05:58
s駅 995番線からまた一人の女が男との関係を精算するため出発する。
996吾輩は名なしである:2001/05/19(土) 06:15
確かに奴は逃げ足が速い。最下段にいたかと思うとスッーとホ−ムの最上段に駈けあがる。
997名無しさん@一行でね:2001/05/19(土) 13:44
逝ってしまうのか、杏子…。
998吾輩は名無しである:2001/05/19(土) 13:45
俺を残してどこへ行くんだ!!!
999吾輩は名無しである:2001/05/19(土) 13:46
杏子は振り返るとこう叫んだ。
1000吾輩は名無しである:2001/05/19(土) 13:47
「次のスレでまた会いましょう」
1001吾輩は名無しである
FIN