1 :
吾輩は名無しである:
いろいろ想像させられたり、思わぬ発見をして意外な一面を知った気に
なったりで面白いと思うのだが、どうだろう。
ちなみにうちの親父のには吉本隆明、井上光晴がほとんど網羅されていて、
『現代思想体系』が全巻揃っていたりもして、ちょっとかなわねーな、と
いう気にさせられる(ほんとに全部読んだのかはしらないが)。
そんな中に混じって『脳内革命』やら『ウエンディ・ジレンマ』やらフリー
メイソンに関する本やらがあったりするのが笑える。
2 :
吾輩は名無しである:2001/01/30(火) 00:21
世界文学全集と日本文学全集がありました。
むさぼり読んでます。
3 :
吾輩は名無しである:2001/01/30(火) 00:48
古い地層にサルトルとかジュネとか大江とか。
新しい地層には・・・
藤岡とか西尾とか読むんじゃねー、親父!
4 :
吾輩は名無しである:2001/01/30(火) 00:56
> 世界文学全集と日本文学全集がありました。
家にもあって、同じようにむさぼり読んでいたときがあり
ました。めぼしいものは全て読んで、その中では、キップ
リングの「消えた光」が一番よかったかな。
両親が、全集が家にあると格好いい世代に生きていたから
あるんでしょうね。
5 :
吾輩は名無しである:2001/01/30(火) 01:07
>1
おお!良いスレを立てましたね!!
俺、高校生になってから親父の本棚漁るようになったんだけど、
萩原朔太郎、室生犀星、北原白秋の詩集がでかい顔をしていたのには
驚いた。とてもそんなふうには見えねーーーーー
お袋は国文出身なもので、それ関係の本が溢れているが、
こっちには未だ手をつけずにいる。
一般書籍板のほうがレスつくと思いますです
7 :
吾輩は名無しである:2001/01/30(火) 03:50
うちの親はリアルに生きていたので本なんて読んでなかった
だから家に本なんてなかった
皆さんの親御さんはインテリっすね
8 :
吾輩は名無しである:2001/01/30(火) 04:00
親父が筒井康隆を持っていなかったら、俺は本にはまらなかったろうに。
9 :
吾輩は名無しである:2001/01/30(火) 06:17
みんななんでそんな素敵な本ばっかりあるんだい?
うちなんかゴルゴと美味しんぼしかないよ。一応全部揃ってたけど。
あとは辞典とか図鑑ばっか。どうやら文章を読むのが相当嫌いらしい。
けど俺だってグラップラー刃牙を揃えてたりするんだ。
結局、血は争えないということになるかな。
10 :
吾輩は名無しである:2001/01/30(火) 06:37
親父、月5万円は本に費やしてる。
でもほとんどがビジネス書とトンデモ系(マジやばい)で
俺の読みたい本が全くない。
家の親父は、一応日本文学全集みたいな物をもっててそれから森鴎外は特に好きみたいで
森鴎外だけの全集を持ってる。
でも、俺はめんどくさいので森鴎外までは手が着かず、夏目漱石ばっかりよんでいた。
自分では、もったいないと思うのですが、森鴎外は舞姫ぐらいしか知らない。勿体ない。
12 :
ケツ毛:2001/01/30(火) 06:58
塩野七海がたんとある。
13 :
吾輩は名無しである:2001/01/30(火) 15:03
オヤジ:日本文学全集←古くて臭い
オフクロ:エッセがそろってる
14 :
吾輩は名無しである:2001/01/30(火) 15:20
家に文学全集があるなんてうらやましい〜!
うちには広辞苑もない。
しかし脳内革命はある(笑)
厨房の頃石川達三を引っ張り出してきて読んだくらい。
あとは、栗原はるみ。
なんか知らんけどいっぱいある。
15 :
吾輩は名無しである:2001/01/30(火) 19:31
うちは親父が本は老人が読むものと頭から決めてかかっているので、何もねえです。
ただ母方の田舎には日本と世界の文学全集があって、読みたいのだが、なんせ重い。
持って帰るのにも一苦労。
しかも一緒に暮らしているわけでもないから本に傷をつけたりしたら失礼ですし。
田舎に生まれたかった……。
16 :
吾輩は名無しである:2001/01/31(水) 00:15
親父の読む本は、俺とは全く傾向が違う。
おやじの蔵書は近世や、近代現代の歴史関係の本が目立つ。あとはエロの歴史関係か(ワラ
松本成長などの社会派ミステリーも好きだし、経済小説もよく読んでる。
それ以上に多いのが古文書や浮世絵、版画、絵画の数々。ほとんどレプリカ。
文学はほとんど読まないが、最近木山捷平や上林暁や川崎長太郎をよく読んでるようだ。
おふくろは本はほとんど持ってない。ただ若い頃は文学全集や詩集を買っていて、
俺に文学への道を目指す契機をくれた。
17 :
名無しさんの主張:2001/01/31(水) 00:47
両親は全共闘世代のウヨ(父)・サヨ(母)カップルなので、昔の不気味なイデオロギー関係の本が多い。
比較的まともなのは「植物図鑑」「古事記」「源氏物語」「雨月物語」「世界文学全集」やボードレール・ハイネの詩集やサルトル
柳田國男、大江健三郎、三島由紀夫、大岡昇平、阿部公房ぐらいか。
エンターテイメント/芸術ものが少ないのが悲しい。
芥川全集は厨房の頃よく読んだかな。
しかし、昔の本って手に取ると臭いよね(笑)
18 :
吾輩は名無しである:2001/01/31(水) 01:04
>あとは辞典とか図鑑ばっか。どうやら文章を読むのが相当嫌いらしい。
図鑑があるというのはいい環境ですよ。
19 :
吾輩は名無しである:2001/02/03(土) 03:33
>ALL
なんて素晴らしい家庭環境だ!
ブルデューが言ってた文化資本ってこうゆうこと?
うちの母親は矢沢永吉の「成りあがり」でしか活字を
読んだことない元不良だし、
オヤジは独禁法入門読んでるところしか
家で本を読んでる姿を見たことがない三等取締役だ(泣
ちっちゃい頃、家に本棚なんかなかったよ。。
>>19 同感。ただただうらやましい・・・・・
父・・「鈴木健二が書いた本」を一冊。(「気配り」ではない)
母・・「冠婚葬祭百科」
家族で本棚を持っているのは私だけ。
親に「フフン、そんなもの読んでるのか」と馬鹿にされてみたかった。
オレんちは、文学とか思想哲学関係は全然なかったな。
ただ、子供向けの図鑑の類は2シリーズほどあったから
ときどきそれを読んでたね。
しかし消学生の時の愛読書は分厚い生活豆知識の
本だったりして(爆
22 :
吾輩は名無しである:2001/02/03(土) 13:56
48にして村上春樹読んでる母親って。
鬱だ氏のう。
23 :
吾輩は名無しである:2001/02/03(土) 14:25
オフクロの本棚には西村京太郎とか、赤川次郎ばっかり。
オヤジの本棚には海外の推理小説ばっかり。
ちなみに兄貴の本棚には日本の古典ばっかり。
俺はほとんど読ませてもらった。
24 :
吾輩は名無しである:2001/02/03(土) 15:54
母親が中島らもの本を隠し持っていた。
>11
『舞姫』を読んだのなら
ドイツ三部作ののこり『うたかたの記』と『文づかひ』も読んどくといいと思うよ
26 :
床:2001/02/04(日) 00:29
オフクロの本棚には河出書房の世界文学全集。
高卒で働き出してすぐから、毎月1冊ずつ購入して揃えたらしい。
祖母にはそんな金があるなら家のために使え、と相当怒られたとか。
スタインベックやヘミングウェイのところどころに
オフクロが引いたと見られる黒線があっておもしろい。
そんな親にしてこの子あり。
27 :
イラストに騙された名無しさん:2001/02/04(日) 04:36
親父の本棚
昔の部分は文学全集から好きなものだけ残した、って感じ。
室生犀星とかモームとか林芙美子とか。
ちょっと昔(俺が子供の頃)げんま大戦とか太陽の世界とか
西村京太郎もあった。
今。特命検事(武装検事だったか?)黒豹・・・。
そのうちライトノベル読み出したりして。
28 :
吾輩は名無しである:2001/02/04(日) 04:39
>26
そのお母さんって
「酒とバラの日々」ってゆう映画の
ヒロインみたいだね。
29 :
吾輩は名無しである:2001/02/04(日) 05:02
渡辺淳一ばっかだけど、何か?
うちは家に本はなかったけれど小さい頃母親が毎晩寝るときに
本を読んでくれていたので自然と本好きになり、小学校に入ってからは
図書館に通いつめるようになりました。
31 :
考える名無しさん:2001/02/04(日) 07:02
亀井勝一郎の人生論みたいなやつとか
ソ連の教育学者の本とか。
32 :
吾輩は名無しである:2001/02/04(日) 08:02
母:日本の古典文学(原文)の全集。
漢詩(訳つき)全集。←李賀もあったよ。
スポック博士の育児書!!
父:色々ありすぎ!専門書ばかりと思われる。
33 :
吾輩は名無しである:2001/02/04(日) 19:41
中央公論社版の千夜一夜物語が本棚の高いところに並んでいて、
ちょっと淫靡でした。(背に絵が入っているので)
もちろん、留守のとき盗み読みしましたけど。ガキのころ。
34 :
吾輩は名無しである:2001/02/04(日) 20:05
>>20 >親に「フフン、そんなもの読んでるのか」と馬鹿にされてみたかった。
確かに!「おやじぃ」のような家族が欲しいとは言わないからそれぐらいは言われてみたかった・・・
35 :
ななし:2001/02/04(日) 23:36
親父の本棚は
「罪と罰」から椎名誠、Z武まで多岐にわたる
恥ずかしいので、椎名誠はやめてほしい
百科事典とか日本の歴史とか、とにかく箱入りで10冊以上の全集ものばかり。
台所の本棚なんか誰も見ないんだから見栄張らなくてもいいのに。
37 :
クーロン:2001/02/05(月) 02:40
いずみまさこ
38 :
吾輩は名無しである:2001/02/05(月) 23:04
全集をむさぼり読むというのは、まさに活字中毒ですね。
だって、全集だったら面白いのから面白くないのまで揃ってるのだから。
39 :
吾輩は名無しである:2001/02/06(火) 00:07
僕の実家には大江健三郎の『死者の奢り』のサイン本(ほんとは叔父の
ものらしい)があるけど、売ったらいくらくらいでしょうか?
40 :
名無しさん@1周年:2001/02/06(火) 00:50
>39
Bookoff で200円くらい?
41 :
吾輩は名無しである:2001/02/06(火) 01:30
>>39、40
BookOffなら単行本でも50円程度でしょ、たぶん。
高く売る方法は、ヤフオクくらいじゃないかな。
大江狂の外国人でも見つけてみたら。
42 :
吾輩は名無しである:2001/02/06(火) 21:35
手塚治虫『火の鳥』の朝日ソノラマ版を一揃い隠し持っていてくれた母親には、
ひそかに感謝している。
子供の頃偶然に見つけて一日中貪り読んだ。めまいがするほど濃密な時間だった。
43 :
吾輩は名無しである:2001/02/06(火) 23:32
親父はビジネス本を買ってきちゃあ読まずに並べている
兄貴もそれに倣っている
うちの本棚には「文学」と呼べるものがない...
44 :
日本@名無史さん:2001/02/07(水) 04:01
左翼系
45 :
白石昇:2001/02/07(水) 21:59
かちょうざ白石昇です。
>>22 うちの実母は還暦過ぎて村上春樹読んでました。死なないで下さい。
こどもむけの本だね、と彼女はおっしゃいました。素晴らしい批評だと
思いました。
46 :
床:2001/02/07(水) 22:06
>42
い、いいなぁ!!
47 :
9:2001/02/08(木) 03:08
48 :
9:2001/02/08(木) 03:11
しまた。送信してしまた。
>>18 遅レスですが、図鑑といってもポケットサイズのそればかりです。
まあ、あるに越したことはありませんが。
49 :
吾輩は名無しである:2001/02/10(土) 07:57
中卒、職人56歳、
「家畜人ヤプー」が堂々と置いてある…
この前実家に帰ったら佐藤愛子の文庫がずらりと。
親孝行しようと密かに誓った(涙)
51 :
吾輩は名無しである:2001/02/12(月) 01:57
父 安部公房 石川淳
母 澁澤龍彦
52 :
名無しさん@1周年:2001/02/18(日) 16:55
どうしようもない堅物で、大部分が理系の専門書の親父の本棚から
若いころに読んだと思われるボロボロになった「若きウェルテルの悩み」
の文庫本を発見した。なんとなく泣けた。
53 :
吾輩は名無しである:2001/02/18(日) 17:42
>52
ちょっと感動しました(ナミダ
54 :
うろぼろす:2001/02/18(日) 18:26
うちの父は海上保安庁出身ということもあって、海や軍をテーマにした
吉村昭の本が、父の本棚にある。
55 :
吾輩は名無しである:2001/02/19(月) 02:19
うちのオヤジは川端康成のサイン本を持ってる。
が、母とつきあってるとき貧乏で何も買ってあげられなかったので母にそれをプレゼント、は
いいのだが、そのときよせばいいのに訳のわからんメッセージを書きこんでしまった・・・。
馬鹿だなあ〜。
でも、日本と世界の文学全集合わせて200冊以上と漱石、泉鏡花、高橋和己、そのほかいっぱい
買って持ってるのでとてもありがたい。
56 :
吾輩は名無しである:2001/02/19(月) 02:35
うちのオヤジは腸のマニアなので
腸に関する本がたくさんあります。
最近は「腸は考える」という本が
お気に入りらしいです。
57 :
吾輩は名無しである:2001/02/19(月) 03:01
俺のオヤジは黒豹シリーズを読んでいる。
働き者なところは尊敬しているが、これはちょっと恥ずかしい。
58 :
吾輩は名無しである:2001/02/19(月) 04:00
皆さん仲々素敵な親子関係ですなあ。
59 :
け:2001/02/27(火) 11:57
親父昭和15年生まれ、大学教員。
色あせたマルクスやレーニン、ゴーゴリ、ドストエフスキー、漱石、田山花袋など、
いずれも文庫。古すぎて手をつけるのもはばかられる。
いちばん場所を占めているのは松本清張。
最近はマンガばかり(何かをあきらめたのか)。「美味しんぼ」「ちびまる子ちゃん」
「三国志」「大甲子園」などを買い揃えている。
60 :
いいスレですね。:2001/02/27(火) 23:25
父が乱読屋だったようで、文庫本がたくさんあった。
消防のころ勝目梓(字、あってるかな)を勝手に掘り出して読んで、ドキドキした。
私が読んでるのに気付いて父は「Hなシーンも多いけど文章が良いだろ」と
とってつけたような事を言ってたな。
サルトルとコリン・ウィルソンとヘッセは両親の本棚から読んだよ。
サルトルなんて意味わかんなかったから分かりたくて何度も読んでたな。
あと、父は写真を、母は芝居と革工芸をやってるのでそれ関係が多い。
61 :
吾輩は名無しである:2001/02/27(火) 23:49
アドルフ・ヒトラー『わが闘争』翻訳初版本…。
なぜあるのでしょう? でもある。
62 :
吾輩は名無しである:2001/02/27(火) 23:58
やはり貢のHOW to SEXXXXXXXX!!!!!!!!かな?
63 :
吾輩は名無しである:2001/03/01(木) 04:11
うちの父親の本棚には「永遠の背番号3」だとか「たかが江川されど江川」とか
クロマティ(だっけ?)の暴露本だとか、まあそんな本ばかりがギューギューに
つまっているんだけれど(江川のワイン本まである。何考えてんだうちの親)
その中にナニカを勘違いしたのでしょう、「優雅で感傷的な日本野球」が紛れており、
たまたまそれを読んだ私が今こうしてこの板に住みつくことになっていたりするのです。
お父さん、ジャイアンツ、ありがとう。
64 :
吾輩は名無しである:2001/03/01(木) 12:49
大正時代とか昭和初期とか戦争中のとか、ふる〜い教科書もある。
べつに教師ではなくて、親族の教科書が集まったのかもらったのか…。
昔の人は、よくお勉強していた様子ですがな。
いまより遥かに高度でないかい?
65 :
吾輩は名無しである:2001/03/03(土) 00:52
『徳川家康』全巻あります。
これもってる父親、けっこう多いんじゃない?
66 :
JPB:2001/03/03(土) 01:07
武者小路実篤の『或る男』。
すすけたカバーにペンで「或る男」との書き込みに
息子「なんだよこれ、有島の或る女の間違いじゃねえの?」
親父「お前もまだまだ何も知らんな・・・・」
と、おもむろにカバーを外す。
息子「うっ・・・・」
67 :
吾輩は名無しである:2001/03/03(土) 10:15
>>66 面白い
父の本棚、といっても家中の壁なのだが、
その中に三島から大江がずらっとそろってる事に
気づく年頃になった自分を覚えている。
このスレ見てて思ってたんだけど、親が読書家だと
正確のいい子供が育つのだろうか。この板珍しく
いい人間ばかりだし。
1行空け野郎ウザイ。
俺の親父は1冊も本を持っていない。尊敬してます。
子供の俺の正確はこうだが。
69 :
吾輩は名無しである:2001/03/03(土) 11:50
この板は落ち着いてるとは思うが
「いい人間ばかり」とはとても思えんな。
うちの親も本を持ってない。
その癖子どもにはうっかり児童書の全集を与えてしまったため、
私みたいなのが出来あがっちゃってます。
70 :
食いだおれさん:2001/03/03(土) 21:06
父の本棚。安岡章太郎を初めとした第3の新人の作品が多かったが、
中学の頃、その奥にカバーを掛けたフランス書院文庫数冊を見つけた
ときはショックだった。
71 :
吾輩は名無しである:2001/03/03(土) 22:35
そいつぁショックだ
でも、みんなそんなもんよ
72 :
吾輩は名無しである:2001/03/03(土) 22:42
イリイチやルソーを始めとする教育書がズラリ。
教育ウンチクを語らせたら父の右に出るものはいない。
その素晴らしい教育成果が現れたのか、
私と兄は2人とも現在、無職。
…鬱打詩嚢。
73 :
JPB:2001/03/03(土) 22:45
>70さん
そんなもんです。私も陰に隠れた杉村春也にはうなされました・・・
それ、小学生の時です。下手に読んでしまって・・・
74 :
吾輩は名無しである:
子供の目につくところにギョーム・アポリネールのエロ小説(しかもやたらそそる
イラスト付き)なんて置いとくなよ、親父・・・。
おかげで無垢な幼少期があっという間に終わっちまったじゃねえか。