1 :
名無しさん@1周年:
夏目漱石のデビュー作にして
不朽の名作である『坊ちゃん』について皆で論じよう。
まずは、主人公・坊ちゃんについて!
ラストシーンで涙あふれました。
坊ちゃんの清を思いやる気持ちがステキです。
「其(その)後ある人の周旋で街鉄(がいてつ)の技手になった。
月給は二十五円で、家賃は六円だ。
清は玄関付きの家でなくっても至極満足の様子であったが
気の毒な事に今年の二月肺炎に罹(かか)って死んで仕舞った。
死ぬ前日おれを呼んで坊っちゃん後生だから清が死んだら
坊っちゃんの御寺へ埋めて下さい。
御墓のなかで坊っちゃんの来るのを楽しみに待って居(お)りますと云った。
だから清の墓は小日向(こびなた)の養源寺(ようげんじ)にある」
井上ひさしさんは最後の「だから」の使い方について
「接続詞として最高」と評してました。
なお、坊ちゃんのサイト↓見つけたので貼っておきます
http://www.cnet-ta.ne.jp/p/pddlib/literature/soseki/botchan.htm
3 :
吾輩は名無しである:2001/01/20(土) 15:27
2さんへ
俺もあのラストが大好きです。
何回読んでもいい。
それと、「なんだか大変小さく見えた」っていう、
一部の終わり方も好き
坊ちゃんは現代に生まれていたとしても
喧嘩ばかりで損な性格かもしれないけど
それでもやっぱりステキだとわたしは思うぞなもし(^o^)
5 :
吾輩は名無しである:2001/01/20(土) 17:42
この前NHKでアニメやってたけど、この物語結構アニメに向いているなと思った。
子供にもわかりやすくて、大人にも同感できる点もある。
6 :
吾輩は名無しである:2001/01/20(土) 18:27
坊っちゃんて、ホントに無鉄砲だったのかな?
とりあえず、親譲りというのはうそだよね。
7 :
吾輩は名無しである:2001/01/20(土) 18:51
ううぅっ(泣)清は可愛い女だ・・死んだお袋みたいで
くろぼん姫の張り付けたサイト全部読んでもうた。
俺の嫁さんも読んで見習ってほしい(って思うのは男尊女卑だろうか?)
8 :
吾輩は名無しである:2001/01/20(土) 20:23
坊っちゃんと清の関係ってかなり特殊じゃない?
9 :
吾輩は名無しである:2001/01/20(土) 20:30
そうか?そう思うほうがおかしいと思うぞ。
以前に「坊ちゃん」は勧善懲悪的で単純、みたいな論評を読んだこと
あるんだけど、それはある意味そうかもしれないが、こういう主人公
のストレートさって、現代だからこそ、蘇ってほしい。
なんでも斜に構えて物事はかるよりも気持ちいい。
今坊ちゃんみたいな奴いたら、友達になりたいね。
11 :
>8:2001/01/20(土) 20:56
坊っちゃん⇒清 っていう恋愛関係って言いたいの?
12 :
こころ:2001/01/20(土) 21:37
13 :
吾輩は名無しである:2001/01/20(土) 23:59
>12
こころは関係ないよ
14 :
吾輩としては:2001/01/21(日) 01:35
清については、母性の象徴であってほしい…
無理やり「女」の役割を負わせなくてもいいのではないかと
おもうんですが。ヌルイですかね?
15 :
吾輩は名無しである:2001/01/21(日) 01:41
>>1 漱石のデビュー作が「坊っちゃん」だったとは。初耳ですな(藁
このスレ、よく荒らされないね・・・・・
文学板の住人は、みんなオトナだ〜
17 :
吾輩が名無しである:2001/01/21(日) 03:14
モーツァルトの音楽と同じでどの頁も素晴らしく、選び出すこと
などできないが、無理にひとつだけ挙げろといわれたなら、
3さんと同じく一章の最後辺り、
≪おれは泣かなかった。然しもう少しで泣くところであった。≫
の一文。
たったこれだけで、江戸っ子、坊っちゃんの姿を彷彿とさせる。
う〜ん、いいなあ。やっぱり名作だね。久しぶりに読み返して、
文学の原点を考えさせられた。
スレを立てた1さんに感謝。エライ!!
ところで、わたしはその小日向に住んでいる。養源寺は架空の
寺だが、夏目家の菩提寺(たぶん)の本法寺が近くにある。
(徒歩10分ほど)
で? と訊かれても困る、ただのお国自慢です。
18 :
これ:2001/01/21(日) 06:33
>>1 スレ立てるんなら、せめて中学で習う程度の文学知識を仕入れてからに
して下さい。頼むから。
20 :
1:2001/01/21(日) 22:43
すみません、最初「猫」について書こうと思ってたんで。
>>19 あなたより知識ある自信はありますよ。
↑
その一言はいただけない。印象sage
22 :
吾輩は名無しである:2001/01/21(日) 23:21
岩波文庫版の解説文にもある事だが
主人公=坊ちゃんと、その兄が同学年であるのは何故か?
平岡敏夫氏によれば漱石の計算違いだそうだがそうだろうか?
P10.L15「自分の力でおれを製造して誇ってるように見える。少々気味がわるかった。」
P10.L16「時々は子供心になぜあんなに可愛がるのかと不審に思った。」
P14.L13「もう少し年を取っていらっしゃれば...」
私には単なる主人と下女の関係にはおもえないのだが...
主人公の年齢と清の奉公年数が一緒なのも、
奉公の時期が「瓦解」の時期と一致するのも気になる。
私が本作を最初に読んだのは小学生の時だったが読後感は虚無的な物だった
その印象は今も変わりない。
23 :
吾輩は名無しである:2001/01/21(日) 23:31
面白いというか馬鹿馬鹿しいというか。
「おもえないのだが...気になる。」 とか言ってないで
自分の思ったことを推理して書けよ、タコ!
>>1 既に漱石スレがあるのですから、作品論はそちらでお願いします。
25 :
>1:2001/01/22(月) 12:36
「坊っちゃんがデビュー作」なんて書いた時点で最悪。
本当に漱石作品が好きな人間なら、たとえ泥酔していたってそんな間違いはしない。
馬鹿にするにも程がある。
26 :
吾輩は名無しである:2001/01/22(月) 13:31
地方をばかにした話がそんなに好き?
松山の人に聞くと夏目漱石は、東京人であることを
鼻にかけたいやな奴で1年で学校を追い出されたそうです。
>>26 でも道後温泉は「坊っちゃんで有名な〜」って売りにしてるんだよね。
友人が不思議がっていた。
卒論「坊っちゃん」でやるつもりだったが、やる気失せたわ…
こんなスレ立てんな!(怒