1 :
吾輩は名無しである:
一時期めちゃめちゃ騒がれてて、文学に興味のない俺ですら知ってた存在なんですが、
最近全く聞きません。
結局この人はどの程度の作家なんでしょうか?
文学に詳しい人にお聞きしたいです。
2 :
吾輩は名無しである:2001/01/19(金) 19:29
一発屋。
3 :
吾輩は名無しである:2001/01/19(金) 20:42
長い目で見てあげよう
4 :
吾輩は名無しである:2001/01/19(金) 20:45
5 :
U-名無しさん:2001/01/20(土) 00:44
まだ二十歳半ばなのに大家然とした物言いはやめたら?
いい若いもんが・・・
6 :
吾輩は名無しである:2001/01/20(土) 00:49
>5
3が?平野が?
7 :
平野啓一郎:2001/01/20(土) 00:52
>5
うるせー
8 :
かむぱねるら:2001/01/20(土) 01:07
なんか「日蝕」って、パクリじゃなかったの?
この間、そう聞いたけど・・・。
ホントのところ、どうなの?
9 :
吾輩は名無しである:2001/01/20(土) 01:13
下手すると二十歳半ばが、最も大家であった
ということに、昨今はなりかねんからね。
10 :
吾輩は名無しである:2001/01/20(土) 01:18
発表作品の全貌を知りたい
個人的には「日蝕」「一月物語」それと一昨年「波」に掲載された短編しか
読んだ事が無い。
作家「平野」を総括するにしても
判断材料が少なすぎる
11 :
吾輩は名無しである:2001/01/20(土) 04:54
何でこんなに嫌われてんだ?
擁護するレスが一つもない…
京都のローカル作家になってるよ。
おおみそかにも京都TV出てたよ。
タレント作家になりたかっただけのような気がする。
量産しないとこもパクリ疑惑が耐えないのも
王道っぽいし。
批評家で彼を誉めてる(誉める勇気がある?)ヤツっているんですか?
東も浅田も福田もぼろぼろにこき下ろしてましたね。
彼も三島と同じ時代に生まれてくればもっとまともな評価が得られた
だろうに、かわいそう。
15 :
京都人:2001/01/20(土) 09:48
>京都のローカル作家になってるよ。
おおみそかにも京都TV出てたよ。
京都在住の人間と知れば、応援しないわけにはいかんな。
あげ
16 :
吾輩は名無しである:2001/01/20(土) 14:57
>彼も三島と同じ時代に生まれてくればもっとまともな評価が得られた
だろうに、かわいそう。
今の時代に出てきたからあれだけ騒がれたのでは?
っていうかそういえばこの板で平野好きってヤツ見かけないな。
信者とかいそうなもんなのに。
17 :
吾輩は名無しである:2001/01/20(土) 15:02
一月物語だっけ?
面白い?
18 :
考える名無しさん:2001/01/20(土) 20:31
19 :
吾輩は名無しである:2001/01/20(土) 21:42
「葬送」読んだ人います?
3ページも読めなかった。(漢字が難しいからじゃないよ)
平野のおもしろさがわからん。
日蝕読むの一苦労(漢字が難しいからぢゃないよ)。
底が浅い。つまらん。これが正直なところ。
これで芥川賞ね。…芥川賞って取ると文才ないってことになるのかな
21 :
吾輩は名無しである:2001/01/21(日) 01:18
読書の快楽がない。
22 :
吾輩は名無しである:2001/01/21(日) 02:03
>14
>東も浅田も福田もぼろぼろにこき下ろしてましたね。
彼らはこき下ろすのが批評だと思っております。
23 :
考える名無しさん:2001/01/21(日) 02:10
このスレは今から「平野啓一郎を誉めてみよう。たまには」に変わりました。
24 :
吾輩は名無しである:2001/01/21(日) 02:11
難しい漢字いっぱい知っててすごいですね。
25 :
考える名無しさん:2001/01/21(日) 02:11
じゃまず俺から、
・・・
26 :
吾輩は名無しである:2001/01/21(日) 02:12
京大法学部なんて頭いいんですね。
27 :
吾輩は名無しである:2001/01/21(日) 02:12
カメラ目線がいいですね。
28 :
吾輩は名無しである:2001/01/21(日) 02:13
官能的なものを目指した紙芝居。そこに彼の批評性がある。
29 :
吾輩は名無しである:2001/01/21(日) 02:27
茶髪にピアスを世間に認めさせた功績は大きい。
30 :
吾輩は名無しである:2001/01/21(日) 02:32
オヤジ殺しの秘訣を教えてください。
31 :
吾輩は名無しである:2001/01/21(日) 02:37
アイドルの売り方の方法論で売り出され、実際に売れた功績は大きい
32 :
吾輩は名無しである:2001/01/21(日) 02:40
文学の世界にビジュアル系という言葉をもたらした功績は大きい。
アイドルという容姿ではないのに、
アイドル扱いされてるとこがすごい。
34 :
>33:2001/01/21(日) 02:49
でもマット・デイモンに似ていなくもないぞ。
両者は似ているね。
平野啓一郎は京大で芥川賞だから、あの容姿でもアイドル扱いされる。
マット・デイモンもハーバードでアカデミー脚本賞だから、あの容姿でもアイドル扱いされる。
よく見たら、どっちも相当ヤバイ顔だろ。
(あごのあたりが特に)
35 :
吾輩は名無しである:2001/01/21(日) 02:56
島田雅彦は東京外語大で持ち込みデビューだけど、
あの容姿だからアイドル扱いされている。
36 :
吾輩は名無しである:2001/01/21(日) 03:10
>35
一度も読んだことないくせに「島田のファン」という女には気をつけろ。
37 :
お笑い板より:2001/01/21(日) 03:12
719 名前:平野啓一郎はタモリ好き!!投稿日:2001/01/18(木) 11:52
京大在学中に芥川賞を受賞した平野啓一郎の雑誌インタビューでの言葉
「僕は完全に夜型ですね。だいたい、『笑っていいとも』が始まるくらいの時間に起きます」
「(タモリが好き?という質問に対して)そうですね。夜起きているんで『タモリ倶楽部』とかよく見ています。」
「(夜のタモリの方が好き?という質問に対して)ええ、まあ。
頭のいい人だから使い分けているんでしょう。昼間用と夜用と。」
38 :
吾輩は名無しである:2001/01/21(日) 03:26
森田一義大先生をこんな小者が批評するとは。
しかもやけに上から語ってるな。
39 :
吾輩は名無しである:2001/01/21(日) 03:27
ちくしてつやに、「ぶんがくってやっぱりむずかしいものなんですよ」
と言わしめた功績は包茎。
40 :
吾輩は名無しである:2001/01/21(日) 03:31
しかし、タモリは昼の方がテンション高いな。
41 :
吾輩は名無しである:2001/01/21(日) 03:35
タモリが昼と夜で芸を使い分けるほど頭がいいことを発見した功績は包茎。
42 :
吾輩は名無しである:2001/01/21(日) 03:38
タモリが芥川賞取った方が良かったな。
43 :
吾輩は名無しである:2001/01/21(日) 03:42
どもー毎度おなじみるろろー番組タモリ倶楽部です
「るろろー」って?
44 :
37:2001/01/21(日) 04:07
>43
「流浪の」だろ?
マジな質問かもしれないので、一応答えときます。
それにしてもタモリ関連レスがこんな付くとは思わなかった。
45 :
43:2001/01/21(日) 05:05
「るろろー」じゃなかったのか・・・
なんかがっかり。
これでタモリ倶楽部の魅力も半減だわ・・・
46 :
吾輩は名無しである:2001/01/21(日) 05:35
必死にオシャレしてるんで分かりづらいが、顔、かなりブサイクだよな。
前に教育テレビでローマおばちゃんと出てんの見て、イタタ〜思うたね。
そのオシャレってのも「シャネルが好き」だとかイタタ感あり。
47 :
吾輩は名無しである:2001/01/21(日) 06:05
平野はもういいよ。それよりタモリの話をしよう。
このスレは今から「平野のように上からタモリを語るスレ」に変わりました。
48 :
吾輩は名無しである:2001/01/21(日) 06:13
じゃあまず俺から
・・・・で、できないっっ!!
やっぱり京大法学部出て芥川賞を獲った人間でないと、森田一義大先生を
見下ろすなんて・・・できないっっ!!
49 :
吾輩は名無しである:2001/01/21(日) 07:33
平野って結局
>やっぱり京大法学部出て芥川賞を獲った人間
これで全て表せちゃうようなヤツだったってことだね。
50 :
吾輩は名無しである:2001/01/21(日) 08:11
東浩紀の見解も浅田彰の見解もほぼ一致しているじゃん。
んで、その通りだよ。
ファンタジーおたく。漢字博士で
51 :
吾輩は名無しである:2001/01/21(日) 08:12
毎度まいど結構レスつくねえ、平野スレは。
52 :
吾輩は名無しである:2001/01/21(日) 12:17
浅田彰は後輩に嫉妬してるだけに一票
53 :
吾輩は名無しである:2001/01/21(日) 12:23
この程度
54 :
吾輩は名無しである:2001/01/21(日) 13:30
三島の再来と言われて否定も肯定もしないところがいやらしい。まんざらでもないってか。
55 :
吾輩は名無しである:2001/01/21(日) 13:30
>51
馬鹿にしてるけど、実はみんな結構嫉妬してるんじゃ・・・・
この盛り上がり具合はそんな気がする。
ルックスがよくて、頭もよくて、その上芥川賞なんていうこれ異常ないくらいの箔も付いてる。
みんな嫉妬してるだけなんだろ?
素直になれよ。
56 :
55:2001/01/21(日) 13:32
>ルックスがよくて
ここは反論がありそうなんで訂正
→女にアイドル並にキャアキャア言われて
にしとこう。
57 :
吾輩は名無しである:2001/01/21(日) 13:32
ルックスはちょっと・・・
58 :
55:2001/01/21(日) 13:33
またまた訂正
異常→以上
59 :
吾輩は名無しである:2001/01/21(日) 21:09
男だと、平野、京極夏彦程度で「ルックスがいい」とか言われて
女だと宮部みゆき、高村薫程度で「ブス」とか言われる。
不条理。
60 :
吾輩は名無しである:2001/01/21(日) 21:37
「日蝕」なんて佐藤亜紀の「鏡の影」の盗作のくせに。
気づいた新潮社は佐藤亜紀の本を絶版にして、看板にしたい
平野をかばった。よくやるよ新潮社。
61 :
吾輩は名無しである:2001/01/21(日) 23:24
新潮社はどんどん「日本ファンタジーノベル大賞」を冷遇していってる
よなあ。
今年は大賞受賞作1作だけ出版。
しかも、以前は新受賞作発売と連動して大々的にやってた過去受賞者作
品のフェアもやらなくなった。
去年1年でかなりの数の過去受賞作が店頭から消えてもいる。
文庫落ちしてないのもあるから、あとになって興味が出ても、これでは
買うことができない。
新潮社ではもうこの賞をやめたがっているんじゃないか。
平野はそのための駒。使えるうちは使い、ちょっと落ちてきたらすぐに
捨てると思う。新潮社はもともと新人を育てることをしないところだし。
嫉妬してるっていうか、
クラスのなかで浮いてる、ブサイクなくせに、
ぼくんちは金持ちなんだぞーすごいだろーとか、
ぼくはミニ四駆に遊戯王のトレカを誰よりも持ってるんだぞー、とか
とにかく空気を読めない、しょーもない自慢話ばっかするガキが目障りで、
ついよってたかっていじめちゃう小学生たちの心境だと思う。
63 :
考える名無しさん:2001/01/22(月) 01:41
>「日蝕」なんて佐藤亜紀の「鏡の影」の盗作のくせに。
>気づいた新潮社は佐藤亜紀の本を絶版にして、看板にしたい
>平野をかばった。よくやるよ新潮社。
これマジなの? いや、盗作のことじゃなくて新潮社の対応のほう。
マジならすごいことじゃない?
64 :
吾輩は名無しである:2001/01/22(月) 01:45
小説を書き上げた根性は認めるが、ただそれだけ、という感じ。
作品からも本人からもオーラが感じられない。
そりゃ、タモリの方が偉いと思うわな。
65 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2001/01/22(月) 02:24
同大学女子としてはかなり、お〜っやるなぁという感じでしたけど。
内容は少し穿ってる感じもするけど、ああいうのもありなのでは。
一見小難しげだからあまり売れなさそうだけど、地道に頑張って欲しい。
そのうち臭みが抜けてもっとよくなるといいなと思います。
66 :
吾輩は名無しである:2001/01/22(月) 02:39
↑まあこれが世間の一般的な見方ですわ。
だから文学をちょっとでもかじってる奴は、余計に腹が立ってくる
のだろうね。
>65
同じ大学だからといってお前とはさすがに比較は
できないだろう。同じ大学だから同じレベルだと
勘違いしてる時点でもうバカ丸出し
まあ、最近の京大も学力低下が甚だしいということなのさ、
残念ながら。
69 :
吾輩は名無しである:2001/01/22(月) 03:00
誰が同じレベルだといったんだ?
嫉妬するんじゃないよ(ワラ
70 :
吾輩は名無しである:2001/01/22(月) 03:25
京大云々はまことにどうでもいい話だが、京大云々がなかったら間違い
なく売れなかったであろうことは分かる。
71 :
吾輩は名無しである:2001/01/22(月) 03:32
>70
京都大工専門学校だったら、あるいはもっと売れたかも。
>70
そう思う。
でも京大だから読んでくれない人もいるよきっと。
どうでもいい事と言いながら、どうでもいい事にしてくれない人もいるってこと。
これは平野さんに限らず一般的に、例えば就職活動なんかでもよくある事だけど。
ほんとどうでもいい話になってスマソsage
73 :
吾輩は名無しである:2001/01/22(月) 07:05
あのう、茶髪にピアスも、シャネルできめるのも
黴臭い旧仮名で純文学ファンタジーを書くのも、
京大の法学部に行ったのもすべてギャグなんですよね?
ミッチーがミッチー王子を確信犯で演じてるみたいに?
まさか本気じゃないすよね?
74 :
吾輩は名無しである:2001/01/22(月) 09:52
清涼飲料水と同レベル。
75 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2001/01/22(月) 10:27
76 :
吾輩は名無しである:2001/01/22(月) 11:48
あいかわらず人気あるなぁ、平野君は。
うそ、平野さんシャネル着てるんですか?
なんか、面白いですね。
一種ギャグじゃないかなぁ。
小林幸子の紅白の衣装みたいなやつ。
78 :
吾輩は名無しである:2001/01/22(月) 12:35
キャッチコピーがうまかった、「三島由紀夫の再来」。
いろんな世代が「ん?」と思うもんね。読めばすぐ
バレバレだけども、ぜ〜んぜん違うって。
要するにロール・プレイングゲームの物語世界に
権威づけのツールをくっつけただけ、古語や死語や
変換しても出てこない漢字、珍本に類する古書等々。
そういう飾りをひっぺがしてみれば、話は単純、
おどろおどろしい魔と黄金と聖と闇の交錯する境界に
ひたすら陶酔するオタク少年が見えてくる。
79 :
名無しさん@1周年:2001/01/22(月) 13:27
極東の黄色い猿が何の衒いもなく、西洋の中世ものを
純文学として書けてしまうところに、現代日本に対する
批評性をあえて見出せるということですか?
80 :
吾輩は名無しである:2001/01/22(月) 14:40
『日蝕』
京大の知り合いが彼と同学部同学年なんだけど、えらく批判していた、
衒学的で底の浅い語彙の選択や、最後の方の真っ白ページ辺りをね。
文学としての体裁が破られてしまっている事が容認できなかったみた
い。俺は理系なんでそういったディシプリンに基づく事情は知らない
けど、確かに手持ちの知識でバリケードをはったような作品だなとは
思ったよ。内容? 単純だよね(それが悪いとはいわない)。
単純な内容をあそこまで水増しして勿体ぶった文学モドキに仕上げた
修辞的な(?)技量が評価されたんじゃないかなと思ったんだけど。違うの?
81 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2001/01/22(月) 16:51
とりあえず漢字が多いだけじゃないの?
冗談として書くんならともかく、マジじゃねえ・・・。
82 :
パドロフの犬:2001/01/22(月) 17:52
>62
貧乏人の多い田舎だと金持ちは僻まれるよ。
俺も結構地元では金持ちなんでお前みたいな貧乏人から
僻まれたよ。
83 :
パドロフの犬:2001/01/22(月) 17:56
排除したがるガキって何にも出来ない貧乏人の子弟が
多い。勉強出来て後にそこそこな大学行った奴は余裕が
あるからそんな事しないしな。つまり頭が弱くて自分に
余裕がない奴が多いんだよな。しょうもない自慢も出来ないような
カスが多い。まっここに来れてる奴等はまだましだな。
そういうシガナイガキの大半は小会社や工場であくせくしてるからな。
84 :
吾輩は名無しである:2001/01/22(月) 19:53
>>78 あなたの分析通りだと思うんだけど、本人はアニメや漫画、
ゲーム、ファンタジーノベルなどのいわゆるオタク系文化には興味ない
と言っているんだよね
批判する東浩紀は自分のバックボーンにオタク文化があることを
カミングアウトしているけど、彼にはそんな意識がない。
なんか不思議。
85 :
吾輩は名無しである:2001/01/22(月) 20:05
デビューの仕方がまずかったよなあ。
芥川賞獲らなくて文芸誌の片隅で細々とやっていればもちっとマシな評価が得られたかもしれないのに。
それにしてもなんで平野ネタはこう盛り上がるんだろうね♪
86 :
吾輩は名無しである:2001/01/22(月) 20:07
デビューの仕方がまずかったよなあ。
せめて芥川賞獲らないで、文芸誌の片隅で細々とやっていればもちっとまともな評価が得られたかもしれないのに。
それにしてもなんで平野ネタはこんなに盛り上がるんだろうね♪
87 :
吾輩は名無しである:2001/01/22(月) 20:07
ああっ!重複スマソ。
88 :
吾輩は名無しである:2001/01/22(月) 22:44
>84
オタクになるほどハマらなかっただけで、さすがにドラクエぐらいやったん
じゃないの?
89 :
吾輩は名無しである:2001/01/22(月) 23:30
ホントにオタク系には目もくれず文学作品しか読んでこなかったとしたら、ちょっとつまんなそう。息が詰まる。
90 :
吾輩は名無しである:2001/01/23(火) 00:32
91 :
吾輩は名無しである:2001/01/23(火) 00:49
>69(=65)
誰に嫉妬だって?
少なくともお前にはしてない(w
それに京大にもしてない。
なぜならば(wwww
92 :
吾輩は名無しである:2001/01/23(火) 01:00
「日蝕」は半年間資料集めて書いたんだってね。たいした根性だけど、
逆に言えば、小難しい小説は、資料を集めればいくらでも書ける。資料を引き写せばいいんだから。
本当に難しいのは、資料を駆使しつつ、分かりやすくて面白小説を書くこと。
そもそも一作書くのに半年かけるなんて、作家としては能力的に失格なんだけど、
今後どうしてくかが問題だね。今の路線で行くか、同じ芥川賞でも村上龍路線で行くか。
「日蝕」は80万部くらい売れて、印税も入ったから、しばらくのんびりするんだろうけどね。
93 :
吾輩は名無しである :2001/01/23(火) 01:02
芥川賞をあげたのはやっぱり」ちょっとフライング気味だったような気がする。
94 :
>91:2001/01/23(火) 01:11
>同じ大学だからといってお前とはさすがに比較は
>できないだろう。同じ大学だから同じレベルだと
>勘違いしてる時点でもうバカ丸出し
あなたが上の発言をした人ならいいたいんですけど、
65さんの発言でなぜ上のような考えが出てくるのかがわからない。
65さんは率直な感想をのべただけの気がしますけど。
あなたが京大生だか東大生だか知りませんけど、読解力がないことだけは明らかですね。
95 :
吾輩は名無しである:2001/01/23(火) 01:12
>>93 あん時の選考委員って、石原慎太郎だったっけね。
平野が芥川賞取れば、同じようにかつて学生でデビュー作で芥川賞取った
自分もマスコミ露出が高くなると思ったんじゃない?
でもまあ、俺も含めて、当時はみんなすごい期待持ってたよ。石原も今失望してんじゃない?
96 :
94:2001/01/23(火) 01:13
突然こんな、いわれのない喧嘩腰の発言されたんじゃ
「嫉妬してるのか」って思うのも無理ないと思います。
98 :
93:2001/01/23(火) 01:21
>95
おれの記憶が確かなら石原さんはボロクソに酷評してた気がするけど。
「辞書をひかなきゃ読めない小説に価値あんのか?」みたいなことを言って
たよ。
99 :
吾輩は名無しである:2001/01/23(火) 01:22
>>94 >そもそも一作書くのに半年かけるなんて、作家としては能力的に失格なんだけど、
そんなことないでしょう。
ゲーテは「ファウスト」仕上げるのに、60年以上かかってるし。
対策なら半年くらいの時間を費やしたって全然平気だとおもいますよ。
100 :
吾輩は名無しである:2001/01/23(火) 01:23
>92
>そもそも一作書くのに半年かけるなんて、作家としては能力的に失格なんだけど、
そんなことないよ。
山田詠美だって5年掛けてデビュー作書いたじゃん。
処女作はそれくらいかけても別に不思議じゃないと思う。
なんだかんだいっても彼が気になるわけでしょ、みんな。
僕も気になるけど、「日蝕」は面白くなかった。
「一月物語」は書き出しで「ゲェ」って感じだったし。
違うタイプの作品が読みたい。
落ち着いてますよ(笑
別に俺がなんか言われた訳じゃないんで。
ただ上のやり取り見ててあのレスだけは「なんで?」って
「?」マーク連発だったんで、ちょっと言わせてもらっただけです。
102 :
吾輩は名無しである:2001/01/23(火) 01:28
>91
「同大学女子としてはかなり、お〜っやるなぁという感じでしたけど」
これってどうみても平野と同レベルに自分をおいてるんじゃないか?
「同じ小説を志すものとしては」と書いてたらよかったんだよ。要するに
この書き手の女は同じ京大だから同じ才能があると勘違いしてることを
誤解されても仕方ない。高学歴バカ女の陥り易いパターンだよ。
103 :
99:2001/01/23(火) 01:30
訂正
レスは
>>92に対して。
「対策」ではなく「大作」。
鬱だ、氏脳。
そう受け取れなくもないですけど。
>高学歴バカ女の陥り易いパターンだよ。
あなたがこういう認識を持っていたから、そう受け取っちゃったんじゃないですか?
俺は単に「同じ大学だから注目してる」ぐらいにか思わなかったけど。
105 :
99:2001/01/23(火) 01:42
>>102 その推測は、さすがに論理的に無理があるだろう(藁
「同大学女子」なんて、言わなきゃいいこというから、
学歴コンプレックスの強いヒッキーを刺激したんだね。
106 :
92:2001/01/23(火) 01:52
>>99 >>100 うん。もちろんそうなんだけど、今後の話よ、今後の。
昭和の初めの頃は、短編一本で京都に芸者が囲えたって話だけど、今はそんなこと言ってられないでしょ。
コンスタントに書いて、書店の棚スペースを確保していかなきゃ、作家を続けさせてくれないのが、現代の日本。
山田詠美はデビュー作は時間をかけても、その後ちゃんとプロとして、コンスタントに書ける作家になった。
平野は今のスタイルでは、量産はムリだろうね。芥川賞取っても、マイナーな文学誌にたまーに短編載せてるような
人っていっぱいいるけど、そんな位置で本人はいいと思ってるのだろうか。
107 :
ウタダヒカル:2001/01/23(火) 01:59
学歴ネタは学歴板でやれ
108 :
吾輩は名無しである:2001/01/23(火) 02:08
結局「一月物語」ってどのくらい売れたの?
俺は買おうって気には到底ならなかったよ
「三作目が駄目なら見捨てます。」
といった心境だね。
109 :
80:2001/01/23(火) 07:16
コンスタントに書けるかどうか、という問題は俺自身は気にしないけど
(質の低い作品を頻繁に読まされるより、造り込まれた作品を数年毎に
読める方がマシ、という個人的な感情があるから)
>マイナーな文学誌にたまーに短編載せてるような
こりゃあちとまずいよねえ(藁
>>108 三作目、出てなかったっけ?
短編だったと思うケド(うろ覚え、ごめん)。
>>107 激しく同意だ。平野の学歴に引き摺られて、評価する人間にまで
表層的な評価が及ぶのは無意味。
110 :
吾輩は名無しである:2001/01/23(火) 07:30
>マイナーな文学誌にたまーに短編載せてるような
というかいまの純文学作家ってほとんど全員がそうじゃない。
芥川賞の選考委員だって大抵はそんな感じ。
文芸誌の限られたページ数内での永久掲載権を
創作活動を続ける限りは保証されているって感じ。
つーかそれが特典なんじゃないの?
いまの芥川賞って?
個人的にはある一時期にものすごくレベルの高いものを
量産して、後はもう使命を果たしたとばかりに
ぱたりと沈黙してしまう作家ってカッコイイと思う。
庄司薫なんていまだに2ちゃんでスレ立つし。
芥川賞選考委員に限らず、
丸山健二とか大江とか老害だよ。
111 :
吾輩は名無しである:2001/01/23(火) 08:53
>>84 平野は自分では絶対言わないかもね<ロール・プレイング世界。
それ言えば、おしまい。「三島由紀夫の再来」ってキャッチを
考えた人間とか、最初に原稿読んだ編集者とかは、ゲーム世界の
雰囲気なんか全く知らない年代だと思うよ。多少ともハマってた
世代からみると、ほんとに見え見えだもん。あれだけのツールを
引っ張ってくりゃ、楽しかったろなーと思うよ。遊びだから、
そこまでの努力をしなかっただけだよなー、ほんと。
112 :
106:2001/01/23(火) 12:00
>>109 >>110 うん。個人的には本当にそう思う。量産された作品は俺も読みたくない。
ただね、やっぱり今の日本の出版界の現状は、よっぽどファンがついて確実に売れる作家じゃないと、
じっくり書かせてもらえないんだよね・・・。
庄司薫もいいよね。今は何してるのかな。
平野が出てきたとき、「ああ、この手があったか!」と思った。
茶髪にピアスで、あの小難しい小説。こりゃ話題性あるわ、と。
ただ、やっぱり出版界が純文学に求めてるのは、第二の山田詠美や村上龍なわけで、
ああいう作家になりたくないんだったら、すっぱり引退して、
貯めた印税で、青年実業家になっちゃうのもアリだと思う。ランボーみたいに。
その方がかっこいい!
113 :
吾輩は名無しである:2001/01/23(火) 12:14
>平野が出てきたとき、「ああ、この手があったか!」と思った。
>茶髪にピアスで、あの小難しい小説。こりゃ話題性あるわ、と。
俺はものすごく古いと思ったけど。
114 :
112:2001/01/23(火) 12:20
>>113 確かに古いけど、確実に話題にはなるよ。現になったし。商売としては合格。
嫉妬心を起こさせるのも、計算のうちだね。
115 :
吾輩は名無しである:2001/01/23(火) 12:36
>マイナーな文学誌にたまーに短編載せてるような
文学誌そのものがマイナーじゃん
116 :
吾輩は名無しである:2001/01/23(火) 13:09
>75
いやいや、平野はともかく、
佐藤亜紀の新潮社の3冊、
買っといてよかったよ。
117 :
80:2001/01/23(火) 13:22
>>112 >やっぱり今の日本の出版界の現状は……
需要と供給の問題でどうしようもない現実なんだろうけど、
作家が商品生産者のレヴェルに貶められているような気が
するねえ。……しょうがないのか。
>>116 >佐藤亜紀の…3冊
古本屋巡りでもしよっかな(藁
118 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2001/01/23(火) 13:47
『鏡の影』だけはビレッジセンターから復刊されたけど。
残り2冊は今のところ古本屋を探すしかないな。
119 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2001/01/23(火) 13:50
『一月物語』について言えば、セールス的には完全に失敗。
マジで次が正念場だろうな。
120 :
日本@名無史さん:2001/01/23(火) 13:53
>>75 そのリンクのなかの佐藤亜紀のコラム面白くよんだよ。
佐藤亜紀って日本有権者連盟(右寄り)で教科書を作る会を批判したりとか
結構面白い事やってるのね
つまり佐藤亜紀が新潮に捨てられた理由ってその辺にあるのでは?
要するに新潮社には大して売れないお抱えの作家がいて
しかもそいつは新潮社とカラーが合わない。
そこで今回の盗作騒ぎ。
ええいめんどうだ。佐藤なんて切り捨てちまえーってところじゃないの?
121 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2001/01/23(火) 14:43
新潮社って以前から、ハードカバーを絶版にするのが他社よりも早め
で、読者よりも商売第一という印象があったんだけど、今度の件でそ
れが露骨に出たような気がする。
いま、過去のファンタジーノベル大賞の大賞・優秀賞受賞作って、新
刊書店で手に入らないもののほうが多いんじゃないか?
あれだけ鳴り物入りで始めておいて・・・。
せめて全作品を文庫落ちさせろ。
読者をなめている。
122 :
日本@名無史さん:2001/01/23(火) 15:05
酒見健一と鈴木光司以外は全て外れの
(作家の力量の話じゃなくって売れる売れないの話)
ファンタジーノベル大賞か・・
荒俣宏などを審査員にするので
カルトチックな作家ばっかりが受賞=商業的に成功せず
の繰り返し
123 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2001/01/23(火) 15:07
それに近いことは佐藤亜紀も言ってる。
井上ひさしとか高橋源一郎も審査員だったしなあ・・・。
だから「ファンタジー」と括ってしまうには文学的すぎる作品が
揃っちゃったのね。
でも、世界的にはそういう傾向の作品がけっこう評価高いんだけ
どねえ・・・。
124 :
吾輩は名無しである:2001/01/23(火) 15:14
>>119 村上龍も、1作目で芥川賞とった後、2作目はプレッシャーもあって、流して書いてた。
なんか尊敬する作家に、「小説家は三作目が勝負だ」って言われて、
講談社に借金して、背水の陣を敷いて書いたのが「コインロッカーベイビーズ」。
これで本当の意味での「売れる作家」になった。
(ここでの「売れる」というのは、大衆性と生産量があるという意味)
たしかに三作目って大事だよね。「コインロッカー」売れてなかったら、
村上は消えてたんじゃないかな。
125 :
吾輩は名無しである:2001/01/23(火) 15:58
>『一月物語』について言えば、セールス的には完全に失敗。
>マジで次が正念場だろうな。
「葬送」の第1部が夏に出るらしいよ。
どうなんだろうね。第2部が第1部より売れることはないだろうからホント次が大事なんだろうけど、
どういう結果になっても新潮社は平野を切り捨てないと思う。
126 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2001/01/23(火) 17:14
まあ、平野君がいなくなると「純文学」界の平均年齢がどーんと
上がっちゃうしねえ(藁
昔、やはり鳴り物入りでデビューした(いちおう新人賞経由だが)
篠原一とかの若手はどこ行った?
127 :
日本@名無史さん:2001/01/23(火) 22:14
>>123 でも荒又がすきそうな神秘主義哲学や百科事典派啓蒙主義etc
等の衒学趣味バリバリの作家なんて向こうにはいくらでもいるじゃん。
だいたい手に入れることが出来る資料に格段の差があるし・・
何でいまさら日本人が書いた者を読まなければならないのか。
向こうの立場でいうなら、ある意味ブロードウェーのミュージカルを
毎日みている人が劇団四季を見るようなものじゃないのかな?
日本レベルではそれなりでも世界では何の価値もありませんって奴
128 :
吾輩は名無しである:2001/01/24(水) 06:26
>>126 篠原一いたねぇ。最近は「文藝」に書いてたよ。つまり「J文学」の一員として認められたんだね(藁
一時期角川がものすごくプッシュしてたよね。「ゴージャス」なんて、自伝青春小説とか書かせてた。
純文学じゃなくて、エンターテイメントを目指したティーン小説。
純文学作家を売る作戦として、軽いティーン小説やエッセイを書かせて読者を獲得する、という方法があるね。
村上龍は「69」というティーン小説と「すべての男は消耗品である」で、若者と女性読者を得た。
山田詠美は、「ぼくは勉強ができない」と「熱血ポンちゃん」で。
阿部和重も、最近、ミーハーなエッセイ集出したね。
全然文学に興味のない女性とかが、「熱血ポンちゃん、おもしろい」って言ってるの聞くと、
こういう売り方も必要なんだなぁ、って思う。
129 :
吾輩は名無しである:2001/01/24(水) 07:04
平野の売りだし方って確かにあからさまで
あっさりだまされちゃった世間に対しても正直、
ケッ!っていう気持ちしかないが・・・
冷静に考えてあと十年後にはもう廃刊になっているかも
しれない文芸誌の生命力を少しだけ先延ばしに
した功績は認めてやるべきだと思う。
新潮の編集長だって危機感がそれなりにあったからこそ、
あんな無謀な賭けに出たんだろうだし、
雑誌を私物化してる傾向はあるけど何もしないよりは
まあ遥かにマシだとは思う。
ただ、そういうやり方での延命って結局その場しのぎ
以外の何者でもない。
なんか先人のつけを次の世代に後回ししてるだけっていう
いまの日本の一番悪いパターン。
130 :
吾輩は名無しである:2001/01/24(水) 07:06
平野が「ホンモノ」だったらよかったんだよね。
新潮側も最初は「ホンモノ! 原石、磨けば光る!」って
思ってたんだろうけど……
まあ、答えを出すには時期尚早かな。
131 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2001/01/24(水) 10:02
しかし、あれだけ派手に売り出しといてあとが続かなかったら
もうマジで目も当てられないよな。
最初が派手であればあるほどその落差が大きいし。
で実際、今のところ実績を出せていない。まさに崖っぷちだな。
132 :
吾輩は名無しである:2001/01/24(水) 15:29
あの売り出し方は経営としては(たとえ後が続かないにしても)大成功だったけど
文学としては近年まれに見るイタさだな。
とかいう自分も振り回されたのだが(藁
平野啓一郎が新潮に鳴り物入り初掲載されたとき
京大生協のレジ横に編集長からの厚いファックスが
POPのように貼られていてひいた
134 :
名無しさん@1周年:2001/01/24(水) 15:43
いっぱつやです。いっかいイッて終了。
135 :
92:2001/01/24(水) 17:57
>>92 自己レスだけど、ちょっと誤解される書き方しちゃったみたいだから、補足。
「芥川賞取っても、マイナーな文学誌にたまに短編しか載らない作家がほとんど」って部分。
これはそういう人を揶揄してるわけじゃなくて、大抵の芥川賞作家って、本業別に持ってるよね。
学者さんとか、サラリーマンとか、主婦とか。そういうのは逆にいいと思うんだ。
生活かかってるわけじゃないから、ある程度自分の好きな物を書けるんだろうし。
問題は学生デビューしちゃった人だね。新潮社はそう簡単には見捨てないだろうけど、
一生めんどう見てくれるわけじゃないと思う。作品が売れなければ、作品発表の場は制限される。
もしそうなっても、いまさら平野はサラリーマンとかにはなれないだろう(新潮が編集者として雇うか?)。
だったら、やっぱり早めに引退して、青年実業家だな。美学のあるやつなら、当然そっち選ぶだろう。
136 :
名無しさん@1周年:2001/01/24(水) 18:00
プチ文化人ねらいだろ
137 :
吾輩は名無しである:2001/01/24(水) 18:32
初めの三ページでリタイアしたけど。
エセ臭さが充満していて。
ミシマの再来なんて・・・。
138 :
吾輩は名無しである:2001/01/24(水) 19:08
売れなくなったらメディアに進出ってのもあるぞ。
都知事に嫌われてるから政界進出はないだろうけど。
どのみちこの先筆一本でやっていくってのは難しいだろうな。
139 :
吾輩は名無しである:2001/01/25(木) 00:39
一発屋なら、ひろゆきがいる(藁
2ちゃんから利益を得るのはあきらめて(ま、怪しいが)、企業のお偉さんへのレクチャーを本業にするようだ。
「2ちゃんにかまけるより、好き勝手しゃべってお金もらえるんだから、こっちが楽」ってのが理由らしいが。
ま、長続きすまい・・・。
平野も長期的なビジョンが必要だな。筆で食ってくなら、純文の皮を被った大衆文学に転ぶか、
J文学と共闘するかだね。若い者が、世に出ようとする時に徒党を組むのは、決して恥ずかしいことじゃない。
仲間を作れ。平野くん。
140 :
吾輩は名無しである:2001/01/25(木) 03:06
>純文の皮を被った大衆文学
資質はありますよ
ただ、競争率激しいですからね
エンターテイメントは
141 :
吾輩は名無しである:2001/01/25(木) 03:19
>ただ、競争率激しいですからね
>エンターテイメントは
純文学は・・・てことか(泣
142 :
吾輩は名無しである:2001/01/25(木) 03:20
語るに落ちるとはこのことか(w
143 :
吾輩は名無しである:2001/01/25(木) 03:29
くだらない
144 :
吾輩は名無しである:2001/01/25(木) 03:38
>>ただ、競争率激しいですからね
>>エンターテイメントは
>純文学は・・・てことか(泣
でも平野はその純文学のジャンルのなかでも
まともに戦ってないじゃん。
私小説や前衛でテーマや文体と真正面から格闘してる
作家たちとは明らかに一線を画してる。
145 :
吾輩は名無しである:2001/01/25(木) 03:40
中身がカラッポだもん、ようするに。
146 :
吾輩は名無しである:2001/01/25(木) 03:59
漢字の鎧を着たカラッポさん、マンセー!
結局そういう結論になったか(藁
……前衛。そうか、その手があるなあ。
ハニヤユタカの薄暗い形而上的実験小説みたいなの
書けそうじゃない、あやつの筆力なら。
148 :
吾輩は名無しである:2001/01/25(木) 11:49
私事を書いても仕方ないみたいなこと言ってたような。
でもまあ、私小説も純文だしねえ。
なんか太宰とか嫌ってそう。
149 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2001/01/25(木) 12:52
てゆーか、まだまだ私小説=純文みたいなところって残ってないか?
150 :
吾輩は名無しである:2001/01/25(木) 13:32
わかった!
きっとJ純文学なんだよ!オッシャレー!!
151 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2001/01/25(木) 13:34
Jun文学?
152 :
吾輩は名無しである:2001/01/25(木) 13:40
編集者しだいだね。売れる作品書けるかどうかは。
>太宰とか嫌ってそう
あやつを嫌っては逝かんな(藁
ネタが無くて詰まっている自分をネタにするような
器用な作家だもん。あのくらい斜に構えてないと、
いい作品は書けんよ(藁
154 :
吾輩は名無しである:2001/01/25(木) 18:38
素直にヲタ向けファンタジー小説書いておりゃいいんじゃ。
155 :
吾輩は名無しである:2001/01/25(木) 18:48
>ファンタジー小説書いておりゃいいんじゃ。
それこそ佐藤亜紀のパクリになるねw
156 :
吾輩は名無しである:2001/01/25(木) 18:58
賞には興味ないと伸長社に売り込んで芥川賞受賞みたいなギャグがいい
じゃないの。反俗的に俗の頂点へ!
157 :
吾輩は名無しである:2001/01/25(木) 21:31
ギャグって・・・(藁
京大在学中も茶パツにピアスで純文ってのは壮大な前振りだったのか!
158 :
157:2001/01/25(木) 21:32
間違えた。
京大在学中で、だった。
159 :
吾輩は名無しである:2001/01/26(金) 02:18
北方謙三も、中大在学中に、「大江健三郎の再来」とか言われて純文でデビューしたんじゃなかったっけ。
んで、何作か書いたんだけど売れなくて、ハードボイルド小説に転向したとか。
今じゃ「日本推理作家協会」の会長だよ。わからないもんだ。
160 :
吾輩は名無しである:2001/01/26(金) 10:02
作家なの?ただ教授を欺くために漢字やたらい使ってごまかしてる、
レポートにしか見えない。
ようするに文体フェチ、OR文体オタクなんでしょ?
作品に実存的な深さが感じられない。
162 :
古いけど:2001/01/26(金) 11:09
>ただ、やっぱり出版界が純文学に求めてるのは、第二の山田詠美や村上龍なわけで、
>ああいう作家になりたくないんだったら、すっぱり引退して、
>貯めた印税で、青年実業家になっちゃうのもアリだと思う。ランボーみたいに。
>その方がかっこいい!
イヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!
163 :
吾輩は名無しである:2001/01/26(金) 11:13
遠くから見たら、かっこよさそうな雰囲気。
茶パツに、ピアスは、
コンプレックスをカバーするための
小道具。
茶パツでピアス、っていう壮大な前振りで文壇を踊らせた
かれの営業力なら実業家になっても成功するかもね。。。
165 :
吾輩は名無しである:2001/01/26(金) 14:03
平野ファンってどれくらいいるの?
166 :
吾輩は名無しである:2001/01/26(金) 15:19
>159 明るい街へ、街の底
167 :
吾輩は名無しである:2001/01/26(金) 15:54
>165
わたしのまわりにいないのだけは確かです。
168 :
吾輩は名無しである:2001/01/26(金) 18:32
>165
擬古文に免疫のない人はすぐにやられちゃうよね。純文読みたての厨房とか。
169 :
吾輩は名無しである:2001/01/27(土) 21:48
あんなださい茶髪とピアスではしゃぐのなんて
出版周辺のおっさんだけだろう。
ふつーのおにいちゃん・おねえちゃんは
「げー京大生とかってやっぱこんなださいんだ」って思うよね。
170 :
吾輩は名無しである:2001/01/27(土) 22:20
>169
激しく同意
171 :
吾輩は名無しである:2001/01/27(土) 22:23
>>78 激しく同意。なんだか評する方がおかしいんだよね。
底は見えてるもの。
172 :
吾輩は名無しである:2001/01/27(土) 22:25
しかし、「神童」ってキャッチコピーはいただけなかったな
新潮社よ、
3作目のコピーを今から
よお――――――――――く
考えておけ!!
173 :
吾輩は名無しである:2001/01/27(土) 22:40
3作目のコピー<ゲーム少年のその後!
174 :
吾輩は名無しである:2001/01/28(日) 00:08
本人がテレビで言ってたけど「30年先までのプランはたってる」
そうですよ。「それがなかったら意味がない」と。
175 :
吾輩は名無しである:2001/01/28(日) 00:34
>174
そうなんだ。
どんなプランか知りたいな(藁
176 :
吾輩は名無しである:2001/01/28(日) 00:37
いやいや、それは他人には教えられない秘策なのだよ・・・恐るべし平野
177 :
吾輩は名無しである:2001/01/28(日) 00:39
そんな予定調和で作品書いてる作家なんて嫌だわ。
178 :
吾輩は名無しである:2001/01/28(日) 00:39
いやいや、それは他人には教えられない秘策なのだよ・・・恐るべし平野
179 :
吾輩は名無しである:2001/01/28(日) 00:41
そんな予定調和で作品書いてる作家なんて嫌だわ。
180 :
吾輩は名無しである:2001/01/28(日) 00:45
浴衣もらったから夏まで生きてみよう、くらいでいいと思う。
平野は作家というより公務員に向いてるな。
181 :
ixion:2001/01/28(日) 00:59
しかし、みんな『葬送』読まずにもの言ってるなぁ…^^;
葬送まで行くと、ベルセルクとかスニーカーとか全然関係ない
ところに行ってる。ファンタジーとか聞きかじりの評はこの作品
には関係ない。読まないで言うのは失礼だぜ、いくらなんでも。
こいつの原動力は何かって言えば、〈文学らしきものへの憧憬〉。
人物どうしが抽象論や創作論を「真剣に」交わし、ポップや暴力、
戦いや魔力とかの要素なんて全く関係ないところでだらだら続く。
ありゃ、確信犯的な(じゃなきゃ全くもって田舎臭い)大文字の
「文学」作りですわな。
しかし、ソローキンみたく後半ぶっ壊さない限り、『葬送』なんて
おうぎょうなタイトルと題材に負ける可能性が高い…。
182 :
吾輩は名無しである:2001/01/28(日) 01:07
>こいつの原動力は何かって言えば、〈文学らしきものへの憧憬〉。
読まなくても分かります。
183 :
ixion:2001/01/28(日) 01:09
おうぎょう→大仰ね^^;
例えば:
「ウージェーヌ・ドラクロワの描いた獅子は本物と見間違えるほどの
迫真の出来栄えで、つい勘違いして猟銃で撃ってしまった人がいる」
「筆触(トゥッシュ)に現れた勢いは、或る微妙な過程を経て、
鑑賞者に作品そのものの勢いとして認められる。画家はつまるところ、
制作しながら完成像を見出していくというやり方しかないのかも
しれない」
なんて言うところでは、実像/虚像とか虚構化された現実なんつー
詰まらん思想じゃなくて、芸術が現実の創出と等位だった時代
(リアリズムが幅を利かせた、って言ってもいいけど)への
〈憧れ〉みたいなものがどうしても見える。
それを自分で作りたいんならいいけど、それじゃお客さんは満足
しない…って、この人はお客さんとか考えなさそう。「芸術」
したいんだろうね。
184 :
ixion:2001/01/28(日) 01:11
>読まなくても分かります。
これが一番失礼だわな。読んで批判するのが読者の筋じゃないのか?
どんなに詰まらんと自分が思う作家でもさ。
185 :
吾輩は名無しである:2001/01/28(日) 01:13
横レスですが、“大文字の 「文学」”ってどんな文学ですか。古い文学ってことですか?もしそうならどのぐらいの時代のものですか?
186 :
吾輩は名無しである:2001/01/28(日) 01:15
横レスですが、“大文字の 「文学」”ってどんな文学ですか。古い文学ってことですか?もしそうならどのぐらいの時代のものですか?
187 :
吾輩は名無しである:2001/01/28(日) 01:33
本人は文学作品には「上品な退屈」が必要って言ってたけど
その退屈の部分が自分にはちょっと長すぎてダメだった。
全部読んでないからなんともいえないけど確かに後半が勝負だと思う。
188 :
ixion:2001/01/28(日) 01:42
確かに曖昧だな、良くない。反省<大文字の「文学」
ある主義に基づいた文学がありえる、もしくは文学を芸術として
権威化している(「文」ではなく「学のある文」みたいに)状況
を漠然と指して俺は使ってました。すいません。これから考えます。
神(God)や聖書(Bible)を大文字で書くように、単なる思考様式や
モノでしかないものに外側から過剰な思い入れをして「文学」と
言う時に、「大文字の文学」になる。
具体的には、ある種の日常語との乖離が現れ、口語と文語の距離を
意識的に作り出している時(別にそんな違いは重要じゃないのに、
ことさらそんなものを強調する時)に、クッさぁ!!ダッさぁ!!
馬鹿みてぇ!!とこちらに思わせる「大文字の(自意識過剰の)
文学性」が顔を出しがちです。まだ曖昧だ。ヘンな抽象語使いたく
ないのでかんべんしてくれ。頑張って考えます。はい。
例:夏の日差しがその過剰に端正な顔を明るく照らしており、異常な
白さの肌がまるで金属のように見えた。
(ある文学賞受賞作からです。嗚呼)
他の人の意見求む。
189 :
吾輩は名無しである:2001/01/28(日) 01:50
一文のなかに「過剰」と「異常」の両方を突っ込むというのは
ちょっとイモじゃないか?俺なら絶対に書かないぞ。
190 :
吾輩は名無しである:2001/01/28(日) 02:00
>これが一番失礼だわな。読んで批判するのが読者の筋じゃないのか?
>どんなに詰まらんと自分が思う作家でもさ。
だから読んだっつーの。読んだ上で読まなくても分かる(つまり想像の
域を一歩も逸脱していない)と評価したということ。
191 :
185:2001/01/28(日) 02:09
>>188(ixionさん)
>単なる思考様式や
>モノでしかないものに外側から過剰な思い入れをして「文学」と
>言う時に、「大文字の文学」になる。
思い入れをするのは誰でしょうね。書き手か、読み手か、両者の共同作業か。具体的には、ある種の日常語との乖離が現れ、口語と文語の距離を
>ある種の日常語との乖離が現れ、口語と文語の距離を意識的に
>作り出している時(別にそんな違いは重要じゃないのに、
>ことさらそんなものを強調する時)に、クッさぁ!!ダッさぁ!!
>馬鹿みてぇ!!とこちらに思わせる「大文字の(自意識過剰の)
>文学性」が顔を出しがちです。
日常語と文学語の間に乖離が生じるだけでは、まだそれはただの「差異」でしかありませんよね。構造主義の「異化」効果どまりです。「大文字」という言葉には、「良い」という価値判断が入っていると思うのです。ixionさんが「大文字の文学」にどういう感興を持つかはともかく、平野はそれに憧憬を抱いているわけだし。
しかし、文学語の表現が読み手にも「良い」という価値判断(正確に言えば189さんが抱くような負の価値判断でも別に構わないと、僕は個人的に思ふ)を喚起させるには、ただ「違う」という特徴だけでは、やはり説明にならない。日常語と違う言葉ならいくらでも転がってる(極論すれば、コギャル語やヤーサン語だってそうだ)が、「大文字性」を獲得する言葉は、とても少ないからだ。
じゃあ、「プラスアルファ」は一体なにか?こっから先はよくわからない。ああ、言葉って難しい。
192 :
吾輩は名無しである:2001/01/28(日) 02:57
ixionさん
確かにソローキンやダミアン・ハーストのような作家
なんでしょうな。平野君は。
すると文学へ憧れのある連中ほどカチンとくるのも
判る気がする。
193 :
ixion:2001/01/28(日) 03:29
>だから読んだっつーの。読んだ上で読まなくても分かる(つまり
>想像の域を一歩も逸脱していない)と評価したということ。
マジですいません。平謝り。本当にごめんなさい>190さん
その評価については同意。ただし、結構創作について考えてる奴
なんだなぁ、と分かったことだけは新しかった。
もう少し考えます>185さん
なんで現代文学で漢字が幅を利かせてるか、って一応考えたけど、
長くなったのでここに載せられなくなっちった。ごめんなさい。
掲示板だからね、許容量がある…。結論:とにかく漢字は偉くない。
195 :
吾輩は名無しである:2001/01/28(日) 06:42
結論として、平野啓一郎は三流作家。難読漢字に騙された審査員はバカって
ことで良いですね?
196 :
吾輩は名無しである:2001/01/28(日) 06:49
>>194 以下は「平野現象を総括する」からの転載です。
>>ハングル訳で馬鹿売れしちゃった
>>前に平野は世界を視野に入れてる的発言をしていたが
>>漢字のない世界では>39さんの言うように読めたもんじゃないだろう。
>平野現象の核心を突いていると思う。これは結構複雑な二つの要素が
>絡んだ出来事だったんじゃないか。つまり日本と韓国に共通する漢字文化
>(中華思想)に対する屈折した心情というもので、そのもう一方には
>80年代に盛んだったいわゆる西欧のニューアカブームに対する反動がある。
ということでしょうか?
いやいや単純にいっちゃえば、
頭のいいヤツが書いた小説はつまんない、
ってことだと思うよ。
その「頭のいいヤツ」っていうのは「偽善者」って読み替えちゃっていい?
(わら
才能の無い単なる文学ヲタのオナニーだろ
200 :
ixion:2001/01/28(日) 13:18
「日常語と異化された言葉について」
日常語とは何か?ある確定した〈外〉への信頼・期待をはらむもの。
例。「明日〜しよう」と約束や宣言をした場合、それが自分にも相手
にも「遂行する力」を持ち得るのは、時間が経過する、話者が本当の
意図で言葉を用いている、受け手がその言語形式を受け入れている
場合に限る。この外のコンテクストへの信頼が日常語の前提だとして
みよう。コギャル語でも相手によって用いないのは、あるコンテクスト
の「正しさ」が通用しないからだ。
文学とは「正しさ」に対立するものだってのが俺の考えだけど。だから
国会でコギャル語(もうねぇと思うけどんなもん、少なくとも俺の周り
じゃ)使いましょうよ、どんどん。
これに対して、異化された言葉ってのは、まず自らを〈外〉から
切り離す、難しく言やぁ弁別特性をずらすことから始まる。やり方。
一つは言語のフォーマットを変えること。翻訳不可能な言葉を使った
り、共時的に(今)通用しない言葉を用いて、外のコンテクストの
通用性に障害を与え、受け手を立ち止まらせる方法。ただし、こいつ
はよほど「通用」されているものを考えて批判してからじゃないと、
胡散臭いことこの上ない。「Tomorrow je mangerai もんじゃ y
金華火腿。」みたいな(胡散臭いので突っ込まないように^^;)
もう一つは外のコンテクストを信頼しながら、使う言葉の意図を
内から変えてやること。「明日〜する」という言葉が全く違う方向を
指すように、意味作用(もしくは「遂行する力」のベクトル)を変え
てやる方法。「明日僕は野球をする。とてもおいしかった」みたいな。
201 :
ixion:2001/01/28(日) 13:23
「現代文学の感じ/漢字」
平野や最近の作家が漢字に「変換」(良い時代になったねぇ…)する
時に欠けてゐると思へるのは、この〈内〉と〈外〉への徹底した考察
だと思ふ。大仰だという雰囲気だけが先走ってる。例えば、「題材に
合わせて文体を変える」とのたまってた平野の『葬送』冒頭:「馬車
は、道々に溢れ返って、…犇き合い」なんてのは、いかにも変換
「文字/学」て感じがする。過去(千八百四十九年だとさ)の物語の
始まりで「あふれる」「ひしめく」を漢字にすることは、別に通時性
を狂わせてもいないし、意味をずらしてもいない。あるのは「漢語の
硬さへの盲信」でしかない。
漢語ってのは、学術的な使用や正典(キャノンね、キャノン)の作製
に古来役立ってきた。『古事記』は帝紀・本辞をまとめあげるっつー
政治的な目的をもって硬い漢文(変則体だけどさ)を用いたし、
『懐風藻』なんて貴族のお遊び的な(俺は読めない^^;)漢詩文を見て
も、漢字がイコール権威とされていた部分は確かにあった。それを
無批判に受け入れれば、漢字=権威で、さらに文学=権威なんてぶっ
飛んだ勘違いをしていれば、漢字変換で「公的な」権威アピールを
考える馬鹿も出てくるわけだ。お役所じゃあるまいに。
この漢字の多用、識字率への盲信や階級の閉鎖性を自明とした考え方
で、要するにエラぶったかんちがいおぼっちゃんおじょうちゃんが
やりそうなわけだ。コリャ恐ろしい。文学なんてのは一般名詞だよ、
固有なものがあるとすればこの世界で、この世界をどうずらしてやろ
うか考えるところから始まるはずなのに、「ビデオレコーダーが微か
に軋みながら、ビデオを飲み込む。機械は自ら異物を自分の中に招き
込む」なんて恥ずかしげもなく書いちまう状況になってるわけだ。
少しもカッコ良くないから、一応言っとくと。
平野については、この文字自体の力によっかかる方向から、『葬送』
はだいぶずれてきた。ただし、内容を書いてみるとこれがだらだらと
〈高貴な退屈〉とは違うものだったわけで。
これでも短くしたんだけど^^;
で、結局、
>文学なんてのは一般名詞だよ、
>固有なものがあるとすれば
云々ってことで、
「大文字の文学」ってこと?
要するに、Literature ってこと?
何か、それこそ、ニューアカっぽいね。
っていうか、筆が滑りました、でいいんじゃないか。
あるいは、ちゃんと他の「大文字の…」を出すとか。
203 :
床:2001/01/28(日) 23:10
>漢字は偉くない 云々について
詩スレで書けって言われるとツライが、文学作品より
詩のほうが事情に詳しいので説明。
詩と小説で多少違いはあるが、どちらも時代を反映し、
互いに影響を与えているってことで許してください。
時代は明治〜大正初期、文語から口語へと詩の流れが大きく変わる時代。
われは思ふ、末世の切支丹でうすの魔法。
黒船の加比丹を、紅毛の不可思議國を、
色赤きびいどろを、匂鋭きあんじゃべいいいる、
南蛮の桟留縞を、はた、阿刺吉、珍駝の酒を。
これは白秋の「邪宗門」の一部だが、白秋ら一派は江戸時代の南蛮ものなど
古風な異国趣味を憬れとし、わざと漢字(それも画数の多いもの)を
多用することで視覚的効果、独特の雰囲気を生み出した。これは多くの詩人に
共感、絶賛された。その後、三木露風の象徴詩、孝太郎の白樺派、朔太郎の感情派等
時代は動いて行くが、現在でも白秋の固定ファンは多い。
204 :
床 つづき:2001/01/28(日) 23:11
しかし白秋の詩の人気が、漢字のみに頼っているわけではない。ここに注意。
漢字の視覚的効果や五感に訴える言葉の選びから連想させられる情景があり、
直接的に表現するのではなく、婉曲的に伝えることに成功している。
つまり。漢字は効果であって中身ではない。中身あっての効果。
漢字は偉くない(権威的と言う意味で)が効果にはなる、というのが私の結論。
タルホが(ixionさんと共通しそうなのはタルホぐらいなので。)「コーヒー」を
好んで「珈琲」と書く事も、作家のもつセンスのあらわれでもあり、
一種の視覚的効果を生み出しているとも言える。
そこで平野を読む。
中身が無いんだな、これが。
漢字で書く意味も無いような漢字の多用、ダッサア。 長くてすみません。
205 :
床:2001/01/28(日) 23:16
書き込んで思った。ixionさんが白秋を嫌いだとしても、
認めてくれないとこのレスは成り立たんじゃないかっ!!
どきどきどきどき。。。
206 :
ixion:2001/01/28(日) 23:41
>漢字で書く意味も無いような漢字の多用
全くその通りだと思います。漢字の成立にはさまざまな意味が
こめられている。新井白石の『古史通』では、「天」という漢字
一つ記紀で読むとしても、天は「テン」であり「アマ」でもあり
アマ=海にもつながるとか書いてますが(又聞きね^^;)、漢字
ってのはもともと視覚的なコーヒー/珈琲、また音韻的な天/アマ
/海なんて広がりを持つもの。中上が『紀州』でやってたのも、
確かこの言葉の音と地史的な問題だった(紀=鬼=樹とかね)。
漢字は「真名」として「仮名」に対立し、政治(公)的な意図を
持っていたというのは上に述べた。ただ、現在では漢字=真名
であるなどと言うより、漢字=高尚・難解などと、キャノナイゼ
ーションを経た後の思想なき地平で用いられている。それが問題。
しかたないんだろうけど、少しは考えようよ、って感じ。
ニューアカっぽい、て言われると、すごくムカツクね(苦笑)
>202さん …〈大文字の文学〉についてはもう少し考えます。
207 :
196:2001/01/29(月) 04:08
うーむ、つまりざっくばらんに言うなら
「必要もないのに小難しい漢字使うんじゃねえ!このコスプレオタクが」
ってことになると思うんだけど、では効果さえあれば平野のあの書き方は
問題なかったのだろうか?おれはやっぱり効果があったかどうかはともかく
平野がああいう文体で書いたことの動機を問いたい。やっぱり
>日本と韓国に共通する漢字文化
>(中華思想)に対する屈折した心情というもので、そのもう一方には
>80年代に盛んだったいわゆる西欧のニューアカブームに対する反動がある。
ってことじゃないか。そしてそうであるがゆえに俺は平野を批判したい。
208 :
吾輩は名無しである:2001/01/29(月) 07:23
漢字云々は横へ置いといて(脱線ごめん)
「葬送」についていえば、紋切り型の羅列で、
文章もどこかで読んだようなものばかり
題材さえも手垢にまみれていて眠くなった。
例えばハッとするほどみずみずしい表現や
思わずひきこまれてしまう一文、
期待を裏切る思い掛けない展開などが
(この言い方も多分に紋切りだけど)
いくら読んでもなくて退屈だったな。
かといって作者の体温を消すほどに、
作りこんだ美意識みたいのもなかったし。
209 :
JPB:2001/01/29(月) 09:52
平野に関しては「日蝕」を読んだだけだから否定も肯定もできないが、その
ときは、エーコ的な内容を鴎外史伝風味付けで炒めたな、という印象を受けた。
その印象は、このスレッドを読んで適切ではなかったなという反省になり、再読
しようという気分にもなった。
正直に言えば、平野に出し抜かれたなという嫉みがそうした安易な感想を抱か
せたんだろう。そして、森田一義大先生のことも・・・。
すみません、自己中なレス。森田発言に少し我を忘れてしまいました。
210 :
吾輩は名無しである:2001/01/29(月) 10:14
要するに、中身なし。
ひょっとしてこのスレ、平野を見損なって売り出しちまっ
た編集者とか、立てたんじゃないか?と疑われるほど。
なんでもいいから話題にしてもらわないことには、
編集者も立場なしの状態だから、実施。
211 :
考える名無しさん:2001/01/29(月) 12:38
で、タモリのほうが偉大だと。
212 :
吾輩は名無しである:2001/01/29(月) 16:47
長いぞゴルァ(゚д゚)逝ってよし!
213 :
JPB:2001/01/29(月) 20:44
そう。平野がテレホンショッキングに呼ばれたら、その発言
を結果として受け止めよう。
214 :
吾輩は名無しである:2001/01/30(火) 01:54
>エーコ的な内容を鴎外史伝風味付けで炒めたな
俺もそう思ったよ。まだあくた獲ってないとき。で、あくた獲ったので最後まで読んでみて
はじめてこれがドラクエだと分かった。そして真っ白のページ見てこっちも頭が真っ白になった。
>平野に出し抜かれたなという嫉み
うん、あったあった。こればかりは素直に認めざるを得ない。でもどうして「出し抜かれた」
と思ってしまったんだろう。やっぱりそのやり方が誰でも思いつく安易なものだったから
「出し抜かれた」という感想になるんじゃなかろうか。
ところでJPBって何の略?ジャン=ポール・???
ベルモント?
216 :
吾輩は名無しである:2001/01/30(火) 15:24
芥川賞で平野をプッシュした作家って誰だっけ?
都知事がえらく反対(?)してたのは覚えてるんだけど。
満場一致って言われたてような気もするんだけど。
日野啓三だよ。受賞記念対談もしてた。
あの。前のほう(どこか?)で同大女子としてやるなと思ったとか書いた女子です。
ド理系なんで、平野さんがと同じレベルで云々とかではありません。
「芥川賞だって〜すごいね」というやつです。94さんフォローありがとう。
普段あまり本を読まず、アレコレ言える知識がないので
小難しいから一般的(私のよーな)には受けないかな?と直観的に思ったのです。
要するにインテリ作家として(まじでインテリなのかもしれませんが)
売り出されたんでしょうけど、読んだ印象ではちょっと違う感じもしましたしね。
219 :
吾輩は名無しである:2001/01/30(火) 18:02
名前:吾輩は名無しである投稿日:2001/01/22(月) 03:00
誰が同じレベルだといったんだ?
嫉妬するんじゃないよ(ワラ
>218 もしかしてこれ書いたのも君なの?もしそなら何に嫉妬するなといってる
のか、おしえてくれよん
220 :
吾輩は名無しである:2001/01/30(火) 18:24
218
俺とデートしようぜ、体育館で明日の15時に待ってる。
「平野が90年代サブ・カルチャーから素材を引用しながら、
まるでそれらがあたかも無かったかのように平然と古典的
な『文学』を語ってしまったからで、・・・・・・」
(大塚英志 GQjapan1月号)
222 :
吾輩は名無しである:2001/01/30(火) 20:33
村上龍とかはどういう反応だったんだろうね?>芥川賞
宮本輝もプッシュしてたような・・・
「・・・最初から壊れて何も無い状態から出発した世代
にとっては『古典』を再興するのはとても簡単なことだっ
たようだ。『古典』という形式とそれを解体しようとする
意志の拮抗関係がそもそも無いのだから、・・・・・・」
龍は平野の後じゃなかったけ? 輝は反対してたはず。
つーか、文学界で川村湊がその辺のことを論じてたと思う。
225 :
JPB:2001/01/30(火) 21:52
>214,215さん
あってます。ミーハーです(w
平野に関しては、あと、こういう文章を書いてて楽しいんだ〜、という
嫉みとは別の感想もありましたね。文章書くのに、それを成型していく
楽しみってあると思うんですが、あの章句で遊びたいとはあんま思えない。
結構そういう人もいるんじゃないかな?
あの章句は人を選ぶんじゃないかな。そこは平野を逆説的に尊敬する。
マジで。
俺はあの空白まで読みすすめて、こいつは贋者だと思った。
いやしくも小説家を目指すならあの空白こそ文字で表現すべき。
227 :
吾輩は名無しである:2001/01/30(火) 22:47
空白自体はル・クレジオや筒井康隆にみられる手法で
特筆すべきものではない。
ただ、あの文体、あの場面で
あの表現は説得力に欠ける。
和文を強引に漢字体へと変換する手法も
納得できない。
何れにせよ今連載中の作品が正念場となることは
確実であろう。
>「ビデオレコーダーが微かに軋みながら、ビデオを飲み込む。機械は自ら異物を自分の中に招き込む」
きょう本屋でこの文章に出くわしてしまった。あの開き直ったタイトルは凄いなヽ(;゚Д゚)ノ
平野と関係なくてスマン。
229 :
吾輩は名無しである:2001/01/31(水) 02:08
>>227 頼むからル・クレジオや筒井と並べんでくれ! 悪気がないのは
わかるけど、並べられるだけでゾッとする。
筒井やル・クレジオに申し訳ない。
230 :
227:2001/01/31(水) 02:30
>229
スマソ、御説ご尤も。
ただ、小生のいいたかったことは
空白部を導入するにはあれぐらいの緊密な文体・構成
がなければ意味がないということで、
『日蝕』には、それが、残念ながら、微塵もなかったということですな。
231 :
>222:2001/02/04(日) 10:13
宮本輝は今回の受賞作は大反対してるらしいね。
232 :
ちんこ:2001/03/18(日) 06:07
蒸し返すけど、
>>65の「同大学女子としてはかなり」は
俺の目に入ったときは「私ちなみに同じ大学に通っている女子なんだけど」って
感じに読めた。ただ、彼女が自分の学歴を顕示したいという欲を少なからず
持っていたのは事実だね。
233 :
吾輩は名無しである:2001/03/18(日) 06:24
>232
その通りなんだから、いいじゃん蒸し返さなくても、さ。
ついでだけど、そのHNどうしてなん? 自慢の一物なん?
HNは「かっこいい」からです。
確かにどうせ蒸し返すなら彼女にとって好意的なレスにすればよかったね。
ちんこ反省。
235 :
吾輩は名無しである:2001/03/20(火) 01:48
>>234 ちんこって、昔もそのHNつかってた?
知合いかもー。
236 :
吾輩は名無しである:2001/03/20(火) 02:23
日野啓三作品読んだことない。
おもしろいのかな。
237 :
名無しのオプ:2001/03/24(土) 14:34
「葬送」は読んでないんですが、私は割と平野啓一郎好きです。
日本語(漢字)の美しさというものの魅力はあると思う。
坂を上ったあとに一気に駆け下りるような読み方が出来ないのがちと残念ですが。
「一月物語」はそこそこ読みやすし。
238 :
どーでもいいが:2001/03/24(土) 15:24
日野啓三
平野啓一郎
なんか、字面が似てるなあ。 数字も入ってるし...
239 :
the man in the moon:2001/03/24(土) 16:57
平野って文学に対する情熱みたいなのは人一倍あるんじゃないのかな。
茶髪にピアスで若い人が文学に親しんでくれればいいみたいなこと言ってたし。
ただ、進む方向がちょっとマズかったような気がする。
育てようにってはもっといい作家になってたんじゃないかと思う今日この頃。
240 :
世界@名無史さん:2001/03/25(日) 02:12
やはりタモリの方が偉大だった
241 :
名無しさん@1周年:2001/03/25(日) 02:24
もう終わったんだね。平野は・・・・
242 :
え、:2001/03/25(日) 08:38
これからですよ。彼は・・・
243 :
素朴な疑問:2001/03/25(日) 16:53
なんで文学部じゃなくて法学部に入ったんだろうね、彼は。
懐かしいスレだな。
245 :
吾輩は名無しである:2001/03/26(月) 01:24
芥川賞受賞した直後に新聞で、
「正座して読む本があってもいいと思う」とか言っていた。
全くその通りだと思うが、
彼の小説を正座して読む気はおきないなあ・・
246 :
吾輩は名無しである:2001/03/26(月) 01:34
そりゃあ、理想と現実は違うさ。
247 :
吾輩は名無しである:2001/03/26(月) 03:08
寡作でもいいからそこそこの小説を発表しつづけて欲しいね。
248 :
吾輩は名無しである:2001/03/26(月) 03:17
本は正座して読んじゃいかんと三島は言っていたぞ
249 :
吾輩は名無しである:2001/03/26(月) 06:10
太宰も言ってたね。
250 :
吾輩は名無しである:2001/03/26(月) 14:13
>>245 それって自分の本は正座して読め、ってこと?
なんかやだなァ。
251 :
missed in the mist:2001/03/26(月) 21:19
>「正座をして…」
生真面目だねえ。
252 :
吾輩は名無しである:2001/03/26(月) 21:22
強気な態度とか言われてるけどもともと真面目なんだろうね。
あ、真面目ってつまらないって意味ね(藁
253 :
吾輩は名無しである:2001/03/27(火) 04:51
平野啓子っていうのもいるよね(職業:語りすと)
254 :
吾輩は名無しである:2001/04/07(土) 21:05
age
255 :
吾輩は名無しである:2001/04/08(日) 02:05
結局葬送読んだのってixionくらいか?
>>248 >本は正座して読んじゃいかんと三島は言っていたぞ
なんか寺山修司あたりが言いそうなことだなぁ。
ほんとに三島が言ってたの?
257 :
吾輩は名無しである:2001/04/08(日) 04:11
平野啓一郎と氷川きよしがダブって見える。
258 :
吾輩は名無しである:2001/04/08(日) 09:35
「いかん」とは言ってないけどね。「さて、書見をいたす、というのは
小説の読み方としてはいかがなものか」とは書いてあったけど。
でも正座して腹切っちゃいかんよな。
そのへんのギャップに悩んでた彼ならではのエピソードだとは。
わたしゃ平野啓一郎が男装したイメクラ嬢に見えてしかたないんすけど
>>258 >「さて、書見をいたす、というのは小説の読み方としてはいかがなものか」
ああ、ちゃんと言ってるんだ。なるほどね。
>わたしゃ平野啓一郎が男装したイメクラ嬢に見えてしかたないんすけど
オレは最近、ああいう顔の土方の女の子をときどき見かけるけどね(ワラ
260 :
吾輩は名無しである:2001/04/08(日) 12:42
age
261 :
吾輩は名無しである:2001/04/08(日) 23:27
龍はどう評価してんだろ?
262 :
吾輩は名無しである:2001/04/09(月) 00:27
今平野啓一郎なんて知ってるのは文学やってる人間だけだろうな。
一般人は知らないよ、ほんとに。
「葬送」が単行本になるのはいつか知らないけど、果たして買う人間はいるのだろうか?
「葬送」は自社で買い取ることによって部数を上げます。
そしてランキングの上位になんとか食い込ませます。常套手段です。
この混迷の世に天才を捏造したわが社ですから、それぐらいのことは
します。よろしく。
264 :
吾輩は名無しである:2001/04/09(月) 09:08
やはり面白いのかどうかというのがきになるなあ。
彼の短編読んだ時、つまらなくて挫折しちゃったし。
「そうそう」読んで、面白いと思った人、どう面白かったのか教えてよ。
265 :
原始君:2001/04/09(月) 12:54
昔、林真理子が、
作家になる(?)にあたっての必携書として
『広辞苑』をあげていた。
難しい表現を使いたいときに
『広辞苑』をひくのだそうだ。
「そうそう」の単行本の帯文句をみんなで予想するというのはどうだろう?
まず芥川賞受賞作家ってのははずせないわな。
267 :
吾輩は名無しである:2001/04/09(月) 20:13
塩野なんとかのコメントは載るだろうね
でもなあ、日本原人捏造事件を思い出しちゃうんだよなあ
268 :
吾輩は名無しである:2001/04/09(月) 20:13
>>264 短編って「清水」か?
あれは俺もつまらんかった。
小説というより散文って感じだったような。
269 :
吾輩は名無しである:2001/04/09(月) 20:23
>>267 塩野七生?
なんか仲良いみたいだね。
というか可愛がられてるといったほうがただしいか。
270 :
吾輩は名無しである:2001/04/10(火) 12:08
帯には
「正座して読もう!」だな。
271 :
吾輩は名無しである:2001/04/10(火) 16:04
272 :
吾輩は名無しである:2001/04/10(火) 18:18
273 :
吾輩は名無しである:2001/04/10(火) 18:24
>>270 帯に、「文学を守りたい」も入れとこうぜ(藁
274 :
吾輩は名無しである:2001/04/11(水) 00:58
最年少芥川賞作家の野心作。無難なとこでしょう。
23歳で芥川賞を受賞した神童の新たなる驚愕の才能とかね〜、
あ〜、クサイ煽りが目に浮かぶ。
そしてドキュン読者たちは
読めもしない(読みもしない)本を買う。
>>274 最年少なのか? 大江の受賞歳とたいして差は無いのと
ちがうけ? 中身は大違いだけど(苦笑)
276 :
帯の文句を予想:2001/04/11(水) 01:54
新世紀の黙示録!! ―今、奇蹟の扉が開かれる...。
なんて70年代B級シネマばりのコピーが書かれそう。
作品自体は19世紀的なんだけどね。
277 :
吾輩は名無しである:2001/04/11(水) 04:35
最悪。文学は死んでないと思ってるおじいちゃんたちに
オオウケ。
278 :
吾輩は名無しである:2001/04/11(水) 04:43
なんにもねぇ。からっぽの作品だ。
最年少芥川賞作家は俺が知ってる分でこんだけいる。
石原慎太郎、村上龍、丸山健二、平野啓一郎
ほら、何か見えてこないか?
280 :
吾輩は名無しである:2001/04/11(水) 11:08
「平野啓一郎はバカじゃない!」
とオビに入れるくらいのセンスがあればいいけど、、
281 :
吾輩は名無しである:2001/04/11(水) 11:17
「平野文学」
282 :
吾輩は名無しである:2001/04/11(水) 11:59
「神童・平野啓一郎による21世紀文学」
283 :
吾輩は名無しである:2001/04/11(水) 20:39
「考へぬヒント」
284 :
吾輩は名無しである:2001/04/11(水) 21:11
「正座をして読む21世紀文学〜文学ヲ救イタイ〜」
285 :
吾輩は名無しである:2001/04/11(水) 22:35
わたしクラヲタなんだけど、それでも、何で平野が今更のようにショパン書いてるのかわけわからなかった。
病身の天才って(文学上)既に死語だろう。天才に付随する諸事も。
286 :
吾輩は名無しである:2001/04/11(水) 23:09
うひーブンガクって…。
平野の小説でなにかが変わったのか?
昔の本読んでりゃ十分だということがわかっただけではないか?
287 :
吾輩は名無しである:2001/04/12(木) 00:20
>>285 あれはなんか、どっかのインテリなおじいちゃんが
趣味が高じて書いたもののように思える。
全部読んだわけではないから断言はできないけど。
288 :
吾輩は名無しである:2001/04/12(木) 20:59
アゲ
289 :
吾輩は名無しである:2001/04/12(木) 23:30
>>279 非常に個性的な面々で
というか前3者がだんだんと変な方向に行ったことを考えると…
平野くんもなかなかおもしろいことになりそうですね
でもこの3人は最初はだいぶまともだったからなぁ
290 :
吾輩は名無しである:2001/04/12(木) 23:54
>あれはなんか、どっかのインテリなおじいちゃんが
>趣味が高じて書いたもののように思える。
新説登場!
そういや盗作疑惑があって、
代作疑惑が出なかったのは不思議だよね。
実は土蔵のなかにあった明治生まれのジイサンの
学生時代の手なぐさみを書き直したりしてたりね。
あと、平野を新潮の編集長に紹介したっつー
京大の教授がホントの原作者だったりして。
三流ミステリーかなこれじゃ
291 :
吾輩は名無しである:2001/04/13(金) 00:29
>>290 え?
新潮は平野が直接手紙でコンタクトとったんじゃないの?
紹介者がいたの?
292 :
291:2001/04/13(金) 00:38
でもウワ真かなんかでそんな話見たことあるかも。
そもそも大手出版社の編集長がその辺の大学生にわざわざ会いに
行くかなあ。いくら出張のついでとはいえ。
しかも新潮社だしw
いかん。だんだんミステリ路線に乗ってきた。
293 :
吾輩は名無しである:2001/04/13(金) 00:52
聖子の娘、SAYAKAは関係者が聖子のディナー賞で
最前列にいた女の子をそれと知らずスカウトしたんだってさ。
うそくせ〜〜!!
モー娘のオーディションがやらせで合格者が決まってるのも
周知の事実。伝説と供にアイドルは作られる。
消費者はアイドルに物語を求めるもんす。
そして物語によってアイドルは神秘性をまとう。
作家だっておんなじさ。
294 :
吾輩は名無しである:2001/04/13(金) 00:57
>>293 平野の場合は
文学に貢献しない度急上昇中の新潮社が、とある文学青年から送られてきた
熱い手紙に感動して、世に送り出し、芥川賞を獲りましたとさ。
ってとこか。
295 :
吾輩は名無しである:2001/04/13(金) 01:57
>>293 聖子の娘の話はぞぞっとくるものがありました。
桜庭あつこの「あーあれってそうだったんだ・・・」以来の戦慄です。
296 :
ナナシサソ:2001/04/13(金) 02:04
>>279 大江も大学在学中に23歳で取ったんじゃなかったっけ?
297 :
吾輩は名無しである:2001/04/13(金) 07:04
大江は在学中にデビューしたけど、芥川賞は最年少ではないと思う。
298 :
吾輩は名無しである:2001/04/13(金) 09:46
>>297 いや、確か最年少だよ。平野と同じなんじゃなかったっけ?
299 :
吾輩は名無しである:2001/04/13(金) 10:18
大江は25才じゃなかったか?
300 :
吾輩は名無しである:2001/04/13(金) 17:02
文学おたくでもなくて、
青白いインテリでもなくて、
かといってドキュソが喜びそうな波乱万丈だけが売りの人生抱えた奴でもなくて、
創作への強固な意志をもちつづけることが出来て、
まともな文体を持っていて、創れて、
擬古文や正仮名正漢字なんぞにこだわらない、
西洋かぶれじゃなくて、
一応就労経験があって、
人々を感動させつつ、かつてない美の世界へと我我をいざなってくれる、
然もその作品は機知と諧謔に富む…
という作家が表れて欲しい。
誰にも届かない言葉を吐いたり、(未亡作家群)
ドキュソむけの作品しか書けない作家は、(現代小説家)
もういらないのだ!
301 :
吾輩は名無しである:2001/04/13(金) 18:16
>300
そーいう作家は無視されるんだよ、この世界・・・・
302 :
気になったので調べてみました。:2001/04/13(金) 22:58
芥川賞を23歳で受賞したのが都知事、大江、平野、それから丸山健二。
で、村龍は24歳の時。でも学年は同じかもしれない。
ちなみに夕_と辻は同年の受賞(H8下)
何かが見えてくる・・・
303 :
吾輩は名無しである:2001/04/13(金) 23:11
陰謀説ですか。でも、誰の?
304 :
むにゅむにゅ:2001/04/14(土) 03:05
とにかく量を書け。
濫造しろ。
物量作戦でいけ。
305 :
吾輩は名無しである:2001/04/19(木) 15:16
いずれにせよ、人気者であることだけは間違いないようですね。
沈みかけてるのでage
306 :
吾輩は名無しである:2001/04/19(木) 17:47
一般人の認識度は低いよ、今。
知ってる奴がいたら用心しろ。
307 :
吾輩は名無しである:2001/04/24(火) 04:40
京都から出ないのは、やっぱり東京が怖いのかな。
308 :
吾輩は名無しである:2001/04/24(火) 11:43
京都→ヨソ者に閉鎖的→逆に自分達が外にでるのも怖い
という発想なのでわ。
どうせなら雄琴にずっといろよっ、て感じ?
311 :
啓一郎 :2001/04/27(金) 04:48
君達が何を言おうがかまいはしまい・・・
そもそもキリスト教においては・・・
すっかり京都文化人面ですな。
313 :
吾輩は名無しである:2001/04/28(土) 00:23
老練な文体(皮肉)
314 :
吾輩は名無しである:2001/04/28(土) 01:10
ホモの田舎者は、はやく氏んでくれ
315 :
吾輩は名無しである:2001/04/28(土) 01:26
平野啓一郎は、そもそも「作家」だったのか?
316 :
吾輩は名無しである:2001/05/12(土) 17:29
ここにもね。
317 :
吾輩は名無しである:2001/05/13(日) 05:22
ところでさあ、茶髪でピアスっていうけどさ、
なんか様になってないと思うんですけど。
平野敬一郎の本は一冊もおもしろいものがない。
花村曼月みたいな派手な作品書いてほしかった。
>>317 優等生が不良に目覚めて無理してるって感じがなきにしもあらず。
そういうことは高校までに済ませておきましょうってか(藁
320 :
日本@名無史さん:2001/05/14(月) 05:01
だからタモリの方が偉大だって話だろ?このスレは
321 :
ななしの……:2001/05/14(月) 11:18
>>319 高校までで済ませておくことは、いくつかの
小説読んで「なんとなくそれっぽい小説書いたら
そこそこのものが出来ちゃいました」みたいな
早熟ぶりっ子=背伸びの偽者
っていうのもあてはまりません?
そんな高校生はいくらでもいるし、
高校生だから許される。
でも、大学生や社会人なったらやっちゃいけない。
そんな作品で世に出るのはズルイし、
それを世に出した出版社はもっとズルイ。
322 :
吾輩は名無しである:2001/05/14(月) 11:21
大丈夫。ほっとけば消えます。今から無視しときなさいよ。
323 :
吾輩は名無しである:2001/05/14(月) 12:50
>>320 そうだったな。結局その結論に落ち着いたんだっけな(笑)
芥川賞最年少受賞は丸山健二
325 :
吾輩は名無しである:2001/05/14(月) 22:02
>>321 ずるいとかずるくないでくくる問題でもないんだけど(笑)
出版社だって商売なんだからやったもんがちなところはあるわな。
ただ、中高生特有の媚びみたいなものが大学になってまで
見られるような気はする。
326 :
啓タン:2001/05/27(日) 06:49
本人あげ
327 :
吾輩は名無しである:2001/05/27(日) 15:10
文体=芥川、語彙=三島、異界=鏡花、エロ=谷崎
器用な秀才。このまま消えてしまうのは惜しい存在、かな?
荒らし依頼ウザイよ>327
329 :
吾輩は名無しである:2001/05/27(日) 16:23
広告:平野啓一郎第3作「葬送」本年刊行予定。
いやあ、彼はすごいよ。
だって京大だよ?
そんで芥川賞だよ?
すごい。尊敬しちゃう。
332 :
吾輩は名無しである:2001/05/27(日) 20:24
早稲田の2文でサユリスト、ってか。
327=329=330
あちゃあ、昨日あたりから登場した、本人もしくは
編集か身内の、自己宣レスだよ〜〜〜〜。
「荒川洋治」スレと「忘れられた天才作家」スレで、
無関係の平野の名前を出して礼讃してたみたいだよ!
…まるで、ハヤシマリコ、田口ランディ、と全く同種だね、
バイトageだよお、明らかに。
平野ぉ、そこまで落ちぶれんなよぉ!!
見てる方がはずい・・・
334 :
吾輩は名無しである:2001/05/27(日) 22:27
誰か椎名桜子先生の消息をご存知の方いませんか?
最もすごい売り出し方なら彼女が横綱だと思いますが。
>>333 平野の悪口はやめろよ!
彼はすごいよ、茶髪だし。ピアスだし。
つうか、人がせっかく下げ進行で平野のこと鼻で笑ってんのに、
おまえが上げてどうするんだよ。
空気を読め、空気を。この自作自演ちゃんめ。
336 :
吾輩は名無しである:2001/05/28(月) 21:52
彼がどの程度の作家か知りませんが、あの文体とプロットの才能は、否定できないと思いますね。まあ、出版社も商売なんでしょうけど。
338 :
吾輩は名無しである:2001/05/29(火) 03:15
いえ、岩波です(藁
339 :
吾輩は名無しである:2001/05/29(火) 12:28
面白くないってことにつきるんじゃないの?
340 :
名無しさん@1周年:2001/05/29(火) 14:58
昨日、「日蝕」面白くないから古本屋チェーンで売っぱらった。
買い取り価格、定価の5%だったよ。
もう人気ないんだね。
ちなみに宮本輝は20%、三浦綾子が5%。
宮本輝に負けてるようじゃあ、ねえ。
だーかーらー、平野はすごいって。
芥川賞受賞当時は新聞にも大きく取り上げられてたし。
難しい漢字イッパイ知ってるし。
だから、もうみんな下げ進行で行こうよ。
ね?ね?
343 :
吾輩は名無しである:2001/05/30(水) 01:39
売れないから価値が低いとはいえないんじゃない? 素朴な疑問だけど。私、彼の小説好きよ。
344 :
吾輩は名無しである:2001/05/30(水) 01:58
どの程度か俺にはわからんが、
少なくともこの板で必死に彼をけなしている
お前らよりは数段マシだろう
>>336=
>>343 いつも来てる人だよね。どうしても、本人っぽいんだけど、
ちがう? あ、言うわけないか。言えるくらいなら
もうちっとマシなんだよな、君も。>平野君
平野君かわいそう
もうまともな状態じゃないんだね
皆傷をひろげてやるなょ・・・
>>343 そりゃあ自分で書いた小説だもんね、好きに決まってるよね(ワラワラ
349 :
吾輩は名無しである:2001/06/06(水) 23:29
age
ほらぁ、かわいそうに、もう、言葉も無くして、
ただアゲにだけ来てるよ〜。ハヤシなんとかオバサンみたく
バイト雇ってスレageさせる経済的ゆとりも無いんだよ〜。
かわいそぉだぁ〜、う、うっ、うっ(同情の涙)
351 :
吾輩は名無しである:2001/06/07(木) 00:24
age
352 :
吾輩は名無しである:2001/06/07(木) 00:39
終了。
まあ、あのデビュー作(タイトル忘れた)に芥川賞やるくらいなら、
何年もコツコツ頑張ってる作家にあげた方がよかったんじゃないかと思う。
政治的な意図がみえみえで、なおかつ作品が「う〜ん……」というものだったから、
みんな釈然としないんじゃないの?
354 :
名無しさん:2001/06/07(木) 00:49
そんなどうでもいいことが釈然としないのは作家志望の人くらいだろ。
あんたもそう?
ちがいます。
個人的には賞よりも、印税でガッポリ儲けた事を妬んでる一学生です(w
356 :
吾輩は名無しである:2001/06/07(木) 01:21
>政治的な意図がみえみえで
すみません無知なもので。
どんな「政治的意図」だったんですか? 教えて。
357 :
吾輩は名無しである:2001/06/07(木) 02:41
>355
なに関係者?
358 :
名無し:2001/06/07(木) 02:44
文壇のスターとして売り出して長期低迷気味の文壇(というより出版社としての新潮社)のカンフル剤、もっと露骨に言えば金のなる木にしたかったってことでしょ。
359 :
吾輩は名無しである:2001/06/07(木) 07:54
成宮観音が平野の大ファンで、雑誌の切り抜きを手帳にたくさんはさんでたり、
部屋にベタベタ奴の写真をはったりしてたらしい。今はどうかしらんが。
そんな成宮ってやばくない??
今は東大生だろ??
360 :
吾輩は名無しである:2001/06/07(木) 10:09
そのまえに成宮って誰???
361 :
吾輩は名無しである:2001/06/07(木) 11:56
知らんでもええ。
知ったら損するで。
362 :
吾輩は名無しである:2001/06/07(木) 12:09
おしえてー
363 :
名無しさん@1周年:2001/06/07(木) 13:23
おせーてー
364 :
吾輩は名無しである:2001/06/07(木) 13:35
いーらーんー
365 :
吾輩は名無しである:2001/06/07(木) 14:08
マジで気になるー
366 :
吾輩は名無しである:2001/06/07(木) 23:17
宮台の愛人?ストーカー?
367 :
新潮関係者:2001/06/08(金) 10:36
敢えて書き込む訳ですが、確かに平野君の作品は「問題の残る」作品でした。以前、プロット云々について褒めていらっしゃった方がいたかと思います。この板ではないかもしれませんが情景描写についても賛辞を贈っておられました。ただ、その情景描写に何ほどの意味が込められているかといえば、率直にいって碌なものではない。例えば「日蝕」なんてラストで三つの大きな描写がありますが、それを態々三つにかくも峻別して描き出した意図が見えない。結局、自身でもその意味が明確でないか、或いは偶然景色がぶれてしまったかだと思います。その後の作品には何をか言わんやです。ただ、そうした暗中模索の中にあっても、彼は彼なりにプロ意識を持って作品に向き合っている訳で、こうした板の中でもただ笑い者にするのではなく、どうか厳しいなら厳しいなりに論点を明確に打ち出していただいて、平野がよりよく作品を生み出してゆけるようアドバイスしてほしいと感じます。
368 :
吾輩は名無しである:2001/06/08(金) 11:09
あっはは。
なんだよ関係者って(藁
ネタとしてはいまいちだな。
それより成宮って誰よ?
369 :
私も成宮気になる:2001/06/08(金) 11:49
きっと新潮の「社員」じゃないことは確かね。
370 :
w:2001/06/09(土) 00:08
プータロー崩れの書いたゴミみたいな「J文学」(河出書房以外含)が毎年書き散らされていく中で、平野のものだけが特別レベルが低いわけでもないだろう。
ただ売り出し方が「神童」、「三島由紀夫の再来」みたいなものだったので、巷の嫉妬を買っているだけで。
でもそれは出版社の事情で平野の責任じゃない。
371 :
吾輩は名無しである:2001/06/09(土) 00:15
ようするに「特別扱い」「依怙贔屓」が
あからさまだったことに、周囲が鼻白んだ。
スポーツのように数字で優劣が出る世界でもないからね。
中田みたいに「才能」がすべてのエクスキューズになるわけでもない。
出版社の売り急ぎが平野の商品価値を一気に暴落させてしまった、
ってことではないの?
372 :
吾輩は名無しである:2001/06/09(土) 00:21
噂の真相でバイトしてる早稲田出身のライターでしょ<成宮
宮台に媚びて世に出てきて、東浩紀にミーハーして、山形浩生にも
色目使ってる、っていうバカっぽい女。
373 :
w:2001/06/09(土) 00:25
え?
世間的な「商品価値」はむしろ上がったでしょう?
ベストセラーになったんだから。
文壇なんてものはもう機能しなくなっているし、むしろそれもよかった。
もう芸能界みたいなもんなんだからそれでいいじゃないの。
>367
ネタにしろバカだがや〜。ぬぁにが「プロ意識」や?
RPGオタクのマザコン坊やに乗せられて、この際とばかりに
売らんかな大作戦に突っ走っちまった身長舎がそもそもの元凶だら。
「三島の再来」で幾ら儲かったよ? え? 言うてみ。
売り逃げしやがって。辻褄合わせに強引に芥川賞だろ。根回しが
おおごとだったろーよ。
平野も可哀想に、舞い上がってもうて、露出するだけ正体バレバレ
ちゅうことにも気付かんと、ここまで来てもうた。よりよく作品を
生み出すようにアドバイスを、てか。そこまで書くかよ、編集が、
ネタにしろ、平野、泣いてるよ、いまごろ。
375 :
吾輩は名無しである:2001/06/09(土) 02:13
泣いているぐらいならまだ救いようがあるが
今の立場に満足してたらどーするよ。
376 :
吾輩は名無しである:2001/06/09(土) 02:18
まあ、2ちゃんねらーのアドバイスが必要な作家の本なんて、
間違っても商業出版しちゃいかんわな(w
する前にくりゃ、けっちょんけちょんで、企画潰れてたに。
とにかく知られない内に売りまくろうって、詐欺師か身長は。
海外在住です。
毎回直木賞と芥川賞の本を買って、こちらの日本人グループで読むのですが、
平野さんのは、「何か、ボウヤが無理して頭良さそうな文章書こうとしてる感じねえ」
「はいはい、頭いいのね〜。良かったですね〜」という感じで、非常に不評でした。
結局、作者の話題性を優先したんじゃないかというのが結論です。
「いい本を読みたい」と思っても、限られた情報しかなく、
受賞作品を楽しみにしてるのに、がっかりです。
この傾向は、「辻、柳」両氏の受賞から始まっているように思えます。
たぶん、次回からは、もう注文してまで買わないです>芥川賞も直木賞も
客寄せパンダを箔付けするための賞に成り下がっていると知ったら、
芥川も直木もさぞ嘆くでしょう。
379 :
奈々氏:2001/06/09(土) 04:03
う−ん、あなた、ひょっとして30代以上の駐在員夫人ってとこですか?
芥川賞も直木賞もずっと前から「話題性優先」といわれていてある種の客寄せパンダですよ。
「いい本を読みたい」のであれば、それらの本を選ぶのは賢い選択ではありません。
じゃあ、どうすればいいかといわれればなかなか難しいんですが、とにかく特に近年の芥川作家には手を出すな、としか言えません。
本は、やはりこまめに本屋や図書館に通わなければ、いい本にはあたりませんね−
あとひどいものに出くわすのもある程度仕方ないんで、とにかく数多く読んでみるとか・・・
とりあえず、近年のものはひどいと割り切って、過去の名作に浸ってみるのも仕方ないことではあるでしょう。
>379
>>378は海外在住って言ってるだろーに。なに無意味な長レスしてんだ。
381 :
吾輩は名無しである:2001/06/09(土) 04:26
>>380 無意味な長レスくらい許してやれや。
そのくらいしか楽しみがねえんだろ。
382 :
吾輩は名無しである:2001/06/09(土) 09:56
>>372 そうなのか。やっとすっきりした。
でも噂の真相って平野のことかなり叩いてなかった?
そんなところでバイトしててファンっていうのもどうなんだろ(w
>>379 スノッブのひとりごとか?
383 :
「成宮」解決!:2001/06/09(土) 10:59
結構まえに「新潮社」を名乗ったレスがあったけど、それと比べてネタとしてみると突飛
だから、ひょっとすると>367は社員?・・・かな。
384 :
吾輩は名無しである:2001/06/09(土) 15:07
>>383 仮にそうだったとしても2ちゃんで助言を求めてる社員なんて終ってるね(w
「成宮」俺も解決。
どんな面してんのか気になるけど
古本屋にて、平野啓一郎『日蝕』を買う。
これ、上巻と下巻があって、当然まだ上巻なんだけど、すでにブルブルきまくり。
この小説は、なんだろ。「文学っぽさ」の王道行ってるって感じ。
下手したら元祖じゃないかってぐらい。
まあこれ読むと平野が文学通気取りの馬鹿野郎どもに悉く嫌われてるのは何故かってのが、よく解かる。
王道とか元祖ってのはつまり「ベタ」に繋がるんだ。通気取りはそれが気に入らない。
気に入らないと言うより、ベタを否定する事=シュール最強だと思ってる。
まあどの世界でも、お笑いの世界なんかもそうだけど、ベタってのは、
その世界の通からは嫌われるんだ。よりシュールに、よりシュールにってな。
俺はベタがシュールより劣ってるなんて思わないし事実そうじゃないだろう。
でも、おそらく文学通の馬鹿野郎どもに何故平野啓一郎が嫌いかって聞いたら、
「ベタだから」こういう答えが返ってくる筈だ。
と、まあこれぐらいの事は別にわざわざ書く必要もないし、
この板読んでるような奴らはそれぐらい分かってるだろうし、
ひまちゃん以外は分かってるだろうし、この辺にしとく。
で、『日蝕』だ。
これはね、是非今の若い子達に読んでほしい。特に10代後半の子達に。
やっぱりね、俺は前から言ってるけど進級指定図書ってやつを作るべきなんだよ。
これを読まなきゃ進級できないっていう本を各学年ごとに指定するんだ。
例えば、中2から中3に進級する時は『蜘蛛の糸』を読まなきゃいけないとか、
そういうのを文部省が決めるべきなんだよ。そういった意味では、
この『日蝕』は、高1から高2に上がる多感な時期に読んでほしい。
ちょうど世の中の汚さにうすうす気づき出すって時期に読んでほしい。
こうのとり説に疑問を抱き出す時期って言うか。
こんなもんね、俺みたいなハタチ超えたずるむけが読んでも、もう遅いって感じ。
やっぱり、今の10代の戦争を知らない若い子達に読んでほしい。
マジな話な、こういうの読まないで大人になるってのは、俺から言わせてもらえば恐怖だよ。
いやもう恐怖を通り越して、哀しみだよ。それも通り越して、歓喜だよ。
お前らもね、わけのわかんない中途半端にコ難しい本ばっか読んでないで、
こういうベタを読まなきゃ駄目だよ。馬鹿なんだから。
↑ネタ?
387 :
吾輩は名無しである:2001/06/09(土) 21:58
>>385 アンタ!ちょっとおもしろいよ!!
下巻買って全部読了したらまた感想聞かしてくれよ!!
ぜひぜひぜひぜひヨロシク!
ネタネタ、385=387 やで。
385折角の滑り出しやのにツメが甘い。惜しいで。
後半やり直して、出直せ。
389 :
吾輩は名無しである:2001/06/10(日) 00:38
>>385 もう来んでいい。スレ荒らしまくりやがって
390 :
吾輩は名無しである:2001/06/10(日) 00:45
>>385は今後文学板の定番コピペになりそう。っていうかコピペか?
もうさ…運が悪かったってことで>平野
あの若さで天国と地獄を短期間で経験してしまったつーことで…
そっとしといてやらんか?イジる気力も起きん、気の毒で
>>391 汚い大人の玩具にされてしまったのだね>平野くん
393 :
平野啓一郎:2001/06/10(日) 06:16
僕が復活・・・華々しく、とまでは申しませんが
せめてここの方々に読んでもらえる程度に世に戻るためには
どうすればいいでしょう。
マジレスでお願い致します。
2chは文壇みたいに甘かねえぞ!氏ね!
↑いさましいのう。
>汚い大人の玩具にされて
なんかやらしい言い方だなァ(藁
でも塩野七生がいるから別にいいんじゃないの?
397 :
三島:2001/06/10(日) 15:44
ここのレスを全部読めば、おのずと答えが。違うかい。平野君
398 :
¥:2001/06/10(日) 17:11
次の選挙も自民党が圧勝か?
ひらのけいいちろう はどう考えているのであろうか?
労働問題とかに興味を持っている作家はいないね
>>398 小説の世界だけで頑張るみたいなことをいってたよ。
(出馬はない、と)
でもその世界でも、ねえ。
たしかに、たいして才能のない作家が、政治家になるのはいいかもしれないね。
審査員とかになられるのは困ったものだが。
401 :
吾輩は名無しである:2001/06/12(火) 00:51
平野なんかが政治家になったら日本終わるよ……
402 :
吾輩は名無しである:2001/06/12(火) 02:13
>401
芥川賞獲ってる時点で終ってるけどねw
403 :
w:2001/06/12(火) 02:22
キミらの嫉妬はもう聞き飽きた・・・
404 :
吾輩は名無しである:2001/06/12(火) 02:25
んじゃあそろそろ終了しようか。
405 :
名無しさん@1周年:2001/06/12(火) 02:59
多分彼、これ見てるはずだよ。ていうか絶対見てる。
もうそろそろ葬送の執筆に専念させてあげようや。
そもそもキリスト教においては・・・
>>403 嫉妬するほどの価値があると思ってるお前はどこの阿呆だ?
407 :
タフ的オス:2001/06/13(水) 19:50
平野をケナしていい気になってる平和ボケちゃん達は
かわいそうだにゃー。平野は印税やダサいピアスと茶髪で
女を食えるんだからにゃー。オスとしては優秀だにゃ。
僕も平野君に負けないようにメス狩りに行ってくるだにゃ。
みんなも2ちゃんで遊んでないで女と遊ぶだにゃー。
408 :
吾輩は名無しである:2001/06/13(水) 22:21
>>407 そうだね。現に年上の女性にモテモテだもんね。
あのちょっとダサいところがマダムの方の母性を
くすぐるのかもしれないとみた。
409 :
犬の林:2001/06/27(水) 11:59
なんにしろ作品だしてこの世代のわりにはちゃんとしたもの
書いているんだから、少なくともぐたぐた匿名で文句しか言えない
あんたら(僕もそうだが)よりまし。
彼の知人に聞いたんだけど、今新潮社で育てられてるってよ。
410 :
吾輩は名無しである:2001/06/27(水) 12:31
今育てられてもなあ・・って感じもするけどね。
411 :
吾輩は名無しである:2001/06/27(水) 14:28
なに、新庁舎は新人を育てるような良心があったのか。
では、新庁舎は逝ってないのだな。
でも、ヒラノを育ててるじてんで逝ってるのかもしれないな。
匿名の便所の落書きに紙一重なものでも読むやつが読めば価値あると
思うぞ。現役作家には厳しい淘汰圧がかけられるべきだと思う。
厨房以外はちゃんとしたものは貶さんよ。お客様の声を無視していると、
いいモノカケンヨ。ナブコフを誉める君がヒラノを誉めるとは、
で、なぜ、佐藤は貶す。文学と読者が大事なんで、作家なんかドウでもいいんだ。
命まで、取るわけではない。
412 :
吾輩は名無しである:2001/06/27(水) 14:49
a
413 :
吾輩は名無しである:2001/06/27(水) 16:18
この世代のわりにちゃんとしたものを書いてようが、遅かれ早かれ自然淘汰される。
読者はもちろん今の世代の小説だけを読んでいるわけではないし歳のわりには・・
なんてフォローは公衆トイレの落書きでも意味ないと思う。
作品出してる=ここの住民より凄いと直結するのはちょっと違うと思うぞ。
414 :
吾輩は名無しである:2001/06/27(水) 17:07
芥川賞が自分たちの共同体を維持するためのものに成り下がっている、
から、読者がたたいてんじゃない。
いいものが、ちゃんとした文学が、読み手エゾと、クレームをつけて
なにが悪い。
客が店や商品に対して仲間意識や同情心を持たないといけないの。
そんなことを逝ってたら他の仕事をしているひとに笑われるよ。
ここの意見を参考にすることが一番いい作品を書く近道だろ。
415 :
吾輩は名無しである:2001/06/27(水) 17:19
出版業界の方にお伺いしたいのだが、
あなた方は、例えばサッカー協会が、いい選手を育てる
ためにしているような努力や活動を地道にやってンのかい。
ただ、そこそこの選手をスターにするのは資金の無駄だからやめてよね
そんなことでは、中田は現われないぞ。
ごめんサッカーに興味のないひとにはわかりにくいな。
416 :
犬の林:2001/06/27(水) 17:26
411の人。僕、別に平野好きじゃないけど、あんまり
叩かれすぎてるのが何かかわいそう。同学年だし。余計
なお世話だろうけど。ただ、紋切型のバッシングはでま
くってんだからもう言う必要もないんじゃないの。
417 :
411から犬の林さんへ:2001/06/27(水) 17:48
マジレスデス。犬の林さんが平野ファンだとは、思ってませんよ。
あなたのことを貶すつもりは私にはありません。気分を悪くされたの
なら、すいません。
確かに平野は叩かれすぎてるのかもしれませんが、プロであり、
芥川賞作家であるのなら、それはしょうがないのではないでしょうか。
歳は関係ありません。前の人がサッカー選手にたとえてましたが、
彼は日本代表であり、その中心選手なのですから。
意識的であれ無意識であれ、バッシングは、愛情の裏返しですよ。
平野個人への愛情ではないかもしれませんが、平野への愛情は、
わたしたちが与えるものではないとおもいます。
一番可哀想なのは何も言われなくなることじゃないかな。
一番難しいのはプロになることではなく、プロであり続け、
プロであることから逃げないことだとおもいます。
だから、こういうのはわたしは必要だと思いますよ。
418 :
吾輩は名無しである:2001/06/27(水) 18:15
阿部や平野をみて、少しかわいそうになるのは、
やつらをまつりあげたやつのぶんまでやつらが叩かれることだな。
能力がないのにエースにされて不憫だな。
誰なのまつりあげたの
419 :
吾輩は名無しである:2001/06/27(水) 18:49
>>418 もちろん新潮社が中心でしょ。あえて言うなら編集長か?
噂の真相で、前の編集長がが小林秀雄とつながりがあって、
なんか非常に大きな功績を残したのに、今の編集長は何もないから焦って
平野を祭り上げたのでは?みたいなことがかかれてた気がする。うろ覚えだけど。
そして今その矢面に立たされてるのが平野。
それはちょっとかわいそうかもしれないけど、だからと言って
作品の評価にまで同情ぶるこたァない。
厳しいかもしれないけど、なんだかんだいってそれだけ注目されてるってことでしょ。
もっとも世間では認知度低いけどね(w
420 :
吾輩は名無しである:2001/06/27(水) 22:30
421 :
佐藤A:2001/06/27(水) 22:46
本当を言うなら触れたくはないのですが、ことの発端としてどうしても触れなければならない問題がひとつあります。平野啓一郎氏の『日蝕』の問題です。
平野氏自身に対して含むところは全くない、ということは、お断りしておかなければなりません。「文句」の方でコメントした通り、つぶれずに頑張ってほしい、というのは、掛け値なしの本音ではあります。にもかかわらず、『日蝕』の評価については多少の留保をおかざるを得ないというのも、また、正直なところです。
ファンタジーノベル大賞を受賞した翌年から去年までの七年間、私は同賞の下読みをやっていたので、作家を志望する若い人が習作段階でどのようなものを書くか、ということには些かの知識を持っております。極めて高い頻度で、既成の作品の部分・全体を問わない「ぱくり」が現れます。私の作品の場面や台詞をそのまま使った応募作に出会して気恥ずかしい思いをしたのも一度や二度ではありません。
「ぱくり」は文学には必要不可欠である、と私は考えております。シェイクスピアなりダンテなりをぱくるのは、小説の極めて古典的な技法であり、たとえば私の私淑するナボコフの『ロリータ』での、すさまじく迂遠なメリメのぱくり方ともなれば、それだけで一見に値すると言うべきでしょう。通常のぱくりは、一般に古典と見なされ、読んだふりくらいはしていないと恥ずかしい、とされる作品に対して行われます。従って、自作を習作段階の書き手にぱくられたら、そこまで高く買ってくれるかと言って喜んでもいいのではないか、と思わないでもありません。尤も、現存する作家の、たかだか四、五年以内の作品をぱくるのは、些かまずいのも事実です。
さらに言うなら、ぱくる書き手が必ずしも才能のない書き手とは限らないのです。才能のある書き手が、習作段階での補助輪として、既成の作品を使うのはよく見る風景です。いつかは補助輪なしで書くこともできるだろう、という期待を以て大目に見てやるのも悪いことではありません。
ただし、万が一最終選考に残ったりした場合には、私は担当者に問題の部分を指摘して、事前の書き直しをさせた方がいいのではないか、と忠告することになると思います。公にされない段階においては、ぱくりは些細なことです。ただ、それが活字になるのはやはりまずい。ぱくりで書く段階にある書き手をデビューさせてしまうことのまずさはおくとしてもです。
平野氏の『日蝕』を雑誌掲載で読んだ時に私が考えたのは、まさにそういうことでした。他人事ながらちょっと心配になったくらいです。誰かに、あれって佐藤さんの『鏡の影』でしょ、と言われたらどう庇おうかと思いましたが、幸い、当人が十分以上に注意深かったのか、或いは編集部にその辺を忠告する人がいたのか、なるほどあそこをこんな風に料理しなおしたんだね、と思われる部分はあっても、盗作事件の報道でよく見るように、作品Aの文章の抜粋とA'の文章の抜粋として比較対照できそうな箇所はありません。限りなく黒に近い灰色という線でしょう。ただ、これを公にしてしまった編集部に対してはちょっと呆れました。せめてもう一作書かせて、補助輪なしで走行できることを証明してからデヴューさせても、遅すぎることはなかった筈です。・・・
下記より抜粋 ↓
http://www.dccinet.co.jp/tamanoir/idata/iken13.htm
422 :
吾輩は名無しである:2001/06/27(水) 23:33
佐藤も平野も両者たいしたことがないのでその件にかんしてはどうでもいいです。どうぞ新作をかいてください。
423 :
吾輩は名無しである:2001/06/27(水) 23:45
そういやもうそろそろ新作でるんじゃないの?
>>419 いまの編集長って、ウワシンによると山村美紗担当だったんでしょ。
女王様のご機嫌とりで京都詣でに日参してたとか・・・
平野が京都在住だったことと編集長の京都人脈って
どこかで繋がってるのかな?
426 :
吾輩は名無しである:2001/06/28(木) 01:35
ここでぐだぐだ書いてる奴らより平野の方がまし。
嫉妬はみっともない。
>>426 その説はとっくに何度もガイシュツ。そこ超えて
なんでか続く駄スレでござるぞ。時に平野らしき
カキコあったりして…、止まらんらし。書く前に過去ログくりゃあ
読めや、不精せんと。
428 :
吾輩は名無しである:2001/06/28(木) 02:02
いつも書いてるのが俺なんだよ。
429 :
平野:
>427
お前の意見もガイシャツダー