1 :
吾輩は名無しである :
2001/01/17(水) 11:42 たとえば小林はホンモノ/ニセモノという粗雑な二分法でなど考え ていなかったと思います。げんに「真贋」ではこの対立は実は脱構築 されているのではないか。彼のいう「ほんもの」や「常識」は古名の 戦略だと考えられる。 有名な「批評とは、相手をダシにして己れの夢を語ることではな いのか!」にしても、はたして人は対象について語れるのか、せい ぜいがおのれの夢しか語れないのか、ということであり、批評の不 可能性への予感を意味している。「俺は夢を語るのだ」とひらきな おっているのではないのだと思います。 なお小林のこの発言は「どんなテクストも自伝的だ(と同時にそう ではありえない)」というポール・ド・マンの発言(「摩損としての 自叙伝」)とくらべて(後者の方がスマートだとはいえあまり)遜色 ないように思えます(前者はワカガキだし)。
2 :
吾輩は名無しである :2001/01/17(水) 21:10
まあ、やっぱ前世紀の遺物かね。
3 :
吾輩は名無しである :2001/01/17(水) 21:37
「思想家」なんていわないで「批評家」だからこそいいんじゃない? 結局再評価?せよってこと?
4 :
川端康成 :2001/01/18(木) 00:28
小林君は詩人です。それと出来の悪い詭弁家でもあります。
5 :
吾輩は名無しである :2001/01/18(木) 00:32
>1 でも自分の美術品が偽物と分かった時、日本刀で一刀両断したぜ小林。
6 :
吾輩は名無しである :2001/01/18(木) 09:27
>5 偽とわかったというより、偽ではと言われた友達を信じたってことでは ないですか?
7 :
吾輩は名無しである :2001/01/18(木) 20:46
彼は美は信仰だ、といっています。
8 :
名無しさん@1周年 :2001/01/18(木) 20:49
そりゃそうだけど・・・
9 :
吾輩は名無しである :2001/01/19(金) 10:11
つまり、小林は実際にある品物がニセかどうかという問題を正当にも ずらしているということ。
10 :
名無しのオプ :2001/01/19(金) 20:53
・・・・・旅行前に、ある人は、こんなことを私に言った。ソビエトに招かれても どうせいい処ばかリ見せてもらうだけだろうと。これも妙な考えです。客に悪い ところを見せる馬鹿が何処にいるか。客としてもいい処ばかり見せてもらって 有難う、というのが常識でしょう。 −ソヴィエトの旅ー 小林秀雄 あはははは 馬鹿小林の面目躍如だ!
11 :
なぞだ。 :2001/01/19(金) 22:07
>10のお方 特にここをとりあげてバカよばわりする根拠がわかりませんが。
12 :
名無しのオプ :2001/01/19(金) 22:37
>どうせいい処ばかリ見せてもらうだけだろう ソビエトにとって都合のいいところ、つまりソビエトの宣伝になるような 巧みに演出された場所 >客に悪い ところを見せる馬鹿が何処にいるか。客としてもいい処ばかり >見せてもらって 有難うというのが常識でしょう。 こちらの、悪いところとはソビエトを訪れた客にとって悪いところ つまり小林は皮肉を言われた。身銭は切らず大名旅行でソビエトの内情も 見ず、ソビエトの都合の良い文章だけ書くのでしょうねと。 小林は気付いたかどうか、ソビエトにとっていいところを、客にとって いいところにすりかえて書いている。
13 :
吾輩は名無しである :2001/01/20(土) 10:12
誤読では。「右翼」の小林がソ連を多少持ち上げたところで、大してソ連のためにならないですね。 >こちらの、悪いところとはソビエトを訪れた客にとって悪いところ いやいや、ひねってとる根拠はないでしょう? 「悪いところ」は自国にとって悪い ところと読むべきでしょう。「客(小林)にとって悪いところ」はたとえば 社会主義国ソ連がいかにいい国かを示すところということ。小林は資本主義を 肯定したわけではないけれどもね。 ソ連に言ったら「内情」を見るべきだ、というときの「内情」は 庶民の生活ぶりということ? 役人の腐敗といったこと? 社会主義の限界ということ? ともあれ小林は、自分は 外交官が見ていないものを見てきた、というようなことを書いていたはず。 紋切り型とはいえ「文学者の眼」というものはやはりあるのであり、たしかに小林は それでもっていろいろなものを見てきたのだろうと思います。
14 :
吾輩は名無しである :2001/01/20(土) 17:56
>>13 小林秀雄は、議論で相手が何か言い返すと「そう言うだろうと思ってた。
そういうのが一番つまらん、愚劣な奴のすることだ」と切り返すのを
常としていた。
−今日出海「小林とともに生きて」1984−
>>14 浅田の対談読むとその戦略に近いものがあるね。
最近でた20世紀なんとかのピナ・バウシュのところなんか。
別に浅田が小林に似てると言いたい訳じゃないけど。
16 :
名無しさん@1周年 :2001/01/20(土) 18:19
>14さま。 正確な引用なのか、確認させてください。
17 :
名無しさん@1周年 :2001/01/21(日) 09:37
たとえば小林の批評をプーレのような「意識の批評」(概略はたとえばイーグ ルトン「文学とはなにか」参照のこと)と比べてもよい。「意識の批評」の文 学観は言語以前の純粋意識というドグマを前提としている。しかし毒舌のイー グルトンは、真に驚くべきことは、そのダサいはずの「意識の批評」が、見事 な成果を生んだことだ、といっている。(同様に驚くべきは、言語を前景化し、 意識を後景化する批評がしばしばダサいことだろう。キアスムだ。私がカッコ 内の前半のことを述べたというより、修辞が私を導いたのだ・・・) 意識の純粋な現前がありえない以上、それを前提に論じた者は、純粋意識をと らえるというねらい以外のことをなしとげたことになる。何をなしたのか? 彼らの批評が何よりも作家の意識に迫っているという感覚(錯覚?)と与える ことも事実なのだ。 他方書き手は言語を制御できない。とはいえ、ドストならドストが言語をおさ えつけて何かを実現してしまった、といえないか? 言語の前景化を相対化すべきなのか? とにもかくにも、小林・柄谷は「意識 の人」だし、蓮実・浅田は「感性の人」なのだ。
18 :
吾輩は名無しである :2001/01/21(日) 16:54
1986年発行「わかりたいあなたのための現代思想・入門2」 から川村湊の文章を引用(252p)。ちょいと長いけど許して ネ! 小林秀雄という近代批評の出発点においてもうひとつ重要な ことは、彼以降日本においてはしばしば「文芸批評」が思想や 哲学という分野が持つべき役割りを代行するようになったとい うことだ。これはある意味では当然なことで、西欧近代哲学が デカルトの「コギト」への問いから始まったのと同じ位置を、 日本の近代思想では小林の「自意識」が占めるからである。 それは、彼がマルクス主義という思想的怪物と取り組まなけ ればならなかったこと、フランス象徴主義という当時最新の ニューモードの思想を、驚くべきほどの咀嚼力で自分のものと し、日本語で書きあらわしたこと、などといった要因とも無縁 ではない。思想の現在的な潮流を鋭い直感力でとらえ、時には それを先取りして、日本語の論理として表現すること−本来な らば思想家か哲学者の行うべき仕事が、これより文芸批評家の 役どころとなった。それは体系づけることを嫌い、軽やかに意味 と戯れることを目指す現代思想において、ますますその傾向を 強めこそすれ、弱まることはないと思えるのである。 吉本隆明の小林秀雄への追悼論文「小林秀雄について」からの 川村湊の引用もついでにネ! 「ほとんど独力でわが国の近代批評の敷石を敷きつめ、その上に 華やかな建物をつくり、それをじぶんの手であと片づけして、 墓碑名まで建て、じゅうぶんの天寿を全うした」 あたしゃ15年前にこれを読んで、「そうだったんですかぁ…」 で終わらしちゃったのよねん。 小林秀雄は「無常」と「実朝」が好きよ〜ん。本音が聞こえる 気がするわ。きっと、戦争に突っ走る軍部、それを止められない 政治、騎上位しかしない天皇……そして文章でしか飯を食えない 自分に嫌気がさしたんでしょうねぇ。飛ぶ鳥後を濁さず、って 感じでスタイリッシュ!いいわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!
19 :
吾輩は名無しである :2001/01/21(日) 16:59
あちゃ〜。ちょうどあたしの感想のところで省略されちゃってる わネ……2ちゃんねるってイケズ!
20 :
吾輩は名無しである :2001/01/21(日) 19:50
>19さん >フランス象徴主義という当時最新の ニューモードの思想 →「最新」はちがうじゃん。 >思想家か哲学者の行うべき仕事が、これより文芸批評家の >役どころとなった。 →そんなことしたのは、究極的には小林と柄谷だけじゃん。不当な一般化。 >軽やかに意味 と戯れることを目指す現代思想 →浅田が念頭にあるのだろうが、浅田もこの言い方では不当。 >じゅうぶんの天寿を全うした もっと生きたかったらしい。 柄谷には長寿へのあこがれはないようだが、 小林は150歳くらい行きたいと、中村光夫にに言ったらしい。 ながいきしたら、ベルクソン論の続きが書かれたかもしれない。つもりは あったらしい(武芸者前田の小林論による)。 ちなみに、彼が「日本回帰」したというのは単純すぎる。最晩年、ルオーは いいといったり、平地に降りてからの家はスウェーデンあたりの建築家のものだし、ウィスキ が好きだったみたいだし。やっぱ何ともわけのわからん人だよ。
21 :
吾輩は名無しである :2001/01/21(日) 20:51
小林という奴は読解力がないのか、自分の美意識に反する意見は面白くないのか 兎に角、的外れな受け答えをする。「歴史と文学」(1941)で、乃木将軍を 否定した芥川龍之介の小説「将軍」を槍玉にあげている。殉死する前に夫婦で記念 撮影した乃木将軍の行為の是非について。 将軍の自殺した気持ちは、僕等新しい時代の者にもわからぬ事はない、しかし 自殺する前に記念の写真を撮ったという様な事は、なんの事かわからない。 自分の友人も先日自殺したが、記念撮影をする余裕なぞありませんでしたよ。 (芥川) 日露戦争以後の彼の生涯は、死処を求めるという一念を離れたことはなかった。 そういう人にとって、自殺とは、大願の成就に他ならず、記念写真は疎か、何を する余裕だって、いくらでもあったのである。余裕のない方が、人間らしいなどと いうのは、まことに不思議な考え方である。 (小林) 確かに「余裕がある/余裕がない」の二つのうち、どちらが人間らしいと言われれば この批判は誤りではない。だがそう思わせるのは、限定を取り除いて一般論に したからである。ここで問題なのは、ただ、「余裕がある」ということではなく 「自殺する前に記念写真を撮る余裕がある」ということである。 小林は(自殺する前に記念写真を撮る)余裕のない方が、人間らしいなどというのは まことに不思議な考え方である、と言ってるのだ! 馬鹿か! 自殺する前には、人間はそのような余裕はもてないのが通念であろう。 そして、そのほうが人間らしいだろう。 小林は限定問題を一般問題にすりかえている。馬鹿の面目躍如!
22 :
>20さまへ :2001/01/21(日) 21:40
「わかりたいあなたのための現代思想・入門2」っていうのは、 別冊宝島52なのネ。まだ書店で手に入るかもしんないし、 古本屋でもわりとすぐ見つかると思うから、読んでみると面白い わよ〜〜〜ん。あなたさまのお嫌いな「ふとうないっぱんか」の オンパレード!でも、一般化ってもともと不当な行為なんじゃ ないかしらん?だからやめらんないのよネ。 「日本回帰」したらチョンマゲかしらん? ウイスキーのお湯割りってジャパネスク! ルオーの作品のいくつかには、あたしは鉄斎とおなじセンスを 感じちゃうんだけど、おバカ!? 秀雄ちゃんが「日本回帰」したってだれがいってるの?あたしは そんなこといってないわよ〜ん。あのひとはカッコマン!なの。 様々なる意匠=衣装ってことじゃな〜い?
23 :
おバカどころか。 :2001/01/21(日) 22:19
>22さま。あなたを批評しようなんて考えもしませんでした。「ちなみに」 は関連のある話題、ただし直接には関連しない話題を述べる前置きとして 使われる・・・ お湯割りは困る。
24 :
吾輩は名無しである :2001/01/21(日) 23:32
ルックスがカッコイイよね。 あの見た目と凝縮した文章にあこがれた青年は多いんだろうな。
25 :
吾輩は名無しである :2001/01/21(日) 23:50
言ってることはボケナスなんだが語り口が良いでしょう。 あれで誤魔化され仕舞うんだよね、それと言い繕いの名人でもある。 小林秀雄が良いなんて言う奴は、己が馬鹿だと言うのに等しい。 川端が言ってたね「小林は詩を書かなかった詩人である」と。 これは的を射ってるね、理論的でなくとも詩的ではあるという ことだ。要は批評という蓑に詩を隠したエセ評論家ということだ 小林秀雄という奴は。
26 :
吾輩は名無しである :2001/01/22(月) 01:52
なあ、誰も21につっこめへんの? 無茶苦茶な誤読やない? ひょっとして苦笑黙殺? つっこむ価値も無い? ほしたら俺も右へ倣え。 21はん、もっと賢くなってや!
27 :
吾輩は名無しである :2001/01/22(月) 03:25
うん、確かに21の言ってることはおかしい。 だって、芥川の友達とは違って、 乃木将軍にとっては自殺はライフワーク(?) みたいなもんだったわけでしょ? つまり追い詰められて発作的に死んだわけじゃないよね? だったらそのぐらいの余裕はあるでしょう。 おばあちゃんが毎年葬式用の写真撮るのと一緒だよ。 乃木将軍にとっては。 ということでいいんだよね?
28 :
小林秀雄 :2001/01/22(月) 12:55
そう言うだろうと思ってた。 そういうのが一番つまらん、愚劣な奴のすることだ。
みなさま。「大岡昇平・埴谷雄高 二つの同時代史」って御覧になった? 秀雄ちゃんのエピソード満載よ!大岡ちゃんの江戸弁がこれまた粋なの。 秀雄ちゃんを思想家としてとらえるんなら、その生きざまも知っといた ほうがいいんじゃな〜い?>1さま。
30 :
吾輩は名無しである :2001/01/22(月) 20:22
面白そうだ。買ってみるが、とりあえず面白い奴を紹介してはくれまいか。 側近の「小林秀雄の思ひ出」や河上の「我が小林秀雄」なんかにもいろいろ出てくるよ。 背広は横浜中華街の人に作らせたとか。 ただし、思想と実生活は区別すべきだがね。
31 :
>30さまへ :2001/01/22(月) 21:40
紹介してもいいんだけど、長くなっちゃうのよねん。 秀雄ちゃん&中原の中也ちゃん&長谷川の泰子ちゃんの 三角関係のエピソードとか、すんごい生々しいわよ〜ん! 「大岡昇平・埴谷雄高 二つの同時代史」は1984年発行で、 岩波書店から出てるわん。古本屋さんのほうが手に入れやすい かもネン。 あたしは思想と実生活をおんなじ視線で視るほうが好きなの〜。 骨董にハマった秀雄ちゃんが、得意満面でお気に入りの掛け軸 だか書画だかを青山二郎に見せたことがあったんですって。 で、見せられた二郎さまはその掛け軸だか書画だかを持って 縁側に行くと、もっていた刀かナイフだかでスパスパ切っちゃっ て「やっぱりいい刀はよく切れる」ってなことをのたまったって 話は御存知かしらん?秀雄ちゃんはいい友達がたくさんいたの ネ! 1度しかない人生!ドラマチックにいきたいもんだわさ!
32 :
コテハンだがななしにしとく :2001/02/20(火) 02:23
読みづらい。あげよう。
33 :
吾輩は名無しである :2001/02/20(火) 06:16
「ドストエフスキーの生活」なかなか面白いが 読んでいるということをあまり人には知られたくない。 なんでだろう?うしろめたい。
34 :
吾輩は名無しである :2001/02/20(火) 17:55
彼もひとつの時代です。 彼に受験で痛めつけられ嫌いになったクチも多いのでないか。
35 :
素人 :2001/02/20(火) 18:49
>34 はは。それ言えてる。小林秀雄の文章が出るとみんなで 「小林糞!」とか罵倒してたっけな。それくらい恨みがある。ホント に訳わからんかった。 ていうか、今は「小林は・・・」って言えば、こう゛ぁゃしいよしのりを 思い浮かべる(w)
36 :
吾輩は名無しである :2001/02/28(水) 01:21
daremoagenai.kekkyoku,kobayashihideo ha 2ch niha muitenai to iukotoda.somosomo ronngi subeki monodehanai.
37 :
吾輩は名無しである :2001/02/28(水) 01:25
つまり、味わうものか?
38 :
むしかえして :2001/03/03(土) 17:42
むしかえしてすいません。 小林秀雄、大好き。
39 :
むしかえして :2001/03/03(土) 17:44
あんだけ徹底的な文章はやはり、他にないよな。
40 :
名無し :2001/03/03(土) 19:05
とにかく読ませれば委員です、読ませれば。 たいていは、そこに文章があっても読めないというものばかりでしょう。 その点、小林は読める。 学ぼうとか、蒙を啓かれたいという姿勢でなく、あくまでも読むという姿勢が大切。
41 :
吾輩は名無しである :2001/03/03(土) 21:30
1に候ふ。 たとえば小林とドゥルーズというテーマは本気でとりくむに値する。 他方、小林におけるデカダンス、というテーマ。柄谷よりも、小林の方がデ カダンだ、といえるだろう。柄谷には、永遠の青年というとこらがあり、それが 彼を漱石に近づける。小林の方が食えない・・・
42 :
いんちきしんきち :2001/03/03(土) 21:39
自意識に拘るという所が、 20世紀前半の人という印象があります。
43 :
むしかえして :2001/03/04(日) 08:52
よくいわれてることなんだけど、今風な評論なんかは、一回読めばあっ、そうでおわり。 でも、K.Hはやはり、語彙の使用法がかなり厳密。ほかの評論がなんとも味気なく、薄まったビールみたいに感じられてしまうのは、わたしだけでしょうか? 若いころは、最新のこじゃれたナンカイ....に惹かれたけど、徹底した魅力が小林秀雄全集にはありますね。 自意識は今だって、大変な問題.....。 「人生をまだよく知らない人が、人生を知ってしまった人を批評する。うまくいくわけがありません」 K..について話そうとすると、K.Hのそういう言葉がかえってきそう。 最後の絶筆、ユング自伝をめぐる部分が忘れられない......
44 :
吾輩は名無しである :2001/03/04(日) 13:10
「人生の教師」と言ったのは大岡だっけ? ほとんど悪意ぢゃない?
45 :
どきどき名無しさん :2001/03/04(日) 14:43
>>43 そうだね。何度も読めるよね。
無理無く読めるのでヒデオすきです。
46 :
吾輩は名無しである :2001/03/11(日) 21:43
特に初期のドストエフスキー論(「永遠の夫」とか「未成年」を論じたもの) のダイアローグの捉え方には、バフチンに通じるものがあるような気がします。 後期は読みに徹しすぎているようですが・・・
47 :
吾輩は名無しである :2001/03/14(水) 04:02
「近代絵画」、特に「セザンヌ」は、美術論を超えて、認識論としてすごい気がする。
48 :
吾輩は名無しである :2001/03/14(水) 04:16
49 :
吾輩は名無しである :2001/03/14(水) 04:31
>>48 なるほど。
あなたご推薦のとこアクセスしてみたけど、
小林のセザンヌ論は評価してる人いたね。
ゴッホの手紙などは人間論過ぎるけど、また、ピカソについては
わかっていない感じだけど、セザンヌ論は、メルロ・ポンティと
比較していいくらいの探求をしていると思う。
美術系的にはどうかわからないけど。
50 :
吾輩は名無しである :2001/03/14(水) 14:35
浅田彰が、最近、結局セザンヌとピカソじゃんといったけれども、これを 結局小林じゃん、と読み替えてもいい。浅田の意図は無論そこにはなかろうが。
51 :
吾輩は名無しである :2001/03/23(金) 02:18
あげげ
52 :
吾輩は名無しである :2001/03/23(金) 03:22
俺も小林好き。高校の頃読んではまった。 思想家としての是非はさておき、読み手の 思考を刺激するという意味ではやはりトップクラスの 批評家だと思う。特に初期の喧嘩腰的文章はたまらん。
53 :
・e・ :2001/03/23(金) 08:14
『近代絵画』で秀逸なのはセザンヌの章っていうのは評価が定まってるようですが 主題としての面白さから言えばピカソでしょう。本人もそういってますけど。 個人的には西洋的タームをできるだけ排除して、よくあそこまでポストモダンの状況を 先取りして考察し得た、と関心。
54 :
吾輩は名無しである :2001/03/23(金) 13:09
小林に関する文章では中上が朝日ジャーナルに寄せてた追悼文が一番的をえていると思う。
>>53 >主題としての面白さから言えばピカソでしょう
そう? というか、どこらへんにおもしろさを感じる? おれはけっこう退屈だったけど。
55 :
梶井に敬意を。 :2001/03/23(金) 23:16
>53 記憶で言うのだけれども、瀬山のが一番よい、ピカソのは、彼のスペイン性をとり にがしているという意味のことを大岡との対談か何かでいってないか?
横レススマソ わたしは、クラヲタだが、小林のモーツァルト論にはワラタ! 確か開高健も叩いていたようなかすかな記憶が…
57 :
吾輩は名無しである :2001/03/24(土) 10:05
小林の「モーツァルト」が、モーツァルトのモーツァルトらしい所を はずしているようだという感想は、消防でも持つ。 しかしト単調のクインテットは、いわゆるモツァルトらしいか? 小林モーツァルトは、モーツァルトを異化する。
>>57 これって、いわゆる反語的問いかけだよね。ネタじゃないよね?
いちいち引用するの面倒臭いがあの人のスコアの読み方笑えるぞ。
SPに噛り付いて書いたのだろうが、なんだかあはれ。
59 :
吾輩は名無しである :2001/03/31(土) 03:44
我輩はアゲゲである。
60 :
吾輩は名無しである :2001/03/31(土) 14:24
モーツァルト…。当時は物の無い時代だった、からではないの? ゴッホの評論も印刷の悪い写真を見て書いたって読んだ事あるよ。 それに戦争終って一年位の作品なんだよ、色々未消化になって支障を きたしている事もあったんじゃない? 私には、モーツァルトのひらきっぱなし音楽に不安を感じてしまった小林氏が、 必死でなにか後始末しようとしているように思える。
>60 ずいぶん好意的なんだね。 俺は文芸評論家が領域を広げようとして陥った典型的失敗例だと思うよ。 今でも多いじゃん。そういうヴァカが。
62 :
61さんよ。 :2001/04/03(火) 23:28
リスク承知で芸域広げようってんだから、立派じゃねえか。
63 :
吾輩は名無しである :2001/04/03(火) 23:54
疾走する悲しみ>モーツアルト 疾走するデモーニッシュッがモーツアルトの本質だと思います。 ゴッホ論も回りくどい、セザンヌも。 結局物を作り出せなかった、創造力がなかった、もしくはあこがれていた。 だから本質から少しずれている。 人のことを語って結局自分を語る、評論スタイルは作ったけれど。
64 :
吾輩は名無しである :2001/04/03(火) 23:57
誰が何を語っても、半分は自分を語ってしまう、っつーの。 それが、私が1で言ったことだ。
65 :
吾輩は名無しである :2001/04/04(水) 18:02
国文学研究(だっけか?)とか読みものとしちゃ、ほんとつまんねぇーけど 秀雄を極端にまで素っ裸にしてそいつの知識の限界とやらをさらけだしてて 確実に叩けるタネ本って捜せばけっこうある。やつが小難しいポーズだけとって 実はなーんも無知だ、ってなこと言いたい2ちゃんねらーは さっそく手に いれよう!
66 :
>65 :2001/04/04(水) 20:55
どうでもいいけどところどころ日本語がおかしい。普通の日本人は「なーん も無知」なんて言葉、使いたくても使えない。普通は「何も知らなかった」と 言いますが。もしかしてなんちゃって日本人?(w
67 :
65 :2001/04/05(木) 15:02
>66 ほんとは 日本人やめたい。どっか逝きたいんだけど、 しかたなしにここにいる。ごめんな、半可通な毛唐より俺のほうが 日本語しらなくて。っていうか、あんたみたいな細かいつっこみする 奴ってこの板に多過ぎ。(ちなみに俺の主戦場はここじゃない。) こいつ絶対65か、その同類だぜって判断したら、寛容に。 疲れるからほんとやめて。もうひとつ、なんちゃって日本人って.... 面白いと思ってかいたん?じゃ、俺もワラッたげる。g,ha!
68 :
66 :2001/04/05(木) 17:28
いや、頭○そうなのに無理してるっぽかったからさ。すまん。
俺は優しいから
>>67 みたいなレスもらうまで本音は言えないんだよ・・。
69 :
65 :2001/04/06(金) 00:59
>>68 中也と、女とりあった話出てこねぇな。
そういうのがおもしいのに。
中也が死んじまった後すぐ書いた文って、
中也についてもっと素直に書いてもいいものを
なんか評論チックで、いつでも秀雄なんだなぁ、と
妙に嬉しくなったね。
70 :
吾輩は名無しである :2001/04/06(金) 01:59
中也と女のことを聞いてくるやつがいればなんでも話すのに、だれも聞きに来ない、と、 晩年まで小林秀雄は言っていた、という話をきいたことがある。 さすが小林、と思った。 江藤淳の「小林秀雄」は、かなり繊細にこの三角関係に深入りして、論じている。大岡昇平が小林自身の快諾を得て、資料提供したらしい。
71 :
60なんですけど :2001/04/07(土) 12:42
>>63 ごめんなさいね。疾走するデモーニッシュッって何ですか。 デモーニッシュッ、とは 創造の源泉にある、「感覚が表現に結びつく核」のようなものですか? 訳すと難しいですが原始地母神的生命密着型の源泉感覚というようなこと? キリスト教的語感は不勉強で良く分らないのです。 疾走する悲しみ、というのも分らないのですが、少し腑に落ちたので、 これは補足的に書かれたのかな、と思ったのです。 ひよっとして、それともモーツァルトの定説なのですか。(不勉強なので) 回りくどい、というのは同感です。共通認識に立つ概念語が多いので 私などは途中で何を読んでるのか、分らなくなります。 白洲正子さんの本で読んだのですが、 本当に言いたいことは書くな、という教えがあったそうです。 後は読者が汲み取り、自分で大魚を掴んだような達成感を与える、といのが 文筆家の骨頂というか…。 だから如何に書かない所に大魚を捕えるか、というのが文筆家の技量なのですが 小林氏はそれに失敗することがあったのでしょうか…。 大魚だけを眼中にして、不特定多数の第三者に振り向き振り向き書く、 という方法をとらなかったので、大魚を逃すと端から見ると苦闘の跡だけで 虚しく見えるのかなと、素人考えしてしまいました…。
72 :
吾輩は名無しである :2001/04/09(月) 02:13
73 :
KANAI :2001/04/10(火) 16:26
文学、特に古典については、彼の評論は秀逸だ。 しかし「考えるヒント」などを読むと、思想家としてはほとんど才能がないことに気づいてしまう。 今読むと、かなり時代錯誤。 読む人はもういなくなるだろう。 美術評論は、史学的にめちゃくちゃ。単なる印象でしかない。面白いけど。
74 :
考える名無しさん :2001/04/17(火) 23:16
アゲの花
75 :
吾輩は名無しである :2001/04/24(火) 00:53
>>73 最近読み返しているが、
現代の思想や文学理論に触れる部分はあると思う。
76 :
吾輩は名無しである :2001/04/24(火) 02:10
小林ほどの雄渾な文章の書ける批評家が今ゐるか? 世界にもゐないだろう。 前世紀における世界的な批評家だ。
77 :
吾輩は名無しである :2001/04/30(月) 21:09
sage
78 :
吾輩は名無しである :2001/04/30(月) 21:13
小林秀雄の顔は世界に通用する顔である。 しかし、文章は読んだ事がないので何とも言えない。
林達夫を読んだ後では、読む気がしなくなる。 その程度の批評家。
ああ・・近所の古本屋の棚に「林達夫著作集」がカクヤクたる光を放って 鎮座ましましてるの思い出してしまった。 平凡社ライブラリの方で手を打とうって、半ば自分に言い聞かせてたのに、 そんなの聞いちゃったら我慢できそうにないよ。
81 :
吾輩は名無しである :2001/04/30(月) 21:50
林君はいいね。
へいへい謹んで購入させて頂きますです。
83 :
吾輩は名無しである :2001/04/30(月) 22:10
84 :
吾輩は名無しである :2001/04/30(月) 22:16
清は獄死しました。 松陰は幕末に刑死しましたが清の死は戦後でありました。 実に残念な事でした。
85 :
33 :2001/05/02(水) 09:40
「真贋」がおもしろいです。 吉野秀雄という目利きの友人に贋作だと言われて 即座に刀で十文字にスパッと切ったそうです。雪舟の地震後作という絵(掛け軸 だったかな)を。
86 :
アンドレア :2001/05/02(水) 22:01
今の全集が出た後 注釈付きのやつが出るってホントですか?
87 :
吾輩は名無しである :2001/05/06(日) 22:53
小林秀雄の文章が、確か高一の国語の教科書に載ってたんですが、 非常に衝撃を受けたのを覚えています。こんな感じの文章でした。 「最近の若い人は、生活に確かなものが無くて不安だというが、 若い時にそういうふうに感じるのはあたりまえだ。少しはその中から、 確かなものを見つけ出す算段をしたらどうだ」――ああひどい文だけど、 こんな感じでした。誰か出典を覚えていませんか?
88 :
渡瀬 洋 :2001/05/06(日) 23:08
小林秀雄という人はどうしようもない。感情を理屈で説明しようたって そうはいかない。だから青山二郎に泣かされるんだ。
89 :
小林秀雄 :2001/05/07(月) 23:31
えーん、えーん(T_T)
90 :
小林秀雄 :2001/05/08(火) 01:01
びえー(T_T) 天才に泣かされたよー
91 :
考える名無しさん :2001/05/17(木) 16:12
小林秀雄の「地獄の季節」の翻訳(岩波文庫)はすぐれていると思います。 でも、これは東大仏文の鈴木信太郎先生の指導によるところが相当大きいのではないか。 批評家、思想家としてはオリジナルな業績は皆無と言っていいでしょう。すべて感想文。 ドストエフスキーもモーツァルトもランボーもゴッホも、小林秀雄の著作を読むのは鑑 賞の妨げになります。
92 :
吾輩は名無しである :2001/05/17(木) 16:24
同じようなスレがあったよね。 門外漢からすると、とても面白かったりするんだけどね。 わたしは美術史専攻ですが、彼はめちゃくちゃです。 勉強してみてはじめて、彼が史実をまったく無視してることに 気づきました。 「考えるヒント」も今読むと、古臭くて読んでられない。 その程度だったのでしょう。 でも、どうしてあんなに人気があったのでしょうね。
93 :
吾輩は名無しである :2001/05/17(木) 16:54
みなさん受験勉強で悩まされたんでしょう。
94 :
渡瀬 洋 :2001/05/17(木) 23:33
だから苦笑するしかないのだが、何故小林の著書を読んで鑑賞の妨げになるのか わからない。 小林自身が感じた感想を述べただけであって、それ以外を否定したものではないはず。 印象批判とはそういうものである。 それからランボーは、小林訳より堀口大學訳のほうが遥かにいいぞ。
95 :
91 :2001/05/18(金) 11:54
>>94 >小林自身が感じた感想を述べただけであって、それ以外を否定したものではないはず
小林秀雄の文章は断定的な言い方が多い、自分以外の解釈、感想を否定している印象を
受ける、ゆえに気に障る、鑑賞の妨げになる、という意味なんです。
>ランボーは、小林訳より堀口大學訳のほうが遥かにいいぞ
堀口訳はどうも私には合いません。日本語が古めかしいのです。意味がつかみやすいと
いう長所はありますが、その意味がランボーの意図したものとかなり違うのではないか、
堀口流の歪曲がかなりあるのではないかと思っています。
ちなみに私が持っている堀口訳は新潮文庫の「ランボー詩集」だけです。
坂口安吾の「教祖の文学」が的確に小林秀雄を論じていると思う。
>>96 変な日本語だな。訂正。
坂口安吾が「教祖の文学」で的確に小林秀雄を論じていると思う。
98 :
91 :2001/05/18(金) 14:54
↑訂正前の日本語のほうがいい。 訂正後は英文の日本語訳みたい。
96のほうがより自然な日本語でしょう。
100 :
吾輩は名無しである :2001/05/18(金) 15:34
んでも文章にするなら96は減点でしょ。 「教祖の文学が小林秀雄を論じている」んじゃなくて 「坂口安吾が教祖の文学で小林秀雄を論じている」のだから。 まぁ意味は通じるけどね。
101 :
100 :2001/05/18(金) 15:37
付け足し。 96でも 坂口安吾の「教祖の文学」が的確に小林秀雄を論じている作品だと思う。 ならオッケ。
102 :
吾輩は名無しである :2001/05/20(日) 03:14
百年のヒントを読もう
103 :
吾輩は名無しである :2001/07/21(土) 22:40
丸谷って何様?
104 :
吾輩は名無しである :2001/07/21(土) 23:21
全集買ってる?
105 :
吾輩は名無しである :2001/07/22(日) 23:18
全集でてんの?ぜひ読みたいです。 出版社は?
106 :
吾輩は名無しである :2001/07/22(日) 23:23
新潮で刊行中ですよ。 少々お高いですけど。
107 :
アビ :2001/07/31(火) 00:37
一冊八千円はどう考えても高いですよ。
108 :
吾輩は名無しである :2001/07/31(火) 00:49
少し上の人に聞いたんだけど 小林って20年前位(まだ本人存命中か?)までは 文庫本で殆ど全部揃ってたっていうんだけど・・・・・・・。
109 :
吾輩は名無しである :2001/07/31(火) 01:27
古本屋で新潮文庫の奴を結構見かけることがある。 上下巻の分厚い奴とかあった。
110 :
吾輩は名無しである :2001/07/31(火) 01:33
それより 小林が自分勝手な美文(一見そっけないのだが)の なかで思想を細らせる、もしくは極めて分かり難くして しまったことについて みなさんはどう考えているのだろう?
>>108 15年くらい前に学生してました。入試問題への出題も消えつつあり、
日文の学生が必要に迫られた時に読むくらいだったはずです。
当然、一般の学生の間での認知度はゼロに等しかった。
小林が亡くなった時も活字メディアだけが「嗚呼、巨星落つ」と
ぶち抜きで扱っていたのを、何だこりゃ?と思った記憶があります。
20年位前の入試問題作成担当の教官、すなわち現在70代の方には
思い入れがあったのでしょうね。
しかし、何で今更全集なんて刊行するのかね?
何だか裏を勘ぐりたくなるわ。
112 :
吾輩は名無しである :2001/08/24(金) 19:29
それでも完全な「全集」ではないみたいだね
113 :
吾輩は名無しである :2001/08/24(金) 21:57
戦前の駄文をいれていないといったことを言いたいドナタであるのならば、 さようなら。 1はいいことをいっている。なぜいいかというと、私が言ったからだがね。
114 :
吾輩は名無しである :2001/08/25(土) 01:05
厨房の頃、名前も知らず読んだ小林秀雄にすごく感動したのを覚えてる。 小林には人を惹きつける文章力,迫心力みたいのがあるね。 浅田や柄谷には皆無だな。あくまでアカデミズムだから。上に美術史的にー とか言ってる奴いるけど、そんなのあたりまえだろ。学問じゃなくて思想だから。 安5よりも三島の短い評論の方が正鵠を射てるかんじはするなあ,俺は。
久々に書きますが、どなたか、前私が書いた疑問に答えてくだせえ。
>>87 (自分で引用しますが)
87 名前:吾輩は名無しである 投稿日:2001/05/06(日) 22:53
小林秀雄の文章が、確か高一の国語の教科書に載ってたんですが、
非常に衝撃を受けたのを覚えています。こんな感じの文章でした。
「最近の若い人は、生活に確かなものが無くて不安だというが、
若い時にそういうふうに感じるのはあたりまえだ。少しはその中から、
確かなものを見つけ出す算段をしたらどうだ」――ああひどい文だけど、
こんな感じでした。誰か出典を覚えていませんか?
116 :
吾輩は名無しである :01/09/23 00:28
>115 思い当たるふしがないでもないので、あした探してみるよ。期待しないで 待っててね。私なども、若い頃は十分不安時代だった、とかなんとか。 かんちがいかも。ごめん。
117 :
吾輩は名無しである :01/09/23 00:56
「ドストエフスキーの生活」は面白かった。
>>116 ありがとうございます。お待ちしております。
119 :
吾輩は名無しである :01/09/23 15:16
これですか? 小林秀雄「青年と老年」(全集第一二巻「考えるヒント」所収。この全集は 今発売中のものではない)。現代仮名遣いで引用。 (前略)あるいはまたこんな風に聞かれる。「君の青年時代に照らして、今 日の青年をどう考えるか」。どう答えたらいいのかしらん。私は、自分の失 われた若さを、時として痛切に想(ママ)うことはあるが、若い時代に生き た環境はうまく思い出せない。(中略)どうやらはっきり言えることは、私 としては十分に不安時代であったということだけだ。どいつもこいつも、の ん気に構えているなら、おれは不安になってやる、きっとそんな気だったの だろうと思う。不安がなければ不安を発明してやる、これが青年の特権である。 (中略)私がこの青年の特権をできるがぎりて行使したことは先ず確かなことら しい。(後略)
>>119 ありがとうございます。
もう今では売ってないんですね。地元の市立図書館にでも行って、
コピーしようと思います。胸のつかえが取れました。
2ちゃんねるとはいえ、『文学板』は、親切な人が多いですね。
今発売中の全集にもあるにきまっているが、とにかく高いね。
122 :
吾輩は名無しである :01/09/25 20:35
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ∧_∧ < 落ち着けよカスども ( ´_ゝ`) \________ / \ / /\ / ̄\ _| ̄ ̄ \ / ヽ \_ \ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \__) ||\ \ ||\|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄ || || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| || || ||
123 :
吾輩は名無しである :01/10/15 02:08
小林ファンの人達へ、 「ブンガク」を昔のような文学に戻すこと、それがたとえ不可能であっても、 なんとか、その復興を考えたい。 どうすれば良い?
124 :
吾輩は名無しである :01/10/31 15:07
あげ
125 :
吾輩は名無しである :01/10/31 15:55
小林偉そ気
>>111 そうそう。
小林秀雄はかつて「文壇の長嶋茂雄」のような
存在だったと思えば解らなくもないですね。
いずれ吉本隆明なんかも若者から
「全共闘時代の全否定パラノイア逝ってよし」
「晩年の著作は痴呆垂れ流し」などと揶揄されるのか……。
127 :
吾輩は名無しである :01/10/31 18:50
全集12巻、一万二千円、あなたなら買いますか?
「言っておくが、あんたの魂のことを書くんだぞ。 いいか、決して描写するんじゃねえぞ。」 誰に対して言った言葉だったか忘れたんですが、 とっても印象に残っています。 この人の思想にはあまり共感しない(というか、どういうものか理解できない)のですが、 この人からは「書く作法」のようなものを学びました。 つまり、文章を書くうえでの心構え。
129 :
吾輩は名無しである :01/11/05 04:58
彼の小説とか詩とかありますか?
130 :
吾輩は名無しである :01/11/05 05:47
彼の「モーツァルト」を昔読んだが なんか恥ずかしかった。
131 :
吾輩は名無しである :01/11/05 18:09
>>114 あほか。柄谷も浅田も学者じゃないよ。
小林と江藤と柄谷、みんな批評家だよ。浅田はよくわかんないけど。
JPBさん、ベンヤミンと比べてどうですか。 以前確かベンヤミンスレッド立てられましたよね。
>129 「女とポンキン」はイカしてるよ
134 :
吾輩は名無しである :01/11/15 09:46
「女とポンキン」はまれにみる美文。 元詩人だった彼が確かに受けてとれる。
135 :
吾輩は名無しである :01/11/15 09:47
それにしても小林秀雄ときたら「青山二郎」でしょう。 彼なくして小林秀雄はなかったというに。
136 :
吾輩は名無しである :01/11/15 09:56
127よ。それは神田に売ってる小林秀雄全集だな!!
137 :
吾輩は名無しである :01/11/15 10:27
ぶぁれりーのへたなぱくり
138 :
吾輩は名無しである :01/11/28 06:52
小林秀雄が分からん奴は感性の貧困に喘ぐ劣等者。 現代思想をドグマ化した結果、「自意識」云々で小林秀雄を批判するが、 現代思想そのものへの問いかけがないから、したがって、 小林秀雄そのものを問うてもいない。
139 :
吾輩は名無しである :01/11/30 00:00
>>1 ていうか、前世紀の思想家だろ。
つまらんツッコミでスマソ。
私は小林秀雄はすきです。
140 :
吾輩は名無しである :01/12/02 17:54
やがてこのスレも腐海に沈む。
141 :
吾輩は名無しである :01/12/12 14:22
小林がユリ=ゲラーを賛美したって本当ですか?
善男もオカルトに嵌った時期あるよね
語り得ないものを語りage。
144 :
吾輩は名無しである :01/12/18 15:51
信じることと知ることとの差の問題だろうな。 こいつ対象なぞちゃんと見ちゃいやしないんだよ。 ランボーの誤訳、モーツァルトへの勝手な思い入れ (モーツァルトに触発された私小説か?頼むから批評の名を借りた下手な小説発表すんなよ) 骨董屋にダマされて買わされた壷でも愛でてろ。 この年寄り!
145 :
吾輩は名無しである :01/12/18 15:53
↑もう死んでるYO!
146 :
吾輩は名無しである :01/12/18 17:46
小林秀雄にしろ、福田恆存にしろ、彼らの思想は非論理の妄想批評の類です。 問題は、その「妄想」の中からいかに「理」を導き出すかですね。
147 :
吾輩は名無しである :01/12/18 18:01
でも小林はそれでよしとしたし 周りはそれを問わずに崇めたんだよ。 思えば平和な時代だった。 小林に能力がなかったとは到底思えないのだが なによりも小林は批評家の手法を現代化の方向へ研ぎ澄ますことはなく 個としての「文人」であろうとしたし 「文人」(文化人ではないよ)が生息できる 最後の古き良き時代でもあった。 どこか近代戦術そっちのけで名人の域まで入り込んだ「居合の達人」を見る ようでカッコよかったのは確かだよ。 さぞやその立ち姿にその腕にシビレた者も多かっただろう。 しかしそれも全てもう遠い遠い昔のお話。 もう還えっては来ないよ。 好事家がそのエッセンスを骨董のように愛でるがいいよ。
小林は、加藤周一にも、経験主義と勘の人間と呼ばれていますね。
>146 > 問題は、その「妄想」の中からいかに「理」を導き出すかですね。 ちょっと訂正。 問題は、その「妄想」の中から、読者がいかに「理」を導き出すかですね。
150 :
吾輩は名無しである :01/12/18 23:28
>>148 直感と直覚力ともいうべき才覚のほとばしりを自ら重要視したんだよ。
まるで詩人のようにね。
例えばランボーには野蛮にも存在したはずものの代償物だったんだよ。
もともと馬鹿なわけはないから意識しての選択と言えるだろう。
それが受け入れられ憧れとなっていたいい時代があったということだ。
余り非難する気にはなれない。
詩才の代わりの直感が鋭かったのも確かだし
詩人のように言葉を削って削って削り上げ鍛錬し
一種の「名品」として仕上げたのも事実だからね。
ただし現在の基準ではいささかアプローチの方法が自分勝手すぎて
批評というより随想の逸品となってしまいそうなのも否定し難い。
本人は批評より先、もしくは奥深くに至っていると思ってただろうし
批評家である前に「小林秀雄」であればよかったんだと思う。
なおそれは悪い戦略ではないし尊敬すべき姿勢だとも言える。
また下世話な功利的な振る舞いもせず自らの地位(確固たるものだったからね)を
利用しての文壇政治も一切行なわなかった。
立派なものだよ。
しかし、いささか「古い」からね。
好きな人がじっくり楽しむといいだろうってこと。
かなり独特だが目は曇ってなかったので
「文学」としては楽しめるんじゃないかな。
151 :
吾輩は名無しである :01/12/19 14:35
[小林秀雄賞]を来年度に新設。 来年は小林秀雄の生誕百年。これに際して、新潮社が作るらしいが・・。
彼が「改造」に投稿した懸賞評論って第2席でしたよね。 第1席の人って誰ですか?
153 :
吾輩は名無しである :01/12/19 16:04
>152 宮本顕治
>>153 ナップ関係者でしたっけ。
ちなみにどういうテーマの評論ですか?
「敗北の文学」。芥川の自殺を、マルクス的社会階層の理論で 解釈したもの(のはず)。1950年頃の河出文庫にあったような 気がするが、読んでない。
>>155 どうもです。
彼の小林秀雄観ってのも気になりますな。
157 :
吾輩は名無しである :01/12/19 23:25
>>156 代々木の共産党本部に直接行って
「読ませろ」って言ってやれよ。
158 :
吾輩は名無しである :01/12/20 00:01
>>156 それ、逆の方が面白いだろう。
小林の「宮顕」観、というより
小林が左翼もしくは共産主義運動に対しどういう思いをもっていたかということ。
実はそれは小林の発表された言説の中からも拾い出すことができるのだが。
でも皮肉なことにこの人(小林)は戦後、共産主義の総本山ソビエト連邦から
招待を受けて実際にかの地へ出向いたりしてるんだよね。
どういうつもりで呼んだんだろう? 当時のソ連は。
分からぬでもないが率直に言うと
「全く不可解」である。
「改造」の選評、どこかで読めたら感想書きますね。
160 :
吾輩は名無しである :01/12/20 09:30
話芸天下無双の小林秀雄は落語家です。 押しつけがましい話を落語的なテンポで語ります。 落語に付いて語った文章はないのですか? 話芸の録音は残ってませんか?
161 :
吾輩は名無しである :01/12/20 11:56
>>160 新潮カセット文庫
「小林秀雄講演」がお奨めです。
昭和45年8月に国民文化研究会主催の
夏季学生合宿教室での講演の録音ですが、
まるでしん生の落語聞いているみたいですよ。
特に「文学の雑感」のタバコをやめた話がいいですよ。
リアルタイムで小林を知らないので、
これを聞いて小林の見方が変わりました。
162 :
吾輩は名無しである :01/12/20 23:30
>>160 >161で既に言及(たまたまか)されてますが
「しん生」について触れた文章、もしくは発言があったと思います。
流石に話題のついで程度であったような気がしますが。
163 :
taka ◆WJp3Uzus :01/12/20 23:34
資本論(大月書店)を4冊入手。 文庫ものは9巻で揃いのようですが、 そのなかの「1,2,3、8」巻を手にしました。 どちらかといえばケインズのほうに興味があるのですが、 ぼちぼち読んでみますわ。
このスレで小林をシャカリキに批判してる人達って ひょっとしてプロの人ではないの?
165 :
吾輩は名無しである :01/12/21 03:02
シャカリキってぐらい気合入ってた人いたっけ?
蟹食べたい
167 :
吾輩は名無しである :01/12/26 19:29
新潮カセット文庫「小林秀雄講演」、 まだ手に入る?
168 :
吾輩は名無しである :01/12/26 19:44
俺は図書館で借りてダビングした。
169 :
新潮社批判 :01/12/26 19:45
新潮社の『小林秀雄全集』ってねだん高すぎ。 なに8000円っていうのは。 世の中ナメてんじゃねーぞウルアアアッ!!
170 :
吾輩は名無しである :01/12/29 15:24
>>164 どれどれ?
どれが怪しいの?
おせーて,キボンヌ.
171 :
吾輩は名無しである :01/12/29 21:49
おかえりや
172 :
吾輩は名無しである :01/12/30 15:35
今年最後の書き込みは、小林秀雄スレに、、、
173 :
吾輩は名無しである :01/12/31 16:16
年越しは、小林秀雄を読む。
来年は全集を全巻そろえる(旧版は持ってるけど)!
175 :
taka ◆Ywt5hnsQ :01/12/31 23:44
私も最後の書き込みは、このスレかな。
176 :
吾輩は名無しである :02/01/01 01:06
もうすぐ一年経つのねこのスレッド。 そういうわたしは、文学板初心者。
177 :
吾輩は名無しである :02/01/02 07:32
現在刊行中の全集と旧版の違いって? 「感想」くらいのものですかね? 8000円は高すぎるので、旧版を古本屋で一気に買おうかどうか迷ってます。
178 :
吾輩は名無しである :02/01/02 11:45
ほんと高くて買えねーー。そろえるの3冊目で止めた。
179 :
吾輩は名無しである :02/01/02 12:23
180 :
吾輩は名無しである :02/01/06 19:35
東京の小林秀雄ゆかりの地を教えて下さい。鎌倉以外で。
181 :
吾輩は名無しである :02/01/06 21:56
遺文
高橋英夫が著書のなかで、小林秀雄とドイツの指揮者フルトヴェングラーとの 類似に言及していたように記憶する。しかし彼は音楽の専門でないためか、「両者 ともそれぞれ批評と指揮の分野に思想をふきこんだ」という曖昧な言葉におわって いたようだ。その後ピアニストの内田光子がフルトヴェングラー・カザルスを語っ た対談で次の様な言葉に出遭った。長いが次に引用する。 ・内田 (一般的に楽譜に恣意的といわれているフルトヴェングラーと楽譜に忠実 であったといわれているトスカニーニとの比較に際して) フルトヴェングラーは、『私だって振ろうとおもえば「正確に」振れる、 でも、ああいうふうにピッピッと振ったら出てくる音が違う、自分は その音では困る』と言っていたんですね。メトロノームのタイミング では、「自分の音」は出せないと・・・ (中略) 内田 カザルスのバッハのオーケストラ組曲四曲はすばらしいと思います。 このごろ流行のヒストリカル・ミュージック・メイキング(作曲者の 時代につかわれていたオリジナル楽器をもちいた考証学的演奏スタイル) とはかけはなれたものですけど、私は、カザルスのはひとつの道として、 揺るぎないものがあると思います。自分の信念で、「この音はこうだ」 といっている強さがある。これは、すごい事です。 もちろん、私は音楽史に関する学説とかを否定するわけじゃありませんよ。 伝記なぞを書いてくれる学者さんとか、何ヶ月もどこかの図書館にこもって 資料集めをしてくれる人とかは、ほんとにありがたいと思います。ただ、 そうしたインフォメーションを頼りにして、それに合ったものだけをつくろう とするのは弱いと思う。間違うんだったら、堂々と間違え、というものですよ。 自信をもって間違うのだったら・・・ 濱田 その自信を持ちうる人が本物の音楽家なのかもしれませんね。 内田 そうです。音楽の世界というのは、人それぞれの感じ方なんです。 私は近頃、べートーヴェンの音楽について、すばらしいことを 読んだんです。べートーヴェン自身のピアノ演奏ですけど、どこぞ の伯爵だの男爵だのは、異口同音に、いかにベートーヴェンが ブリリアントな演奏家で、ものすごい即興の達人であったかを 言っている。ブリリアントだ、レガートがすごい、特殊なテクニック だ、そういう話ばかりの中で、ひとつ全然違ったエレメントを ベートーヴェンの演奏の中に見出した人がいるんです。ブリッジタワー って、ご存知ですか。 濱田 ああ、たしかヴァイオリニストで、初めに《クロイツェル・ソナタ》を 献呈された人・・・ 内田 私は知らなかったの。そのブリッジタワーが、ベートーヴェンがゆっくり した静かな楽章を弾くとき、その演奏は「浄いものであった」と言っている んです。本当に、ベートーヴェンは浄い世界に言っているんです。それが 無かったらベートーヴェンはないわけ。でも、それを同時代の誰かが言って くれていたことに、私は感謝したいですね。 上記の文章を読んだとき私の頭にあったのは、小林秀雄の批評であった。そして、彼が 誤解を恐れずに歩んだ道が正しかったのを確信した。話がずれたが、フルトヴェングラー の主著『音と言葉』には小林秀雄を思わせる洞察が随所にみられる。彼らの本質的な アナロジーをもっと徹底的に論じた文章は無いのだろうか。
183 :
吾輩は名無しである :02/01/16 18:37
あげ
小林秀雄は、ドストエフスキーを「一点にとどまってその問題を深化させていく」タイプ の芸術家として捉えていたが、彼もまたそうであったと思う。彼はそのドストエフスキー 論の中で、『貧しき人々』が一人称で書かれたことに着目し、現実をありのままに描く という問題は、描いている自分自身と切り離せないものであり、その問題が当初から ドスト氏を悩ませていたといっている。また、『地下室の手記』の萌芽はすでに『二重人格』 に芽生えており、彼はその問題を後期の作品において拡大徹底させただけだということを 指摘している(この説はこれだけでも充分に独創的であると思うが)。しかしここで言いたい のは、彼が象徴詩によって目をひらかれた問題を、ドストエフスキーと同じように一生涯 にわたって育て上げたということなのである。青年期に彼を見舞ったある神秘的な体験 についてはベルグソンを論じた『感想』の中で少しだけ言及している。彼はその経験を 解釈も応用もできないが現在の自分自身からも引き離し得ない体験であるとしている。 この経験を深化し純化することに彼の生涯の努力は傾けられた。彼の晩年を「右翼的」 とか「日本への回帰」とする考えを、私はもたない。それは彼自身が否定していることだ。 彼は「日本に還ったのではない、学問にかえったのである」。
185 :
吾輩は名無しである :02/01/31 19:49
age
186 :
吾輩は名無しである :02/02/01 23:00
「ランボーU」は感動的だと思う。あげ。
187 :
吾輩は名無しである :02/02/02 01:52
↑怒りのアフガン? そうか、小林は映画批評もしてたのか!
188 :
吾輩は名無しである :02/02/02 02:12
小林秀雄を好きだという自分に酔ってる輩が多いな
189 :
吾輩は名無しである :02/02/02 23:19
>>188 禿同。
小林との距離がとれてないお子ちゃま多すぎ。
大江対小林みたいな凡庸な図式にも欠伸が出そう。
誰か、スレタイトルに見合うことが書ける論客はいないのか?
しばらく様子見。
>大江対小林みたいな凡庸な図式にも欠伸が出そう。 失礼。哲学板の小林スレと勘違いした。 哲学板逝ってくる。
191 :
吾輩は名無しである :02/02/03 09:49
何で自分で声をあげないのだろう。あげるだけの言葉がないからだろう。
192 :
吾輩は名無しである :02/02/03 12:19
ヴァレリーとの関係、語ってくれ。 根本がパクリ
193 :
吾輩は名無しである :02/02/03 19:38
>>192 お前小林秀雄読んだことないだろう?
頭悪い人間が立花隆を読んだくらいで知的になった気でいるなよ
194 :
吾輩は名無しである :02/02/03 19:53
頭悪い人間が小林秀雄を読んだくらいで知的になった気でいるなよ
今度は煽り合戦かよ。 天国の小林翁は泣いているぞよ。
196 :
吾輩は名無しである :02/02/04 12:45
小林秀雄をエンターテインメントとして読む という読み方をしたいのだが、意味のわかりにくい 文章が多いので気軽に手に取りにくい
197 :
我輩は名無しである :02/02/04 13:07
やっぱ、世の中にはエンターテインメントにはならない 書き物ってあるよね。
>>197 私には小林秀雄は向かないということですかね
一応全集買ってあるんですが
>>193 よくわからんけど立花隆もわしと同じこと考えとったんか?
出展は?
200 :
我輩は名無しである :02/02/04 18:42
自意識の分析を徹底させたという誇りのようなものは ヴァレリーを精読することで、獲得したかもしんねえ。 立花の方が物知りだけど、「無常といふこと」の様な ポエジーがない。小林の方が永続性がアリソウ。
小林秀雄を読むと、"知的"を気取れるの? へぇ 閑人の発想だなぁ
202 :
吾輩は名無しである :02/02/08 21:36
新潮カセット文庫の小林秀雄 を借りることのできる都内の図書館を教えて下さい。
文学界の「近代の超克」座談会って どこで読めますか?
204 :
吾輩は名無しである :02/02/10 04:25
本当の意味で読めていたかは別にして、十代のころでも小林秀雄は読みやすかった。 批評というと、知識をひけらかしたり、どこか他人事じみた『距離』を感じたものだけど、 小林は批評の対象に『コミット』していたと思う。 そういう姿勢に潔ささえ感じた。
205 :
吾輩は名無しである :02/02/10 04:32
>203 富山房から松本健一の解説と竹内好の「近代の超克」といっしょになって、新書サ イズの本になって出ているはず。品切れ、絶版は書店で確認してね。
>>205 ↓コレのことなのでしょうか?
著者が河上なので不安なのですが…。
近代の超克 冨山房百科文庫 23
河上 徹太郎 (著) 単行本 (1979/02/01) 冨山房
208 :
吾輩は名無しである :02/02/12 01:32
ヴァレリーの「文学論」(角川文庫)を読んだら、小林秀雄そのものだった… 小林秀雄かぶれだったころがなつかしい。(だって恰好よかったんだもの)
209 :
吾輩は名無しである :02/02/12 03:01
格好よいっていうより、この人は信頼できるって感じがしたけどな。
210 :
吾輩は名無しである :02/02/12 03:19
小林秀雄が好きな人は 長淵剛も好き
好きじゃないなぁ・・・
全集「ドストエスキイの生活?」が古本屋で5000円 買いかなあ
「フ」が抜けてたね
215 :
吾輩は名無しである :02/02/12 07:04
今、初期の文芸評論を読んでますが 「機械の自意識」とか「理知の幻」とかの晦渋な言葉が 多く出てきてよくわかりません。横光利一論や牧野信一論 などをわかりやすく説明していただける方はいないでしょうか。 特に「アシルと亀の子」など。
小林秀雄ははったりだけの凡人 こいつにモアツアルトなんか語る資格はねぇよ 俗な部分で通底してるだけ ぎゃははは
ああ、また厨房出現
てめぇんちの厨房で自炊か
>>217 小林は人生でなく、自推=セルフプロデュースの達人だけどな。
ぎゃははは
君は自分の自意識だけが大事なのかい? 頑張ってね。
220 :
吾輩は名無しである :02/02/12 10:29
青春の小林秀雄あげ
221 :
安岡章太郎 :02/02/12 10:34
小林さんが亡くなって20年になるという。 確かなのは小林さんが生きておられた頃と現在では、 何もかにも変わってしまったことだ。
sageマンチキンのお前とと小林がな
>>219 ぎゃははは
その通り
いまどき、なんでこんな低レベル文系評論家の文章読むわけ?
脳味噌腐ってんじゃないの?
西垣ぐらいにしとけよ
223 :
吾輩は名無しである :02/02/12 11:34
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ( ´∀`)< オマエモナー ( ) \_____ | | | (__)_)
225 :
吾輩は名無しである :02/02/12 22:32
小林といふ男は奇態な男だ。気違ひの様になって常識を説いただけだ。
226 :
吾輩は名無しである :02/02/12 23:01
彼がいった「常識」の逆説性に気づいていないはず、ありませんよね。
227 :
吾輩は名無しである :02/02/12 23:27
新潮社の普及版小林秀雄全集買おうか悩み中。 最近刊行された全集の1巻分が上下2巻になるらしい。
だから、そんな何の役にも立たないクソみたいな本買うなって。 なに考えてるんだ? お前にとっても、社会にとっても、 少しは景気の良くなる方に使えよ、バカ! 小林なんか読んでるんだから、自分の頭のレベルはわかってるのかもしれんが。
229 :
吾輩は名無しである :02/02/13 00:41
信頼できるというには、あまりにレトリックが派手で警戒しませんでした? や、好きなんですけどね。
あの当時に受けた科学や哲学の教育や学習ではそうなるって。 そういう意味では、西田哲学全集を買った方がまだまし。
>>224 言ってる意味がわからんかったら、わかりません、て素直に言えよ、低脳青字。
どうせ、お前、湯川秀樹と小林の対談なんて読んでないんだろ。
ぎゃははは
232 :
kazu ◆YwDqTHA. :02/02/13 01:04
彼の芥川観について書かれているのって、何かあるのかな。
>>231 自分に素直になれよ。
近親憎悪だろ?秀ちゃん好きなんだろ?
あははのはー
「信頼できる」ってのは、「ああ愉快」にはわからん感覚なのだろうナ。 「信頼できる」ってのは、ちゃんと世界に足がついてるか、つけようともがいてるかってことなんだけどさ。 「人格」ってのとは、また違う。そういう人なら、どんな分野の人だろうと信頼できると思っているの。 馬鹿で低能で面倒臭がりなんで、単に読んでため込むだけの教養ってのは信頼してないのよ。 それと、sage続けるのは君みたいな乱暴なお子ちゃまのお相手は極力したくないからだよー。 勘弁してよ。
235 :
吾輩は名無しである :02/02/13 05:18
age
西田の全集 二万三千は安い?
ああ愉快のいうことは当たってると思う。
238 :
ああ219 :02/02/13 06:15
あたってないと思う。
239 :
吾輩は名無しである :02/02/13 07:35
>>232 あまり評価してなかったみたい。。
「芥川龍之介の美神と宿命」
240 :
我輩は名無しである :02/02/13 12:16
小林に限らないが、代表作、準代表作を読めばよい、と思う。 問題作は一般の読者は省いてもよい。 小林本人は「全集を読め」と提言しているが、小林自身は、 全集を読むべき(ドストエフスキー程度?)の巨星ではないと思う。
241 :
吾輩は名無しである :02/02/13 14:35
age
忘れちゃならんのは、 今年6月に「感想」がようやく解禁されるちゅーことです。 省いてはいけない問題作です。
243 :
我輩は名無しである :02/02/13 16:01
新全集では、むろんこの「感想」が単行本初収録で価値が高い。 ただし、「本居宣長」だって、雑誌掲載時と単行本ではすっかり 変わっているそうだし、「無常といふこと」でさえ、戦前の初出 と戦後の単行本ではそうとう異なるらしい。 よって、本格的に研究するためには、全集だけでは不足部分がある。
244 :
sasuke ◆FZ4kwao2 :02/02/13 16:33
>>239 どうも。
そういえば、宮本さんの『「敗北」の文学』(新日本文庫)、
ゲットに成功しました。
長いけど抜粋。 母が死んだ数日後の或る日、妙な経験をした。誰にも 話したくはなかつたし、話した事はない。尤も、妙な 気分が続いてやり切れず、「或る童話的経験」といふ 題を思ひ附いて、よほど書いてみようと考へた事はあ る。今はたゞ簡単に事実を記する。 (中略) もう夕暮れであつた。門を出ると、行手に螢が一匹飛 んでゐるのを見た。この辺りには、毎年螢をよく見掛 けるのだが、その年は初めて見る螢だつた。今まで見 た事もない様な大ぶりのもので、見事に光つてゐた。 おつかさんは、今は螢になつてゐる、と私はふと思つ た。螢の飛ぶ後を歩きながら、私は、もうその考へか ら逃れる事が出来なかつた。 (中略) 二ヶ月ほどたつて、私は、又、忘れ難い経験をした。 これが童話であるか、事実談であるかは、読者の判断 にまかす事にして、ともかくそれは次の様な次第であ つた。或る夜、晩く、水道橋のプラットフォームで、 東京行の電車を待つてゐた。まだ夜更けに出歩く人も ない頃で、プラットフォームには私一人であつた。私 はかなり酔つてゐた。酒もまだ貴重な頃で、半分呑み 残した一升瓶を抱へて、ぶらぶらしてゐた。と其処ま では覚へてゐるが、後は知らない。 (中略) 突然、大きな衝撃を受けて、目が覚めたと思つたら、 下の空地に墜落してゐたのである。 (中略) 胸を強打したらしく、非常に苦しかつたが、我慢して 半身を起し、さし込んだ外燈の光で、身体中をていね いに調べてみたが、かすり傷一つなかつた。 (中略) 私は、黒い石炭殻の上で、外燈で光つてゐる硝子を見 てゐて、母親が助けてくれた事がはつきりした。断つ て置くが、ここでも、ありのままを語らうとして、妙 な言葉の使ひ方をしてゐるに過ぎない。私は、その時、 母親が助けてくれた、と考へたのでもなければ、そん な気がしたのでもない。たゞ、その事がはつきりした のである。 −「感想」
この神秘体験談は何度か単行本化されている。 「ペルクソン論」です、初単行本化されるのは。
そうです。長くて失敬しました。 中公文庫の『人生について』の「感想」より抜粋しました。 封印されていたその後の連載もやはり読みたいすね。 これは高いけども全集を買わないといけないのか。
248 :
吾輩は名無しである :02/02/13 19:46
個人的には「モオツァルト」はたいしたことない作品だと 思ってたが、吉田秀和の文章を読んで見方が変わった。
249 :
我輩は名無しである :02/02/14 12:10
「モーツァルト」なんかも、当時としては、文体的にも、内容的にも 画期的だったのだろうって想像する。
250 :
sasuke ◆FZ4kwao2 :02/02/15 01:00
スタンダールもモーツァルトについて、何か、書いてたような気が。
251 :
吾輩は名無しである :02/02/16 05:31
「モーツアルト」は素晴らしいよ。 モーツアルトの音楽好きならさらに倍加。
252 :
吾輩は名無しである :02/02/16 05:31
別の視点で、「近代絵画」もなかなかいいよ。
253 :
吾輩は名無しである :02/02/16 05:51
小林と比べると浅田だの柄谷だのと言う人たちは屁のような ものですね。
モオツァルト 精確な評論としては読んでない。エッセイみたいなもん。
255 :
吾輩は名無しである :02/02/16 21:22
256 :
吾輩は名無しである :02/02/16 21:27
初期に書いていた「小説」が下手で笑える。 評論では日本の頂点に立っただけに・・・やっぱり人には向き不向きがあるんだな。
257 :
吾輩は名無しである :02/02/18 12:37
一つの脳髄、からくり、って案外好きだったりする私は、 何だか頭の内側が痒い様な気がした。
258 :
吾輩は名無しである :02/02/20 16:40
岩波文庫の初期文芸論集でハマッたよ、「故郷を失った文学」って教科書にのってたね考えるヒントの中の「人形」も道徳の教科書にのってたよ。ドストの評論がフランス人ジイドと全然違う・・・あたりまえか。
259 :
吾輩は名無しである :02/02/20 21:17
膨大な資料に囲まれて頭かきむしりながらドストエフスキー
とかベルクソンの論文書いてたって話は有名だけど、小林秀雄
って
>>65 の言うように本当にそんなに無知だったの?
15才以下にとって→難しすぎる 16〜20才にとって→ちょうどよい 20才以上にとって→陳腐すぎる
>>259 いやー、いまどきのエリートよりは教養あるのは間違いないかと。
でも限界はあるよねえ。
あと、小林の旦那って派手派手しいレトリシャンだから、
ろくに知らないことも知ったような顔して書いてる可能性は高そう。
(なんでこの人こんなに「断言」できるんだ? と思うことあるしな…)
>>260 うまい!
>20才以上にとって→陳腐すぎる
は少々言いすぎだと思うが。
263 :
吾輩は名無しである :02/02/21 13:29
白州次郎って白州正子を通して小林秀雄 と何か接触があったんですか。
264 :
吾輩は名無しである :02/02/21 13:38
断言できるのは、書いているのが自分自身のことだから!
265 :
吾輩は名無しである :02/02/21 14:11
ボードレールの評論もずいぶん自分自身の事が書いてあるけどなあ・・ 「ベルグソンも晩年は随分芸に頼っているね。人間体が弱ってくると 芸の力が必要になってくるんです」なんて小林しか言えんだろ。
>>259 てゆーか、かれ、日本語つかえないレベルのお方だし。
「なーんも無知だ」ってなんだ?(藁
267 :
吾輩は名無しである :02/02/25 11:58
昭和17年頃の一連の作品「当麻」「徒然草」「無常という事」など。 これらを反戦文学だという意見はありませんか? 最近読んでいてそんな感じがしたのですが。
全集を読んでて、 こいつグイグイすすんでいくなぁ と驚かされた。 「感想」なんかは最たるもので、わけがわからん。 こんなパワーが現代にもほしい! あと、文壇政治家としての彼はなかなか優秀だと思う。 何かで、若手作家の稿料が一枚2000円だったのに憤ってたのを読んだことある。 出版社にたてつけるぐらいの人だってことはわかってるのだが、 いい人だぁ と素直に思ったよ。これくらいの文壇政治家も現代に欲しい・・・(志賀云々は措いといて)
269 :
吾輩は名無しである :02/02/25 13:53
小林秀雄は若い頃とてつもない貧乏をしていたので 文学者の収入確保については人一倍熱心だったんでしょう。
270 :
吾輩は名無しである :02/02/26 20:27
>>267 言われてみるとそんな気も…。具体的にはどのへんすか?
>>270 今手元に本がないので引用できないのですが、
「現代人は常なるものを見失った」という強い社会批判が
これらの作品の主調になっていますね。
1940年代前半というと日本が戦争国家体制を作り上げて
官民挙げて戦争に向かうシステムが完成した時期です。
小林秀雄はそういう体制に絶望して日本の古典文学、古典芸術
に入り込み日本人が持っていた本当の良さを論じたと思うのです。
時代の動きにとても敏感に反応する小林秀雄だから、ただ純粋に日本の
古典を文芸批評の対象としたとは思えないのです。
反戦というのは言い過ぎかもしれませんが、当時の状況に対する激しい
憤りをこれらの作品から感じたのです。
>状況に対する激しい憤り その姿勢は「様々なる意匠」から一貫してるよーな。
273 :
吾輩は名無しである :02/02/28 05:06
「国民が国家の命じるところに従う。この態度を不義と見なすことはできない。 それゆえ、国民が国家の指し示すところに進んで協力する。 この姿勢を罪悪と断じることはできない。 当時においてはそれが国民にとって唯一の選択肢であったのだ。 昭和十二年、小林秀雄はこう書いた。 「僕には戦争に対する文学者の覚悟といふ様な特別な覚悟を考へる事が出来ない。 銃をとらねばならぬ時が来たら、喜んで国の為に死ぬであらう。 僕にはこれ以上の覚悟が考へられないし、又必要だとも思はない」(全集4巻288頁)。 彼は日本国民の覚悟を見事に代弁したのである。」 谷沢永一
>>273 とゆーわけで永ちゃん的には
小林氏と「反戦」なんて言葉を繋げるなんざ言語道断!
と。
まあ、漏れも反戦はどうかと思うが、
永ちゃん的な政治的な読み方も好きになれんな。
とりあえず小林秀雄氏は「こんな日本に誰がした」 なんて書名を冠する如き厚顔無恥な人間ではなかった、 と信じたいです。漏れ的には。
>銃をとらねばならぬ時が来たら、喜んで国の為に死ぬであらう。 僕にはこれ以上の覚悟が考へられないし、又必要だとも思はない この言葉は昭和12年に書かれたということが重要だと思う。 このあと文春の銃後運動とやらに参加し満州へ行き戦地や軍部の実態 を体験し日本の戦争体制に対する考え方は変わって行ったのではないか。 そして昭和17〜18年に日本古典を対象とする一連の作品を書いたのではないか。
277 :
吾輩は名無しである :02/03/03 03:14
国の命運を賭けた大戦をするから、心底勝ちたいと思っただけだと思う。 それと小林の為事を一緒に語るのは「つまらん」じゃないか 小林はいろいろな政治家には興味を持っていたようだけど、 それは人間的な興味の範疇を出ないような気がする。 政治や群集心理そのものには興味がないどころか恐怖さえ感じていた節があるね。 政治に関わる哲学的な問題については、戦後朝日で「自分を賭けた」エッセイを連載している。 戦争もまた彼にとっては仕事を誘発する一箇の刺激に過ぎなかった!ということで、 戦争問題は俺的には完全に解決済みだなぁ。 読者は小林の親友になるから、「搦め手」も何もありえないよ。 疑問を感じる君は「信じることと知ることと」から「宣長」にすすめ!
278 :
我輩は名無しである :02/03/03 14:12
あのさ、全集3万って高いの?安いの?買いかそうでないかわからん。
279 :
吾輩は名無しである :02/03/03 15:37
たぶんソフトカバーの一つ前の全集のことだと思うけど たしかに微妙な値段だ・・・ まさに適正な値段なのかも知れないなぁ あとはご自身の懐に相談するのが上策かと まあ、少なくとも30万円分ぐらいは楽しめる物ではあるけど
280 :
我輩は名無しである :02/03/03 15:44
ウェブ上で探すと2万かそれ以下で買えるのがいっぱいあるんですよ。 でも状態分からないから怖いんだけど。実物みれても一万の差はでかいなと思って 躊躇してるんだけど、、
281 :
ふくだかずや :02/03/03 17:22
お前ら、保田輿重郎スレッドにも来いや。
282 :
我輩は名無しである :02/03/03 20:58
全集三万じゃなくて三万二千円だったよ! うわぁぁん、買いなのかどうかわかんないよ〜ん。でも、もう迷う自分を殺したくな ってきたから買うことに決めた!
283 :
我輩は名無しである :02/03/03 21:02
みんなはいくらぐらいで買ったのか?古本の全集持ってる人教えてくれません?
284 :
吾輩は名無しである :02/03/04 01:31
新潮社から出た最初の全集(創元社の次に出た全集)全8巻を8000円で 買いました。函は相当汚れてるけど本自体は立派。読むのに問題なしです。
285 :
吾輩は名無しである :02/03/04 01:41
>>277 あなたはずいぶん晩年のをお薦めするんだねえ。
俺は戦後の小林秀雄、特に「考えるヒント」あたりから
溌剌とした感じ、スリルが無くなっていると感じる。
傑作は戦前のものじゃないかな。
例えば、軽いエッセイ「カヤの平」「山」「蔦温泉」あたりでも
抜群に面白い。
>>277 >戦争もまた彼にとっては仕事を誘発する一箇の刺激に過ぎなかった!
>ということで、 戦争問題は俺的には完全に解決済みだなぁ。
仕事を誘発する刺激、しかも「(多くのうちの)一箇」って、
なんか永ちゃんのみならず愛国人士小林組が怒りだしそうだが、
あまり反発もないようで、ふしぎ?
>読者は小林の親友になるから、「搦め手」も何もありえないよ。
>疑問を感じる君は「信じることと知ることと」から「宣長」にすすめ!
言いたいことはわかると思うが、そう書かれてみると、
そういう小林読者(をれ含ム)って、一種の不気味さがあるな。(w
親友なんぞであるわけないのに、小林センセイは分かってくださる!
的な。まいった。
287 :
吾輩は名無しである :02/03/08 01:53
ランボーで詩人を、ドストエフスキーで小説家を、モーツァルトで音楽家を、 ゴッホで画家を批評の対象とし、それぞれ見事な成果を挙げたと思える小林秀雄だが、 ベルクソンではうまく行かなかったようだ。思想家を対象にするのは資質に合わなかっ たのか。ベルクソンを選んだのは良くなかったのか。 そして、本居宣長を対象にした目的は何だったのだろう。
288 :
吾輩は名無しである :02/03/08 03:59
「歴史」を知るためさ。
289 :
吾輩は名無しである :02/03/11 04:40
age
290 :
吾輩は名無しである :02/03/13 19:21
高校時代の現国教科書に「平家物語」が記載されていたのがきっかけで 彼の著作に嵌りました。 貪るように読んだのを覚えています。 しかし、授業で扱われる事は無く、教師に質したところ 「昨今の高校生では理解できんよ」 と苦笑混じりにあしらわれてしまいました。 尊敬していた教師だけにショックだった・・・
291 :
吾輩は名無しである :02/03/14 09:25
俺も小林秀雄との初めての出会いは高校生のとき。 古文の先生が「徒然草」をガリ版で刷って配ってくれた。 今思えば全然意味が分かっていなかったが、自信たっぷりな 調子に圧倒された。
292 :
吾輩は名無しである :02/03/14 09:30
290はショックだろうけど、本当のことを言ってくれたと思うといい人。
293 :
吾輩は名無しである :02/03/14 09:31
思想家としての小林秀雄・・・・・・三流
294 :
吾輩は名無しである :02/03/14 11:05
295 :
吾輩は名無しである :02/03/14 12:40
というか批評家であったがゆえに思想家だったでいいんじゃない?
>>292 とても魅力的な授業をする人だったので
彼の講釈を聞きたかったんです。
297 :
吾輩は名無しである :02/03/16 22:08
age
298 :
吾輩は名無しである :02/03/16 22:30
299 :
吾輩は名無しである :02/03/18 22:55
age
300 :
吾輩は名無しである :02/03/19 00:47
今世紀とは何世紀?
301 :
吾輩は名無しである :02/03/19 01:26
>>283 遅レスだけど かなり綺麗な状態の全集新潮社の全12巻プラス2巻だったと思うけど(違ったかな?) を近所の古本屋で1万1千円で買いました。 10年近く前に浪人生の時でした。
302 :
吾輩は名無しである :02/03/25 22:17
age
303 :
吾輩は名無しである :02/04/04 08:20
age
宮本何時死ぬのかなぁ。
305 :
吾輩は名無しである :02/04/23 03:37
>>290 たしかに、「昨今の高校生では理解できんよ」とのクダリは納得できる。
安吾の言う「堕落」、高校生の時分と今では、全く理解が異なる。
思えば、あの頃は、「堕落」の見当違いな解釈を背もたれに怠けてただけだった。
その先生、ちょっと冷たいね、とは思うが、安吾ファンって皆どこか、
安吾を理解しているのは自分だけ、みたいな心意気があるんだろうね。
うげっ。 どういうわけか安吾スレと勘違いしてた。 赤面逆上的暴走、、、
307 :
吾輩は名無しである :02/04/24 04:47
>267 「無常といふこと」の中にそんな言葉があります。 でも、小林は、鼓を打つ女に負けている、という話を読んだことがあります。
308 :
吾輩は名無しである :02/04/24 04:53
↑ >271 ?
309 :
吾輩は名無しである :02/04/24 13:08
>271 「現代人は常なるものを見失ったから」という「無常といふこと」の言葉は、 確かにあの時代の人々の無節操を指しているでしょうな。
310 :
吾輩は名無しである :02/04/26 23:57
>293 小林秀雄が三流だとはとても思えない。彼の思想をどこかででも超えるのは とても大変なことだと思う。だれか超えている人がいますか?
311 :
吾輩は名無しである :02/04/27 00:02
読んだことないけど、容貌がカッコイイね!
312 :
吾輩は名無しである :02/04/28 04:21
小林秀雄読んでると息苦しくなる。
小林の知識量を例えば筒井康隆あたりが凄いなんていっても 知識のみで言えば浅田や柄谷の方が多いだろうし、 そもそもメジャーな思想家に知識量を求めるのはちょっと違うね。 ハイデガーなんか古典教養のみの人間だった、っていっても過言でないし。 でも文章の隅々に渡って「ああ、この人は真理をつかんじゃってるよ・・」と思わせる人間はそうはいない。 戦後は特に僅少じゃないかな。
例えば小林が かつて柄谷行人が吉本隆明の『言語にとって美とはなにか』を「孤独な書物」と 評して以来、日本において真剣な理論的著作は常に「孤独」という実存主義的キ ャッチフレーズによって語られて来た。「孤独」という言葉は、その理論的作業 に携わる者の名を世間からは(真に)理解されない不遇の天才、ロマン主義的英 雄の固有名として商業的作業の内実を具体的に問うことを禁止する。 こういう吹けば飛ぶような論理を語る姿は、とうてい想像できないw
315 :
吾輩は名無しである :02/04/29 02:22
どうでもいいような論理を語るというようなところはないよね。 ちゃんとした実感だからいい。 昔「徒然草」に感動していたが、今読むとどうなのだろう。 小林秀雄がいなければ見えなかった精神の場所というものがあると思う。 真剣で、洗練されて、孤独な場所。確かにそれがあった。
316 :
267=271 :02/04/29 02:26
いま「ドストエフスキイの生活」読んでるけど面白いね。柄谷、蓮実あたりが 何と批判しようと小林秀雄の言葉の魅力はどうしようもない。生きた人間が描けているよ。
>>313 >ハイデガーなんか古典教養のみの人間だった、っていっても過言でないし。
いくらなんでも過激すぎないか?
存在の時間の種本とか、流行の先端だったとかいう話もきくが。
318 :
吾輩は名無しである :02/04/30 11:59
自分のこだわり、自分がこだわってゆくものがなければおしまい。 ハイデガーには・ある・ということへのこだわりがあったでしょう。 仕事とは、そのこだわりをどうしたら問題として表現できるかという 工夫の努力で、古典に沈潜することが時代の最先端にいる追究でも ありうるのでしょう。
>>317 流行の先端といっても古典教養をしっかりと踏まえておくというのが
ドイツの伝統なんですなぁ。まあ、現象学は当時の流行といえばそうだけどw
「しかし、それはまた小林の言うような「動物的状態」、姿勢の坐りきらない 生半可な状態のことだ、というわけでもないであろう。確かにあの「なま女房」 には、明確な、不退転の覚悟をもった姿の美しさがあるであろう。女の意志には、 小林自身の姿勢を正し、しかと定めさせる明確さがある。しかし彼女の思いは、 小林には分からないのである。」(「玉依姫という思想」『東北学』第一号、p.268) 小林秀雄の「無常といふこと」を真正面から両断し、返す刀で柳田国男の隠された 深みをえぐり出した論文です。今日小林秀雄を論ずるためには必読の論文だと わたしは思います。
321 :
吾輩は名無しである :02/05/02 01:26
>>320 「しかし彼女の思いは、小林には分からないのである。」
小林秀雄は一言芳談抄の中にある文章が心に浮かび、その経験に驚き感動したのであって、
なま女房の思いが正しくはどういうものであったかを探ろうなんて気はなかったでしょう。
言葉の魅力すなわち文学であって、文学に感動し、それの感想を即興的に述べることによって
批評芸術を創造した人なのです。研究、分析といったことは自分の仕事ではないと思っていたでしょう。
>321 その論文は一度読んでみた方かいいよ。 あなたの言うことは「小林は一言芳談を誤解した。でも批評芸術なのだから それでいいのだ」と言っているみたいだよ。小林は本当に誤解したの? 日吉大社に行って、ここの三輪鳥居はすばらしい! と言っても批評芸術なの?
>>319 いや、ユクスキュルやシェーラーら(隠蔽された人々)のことを
言ってるのだが・・・
>>321 同感。そんな小林秀雄の「批評芸術」に惹かれる。。
ただ、その御陰で欧米でいう「批評」が
日本に存立しづらくなっちまったのは、損失だったと思う。
「個別的なものこそが普遍的である」ってどこに載ってるのでしょうか?
325 :
吾輩は名無しである :02/05/02 06:35
小林はすごいのだが、 「理念とか言ってる奴はサヨ」みたいな厨房を増長させもした。
>>322 誤解しているのはあなたの方。
小林秀雄は一言芳談抄の正しい解釈などには興味を持っていなかっただろう
と言っているのです。
327 :
吾輩は名無しである :02/05/02 15:16
>>324 「古来如何なる芸術家が普遍性などという怪物を狙ったか?
彼等は例外なく個体を狙ったのである。あらゆる世に
あらゆる場所に通じる真実を語ろうと希ったのではない、
ただ個々の真実を出来るだけ誠実に出来るだけ完全に語ろうと
希っただけである。」
というのが様々なる意匠にありますがそれでしょうか?
>>327 おそらくそれです。ありがとう。さっそく読んでみます。
>326 いずれにしろ小林秀雄のあの「一言芳談」の読みは浅いです。 320の「玉依姫という思想」『東北学』第一号、p.268を一度読んだら 小林のあの自己満足的で浅薄な読みについて行く気にはならないでしょう。 もっとも上の論文のやっている解釈にしても、「正しい解釈」などを狙っている ものではないのですが。小林の、浅薄な、洞察力のない読みに陶酔して とどまっていてはいけません。強い解釈というものがどういうものか、 一度上記の論文をお読みにならなければ話にならないかもしれません。 小林は、あのテキストを読みきれていない。そんないいかげんなままで 書いた「無常といふこと」は、「動物的状態」の人々への反感を述べた ということ以外、取柄はないと思う。より先へ進む知性が今では存在している。
>>329 より先に進んでいるなと感心させられる文章があるということは認めます。
しかし、感心させられることと感動させられることとは違います。
小林秀雄以上に感動させてくれる作品を書いた人は非常に稀だと思います。
331 :
吾輩は名無しである :02/05/04 20:58
>329 1ですが、ごく簡単でいいですから、「玉依姫という思想」の梗概を。
332 :
吾輩は名無しである :02/05/05 17:29
らげ
>331 梗概を書くことは私の能力を超えますが、小林秀雄の『一言芳談』解釈への 批判として、大体以下のようなことが論じられています。 1. 場所の問題。日吉大社の十禅師=樹下社の祭神が玉依姫であること。 玉依姫の前何を祈願するかという問題。また当時その近くには夏堂があって、 夏堂衆が行をしていたらしいこと。そして『一言芳談』の話しは彼らを通じて 語り伝えられたらしいこと。 2. 女房が夜にそこで鼓を打つ異常さの問題。鼓を打つ技をもつ女房とは どういう女かという問題。 こういう問題を勘案しつつ、『一言芳談』の中の女房が語ったとされる 二つの言葉、つまり女房がみずから唱っていた「とてもかくても候、なうなう」 という言葉と、人(=夏堂衆)に無理やり問われて言う「生死無常の有様を思ふに、 此世のことはとてもかくても候、なう後世をたすけ給へと申すなり」という言葉の 微妙な違いがとても面白く解釈されています。そして小林秀雄の読解への著者の 批判は、彼は女房のこの後の方の(説明の)言葉にすっかり乗せられて しまっている、ということになると思います。とりあえず以上。 大きな書店で手に入るはずですから、まずは『東北学』創刊号を見てほしいです。
334 :
吾輩は名無しである :02/05/08 01:34
「感想」期待あげ
>>333 「玉依姫という思想」の梗概を読ませていただきました。
あなたがその論文の「強い解釈」に感心している気持も何となく理解できました。
それはそれで結構です。「東北学」の人たちの研究はたしかに意義あるものでしょう。
でも、小林秀雄に感動することと民俗学の「強い解釈」とは別物です。
小林秀雄の作品はそれ自体文学作品です。言葉の魅力には抗し難い。そして素直に
その魅力に魅せられていて良い。芸術に感動してあれこれ文句をつけるのは楽しくありません。
小林秀雄を楽しもうというのが私の読み方です。
336 :
吾輩は名無しである :02/05/08 11:19
小林秀雄の最高傑作は何?
337 :
吾輩は名無しである :02/05/08 14:54
だけど小林を読んでいて感じるある意味での底の浅さ とか自閉性を十禅師の指摘は言い当てていると思う。
>>336 >小林秀雄の最高傑作は何?
「様々なる意匠」「ランボオT、U、V」「ドストエフスキイの生活」
「モオツァルト」「ヴァレリイ」「私の人生観」「金閣焼亡」
このあたりはすごく面白いと思います。
「考えるヒント」以降はちょっと疑問に思います。
レスありがとうございます。「金閣焼亡」は読んだこと がないので早速読んでみますね。後期小林を好かない人は 結構多いみたいですが何でなんでしょうか? 個人的には「モオツァルト」や「近代絵画」は小林の表芸みたいなもの だと考えています。 「罪と罰について」の恐ろしいような深い読み込み は世界を見渡しても他に類がないような気がします。
340 :
吾輩は名無しである :02/05/09 00:12
小林秀雄に感動すること、その内容は何なのだろう。ある時、小林は日本の 精神的な空間の中で、一番果ての所、極北にいたと思う。その「立ち方」は とても好きなのだけれど。けれどテキスト解釈の革新ができなければ、身動きも できないままただ立っていることだけしか教えられないと思う。解釈を革新して 先へ進んで行く道があることを教えることの方が、人をもっと解放することに ならないだろうか。 小林秀雄は、ひとつの立ち姿の美しさを教えてくれたが、そしてそれは一つの救い でもあったが、しかし歩み方を教えれくれるものではなかった。
>>340 >小林秀雄は、ひとつの立ち姿の美しさを教えてくれたが、そしてそれは一つの救い
>でもあったが、しかし歩み方を教えれくれるものではなかった。
かなり同感・・・
one and only なんだよな、けっきょく。
342 :
吾輩は名無しである :02/05/09 18:58
専門をもたなかったのが小林の欠点かなあと思う。 小林の批評は全て専門の人からは鼻で笑われて いるんだろうなあ。。 晩年になって自分は無知だって言ってるし。
343 :
吾輩は名無しである :02/05/10 01:50
小林を思想家だと勘違いするから、話がこじれる。一級の文学精神をもったひとだったん ですよ、小林というひとは。だから、もともと、読みの深さとか、知識の量とはべつもの。
345 :
漠然とした話で恐縮だけど :02/05/10 15:00
俺は初期小林、特にオフェリア遺文〜古典批評までの時期の作品を読んでると 辛い思いをするのだが、そこいらへん皆さんどうですか? あれにはあれの好い処もあるのか知らん。 「文学には煙草と同じで中毒性がある」とか自虐的なこと言ったりして、 ツマランツマランが基調になってる・・・激しく欝になるYO・・・ウワァァン
>343 読みに深さがなければ何があるのだ?「文学精神」とは何だ? こういう言い方を見ると、小林のしていた戦いが分かっているのか、疑いたくなる。 小林に何があるのか、きみの考えを教えてくれ。
347 :
吾輩は名無しである :02/05/11 11:37
小林秀雄は青臭い
348 :
吾輩は名無しである :02/05/11 11:40
見た目がカッコイイ。 でも声は志ん生。
349 :
吾輩は名無しである :02/05/11 11:59
小林と中原や大岡との関係はよく言われるけど 富永太郎が小林に与えた影響は語られないね。 太宰も富永のこと尊敬していたよね。
350 :
吾輩は名無しである :02/05/11 23:41
>>340 ,350
同感するのは早い
321もわたしも、また多くの読者も、読みが深いがゆえに感動したのではない。感動した自分内省してみて。
340こそ、小林の戦いがわかっているのか、とははったりではないのか。
無常ということ、実朝、西行などが「戦い」なのか。まるきりちがうともいわないが、いい比喩とはおもわない。
例えば、吉本の言語論は、まさに「戦い」であろうけれども、小林が、「戦い」であったとは、小林本人も一般的にも、ふさわしい表現とはいえない。
言葉がたりなかったかもしれない。 読みに深さがなければ、なんだといえば、すべて比喩だからうまいいいかたをいまできるとは限らないが、例えば視線が違う 眼のつけどころ、が違う。
ごくわかりやすくいえば、「現代人は常なるものをみうしなったから」という言葉、これもまた小林ならでは、ですが、「読みの深さ」に由来するものではないです。 そして、「文学精神」に由来する発想とはいえます。文学研究者はこういう発想はしないものです。
小林秀雄はむしろ思想家として、偉大さがあるのではないか。 「人間の一種の動物的状態=無常」という理解、そしてこのことへの嫌悪。 →「動じないものだけが美しい」という思想。精神のあり方として、この美を 拠り所とする生の形を示してみせたこと。それはまさしく思想家としての彼の 偉大さであると思う。そして思想家は、究極のところ、学者と違って、利己主義者 ではないと思う。つまり、彼は思想家として、このような生の形を、ひとの精神の 救いの形として提示したものだと思う。この思想を超えられるか? 生の美的救済(=肯定)という思想は、ニーチェから学んだものだろう。 ひとはこれ以外の仕方で、どうやって生存を肯定しうるのだろうか? この思想に、われわれは応答しなけれればならないのではないか。 「玉依姫という思想」は、この問いにどう応えるのだろうか。
十禅師よ。337をどう思うの。354をふまえて。
356 :
nanasi :02/05/12 01:58
小谷野敦が「日本の評論を駄目にしたのは小林だ」と言ってたけど 俺もそう思う 小林の評論って支離滅裂で論理性がない。あんなのを有難く思ってる 奴の気が知れない
357 :
吾輩は名無しである :02/05/12 02:08
>>356 俺もそう思う。というがねぇ、小谷野はなにも支離滅裂だとは言ってないんだよ。小林は一回かぎりの仕方で書いたのに、猿真似する奴がでちゃった、だからだめにしたってこと。 君は世間をなめてるよ。単によくわからんといえばいいものを、なんなの、気が知れないとは。
358 :
吾輩は名無しである :02/05/12 02:18
>>十禅師さん、あんたなんなのそれ、「玉衣姫という思想」をもちあげておいて、こんどは思いつきで「どうこたえるのだろう」かい。 頭の中で最後まで考えてからいってくれよ。もしくは、やはり違ってたとかなんとかいえよ。
340さんは、極北にいた「立ち方」とか、「していた戦いが分かっているのか」とか、 ずいぶん気取った言い方をしているが、自分こそ小林秀雄の努力、苦労を本当に 知っているのか疑いたくなる。本当に分かっていれば「歩み方を教えてくれるものではなかった」 などと甘えたことを書くはずがない。
360 :
吾輩は名無しである :02/05/12 06:10
「文学精神」とは一体なんなのよ?340を 批判する前にきちんと答えてよ。
361 :
吾輩は名無しである :02/05/12 11:41
>>360これにはおどろいた こんなことを答えろ、というのであれば、詩心(ししん)がある、とかない、とかいういいかたがなりたたなくなる。 小学生のこども電話相談室にある論法だ。もしくは親子けんかの、親になんで生んだの?こたえてよ、と迫るような愚問だ。 353のように比喩的にいうしかないものだ。だいいちそういう問いをする時点で、へりくつだと気づくべきだ。 別ないいかたをすれば、こういうことなのかな、だとすれば、小林はあるな、ないな、とおもえばいいだけのこと。「答えろ、答えろ」は子供の常套
>358 こんな重たい問題に簡単に応えられるわけがない。「玉依姫」は明らかに 「無常といふこと」より一歩以上進んでいる。そしておそらく、まさにこの論文を 書くというような実践によって、生存の美的肯定を超える道を示していることに なるのだと思う。精神的な空間を広げているし、また小林が思いつきもしなかった 「玉依姫になる」というような生の形を示すことによって。 「玉依姫」に答えてほしいのは、「無常といふこと」の思想に、自分は直接に どう応答するかということだ。 337の「自閉性」という概念は、テキスト解釈を学術的にも活気づけるような 読みを小林が提出しえなかったという点では的確であるといえると思う。しかし それは、『一言芳談』の関連で言えば、「玉依姫」が登場して初めて見えてきた 小林の欠陥なのだ。 私が批判したいのは、「文学精神だ」とか、「感動させられる」とかいう言葉に 逃げ場所を見出そうとしているそういう読み方だ。彼らは小林の思想家としての 意義も理解できないだろうということだ。深い読みからしか、精神の新しい解放は 生じない。新しい感動もそこからしか生じない。新しい文学精神も。
363 :
吾輩は名無しである :02/05/12 14:54
>>362 正論だが、それは裏を返せば学究主義じゃないか?
私自身院生だが
どうもアカデミシャンの評論を見下す偏見には
実力に裏打ちされていない場合が多すぎるようにも思う。
小林のミスティフィケーションが現在鼻につくのは事実だが、
「小林を超える」のはやはり評論だろう?
小林秀雄の評論を入試に使うな
365 :
吾輩は名無しである :02/05/12 18:04
>364 適度に論理に穴があるから便利らしいよ。 俺も工房の時は嫌いだったけど。 文部科学省が考える「望まれる日本人像」のテンプレートに使われたのには、 「考えるヒント」なんて書いた以上、自業自得だな。
>359 「甘えでない」のはどんな言い方? 論評の見本を示して下さい。
>363 学究主義のつもりはないが。 「小林を超える」のは評論しかないとは思わない。 まず『東北学』創刊号を読んでみてほしい。 あれは「評論」なのか? 広い意味の哲学だとは思うが。
368 :
吾輩は名無しである :02/05/13 02:46
>351 カフカの「ある戦いの記録」は戦いではないのか。
369 :
吾輩は名無しである :02/05/13 02:56
>368 もちろん戦いだ。
自分で戦いだっていってるんだから、戦いでしょう。反証のひきあいにだすべきじゃない。 ところで、十禅師さん、「深い読み」にこだわるのはいただけない。それこそ我が田に水を引くこと になる。なぜなら、谷崎、川端、太宰、中原中也、宮沢賢治、西行、実朝、彼らは一級の文学精神を持つ、あるいは顕現した文学者たちだった。 彼らの文学精神の由縁はなにか。「深い読み」か?文学研究の分析的洞察の田に水を引きすぎたのではないのか。
おいおい十禅師さん。あたらしい解放、あたらしい感動、あたらしい文学精神とはよくぞいってくれました。 「現代人は常なるものを見失っている」という視点に「十禅師はどうこたえるのだろうか」と普通思うでしょう。
しかしなんでこう、「解放」だとか、「戦い」だとか、絵に描いたように左翼革命戦士の昆虫的変体のような言葉がたえないのかなぁ。 ふしぎだ まあそれはどうでもいいとして、みんな、ためしに329と354をあわせて読んでみてくれ。 どう考えてもおかしいだろこれ。ころっころ、おまえはローリングストーンかよ。小林は浅薄でなおかつ偉大なのか。 自分でもう一度なにを言ったのか、読んでみろって。
ほんと読めばよむほど不誠実で不快になる。329「小林の浅薄で洞察力のない読み」 354「思想家としての彼の偉大座であると思う。
偉大座じゃなく偉大さ
小林の神格化もなんだかなあ
376 :
吾輩は名無しである :02/05/13 13:43
1が示唆しているようにド・マンでも読めば?
>>366 小林秀雄を読んで「歩み方を知ろう」というのがそもそも間違い。
ラヴレターを読むような読み方が正しい。
敬愛する対象に愛を告白しているような文章なのだから。
378 :
吾輩は名無しである :02/05/13 15:44
小林愛されてるなあ・・
379 :
吾輩は名無しである :02/05/13 17:43
俺も小林ファンだけど、代表作と言われている「モオツァルト」、 「ドストエフスキーの生活」、「ゴッホの手紙」なんかが今でも 読む価値を有するかと言われればはっきりそうとは言い切れないと思う。 20歳以上の読者には陳腐って意見が上にあったけど確かに小林 の代表作にはわかりきったことがたいそうな真理みたいにして 書かれていて読んでいて恥ずかしくなるんだよな。 「本居宣長」の言語観もソシュール理論を借りただけって意見 もあるし。こういう意見に対して小林ファンのみんなは どう考えているのか教えてくれ。
>372 そのとおりです。【要旨再説】をすると、 小林は『一言芳談』の読みについては「自己満足的で浅薄な読み」 をしていますが、「動じないものだけが美しい」という思想を形にしたことには 容易には超えられないような偉大さがあると思う。しかしそれについても「玉依姫」 は先を見せてくれているのではないか。 これだけの論旨もあなたは読み取れないのですか。(グ そして小林の『一言芳談』の読みをどう考えているのか? そしてあなたは321のレス一連をどう思っているの? 賛成なのか反対なのか。 勇気があるなら答えてごらん。
>>380 論旨はわかってるんだよ。偉大と浅薄を同じ人間に対して言う神経に組しない。
せめて同じ文章の中でいってほしかったね。
それと、賛成か反対か言うのになんで「勇気」がいるのか不思議。なんのこっちゃ
俺も十禅師さんと同じく、一言芳談の読みを小林がミスっていることは、十禅さんが示したのとはまた違う文章で以前に気づいたよ。
人にはそれぞれ関心のありどころは違うから、そうなんだ、と思っただけ。
一連のレスにはああ、あれか、と思ったよ。
>>379
「読む価値」といったよな。傑作か、どうかではなく「読む価値」なんだな。
「20歳以上の読者には陳腐」は「たしかに」 よろしい、本屋にいって、20歳以上の読者とやらの面相をみてきてくれ。
ソシュールの言語論を借りただけって。「だけ」なのか?ソシュール読めばいいじゃん。
十禅師さん、もともとたいして関心ないのにくちだしたのは、ゴメン。 しかしここはアカデミズムのシンポジュウムじゃないのだから、ことば使いがへんだと、茶々は多少はいりますよ。
383 :
吾輩は名無しである :02/05/14 00:22
>376 1ですが、私はポールも秀雄もよいと思っている。今度でるらしい 「感想」もがんばって買うつもり。
384 :
吾輩は名無しである :02/05/14 01:26
安碁も言ってるけど、小林秀雄の青臭いとこは 日本自体が青臭かっただけでしょ。 俺がホントに青臭い17,8のころ小林秀雄読んで偉く感動したし。 文章がうまいのも内容に対して随分得してると思うし。 けど、俺は小林さん好きだぜ、単純に。 金閣消防。ランボー2。とか読んでないちゃったもんね
>>379 >「本居宣長」の言語観もソシュール理論を借りただけって意見
もあるし。
どこでそういう意見が出ているのですか。そんな意見を書いた本があれば
読んでみたい。
386 :
吾輩は名無しである :02/05/14 02:01
ソシュールと小林は違うと思う。 教養の幅と深さからして。
387 :
吾輩は名無しである :02/05/14 02:02
カフカが全世界と戦ったように。 「おまえと全世界との戦いでは、必ず全世界に味方せよ。」うろ覚えだが カフカの言葉。そのころ小林は日本人の(ほとんど)すべてと戦っていたのでは ないか。そして結果、戦時には文学者を捨て、「日本人」に味方した。しかし、 「動物的無常の日本人」に同化したわけではない。 「動物的無常・日本人」への嫌悪は、それを嫌悪する場所を示し、残したことは、 大きな意義のあることではないか。
388 :
吾輩は名無しである :02/05/14 05:04
>383 正直柄谷一派にド・マンの迫力が全然ないので、 小林ファン関係に期待しているんだけど、 欧文脈に対する拒否からか、難しそうですね。 けど本来英文の、江藤や福田ありつね系の保守がヌルいのは、 ド・マンを消化してないからと思われ。
>>386 不賛成。外科と脳外科に優劣つけるようなもの
390 :
吾輩は名無しである :02/05/14 18:22
「小林秀雄の作品はラブレター」とはよく言ったもんだ。 つうか、言われてみるとホントそうだな。確かにそんな心持ちがする。
>>387 戦いにこだわるねぇ。漱石は文学博士号の授与をわざわざ断り、鴎外はわざわざ「墓は森林太郎のほか、官命等、いっさい書くな」といい、
太宰は如是我門を書き、大岡昇平はわざわざ文化勲章を辞退し、大西巨人は「俗情との結託」を拒絶し、福田つねありは進歩主義をきらった。
小林は戦中戦後それぞれのアワ踊りを、それぞれ実朝と宣長で、「けっ、気にくわねぇ」と思いながら書いたろうさ。
問題は「戦いをわかっているのか」とまるで大声はりあげるみたいにいう行儀のわるさなんだよ。
ぜんぜん戦いじゃないと思ってるわけじゃないの。いわずもがなのことを「わかってるのか」なんていう人に、文脈的に否定しただけ。
>>387 「戦時には文学者を捨て」??もういちど年譜を見たほうがいいぞ。
,.、,、,..,、、.,、,、、..,_ /i ;'-д-、、:、.:、:, :,.: :`゙:.:゙:`''':,'.´ -‐i '、;: ...: ,:. :.、.:',.: .:: _;.;;..; :..‐'゙  ̄  ̄ iii − ‐ヽ dー‐´0う0 マアマア マターリシマショウ \_/lllllノ (つ旦と) と__)_)
394 :
吾輩は名無しである :02/05/15 01:11
酔っててよくわからねえが、このスレをはずみで建立したことを 誇りに思うことにする。非理性の狡知かね。 小林、ド・マン、ふたりのウヨ福田、帝王カラヤンらのすれっからしぶりは、 やっぱ超頭いい人ならではのもの。かっちょいいねえ。
395 :
吾輩は名無しである :02/05/15 13:01
>帝王カラヤン 誰のこと?
396 :
吾輩は名無しである :02/05/15 13:20
今世紀を代表する世界的な指揮者
訂正 今世紀→前世紀
398 :
吾輩は名無しである :02/05/15 13:37
test
399 :
吾輩は名無しである :02/05/15 13:38
test2
400ゲトー
あのカラヤンなのか・・・ あいつがそんなにカッコイイ奴だったとは知らなかったな 元ネタキボンヌ ってスレの趣旨から外れるから俺END
指揮者としてどうかは知らないが人間 として超一流の頭脳だったのは確か。 指揮者にならなくても歴史に残る仕事 をしたろうさ。
403 :
吾輩は名無しである :02/05/15 16:17
みんなでネタにマジレスカコイイ レコード会社としてのDGの体質がなんか嫌いだから、 長い間まともに聞いていなかったのがちと悔やまれるな。
404 :
吾輩は名無しである :02/05/15 20:39
「アシルと亀の子」をアヒルと亀の子と思っていた私。 実際はアキレスと亀の事なんですよね。なんか小林の文章 には影響を受けた思想家の引用がさりげなくちりばめられてる みたいなので、そういう見地から検証してみたら小林の文章 の論理的裏付けに役立ちそうです。
カラヤンは、なにかって言うと経歴自慢する奴だ、って浅田彰がたしか言ってた。 スノッブ野郎らしいよ。 クラシックの世界では、レコードなんて複製の、紛い物で、如何わしいモノだった んだけど、カラヤンがナチスに追われてアメリカに逃げて、食い繋ぐ為にレコード 作るようになった前後から、レコードも認められるようになったらしいね。
406 :
吾輩は名無しである :02/05/15 20:59
スノッブ野郎でどこが悪いの? それと戦争中はナチスに協力して いたんじゃなかったけ。
407 :
吾輩は名無しである :02/05/15 21:32
正義派のカラヤンはマルキストの為、ナチスに反対する文学者の声明を発表しました そのため、今でも熱心な読者を抱える有名な思想家です 狭いとこデナー
408 :
吾輩は名無しである :02/05/15 22:32
善男あげ
409 :
吾輩は名無しである :02/05/15 23:58
ポール・ド・マンについて詳しく知りたいので教えてください。
410 :
吾輩は名無しである :02/05/16 11:09
394は「ふたりのうよ福田」というのは、つねあり、とかずやがすごく頭いいということ? まるきり意味わかんないんだけど。古代の詩を原語で読んでいるような感じ。
411 :
吾輩は名無しである :02/05/16 11:44
>410 まあ落ち着け・・・ 394(1)はきっといい奴だ ポール・ド・マンについて丁寧に教えてくれるに違いない・・・
412 :
吾輩は名無しである :02/05/17 01:36
>410 むろん君は正解している。 >411 正味の話、私は山城むつみでも(白ブタ?)大橋洋一でも ないのだからね。ド・マンは凡庸さには無縁な種類のアイロニーを生きた 人だ、ということは言える。素人にはおすすめできない。
日本人すべてを敵にした戦い
414 :
吾輩は名無しである :02/05/17 03:17
山城も大橋もド・マンを全く理解していない
>371 近々笑劇的な「無常といふこと」論を書く予定なので、ここでは教えてあげない。 >370 それは一応正しい指摘だ。
416 :
吾輩は名無しである :02/05/17 23:22
論争してるヤシらもう少し日本語うまくなれと
>416 んだな。 まあ、たのしく読ませてもらってるけど、 せっかくの小林御大スレなんだからレトリックに気をつかってほしいな。
418 :
吾輩は名無しである :02/05/18 17:10
秀雄タンとセクースしたい・・・秀雄タンハァハァ
419 :
吾輩は名無しである :02/05/19 03:08
小林とソシュールって 小林秀雄追悼号での江藤淳の発言をそのまま鵜呑みにしてるわけじゃ。。?
421 :
吾輩は名無しである :02/05/22 00:59
>420 たしかにその鵜呑みはひどい。「宣長」におけるコバの言語への関心が、どうみても あや=rhetoricに集中している以上、それはソシュール的なものではない。デリダ=ド・マン 的なもの(白い神話)との世界史的同時性といっておく。私見ではベルクソンは言語の対象指 示性に関して 不幸な誤解がある。ある意味で「様々な」における言語の修辞性へのするどい直覚の レミニサンスが「宣長」にはある。言語の修辞性に関する宣長自身の直覚に脱帽。 もののあはれ=物自体の認識不能=言語の修辞性。ほんとかいな。この等号は隠喩。
もう一度質問。
>>379 >「本居宣長」の言語観もソシュール理論を借りただけって意見
もあるし。
この意見はどこで見たの?
423 :
吾輩は名無しである :02/05/22 01:51
>>421 フォンタニエと宣長って認識論的にかぶるところあると思わないか?
とりあえずの参考文献はやっぱり佐藤信夫か。
424 :
吾輩は名無しである :02/05/23 23:22
「おれは此間、晩年のベートーヴェンの 弦楽四重奏を聞きなおしてみて、成る程 これはツンボでなければ書けない音楽だ と納得した。そのうちメクラの大画家が 出てくるんじゃないかと思っている」 小林ってこんなお茶目なこともいうんだなあ。 ワロタ
425 :
吾輩は名無しである :02/05/24 00:22
>423 フォンタニエってそんなにかがやいてるの?単なるレトリシャンと思ってたが。 佐藤さんはやっぱ言語に関して楽天的にすぎたのではないか。ド・マン的ではなく バルト的というべきでしょうね。訳してるし。ド・マンはくらい。。。これは誉め言葉。 >424 そういえばそう言ってましたね。忘れてた。127〜135みんないいと 思ってるが、ツンぼという栄光の見地から聞きなおしてみる。ありがと。
426 :
吾輩は名無しである :02/05/30 00:09
俺は近頃全集の1巻を読み直して、小説もなかなかイケてるという結論を得た。 ナオーヤがほめたのは「蛸の自殺」か?
427 :
吾輩は名無しである :02/05/30 16:44
「夏よ去れ」という詩はどう?
428 :
吾輩は名無しである :02/06/01 10:34
芥川が呼んで嫉妬したというのは聞いたことがある >蛸の自殺
間違えたので訂正 呼んで→読んで
430 :
吾輩は名無しである :02/06/01 13:18
まあ二十歳でこんなの発表したら誰でも嫉妬するよな・・・>蛸の自殺 でもそういう反響があった作品だとは知らなかったな
たまたま覗いてみたらド・マンのことが書かれていたので少し。 戦時中のド・マンの若書きについては、ド・マンの死後、発見された 125編の文章のうち、最初25編のみが公表され、その中の「今日の 文学におけるユダヤ人たち」といったものがド・マンの反ユダヤ主義的 (ナチ協力的)言説として批判の対象となったわけです。実際のところ、 ユダヤ人がいなくなったとしても、西洋文学においては何ら危機を もたらさない、といった発言をしているわけです。 ところが、この最初に発表された25編の選択には、デリダなども指摘 するようにかなり政治的・イデオロギー的に意図的な選択がなされていて 89年に刊行されたWartime Journalism,1939-1943に収められたすべての 文章を読むと少し印象が変わります。
若き「反ユダヤ主義者」ド・マンが否定したユダヤ系作家とはモーロワや デュヴェルノワあたりで、プルーストやカフカなどは正当に評価しています。 いずれにせよ、ド・マン死後の、たとえば、「アメリカン・マインドの終焉」 などが話題を呼んで、ヨーロッパ経由の脱構築派への反発があからさまに なってきた時期のことで、実際、ハーシュは、ド・マンが共時性を通時性に 優先させるソシュール言語学のヴァリエーションとして自己の詩学を構築 したのは、自らの過去を葬り去るためだとか、脱構築派が言語を非人間的 システムと捉えるのは、ド・マンがゲッペルスやナチのプロバガンダから 学んだかもしれない技法であると批判したのですが、そうした言説の 妥当性というものも、また当時のド・マンとベルギーという国が置かれていた 状況がここ日本ではほとんど吟味されないままに、ド・マン=ナチ協力者 という図式化がまかり通るのはどうかな、と思ったりもします。 スレの本題とは関係ない上に、長くなって申し訳ないです。 ちょうど、昨日の今日ということでベルギーという国についてぼんやり 考えていたら、このスレを見つけて、つい長々と書いてしまいた。
あれからまた、ド・マンのことを考えてました。
当時、ベルギーはナチの占領下にあり、しかも反ナチ的言説どころ
か、フランスでなら可能であった中立的言説をも認められなかった状況
で、二十歳そこそこの文学的な野心をもった青年が一流紙の文芸コラム
を担当することになる。そしてナチ思想に迎合するような言説を書く。
そのような言説を書いてまで自らの文学的野心を充たそうとしたという
ことは確かです。ただし繰り返すと、彼がコラムを書く上で政治的に
中立的な立場は取り得なかったということです
そしてアウシュヴィッツでの本格的なガスによる虐殺がはじまった頃
に若きド・マンは筆を断っています。それは彼がナチスのユダヤ人虐殺
を知ったからなのか、どうかは分かりませんが。
ド・マンがそのような過去について明確に語ることはなく、そのため
ついて死後、激しい道徳的な非難に曝されました。
ただし、過去の事実を知ったうえで彼の主著である"Allegory of
Reading"の、それもルソーの『告白』を論じた"Excuses"という章には
なぜ彼が過去を語ろうとしなかったのか、なぜ弁明しなかったのかは
明確に語られているように思います。
たとえば、ド・マンは『告白』の中から、
If this crime can be redeemed, as I hope it many, it must be
by the many misfortunes that have darkened the later part
of my life, by forty years of upright and honorable behavior
under difficult circumstances.
といった一節を引用し、また弁明とそこに含まれるであろう虚偽に
ついて鋭利な分析をした上で、最後に
Excuses generate the very guilt they exonerate, though always
in excess or by default.
と書き付けているからです。
こうしたものを読んだ上でも、
>>394 さんは、「すれっからし」
と呼んでいるのだろうか、と考えた次第です。
434 :
吾輩は名無しである :02/06/09 04:26
「感想」ついに買ったぞ! やっほー。
435 :
吾輩は名無しである :02/06/10 23:45
「感想」記念あげ。やはり驚くべき強度をもった散文。大江はたしか、小林の散文は カラヤンのそれとは違い詩をめざしていたというが、それをいうならプロザイックなものの はてとしてのポエティークという感じで、詩がもとめられているとしても、それは詩ではない 詩というようなもの。いわゆる詩は、もとめられていない。 散文としての散文は、ドストエフスキー・ノート、感想(ベルクソン論)、宣長を頂点 とする三角形で表象できる。流産した詩としての「無常といふこと」?
436 :
吾輩は名無しである :02/06/11 00:05
>431〜433 >If this crime can be redeemed, as I hope it many, it must be etc manyはmayなるべし。 ド・マン批判が結局かなり不当だったことはいまでは明白でしょう。 むしろポールがいかに(過剰なまでに)倫理的だったかを、彼の「沈黙」は語るの ではないか。 ある種の「身も蓋も無さ」の究極として、toujours彼はそそりたっている。
437 :
吾輩は名無しである :02/06/15 01:46
小林秀雄でなんでカラヤンの名が出てくるんだ?ふざけるな!
438 :
吾輩は名無しである :02/06/15 02:35
柄谷行人
439 :
モーツアルト :02/06/15 05:14
全盛期は前世紀と考えられます。
440 :
吾輩は名無しである :02/06/15 14:09
>437 だしたのはわたいではない、オーケンだよ。ちなみにオーケンは大槻くんのほうではない。
>>436 『ひかりごけ』の船長みたいなもんでしょうか?
442 :
吾輩は名無しである :02/06/18 01:08
光り後家は無論知って知るが、それとポールのかかわりやいかに。 アクロバティックすぎないか?
443 :
吾輩は名無しである :02/07/06 18:03
まあ小林の論法もアクロバティックではあるけどな。
444 :
吾輩は名無しである :02/07/16 04:46
age
445 :
ethic :02/07/16 10:23
「戦艦大和ノ最後」の著者吉田満氏に行った言葉。 「自分がつかんだ真実を唯一の形式に盛り込むのが文学だ」 これが小林秀雄の思想のへそのように思われ。
446 :
吾輩は名無しである :02/07/28 15:05
「考えるヒント」は前田日明の愛読書 こんなの愛読してっからパーになっちゃうんだよ。 ヒントって、小林は誰に何のヒントをあたえようってんだろ 塾の講師にでもなったつもりだったのかしらん 編集者がつけたらしいが この頃はおだてられすぎて、もう少しおかしくなってたんだろうね。
447 :
我輩は名無しである :02/08/02 01:58
>>446 「考えるヒント」の何が駄目なのか言ってくれないと反論できないじゃないの。
448 :
いっちゃん :02/08/02 04:13
小林秀雄の呪縛を解く簡単な方法 1.坂口安吾「教祖の文学」(および両者の対談>小林全集に収録) 2.ドストエフスキーを読んだ後で小林のドスト論を読む。”批評の自殺” のはじまり。「カラマーゾフの兄弟」の末尾の(未完)が哀れ。 わたくし、1、2を併用して解毒しました。才能もすごいが祭り上げられ過ぎ。 文学にもカリスマが必要だった時代のドキュメントとして読むべき。
449 :
吾輩は名無しである :02/08/02 20:34
小林秀雄に思想なんかあるわけゃないよ 幾百万の同胞の命が失われた大戦争について 「今般の戦争は私の精神に何の痕跡も残さなかった」 完全なオタク。 中森アキオ>小林秀雄
あ、500ね
ミスった! 450じゃねーか・・・
>>446 文学板に前田日明を知ってるひとがいたとは・・・
「選ばれし者の恍惚と不安、われにあり」とUWFをはじめたときはまじ惚れた。
山崎一夫を後楽園で倒したときも。前田はあのときが最盛期だったよねえ。
ねえ、このスレに常駐してもいい? あなたとは趣味があいそう。
453 :
吾輩は名無しである :02/08/03 19:46
「君は中原とは思想が合うし僕とは気があうんだ」 長谷川泰子口説く時こんな事言ってる そんで泰子の神経症が昂じるとさっさと逃げてそれっきり すぐ逃げる男だな。 そんでもって「金閣焼亡」では泰子気違い扱いして原稿料かせいでる 「狂人と付き合うことを強いられる」饅頭怖いじゃあるまいし 中原中也も狂死と書いてるし、人間に関する難問が発生すると相手気違いに仕立てておしまい。 プロ文批判してる場合じゃないよ
ナンパ野郎だ
455 :
吾輩は名無しである :02/08/04 10:06
住基ネットが始まるそうですが この大先生国民総背番号制反対論について 「プライバシーが侵害されると言うようなケチ臭い反論しかできない。」 と述べておりますがどういう意味なんざんしょ 同文の中でうだうだ人間離れした理屈こねてますが 気ぃ狂ってますよ。
456 :
吾輩は名無しである :02/08/25 05:38
457 :
吾輩は名無しである :02/08/25 05:39
氏ね小林!!!!!
既に亡くなっておられますが
459 :
吾輩は名無しである :02/08/28 23:34
印象批評を広めた戦犯
小林を悪く言うやつがいたら少なくとも前田英樹の小林秀雄を読め。 小林秀雄の初歩が獲得できる。
461 :
吾輩は名無しである :02/08/28 23:52
読みましたが何か?
462 :
吾輩は名無しである :02/08/28 23:59
>>455 「無私の精神」という集団神秘主義の精神。
「利口なやつはたんと反省すればいいじゃないか」と居直ったバカの精神。
463 :
吾輩は名無しである :02/08/29 00:03
サヨ房が多すぎ。 なんなんだ一体。
464 :
吾輩は名無しである :02/08/29 00:06
ウヨ房のぐち。 なんでもないよ、一体が。
465 :
吾輩は名無しである :02/08/29 00:07
ウヨはシンプルな構造してるねえアタマ。
>>465 そりゃサヨと同じくらいシンプルな構造してなきゃウヨなんざやってられません罠
467 :
吾輩は名無しである :02/08/29 01:20
>>466 まあ、そんなことどうでもいいけど、小林が思想家としてどこがすばらしいのか言って
みてよ。
お前ら文学界9月号は読まれましたか?
469 :
吾輩は名無しである :02/09/15 04:22
読んでないけどケツから5番目なのでage
470 :
吾輩は名無しである :02/09/29 20:19
agemashou
471 :
吾輩は名無しである :02/10/17 22:51
>>468 ダメっぽだったね。
郡司勝義のは少し読ませたけど、どうしてもなぁ。。。
小林と比べちゃうからなんだろうけどね
472 :
吾輩は名無しである :02/10/20 01:25
世界という背理 小林秀雄と吉本隆明 竹田青嗣/〔著〕 これって読んだ人いる?いたら、感想聞きたいんだけど。
473 :
吾輩は名無しである :02/10/20 08:38
山城むつみの『文学のプログラム』中にある「小林批評のクリティカル・ポイント」 は面白かったよ。
474 :
吾輩は名無しである :02/10/21 17:01
蛸の自殺age
475 :
キャロルくん :02/10/21 18:37
476 :
吾輩は名無しである :02/10/26 00:04
田口検証本、本日堂々発売! 馬鹿ども買え!! 我々の印税がかかっておるのだ協力しろ!
>>476 についてのご無礼のお詫び。
田口スレの住人ですが、ランディ周辺の汚猿が、盗作監視スレの
評判を落とすためのなりきりカキコを乱発しています。
こちらのスレッドを無礼なカキコを汚して申しわけありません。
どうかお許し下さい。m(_ _)m
478 :
吾輩は名無しである :02/11/04 04:46
age
小林秀雄は小林秀雄だけ読んでもわかりゃせんでしょ。 当時、マルクス主義文学の潮流と、左翼文学理論の圧倒的な奔流の中で、 理論に弱い芸術派、私小説派の最後の防波堤が、小林の批評だったわけで。 そういった動的な思想的地図の中においてはじめて、 すべての思想をデザインとして見て相対化してしまう「様々なる意匠」の意味が、見えてくる。 これが小林と宮本顕治との「改造社」批評コンペ同時出現の意味。 だから、小林には、思想があるというのも正解ならば、 思想がないというのも正解。 もっとも地に足のついた日本人好みの思想であり、 同時にあらゆるイデオロギーを去勢する負の思想でもある。 小林の思想の核心部にある「かたち」というのは、プラトンの「イデア」とは、似て非なるもの。
480 :
吾輩は名無しである :02/11/04 18:00
小林秀雄の文章は非論理の典型。 「無常という事」は全編独り合点で、分かる奴だけ読めという態度で書かれており、 読者は「小林教信者」となることでしか理解できない。 この類の文章を文学かぶれの教育者たちがありがたがってきたから 日本語は非論理的などといわれる結果をまねいた。 現代日本語をダメにした元凶の一人は間違いなく小林秀雄。
全集の次は「全作品」でしたっけ。 新潮社は大丈夫ですか。
482 :
吾輩は名無しである :02/11/13 22:11
軽装版には誤植はない? 全集は誤植だらけだよね。
483 :
1study-in-tyranny ◆PXh7AWqOEQ :02/11/19 08:07
感想(ベルクソン論)
雑誌連載、中止で、刊行されず?
486 :
吾輩は名無しである :02/11/20 16:50
487 :
1study-in-tyranny ◆PXh7AWqOEQ :02/11/21 22:35
1
488 :
吾輩は名無しである :02/11/22 22:50
489 :
吾輩は名無しである :02/11/25 19:30
>>488 どこが幼稚なのか指摘しないと・・・
490 :
吾輩は名無しである :02/11/28 11:15
非論理的だからと言って読まないのは損だよ。 面白い、ためになる、感動する。 はやりの本百冊読むより小林秀雄の1ページが値(あたい)ある。 とっておきのお薦めは昭和25年に書かれた「偶像崇拝」です。 できれば旧漢字、旧かなづかいで読んでもらいたい。
491 :
11study-in-tyranny ◆PXh7AWqOEQ :02/11/29 16:46
492 :
11study-in-tyranny ◆PXh7AWqOEQ :02/11/29 16:49
>>488 >小林さんの論文を難解だという人がいる。じつは、それは読む側の心が足
>りないのである。心を寄せれば、中学卒の私にだって難解と思われた活字
>もやがて解けてきた。小林秀雄という思想家は、凡庸を蔑まない。だから、
>私たちをやさしくみつめているのである。そうでなければ、明晰な知識の
>山から降りて、手づくり職人のぬくみは語れまい。そういう人がむずかし
>いはずはない。といって、私は、小林さんの論文がすべて私にわかるかと
>いえば、そうだといいきれぬ。が、それはこっちのよりそい方が足りぬか
>らだとわかっている。
中公文庫版「人生について」に寄せられた水上勉の「解説」。
「読む側の心が足りない」だの「心を寄せれば」だの、 正直、馬鹿かこいつは、とか思ったりもしましたが。 あ、小林氏じゃなくて水上氏のことね。
495 :
吾輩は名無しである :02/11/30 21:45
水上勉の文章、ちょっとキモイね。 心を寄せるとかよりそうとか、そんな気持ちの悪い読み方しなくても あたりまえに読んで小林秀雄は面白いよ。
そうか、小林秀雄って似非だったのか。。 考えるヒントを辞書片手に労苦を重ねつつ読み解いたのは 徒労だったか。そうか。
もっとも重要な文筆家............. べつに主張したいわけではないが、
498 :
11study-in-tyranny ◆PXh7AWqOEQ :02/12/02 19:23
徹底性の美、というもの。 そういうものに惹かれない精神にとっては、 くやしい巨灯にすぎないから、なんで、全集がまた出されたのか、 心理的に見当もつかないでしょう。
保守
500 :
吾輩は名無しである :02/12/13 11:49
500
小林秀雄もこっそりドゥルーズを読んでいたんだね。
502 :
吾輩は名無しである :02/12/18 01:26
>>501 レヴィストロースは読んでいたみたいだけどドゥルーズを?
503 :
1study-in-tyranny ◆PXh7AWqOEQ :02/12/20 09:00
こっそりじゃなく読んでいた。 悪口の吉本隆明の「言語にとって美とは....」も克明に読んだとも。 そして感謝したとか。 「安保闘争時、あいつが悪口書いたおかげで、自分の本がよく売れた....」
>>503 小林秀雄の言語に対する関心の強さからいってありうる話ですね。
そうするとソシュールも?
それよりおまい、湯河原の女を何とかしろ。
>>502 『感想』で、「ドゥルーズとかいう人」の「Le Bergsonisme」という本を
読んだって書いてあるはず。たしか、前田某が小林秀雄論に引用していた。
ベルクソン=ドゥルーズ主義者の前田某は余り好きになれないが・・・。
>>506 ありがとうございます。
「感想」ですか。
ベルクソンを研究する過程でドゥルーズも読んだわけですね。
509 :
吾輩は名無しである :02/12/30 09:56
「アシルと亀の子」のアシルとは何なのでしょう?
510 :
吾輩は名無しである :02/12/30 10:10
『本居宣長』っておもろいのかなあ? 100ページまで読んだけど、止めようかなあと言う感じになってきた。 これから面白くなるんかなあ?
511 :
吾輩は名無しである :02/12/30 10:14
>>510 天井の穴から死んだ祖母がおりてくるあたりから面白くなるよ、がんばれ!
512 :
吾輩は名無しである :02/12/30 10:22
評論においても、小林は芥川に若かない。
513 :
吾輩は名無しである :02/12/30 10:26
小林の言葉遣いは雑。論理的に破綻している。
戸坂潤みたいにドカンと一発やって塀の中に消えるでもない、 戦時中は軍部のご機嫌取りみたいに大陸で記者やったりして、 家族持ちなせいもあるのか知らん。「俺は反省なんかしない」 には、そういう自分への屈折があるのかもな。
516 :
吾輩は名無しである :02/12/30 12:03
517 :
吾輩は名無しである :02/12/30 23:56
前田の小林論はアルチュセールだろ。
518 :
吾輩は名無しである :02/12/31 00:01
様々なる意匠は面白い?
519 :
吾輩は名無しである :03/01/01 05:32
520 :
吾輩は名無しである :03/01/04 07:52
「様々なる意匠」は当時の思想界をチャート化して 批判した論考だから、いま読んでもあまり面白くない。 フランス文学の批評が読みたいんだったら「ランボオ」 マルクスについての論考だったら岩波文庫の「初期評論集」の索引から マルクスのとこだけ探して読むだけで十分だと思う。 新潮文庫の「ドストエフスキイの生活」の「罪と罰」「カラ兄弟」論は すごく面白いからぜひおすすめ。
521 :
おさむ ◆2LEFd5iAoc :03/01/06 02:03
小林秀雄は面白いですね。 使い古された言い回しだけど、論理よりも感性の評論家。 でも、美しい文章には舌を巻いてしまいます。
文章はうまい! 論理を追うような読み方をしちゃダメ。 魂で読まなきゃ。
キタァ━━━━━━━━━━━━━━ッタッタッタタタタマキンじゃなくてタマシー
524 :
___78____?! ◆par4/moy6g :03/01/11 14:07
>>509 アシルというのは、アキレス。
ギリシャ神話参考のこと。あ、もう誰か書いてたな。
>>510 4回読んでくれ、どうせ1回じゃわからないから。
当人はそうおっしゃっておりますね。
>>512 >>513 お若い・
>>521 「論理よりも感性」とは、あいまいな言葉。
そういうあいまいさを極端に嫌ったところにヴァレリーなんかがある。
>>522 論理を追いますよ。
525 :
吾輩は名無しである :03/01/11 16:07
論ずることが決して出来なかった物書き小林秀雄。 何が言いたいか解る奴はキチガイと見なします。
526 :
吾輩は名無しである :03/01/12 05:44
小林=バカ
527 :
吾輩は名無しである :03/01/12 08:38
書けよバカ共
528 :
吾輩は名無しである :03/01/12 08:58
きょうはにちようび ふ〜、よし!
文壇的な人だったから死んだら忘れられちゃったね。 『小林秀雄をこえて』なんてのも今じゃお笑いぐさだね
――――――終了――――――― 閉店しました。
忘れられてないよ
どうなんだろう? すべてがわかってしまった人を、 われわれのように、未だわかりきらない人間があれこれ言う。 なんか、ため息が出るんだ。 あの膨大な全集に流れる、思考の糸、転調、 「君は君自身であれ....」 無論、わたしのなかでは、あの人に関するあらゆる定義、 評論は笑止なものに見える。 魔的な人物。 非常な敬意をもっている。
>>531 そうだよ今の若い奴でも読んでる奴は読んでる。
ただ保田與重郎の方が人気あるかもしれないな。
今の若い奴の批評家の評価は
(^^)
535 :
山猫通信員 :03/01/21 12:20
小林秀雄の思考過程の「論理」を理解するには、山崎行太郎著『小林秀雄とベルグソン』(彩流社)が、オススメ・・・・。
536 :
毒蛇は急がない。 :03/01/21 15:46
柄谷行人の仕事は、小林秀雄のパクリだな・・・ マルクスから江戸思想論まで・・・・。
「論理」? そんなもの、小学生だって持っている 肉声
538 :
吾輩は名無しである :03/01/21 23:34
539 :
美少年探偵団 :03/01/22 10:53
≪537≫→アンタ、頭の中は小学生? いや、ごめん、今頃の小学生に申し訳ない。ふふふふ。
540 :
吾輩は名無しである :03/01/22 11:00
538>無知ほど怖いものはない。噴飯ものをあなどるなかれ…>自戒の言葉。
541 :
吾輩は名無しである :03/01/22 11:04
無知は泥沼に似ている
>>538 そのスレのやりとり見たけどあまりにもひどい
小林秀雄の文章がうまいと言っている奴がいたが、読解力あるのか疑問
これでプロを目指すのか 頭が痛い
543 :
吾輩は名無しである :03/01/22 15:30
>>542 182 名前: 吾輩は名無しである 投稿日: 03/01/22 15:02
本を読まない人間を見下してるだろお前、そして根拠の無い優越感に浸っているだろう。
いや、おまえがいくら違うと言ってもそうなんだよ。お前みたいな奴に限って必死でそんな事は
思ってみたことも無いような振りをするんだ
544 :
吾輩は名無しである :03/01/22 15:41
>>543 なんだそれ。読書ってのは「してるから偉い」類のもんじゃないぞ。
「してないと話にならん」もんだ。仮に優越感なんて持つ条件だと
したら、充分ではなく必要条件なのだ。
545 :
吾輩は名無しである :03/01/22 18:03
>>544 だな。
特に今は創作文芸板のアフォが「プロをめざす」にも関わらず小林を知りもしない事が問題なのであって。
>>545 プロにもいろいろあるのだから小林秀雄を知っていなくても
問題ないのでは?
例えばティーンズ向けの恋愛小説書く奴には必要ないでしょ。
547 :
吾輩は名無しである :03/01/22 18:24
>>546 そう言われりゃそうだな。まあどうでもいいや、馬鹿の事は(ワラ
新潮追悼号の宮沢喜一の「巨匠」よばわり、あれはからかってるのかね。
美しい花がある、花の美しさという様なものはない。
550 :
ジャック・ラカンペー :03/01/24 21:57
馬鹿は、小林秀雄を読んでから死ね。(笑)
551 :
吾輩は名無しである :03/01/24 23:25
前田英樹の「小林秀雄」はどうなのでしょう? 買おうと思っているのですがね。
552 :
吾輩は名無しである :03/01/25 00:38
萩原朔太郎はわからんらしいな 中原中也みたいな低学歴を自分の伝説作りのダシにするなっての
553 :
吾輩は名無しである :03/01/25 01:20
小林秀雄の文章は物凄く飛躍するのです。文脈の中で一つ一つの文が イメージを乗せてすさまじい勢いで走るのです。その勢いは普通の人間を 跳ね飛ばしてしまう激しさですが、その像がきちっきちっと読むものの心に 映じるゆえに、非常に説得力があるのです。
554 :
吾輩は名無しである :03/01/25 05:58
人物は2流の単なる学歴オタだぜ 戦争で日本人が何人死んでもへっちゃら母が死んでも涙ちょっぴり 自分が東大落ちた時だけは声をあげてオイオイ泣いたってヤローだ
555 :
吾輩は名無しである :03/01/25 14:18
>>554 中傷に過ぎない書き込みだね なにか小林秀雄に恨みでもあるのか
556 :
吾輩は名無しである :03/01/25 14:20
小林秀雄は、文体もよいが、何より著作家として寡黙なところがよい。 評論家と言われる人間は、どうも多弁でいけない。 書きまくるから、結局その人間の輪郭がぼけてしまう。 小林は、独特な切り口から考察し、鋭利な刃物で像を刻むように、 論理を仕上げる。できた作品は、第一級の骨董品のような渋い輝きがある。 その文章は、いつの時代に読んでも、作者の息づかいが感じられる。
558 :
吾輩は名無しである :03/01/27 23:14
戦後、深刻多様なあらゆる批判に背を向け 「ただ、もののあわれを行くのみ。」だなんてカッコつけたこの黙殺大好き男が 法学部出の大宅壮一にドストエフスキー論を、引用ばかりして原稿料只貰いするな とからかわれただけで大宅名指しで長々しい感情的な 反論とも抗議文ともつかない意外な文章を書いている。 あれはよくわからんね。やっぱり学歴オタなのか。
559 :
吾輩は名無しである :03/01/28 03:14
>>558 何故小林がドスト論で、引用しまくったかの理由は
山城の小林論「小林批評のクリティカル・ポイント」に
詳しい。小林は「解釈を拒絶して動じないものだけが美しい」
といい、「作者の書かなかったことを批評家が書いてはならない」
として、自らに解釈を禁じた結果、引用ばかりするはめになった
という。
山城とは山城むつみのことね。
小林秀雄は批評家かもしれんが、 思想家なんものじゃないだろう。
562 :
吾輩は名無しである :03/02/01 13:07
>>561 そうだな。どちらかというと福田とか保田のほうが思想家に近かった気がする。
563 :
吾輩は名無しである :03/02/21 09:25
sa
御教授請う。 「眞贋」で赤絵呉須の大皿を買うくだりがありますが 青山二郎に贋物と決めつけられ、壺中居に持っていき、店主に見せると 『彼は箱を開けてちょいと覗き、直ぐ蓋をして、詰まらなさそうに紐をかけ、 これはいいですよ、と言った。』 とあり、店の小僧に 『「これイケないんだから、見とけ」』 になり、最後のくだりで 『青山が、どうしてあの時あんな間違いをしたか、今だにわからない。』 とある。白洲正子も 『どうしてジッちゃんが、あんな間違いをしたのかわからない。』 と言っているので、青山が間違えたに違いないのだろうが、 それならばどうして店主が小僧に『イケないんだから、見ておけ』 と言ったのか??? 20年以上も不可解なままでいます。 どなたか上手く解読御教授お願いします。 ちなみに私、パソコン超ビギナーです。 パソコン購入の目的の3割はこの問題の解決にあったみたいなものです。
565 :
吾輩は名無しである :03/02/21 20:15
小僧さんをきたえるためさね。
なるほどねー。それが正しい解題かしらね?しかし読者側としてはあまり気分のよくないやりくちだな。
小林は青年時代から文章を売って生活しようと決めた人だろう。 なるほど初期は評論でスタートしたが、それは彼の思いを最も上手く 伝えるスタイルが評論形式だったからだろう。自分の得意な技で文学 というマーケットに参画した。どの世界の人間だって、才能や得意分野 を生かそうとするのはあたりまえだろう。 彼は思想家になろうとなんかしなかった。物書きとして、一流になろう と努力しただけだ。売れる文書、本を書こうと、それだけに努力を傾け た人だ。 文学博士やインテリの彼への評論なんか青臭かったに違いない。 彼は世の商売人たちがそうであると同じくらい泥臭かった。
568 :
吾輩は名無しである :03/02/23 01:19
少なくとも、モオツアルトとゴッホを読むと、 音楽も画も分からんちんだということだけは、分かる。
そうかな?オイラはスコアも読めないし 絵筆は中学の美術の時間以来持ったことが無い。 でもMOZARTは美しいし、BACHもBEETHOVENも 大好きだ。そういう自分の感覚は疑いようが無い。 それでいいじゃないか。小林のレベルが指揮者や作曲家のそれでなかったら 音楽が分からんというこになるみたいだけど、どうかな。行き着くとこ そこまで言わなきゃならなくなるよ。 『俺は馬鹿だから反省なんぞしないよ云々・・』といったとき イインテリぶった連中のこの種の口吻を小林は嫌ってたんだよ。 いったい、この板の参加者の何人が指揮者レベルの音楽理解者なんだよ、と言いたくなるよ。
いや、568の言うことは当たっている。 「モオツァルト」も「近代絵画」も小林秀雄自身のしろうと的感想。 散文詩としてすぐれたものなのでは。
>>それならばどうして店主が小僧に『イケないんだから、見ておけ』 と言ったのか??? 「瀬津」の主人のくだり 彼に信用がつくに従い、彼の茶碗が美しくなったのは言う迄もない.... 皿が悪いとは即ち俺が悪い事であり.... 店の小僧さんには、これは本物と云わず、あえて贋物といったんでしょうね。 主人が本物といってしまったら小僧さんは、そういう先入見でみてしまう。 「わかりません」といって石のようにかたまってしまった小僧さんは こちゅうきょさんの期待できるお弟子さんだったからこそ、ためされたんでしょうかね。
モーツァルト、シンフォニーの40番?41番でしたか? ジュピター? 「あいいう経験は、もうできやしません.... 勝手に頭の中で鳴り響いたんですからね、もう....」 最近出た全集にCDが付録で付きました。 そこで、音楽談義していますが、...........
「わたしは即興家で十分......云々...」
574 :
吾輩は名無しである :03/03/01 05:48
批評家としては竹村健一のほうが上だと思う
575 :
吾輩は名無しである :03/03/01 15:30
「私はインテリである。」 こんな痴的な事言うのは韓国人だけだ。 「アカデミズムを守りたい」 「文学を守りたい」 20世紀の3痴人
576 :
吾輩は名無しである :03/03/05 00:37
一です。仮に氏が単に売れることばかりを求めたのなら、氏は現実にそうであった はるか以上にあざとくふるまったはずで、このことは氏が例えばサントリーの広告 に出なかったことにもよく示されています。彼が当時の金額で億という単位の誘惑 に屈しなかったのは、究極的には彼が良心を保持したからだといえます。中村氏が いう通り、氏が考えたことをもっと気楽に述べたなら、彼の読者はもっと増えた代 わりに、質が落ちたでしょう。今からキラキラアフロを見ます。
577 :
吾輩は名無しである :03/03/05 00:57
>>564 骨董業界を知ってる人ならビンとくると云う類の話だと思うよ
一般人、まして学生や高校生が考え込むのはナンセンス
小林はこの手の難解?というか少数向けのが多い
578 :
吾輩は名無しである :03/03/22 19:32
小林の「本居宣長」を読もうと思うんだけど、この本の要点をおしえてください。
579 :
吾輩は名無しである :03/03/22 20:17
メリハリも無いし要点も無い、 しかも引用文が古典なので 読んでいてとにかくだるいと いうのが私の印象でした。 一応言語論の分野に入る批評 みたいですがそれを知らなければ そうなの?という感じです。
580 :
吾輩は名無しである :03/03/27 13:09
2チャンネラーは小林秀雄を語らないほうがいいな。 ほとんどのレスのピントがずれてる。 小林秀雄を知りたければ「様々なる意匠」を読むこと。 裏読みせずに。
581 :
吾輩は名無しである :03/03/27 13:45
小林秀雄は前世紀の思想家だろ
582 :
吾輩は名無しである :03/03/27 17:32
プラトンはもっと前の思想家だ。
583 :
吾輩は名無しである :03/03/28 00:49
>580 別にピントがずれていてもいいのではないか? 彼の作品は批評でもないし思想でもないと思う。 一種の言葉の魔術だ。 何かを学ぶ、何かを得るといったたぐいの文章ではない。 味わい読むたぐいのものであろう。 だからこそどの文芸評論家も小林秀雄を自分にいいように 解釈されるのではないか? 文芸評論家の中で文芸批評の素材に使われるのは小林秀雄 くらいだからなあ。 もちろん、福田恒存論や保田与重郎なんかもあるにはあるが、 どれも所詮紹介論で終わっているし、自分の語りたい事を語る ための素材としては使われていないのではないのか?
584 :
吾輩は名無しである :03/03/28 01:32
>>583 一種の言葉の魔術だというのはかなり言えてますね。
もともと詩人的な世界から出発した人ですから。
中原中也、富永太郎との交流は小林秀雄の原点だと思います。
585 :
吾輩は名無しである :03/03/28 02:05
ピントがずれた評論にどんな意味があるだろう? 小林秀雄は評論を「無私を得るための道」と言った。 少なくとも、彼の読者であるなら、 軽々しく自分よがりの言葉を言うべきではない。 アンチが文句を言うならまだ許せるが。 小林秀雄ほど言葉の重みを追求した人もいない。 軽い言葉が飛び交う2chでは評判が悪いのも当然のことか。 もちろん理解している人もいるけどね。 そうでない人が多すぎる。
586 :
吾輩は名無しである :03/03/28 02:09
追加 >言葉の魔術 そう感じるのは変に裏読みをしている証拠。 素直に読めばいい。 仮に魔術であるとするなら、それは文学的な 意味の範囲内でのことだと思う。 小林秀雄は「当たり前のこと→常識」しか書いていない。 だけど、それは伝わる相手にしか伝わらない。 常識への端的な確信を有している人にしか。 小林秀雄を読めるか否かはこれにかかっている。
画家の目はそのまま理論の目にならなければならない。 そんなことをお書きになっていた。 観るということは観法ということと関わるよう。 とにかくなんといっても、小林秀雄の膨大な知識教養がすごいと思う。 もっともっと小林秀雄の作品を読みたい。 私の人生観、骨董、中村中也のこと、無私の精神、大学時代、菊池さんの思い出、嘉村さんのこと、真舟君のこと、などなど 色々読んだ。 小林秀雄を尊敬しています。 小林秀雄が尊敬しているのはトルストイや宮本武蔵、西行なのかな。あとは誰だと思いますか?
589 :
吾輩は名無しである :03/03/28 16:49
>>588 ドストエフスキーの名は落とせないでしょう。
>>588 ベルクソンもそうだよ。
今日聴いた講演録(新潮カセット文庫)で話してた。
あとは何と言っても本居宣長!
>590 おれも聞いたよ。 ソメイヨシノは草だってw 小林秀雄はいろいろな人を尊敬してるね。
592 :
吾輩は名無しである :03/03/28 21:39
>>590 講演で死後の世界は実在するかもしれないといったたぐいの話しを していませんでしたか? あれを聞いて小林秀雄は一つの事象についてありとあらゆる方面で 考え、その中から選び取った言葉が彼の実際の評論作品になってい るのだなあと思いました。 小林秀雄自身思想家が言葉を語るとき、その際に語られなかった言葉 は非常に多いのだといったたぐいの話しを評論で書いていたような 気がします。
593 :
おさむ ◆2LEFd5iAoc :03/03/28 22:01
>592 折れのは言ってなかったけど、(講演) 死後の世界なら、篤胤についても論じてる? 声、かんだかい
>592 聴いたのは別巻2「現代思想について<講義・質疑応答>2」で、 死後の世界については特に触れていなかった。 内容は、「魂は存在する」、「なぜ哲学を勉強しないか」など。 >一つの事象についてありとあらゆる方面で考え、その中から >選び取った言葉が彼の実際の評論作品になっている 小林秀雄は遅筆家と言われることあるけど、 こういう過程を踏んでいるのだからもっともな話だよね。 その考えを文章をするのにも非常に苦心したようで、 旅館で執筆している姿をある人がたまたま見たときは 畳を這いつくばって思考していた、という話も残っている。
>>594 その通りです。魂は存在するという話しです。 死後の世界は私のかってな連想による記憶違いでした。
講演を聴いたのは初めてだけど、まったく飽きなかった。 聴き手をグイグイ引っ張っていく語り口で、 自分に直接語りかけられているかのように錯覚した。 今度はぜひ別のものも聴いてみようと思う。
597 :
吾輩は名無しである :03/04/01 08:12
しかし私が一番考えさせられたのは、『良心』というエッセイの中で、 小林氏が「考えるということは合理的に考えることで、 能率的に考えることではない」、と厳しく指摘している部分でした。 10秒でまとめて、何となく意味のありそうなことを言わないと 相手にされない現代のテレビを中心としたメディアの軽薄ぶりが、 人々が深い思索をする妨げになっているのではないか、 と危惧する一方、深い思索など無用の平和な世の中なのだ、 とも思ってみたり。
598 :
吾輩は名無しである :03/04/01 12:44
私にとって印象深い小林秀雄の文章は模擬試験の問題として出された彼の「ス ランプ」というエッセイです。能力が無い奴にはそもそもスランプなど存在し ないという結論に当時私はいたく感銘を受けました。もっと勉強せねばと思い ました。
599 :
吾輩は名無しである :03/04/01 12:52
「言葉」に関して思い通りには操れぬ、ということを自覚しているものが 「プロ」であって、そういう「スランプ」の状態においては 「待つ」しかないって言ってるね。
600
601 :
吾輩は名無しである :03/04/02 00:19
考えるヒントを読みかえしたが、598の意見は小林秀雄というか 国鉄の豊田選手の話しの曲解じゃないか?尤も豊田ってそんな凄い成績 残したのかとは思うけど。 さて小林秀雄においては、素直に考えれば、言葉を書くという状態を 作りあげる精神状況をつくるすべは知っているが、その後実際に言葉を 書くという事が難しい。 小林秀雄の真髄は一語一語に対して妥協を許さぬ真剣勝負を心がけてい るという事ではないか?
「能力がない」などという言葉は出てきませんね。 たしか、まだ技術の未熟な若い選手というニュアンスだったと思う。 若い選手がスランプだなどと言ったら、このバカ野郎!ってことになるのさ.... だったじゃないですか? 気取っているひまがあったら練習と技量の鍛錬が先ということで.... 全集を読んで、心の奥底に疼くような振動を覚え、 それをどうするか、自分だけの問題になってしまった。
岩波文庫の初期文芸論集を読んで楽しんでます。 おれはバンドをやってるんで出てくる作家たち(全然知らない人たち)を バンドプレイヤーみたいなもんだろうなと置き換えて読んでたんです。 そしたら世界のバンドサウンドに対する理解が深まりました。 楽器もうまくなりました。 小林秀雄の文学に対する情熱の深さゆえだと思います。 ほかの芸術に転用できる思想の持ち主だと思います。 ただ絵も音楽も自分ではやってないので、失敗もあったらしいですね。 とりあえず小林秀雄age
604 :
吾輩は名無しである :03/04/06 18:38
スランプは一流選手のかかる病気と豊田がテレビで言ってました パクリの小林にスランプなし
605 :
吾輩は名無しである :03/04/08 23:12
緊急避難措置
606 :
吾輩は名無しである :03/04/08 23:26
>>554 一高を落ちたときだろ。
旧制大学の文学部で入試に落ちるなんてのはよくよくのこと。
∧_∧ ( ^^ )< ぬるぽ(^^)
608 :
吾輩は名無しである :03/04/27 23:48
まあ細く長く語ろうや!
609 :
吾輩は名無しである :03/04/29 08:10
高校の時の副読本に「人生の教師」って書いてあったけど こういう事、誰が言い出すのかね。 生き方とは何の関係もないじゃんか
610 :
吾輩は名無しである :03/04/30 09:18
ほんと人生の教師という言われ方は間違ってるね。 小林を見習って生きると人生を誤るよ。 小林秀雄自身もそういう言われ方には困ると思う。
612 :
吾輩は名無しである :03/05/03 00:14
意味の捉え方の問題でしょう。 見習って生きるのではなく、 その後の人生に強烈な影響を与えるということでは。 実際、小林秀雄の著作を読んで目覚めた人は数多い。 高見澤潤子著『兄小林秀雄』がそのことに触れてるよ。 >611 ご名答
613 :
bloom :03/05/03 00:21
614 :
吾輩は名無しである :03/05/04 23:55
小林は実際大岡の家庭教師じゃなかったっけ 著作とは関係ない話だろ
中原中也との事が題材になったマンガ「含羞(はじらい」は面白かった。
617 :
吾輩は名無しである :03/05/05 20:40
小林の音楽批評ったって『モーッァルト』ぐらいだろ あれも歌謡曲なんかへの偏見が露骨で 一種の天才論だろうけど高橋悠治に「40過ぎた男の書く文章じゃない、 大体お前さんはいろはの‘い’がわかっとらん」と頭から否定されておった 気の利いた表現、例の「疾走する悲しみ」なんてのもあるけどその洋楽板のヤシも 素人批評を目指しておるんだろう
618 :
吾輩は名無しである :03/05/05 21:40
どうして駅のホームから落ちたんですか?
619 :
小林秀雄は最高の評論家 :03/05/06 00:12
思想家としてというより、評論家としては小林秀雄は議論の余地もなく日本史上 最高の人だろう。 日本の文学評論は小林秀雄によって確立された。(何度も言われてきたような言い方 すいません) その小林秀雄が考える文学史上最高の文豪は、終始「ドストエフスキイ」だった。 小林秀雄という最高の評論家が全身全霊で取り組み、敬愛した作家、ドストエフスキイ。 日本人は小林秀雄という人と、この人が言うところの最高の作家、ドストエフスキイ、 これらの偉人にはもっと真摯に向かい合うべきである
620 :
吾輩は名無しである :03/05/06 01:39
新潮文庫「悪霊」、何度も挑戦してるけどいまだに 読みきれない…。もうちょっと活字大きくしたり ちょっとした注入れたりしてくれたらな・・・
シャートフに逃げた女房が帰って来るあたりとか、 キリーロフが死ぬ所とか、まだまだヤマがありまっせ、旦那。
622 :
吾輩は名無しである :03/05/09 01:06
厨房どもうざい。悪霊も一気によめんなんて… だいたい小林は哲学者だろ本質は。ボケェ、カスゥ、イモォ!!
623 :
吾輩は名無しである :03/05/09 08:11
小林が哲学者だって 可哀そうな三木清は哲学者と認めてもいい文章はまずいけどね 小林ってのは沢木耕太郎なんだよ悪達者な文章で他人をダシに原稿料稼ぐ
.....
625 :
月ごろまゐらざりつ。 :03/05/18 00:17
一でございます。 宗教の回帰という流れを考えると、やっぱカラヤンでもアサヤンでもハスミンでも おっつかないのがこの人なのだと言わずにはいられないのでした。
626 :
吾輩は名無しである :03/05/18 00:22
ん?「悪霊」ってドストエフスキーの?
627 :
保田與重郎は最高の評論家 :03/05/18 22:14
小林秀雄はもう古い。
628 :
吾輩は名無しである :03/05/23 00:35
629 :
吾輩は名無しである :03/05/25 00:07
無常age
秀雄とドゥルーズのかかわりについて決定的なことをいっている人は誰でしょう?
丹古母鬼馬二じゃなかったけ?
632 :
吾輩は名無しである :03/05/25 00:24
>>630 渋沢龍彦だね
「小林さんは横綱らしく、ドゥルーズやガタリなんぞ歯牙にもかけなかったであろう」
633 :
吾輩は名無しである :03/05/25 00:24
↑ちがうと思うがね。 ともあれ、あまりにあっけらかんとしているような、それだけにその反対 を意味してしまいそうな秀雄=ジルというあたりのおもむきにに、今世紀のぎりぎりの 可能性を見るのは当たらずといえども、ということでしょうさ。
634 :
吾輩は名無しである :03/05/25 00:42
↑ わかりにくい文章だな。 とりあえず、「…あっけらかんとしているような」は「おもむき」にかかるのかい? それから人名を等式で結ぶのはどういう意味なの? 義務教育を終えた程度も人間にもわかるように、文意を説明してくれよ。
635 :
吾輩は名無しである :03/05/25 00:54
ま、「も」と「の」のうちまちがえは指のいたづらだよね。 澁澤のどの本か教示乞う。 ジルもどうみても横綱では。 それに小林はドゥルーズを認めていたことは羞恥の時日。もっともっと私を啓蒙 してください。
636 :
吾輩は名無しである :03/05/25 01:21
>>635 書き間違いとかいうつまらない揚げ足取りではなく、本当に文意がわからないのだが、
まあいいや。
渋沢発言は「マルジナリア」収録の「大岡昇平さんのこと」に出ているよ。
小林秀雄に決定的な影響を与えた哲学者はベルグソンだろ。
それもドゥルーズの解説じゃなく、「物質と記憶」を生涯にわたって読み返していたはず。
あとはプラトン、ベルジャーエフかな。
専門的哲学者ではなく、平談俗語で誰にとっても切実な人生の根本問題を
徹底的に突き詰めて考えた思想家が、小林の好みだと思う。
中村光夫がこう書いているよ。
「氏は、人間の肉体をはなれた魂を信じ、来世の存在を実感する、少数の現代人のひとりです」
ここがわからなくては、未発表だった「感想」の第一回が理解できないだろう。
637 :
ありがと。 :03/05/25 01:46
>634 そりゃわかりにくいさ。よっているからね。あっけらかんそのほかは 小林=ジルにかかるつもりだったが、たしかにあいまいだ。ごめん。 人と人がイコールでないらしいことはわかっているが、近さを強調する レトリックとして簡便なる記号を使うことはよいはず。中村の言葉は 筑摩のクロス装の本読んでいるので知っている。たしかに中村が明 示的に言ってくれなかったらコウセイは知るはずもないと言う意味で、 よくも報告してくれたという感じだったね。ただこの発言、中村流 のバイアスを考慮すべきではないか? 当人が活字に残さなかったという ことは、ずいぶん重んじるべきだと思うが。
638 :
吾輩は名無しである :03/05/25 17:57
ちょっと水準が低すぎないかい。
639 :
吾輩は名無しである :03/05/25 19:27
641 :
吾輩は名無しである :03/05/25 19:43
638みたいにとりあえず偉そうなポーズとりたがるやつってうちの大学にも大勢いる。 じゃあ、自分の意見言ってみろよっていうと、だまりこむか、独り善がりの変痴気論しか言えない。 ホントよくいるタイプの悧巧ぶった阿呆さ。 そういうやつら、うんざりするほどいるんだよ。
642 :
吾輩は名無しである :03/05/25 23:53
小林は旧作に手を入れいつどこで書かれたかを不分明にし永遠をめざしている とは柄谷だけど、初期評論なんかは今読めるヤシはいないだろうな 私小説論とか思想と実生活だとか今やずいぶん馬鹿みたいだぜ 推敲はずいぶん好きだったらしいけど、どうしてああもってまわるかね。 晩年は一番言いたいことは書かないを信条にしてたらしいけど 読者はそれにつきあうほど暇じゃないっての
643 :
ななしッ子倶楽部 :03/05/25 23:54
今読める?それとも 今読む?
644 :
吾輩は名無しである :03/05/26 02:01
638は小林=ジルか否かっていう図式に拘る、そういう 次元の話がつまらないし、また発展性の無い議論だと思って 書き込んだんじゃないの?自分もそういう話はあまり意味の 無いことだと思う。自分としては小林=ジルという意見には あまり賛同できないけれど、小林とドゥルーズの共時性(いい加減な 使い方ごめんなさい)をしっかり論証してくれるなら、本当に 面白い話になると思う。とにかく小林は語りにくい、だからひとつの 疑問を提出するだけでも意義はあると思う。 あと633=635=637は1さんかな?1さんのカキコはいつも僕の大事な 知的刺激になってます。ありがとう。 最後に642のカキコは643の言ってる言葉の使い方もさることながら、 >私小説論とか思想と実生活だとか今やずいぶん馬鹿みたいだぜ こんなことを偉そうに言うのなら、小林のどこが馬鹿なのかきちんと 説明してみせて。このスレの小林支持者はそんな煽りこそわかりきった うえで、それでも小林秀雄っていう人間自身に引かれてるんだと思うよ。
645 :
吾輩は名無しである :03/05/26 03:12
>このスレの小林支持者はそんな煽りこそわかりきった >うえで、それでも小林秀雄っていう人間自身に引かれてるんだと思うよ。 小林秀雄の言わんとすることが理解できれば、そういう煽りを 無視できるようになる。というか煽りがまったく気にならなくなる。 無意味な言葉がいかに無意味であるかはっきりわかるようになる。
646 :
吾輩は名無しである :03/05/26 22:53
ドゥルーズも小林も重要な意味でニーチェとベルグソンの弟子だった、 といえば、思想上の近さはもっともだともいえる。大岡が小林にドゥル ーズの「ベルクソニズム」をあげたら小林が喜んだらしいこと、河上と の最後の対談でこの本をほめ、ただし対談を雑誌だか本だかにするとき その箇所をけずっちゃったことはは結構有名。 江藤淳との対談(新潮文庫「宣長」下の付録)で小林は、ベルクソンと 宣長の本質的なアナロジー、といっている。ならば小林とドゥルーズの それをいってもいいのではないか? 後者はよくもあしくフランス的、 前者はよくもあしくも日本的といえば、そうかもしれないが、奴らはそ ういうことをつきぬけているともいえるではないか。 なお小林が、ただの奇人変人ではないが、でも疑いなく奇人変人だった のはいろいろなエピソードが示している。そしてドゥルーズもまた変な 人だった。ま、すごい人ってみんな奇人変人だが。 1でした。
647 :
吾輩は名無しである :03/05/27 00:49
>すごい人ってみんな奇人変人だが。 この言葉の意味をじっくり考えてみるといいよ、1さん。 『モオツァルト』あたりがヒントになるかな。
648 :
ななしッ子倶楽部 :03/05/27 01:00
なんだその思わせぶりな発言は? はっきり言ったらどう?
両者が変人かどうかはしらんが、大岡が小林にドゥルーズの「ベルクソニスム」 を贈ったからって、どうして両者(小林とドゥルーズ)の「思想上の近さ」が 「明らか」になるのかよくわからん 小林はあの本をあまり評価していなかった(関心を持っていなかった)んじゃ なかったっけ?小林が宣長とベルクソンのパラレリズムを語ったからといって なぜ一足飛びに小林とドゥルーズのパラレリズムが言えることになるのか? 具体的にどこが、どうパラレルなのか言ってくれんと。 それと最初の「ドゥルーズも小林も…ニーチェとベルグソンの弟子だった」 という時の「ニーチェ」というのはどこへ行っちゃった(どこから来た)んですか? ちょっと不安を感じさせるレスだ。
例えはっきり言っても、わかる人にはわかるけれど、 わからない人は絶対にわからない。そしてわからない人は 小林秀雄も読めない。 >有名な「批評とは、相手をダシにして己れの夢を語ることではな >いのか!」にしても、はたして人は対象について語れるのか、せい >ぜいがおのれの夢しか語れないのか、ということであり、批評の不 >可能性への予感を意味している。「俺は夢を語るのだ」とひらきな >おっているのではないのだと思います。 この誤読がずっと気になっていたので。 こんな読み方をしていれば当然生じる疑問だ。 小林秀雄から見れば、いや、ある事実を確信した人間から見れば、 「すごい人が変人奇人」であることは自明のことなんだ。
訂正 「すごい人が変人奇人」であることは自明のことなんだ。 ↓ すごい人が変人奇人「のように見える」ことは自明のことなんだ。
それじゃあ、まるでオマイさんの 使用済みの-たんぽん-みたいじゃねえか?
653 :
吾輩は名無しである :03/05/27 18:24
秀雄さんて俺の家のすぐ近くで生まれていたとは知らなかった。 なんかうれしいっす。
654 :
吾輩は名無しである :03/05/27 18:41
すごい人は自分に夢中なんだよ。生きることに夢中に なっているんだよ。 (すごいとは偉い人とかお金持ちとか知名度が高いとか そーいう意味じゃないよ) で、自分に夢中になるものがない人が、そーいう人 を見ると羨ましいから「奇人変人」と思うんじゃないの。
655 :
吾輩は名無しである :03/05/27 19:49
656 :
吾輩は名無しである :03/05/27 19:51
池田晶子という文筆家が、『メタフィジカル・パンチ』(文藝春秋、1996年) のなかで少し詳しく小林秀雄を論じているので、 それを読むことをおすすめする。 たぶん彼女は小林秀雄の最大の理解者だ。
658 :
吾輩は名無しである :03/05/27 21:08
↑ こいつ、勝手に自分だけわかった気になって滑稽だな。 そのわりに書いてることは内容空疎。 もしかして低脳厨房か? 自分の言葉で説明できないの? 語り得ることは明晰に語れるはず。 語り得ないことなら沈黙しなw
659 :
吾輩は名無しである :03/05/27 21:51
理解されないとわかってはいるけど、 自分のまいた種だし、しょうがないから 自分の言葉で説明する。 あんたたちは「自己」(自分を自分たらしめているもの)が 存在すると思っているでしょう。 でもそんなものはありはしない。 「自己」の不可思議を徹底的に考えた人が小林秀雄だ。 あんたたちは「自己は自分だ」と思いこんでいるでしょう。 小林秀雄は違った。 ボードレールを読む小林秀雄はボードレールになる。 ランボーを読む小林秀雄はランボーになる。 自己とは自在なるもの、つまり無私であると悟ったからこそ、 「批評とは己の夢を語ること」と言い得た。 「批評の対象が己であると他人であるとは一つのこと」なのだ。 小林秀雄は小林秀雄の言葉を語らない。 彼が語る言葉は作品が自ら語る言葉だ。 自己はあるがあんたたちの言う意味での自己はない 自己は無私においてのみ存在する この逆説を理解しない限り 小林秀雄は絶対に理解できないね。
661 :
吾輩は名無しである :03/05/27 22:12
千代田区万歳
662 :
ななしッ子倶楽部 :03/05/27 23:24
>あんたたちは「自己」(自分を自分たらしめているもの)が >存在すると思っているでしょう。 >でもそんなものはありはしない。 なんでこんなにエラソーなんだ?まさか 自分が小林の最大の理解者だとでも思ってるのか。
>662 そこだけ読むとデカルトかと思うね。 ただ当たり前のことをいっとくが、小林秀雄は 哲学的なことを言ったわけではないからね。 勘違いしないでね。
664 :
吾輩は名無しである :03/05/27 23:48
まいったね。 言えば言うほど泥沼。 ろくに考えもせず人にかみつくことしかできない人間は無様だ。 663のような建設的なレスを返せないものか。
665 :
吾輩は名無しである :03/05/27 23:52
>>659 ぷっ、与太郎が何ヨタってんだww
穀潰し糞馬鹿蛆虫としての己を自覚しろよ
どうせ負け犬人生一直線だろ
666 :
吾輩は名無しである :03/05/28 00:17
まともな話ができないようだからもうやめた。 邪魔して悪かった。 あんたらにはもうかなわないよ。
まあまあ、そう熱くならずに。2ちゃんねるといえども未熟な人間に むきになって怒るのは野暮というものだよ。せっかくの小林御大の スレなんだから。 647はまだ歳の端もいかない工房なんだろう。君は「あんたたち」(苦笑) って俺らを十把一からげに扱っているようだけど、このスレに 書き込んでる人間が総て同じ考え方をしてるわけではないし、 君が思うほどそんな単純な人間でもないよ。 ただ、一つわかってほしいのは俺は酒と煙草の大好きな怠け者のしがない学生 で、小林を直接研究するような分野には所属していないし、また将来、 文学・思想・哲学とかそういう高級なものに携わることもないだろうけど、 それでも小林っていう人間が好きなんだ。あくまで著作を通じてだけどね。 それで今は、周りに小林を語れるような場所が無いから、ネットの小林関連の HPを色々回っているけれど、このスレにも古典読解からのアプローチ、哲学 方面からの考察等たくさんのアイデアがあって、研究者らしき人もいる。 そういう自分にない思考のメソッドを持っている人から色々学びたい、って 思いながらROMってる人間がいるってことを忘れないでくれ。
まあ
>>664 が荒らし耐性つければいいだけな気もするが。
669 :
吾輩は名無しである :03/05/28 00:48
>677 >君は「あんたたち」(苦笑) >って俺らを十把一からげに扱っているようだけど そう読んでしまったのなら、それは俺の文章がまずかったせいです。 そのことは謝ります。そういうつもりはいっさいありません。 これまでの文章はすべて一部の傲慢な人間に向けて書いたものです。 ある人の著作や思想を、理解しなかったり無関心でいることには なんの問題もないけれど、公の場で悪し様に言うことは どうしても見過ごせなかった。 これからは慎むことにします。 小林秀雄という人はどうしてもなかなか理解されないようで、 このスレにはあなたのような人は極めて少ない。 おそらく愛読者はこういう場にはあまり用がないのでしょう。 俺もあなたのように、研究者でも何でもないただの学生です。 小林秀雄を敬愛してやまない一読者です。 あなたのような人がいることがわかって、少しは腹の虫も収まりました。 >668 ご忠告感謝。
670 :
ななしッ子倶楽部 :03/05/28 00:55
絶筆になった「正宗白鳥について」って意外と長いんだね。
671 :
吾輩は名無しである :03/05/28 07:13
今、昨日の分のレスを読んだばかりで 愚劣な煽り合いには一切関わりないが 647=657=669 の物言いは反感を買うと思うよ。 太宰信者によくいるタイプだが、この作家を理解できるのは自分だけだと思い込んで 勝手に高みから決め付けるような言い方をする。まあ、まだ若いから仕方がないのかもしれないが。 他人の読み方を誤読と決め付けたり、小林の真の理解者は少ないとか、そういう無駄な部分が多すぎる。 たとえば「批評とは他人をダシにして」云々の箇所、自分なりの意見を開陳すればそれで充分だろう。 その言説に説得力があれば、第三者もおまえさんの熱意を認めるよ。 ただし、オレの記憶ではこの引用自体が不正確で 「批評とは他人をダシにして己を語ることだ」 「批評とは懐疑的に己の夢を語ることではないだろうか」 の二つの言葉を混同しているような気がするけれど。 いずれにせよ、ハッタリや空威張りぬきで、実質的な内容のあるレスを読みたいものだ。
∧_∧ ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。 =〔~∪ ̄ ̄〕 = ◎――◎ 山崎渉
名探偵小林秀雄
674 :
吾輩は名無しである :03/05/28 14:58
>太宰信者によくいるタイプだが、この作家を理解できるのは自分だけだと思い込んで >勝手に高みから決め付けるような言い方をする。まあ、まだ若いから仕方がないのかもしれないが。 たしかに書き方自体は高圧的に見えるけど、そういうのとは違うんじゃない? 年齢に関係なく、小林秀雄を読み解ける人は少ない。 読めないのを逆恨みして当たり散らしている一部の人間に 憤っただけでしょう。 668の言うことももっともなことですが。
>>671 禿同意。647=657=669と同じ物言いするヤシがホラそこにw
>>674 >年齢に関係なく、小林秀雄を読み解ける人は少ない。
なにエラそうに断言してんだよ、馬鹿か?
自分が読み解けないんじゃないか、全くの独りヨガリ並べるだけでw
臭いクセだよ、まったくw>674
676 :
吾輩は名無しである :03/05/28 17:04
>>674 つまり、647と674は小林秀雄を「正しく」読み解ける稀有な存在であると理解すればいいのかな?
それがたんなる自己満足や独りよがりではないという根拠はどこにあるの?
上のレスでも指摘している人がいるけど、小林の歯切れのいい啖呵に酔って、自分まで偉くなったような物言いをするやつはいつの時代にも大勢いる。
はったりかますだけなら簡単だから。
別にめずらしいことじゃないけど、たいてい、そういう奴はそれで終わっちゃうんだな。まあ、一種のはしかみたいなものだ。
むしろ、何もかもわかった振りなどせず、「装いようにも装えない」語学の勉強をしっかりするなり、若年期の小林が何年もかけて熟読した哲学書に自分で取り組んでみることのほうが
、はるかに「実行家の精神」にのっとった生き方だと思うけどね。
それをふまえた上での問題提起なら、もっと内容のあることを書けるだろうし、これほど反感を買わないだろうけどな。
腹を立てている人間が君たちに嫉妬してると思うなら、それは誤解と思い上がりだぜ。
>628 Thanks.
678 :
吾輩は名無しである :03/05/28 19:40
>660 辞書を使ってボードレールを読む小林秀雄は辞書になったり ボードレールになったりするのかい?
679 :
吾輩は名無しである :03/05/28 22:43
俺も660の物言いには首を傾げざるをえない。 それじゃ、「山羊の歌」を読むときは中原中也になり、「野火」を読むときは大岡昇平になり、「サザエさん」を読むときは長谷川町子になったりするわけか? そして、660の言うことを理解しないかぎり、小林秀雄は絶対に理解できないのか? >>小林秀雄は小林秀雄の言葉を語らない。 彼が語る言葉は作品が自ら語る言葉だ。 どうしてこんなことが断定できるの? なんだか書いてるだけで気恥ずかしくなるような表現だな。
680 :
吾輩は名無しである :03/05/28 23:12
まあまあ、 書いた本人も少しは後悔しているようだし、 これくらいにしとけば?
681 :
吾輩は名無しである :03/05/29 04:01
「今世紀の思想家としての」なんて大袈裟なもんじゃないよ。日本に独自の評論という分野を打ち立てたのは彼の功績だけど、 小林程度が今世紀の思想家なんて真剣にいってるから日本に思想がないなんて言われんだよ。まあ厨房だろうけど。
683 :
吾輩は名無しである :03/05/29 11:40
649がまともな質問してるので それにきちんと答えれば板も落ち着くと思われ。 小林とドゥルーズの共通点はじっくり聞いてみたいと思う。 それと平行して670のふった話題も興味深い。 あの絶筆ふかく読み込んだ人がいたら 意見を聞いてみたい。
684 :
吾輩は名無しである :03/05/29 14:38
小林秀雄って正宗白鳥をずいぶん尊敬していたんだよね。
雨が降りそうな日に 僕らは海へやってきた 雨が降りそうな日に 本当に海へやってきた まったくの阿呆みたいに まったくの阿呆みたいに 雨が降りそうな日に 僕らはクツを脱ぎすてた 雨が降りそうな日に 僕らは手をつないだまま まったくの阿呆みたいに まったくの阿呆みたいに どうして部屋にいなかったんだ 読みかけのままの小林秀雄全集 どうして部屋にいなかったんだ 読みたい本がたくさんあるのに たくさんあるのに
686 :
吾輩は名無しである :03/05/29 16:45
>>684 若い頃、「思想と実生活」で激しい論争をしたが、ずっと敬愛の念をもっていたらしい。
対談を読むと和気藹々と言う感じで、珍しく小林が甘えてるみたいだった。本当に好きだったんだね。
文学全集を編纂する時も「正宗さんを入れないとは何事か」と、独断で2巻も入れさせたということだ。
おれもそんなことから白鳥に興味を持って、随筆に限ってはほとんど読んでみた。小説はつまらなかったけど。
小林は白鳥の宗教観に惹かれたのだと思う。ドストや感想を途中で投げ出したのは「キリスト教が判らなかったからだ」といっている。
そして「正宗さんの信仰ならよくわかるよ」とも。
絶筆は自分の「死に支度の仕事」と説明していたから、やはり白鳥に託して自分の信仰告白をしたかったのだろうね。
687 :
吾輩は名無しである :03/05/29 20:47
偉大かどうかは知らないが、小林秀雄には昔から大きな敬意はあって、それは 変わらない。彼の、ただひとり醒めてある孤独には実質があり、そのことの 意味は大きい。「今(前)世紀の思想家」として評価を考えるのなら、「ただ ひとり醒めてあること」の意味を根本から問いなおすべきだろう。西谷啓治と 対比させるのがよいかもしれない。文学者よりも。 そしてきみたちはどの道を進むのか?
689 :
吾輩は名無しである :03/05/29 21:27
>「ただひとり醒めてあること」の意味を根本から問いなおすべきだろう。 同感。 「Xへの手紙」が手がかりになるような気がする。
正宗白鳥論完成させて欲しかったねえ。 小林秀雄最後の作品が「本居宣長」だと思っている人、結構多いと 思うのだが。 ひょっとしたら、自分の死期がわかっていたからこそ(人工透析拒 否したんだよね?)書いたんじゃないのかな?
691 :
吾輩は名無しである :03/05/29 21:45
「ただひとり醒めてあること」とはどういう意味ですか?
692 :
吾輩は名無しである :03/05/29 21:49
小林秀雄が醒めている人とは思わないが… 文士劇や野球チームに参加したり、鎌倉市長選挙で文化財保護政策を 訴えた革新系候補を支援したり、堀江さんをほめたり等等。 小林秀雄の実生活は意外に普通のおじいさんのように思えるのだが。
693 :
吾輩は名無しである :03/05/29 22:16
691の質問には 687か689がきちんと答えてほしいね。 思わせぶりなだけで 何が言いたいのかわからん。
694 :
吾輩は名無しである :03/05/29 22:19
どこかで、孔子だか誰かの「陸沈」という言葉を使っているね。 悟りを開くために出家遁世するよりも、 俗世の中に沈んでいきよ、みたいなの。違ったかな。
695 :
吾輩は名無しである :03/05/29 22:30
>>694 それは昔講演テープで聞いた。
「隠居」の現代的な意義について
話している時の言葉だと思うけど。
696 :
吾輩は名無しである :03/05/29 22:39
>>695 694ですが、そうでしたっけ。勘違いだったかな。
もう現代では「ご隠居さん」も「道徳ジジイ」も
いなくなってしまった感が強いですよね。
私は「陸に沈む」というのは小林の基本的な考え方
だったと考えているのですが。
関係ないですが、講演テープの印象はどうなんですか。
雄弁調とか、温和な感じとか。聞いたことないので、
聞いてみたいですね。
697 :
吾輩は名無しである :03/05/29 23:24
>>696 話の枕に「隠居」について話していたな。「隠居」に対応する西洋語はない。これは東洋の知恵なんだって言っていた。
つまり、世間から離れて老後を過ごすのではなく、市中にあって俗世間と充分付き合いながら、身を隠して過ごす「隠居」に東洋の叡智を見るというような話だったと思う。
その話の流れから「陸沈」という言葉が出てきた。「海に沈むのはたやすいが、陸に沈んで生きるのは難しい」という表現で、実生活との接触を保ちながら孤独な精神世界を持つことの困難を説いていたように思う。
しかし、あなたが講演を聞いたことがないなら、著作でも別の形で「陸沈」について書いていたかもしれないね。
講演テープは昭和の末に新潮カセットブックで5種類出ている。落語の志ん生そっくりの甲高い声の歯切れのよい東京弁で話している。学生相手なので、文章よりずっとわかりやすく、ユーモラスな語り口なので、ときどき聴衆の笑い声も上がっている。
話に熱がこもると早口になり、カタカタ音が入る。きっと机についた手に力がこもって震えてくるのだろうな。そういう臨場感がまたたまらない。
学生との質疑応答も、ときには禅問答みたいになるが、ハッとさせられるような言葉がいくつも聴けるよ。
機会があったら、ぜひ聞いてみるといいね。
698 :
ななしッ子倶楽部 :03/05/29 23:26
雄弁ではないなぁ。朗々たる口調でもないし。 普通のおもしろいいじいちゃんですよ。
699 :
醜いブンガク厨を差別する会 :03/05/30 00:16
小林のウォークマンが流行ったのは二十年前か?漏れは消防だったw
701 :
吾輩は名無しである :03/05/30 00:31
>>696 市立図書館のようなところに意外と置いてあるよ。
近場の図書館を調べてみてはいかが?
「兼好にとって徒然とは「紛るる方無く、唯独り在る」幸福並びに不幸を言う のである。」等々。−−「徒然草」の思想を、ただひとり醒めてあることといって は誤りだとお思いか? あなたは、故小林秀雄氏がどうやってウンコを拭いていたか、まじめに研究した らよいだろ。
703 :
吾輩は名無しである :03/05/30 00:58
>>702 ハァ? いきなり「あなた」ってよびかけられてもなww
ウンコの拭き方というのもあまりに唐突だが。
もしかして基地外のかたですか。
704 :
醜いブンガク厨を差別する会 :03/05/30 01:08
仲良くすれや、お互い哀れなマイノリティー厨だろが
>704 自分の身で他者をはかるんじゃない、世間知らずのヒッキー厨がw
706 :
吾輩は名無しである :03/05/30 01:11
>703 702の「あなた」は691.692.693のことだろ? すぐわかるよ。 703=691=692=693かな? もしかしたら。
707 :
醜いブンガク厨を差別する会 :03/05/30 01:16
「他者」って、釣ってるのか? そいで世間通なわけかい?
708 :
醜いブンガク厨を差別する会 :03/05/30 01:19
釣られてるのはやっぱりボキか・・・あ〜 文学板て世間はこわい
709 :
醜いブンガク厨を差別する会 :03/05/30 01:23
劣等感にまみれて淋しくて だれかかまってもらえないかと、文学板にきてみたが・・・ ボキは、釣られるばかりだな・・。やっぱ バカだから
710 :
醜いブンガク厨を差別する会 :03/05/30 01:26
そうそう
711 :
吾輩は名無しである :03/05/30 01:28
>706 なんか知らんが どうして全部一人の人間だと 断定できるわけ? 俺はそれぞれ別の人間だと思って 読んでいたのだが。
712 :
醜いブンガク厨を差別する会 :03/05/30 01:31
↑あーっ、途中で「書き込む」ボタンを押してしまった。 ボキはバカな上に慌てものなんで・・・ 本当はこう書こうとしたんでつわ、 そうそうに引き上げるつもりだったんだが… 構ってもらったウレシさに、つい長居をしてしまいそうだ…
もうやめとけ。sageれ。
>704 >707-710 >712 長居してほしくないが…w 雑談したいんなら、雑談スレへ逝ってやってくれ。 スレの流れの邪魔するなよな。
>711 どっちでもいいんじゃない。断定なんかしてないよ。レスするだけ無駄だから ちゃんと読んでよ。
以上、自演魔人でしたーー。
717 :
吾輩は名無しである :03/05/30 07:26
>>706 はっずれぇ〜。探偵失格だな。
正解は691=694=696
出家遁世に対抗して「陸沈」を出してみたのですが。
718 :
吾輩は名無しである :03/05/30 07:30
それから 講演テープのこと、いろいろ教えてくれて 皆さん、ありがとです。探してみますよー。
719 :
吾輩は名無しである :03/05/31 01:06
>693 きみは分かったのか?
721 :
吾輩は名無しである :03/06/01 00:43
>>628 それ以前十禅師の言っていた重要論文ですね?
小林の文章は、随想のように続き、 論理ではなく生理的に流れる文脈が、現前の事物と内的な思惟の間を 自在に行き来して、 いつの間にか読者を小林自身の思索の中へ取り込んでしまう、といった風。 世阿弥を語りつつルソーへ、徒然草を評しながらモンテーニュへと 思考は飛び、 そして結局のところ帰着する先は、小林自身の感性。 本質は、詩人で、 小林自身がよく使う言葉通り、その基盤は“詩魂”に在り、 それに自信をもっていたからこそ、随想調のある意味冗漫な文章を 書き続けられたのではないか。
723 :
吾輩は名無しである :03/06/01 15:21
>>697 「隠居」と「陸沈」でつか、なにげにいいですねえ。
高齢化社会の指針となるでしょうか、はたして?! 期待したりしてw
724 :
吾輩は名無しである :03/06/01 18:49
>722 つまらぬ感想だ。きみは何も読めていないということしか言っていない。
725 :
吾輩は名無しである :03/06/01 21:58
小林の長所と弱点を判り易く教えてくれ。
726 :
吾輩は名無しである :03/06/01 23:10
>725 弱点があるとすれば、それは言っていることが当たり前すぎて 気づきにくい場合があることか。
727 :
吾輩は名無しである :03/06/01 23:12
長所 日本の文学者にしては哲学がわかる 短所 小説がわからない
728 :
吾輩は名無しである :03/06/01 23:39
↑ 気の利いたことを言ったつもりか知れないが、寒すぎるで。
>>722 たしかに冗漫な感じする時ある。
文章にノレないと
苛々させられる。自分の責任かもだがw
730 :
吾輩は名無しである :03/06/02 00:23
>728 例えば平野謙のような読み巧者と比べてみれば一目瞭然。 小林には小説の旨みが判らない。小説を楽しめない。 そもそも文芸評論家ですらない。 寒すぎるのはお前の頭やでww
731 :
吾輩は名無しである :03/06/02 01:14
>>722 同意。
本質的に詩人。言いたい言葉だけ言う。
735 :
吾輩は名無しである :03/06/02 09:32
>730 小説=小人の説 という意味でならお前の言うのも当たっているところがある だろう。 せいぜい小人の説を楽しむがいい。 だがその前にお前がこのスレから消えたほうがいいが。 小林はそもそも小人の世界には興味がないのだ。彼が詩人に見えるのも 同じ理由からだろう。 727は「哲学」がわかっているつもりなのだろうか。寒いのかアホイのか。 寒くてアホくてもプライドだけは高いらしい。
736 :
吾輩は名無しである :03/06/02 10:10
↑ ぷっ、こいつ低脳厨だな 俺は730ではないが別の面から 735は碌に小林読めもしないくせに カッコだけはつけたい穀潰し糞馬鹿蛆虫であることは断言できる おまえ小林御大の小説に関する評論読んだことないだろ 「小説は小人の説から離れてはならない」と繰り返し書いてるぞ 大著「本居宣長」にだって………あーバカ相手に書いてもむなしいな つるつるの脳味噌じゃ寒すぎる駄洒落しか言えないようだし。 これで二十歳過ぎなら恥ずかしすぎる。負け犬人生一直線だなww
737 :
吾輩は名無しである :03/06/02 10:16
柄谷>小林
738 :
吾輩は名無しである :03/06/02 10:24
739 :
吾輩は名無しである :03/06/02 10:30
たしかに735は痛過ぎる 宣長の「聖人嫌い」の意味が全くわかっていない 己一人を高みに置き、小人・俗人を侮蔑する 「からごころ」に毒されたえせインテリを 小林秀雄先生がどれほど嫌っていたことか。 私は直接先生の口から 何度も聞いたことがある。 「翁問答」「童子問」「玉かつま」等 先生終生の愛読書を読めば 先生がどういう含みで小人という言葉を使っていたか 分かるはずだ。
740 :
吾輩は名無しである :03/06/02 10:47
>739 どうせ735は低脳の癖に虚栄心だけ肥大化した厨ですよ。 あなたがまともに相手をするような人間じゃないです。 俺もあんまりバカなこと書いてやがるので 736で反論しようと思ったけど、馬鹿馬鹿しくなってやめました。 そんな江戸時代の本読みこなせる頭もないし、その気もないでしょう。 嫌な思いするだけだから、スルーするに限りますよ。
742 :
吾輩は名無しである :03/06/02 11:12
735ってほんとばかだね 何様のつもりってかんじ。 同世代じゃないといいと思うけど だから何歳なのかだけは気になる それから同じ大学じゃないといいなー まさか同志社じゃないよね
743 :
吾輩は名無しである :03/06/02 11:16
早稲田でもないよな そうだって言ってくれよーーーーー
744 :
吾輩は名無しである :03/06/02 11:42
718が講演テープの感想書くまで このスレには興味ないね
745 :
吾輩は名無しである :03/06/02 19:55
735はこの世から消えたらしいww
746 :
吾輩は名無しである :03/06/02 19:56
747 :
吾輩は名無しである :03/06/02 20:13
>739他 先生とはなれなれしい。また、小林バカになっているのも痛いな。 「今世紀の思想家としての小林秀雄」と玉勝間はどうつながるんだい? まず、それを言ってみ。言えたら相手してやろう。そもそもお前ら、「小林大先生」 語彙を離れて何か語れるのかい? 「小説=小人の説」は「小説」の原義を言ったまでのこと。その一般用語で 話せないのかい。 小林バカなのか、小林中毒なのか、哀れだな。
748 :
吾輩は名無しである :03/06/02 20:31
749 :
吾輩は名無しである :03/06/02 20:57
>745 もうやめれ。アホにかまうと同類にされるぞ 話題にするだけで恥ずかしい それより「陸沈」の話もっと聞きたい
750 :
吾輩は名無しである :03/06/02 21:13
>749 でも735=747が「相手になってやろう」だってさww あー恥ずかしい 相手にされちゃうところだったよ なーんも知らない癖して あの735の偉そうな物言いかww こいつほんとの低脳だな。 いったいどんな教育受けてるんだ 恥ずかしがらずに大学名名乗ってみ。 どうせ地方DQNだろ
751 :
吾輩は名無しである :03/06/02 21:23
>750 やめれといってるのに。 もうぜったい相手にするな。 あの文章読んで学生と思うのが間違い 高卒ヒッキーに決まってるがな かまってもらいたいだけなんだから完全放置に限る そうすりゃ、勝手に本性さらして、ゲロ吐きまくって、ぶざまに消えていくさ。 しばらくのあいだは板汚しを辛抱して、あの蛆虫が消えたらまともな話題に戻ろうや。 相手してたらきりがないぞ!
752 :
吾輩は名無しである :03/06/02 22:45
379氏はそうとう年配の方とお見受けする。 それに対する糞馬鹿735=747の口のききようと言ったら…… 低脳な上にどこまで品性下劣な蛆虫か。 恥を知れ といっても、蛆虫には通じないだろうが… こいつの素性をマジで知りたい。 なにを一人で偉ぷっているのか。 今後も無内容な糞レスでゲロを吐き続けるのなら、せめて自己紹介しろ やはり口にするのも恥ずかしいDQN大学生かヒッキーなのか。 まじでこの世界から消えてほしい。
753 :
吾輩は名無しである :03/06/02 22:47
379氏→739氏に訂正
754 :
吾輩は名無しである :03/06/02 23:17
735=747はようやくこれ以上何を書いても馬鹿を晒すだけだと気づいて消えたらしい。 恥ずかしいだけだから二度と来るなよ! 恥ずかしいだけだから二度と来るなよ! 恥ずかしいだけだから二度と来るなよ! 恥ずかしいだけだから二度と来るなよ! 相手になんかなってやらねーよwwwwww
755 :
吾輩は名無しである :03/06/02 23:26
「君は君自身でいたまえ。一流の思想家のギリギリの思想は それ以上の忠告を決してしやしない。諸君に何の不足がある というのだ」(←文正確ではないかも) これはどういうことだと解釈されますか?
756 :
吾輩は名無しである :03/06/02 23:56
おっ、久々にまっとうな問題提起だね。 それは小林の読書論だろ。 一流の作家はけっしてドグマを押し付けようとせず 読み手の自発的な成長を促してくれるということだと思う。 例えば「教養」という言葉を原義の「栽培する」にもどして解説している文章もあるが、 果樹が成長してその種なりの良い実を結ぶことが良い栽培であるように、 人間の成長も、生来の個性なり素質なりを育てて実のあることを成就するのが真の教育だと考えているわけだ。 一流の思想家や作家は、君たちが生来の素質を生かして「自分らしく」成長するための手助けをしてくれるという意味だと思うよ。
>>756 末行一部訂正 ×「君たちが」→○「ぼくたちが」
758 :
吾輩は名無しである :03/06/03 00:13
↑ まあ、そう変えてもいいけど、いきなり何の断りもなく、人の文訂正するか? せめて、自分なりの意見も書けよ。
759 :
吾輩は名無しである :03/06/03 00:17
ついでに言えば、おれも40すぎだし、若者向けの読書の勧めについての 解釈で「ぼくたち」というのも、ちと恥ずかしい気がしたのだが。
2ちゃんねるのことわざ @「若さを誇るな」 A「経験をいばるな」 B「知識は惜しみなく公開せよ」
761 :
吾輩は名無しである :03/06/03 00:34
>760 なんかずれてるな。 べつにいばってもいないし、知識の出し惜しみもしてないよ。 もっと、自分の言葉で話してみたら?
2ちゃんねるのことわざC「反感を買う物言いは避けよ」 D「事の虚実は判断する側が決める」 E「遊びの場であることを忘れるな」
40歳=不惑。 そう惑いすぎては尻尾がでる
遊びは、終わり。スレは大事にしてくれや。荒らすな・
765 :
吾輩は名無しである :03/06/03 00:43
>>761 こいつ自演魔人でつ。
基地害だから、もう絶対にかまっちゃだめですよ!!!
766 :
吾輩は名無しである :03/06/03 09:12
>>756 そうですよね。カルチャー(文化)とテクニック(技術)
の違いをどなたかが林檎の木の比喩で説明しているのを
小林は紹介してますよね。
人生の「夢の種」の植え方や栽培方法について思想家は
自分の経験から助言できるけれど、その種がどういう
「夢の花」を咲かせ、どういう「夢の実」をならせるか、
それは個人個人の努力によるしかないということですね。
「デカルトが二十年もかけてようやく辿り着いた場所へ
二度三度読んだだけで読者が辿り着けるということはな
いのだ。辿り着きたければその生の方法を模倣して実際
にやってみるよりほかに方法はないのだ」(←文不正確)
それで思想家としての小林の種のまき方・栽培方法とはど
ういうものであったか?
767 :
吾輩は名無しである :03/06/03 10:59
755は「文科の学生諸君へ」という文章からだっけ? 力のこもった誠実な忠告だったと記憶するが、 ボードレールの「若き文学者への忠告」が下地になっていたね。
>>727 >短所 小説がわからない
必ずしもそう断言はできないと思われる。
小林が三島由紀夫の『金閣寺』を評して、「小説ではなく詩である」といい
「小説であるならば放火後の主人公を描かねばならない」として
三島固有の異様な才を絶賛したのは有名な話。
小林自身は詩人の質だが、小説が何かを知悉しているからこそ出た批評で、
三島評としても的を射ている。
ただ、
小林の関心のベクトルは常に「美」に向かっていて、
鋭敏な犬のように鼻を利かせては
ジャンルにかかわりなく「美」のあるところを
あやまたず探り当てた。その嗅覚の確かさは、目を瞠るものがある。
でなければ、
弟子3000人と評されたほど一世を風靡することはできなかった。
769 :
吾輩は名無しである :03/06/04 00:41
>755 それはむしろピンダロスから借りて加工したものでありましょう。 もちろんニーチェ経由だと思われますが。
770 :
吾輩は名無しである :03/06/04 01:18
↑ なんか思わせぶりだな 詳細きぼんぬ
771 :
吾輩は名無しである :03/06/04 09:26
>>768 小林と三島との対談ですね。
「金閣寺」は小説ではなく詩だと言われ、三島は落胆した様子でした。
これほどのほめ言葉はないという見方もできるが。
小説を書いたつもりが詩だと言われ、評価されなかったと思いがっかりしたのか。
>ジャンルにかかわりなく「美」のあるところをあやまたず探り当てた。その嗅覚の確かさは、目を瞠るものがある。
同意です。これこそ小林の驚くべき才。ただ、音楽や美術を対象にした作品はやはり畑違いだったのでは。
>ジャンルにかかわりなく「美」のあるところをあやまたず探り当てた 格好つけすぎだと思う。
773 :
吾輩は名無しである :03/06/04 10:06
急募、無知につける薬をおもちのかた。
774 :
吾輩は名無しである :03/06/04 11:57
はたして「美」は嗅ぎつけるものか 小林は土中のトリュフを探り当てる雌豚かww
775 :
吾輩は名無しである :03/06/04 16:02
>770 ご自分でお調べ下さい。
776 :
吾輩は名無しである :03/06/04 16:44
>>772 格好つけてたのは、小林秀雄自身、それがまた、よく似合ってw
憧れて群れ集まった若い連中がゾロゾロ・・・
ほとんど「美の使徒」「美の教祖」?w
777 :
吾輩は名無しである :03/06/05 05:30
話がだいぶ本筋からずれているのだが・・・ >「ドゥルーズも小林も…ニーチェとベルグソン の弟子だった」という時の「ニーチェ」というのは どこへ行っちゃった(どこから来た)んですか たしかに小林が志賀直哉の弟子だった、という意味でニーチェの 弟子だったという使い方はできないよねえ。 だけど小林は一生涯にわたって何度か思想変遷を経ているけれども、 その度に断片的にしろニーチェが登場するから影響は否定できない と思う。あと「ニーチェ雑感」の中で、ショオペンハウエルの「自分の 著作は思想体系ではなく、まるで有機体のようなたった一つの思想で ある」という言葉を紹介してるけど、小林がこういう考え方に共感を 抱いてたっていうのは、彼の著作を読めば容易に想像できる。従って ニーチェがショオペンさんの弟子でその思想を受け継いでいる人で あった以上、ショオペンさんの考え方に影響を受けている小林は広い 意味でニーチェの弟子であったといってもいいと思う。ただ、小林が そういう思想を著作の中で表現し得たか、っていうのはまた別問題。 後ドゥルーズと小林のパラレリズムに関しては1さんの登場を待つのみ(笑)。 ドゥルーズは難しすぎて僕の今の頭では理解できません(苦笑)。
778 :
吾輩は名無しである :03/06/05 05:38
あと >大岡が小林にドゥルーズの「ベルクソニズム」をあげたら小林が喜んだ らしいこと、河上との最後の対談でこの本をほめ、ただし対談を雑誌だか 本だかにするときその箇所をけずっちゃったことはは結構有名。 これが事実だとしたら何故なんだろうね。小林が座談会の記録に目を通した ときどういう箇所を削る癖があったか知らないが・・
まず、その話のネタ元を教えてください。 河上氏の記述からですか?
780 :
吾輩は名無しである :03/06/05 10:40
779の質問に対する答えは俺も聞きたいな ただし、昭和54年の最後の対談は河上の耄碌がひどくてさんざんだったらしい。 そのため、あとで小林が大幅に手を入れてなんとか形を整えたが、小林のショックは大きく、 「あいつはもうだめになってしまった。きっと近いうちに死ぬよ」といって涙をこぼしたという。 このときの修整はそういう事情によるものと思われるが。
781 :
吾輩は名無しである :03/06/05 11:40
ニューアカのブーム以降ドゥルーズ、ドュルーズっていうやつ多いけど、 ただカッコつけてるだけじゃないの。 日本語で戯れたって大して意味ないし、原書で読んでほんとに感心したやつなんて ほとんどいないと思う。 もしいるなら、どこがすごいのか、ちゃんと説明してよ。 ただし、西洋哲学の歴史における意味なんていうのではなく、 今日の日本の状況において、それがどんな有効性を持っているかということについて。 カッコつけたがるやつって、そういう問題逃げちゃうんだよな。
ドゥルーズは身体の問題とかノマドロジーとか、リゾームの問題意識とか
よっぽど現代的だと思うんだが。
哲学の形而上学的伝統との対決できゅうきゅうとして話がその先まで
進んで行かないデリダより(今は違うか)よっぽど現代社会(日本を含めて)
に密接に関連していると思うんだがなぁ… ただし原書で読むのはちょっとご用心。
てか、話をそらさずに
>>779 の疑問に答えて欲しいのだが…
>>781 悔しいなら、一冊でもいいから自分でちゃんと読んでから来いやw
幼稚園児が高校の教科書を横から見て「なにがなんだかわかんな〜〜〜い」と
泣き喚いているみたいなレス、つけるな。恥っかきがw
>>783 別に恥ずかしいとも悔しいとも思わないな。
東大教養学部でフランス地域研究をやり、現在仏語教師の俺にそこまで言うのなら、
まず君のほうがその一冊の本とやらについて説明してみなよ。
いうまでもなく、ドゥルーズはエコール・ノルマルで哲学を修め、文献学的なディシプリンを受けている。
つまり先行する哲学テキストに通暁した上で、脱構築を図ったわけだ。もっとも俺くらいの歳に書いた論文を読むと
保守的といえるくらい手堅くアカデミズムの手続きをふまえているけどな。
リセの最終学年で使っていたフルキエの哲学概論を読みこなすのだって、日本人にはなかなか大変だぜ。
まあ、俺を幼稚園児呼ばわりするのはかまわないが、はったりでないなら、「アンチ・オイディプス」なり「ミル・プラトー」
なりについて、それなりの見識を聞かせてくれたまえ。
俺も2ちゃんでは挑発を兼ねて、かなり稚拙な文体で遊んでいるが、君のレスだけ読むと低脳なくせに虚栄心だけ強い
今どきの学生にしか見えないぜ。
さあ、冗談はこれくらいにしてお手並み拝見と行こうじゃないかw
>>783 いちおう原書も研究室に揃えてあるから、どの著作についてでもいいよ。
それから、俺に対するレスではフランス語のまま引用してもかまわない。
このスレを見ている諸君のために俺が和訳してやるよ。
>>784 別スレッド『フランス文学総合スレッド』に、ぜひ御参加ください!
787 :
横レス・スマソ :03/06/05 23:42
>>785 今いらっしゃるようですから、できればよろしくおながいします。
↑
>>786 のスレで話題になっていた短い文です。
>フランス語の翻訳をなさるようですので、どなたか翻訳して
>くださいませんか?
Le pâle cavalier a révélé;
Entrer dans la sect*** port, (***文字不明)
Visiter le rond haut,
Réciter le mot chiffré "trois-quinze".
La Terre promise se trouve lá,
Aprés la dernière nuit.
>786 いつもチェックしてるし、ときどき書き込んでるよ。 ウルトビーズ氏のコクトーのテキスト分析は面白いね。 俺も修論ではイリュミナシオンで同じようなことやったが。 いまどき19世紀文学に興味を持つ感心な学生がけっこういるので バルザックスレなんかでも適当にイニシエーションしている。 おっと、スレちがいだな。 ここの諸君はアランの「81章」とベルグソンの「物質と記憶」を読むといい。 できたら原書で。小林理解の鍵となる最重要テキストだよ。
789 :
横レス・スマソ :03/06/05 23:56
>>788 すみませんが、
あちらで解決できなかったので、おながいします。
短い文ですから、東大卒で現在フランス語の先生には簡単でしょう?
5.6分もかからないのでは? スレ違いなら、あっちのスレでもいいです
から。未解決なのでいじわる言わないでおながいします!
いまみたよ。 「蒼ざめた騎士」とか「約束の地」という言葉から考えて ヨハネの黙示録を踏まえた詩である事は確かだね。 le mot chiffleはここでは「呪文」という意味じゃないかしら。 ここじゃスレちがいだから何かわかったら向こうに書き込んでおくね。
791 :
横レス・スマソ :03/06/06 00:15
>>784-785 =781さん
『フランズ文学総合スレ』あげました。おながいします、マジです。
792 :
横レス・スマソ :03/06/06 00:18
なんでそんなに必死やねんw 薔薇十字系の追っ手でもかかっとるんか。
795 :
横レス・スマソ :03/06/06 00:43
>>794 あ、781さんですか? 未解決のままなんです。
現役のフランス語の先生にリアルタイムで会える機会なんかないですから
どうかおながいします、全体の訳を知りたいです。
796 :
吾輩は名無しである :03/06/06 01:15
悔しいなら、一冊でもいいから自分でちゃんと読んでから来いやw 幼稚園児が高校の教科書を横から見て「なにがなんだかわかんな〜〜〜い」と 泣き喚いているみたいなレス、つけるな。恥っかきがw ↑ ぷっ、こんなこと書いた783の糞馬鹿蛆虫がなんて答えるか楽しみだぜ。 大学のセンセーに一本釣りされちゃうとはなWWW いまごろガタガタ震えて泣いてるんじゃねーのWWW 逃げんじゃねーぞ!!!!!! このまま尻尾巻いたら、一生負け犬の恥っかきケテーイWWWWWWWW
797 :
吾輩は名無しである :03/06/06 01:30
>>796 無関係の人がなぜそんなに感情的になっているの?
それとも東大出のフランス語教師さんが書いているのかな?
それにしては・・・・(後略)
798 :
784-785「東大教養学部卒・現在仏語教師の俺」さんのフランス語訳w :03/06/06 01:41
>フランス語の翻訳をなさるようですので、どなたか翻訳して
>くださいませんか?
Le pâle cavalier a révélé;
Entrer dans la sect*** port, (***文字不明)
Visiter le rond haut,
Réciter le mot chiffré "trois-quinze".
La Terre promise se trouve lá,
Aprés la dernière nuit.
>>784-785 「東大教養学部出身、現在仏語教師の俺」さんの訳↓
>文法的に納得できない箇所が多くてよく判らない。
>例えばportだと男性名詞だし、形容詞が前に来るのも不自然。
>スペルミスとか一つの長い単語の可能性はないのかな。
>ただし、この詩全体の構造としてはこういえるかもしれない。
>まず、1行目「蒼ざめた騎士はこう告げた」(神の啓示)
>以下2〜4行目まではやるべきことの指示。(〜するがよい)
>4行目は何らかの「呪文を唱えよ」ということじゃないかな。
>ちょうど「ひらけゴマ」みたいに。
>5〜6行目は、3つのことを行えば結果として〜になるということで
>「最後の夜が明け、そこは約束の地」
>まあ、具体的に何をふまえているかは聖書に詳しい人に聞いてみてよ。
799 :
吾輩は名無しである :03/06/06 01:49
>797 だいぶ板が汚れちゃったね。 ちょっと責任を感じる。 ここは小林秀雄スレなのだから 779あたりの質問に戻るか、別の話題に移った方がよさそうだな。 俺もしばらく来ないよ。
800 :
吾輩は名無しである :03/06/06 09:07
あっこんなとこにコピペしてごまかしてやがる。783の糞馬鹿蛆虫はやっぱりロムってたわけかWWW プププププッ、783はどこまでも低脳で陰湿な野郎だぜWWWWWWWWWW おれもフランス語読めるからあっちの板の詩?みたいの読んだけど、もともと紙の切れ端に書きなぐってあったメモだろ? 仏文として間違いだらけだし、はたして文学的な価値があるかどうかも和漢ねーぜ。 784のセンセーはこんな駄文にずいぶん律儀にコメントつけたものだぜ こんなのコピペして批判になると思うだけで、783の蛆虫は仏語嫁ねーのケテーイだなWWWWW おっと、こんなこと書いて784氏の自演だと思われちゃつまらない。おれはまだ学生だけど783の糞レス読んだとたん、 殺意すら感じた。もういちどこの板引きずり出して低脳振りをあばいてやりたいぜ? うずうずするぜ?WWW 馬鹿の癖してデカイ口叩くんじゃねーよ 馬鹿の癖してデカイ口叩くんじゃねーよ 馬鹿の癖してデカイ口叩くんじゃねーよ 馬鹿の癖してデカイ口叩くんじゃねーよ おーい、783の穀潰し糞馬鹿蛆虫。もういちど恥さらしに恋や、ぷぷぷぷぷぷぷぷ
803 :
吾輩は名無しである :03/06/06 09:14
>783 馬鹿の癖してデカイ口叩くんじゃねーよ 馬鹿の癖してデカイ口叩くんじゃねーよ 馬鹿の癖してデカイ口叩くんじゃねーよ 馬鹿の癖してデカイ口叩くんじゃねーよ 馬鹿の癖してデカイ口叩くんじゃねーよ 馬鹿の癖してデカイ口叩くんじゃねーよ 馬鹿の癖してデカイ口叩くんじゃねーよ 馬鹿の癖してデカイ口叩くんじゃねーよ もう一度、恥さらしに出て恋や?WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
804 :
吾輩は名無しである :03/06/06 09:15
>783 馬鹿の癖してデカイ口叩くんじゃねーよ 馬鹿の癖してデカイ口叩くんじゃねーよ 馬鹿の癖してデカイ口叩くんじゃねーよ 馬鹿の癖してデカイ口叩くんじゃねーよ 馬鹿の癖してデカイ口叩くんじゃねーよ 馬鹿の癖してデカイ口叩くんじゃねーよ 馬鹿の癖してデカイ口叩くんじゃねーよ 馬鹿の癖してデカイ口叩くんじゃねーよ もう一度、恥さらしに出て恋や?WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
805 :
吾輩は名無しである :03/06/06 09:23
>>788 ベルクソンはともかくアランの「81章」が小林理解の最重要テクストというのが
気になるのだが。
小林は下手な翻訳をしているが、そんなに影響を受けているのかな?
806 :
吾輩は名無しである :03/06/06 09:37
おーい、783の糞馬鹿蛆虫よ。 胴るう酢について、駄法螺吹いてみろや? 一冊でも読んだんだろ? ぷっ この恥ッかきがww この恥ッかきがww この恥ッかきがww この恥ッかきがww この恥ッかきがww この恥ッかきがww この恥ッかきがww この恥ッかきがww ぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷっ 馬鹿の癖に威張ってんじゃねーよ 馬鹿の癖に威張ってんじゃねーよ 馬鹿の癖に威張ってんじゃねーよ 馬鹿の癖に威張ってんじゃねーよ ぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷ
807 :
吾輩は名無しである :03/06/06 10:02
>805 おっ、まともな同学の士だな。 ちょうどいい機会だから、かわりにおれが答えてやろう。 20世紀のカルテルジアンたるアランは、心身合一の意思の人としてデカルトを再評価し、特に「情念論」の精緻な読解から 後の身体論につながる実践哲学を導き出した。 小林が「常識について」その他の論考で、「合理主義者デカルト」という現代の「悪い洒落」に躓かなかったのも、アランに負うところが大きい。 後にアランの同じ作品の増補版を訳した中村雄二郎はこう書いている。 …さすがアランであり、小林秀雄である。日本における哲学や思想のもっとも良質な遺産であるといって過言でないだろう。 現在のムード的な<哲学もの>のベストセラーの類と読み比べてもらえば、この本のパワーがどれほどのものか、容易にわかるだろう。また、こういう本の上にしか、日本に<哲学>は根付きえないこともわかるはずである。 783の糞馬鹿蛆虫には判るべくもないことだがWWWWWWWWWWWWW
808 :
吾輩は名無しである :03/06/06 10:07
↑ カルテルジアンはカルテジアンね。要するにデカルトの流れを汲む「デカルト派哲学者」の謂。
>>807 感謝。
小林のデカルト理解はアランによるところが大きいというわけですね。
ちょうど新版小林全集で「81章」が出ました。
解説(古いものだけど)で谷川徹三がアランを絶賛級に評価している。
カルテルジアンとか誤記しておいて、よくまあそんなデカイ口が利けるよなあ。
811 :
吾輩は名無しである :03/06/06 10:51
807=808 すぐ打ち間違いに気づいたので自分で訂正しておいたんだよ。 つまんねー揚げ足取りだぜww
必死だなぁ(^へ^;
わざわざ東大出とか教員などと自慢げに書くのは下品ですね。 恥ずかしくないですか? だから万年非常勤なんですよ。 こんなところで自意識を満足させてる暇があったら 少しは研究なさい。
ハア? おれ早稲田の学生だけど何勘違いしてんの?? 妄想ヲタきもっ 妄想ヲタきもっ 妄想ヲタきもっ 妄想ヲタきもっ もう学校行くから、また夜相手してやるよWWWWWW
ふーん、おまえの頭の中では、カルテル(カルテル? トラストとかコンツェルンとか と同じ独占企業体とかのことか?)と“カルテジアン”が一緒くたにされているんだろうなあ… それにわざわざ“カルテジアン”に註まで付けてくれて。きみにとっては 「カルテジアン」は註の必要な範囲の言葉だったわけね。 それから“「デカルト派哲学者」の謂”の“謂”て… まったく素晴らしい日本語でございました。満腹でございます。w
早稲田とわざわざ書くところに同じ臭いがぷんぷん
ありゃありゃ。中傷合戦は何の益もないよ。 小林の「常識について」はたしかに重要作だね。漏れもまた真面目に読んでみる。
818 :
吾輩は名無しである :03/06/06 11:13
>もう学校行くから 大学生が学校行くなんて言うんだ? すげーな・・・
先生は煽りしかできないならもう来ないでください。 先生の話題は以下放置で。
820 :
外野の解説 :03/06/06 11:49
スレの流れを見ると >805氏の質問に対し、>807氏が答え、>809=805氏は了解し感謝している。 その合間に一人の粘着ヒッキーがみじめな駄レスを繰り返し挟み込んでいる。 この板に対する貢献は皆無。少しでも内容に触れれば馬鹿丸出し。 カルテジアンの註は私のように仏語を解さぬ国文出の者への配慮として有り難い。 また、「謂」は(…のいい)の形で学術書の註に頻出する「意味」の同義語で、この用法で一向に差し支えない。 こんなことさえ解さぬこの低脳ヒッキーはひょっとすると厨房かもしれない。とにかく痛ましいほどの頭の悪さと性格の捻れ方だ。 今後、確実に負け犬人生を一直線にひた走るのだと思うと、哀れを催さぬでもない。 つるつるの脳味噌を必死に使って、なんとかあら探しをして、自己の存在を主張し、コンプレックスをごまかしたいのであろう。 だが だめなやつはなにをやってもだめ。もう勝負は終わっているのだ。 自分の脳内妄想の中だけで生きることしかできない哀れなやつなのだ。 書けば書くほどみじめになるだけだよ。 もう、いい加減、内容のあるレスにもどろうよ。 河上徹太郎との最後の対談、誰か追加情報あるやついないのか?
821 :
吾輩は名無しである :03/06/06 12:13
今思ったんだけど、この粘着ヒッキーが糞馬鹿呼ばわりされた783なんじゃねーの? きっとそうにちがいないぜww
822 :
吾輩は名無しである :03/06/06 12:21
>>818 おれも普通に「学校へ行く」っていうけどおかしいのか?
こんな調子で1000まで逝ってしまうのか、 なんか哀しくなるよ・・
>>823 激同意。ひどい荒れようだな、
折角の小林スレが泣く・・・
荒らしたのは
>>789 か?
>>789 >文法的に納得できない箇所が多くてよく判らない。
こいつ、どこの現役仏語教師なんだ? 文法問題ないやん。
ひょっとして仏教用語の教師か?w
一体全体どこの国の燈台を出たんだか小一時間……w
>>784-785
825 :
吾輩は名無しである :03/06/06 15:01
↑ 783バレバレ
826 :
吾輩は名無しである :03/06/06 15:06
>824 泣いてばかりいないで、なんか問題提起してみたら? まあ、お前にゃ無理か 荒らし専門のドキュソだしな マジレスしたとたん低脳ばれるしww
827 :
吾輩は名無しである :03/06/06 15:07
どぅるーずどうなったの
>>825 をいをい、人違いすな、灯台はアホやないんや、迷惑千万w
829 :
ウルトビーズ :03/06/06 15:49
>>824 おいおい、あの詩は文法的には、本当に変だよ。leとlaの間違いはともかく、
"Visiter le rond haut"などという表現は普通は全くしないから、明らかに文法問題だ。
それを「文法問題ないやん。」などと言って荒らしている君(824)の方がよほどおかしい。
真面目に書いている人もいるのに、いいかげんにして欲しいものだ。
830 :
吾輩は名無しである :03/06/06 15:58
>824 おっまたまた灯台さんでつか わざわざ名乗っていただいて恐縮でつ あわれなDQN私大生のために ドゥルーズとかいうやつと小林の共通性について 教えてもらえませんか。 ついでに、今日の日本社会を生きるうえで それ読むとどういう功徳があるかとか。 下種な質問ですいませんけど 今どきの学生なもんで 何かタメになることなくちゃ 高い本買いません そこんとこ分かりやすく説明してください
830が礼儀正しく質問しているのだから きちんと答えてやれや おれは834は783のヘタレだと確信してるけどなww 783は昨日低脳見抜かれて以来、このスレ張り付いて、 屈辱ごまかすために駄レス書き続けてる陰湿なヒッキー。 いつまでも無内容な糞レスで荒らすのはやめて、 ドゥルーズについてきちんと発言してみろや。 一冊ぐらい読んだんだろ? ほらっ、PCのまえでくだらない言い訳考えてんじゃねーよww
832 :
吾輩は名無しである :03/06/06 16:35
今気づいたが783はDQN発言で袋叩きにあって消滅した735と同一人物にちがいない。 ホントこりないやつだな。一人でこのスレ荒らしまくってるよ。 こんな糞馬鹿ふたりもいるはずないからね。
833 :
吾輩は名無しである :03/06/06 16:37
どっちもどっち。 どう見ても約二名が入れかわり立ちかわりしてるようにしか見えんよ。
834 :
吾輩は名無しである :03/06/06 16:47
おれは832だが今日初めてカキコした。 ウルトビーズ氏もフランス文学板では有名なコテハンだよ。 勝手な妄想で決め付けないでもらいたいな。
835 :
吾輩は名無しである :03/06/06 16:56
ウルトビーズはもちろん除外してるさ。 まあ、ここで等号で結んでみても確かに無意味だな。 有り体に言えば、わざわざ自分から東大出を吹聴するようなうさん臭い 人間とそれを支持する者の固まり、 その揚げ足をとろうと虎視眈々な人間とそれを支持する者の固まり、 この2つの固まり(人に非ず)が互いに口穢なくののしり合ってる様は、どっちも どっちということ。その先はまさに妄想だな(w
836 :
吾輩は名無しである :03/06/06 17:26
きみも高みに立ったような物言いをするが、レスの内容を仔細に検討すれば アランとデカルトの関係をめぐる興味深いレスもあり、おれには勉強になった。 最初の先生だって、レスの内容はまっとうだったし、「吹聴」と言う感じでもなかったよ。 愚劣で大ざっぱな対立の図式をでっち上げ、新たな火種を蒔くよりは、意味ある問題提起をした方が賢明ではないのか。 おれは以前、河上との最後の対談は河上の耄碌がひどくて小林が大いに手を入れたとレスした者だが、 あの時の対談ではむしろヴァレリーの歴史観について意見の一致を見ていたようだった。 そのあたりのこと(ヴァレリーの歴史観)に詳しい人がいればご高説を拝聴したいものだ。 また、小林がドゥルーズを評価していたという説のネタ元はどこかという質問に対する返事も未見だが誰か答えてほしい。
837 :
吾輩は名無しである :03/06/06 17:38
当事者である前段のみ返答。
>>832 >今気づいたが783はDQN発言で袋叩きにあって消滅した735と同一人物にちがいない。
>ホントこりないやつだな。一人でこのスレ荒らしまくってるよ。
>こんな糞馬鹿ふたりもいるはずないからね。
>>836 >意味ある問題提起をした方が賢明ではないのか。
>>832 =836
わかってるのなら、>832 のような愚劣な煽りに加わるのではなく、
>>836 を実行なさい。
高みに立つもなにも、言行不一致を前にして見下げたくなる気持にもなろうが。
>愚劣で大ざっぱな対立の図式をでっち上げ、
>>832 の口穢さからは「どっちもどっち」の品性のなさは、当然の結論。
心を入れかえて、
>>836 の調子でやってくれたまえ(w
838 :
吾輩は名無しである :03/06/06 17:54
ハァ? 836の文章の力点は後段にあるのだが、それについては返答なしか。 君にも荒らし・煽り・揚げ足取りが大好きな連中と同様の匂いを感じるのだが、自分では気づかないわけかw 小林の「81章」の訳文、あまりに個性が強すぎて読みにくいと思う人がいたら、アラン全集第一巻の 中村雄二郎訳を参照するといい。タイトルは違うが内容はほぼ重複しているので、端正な現代日本語で読める。 また、手元にデカルトの「情念論」を置いて読むと、必ず理解の助けになる。中公文庫版で充分のはず。
839 :
吾輩は名無しである :03/06/06 17:54
それだけでもナンなので。歴史研究者の立場からは、教養主義歴史学 や歴史哲学、または特定の史観に拠った研究はうさん臭がられる傾向 にあるようですな。これは、文学とは離れる方向に行きますが。 フランス文化に通暁されてるようであったらアナール派以降の社会史、 歴史人類学といった位相での分析や研究が現在の歴史学の流れに大き く影響していることも御存知でしょう。歴史に触れるのでしたら、そ ういった歴史学の前線から小林を批判的に読み返しても面白いのでは ないでしょうか。どういうふうに実を結ぶのか、はたまた破綻するの か皆目、検討もつきませんが(w
840 :
吾輩は名無しである :03/06/06 17:55
それでは、ごきげんよう(w
841 :
吾輩は名無しである :03/06/06 18:04
追伸 正確には「アラン著作集」(白水社)、全10巻の増補版が出ているはず。 アランを原書で読みたい人にはガリマールのプレイヤッド叢書4巻にほぼ全著作がまとめられている。 ただし、プロポは発表年代順に編集されているので、極めて読みにくい。 テーマ別に再編集された単行本も併用するといいだろう。
ヴァレリーはヘーゲル流の歴史哲学を嫌い「反歴史主義」を標榜していた。 そのヴァレリーや、ルカーチや、ベルジャーエフに傾倒していた小林を 旧態依然たる歴史哲学と結びつけて理解するような見取りでは、 何の実も結びようがないww これは小林の「時間論」とも通底する大切なポイントだから、デマに惑わされぬよう。 詩的言語を通して一挙に神話的無垢に到達しようとする彼の試みは、 むしろハイデッガーの実存的時間論と親近性を感じさせる。 ハイデッガーのヘルダーリン研究を参照せよ。
>839 皆目見当がつかないのは何も知らないからだろうな あやふやな知識書く段になると、とたんに落語家みたいな口調になるのがおもろい。 おまいさんは木久蔵かっつーのwwwww このヴォケがwwwwwwww お前も粘着して人の揚げ足取るときが一番生き生きしてるな。 つまり、おいらと一緒ってわけ 無理に難しいこと言おうとして知恵熱出すなよ。 下種のヘタレ臭ぷんぷん匂ってくるぜ
844 :
吾輩は名無しである :03/06/06 19:31
もうやめれ まともなレスだけ拾い読みして 内容のある返事を書いてやってくれー 俺みたいに読むの楽しみにしているのもいるんだから。 たのむから、これ以上あらすなや
>>829 尻尾出すなよ、恥かしいw
「フランス文学総合スレッド」より。
>300 名前:吾輩は名無しである :03/06/06 12:41
>古狸と古狐が小林秀雄スレと当スレを往復してるようだ。
>>795-843 (最新50)
どれどれが自演か、バレバレ。
書き込み時刻に注目汁。この閑古板で一日中…、病的…。
ネット中毒はヤク中より怖いw
ぷっ、わざわざ低脳厨の糞レスこさえて、それを煽るような暇人がどこにいる? 仕事柄ずっとパソコン叩いてるんで、ときどき画面切り替えて、 ムカつくヴォケを殴りつけてるだけ。 自演とか勝手に脳内妄想で自己満足してる糞馬鹿がいるけど、キモいヒッキーなんかと一緒にされたかねーや。 あ、この外野とかいうのももちろん同類ね。自演って当然こいつのことにきまってるよ 「元から騒ぐ」って言葉もあるし、下心バレバレ。一日中ごくろうさんでしたwww ついでにいえばマジレスしてるひとたちはまったく別人種だよ。 ウルトビーズ含めてけっこう楽しませてもらってる。 外野とかいう下種ヒッキー、何で一日中このスレいるんだろーねwww 基地の思考回路はわかんねーな
848 :
吾輩は名無しである :03/06/06 20:54
825=味噌汁ことミステリ板住人 ぽいね。
849 :
吾輩は名無しである :03/06/06 21:03
それで、825=838の捨てキャラ ぽいね。
850 :
吾輩は名無しである :03/06/06 21:18
>798 5-6行は 「最後の夜の後には、 そこに約束の土地が見つかる」 ぐらいの訳の方がよいように思います。多分世の終わりなのでしょうから この夜は明けるわけではないのでしょう。 それにしてもアクサンも不正確だし、ちゃんとしたテキストを 提示してくれないと・・・
851 :
吾輩は名無しである :03/06/06 21:26
>>829 尻尾出すなよ、恥かしいw
↑
意味がわからない。説明きぼんぬ
852 :
吾輩は名無しである :03/06/06 21:45
前田ひできの「小林秀雄」を見よ。ドゥルーズとのかかわりについて一部は わかる。
853 :
吾輩は名無しである :03/06/06 21:50
>842 >むしろハイデッガーの実存的時間論と親近性を感じさせる。 >ハイデッガーのヘルダーリン研究を参照せよ。 こんな曖昧な指示をして何になるの? 例えば「イースター」の何ページ、 のこの説と言わないと、ただの俗物に見えますよ。 「・・・せよ」のような無責任な発言はやめてくれ。
いや、838はいい人だ。少なくとも俺には。 こういうカキコを待っていた。 いろいろためになる事を書いてるし、 文章にも勢いがある。 語ることがないんなら つまらん揚げ足とりすな。 >小林の「時間論」 こんな言葉初めて聞いた。 これについてもっと書いてほしい。
イースター? イスターじゃねーの?
小林の時間論というものが仮にあるんなら、 ハイデガーなんかとはチョット違うと思う。 小林の時間論てのは、要するに消滅の技法であり、忘却の技法だろう。 批評の対象に極端に近接したと思ったら、その後は徹底してネグレクトしちゃうんだな。 二度と書かないんだな、それはもう見事なもんだ。晩年はちょっと違うけどね。 晩年の小林は、俺は最近やっと学問を始めたといった。批評じゃない、学問だ。 それは、対象に繰り返し接近するということだ。モーツァルト論に比して ベルクソン論や宣長論の冗長さは、小林の批評方法の成熟というより、変化でもあるように思う。 あんまり自信をもっていえるものではないけどね。
857 :
吾輩は名無しである :03/06/07 00:38
小林は哲学板でやらないと厨レスが多くて困るよ 文学とごっちゃにした価値論が多杉。
858 :
吾輩は名無しである :03/06/07 10:59
854は頭が弱いらしい。鰯の頭。
859 :
吾輩は名無しである :03/06/07 11:00
857に一応同感。
860 :
吾輩は名無しである :03/06/07 21:32
>>857 おまえ何様?
自分の意見はないの?
馬鹿がばれない安全地帯で気取ってるだけ?
何の役にも立たない糞レスだけ書いて
恥ずかしくねーか
861 :
美香論 ◆YH4pIhUROU :03/06/07 22:19
小林秀雄なんか読むな! ぼけが! 老人になってから読め! ぼけかす、死ね!
862 :
吾輩は名無しである :03/06/08 01:00
>860 からむな。
863 :
吾輩は名無しである :03/06/08 02:11
関係ない書き込みです。 父親の本棚になんかの全集のなかの小林秀雄の本がおいてあって、 高校のときに読んだのですが、賢いひとだなあと思いました。 たしか、うそをつくことが必ずしもいけないとは思わないが、 うそをつくときは自分に自信がないときだということはわすれ ないほうがいい、みたいなことが書いてあって、そのことは いまでもよく思い出します。また読んでみよう。
864 :
吾輩は名無しである :03/06/08 02:15
>>863 >うそをつくことが必ずしもいけないとは思わないが、
>うそをつくときは自分に自信がないときだということはわすれ
>ないほうがいい
出典はなにかわかります?
865 :
無料動画直リン :03/06/08 02:21
866 :
吾輩は名無しである :03/06/08 02:25
あ
868 :
吾輩は名無しである :03/06/08 02:41
終了!
>>861 の美香ロンの真意は、
小林秀雄「善良な不平家というのは救いようがない気がする」
ということか。若さを言い分けに半可通の意見を披瀝するのは
見苦しい。
870 :
吾輩は名無しである :03/06/08 03:25
家族の風呂、トイレを文芸誌に盗撮されたらどうします? 文学界の書き手も盗撮にかかわっていますよ。 あなたはどう責任を取る気ですか?
871 :
吾輩は名無しである :03/06/08 03:28
文芸誌が盗聴、盗撮にかかわっている事実を、 隠蔽工作するために口を合わせている、 今の日本の文学業界の知性について、どのように思われますか? 今の日本の文学業界の作品について、どのように思われますか?
872 :
吾輩は名無しである :03/06/08 03:34
『文学界』が盗聴、盗撮した個人情報をネタにしている事実について、
小林秀雄がどのようなコメントを残すか想像して欲しいのですが、
>>869 はどのように考えますか?
873 :
吾輩は名無しである :03/06/08 03:35
ヤフーから来マスタ (´・ω・)φ...キネンパピポ
>>870-871 「かういう輩をでんぱと云ふのかね。僕には理解しかねるのだが。
『三つの放送』のことを思ひ出させるけどね。あれは文芸春秋社の誰かが
かつてに手をくわえた文章だから僕には身に覚えがないとしか言えない。
戦争中の話をいまさら語るのはナンセンスといふものだ、しかしさういう
問題は、今更はじまったわけぢゃない。騒ぐほうがどうかしてゐる」
875 :
吾輩は名無しである :03/06/08 07:55
>857 だからお前は何様 無能な癖にカッコだけはつけたい糞親爺か 臆病な虚栄心を満たすために 板汚しの糞レスつけるお前のほうが見苦しい。 内実ある意見が書けるものなら書いてみろ。 どうせ、他人のあら探しだけしかできぬヘタレだろうがw >864 昭和15年7月『知性』に掲載された「道徳について」だよ。
876 :
吾輩は名無しである :03/06/08 08:57
>>875 わかった。朝から泣くな(w
糞親父は美香ロンだ。
877 :
吾輩は名無しである :03/06/08 10:30
>>854 小林は計量化し得る外的な自然科学の時間と、情緒を伴って想起し追体験しなくては掴めない内的な時間を峻別している。
そして、人間の歴史は心眼を磨く個人の努力を欠いては決して実相を捉えられないというのだ。
古代人の心を知る手掛かりとなるのは「言葉」しかない。
生きた古言の働きを体得することで古人の宗教感覚に触れようとしたのが宣長の古学の真の目的だった。
彼にとって、「言(こと)」はそのまま「事(こと)」なのである。
小林の歴史観を知りたいなら「歴史と文学」第一章が参考になる。
また、時間論の到達点を知りたいなら「宣長補記」Tの三を精読するといいだろう。
>876 つまんない言い訳するな。 おれのカキコに異論があるなら ヘタレの糞レスつけるのではなく、 その哲学的考察とやらを書いてみろ
879 :
吾輩は名無しである :03/06/08 11:24
>877 またやってるのー。 >時間論の到達点を知りたいなら「宣長補記」Tの三を精読するといいだろう。 精読すると何がわかるの? 彼はどういう時間論に到達したの? その要点は何?
880 :
吾輩は名無しである :03/06/08 11:51
↑ お前はアホか。最低限自分の意見を書くのが礼儀というものだろう? 「ねーねーわかんなーい。どーなのー、おせーてー、 じぶんじゃはんだんできないけど、口あけてまってるから、なんかいれてー あっ、いっとくけど、じぶんの見解なんて、ぜったい書かないからね ただ、ねーねーきくだけ、ひとにからむだけ、 だって、なーんもかんがえたくないもん、そのほうがらくだもーん」 って、本当にうざいんだよ。低脳のヴォケが! だから、てめーで書けやw こう論理を展開するのが正しいって見本を見せてみろやw
881 :
吾輩は名無しである :03/06/08 12:01
ミソ、おはよう。ヴォケ多用しすぎ。 嘲笑表現ももっとヴァリエーション"かけないと"。最近括弧なし多いね。
882 :
吾輩は名無しである :03/06/08 12:02
……ところが読まぬうちに、読んだところでさてどうなるか考え込んでしまうらしい。 読んでみなければ何を得するか決してわかるものではない。 そういう実際の努力とか忍耐とかいうものが、文学という有難いお化けのために麻痺してしまっているのである。 文学によって育てられたものを装う習性は、この世は実際にやってみなければわからぬ事物だけで成り立っているという偉大な真理を忘れさせてしまう。
883 :
吾輩は名無しである :03/06/08 13:21
>880 879は厨房の荒らしですよ。 今後は放置するのが賢明と思われ。 あんな馬鹿に取り合うのは時間と板の無駄です。
>880 こういうギャラリーを相手に努力をする気はもともとありません。 そしてあなたが言っている「礼儀」は間違いです。むしろ意味ある発言をしたと 自負する発言者が、自分の発言が責任あるものであることを示すのが義務であり 礼儀でありましょう。 つまり877が >時間論の到達点を知りたいなら「宣長補記」Tの三を精読するといいだろう。 と言うなら、877自身はそれを「精読した」ことがあり、そこから「小林の時間論 の到達点」をこれこれのこととして理解した、ということがあるべきです。 その理解内容を示せること、示すことは、877のような発言が引き受けるべき 当然の義務だと考えます。そして読者は(特に自分の見解などを示すこともなく) それを要求することができるはずです。 この論理が分からないなら、あなたはどこへ行っても通用しない人間でしょう。
885 :
吾輩は名無しである :03/06/08 13:42
↑ つまらない逃げ口上。 それなら、そもそもこの板に来る必要もないww おれがどう通用しているかは俺にはよくわかってるし おまえがどう通用しないかはおまえ自身がいちばんよくわかってるだろう。 これから人と会うので夜まで返事できないよ。
886 :
吾輩は名無しである :03/06/08 13:49
ついでにいえば、俺はもうこの糞スレにはうんざりしたのでもうこないつもりだったが、 854に答えてないのが気がかりだったから、最後に返事しただけ。 お前が横から絡む筋合いのことじゃない。 自分なりの見解があるなら勝手に書けってこった。
887 :
吾輩は名無しである :03/06/08 15:06
>875 レスありがとうございます。 869の「善良な不平家というのは救いようがない気がする」 も同出でしたね。
888 :
吾輩は名無しである :03/06/08 15:43
情けない板になったものだ。 877のようなレスはすごく勉強になる。さっそく読んでみよう。 こういうギャラリーを相手に努力をする気はもともとありません。<879 厚かましいやつだな。精神の異常さを感じる。やはり引きこもりDQN学生? 自ら語ること無いなら、もう板よごすのやめれ!
889 :
吾輩は名無しである :03/06/08 17:27
870 :吾輩は名無しである :03/06/08 03:25
家族の風呂、トイレを文芸誌に盗撮されたらどうします?
文学界の書き手も盗撮にかかわっていますよ。
あなたはどう責任を取る気ですか?
871 :吾輩は名無しである :03/06/08 03:28
文芸誌が盗聴、盗撮にかかわっている事実を、
隠蔽工作するために口を合わせている、
今の日本の文学業界の知性について、どのように思われますか?
今の日本の文学業界の作品について、どのように思われますか?
872 :吾輩は名無しである :03/06/08 03:34
『文学界』が盗聴、盗撮した個人情報をネタにしている事実について、
小林秀雄がどのようなコメントを残すか想像して欲しいのですが、
>>869 はどのように考えますか?
890 :
吾輩は名無しである :03/06/08 17:30
>>888 板を汚すのやめれ、ではなくて、
小林が始めた文芸誌も、今では盗撮しながら、
偉そうに理屈こねる集団に成り下がった現実を認めませんか?
なかなか認めないけど本当ですよ、そんなものですよ文芸誌(苦笑)
891 :
吾輩は名無しである :03/06/08 17:31
早稲田でもまともなヤツはいくらでもいるだろうに。 甘えたヤツもいるということだ。
892 :
吾輩は名無しである :03/06/08 17:33
文学界となんか死ぬまで仕事しないからいいけどな。 責任は追求するよ。 自分達がやってることを公表してみろボケ。
893 :
吾輩は名無しである :03/06/08 17:35
はやく家よ馬鹿。 文学界は盗聴、盗撮した個人情報をネタにしていることは事実ですが、 まずは認めたらどうですか? 偉そうに語りながら、お前らのやってることはうんこの盗撮ですよ。 邪魔ばかり。はやく関係を断ちたいばかりですが、しつこいし、 事実を認めないな。
894 :
吾輩は名無しである :03/06/08 17:38
文学界も含めて文芸誌の刑事責任は必ず追求してやるからな。
>>891 お前はこちらの身元を知ってるらしいし、お前も裁判所に呼び出すけど、
自分達のやってることを社会で公表してから、
もう一回、自分の意見を言ってみろよ、うんこ盗撮集団(文壇)。
答えろ。
895 :
吾輩は名無しである :03/06/08 17:40
はやく自分達がうんこ盗撮してる事実を認めて、 それからなんか小林秀雄について語ってみせてくれよ。 はやく。
896 :
吾輩は名無しである :03/06/08 17:45
どっちにしろ必ず公言するから、 文芸誌は自分達のやってることの釈明を考えておいてくださいね。 まともな作品も残せなかったくせに、 糞の盗撮までして研究の邪魔だから、日本の文学業界と関わったら終わり。 僕は法的に関係を断ちますが、つきまとわないでくださいね。 気持ち悪い。お前らの本なんか読まなくても何も困りませんよ。
897 :
吾輩は名無しである :03/06/08 17:47
なんか変な奴がまじっていますがどうしましょうか。
↑ 事実だったらどうしてくれる?
>894
誤爆するな。
891は
>>885 ,886,887,888
相手だゼ。
どっちみち文学界と仕事なんかしませんから。
901 :
吾輩は名無しである :03/06/10 17:45
877のおヴァカが消えたのは喜ぶべきだろう。あとが続かなければ続かないで それでいいのだ。 小林を自分の哲学から検討出来る自立した人間が3人はいないと、こういう テーマは扱えないだろう。
902 :
吾輩は名無しである :03/06/10 18:58
↑ 誰もいないところで意味もなく威張ってる。 それにしてもひどい文章だな。 もしかして知障?
903 :
文芸誌もやっているので :03/06/10 19:21
マスコミの「盗聴、盗撮」は許されるのか?その8
http://natto.2ch.net/mass/kako/1011/10115/1011522150.html 583 名前: 文責:名無しさん 投稿日: 02/03/05 15:33 ID:A9o87Nml
フジテレビの10時からの番組は、この一つ前の
『どうなってるの』の時からして最悪。私の個人情報を使って、
丸一本「恐怖のサイテー女」とかいった特集を組みやがった。
素人投稿を騙っては、そのもの自体は必ずしも私とは
言いかねるようなものに、同じ名前、同じイニシャルを当てはめたり、
盗聴・盗撮をしているから分かるのであろう様子のほのめかしを
所どころに散りばめては、出演者総出で「サイテー、サイテー」を
連呼していた。
あざとさ極まったことをしながらも、司会者のY・Tと掛け合って、
私の個人情報をボロクソにこけ落としながら大笑いしていた
局アナのN・K(かな?)のけたたましい声が今でも耳から離れない。
仕事だから仕方がないのかも知れないけれど、
ここに出ている者はサイテー最悪の盗聴者。
でもここでの書き込みが筒抜けだからか、
最近は一頃の悪意に満ちたほのめかしが少なくなっている。
しかも明日の項目は「心の〜」だって。
この枠での私への盗聴ほのめかしは、とりあえずのところ
「許せない、とんだ賠償請求」みたいな感じの特集が最後となっている。
賠償を意識せざるを得ないほどに、本当はヤバい盗聴・盗撮と、
そこから得られる個人情報の悪用ですものね。
904 :
吾輩は名無しである :03/06/10 20:36
>902 DQN私大には思い上がった馬鹿が多いということでしょうね。 2ちゃんでなにを大げさにww
905 :
吾輩は名無しである :03/06/10 21:50
>904 早稲田は滑り止めだったが、行かなくてすんでよかったな。
何の意味もないレスが続くスレだな
907 :
若松=本名 :03/06/12 01:38
いちですが、わたくしはこんなつもりで身長の肩を もったわけではありませんかった。どなたでもよい、 新たなるスレードでしょうもないことを続けてくだ さい。もう、死ぬるまでここに来ることはありませ ぬ。もう、おわりにしたい。何も結論に達したから ではない・・・
908 :
吾輩は名無しである :03/06/12 06:41
なんか滅茶苦茶荒れてるね。 いつのまにか盗聴電波系と学歴おたくしかいなくなっている・・・。
>>864 こんど実家かえったら(ちかいので)見て来ます。
出版社はわからないですがハードカバーで、全集のようなものです。
タイトルかわからないですが「人生論」と書いてあって、
各章は、「結婚論」「職業論」のようなかんじでわかれていた
と思います。
ずいぶんレスおくれてすみません。
910 :
吾輩は名無しである :03/06/12 10:55
79 :吾輩は名無しである :03/04/29 15:36
>>76 んなことに驚いているおまえの方がキモい。「文学業界」というのは
君の幻想の中にしか存在せず、実際にあるのは出版界というのよ、
そこでは盗聴、盗撮、盗作、盗妻、盗愛人なんか日常茶飯事、
君が生まれるずっと前から、伝統的に続いてきたことなんだワ。
無邪気な厨房の君が、ふと迷い込んで驚いたのもムリはないが、
この世界の、とりわけ「モノ書き」と呼ばれる連中が溜まる辺りは
真昼間でも何がなにやら文目もわかぬ闇の領域で、とても君なぞが
うろつける場所ではない。
創作に役立つならば、
自分の糞を皿にのせてナイフで切りつつじっくりと観察するなんか
朝飯前の作家が、うじゃうじゃ居る。
ま、世界が違うんだから、悪い夢を見たと思って、おかーちゃんとこへ
帰って、ションベンして寝なさい。
80 :吾輩は名無しである :03/04/29 19:41
>>79 まるでシャブなんぞを燻らせては粋がっているクソガキみたいな物言いだね。
上っ面にどんな御託を配していたところで、その実態は旧態然としたもの。
権力の横暴がまかり通る“サル山”なみの支配原理からいまだ抜け出せずにいる
点においては、理性や知性の先端と思われがちな出版界も例外でないってことが
そんなに新しいことなの?(ぷ
>>863 >父親の本棚になんかの全集のなかの小林秀雄の本がおいてあって、
>高校のときに読んだのですが、賢いひとだなあと思いました。
>たしか、うそをつくことが必ずしもいけないとは思わないが、
>うそをつくときは自分に自信がないときだということはわすれ
>ないほうがいい、みたいなことが書いてあって、そのことは
>いまでもよく思い出します。
高校の頃読むと、ホント感心するようなフレーズに行き当たるネ。
小林て真面目な人なんだろう、説教調じゃないのに啓蒙的。
912 :
吾輩は名無しである :03/06/16 19:32
教えて下さい。 あの人の著作で、近代英仏文学はそれなり 語っているけど、近代独文学に言及した 文章ってまるで見たことない。 あれだけ、多範囲に活動を続けていて マンやヘッセ、リルケ、レマルクを語った 一文て、本当に見たことも、読んだことも ありません。その辺の事情ご存知の方、 いらっしゃれば教えて下さい。
俺は『様々なる意匠』よんでムカついて三回ほど壁に叩きつけたことがある 今となっちゃ、イイ思い出だけどね
914 :
吾輩は名無しである :03/06/17 23:32
彼は、その場その場の取引に一切を賭けた。
このスレ内容浅薄
916 :
吾輩は名無しである :03/06/21 23:56
「私の人生観」にリルケへの減給が、最近ひどくてさ、最盛時の三割 くらいになっちゃってね。 ↑あの対談が船舶なら、そりやこれも船舶さね。もつともあれは なんだかんだでたいそう濃いものだつたが。
918 :
ごるごるもあ ◆753Z/RLFiY :03/06/30 21:11
▲資本共産法▽ 職業安定所を国税庁に統合し、かつ公権力化する。企業面接を撤廃して雇用創出を図る。 備考:企業教育の必然性と人材派遣業の処分 ▲琉球国際認定規格推進▽ 同一国内でありながら、国籍と民族の固有化を尊重し、続けて北方領土問題にも取り組む。 ▲地域社会保護法案▽ 住民投票を公権力化し、地域社会の破壊を阻止する。 ▲教育改革法▽ 義務教育の数学・音楽・美術を廃止し、情報処理・脳神経学(精神学)・マインドコントロール手法(音楽・美術)を新たに加え、資本主義社会の虚弱性に抗する消費者層の暗黙的な社会主義化を目指す。 ▲予約売買法▽ 卸売り業者すべてに予約販売制を導入・義務化し、物資の流通を共産主義化する。
919 :
必ず文学業界の刑事責任を問います。 :03/07/01 01:27
●●●マスコミの「盗聴、盗撮」は許されるのか?その9●●●
http://natto.2ch.net/mass/kako/1016/10165/1016527634.html 54 名前: かおる ◆31hpx6to 投稿日: 02/03/22 04:20 ID:SNZoz4gQ
作家を目指して勉強中の男のネタをねらって、盗聴盗撮のストーカー行為が
行われた。収集したネタと引き換えに利得を得た彼らは、作家の口封じに、
彼の情報から虚偽の危険人物を作り上げ、巷にうわさとして流布した。
作家を危険人物と認知した者達は、グループを結成し、監視体制を確立した
が、作家本人からの事情は聞こうとせず、監視と犯罪者に対する私刑は、延々
と行われた。
920 :
吾輩は名無しである :03/07/08 08:31
もし、小林が生きていたら、現代をどのように表現するのか 気になるね。俺は超大作よりも軽い随筆のほうが好きだったから あの語り口で野茂とか携帯電話について語ってほしい。
921 :
吾輩は名無しである :03/07/10 00:12
>小林が生きていたら、現代をどのように表現するのか >気になるね。 ホント、気になる。 あきれちまって何も言えないかもしれんが。
922 :
吾輩は名無しである :03/07/10 01:27
>>921 メールの絵文字の話題から「言葉とは〜」とかはじめちゃったりしてね。
まあそれは冗談として
現代人でも小林が褒める人はいると思うよ。
太平洋ひとりぼっちの人を褒めていたりするから
青春を謳歌する若者には好感をもった文章を書くのではないだろうか。
小林秀雄がホームページとか作ったら笑えるよね。「私の骨董品」とかいう
コーナ作りそう。(ありえねえな)
923 :
吾輩は名無しである :03/07/10 01:33
「HPとは竟に己の夢を懐疑的に語ることではないのか!」とか・・・・・・ 言わねえよな。
924 :
吾輩は名無しである :03/07/10 01:51
デジカメで「去年枯死した庭の桜の木です」とか嫌だね。 中原中也とチャットとか。 「お前は千里眼だよ」「ボーヨーボーヨ」って。 こんなことばっかり書いていると怒られるな。
こらぁあっ
926 :
吾輩は名無しである :03/07/10 10:30
「最近、少年がキレやすい、などというが私だって骨董品でニセを つかまされた時に日本刀で一刀両断しているのだから その少年と同じようなものである」 「氣志団のどこが面白いのか、と若い人からよく聞かれるが別に面白くはない。 ただ非常な名曲なのだ」とかね。 また怒られるな。 しかし、評論のあれだけの名人はもう現代には見当たりませんなあ。
__∧_∧_ |( ^^ )| <寝るぽ(^^) |\⌒⌒⌒\ \ |⌒⌒⌒~| 山崎渉 ~ ̄ ̄ ̄ ̄
928 :
ごるごるもあ ◆753Z/RLFiY :03/07/20 07:45
日本の民主主義がサイレントマジョリティーによって支配されているのなら、大多数のサイレントマジョリティーは義務教育によって子供の頃から先入観を植え付けられた政治組織である。
大人になっても、真剣に新しい社会問題に取り組もうとする大人がいないのは当然である。
反面に、宗教問題に鈍感な日本人は、義務教育における平和憲法程度の社会倫理しか持ち合わせておらず、常に矛盾した倫理によって日本人独特のいやらしい未熟で異常な社会性を、世代間の教育的結果と感覚的相違さえも許容し、含有しているのだ。
一方のアメリカは、同じ理屈によって強力な右翼市民で埋め尽くされている。
今にも世界大戦が始まりそうなのである。
では一体、義務教育以外の方法で民主主義をコントロールする方法はあるだろうか?
現時点では、私は知らない。
不毛な妄信的・儒教的オカルト信仰宗教も、天皇制と数多く混在する。
http://darkelf.dip.jp/doubt/protest.html
929 :
吾輩は名無しである :03/07/20 10:16
>>5 >でも自分の美術品が偽物と分かった時、日本刀で一刀両断したぜ小林。
小林が二流の人物であったことを示すエピソードだな。
彼にとって美とは他人が決めるものであった。
日本事情 update 「上と見るか、下と見るか」を考えるのは、日本人の常である。 これは、日本語に、階称 (言葉遣い) があることによる。 品定めは、すでに平安朝の貴族もやっていた。 かような上下思考を繰り返していると、序列思考が身についてくる。 序列的発想法により、全ての物事を判断する習慣がつく。かくして身分格式の世界が出来上がる。 わが国は、カミの国である。戦後の民主的な臣民政府はお上が取り仕切っている。 序列的相互扶助がなくては、個人も国際社会に出て行けない。 「義理 (序列) が廃れば、この世は闇だ」ということである。 若者が長年月を費やして浪人生活をするのは、序列選びのためである。 だか、本業の学問は、無哲学・能天気であるために思わしい成果が現れない。 日本人個人とっては、英米流の学問はどうでもよいことである。 というよりも、実況放送・現状報告のための日本語を使っていては、学問はきわめて難しいのである。 我々も英語を学んで、「あるべき姿」に関する世界観を得よう。 さすれば、この国の個人も確立する。
日本事情 update (2)
「あるべき姿」の内容は、未来構文の内容。
「今ある姿」の内容は、現在構文の内容。
「あるべき姿」と「今ある姿」を比較すれば、現実批判が可能になる。
英語には、時制があるから、現実批判が可能である。
日本語には、時制がないから、現実批判が不可能である。
「現実を否定することはできない」と弁解しながら、日本人は現実肯定主義となる。
未来構文の内容には、個人差がある。だから、現実批判にも個人差ができる。
現実批判に個人差があれば議論ができる。だから、個人主義が理解できる。
日本語の唯一ある構文は、現実描写に使われる。
だから、日本人の発言内容は、現実構文の内容ということができる。
現実構文の内容は、個人差を認めない。あれば、事実誤認が存在することなる。
現実構文オンリーの発言内容は画一的であり、ご唱和の世界を形成する。
だが、日本人の道に反して、村八分もできれば、非国民もできる。
現実オンリーを考察する日本人は、切って揃えられたようなメンタリティ (考え方) を示す。
こうした情況の中では、個人主義を守ることは難しく、学問を育てることもまた難しい。
我々は、英語を学習し、英米人の理性判断を習得しなければならない。
926文字
You can read more at
http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
932 :
吾輩は名無しである :03/07/20 12:40
>>931 おっしゃる通りでございます。
日本語で構成された思考と英語で構成された思考は、本質的に違うのです。
933 :
吾輩は名無しである :03/07/20 14:10
934 :
吾輩は名無しである :03/07/20 14:12
>>930-931 こういうのを、悪文の典型という。
何を言いたいのやら、自分でも頭の中がごちゃごちゃで、
簡単なことをいうのに回りくどくわかりにくくしか書けない。
これほどの悪文を、
文学板に書き込むという蛮勇だけは認めてやるから、
一度顔を洗い自分の頭の中を多少は整理し直して、それから
マタ〜リと書きに来い。今回は、恥かきこ。
小林秀雄講演 CD化キボンヌ。
937 :
吾輩は名無しである :03/08/12 17:01
文学以外のジャンルはアマチュアだよね。 音楽も絵画も骨董も映画も。 それでも「モオツァルト」、「ゴッホの手紙」、「近代絵画」なんかに挑戦したのだから小林のモチーフは好き嫌いに負うところが大きいと思われ。
938 :
吾輩は名無しである :03/08/12 22:03
美が、その形姿において在ると云ふなら小林の文体こそ文学の美に他ならぬ。 その美の前には何人と云へども平伏せずには居られぬ。 果たして文学以外はしらうとである等と云ふ空疎な云ひがかりが何の意味を持つか。 美の解らぬ輩こそ真理などと云ひ出して議論を弄ぶものである。 小林秀ぽ
939 :
吾輩は名無しである :03/08/13 09:42
>>938 「小林の文体こそ文学の美に他ならぬ」なんて言われたら、
小林秀雄は何て思うだろう。恥ずかしくて逃げ出したくなるのでは。
無私の態度で対象に向かうことこそ小林の本意だったはず。
自分の文体を美だなんて思ったはずがない。
940 :
吾輩は名無しである :03/08/13 10:36
>美が、その形姿において在ると云ふなら小林の文体こそ文学の美に他ならぬ。 >その美の前には何人と云へども平伏せずには居られぬ。 いかにも文学すら分からぬ馬鹿が云ひさうな言葉である。
941 :
吾輩は名無しである :03/08/13 11:59
小林よしりんについて語るスレはここですか?
942 :
吾輩は名無しである :03/08/13 13:10
小林秀雄厨の特徴 「小林はさかしらな言挙げなどしなかった。 なにより凡俗を理解していた。 インテリぶる他の連中とは大違いだ」 という言説を振り回すことで「インテリ」ぶっている もしくは相手の上位に立とうとする このパターンの説教は 典型的に小林秀雄本人に軽蔑されるはずだが、 信者はこんなのばっかり。 国語教師に多い
943 :
吾輩は名無しである :03/08/14 23:45
↑ 暇人
(⌒V⌒) │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。 ⊂| |つ (_)(_) 山崎パン
945 :
吾輩は名無しである :03/08/15 13:21
age
946 :
吾輩は名無しである :03/08/15 13:53
受験の問題によく取り上げられていて、そのおかげで小林秀雄に親しむようになった。 今はあまり受験問題に出てこないのかな。
小林秀雄が好きな人って 自分だけが小林秀雄のことわかってるって思い込んでる人がおおいよね 罪作りだな>秀雄
948 :
吾輩は名無しである :03/09/08 22:47
「考えるヒント」って、何が駄目? 僕は、面白く読めてるんだけれど。 なんか、僕が勝手にありがたがってるだけらしいので、不安になりました。 具体的な批判をお願いします。
949 :
吾輩は名無しである :03/09/09 00:56
>>948 考える「ヒント」にしないで
そのままありがたがる事に問題がある。
思考停止の言い訳になりやすいんだよね
>>948 それって小林だけじゃなくてすべての思想書に当てはまる言い草じゃん。
いい本なんかみんなそうだよ
>>1 へったくそな文章だな
ほんとに本がよめんの?
952 :
吾輩は名無しである :03/09/09 02:20
>>950 小林は「思想書の軽蔑の仕方」を
庶民に与えるのを得意にしているから
独特の毒があると思うよ
記号の意味わからず数学やるようなもんだな小林の文章読むってのは 記号の意味はどこにも公開されてないからよけいタチわるい だから死んだら滅んだといっていい。 考えるヒントなんか随筆風だけどなんか誰かの真似してるような気がしてしょうがない。 狙った絵が決して撮れないカメラマンみたいな凡庸さは気になる。
954 :
吾輩は名無しである :03/09/25 22:04
小林は晩年に、「自分の文章は、歌舞伎の骨法の影響が強い」 というようなこと言ってた。言葉の肉をつかませて、骨を断つような文章 は、まあ彼の前にはいなかったわけだから・・・
常識って言葉の使い方もおかしいよな あと自意識も、信者にしかいや信者にもわかるまい キーワードが意味不明なんだな
956 :
吾輩は名無しである :03/09/27 09:24
>>955 小林秀雄は、見かけとは違って外国語知らないとキツイ。
「常識」というよりcommon sense
「自意識」その他も以下同様。
この先生は最後まで自分の書いているものが何なのか解らなかったんじゃないかね 特に戦後は近代絵画のような解説書みたいな物を書いてるかと思えば 十何年もかけて本居宣長のような哲学書ともなんともつかない奇怪な物を書く 他人をダシにして自分の夢を語るのが批評だというが 常に対象との距離がはっきりしないヌエ的なところがある。 初期の小説で揺れる船の振動とともに煙草に火をつける自分も揺れる事に 嫌悪を感じるという有名で稚拙な自意識の表現があるけど こういう明快さは批評とやらを始めてからは全く影を潜めた 小林秀雄そのものより小林秀雄を生み出した文壇と云うものが研究課題になると思うよ
958 :
吾輩は名無しである :03/09/29 14:24
そりゃ逆だ。 小林秀雄こそが「批評」を発明して世間と文学を繋ぎ、 世間に需要を喚起させて、文壇を作ったんだから。
959 :
吾輩は名無しである :03/10/03 08:09
おやおや、ちょこっと文庫本をのぞいただけで 「ヌエ的」だって。聞きかじり読みかじりの学生さんかな? もしかして、本を最後まで読まずに、あとがき、解説の要点 をみてしまう、こらえ性のないタイプ?
>>959 くだらん煽りだけ書くな、キッチリと自分の主張を論じろ。
それができないバカな頭なら沈黙してろ。
>>957-958 両方とも極論すぎる。文壇は小林以前からあった、
だが「批評」の役割と地位に関しての小林の貢献は、凄いものがある。
おやおや、こんどはあおり? 結論ばかり急ぐタイプ? みんな高飛車に、自分がすべての秘密を握っている ......ってぇ感じの文体、まあ、眼球突出的言辞ですね。 小林の、小林の、...って、あなたは、あの全集を前に眩暈できますか? X線で透視するような感覚を全集から感じたことがありますか? そもそも読んだことあります? なきゃ、論じても無駄だよ。
>みんな高飛車に、自分がすべての秘密を握っている ......ってぇ感じの文体 それはあんた自身の書き込みの方じゃないのか? >眩暈できますか >X線で透視するような感覚 こんな表現自体が小林からの借り物、 しかも意味もわからず使っているように思える。 小林のセリフを他の人間が使っても滑稽にみえるだけ。
やれやれ、 めまいもX線透視も、 あたしはメディカル畑の人間なもので、 普段の会話の用語ですがね。 確かに論戦って、不毛ですね。 読んで黙すべし、か.........!
964 :
吾輩は名無しである :03/10/03 22:29
小林秀雄=読んでいてキモチイイ 私の感想はこれしか無いです。
ランボー=テストさん=ドスト=モーチャルト=宣長=オレって感じ 自意識の劇ってなんだ?ギャハハ
いや、別にモーツァルトを読んでる自分にウットリしてるわけじゃないんです 単純に気持ちいいんです
968 :
吾輩は名無しである :03/10/17 08:58
>>964 >>966 だけど単純に「キモチイイ」のが批評に対する読者の立場?
>>959 は単純に「キモイ」けど。
「本を最後まで読まずに」って、君、自分のことだろ?
「全集を前に眩暈できますか?
X線で透視するような感覚を全集から感じたことがありますか」
って、そんなことしてないで読んでから物言えよ。
あ、君、入院中の基地外か。
969 :
吾輩は名無しである :03/10/17 09:15
>>968 >あ、君、入院中の基地外か。
メディカル畑ってそういう意味か・・・納得。
970 :
吾輩は名無しである :03/10/17 16:38
小林秀雄って死後にそんなに評価すべき人かな。 生きてる間だけすごかった人でしょ? これは彼自身の思想からして言えることなのだが・・・。
971 :
吾輩は名無しである :03/10/17 16:47
>>970 どういう意味ですか?よくわかりません。
972 :
吾輩は名無しである :03/10/18 18:10
批評はその時代に即するモノと言いたいのかな?
そうじゃないけどファンに時代錯誤野郎が多いとは感じる 一度殺してやらないと甦らないよ
975 :
吾輩は名無しである :03/10/19 21:22
age
976 :
吾輩は名無しである :03/10/19 22:33
若い…といっても30代の写真、風格というか立派すぎ 今の30代と比較にならない…
スーツをビシッと着てたからな、いっつも。 墓はものすごく小さかった。
あぼーん
979 :
ひみつの検閲さん :2024/11/05(火) 07:23:31 ID:MarkedRes
TEST
981 :
吾輩は名無しである :
03/11/15 06:57