青春時代に、人生を変えるほど影響を受けた本は?

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1名無しさん@1周年
まずは私から。
矢沢永吉「成りあがり」
2吾輩は名無しである:2000/12/04(月) 03:43
もし「成りあがり」に出会ってなかったら
どうなってたと思うの?
てか、今どうなってるの?
3吾輩は名無しである:2000/12/04(月) 03:44
人生変えられたことはさすがに無い

いい作品にはたくさん出会ったけど
4吾輩は名無しである:2000/12/07(木) 10:59
夢野久作『ドグラ・マグラ』。

これにのめり込んで、私は三回ほど読み通した。
5実習生さん:2000/12/07(木) 11:04
ツキナミだが宮本武蔵かな。
吉川作は全部読んだが、宮本と三国志が俺的にはトップだな
6名無しにゃーん:2000/12/11(月) 11:06
植村直己の本。
7吾輩は名無しである:2000/12/11(月) 12:52
麻雀放浪記 悪い意味で人生観を変えたような
8吾輩は名無しである:2000/12/11(月) 17:00
銀河英雄伝説

史学科にへいって院まで来てしまった。どうしよ・・・・・・
9吾輩は名無しである:2000/12/11(月) 23:10
≫8

おれの同級生で京大にいった奴もそうだよ。ひょっとしてI川?
10Ambitious:2000/12/13(水) 19:18
柳美里の「命」と「自殺」。当方まだまだ思春期真っ盛りだが、かなり影響受けています。
11吾輩は名無しである:2000/12/13(水) 19:31
>>8
院には行かないようだが、同じ理由で東大に入った奴を知っている。

私はアガサ・クリスティーだなあ…どの本が、とも言えないんだけど。
アガサに出会わなかったら推理小説に興味も持たなかっただろうし
読書量も大幅に減ってただろうなあ。純文学しか読まなくなってただろうし。
12吾輩は名無しである:2000/12/13(水) 22:05
少々気恥ずかしいのを抑えて、『赤と黒』。
十代後半の男でこれを読んでなんにも感じない奴は・・・、と思う。
13コサキン:2000/12/13(水) 23:44
どくとるマンボウ青春期。高校は全寮制の所を受けた。
落ちたけど。
14吾輩は名無しである:2000/12/14(木) 00:26
野坂昭如「エロ事師たち」

題名の読み方が未だに判らん。
15吾輩は名無しである:2000/12/14(木) 00:29
>14
 「えろごとしたち」でいんじゃないの?
16昔受験生:2000/12/14(木) 00:34
>13 わたしも、「青春記」好きだよ!・・・旧制高校っていいよね。
じぶんは、ヘッセの「車輪の下」かな。あれは、受験時に読んだら、
効きます!日本では、人気が高いらしいですが。(独逸と違う。)
ハンス、可哀相なやつ・・・。
17ノビィ:2000/12/14(木) 01:09
「ああアメリカよ」。
今読み返すとうそ臭い箇所が多くて恥かしいが、
厨房のころはこれ読んでアメリカに憧れた。
辞書破って悦に入ったり。
来年からアメリカの投資銀行勤務。
18考える名無しさん:2000/12/14(木) 01:51
age
19吾輩は名無しである:2000/12/14(木) 01:57
私は「マルテの手記」だ。
20吾輩は名無しである:2000/12/14(木) 02:00
村上春樹のノルウェイの森。
読んだのは一年前くらいですが(現在高校生)、
すごく影響を受けました。
21吾輩は名無しである:2000/12/14(木) 04:07
モームの「人間の絆」
最初は大学入試対策で、モームを読み始めた。
読んでよかった。
人生なんぼ辛くても、フルコースで味わってやろうじゃないかと勇気がわいた。
自伝だと思いこんでいたのだが、解説で、モーム自身は実は同性愛者である
ことや、主人公の身体的欠陥も違うことを知って、びっくり。うーむ。

すぐに自伝を書きたがる凡庸な小説家らとは、一線を画した小説家の中の小説家、
・・・・じゃなかろうか。
22吾輩は名無しである:2000/12/14(木) 07:26
>>20
その影響が幻想だったことに気づく更に1年後・・・・・・
23名無しさん@1周年:2000/12/14(木) 08:03
>>13
俺も好きだ。医局記もいいぞ。患者が事故で死ぬとこがいい。
>>20
「風の歌を聴け」は300回以上読み返していると思うぞ。
24名無しさん@1周年:2000/12/14(木) 08:16
ハイデガーの「存在と時間」
プログラマなんだけど、家で仕事して集中した後にこれ読むと
心が広がる感じがして気持ちよかったり。
未だに机のスペースから離れようとしません(w
25名無しさん@1周年:2000/12/14(木) 09:26
>>17
同意。
あめりかはひらがなね。
俺実際これよんで、ペンシルバニア大学にスカラシップとって無料で
留学してきた。
26吾輩は名無しである:2000/12/15(金) 00:04
吉田戦車
27吾輩は名無しである:2000/12/15(金) 01:58
つーか、1ってネタじゃないの?
28吾輩は名無しである:2000/12/15(金) 11:34
リチャードバックの「イリュージョン」。
出来ない事なんてないんじゃないかと思った。
29吾輩は名無しである:2000/12/16(土) 00:29
沼正三「家畜人ヤプー」
30吾輩は名無しである:2000/12/16(土) 01:06
ドラゴン著「限りなくホニャララ・・・」
今じゃ恥ずかしくって言えないよ
31まと:2000/12/16(土) 01:43
イェーリング。権利のための闘争。法学部必読。初めて読んで、自分の馬鹿が理解できた。
32吾輩は名無しである:2000/12/16(土) 10:05
「三太郎の日記」阿部次郎
33129:2000/12/17(日) 02:55
「星の王子さま」
子供の時に読んだが、分かるようで分からない。
少し経って読んだら涙が出た。・・・理解できるようになったら大人なんだと思った。
34日本@名無史さん:2000/12/17(日) 13:55
「ライ麦」
人生狂ったじゃねえか畜生め。
35吾輩は名無しである:2000/12/17(日) 15:10
>33 「星の王子さま」いいね。あれは、童話じゃないよね。
おとなのための本。
36吾輩は名無しである:2000/12/17(日) 15:49
>>32
失礼ですが、おいくつですか?
37名無しさん@キティ立入禁止:2000/12/17(日) 15:53
「マルドロールの歌」は永遠に私を変えてしまいました。
38吾輩は名無しである:2000/12/17(日) 23:57
「星の王子さま」子供の頃好きだったのに
最近よんだら全然おもしろくなかったんだけど。。。
39吾輩は名無しである:2000/12/18(月) 01:46
ツルゲーネフ 「ルージン」
この本読んでいつまでもフラフラするの止めようと思った
40吾輩は名無しである:2000/12/18(月) 02:02
ガルシン「信号」
すごく印象に残る一冊。
10代の頃影響を受けた本を、読みなおすのは年齢を重ねた特権。
41理系:2000/12/18(月) 21:53
倉橋由美子のヴァ−ジニア。
倉橋作品は初期は青臭く若書きで、現在は婆臭さが強いがこの作品は
今でも臭みがいい具合に抜けて倉橋氏の持ち味が最大限発揮されているように
思う。
42吾輩は名無しである:2000/12/18(月) 21:54
文章変。「今でも」を省略。
43:2000/12/18(月) 23:10
「日蝕」を読んで高校文転した。
44吾輩は名無しである:2000/12/19(火) 00:15
>43

若いのになんということを・・・・・・
いやキミが悪いんじゃない。悪いのは全てあの福岡人だ。
おとなしく福岡でラーメン食ってリャよかったものを。
45吾輩は名無しである:2000/12/22(金) 19:44
つきなみもいいところですが
坂口安吾の『堕落論』と『日本文化私論』
アメリカに1ヶ月留学していた高校生の頃
日本語の本はこれしか持っていかなかったので
くりかえしくりかえし読みました。胸に染みました
46吾輩は名無しである:2000/12/23(土) 18:04
ちょいマジレス。サルトル、小林秀雄、三島由紀夫。影響受けたねえ。あとはもちろん落合ノビィ
47Miss名無しさん:2000/12/23(土) 21:35
バトルロワイヤル
ここ数年のベストであることは好き嫌い問わず異論ないでしょ?
48:2000/12/23(土) 21:48
読んではいないが、ホラー大賞の選考委員が不愉快になったといって
佳作にも入れなかったという。
もしこの話が本当ならその選考委員は辞任すべし。
いやしくも小説なら、読者の感性に訴えるべきものである。
表現が稚拙とか下手とか、小説の根本が駄目というのではなく
選考委員が快と感じなければ認めないでは何の為の選考なのか。
49吾輩は名無しである:2000/12/23(土) 22:01
サン=テグジュペリ『人間の土地』。真面目に生きようと思った。
50吾輩は名無しである:2000/12/23(土) 22:19
バトルロワイヤルか、、読んだが限りなくゴミに近いぞ。
あんなのが良いたんて、お前本読まなさすぎ。
低脳を恥じろ。
51吾輩は名無しである:2000/12/23(土) 22:30
青春の門
52吾輩は名無しである:2000/12/23(土) 23:40
>48
不愉快だからというよりおもしろいけど評価すべきでない
という立場から佳作に入れなかったらしいけど
そういう逸話のお陰でサブカルの花満開になったのだからいいじゃない。
読んでないけど、今日電車で50くらいのおばあさんが読んでいてびっくりしたな。
たぶん新宿で映画を見た帰りなのでしょう。

読書にのめりこむようになった、という形で人生変えたのが村上龍のコインロッカーベイビーズ。
本っておもしろいなと思った。タイトルがアイキャッチだったのが読んだきっかけです。
53吾輩は名無しである:2000/12/24(日) 09:06
>>48 >>52
直木賞なんかの選考では
「俺は長い作品は読むのがメンドウだから選ばない」と言いきった
選考委員もいる位だからね〜〜
54吾輩は名無しである:2000/12/24(日) 14:09
>>48
ちなみにバトルロワイアルについてぶつぶつ言ったのは
ハヤシマリコだと言う噂です。
でも「林真理子さんが反対なさったから
佳作にならなかったんですよねっ!!」っていう問い合わせには
「そうではなくてあくまで物語の構成上
設定が荒唐無稽なので評価できないということで...」とか
角川の編集部員はいってました。
なんかの雑誌で読んだです
55吾輩は名無しである:2000/12/24(日) 14:53
「眼球譚」なんか凄まじかった。「堕落論」もおもしろかった。
「バトルロワイアル」も読んだが、あまりのひどさに世紀末を感じた。
というかあれ、作者のセンスのなさが、あそこまで滲み出ているという点ですごい。
56吾輩は名無しである:2000/12/24(日) 19:17
深夜特急
57吾輩は名無しである:2000/12/24(日) 20:19
スティーブン ホーキング 「 宇宙を語る 」

今まで自分が持っていた根本的な概念がこれで覆された。
そして、僕の人生もこれで一変させられた。
5848:2000/12/24(日) 21:43
なんか信じられんな。

荒唐無稽が評価できないなら作家の想像力を放棄したということで
林真里子は作家の風上にもおけないしそれなら私小説だけが小説か?
そういう言い訳をするより「私には理解出来ないし、不快感だけしか
残らない」としたほうが、どれほど正直だったか。いやしくも
小説家が「荒唐無稽だから」という評は無いと思うな。
59名無しさん:2000/12/24(日) 21:57
本田勝一著「子供たちの復讐」
エリートを自称する少年、朝倉泉君の遺書で、目が開かれる思いがした。
あれほど感動させられた本は、あとにも先にも、ない。

しかし、小松左京著「首都消失」で、この思想を木っ端みじんに粉砕された。
朝倉泉君の遺書を否定する、ものすごくショックなセリフが、前半部分に書かれていたのだ。
このセリフをしゃべったのは、主人公の朝倉という姓の電機会社の部長だ。
主人公の姓を、あの朝倉泉君と同じ姓にしたのは、これは当てつけに違いない。小松左京は、亡き朝倉泉君に当てつけるつもりで主人公の姓を決めたのだ。私はそう確信している。

小説「首都消失」、これほどショックを受け、落ちこまさせられた本は、あとにも先にもやはり無い。

60吾輩は名無しである:2000/12/25(月) 02:47
「エンデと語る」
61名無しさん@お腹いっぱい:2000/12/25(月) 05:33
>>38
それはあなたがものわかりの良い振りをするズルイ大人になったからだよ。
62吾輩は名無しである:2000/12/25(月) 08:57
人生を変えたかどうかはわかんないけど、
深い衝撃を受けたのは、遠藤周作。
特に「彼の生きかた」。
63吾輩は名無しである:2000/12/25(月) 09:34
根本敬「電波系」
64名無しさん@1周年:2000/12/25(月) 17:18
北杜夫の『幽霊』
定番ですが自分の魂が描かれていると思った。
小説家を目指す出発点となった。

65名無しのエリー:2000/12/25(月) 22:14
「二十歳の原点」
無口になった

66名無しさん@1周年:2000/12/27(水) 05:59
『いちご同盟』
ひゃーはずかしー
67吾輩は名無しである:2000/12/27(水) 11:04
>>58
孤島に中学生を集めて殺し合いをさせる、
という設定がありえないし物語上必然性も無いので
だめだそうですよ
68吾輩は名無しである:2000/12/27(水) 12:43
フロイト「夢判断」「精神分析学入門」
ヘッセ「デミアン」
当時工房だったぼくの人間認識を一変させた。
69スリム名無しさん(仮)さん:2000/12/27(水) 22:57
うん。ヘッセね。わたしも仲間。デミアンは小学校の図書室から借りたまま
まだうちにある。
でも人生変えたのは「ナルティスとゴルトムント」
70吾輩は名無しである:2000/12/27(水) 23:28
おれもデミアンは良かったね。
[ナルチス…」は「知と愛」だよね。
あとさ、「ガラス玉演技」って、日本語で読めないのかな?

あと、ジャンクリストフも良かった。

「ノビィ・オーチ」は、「アメリカよ、あめりかよ」じゃなかった?
今考えると恥ずかしくなってくるけど。
71吾輩は名無しである:2000/12/28(木) 00:34
デミアンかー、オレはオカルト映画「オーメン」に出てくる
ダミアンとデミアンを長いこと混同してたなあ。ホラー小説
かと思ってたよ。
72ピギー:2000/12/28(木) 07:42
>>58

そういえば、蝿の王もそんな小説でしたね。
73吾輩は名無しである:2000/12/28(木) 11:14
>>70
>あとさ、「ガラス玉演技」って、日本語で読めないのかな?

昔、文庫で出てましたよ。
新潮だったはず。
・・・今は絶版かなぁ。
私は古本屋で購入しました。


74吾輩は名無しである:2000/12/28(木) 16:11
やべえ、三島由紀夫にハマリそう・・・
75吾輩は名無しである:2000/12/28(木) 16:29
誰もが不真面目な17歳
7632:2000/12/28(木) 22:18
>>96
新世紀に92歳になります。
77ちん子:2000/12/28(木) 22:44
ガラス玉〜は復刻版で新潮から出たこともあります。
私は新潮社版ヘッセ全集で読みました。高橋健二訳です。
78ulsais:2000/12/28(木) 23:22
パスカル「パンセ」
79たか:2000/12/29(金) 00:22
スタンダールに影響受けました
80吾輩は名無しである:2000/12/29(金) 00:57
23分間の奇跡
81考える名無しさん:2000/12/29(金) 01:05
青春時代ってどのぐらいの年齢でしょうか?
82::2000/12/29(金) 03:26
家出のすすめ
83セネカ:2000/12/29(金) 04:41
堕落論と人間失格と車輪の下と地下室の手記
8474:2000/12/29(金) 08:21
完全に三島にハマった。
これが人生の分岐点の一つになるだろうな。
85セネカ:2000/12/29(金) 09:00
そうか氏だ
86名無しさん@1周年:2000/12/29(金) 12:23
「ご冗談でしょうファインマンさん」
87名無しにゃーん:2000/12/30(土) 19:51
ソドムの120日。10代に読まなきゃ、、、ね。
8887:2000/12/30(土) 19:54
失楽園と旧約聖書も凄い
89吾輩は名無しである:2000/12/30(土) 22:37
大草原の小さな家
90吾輩は名無しである:2000/12/30(土) 22:38
  
91クボジュン:2001/01/01(月) 02:25
石川淳の「紫苑物語」
92吾輩は名無しである:2001/01/01(月) 02:46
夏目漱石を高校生の頃に読んで
自分は自殺する人間だとわかってしまっ
93吾輩は名無しである:2001/01/01(月) 03:41
た。
94吾輩は名無しである:2001/01/01(月) 18:12
…落合信彦…本屋で相変わらずの新刊をみるたび
赤面している。
95名無しさん@1周年:2001/01/04(木) 01:07
青春時代というよりは幼少時代だけど
湯本香樹実の「夏の庭」を読んで死について真剣に考えたなあ。
96吾輩は名無しである:2001/01/04(木) 06:43
>「ご冗談でしょうファインマンさん」

うむ、理系必読だね。
ダイソン『宇宙をかき乱すべきか』
ウラム『数学のスーパースター達』
などを合わせて読むとファインマンの人柄がわかり面白い。
97ミック:2001/01/04(木) 07:36
>「ご冗談でしょうファインマンさん」
>うむ、理系必読だね。

そーなのですか。何かちょっと、ファインマンの独断・独善に苦しみながら読んだのですが、どのあたりが良いところと思われますか。

98吾輩は名無しである:2001/01/05(金) 19:50
ゼーロン
99吾輩は名無しである:2001/01/05(金) 21:19
本田勝一氏の貧困なる精神 中学生の時
10099:2001/01/05(金) 21:20
本田→本多 
101名無しさん@1周年:2001/01/07(日) 20:30
>>「ご冗談でしょうファインマンさん」
>>うむ、理系必読だね。

>そーなのですか。何かちょっと、ファインマンの独断・
>独善に苦しみながら読んだのですが、どのあたりが良い
>ところと思われますか。

その独断と独善がいいんじゃん。自意識過剰が嫌いな
人はファインマン読んじゃダメ。
102名無しさん@1周年:2001/01/07(日) 20:34
「竜馬がゆく」
「坂の上の雲」
「ワイルド・スワン」
「大地の子」
「あしたのジョー」
「火の鳥」

「文学」から得たものって、無いねえ・・・。
103吾輩は名無しである:2001/01/08(月) 00:37
龍の「愛と幻想・・・」がそうかも。ちと恥ずかしいが。
104吾輩は名無しである:2001/01/08(月) 02:14
 島崎藤村『破戒』
 文学読んでマジ泣きしたのはこれが初めて。
105おたく、名無しさん?:2001/01/08(月) 04:57
「人間失格」です。
すいません。
106かもね。:2001/01/08(月) 08:23
オイラも『人間失格』。恥ずかしいけれど、結構いるんじゃないだろうか。
107吾輩は名無しである:2001/01/08(月) 11:21
アンドレ・モーロワ
「人生をよりよく生きる技術」講談社学術文庫
108名無しさん@1周年:2001/01/11(木) 08:42
団 鬼六  花と蛇
小林多喜二 一九二八.三.一五
109名無しさん@1周年:2001/01/11(木) 12:18
ヘミングウェイ「老人と海」
人生変えはしなかったけど、今まで読んだ本の中では
一番心に残ってる。
11045:2001/01/12(金) 19:09
「老人と海」最高。
111吾輩は名無しである:2001/01/12(金) 20:13
カミュの「異邦人」
112吾輩は名無しである:2001/01/12(金) 21:58
16歳の時に読んだ、ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」です。
次点はドグラ・マグラ。
113吾輩は名無しである:2001/01/13(土) 06:47
カラマーゾフは中学入学する前の春休みに読んだ。12歳。
カテキョに薦められて。嵌まったわい。
114吾輩は名無しである:2001/01/13(土) 18:03
12でカラマとは恐れ入ります。
115JPB:2001/01/14(日) 04:09
『怒りと響き』。フォークナーの中でも分かりやすいほう
で、おもしろかったです。
116ラーメン大好き@名無しさん:2001/01/14(日) 14:53
ジョージドルトン、経済体制の理論です
117吾輩は名無しである:2001/01/14(日) 15:35
文学に人生を変えられたという記憶はないな。
僕の人生をねじ曲げたのは間違いなくYMOだね。
文学は方法にすぎないのよ。
118吾輩は名無しである:2001/01/14(日) 22:25
なぜ罪と罰がでない。世界の最高傑作だぞ。
119吾輩は名無しである:2001/01/14(日) 22:56
赤本
120吾輩は名無しである:2001/01/14(日) 23:53
青本
121吾輩は名無しである:2001/01/15(月) 01:04
赤紙
122吾輩は名無しである:2001/01/15(月) 01:41
トニオ・クレーゲル
123吾輩は名無しである:2001/01/15(月) 03:47
茶本
124非公開@個人情報保護のため:2001/01/15(月) 19:29
黄表紙
125名無しさん@公演中:2001/01/15(月) 19:43
本橋信宏「裏本時代」(新潮OH!文庫)
隠れた青春ノンフィクション小説の傑作!
126我輩は猫かもしれない:2001/01/15(月) 20:00
梶井基次郎。

それから坂口安吾。坂口安吾は当時好きだった女の子が「すんばらしいよ」と言った
から読んだ。

男の人生は女によって変わる。
127吾輩は名無しである:2001/01/16(火) 13:26
デュマの「三銃士」
大人の男ってかっこいいって思った
128吾輩は名無しである:2001/01/16(火) 13:47
青色本
129吾輩は名無しである:2001/01/16(火) 17:21
>127
ダルタニャンをチャーリー・シーンが演じた時はショックだった
ゴメン・・・関係なし
130吾輩は名無しである:2001/01/16(火) 20:25
>129
チャーリーシーンはポルトスじゃなかったかな
アトスがキーファーサザーランドだったはず
ダルタニャンはわすれた
131考える名無しさん:2001/01/16(火) 20:29
アンナ・カレニン
132吾輩は名無しである:2001/01/18(木) 18:40
武者小路実篤 「友情」
133吾輩は名無しである:2001/01/22(月) 01:07
三島由紀夫「豊饒の海」
読んで以降、「文学」をもう必要としなくなった。
134吾輩は名無しである:2001/01/22(月) 03:03
壊音。
好き。
135吾輩は名無しである:2001/01/22(月) 14:56
「こころ」よりも「虞美人草」かも。言うほど本読んでないが。
136吾輩は名無しである:2001/01/23(火) 05:12
「陸宣公奏議集」

ダルタニャンはクリス=オドネル
137吾輩は名無しである:2001/01/24(水) 09:00
既にでている物では
リチャードバック「イリュージョン」知人にプレゼントしたりして5冊くらいは買った。
あとは
高橋和巳「人間にとって」ほか全部
マークトゥエイン「不思議な少年」
太宰治全部
小林信彦と藤沢周平の初期の暗いもの
138吾輩は名無しである:2001/01/24(水) 09:03
J・P ホーガン 「巨人たちの星」
139 :2001/01/31(水) 05:44
モモ
140くらら:2001/01/31(水) 06:17
箱男だなー
こんなんアリなのかよと思った
141にっく:2001/01/31(水) 15:48
新井素子「あなたにここにいてほしい」
自分自身のエゴを思い知らされた。
142吾輩は名無しである:2001/01/31(水) 19:32
ヘッセも何人かの方があげていたけど、僕の場合は
「春の嵐」(ゲルトルートって原題だと思ったけど・・・)
僕のことが書いてある、僕の気持ちが書いてあると初めて
感じましたね。この本以外にそんな気持ちを感じたことがない。
僕の場合、文学として読み、何かを得たとは言えず、感傷的
な感情に酔っていただけかもしれませんが。とにかく一番好きな
本ですね。
143吾輩は名無しである:2001/01/31(水) 19:50
『山月記』。
『されど われらが日々――』。
っていうか、柴田翔は全部。
あと、高橋和巳、福永武彦。
あの作品たちに触れてなければ、もっと、のほほん
とした人生だったと思う。
144ギコフッサールさんは:2001/02/02(金) 06:41
福永武彦のお勧めはなんですか?
草の花 は読んだ。
145吾輩は名無しである:2001/02/02(金) 14:37
>>144
御薦めというか……『風土』が特に好きだった。
っていうか、いまでも好き。忘れられない。
146吾輩は名無しである:2001/02/02(金) 21:06
>144
死の島
147吾輩は名無しである:2001/02/02(金) 22:59
中上健二
148吾輩は名無しである:2001/02/04(日) 04:13
ねじまき鳥
なぜか分からんが読み終わった次の日から学校に逝かなくなった
なんでか今でも分からない
なんであれに影響受けたんだろう
149ギコフッサールさんは:2001/02/04(日) 16:17
>>145
風土 読みたかったけど探しても見つかりません。
で、『告別』『形見分け』を読みました。
福永武彦もっと読みたいっす。
風土は何処で手に入るでしょうか。
150吾輩は名無しである:2001/02/04(日) 17:44
小学校の国語の教科書で、「真実の百面相」という文を読んだ。
書いたのは誰だか覚えてないけど。
そいで高校の時岸田秀を先生に借りて読んだ。
文学以外に面白い本が山ほどあるんだと知った第一歩でした。
151吾輩は名無しである:2001/02/04(日) 18:34
>>149
古本屋の\100均一とかにあると思うよ。都内なら。
152Eau-quie:2001/02/05(月) 00:57
カミロ・ホセ・セラの『パスクアル・デュアルテの家族』。高校生の時読んで
ひどくショックを受けた記憶があります。
153吾輩は名無しである:2001/02/05(月) 22:26
>149
私はギコフッサールさんではないですが、福永のおすすめは
告別(既読ですね)、忘却の河です。
忘却の河はちょっと大きめの本屋さんでひょっこり文庫であったりします。
古本屋さん以外なら講談社文芸文庫と新潮文庫(あまりないですが)
であります。
これから塔を読みます。
154日本@名無史さん:2001/02/06(火) 01:16
>148
ただのヒッキーだろ
本のせいにしてんじゃねえよ
155吾輩は名無しである:2001/02/07(水) 00:04
>>154
うっせカス
偶然にもそうなったんだよ
156愛と死の名無しさん:2001/02/07(水) 02:55
サルトルの壁と嘔吐
カミュの異邦人
そして、ノビーのあめりかよあめりかよ

くるってるな
157吾輩は名無しである:2001/02/07(水) 04:37
>>154
それ言ったらこのスレの意味が…
158吾輩は名無しである:2001/02/07(水) 10:55
南条直子の「戦士達の貌」
なんか向いてる方向は一緒なのに、彼女は遙か先をいってて
追いつけないなあ・・・とオモタ
しんだら棺桶に入れてもらいたい唯一の本
159我輩は名無しである:2001/02/07(水) 11:04
太宰治の「斜陽」

三島由紀夫の「金閣寺」

村上春樹の「ノルウェイの森」

村上龍の「コインロッカー・ベイビーズ」
160名無しさん@一周年:2001/02/07(水) 11:23
筒井康隆、旅のラゴス、

倉橋由美子、パルタイ、非人、ヴァージニア

村上龍、愛と幻想のファシズム

野坂昭如、生誕の時を求めて

旅のラゴスは今でも1年に1回ぐらいは読んでる。
筒井康隆はこれがあるため、他のはあまり理解できないのだが
天才といわれるのも納得している。
161吾輩は名無しである:2001/02/07(水) 16:04
工房のとき春樹読んでドロップアウトしました
とんでもない低脳でした
162名無しさんの主張:2001/02/08(木) 00:57
フリッパーズの
「海へ行くつもりじゃなかった」
(藁
163ポスドク:2001/02/08(木) 02:06
サリンジャー「フラニーとゾーイ」
翻訳&原作ともに何度も読み返している。
164吾輩は名無しである:2001/02/08(木) 02:22
「ライ麦畑でつかまえて」
これは、伝説のひとつ。日本文学に多大な影響を残した心情描写は、洋書嫌いの人をも感動させるだろう。
ゾーイも最高だ。
165無職渡世:2001/02/08(木) 02:30
木枯し紋次郎
166>164:2001/02/08(木) 03:58
優良な「ライ麦畑でつかまえて」 ファンの解説サイトがあったら、教えて!
167吾輩は名無しである:2001/02/08(木) 04:30
>166
ごめんなさい。知りません。でも解説が知りたいのなら、本が山程出てますよ。
ネット上でやりあう解説大会よりも、エゴが無い分いいかも。(想像だけど)
168吾輩は名無しである:2001/02/08(木) 06:07
丸山圭三郎『生命と過剰』
169ギコフッサールさんは:2001/02/08(木) 09:56


草の花 246 24.0%
深淵 180 18.0%
死の島 86 8.0%
忘却の河 82 8.0%
風土 63 6.0%
海市 43 4.0%
愛の試み 43 4.0%
廃市 29 2.0%
夜の三部作 27 2.0%
風のかたみ 25 2.0%
夢見る少年の昼と夜 18 1.0%
告別 18 1.0%
世界の終り 14 1.0%
冥府 11 1.0%
塔 9 0.0%
未来都市 8 0.0%
大空の眼 8 0.0%
飛ぶ男 7 0.0%
秋の嘆き 6 0.0%
傳説 5 0.0%
幼年 5 0.0%
遠方のパトス 5 0.0%
夜の時間 5 0.0%
あ 5 0.0%
幻影 4 0.0%
独身者 4 0.0%
鏡の中の少女 4 0.0%
夢の輪 3 0.0%
心の中を流れる河 3 0.0%
海からの声 3 0.0%
沼 3 0.0%
福永武彦全集 3 0.0%
形見分け 2 0.0%
河 2 0.0%
退屈な少年 2 0.0%
影の部分 1 0.0%
あなたの最も好きな場所 1 0.0%
女か西瓜か 1 0.0%
ある青春(限定版) 1 0.0%
ゴーギャンの世界 1 0.0%
風花 1 0.0%
福永武彦全小説・愛蔵版 1 0.0%
ある微妙なもの(エッセイ) 1 0.0%
夜の寂しい顔 1 0.0%
見知らぬ町 1 0.0%
古事記物語 1 0.0%
一時間の航海 1 0.0%
死神の馭者 1 0.0%
170吾輩は名無しである:2001/02/08(木) 09:57
厨房のとき
矢沢永吉の「成り上がり」
ものすごく低脳でした
171吾輩は名無しである:2001/02/08(木) 10:34
>>169
福永武彦はいいよねぇ。

『悪霊』
『われらの時代』(←大江ね)
『ドグラ・マグラ』
『城』
『なしくずしの死』
『ツァラトゥストラはかく語りき』(←自嘲)
172吾輩は名無しである:2001/02/08(木) 19:28
「論語(貝塚版)」
美意識を追って現実を見ない孔子に共鳴
したせいで人生が完全に狂いました。
173吾輩は名無しである:2001/02/08(木) 21:44
>168
生命と過剰って今は古本屋でしか手に入らないでしょうかねえ。
2,3年ほど前、生協に注文したら手に入らないっていわれました。
気にはなってましたがそのままです。読んでません。
読んで、どんな影響をうけましたか?
174bakadaosamu:2001/02/08(木) 23:30
井伏鱒二・・・幽閉
175168:2001/02/09(金) 00:05
>173
ダメな自分というものを正当化するために利用させていただきました。
「すべての事象は構造的同一性によって生み出された物象化意識の産物にすぎない」とか言って、問題自体を無かった事にして思考停止。だからホントは正当化にもなっていない。
(注・こんなものは丸山の思想でもなんでもないですね。皮相な解釈にもほどがある)
私には、文学や哲学は毒にしかなりませんでした。私が悪いんですけど。
てゆーか、みなさん、文学読んでよい影響受けたことあります?

たしかに売ってませんでした。だから図書館にあったのを無断で借りてます。4年くらい。
176Eau-quie:2001/02/10(土) 02:58
>>166
こういうのは如何でしょう?
http://www.geocities.co.jp/Milkyway/8643/
177吾輩は名無しである:2001/02/10(土) 05:39
 >175 >文学や哲学は毒

 そうですよねえ。文学読むといい人になれる、なんてのは昔の
 話。何でもやりたい放題の文学は「悪」です。でも世の中みんな
 ピュアな人ばっかりじゃなくて、人間の暗い部分、ドロドロした
 名状しがたい「悪」が好きな人もいるはず。私は「悪」の
 部分を文学を通して知っていればこそ、別の意味で「いい人」
 になれるんじゃないか、と思ってます。だから頭来るんですよね、
 テレビとか新聞とかでさも自分が「いい人」みたいな顔して
 逆に他人の不幸を嘲笑う偽善者とか、家庭の平和も守れないくせ
 に「世界平和」とか言ってボランティアに精出す某S学会員とか。
 そういう連中が「教養」として読書をせよとか言ってるのはもっと
 腹が立つ。175さん、悪の道に足を踏み入れた以上、もう
 後戻りききませんよ〜。私もですが。
178・e・:2001/02/10(土) 06:34
プ!
179実習生さん:2001/02/10(土) 08:42
丸山真男『現代政治の思想と行動』
ドストエフスキー『罪と罰』
トーマス・マン『魔の山』
トルストイ『戦争と平和』

罪と罰、丸山真男は後頭部を鈍器で殴られたような衝撃を受けました。
180吾輩は名無しである:2001/02/10(土) 11:23
貝塚版はあまりおすすめできねーなあ。あれはちょっと異端だよ。
181吾輩は名無しである:2001/02/11(日) 23:36
吉本隆明「マチウ書試論」
182吾輩は名無しである:2001/02/12(月) 02:08
ほんとべただけど「坂の上の雲」
中二のとき読んで、めちゃめちゃ衝撃を受けた。
20回くらい読み返した気がする。
あれはもう10年前のことなんだなあ
183吾輩は名無しである:2001/02/12(月) 02:15
谷岡ヤスジの全作品
184172:2001/02/12(月) 23:58
>>180
やはり異端だったか…。なにか良い孔子本ないですかね。
明徳出版社が一番良さそうだけどなんとなく雰囲気が怖いので。
185拙者は名無しである:2001/02/13(火) 02:01
>184
本を直接買いに1回行ったことあるけど、明徳出版社って朴訥そうな
青年と誠実そうなオジサンが編集してて、いい感じだったですよ。
会社のなりたちはアヤシイが。
186吾輩は名無しである:2001/02/14(水) 23:47
エンデの「モモ」。
青春時代の1歩手前の小学生のときに読んだ。
これを読んでなきゃ、もう本なんか読まなかったと思う。
187吾輩は名無しである:2001/02/14(水) 23:48
エンデの「モモ」。
青春時代の1歩手前の小学生のときに読んだ。
これを読んでなきゃ、もう本なんか読まなかったと思う。
初めて、「おもしろい」と感じた本。
188吾輩は名無しである:2001/02/14(水) 23:49
ごめんなさい。
2回はいってしまった・・・。
189吾輩は名無しである:2001/02/17(土) 21:16
中島らもさんのエッセイ。
自分のアンバランスな生き方を楽しめるようになった。
190チョコゼロ記念@新世紀:2001/02/18(日) 05:13
丸山真男『現代政治の思想と行動』所収の「超国家主義の論理と心理」。
タイトルかっこよすぎ!内容はもちろんだが、文体も硬質で萌える。
191吾輩は名無しである:2001/02/18(日) 17:57
三田誠広『地に火を放つ者』『鹿の王』『トマトケチャップの青春』
ハードコア哲学小説家としての彼はもっと評価されるべきだ。
192吾輩は名無しである:2001/02/18(日) 22:45
五島 勉「ノストラダムスの大予言」
本自体は読んだことはないのだが、時代や世代に(当時は子供だったけど)
通底する終末思想に共振するものがあったと思う。

実際に読んだ本では、シモーヌ・ヴェイユ、ショーペンハウエル、
193吾輩は名無しである:2001/02/20(火) 22:57
小林よしのり『ゴーマニズム宣言』
柴田翔『贈る言葉』
チャンドラー(すべて)
194文学じゃないけど:2001/02/21(水) 00:22
鶴見済の「檻の中のダンス」

近代を散々批判しておきながら、
「この社会は最高だ。理由なんか『夏にクーラーがあるから』で十分だ。近代最高!」

あの本が売れていないっていうのは、本当にもったいない。
195吾輩は名無しである:2001/02/21(水) 01:02
売れてないんだ、面白かったのにぃ
でも「レイヴ力」は面白くなかった
196吾輩は名無しである:2001/02/23(金) 04:05
ロンゴス「ダフネスとクロエー」

感動してひそかに濡れていました。。。
197吾輩は名無しである:2001/02/23(金) 22:25
煌々1年の時よんだ鶴見済「完全自殺マニュアル」あの時読んでよかったのか?
とふと思う。
198吾輩は名無しである:2001/02/24(土) 00:50
>>195
鶴見済のそれまでの著作には「行動を促さない」という独特の魅力があったのに
(自殺も人格改造も薦めているようでいて実際の行動を促そうとはしてなかった)
「レイヴ力」ではもろに行動を強いるようなスタンスで書いているからね。特に地方の人にはつらいだろうな。
(むろん195を田舎者と罵っているわけではないです。)

文学じゃなくてすみません。
でも鶴見済の「完全自殺マニュアル」でのすねていじけたような文章は思春期のおり、本以上の存在だったので。(痛いか)
199名無し:2001/02/24(土) 01:54
「羊をめぐる冒険」→「ダンス・ダンス・ダンス」
大学時代の夏休み帰省もせず、一気に3冊、部屋にこもりきりで
時間の感覚もなく、食事もとらず、読み耽ってた・・・。
読み終わった後、大きな溜息がひとつ出て、魂抜けた感じになった。
あー、なんか懐かしい、あの感覚。
200吾輩は名無しである:2001/02/25(日) 00:41
新・ちくま文学の森

知名度にとらわれないアンソロジー。全16巻。
201あいっ:2001/02/25(日) 01:39
教科書で読んだ中島敦が書いた人間が虎になってしまうというお話。すみません、書名をご存じの方ご教示ください。
202吾輩は名無しである:2001/02/25(日) 01:41
>201
「山月記」でしたかな。
203あいっ:2001/02/25(日) 02:16
>202様。ご教示ありがとうございます。明日書店に走ります。
204吾輩は名無しである:2001/02/26(月) 01:44
「寺山修司」物ですね。
まだ一応青春時代なのですが...
205吾輩は名無しである:2001/02/26(月) 01:50
厨房の時「走れメロス」の授業があって、
「メロスが一度だけ諦めかけたのはいつでしょうか?」という教師の質問に、普段目立たない子が、「セリヌンティウス?が諦めかけた時です。」と答えたのにちょっと感動した。

でも、もし参考書とかに載ってたとしたら鬱...
206吾輩は名無しである:2001/02/27(火) 19:26
私もまだまだ青春時代??
207吾輩は名無しである:2001/02/27(火) 19:42
小学生の頃に読んだ「ドリトル先生」シリーズだな。
これのおかげで、我が道を行くことが正しいと
刷り込まれたな。
208吾輩は名無しである:2001/02/28(水) 00:47
ここで「ドグラ・マグラ」があげられていたので
前から気になっていたのもあり、ブックオフに見に行ったら
上下巻で3セットくらい置いてあったから(文庫ね)後日買おうと思った。
翌日行ったら、全部なくなってた。
結局100円の創元推理文庫版を買った。
ブックオフでドグラ・マグラは大人気なのでしょうか。
209吾輩は名無しである:2001/02/28(水) 01:03
>結局100円の創元推理文庫版を買った

あの太い奴?こっちの方がいいよ。
でも角川のってよく見かける。
210吾輩は名無しである :2001/02/28(水) 01:44
橋本治の「桃尻娘」シリーズ。
再収監で白けたけどね。
211吾輩は名無しである:2001/02/28(水) 01:45
再収監→最終巻
212吾輩は名無しである:2001/02/28(水) 02:10
自分の本質は「ツァラトストラ」で発見しました。
自分のペシミズムは「老子」で自覚しました。
そして、自分の憧れを「論語」に見出しました。

老子と論語の狭間に立って、己の指針を決めかねていた多感な頃、中島敦「弟子」
を読んで、私は論語を座右の書に決めました。
213吾輩は名無しである:2001/02/28(水) 02:13
ドグラ・マグラは角川の文庫で買ったような気がするんですが、
表紙のイラストが凄すぎて、レジに出す時、ちょっと赤面してたです。
あと、桃尻娘シリーズを注文する時、「その後の仁義なき桃尻娘」
というタイトルを言うのがちょっと照れた・・・・
214吾輩は名無しである:2001/03/01(木) 04:47
筒井康隆「歌と饒舌の戦記」。それまで本といえば児童書と菊地秀行の
エロバイオレンスしか読んだことなかったからやけに新鮮だったの憶えてるよ。
215吾輩は名無しである:2001/03/01(木) 04:51
>>213 ドグラマグラの表紙 米倉マサカネですね、
    俳優さんなんですよね。うちの地元に教育論の
    公演で招聘されてて、「あんな変態チックな
    絵を書く人だとは市役所の人は知らないに違いない」と
    複雑な気持でした。検閲入ったエロ本みたいだもんなー。
216吾輩は名無しである:2001/03/01(木) 17:09
宮尾登美子の「春燈」
自伝的小説。高校二年生のとき読んだ。
これほど主人公に共感したことはない。
217吾輩は台無しである:2001/03/02(金) 08:32
青春時代じゃないけど「はてしない物語」と「海底ニ万マイル」が原点かな。
高校のときとか今じゃ無理な数読んでたけど、あまり残っていない。
筒井康隆の作品の数々は、世界を見る目をぐらつかせてくれたけれども。

浪人時代が「青春」かどうかわからないけれども、その時期は
島田雅彦とか高橋源一郎とかスティーブ・エリクソンとかに傾倒したなぁ。
そしてそのまま今に至る。
まさか自分が「純文学」を読む日がくるなんて高校のころは思わなかったよ(笑)
218名無しさん@1周年:2001/03/03(土) 00:25
私は中学まではコバルト文庫の少女小説しか読んでなかったのが、
高校で明治期文学→中国系時代小説→中国哲学→古典文学という変遷を
遂げました。明治文学の初めは「ヰタセクスアリス」。
発禁になったくらいだから、余程過激に違いないという、スケベ心が
発端だったのに、そのまま文学にはまってしまった訳です。
219吾輩は名無しである:2001/03/03(土) 00:53
コバルト文庫!!
私、ミラージュとかいまだに読んでるよ。
この本もある意味人生に影響を与えた本だな。
………討つ山車能。
220名無しさん@1周年:2001/03/03(土) 18:22
私が厨房時代に読んでいたのは新井素子とか氷室冴子さんだった。
年ばれる・・・
221吾輩は名無しである:2001/03/03(土) 22:11
中学のときに読んだ「狭き門」とサド「悪徳の栄え」
まだ、中公文庫で出版されていなかったので、買うのが恥ずかしかった。
読んで、もう、性的なものはおなかいっぱい、潔癖症になりました。
>>220
わたしも周囲も、「さよならアルルカン」あたりから読破していました。
>氷室冴子作品 新井素子を脚本化しようとしたり。
222JPB:2001/03/03(土) 22:38
高校に入ると平中悠一的世界があると思い込んでいました。
ああ・・・何てことだ・・・田中康夫、田口賢司、横森理香・・・
223JPB:2001/03/03(土) 22:58
あと、『ザ・浪人』ね。これを知ってる人は限られるだろうなあ。
つーか、多浪経験者は読んでるでしょう。
224220:2001/03/03(土) 23:37
>>221
私が「悪徳の栄え」を読んだのは26歳くらいになってから。
あまりの凄さに眩暈。この本は発禁にすべきだとマジ思った。
225名無しさん@1周年:2001/03/05(月) 21:32
トルストイの『人生論』
人間の魂の問いかけにはっきりした答えを与えているのは
唯一この作品だけではないかと思う。
読んでうれしくなった。
青春時代に読めてよかった。
226名無しさん@一周年:2001/03/05(月) 23:28
フランクルの「夜と霧」。
不覚にも涙が出た。
227ひひひー:2001/03/06(火) 01:46
やっぱりドストエフスキーでしょ、「罪と罰」「カラマーゾフの兄弟」あれにはびびった。
「ゲド戦記」あれもみごとにはまった。魂を引きずり込まれるほどの体験だった。
228吾輩は名無しである:2001/03/07(水) 04:33
スタンダール「恋愛論」
クリスティヴァ「初めに愛があった」
ジャック・プレヴェール「パロール」
229名無しさんのレスが読めるのは2chだけ!:2001/03/09(金) 00:21
地下室の手記。
ドルトムント
230吾輩は名無しである:2001/03/10(土) 22:02
村上春樹に打ちのめされた。とずっと錯覚していたけれど
藤原新也の「乳の海」を読んでから思想が大きく変わって村上春樹が嫌いになった。

ドグラ・マグラも大好きです。
231吾輩は名無しである:2001/03/18(日) 14:51
大江でおれは冒険的になった。日常生活の冒険がいい。
232吾輩は名無しである:2001/03/18(日) 19:14
家畜人ヤプー
233名無し組:2001/03/18(日) 22:47
三国志
234名無しさん:2001/03/19(月) 05:24
コリン・ウィルソン『アウトサイダー』。
おかげで工房時代が人より長くなった。
235Nanashi_et_al. :2001/03/19(月) 10:43
ツルゲーネフ『父と子』
高校時代にはじめて読んだ。
以来、知識人としての道を意識するようになった。
今でも行き詰まったときに読みかえしてバザーロフと議論する。
236吾輩は名無しである:2001/03/20(火) 02:42
ノルウエイの森。
何故か作家か医者になりたくなった。五年後精神科に行こうかな。これから流行る分野だし。

237名無しのオプ:2001/03/20(火) 05:59
寺山修司 ポケットに名言を
テラヤマ知った最初のキッカケ
238>236:2001/03/20(火) 10:07
流行らないよ。あんな甘っちょろい世界ではない。
感傷や憧憬で精神科に入ってきた輩は必ずやめてしまいます。
239238:2001/03/20(火) 10:11
因みに自分は昭和30年代の北杜夫の一連の作品群ですね。
240びくびく名無しさん:2001/03/20(火) 10:54
夏目漱石 「草枕」
別に人生変わっちゃいないだろうけど、読書が好きになる
きっかけになった本。
241吾輩は名無しである:2001/03/20(火) 16:39
 深沢七郎『楢山節考』

 中上健次『枯木灘』

 小生49歳、会社員。
242名無しくん:2001/04/15(日) 02:43
243名無しさん@Mシュナ:2001/04/15(日) 12:57
太宰治「斜陽」
村上龍「愛と幻想のファシズム」

23歳@女
244nanasi:2001/04/30(月) 11:05
宮尾登美子「櫂」「春燈」「朱夏」
245名無的発言者:2001/04/30(月) 11:32
トルストイ 「復活」
以来左翼
246吾輩は名無しである:2001/04/30(月) 15:40
イナガキタルホ「弥勒」
247吾輩は名無しである:2001/05/01(火) 20:43
マーク・トウェイン「ハックルベリィ・フィン」
フィッツジェラルド、カポーティの短編。
248(〜ε〜):2001/05/01(火) 22:13
KING★ARTHUR・C・クラーク「地球幼年期の終わり」「都市と☆」。
ごめんねSF厨房で、
あとリチャード・コールダーの「デッドガール」とか「アルーア」。
フィリップ・K・ディックの「ヴァリス」・・・イタタタタ。
しかも原文じゃなく全部翻訳デです。
マジはずいケドSF板ならなお、だ・か・ら、、、ちゅうしちゃう(〜ε〜)。
249名無しさん@1周年:2001/05/03(木) 14:09
マルケス「100年の孤独」
映画好きな人は是非読んで!
つーか、腰抜けた。
250吾輩は名無しである:2001/05/03(木) 14:45
アンドレ・ブルトン「宣言」
これで私は文学をやめた。今理系。
251吾輩は名無しである:2001/05/03(木) 15:48
181と同意
吉本隆明ほぼ全部
最近のやさしいタッチのもたまらない
252吾輩は名無しである:2001/05/03(木) 16:23
ヘルマン・ヘッセにはなかなか影響受けてるんですが、
デミアンの訳者後書きで「主人公シンクレールの遺稿として〜」
って注意書きの様に書かれているんですよ。

デミアンが死んだってのなら納得行くにしても、
主人公がってのはどこから出てきたんですかねえ?
253名無しさん:2001/05/03(木) 16:51
ごめんなさい、田中芳樹に影響受けて屁理屈飛ばしていい気になってた
厨房でした。あの記憶は抹消したいです・・・・
254吾輩は名無しである:2001/05/04(金) 14:20
ヘルマン・ヘッセ
『車輪の下』
『デミアン』
『春の嵐(ゲルトルート)』
J.D.サリンジャー
『ライ麦畑でつかまえて』
アンドレ・ジッド
『狭き門』
ツルゲーネフ
『片恋』

ヘッセの作品は良いです。なんでこんなに綺麗に表現できるんだろう。
中一のころ『車輪の下』を読んで確かに人生変わりました。
255吾輩は名無しである:2001/05/04(金) 21:15
>>252
もう一遍始めから読みかえしなさい。
256おたく、名無しさん?:2001/05/05(土) 18:17
ヘルマン・ヘッセ。
『シッダールタ』で世界の眺め方を変えられ、
『デミアン』で自分の見つめ方を教えられ、
『知と愛』で天分というものを考えさせられた。
自分の生き方を決定付ける鍵はほとんどヘッセの作品から
受け取った。
ヘッセの作品は「自分に誠実に生きる」ことの困難さと
すばらしさを教えてくれる気がする。
257吾輩は名無しである:2001/05/06(日) 03:13
ヘッセを読んで感銘を受けた頃、読書家の友人に、
「ああ、あのホモ小説。」と言われて、
そいつの読解力を疑ったことがあった。
258吾輩は名無しである:2001/05/06(日) 03:18
デラベッピン!!
これに衝撃を受けなかった奴はいない!
259吾輩は名無しである:2001/05/06(日) 03:41
カエサルの「ガリア戦記」。
伊達に2000年も読み継がれてない。

史料と思って敬遠しない方がいい。
ホントに凄いから。
文章読んでてその光景が目に浮かぶ、ってのは他にもあったが、
その場の音が浮かぶ、ってのはこれだけだ。
260吾輩は名無しである:2001/05/06(日) 03:43
ヘッセならクヌルプもはずせない。
261吾輩は名無しである:2001/05/06(日) 03:55
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボオ 「地獄の季節」
「イリュミナシオン」
若いのには「ライ麦・・」よりこっちのほうが必読の書と思うぞ。
262吾輩は名無しである:2001/05/06(日) 08:09
加藤諦三先生の著書全般。
263吾輩は名無しである:2001/05/06(日) 10:15
sage無くとも良い。
心が休まるから、彼のは。
昔大流行したらしいが、「愛が何とか」と言うタイトルは、今では恥ずかしい。
264吾輩は名無しである:2001/05/06(日) 17:21
尾崎士郎の「人生劇場」
今でも二年に一回は全巻読んでいる。
吉良常、飛車角・・・
昭和大衆文学の金字塔なおかつ我が心の書。
265吾輩は名無しである:2001/05/06(日) 19:05
奇憚クラブ。
266吾輩は名無しである:2001/05/06(日) 19:41
「ゲエ・ギムギガム・プルルル・ギムゲム」
267吾輩は名無しである:2001/05/06(日) 19:53
五木寛之「青春の門」
268吾輩は名無しである:2001/05/06(日) 22:27
尾崎士郎なんていまどき読む人いるんだね。実は高校のOB。話しても誰もしらねーけど。
269264:2001/05/06(日) 23:58
>>268
「人生劇場」
アナクロニズム 解かってはいるけれど・・・
時代の逆行 解かってはいるけれど・・・
270吾輩は名無しである:2001/05/07(月) 18:17
痛いと言われるのは覚悟の上。
辻仁成「クラウディ」。
271吾輩は名無しである:2001/05/08(火) 01:12
柄谷行人「探究U」「言葉と悲劇」
スピノザ主義者になろうと思った。
272吾輩は名無しである:2001/05/12(土) 04:59
塚本邦雄の著作一連
カミュ「シーシュポスの神話」
あとは「臨済録」。
煩悩その他に惑乱されっぱなしの日々......

273FROM名無しさan:2001/05/16(水) 14:00
C・ウィルソン「アウトサイダー」
274吾輩は名無しである:2001/05/16(水) 14:23
ヘッセ「デミアン」
275吾輩は名無しである:2001/05/16(水) 17:35
キェルケゴール「死に至る病」その他
変人っていわれて、みんなから後ろ指刺されて、村八分に
あっても、めげないぞと思った……
276吾輩は名無しである:2001/05/16(水) 17:45
>>275
絶望しなかった?
結局絶望するか宗教かの選択肢しかないじゃない。
277吾輩は名無しである:2001/05/16(水) 17:53
「狭き門」
本来は社会的倫理に拘束されることの無意味について書いてあるようだが、
私は逆にアリシアの過酷なまでの自己抑制、倫理的生き方に共感した。
私にとって宗教は興味の対象に過ぎないが、
今でもアリシアのように生きてる。
何れ破局が来るかも知れないが、それもまたよし。
278吾輩は名無しである:2001/05/16(水) 18:54
>>276
うん。
でもね、絶望しない人間より絶望する人間のほうが
ましだって、そこで納得しちゃった
宗教については、当時がようやく中世の枷から解放
されそうな時代背景を考えて、そういう結論に行き
つくのはしょうがないけど、自分とは関係ないな
と、実にお気楽な自己解釈をしていたもので……
今にして思えば、所詮高校生の考え付くレベル
だったんで、ちょっと青臭くて恥ずかしいです。
279吾輩は名無しである:2001/05/16(水) 19:02
小説如きで変わる人生ってイタイ
280吾輩は名無しである:2001/05/16(水) 19:03
>>279
人間は何かしら影響を受けて生きてると思うから、
考え方に影響が出たらそりゃあ人生も変わると思いますが何か?
281吾輩は名無しである:2001/05/16(水) 20:33
人間、なにかをきっかけにして変化してくもんだからね。
>>279さんは活字で変化した経験なくても別のことで
変わったりしたでしょ。
このスレッド覗く人間の多くは、
書物で何かしら変わっていった輩なんざます。
マジスレなんでsage

282吾輩は名無しである:2001/05/16(水) 22:42
ロマン・ロラン「ジャン・クリストフ」高校時代のバイブル。誰か仲間いる?
 
283276:2001/05/16(水) 23:29
279は単なる煽りでしょ。
相手することないよ。
>>276
前向きだなあ。
それに変な受け売りよりも自分で考える方がよっぽどいいと思う。
ただ多分中世の枷って事はないかも。
あれはいつの時代も普遍的に言えるのではないか。
だからこそ今も読まれている気がしないでもない。
なんてこれも私の解釈(笑)
>>282
ジャン・クリストフはバイブルではないが、影響を受けた作品ではある。
私はあそこまでは達観できないね。
ちょっと前にも「死に至る病」で出てるけど宗教がない人には難しいように思った。
284ニコ厨:2001/05/17(木) 09:32
世界の終わりとハードボイルドワンダーランド
長いお別れ
当方17歳
285731:2001/05/17(木) 10:51
カラマーゾフの兄弟 楢山節考
286我輩は名無しである:2001/05/18(金) 23:07
>>282
同じく。授業中も、休み時間も放課後も読んでた。
読みたくて読みたくて、
マジで周りなんてどうでも良かった
287吾輩は名無しである:2001/05/19(土) 01:51
青春時代ではないけど、小4の時の『みみをすます』谷川俊太郎。
これを読んで詩を読むようになった。詩を読むようになって、言葉をひとつひとつ
丁寧に受け止めるようになった。そこから世界が拡がった。
当時の担任の先生に感謝。
288吾輩は名無しである:2001/05/19(土) 02:19
大江健三郎「セブンティーン」
主人公に嫌悪感をおぼえたけれど
嫌悪感も(心を深く動かされるという意味で)
感動の一種だと気づかされた。
18歳のときでした。
289?À?K?¶?³?ñ:2001/05/19(土) 08:28
ベタだけど漱石の「坊ちゃん」
痛快の一言に尽きる
読後の爽快感でこれに勝るものは現時点ではまだ出会ってないです
290nick:2001/05/20(日) 00:59
サマセットモームの「人間の絆」
14歳の頃の思い出の本。
自分から文学に触れたのはこの本が初めてだったかも。
291吾輩は名無しである:2001/05/20(日) 01:11
>>52
50代くらいの女性を「おばあさん」とは。
お若いのねへ…若さに嫉妬するわぁホホホ(w
292吾輩は名無しである:2001/05/20(日) 01:21
トマス・マン「トニオ・クレーゲル」
テグジュペリ「夜間飛行」
王様が泣くんだ。

ヘッセは「ガラス玉演戯」が傑作。
293276:2001/05/20(日) 01:21
>>291
またえらく遡って(笑)
294吾輩は名無しである:2001/05/20(日) 01:22
シマタ
295吾輩は名無しである:2001/05/20(日) 05:25
アラン・シリトー「長距離走者の孤独」
なによりもいい。
296吾輩は名無しである:2001/05/20(日) 08:14
シリトーを読むまで、長距離トラック運転者の孤独と勘違いしていた。
長距離走者を読んでランナーに対する見方が一変した。
Qちゃんの大阪オリンピック誘致活動辞退報道を読み走者の孤独を実感した。
シリトーの孤独も深かったのだろう。
297吾輩は名無しである:2001/05/21(月) 18:44
ヘッセの作品を読むと、いかに自分は天才で人と違ってたかみたいな
感じでナルシストっぽく思えて引いてしまう。凡人に対する軽蔑を感じる。
ヘッセに学んだことは何もない。私に読解力がないのかナ・・・
298吾輩は名無しである:2001/05/21(月) 18:59
ドストエフスキー「地下室の手記」
299名無しのオプ:2001/05/21(月) 23:44
ドストエフスキー「罪と罰」
 文学の”凄さ”を教えてくれた作品。初読の時はただただ圧倒された。
ジョン・ファウルズ「魔術師」
 現代でも文学を書ける、と示してくれた作品。また小笠原豊樹氏の名訳
 のおかげで翻訳で作品を読んでもいいんだ、と救われた。
笠井潔「バイバイ、エンジェル」
 エンタテイメントだからといって決して文学に劣っているわけではない。
 ミステリィやSFも真面目に読むようにさせてくれた。
この三つの作品は20歳前後に読むと、ここに書かれているのは俺
じゃないか!?と思えてくる。
それにしてもこのスレは読んでて気持ちがいいね。本が好き
だって気持ちがすごく伝わってくるよ。
 
300吾輩は名無しである:2001/05/22(火) 01:13
>>297
読解力じゃないと思うな。
多分感覚、性格がヘッセと同じように内向的な人がより惹きつけられるんだと思う。
ただ、軽蔑はないように思う。
彼自身が常に自分の存在に悩んでいた人だし。
301吾輩は名無しである:2001/05/22(火) 12:59
ミヒャエル・エンデ
「モモ」
「はてしない物語」
302吾輩は名無しである:2001/05/23(水) 02:29
三島由紀夫「午後の曳航」
バルザック「ペール・ゴリオ」
アゴタ・クリストフ「悪童日記」
パトリック・ジュースキント「香水」

小学校の頃はズッコケ三人組か、ぼくらシリーズ。
マンガだったら「まんが道」
303吾輩は名無しである:2001/05/23(水) 02:34
>298

暗くならなかった?
304吾輩は名無しである:2001/05/23(水) 02:57
安倍公房「方舟さくら丸」
305construction:2001/05/24(木) 20:12
トルストイ「光りあるうち光のなかを歩め」
306吾輩は名無しである:2001/05/24(木) 21:19
沼正三「家畜人ヤプー」
日本人が学歴にこだわるのはヤプーだったからなんだね!
307ななし:2001/05/25(金) 23:33
12歳、谷川俊太郎。『空の青さを見つめていると』
詩と出会い、詩を書くようになり、
大学は詩の一芸入試で入った。
今も書き続けている。
去年、谷川さんに会えた。食事をして、詩を色紙に書いてもらった。
なにか『頑張る力』を貰った。
308吾輩は名無しである:2001/05/25(金) 23:41
ええっ谷川氏と食事をぉ?いいなぁ…話出来たなんて…
           ***谷川氏の詩を読んで涙するものより***
309せつげっか:2001/05/26(土) 19:36
アルジャーノン!
310吾輩は名無しである:2001/05/27(日) 04:35
『家畜人ヤプー』は角川文庫版をスウィフトのパスティーシュかと勘違いして
中学校のときに読んで腰ぬけたなあ。

あとクロソウスキーの『バフォメット』。これも中学のとき。
ペヨトルなくなったの、痛すぎ…
311吾輩は名無しである:2001/05/27(日) 05:08
309さんに1票。
312吾輩は名無しである:2001/05/29(火) 04:09
ヴィタ・セクスアリス。
わたしはこれでXXになりました。
313吾輩は名無しである:2001/05/29(火) 06:22
『弥勒戦争』山田正紀

今現在これより好きな作品はたくさんあるけど、
「人生変えるほど影響受けた本」といえばこれくらい…。
高校のころに一番ハマった本。
314吾輩は名無しである:2001/05/29(火) 12:44
クロード・シモン「アカシア」
315吾輩は名無しである:2001/05/29(火) 12:55
小学校2〜3年の頃?もっと幼かったかも、オヤジの机の奥に隠してあったエロ本見た時
これこそ、人生変える、、、、、本だね、
おまえら、カッコつけすぎ。
316吾輩は名無しである:2001/05/29(火) 14:39
それは変わったんじゃなく開発されたんだろう>>315
317考える名無しさん:2001/05/29(火) 15:08
宮本輝「蛍川」

最初に読んだ時、ラストの蛍が飛び交うシーンで、かなり感動した。
なんか知らんが、強烈に勃起した。
今まで本など読んだことなかったけど、宮本輝の本を片っ端から読んだ。
だんだんと面白くなくなってるような気もしたが、
蛍川の感動を当てはめて宮本輝作品を読み耽ったよ。
今の宮本輝を見てると……なんつーか、恥ずかしいっつーか。
「蛍川」と「錦秋(漢字違うな)」だけがどうしても捨てられない。
他は捨てたんだが、この2冊を捨てられたらどんなにスッキリするだろうと思う。

>>205
なんかイイ話だな(^^)
318吾輩は名無しである:2001/05/29(火) 15:38
>>316
開発?なにを開発?

かいはつ【開発】〔名・ス他〕
1.開きおこすこと。(天然資源などを)人間生活に約立せること「電源―」
2.現実化すること。実用化すること。「新製品の―」「研究開発―」
3.教育で、問答などを使って自発的にわからせる方法。
                     岩波国語辞典より
もう1度聞く、何を開発?
319吾輩は名無しである:2001/05/29(火) 15:50
君ヴァカでしょ?
320吾輩は名無しである:2001/05/29(火) 15:54
>>317
オレも宮本すきだよ ore>315 >318

HP
http://www.terumiyamoto.com/
321吾輩は名無しである:2001/05/29(火) 19:09
>>318
ワカタ。言葉の使い方間違えてた俺があほじゃった。
だがな、ここは文学板だ。エロは活字じゃねえ。わかったか。
322新庄イチロー:2001/05/29(火) 22:43
失われた時を求めて プルースト(新潮社版)

↑ やっと出ました。

その他、
天才バカボン
風の又三郎
ショウジ君(東海林さだお)
しろばんば(井上靖)
36歳レス
323名無しさん@1周年:2001/05/30(水) 03:10
私が衝撃を受けた本は

漫画「激烈バカ」です。
324吾輩は名無しである:2001/05/30(水) 10:40
「風と共に去りぬ」
325吾輩は名無しである:2001/05/30(水) 13:31
プルーストって全部読んで無くても読んだフリができるんだよね。
326吾輩は名無しである:2001/05/30(水) 18:06
「僕は勉強ができない」山田詠美

高校のとき読んで、自分が求めるべきかっこよさを見つけた気がした。
時田秀美君のような気持ちのいい人間になりたいとおもって生きてます。
327吾輩は名無しである:2001/05/30(水) 23:21
>>326さんは…本気…かな?
328吾輩は名無しである:2001/05/31(木) 08:36
「へたうま略画・図案辞典」テリー・ジョンソン
「今日の芸術」岡本太郎

329GO:2001/05/31(木) 08:37
利根川進「創造への挑戦」
17歳の時、この本に出会ってから「知的好奇心」が芽生えたと思います。
それ以降、ほとんどフィクション作品を読めなくなってしまいました。

330吾輩は名無しである :2001/05/31(木) 08:38
>>326
そんなことをしたら勉強ができないだけでなく、
女にももてなくなるぞ・・・
331吾輩は名無しである:2001/05/31(木) 11:38
河合ハヤオの「箱庭療法入門」
心理系ドキュメンタル記録。
しかしなぜかこの後どんな小説も
面白く読めるようになった。
332パルパ:2001/06/01(金) 17:41
コンサートのプロヂューサーだった時に
吉川英二先生の「新平家物語」に触れ
虚飾めいた人生を反省。
今はライターやっています。
333吾輩は名無しである:2001/06/01(金) 18:59
カミュの異邦人。
人生観変わったな……
334吾輩は名無しである:2001/06/01(金) 19:18
10代のうちに論語を読んでおけば、
変な新興宗教にはしらなくてすむ。


335田中洸人:2001/06/02(土) 01:35
http://www.geocities.co.jp/Technopolis-Mars/3422
量子力学がきわめて「人間的」な物理学であることがわかります
336吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 02:55
小松左京の「やぶれかぶれ青春期」 旺文社刊
337みずほ:2001/06/03(日) 13:25
倉田百三の「出家とその弟子」
なんかせつない気持ちになった
338吾輩は名無しである:2001/06/04(月) 01:08
ジョン・アーヴィング「ホテル・ニューハンプシャー」かなあ。
339吾輩は名無しである:2001/06/04(月) 01:57
ロリータ

いまだに女子中学生でしか逝けない・・・
340名無しさん@ご利用は計画的に:2001/06/04(月) 02:10
>>335
田中洸人って、誰なのか知らないけど、下記の部分でいきなり間違い。

「物事を観測するためには観測する対象に音や 光をあて
 るなどしなければならない。この行為は対象物の状態を
 変化させてしまい、結局物事を正確に計測できなくなる
(以上が量子論で用いられる不確定性原理の説明である)」

面白かったんだけど、続きを読む気がなくなった。

すごく、いいスレッドなのに、水を差して、ごめん。
341吾輩は名無しである:2001/06/04(月) 21:06
342名無しのオプ:2001/06/06(水) 01:27
走れメロス→こころ→友情
343吾輩は名無しである:2001/06/06(水) 03:00
なんかこのスレッド読んでると無性に純文学を読みたくなってくるな。
十代に時に得たものとはまた違う何かが得られるような、そんな気になってくる。
とか言いつつ、おれは忌野清志郎『十年ゴム消し』。
あと昔ロッキングオンのライターだった岩谷宏って人の『ザ・ポップ宣言』って本。(多分80年ころの本)
ずっと探してるんだけどどこにもない。誰か知ってる人いないですかね?
344名無しのオプ:2001/06/07(木) 02:16
教科書で読んだ「少年の日の思い出」。
ヘッセだったかな?
一度おかした過ちは償うことはできない、って感じの文章で。
そのとおりかもしれないが、中学生には重い話だったよ。
345吾輩は名無しである:2001/06/07(木) 21:49
安達哲 さくらの唄
346仙介:2001/06/07(木) 21:53
 ウラジミール・ナボコフ  ロリータ
異常に読みづらかったがね。
347吾輩は名無しである:2001/06/10(日) 02:47
パールバック「大地」
特に具体的にどう変わったってわけじゃないが、理想に燃えてふところ深く
生きたいと思いました。
蜃気楼って歌も好きでした。あれ歌ってたのは誰だっけ?
348吾輩は名無しである:2001/06/10(日) 04:12
井上靖「北の海」
ユーモアもあっておもろい。
349吾輩は名無しである:2001/06/10(日) 19:41
三島由紀夫『青の時代』だな
350オータム吉日:2001/06/11(月) 00:32
色川武大「怪しい来客簿」
なんか、信じるに値する、とか思ってしまった。
351吾輩は名無しである:2001/06/11(月) 05:37
ゴーマニズムに人生変えられちゃう奴が文学板にいるのが衝撃。
人生とどう関係あるのか聞いてみたい。
352吾輩は名無しである:2001/06/11(月) 06:26
ホモホモ7

漫画版に逝きます
353吾輩は名無しである:2001/06/11(月) 06:44
>>351
私は嫌悪感を抱いたが、
感情を動かされるってことはかなりの影響力あると思うよ。
良かれ悪しかれ普通の小説よりも心を動かされる。
354吾輩は名無しである:2001/06/11(月) 08:37
>352
50歳ぐらいの方ですか?
355吾輩は名無しである:2001/06/12(火) 06:17
美輪明宏さんの本
全部良いですが特に「紫の履歴書」
356吾輩は名無しである:2001/06/12(火) 11:55
「チャタレイ夫人の恋人」
「アンナ・カレーリナ」
不能男に明るい未来はないことがよくわかった。
それ以来、一生懸命、色道修行してマース。

357名無しのオプ:2001/06/12(火) 13:18
>>351
義務教育中読んだらまあびっくりするんじゃないの?
自分達が受けている歴史教育について真剣に考える契機にもなるだろうし。
358吾輩は名無しである:2001/06/12(火) 21:19
アルジャーノンじゃあ、人生変わらんだろう。いい本だったが。
359吾輩は名無しである:2001/06/12(火) 22:37
不思議の国のアリス、指輪物語、大きな森の小さな家

ロマンチストになっちゃいました。
360吾輩は名無しである:2001/06/12(火) 22:38
『荘子』
『純粋理性批判』
361吾輩は名無しである:2001/06/13(水) 01:30
>自分達が受けている歴史教育について真剣に考える契機にもなるだろうし。

それくらいで人生変るかな。なんかこれ自分の愛読書スレになってきて
ない?人生がどう変ったか書いてくれたら面白いんだけど。

俺はベタだけどスピノザだね。奴のような見方で人生を見てみると
(ちょっとかじっただけだけど)自分を責苛む悩みってのが、
綺麗になくなった。自殺まで考えるような人間だったが
いまはストレスの殆どない生活をしている。
362吾輩は名無しである:2001/06/13(水) 21:14
>>361
「スピノザ」ってそれベタなのか??
363吾輩は名無しである:2001/06/13(水) 21:19
汎神論(pantheism)はベタベタのベタだ。
364吾輩は名無しである:2001/06/13(水) 22:40
大学受験のときに「唯野教授」
365吾輩は名無しである:2001/06/13(水) 23:07
>>363
世代によるでしょ?
今の若い人で思春期にスピノザを読むやつなんてほぼいないよ(笑)。
ニーチェだとかサルトルだとかいうならまだ分かるけど。
それか、読むとしてもフーコーだとかデリダだとか、現代思想系なんじゃないの?
それだってかなり浮くと思うけどね(笑)。
366吾輩は名無しである:2001/06/14(木) 05:39
>>363
汎神論ってもしかしてスピノザのこと?プププププ
367吾輩は名無しである:2001/06/14(木) 06:04
「スピノザ」って食べれるんですか?
368吾輩は名無しである:2001/06/14(木) 06:22
ダイエットにはいいと思う。
369吾輩は名無しである:2001/06/14(木) 06:29
>>367
もしかしてピザと掛けた?
370吾輩は名無しである:2001/06/14(木) 06:39
それはピッツア。ピザは地名。
371実習生さん:2001/06/14(木) 06:46
ドストエフスキー『罪と罰』
頭をぶん殴られたような衝撃が走った。
372吾輩は名無しである:2001/06/14(木) 06:53
373吾輩は名無しである:2001/06/14(木) 06:58
僕は「地下生活者の手記」の方が衝撃強かった。
374名無しのオプ:2001/06/14(木) 09:13
>>361
悩みがない、ストレスが殆んどない生活って凄いね。嫌味じゃないです。

私は、小林よりのりを挙げた者ではないし、あの歴史観に賛同する者でもないけど、
この人の本を挙げる人がいても特に変じゃないと思う。

自分達が受けている(歴史)教育は絶対的なものじゃないということ、
物事の捉えかたはいくつもあること、自分の頭で考えて捉える必要があること、
これらのことは成長するにつれていずれ分かることだけど、
自然に気づく前に、小林に作品の形で提示されて気づく人もいるんじゃないか
と思った。
375吾輩は名無しである:2001/06/14(木) 11:18
>>374
まあ、感覚的な問題なんじゃないの?
おれだって誰かが「『戦争論』を読んで私の人生は変わりました」って言ってるのを聞いたら、
やっぱ違和感を覚えるよ。単純に。
376名無しさん:2001/06/14(木) 13:08
俺はまさに「『戦争論』を読んで私の人生は変わりました」だよ。
15歳の時に読んで、ものすごい衝撃だった。
そのあと三島に流れてたりする(w。
377吾輩は名無しである:2001/06/14(木) 13:27
>>376
なるほどね。そう言われちゃ仕方ねえな(笑)
365じゃないけど「世代の違い」なのかね。
378名無しのオプ:2001/06/14(木) 20:21
>>375
実生活で言うのと、ネットで発言するのとはまた別の次元の話だと思ってる。
「この本で自分の人生が変わった」なんて内容の会話は、自分だったら
親友以外とすることないだろうし。実生活の知人にその手の話されても違和感あるよ。
それがどんなに素晴らしい本だとしても、違和感はある。
379名無し組:2001/06/14(木) 21:23
ナサニエル・ホーソン「緋文字」
380吾輩は名無しである:2001/06/14(木) 22:24
江戸川乱歩「芋虫」
381吾輩は名無しである:2001/06/14(木) 23:50
>>376
戦争論から三島ってどうやって繋がったんですか?
三島に戦争関係の発言ってあったっけ?
話が人生に関係なくなっちゃうけど。
382吾輩は名無しである:2001/06/15(金) 00:03
南回帰線
北回帰線

男なら読め。
383吾輩は名無しである:2001/06/16(土) 00:39
>>381
祖国としての「日本」を気にしだした、ってことでしょ。376が言いたいのは。
いちいちいじめるなよw
384吾輩は名無しである:2001/06/16(土) 15:48
人間の条件
青春の門
深夜特急
ホテルニューハンプシャー
385吾輩は名無しである:2001/06/16(土) 16:10
私もホテルニューハンプシャー。特に醜い熊のスージーが大好きだった。
あとトルーマンカポーティ遠い声遠い部屋。これが一番衝撃的でした。

386吾輩は名無しである:2001/06/17(日) 00:32
>>384
なんかすげえ素直なやつだな(笑)
深夜特急は実はおれもかなりきたのだが、言えなかったよ・・・。
387吾輩は名無しである:2001/06/17(日) 00:35
エルロイのLA四部作。すげえ夢中で読んだ。
人生変わったは嘘だけど、やっぱ小説は面白いと再確認出来たという意味で。
388吾輩は名無しである:2001/06/25(月) 00:08
1です。もう尽きたかも知れないが、念のためにあげておこう。
永ちゃんの成り上がりを読んで故郷を離れて20年、やっぱり才能が必要だと感じた。
何の才能も根性もない奴が東京に出てきたからといって成りあがれるわけはない。
でも、いろんな人に刺激を受けてそれなりにハッピーだったけどね。
友人には中3で「入江塾の秘密」を読んで東大医学部を目指して受験勉強に励んだ奴とかも
いるし。輝ける未来を信じて生きていけるのは青春時代の特権なのかもね。
389吾輩は名無しである:2001/06/25(月) 01:46
開高健「フィッシュオン」「オーパ」・・・人生狂った。
390吾輩は名無しである:2001/06/25(月) 20:44
田中菊雄「現代読書法」
391吾輩は名無しである:2001/06/26(火) 19:25
ビデオボーイ
392吾輩は名無しである:2001/06/26(火) 23:46
中島らもの個人的体験に基づいた小説とか
若い頃のことを書いたエッセイとか。
俺はこれで結構救われた。とりあえず今は前よりも楽になった。
393吾輩は名無しである:2001/06/27(水) 10:33
トマス・ウルフ「天使よ、故郷を見よ」
394モー娘。らぶ。。。:2001/06/27(水) 11:17
中上健次『蝸牛』
ヒモの話なんだけどな。
20歳くらいの時に読んだんだけど、おれもヒモみたいな生活してた時だったからな。

っつーか、中上の初期短編はすべて人生を変えるほどの作品だったよん。
395吾輩は名無しである:2001/06/27(水) 12:58
>>394
最後の刺し殺そうとする場面がキティなのに切ない感じで良いよね。
396吾輩は名無しである:2001/06/27(水) 13:15
HOW TO SEX
397吾輩は名無しである:2001/06/27(水) 13:32
>>394
同意!
中上が若い頃書いた短編ってすごくいいよね。
398吾輩は名無しである:2001/06/30(土) 17:12
age
399名無しさん脚:2001/06/30(土) 19:32
トランボのジョニーは戦場に行った
反戦小説でこんな切り口があるのかっていう、
目の付け所に感動した。
わたしは特に反戦でもないが、爾来小説というものは
目の付け所だと、妙に納得しつづけている。
400吾輩は名無しである:2001/07/01(日) 09:12
パパラギ
401吾輩は名無しである:2001/07/01(日) 09:36
>393

そーかー、題名につられてちゅうぼーの時
読んだけど、響かなかったけどなー。
俺の中ではワーストに入る洋モノだぞ。
その点、ドストエフスキーやモーパッサンは
ビンビンきちゃった。
402吾輩は名無しである:2001/07/01(日) 22:55
アブラハム・マスロー『人間性の最高価値』とか『完全なる魂』とか。
人生の方向がころっと変わっちゃった。

でも、ホントの最初は小学生の時読んだ『無口のムウ』
図書室で思わず、声を出して笑ってしまい周りに振り向かれた。
以来本好きに。。お子様にはおすすめかも。

『成り上がり』ってそんなにいいの?
あの人。どうして、こうカリスマ性をもつのかしら。
不思議な人ね。
403吾輩は名無しである:2001/07/01(日) 23:14
 中島らものエッセイ全て。おかげでB級趣味になってしまったし、
 恋愛至上主義者になってしまった。
 特に『僕に踏まれた町と僕が踏まれた町』は、十代のときに読んでおくと
 いい本です。
404吾輩は名無しである:2001/07/06(金) 05:17
GON!
きづいてしまった・・・・
ああ、鬱だ氏脳・・・・
405吾輩は名無しである:2001/07/06(金) 06:49
ミルプラトー
406吾輩は名無しである:2001/07/06(金) 10:28
チョコボール向井
「チンポ一本で家を建てる方法」
407吾輩は名無しである:2001/07/13(金) 00:30
20歳の原点→青春の墓標→人知れず微笑まん
408吾輩は名無しである:2001/07/13(金) 00:53
同期の桜
409吾輩は名無しである:2001/07/13(金) 00:59
オスカー・ワイルド
「ドリアングレイの肖像」
410吾輩は名無しである:2001/07/13(金) 04:50
アルジャーノンで人生は変わらなかったけど、読書の傾向がずいぶんかわったと思う・・・これも人生変えられたってことだよな・・・
411吾輩は名無しである:2001/07/13(金) 08:02
>>403
俺も中島らも好きだけど、らも読んでも恋愛至上主義者
にはならないでしょ。俺は逆に恋愛しなくてはいけない
という強迫観念から逃れられたけどねえ。
412吾輩は名無しである:2001/07/14(土) 01:04
高校の頃読んだ「麻雀放浪記」
純文学ではないけれど骨太なピカレスクロマンの世界に陶酔したよ
最近読み直したけどイマイチだなぁといった感想をもった
413吾輩は名無しである:2001/07/17(火) 00:49
age
414名無し:2001/07/17(火) 12:48
ガイシュツかもしれないけど、坂口安吾の堕落論。
青臭い主張だって自分で言いつつもそれに傾かざるを得ない
彼の苦闘が胸を打ちました。
『不良少年とキリスト』の一節が大好き
415吾輩は名無しである:2001/07/17(火) 23:29
万延元年のフットボールだな!
416吾輩は名無しである:2001/07/18(水) 07:35
青春時代にドストエフスキーを読んでない人間は法律で死刑にすべきだと思う。
どうかな?
417吾輩は名無しである:2001/07/18(水) 15:51
>>416
そんな貴方が死刑!
418新人さん:2001/07/18(水) 19:01
ツルネーゲフ「はつ恋」
小学校のときに読んだんだけど
あれ以来
恋愛至上主義の価値観になったような気がする。
419吾輩は名無しである:2001/07/19(木) 01:25
北条民雄「いのちの初夜」。
絶版になってたのを手に入れてほくそえんでたら重版が・・
420  :2001/07/19(木) 02:30
中学ではじめて読んだ、マルキ・ド・サド「悪徳の栄え」。
性的表現も卓越だが哲学がすごかった。絶対的自由を勝ち取る
ための自然主義、結局あれがいいたかったのかな。ましてや独房
の中で書いたわけで自由に対する渇望はすごいものがあったと思う。
女を金網の上で焼いたりするイメージはいまだに頭に残ってる。でも
あれを読んだからといってサディストにはならなかった。サドは逆境に
あったからこそ残虐なエロティシズムを志向して自由を勝ち取ったのです。
あわせて澁澤龍彦のサドの伝記をよまなかったらそこまで理解できなかった
かもしれない。
サドよ永遠なれ!!
421駅弁:2001/08/01(水) 17:45
漫画しか読んでなかったので大変勉強になります。
age!!
422吾輩は名無しである:2001/08/01(水) 22:02
>>416
自分が尻馬乗りでないことを証明できるぐらい
>>416の根拠を述べろ。
423吾輩は名無しである:2001/08/01(水) 23:02
「孤島の野犬」
恥ずかしながら高校生の時に生まれて初めて呼んだ文庫本。
裏表紙には小学校高学年向けと書かれていたがおもしろかった。
きっと誰も知らないんだろうな、いいんだ別に・・・・
424吾輩は名無しである:2001/08/01(水) 23:09
>>422=青春時代にドストエフスキーを読んだことがない馬鹿。
そんなに死刑が怖いか
425吾輩は名無しである:2001/08/01(水) 23:20
中上健次。
426吾輩は名無しである:2001/08/01(水) 23:28
>>424
その程度の話の展開しかできんのなら、
ドストエフスキーの名を語るな。
読むと、きさまの如きアホになると宣伝してるようなもんじゃ。
あと、>>422に答えろ、ボケ。
427吾輩は名無しである:2001/08/01(水) 23:31
>>426
本当にドストエフスキーを若い時に読んでないんだ。ププ
どうりでそんなアホになちゃったのね。可哀相に。ご冥福をお祈りします。
428吾輩は名無しである:2001/08/01(水) 23:45
>>427
おまえが今まではいた言葉では
誰も納得せんぞ。

俺は
おまえの言葉を聞いてドストエフスキー読むのをやめるやつが増えるのを
期待しているので
このまま戯言をぬかし続けてくれ。

あと、>>422に答えろ、ボケ。
429吾輩は名無しである:2001/08/01(水) 23:51
好きな本は色々あるけど、人生変ったってのはあるかな〜、と
悩んだ結果でた答えが「完全自殺マニュアル」だった。
初めて読んだのは中二の時だったんだけど、
それまでほわわ〜んと死とか自殺とか麻薬とか殺人とか、
そういう破壊的なことや破滅的なことに漠然と憧れを抱いてたんだけど、
あれ読んで、「あ、現実なんだ、睡眠薬100錠なんだ」って
気付いたっつーか。そういう意味で人生観変わりました。
少なくとも、授業中窓の外を眺めながら「あー飛び降り自殺してー」
って思わなくなった。
430吾輩は名無しである:2001/08/01(水) 23:57
>>422
青春時代にドストエフスキーを読んでないと
お前みたいにネタレスにマジ切れするようなドキュン
になっちゃうから。ドストエフスキーをしっかり読んでる
人はネタにいちいち過剰反応するようなアホにはなりません。
納得いった?
431吾輩は名無しである:2001/08/02(木) 00:22
>>430
>ドストエフスキーをしっかり読んでる
>人はネタにいちいち過剰反応するようなアホにはなりません。

何故そう言える?
432吾輩は名無しである:2001/08/02(木) 01:11
安部公房全部。今だって青春時代だと信じたい。
433吾輩は名無しである:2001/08/02(木) 09:12
中学生の時は詠美の「放課後の音符」などにはまり、処女を喪失する恋愛に憧れを抱いた。
で、そうなると、詠美は読まなくなった。
三島や太宰にはまったかな。
434橋本 治:2001/08/02(木) 21:56
 シンデレラ ボーイ シンデレラ ガールでしたっけ?
20代前半の根拠無き自信過剰状態の時に読んだ。
それからの私の 20代は 鬱であった。
435吾輩は名無しである:2001/08/02(木) 22:03
「何でも見てやろう」小田実
「麻雀放浪記」阿佐田哲也
「文明の生態史観」梅棹忠夫
「風の十二方位」ル・グイン
「君はキラリ」諏訪野しおり
436吾輩は名無しである:2001/08/04(土) 01:51
>>429
うんうん。コレって生死の基礎知識としてはいい本だよね。
あくまでも本の内容が正しいと仮定してだけど。
437吾輩は名無しである:2001/08/08(水) 20:43
芹沢公治良の「愛と死の書」
438吾輩は名無しである:2001/08/08(水) 23:48
新耳袋読んで怪奇現象続出した
439吾輩は名無しである:2001/08/09(木) 00:06
中学3の時に讀んだ「萌えよ剣」
高校3の時に讀んだ「風の歌を聞け」
440吾輩は名無しである:2001/08/09(木) 00:50
>>439
萌えるな。
聴け。
441439:2001/08/09(木) 01:25
タハハ(照笑)、やはり突っ込まれてしまった。
「萌えよ」はワザと「聞け」はグーゼン。
442吾輩は名無しである:2001/08/09(木) 02:54
たぶんガイシュツかも知れないけど「死霊」に尽きる。
「死霊」という書物と出逢わなかったら、おそらく自分は精神に
変調を来たしていただろう。
尤も埴谷本人は、独房生活で自分はもしかしたら発狂したのかも
しれないのですよ、とかいっているが――
443吾輩は名無しである:2001/08/09(木) 03:08
青木雄二
444吾輩は名無しである:2001/08/09(木) 03:26
青木はいいね。反文学で。
445吾輩は名無しである:2001/08/09(木) 10:21
『ロザリオの鎖』(永井隆著・アルバ文庫)
この方は長崎大学の原子学博士で、カトリック信者です。
1945年8月9日の原爆投下に遭いました。
原爆被害に遭ったその人の口から、「この世の有限の資源に変わり、原子力が強い
味方となるだろう。そのために息子にも原子学を学ばせ、科学を発達させることで
人間を生活苦から解放したい。そしてパンのことのみに奔走するのでなく、霊魂の
ことに目をむけられるような未来を望みたい」

と、そういう主張が出たことが衝撃でした。
ぜひ読んでみて下さい。
446吾輩は名無しである:2001/08/09(木) 15:09
なーつーめーそーせーきの
こころぉぉぉぉぉおおおー
447吾輩は名無しである:2001/08/09(木) 16:47
唐沢商会のガラダマ天国。
448吾輩は名無しである:2001/08/13(月) 01:45
あげ
449吾輩は名無しである:01/09/16 11:30
age
450吾輩は名無しである:01/09/16 11:54
ちばあきお「キャプテン」
451吾輩は名無しである:01/09/16 12:07
三浦綾子「氷点」を最近読んで
もっと早く読めばよかったと後悔した
大人になってから読んだら自己嫌悪しまくる
452吾輩は名無しである:01/10/01 14:33
age
453日本人とは・・・:01/10/01 16:26
立原正秋「愛と人生の風景」

あれこれ外国文学に浮気して走る前に、「まずこれを読んでおけ」と言いたい。
日本人、日本的なるものについては、
この一冊で言い尽くされていると思う。
それとひきかえ今の頽廃した日本の姿は・・・・
一度読めば忘れられなくなるフレーズか一杯。
454七紙さん:01/10/02 01:30
安吾。堕落論・続堕落論。これに限る。
455吾輩は名無しである
ブコウスキー全部。