ヘミングウェイってどう楽しめばいいんですかね?

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1ねりけし
ヘミングウェイの小説ってどう楽しめばいいんですかね?
なんか僕には、ああこの辺って昔の人には面白かったのかな・・・?
みたいなのはあるんですけど、
リアルタイムとしては楽しむことができません。
もう死んじゃってるんですかね?
それとも僕が不感症なんでしょうか?
なんでノーベル賞作家なのか全然分かんない。

2考える名無しさん:2000/11/21(火) 04:08
私も不感症です。
「罪と罰」しか読んだことないけどね。
3吾輩は名無しである:2000/11/21(火) 04:13
翻訳も酷いからね
ものによるけど・・・
4吾輩は名無しである:2000/11/21(火) 05:11
感じる小説何がいい?
5吾輩は名無しである:2000/11/21(火) 07:51
感傷を硬い殻で覆ってる文章が多い気がする。
ハードボイルドで、救いがなくて哀しい話が多いからあんまり好きじゃない。
6:2000/11/21(火) 07:54
不感症って方は、最初に映画から入るのも良いかも。
本と映画は違うけど、ヘミングウェイの「雰囲気」は感じられるよ。
7吾輩は名無しである:2000/11/21(火) 09:25
>>2 は何かのギャグ?
ヘミングウェイに限らずこれまで「罪と罰」以外の本を読んだことないって
意味なのか?>>3-6 君らは疑問に思わないのか?
82:2000/11/21(火) 10:33
>7 違います。
もっと普通に読みましょう。
ヘミングウェイでは「罪と罰」しか読んだことはないが
ヘミングウェイに感じるものはない=不感症です。

ちなみに1の「なんか僕には、ああこの辺って昔の人には
面白かったのかな・・・?」に激しく同意。
現代的な感覚を持つ私としてはヘミングゥエイはとても
大袈裟で陳腐なメロドラマを読んでいるみたい。

あれ?

すいません。
ドストエフスキーとヘミングウェイを間違えました。
ヘミングウェイは結構好きです(笑)
「老人と海」を読むと勇気が出ますよね〜(笑)
9> 8=2:2000/11/21(火) 12:49
アレ読んで、肉体労働者にだけはなるまい、
と思ったが。
10ロカンタン:2000/11/21(火) 15:07
ヘミングウェイって基本的には短編作家ですね。長編はあまり面白いとは
思えません。
高見浩が訳した短編集でも読んでみたら?新潮文庫から出てるよ。
11吾輩は名無しである:2000/11/21(火) 18:51
「清潔で、とても明るい場所」(?)が良かった記憶あり。
12ねりけし:2000/11/21(火) 20:14
2さん。派手に出鼻くじいてくれましたね。
まあ僕もそう言うことよくあります。
ちなみに僕はボンジョビとアンチョビを混同したまま、
3年間くらい気づきませんでした。
「イワシの塩付け」・・・。
変なバンド名だなあと。
ところがある日ピザ屋でボンジョビの曲が流れてきて、
あれ!!
違うじゃんって。

僕は文学部生なんですけど、
多分ゴーゴリとゴーリキは一生区別が付かないままでしょう。
もちろんマネとモネもです。

ゴッホとコッホは分かります。
見間違えますけど。

それにしても派手にやってくれました。
13吾輩は名無しである:2000/11/21(火) 21:22
「老人と海」それから「二つの大きな心臓の川」
以上。
14吾輩は名無しである:2000/11/21(火) 21:55
5と同じ理由で、逆に好きです。
短編しか読んだことないですが、ナイーブなヘタレ男の、ヘタレぶりがたまらんのです。
中心になるタフガイ不在だと、ハードボイルド文体はこうなるんだと、そういう感じで、
楽しんでみるというのはどうでしょう。
15吾輩は名無しである:2000/11/21(火) 22:00
2は、ヘミングウェイ嫌いの意味のレトリックかと思った。
笑いました。

ヘミングウェイの短編を読むと乾いた切なさを感じる。
16ねりけし:2000/11/21(火) 22:32
みなさんレスありがとうございます。
今まで長編ばかり手出してたので、
みなさんが薦めてる短編読んでみようと思います。

ところで、
そもそもハードボイルドとはどういう意味なんですか?
いまいちピンときません。
5さんの、
>感傷を硬い殻で覆ってる文章が多い気がする。
>ハードボイルドで、救いがなくて哀しい話が多いからあんまり好きじゃない。
っていうことなんですか?
それにしてもピンとこないんです。
長編はだいたい読んだんですけど、
あれってハードボイルドなんですか?

逆にハードボイルドの対局って誰あたりになるんですかね?
17吾輩は名無しである:2000/11/21(火) 22:50
加藤紘一
18吾輩は名無しである:2000/11/21(火) 23:00
座布団1枚!
19悠ちゃん:2000/11/22(水) 01:34
「インディアン・キャンプ」が名作。主人公の父親の親父に萌えた。

シカゴ近郊のoakparkって町はヘミングウェイを観光ネタに使ってる。
建築家Frank Lloyd Wright(旧帝国ホテルの設計者)の設計した家の
ツアーも逝ったことある。
20悠ちゃん:2000/11/22(水) 01:35
親父=オヤジ・キャラ。
2114:2000/11/22(水) 01:53
>ねりけし
ああ。すんません。そんなわけで、ヘミングウェイは、
内面に触れないハードボイルドの線上にあって、
探偵モノとは対極にあるという感じで、どうですか?
いかんなあ。ややこしくなりそうだ。下げよう。
225:2000/11/22(水) 07:55
>>14
>ナイーブなヘタレ男の、ヘタレぶり
思わず笑ってしまいました。肩で風を切りながらも、背中が泣いてるってことでしょうか?

>ねりけし


235:2000/11/22(水) 08:11
>ねりけし
↑失礼しました。
ハードボイルドって、もともと「卵の固ゆで hard-boiled」から来ていて
…なんちゃってわたしも良くわかんなかったりします。ごめん。
でも、なんとなく感傷、感情を直接的には描写しない文体のことかと思っていました。
同じハードボイルドでも、探偵小説などとは違うという点は21=14に賛成です。

すみません、もっと勉強してきます…。
24名無しさん@1周年:2000/11/22(水) 08:50
「探偵たちよ スパイたちよ」 丸谷才一

タイトルうろ覚えだけど大体わかると思う
ミステリー、ハードボイルド…
25三島ゆきを:2000/11/22(水) 17:51
『移動祝祭日』を読んでみろ。
262+8=26?:2000/11/22(水) 21:54
ハードボイルド

アメリカhard−boiled元来は「(卵の)固ゆで」の意)
小説で、感傷を排し、ことさらに文体、主人公の性格、行動などの
冷酷を装った内容をもつ作風。

ヘミングウェイはハードボイルド作家だと思うけれどヘミングウェイ
は感傷的。
ハードボイルド作家には感傷的だから感傷を排する人が多いと思う。

ヘミングウェイは「老人と海」しか読んだことないけどね(笑)
27菜食主義者:2000/11/23(木) 10:13
ヘミングウェイは頭で小説を読むもんじゃない。
彼の生き方を体で「読む」ものだって誰かが言ってたよ。
28ねりけし:2000/11/23(木) 12:58
>27
納得です。
読んでなんかそんな気がしました。
2926:2000/11/23(木) 16:15
ヘミングウェイのお勧めはなんじゃ?
30吾輩は名無しである:2000/11/23(木) 19:04
ラムをベースにしたパパ・ダブル
31吾輩は名無しである:2000/11/23(木) 22:46
短編集と老人と海しか読んだコトないけど
短編集大好き〜
ポークビーンズとそば粉のパンケーキが食べたくなるね
32吾輩は名無しである:2000/11/23(木) 23:19
漢(おとこ)の世界
33吾輩は名無しである:2000/11/24(金) 00:01
懐古趣味。
ただ、酔った頭にはとてもいい薬。
34反文雀:2000/11/24(金) 00:40
サリンジャーはスペイン戦線でヘミングウェーに会って以来、
嫌いになっちまったんだよな。ライ麦でもそんな風に書いてるし
35吾輩は名無しである:2000/11/24(金) 01:59
うそ>34
36反文雀:2000/11/24(金) 02:41
面倒臭がらずに書くと、ライ麦ではヘミングウェーに反感持ってる感じがして、
それは人民戦線支持の場で、オーウェルなんかといっしょにヘミングウェーに会ったとき、
ヘミングウェーが目の前で「お前達、こんなことができるか」と言って
鶏の頭をピストルで撃ったから、という論説を読んだことがあるんだな。

ま、ヘミングウェーの言わんとしたこともわかるけどね
正義の戦いなんて甘い作家気分で来ても、現実の戦争は・・・

この辺のことはうろ覚えだから、詳しいことを知ってる人は補足を頼むところ
37吾輩は名無しである:2000/11/24(金) 02:44
リリアン・ヘルマンはアーニーの事を臆病モンだと書いてます。
38反文雀:2000/11/24(金) 02:57
そういえば、酒場でハメットにからんで立ち塞がって喧嘩を売ったヘミングウェーに
ハメットが「そんなことはもう十分若いときにやったよ」とあしらったとか
39反文雀:2000/11/24(金) 03:07
赤狩りに巻き込まれたとき、
リリアンヘルマンとハメットの態度は対照的だったとか

どちらが狼狽して、どちらが泰然としていたかは、
38の事例で言うまでもない
40悠ちゃん:2000/11/24(金) 03:51
詩人Wallace Stevensにヘミングウェイがフロリダで殴られた、
って言う噂は本当なの?
41ねりけし:2000/11/25(土) 02:27
みなさんの薦める短編集読んでます。
・・・やっぱだめですわ。

要するにハードボイルドというのは、
小学校低学年の作文から最後の1行の
「とても面白かったです。」
を抜いた物のことでしょうか?

42考える名無しさん:2000/11/25(土) 02:38
自殺の原因は何なのでしょう。
43ロカンタン:2000/11/25(土) 03:51
確かアフリカでの飛行機事故の後遺症で、小説なんか書け
る状態ではなくボロボロだったのを悲観して死んだと何か
の本で読んだ覚えがあるなあ。一回で死ねなくて、3回く
らいやってやっと死んだということだね。
まあ、あそこの家は父親も自殺したんだよな。
44吾輩は名無しである:2000/11/25(土) 04:01
「男性版ハーレークインロマンス」とどこかで聞いた覚えが。
45吾輩は名無しである:2000/11/25(土) 04:02
↑あ、ハードボイルドのことです。
46吾輩は名無しである:2000/11/28(火) 01:02
age
47吾輩は名無しである:2000/11/28(火) 01:29
長編に関して言えば、若き日の『日はまた昇る』と『武器よさらば』
で彼の才能は終わっている、ということです。
48吾輩は名無しである:2000/11/28(火) 01:36
映画の『ラヴ・アンド・ウォー』はどないだ?
49マミー:2000/11/28(火) 05:04
「老人と海」おもしろかった
じいさんがまぐろとりにいって
さんざん海上をひっぱりまわされて
岸に帰ってきたときは鮫にほとんどエモノを食われちまってた
そんな話だっけか
あらすじだけ書くとばかばかしいなぁ
50吾輩は名無しである
全部わからなかった。
作品のなかで女を殺してばかりいる作家は嫌いだ。
ごめん偏見で。