四方田犬彦って

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1名無しチェケラッチョ♪
どう?
あの博覧強記振りはオレはすきだけど
2ペリエ:2000/11/05(日) 02:57
ジョナサン・スウィフトの専門家です。
以前東洋大で教えていました。
3>2:2000/11/05(日) 03:24
今は明学だっけ?
柄谷行人と同じパターンで、大学では本名使ってます。
「犬彦」は澁澤龍彦のパロディです。
4ペリエ:2000/11/05(日) 03:46
そうです、明学です。ちょっと取っつきにくい人です。
5:2000/11/05(日) 04:05
考えてみると、あの博覧強記のスタイル自体、澁澤のパロディと
言えなくもないな。
6 :2000/11/05(日) 04:43
筑駒出身の文壇人というと、この人と野田秀樹ぐらいか?
7吾輩は名無しである:2000/11/05(日) 10:52
いっぱい本書いてるけど本当にグッとくるものがなさそう。
8>6:2000/11/05(日) 19:28
アズマがいるよ
9名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/11/08(水) 15:31
これだけ、博学だと感心してしまう
少なくともフランス語、イタリア語、中国語は堪能だし
ところで、この人が翻訳する予定というドゥルーズの「シネマ」はどうなったのだろう
なんか10年くらい前から噂を聴くのだが
10吾輩は名無しである:2000/11/08(水) 16:05
犬彦は本名の丈彦の誤植が由来じゃなかったっけか。
11珍念:2000/11/08(水) 16:46
本名は「ごうき」じゃなかったっけか。違ったっけか。
12吾輩は名無しである:2000/11/08(水) 18:33
蓮實氏の教養的抑圧をうけ鍛えられた人だそうですね
13名無しチェケラッチョ♪:2000/11/08(水) 19:32
本読むと蓮実への嫌味があちこちに出てくる
14吾輩は名無しである:2000/11/08(水) 20:07
フランク・チキンズの法貴和子は大学の同級生、同じクラス。
15名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/11/09(木) 10:14
同じ宗教学科卒の中沢新一と中が悪いのは、学部生時代に女を取られたからだ、
というのはホントだろうか
16吾輩は名無しである:2000/11/09(木) 11:31
四方田さん、けっこう好きだけど、北野武ベタボメするのは、ちょっとヤだな。
まぁ、人それぞれの趣味がありますから、しゃ〜ないですが。
17名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/11/10(金) 16:15
この人既婚?
18名無史さん:2000/11/10(金) 23:51
『月島物語』が第一回斎藤緑雨賞を受賞したが、
第二回があったという話を聞かない。
19吾輩は名無しである:2000/11/12(日) 05:13
>13
え〜嫌味なんてレベルじゃすまないですよ。自分の師なのに、いったい何があったのでしょう。
20吾輩は名無しである:2000/11/12(日) 15:51
ハスミというかハスミを信奉している連中の映画論が軒並み寒いのは事実
21吾輩は名無しである:2000/11/13(月) 00:31
この人の映画史の論考はもっと評価されていいものだと思う
抽象的で哲学的な議論に耽るより(ソーカル事件のような)
得るものはかなり大きい
22四方末涼子:2000/11/15(水) 20:13
恥ずかしいけど、学生時代の師匠みたいなもんだったな。
博覧強記ってコトバもこの人に当てるとカッコよくなってさ。
最近読んでない。残りかす吐き出すように出版ラッシュしてるみたいだけどね。
チミツきわまりない中上論である「貴種と転生」って本から入った憶えがある。
であれ、マラルメの著作をパロッた「最新・・」って本は圧巻だったな。
作家、芸術家、評論家何百人を1ページずつ切っていくわけ。
ひとりひとりに没入かつ精通していたね。リスペクトしちまった。
でもさ、4じゃないけど、物好き高じて講義に行ったらね、
これが取っつきにくい人だった。幻滅というのか。服はカッコよかったけど。
うがってみるに
同窓である東大プロパー役人左翼たちと違う道、アウトローな道
を行った犬彦ちゃんに、なんというか、人ぎらいというかさ、
それこそ犬みたいな人間不信のようなオーラを感じたよ。
そこだけ少し、可哀相だった。それからぱったり読まなくなった。
23>9:2000/11/16(木) 06:37
>ところで、この人が翻訳する予定というドゥルーズの「シネマ」はどうなったのだろう
>なんか10年くらい前から噂を聴くのだが

これって、ハスミンが翻訳作業中なんじゃなかったっけ?
で、東大総長を引き受けるのを渋っていた最大の理由が、この翻訳作業
が5年遅れてしまうからだとか、そんなウワサを聞いたことあるヨ。

四方田さんの書く文章は精緻にして流麗だけど、臭みがない。というか、
テクストに侵入する政治性に鈍感すぎる。中上論じさせると特にそう感じる。
でも個人的には好きデス。
24吾輩は名無しである:2000/11/16(木) 15:45
「シネマ」は翻訳出る出る、といって出ないね
蓮実なのか?誰でもいいから出してくれ
でも読みたい奴は原語か英語で読んでるんだろうな
25おおう!:2000/11/17(金) 01:23
「シネマ」は宇波彰氏と出すんじゃないですか?
「僕が死ぬまでには全巻出ないだろう…」って宇波氏は言ってるみたい。


26おおう!:2000/11/17(金) 01:28
「シネマ」は宇波彰氏と出すんじゃないですか?
「僕が死ぬまでには全巻出ないだろう…」って宇波氏は言ってるみたい。


27吾輩は名無しである:2000/11/17(金) 05:44
川村湊との在日文学の論争はどうなったんですか?
28吾輩は名無しである:2000/11/20(月) 21:03
SPA!の連載はあまり面白くない。
29吾輩は名無しである:2000/11/21(火) 01:02
「シネマ」とかって、
もうあまり期待してないの。
だってだいたい内容予想できない?
イマージュだとか、生成ー運動だとか、ベルグソンだとか、
もう耳タコ、みたいな。
新しいネタはまあないでしょうね。
30>29:2000/11/21(火) 01:57
それでも、読まないよりはマシだ。
31>30:2000/11/21(火) 02:29
お若いですね。
32吾輩は名無しである:2000/11/21(火) 05:27
俺元月島住人だったので、
あの本以来こいつが嫌いになった
33>13:2000/11/22(水) 08:00
ハスミになりたかったけど、なれなかったから。
庶民ではないが、ハスミの階級にも属していないので、どちらの立場にもたてない。
「映画は庶民の娯楽などでは決してない」と言い切るハスミになれないから、
映画より庶民的なマンガについて書く。
本当は貧乏人を軽蔑したいと思っている人間が書くマンガ評は不快。
映画もハスミより少し下世話なものに言及する。
ハスミにも庶民にもなれない中途半端な立場からの発言が、同様の
ハスミは読めないけど周りのパンピーとは自分を差別化したい
中途半端なレベルの(適度に上品な)読者層に受けている。
34名無しさん@1周年:2000/11/22(水) 08:15
>>33
つまらん
35四方末涼子:2000/11/22(水) 17:49
>33
いや、おもしろいと思うよ。
ただ、そうだな、やっぱりハスミ的スノビズムってのは、
最近になってただのスタイル、退屈なスタイルに
なってしまったってことはあると思う。
光だ、キャメラだ、眩暈だなんだって「洗練」が、
単純につまらなくなってきた。
ゴダールとロメールとヴェンダースと誰々みたいな、
「趣味」ってのが、ただ退屈に見えてきた。
「退屈」をもっと正確に言うと、
そこからクリエーティブなものが生まれなくなった、
てことがあるんじゃない?
今芽のある日本の映画監督が
ハスミの呪縛から逃れることでプロダクティブたりえてる、
てどこぞの指摘とも関連があるだろう。
で、そういう時代に
たとえば、韓国だとか、パゾリーニだとかみたいに
彼の取り上げる、適度に野卑で悪食な対象が
(フレンチで言えば、ジビエみたいにさ)
刺激的に感じられるってことはあるかもしれないね。
彼としてはもちろん、
ある種のルサンチマン=オルタナティブ精神のなせる
チョイスではあるんだがね。
というわけで、四方田はなかなかに刺激的だ、
もちろん理解できない彼の私怨的こだわりもあるけどね。
まあ、33にはそんなふうに答えておこうか。

36(0^〜^0):2000/11/23(木) 00:11
ハスミ自体よりハスミ的なものが問題のような気がする。
あの息の長い文体が回避するべきものを
「ハスミ的」なエピゴーネンは真似することによって
自らを権威づけしてるからねえ(映画関係に顕著)
笑えないかもしれんが、あの入学式の送辞とかは
一種のギャグと考えるべきなのだが、
エピゴーネンがギャグを真似して、お笑いになってしまっている
オリジネーターもそうおもしろくはないが
そういったエピゴーネンを許してしまうハスミの博愛主義?も問題だが
すくなくとも四方田さんは ドゥルーズとかのヴォキャブラを振りまわして
思考の越境者を気取っている連中よりはましなんでは
歴史を語ることに常に注意を払いつつ、地道な作業をしている。
37(0^〜^0):2000/11/23(木) 00:14
あと韓国とかをとりあげるのは、彼の出自だから
ある程度当たり前かも
ここで聴くのもあれだけど、
ハスミと大江健三郎って同じくらいの東大の仏文出だけど
なんで対談とかしないの?仲悪いのかな
38>37:2000/11/23(木) 11:58
2ちゃん的な受け売り厨房が出現したな。
四方田氏は宗教学専攻だぞ。
それに東大仏文出の文化人なんて腐るほどいるんだから、
いちいち対談なんてしてたらキリねーよ。
「在日だから韓国研究してる」なんてのもいかにもドキュン的妄想。
人権板にでも行きなさい。
39(0^〜^0):2000/11/23(木) 14:45
おいおい、オレは四方田が仏文出身とは書いてないぞ
勝手に人を厨房と決めつけるとはひどいなあ
あと、大江とハスミの件は文壇で二人とも名をなして、片方は
文学論まで書いているのに、妙な緊張感を感じる関係なんで不思議に
思ったこと あと四方田氏の血筋に朝鮮系の血が入っている
のは本人が書いていること、読んだことないの?
40吾輩は名無しである:2000/11/23(木) 22:45
> (0^〜^0)
何も読んでいないのバレてますよ。
41(0^〜^0) :2000/11/24(金) 22:32
反論できないから逃げたのか 暗い厨房
42吾輩は名無しである:2000/11/25(土) 00:11
> (0^〜^0)
>ハスミと大江健三郎って同じくらいの東大の仏文出だけど
>なんで対談とかしないの?仲悪いのかな

いい質問だね。
43吾輩は名無しである:2000/11/25(土) 01:33
「ピンチランナー」のピッチャーみたく、蓮実先生の評論をゴミ箱に放
り込んじゃだめじゃん、健坊。
44吾輩は名無しである:2000/11/25(土) 01:36
あのさあ、早稲田に有名な映画評論家っている?
なんかの審査員してるらしいんだけど。
45吾輩は名無しである:2000/11/27(月) 13:31
ここ、つまんなくなってきた。
46名無しさん@1周年:2000/11/29(水) 02:35
ここにいる人はあまり読まないのかな?
47吾輩は名無しである:2000/11/29(水) 07:35
蓮実は、自分が「大江の時代を終わらせた」と自負している。
そんな人との対談を大江が引き受けるわけないっちゅーに。
批判する人は大嫌いだから、大江は。
でも、大江がノーベル賞受賞したときは、
「この偉大な作家と同時代に生きることを幸せに思う」みたいな
コメントを発表してたね、蓮実は。
この2人、ともに政治的だから、近親憎悪的なところがあるのかも。
48名無しさん@1周年:2000/11/29(水) 20:31
>33
>ハスミの階級にも
?蓮實さんはどういう出自なの?

>「映画は庶民の娯楽などでは決してない」と言い切るハスミ
これ、どこからの引用ですか?
すみません、あまり蓮實さんの本は読んでないので、教えてください。
49吾輩は名無しである:2000/11/29(水) 23:23
>「映画は庶民の娯楽などでは決してない」と言い切るハスミ

独特のひねった言い方でしょ。
50恥垢煮:2000/11/30(木) 00:57
そういう発言も
結局はウマヅラ総長が
80年代あたりにとった戦略的な「スタイル」なわけ。
その言葉だけを抜き出しても単なるアオリなんだから、
意味がないと思うのね。
51吾輩は名無しである:2000/11/30(木) 00:57
そういう発言も
結局はウマヅラ総長が
80年代あたりにとった戦略的な「スタイル」なわけ。
その言葉だけを抜き出しても単なるアオリなんだから、
意味がないと思うのね。
52匿名希望:2000/12/02(土) 01:49
むう、ハスミ/オオエスレッドになってしもとる(藁

えと、ヨモダさんについてなんですが、若い頃は、
「二枚目でファッション・センスもイケてる(死語)新進気鋭の都会派研究者」
って感じでしたけど、今はみるかげもなく肥ってしまってなぁ。服装もけっこう
いかにもな大学教官風だしなぁ。声はいいんだけどなぁ。コラムやエッセイみたいな
軽めの文章ははっきり言って面白くないしなぁ。
53四方末涼子:2000/12/02(土) 02:26
まさにそのとおり。
でも服はまだまだイケてたよ。
5452です:2000/12/02(土) 02:54
>でも服はまだまだイケてたよ。
そうすか。
でも痩せんことにはなぁ。
55四方末涼子:2000/12/02(土) 03:02
確かに。
田中康夫に近いふとり方である。
それに軽めのエッセーはかなりつまらんのもうなずける。
よくチェックされてますね。
ところで話の分かる(と僕が信じる)みなさま、
三島スレッド(なんで三島ばっかりなの?)
で僕がちょっかいだしたばかりに、
青臭い三島シンパからホットな非難ごうごうになってる。
死ねとかうるさいとか。見てみて。
おおこわいこわい(藁)。撤収!(鳥肌実バリ)
5652、54:2000/12/02(土) 03:27
>よくチェックされてますね。
いへいへ。

そういうお言葉をかけていただいたことでもあるのでなんで三島ばっかり
なのスレッド、ちょっと覗いてみましたけど午前3時11分(藁)の
段階では議論は落ち着きつつあるようですが。
57名無しさん@1周年:2000/12/04(月) 18:52
age
58吾輩は名無しである:2000/12/04(月) 19:16
四方田の子供時代の裁判所がどうこうってエピソードは
一体なんなんでしょ?
59吾輩は名無しである:2000/12/07(木) 19:05
>58
意味不明。
このスレも終焉しかかっとる。
60衒学大横臥:2000/12/11(月) 15:36
もうだめか! 四方田!
61名無しさん@1周年:2000/12/12(火) 03:37
しかしネオアカ系できちんと中国を押さえているのは彼だけのような気がする
62吾輩は名無しである:2000/12/13(水) 14:44
しょのとおり。ニューアカは自分のことヨーロッパ人と思いこむふうがある。
63匿名希望:2000/12/13(水) 17:46
いやあ、四方田さんのアレも言わばシノワゼリー(西洋人の中国趣味)
ですヨ。
64吾輩は名無しである:2000/12/13(水) 22:13
にゃるほど。まあでも、あの肩入れ方は、シンパシーに近いと思うのだが。
65ななし:2000/12/13(水) 22:40
四方田氏には、年末年始の日テレ映画劇場(もちろん司会は水野晴郎センセイ)
に出演したという忘れたい過去があります。
66匿名希望:2000/12/14(木) 04:22
>64
あの人ってなんにでもシンパシーを感じるひとだし(藁
>65
わははっ。そりゃ忘れたさ過ぎる。
67吾輩は名無しである:2000/12/16(土) 00:14
>65
それ知ってる。
ずいぶん前、ニューアカブームの頃、如月小春と一緒に出たんだけど、
四方田氏ボソボソッしたしゃべりでさえなかった。
つーか、陽気にうかれまくる偉大なカリスマ・水野晴郎先生の前では
ニューアカの旗手もただの暗い映画オタクにすぎないという一幕だった。
68うそーん:2000/12/22(金) 21:17
四方田どうした?
69吾輩は名無しである:2000/12/24(日) 11:47
 実は犬年ではない。
サスペンダー愛用者。
ロビンフッドみたいな格好。
悪食。
生徒には、非常にサディステイック。
70吾輩は名無しである:2001/01/11(木) 17:29
かけ
71シンジ君
だからこの宮台掲示板(世紀末的宮台BBS)の書き込みの方に見るように、非常
に誤解されやすいんですよ。蓮實も非常に誤解されやすかったし…例えば蓮實は以
前、四方田犬彦という彼の一番弟子を自称している人間の映画批評に対して、もの
すごいネガティブな評価を下しているわけです。つまり蓮實的な言説を模倣すると
いうのは蓮實的ではないわけでしょう。だからデリダ的な言説を模倣するのはデリ
ダ的ではないし、東に対しても同じことが言えます。だから、そこに孕まれている
ある種の困難、真に受けようとすると必ず両義的になってしまう、自分がどういう
ポジションを取っているのか分からなくなるような言説というのがあるんですね。
ニーチェの言説もそうなんですけれども、デリダも、ゲーデルもそうです。