1 :
サド公爵 :
2000/10/23(月) 01:58 ダンディズムの塊。レッツゴー
2 :
吾輩は名無しである :2000/10/23(月) 02:04
かっき―よね。惚れちゃいそ。 死んだのいつだったっけ?
3 :
吾輩は名無しである :2000/10/23(月) 03:49
えーっと、92年ぐらい・・・・・・
4 :
吾輩は名無しである :2000/10/23(月) 03:55
5 :
名無しさん@1周年 :2000/10/23(月) 03:56
1987年8月5日です。
6 :
吾輩は名無しである :2000/10/23(月) 11:53
は〜い
7 :
吾輩は名無しである :2000/10/23(月) 17:04
加藤郁乎氏の交遊録に掲載されてた、女装の澁澤氏の写真がスゴかった。
8 :
吾輩は名無しである :2000/10/23(月) 18:07
兎に角好き。この人にはまると今時のゴミのような 文章を書く人たちのは読む気がしない。
澁澤はわいわい語るより、ひとりでこっそり読んで、 自分の胸に秘めておきたい感じ。
10 :
こけか :2000/10/23(月) 20:28
>9 同感
11 :
>7 :2000/10/23(月) 21:39
たしか、並んで一緒に写ってるのは、 江戸川乱歩全集・恐怖奇形人間の土方巽先生ではなかったかな?
12 :
吾輩は名無しである :2000/10/24(火) 08:58
澁澤さんの、サドやジル・ド・レエ関連のドロドロした部分と、 エッセイなんかの軽い、子供らしいというか、無邪気な部分と、 単なる年代の違いなのかもしれませんが、そういう清濁併せ持つかのような ところが好きなんですが・・・(変な文章だな) サドスレッドでは前者の澁澤さんが強調されていますが、後者のほうの エピソードなんてありますかしら。 飲み出すと軍歌を歌う・・・とか。
「清濁併せ呑む」
14 :
藍 :2000/10/24(火) 10:52
>12 某作家のお子さんが2歳くらいの時に歌ってた無茶苦茶な作り歌を、 その子が大きくなった後も全部正確に記憶していて酒の席で歌って くれた、という逸話を読んだことがあります。
15 :
吾輩は名無しである :2000/10/24(火) 11:00
>>14 あのちょっと高い声で歌ってたのかな。
喉の手術をした後、そのことをギャグみたいに
エッセイに書いてたよね。首を締められても死
なないとかって。あれが印象に残ってるなあ。
>>13 あ!併せ呑むなのですか。ありがとうございました。
はずかし〜。
17 :
こけか :2000/10/24(火) 18:56
ところで、小説と評論どっちが好きなのよ。
18 :
春丸 :2000/10/24(火) 19:54
撲滅の賦、エピクロ、ダイスキ。 スプンで潰してさ、ミルクをかけるの、ぼくのシステム君知ってるだろ? 嫉妬は愛情の悪い伝導体です、 などなど、やられた!って一文が多々。
19 :
吾輩は名無しである :2000/10/25(水) 01:46
>16 ヌフ?? 翻訳だけどさ、「あれはみんな梅毒なんだな」 ってのがあってさ、ちょっとぞくっとしたんだよね… 花に対して言うんだけどさ、主人公がね、花に「梅毒」だってさ・・・ 「さかしま」より。
20 :
吾輩は名無しである :2000/10/25(水) 02:52
だんだん下がっていく…あああ。さみしいのであげ。
21 :
藍 :2000/10/25(水) 10:37
『高丘親王航海記』は、「大好き」という言葉じゃ現しきれないくらい 愛着がある。 彼の書きもの全ての魅力(評論における博覧強記と理論の確かさ・エッ セイにおける軽妙洒脱とそこはかとない愁い・小説における換骨奪胎 の妙と奇想)が全て、見事な形で凝縮されていると思う;親王の喉を詰 まらせた美しすぎる真珠みたいに。 今手元に本がないけど、一行が獏をまのあたりにして臣下のひとりが 「あえてアナクロニズムを犯す覚悟で申し上げますと、獏は今より○ ○年後に××にて発見される事となっております」(○×部分がうろお ぼえ)と親王に奏上するくだりが印象的だったな〜。
22 :
吾輩は名無しである :2000/10/25(水) 16:32
小説だとやっぱり「高丘〜」がいちばん印象的かなあ。21さんが 書いてるみたいなところは思わずにやっとしてしまったり、 夢を食べる貘が出てくるところはちょっともの悲しかったり。 淡いエロティック加減も好きです。 「ねむり姫」の中にも、ふっと場面のイメージが思い出されるような作品が 多いかな。狐と珠を口うつししているうちに死んでしまう男、菊燈籠(?)の 少年に恋する少女…て、「ねむり姫」だったかなあ。 でも「犬狼都市」も魅力的ですね。ダイアモンドのような硬質の文章なんて 形容がされていたような気がしますが、端正な小説だなあという印象を もった記憶がある。
23 :
吾輩は名無しである :2000/10/25(水) 23:30
>高岡親王航海記 獏が『見損なってもらっては困る』とか言わなかったっけ。 手元に本が無いんでうろ覚えだけど。 この一言で澁澤龍彦にはまりました。
24 :
春丸 :2000/10/26(木) 10:02
>高岡親王航海記 これをよむと、なにかじんわりとします。 親王が澁澤さんにだぶるのですねやはり。 ほんとうにきれいで,端正な文章。 小説にしてもエッセイにしても、 いい匂いの品のよさみたいなのを感じます。 春丸をなのってるのがおこがましいな・・・
25 :
吾輩は名無しである :2000/10/26(木) 12:24
今「滞欧日記」読んでます。 なんか楽しい…紀行文てあまり好きじゃありませんでしたが、 これは日記だからかな、全然知らない名前がたくさん出てきても 気になりません。「痔がいたい」なんて書いてあるし…。
うう、それは龍彦さまから聞きたかった最後の言葉だ>「痔がいたい」
岡→丘 フローラ逍遥も結構好き
28 :
pao :2000/10/27(金) 11:10
age
29 :
藍 :2000/10/27(金) 11:34
『フローラ逍遥』、ボタニカルアートがふんだんに掲載されていて 美しい本でしたね。読み物としては軽めだったけど。 刊行当時、一瞬荒俣宏さんの博物学本と間違えました(^^;
30 :
吾輩は名無しである :2000/10/29(日) 01:58
やっぱり陽物神譚しかねえっすよ。信者。
31 :
名無し公爵 :2000/10/30(月) 08:01
「悪徳の栄え(続)・ジュリエットの遍歴」もってます。 古本買ちゃいました。見つけたときはスゲーうれしかった。
32 :
藍 :2000/10/30(月) 10:03
ゴメン、「600年後にコロンブスに発見されることになって」いたのは 獏じゃなくて蟻喰いでした・・・あんなに好きな小説だったのに細部を 忘れてしまってる。今度読み直そう。
33 :
名無し公爵 :2000/10/30(月) 23:39
今日は、渋澤氏訳の「美徳の不幸」読んでます。アーまさに哲学だ。 やっぱり悪徳は栄えるのだ。澁澤よりサドが好きなんかも。 ちなみに我輩は夢野久作もお気に入り
34 :
吾輩は名無しである :2000/10/31(火) 02:02
小説はまだ読んだこと無いけど良さそう。 「世界悪女物語」「ヨーロッパの乳房」が大好き。 前者は実在の悪女達の伝記だけど遠い昔の人だし なんだか残酷なファンタジーを読んでるようで 恐ろしくも楽しい。しかしエルゼベート・バートリは 強烈だ!! 澁澤さんのエッセイはいろんな美術や文学、心理学とかに 精通してないとちょっとわからないとこがあるけど 彼のおかげで世界が広がった(ちょっと偏ってるけど) でもサドは私には退屈だったな。描写が単調でずーっと哲学してる。難しい。 でもでもなんといっても渋澤さんてものすごい博識なんだけど どっか瓢瓢としてて、優しい感じもする、そんなとこが好き。 三島さんじゃないけど、彼のおかげで日本人に生まれて ちょっと良かったなって思えた。
35 :
吾輩は名無しである :2000/10/31(火) 05:07
旅行は書物などで既に知っている場所を確認しに行く 作業だったとか。 すっごく好きな人だけれどそんな旅のお供は嫌だなあ、なんか。
36 :
吾輩は名無しである :2000/10/31(火) 16:24
>>35 自分でもlivresqueと自認してますもんね。
でも「滞欧日記」によると、だんだん旅の楽しみ方が分かってきて、
ハプニングを楽しむようになってきた、と龍子さんが書いてました。
37 :
吾輩は名無しである :2000/10/31(火) 17:44
「胡桃の中の世界」が好き。 小説読んでみようかな。何から読むのがベスト?
38 :
吾輩は名無しである :2000/10/31(火) 18:28
入り口は、やっぱり『高丘親王航海記』でいいんじゃないでしょうか。 釣りで言うと鮒みたいなもんだ、と勝手に思ってますが(笑
39 :
藍 :2000/11/01(水) 10:41
『唐草物語』という入り口も良いと思います。 ウッチェロやプリニウス(の話も『唐草』でしたよね、確か)のお話は、博物学エッ セイから小説に移行する中継点みたいな雰囲気があって。因みに 自分の場合『ねむり姫』が最初に読んだ澁澤小説でした。中村真一郎風の純王朝擬 古物語集かな、という先入観と共に読み始めてしまったので、最初のうちは時々本 文に出て来る「レーゾンデートル」「テクニカルターム」といった言葉が混じり物 のような気がして馴染めませんでした。
40 :
Tango :2000/11/01(水) 11:00
『犬狼都市』も(賛否両論あるかも知れないけど)いいですね。 「陽物神譚」の、入れ子構造になった書き出しの一文がなんとも澁澤らしい。
41 :
37 :2000/11/02(木) 16:01
>>38 -40
レスありがとうございます。
『高丘親王航海記』か『唐草物語』か『犬狼都市』か…
さて、どれから読もう…
42 :
吾輩は名無しである :2000/11/06(月) 16:57
変なたとえかもしれませんが(曖昧な記憶のせいもあるけど)、 「犬狼都市」は漢文のカッチリした感じ、「高丘〜」「ねむり姫」なんかは 「やまとことば」的な柔らかい感じがしますね。 コクトーの「大胯びらき」に影響受けたのは「エピクロスの肋骨」の頃 でしたっけ? あの辺の小説はもう何年も読んでないけど… ちょっと読みづらい印象があったなあ。
43 :
吾輩は名無しである :2000/12/11(月) 06:05
澁澤の短篇って、朗読するとけっこう快適。 息継ぎが気持ちいいところにちゃんと入ってる。
>43 音読しても黙読しても窒息しそうになる、松浦センセイの『花腐し』 (前半部)とは大違いですね。
45 :
43 :2000/12/11(月) 23:27
>44 『花腐し』はヒドイよね。これが詩人の文章だなんて…。 いいのは、装丁だけだねえ(けっこう好み)。
46 :
げに :2000/12/11(月) 23:52
澁澤はよい。語彙の量はかなりなもの。質もよい。日本語として、か なり純良です。松浦の、吉田健一もどきには、こよなくまされり。鼻 臭しの装丁は、ご本人ではないんでしょう?
47 :
44 :2000/12/12(火) 10:16
>45,46 『花腐し』の装丁はアラーキーだそうです。 こないだ竹中直人がTVでこの本のこと絶賛してて、「映画化したい」とも言って ました。あー世の中にはあの小説から楽しみ引き出せる人もいるんだ、と思わず 感動してしまった。 私は文春で読んだので装丁の美しさを享受していない・・・。 澁澤の本は物語の面白さも美しさも、書物から得た知識の生かし方も、ついでに 美しい装丁を愛でる楽しみもホントに惜しげもなく与えてくれて、一冊で何度も おいしかった。 2chでこの名を出すのも憚られるが某福岡出身・京大出の青二才が書いた中世モ ドキの小説も澁澤のペンに任せたら随分面白い本になってたのでは、と思ったり する。
48 :
吾輩は名無しである :2000/12/12(火) 11:41
>47 何で読んだのか忘れたけど、誰かが某青二才と澁澤が似てるとかなんとか書いてあったような。。。 うろ覚えだけど、ホントそういうのはやめて欲しい。
49 :
age :2000/12/12(火) 20:30
「sademania」いうホームページに 澁澤系結構いる
50 :
トラ=43 :2000/12/12(火) 22:53
>48 そういう野郎はちゃんと全集読んでるのかと問いたいですな。 澁澤のディレッタントさ(赤面だけどこんな単語)とフェイクを 混同するなと思う。 ま、フェイクはフェイクとしての存在意義はあるのかもしれないけどさ。
51 :
名無史さん :2000/12/12(火) 23:38
この前、目黒のアスベスト館に映画見に行ったんですが、 元藤あき子さんが澁澤の思い出を懐かしそうに語っておられました。 なんでも酒に酔って、夜中に軍歌歌いながら外を闊歩したとか。
52 :
48 :2000/12/12(火) 23:53
>50 芥川賞まで獲っちゃえば、たいした存在意義ってもんだ。 ところで、サド公爵がモデルの「クイルズ」っていう映画がむこうで公開されたみたいだけど日本ではいつ公開されるんだろう。観たいんだけど誰か何か知ってます?
53 :
吾輩は名無しである :2000/12/13(水) 02:03
『うつろ舟』はあまり人気ないの?
54 :
吾輩は名無しである :2000/12/14(木) 09:33
55 :
トラ :2000/12/16(土) 21:23
>50 芥川賞作家でも泣かず飛ばずのひとがいますからね…。 作家の存在意義として、賞なんて最終的には弱いんじゃないかねえ。
56 :
53 :2000/12/17(日) 23:08
>>54 今更ですけど『うつろ舟』には
護法・魚鱗記・花妖記・髑髏盃・菊燈台・髪切り・うつろ舟・ダイダロス
の8篇所収。
初めて読んだ澁澤の小説作品集がこれだったので、愛着あるんです。
あの硬質な文体が小説にも活きていて、惚れ惚れしたものでした。
個人的には「魚鱗記」「菊燈台」が好きです。
装丁も渋くて美しいと思います……。
57 :
吾輩は名無しである :2000/12/18(月) 01:14
えと、ちょと質問。 澁澤の作品の中で「六道の辻」ってある? あったら何ていう本(全集の何巻)に入ってるか教えて。
58 :
もぐもぐ名無しさん :2000/12/18(月) 09:43
>57 全集だと何巻か分からないんですが、 単行本では「唐草物語」の中に収録されてます。
59 :
理系 :2000/12/18(月) 21:44
澁澤かっこいいですねぇ・・・。 ただこの間哲学板で、澁澤ファンだった人が澁澤がデリダをパクっていることに気付いて 愕然とした、とかいてあったのが気になる・・・。再読せねば。
60 :
吾輩は名無しである :2000/12/18(月) 21:48
文章変だね。 「澁澤ファンだった人が澁澤がデリダをパクっていることに気付いて 愕然とした」 に訂正。
61 :
吾輩は名無しである :2000/12/19(火) 07:35
それほんと? 澁澤はたしかに種本はよく使うが、デリダは物凄く苦手だったらしいのでネタには しないと思うんだが…。
62 :
吾輩は名無しである :2000/12/19(火) 10:15
>>56 ありがとう。って、私も「菊燈台」はすごく好きなはずだった…。
「魚鱗記」は金魚を踊らせるってやつでしたっけ?
「花妖記」は若い浪人と妖しげな美女の話でしたっけ…
すっかり忘れている。
でもこのあたりの作品読んでて、いつもなんだかモヤモヤしてしまう
んですが、エロティックな描写が非常に淡泊というか、単に
私がスケベなのかもしれないけど…悶々。
63 :
吾輩は名無しである :2000/12/19(火) 14:20
>>59 澁澤は自分でも「独自性を徳とはしない」とはっきり言い切ってるからね。
元ネタが発覚したからって今更うろたえる必要ないでしょ。
64 :
吾輩は名無しである :2000/12/19(火) 15:26
龍彦さんは意識的に換骨奪胎・本歌取りをやって楽しんでた。
65 :
吾輩は名無しである :2000/12/19(火) 15:53
裁判すっぽかしたようなお人だからね。
66 :
吾輩は名無しである :2000/12/22(金) 20:17
age
67 :
吾輩は名無しである :2000/12/22(金) 20:27
んー?あんまり人気ないの?ここ。あんなにすごい人なのになあ。 澁澤コレクションとかいって文庫が沢山あるわりには、 どうも氏を薄っぺらく読んでいる人が多い気がする。 どなたかが言う所の「フェイク」から入って来たんだろうなあ、そういう輩って。 評論、エッセイなら『少女コレクション序説』! 小説は、全部大好き。だけど、高丘親王以外では、なんていったかな、中尊寺金色堂が出てくるものと、紀長谷雄が出てくるもの等が 好き。
68 :
名無しさん@1周年 :2000/12/22(金) 21:02
いや俺結構期待して読んだのよ『高丘親王航海記』、 ボルヘス好きだから、テイストの似てる奴探してね。 でもなんか違和感を感じてさ、そのなんていうか 語り手が気になってね、あまり楽しめなかったのよ。 もう少し突き放して物語って欲しかったみたいな。 いや支離滅裂でスマヌ・・・。
69 :
吾輩は名無しである :2000/12/22(金) 21:18
ああ、、、ボルヘスから入って来たから、でしょう、それは。 その「似てるやつ探してね」が、多いんだよねえ…。 モチーフに共通っぽさはあっても、全然別だと思ふ。
70 :
吾輩は名無しである :2000/12/23(土) 01:33
澁澤の小説はいまいち没入できないよね。「作者は〜」とか書かないでほしかった。
71 :
吾輩は名無しである :2000/12/23(土) 12:26
あれが澁澤の小説の特徴。 澁澤に似ている小説家なら、山尾悠子はいかがでしょうか。
72 :
吾輩は名無しである :2000/12/23(土) 15:09
>68 語り手が気になるとは一体・・・?? 何処を差してそう感じたのかがわからん。 具体的に教えて?
73 :
ノン! :2000/12/24(日) 13:12
みなさん、初期の小説は嫌いなんですか? 僕は「エピクロスの肋骨」も「撲滅の賦」もダイスキですが。 後期のものとは全く感じが違うし、こっちの感想も求む。
74 :
吾輩は名無しである :2000/12/24(日) 16:07
初期の作品はとても硬質な感じがする。 石と水という対比はよくなされるけれど、 初期はまさに「石」的。「ねむり姫」あたりから 「水」のイメージがあらわれてくるね。
75 :
吾輩は名無しである :2000/12/24(日) 21:47
初期の物も勿論好きですよ〜。 骨張った感じでいかにも若々しかったりするけど、 後半の物とはまた違った色気がありますね。 『犬狼都市』って初期ですよね?それのダイヤモンドの指環に 初期のイメージが集約されているような気がします。
>72 今手元に本がないので、漠然とたレスになりますが、 冒頭の港の描写の視点が、親王に寄り添っていたと思うと、 急に作者が意見を述べるというような箇所で躓きました。
77 :
吾輩は名無しである :2000/12/28(木) 15:09
ちょろぎちょろぎ。 前から好きだったけど、氏のエッセイでますます好きになった。 もうすぐお正月〜。
ボルヘス…中島敦スレにも登場してたし… やっぱり読まないと駄目でしょうか?
79 :
吾輩は名無しである :2000/12/31(日) 10:52
>71 山尾悠子、気になっていたのです。お薦めありますか? 澁澤の飼っていたうさぎ、「うちゃ」っていう名前でしたよね。 意外な名付け方だけど可愛い。
80 :
吾輩は名無しである :2001/01/01(月) 17:25
『幻想の彼方へ』からアイデアを得たのが「遠近法」 『マドンナの真珠』の影響があるのが「ムーンゲイト」 これらを含めた主な作品は『山尾悠子作品集成』に収録されてます。 ちょろぎはうちの地元ではおせちに入ってないです。おせちのやつは酢漬けだったような。違ったかな?
81 :
吾輩は名無しである :2001/01/12(金) 16:38
>>79 山尾悠子なら、国書刊行会から出ている
「書物の王国 架空の町」に収録されている短編、
「遠近法」がよろしいかと。
文学板には山尾悠子スレッドもあったが、どこいったかな。
春になったら、澁澤龍彦記念館に行きたいですね。
どなたかいかれた方、いらっしゃいます?
82 :
吾輩は名無しである :2001/01/12(金) 19:08
どこにあるのー?記念館。行きたいナリ。
83 :
チシャ猫 :2001/01/14(日) 22:28
四谷シモンの人形が欲しい。
84 :
吾輩は名無しである :2001/01/15(月) 18:17
85 :
吾輩は名無しである :2001/01/18(木) 13:06
でもいつかは欲しい
86 :
吾輩は名無しである :2001/01/18(木) 15:24
『人形塚』 最近、全集で読んだのですが、 『エピクロスの肋骨』よりもこっちの方がこのみです。
87 :
美意識高い人形HP発見 :2001/01/22(月) 02:20
88 :
吾輩は名無しである :2001/01/22(月) 15:00
89 :
我輩は名無しである :2001/01/25(木) 15:04
age
90 :
国書刊行会で思い出した :2001/01/25(木) 17:42
このスレでももしかしたらご存じない方がおられるかも しれないので、書いておきます。 渋沢華子さん(渋沢栄一の孫)の書いた『徳川慶喜最後の寵臣・渋沢栄一』 が、導入部から始まって龍彦とその家族について詳しく記しています。 それから、これは文春新書ですが、佐野真一の『渋沢家三代』も龍彦一家のことで 一章割いてます。
91 :
痴呆医 :2001/01/26(金) 02:32
倉橋由美子風に言えば初期の澁澤は、己を鉱物のごとき結晶様の繭へと変身しようとしていたと言える。 事実水の観念を嫌っていたし。でもなぜそれが後期澁澤では破られてしまったのだろう? 澁澤本人のメンタリティーの遷移はどのようなものだったのかな〜。
92 :
吾輩は名無しである :2001/01/26(金) 21:24
>91 才能枯れたんだろ
93 :
吾輩は名無しである :2001/01/26(金) 23:41
澁澤自身は、初期の頃は大した仕事はしていなくて、三島が死んだ後に なってからそこそこ仕事ができるようになった、と言ってた憶えがあるが。 初期の頃の翻訳は三島に読ませたいがため、と言う理由もあったとか。
94 :
吾輩は名無しである :2001/02/02(金) 16:27
> 才能枯れたんだろ 後期の方がずっといいじゃん つーか、そういう軌跡を描いていった事がよい
95 :
吾輩は名無しである :2001/02/03(土) 22:04
>92 大抵の筆者にはそういう紋切りで通用するかもしれないけどもさ。 澁澤の場合は、普通変容と捉えるんじゃないの? ちゃんと読んでんのか、疑うね。 才能が枯れたんだとしたら、どこに衰えを感じるのか顕かにしてくれたまえよ。
96 :
吾輩は名無しである :2001/02/03(土) 22:33
俺は92じゃないけど『高丘親王航海記』はあまり面白くなかった。 作者がぬけぬけと顔を出すその文体は司馬遼に通じる通俗性があり、 それは鉱物のごとき結晶様の繭とは遠いものだと思われる。 初期の結晶のような作品でもそのような文体だったのかが気になる。
97 :
JPB :2001/02/03(土) 23:01
『唐草物語』すきです。
98 :
95 :2001/02/04(日) 03:23
>96 司馬遼太郎のもっとも顕著な通俗性は、人間の描き方にパターンが少なくて、 書こうとする物語の鋳型に、歴史と歴史のなかにいきる人物たちをはめ込んで しまう、強引な話芸にあったように思うけれど、どうだろう? 自伝的な要素を含んだ「高丘親王航海記」の語りに、司馬遼を並列するのは ちょっと表面的な印象を受けます。 ま、もともとは92みたいに「言っとけ」風なのはどうなんだよ、と思っただけの レスなんですどね。 ただ、文体はだいぶ初期と変わっているよね。 初期の短篇はなんつーか、どれも本当に精工で潔癖なつくりもの。 男性作家に対して妙かもしれんが、処女性を感じるくらい、 一語一語がカチカチと音を立てそうなくらいの緊張した組み合わせで 書いているという印象がありました。
99 :
吾輩は名無しである :2001/02/09(金) 07:35
このスレのおかげで澁澤さんにハマりそう
100 :
吾輩は名無しである :2001/02/09(金) 14:11
ちょっと前に澁澤龍彦展みたいなのがありませんでした? その時知ってたら絶対行ってたんだけどな。
101 :
四谷シモン :2001/02/09(金) 15:30
>>100 人形展です。澁澤ファンが殺到しました。
102 :
吾輩は名無しである :2001/02/09(金) 22:40
>101 四谷ファンじゃなくて澁澤ファンが? 行きたかった〜!!
103 :
四谷シモン :2001/02/10(土) 01:02
暇な私は、連日夕方に会場で、図禄にサインをしていました。 あんまり儲かったので、近いうちに開催したいと思います。 その時にはいらしてくださいね。
四谷シモンの学校に見学に行ったら、壮年の男性の先生に 伊勢丹で毎年やる展覧会のアルバムを渡され、 「とりあえずコレ見ててね。わからないことがあったらあそこにいるシモンに聞いてね」 と入り口の方を指差された。玄関脇の受け付けっぽい机にシモンが座っていた。 わからないことがあっても恐れ多くてシモンに聞けなかった。
105 :
吾輩は名無しである :2001/02/10(土) 16:25
澁澤の書いた、三島由紀夫の追悼文がいい。
106 :
吾輩は名無しである :2001/02/10(土) 22:49
107 :
吾輩は名無しである :2001/02/10(土) 23:55
四谷シモンといえば・・・ 常盤貴子のパイオツで有名なTVドラマ「悪魔のキッス」に 意地悪な編集者役で出てたこと覚えてる人いない?
108 :
四谷シモンって・・・ :2001/02/11(日) 02:46
澁澤経由で知ったので人形作家って事くらいしか知らないんですけど、 どんな人なんですか? ここのレス見ててますますどんな人なのか分からなくなってきた。 誰かマジレスで教えてください。
109 :
吾輩は名無しである :2001/02/11(日) 02:49
原宿に学校がある
110 :
吾輩は名無しである :2001/02/12(月) 01:45
人形作家で演劇も嗜んでるんだよ。(わ シモン展行きました。 しかし、澁澤は女性に人気ありますよね。 このスレも女性が多いのでは?
111 :
イヌヒコ :2001/02/12(月) 01:51
四谷シモンは俳優だよね。ユリイカの澁澤追悼特集に入ってるシモンの文章はいい。じん、と来ました。
112 :
吾輩は名無しである :2001/02/12(月) 01:55
唐のテントの色忘れたけど*テントではそりゃ〜もう、ピカイチの 女形で有名だったよ。 シモンは。 既出ならごまん。
113 :
吾輩は名無しである :2001/02/12(月) 18:03
ここでレス書かれている四谷シモンさんって本物の方なのですか?
114 :
吾輩は名無しである :2001/02/12(月) 22:05
う〜ん・・・ 聞けば聞くほど分からないお方だ。
115 :
吾輩は名無しである :2001/02/13(火) 00:15
116 :
吾輩は名無しである :2001/02/13(火) 01:34
今日の向田邦子ドラマにシモン出てなかったか? て優香、澁澤スレじゃなくて四谷シモンスレになりつつあるぞ(ワラ
117 :
103 :2001/02/13(火) 01:39
>>115 言わずもがな!でも、中身は本人の言葉。
本人も認めていますが、澁澤人気に支えられていますね。
あの人形、悪趣味です。四谷シモンは、澁澤の派生でしょう。
118 :
吾輩は名無しである :2001/02/13(火) 01:41
119 :
吾輩は名無しである :2001/02/13(火) 13:14
120 :
名無しさん@1周年 :2001/02/14(水) 13:29
劇の最中、唐十郎がシモンに対して「だまれ、化け物」という不思議なアドリブを 言ってしまいシモンがいたく傷ついたという逸話がありますな。
121 :
吾輩は名無しである :2001/02/21(水) 19:40
あげ
うちの人形も買ってください。 ・・・ま、冗談はともかく少女近親相姦は燃えるわ
124 :
吾輩は名無しである :2001/02/22(木) 01:30
>116 去年もシモン&町田出てましたよ。 シモンはいつもチョイ役…。
125 :
吾輩は名無しである :2001/02/22(木) 13:23
みんなしてシモン呼ばわり。
126 :
名無しさん :2001/02/22(木) 15:37
シモン&シモンの人形見たい。
127 :
わかりません :2001/02/24(土) 03:42
さて、本題ですが、渋沢さんは種村さんと比べて読みやすいと思いませんか。 硬いんですよ、種村さんは。渋沢さんは楽しみながら書いているというか、 遊んでいるという無邪気さがいい感じだしてるって、思いますけど。 エッセイとして楽しい。種村さんのは論文みたいで、どうも。
128 :
吾輩は名無しである :2001/02/24(土) 10:58
>>127 私も澁澤派だな。というよりも種村氏も稲垣氏の各一冊しか読んでないや。
逝ってきます。
129 :
吾輩は名無しである :2001/02/24(土) 11:48
>>127 そうそう、澁澤さんは遊び心があるよね。
一見めちゃくちゃに見えたりもするんだけど、読んでるこっちも楽しめるというか。
シ
モンといえば3月に個展があるみたいですね。
紀伊国屋だったかな・・・
130 :
吾輩は名無しである :2001/02/24(土) 14:43
じゃあ、モンの人形拝みにいくか。
131 :
quaitoutguerre :2001/02/24(土) 17:45
種村は学者だからなぁ・・。でもそんなに堅くはないと思う。
132 :
吾輩は名無しである :2001/02/24(土) 17:51
>130 3月8日〜 新宿紀伊国屋にて。 みんなでシモンの2mもある人形を拝みにいこう。
個人的には、「高丘親王航海記」みたいな彫心鏤骨のものかいて彼岸に旅立っちゃう渋澤さんの 繊細さより、多少泥臭い種村さんのユーモアと余裕の方が好きだなあ。 仏文と独文の差かなあ・・・
134 :
わかりません :2001/02/25(日) 06:21
ところでちょっと疑問に思ったんだけど、澁澤さんがエッセイ書く際の引用 でかなりラテン語のものがあるじゃないですか。ラテン語も結構引用しているし。 フランス語をいつ頃勉強したかはわかってるんですけど、ラテン語いつ頃勉強 したかは記録に残ってないんですよ。全部フランス語で読んだのかしら。
135 :
サルサ峰岸 :2001/02/25(日) 20:04
>>134 それは単にフランス語で文献読んでいったら自然に出てくるんじゃないですかねぇ。
136 :
吾輩は名無しである :2001/02/25(日) 21:33
最近、河出文庫の「思考の紋章学」を見かけない。 絶版なのか・・・
137 :
わかりません :2001/02/26(月) 03:22
比較的後期のほうなんですが、文体とか、スタイルが女性が読んでも わかりやすいですね。種村さんと比べて文体がやわらかい。 多田智満子さんも書いてたけど、真の意味でのエピキュリアンというのは、 まさに澁澤さんのことだね。快楽的なんですよね。
138 :
ai :2001/02/26(月) 20:17
初恋の人です。 「読み耽る」の「耽る」という言葉がぴったりに 頁のにおいを嗅いでは溜め息ばかり出ました。
139 :
吾輩は名無しである :2001/02/27(火) 05:54
140 :
吾輩は名無しである :2001/02/28(水) 00:37
↓こんなん出ます。犬頭人って高丘親王にも出てきたし、楽しそうだ。 「犬人怪物の神話 西欧、インド、中国文化圏におけるドッグマン伝承」 デイヴィッド・ゴードン・ホワイト 金利光訳 3月初発売予定 工作舎 犬頭の聖人、アウトカーストの犬食い族、辺境の蛮族……西欧、インド、中国の 神話や旅行記・史書には、犬人怪物(ドッグマン)が数多く登場する。 三大文化圏のはざまにあった中央アジアのフン族や匈奴など「異なるもの」への 怖れが産み出した怪物を解明する本格的研究書。
141 :
サルサ峰岸 :2001/02/28(水) 02:19
思考の紋章学は代表作だから絶版はないと思いますが。
142 :
吾輩は名無しである :2001/02/28(水) 15:38
>>136 河出は澁澤さんにけっこう力入れてるからそれはないと思うんだけど。
全集も出してるし。
っていうか代表作だったんですか。知らなかった。
143 :
澁澤さんを偏愛する男 :2001/03/01(木) 00:00
てゆ〜か、シモンは森本レオとかぶっているような気がする。
144 :
吾輩は名無しである :2001/03/03(土) 01:12
もうすぐシモンの人形展アゲ
145 :
吾輩は名無しである :2001/03/03(土) 04:09
「犬狼都市」もう文庫では売ってませんか
146 :
吾輩は名無しである :2001/03/03(土) 13:15
>145 少し前、新・角川文庫で復刊になったような。 私はそれで「サド復活」を手にいれたが、しかし「若気の至り」といった代物ですなあ。 澁澤も生きていたらあれの文庫復刊は許さなかったでしょう。
147 :
わかりません :2001/03/04(日) 05:38
>初恋の人です。 >「読み耽る」の「耽る」という言葉がぴったりに >頁のにおいを嗅いでは溜め息ばかり出ました。 ものすごくよくわかります。生理的にビビッとわかります。 ところで、文学者としては珍しく政治の匂いのしない人ですね。 そこもまたいい。
148 :
吾輩は名無しである :2001/03/04(日) 05:45
綺麗な装丁の箱に納まった花の本がありますよね。 あれは書店で見るだに素敵なのですが、 自分のような貧乏人には高くて買えないのが悲しい。
149 :
吾輩は名無しである :2001/03/04(日) 10:36
『フローラ逍遥』ですね。 平凡社ライブラリーから文庫もでてますよ。 一応カラー挿絵も収まっていて、千円位。 でもやっぱりハードカバーの装丁の美しさには到底及びません。
150 :
吾輩は名無しである :2001/03/06(火) 08:52
>>148 そりゃあなた貯金して買った方がよろしいですよ!
確かに高いが、衝動買いしてください。
荒俣の花の本もアルヨネ
152 :
吾輩は名無しである :2001/03/07(水) 21:50
>>148 図書館あたりがブックリサイクルに出すので、
虎視眈々と狙っていて下さい。
トピックものは新刊が入ると処分しますからね。
153 :
拙者は名無しである :2001/03/10(土) 03:06
>152 それは素晴らしい。10年前にそれを知っていれば…。
154 :
吾輩は名無しである :2001/03/15(木) 12:33
関西でシモン人形展は無いんですか? 行きたいです。
155 :
148 :2001/03/15(木) 23:37
思い切って買ってしまいました。『フローラ逍遥』 素敵だわー、はらはら。
156 :
150 :2001/03/16(金) 09:50
>>155 でしょでしょ? 衝動買いしても当たりだと思うよ〜。
157 :
吾輩は名無しである :2001/03/17(土) 14:09
澁澤氏について書かれた本でおすすめは有りますか?
158 :
マリイ :2001/03/19(月) 14:21
おすすめ・・・ はおもいつきませんが、 読んでいまいちだったのは、妹さんの書かれたやつ。タイトル忘れましたが。 あれくらいかっこいいお兄ちゃんだから あんな風に書いちゃうのわかるんですけどね。 奥さんがなんか出さないかしら。 澁澤の写真を見て気絶するくらいタイプだっ! と思った馬鹿な厨房のあたしは、死んでることも知らず いつかこの人と不倫するわと思った。馬鹿過ぎ・・・ で、ダ・ヴィンチの解体新書で、奥様のお名前が 「龍子」だと知って乾杯に気づきました。 うんめいでしょうねーくやしーけど。 でも今は読んでもあんまりです。かなしいわ。
159 :
the man in the moon :2001/03/19(月) 15:54
>>158 「澁澤龍彦の少年世界」だったと思います>タイトル
なんていうか、かなりお兄ちゃん自慢な本です。
160 :
吾輩は名無しである :2001/03/19(月) 23:50
だいぶ前に池袋西武であった澁澤龍彦展で見た写真について・・・ 湖のほとりでチェックのシャツを着て 自分を抱きしめるようにしたポーズの澁澤さんを 背中から撮った写真、とても印象に残っています。 どなたか載っている本御存じではないでしょうか? 違うポーズの写真ならば載っている本持っているのですが。
>>160 滞欧日記か全集だったかに載っていたと思う。
実家なら解るんだけど・・・。
>161 ありがとうございます。 さっそく捜してみます。
163 :
名無しさん@XEmacs :2001/03/20(火) 13:31
短編ではまあ後期のも当然面白いんだけど... 『自分の死を自分の手に』って初期の短編がすごっく面白い。 (『渋澤龍彦集成』(桃源社)ではVIIに入ってる。全集では??。持ってないから知らないよ<-全集)
164 :
吾輩は名無しである :2001/03/20(火) 16:38
ちょっときな臭い質問。 あのバブル期に出た高価な全集って一応売れたみたいだけど、 長期的にはどうなの? あれが河出の不良焦げ付き債権になったなんてことないのかな?
165 :
吾輩は名無しである :2001/03/21(水) 00:50
>>157 もとの奥さんの『お兄ちゃん』もいいわな
166 :
157 :2001/03/21(水) 16:32
>158,165 ありがとうございます。 「お兄ちゃん」って矢川さんと渋澤氏が浜辺で座ってる写真 が載っている本でしたか?
167 :
吾輩は名無しである :2001/03/21(水) 21:24
そうそう
168 :
吾輩は名無しである :2001/03/30(金) 06:06
さざえ堂行ったことある方いますか? ってがいしゅつかな、平気かな
169 :
吾輩は名無しである :2001/03/30(金) 21:23
あるよー。もちろん渋澤氏を念頭において、いった。 面白かったですよ
170 :
チュリコ :2001/03/30(金) 21:44
いいないいな〜♪ すごいおもしろそうだな 昔会津若松行ったけど見なかったので激しく後悔(;_;) レスありがとう(^^)
171 :
吾輩は名無しである :2001/04/02(月) 12:16
ae
172 :
吾輩は名無しである :2001/04/04(水) 18:37
いいスレだぁ。 今度ゆっくり。
173 :
吾輩は名無しである :2001/04/04(水) 19:43
「血と薔薇」が読みたいんですけどやっぱり古本屋さんとかでも 高いんでしょうねえ。 どれくらいするのだろう?いつか読みたいな。 どっかでみた、裸の御姉様がたに囲まれた澁澤さんの写真が忘れられない・・・
174 :
吾輩は名無しである :2001/04/05(木) 16:39
なんか怪しい感じがしてて、いつか読んでみようと思ってた。 最近はじめて、快楽主義の哲学読んだ。タイトルがよかったし、柔らかそう だったから。普段あまり本って読まないから見事に煽られた。誰かに騙されたい というか、気持ちよくさせてもらいたいなって甘いこと考えてたから、 よかった。他に こんな感じので、タイトルとか装丁とかカッコいいもので、 読みやすくって、面白いのってありますか?
175 :
吾輩は名無しである :2001/04/07(土) 22:09
176 :
175 :2001/04/08(日) 05:11
文庫で手に入るなら、読んでみますわ。39!
177 :
吾輩は名無しである :2001/04/10(火) 01:05
178 :
吾輩は名無しである :2001/04/11(水) 22:38
澁澤さんって最後の方は隠者みたいなイメージがあるけど、実は 新聞をいくつもとってて全部読んでいたりと、通俗的な(悪い意味ではなく) 面も持っていたようだ。 死ぬ直前に出た「国文学」の特集号でも筒井康孝に原稿頼んだりしてるしね。 今生きていたら、ころっとネットなんかやってくれそうで、期待大。 (でも、ワープロすら嫌っていたそうですが)
179 :
吾輩は名無しである :2001/04/11(水) 22:40
>>178 それはないかも>ネット
テレビも見なかったみたいだからねえ。
180 :
吾輩は名無しである :2001/04/11(水) 22:48
>>179 それもそうですね(笑)
気になって見直しに来たら、さらっと否定してくれていて良かったです。
感謝!
181 :
吾輩は名無しである :2001/04/11(水) 22:57
>>180 いえいえ。
でもテレビはたまに相撲を見る(それもちょっとだけ)くらいだったそうですよ。
そうじゃなきゃあれだけの知識は得られなかったような気もしますが。
182 :
吾輩は名無しである :2001/04/11(水) 23:03
>>181 へえ、相撲はテレビでも見てたんですか!
そもそも家にテレビがないと思っていたので、ちょっと意外です。
やっぱり、渋澤さんにはあの書斎(もしくは書斎横の長椅子)で
ガウンを着ながら悠然と本を読んでいて欲しいですよね。
183 :
吾輩は名無しである :2001/04/11(水) 23:05
幼児体型
185 :
吾輩は名無しである :2001/04/12(木) 00:16
>>182 いや、もともと相撲は小さい頃から国技館で観てたそうで、
テレビはほんとにちょっと見て、ふ〜んって感じだったと妹さんの本に。
もともと家電には疎かったみたいです。
テレビも、確かお母さんの部屋にあるやつで見ただけで自分では持ってなかった
みたいですよ。以外と古風な一面もあるのだなと思いました。
186 :
吾輩は名無しである :2001/04/12(木) 00:38
旅館でテレビの付け方が分からず人を呼んだという微笑ましいエッセイも あったな。
187 :
吾輩は名無しである :2001/04/12(木) 00:40
生活全般のことは自分ひとりじゃ何もできなかったみたいですね。 それもまた微笑ましくて良し。
188 :
吾輩は名無しである :2001/04/12(木) 15:21
>澁澤と筒井 泉鏡花賞同時受賞つながりなのでは?
189 :
吾輩は名無しである :2001/04/13(金) 21:11
渋沢竜彦と書いてあるのを見ると、無性にやるせなくなるのは私だけ?
缶ビールも開けられなかったらしいw。 テレビで人を呼ぶ話は短編小説仕立てだったような・・。
191 :
吾輩は名無しである :2001/04/13(金) 22:17
「裸婦の中の裸婦」まだ、手に入らない.....あぁ〜、欝鬱。 ほかのでも、面白そうなのから、読んでみよっ、と。。
192 :
吾輩は名無しである :2001/04/13(金) 23:32
193 :
吾輩は名無しである :2001/04/14(土) 00:47
「彦」の正字出ないけど、それは諦めるのか?>189
卑下くんは絶対男色です。 仕草や目、あの髭を見ればわかります。 私は卑下クンの肛門の開発、肉体の調教し私の玩具奴隷にすることを ここで希望したいです。 大学二回も行く暇あったら、調教してあげますよ。 sss
195 :
吾輩は名無しである :2001/04/14(土) 00:58
澁澤龍彦・・・
たしかに「ひこ」は出ないですね!
>>188 それまでは結構SFを「楽天的な未来感の持ち主ども」としてまとめて
否定していたのに、同時受賞以後筒井のことは認め出した節がありますね。
頑固そうだけど柔軟なダンディズム(??)がかっこいい!
「かっこいい!」だけが言いたいことです(汗)
196 :
吾輩は名無しである :2001/04/14(土) 01:09
澁澤龍彦記念館て何処にあるんですか? 教えてください。 ちなみに、私が最初に読んだ本は、偏愛的作家録だった。 この本で、興味深い多くの作家を知り、彼らの作品を読み始めた。
197 :
名無しチェケラッチョ♪ :2001/04/17(火) 17:46
三島由紀夫との関係が気になります。
198 :
吾輩は名無しである :2001/04/18(水) 00:33
んなのないだろー(藁
199 :
吾輩は名無しである :2001/04/18(水) 00:34
青髭さん。
200 :
:2001/04/18(水) 01:58
>>196 噂には聞いたことがある。鎌倉の澁澤邸を記念館としているとかなんとか。
でも検索しても出てこなかったから勘違いかも、、、、。
202 :
196 :2001/04/19(木) 18:50
澁澤邸の近くの人、記念館になっているかどうか教えてください。 でも、記念館て、澁澤龍彦に似合わないな。
203 :
吾輩は名無しである :2001/04/19(木) 21:25
>>196 =202
鎌倉文学散歩地図
://www.kanabun.or.jp/kamap.htm
別のサイトの記述によると( 鎌倉で澁澤龍彦を偲ぶ より抜粋
>どう見てもこれは人が住んでいる。
>ひょっとしたら龍子夫人が今でもひっそりと暮らしているのかもしれない。
>記念館のような形で公開されていることを期待していた友人は
>困惑してつっ立っている。
>あいにく二人とも「私は澁澤先生をお慕いする者です」
>などと言って他人の家にずかずかと上がり込んでいくような
>神経は持ち合わせていない。
だそうだ。
204 :
吾輩は名無しである :2001/04/19(木) 22:11
また大手デパートとかでやる「澁澤龍彦展」を期待しつつ、 そっとしておいてあげましょう。
205 :
文学初心者 :2001/04/20(金) 10:45
私が去年入学した大学の図書館で澁澤龍彦全集がありまして、ふとよんだ「不快指数80」 で文学者へのイメージが変わりました。じつに軽妙と言うか洒脱で。せっかくだからこれを機に読み込んでみよう とおもうんですが、なにかおすすめはありますか?
206 :
吾輩は名無しである :2001/04/20(金) 23:56
このスレ最初からよめや、ごるぁ
207 :
:2001/04/21(土) 06:08
208 :
古本屋店員A :2001/04/21(土) 15:14
>>173 遅レスですが、知ってる範囲内で答えます。
「血と薔薇」は昔より値段が落ち着いたので買いやすくなってます。
いい加減な古本屋は昔の相場で値段付けているので、高いこともあります。
この上限ぐらいだと、高いと思って下さい。
状態によっても変わるので、目録などを参考にしましょう。
全4冊:35000〜55000円
一冊:7000〜15000円
209 :
サルサ峰岸 :2001/04/21(土) 19:14
>>208 ん〜、最後の1冊がいらない(藁
平岡は好かん。
前三冊だけでうってくれないだろうけど(w
210 :
吾輩は名無しである :2001/04/21(土) 22:22
>>208 店員Aさん、どうもありがとうございます。
数の方は多いのでしょうか?
(どこの店でも置いてあるのかどうかという意味で。)
それと、これから値段が下がることはあるのでしょうか?
とにかくバイト頑張ってお金ためます。
211 :
文学初心者 :2001/04/21(土) 23:19
>207 ありがとうございます。読んでみます。
212 :
吾輩は名無しである :2001/04/27(金) 12:52
君はなぜO型じゃないんだage
213 :
吾輩は名無しである :2001/04/30(月) 16:18
高岡親王航海記age
高丘です。
215 :
吾輩は名無しである :2001/04/30(月) 16:39
216 :
吾輩は名無しである :2001/05/08(火) 22:09
>>204 「澁澤龍彦展」なんて過去にあったのですか?
気になります。行ってみたい。
217 :
吾輩は名無しである :2001/05/16(水) 21:22
あげさせていただきます。
私も『高丘親王航海記』が印象深いです。 数年前、名古屋の劇団「少年王者館」がこの小説を 上演したのですが、ご覧になった方はいますか? どっちも(小説と劇団)大好きなので、ものすごい 贅沢感と感動に浸りましたです。再演してくれない なあ、、、。 ちなみに、芝居の楽日は澁澤さんのご家族も いらっしゃっていたようです。
219 :
吾輩は名無しである :2001/05/22(火) 13:34
狂王age
220 :
吾輩は名無しである :2001/05/22(火) 15:44
221 :
名無しさんの主張 :2001/05/22(火) 19:53
サドの翻訳でオマンコの事を「玉門」と訳してます。素晴らしい。
222 :
吾輩は名無しである :2001/06/19(火) 01:10
なんか、芥川龍之介と村上龍が盛り上がってるので、 もう一人の辰年作家ということでage ダメ?
224 :
名無しチェケラッチョ♪ :2001/06/19(火) 17:28
age
225 :
吾輩は名無しである :2001/06/22(金) 03:09
新しい文庫本が河出から出たね
226 :
吾輩は名無しである :2001/06/24(日) 04:30
>>225 ほんと?
知らなかった、本屋いかなきゃ
227 :
吾輩は名無しである :2001/06/24(日) 23:32
知識に裏付された想像力! 俺にはどっちが足りないんだ。
228 :
吾輩は名無しである :2001/06/26(火) 00:01
イマジネーションは大事。形象による思考。
>知識に裏付された想像力! >俺にはどっちが足りないんだ。 俺には両方足らん!w まあ努力はしてるけど、そーゆー面では、 澁澤を読むと俺の至らなさをはっきりと自覚させてくれる。
230 :
吾輩は名無しである :2001/06/26(火) 00:41
わたくしは今月、ついに7万円はたいて、 「澁澤龍諺翻訳全集」買う決意をしました!! ひもじさなんかに負けないぞ!
231 :
. :2001/06/26(火) 00:46
>>230 えらいっ!! 買って「から」報告してくれ、楽しみにしとるぞ!
232 :
名無しチェケラッチョ♪ :2001/06/26(火) 08:38
age
233 :
吾輩は名無しである :2001/06/26(火) 18:37
集まったよ。
234 :
たくお :2001/07/08(日) 23:43
「血と薔薇」、十数年前に王子の古本屋に、はじめの三巻だけが置いてあったので 買った。一冊千五百円とかその程度の値段だった。 エロティシズムの探求という題目を掲げ刊行されているが、巻頭のグラビアが時代物 でショボイ感じ。一応雑誌だからグラビアも必要とされたのだろうか? ヴィジュアル面は古くなるものだな・・
>>234 うろ覚えなの間違っているかも知れませんが・・・
「血と薔薇」ってたしか、最初の三号までが澁澤龍彦責任編輯では?
いい買い物をしたと思いますよ。
>>235 は、ヘンな書き込みになってしまった・・・(恥)
〈うろ覚え〉ついでにカキコしますと、けっこう前に神保町の古書店で、
澁澤氏の直筆書簡が売りに出されているのを見たのですが、すごかったです。
どうやら無名の研究者が出したとおぼしき、質問の返事だったのですが、
よくよく内容を読んでみると、〈お前、そんなことも知らんのか、逝ってよし〉
みたいな感じなんですよ(笑)。
いまはもう売れちゃったみたいなんですが、見た人いませんか?
237 :
吾輩は名無しである :2001/07/09(月) 00:52
age!
238 :
吾輩は名無しである :2001/07/09(月) 01:39
エッセイはいいけど彼の小説は何なの?!
239 :
吾輩は名無しである :2001/07/09(月) 01:52
こどもっぽい。よく言えば稚気。
プリニウス=荒俣宏
241 :
吾輩は名無しである :2001/07/09(月) 20:15
若気の至りで嵌まったが、 実はそれほどの・・ではないと、 今になって思うな。
242 :
吾輩は名無しである :2001/07/09(月) 23:11
なんとなくスレ全体が格調あるね。というか馬鹿が来ない。ン? しまったヲレか。
243 :
吾輩は名無しである :2001/07/10(火) 00:09
>>236 中上健次が高校時代に澁澤に手紙出したそうで、
長年気になってるのですが、まさかその返事じゃないすよね?
>>243 中上健次じゃありませんでしたよ、ご安心ください。
それにしても中上が澁澤を読んでいたとは、ちょっと意外ですね。
よろしかったらもう少しその話をうかがいたいのですが・・・。
245 :
243 :2001/07/10(火) 10:49
>>244 「中上本」でプロフィールなんか読むと、必ず「少年時代、サド、ジュネ、セリーヌなどを耽読した」
というようなくだりが出てきますよ。
当然、渋澤も読んでいたでしょう。
>>245 あ、なるほど。飜譯を読んでいたんですね・・・。
それなら理解できます(笑)
いや、私はてっきりエッセイの読者なのかと早合点してました。
中上が澁澤の影響を受けていたなんて話も聞いたことなかったですし。
247 :
吾輩は名無しである :2001/07/15(日) 01:20
age
248 :
吾輩は名無しである :2001/07/19(木) 02:57
今年も澁澤の命日が近づいてくるね…
249 :
:2001/07/19(木) 03:23
>210 すいません「血とバラ」生まれた時から家にありました。そんな高いんですか〜 桃源社の集成とかほとんどあります。 家は親子二代にわたって澁澤ファンです。
250 :
吾輩は名無しである :2001/07/19(木) 03:27
>>249 珍しい家庭だね。お父さんは仏文関係の人ですか?
251 :
吾輩は名無しである :2001/07/19(木) 03:30
>>249 羨ましい限りだわ・・
これからも大切にしてあげてね。
252 :
吾輩は名無しである :2001/07/19(木) 03:32
澁澤って理系的な知識皆無で生殖なんかのこと平気で語るからね。 澁澤存命中でもネオ・ダーウィニズムとか進化心理学あたりは かなり有名にもなってたけど、彼は全然そのへん知らずに 最後までユング、フロイトで通しちゃってるのが読んでて悲しいね。
253 :
吾輩は名無しである :2001/07/19(木) 03:37
>>252 旧制浦和高校ではもともと理系だったんだけどね。
254 :
吾輩は名無しである :2001/08/02(木) 09:21
>>252 そうなんだ。でもそういうのって関係ないんじゃない?
遅れていても間違っていても、彼の作るあの世界、空気感が
好きなんだも〜ん。
小説って初期のはともかく(いい意味で若い)、後期のは最高じゃん。
そこから澁澤にはいっていったんで、エッセイの中味が正しいかどうか、って
眼に入ってこないんだよね。何を拾って何とくっつけているかが問題で。
>>249 羨ましい。。。
255 :
吾輩は名無しである :2001/08/05(日) 21:32
命日ですよage
256 :
かをる@半可通 :2001/08/05(日) 23:20
数年前、北鎌倉へ行った時、お墓に手を合わせてきました。 お花がいっぱいあがっていて、すごくきれいでしたよ。
257 :
吾輩は名無しである。 :2001/08/05(日) 23:58
初期の短編で赤道?が出てくるやつが無性に好きだな。 もう昔のことだけど、最初に読んだときは波に洗われる赤道のイメージがくっきりと 刻み込まれて夢の中に2,3回出てきたもんでした。
>>257 「マドンナの真珠」でしたっけ?(タイトルうろ覚え・・・)
>>258 うーん、あってるような、少し違うような。。。
ところで、いい経験をされましたね。女性ファンが多いでしょうから
花も絶えることがないのでしょうね。
ボーナスはたいて河出書房から出されてる全集購入。 嫁に発見されてしまい、小遣い没収。とほほ 比叡山が遠のいてゆく・・・
十年くらい前、澁澤の絶版本を探しによく神保町や早稲田をうろついてました。 『血と薔薇』1〜4(4のみ平岡正明編集)天声出版 一冊8000円〜一万円(←当時はこのくらいが古本屋での相場) 『快楽主義者の哲学』(宇野亜喜良・挿し絵)カッパの本 800円(←この値で買えればお得) 『マゾヒストたち』(西洋のイラストレーター、トポールの画集。澁澤編)薔薇十字社 3000円 などがそのころの成果。 1990〜95くらいにもブームがあって 雑誌『鳩よ!』で澁澤特集が2回、 雑誌『太陽』でも澁澤特集が2回あった。 宝物です( ´∀`)
>>261 >『血と薔薇』1〜4(4のみ平岡正明編集)天声出版
やっぱり
>>235 は、うろ覚えじゃなかったみたいですね。
263 :
吾輩は名無しである :2001/08/20(月) 00:09
澁澤訳のコクトー「大股開き」は 今でも手元から離したくない。
264 :
吾輩は名無しである :2001/08/20(月) 00:15
>>260 高野聖さん
夏なお暗き深山幽谷に、鏡花ばりの美貌の怪異を探す旅?の報告、
楽しみに待ってるんだから、
そうそう簡単に諦めないでくらさい。
奥さんに泣いてすがってでも、逝ってきてくらさい<比叡山
265 :
sage :01/09/01 21:41 ID:LvU9AvtE
sage
266 :
吾輩は名無しである :01/09/03 23:56 ID:MspeOgr.
彼のお墓って何処にあるんですか? 普通の人と同じスペースにお墓があるんですか?
267 :
ロンロン :01/09/04 00:16 ID:QGvHvRm.
北鎌倉の浄智寺というお寺にお墓があります。 今夏命日にお墓参りしてきました。
268 :
吾輩は名無しである :01/09/04 00:54 ID:fITueEDE
質問ばかりですみません..... そのお寺の特別な場所にお墓があるんですか?一般の方と同じ場所? 何気なく行って、見つかるものでしょうか? よろしければ教えてください!
>>268 おそらく普通の人と一緒だと思います。
奥のほうの、ちょっと小高いところでした・・・。
270 :
268 :01/09/04 14:27 ID:pMo02ov6
ありがとうございます!探してみます!
271 :
:01/09/04 17:22 ID:9dFvEbH.
俺も浄智寺には二度行ったことがある。 一度目は学校の遠足で、二度目は澁澤の墓参りに・・・・ 遠足の時は澁澤のしの字もまだ知らず、その後澁澤ファン になってお墓参りに来たら「あら、この寺見覚えある」という 感じでした。 お墓といってもよくある立方体のものじゃなく背丈の低い こんもりとしたやつでした。苔むしていてかわいらしいお 墓ですよ。ほんと静かなところでした。
272 :
吾輩は名無しである :01/09/04 23:35 ID:EuSWCzlE
ちゃんとお墓に「澁澤」って書いてあったりするんですか?
273 :
ロンロン :01/09/05 00:01 ID:vRZ8Y2fw
「澁澤」と彫ってあります。 石灯篭型で、趣のある、とでもいうのでしょうか、感じの良いお墓です。
274 :
266、268、270 :01/09/05 01:22 ID:fH8V1Hpk
みなさん、情報ありがとうございました! 今度鎌倉に旅行がてら、探してみようと思います。 検索して、お寺の写真は見ましたが、とても穏やかな、 雰囲気の良いお寺ですね。 今から楽しみです。
275 :
おしえてちゃん :01/09/05 02:45 ID:a7e3M4xE
ところで、 澁澤は一体どのような音楽を好んで聴いたのでしょうか。 音楽についてふれているものはありましたっけ?
276 :
吾輩は名無しである :01/09/05 04:59 ID:uqwYZXMM
そういえば、あんまり触れてないね あったとしても、酒の席で軍歌を歌ったとか 古い流行歌を未だに覚えてるとか そんなのばっかだったような・・・
277 :
吾輩は名無しである :01/09/05 12:50 ID:vTKZOCLs
278 :
吾輩は名無しである :01/09/05 16:26 ID:g6yopXLE
意識的に系統だっていろいろなものを吸収しているわけではない・・ 澁澤はパクリの名人(笑)というか換骨奪胎の妙人かな・・
280 :
:01/09/05 22:00 ID:TI3nh.TQ
>>275 エッセイの中で自ら音楽の感性はないと言及しています(笑
ちなみにテレビは大嫌いだけど、ラジオはよく聞いていたようです。
281 :
四方田 :01/09/05 22:57 ID:ZzqPgmts
良くも悪くも、オタクを200年後に語るとしたら、彼は欠かせないだろうな、
282 :
:01/09/06 00:40 ID:nIUuKRvE
>>281 200年なら澁澤は忘れ去られてサドだけが生き残るでしょう。
283 :
吾輩は名無しである :01/09/19 00:27
age
284 :
名無しさん :01/09/19 11:09
>>275 あるレコード雑誌のアンケートでは「私のお勧めの一枚」としてカラヤン指揮のモーツァルト『レクイエム』を挙げていたよ。
あとセロニアス・モンクなど、ジャズも多少は聴いていたらしい。
285 :
吾輩は名無しである :01/09/23 14:10
>>61 ドゥルーズをネタ本にした文章もあるらしいんですが、
どれなんでしょうかね?
どういうふうに料理してるのか興味あります。
286 :
吾輩は名無しである :01/10/04 18:57
翻訳だとどれが面白いですか?
287 :
我杯は名無しである :01/10/06 21:03
>>286 僕はA・P・マンディアルグの『大理石』が好きだな。 澁澤を通じてマンディアルグのファンになった僕はその 著作を読み漁るようになったのだ。
288 :
吾輩は名無しである :01/10/07 18:14
かれのおかげでひきこもりになりました
289 :
吾輩は名無しである :01/10/07 18:18
サドの翻訳は名訳です
290 :
吾輩は名無しである :01/10/09 17:30
質問 澁澤龍彦は訴えられたことがあると聞きましたが、どの作品で訴えられたの ですか?
291 :
吾輩は名無しである :01/10/09 20:25
所謂、サド裁判のことかな? でもこれは刑事訴訟だから違うかも知れませんが。
サド裁判なら、澁澤譯『悪徳の栄え』(続)ですね。
>291,292 ありがとうございます。すっきりしました。 別冊ジュリストの憲法判例百選T(有斐閣)を読んでいたのですが、 その中の「悪徳の栄え」事件のところで、被告人の名前は載ってなか ったのですが、なんとなく澁澤龍彦かなと思ったので、聞いてみまし た。 スレと関係なくてすみません。 澁澤龍彦は、読んだことはなかったけど読んでみようと思います。
>>293 被告人は澁澤龍彦と現代思潮社の石井恭二の二名のはずです。
295 :
吾輩は名無しである :01/10/11 17:49
>>289 「栽尾」という言葉が頻出するがセクスの事にとって良いのか。
296 :
名無しさん :01/10/12 00:32
>>294 1961年1月20日、起訴。罪状は猥褻文書販売同目的所持。
1962年10月16日、東京地裁にて一審無罪。
1963年11月21日、東京高裁にて控訴審有罪。
1969年10月16日、最高裁にて上告審有罪。一審の求刑通り、罰金7万円。
『サド復活』などを書いていた頃の澁澤は、裁判を楽しんでいるような強がりを言っていたが、裁判が終わった後の感想などを読むと、やはり相当な心理的重圧に悩まされていたようだ。
1969年当時の7万円だったら今では50万円ぐらいか? それにしても、このスキャンダラスな裁判で異端文学研究者としての澁澤の名が全国に知れ渡ったのだから、宣伝費と思えば安いものだ。
297 :
吾輩は名無しである :01/10/12 12:15
ロンロンって、広島出身?
298 :
吾輩は名無しである :01/10/12 12:28
このひとはニューアカブームのことをどう思ってたんだろう?
299 :
かをる@半可通 :01/10/14 00:38
>>296 彼は「反権力」のスタイルを演出しているところがありますからね。
ほんとは訴えられてビクビクしていたのかも…。
こういう挿話を聴くと、なかなか人間くさくていいなと思ってしまいます。
流石に「ビクビク」まではしなかったのでは? 色んな意味で徒労感はあったろうけど。 しかし、たかだか40年で・・人の倫理観というものも 変われば変わるもんだね。
東京出身です。
302 :
吾輩は名無しである :01/10/21 17:03
ロンロンって、男?
龍龍は女です。
『サド侯爵の生涯』というのは やはり日本で書かれたサド研究書(評伝も含む) の金字塔というべき本なんだろうなあ この本から日本のサド研究が始まったと言ってもいいくらいなんだろうな なんなんだろう?この本は。…この人も「調べて書く」人だよねえ … 澁澤氏の見解は時に紋切り型の通説に陥ることも多いような気が するけど、首肯できないものでは決してないし、むしろ今ある種々の 説の萌芽をすべて含んだ母胎のような気がする。まあ叩き台やね。 読んで面白くかつ勉強になる本というのも滅多にない。 澁澤氏の物書きとしての人柄が覗われます
305 :
吾輩は名無しである :01/10/22 02:23
澁澤を喰べたい
306 :
吾輩は名無しである :01/10/22 08:44
そういえば澁澤が自宅で全裸にペニス・サック(?)みたいなのをつけて 裸踊りしてる写真があったはずなんだけど、あれって なんていう雑誌だったっけ
307 :
名無しさん :01/10/22 09:51
308 :
吾輩は名無しである :01/10/22 09:55
309 :
吾輩は名無しである :01/10/25 00:28
age
310 :
吾輩は名無しである :01/10/25 00:38
>>306 さすが澁澤、妖しくてもとい怪しくて(・∀・)イイ!
>>306 家にあるけどかなりボロイなぁ
ちなみに裸で庭の椅子に座ってるやつもいいかんじ
312 :
吾輩は名無しである :01/10/27 11:59
神保町で古本まつり、澁澤と種村の本がたたき売り状態。
313 :
名無しさん :01/10/27 15:07
>>312 そりゃ昔からだ。『神聖受胎』の初版本だって、発売当時は神保町でゾッキ本の棚に並べられていたらしいし(藁
test
ペニスケースつけて裸踊りといったら、暗黒舞踏の土方先生ですが、 澁澤も親友のよしみでそんなことやらされてたんすか?
316 :
吾輩は名無しである :01/10/29 00:29
317 :
吾輩は名無しである :01/10/29 17:08
私はプリニウスが大好きな澁澤が大好きでした。
318 :
吾輩は名無しである :01/10/29 18:07
小さい人間の作り方
319 :
吾輩は名無しである :01/10/29 18:41
初版の黒魔術の手帖とかもたたきうり?
321 :
吾輩は名無しである :01/11/04 08:00
ダ・ヴィンチで、佐野史朗が高丘親王航海記をもって 表紙に写ってましたよね。 あれで渋澤龍彦の名前を知りました。 高丘親王航海記、なんか感想を言葉で述べるのももったいないぐらい。
ついでに渋澤龍彦の小説も好きだけど、 中野美代子も好き。 契丹伝奇集とか読んでる人いる?
323 :
吾輩は名無しである :01/11/04 11:29
いい意味でヂレッタントと呼んでいいのはこの人くらいのもんだろう。
澁澤達彦にハマったのは、anan創刊の頃、彼の翻訳で童話を連載していた。 片山健のイラストでシャルル・ペローの(後に大和書房から「長靴をはいた 猫」で出版)。一通りの「お話」をした後の教訓がいぢわるでよかった。 エロチックでどこかいたずらっぽい感じが、ことのほか気に入り、それから 彼の作品を読みまくった。中学から読み出して、あの顔を見て惚れてしまった。 私の読書・芸術傾向は彼の著作であげるものをなぞったようなものだ。 高橋和己の奥さんである高橋たか子がその昔、澁澤とちょっとした恋仲に なったと知り、彼女の著作も読みまくる。今は絶版どころか出版社自体ない と思うが、薄くて白いちょっと詩集のような本「白い光」 (出版社は悠想社。出版年月日は昭和53年4月28日)に澁澤龍彦とおぼしき 人が登場しているのを発見して、たか子さんの方が夢中だったんだなあと 思う。 修道女になって、絶筆したかと思われたたか子さんだが、最近、新作を 出したので、とてもうれしい。 買ったけどまだ読んでいない。うれしいのに題名さえでてきやしない。 なさけない私である。 ちなみに彼女の「白い光」では鎌倉に住む「彼」のもとへ、道中拾った若い 女をみやげとして連れて行く話。「彼」は女ふたりを前にして楽しそうに、 マンドラゴラの講釈をはじめる。そして・・・二人と一人の奇妙な交歓が 応接室と隣室で始まるところが、この小説というか、散文詩のクライマックス なのかな。 高橋たか子の「誘惑者」だったか、それには澁澤龍彦が変名で登場する。 図書館で調べてみてくださいな。巨大なパソコンラックのおかげで本が 取れないんで。
326 :
吾輩は名無しである :01/11/10 12:50
>修道女になって、絶筆したかと思われたたか子さんだが スローペースだが仕事は続けていると思ったが? 入信後の彼女の出版物に関しては、「やり手のシスターの営業」が店に回って くるんだ、というような記事を本の雑誌の座談会か何かで読んだ覚えが あるけど、ふふ、「やり手のシスターの営業」って、想像してみると笑える。 #シブサワテイストの高橋作品としては、『人形愛』あたりもいいよね。
327 :
吾輩は名無しである :01/11/10 20:59
澁澤って身長何cm?
スローペースで書き続けていた。それは確かに。私の言い方がまずかった。 あまりにも、今回出版された新作がひさしぶりだったんで。まあ、 だからこそ巷で「あの高橋たか子が新作を!」と騒がれたのだろう。 もっとも、一部では、だけど。もはや彼女を知らない人が出版社でさえ もいるというのが、私にはちょっとショックだった。 「人形愛」は確かに澁澤テイスト。ピュグマリオンだもの。 (ほんとに本がとれやしない、このラックばらそうかな) ところで、「やり手のシスターの営業」って? 彼女が? 代理人が?
澁澤の身長はね〜160ぐらい?(いいかげん
瀬戸内寂聴を思い浮かべてしまった・・・>「やり手のシスターの営業」
澁澤氏の身長は残念ながら知らないが、華奢な男だったのは確かだと思う。 昔、澁澤の編集者だった人に、「でも、小男の床上手っていいますよね」 と言ったら、「彼に言ったら喜びますよ」と返されたことがある。 お会いする機会はなかったけれども。
新太陽社にいた頃の写真で、吉行淳之介と並んで写っているものがありますね。 吉行とおんなじぐらいか、やや低いくらいじゃないですか?
333 :
吾輩は名無しである :01/11/16 20:36
三島由紀夫が『豊饒の海』に今西という仏文学者を登場させて、「あれは誰が読んだって澁澤龍彦だということがわかっちゃうだろ。だから背を高く、たかーくしたんだよ」と知り合いの編集者に言っていたぐらいだから、小男だったのは間違いないだろう。 吉行は170ぐらいあったから澁澤はそれよりもっと小さかった筈だ。
334 :
吾輩は名無しである :01/11/19 08:37
335 :
吾輩は名無しである :01/11/19 15:58
澁澤くらい、いやらしくて洗練されてて頭の良い男性ってどこにいけば あえるの? 完璧に理想なのにな。
336 :
吾輩は名無しである :01/11/19 16:05
>>335 文学部の院に行けば一人くらいいるんじゃない?
うちの大学の法学部担当のフランス語の先生が、サドの研究してて
いやらしくて、洗練されてる感じ。妻子ありだけど、いい男に妻子がないのって
逆につまんないしね。
というか、男は妻子あって初めて一人前。という気がする。
ゆがんでるのは承知。
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/::::::::::/|:::::::::/ノ::::::::/ヽ人:::::::::::ヽ
/::::::::::/ |::://∧::::ノ ヽ、:::::::ヽ
|:::::::::::/ |/ |ノ |/ ヽ:::::::::|
|::::::::::/ ━━━━ ━━━━ |:::::::|
|:::::::/ -=・=- -=・=- |:::::|
|:::::/ l ̄ ̄ ̄ ̄|====| ̄ ̄ ̄ ̄ l |::::|
| =ロ| / ヽ| |ロ=|::|
|/ l / `ヽ l |
/ ー── (●_●)─── \
| l l |
>>335 | |-- ̄`´ ̄--|__ .| 僕じゃダメですか?
| |二二二二-| |
\ 丿 ヽ /
\_ _- ̄ ̄ ̄-_ _/
 ̄ ̄ ̄\__/ ̄ ̄ ̄
338 :
吾輩は名無しである :01/11/19 16:12
>>336 いい男には妻子があって当然です。
いい男は結婚するためにいるのではなくて、
セックスのためにいるのです。
だから、いい男に性の喜びを知らない女がくっついているのは
許しがたいです。
即刻、奪うべし。いい男度が下がる前に。
339 :
吾輩は名無しである :01/11/19 16:14
本当にいい男にはじゃんじゃん種まきしてもらいたいものですが・・・
340 :
吾輩は名無しである :01/11/19 16:36
`゛゛´ ________ ∧ ∧ ゛゛ / ( ゚Д゚) , -, < 逝っておくが俺はお前には種まきしないからな / \ // \________ アウッ || ゚ ゚ // \\_ //\\ \__⊃ \\ ( // | ∪ )) | |○○\\ (( | | \\ | / | | 〜〜〜 // | | | ̄ ̄ ̄ ̄| // (( | | |____| // )) U )) (( U γlヾ (人) | | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ シコ ( ´ー`) .| |< それにしても下半身があるってこんなに気持ちいいんだね! / | |ヽ \__________ シコ ( ) ゚ ゚| ⊂川 \ ヽ川つ⊂川 \川つ.| ( | |\ | |○○ \ | | \ \ | ) | ) / / / / / / (_) (_)
341 :
吾輩は名無しである :01/11/19 17:55
すいません 激しくスレ違いかも知れませんが、 当方高校二年生で、進路を今考え中なのですが サド研究で有名な大学、大学教授などについて 教えていただけませんか? お願いします
>>336 >男は妻子あって初めて一人前
あの、「妻子」って、「子供」もやはり必須条件なんですか・・・?
343 :
吾輩は名無しである :01/11/19 19:54
だから、そのいい男の妻になって子も欲しいんじゃい! 過去にそんなかんじのような人がいたけれど、子が三人も おったわい!結婚してたこと隠してたわい!
344 :
吾輩は名無しである :01/11/20 01:39
>>341 慶應仏文にサドを研究している教授がいるよ。
345 :
吾輩は名無しである :01/11/22 22:55
>344 どうも有り難うございます 慶応かいいですね 頑張ってみます
346 :
吾輩は名無しである :01/11/22 23:54
澁澤って、フロイト弟子のマリーボナパルトを やたら引用してるんだけど、 その当時まだ彼女は信じられてたの? それとも、単に個人的に趣味が合っただけなのかな
347 :
吾輩は名無しである :01/11/23 16:54
>>346 今は信じられていないのか? 不勉強ながら、初めて知ったな。
348 :
吾輩は名無しである :01/11/23 18:48
私は読みかじっただけなので 誰か精神分析史みたいなのに詳しい方が いたら教えていただきたいと思い。 ボナパルトはフロイト精神分析を 変な方向に捻じ曲げまくった張本人では? その変な方向というのを、 あえて澁澤が好んで取り上げたのか、 当時はそれが普通に通用していたのか?
349 :
吾輩は名無しである :01/11/23 19:10
フロイトの説を変な方向にねじまげたのは、むしろヴィルヘルム・ライヒではないかという気がするが…
フロイトの説がもともと変なのです。
351 :
吾輩は名無しである :01/11/23 19:36
ボナパルトは、変な方向に捻じ曲げかつ、世間に広めた人なので、 罪が余計大きいのではないかと。
352 :
吾輩は名無しである :01/11/30 09:08
以前、ここで(前スレになるのかな?)「裸婦の中の裸婦」をススメられて読んでみました。 ちょっと怖い写真や絵があったんですが、面白かったです。 自分にはあまり美少女への憧れってないんですが、2ちゃんではロリやコスプレの 人が多くてちょっと自分とは感覚が違うな・・と不思議に感じています。 次に何かオススメありましたら教えて下さい。
353 :
吾輩は名無しである :01/11/30 10:07
>>352 俺は『異端の肖像』が一番のお気に入り。
>>353 ありがとうございます。さっそく捜してみます。
必ず読んだらレスしますので、気長にお願いします。
357 :
吾輩は名無しである :01/12/02 04:31
『フローラ逍遥』には女性ファンが多いね。
358 :
かをる@半可通 :01/12/13 00:11
>>357 「全集」だと挿絵がなくてちょっと物足りませんね。
359 :
吾輩は名無しである :01/12/13 00:19
挿絵っつか、図版だよね。 苧環なんて花があることも、あれで教えてもらった。 そうか、全集では無くなってるのか。 一時、古書店で結構いい値が付いてたのを覚えてるけど、 再版されたよね。 平凡社ライブラリだっけか?
>>359 そうですね、図版。
平凡社ライブラリー版は、しっかり図版がはいっています。
361 :
吾輩は名無しである :01/12/26 00:01
Hypnerotomachia Poliphili 明日届く♪
362 :
吾輩は名無しである :01/12/27 02:34
ああ、このスレまだあって驚きというか歓びというか
363 :
奈々ちゃんらびゅ :01/12/28 17:22
期待age
364 :
胡桃を食べた男 :01/12/29 11:37
澁澤の花と言えばラフレシアでしょう。茎も葉もなく地面から直接生え、花びら だけの巨大な植物。密林の奥で人知れず咲き、腐臭を放つ食虫植物。ページの先 の世界の、なんと不思議なことよ!
365 :
吾輩は名無しである :01/12/29 19:37
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |\■ー■)/| < ボクノ書斎ニヨウコソ ○ \/ ○ \__________ | | | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | |
366 :
吾輩は名無しである :01/12/29 23:39
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |\■ー■)/| < 北鎌倉ハサムイ ○ \/ ○ \__________ | | | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | |
367 :
吾輩は名無しである :01/12/30 07:50
~ ~~ ∧_∧ ~~ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ (■ー■) ~゛ < コノヨハスベテ、猥褻デショ、猥褻!! |\/○=ロ \__________ |: | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | |
368 :
吾輩は名無しである :02/01/01 00:08
いま『私のプリニウス』を読んでます。
369 :
吾輩は名無しである :02/01/01 00:13
~ ~~ ∧_∧ ~~ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ (■ー■) ~゛ < コスモグラフィカ・ファンタスティカ |\/○=ロ \__________ |: | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | |
370 :
胡桃の中の男 :02/01/02 13:10
プリニウスはディレッタントであったかも知れないが政治家でもあった。ベスビオ 噴火で救出に向かう姿を、好奇心を動機として描いてみせたが、澁澤ならば最後ま でディレッタントで通した…だろうか。(笑 sage
371 :
吾輩は名無しである :02/01/05 20:20
こんな澁澤良スレがあったとは……。 十年ほど前に出会って、彼の筆から紡がれた城を、庭園を ひたすら巡りむさぼるうちに、その向こうに広がる世界の 美しさに気付かされたような、そんな希有な読書体験でした。 その後は科学書中心のいきすぎた乱読状態が続いてますけど、 今でも彼の作品は水を飲むように自然に楽しめます。 彼の文章はホントに平易でよどみなく流れるのに品格の ある、美しいもので……。柳宗理の食器のよう。
372 :
胡桃の中の男 :02/01/05 21:53
専門書に逃げるのも解るけど、数学、物理より物語だよ。久世を読んで みて。先ず「聖なる春」「花筺」
373 :
吾輩は名無しである :02/01/08 02:40
>>372 最近見えてきてる宇宙のありようはかなり驚きに
充ち満ちてるよ。食わず嫌いもいいけどチェック
してみそ。気分は高丘親王。
で、なんというか、自分を世界の中心に据えたま
ま、興味をひくもの全てを享楽的に楽しむことも、
澁澤作品からもらったことなんよ。ウチ的には。
逃げというより、別の処にも手を伸ばしてみた、
という感じ。
科学は科学で、なんだか自然から物語を紡ぐ作業
に思える瞬間もあるし。
でも最近いい物語にも出会ってないし、その二作
はチェックしてみますわ。39。
ひもとインフレーションぐらいは多少知っている。それと虚数時間からたくさん の宇宙ができるって・・随分まえのニュートンのうけうりだが。それより、ハミル トンの四元数ならば澁澤の好きそうな話だと思う。 つまり、光の玉を嚥みこむ話を描いて、咽喉ガンを昇華させた澁澤のように、宇宙 論が非科学に繋がれば面白いと思う。sageでお願い。
マンディアルグ仲間の生田耕作とは仲が悪かったのかなあ。 記憶では「高丘親王」をこきおろされていたような。 確かに外見からして水と油って感じだし。 個人的に、エッセイは澁澤、翻訳は生田の方が好き。
生田訳の「城の中のイギリス人」さばと館版っていいですよね。 完訳版ってところがレアだし。
マンディアルグの「オートバイ」アランドロンとマリアンヌフェイスフルの映画 ヤフーのオークションでDVDをみつけた。 澁澤の映画ってある?映像でもいい。
378 :
吾輩は名無しである :02/02/02 04:15
3月7日発売の新しい文庫が待ち遠しい
一部ではポスト澁澤龍彦の呼び声もある谷川渥が、 おそらく澁澤という人は実際の作品を観ずに 美術批評をしていたと思う、というようなことを 言っていたような気がする。 谷川自信も澁澤ファンの一人ではあるけどね。
380 :
吾輩は名無しである :02/02/02 16:35
>>375 澁澤は能天気極まりないところがあるからね。
あのへんは評価が別れるのだろう。
381 :
吾輩は名無しである :02/02/02 17:24
>>377 「陽物神譚」は土方巽&大駱駝艦の暗黒舞踏派によって舞台化され、
その記録映画がアングラな所でたまに上映されている。
382 :
>>377 :02/02/02 19:38
>381 レスをありがとう御座いました。 澁澤が喜びそうな話です。しかし、また、凄い舞台になりそうな・・
383 :
吾輩は名無しである :02/02/05 19:44
ブクオフで「うつろ舟」の初版800円でゲトしました。
384 :
かをる@半可通 :02/02/14 22:29
こないだの日曜の「朝日新聞」の矢川澄子氏の記事は見ましたか?>ALL
それは見てないが、去年NHKに出てるのを偶然発見して 気が遠くなりかけた。何かあったの?
386 :
吾輩は名無しである :02/02/14 22:52
「ハリ・ポタ」に関わってるんじゃなかったですか?>矢川氏
387 :
吾輩は名無しである :02/02/15 23:54
>384切り抜いちゃった(はぁと 今度の日曜日で完結だね。 私は澁澤氏も矢川氏も好きなので、あの記事読むとせつない。
388 :
吾輩は名無しである :02/02/16 00:01
澁澤は娼婦を連れて帰ってきて澄子さんに3Pを強要するなど、やりたい放題 だったようだ。その結果、澄子さんとの結婚生活は破綻。確かに澁澤は子供み たいな人だったようだから、お守り役も大変だったのではないかな。
389 :
吾輩は名無しである :02/02/16 02:07
矢川さんの話題だと、加藤郁乎氏との関係もたまげた…。
390 :
吾輩は名無しである :02/02/16 02:21
391 :
吾輩は名無しである :02/02/16 02:45
>>390 加藤さんが澁澤家を訪問、酒宴ののち酔いつぶれた澁澤の横で加藤
氏は矢川さんを抱きしめて…サイゴマデヤッタ。
そのへんの事情が「後方見聞録」(学研M文庫)に収録されている。
392 :
吾輩は名無しである :02/02/16 02:54
>>391 情報サンクス。じゃー澁澤はコキュだったんだな。
393 :
吾輩は名無しである :02/02/16 15:41
ガビーン!そんなことが!! 若い時の矢川さんかわいいもんねぇ。 今もかわいいけどさ。当方女なのでわからんが、やっちまいたく なるのはちょっと解る気がする。
394 :
吾輩は名無しである :02/02/17 00:10
澁澤の性的能力ってどれぐらいのレベルだったんだろう。荷風は別れた奥さん から「女性が満足できるような男じゃないですよ」と暴露されていたけれども。 まあ澁澤はどう見ても体力がありそうなタイプじゃないし、体格も貧弱だった から大体の察しはつくかな。
395 :
吾輩は名無しである :02/02/17 00:28
>>394 でもなんか、「中世ヨーロッパから伝わるすごいなんとかをする道具」と
か持ってそうだよね、本棚の奥とかに。
ああ、それで思い出したけど、 澁澤の書斎にあった大時代的な天秤は どこで手に入るのだろう・・・ホスィよ。
397 :
吾輩は名無しである :02/02/17 15:42
>395 三島由紀夫への手紙の中で、「小生被虐趣味の女性と交渉あり。 乗馬用の鞭はどこで売ってるのかと○○夫妻に聞いて笑われました・・」 みたいな事書いてたはず。 年譜から考えると今の奥さんと結婚する前だったので、 あの奥さんを見ると(もしやあなたが被虐趣味・・)と思ってしまう 失礼な私。
398 :
吾輩は名無しである :02/02/21 12:37
被虐趣味、あったんじゃないのか? 泥酔した澁澤から、火のついた煙草を鼻 柱に押しつけられて大火傷をしても愛想を尽かしたりしなかったようだし。
399 :
吾輩は名無しである :02/02/28 02:08
>397 みわあきひろとの対談でもそんなこと言ってた記憶がある。 加賀まりことの対談で、子どもを持つことが一番いけないっていってたけど 何でなんでしょう?誰か教えて下さい。彼の遺伝子は日本の財産なのに。
400 :
吾輩は名無しである :02/02/28 02:21
>>399 ぶっちゃけた話、彼がインセストマンセーだから。
401 :
吾輩は名無しである :02/02/28 13:09
もし澁澤の子供がいたら、頭はいいかもしれないが性格は悪そうだな。
402 :
吾輩は名無しである :02/02/28 14:34
>>400 インセストマンセー(w
まぁ、子供に関してはいろいろ小難しいことを言ってるけど
要は自分が一番かわいーっつーことだと思うんだけどな。
インセストも自己愛の極みじゃない?
403 :
吾輩は名無しである :02/02/28 19:20
「黒魔術」で入った。 親に捨てられた。
>>399 澁澤自身、「子ども」のような人だったようですから、
「子どもが子どもを産んじゃダメ」って意味じゃないでしょうか?
ん?そうするとずいぶん彼のイメージが変わるな。
405 :
吾輩は名無しである :02/03/01 01:45
そういえばずいぶん前、北鎌倉に澁澤邸を見に行った。本当に浮世離れした、明月院 近くの山の中にあった。その時偶然奥さんが犬の散歩しててすれ違ったけど、「ああ この人見に来たんだな」みたいな感じで行っちゃった。住所がなぜわかったかという と、故人のはずなのに電話帳に「澁澤龍彦」が載っている(藁
406 :
吾輩は名無しである :02/03/01 01:51
>>375 いや、俺が知っている限りでは二人ともお互いの仕事を評価していたし、
京都に行ったときは時々生田センセと会っていたようだ。
407 :
吾輩は名無しである :02/03/01 08:40
>>405 私も澁澤邸を探しに行った。
住所は「華やかな食物誌」の文庫版に一緒に入ってた
建長寺かなんかのエッセイに書いてあったので、それを頼りに。
まさかあんなとこにあるとは思わんで全然おかどちがいなとこを
探してしまった・・。「SHIBUSAWA」と書かれたポストの前で
写真を撮り逃げしてきたよ。
408 :
吾輩は名無しである :02/03/01 14:04
>>405 ちなみに、吉行淳之介も故人なのに世田谷区の電話帳に載っているよ。
409 :
パタリアパタタ :02/03/02 20:44
>>405 私は命日にこっそり見に行ったらポストの前で夫人に
[澁澤をおたずねですか」にっこりといわれて
そうではないです。」とまぬけな回答してしまった。
そのままお墓にいったら、お寺の人から尋ねもしないのに
「しぶさわさんのはあっち」
と場所をいわれ
そこでまた夫人にばたーり。
恥ずかしかったよ。
410 :
吾輩は名無しである :02/03/03 00:42
ずいぶん前、龍子夫人が『文芸春秋』の巻頭コラムに書いてたんだけど、 けっこう変な人、電波系の来訪は多いようです。 ここにカキコしてる人達は大人しめなので、 全然気にしていないのでは?
411 :
吾輩は名無しである :02/03/03 14:39
「変な読者が多くて困っている」という話は、澁澤自身がすでに生前していた ような気がする。「いじめられっ子の中学生が『魔術で仕返しするにはどうし たらいいか』という手紙を送ってきた」「明らかに精神を病んだ女性がうちに 変なものをいろいろ郵送してくるので迷惑」「三島事件の後で『お前のコメン トが気に入らない』と、変な右翼が脅迫状を送りつけてきた」等等。 まああの人自体かなり「変な人」なので、類が友を呼ぶのは仕方ないかも。
412 :
吾輩は名無しである :02/03/03 14:44
しかし今さらながら『高丘親王航海記』は素晴らしい。何度読んでも感動的だ。 高丘親王=澁澤という深読み抜きにしても、純粋に傑作としか言えない。
413 :
吾輩は名無しである :02/03/04 01:23
>>409 澁澤の命日ってやっぱりけっこう人集まるんでしょうか?
太宰とかは凄いけど。
414 :
吾輩は名無しである :02/03/04 01:29
高校のとき使ってた世界史の教科書が、菊池信義装幀だったのに驚いた。
415 :
吾輩は名無しである :02/03/04 01:31
埼玉県川越市に住んでた時の家ってもうないのかな?
416 :
吾輩は名無しである :02/03/04 01:32
>>413 太宰はナンパ目的がずいぶん集まってるらしいよ。
417 :
吾輩は名無しである :02/03/04 02:19
>>416 まじっすか!ここスレはほんとに澁澤好きばっかでいい人そうだから
太宰についてかくのは気が引ける。三島が太宰より安吾で澁澤も安吾
気に入ってるみたいな発言はあったけど、太宰についてはどうなんだろ?
やっぱあんまり好きじゃないのかな。
命日にナンパ目的ってがっくり。
418 :
吾輩は名無しである :02/03/04 02:30
>>417 太宰の短編『魚服記』だけは評価してたよ。
>>417 「全集」の月報で、澁澤が太宰を読んでいた…という同級生の証言アリ。
>命日にナンパ目的ってがっくり。
はげしく同意…。
420 :
吾輩は名無しである :02/03/04 03:01
>>418 419
そうなんですか!ありがとうございます。
421 :
吾輩は名無しである :02/03/04 12:12
俺が好きなのはポーと中島アツシとボルヘスなんだけど、 渋柿龍彦読むなら最初は何がいい? あんまし本屋に置いてないよね
422 :
吾輩は名無しである :02/03/04 12:52
小説では「唐草物語」かな。一番中島ボルヘスっぽいのは。
>>421
423 :
吾輩は名無しである :02/03/04 21:34
>>422 確かに『唐草物語』はあまりにボルヘスだね。
命日ナンパ説はけっこうあるそうな。もちろん真面目なファンもいるだろうけど、 「古本屋で薄汚れた文庫本手に入れて、いざ墓へ。もちろん太宰なんて 読んだこともない」という発言を雑誌で読んだことがある。「寺山の文庫も けっこうキク」だってさ。やれやれだね。つまらん話題なのでsage
>>421 ボルヘスがイケて、小説以外なら、
「夢の宇宙誌」「胡桃の中の世界」「思考の紋章学」。
個人的には「思考の紋章学」イチオシ! だ。
引用の嵐のクセに澁澤以外の何者でもない。
すげえ、と素直に思う。
>425 禿堂 「ヨーロッパの乳房」も 題名が…
旅のモザイクが出た。期待してなかったが、蔦谷に一冊だけ置いてあった。 新刊でも当然平積みではなかった。¥800 河出文庫頑張れ!
428 :
吾輩は名無しである :02/03/09 12:46
「ソドム百二十日」の澁澤訳は 序章のみ、なのでしょうか?
河出高いぞ。
430 :
吾輩は名無しである :02/03/09 21:17
澁澤氏には少し悪い気もするけど古書店で買いなよ 俺、河出の文庫殆ど100円で買ったよ
431 :
吾輩は名無しである :02/03/09 23:33
澁澤を文庫で読むなんて冒瀆や! 澁澤の世界はそんな安っぽいモンとちゃう でー! 豪華な装丁の箱入り本を人に隠れて読むんがホンマの読者なんや! という古参読者も昔はいたらしいが、今はさすがに見かけなくなったな。
432 :
吾輩は名無しである :02/03/10 01:04
>>431 遅れて来たバブル野郎みたいなこと言うなや。
あの時代にバカ売れした澁澤全集って、
今じゃ古書業界きっての不良債権だぞ(藁。
433 :
吾輩は名無しである :02/03/10 01:14
あまりオカルトっぽくないというか、非科学性が少ないような本 でお勧めなのって何でしょうか?
434 :
吾輩は名無しである :02/03/10 01:19
>>433 科学周辺とは殆ど無縁の人なので全部です。
435 :
吾輩は名無しである :02/03/10 01:46
ふうん。日記みたいなのは違うと思ったけどな。
>>431 432
全集も単行本も文庫も澁澤好きなら良し。
>>433 「玩具館」がある。
それなら澁澤じゃなくてもいいのでは?
オカルトにしてもプリニウスにしてもそういうところこそ
澁澤の良さなのです。当たり前のことですみません。
>>431 本音を言えば、やはり書物とオブジェにこだわりを持った「異端」の作家
というイメージからは、文庫という軽々しい「本の形」になってしまう
こと自体残念な気持ちでもある…
と言いつつ、持ってる澁澤本の半分は文庫だったりするのだが(笑
まあ、カッパブックスで出た著作(快楽主義者の哲学)もあるのだし それほど気にじゃしてないけど。 ちなみにカッパの「快楽主義者の哲学」は古本屋で400円で買った。 「おお!安いな」と思ったが、当時の定価は240円なので それなりにプレミア価格のつもりなのかもしれない・・・
>>428 「ソドム百二十日」
序章の全訳であり、全体の六分の一弱とあとがきにある。
翻訳全集の補巻に少しあるけど。
青土社から佐藤?氏による完訳版が出てる。
>>439 「快楽主義者の哲学」→「快楽主義の哲学」一応訂正。
>>439 「快楽主義の哲学」は、当時、金が必要だったかなんかで
仕事を引き受けたような発言か、もしくは矢川さんか誰かが
いってたような。だから特別かも。
442 :
吾輩は名無しである :02/03/11 23:16
>>441 たしか北鎌倉の今のおうちを建てるためではなかったかな?
すんげぇ非難されたんだってね、澁澤・・。
>>442 当時光文社の編集やってた種村季弘が勧めて書かせたんだそうだ。
でも>すんげぇ非難されたって話は聞いたことがないなぁ。
>>440 「者」はいらなかったのね。持ってるくせに間違う自分が悲しい。
訂正ありがとう。
>>441 なるほど。そういえば「快楽主義の哲学」は澁澤としては不本意な仕事だったような
記事を読んだような気がする。
読者としては宇野亜喜良の挿し絵がイイ味だしてるのでそれなりに
愛着があるが…
あとは別冊新評の澁澤特集が欲しいけど、なかなか見かけない…
446 :
吾輩は名無しである :02/03/12 05:31
>>443 野中ユリの談話によると、そのころ仲間内で集まったとき「なんであんなカッ
パブックスみたいな安っぽいところから本を出す気になったのか」という話に
なったことがあったそうだ。澁澤自身は「僕は学校の先生もしていないし、こ
ういう仕事だってしなくちゃいけないんだ」と説明していた由。もっともあの
本は編集者の朱筆が入りまくっていて、澁澤のオリジナルの文章は少ないよう
だね。
447 :
吾輩は名無しである :02/03/18 00:44
皆よく読んでるなあ、、、 僕は、美術評論関係の本が好きだなあ。 「幻想の肖像」「幻想の彼方へ」「幻想の画廊から」「裸婦の中の裸婦」etc... これ読んで初めて知った画家とか作品って、あるなあ。 ゾンネンシュターンとかスワンベルクとか、、、
448 :
吾輩は名無しである :02/03/18 00:47
河出文庫の「怪物」と「天使と悪魔」についてのアンソロジーよかったYO!
>>447 ほんとにいいよね。
「裸婦の中の裸婦」はカラーでいい。
中公文庫の「美神の館」も紙質がいい。
河出文庫は観づらい。
世界悪女物語、異端の肖像、妖人奇人館とかの人物列伝もいい。
450 :
吾輩は名無しである :02/03/22 14:01
>>445 >別冊新評の澁澤特集
今買うとしたら幾らぐらいなのかなぁ?
欲すぃ。
工房のときに、ちくま日本文学全集で読んだ。 おもちゃがどうたらこうたら言う文章が良かったなー。タイトル忘れたけど。
>>450 5年前に買った別冊新評の唐十郎特集、稲垣足穂特集が
だいたい3〜4000円くらいだった。寺山特集は5〜6000円。
今、澁澤ものなどの異端系作家の古本はどんどん値を下げているという噂も
きくけど3000円は下らないように思う・・・・
などと書きながら古書検索(スーパー源氏)したら、2件ヒット。
2500円と3000円だったが、等の古書店のHPを探すもすでにメニューから
消えていました。売れちゃったのかな。残念無念。
453 :
吾輩は名無しである :02/03/23 01:00
うーん、漏れは『別冊太陽』の澁澤特集号が欲しい。 長年探してるんだが、出会えない。
454 :
吾輩は名無しである :02/03/23 01:06
別冊新評の星新一特集号なら持ってるよん。筒井康隆による星新一論 「星新一の残酷性と人間愛」が載っている。書くことがないのに締切に 追われて無理やりでっち上げたと思われるこの奇怪な論文は、単行本に も全集にも未収録のままになっている貴重な文章だ。
別冊新評って写真や図版が多いので資料的にもビジュアル的にもいいんだよね。 別冊太陽に澁澤特集号があったのは知らなかった。 太陽の本誌のほうでは1990年『澁澤龍彦の世界』、1992年に『澁澤龍彦の「驚異の部屋」』という タイトルで特集が組まれているね。 友人が美術雑誌「みづゑ」の澁澤追悼特集を見せてくれたのをきっかけに 澁澤にハマったのだけど、この「みづゑ」の特集は美術出版社から 「澁澤龍彦 夢の博物館」として後に発行されてるね。 自分自身、澁澤にハマったのは文学からというより美術に関心があったから 美術評論とかからはいっていった。 構図がどうこうなどという批評はアホらしい、美術作品はそのイメージが いかに面白いかが一番重要なことなのだというようなスタンスを示していたけど まさにそういうところが澁澤らしいし、好感のもてる美術批評だよね〜。 モジリアニの伝記映画「モンパルナスの灯」の台詞に 「芸術を理解できるのは批評家ではなくて詩人だけだ」というのがあるが 昨今の美術には文学者の琴線に触れる作家は少なくなってきたように思う。 そういう意味では、澁澤の美術批評は語られるべき時期に語られたという 感がすごくある。
456 :
吾輩は名無しである :02/03/28 05:04
『澁澤龍彦の「驚異の部屋」』なら持ってます。 北鎌倉の澁澤さんちに行ってみたいのですが、 誰かさん道筋教えて下さい。
457 :
吾輩は名無しである :02/03/29 03:17
>>456 ひどく説明しにくい場所にあるよ。本当に行く気があるなら鎌倉市の電話帳で
澁澤の家の番地を確認した上、地図帳片手に散策してみなさい。坂道を登って
いった先の岩盤の上に乗っかっているかなり面白い家なのだが…
近親相姦についての自論は衝撃的だった
澁澤さんちは北鎌倉駅から歩いて何分ぐらいですか?
460 :
吾輩は名無しである :02/04/13 03:03
age
このまえ都内某書店(普通の)にいったら、航海記が! 再販になったのか?古本屋に300円ぐらいで売ってたけど2200円なんで 今度買います。
↑3000円に訂正。
463 :
明日届く予定 :02/04/20 22:52
探してたけど古本屋で見かけなかったから、ついこの前bk1で注文したよ<航海記
464 :
吾輩は名無しである :02/04/21 00:45
465 :
かをる@半可通 :02/04/21 09:33
『高丘親王航海記』…。 ちょっと大きな書店ならまだ普通に売ってませんか? 『エピクロスの肋骨』や『犬狼都市』は、あんまり見かけないけど…。
466 :
吾輩は名無しである :02/04/21 11:01
そんな作品より『撲滅の賦』を読め。
航海記は新宿の紀伊国屋にあったよ。 他にも何冊か、忘れちゃったけどあったなあ。
468 :
マルジナリア :02/04/21 12:20
わたしのプリウニウス age
469 :
今日「高丘」買った(w :02/04/28 21:19
(=゚ω゚)ノ <吉祥寺のヴィレッジバンガードに 澁澤コーナーがありましたよ。
470 :
吾輩は名無しである :02/04/29 09:50
澁澤のハード、初版はちゃんとした古本屋でなら それなりの値で売れます。 ブックオフじゃ無理だけど。 澁澤くらいになれば、不良債権でも飛びつくマニアがいるもんなのさね。
471 :
吾輩は名無しである :02/05/02 10:48
古本屋で見たら、初版本はだいたいどれも1万円以上だったよ。
472 :
吾輩は名無しである :02/05/02 12:51
こまめにブクオフチェックするとEよ
473 :
吾輩は名無しである :02/05/02 16:12
以前、日曜美術館であった特集で澁澤さんの動く姿を初めて見ました。 声は細々していたなあ。 土方氏の葬式のシーンだっかな? わしも、「全集」、「翻訳全集」ともに書棚の肥やしです。 かえって、古書で手に入れた「集成」のほうをよく読んでいます。
474 :
吾輩は名無しである :02/05/02 20:37
475 :
吾輩は名無しである :02/05/02 21:57
>474 その日曜美術館はアンコール再放送でした。 平成6年12月25日の放送でした。 連休中に久しぶりに再生してみようかと思います。 余談ですが、わたし、惚れた女の子に、 「フローラ逍遥」(箱入り)や「夢の博物館」を 贈ったことがあります。 一応、わたしの澁澤氏好きをPRする意味だったのですが、 あまり喜ばれなかったです。
477 :
吾輩は名無しである :02/05/03 12:47
どうせなら四谷シモンの少女人形を贈ってやればよかったのに。完璧に 変態だと思われて二度と会ってもらえなくなっただろう。
478 :
吾輩は名無しである :02/05/03 14:01
>>476 見てぇーーーーーーーーーーー
羨ましいです。
澁澤好きな女の子に会ってみたい。
479 :
吾輩は名無しである :02/05/03 14:21
480 :
吾輩は名無しである :02/05/03 14:50
澁澤好きな女の子、最近いると思うよ。
日曜美術館、さっき見てみました。 「幻想の王国 澁澤龍彦の宇宙」というタイトルでした。 本放送は「平成6年6月」とテロップが出ました。 ナレーションは佐野史郎。 故池田満寿夫氏が、口角に泡を溜めて澁澤氏の思い出を語っていました。 土方氏の葬式シーンで澁澤氏、ポケットに手を突っ込んだまま、 参列者に挨拶していました。 サド裁判に出廷する澁澤氏が、 パイプを咥えて颯爽と歩く姿も格好よかったです。
482 :
吾輩は名無しである :02/05/03 22:23
いま、テレ東の「芸術に恋して」でちょこっと澁澤の部屋が出てたよ。 ちなみに、鎌倉特集。
483 :
吾輩は名無しである :02/05/03 23:13
↑その「芸術に恋して」で澁澤行きつけ?の喫茶店を紹介したと聞きましたが。 見ていた人、良ければ(私は途中から見たので)店名教えて下さい。
倉橋由美子が「澁澤を読んだことのない人は美少年であったことが ない」みたいなこと言ってたよね、たしか。 今テレ東で澁澤の写真みたけど、正直どこをどうみても美少年の面影ない じゃん。男前であるわけでもなく。
夢野を田舎者であると一蹴し、小栗ムシタロウごときを崇めまくってる 時点でたかが知れちゃってるような気がしないでもない。 ところで君ら澁澤兄の小説どーなん? イケテんのかアレは? 俺は澁澤のポーズとあの貧困な創作力の間のギャップに唖然とした口 だけど。
486 :
吾輩は名無しである :02/05/04 16:22
487 :
吾輩は名無しである :02/05/05 21:54
Romaine Brooksの『悲しめるウェネス』をDL、カラ・プリで印刷して飾ってます。 いい時代になったものだ。
488 :
吾輩は名無しである :02/05/06 04:14
えらくひさびさに天才文筆家・武田百合子の「日日雑記」を開いたら、 埴谷雄高が電話で澁澤の文章(「幻覚を見たること」のやつ)に ついて少し語ってる話が出てて、なんだか嬉しかったり。
489 :
吾輩は名無しである :02/05/06 06:11
河出から特集本出るみたいよ↓ WADE夢ムック文藝別冊 澁澤龍彦 1,143円 A5 264頁 4-309-97631-X 2002.5.21
あ、KAWADEの最初のKAが抜けた。スマソ。
>>478 >澁澤好きな女の子に会ってみたい
友達に一人いるけど、スキンヘッドに紫のパンツ。
舌にピアスあけてるよ...
492 :
吾輩は名無しである :02/05/07 06:31
なかなか面白いが、とても自分でちゃんと文献を読みこなして書いているとは思えない。
面白さとはそうゆうものではないだろう?
495 :
吾輩は名無しである :02/05/08 06:20
496 :
吾輩は名無しである :02/05/08 06:24
あの女癖の悪さから判断して、実はどこかに隠し子の一人や二人いても 自分は別に驚かない。
497 :
吾輩は名無しである :02/05/08 07:16
子供欲しくなかったら避妊ぐらいちゃんとしろよって言いたい。
そーいえば矢川澄子に何度も堕ろさせたそうですね。 矢川さん、ホッペタに火のついた煙草でグリグリされたらしいし、 澁澤は女の敵ですね(w
499 :
吾輩は名無しである :02/05/08 12:38
まじですか
500 :
吾輩は名無しである :02/05/08 13:03
500イタダキ☆
501 :
吾輩は名無しである :02/05/08 13:26
何度も中絶、ってのは本人(矢川)が語ってるんだから信憑性 あるんでしょうね。 エロスを語るなら、バースコントロールぐらい、したら、っておんなとしては おもわんでもないけどさ。 中ダシが男として気持ちいいのは当然だけど、そんならパイプカットするとか なんでも方法はあるっしょ。 そもそも別れたカミサンに過去のプライベートなこと、暴露されるなんて 最低じゃん。そのあとはごくごく普通の女と結婚しちゃうし。 矢川とエスエムやろうと乱交しようと、どんなにモラルに反したことやろうと そりゃ当人同士の勝手なことで。ましてやエロスをあんだけ語っていた 澁澤ならさもありなん、とも思う。 ただ、その後が興ざめだよね。谷川雁に走った矢川にあいそつかされて、過去の 話まで暴露されて。結構ごく普通の男なんじゃん、って。 過去の女に暴露されるなんて、相当カッコわるすぎる。 特に、スタイリストを自認していた渋沢にとっては。 矢川も、渋沢が死んでからなおさら話し出したし。フェミニズムな女どもに ひっぱりだされてペラペラしゃべって。 「兎と呼ばれた女」以下の著作に匂わせる程度に留まらず、エッセイでも 対談でもさ。ここまで話すなら、澁澤が生きているうちにやればいいじゃん。 結局、別れてもお友達でいたかったわけでしょ。 で、死んでからあれだもんね。サルトルを暴露したボーボワールみたい。 ふたりともカッコ悪すぎる。
>501 ヴァカ??
503 :
吾輩は名無しである :02/05/08 13:39
村上龍は澁澤になりたかったんだろ?
504 :
吾輩は名無しである :02/05/08 13:44
澁澤のエロス、生前の生田が周囲に漏らしたように、しょせんは 書斎のエロスにすぎないってことか。
>503 え?! …そんな、まさか、へぇ〜っ、事故後人、自己誤認。
川端も犬を飼うならメスがいいと言っている。 出産に伴う生物学的態に興味があるのだ。 501の話が本当なら、澁澤にも同じ性癖があった と云えるに違いない。それは男として判らぬでも ない。風貌に反してSだったのか…。 ま、夫婦のことは犬も食わぬだよ。結婚すれば解る。
>風貌に反してSだったのか…。 ワラタ。
508 :
吾輩は名無しである :02/05/08 14:37
澁澤がまだ矢川澄子と結婚生活を送っているとき 親しくしていた印度哲学者の松山俊太郎が、矢川澄子の中絶云々について 告白していることは、双方を知っている松山としてはフェアじゃない、と語ってる。 今、思い返しても確かにそう思われ。
509 :
吾輩は名無しである :02/05/08 16:13
やっぱり今の時代だったら考えられない男尊女卑的な 感性を澁澤は相当持っていたと思う。 まあそれと彼の文学は関係ないとも言えるが、 「子供を作らない文学者は自分と埴谷雄高だ」みたいなカッコいいこと 言ってるのがチョト問題ありだと思う。
510 :
吾輩は名無しである :02/05/09 01:33
>>498 火のついた煙草を鼻柱に押しつけられたのは龍子さんだろ?
511 :
吾輩は名無しである :02/05/09 02:16
ごく普通の女で澁澤好きはいないのか? 悪い意味でのインパクト+ナルシスト女が多すぎる。
>>511 こんなところで恋愛相談されてもねぇ・・・。
いっそのこと本なぞを読むのは止めちまってみては?
人生薔薇色になるかもよ。
513 :
吾輩は名無しである :02/05/09 20:01
オブジェ感覚は足穂、イメージの博物誌はバシュラールやエリアーデや プラーツ、エロティシズムはサドやバタイユ、レトリックは石川淳や花田清輝… こうなふうに、澁澤が影響を受けた作家たちを実際に読んだ後に澁澤を 読み返すと、この人のオリジナリティって何だろうって考えてしまう。 まさか女子高生でも愉しく読めるブックガイドを書いただけってことはないよね?
514 :
吾輩は名無しである :02/05/09 20:22
>>513 東大出身の知識人にはありがちなパターンです。西洋文化の咀嚼に長じ
ていることは植民地型文化人の必須の条件ですから。
受験秀才は記憶力に長けているぶん、独創性に乏しい傾向がありますね。
芥川が行き詰まった原因のひとつは、あまりに多くの本を読みすぎて自
分の世界をどうやって確立すべきかという方向性を見失ってしまったこ
とにあるような気がします。
その独創性のなさを澁澤の場合は逆手にとって成功した。そういったコ
ペルニクス的な発想の転換に、澁澤の独創性があったという言い方もで
きるでしょう。
おのが理論をひねくり回してもしょおがない。 イメージから拡がる世界は感性に働きかけ、 別の世界を垣間見せてくれる。それは常識の 向こうに繋がる虚数時間の花園だ。
516 :
吾輩は名無しである :02/05/09 21:17
まあ確かに独創性はないかもしれんが、高丘親王とか読むと、 逆にすべてどこかで読んだことのあるような懐かしさを感じて 心地よく浸れるってのはあるかな。びっくりするような斬新なイメージは ないかわりに、安心して浸れる羊水的イメージ世界。まあ退嬰的って いわれりゃその通りなんだけど。
本人が「独創性を徳とはしない」って開き直ってるしな。
>516 そういわれてみれば... 犬狼都市や飛行機の中で射精する話なんかもそうだね。
>>513 澁澤に「オリジナリティ」を期待するのは勘違いも甚だしいような。
引用の「芸」を楽しむべきものかと。
その見事な日本語とともに。
すべてが引用なのに、澁澤龍彦以外の何ものでもない。
誰も彼のようには書けない。
>誰も彼のようには書けない。 そうそう、澁澤に較べたら、どこかの大先生の日本語など 読めたもんじゃないもんな。 しかも澁澤の文章には、媒体に合わせて文体や情報量を調節した跡さえ窺える。 文筆家としてプロフェッショナルに徹した姿勢は潔いとすべきだろう。 衒学的で晦渋な文章が書ければいいと思ってるどこかのバカとは大違いだな。
521 :
吾輩は名無しである :02/05/10 06:52
つーことは、513の「女子高生でも愉しく読めるブックガイドを書いただけ」って 結論と大して変わらん気が…。
澁澤の書いたBOOKガイドだ。 女子高生の書いたのとは違う。 女子高生では読めない。
523 :
吾輩は名無しである :02/05/10 15:18
今の女子高生ではとうてい読めない
524 :
吾輩は名無しである :02/05/10 15:53
>>520 >澁澤の文章には、媒体に合わせて文体や情報量を調節した跡さえ窺える
それはその通りだが、「快楽主義の哲学」なんかは光文社の編集者の朱
筆が入りまくっていて澁澤独自の文章はあまり残っていないそうだ。澁
澤もそれを喜んでいたわけではないようだが…
525 :
吾輩は名無しである :02/05/10 17:03
結論は浅羽が言ってる「稀代の文章家」ってところに落ち着くのか。 でも花田清輝の文体はたくまざるユーモアがあるし、石川淳の啖呵の切り方も 格好いいんだけど、澁澤がそれを真似するとチョット白ける感じになるんだよな。 なんか板についてないっていうかね。
526 :
吾輩は名無しである :02/05/10 17:04
大江馬鹿にする奴は殺す 大江馬鹿にする奴は殺す 大江馬鹿にする奴は殺す 大江馬鹿にする奴は殺す 大江馬鹿にする奴は殺す 大江馬鹿にする奴は殺す 大江馬鹿にする奴は殺す 大江馬鹿にする奴は殺す 大江馬鹿にする奴は殺す 大江馬鹿にする奴は殺す 大江馬鹿にする奴は殺す 大江馬鹿にする奴は殺す 大江馬鹿にする奴は殺す 大江馬鹿にする奴は殺す 大江馬鹿にする奴は殺す 大江馬鹿にする奴は殺す 大江馬鹿にする奴は殺す 大江馬鹿にする奴は殺す 大江馬鹿にする奴は殺す
>>525 澁澤のそれがカッコよくないのはスタイルのみで自分の思想がないから
だと思われ。
528 :
吾輩は名無しである :02/05/10 19:16
>>501 矢川はいまだに澁澤に惚れてるところがある。
(自分で言ってるし)
このあたりの微妙なところが逆に面白かったりするんだけど。
フェニミズム云々は山下悦子?あれは逆に面白かった。
食い下がる山下が特に。
529 :
吾輩は名無しである :02/05/10 21:33
かっこいいから好き。 ダメですか?
滞欧日記なんか好きだぞ
>>529 カッコつけなきゃ、もっとカッコいいんだが・・・。
533 :
吾輩は名無しである :02/05/14 05:08
私のいとこが、大学院で澁澤研究してます。 そのサイトによると、現役大学院生で研究者は3人だそうです。 意外と隙間産業なのかも。
534 :
吾輩は名無しである :02/05/14 05:25
535 :
吾輩は名無しである :02/05/14 11:51
>>534 神戸です。論文などは個人のサイトにあります。
いとこが2chでばらしたなんて知ったら絶縁されんだろうな。
少なくとも澁澤が典拠としている作品を全部読もうとしたら 大変なことになる罠。
537 :
吾輩は名無しである :02/05/15 05:26
>536 たしかに大変だけど、そんなでもないって気もするぞ。 「澁澤龍彦を語る」でネタ本ばらしがやられてるじゃない、 あれ読んでると、使い回しやアンソロジーの利用がかなり見える。 が、読んだところで澁澤のように書けるわけはない罠。
>>537 同意。澁澤の文章力はコクトーの『大股びらき』の翻訳でとっくに明らかなわけだし。
20代であんな日本語が出てくることが信じられない。
539 :
吾輩は名無しである :02/05/20 01:24
>>533 いとこさんのサイト、よくいってるかも...
>>539 え、そうなの!
で、どうなんですか、澁澤に詳しい人から見て。
俺サドの翻訳だったら佐藤晴夫が好きだから、いとこと会話したことない。
541 :
吾輩は名無しである :02/05/20 08:27
>>540 漏れも結構前から見てるよ。
河出の別冊で例の写真載ってるよ。
あの、ペニスサックのヤシ(w
542 :
吾輩は名無しである :02/05/22 00:11
age
543 :
吾輩は名無しである :02/05/22 00:43
いとこさんのサイトのURLきぼんぬ。検索語のヒントだけでもいいや。
>>543 まず、Googleを開いてください。あ!まだですよ!
で、「revolution is illusion」と入力してください。
あとはろくに広告収入ないのにGoogleが頑張ります。1件目です。
めんどくさいのでURLペーストしておきますね。
www03.u-page.so-net.ne.jp/xa2/aya-ryuh/Revolution/
>>543 あまり発表論文ないね。今見たら。
でもリンクはいろいろおもしろいと思う。
大学院で文学研究してる人たちの研究のお手並みが分かる。
秘密(ってほどでもないか)の入口もある。
ええと……それで……皆さま……。サイトを訪れた感想などもそろそろ……。
548 :
2ちゃんねるで超 〜有名サイトだよ :02/05/22 05:19
>>547 いかにも澁澤好きの女性らしい繊細な作りのHPだね。おしゃれのため
には金に糸目をつけないタイプの人に違いない。
エッセイの端々に澁澤節(ぶし)の断片が顔を覗かせるのが面白い。た
とえばDraconia Essayの第1回冒頭部分なんて、澁澤の自筆年譜のあとがき
に出てくるフレーズがほとんどそのまま使われてるじゃないですか。ま
あこれも澁澤へのオマージュかな?
550 :
吾輩は名無しである :02/05/22 16:45
>>517 あの、教えて欲しいのですが、
その発言は具体的にどこでされたものですか?
>>550 どこでだったかな?
河出(のやつかどうか正直自信ないが)文庫で出てる一連のエッセーの中のどれか。
澁澤さんからはもう十年以上遠ざかってるんでタイトルまでは特定できないけど、
ほぼあの通りの言葉で書いてあったよ。
552 :
吾輩は名無しである :02/05/23 22:48
芸術でいえばコラージュ?いいじゃんカッコイイんだし。
553 :
吾輩は名無しである :02/05/28 08:57
いま出てるムックに載ってる創作メモでニーチェのことが少し書いてありますが、 あれはなんという作品になりましたか?
まだ買ってないのですが、内容は充実していますか? おいくらですか?
555 :
吾輩は名無しである :02/05/29 23:33
1200円で安いからお買い得だ。澁澤ファンだったら買っておいて損はな かろう。澁澤のヌード写真が見られるのはまあご愛嬌だが。
>>555 ありがとうございます。
ヌード(w、とは男根ダンス、日光浴、三島に送り付けたものですか?
執筆陣は…?
すごく楽しみです。
質問攻めですみません。
557 :
吾輩は名無しである :02/05/29 23:59
ヌード写真は初公開の白黒写真。北鎌倉の自宅の庭で局部のみバスタオ ルで隠し、パイプ片手にサングラスのいつもの姿。執筆陣は中沢新一・ 長野まゆみ・高橋睦郎・野崎歓・鹿島茂・佐野史郎・唐沢俊一・建石修 志・石井恭二・平岡正明など。あとは四谷シモンへのロングインタビュ ー、松山俊太郎と橋本到の対談、澁澤から中井英夫に宛てた未公開書簡 の写真といったところ。
>>557 重ね重ねありがとうございます。
意外な執筆陣ですが楽しみです。
常習的にヌード写真を撮影していたのですね。
愉快なお人だ。
559 :
吾輩は名無しである :02/05/30 14:18
創作メモの解説がほしかった。
購入いたしました。
>>553 「マルジナリア」(「海燕」S57.9〜S58.10)の前項に書かれていたので、その前後の作を調べてみたのですが、「オッフェンバックの目」(「文學界」S57.4)にニーチェの名を見つけました。
ただ「これだ!」という自信は全くありません。探してみれば他にもあるかも…。
561 :
吾輩は名無しである :02/06/01 02:09
562 :
吾輩は名無しである :02/06/01 06:41
まあ澁澤は西洋コンプレックスの塊だな。
563 :
吾輩は名無しである :02/06/01 08:58
>>561 自殺とは・・・
ご冥福をお祈りします。
564 :
吾輩は名無しである :02/06/01 09:38
565 :
吾輩は名無しである :02/06/01 20:13
矢川澄子はけっこう翻訳でお世話になったな。ギャリコの翻訳とか 雪のひとひらとか…。 あの歳であえて自殺とはねぇ。何か痛い病気でもあったんかいな。
566 :
吾輩は名無しである :02/06/01 21:06
>>501のようなカキコすヤツがいるから 矢川も生きてるのがイヤになったんじゃ
567 :
吾輩は名無しである :02/06/01 21:08
澁澤氏に会いたくなったのかもしれないね。 何はともあれご冥福をお祈りします。
568 :
吾輩は名無しである :02/06/01 21:10
矢川の自殺の原因、501のカキコに決定。
569 :
吾輩は名無しである :02/06/02 01:15
>>568 矢川さん、Mac使ってたらしいから、2chをのぞいていたかもしれない。
570 :
吾輩は名無しである :02/06/02 05:45
でも「呑珠庵」はさすがにダッサーイと思った。
幾らなんでも2ちゃんのカキコくらいでは死なないでしょ<矢川さん 合掌
572 :
吾輩は名無しである :02/06/02 08:29
570 ダッサーイと言うより痛々しかったね。あんな目にあったことがないから、その心境が全く分からない。 矢川澄子の自殺は私達(2chのことを指すわけでは無く)みたいな馬鹿なファンが増えたからというくらいなら一因ではあるかも。 「文学」と銘打って語れるような話が全く出来ない。 荒らし、煽りではなく、反省しているのです。
>>561 昨日新聞を見てびっくりしましたよ。
数箇月前の朝日のエッセイを読んだ限り、
自殺するような人には思えなかったけど…。
キャロルやギャリコの飜譯好きでした。
御冥福をお祈りします。
酒覚めて読み返せば矢川澄子死去のニュースを今知った、呑珠庵ダッサーイとか言ってたのは私です。 どうも。
501って、そんなに批判されるほどおかしい発言でしょうか。 常識的なこと仰ってませんか。 ここでは「常識的なこと」が批判の対象になるんだったら別に良いんですが。 一連の発言に、矢川氏なりの必然があったことも分からないでもありませんが、 やっぱり慎むべき話題ではないでしょうかね。 ちなみに私は男です。
576 :
吾輩は名無しである :02/06/02 15:21
何十年も我慢してきて、亡くなってからやっと解放されて、しゃべったのでは。 >>501 は非常に悪意のある書き方で、たとえ、それが常識的であっても 隣の人とひそひそ話すなら別だけど、 全くの他人が誰が読むとも知れない公開の場で 書くべき事じゃないでしょ。 矢川氏が渋澤氏と結婚されてたのは、40年近くも前では。 避妊たって、スキンもあまりなっかったような時代だし、 それらを、今の時代の常識で言ってモネ。 万一本人が眼にすれば、非常に不快でしょう。
577 :
吾輩は名無しである :02/06/02 15:32
>576 ここは澁澤や矢川のファンクラブなわけ? 2チャンでしょ? まさか書きこみ見て自殺、なんてありえないと思う。 ご冥福をお祈りします。
578 :
吾輩は名無しである :02/06/02 15:39
あり得ないって、なんで、あんたがそんな自信もっていえる。 2チャンってなんだ、悪口言いほーだいの掲示板か。 良識ってものがあるだろ。 生きてる他人を傷つけるようなことは慎め。
579 :
吾輩は名無しである :02/06/02 15:40
>>578 も他人を傷つけている。2chとはそんなとこ。
580 :
吾輩は名無しである :02/06/02 15:43
そこが2ちゃんのいいとこだろ
だね。
582 :
吾輩は名無しである :02/06/02 15:51
501は人を不快にすることで快感を得ている馬鹿女とケテーイ。
583 :
吾輩は名無しである :02/06/02 16:28
501の言動って、割と澁澤か矢川のファンだった匂いがするが。 俺より相当読みこんでそう。自分なりの感想を述べるのがそんなに悪いことか? 単に、裏情報(ってほどでもないか。矢川自身の発言が元になってるから)を 知った澁澤、矢川のファンが異常に反応してるのでは? 書きこみで自殺、っていくらなんでもそんな決め付けはヘンだと思われ。 矢川澄子自殺!のスレでも老人性の鬱がとり沙汰されてるしさ。
584 :
吾輩は名無しである :02/06/02 16:50
2ちゃんねる如きの力で本当に人を殺せると信じているのかね、あんた たちは。思い上がるのもいい加減にしろよ(w
>>583 >501の言動って、割と澁澤か矢川のファンだった匂いがするが。
>俺より相当読みこんでそう。自分なりの感想を…
その通り。いま読んでみたが<501 時代的な背景認識が甘いだけで、
澁澤、矢川両人については、非常によく読み込んでいて詳しいようだ。
悪口ではなく、ファン心理の書き込み。異常でもなんでもない。
三島や太宰関係に比べれば、可愛すぎるくらいだ(W
もとより自殺に関係云々…は、とんでもない話、失礼にもほどがある、
澁澤と矢川両方に対する冒涜だぞ。
>>584 激しく同意。
586 :
吾輩は名無しである :02/06/02 18:58
501の言動が矢川の死と関係あるかどうかは別として、 矢川の死、以後に501を叩きだした奴らの心理がなんかムカツク。 適当なたとえが思いつかんが。
587 :
吾輩は名無しである :02/06/02 19:05
501、必死だな(藁
588 :
吾輩は名無しである :02/06/02 19:49
589 :
吾輩は名無しである :02/06/03 07:57
590 :
吾輩は名無しである :02/06/03 18:19
>>587 ここは信者BBSか?
なんでそ〜なるわけ?これじゃ田口ランディ擁護ちゃんの突っ込み方
と変わらないじゃん。
>590 個人的には501には不快だったけど、でも587みたいなアフォはほっとけよ。
592 :
吾輩は名無しである :02/06/03 19:27
591は反省した501のジサクジエン。
老女の怨念は怖いよ。 (((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
595 :
渋沢&矢川ファン :02/06/08 18:37
583〜586までの意見におおむね賛同。 カキコと自殺をつなげて501の言動を叩くのは、いくらなんでも ちょっと違うでしょ〜。 こんな事書くと、また「必死だな」とかレスがつくんかね。 矢川さんの自殺はこのスレで初めて知りました。かな〜りショック。
596 :
吾輩は名無しである :02/06/08 18:41
「さかしま」文庫化age
なんかみんな文庫になっちゃうんだな〜。 ちょっと複雑だよ…。
598 :
吾輩は名無しである :02/06/09 02:12
>>597 形態が変わることによって読者層も変わるってところはあるようですね。
悪いことではないでしょう。我々ロートルはじきに老眼で本読めなくなるし、
どんどん若い人に知ってもらわなきゃ。
一時期、浅田彰が「いつまでも澁澤というのもいかがなものか」「奴のこと
は徹底的に軽蔑しなければならない」と批判して、そのために澁澤人気が
かなり落ちたことがありましたね。その後でした、河出文庫から澁澤が集中
的に復刊されたのは。中・高校生でも気軽に手にとって買える値段で、日本
全国津々浦々に行き届かせた。これで澁澤の読まれ方はがらっと変わった。
また、それと同時に種村の著作やフランス・ドイツ等大陸系のエロティシズム,
オカルティズム文献もまとめて文庫化し、いわば<河出カラー>を生み出した。
これら一連の流れは今も続いていて、影響は非常に大きいものがあると思います。
いつか澁澤について書誌的な論考をまとめる人がいたら、こうした点も分析して
ほしいものですね。
599 :
吾輩は名無しである :02/06/09 02:19
「我々ロートルは…」つて、かをるさんはロートルなんでせうか。
600 :
吾輩は名無しである :02/06/09 02:56
>>597 でもあそこまでアヤシーイ内容の文章を開けっぴろげに文庫化しちゃうのもなんか渋沢的かなと。
70才前後というのは 危機なんだよ、人生の。 極端なウツでも病苦でもなく、死に吸い寄せられるヒトが多い。 余命がハッキリ見えるし、親しい人々もどんどん死んでいき 周りが急に淋しくなる。世の中との繋がりに興味を失い、 生きる気力が沸いてこない。子や孫がいる人でもそうだから、 一人暮らしで係累の少ない場合はなおさらだ。・・・皆、長生きすれば そんな時期が必ず来る。精神を鍛えておくこった、人間は 最期まで、結局は自分一人だ。
602 :
吾輩は名無しである :02/06/09 03:00
じゃ、矢川澄子の死は女性版の川端康成みたいなものかね。
>>598-600 精神的にはロートルかもしれません(笑)。
個人的にはテクストが手に入りやすくなるのはうれしいんですが、
彼の著書は、こっそり読むことに悦びがあるんじゃないかな、と思ったりするのです。
ですから、文庫化して陽のあたるところに出て欲しくなかったりして。(願望)
それにこの頃は毎月のように澁澤の文庫が出るじゃないですか。
…などと言いつつ『さかしま』も買って来ました。
604 :
吾輩は名無しである :02/06/10 04:59
>>603 >こっそり読むことに悦びがある
そりゃー昭和三十年代から澁澤を読んできたような人が言う科白だ。その頃は
多分かをるさんは生まれてもいないでしょう。今や澁澤は日本文学の主流と言
ってもいいぐらいメジャーな存在ですからね…
605 :
吾輩は名無しである :02/06/12 00:24
『さかしま』記念あげ。 あとがきの後にまたあとがき、さらにまた…… と、「エルム街の悪夢」ちゃうちゅうねんと 半畳いれたくなるようにえんえん続く構成が笑えます。 さて、記念つうことで「さかしま」評をご紹介。『真夜中の檻』(創元推理文庫) P.360より。 有名なルイスの「モンク」は、一言で忌憚なくいうと、俗悪な愚作だという 気がして、がっかりした。なんであんなに持てはやされたのか、今でもわか らない。ルイスという男は大山師だというのが、わたしの正直な告白で、今 でもせれは渝《かわ》らない。それに比べると、ベックフォードのディレッ タンティズムと東洋ファンタジーは、はるかに本物だという気がする。「モ ンク」からは卑俗な煽情《せんじょう》小説しか生まれないが、ベックフォー ドの「ヴァセック」には、のちのユイスマンスの「さかしま」の魂の苦悩と 幻想麻痺の近代性が生まれる純粋な意向がある (平井呈一)
池袋西武のリブロで、”追悼 矢川澄子さん”のコーナーが設置されてます。 で、そのすぐ隣には、何故か澁澤の特設コーナーが…。 意図的なのかな?
607 :
吾輩は名無しである :02/06/12 23:49
矢川さんがお亡くなりになられる以前から、池袋リブロでは澁澤龍彦フェアの予定だったようです。
>>607 あ、そうなんですか。
でも、偶然にしてはできすぎの感もありますね。
↑私もその様に感じられ不思議でした。
610 :
吾輩は名無しである :02/06/15 23:12
随分と話題になった
>>501 で、一番興味を持ったのは、
> そのあとはごくごく普通の女と結婚しちゃうし。
という微妙な心境。
611 :
吾輩は名無しである :02/06/18 03:23
>>608 河出の澁澤特集本が軸になったのでは?
リブロの澁澤フェアは、河出のムックに合わせて企画したのだと見ています。
(澁澤の前は種村フェアだったっけ)
で、矢川さん最後のご本となったニンの本ですが、奥付の刊行日は上述の
ムックと同じ日ですよね?
河出の編集者に聞かなければわかりませんが、同じ日に出してもらうよう
に要望したのではないでしょうか? 偶然ではなくて、やはり意図的なもの
のように思うのですが。
そして、両書の刊行を見届けたかのように……
リブロの方も、報を聞いてそれならば「矢川フェアはやらねばならない」と。
そう考えることで私は合点がいきました。無論、矢川さんのことについては
勝手な、おそらくは筋違いの独り合点でありましょうが。
612 :
吾輩は名無しである :02/06/18 13:00
やっぱり 矢川は渋澤を忘れられなかったのか 愛した人は、貴方だけー
613 :
吾輩は名無しである :02/06/18 13:08
後ろばかり見てても駄目ってこった。
矢川さん自殺だったんですね。 御冥福をお祈り致します。 以前から読んでみたいと思ったのですが、これを機会にと言ったら失礼ですが、早速「矢川澄子作品集成」「おにいちゃん-回想の渋沢龍彦」 を注文しちゃいました。 読んだら感想を書きたいと思ってます。 あと、リブロの澁澤フェアにも行ってきます(´・_・`)
615 :
吾輩は名無しである :02/06/25 20:57
久しぶりに読みたくなってきたのでアゲ。
616 :
吾輩は名無しである :02/06/25 23:15
しかし河出はいまだに澁澤で食いつないでるのか。
|⊂⊃;,、 |・∀・) ダレモイナイ・・オドルナラ イマノウチ |⊂ノ |`J ♪ ,,;⊂⊃;,、 ♪ (・∀・∩) カッパッパ♪ 【( ⊃ #) カッパッパ♪ し'し' ♪ ,,;⊂⊃;,、 ♪ (∩・∀・) カッパッパ♪ (# ⊂ )】 カッパッパ♪ `J`J
618 :
吾輩は名無しである :02/07/07 13:26
昨日、文藝別冊の「澁澤龍彦ユートピアふたたび」を買ってきましたage
619 :
吾輩は名無しである :02/07/07 13:27
620 :
吾輩は名無しである :02/07/07 14:01
621 :
吾輩は名無しである :02/07/07 14:05
622 :
吾輩は名無しである :02/07/07 15:07
「澁澤龍彦の手紙」出口裕弘が面白かった。 校正やっていた割に手紙では誤字が多かったのか…。
623 :
吾輩は名無しである :02/07/07 18:50
澁澤ヌードに(鬱 ヘイポーかと思った(´д`;)
625 :
吾輩は名無しである :02/07/08 15:44
>>623 夢ムックのヌード?
ヌードの写真に限らず写真が全部加工して有るっぽくて気持ち悪かった。
アイドルタレントじゃないのだから…とツッコミたくなった。
今日の朝日新聞(夕刊)の「惜別」欄に、矢川氏の記事が載ってました。
627 :
吾輩は名無しである :02/07/09 02:16
↑内容キボンヌ
628 :
吾輩は名無しである :02/07/09 06:46
他の人には死因が書いてあるのに矢川澄子だけ書いてないのがなんというか…。 別に自殺って書いてもいいじゃんね。
629 :
吾輩は名無しである :02/07/09 17:09
種村季弘の書いた「アナイス・ニンの少女時代」の書評には“自死”と表記されていたね。 敢えて使い分けているように見えるのですが、自殺と自死の違いはなんですか?
一字違いです。 意味は同じだよん。 表記するのに、好みがあるんだろうナ。
631 :
吾輩は名無しである :02/07/09 17:17
ありがとうございます。 深い意味の使い分けがあるのかと思い混乱してました。
632 :
かをる@半可通 :02/07/09 22:39
>>627 親しかった詩人の白石かずこ氏が、
「9年間、澄子さんは妻として澁澤龍彦を支えた。
それだけでなく、今では2人が共同作業をしていたことを
知る人が少なくなったけれど、澁澤さんの翻訳には、
彼女にとっても青春の大事な時期をぶつけた仕事がある。
その事実が文学史から消えていくのはたまらない。」
と、言ってるそうです。
かをるさん。ありがとうございます。 矢川さんの翻訳した部分というのはフランス語の文献なのでしょうか。それともすでに英語版、ドイツ語版になっているものなのでしょうか。とてつもなく気になります…。
634 :
吾輩は名無しである :02/07/10 23:23
■■■■矢川澄子が自殺?!■■■■ より * * * * * 親しかった詩人の白石かずこさんは 「今は悲しみや残念さより、腹立たしい気持だ」と語る。 「9年間、澄子さんは妻として澁澤龍彦を支えた。 それだけでなく、 今では二人が共同作業していたことを知る人が 少なくなったけれど、 澁澤さんの翻訳には、彼女にとっても 青春の大事な時期をぶつけた仕事がある。 その事実が文学史から消えていくのはたまらない」 * * * * * 「惜別」欄 朝日新聞より
635 :
吾輩は名無しである :02/07/10 23:26
交際していた年月も含めれば14年間では???
たまらないったって…消えていくべきほどのもの。 んな例は山とあらぁな。 あとで悔やむくらいなら、共訳にでもしときゃどうよ。 離婚したからって権利意識に目覚めたか?
637 :
吾輩は名無しである :02/07/10 23:45
ただ単純にどこら辺が矢川さんの仕事なのかが気になります。
638 :
吾輩は名無しである :02/07/14 09:48
>>628 たしかに死因欄何も書かれてませんでしたね。本文では書いてあるんですけど。
>>636 いや、お金とかの問題いってるのではないのでは、と。
>>635 ばーか、文学的に言えば、「交際」していたのは、出会ってから、死ぬまで、いわば一生だ
澁澤さんはしらないけど、矢川さんは、澁澤の本は、ずっと読んでいたみたいだし、病床の澁澤だって、見舞っている
実際に会う以外を「交際」と言わない、なんて、解釈していたら、いつまでたっても、文学なんぞわからんぞ
640 :
吾輩は名無しである :02/07/15 01:39
>>638 いや、やっぱり名誉をいっているのでは。
>>639 言葉足らずですみません。
14年間と推測した期間は、翻訳の仕事を共同でやっていたとしてもおかしくないと考えることができる期間。
「交際」は恋人〜結婚中の交際期間の意味。
642 :
吾輩は名無しである :02/07/15 11:55
なんかよくわかりませんが、澁澤龍彦をお好きな方まだ結構いるみたいですね。少し驚きました。
643 :
吾輩は名無しである :02/07/15 12:22
ヒッキーの友、澁澤(w
644 :
吾輩は名無しである :02/07/15 14:31
考えてみると澁澤は「かっこいいオタク」というコンセプトを体現する先駆者だったわけだな。デ・ゼッサントなんか引きこもりの先駆者だし(w
645 :
吾輩は名無しである :02/07/15 15:27
引きこもり小説『さかしま』
646 :
吾輩は名無しである :02/07/15 18:46
もっと引きこもり小説『地下室の手記』
647 :
吾輩は名無しである :02/07/15 20:05
O嬢の翻訳かな、矢川の仕事(どういう感じで分担したかは不明)。 マグダ・ゲッペルスの評伝もある。
マグダの評伝、「O嬢の物語」って…。 生々しいですね。
650 :
吾輩は名無しである :02/07/29 23:21
「さかしま」も文庫化されたね
651 :
吾輩は名無しである :02/07/31 00:53
次はなんだろう? というか何が残ってるの?
652 :
吾輩は名無しである :02/08/05 00:37
命日です
653 :
吾輩は名無しである :02/08/13 16:43
あがります。
654 :
吾輩は名無しである :02/08/14 07:44
>>652 命日の故人を偲ぶ集いなどに参加されたかた、いらっしゃいますか?
中上健次の命日は各種ジャーナリズムが大騒ぎしてるけど、 澁澤は・・・ 時を感じますなあ。
656 :
吾輩は名無しである :02/08/14 23:20
9月7日にうつろ舟が文庫化らしい
657 :
吾輩は名無しである :02/08/14 23:43
澁澤の本ゆっくりぜんぶ読みたい。 「悪魔のいる文学史」っていい本だった。 そこからはいると、フランス語の勉強と手帖シリーズが 待っていた。 創作はほとんど読んでないので、おれは。
658 :
吾輩は名無しである :02/08/15 00:40
煽ってるわけじゃないんですが 澁澤のファンの方って彼の作品のどういうとこがいいんでしょう? このスレでも全然内容に触れてないし 3,4冊読んだだけじゃわかんないのかなぁ
>>658 内容に関してはネタ本も大体明らかになってきたわけだし、
まあ仏文系美文の伝統につながる文体やアナロジーが
アナロジーを呼ぶ発想のスタイルかなと、個人的には
思います。
660 :
吾輩は名無しである :02/08/15 01:38
そうですか なんか仏文学系とあわせて読むもんなんですかね。
661 :
吾輩は名無しである :02/08/15 01:50
俺は「異端の肖像」「妖人奇人館」などの伝記ものを読んでハマったクチです。 その後「サド復活」などの評論を読み、さらに「撲滅の賦」などの小説を経て 最後に「さかしま」などの翻訳ものという順序。
>>660 そんな必要はないけど、文章の巧さというのは伝わらない
のですか。659で、念頭に置いていたのは『胡桃の中の世界』とか
『思考の紋章学』などの博物学的エセーですが。
663 :
吾輩は名無しである :02/08/24 02:48
澁澤は嫌いではないが、特筆する部分がない。
664 :
吾輩は名無しである :02/08/24 03:17
今まであちこちの澁澤本買ってきたけど、 今回の河出ムックはいまいち買う気が起きないな。 個人的に面白そうに感じたのは鹿島茂のフーリエ/サド論ぐらい。 (ちなみに河出では文芸読本「澁澤龍彦」を所有)
>>664 鹿島茂は好きではないが
どんな事かいてるの?
666 :
吾輩は名無しである :02/08/25 06:18
翻訳ヘタクソ。
667 :
吾輩は名無しである :02/08/25 06:44
鹿島は顔が変。典型的な奴隷負け犬顔。
669 :
吾輩は名無しである :02/08/27 07:47
澁澤訳のサドが下手クソ? ならお前が訳してみろ(w
670 :
吾輩は名無しである :02/08/27 16:32
典型的なDQNマニアの切り返し
671 :
吾輩は名無しである :02/08/28 06:33
人の仕事にケチをつけるだけで自らそれ以上の模範を示すことができない奴はDQN以下だね。 口舌の徒という言葉を知ってるかな? 知らないだろうな(w
672 :
吾輩は名無しである :02/08/28 11:46
人の仕事のどこがいいのかも説明できない奴はDQN未満。 言葉を知ってりゃ他人を嘲笑できると思ってるのかな(憐 納得させられる言葉が見つからないようだが(藁
673 :
吾輩は名無しである :02/08/28 12:09
誰も嘲笑なんかしてないだろ? ただ憫笑してるだけさ(w 「人の仕事のどこがいいのかも説明できない」とほざいているが、君らのような頭の悪い 鈍物に人の仕事の価値を説明して理解させてやる義理など俺にはない。豚に真珠を 投げたって価値がわからんのは当然だし、たとえ豚に価値を理解されたって 真珠の側にしてみれば有難いことなんか何もありゃしないだろう。 納得できなきゃ勝手にポカーンと口をあけて涎でも垂らしてればいいさ、俺の知ったことじゃないよ(w
674 :
吾輩は名無しである :02/08/28 12:14
筒井康隆流に言えば「せっかく目の前に真珠があるのに『食えない』と言って ういうい啼いている豚に等しい」といったところか。さすが笑犬楼先生、うまいことを 言うもんだね(w
675 :
吾輩は名無しである :02/08/28 14:27
うまいかなあ。そんなつまらんのをうまいと言ってると、 糞に寄りたかる蠅に見えてしまうよ。 まあ義理がないからね。俺もないよ。その文法で言えば。 俺はサドを他の翻訳者で読むけどね。こんな薄っぺらい奴のより。
676 :
吾輩は名無しである :02/08/28 14:40
うん。読めばいいだろ(w
677 :
吾輩は名無しである :02/08/28 15:16
うん。読むよ。君には読めないけど(失笑
>>675 わざわざそんなこと書かなく必要があるのかな
黙って読みなさい(微笑
一行目訂正 書かなく→書く
680 :
吾輩は名無しである :02/08/29 07:19
>俺はサドを他の翻訳者で読むけどね 原文で読めない低学歴者がシタリ顔で翻訳談義かね(w 専門家の翻訳を批評するのは大いに結構だが、大口叩きたければ原文ぐらい引用してみたまえ。 原文と訳文を比較した上で「ここの訳がまずい」というぐらいのことを言えればカッコイイんだが、 ま、お前のレベルじゃームリだろうな(w
681 :
吾輩は名無しである :02/08/29 23:59
快楽主義者の哲学買ってみました。 あと古書でみつけたエメラルドグリーンの全集も買いました。 楽しみです。
澁澤の中でも最悪の本だね>快楽主義者の哲学
683 :
吾輩は名無しである :02/08/30 06:19
そもそもあれは北鎌倉に家を建てるために無理やり書き上げた本だからね。 文章そのものも澁澤のオリジナルはあまり多くなく、光文社の編集者の朱筆が入りまくりだそうだ。
684 :
吾輩は名無しである :02/08/30 06:20
とりあえず、読もうよ。いろいろ文句言う前に。あの言い回しが気に入らない面もあるけれど。だけど、耳を傾ける価値は絶対ある。先入観に囚われ過ぎている人が多すぎるよ。もっと、フラットに感じないと、感動できないよ。
(,゚Д゚)まぢですか。 とっとりあえず読みます。四日後に
686 :
吾輩は名無しである :02/09/08 16:02
たまには上げとこう。
687 :
吾輩は名無しである :02/09/08 18:56
うつろ船でたね
688 :
吾輩は名無しである :02/09/12 22:56
うつろ舟って福武文庫ってやつですでに文庫化されてたが、 河出ででたってこと? 福武は紙質悪くてかなりへたりが早いので買い換えようか…
689 :
吾輩は名無しである :02/09/12 23:32
690 :
吾輩は名無しである :02/09/13 08:00
河出の文庫、現在澁澤だけ凄いことになってるね。 本屋行っても、澁澤だけ20冊以上おいてある。 多分、河出文庫一番の売れっ子商品なんだろうな。
691 :
吾輩は名無しである :02/09/13 16:11
692 :
吾輩は名無しである :02/09/13 16:22
綿矢が文庫化されれば、澁澤の作品を束にしてもかなわぬのでは。 ていうか河出文庫なら藤沢周とかもいるし。 ときどき河出は売場を強引に広げて本を置かせてるってだけ。 そのうちまとめて返品。そんな書店はいくつも見た。
693 :
吾輩は名無しである :02/09/13 23:17
いっつも澁澤フェアやってるんかと勘違いしてました。 最近「思考の紋章学」を読み返した。これが一番好きかも。 「オドラデク」が悶絶するほど好き。うっかりバスとか電車内で 読んだら危険なことになるんで、「オドラデク」だけは 自分の部屋でゆっくり読むことにしている。
694 :
吾輩は名無しである :02/09/15 23:33
数日前、病院の待合室に置いてあった雑誌で、 嵐山光三郎がこんなことを書いているのを読みました。 (記憶頼りですが)報告します。 きのう、最近出た河出のムックを読んで腹が立って眠れなかった。 年譜から、 矢川澄子さんが渋沢と結婚していた事実が完全に消されていたからだ。 矢川さん、あの年譜を絶対に見たはずだ。
695 :
吾輩は名無しである :02/09/15 23:49
>>694 それは矢川澄子の自殺の引き金になっただろうと
嵐山光三郎は推測しているのですか?
消去したのは澁澤の遺族の意向なんでしょうかね。
696 :
吾輩は名無しである :02/09/16 01:35
>>675 その「他の翻訳者」って、例えばサドが他人の文章から丸写しした箇所は既にある
訳文から丸写しして訳したりするような徹底した仕事をする人だったりするのかしら?
697 :
吾輩は名無しである :02/09/16 02:11
( ) ( ) // \\ \\ \\ \\ // \\ // \\ // │ │ (・∀・) <ビキャクイイ!! \ \/⌒\ 〉 /\ \ γヽ / _/ \ V _ノ / /^ \__) \ \ \ \ __> _> (__/
698 :
吾輩は名無しである :02/09/16 02:47
ベルメール人形か…
699 :
吾輩は名無しである :02/09/16 14:48
澁澤を廻る何たらエッセイとか言う、上下巻のハードカバーが出てるけど、 エドワード・サイデンステッカーの評が酷い。 要旨は雑誌「血と薔薇」が横文字濫用しすぎ、西洋かぶれし過ぎってこと なんだけど、「ちょっとこの人、頭悪いんでないの?」と思う。 例えば、タイトルの「薔薇」を挙げて、日本には伝統的に薔薇(そうび) は殆ど顧みられなかった花で、こんな象徴やイメージもない、とか言っちゃってんの。 だったら、西洋の象徴体系だって、ある時期に地中海やシリアの方から 輸入されたものだし、その後に個々の芸術家が独自に作った非伝統的なものもある。 そもそもアメなんか、少なくとも近代まで、文化全体が西洋起源で、 伝統もないし、オリジナルでもないじゃん。 イメージや概念は、国産で、熟成期間がないとダメなんかいと問いたい。 だったら、新しいものなんかできないじゃん。
700 :
吾輩は名無しである :02/09/19 17:49
サイデンステッカーは吉行淳之介についてもだいぶ的外れな批評をしているな。 その批評を読んだ吉行が「サイザンスカ」と揶揄したところ、当のサイデンステッカー先生が人づてにそれを聞き及んで 「私のことをサイザンスカと呼んでいる人もいます」と真面目くさって発言したため、吉行が噴き出したとか。
701 :
吾輩は名無しである :02/09/19 18:10
森茉莉って澁澤龍彦の愛人だったって本当? 茉莉のエッセイにはそうゆう交友関係はないように思えるけど。
702 :
吾輩は名無しである :02/09/19 18:15
いくらなんでも年齢が違いすぎるだろう。それに森茉莉は澁澤の悪口を書いていたはず。 ラテン語について澁澤に質問の手紙を書いたが返事はなかった。女みたいな人だなと思った。といった具合の悪口を…
703 :
吾輩は名無しである :02/09/19 18:20
>>702 そうだよね。レスありがとう。
茉莉が他人の悪口を書くのは、ある意味仕事だし(ドッキリチャンネルとかね)
息をするのと同じだから、澁澤ファンの人、茉莉ばあさんを許してあげてね。
澁澤龍彦のお墓行った事ある人いる?
確か、鎌倉だったかな。
704 :
吾輩は名無しである :02/09/19 18:23
愛人関係といえば澁澤と野中ユリのほうが怪しい気がしないでもない。 高橋たか子とは一時期たしかに関係があったようだな。
705 :
恵果ミ*・∀-ミ⌒☆13さい ◆5tlQkmQY :02/09/19 18:29
澁澤龍彦好きってさ、どうして群れようとするの?
706 :
吾輩は名無しである :02/09/19 18:33
本当に13歳か? 犯すぞ。
707 :
吾輩は名無しである :02/09/20 13:40
森茉莉は矢川澄子とのつきあいがあったからね。 茉莉は「異端の肖像」を読んでたはず。
そーいえば「都心ノ病院ニテ幻覚ヲ見タルコト」が新刊で出てたね
709 :
吾輩は名無しである :02/09/26 20:57
age
711 :
吾輩は名無しである :02/09/27 17:56
みんな澁澤のハードカバーって何処で手に入れてるの? 古本屋?
あたりまえのこと訊いてあげんなヴォケ
713 :
吾輩は名無しである :02/09/27 18:19
古書店だよ、俺は田舎在住なのでネット古書店で買っている。
714 :
吾輩は名無しである :02/09/27 20:11
>>703 北鎌倉の浄智寺です。
丸い苔むした墓石がとても渋い。
まわりのお墓に菊などが飾ってあっても、ここだけには
真っ赤な薔薇や、貝殻、綺麗な小石など、
ファンの置き土産で独自の雰囲気になっている事が多いです。
715 :
吾輩は名無しである :02/10/02 02:23
>>648 つーか、翻訳本の翻訳だけじゃなくて、
澁澤は締め切りギリギリになるまで書かないので、紹介系随筆のネタ本を、
本人は翻訳して読んでいる時間がなく、矢川が翻訳して読ませてた、
と第三者が書いたのを昔読んだぞ。澁澤の文章であればこそ、
多くの人に読まれたとしても、調査、翻訳は大変な作業であったろう。
ただああいう著作は小説とは違い時代と共に忘れられていくのが常だから、
白石が怒る(
>>634 )ほどのこともないと思う。(文学史から消えてもいない)
まあ、私生活でも薄情だったようなので、それも含めて怒ってるのだろうが。
矢川が執筆していた著作を登用したと証言する人もいるな。
真偽は不明。多くの証言があるので、当時の仕事全般に矢川の貢献が大きいのは確実。
文庫になった『都心ノ病院ニテ幻覚ヲ見タルコト』買ってしもた。 単行本もってたけど、5ページ増補になってやがんだもんなー。
717 :
吾輩は名無しである :02/10/03 16:51
矢川スレと澁澤スレが上がってるのは、「ユリイカ」の臨時増刊号 矢川澄子・不滅の少女が、出たせいか? 買って損はないぞ。澁澤のこともたっぷり出てるぞ。
718 :
吾輩は名無しである :02/10/03 17:12
じゃあ買わない。
矢川澄子スレより 159 :吾輩は名無しである :02/10/02 21:33 出てたね。 非常に濃厚な一冊だ。 160 :吾輩は名無しである :02/10/03 15:59 遺書にはタイトルがあったって本当? 161 :吾輩は名無しである :02/10/03 16:48 買いました。読みごたえがあります。 しかし、たまの知久くんと親交があったとは知りませんですた。 写真も多いし、ユリイカ久しぶりのいい仕事してます。
このスレの最初の方で話題になった高橋たか子も書いている。 不思議な五角関係のこと。 結局、たか子は癌になった和己のもとへ帰ったしな。 矢川は谷川へ、澁澤は寂しかったろう。
「都心ノ病院ニテ幻覚ヲ見タルコト」の次の配本は、 「魔法のランプ」なんですね。
722 :
吾輩は名無しである :02/10/05 19:52
古本屋で「幻想の画廊から」を見つけたが、どうも版によって掲載図版の数と 種類が違うようです。 どの版を買ったらいちばん良いのだろう?全集?
724 :
吾輩は名無しである :02/10/07 02:40
済んだ話を蒸し返すようで申し訳ないんですが、
ちょっと気になったものでお聞きします。
>>675 氏のいう比較対象であろう、
原典・佐藤氏の訳ともに未読なものでわからないのですが、
渋澤氏の、サドの翻訳はそんなに酷いのですか?
言葉の使い方などには見るべき点も多々あると思うのですが・・・
725 :
吾輩は名無しである :02/10/07 03:14
サドの原文を読んだ上で澁澤の翻訳を批判している奴なんかこのスレッドにはいないから、訊いてもムダです。
726 :
吾輩は名無しである :02/10/07 09:32
澁澤好きは澁澤の雰囲気に酔っているだけなので、 原典など読んだことないです。
728 :
吾輩は名無しである :02/10/08 01:06
専門家の翻訳を批評するのは大いに結構だが、大口叩きたければ原文ぐらい引用してみたまえ。
原文と訳文を比較した上で「ここの訳がまずい」というぐらいのことを言えればカッコイイんだが、
ま、
>>726 のレベルじゃームリだろうな(w
729 :
吾輩は名無しである :02/10/11 07:36
競馬予想家の大川慶二郎さんとも親戚になるのですな。
結局このスレの人は誰も原文は読んでいないということでしょうか。
「澁澤龍彦好き」って言葉からしておかしいと思う。 色が白くて鼻が尖ってるから好きなんだよ! 悪いか!?
733 :
吾輩は名無しである :02/10/13 18:19
澁澤龍彦パネル展やってるね
734 :
吾輩は名無しである :02/10/13 19:57
735 :
吾輩は名無しである :02/10/16 16:06
ケラに特集が載ってた。嫌だ。
サブカル記号だよ、もう澁澤は。
737 :
吾輩は名無しである :02/10/16 22:32
復刻ラッシュだね。なんでだろ?
矢川でしょ?
739 :
吾輩は名無しである :02/10/16 23:43
740 :
吾輩は名無しである :02/10/21 20:01
私は結局なにもできなかった、シュルレアリスムを理解できなかった。
742 :
吾輩は名無しである :02/10/21 23:39
こここ、こんにちは!
泣き言言うのが一番澁澤らしからぬ。
744 :
吾輩は名無しである :02/10/25 23:54
田口検証本、本日堂々発売! 馬鹿ども買え!! 我々の印税がかかっておるのだ協力しろ!
ここに記された、このうえなく無礼なカキコについてのお詫び。(-_-;) 田口スレの住人ですが、ランディ周辺の汚猿が、盗作監視スレの 評判を落とすためのなりきりカキコを、 あちこちのスレで乱発しています。 こちらのスレッドを無礼なカキコで汚して申しわけありません。 どうかお許し下さい。m(_ _)m
745=田口
わたしが澁澤龍彦を好きになったのは「文化人99人の死に様」って文庫を読んで、その死に様がかっこええ!と思ったから。 それから本人の写真を見てますます「かっこええ!」と思ったから。 作家ジャケ買いしてると怒られるのかねぇ、やっぱり。
みんなそんなもんでしょ、澁澤好きは。
澁澤好きのそういうとこがチャーミング
750 :
吾輩は名無しである :02/10/31 00:20
今晩は。渋澤好きです。 けさ、たまたま胡桃の中の世界を 読み直しました。 やっぱいいですよね、この人。 渋澤竜彦にはオリジナリティがないとか 翻訳が原文に忠実ではないからだめ、 という人がいますが、ぼくにはあまり 重要なことには思えません。 間テキスト性ってご存知ですか。 ぼくも最近知って、目から鱗が落ちた 思いをしたのですが、結構刺激的な 文学理論ですよ。 ドロコニア綺譚集での、ネタ明かしから はじまる物語群を目にすると、渋澤が この理論を少なくとも、直感的に確信して いたことを伺うことができると思います。 読書好きの方が多そうなので、夏目書房から 出版されている『間テキスト性の戦略』 をお勧めさせてください。 話に割り込んで失礼しました。
>>750 あれっ、ニューアカからは澁澤って評価低いのでなかったけ?
浅田彰とか。いや、よく知らないんだけど。
752 :
吾輩は名無しである :02/10/31 01:52
ニューアカが、ニューアカ自身の言ってることを正しく理解しているというわけではない
彼らは考える人々ではなく、単に当時のおフランスの流行をまねた人々
きちんと理解すれば、たしかに澁澤と
>>750 氏のいう「間テクスト性」には関連がある
と思う
754 :
吾輩は名無しである :02/10/31 20:12
ニューアカでも論者によって千差万別。 浅田彰&島田雅彦は否定側の先鋒。 対談本その他で「過去の遺物」「仏語原典剽窃者」などとして 徹底的にコキおろしている。 (特に三島の自死について「絶対者云々」と書いたのが甚だ評判悪い) しかし、中沢新一は『ユリイカ』の特集その他に寄稿したりして ヲタであったことをカミングアウトしている。 また四方田「犬彦」というペンネームが龍彦のパロディであることは有名。
755 :
吾輩は名無しである :02/10/31 21:40
間テキスト性でこれだけ飛びついて くれる方がいるんですね。僕の周りに は皆無なので。うれしいです。 僕はニューアカの著作はあんま 読んだことがないです。 渋澤がコキおろされている対談って 何に掲載されていますか。 探して読んでみたいです。
>特に三島の自死について「絶対者云々」と書いたのが甚だ評判悪い 澁澤のあの文章は三島に関する世間のあらゆる文章の中で 最も美しくかつ深いものだと思うが やっぱり浅田や島田は バ カ で す ね つうか彼らの死後彼らの文章を読む人間がいるとは思えない 所詮泡沫の如き存在にすぎない
>>755 改行があやしいので一瞬縦読みかと思ってしまったぞよ
無理に縦読みすれば
一行め「聞くは僕、読み渋る、何探す」
八行め逆さ「たいさいのうんこ」?
758 :
吾輩は名無しである :02/11/02 02:13
島田との対談だっかどうかは記憶が定かでないが、 たしか浅田の発言の趣旨は、 「三島ほどの賢い人間が絶対者なんて本気で信じていたわけはなく、 それを真に受けた澁澤ってヴァカ?」 というような感じだったと思う。
759 :
乙葉 ◆.5wljPk1.c :02/11/02 02:40
あのね、「絶対者」って、「天皇」って意味? 「アナル」って意味? それとも「バタイユ」? もっと単純に「ラディゲ」?(笑) そういう「絶対的」なものを直線的にとらえた澁澤さんを 嘲笑う浅田って、ガキンチョよねー。 わたしに言われたくないと思うけどさ。
760 :
吾輩は名無しである :02/11/02 02:44
いや、件の発言に文学的ディレッタントとしての限界が端無くも表れたという感じ。 島田・浅田は戦後社会及び脱戦後社会(高度経済成長期以降)という 「物語の終焉」期に価値相対主義の王として君臨する三島像を論じた。 これが同対談で取り上げられたニーチェやフーコーらともリンクしていくわけだ。
761 :
◆GQgggggggg :02/11/02 02:49
浅田からそんなことを指摘されるまでもなく、三島の自死の本質を「すべてはニヒリズムの問題に尽きる」「信じていないものを信じているように振舞うのが現代のニヒリズムの特徴だ」と事件直後の段階から明快に分析していたのは澁澤のほうだけどね。 浅田彰は本当に澁澤を読んでいるのかどうか疑わしい。
762 :
乙葉 ◆.5wljPk1.c :02/11/02 02:54
761さん、わたしもそう思う。 760さん、申し訳ないけど、あなたの書き込みには 「物語の終焉」的限界が端無くも表れてる感じがします。 ごめんなさい。
763 :
吾輩は名無しである :02/11/02 02:55
絶対者というのは信じる信じない云々より 魂が本来的に欲求する対象であり その欲求に応えるもの、いわば欲望の受け皿的なものが 現代の社会から失われた 失われても魂はそれを求めずにいられず 求めずにいられないからこそ失われたという現実を痛切に識らざるを得ず したがって自死するよりなく ゆえにそれは絶対が失われたことを痛切に識りつつ絶対を求める魂の衝動であった
764 :
吾輩は名無しである :02/11/02 02:58
ニヒリズムの質が問題なわけだね。 つまり、バタイユ的なニヒリズムかどうなのかということ。 「絶対を垣間見る」という場合はバタイユ的解釈だが、 三島の自決はどうも違うらしいというのが論旨。 だから「豊饒の海」三部以降の展開が取り上げられているわけだ。
765 :
乙葉 ◆.5wljPk1.c :02/11/02 02:59
これなに? 秋山駿?じゃないよね。教えて。
766 :
760=764 :02/11/02 03:06
>>762 >あなたの書き込みには
>「物語の終焉」的限界が端無くも表れてる感じがします。
>ごめんなさい。
いや、私がそう思っているのではなく
島田・浅田の対談を要約しただけなんですが…。
>>760 は
>>758 に対する捕捉ですよ。
>>765 島田・浅田対談の「天使が通る」における三島論ですよ。
シブタツとの絡みの部分を要約しています。
768 :
乙葉 ◆.5wljPk1.c :02/11/02 03:10
なーんだ、そうだったのか。 あなた、頭が良さそうだから、精一杯対抗してみたの、わたし。 気にさわったらごめんなさい。 でもあなたの意見も聞きたかったな。もう遅いけど。
浅田彰の文章と渋沢の文章は比べものにはならないだろう。 浅田の文章は人を感動させはしない。 浅田は頭が良いだけで文学的なセンスはなし。
浅田は優等生だよね。 で、澁澤さんは最初から優等生に興味ないよね。
澁澤龍彦をジャケ買いしたものです。 むつかしい話はよくわからないけど…感想を述べるとすれば、彼の文はおいしいケーキみたい。 わたしは甘いもの苦手だけど、おいしいから何か入っちゃう。でも食べすぎると胸焼けしちゃう…。 普段は筒井康隆とか、町田康とか、そういう珍味系をいただいております。おいしいけど身体に悪そう…みたいなやつ。 やはり若いうちは好き嫌いなくまんべんなく食べるのがよろしいようで…。 追伸;明後日お墓参りいってきます。
772 :
吾輩は名無しである :02/11/04 18:31
信者ってキモイね。視野が狭いし。
773 :
吾輩は名無しである :02/11/04 19:13
>>769 澁澤は、25年後でも残っているだろうが、浅田は10年後には消えているだろう。
もう既に消えかかっているかもしれんがの。
をい、澁澤と浅田をくらべるな!
藁。
まあ残ってるのは翻訳作品だけだろうけどね
胴衣しながら777
778 :
吾輩は名無しである :02/11/10 02:08
「さかしま」素晴らしいですね。 ほぼ毎日本棚から手にとって気に入ったページをめくっていたりします。 澁澤龍彦が最も愛した翻訳、なんて書いてありましたが うなずけるものがあると思います。
779 :
吾輩は名無しである :02/11/10 02:12
780 :
吾輩は名無しである :02/11/10 02:41
>>779 なーにを自慢振りたいのか皮肉りたいのか知らんが、
澁澤スレなんだから、原文についてのみ語っても
しゃーないだろうが。馬鹿な奴だなあ。原文スレでも立てて、
そこでまったりとかたっとれ。
『ブレストの乱暴者』 ジャン・ジュネ 澁澤龍彦訳 河出文庫1,100円 4-309-46224-3 2002.12.6
783 :
吾輩は名無しである :02/11/10 08:30
784 :
吾輩は名無しである :02/11/10 09:45
昨日鎌倉へ行ったので、久しぶりに明月谷の澁澤さんちを見てこようと 訪ねてみたが、どこで曲がるんだったか忘れてしまい、行き着けなかった。 明月院でぼんやり散歩して帰ってきた。
御覧のスレは「澁澤龍彦好き集まれ!」です。
今月の月命日にお墓参りだけしてきたよ。お供えできるもの何も買ってきてなかったので、煙草一本上げてきました。 ついでにお供えしてあったビールのフタを開けてあげました。 昔の缶ビールのフタが開けられなかったんだから、今のなんて分からないだろうからね。 それにしても鎌倉はいいところだ。ワタシも隠居したら住みたい。わあ。
788 :
吾輩は名無しである :02/11/22 19:04
あげ
789 :
吾輩は名無しである :02/11/24 00:33
高校の時、図書館にあった数少ない澁澤本を読んでた。 その後は「少女コレクション序説」とか「快楽主義の哲学」とか 数冊読んだだけ。でも何だか好きでたまらなく、大学の入試面接の時に 「澁澤龍彦が好きです」って云ってしまった。 後にその時の面接官がフランス語教授だと知った。 「なるほど…」とか感心したように頷かれたけど、 ホントはあんまり読んでないんです…許して。
790 :
吾輩は名無しである :02/11/24 15:36
791 :
◆GQgggggggg :02/11/24 16:19
>>784 あそこの道は確かにわかりにくい。曲がる道を下手に間違えると今泉台のほうまで行ってしまうから大変だ。
ところが山の中の一本道に沿って歩いていくと洒落た感じの喫茶店に突如ぶつかったりして、ああいうところがいかにも鎌倉らしいね。
あんな場所にあったんじゃ客もほとんど来ないだろうし、金持ちが趣味でやっているようにしか思えないのだが。
既出だったら申し訳ないんだけど、 一方、女たちの肌は目に見えて弾み、生命の艶は一段と増した。(澁澤『マドンナの真珠』) 若草の生え出ずる頃には、ナナの肌も弾んで命の艶を増してきた。(大坪砂男『零人』) が、かぶってる気がして気になってしょうがないんだけど、 なんか訳あってのことなのだろうか? どっちがパクリかな。知ってる香具師いない?
793 :
吾輩は名無しである :02/11/27 23:37
ほんとだ・・ つうかどう考えても、パクリだろ。 澁澤は大坪の著作をアンソロジーに入れてるくらいだから、 確信犯的なにおいももするが・・ どうなんだage
794 :
吾輩は名無しである :02/11/27 23:46
澁澤によるパクリは常に、断固として確信犯だよ。 オリジナリティに重きを置かないことは常々公言していたからね。
エッセイなんかで披露される彼の博学な知識を楽しむことは、 澁澤を読む醍醐味だけど、 793みたく小説で断り無しに他の作家の修辞をパクるのは どうかと思うが。立派な盗用でないかい? >オリジナリティに重きを置かないことは常々公言していたからね どこにこういう話題が書かれてあるのか、よければ教えておくれ。 彼の論拠が知りたい
796 :
吾輩は名無しである :02/12/02 18:27
オートマタのこと調べているのですが、澁澤の本ではどこに書いてたか 教えてください。
797 :
吾輩は名無しである :02/12/03 23:06
『少女コレクション序説』(中公文庫)の中の人形愛の形而上学に自動人形についてふれている箇所がありました。 『夢の宇宙史』(河出文庫)の玩具についてはしょっぱなから「たとえば自動人形だとか…」で始まり、かなりの分量が自動人形に費やされていました。 とりあえず、思い浮かんだのはその2冊ですが、詳しい方補強してください。 ところで何故自動人形を調べておられるのでしょう?気になりました。
798 :
吾輩は名無しである :02/12/08 21:50
796はきっとからくりサーカスを読んでるに違いない。きっとそうだ。
799 :
吾輩は名無しである :02/12/15 02:07
澁澤の作品が基本的には生産性無しのパッチワークだってことは 『文藝別冊』で鹿島茂も書いてるよね。
>>800 800ゲットーーー!を求めたかったのです…。
>>801 それは、大変申し訳ありませんでした。
しかも、やおいを取らせてしまって…。
知り合いに全集の「サド侯爵の生涯」 貸したらそれきり戻って来ないよう!ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン
804 :
吾輩は名無しである :02/12/20 03:06
よい知り合いをお持ちになりましたね( ´,_ゝ`)プッ
805 :
吾輩は名無しである :02/12/20 18:06
犬狼都市っていま文庫でてます? ずっとさがしてます。 全集はさすがに手が出なくて・・ 既出なのですが、一年もまえだったので。。
806 :
吾輩は名無しである :02/12/20 18:17
古本屋を根気よく探せば見つかるはず。福武文庫から出てた。
>>805 福武文庫版犬狼都市は、瀟洒な造りで(・∀・)イイ!
808 :
吾輩は名無しである :02/12/23 12:56
犬狼都市…獣姦小説と呼んでいいのだろうか?
809 :
吾輩は名無しである :02/12/31 18:07
文庫集めるよりか、全集買タ方が最終的には得ですか?
810 :
吾輩は名無しである :02/12/31 20:43
餓狼伝説は文庫でも出てますか?
812 :
吾輩は名無しである :03/01/01 09:52
文庫でイイと
813 :
吾輩は名無しである :03/01/02 00:13
澁澤全集というのはちょうどバブル真っ盛りの時に出て、 もの凄い勢いで捌けたんだ。 で、河出が調子に乗って(中略)在庫が不良債権化して困ってるらしいぜ。 買ったのも流行りモノ好きのドキュソが多かったらしくて、 今、古書店に溢れ返ってる。 文庫か全集かどうかというのは 実利か見栄か、という選択だな。 好きな方にしてくれ。
じゃあ翻訳全集は? 例えばマソディアルグの澁澤訳とかって結構高いから 翻訳全集で集める方が得かと思うんだけどさ。
815 :
吾輩は名無しである :03/01/02 15:32
澁澤オタ←( ^∀^)ゲラゲラ
816 :
世界史板住人 :03/01/02 15:58
ルドルフ2世の驚異の部屋Wunder-kammeについて調べているものです。 澁澤さんの著作で、絶対に(笑。いや確信してます)どこかで言及され てると思いますが、ご存知のかたいますか?
ルドルフ2世については『夢の宇宙誌』の「玩具について」で言及され ています。
818 :
世界史板住人 :03/01/02 16:47
恐縮です。今、さっそく書庫をあさって探してきました 『夢の宇宙誌』(河出書房文庫版 P28 『機械』は (現実)「少なくとも新時代の発端において」 (願望)「自然の活動する生き生きとした姿に対抗しうるような自立的な 精神世界が存在しうることの証拠であり」 (現実)「矛盾に満ちた自然より」 (願望)「はるかに分別あり、合理的に身を処することを知っている」 (願望)「理想の製造物が存在しえることの証拠であった」
819 :
世界史板住人 :03/01/02 17:03
いや・・・いまルドルフ2世はじめ17世紀Wunder-kammerの 収集癖の動機について調べているのですが、結局、せまりくる世界夜 (スペインの驚異的な軍事的発展の資本となった新世界の富の発見や カソリックの神学宇宙をゆるがすガリレオによる天体の発見。そしていう までもなく新旧両教徒による宗教対立)に対して「身を丸めた」 「胡桃の宇宙」に自閉した。 あるいは自らの主催する小宇宙をこさえて、荒ぶる世界精神に 対抗した・・・いうところかなあ
820 :
世界史板住人 :03/01/02 17:13
・・・て、今、『夢の宇宙誌』よみすすめたら当時邦訳が出たばかりの ルネ・ホッケとか言及してますね。高山宏読みなれた目からすると、 やはり澁澤さんは高山研究の叩き台として、非常にストレートな解読 してるんでしょうね・・・? この『胡桃の宇宙』への耽溺ぶりなんか、どうせ昨今の不況なんだから もっと渋澤本、話題になってもいいと思うんだが、やっぱゲームやアニメの 方が面白いのかなあ。 残念
全集は中古で一冊が2、3000円くらい? 文庫は定価で1000円いくかいかないか。 主要なものだけでも集めるとしたらどちらがお徳かすごく悩む。 私は概ね中古の文庫で買って、好きな作品は単行本見つけては買ってます。 下手すると、文庫の方が中古の単行本より高い時がありますよね。
822 :
吾輩は名無しである :03/01/02 17:26
河出書房文庫と中公文庫(肌色の背表紙時代の)で、エッセイの たぐいは大方入手できますね。 あとはジュスティーヌとか悪徳のなんとやらの金子画伯の表紙で 富士見ロマン文庫?で数冊出てますが
新宿スカラ座(吹き抜け構造のあの名曲?喫茶) 48年の歴史をへて、大晦日に閉店してたのか・・・ 三島もきた。澁澤もきた
世界史板住人さんは「高山宏読みなれ」ておられるので、私の出る幕はなく 役に立たないかもしれませんが、『ヨーロッパの乳房』の「昔と今のプラハ」にも ルドルフ2世とその驚異コレクションについての言及があり、「世界は遊びにおいて統一されねばならぬという、 ルドルフ2世のアイロニカルな知的インターナショナリズムの理想」という 澁澤龍彦の一文があります。雑誌・太陽の特集澁澤龍彦の「驚異の部屋」(高山宏のエッセイも掲載) もありますが…
825 :
吾輩は名無しである :03/01/02 22:52
ネット書店で検索する時に困るよね。 (1) 渋 (2) 澁 (1)' 沢 (2)' 澤 (1)'' 竜 (2)'' 龍 彦 で8通りの表記法がある。
826 :
吾輩は名無しである :03/01/02 22:55
澁澤とシェーが重なってしまうのは俺だけですか?
827 :
吾輩は名無しである :03/01/03 02:09
>824 その『世界』の澁澤特集、欲しくてたまらないんですよ。 大昔、近所の図書館でバックナンバーみかけたのですが。 >「世界は遊びにおいて統一されねばならぬという、 >ルドルフ2世のアイロニカルな知的インターナショナリズムの理想」 わたしも詳しくないのですがHistoryいう言葉の語源が ラテン語←ギリシャ語historia (histor知ること+-a=過去を知ることにより学ぶこと).STORYと同語源異形 からすれば、ルドルフ2世のこの驚異の部屋は、歴史を形成する重要な出来事a chronological record of significant eventsにはあたらず、フェリペ2世やレオポルト1世いった強力な君主にくらべ 非常に影が薄いです。 ただ文化史的には、それが戦略なのか個人の嗜好なのか(後者でしょうね)知りませんが 新旧両教徒の抗争による国家分裂をさけるための第3の道、異教的なルネサンス人文主義を 国是としユダヤ人やカバリストも蔑することなくプラハで錬金術にふけったこの君主には 渋澤さんも愛情をそそいだのは間違いないでしょうね。 ヨーロッパの乳房、明日にでも書店で探してみます
『世界』の澁澤特集?『太陽』(平凡社)の特集のことですか? 2つあり91年4月号特集・澁澤龍彦の世界と92年12月号・特集・澁澤龍彦の「驚異の部屋」。 いずれも品切れかな? 古書店を丹念に回るか、首都圏にお住まいなら 日比谷か広尾の都立図書館で閲覧できると思います。 ルドルフ2世はバイエルンのルードヴィヒ2世のように権力者でありながら 実用的な(現実的な)権力には興味がなく無縁で、おのが特権をおのれの夢想の構築のためだけに使った。 それが驚異の部屋や夢幻的な城であったり… 彼らは王でありながら世に稀な、芸術家気質の厭世的な、奇妙に知的な快楽主義者。 であったと愚考します。というより澁澤本を読んでの感想です。
829 :
吾輩は名無しである :03/01/06 09:33
全集はお金と収集癖のある方におまかせするとして、 単行本はぜひ集めたいと思っております。 澁澤氏も本の装丁については一家言お持ちだったようですし。 個人的には「うつろ舟」が好きです。 本文の刷り色など、幽玄の世界にひきこまれていきます。 「フローラ逍遥」も箱からしてロマンティックでいいですよね。 読むなら文庫ですが、氏のファンとしてはこつこつと単行本も 手元に集めていきたいと思っています。
830 :
吾輩は名無しである :03/01/06 14:38
私は「撲滅の賦」、「エピクロスの肋骨」の初期の小説二編が非常に好きです。 澁澤龍彦という作家の本質が表われているように思います。 すごく初々しくてかわいらしい。 シャルル・クロス「燻製にしん」やレオノラ・カリントンの作品の澁澤の翻訳を 読んでもすごくかわいくてウキウキしてきます。 他の人の訳と読み比べると全然違いますね。 これでみんな中毒になるのかなぁ?
「サド侯爵の生涯」も可愛らしかったよ。
サドはダンディーじゃありません。
833 :
吾輩は名無しである :03/01/12 00:30
正月、実家に帰ったとき、本屋でユイスマンスの「彼方」を発見。 創元推理文庫、復刊フェアでこれを復刊してくれていたのか…。 「さかしま」が河出から出た影響もあるんだろうか?まあ入手できてよかった。 「彼方」を読んで思ったんだけど…「異端の肖像」の中のジル元帥の部分は これがかなり参考になっているようですね。 「異端〜」を思い出しながら読み耽りました。 あと、「さかしま」の澁澤節炸裂の文章も好きですが、「彼方」の 田辺貞之助翁の訳と解説も気に入ってしまいました。
(^^)
835 :
吾輩は名無しである :03/01/21 23:56
>>833 「彼方」を今頃読むとはあんた相当お若いな。
いっぱい読書してくれたまへ。
私みたいに性格がわるくなるばっかりだけど。
「さかしま」 く、狂ってる。
>>835 「今ごろ」って何だよ。馬鹿にしたような口きくんじゃねーよ。
お前相当性格悪いな。
俺だってやっと最近日影丈吉のかむなぎうた読んだんだ。
本との出会いって縁だからな。遅いも速いもないんだよ。
837 :
吾輩は名無しである :03/01/24 14:14
>>836 あるよ。渋沢なら特にそうだ。
いつどこで出会ったかによって読者の水準が決まってしまう人だよ。
>>837 俺も実はそう思ってるんだよ。
833が田辺貞之助の訳を今さらほめるのもどうか、とも思ったよ。
でも「若い」と決めつけるのもどうかと思ったもんだから。
いずれにせよ833にはもっと勉強してもらいたいな。
ユイスマンス「出発」も読んどけ。田辺訳だ。
それから今さらだが「かむなぎうた」も。
300円だったなり。ラッキー♪
>830 私も「撲滅の賦」、異様に好きです。 セクシーですわん。 あと「フローラ逍遥」の蘭についての文章があまりに魅力的で、 なぜか好きでもなかった蘭栽培にハマってしまった(w ことがある。
840 :
吾輩は名無しである :03/01/30 01:30
>837 約十年前、高校のとき「秘密結社の手帖」を 何となく手に取ったのがきっかけのおれの水準はどの程度でしょうか。
841 :
吾輩は名無しである :03/02/06 23:11
高山宏スレは何板に立てればいいでしょうか?
842 :
吾輩は名無しである :03/02/10 11:39
>>840 うーん。
普通やや下ぐらいじゃないでしょうか。
多分タイトルにフラッと興味をひかれたんでしょうねぇ。
かわいいぞ、高校生。
最近は何読んでんの?
七十五で狐のだんぶくろを 手に取ったわしは どのくらいのれう゛ぇるかのう・・・
844 :
吾輩は名無しである :03/02/11 13:03
東西不思議物語はどうですか?
845 :
吾輩は名無しである :03/02/11 22:58
血と薔薇が復刻されるって池袋イルムスの本屋にポスターが 貼ってあったんですけど、誰か買う人いますか? ちなみに全3巻で11,000円でした ちょうど揃いを40,000円(古本)で買おうと思ってたんで予約しようとしたら、 予約カードが品ギレで貰えなかったんですが、どこの出版社から復刻されるか 御存知の方いたら教えて下さい ぐぐっても見つからないもんで・・・
846 :
吾輩は名無しである :03/02/12 09:15
>>843 75で「初」澁澤龍彦が「狐のだんぶくろ」だったんですか。
もしそうなら、れう゛ぇる云々より、なぜそれを
手に取ったのかの経緯が知りたいです。
…ってか、ネタですよね。
血と薔薇の復刻版が一揃いで4万円か。ホストクラブに行くのを一回我慢すると思えば大したことないな。
>>846 半分ネタというか、、、
おじいちゃんに貸したんです
おじいちゃんの子供時代の話も聞けて楽しかったです
>842 ほんとに答えるとは。。
850 :
吾輩は名無しである :03/02/14 11:10
837=842=846? すごいなぁ。
851 :
吾輩は名無しである :03/02/14 11:47
顔がキラい。
852 :
吾輩は名無しである :03/02/14 13:41
えー、私は顔が好きで読み始めてはまりました―。 ミーハーですみません。
853 :
吾輩は名無しである :03/02/14 18:08
大学の先生に澁澤に似ていると言われましたが
854 :
吾輩は名無しである :03/02/15 16:39
で、ご自分ではどう思われます?
855 :
吾輩は名無しである :03/02/15 17:02
若い頃の顔と、サングラスをトレードマークにするようになってからでは顔が全然ちがう。
856 :
吾輩は名無しである :03/02/15 18:31
でも、どっちも好き。
857 :
吾輩は名無しである :03/02/16 02:01
目けっこう細いよね。 目を隠すために色付き眼鏡だったのかなと。 ゴスペラーズのリーダーもだけど。
細目隠し三人衆 ゴスペラーズのリーダー ラグフェアのリーダー 澁澤
先日とっても変な夢を見ました。 澁澤が出てきて「僕の血筋を絶やさないでくれ」って言うのです。 私はびっくりしながらも 「澁澤の子ならいいか……」なんて 夢の中で思っていました……アァ不思議だ……
862 :
吾輩は名無しである :03/03/01 01:17
ソドムの市かりてきますた
えーと、滞欧日記ってなんかいいよね
864 :
吾輩は名無しである :03/03/02 10:33
滞欧日記、いい。 澁澤の入門書ではないけれど、 澁澤の著作を知っている人なら 絶対楽しめる。 自分の子供が書いた夏休みの日記を読んでいる気分になる。 いや、こんな色んなコト知ってたりコムズカシイ単語を 並べる子供がいたらイヤだけど(w なんかホント臨場感あるカンジがいい。
>>864 龍子さんも書いていたけれど、澁澤と旅行をしたら楽しそうですね。
866 :
吾輩は名無しである :03/03/02 21:33
滞欧日記って読んだことないんだけど、 旅行中に三島事件があった1970年の時のやつ? 澁澤ってあれが初めての海外旅行だったんだよね。 澁澤のような人があの年になるまで海外行かなかったってのは 意外だ。 やっぱサド裁判の影響で旅券取れなかったのだろうか?
>>866 故・澁澤龍彦は、生涯のあいだに計四回のヨーロッパ旅行をこころみた。
そして、いずれの旅にも市販のノート一冊ずつを持参し、
ほとんど一日も欠かさずに日記をつけていた。
本書『滞欧日記』は、そのノート四冊の内容をすべて紹介し(以下略
『滞欧日記』巌谷國士による序より。
龍子さんと結婚する以前は比較的出不精だったようです。
初めてのヨーロッパ旅行は、
当初、先妻矢川澄子さんと出掛ける予定だったそうなのですが・・・
868 :
ダンディー :03/03/05 10:08
869 :
吾輩は名無しである :03/03/05 10:09
澁澤のジュネを買ってこよう。
870 :
ダンディー :03/03/05 10:23
871 :
吾輩は名無しである :03/03/09 03:18
「血と薔薇」復刻安芸
872 :
吾輩は名無しである :03/03/10 23:58
こんなスレあるの、今日始めて知った。サド侯爵の城がピエール・カルダンに 買われたって話題はがいしゅつ?
完全に廃虚だった城を買って、何にするんだろ。
更地にして転売じゃないの?
875 :
吾輩は名無しである :03/03/11 15:07
日本人観光客むけのオサレなレストランに改装。
876 :
吾輩は名無しである :03/03/11 15:20
シブタツと略して話してたら、キムタク?と言われた事あり(鬱
878 :
吾輩は名無しである :03/03/13 21:14
今度の週末にお墓参りでもすっかな。
879 :
吾輩は名無しである :03/03/23 23:23
「血と薔薇」ほんとに復刊されたみたいですね。 買った方いますか?
880 :
吾輩は名無しである :03/03/28 00:21
あげ 買いたい、、、けど高いもんでまだ手が出せない〜
881 :
吾輩は名無しである :03/04/01 11:39
ごめ。 「血と薔薇」買いたいんだけどどこから出てる? 給料でたばっかの軽率な今じゃなきゃ買えないよぅ。
882 :
吾輩は名無しである :03/04/01 14:55
883 :
吾輩は名無しである :03/04/03 13:49
>>882 めるし―♪
早速ダッシュ。
減ってたら、買ったの俺って思ってて。
884 :
吾輩は名無しである :03/04/03 23:01
澁澤って最近流行ってるのかなぁ。 澁澤展やらないかなぁ。
885 :
吾輩は名無しである :03/04/04 04:32
澁澤展いいねえ。 どこかのデパートさん、おねがいします。
886 :
吾輩は名無しである :03/04/04 04:38
そんな集客力のないイベントはできません。
887 :
吾輩は名無しである :03/04/04 06:08
888 :
吾輩は名無しである :03/04/04 11:28
澁澤展9?年に何回かやってたでしょ
889 :
吾輩は名無しである :03/04/05 20:57
血と薔薇買った人、どうでしたか? 買おうか迷っています。
支部差輪は、文学愛好者の中では相変わらず人気あるんだけども。 「文学愛好者」という母集団自体の規模が縮小しているので、集客力は、どうなんでしょ。 ま、でも、金井美恵子が、氏武茶話さんに頭撫でられた想い出とか嬉しそうにエッセイに 書いてるから、ある程度の集客は見込めるでしょう。
891 :
吾輩は名無しである :03/04/06 18:54
868と870のスレ、「?」と思ったけど、アクセスしてみたんだよね。 ペ−ジの一番上のアドにアクセスして、番号を辿ったら、マジ、書き込まれてた。 そのホ−ムペ−ジ、6月に閉鎖だってさ。管理人が予告してた。 澁澤コレクションの「驚異の部屋」、おいらも見せてもらいたいっス。
892 :
吾輩は名無しである :03/04/07 04:17
高橋たか子の小説を読んでいたら、 あきらかに澁澤さんがモデルだと思われる人物が出てきて嬉しかった。
893 :
吾輩は名無しである :03/04/07 09:02
たまに思い出した時に読むと面白いよね、この人。
896 :
吾輩は名無しである :03/04/07 21:32
澁澤らしき人物が登場する小説と言えば、 なんといっても三島由紀夫の「暁の寺」でしょう。
897 :
吾輩は名無しである :03/04/08 03:30
服部まゆみも明らかに澁澤がモデルの人物書いてるね。マイナーだけど。 「ソドムの恋」なる作品で猥褻罪に問われた美青年…初めて手に取ったとき思わずニヤリ。 角川の「罪深き緑の夏」…これ、凄く好きだ。絶版だけど図書館には結構入ってまつ。 一般的に見るとクセがある方だと思うけど、澁澤好きなら多分楽しんで読めるかと。
>>895 それって「鎌倉にいるかれ」におみやげに女の子をナンパしてゆく話ですか?「かれ」は二人を前にマンドラゴラについての解説をはじめるっていう・・・。
ユリイカの矢川本にも超意味深なコメントをよせていましたね。「これは私だけが知っている話なので」なぜ知っているんだ?
それにしても、矢川氏の堕胎のときも「ごめんね、ごめんね」と一緒に泣き、矢川氏の出奔のときも「澄子がいなくなった」と「ショックで大声を挙げて泣いた」かれは
なんて「あの澁澤龍彦」と遠いひとなんでしょう。澁澤は本当に「澁澤龍彦」になろうとしたひとだったんですね。
龍子夫人と添い遂げたのは、なによりも龍子夫人が自立した大人の女性だったからなのではないだろうかと私には思えてなりません。つまり社会にちゃんと出て仕事をしていたひとだから。
私の澁澤体験は、「大人の男と女の関係」から。・・・相当な異端だろうなあ
>>898 いや、それは「誘惑者」とは別の小説でしょう。
はじめまして。高校生のときから、澁澤にハマッテます。顔に関しても好きな事は勿論、 私にとっては、田舎のつまらない大人に幻滅している日々、本を開けば素敵な博物館を案内してくれる 館長さん的存在でした。私は単純に、毒薬の手帳とか、幻想博物誌が好きです。
901 :
吾輩は名無しである :03/04/14 22:15
澁澤の読者の男女比ってどれぐらいだろうね。たぶん男3に対して女7ぐらいか?
案の上、私も女です。一緒に暮らしてる子も、澁澤と、中井英夫が好きな女の子 だし。身近には、あまり澁澤好きに出会えなかったので、皆さんの書き込み見て、 密かに盛り上がっております。 ずらず〜らと古いものから読んでみると、突然現れて突然消えてしまう方も居ますね。 二桁台から 書き込んでる方たちは、どれ位みえるのかしら。
俺は60番台前半あたりからかな。 ちぇりまさんは地方在住なのかな。まだ北鎌倉の澁澤邸を見たことがなければ、一度足を運んでみるといいよ。「あぁ、この街はいかにも澁澤好みだ」と何となく腑に落ちるものがあるから。
904 :
薔薇喰い娘 :03/04/15 12:29
はじめまして 私も女です。 去年、北鎌倉に足を運びました。澁澤さんの眠る浄智寺のお墓参りをすませ、 澁澤邸を坂の下から望みました。 901さんがお書きになってる通り、北鎌倉は澁澤さんの思い入れのある街だってこと わかります。ちぇりまさんも ぜひお出かけになってください。 891の書き込み、「?」と思ったんですが、チェックしてみました。 そのぺ-じ、エ○サイトの広告がアドレスの下にあるので素通りしてしまいそうになりましたが ペ−ジの上のアドレスにジャンプしてみたら、ほんとでした。 貴重な体験(澁澤邸に招待)をしたかたがいるんですね。羨ましい。
60!、かなり初期の頃からの方でしたか。私は名古屋に住んでおりますが、以前 浄智寺 にお墓参りにだけは 行った事あります。あじさいも終わりの頃、ヒグラシの声があたり一面 一杯かなかなと響いてました。もう、何年も前のことです。 是非、もう一度 行ってみたいと思いつつ、何度も夏を越してしまいましたが、 勿論 澁澤邸を探すぞ!という、企みは いつもある訳です。 住所は普通に、ドラコニァガイドマップかなんかに載ってましたから。 ばらくいちゃんには感謝!私も,エロ広告見るたび、ハメラレタ!と一人憤慨して おりました。が、ばらくいちゃんのおかげで、素敵な時間過ごせました。 シモンさんの澁澤さんを思う気持ちに触れると、いつも自然と涙が出てきます。 うちゃの話題もよかったな、まさか、血の通った動物が愛しいと思える人だった なんて、思っても居なくて。 しかしながら、澁澤天使の人形、いつみても素晴らしい。奇跡 と書いてありましたね。 同感です・・・。
906 :
薔薇喰い娘 :03/04/15 17:14
ちぇりまさん お礼は、ダンディ−さんに! せっかく868と870でダンディ−さんが紹介してくださってるのに、 エ○広告のお陰でパスした人、多いんじゃないでしょうか? このサイト、1000でなくなるらしいので、ここに集うファンは必見ですよね。 澁澤龍彦、金子國義、四谷シモン、この三人の天才の出会いと繋がりは、運命的ですね。
907 :
吾輩は名無しである :03/04/15 17:48
グラサンとったら ただのチューヤン、そして短小www
そっか、そうでした。ダンディさん 多謝!!! やっぱり1000で消滅するんですね。寂しいです、とても。 可愛いじゃないですか、ちゅうやんさん。短小でもいいですよ、恋する心は 顔があれば充分 満たされるので・・・サロメみたいに。 はじめて澁澤を読んだ時は 正直ひきました。植物の花は性器だ、 恋人にサルの性器を送る人は居ない。みたいな始まりに、 かなり不愉快になってしまって。わはは。 今は勿論、大好きですけど、マルキド・サドはどうしてもダメなんだな〜 皆さん、翻訳が云々で激しくバトルしていらっしゃいましたよね。 私は それ以前に、サドの考え方を受け入れられなくて・・・。 ファンとして、失格かしらね。
私も去年命日にお休みが取れたのでお墓参りに行ってきました。鎌倉は本当にステキな街。日傘をさした地元の方らしいご婦人に「お暑うございます」などと挨拶されてしまいました。 これはビジターが言ってもサマにならないですよね。今は図書館から全集を借りつつ、「コレクション」を文庫で読む日々。オブジェ好きにはたまらないです。 高校のとき矢川澄子氏似の古典の教師が「性器うんぬん」と語ってて、その先生のオリジナルだとずっと思っておりましたが。
マクドナルドの花はシェイクだ、 店員にザルのうどんを頼む人は居ない。 柄谷善人 この言葉、知ってる人いる?
911 :
吾輩は名無しである :03/04/16 00:37
>900 何歳ですか?
不躾に歳を尋ねるとは失礼だな。
私のせいで、話が脱線してます?でも、910には大笑いしちゃいました。 勿論 私は知りませんよ。普通に読むと、当たり前だ〜と思いますよね。 歳ですか、いいですよ。31です。ちなみに女の子と暮らしてますけど、 夫もいますし、ベビーもいます。夫は、かつて名古屋の ヴィレッジヴァンガードに、澁澤コーナーを作ってくれてました。 あまり売れなかったみたいですが、夫が辞めた後も 唯一知っている 澁澤ファンの男の子が、転勤の度、澁澤コーナー作ってるみたい。 赤ちゃんが居ると、澁澤さんが作るの嫌がった気持ち、わかる気がしますよ。ある意味、敵です。 まさに 生産性の究極って、感じですよね。 相棒の羽衣ウイちゃんが、澁澤好きは どんな音楽を聴くのか 知りたいそうです。よかったら どなたかお答え下さい。
914 :
吾輩は名無しである :03/04/16 13:46
>>913 の所為で、このスレの雰囲気が壊れてしまった気がしています。
もう少し、シブサワの著作や自身について落ち着いて話せるところだと
思っていたので、とても残念です。
うぜえよマダムB
914の方、そして、同じ様に感じられた皆さん、どうも済みませんでした。 912の方から歳の事を聞かれた時、どうして自分だけそんな事 聞かれるのか と思ったんですけど、もう100を切ってしまった書き込み欄が 無駄な 質問で 費やされるのが嫌だったので、聞かれる前に話しておこうと 私事を書きつつ、それでも無駄で無い様に、澁澤さんの話も絡めつつ 誰か話題を変えてくれないかと望んだ書き込みでしたが、うまく 出来ずに、返って 不愉快にさせてしまって ごめんなさい。 私も澁澤さんの事について、もっとお話したかったです。 でも、これで 最後にします。901さん、ばらくいちゃん、こるりこさん ありがとね、楽しかったです。実は912さんにも 感謝してました。 さようなら。
ばいばい
918 :
吾輩は名無しである :03/04/17 18:55
進退はご自分の考えで決められればよいことなので、914や915に惑わされる必要はないのでは。ここは大学の研究室でも914のお友達交換日記でもないです。上の方って見ました?そんなに高尚な話はしてないですよ。 澁澤自身もファンの質については神経質ではなく、ご存知でしょうがan○nやマ○クレールなどにも書いていたんですよ。 「自身の話」はともかく、作品についてはもちろんおおいに語っていいと思いますが。 「自分以外は非ブンガク的に見える病」なのでしょうが。そういうスノビズムは澁澤の嫌うことのひとつだったようですよ。『お年寄りなんだね。』の澁澤のお言葉をお送りします。 また915に対しては『そういう話がいちばんくだらんよ』のお言葉を。1000こえたら新しいスレたててみんなで引っ越せばよいだけの話では? でもちぇりまサンも「自分の出し方」にはもうすこし慎重であるほうが良い気もします。やっぱりここは2ちゃんで、あなたとあなたを知っているお友達だけのサイトではないので。 カレントな書きこみしている方の他に、ロムオンリーのユーザーが大勢いることをお忘れなく。 「まあ私のことはどうでもよろしいが」というフレーズは、ファンなら一度ならず読んでいるはず。なにごとも程々がよろしいようです。
919 :
吾輩は名無しである :03/04/18 10:58
>>918 御意。
澁澤の写真、もちろん全てを見ているとは思えませんがすごく面白いです。
このひと、多分「写真写りの悪い人」の典型。
半分はサングラスで顔がわかりませんし、残りもほとんどまぶしそうな顔をしているかこちらを向いていないか。または澁澤だけぼけている。
20代くらいまでの写真はだいたいひとりの男のひとの顔として腑に落ちるのですが、(巌谷さんが「可愛い顔してたんですね」と言っておられた)矢川澄子さんの撮った写真あたりから、多様化してきます。
いくつかの傾向に分かれるものの、写真同志が似ていないのです。どれも澁澤なんですが。
特に滞欧日記の写真は同一人物か疑うくらいです。有名な女装の写真も加藤郁乎さんの回想録のものと土方巽さんとのツーショットは別人です。
前者は20代の澁澤と連続性のある顔をしていますが後者はミステリアスな美女。本人も驚いていますが「女房のブラジャーに古靴下をつめて」オードリーヘプバーンのような美女になられては私ども女性はかないませぬ。
それがだんだん落ち着いてきて、ひとりのおじいさんに収斂していく過程は本当に不思儀です。これは女房のわざかと。
∧_∧ ( ^^ )< ぬるぽ(^^)
923 :
吾輩は名無しである :03/04/21 00:12
↑この人あちこちにいますが何ですつか?
924 :
吾輩は名無しである :03/04/21 11:55
今日ぶくおふで澁澤龍彦コレクション「夢のかたち」「天使から怪物まで」 をハケ〜ン! 即買い。
926 :
吾輩は名無しである :03/04/22 09:53
いい買い物をしましたね。 初版?おいくら?状態は? 情報あったらくださいね。
「夢のかたち」第四印 「天使から怪物まで」初版 どちらも650円 ですた。定価1300円 「夢のかたち」より、プリニウスによれば、 うつ伏せに寝ると夢をみないと…太ったプリニウスが うつ伏せに寝れたであろうか? 爆
”オブジェを求めて”もよいですよ。このところの愛読書です。「天使の卵」の話なんか大好き。
929 :
吾輩は名無しである :03/04/24 00:51
最近、渋澤さんの存在を知りはまっちゃいました。 パイプにも手、だしちゃってます。
>>929 のレスが一瞬「バイブにも手、だしちゃってます」と見えてギクッとした。澁澤龍彦はバイブなど使わなかったと思うがw
バイブはどうかな。(笑)貞操帯は実に上手く使っていたらしいですが。
932 :
吾輩は名無しである :03/04/24 21:08
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【2】復刊達成なるか?沢渡朔写真集「少女アリス」条件付きでの復刊―□■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
現在、得票数481票を数える沢渡朔写真集「少女アリス」ですが、出版社より
「条件付での復刊」という連絡がありました。 「オールカラー写真集という
商品特性から製作コストはある程度高くなる。しかし、価格設定は5,000円以
内に抑えたい。」という考えから、「事前受注で2,000冊の注文が上がれば復
刊できる」という判断が出版社で出されました。
復刊を確実なものにする為には、何よりも皆さまの「購入意志」が必要とな
ります。現在、購入希望を受付けておりますので、サイト上のご注意事項を
良くお読みの上、ぜひともご登録をお願いいたします。
復刊できるかどうかは、この一ヶ月の要望数にかかってきますので、ご希望
の方はぜひお早めに購入希望登録をお願いいたします。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
■『少女アリス』購入希望受付中 (最終得票数481票)
http://www.fukkan.com/vote.php3?no=2777 ――――――――――――――――――――――――――――――――――
933 :
吾輩は名無しである :03/04/25 00:01
今生きてたら、インターネットを どうつかうのかな?
934 :
吾輩は名無しである :03/04/25 05:17
澁澤が戦後生まれだったら、荒俣宏並みのPCおたくになっていた可能性があるが、もともとは機械が嫌いな人だからねぇ。 いくら長生きしたとしても、ネットには興味を持たなかったのではないかな。
935 :
動画直リン :03/04/25 05:17
936 :
吾輩は名無しである :03/04/25 19:45
澁澤の動画とかないんですか?
937 :
吾輩は名無しである :03/04/26 00:49
>>934 でもモノフェチだったからねえ。わからないよ。
その辺に関連して河出の『文芸別冊澁澤龍彦』の鹿島茂のエセーは秀逸。
939 :
吾輩は名無しである :03/04/26 06:55
>>937 テレビのつけ方さえ分らなかった人がパソコンに馴染めるかな。
940 :
吾輩は名無しである :03/04/29 18:00
全集の定価っていくらでしょうか?教えてください。
判明しました、失礼しました。
942 :
吾輩は名無しである :03/04/30 21:20
書店のサイン会でファンとにこやかに握手してるじじいの作家の写真…と 思ったらシブタツ先生だった。どういう風の吹き回しであんなことに…?
>>1 集まらなくていい。
独り愉しみに耽る。これ最強。
944 :
吾輩は名無しである :03/04/30 21:40
人生は夢
945 :
吾輩は名無しである :03/05/01 10:24
>>771 ,、,、
(・e・)スカラー波照射!
゚しJ゚
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
946 :
吾輩は名無しである :03/05/02 02:54
シブタツ先生がPCをもったら案外活用しそう。ネット通販で洋書買いまくり。 サド研究者どうしメールのやりとり。でも家中書籍で足の踏み場がなくなり 「案外、不便なものだな。」などとつぶやく。
947 :
吾輩は名無しである :03/05/03 22:15
昨日北鎌倉に行ってきました。去年見つけられなかった澁澤邸を発見できて遠巻きに感動に浸っていると、行商の車から魚を買っていた地元のかたからキツイ一言「どちら様ですか?通りすがり?困りますうちは個人宅なんですよ」あわてて辞去したものの、 「うち(澁澤邸)は個人宅で博物館や記念館じゃないんですよ」なのか、「(澁澤さんとこはともかく)うち(澁澤邸以外のご近所のおたく)は個人宅なんですよ」なのかが判然としないのです。犬を抱えた40代ぐらいの女性なのですが。(夫人にしてはお声も姿もお若かった) いずれにせよ、「澁澤ファン」による狼藉行為に対して(?)相当周りのかたはナーバスになっておられます。(当然か) 「こうしましょう」というようなことを言うところではないとは承知しておりますが、一応報告しておきます。
948 :
動画直リン :03/05/03 22:21
949 :
吾輩は名無しである :03/05/03 22:31
950 :
吾輩は名無しである :03/05/03 22:32
へー。3年ぐらい前に俺が北鎌倉を訪ねたときは、道に迷ってうろうろしていると近所の人が「シブサワですか。シブサワの家はあそこです」と親切に教えてくれたもんだが。 ここ3年のうちに何か迷惑行為を働く奴がいたのかな。
951 :
吾輩は名無しである :03/05/04 00:49
鎌倉の住人は多かれ少なかれ観光客には迷惑かけられてる罠。
952 :
吾輩は名無しである :03/05/04 03:28
>>950-951 何年か前の『文藝春秋』巻頭コラムに龍子夫人が
電波っぽい女性が突如訪問してきたことの顛末を
さりげなく書いてますた。
953 :
吾輩は名無しである :03/05/06 20:46
竜子さんももう60歳くらいなはずだから
多分それは近所のおばさんだ。
>>947
北鎌倉にあるんだ。
955 :
吾輩は名無しである :03/05/06 23:15
澁澤のちょうど一回り下だったからね。>龍子夫人
ビブリオテカってのは全集になるの?
957 :
吾輩は名無しである :03/05/08 17:55
>950 10数年前ならファンだといえば家に入れてくれましたよ
>>953 でもねえ,よく似ていて戸惑ったんですよ。とくに抱えているイヌは
写真で見る「ぼたん」ちゃんに似ているようだったし。親戚のかたかも?
>>956 澁澤自身の著作になるものは入っていますが単行本どおりの構成でないこともあります。
ビブリオテカではないけれど「サド復活」「神聖受胎」はバラバラです。
>>957 本当ですかそれは・・・?あ,電波が来る前ってこと?
959 :
吾輩は名無しである :03/05/08 21:24
「ぼたん」ちゃんって、柴犬じゃなかった? 抱っこするタイプの犬かなあ?
ぼたんちゃんは、抱っこして歩き回るには既に大きくすぎる位 成長しています。 それから、龍子夫人はそのような物言いをなさる方ではありません。 そして、お歳よりはるかにお若く輝いている方です。 ご近所がナ−バスになっていて、夫人も気兼ねなさっているのは想像に難くありません。 不審者に思われないよう、節度のある行動(ウオッチング)をすればいいのでは?
961 :
吾輩は名無しである :03/05/09 01:34
近くの古本屋に 集成とサド撰集とビブリオテカが程良い値段で置かれてるのですが 購入するとしたらこの三つの内でどれがお勧めでしょうか。 アドバイスお願いします。
963 :
吾輩は名無しである :03/05/09 01:51
全部買え。
>>963 予算に限りがありますので・・・甲斐性無しですいません。
ですので一つをお勧めしてください、お願いします。
965 :
吾輩は名無しである :03/05/09 02:17
欲しいものを買えばいいじゃん。それとも「この三つのうちでいちばん希少価値が高いのはどれか」というような下世話なことが知りたいのか?
>>965 サド撰集以外は
内容的に想像できないので伺いました。
>希少価値が高い
確かどれも初版でなかったかと思うので
あまり稀少価値は今回の話では関係ないです。
でも集成がもし初版なら一番そういう価値があるのでしょうか?
967 :
吾輩は名無しである :03/05/09 09:26
>>962 内容的に想像できないどちらかを買ってはいかがでしょうか。
ほどよいお値段で状態も良ければ、どれを買っても大丈夫。
ただ私ならビブリオテカ。装丁が好きなので。
(その3種は因みに全部持っているのですが…)
968 :
吾輩は名無しである :03/05/09 10:00
969 :
吾輩は名無しである :03/05/10 10:49
>>967 うらやましぃなぁ
もしや全集も持ってるの?
サド撰集ならもれもあるのだが
≫959 960すみませんあまり犬詳しくないので・・・キツネ顔の日本犬だったということと、 「ええ、このコ抱えるかなあ」っていうくらい大きかったことしか分かりません。 北鎌倉のトレンドかも(笑)
972 :
吾輩は名無しである :03/05/14 22:30
「変身のロマン」文庫発売age
973 :
吾輩は名無しである :03/05/14 23:02
「幻想の画廊から」面白いんだけど文庫なのに850円と高い。
974 :
吾輩は名無しである :03/05/14 23:58
誰か新しい澁澤スレをたてて下さい・・・。
975 :
吾輩は名無しである :03/05/16 20:26
誰か立てれ
976 :
吾輩は名無しである :03/05/17 03:04
シブサワ先生のお墓は浄智寺のどこらへんにあるの?以前探したけど判らなかったよ。
ええとね、墓所がありますでしょ、そこを上りきると左手にもうひとつ階段があるんでそこを上る のです。そうするともうひとつ上の墓所になります。その奥側のさらに左手側。(ひな段になって いるところの更に左サイドになります)意外と小さく、そしてすごくかわいらしいお墓です。
978 :
吾輩は名無しである :03/05/18 00:11
979 :
吾輩は名無しである :03/05/21 12:30
今、旅のモザイクを読んでます。 前にNHKの番組で澁澤龍彦の部屋を映してましたね。
>>979 10分程の小さな番組ですよね?あれ見入っちゃいました。
またやって欲しい……。
それはそうと最近再読した中井英夫氏のエッセイに、澁澤のことがのっていました。
初対面の時に、若き澁澤を見てアンドロギュヌスのようだと思ったとか。
>>980 若き澁澤。美少年ですねえ〜。
いま高橋たか子を読んでいますが、これこれこんなふうに美少年なんだ、とことこまかに解説していて興味深いものがあります。
一重瞼に見えるけど実はくっきりした二重だとか、うつむくときは繊細な感じ、こちらを見上げると端正な感じに変わるとか。
澁澤の身長は「160cmの人形より、すこし高い」位なのだそうで、小さい小さいとみんな言うものだから「そうか昭和一桁の
おじいさんには本当に小さい人がいるもんだし」と思っておりましたが・・・このくらいの背丈の殿方はざらにいますね。
巌谷先生も「澁澤さんなら令嬢でも通りそうだけど」ってなにかの対談でコメントしてましたね。
982 :
吾輩は名無しである :03/05/27 20:51
若い頃のシブサワ、そんなに美しいか? 美少年っぽくなってきたのは、むしろ昭和50年代以降じゃないかという気がするが。それ以前は、まるで宇宙人みたいだ。
「澁澤龍彦の少年世界」、このあいだ読んだんですが、 ご幼少のみぎりの秘蔵写真がたくさん掲載されていました。 青年時代の浴衣姿写真があるんですけど、横顔、ドキッとさせられるほどお綺麗。
∧_∧ ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。 =〔~∪ ̄ ̄〕 = ◎――◎ 山崎渉
985 :
吾輩は名無しである :03/05/28 20:55
落ちちゃうぞage
サングラスかけた写真しか知らない
>>981 実際の澁澤自身よりも、そんな観察を書いちゃう高橋たか子が面白いですね。
この「美少年」シリーズは面白くてねえ。高橋たか子って「後味悪い小説」のところに「天の湖」出てたけれど残酷。 盲目の少女を酔った大学生が輪姦したり、美形の弟をドブネズミのように惨殺したり。「病身」では「独身男」と言っていた 歳下の恋人は「天の湖」では21歳の大学生になって、「人形愛」では18になるの。そして「剥製にしたい」とか「蝋人形」に なっちゃったりとか。ようは女の愛がお相手にかかわらず突っ走っているのだけれど(女主人公にはそれがわからないが 作者にはわかっている)相手の美少年は実はけっこう大人で男前だったりするのだ。(間違っても「ねえ・・・ビスキュイを 頂戴?」なんて甘えない。「毎日は会わないんです」なんて相手を制したりしてる) この美少年たちの外見的な特徴がどうも・・・あやしい。 澁澤の「美少年写真」といえばやはり「夢の宇宙誌」の「美少年湯上りの図」と、ステンド・グラスのある教会が澁澤の はだかの胸と重なっている写真が双璧ではないでしょうか。どちらも30代のときのもののようですが。
989 :
吾輩は名無しである :03/05/29 23:14
↑ 実に読みにくい …さて、このスレの終末に当って『血と薔薇』三巻が豪華復元されたことは 誠に喜ばしいことではあるけれども(ま、やや旧聞に属するが)、定価11,000円 という価格は如何にも高い。何とかならんものか?
990 :
吾輩は名無しである :03/05/30 09:37
買ってしまった私としては、もう、価格については触れたくない。
次スレたてんなよ
992 :
吾輩は名無しである :03/05/31 02:13
古本屋で買うことを考えれば安い。
カッコツケ
994 :
吾輩は名無しである :03/05/31 03:02
1000が近い、1000が・・・
995 :
吾輩は名無しである :03/05/31 03:04
千。
996 :
吾輩は名無しである :03/05/31 03:04
しぶさわたつひこ
997 :
吾輩は名無しである :03/05/31 03:04
邪魔すんなよ
998 :
吾輩は名無しである :03/05/31 03:05
三島
999 :
吾輩は名無しである :03/05/31 03:05
さあゲトー
1000 :
吾輩は名無しである :03/05/31 03:05
↓
1001 :
1001 :
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