横光利一

このエントリーをはてなブックマークに追加
1考える名無しさん
について語りましょう
2吾輩は名無しである :2000/09/08(金) 02:41
いいですね!
語りましょう。
3吾輩は名無しである :2000/09/08(金) 21:58
「上海」ぐらいしか読んでません。
4吾輩は名無しである :2000/09/08(金) 22:41
「花園の思想」最高
5名無しさん :2000/09/08(金) 23:29
「微笑」だっけ、新兵器の開発にいそしむ軍人さんが出てくるやつ、
あれが大好きです。
ある意味では、川端と対にして読みたくなる人ですね。
6吾輩は名無しである :2000/09/09(土) 03:50
まちがってたら許してほしいんだけど
この人だっけ?作家やめて株の仲買人に
なっちゃった人って・・・
7Tango :2000/09/09(土) 04:07
>>6
それは、吉行エイスケでは?
8吾輩は名無しである :2000/09/09(土) 04:11
高校で文学史やるときに
まっさきに「春は馬車に乗って」が出てくるのは
何か変だなあと思うんですよね。
作品自体はすごく好きなんですけど。
9吾輩は名無しである :2000/09/09(土) 06:09
『花園の思想』最高!
『鳥』最高!

あと、『雪解け』って知ってます?
多分全集にしか入ってないと思うんだけど、恋愛ものでは僕のベストワン。
10暑くす :2000/09/10(日) 12:44
横光利一好きです。
僕も「花園の思想」に一票。あと、なにげに「御身」も好き。

ところで。
文学史の教科書で、横光の「機械」の説明で「四人称で書かれている」
とあったのですが@`これの意味がわかりません。四人称って何なんでしょうか?
11吾輩は名無しである :2000/09/11(月) 03:07
横光は『純粋小説論』の中で、「自分を見る自分」その他、自意識にかかわる問題を処理するために、
作家が「四人称」を設定することを提唱した。

けど、『機械』ですでにそれが成功してるってのは乱暴な意見と思う。
それとも、小林秀雄が言ったのかな。
12卓二 :2000/09/12(火) 11:28
「雪解」はいいですね。一般的な横光のイメージとはまったく異質なものです。
実際の横光の体験を下にした恋愛小説で、意外にアンソロジーにいくつか入っています。
ちくまの文学の森っての、恋は気まぐれ?だったかにも入っているはずです。
あと、確か読みは「ゆきげ」だったと思うのですが。
ちくまでは「ゆきどけ」と表記されていましたが。
13吾輩は名無しである :2000/09/13(水) 18:56
俺は『蠅』が一番好きだな
「おっかぁ 馬馬」「ああ馬馬」
14吾輩は名無しである :2000/09/14(木) 00:18
「機械」読みたいんですけど、どこから出てますか?もう絶版?
15吾輩は名無しである :2000/09/14(木) 00:43
横光が一番読めるのは、講談社文芸文庫。
『旅愁』もあるなんてすごい。
『機械』は彼の作品の中でも最もメジャーだから、新潮とか岩波にも入ってたと思う。
16文学大佐 :2000/09/14(木) 01:16
鉛の酸化したような色をした空は、わたしに不安な気持ちにさせた。
夜汽車は闇夜の中をごうごうと切り裂き、レールの上を滑り落ちてゆく。
17吾輩は名無しである :2000/09/14(木) 03:29
「機械」は新潮と岩波に入ってます。
ただ新潮文庫のほうは、もう増刷の予定はないはず。店頭にあるだけです。
181 :2000/09/15(金) 01:35
『花園の思想』今日久々に読んだけど泣いてしまった。
『春は馬車に乗って』もいい。
なんかの評論で、「横光の『春は馬車にのって』というおしゃれな短編では・・・」
っていうのがあったけど、おしゃれなのは題名だけだと思う。読んで無さそうで不快だった。
19本名としかず :2000/09/19(火) 04:20
「頭ならびに腹」は今ではなかなか読めない。
が、高校の文学史のテキストでは「新感覚派の新しい表現」とか言ってよく引用されてる。
「真昼である。特別急行列車は全速力で(……)。沿線の小駅は石のように黙殺された」
とかいうのが(すいません、引用は全部記憶です)。
もっとも、今となっては別段「斬新」でもないし、話も大した事ない。
僕は「機械」か「紋章」、あと「家族会議」かな。
20:2000/09/20(水) 03:59
横光の作品の主人公はいつも「梶」。
私はだいたい「梶=横光」みたいな感じで読んでますよ。
結核で妻が死んだり(「春は馬車に乗って」「花園の思想」)、ヨーロッパを旅行して東西文明なんかを考えたり(「厨房日記」「ケシの中)。
21名無しさん@1周年 :2000/09/28(木) 13:07
リーチ安芸
22吾輩は名無しである :2000/09/29(金) 01:51
横光利一は本当に凄い文学者だと思う。
「四人称」の提言は今でも十分通用するような気がする。
僕は『純粋小説論』を読んだときには、物すごい衝撃を受けた。
芸術運動として広がって行かないのが不思議。
「厨房日記」読むと、横光はツァラにも会っていたみたい。
ヨーロッパのダダとかシュルレアリスムの運動に感銘を受けた部分があったんだろうと思う。
23吾輩は名無しである :2000/09/30(土) 02:29
ただ、彼の東−西文明論とか、近代個人主義を超える日本とか
当時の時点ですでによくあった馬鹿馬鹿しい議論だけどね。
ああいうのなら京都学派の哲学者のほうが表面上の相似を超えて
断然深い。
あのネタを最初に表面化させたのは「厨房日記」だけど、あれで充分。
「旅愁」なんて読む事ないと思う。……もちろんこの観点から言えば、の話だけど。
24名無しさん :2000/09/30(土) 19:52
『日輪』はどうですか?
25吾輩は名無しである :2000/10/13(金) 02:16
『日輪』は読みづらい感じがしてやだ。

『時間』『鳥』『機械』、『頭ならびに腹』『蝿』、『花園の思想』『春は馬車に乗って』
と3セットになるような気がする。
ほかにもできるかな。
26あんこ好き :2000/10/13(金) 02:26
私は「機械」がとても面白くて好きです。自分が油まみれのツナギでも着ているような
感じがしてくるし、殴られるシーンの描写がいいですね。
「春は馬車に乗って」は結核患者のわがままが最初だいぶ鼻についたが、バックが真っ白な
空間のような感じを次第に受けてきました。
「火」は子どもが母親のセックスを目撃したんだな、と考えると嫌ですね。
27吾輩は名無しである :2000/10/13(金) 02:29
『火』は短いけど面白い。肉の佃煮食いたい。
28吾輩は名無しである :2000/10/13(金) 06:57
横光利一大好きです。
頭ならびに腹、蠅などという文体、構成、文章大好き。
というのも、もっぱら翻訳物をよんでまして。あのような文章、文体が好きなのですね。
よって、他には、宮部みゆきの『時代物』や藤沢周平氏のようなものしか
呼んでいません。かわりものです。

真昼である! サイコーーーー
29吾輩は名無しである :2000/10/20(金) 02:23
文学史に出てくる大作・名作って意外と読まれて無さそう。
横光『旅愁』
正宗白鳥『何処へ』
このへんは1000人に一人も知らないんじゃないかな。
30吾輩は名無しである :2000/10/20(金) 02:36
そういや横光の『旅愁』は読んでなかったな・・・
正宗白鳥なんて名前だけは知ってるけど・・・って感じ。
最初、どこかの大吟醸かと思ったよ。
31吾輩は名無しである :2000/10/20(金) 04:44
日本で始めて飛行機を題材に小説を書いたのは
横光でしたっけ。
(なんか、不確かな発言で申し訳ない・・・)
32吾輩は名無しである:2000/10/26(木) 13:43
『純粋小説論』のことをいろいろ知りたい。
いい文献あるかな?
33名無しさん@1周年:2000/10/26(木) 14:01
中村光夫『風俗小説論』をあわせて読むことをお薦めします。
34名無しさん@1周年:2000/10/26(木) 15:02
あと、吉本隆明「マスイメージ論」もね。
35あべかわ餅:2000/10/30(月) 12:32
若き日の岡本太郎との2ショット写真見ました。
ダウンタウンの浜田ソックリです。
36吾輩は名無しである:2000/10/31(火) 04:35
宮沢章夫が朝日新聞の「一冊の本」で機械論
書いてる。全然話が進まなくてくだらねえけ
ど面白いよ。(最近中ダルミ気味だが)
37吾輩は名無しである:2000/11/17(金) 02:51
横光いいぜ!
38名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/11/17(金) 16:02
講談社文芸文庫から『家族会議』出ました。
39吾輩は名無しである:2000/12/04(月) 01:20
横光最高!
40吾輩は名無しである:2000/12/04(月) 09:58
「家族会議」ってどうなんスかー
41吾輩は名無しである:2000/12/05(火) 02:19
『家族会議』は『純粋小説論』の実践らしいヨ!
42吾輩は名無しである:2000/12/05(火) 02:28
「上海」はどうです?
43吾輩は名無しである:2001/01/05(金) 21:49
『寝園』読み終わった。
講談社文芸文庫で読んだんだけど、作家案内書いてる栗坪良樹って何者?
なんかろくでもない文章で、文庫本から切り取りたくなった。あんな作家案内ならないほうがいい。
44吾輩は名無しである:2001/01/05(金) 22:31
どのへんが良いのさ?
ただ最高とかいいぜとか言われても読んだ事ない者にとっては
ピンとこないんだけど…。
読む気にさせて!
45好きだからあげちゃう:2001/02/27(火) 16:40
文章が簡明。ベタベタしたとこがない(あくまで私の感想だが)>44
46吾輩は名無しである:2001/02/28(水) 01:56
リーチ一発ポン!
47IMPLOSION:2001/03/02(金) 10:43
48age:2001/03/02(金) 12:28
横光を殺した人間を私は一生許さないだろう。
49吾輩は名無しである
横光が戦後すぐの文壇で戦争責任を押し付けられたとか言う話?

詳細を知りたいです。
『家族会議』面白かった。横光って実験性どうのというけど、単純に面白く読めると思う。
全然関係ないが、ブルトンの『溶ける魚』なんて、読むだけ時間の無駄って感じがするし。