1 :
名無しさん@一周年 :
文学というよりは、詩なのですが、みなさんがこれについてどういう見解をお持ちなのか気になったので、あえて全文を載せます。様々な感想、お待ちしています。
↓以下全文
「懲役13年」
1、いつの世も・・・、同じ事の繰り返しである。
止めようのないものはとめられぬし、殺せようのないものは殺せない。
時にはそれが、自分の中に住んでいることもある・・・
「魔物」である。
仮定された「脳内宇宙」の理想郷で、無限に暗くそして深い防臭漂う心の独房の中
死霊の如く立ちつくし、虚空を見つめる魔物の目にはいったい、“何”が見えているので
あろうか。
俺には、おおよそ予測することすらままならない。
「理解」に苦しまざるをえないのである。
2、魔物は、俺の心の中から、外部からの攻撃を訴え、危機感をあおり、 あたかも熟練された人形師が、音楽に合わせて人形に踊りをさせているかのように俺を操る。
それには、かって自分だったモノの鬼神のごとき「絶対零度の狂気」を感じさせるのである。
とうてい、反論こそすれ抵抗などできようはずもない。
こうして俺は追いつめられてゆく。「自分の中」に・・・
しかし、敗北するわけではない。
行き詰まりの打開は方策ではなく、心の改革が根本である。
3、大多数の人たちは魔物を、心の中と同じように外見も怪物的だと思いがちであるが、
事実は全くそれに反している。
通常、現実の魔吻は、本当に普通な“彼”の兄弟や両親たち以上に普通に見えるし、
実際、そのように振る舞う。
彼は、徳そのものが持っている内容以上の徳を持っているかの如く人に思わせてしまう・・・
ちょうど、蝋で作ったバラのつぼみや、プラスチックで出来た桃の方が、実物は不完全な形であったのに、俺たちの目にはより完璧に見え、バラのつぼみや挑はこういう風でなければならないと俺たちが思いこんでしまううに。
4、今まで生きてきた中で、“敵”とはほぼ当たり前の存在のように思える。
良き敵、悪い敵、愉快な敵、不愉快な敵、破滅させられそうになった敵。
しかし最近、このような敵はどれもとるに足りぬちっぽけな存在であることに気づいた。
そして一つの「答え」が俺の脳裏を駆けめぐった。
「人生において、最大の敵とは、自分自身なのである。」
5、魔物(自分)と闘う者は、その過程で自分自身も魔物になることがないよう、気をつけねばならない。
深淵をのぞき込むとき、 その深淵もこちらを見つめているのである。
「人の世の旅路の半ば、ふと気がつくと、
俺は真っ直ぐな道を見失い、
暗い森に迷い込んでいた。」
2 :
名無しさん@一周年 :2000/08/26(土) 18:24
誰の文?
3 :
名無しさん@一周年 :2000/08/26(土) 18:28
(??)
意味がわからん。
4 :
名無しさん@1周年 :2000/08/26(土) 18:35
安部 英の作じゃない?
5 :
名無しさん@1周年 :2000/08/26(土) 19:01
神戸の首切り君の文章?
6 :
1 :2000/08/26(土) 21:18
>5
ぴんぽ〜ん!!
7 :
1 :2000/08/26(土) 21:51
皆さん知らないんですね。
因みにこの作文については、立花隆氏も、柳美里氏も、筒井康隆氏も、高橋源一郎氏も、佐川一政氏も、村上龍氏も、見沢知廉氏も、朝倉喬司氏も、宮台真司氏も、中森明夫氏(コラムニスト)も、石川好氏も、赤塚行雄氏も、芦沢俊介氏も、切通理作氏も、鎌田慧氏も、椹木野衣氏も、絶賛していましたよ。
文学板でこの詩について語られていないのはちょっと不思議だったので、スレを立てました。
じっくり熟読した上で、議論してくだされば幸です。
8 :
胡乱 :2000/08/26(土) 21:52
おっ、なつかしい。酒鬼薔薇聖斗の変な作文か。
>「人の世の旅路の半ば、ふと気がつくと、
俺は真っ直ぐな道を見失い、
暗い森に迷い込んでいた。」
これは『神曲』地獄篇の冒頭の引用だな。
更に云えば、寿岳文章訳を少々いじくっている。
他の文も、オリジナルは特定できないが、どこかで見たような高踏的な表現を切り張りしたっていう雰囲気だ。
わずか数年前、これに立派な学識者が騙されたって事は、文学史上の重大事件に数えていいと思う。
9 :
名無しさん@一周年 :2000/08/26(土) 21:55
これは、いつ書いた文章?
10 :
名無しさん@1周年 :2000/08/26(土) 22:28
11 :
名無しさん@1周年 :2000/08/26(土) 22:47
>これに立派な学識者が騙された
文学的に絶賛されたってわけじゃないんじゃないか?
中学生の書いたものとしては極めて高度。たとえ切り貼りでもね。
12 :
名無しさん@一周年 :2000/08/26(土) 22:53
>8
お!知ってる方がいるんですね。
因みに、この作文は1998年の文芸春秋12月号
「私のベスト3」で、椹木野衣氏に、
「知る限り、小説や詩のたぐいで、これを超えるものはなかったように思う」
と評されていた。
13 :
名無しさん@一周年 :2000/08/26(土) 22:54
>9
14歳の時。
14 :
名無しさん@一周年 :2000/08/26(土) 22:55
>10
ソーカル事件って何?
15 :
名無しさん@一周年 :2000/08/26(土) 23:17
ほんとに、14歳が書いたの?
嘘ーー?
凄い迫力あるんだけど!
16 :
名無しさん@一周年 :2000/08/26(土) 23:28
この詩を知らない人がいるんだ。
17 :
名無しさん@一周年 :2000/08/26(土) 23:32
>7
見沢知廉は、この作文知らないんじゃないか?
18 :
名無しさん@一周年 :2000/08/26(土) 23:52
この作文・・・
とある大学では、文学史の授業でやったらしいぞ。
教授が衝撃受けてて・・・
もっとも、教授は14歳が書いた文章とは信じていないんだけどな。
19 :
1 :2000/08/27(日) 00:00
>18
本当ですか?
20 :
名無しさん@一周年 :2000/08/27(日) 00:03
強い自己顕示欲と様式へのこだわりは、酒鬼薔薇と三島の共通点。『懲役13年』には『仮面の告白』と題しても、さほど違和感を感じない。少年Aが三島由紀夫を読んでいたかはわからない。私はただ、美意識というものが、いつの時代も病的で危険なデモーニッシュな要素を含んでしまいがちな事を確認するばかりである。
21 :
名無しさん@一周年 :2000/08/27(日) 00:23
三島と、あいつは年齢全然離れてんじゃんかーー
22 :
名無しさん@1周年 :2000/08/27(日) 00:45
>21
いつの三島だ?
23 :
名無しさん@1周年 :2000/08/27(日) 03:30
サドが脳裏をかすめた。
悪徳を悪徳と自覚してこその快感。
それに魅せられた悲劇。
14歳にしては、すごいね。
でも、文学って14歳だからすごいとかそういう問題じゃないしね…
24 :
20 :2000/08/27(日) 17:34
>22
16歳の時の、『花ざかりの森』を書いたときの三島。
25 :
ルル :2000/08/27(日) 19:24
韓国人の政治犯が書いた本じゃなかったかな、と思ったら、酒鬼薔薇が
書いた詩のほうだったのね。『獄中19年』と勘違いしてました。
>5
>他の文も、オリジナルは特定できないが、どこかで見たような高踏的な表現を切り張りしたっていう雰囲気だ。
5のぶぶん、「深淵は〜」はニーチェの有名な一節ですよね。よく名言集などにでてきますよ。
26 :
名無しさん@1周年 :2000/08/27(日) 21:10
なんだかなぁ…って感じだね、ラディゲを思えば。
レスつけておきながらノーコメントとさせていただきます。ウーン…
27 :
名無しさん@1周年 :2000/08/27(日) 21:14
「存在の堪えられない軽さ」って誰の本だっけ?
28 :
ルル :2000/08/27(日) 22:04
>27
ミラン・クンデラですけど、このスレと関係あるの?
29 :
名無しさん@一周年 :2000/08/27(日) 22:17
>27
雰囲気が似てるとか?
30 :
名無しさん@1周年 :2000/08/27(日) 22:22
ニーチェからパクってるね
たぶん「FBI心理分析官」からの孫引きだろうけど
31 :
名無しさん@1周年 :2000/08/27(日) 22:24
ビジュアル系の歌詞みたい。
「人生において、最大の敵とは、自分自身なのである。」
これはハードコア系かな。
32 :
名無しさん@1周年 :2000/08/27(日) 23:31
>29
似てねえよ。
ただ「存在の〜」はニーチェの永劫回帰を主題の下敷きにしている。
1の文章については14歳の時点で切り貼りにしてもこれを書き上げたことは脅威に値する。
彼の事件に関して言うと、三島の「午後の曳航」との関係性はどうなんだ?
33 :
名無しさん@一周年 :2000/08/27(日) 23:44
というか、私はこれを酒鬼薔薇くんが書いたと信じてないんだけど。
だって、切り貼りにしたって、引用が見事につながってるじゃん。
とても、14歳が書けるものじゃないよ。
よく読んでみなよ。>みんな
34 :
名無しさん@1周年 :2000/08/28(月) 00:30
>33
「魔物」の比喩で全体を統一してるからとりあえず繋がってるように見える
というだけだと思う。
14歳が書けるかどうかは個人差があるから何とも言えないけど、
自意識過剰だということは確かだろうね。それを才能ととるかどうか。
35 :
名無しさん@1周年 :2000/08/28(月) 00:33
だれが評価したって都合の良い意見しか
選択しないって言っただろうが、あほ。
で、いつうちのチャイムを鳴らしてくれるわけ?
36 :
名無しさん@一周年 :2000/08/28(月) 00:36
埴谷雄高のよく使う言葉が多くない?
「死霊」「虚空」「宇宙」「深淵」
死霊は埴谷がドストエフスキーから受け継いだもので、この流れに、高橋和巳がある。
そういう文学での系統からすれば、その系譜にあたるよね。
37 :
名無しさん@1周年 :2000/08/28(月) 00:40
>36
どの本も読んだことない。
ちなみになぎの影響で購入はしても、
メッセージを受け取った覚えはない。
38 :
37 :2000/08/28(月) 00:41
でもなぎ様様は勉強家なので、
私が影響を受けたメディアは見ちゃったんじゃない?
聴いちゃったんじゃない?
どきゅそたまりまくってんじゃない?
精液もさ。
なんのこっちゃ
40 :
名無しさん@一周年 :2000/08/28(月) 01:12
>36
埴谷の「虚空」とか、「闇の中の黒い馬」
これにも、宇宙の果てから宇宙の深淵を覗き込む、っていう表現あるよ。
41 :
名無しさん@1周年 :2000/08/28(月) 01:26
14歳が埴谷なんて読むかね。
てことは埴谷が普遍ってことかな
42 :
名無しさん@一周年 :2000/08/28(月) 01:30
>41
だから、彼の文じゃないって思ってる人が多いんだよ。
43 :
名無しさん@一周年 :2000/08/28(月) 01:39
引用の中にも「」がついてるとこと、ついてないのがあるよね。
「」がついてるのは、引用だっていうメッセージこめられてる。
そういう操作が巧みで、ある種の突出した才能を感じるな。
44 :
名無しさん@1周年 :2000/08/28(月) 01:40
>43
・・・すいません。
相変わらず意味がわかっていません・・・。
45 :
43 :2000/08/28(月) 01:43
>44
私の言っている意味が?
46 :
名無しさん@一周年 :2000/08/28(月) 01:52
>44
この文章は一回読んだくらいでは分からないと思います。
とある大學教授も「まだ読み解けていない。謎は深まるばかり」
と話しているくらいですから。
47 :
名無しさん@一周年 :2000/08/28(月) 01:54
>46
そうかぁーー!?
48 :
1 :2000/08/28(月) 01:57
とりあえず、少し補足いたしましょう。
まず、タイトルの「懲役13年」というのは、
13年の懲役刑を食らうという意味ではなく、自分のこれまでの人生が囚人としての13年だったという意味なのです。
>3の大多数の人たち・・・略)
これってウイリアム・マーチの『悪い種子』の全文ぱくりじゃないの?
それでも、これ知ってることは驚愕だけど。
50 :
名無しさん@1周年 :2000/08/28(月) 02:47
>46
どこの大学の教授だ?
書いてあるまんまじゃないか?
51 :
ixion :2000/08/28(月) 02:50
へぇ…あの映画の原作に、こういう言葉があったんですね。
良ければ教えていただけませんか?>49さん
52 :
『悪い種子』です :2000/08/28(月) 03:27
善良な人達が疑い深いことは稀である。自分にはとてもできないことを、ほかの人がやるなんて想像もできないからだ。
通常、彼らはドラマティックでない解決を正しい解決策として受け入れ、問題の原因などはそのままにしておく。
さらに、まともな人たちはサイコパスを、心のなかと同じように外見も怪物的だと思いがちだが、事実はまったくそれに反している・・・・通常、現実のモンスターたちは、本当にノーマルな彼らの兄弟や姉妹たち以上にノーマルに見えるし、実際、その様に振舞う。
彼らは、徳そのものがもっている内容以上の徳を持っているかのごとく人に思わせてしまう――ちょうど、螻でつくったバラのつぼみやプラスティックでできた桃の方が、実物は不完全な形であったのに、私たちの目にはより完璧に見え、バラのつぼみや桃はこういうふうでなければならないと私たちが思い込んでしまうように。
53 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/08/28(月) 03:33
おお……
見事なまでに似てる……
54 :
ixion :2000/08/28(月) 03:57
なるほど…ありがとうございます>52さん
で、こういう文章(「懲役13年」)読んで思うこと。
俺ら(勝手に一人称^^;)って、そんなに大層な生き方してるか?
魔物やら虚空やら敵やら、そんな過多なイメージに溺れるよりも
毎日何食って金どう稼いで何して遊ぶか…そんなふうに
少ない具体的なイメージを反復させてるんじゃないかなぁ、って。
当たり前のことか。
まぁ真直ぐな筋のある文ですね、「美文」と言う人もいたが。
だからこそかえって何か欠けているように思えるわけで。
うーん… そんなに絶賛するようなものかな。
本を読んでる中学生ならこのくらい書ける子はざらにいると思うけど。
実際、これレベルの文章をいくつか、中学の文芸部誌で見たことがある。
56 :
名無しさん@1周年 :2000/08/28(月) 04:21
>55
うそだろ。
まず、これを「絶賛された文」として、また「ある決定的な行動を
伴った文」として理解することから抜け出せば、何が残るか?
(もちろん、これが先行する言葉たちから「選ばれた」という、
その選択をも「書く」ことに含めた場合です)
明確な主題にそった言葉選び。3行目に現れる「魔物」という言葉
をめぐって全文が展開するが、その「魔」性を強めるために
「無限に暗くそして深い防臭漂う心の独房の中死霊の如く立ちつくし、
虚空を見つめる」
と(まるで黴臭い埴谷雄高のように)連ねる言葉は、マイナスと無限=
永劫を示すようなものばかり。ちゃんと言葉は選ばれている。しかし、
途中で破綻がくる:
「行き詰まりの打開は方策ではなく、心の改革が根本である。」
ここでまず、「おかしいんじゃないか」と思ってしまう。ちょっと
待て、これじゃまるでこれからの経営者向けのアドバイスみたいじゃ
ないか?ただ、3の文があるので、おお、やっぱすごいんじゃないか、
と思っていると、また一発:
「人生において、最大の敵とは、自分自身なのである。」
ええーっ、本当にこれ、言うんですかぁ?と、俳優なら脚本家に詰め
寄ってしまうような文である。「人生において」と言われると、何か
むず痒くなるのが当たり前だろう。そして追い討ち:
「気をつけねばならない。」
はい、気をつけます。と思わず言ってしまうそうなほど、まじめに
書かれてしまうと、ああ、魔物は恐いなぁ、という感想しか浮かばない。
もしこれを「はい、今日書いてみたんだ」と友達や恋人から渡されたら、
これは困った、と思ってしまうだろう。ちょっとこの人はやばいんじゃ
ないか、と。ただ、そんなときは曖昧に笑ってこう言えば良いのだ:
「いや…その…うん、わかるよ。恐いよね、魔物って」
58 :
名無しさん@1周年 :2000/08/28(月) 06:22
>>14 ソーカル事件とは、アラン・ソーカルという学者が「ソーシャル・テキスト」
という科学誌に引用を多用した論文を寄稿し、掲載された後に自らその論文が
でたらめであることを公表したという事件。「『知』の欺瞞」という本が出ているので
読んでみてくだされ。ポストモダンに関心がある人間は必読。
で、8の指摘はまさに、ソーカル事件とダブるわけだ。
59 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/08/28(月) 11:53
>57 言い得てる
>55 そのとおり
この手、好きなら14才だって書けるよ、特別新しいところないってかんじ
現代は、いくらでも「この手」に関する情報あふれてるから。
文章力はあると思うけど、どっかで聞いた言葉ばかりじゃないか
もっと新しい、自分だけの考えを創りだせるくらい、
「普通の生」を続けて欲しかったとは思う。
完全隔離されちゃってるんでしょ、今は。
で、「まとも」な考えになるよう洗脳されてんのかな。よく知らないが。
60 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/08/28(月) 12:51
>ixionさん
文中の「敵」は何を表わすものだと思います?
61 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/08/28(月) 12:58
>中学の文芸部誌
良かったらそれ書き込んでくれませんか?
62 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/08/28(月) 13:09
>57
つまり、「絶賛された文」と、「ある決定的な行動を
伴った文」ということを抜きに考えると、この文章は
真実味、迫真さに欠けるということですね。
フィクションじみてる・・・と。
それなら、柳美里さんも
「精巧に構築されたフィクションだと言いきってもいい」
といってましたね。
私からすれば、実際に「魔物」を住まわせたものにしか書
けないようなインパクトと、それからリズムのある文章だ
と思いますけど。
みなさん、どうなんでしょうか。
63 :
名無しさん@1周年 :2000/08/28(月) 15:10
中学生が書けるかどうかはともかく、こういうタイプの文章は
同人誌レベルでよく見かけるので、インパクトはなかった。
64 :
名無しさん@一周年 :2000/08/28(月) 21:15
あー、この文章ね。
確かに、ニーチェとかダンテ、ウィリアムマーチからの引用があるけど、
彼はニーチェもダンテも読んだことないんだってさ。
彼が、「直観像素質者」だってのは知ってる?
「直観像」というのは、心理学用語なのだけど、
パッと一瞬見た光景や、本のページがまるで目の前に
あるかのように鮮明に見える現象のこと。
空想や、ものを見た直後に知覚できる残像とは異なり、
数時間後や数日後、数年後でさえ、一度見たものが原色で
正確かつ明瞭に再現される。
この像をいつでも思いのままに再現できる能力のある人のことを
「直観像素質者」という。
天才型の人間に多い素質。
で、A少年は、見た映画や本屋で興味のあった本を立ち読みし、
それらの本を見て「頭にすーっと入ったページを覚えていた」
と話している。
65 :
55 :2000/08/28(月) 21:35
>61
私が書いたものではないので…
中学生の作品とはいえ、著作権があるから勝手に書けません。
というか、昔の物なのでどこにいったかわからないんですよ、当時の文芸部誌。
私が見たのも、男子生徒の作品でした。10年前くらいになります。学校新聞の記者をやっている生徒でした。(ちょっと憧れていました。)
これって、59さんの言うとおり、どこかでみたことある文のつぎはぎだから、文章の組み立てに慣れた子なら14歳でも書けると思います。
66 :
名無しさん@1周年 :2000/08/28(月) 21:43
記憶の人 フネス
67 :
名無しさん@一周年 :2000/08/28(月) 21:56
>65
A少年の国語の成績は5段階で、1ですよ。
本もあまり読まないらしいし。
漫画しか読まないんだそうです。
68 :
名無しさん@一周年 :2000/08/28(月) 21:57
>直観像素質
ダリもピカソもレオナルド・ダ・ビンチもこの能力者。
69 :
名無しさん@一周年 :2000/08/28(月) 22:00
>58
その事件では騙されたのかもしれないけど、
この「懲役13年」では、別に騙されてるわけじゃないよ。
本物だもん。
70 :
名無しさん@1周年 :2000/08/29(火) 01:31
うーん、痛ましいよなあ。この作文を読むと、あらためてそう思う。
殺された子供とその子の親も、少年Aも彼の親も、ただただ痛ましい。
やっぱりこの少年、病気だったんだな。で、彼なりに病気と闘っていた。
>しかし、敗北するわけではない。
> 行き詰まりの打開は方策ではなく、心の改革が根本である。
とか、
>「人生において、最大の敵とは、自分自身なのである。」
などの、とってつけたような痛い文は、勿論彼自身も信じていないのだが、
しかし病気と闘おうとする彼の決意表明、スローガンなのだろうな。
彼の「才能」についてなら、俺はこの作文よりもむしろ、犯行声明のほうが
印象に残った。正確な文章は忘れたが、「キャベツを壊します」とか、急に
ですます調にならなかったっけ?あの箇所、あ、こいつ上手いな、と思った。
以前安吾スレッドに書いたけど、酒鬼薔薇って大江の「政治少年死す」とは
ほんとに関係ないんだよね?
>A少年の国語の成績は5段階で、1ですよ。
>本もあまり読まないらしいし。
>漫画しか読まないんだそうです
これ、ちょっと信じられないな。彼は確か、友人に作文を見せたり、
彼なりの方法でSOSを発していたのではなかったか。教師にも、彼は自分の
書いたものを見せていたのだろう。俺が彼の教師なら、「お前、なかなか
いい線いってるぞ。埴谷って作家がいるけど、これ読んでみ」とかいって、
「永久革命者の悲哀」あたりを貸してやったんだが(それよりも精神科に
連れていってやったかもしれない)。
直観像素質者か。なんかうらやましいような能力だけど。認知心理学とかでは
どう扱われているのかな。心理板を覗いてみるか。
彼についてはもう少しよく知りたいとも思うが、興味本位で知りたがるには
余りに痛ましい事件だとも感じる。うーん。
71 :
>70 :2000/08/29(火) 02:52
確かに…
才能うんぬん言う前に、この文の中のSOSを読みとって、
適切な対応をする大人が、彼の周りに一人もいなかった事の方が
大きな問題かもしれませんね。
72 :
名無しさん@1周年 :2000/08/29(火) 04:36
>71
そういう奇麗事はやめよう。もし、本気で思ってるのならば、
あなた自身が身の周りの人の隠れたSOSを読み取れるように精進すべきです。
けど、それは難しいよ?
73 :
名無しさん@1周年 :2000/08/29(火) 09:31
これは、彼自身の遺書のようなものだから、SOSではないと思うし、
これを読んだ誰かが止めようとしても、どうにも止まらなかったと思う。
72さんの言う通り、身の周りの人のSOSを受け取るのは難しいよね。
74 :
名無しさん@1周年 :2000/08/29(火) 09:36
>70
ああ、「一週間に3つの野菜を壊します」
ってやつね。確かに、です、ます調を混合して使う人いるけど、
この場合、意識的な混合という感じで「である調」で表現する
よりは恐怖を上手く煽ってるよね。
75 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/08/29(火) 12:12
>「直観像素質者」という。
> 天才型の人間に多い素質。
へえ、私も似たような能力、20才位までなら持ってたけど、
全然、天才じゃなかったなあ(笑)おかしいなあ(笑)
子供のうちは、持ってる人はいる、という話、聞いてたけど。
脳内の神経が未整理だとおきやすいそうだ。
未整理というのは、現実社会にのっとった反応が整理できてないということらしい。
発想力は高いが、社会適応力は低い、のだ。
確かに、私も社会適応力は低いのだ、でも、そんなの誰も助けてくれないのだ。
そんなもんでしょう、社会一般は、やっぱり。
でも、この辺が変わっていかないと、まだまだ同様な事件がおこることでしょう。
おもしろい世の中になりましたねえ。
76 :
75 :2000/08/29(火) 13:17
>>A少年の国語の成績は5段階で、1ですよ。
>これ、ちょっと信じられないな。
いやいや、ありえることだ。
家庭科の試験が作文だったことがあったけど、
「懲役13年」的家族論(?、あまり一般社会的じゃない考えね。
私にとっては、非常に人間的なモノになったと思った)
書いたら「1」くれたよ。
生まれて初めて「1」もらった。
文章力や思考力じゃなくて、
ただ単に、先生にとっては内容が受け入れられなかったのでしょう。
学校って、そんなとこです。
それなのに
>これ、ちょっと信じられないな。
などという、学校の評価を「信じてる」ような書き方する人がいるのが現実。
彼も「1」もらったとき、私が感じたような気持ちになったのかなあ。
77 :
名無しさん@1周年 :2000/08/29(火) 13:40
>76
確かに、学校の成績なんてそんな相対的な評価かもしれないけど、
私が信じられないのは、成績が1ということより、
漫画しか読まない、というところ。
いろんな本を読んで教養や知識、知恵を蓄える事もなかった人間が
こんな文章を書けるかなぁ。
しかも、14歳で。
78 :
75.76 :2000/08/29(火) 16:22
>77
私が感じたのは、相対的というのとはまったく、ぜんぜん、反対なくらい別だけど
まあ、いいや、どうでも。
>いろんな本を読んで教養や知識、知恵を蓄え た人間ほど、わからないコト
もある。知識、教養、知恵は関係ない、邪魔なコトもある。
知識・・・・が必要な文章じゃないと思う、というか知識では
書けない文章でしょう?と思うがなあ。知識なんかきっかけだよ、
きっかけ。そのきっかけを自分の中にどう引きずり込むか、でしかない。
だから膨大な量なんて必要ない、ほんの数行、知ってれば書けるよ。
自分の好みの「この手」をね。
漫画じゃ、教養を得られないというのも根強い社会意識だよ。
なんか学校の「1」とおんなじだなあ、不毛感・・・
79 :
78 :2000/08/29(火) 16:31
引用の羅列のくせに、人に「おっ」って思わせるところがあるのは
それぞれの言葉がちゃんと自分の中に引き込まれて、消化されてるから
じゃないかな。
でも、「自分の言葉」をつくりだせる程の、教養?才能?はなかったってことかな。
80 :
名無しさん@1周年 :2000/08/30(水) 02:50
三島も小学校の頃の国語の成績は悪かった。
81 :
名無しさん@1周年 :2000/08/30(水) 10:24
今、全部レス読み返したら、
「37、38,44,51」は、2チャン名物スレッド迷子みたいだ。
最近多いよね?迷子。気のせいかなあ。
82 :
名無しさん@一周年 :2000/08/31(木) 00:28
初めて、この作文を読みました。
読んだ後の率直な私の感想を述べたいと思います。
とにかく、「衝撃」この一言に尽きます。
「天才的な少年が書いたものだ」という説明にも謎が残るような衝撃でした。
私は正直このスレで、「14歳にも書ける」と言っている人たちが
信じられません。文学板の住人はなんと頭のいい人たちなのでしょうか。
はっきり言って、私はこの作文が読み解けません。
何度読んでも難しいだけです。
ここで、「14歳にも書ける」とおっしゃっている方は
全てを理解した上で、「稚拙」だとおっしゃっているようですので、
その才能に愕然とします。
自分はこんなに、頭が悪かったのかと今密かにショックを受けています。
>どこかでみたことある文のつぎはぎだから、文章の組み立てに慣れた子なら14歳でも書けると思います。
文章をつぎはぎして、再構成する国語的能力と、文章を理解してさらにそれを自分のものとして表現できる能力とは、全く別物であると考えます。
その引用の文章がニーチェや、ウィリアムマーチ、ダンテであるのなら、尚更です。
私には、正直いって、3の部分の引用の意味がわかりません。
当然、意味が分からなければ引用などできっこないのです。
ましてや、14歳の少年にニーチェが理解出来るでしょうか。
ここで「14歳にも書ける」とおっしゃっている方は当然、自分が14歳の時もニーチェや、ダンテの文章を理解して完全に自分のものとして使いこなせていたんでしょうね。
私は憶測でものを言えない人間ですから。
反論があるなら、お願いします。
(何か皮肉っぽい言い方になってしまいましたが、気に障ったらごめんなさい)
83 :
名無しさん@1周年 :2000/08/31(木) 00:41
>82
いや俺はあんたの言うとおりだと思うよ。
「こんなの14歳なら書ける」って書き込んでるヤツラは
自らの才能の無さを認めたくないだけだよ。
ほとんどが酒鬼薔薇の能力に対して屈折した思いがあるんだ…
落ち着け。ニーチェやダンテを読んだことがなくても、
頭が良くなくても当然書けるだろうよ。根拠?
一言でいえば、書こうと思ったから書けたんだろうよ。
俺に書けるかって?こういう青臭い文章は、
今の俺には恥ずかしくて書けない。
こういうハッタリの効いた文章は俺も14歳ぐらいの頃
授業中、教科書に落書きしてた。
85 :
名無しさん@一周年 :2000/08/31(木) 00:43
>82
あのー・・・。反論といえるかどうか、なのですが。
年に何冊くらい本を読まれます?
本好きなら、「1日1冊」の剛の者も少なからず
ここに出没していると思うのですが。
(かくいう私も300冊は軽いです)
それに、真贋や善し悪しは主として直感で見分けるものです、
「あれは品質がいい」とか「これはデザインが優れている」
とかいいますけど、特別な素養は要らないですよね?
ツギハギはやっぱり「ツギハギ」にしか見えませんし、
ニーチェやダンテがわかんなくても「おっ、何か凄い!」
くらいのことは分かるもんだと思います。
あれくらい、書けると思いますよ、多分。
3の部分は、ラスト3行を自分に引きつけて敷衍してるだけで、
ラスト3行は引用です。
要は「見た目にいかにもなモノは、実は本物ではない」
ってことで、やっぱ前半は稚拙な作文です。
86 :
なんだかなあ :2000/08/31(木) 01:07
殆どの人がおっしゃってる通り、僕も
中学生くらいのとき、こういうようなこと書いてたよ。
はずかしーーーーーーっ。
生きてりゃなんとなく勘付くことを偉そうに語ってるだけ。
誰でも通るんじゃないの?こういう道って・・。
87 :
名無しさん@1周年 :2000/08/31(木) 01:30
引用って言うか、孫引きだと思うよ。
単純に、ハッタリのきいた語彙が「中二だな〜」って思う。
88 :
年間40冊程度 :2000/08/31(木) 04:16
深淵をのぞき込むとき、 その深淵もこちらを見つめているのである。
ちょうど、蝋で作ったバラのつぼみや、プラスチックで出来た桃の方が、実物は不完全な形であったのに、
俺たちの目にはより完璧に見え、バラのつぼみや挑はこういう風でなければならないと俺たちが思いこんでしまように。
どっちとも自分で書いた文章なら14にしてはやるなって思うんだけど、
他の文はちょっとなぁ。鬼神のごとき(プッ)「絶対零度の狂気」なんていわれても。
89 :
名無しさん@1周年 :2000/08/31(木) 04:23
いいところは大抵引用でしょ
90 :
82 :2000/08/31(木) 22:52
>84
>ニーチェやダンテを読んだことがなくても、
頭が良くなくても当然書けるだろうよ。
天才的文才だ、と大騒ぎしていた私はもうあなたにとってみれば頭が悪いなんてもんじゃないんでしょうね。
私から見れば、あなたは天才です。というか、未知の領域の人間です。
>85
最近はあまり読んでいません。いつも出かける前に、新聞の新刊情報などを見て、帰りに本屋さんで立ち読みするくらいです。
ほとんど流し読みなので、最近まともに読んだ本というのはありません。
>それに、真贋や善し悪しは主として直感で見分けるものです、
「あれは品質がいい」とか「これはデザインが優れている」
とかいいますけど、特別な素養は要らないですよね?
もちろんです。私の中で、文学とは学問である前に、芸術だと思っておりますので。
私はこの作文を、読んで直感的に、「スゴイ」と感じたのです。
>87,89
私は、「引用すること自体が凄い」と言っているのですが。
論点がズレているように思います。
91 :
>4 :2000/09/01(金) 11:06
最初に「安部 英の作」の文だと言ってたやつは何なんだい?
92 :
名無しさん@1周年 :2000/09/01(金) 20:53
なにこのクソつまんねぇ詩?
ばかじゃねぇの
93 :
名無しさん@1周年 :2000/09/01(金) 21:26
意見を言うときは理由もつけましょう
思いこみの押しつけは妄想くんと一緒です
94 :
名無しさん@1周年 :2000/09/01(金) 21:37
>90
でも引用できる程度のすごさであんなに騒ぐことでもないと思う。
「魔物」=思春期男の抑圧された性欲
と考えましたが、どうですかね。
96 :
名無しさん@一周年 :2000/09/03(日) 12:17
>妄想くん
少年本人の説明によると、
「魔物とは『殺したいという意思を持った欲望』のこと」
らしいです。
97 :
名無しさん@1周年 :2000/09/03(日) 14:20
96さんの説明をふまえて読むと、この文は「己の中の魔物との葛藤」よりも
「魔物に操られている自分への陶酔」の方が強く感じられて、暗澹たる
気持ちになります。辛いなぁ。
98 :
名無しさん@1周年 :2000/09/03(日) 20:45
ニーチェを読み解いてるっていうけど、ほんとのニーチェの言いたかったこと
なんてのは誰も分からないだろう。本人以外。俺も中学くらいはニーチェとか
読んだことあるよ、結構、負の作家として有名じゃない。たぶん昔の人とかだったら
読んでて当たり前なんだろうけどね。んで詩を見た感想、あまりにも虚飾語が多すぎ、
だから詩として、韻が悪くなる、率直に言うと、中学生以下の文、あの犯行という背景
がなければ同人詩扱いだね。誉めてる作家ってどの人も共通性があるでしょ、二流っていう
99 :
名無しさん@1周年 :2000/09/03(日) 22:00
この詩自体の作品としての評価と、「猟奇殺人者の書いた詩」っていう社会学的な関心の部分を
分けて考えないと駄目だよね。
14歳だから、っていうのもそう。「こういうことを書く14歳がいる」っていう面での興味なら分かる。
だって30代の文学オタクが書いたって誰も評価しないでしょ?
>96さん
なるほど、そうなんですか。
でも、本当のことは恥ずかしくて言えなかったのかも
101 :
空耳 :2000/09/03(日) 22:52
ちょっと早熟の人だったら書けないでもなさそうだけど、
とりあえず私の通っていた学校の作文集に
このレベルの人はいなかった。
(私も含め)
絶賛はどうかと思うけど、ちょっとすごいかもしれない。
でもすごいということ以上に痛々しい。
102 :
名無しさん@一周年 :2000/09/03(日) 23:42
>99
そうですね。
「猟奇殺人者の書いた詩」ということを考えると、評価する気は起こりません。
というか、気持ち悪いという気持ちばかりが先行してしまって、じっくり鑑賞するまでに至らないんだと思います。
103 :
名無しさん@1周年 :2000/09/04(月) 00:59
>102さん
99さんが云っているのは全く反対のことだと思うんだけど。
104 :
名無しさん@1周年 :2000/09/04(月) 02:07
> ixion なるほど、美文という言葉が合いますね。
>82 えっ・・・、あなた読解力低くないですか・・?
文章としてリズムや統一感はあり、なかなか綺麗な文だとは思います。
内容的には多くの人が一度は通る道をうまく文にとらえていると思います。
ただ、格言や箴言じみた言い回しがあるのはいただけませんが。
それから主観に基づく肉声というよりは、どこか誇張された、詩的な要素を意識して書かれた感じが
ありますね。
俺がもっぱら興味があるのは、これを書いたのがこの現代社会に生きる14歳であるということのみです。
105 :
名無しさん@1周年 :2000/09/04(月) 02:12
2ch文学板らしさがよくでてるスレだよ。
106 :
我輩は名無しさん :2000/09/04(月) 19:48
私は予備校で小作文の通信添削をしてまして、高校生の作文を何百通も見ましたけど
かなり良い出来だと思います。これくらいのレベルの文は、5・6回しか見たことがあ
りません。私なら無条件でAをあげます。もっとも、あくまでも中高生の書いた文章、
ということを前提にしてですが。
それにしても、この子が本を読まない子だったというのは信じ難いです。
そもそも本を読まない子に引用などできる筈はありません。
まあしかし、この話題は文学板ではなく、教育や心理板がふさわしいでしょう。
107 :
「独断」「偏見」「没理論」男 :2000/09/05(火) 21:08
俺は文学に限らず作品をツボかツボでないかで判断、評価する人間だ。
つまり、好き嫌いで選ぶということだ。
で、この文章は「ツボ」だ。
この文章を読んでいると、何とかしてあげたくなるくらい悲しい気持ちになってくる。
今、俺の横にいるダチにもこの文を読ませてみた。
すると、彼はしばらく黙り込んでから、「すごい・・・」と一言つぶやいた。
今また何度も読み返してはすごい、怖い、かわいそうなどとのたまっている。
お陰で打ちにくいったらありゃしない。
まあそれはともかくとして今俺が思うのは、当時酒鬼薔薇にあれだけ多くの人たちが共感したのは犯行声明あってのことではなかったか。いやそうであった。
彼特有の表現力が、職者をはじめとした多くの人の目を引き、彼自信が犯した罪にフィルターをかけるのに貢献した。
それにしても酒鬼薔薇には表現力があったから良かったのだ。
自身の犯行そのものはおろか、その動機まで満足に説明の出来ない犯罪者たちは
「無知の涙」とか、「夢の中」とか、「涙の谷」とかいう言葉でなんとか表現しようとするのだが、やはり俺からすれば酒鬼薔薇の足元にも及ばない。
これもやはり嗜好、主観の問題なのだろうが。
俺はむしろ、こうした他に埋もれながらも、なんとか這い上がって言葉にならない叫びをアゲている犯罪者たちに同情してしまう。というのは冗談だ。そういう奴らはツボでもなんでもない! ハハハハハ!!
結局は、ツボかツボでないかだ。
さあ!!お前らも言っちまえ!!単に酒鬼薔薇がキライなんだ!!と。
楽になるぞ!!アハハハハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!
失礼した。もう二度と来ないので許してくれ。でしゃばってみたかっただけなんだ。
108 :
1 :2000/09/05(火) 21:17
>我輩は名無しさん
教育版、心理版にも立ててみましょうかねえ。
…つまり、君はサカキバラが好きなんだね?
そういう君が、今、何歳なのかが少し気になる…
110 :
吾輩は名無しである :2000/09/05(火) 23:18
コピペしていいかな?
このスレの主旨とは外れるけど
ある種のカリスマ性を持つ犯罪者が、妙に持ち上げられちゃう雰囲気って厭だな。
アメリカではチャーリー・マンソンの「信者」とかいるけどさ…。
すごい文章が書けても書けなくても、
彼は年少の子供を殺した、頭がビョーキな中学生。
それ以上でも以下でもない。強いていえば、ビョーキであることを本人も
周りも認識できなかったのが可哀想。それだけ。
意味がはっきりしない。それが詩だとは思わない。
それに、たいしておもしろくもない。それが詩だとは思わない。
行動(犯罪)とセットにして騒いでるだけだと思う。
>111@`112 理解,評価,忠告
誰かを煽ってんの?意味不明。
思考停止の極北に着いちゃったね。寒すぎる。
上記のこと人に言うのは止めた方がいいよ、馬鹿に見られるから。
>>109 いや、酒鬼薔薇が好きというよりはこの文章がツボなんだがな。
だがして、まあキライな奴の文章を評価するなんて不可能だし・・・
当初から嫌いではなかったってことだろうな。
>コピペしていいかな?
ダメっつったってするだろ。ってかコレ俺に言ってんのか?
二度と来ないなんて言っときながら、実はロムってて、どうにも発言したくなって衝動のままに書き込んでしまった。なんて・・・言えやしないよ。
115 :
名無しさん@一周年 :2000/09/06(水) 23:21
>>70 >教師にも、彼は自分の
書いたものを見せていたのだろう。
彼は、学校では全く稚拙な作文を書いていました。「懲役13年」は中学3年の4月に書かれた文章でしたが、以下掲載する作文も中3(1997年)、4月に書かれたものです。全文掲載します。
「三年生になって」
三年生になり、二年の時とはちがうところが数多くありました。テストの数もふえ、勉強もむずかしくなるんだと思います。二年の時はあまりライフを書くことがなかったのですが、三年になるとほとんど毎日書かなければならないようです。このクラスはほとんど話したことのある人ばかりですが、中には話したことがない人も少なくありません。自分から話しかけ、はやくうちとけていきたいと思います。昨日三年になりはじめての日番をしました。日番朝集にも間に合い、その他の仕事もきちんとできました。一年の時は忘れ物が多かったのですが、二年になりかなりへりました。だから今年も忘れ物をしないように努力していきたいと思います。それに、これまではそうじをダラダラやっていましたが、最近テキパキとできるようになってきました。今年は、一度も授業を受けたことがない先生も何人かいましたが、早くなれていきたいと思います。何事にも努力をし、充実した一年間をすごしていきたいと思います。
116 :
115 :2000/09/06(水) 23:23
こんな作文を見ていると、本当に免罪ではないかと疑ってしまいます。母親も
「あの子には書けません。あの子は国語はダメなんです。文章を書けないんです」
と言っています。
ですが、アリバイ工作のためにわざと稚拙な作文を書いたということも考えられます。
117 :
吾輩は名無しである :2000/09/07(木) 04:47
>115
まじ〜?これ、落差ありすぎ。多重人格かな。これはやっぱり心理板向きの話だ。
118 :
115 :2000/09/07(木) 07:46
>>117 だから、アリバイ工作じゃないの〜〜〜?
119 :
名無しさん@一周年 :2000/09/08(金) 23:59
>ビョーキであることを本人も
周りも認識できなかったのが可哀想。
この文章読んで分からなかった?彼は、病気も悪も自覚してるよ。
だからみんな痛々しいって言ってんじゃん。何読んでるの?
120 :
名無しさん@一周年 :2000/09/14(木) 01:26
>>115 国語が"1"ってこういうことかあ(笑)
121 :
吾輩は名無しである :2000/10/05(木) 04:07
ふーん
122 :
吾輩は名無しである :2000/10/05(木) 18:21
不思議なやつだなぁ。
精神鑑定では正常だったらしいけど。
123 :
>115 :2000/10/05(木) 20:22
文章が上手な子が、あえてヘタな子の作文を真似ている感じ。
稚拙な文体のわりに、稚拙な文章らしい破綻が
ほとんど無いのが恐ろしい。
懲役13年より、これ読んで怖くなった。
アリバイ工作ではないと思う。
彼はこうやって社会と折り合いをつけてきたのでは。
124 :
吾輩は名無しである :2000/10/05(木) 21:27
あれ?
彼は確か、小学5年生の時に「我が闘争」を読んだりしてたと、
なんかに書いてあったような気がしたんですが、彼はマンガしか
読まなかったのですか?
125 :
>123 :2000/10/06(金) 02:29
深読みしすぎではないでしょうか。
こうやってみんなで少しずつイメージを
膨らませていって最後には神話の出来上がり?
違う遺跡にあった異なる動物の骨をつなぎ合わせては
ある新種の類人猿の完璧な骨組がみつかったとして
世界中を欺瞞に満ちた高揚へと導いた人類学者がいた。
この文章も、この人類学者のような人間によって無理矢理に
少年とつなぎ合わされて人々を欺くために全く異なる遺跡
から掘り出されたものなのではないだろうか。
126 :
吾輩は名無しである :2000/10/06(金) 04:55
この作文が14歳の中学生が書いたものでないとして、
じゃ、第二のソーカル事件を狙った奴は
誰なんだ?
127 :
吾輩は名無しである :2000/10/06(金) 15:07
何の話よ。
128 :
>125 :2000/10/06(金) 15:59
ここは犯罪者の文章を深読みして面白がるスレッドであり、
自分の書いた文章にうっとりするスレッドではありません。
129 :
吾輩は名無しである :2000/10/06(金) 17:45
あの詩を読んで感じたこと。
後悔、憎しみ、絶望、空虚
でも、這い上がろうとしていると思えたのは、私だけだろうか?
130 :
東京、不登校、15歳。 :2000/10/08(日) 03:29
犯行声明を、最初テレビ聞いたとき、
「透明な存在」を、「当面の存在」って聞き間違えて、
結構あとまで気付かなかった(・・・告白)。
書いてあることは面白くなくもないけど、
酒鬼薔薇っていう先入観があるからなぁ。
個人的にはどうでもいい。
なんか痛々しさすら凍ってる。
131 :
吾輩は名無しである :
懲役13年、って裁決を下したのは誰なんでしょうかねぇ。