文体模写 スレッド 2

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802山崎渉:03/04/19 23:39
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)
803吾輩は名無しである:03/04/22 05:02
>800 林檎なら前スレッドに在るよ。
>1のリンクは死んで居る為、下記からだふぞ。
http://mentai.2ch.net/book/kako/963/963421916.html
804安岡章太郎:03/04/22 05:20
僕は毒虫になった。
わき腹や背中がチクチクするが、慣れればどうってことはない。
僕はウマいと思った。
これで今日は学校をさぼれると思ったからだ。
じっさい、母が狼狽している様子を眺めるのはいい気味だ。
「おやすみなさい」
僕はふとんにもぐりこんだ。
805吾輩は名無しである:03/04/22 05:23
806吾輩は名無しである:03/04/23 23:07
ざむざ はめがさめた !
ざむざ はどくむしになっていた !

ざむざ のこうげき !
せなかがまるくておきあがれない !

ちちおやのこうげき !
ちちおやはりんごをなげつけた !

ざむざ はしんでしまった …
807工藤:03/04/26 00:19
ところで、今朝寝床から起きたら身体の様子が変なのです。
まず、身体を起こそうとどんなに努力してみても動かない。
そう、どうしたことか寝ているうちに毒虫になってしまって
いたのです。なんとも文学的ではありませんか?
背中にシーツの感触がない、触れているのに触れていないような
もどかしい感触を感じるに至り、僕はついに毒虫へと変貌を
遂げてしまったことへの確信を持つに至りました。
世間に背を向けて頑なに自分の意志を堅持し続けて生きてきたことも
要因の一つかもしれません。
808美香:03/04/26 00:27
>>808
けっこううなされることあるね。特に発情してるときとか。w)
今朝も金縛りでした。アルコール最近ひかえてるんだけどな。

>>808
私が毒虫だと書いたのは今朝の時点ですよ。いまだに
毒虫であるとは限らないでしょう?

>>808
つまんない煽りだね。
私のまるくふくらんだ、褐色の、弓形の固い節で分け目を入れられた
腹部は君のどす黒い腹よりもましだと思うけどね(w

ほんとに忙しいんで落ちるね〜。
809ファーザー:03/04/28 20:50
爆裂ザムザ OP テーマ

「触覚少女・萌ぇ」

迫る官憲地獄の軍団
ナオンを狙う黒い影
世界の平和を守るタメゴロー
ゴー、ゴー、五号発進!
到着まであと何分何秒だ?
「パーカー、やって頂戴」
「はいお嬢様」
クチクラアタックそりゃーっ!
マルピーギ管クラッシュとりゃーっ!
赤色灯が街を染める
「そこのお嬢ちゃん、
わしの触覚を試してみないかね」
フェロモンはナオンの特許
だけど汁が出ちゃう。毒虫だもん
体液も毒針も硬い甲羅と体節で
大空に遠く叫びたい
「へんっしんっ。とうっ!」
交尾器の使い方がわからない
810809:03/04/28 21:16
しまった、5号は発進しない。
ま、いいか。ファーザーだし。
アキレスと亀が、ある日、散歩の途中で出くわす。

亀 いい日だな、アキ公。
アキレス まったくだ。
亀 いいところで会ったよ。
アキレス 嬉しいことを言ってくれるね。
亀 そうかい。どうだい、ピルスナービールを一杯飲まないか?
アキレス きみも俗物だなあ。この地域では、チェコびいきはそうとうに趣味が劣るん
だぜ。そう思わないかい?
亀 同調しかねるな、この場合は。チェコといえば、カフカは素晴らしい作家だね。
アキレス ありゃ僕の友達だよ。あいつはしょっちゅう愚かな真似をするからな。

(突然、毒虫がどこからともなく現れ、興奮しながらやってくる)
毒虫 やあ、やあ!どうしてるね?元気かい?見えるだろう、この固い甲殻、
弓形の固い節で分け目を入れられた褐色の腹。目が覚めたら虫になってたんだよ。
ふん!こんないい日だってのに。這うだけで過負荷がかかるんだよ。でも、むざむざ
死にたくないね。おっとっとっ!そろそろ行かなくちゃな。なんせこんないい日和だ。
グレゴールの人生をたたえて歌ってぐれごーる!
(現れたときと同じように突然姿をくらます)

亀 ありゃ僕の友達だよ。あいつはしょっちゅう愚かな真似をするからな。
アキレス 同調しかねるな、この場合は。カフカと言えば、チェコの作家は素晴らしいね。
亀 きみも俗物だなあ。この地域では、チェコびいきはそうとうに趣味が劣るんだぜ。
そう思わないかい?
アキレス そうかい。どうだい、ピルスナービールを一杯飲まないか?
亀 嬉しいことを言ってくれるね。
アキレス いいところで会ったよ。
亀 まったくだ。
アキレス いい日だな、亀公。
812吾輩は名無しである:03/05/02 02:02
>>811
見事
813稲垣足穂:03/05/07 22:49

ある晩 グレゴール・ザムザがブリキの月から真っ逆さまに落ちる夢から目覚めると
大きな毒虫になっていた
窓の外にはお月様が出ていた 彼は
固いシエルの背中を下にして ちょっとばかり頭をもたげた すると
まるくふくらんだ 褐色の 弓形の固い節で分け目を入れられた
ハイカラアな腹部が見えた
814いかいか ◆YffIGX9Bno :03/05/07 23:07
毒虫になっていく。これが進化なのか退化なのかは
なってみなければわからないが、ひとついえるのが
私が完全に毒虫になりきるには、一握りのコショウと
微量の日光が必要なのである。
しかし、これがどうも手に入らない。
店を何件か回ってみても、あるには塩だけで、日光は重い
どす黒い雲に覆われてやがる。

どうしたものか。
815吾輩は名無しである:03/05/08 11:08
私はザムザが嫌いです
ザムザは大きな毒虫で
固い甲殻におおわれた背中と
節のはいったふくらんだ褐色のおなかをしている
私はそんなザムザが嫌いです

努力のそぶりも見せない
忍耐のかけらもない
人生の深みも渋みもなにも持っていない
そのくせ下から見上げるようなあの態度
火事の時は足手まとい
離婚の時は悩みの種
いつも一家の問題児
そんなお荷物みたいな
そんな宅急便みたいな
そんなザムザが嫌いだ
816吾輩は名無しである:03/05/08 11:25
>815 つぎは咲坂さんでお願い(゚д゚)
817吾輩は名無しである:03/05/15 13:03
ザムザ「どうも背中に甲殻のようなものが……」
店員「かさぶたですね。オロナイン、フェミニーナ、
  とまあ、どれをお使いになっても似たようなモノですが」
ザムザ「お腹に変な節まで出来ているんですが……」
店員「痒み止めでしたらレスタミン、ウナコーワ、
  とまあ、どれをお使いになっても似たようなモノですが」
ザムザ「家族に白眼視されているようなんですが……」
店員「コデイン、モルヒネ、ヘロイン、
  とまあ、どれをお使いになっても似たようなモノですが」
ザムザ「どうも毒虫になったような気がして……」
店員「スピード、速いやつ、S、シャブ、
  とまあ、どれをお使いになっても似たようなモノですが」

818山藤章二:03/05/20 16:07
 変身とは批評です。
 変身する人というのは、ほぼ例外なく無口です。無口で社交下手、そういう性格と変身の才能は、
どこかで根っこがくっついているような気がするんです。
 つまり批評家の目。これは僕の感覚だけど、人生を華やかに送って、不平不満のない人には、批評
とか諷刺の才能はあまりないんじゃないかな。人生の中で鬱屈を抱えながら過ごす、そういうものが
どこかに溜まっていって、エネルギー源になっているのではないか。
 うちの塾生にグレゴール・ザムザという人がいますが、彼の場合はある朝突然に大きな毒虫に変身
してしまいました。僕は「毒虫派」と名づけたんですが、人間ぐらいの大きさで、固い甲殻におおわ
れた背中と弓形の固い節で分けられた褐色の腹をした毒虫という過激な姿なんです。
 ザムザは元々プラハで服地の販売人をしていました。詳しくは知りませんが、物を売るためには、
下げたくもない頭を下げなければいけないこともあったと思います。その鬱屈エネルギーが爆発した
んじゃないかと思う。ちょっと見る者をして慄然とさせる変身です。
819楽天市場:03/05/25 03:24
ひとつ私も、毒虫になってみようかな
         ̄ ̄
820ニュー速他でお馴染み千葉のJOYさん(笑):03/05/25 03:46

2003年05月18日(日) 毒虫な家系!?

そのうち子供たちが食事に飽きはじめ、店内をちょろちょろ走り回って遊んでいて
私たちも帰ろうか…と荷物をまとめ始めたとき、舞衣が
「さっき親の姿が毒虫って言ってた」というので
ザムザと目くばせをして「誰が?」と聞くと「お店の人」とのこと。
舞衣の手を引っ張り、ホールに出て「どの人だった?」と聞くと
「ほくろのある人だけどよく覚えてない」と言いました。
「はっきり言いなさい!」と言うと泣きそうになりながら
一人の若い男の子を指差しました。その人のところへ行って
「お前、うちのザムザを見て褐色の弓形の固い節で分け目を入れられた
腹部とか言ったんだって?」と言うと
「いえ、言ってません」というので舞衣に
「こいつなんでしょ?」と聞くと目をこすりながら
「わかんない」と、怒られたときのようにしゅんとしてしまいました。
弟たちも奥の部屋から出て来て、「どうした?」と言うので説明すると
「なにぃ?」と飛んできて「従業員全員並べろ!!」と大騒ぎ。
もう一度舞衣のそばに行き「お店のためにもきちんと言わないといけないから
この中の誰が言ったのかちゃんと言いなさい」と説得したらやはりその人だと言いました。
頭をなでながら「先に出ていなさい」と外に出し、そいつの胸ぐらをつかんで
「やっぱりテメーが言ったんじゃねーか!!」と言うと「すいません!!」と蚊の鳴きそうな声を出していました。
殴ろうと思ったら弟が横からやってきてボカッ!バコッ!!
少しするとヒデも出てきてまたもやバキッ!ボカッ!バコッ!!
「アタシらが固い甲羅の毒虫だよ!!」と言うと「すいません、すいません!!」と
泣きそうな顔で謝り、ガタガタ震えていました。
殴るザムザの手を止めようとする店長の手を押さえ、「店のためだよ」とワタシが言うと
すんなり手を引っ込めたということは殴られても仕方がないなと店長も思ったのでしょう。
ザムザは店長にも「お前んところは従業員にこういうことを平気で言うような教育を
しているのか!」と怒鳴りまくり。かなり変身してしまいました。

821山崎渉:03/05/28 08:59
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉
822t-akiyama:03/06/12 14:14
携帯ゲーム機"プレイステーションポータブル(PSP)

 このPSPは、新規格UMD(ユニバーサルメディアディスク)というディスクを利用しており、そのサイズは直径6cmととても小さい(CDの半分程度)。 容量は1.8GBとなっている。
画面は4.5インチのTFT液晶で、480px x 272px(16:9)。MPEG4の再生やポリゴンも表示可能。外部端子として、USB2.0とメモリースティックコネクタが用意されているという。

この際、スク・エニもGBAからPSPに乗り換えたらどうでしょう。スク・エニの場合、PSPの方が実力を出しやすいような気がするんですが。
任天堂が携帯ゲーム機で圧倒的なシェアをもってるなら、スク・エニがそれを崩してみるのもおもしろいですし。かつて、PS人気の引き金となったFF7のように。
823吾輩は名無しである:03/06/12 16:23
age
街のネオン、とんかつ屋の看板

A,B,C(中村伸郎、佐分利信、田中春夫)座敷に三人差し向かい

A「時に聞いたかい、あの話」
B「なんだい、なんの話だい」
A「虫だよ、凄いんだってさあ」
C「凄いって、何がさ」
A「脚だよ、生えてんだよ、こう、ざわざわって」
B「よせやい、そんなに生えるわけないじゃないか」
A「いやあ、生えるんだな。ほんとなんだ」
C「君見たのかい、それ」
A「いやあ、見てはないんだけどね」
B「そらみろ、怪しいもんだ」
A「いやあ、ホントさあ。ほんとなんだ」
C「おいねえさんビール!」
B「で、どうしたんだい」
A「なにがさ」
B「虫だよ。やっぱりこう、腹なんかふくらんでるのかい」
A「そりゃそうさ、虫だもの」
C「へえ、そんなもんですかねえ、と」
A「そうさ、そんなもんさ」

裏路地の明かり
825吾輩は名無しである:03/06/22 13:30
誰かエガちゃんでやっつくれ!
826おかゆまさき:03/06/25 02:43

 ある朝、グレゴール・ザムザがなにか奇妙な夢から目を覚ますと、
寝床の中で自分の毒虫が巨大に固くなっているのを発見しました。
「大丈夫だよ、グレゴール・ザムザ。それは病気じゃない」

(電撃hp23号掲載「撲殺天使ドクロちゃん 恋のキューピッド大作戦だよ!ドクロちゃん」より引用)
827山崎 渉:03/07/15 09:18

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
828中島らも(談話):03/07/26 16:54
あのう。       僕らね。 朝。


起きたら、虫に。なっ。    てしもて、こらアカン、て思うでしょ。

虫は、困るて。  それはね。

あの、虫て。 どんな虫か。      知らんのですけど。

虫ですよね。  アルカロイロ 出てる虫やったらね。

よかったんですけど。



こないだ、六甲の山でね。      くるまが。  動かんようになってしもて。

それ見てたら。動かんでもええんちゃうかて。   思たんですわ。


もぅ、ええんちゃうかな。   とね。    思たんですけど。


なんやかんや言うて。  キッチュが動かしたんですけど。助かった。 思たんですけど。

あれ、動けへんかったらね。


もう、虫ちゃうか。       思うんですよ。
829吾輩は名無しである:03/07/31 22:25
♪ある日、兄の部屋、どくむしと、出会った
 せまい兄の部屋、どくむしと出会った
830吾輩は名無しである:03/08/01 12:49
>828
牛しゃべりの感じが良く出ている。
「キッチュ」は「わかぎえふ」でもいいんじゃないかな。
831山崎 渉:03/08/01 23:57
(^^)
832殿山泰司:03/08/06 01:06
10時きっかりにTBS。山本圭主演の『変身』。
新藤監督の映画だとしょっちゅう顔を合わすんだが、
ビテレではこうなってみると意外に少ないね。俺の役は圭の親爺で、
こいつがまたひどいんだ。息子が毒虫に変身してるんで邪険に扱うの
ってなんの。
で俺の娘、つまり圭の妹ってのが和泉雅子なんだよ。俺として
ああいう優等生は苦手だね。気が強いのなんの、え、リンゴを
命中させて兄貴を殺しちゃうんだぜ。仮にも兄貴だろ。いくら足が
生えてるってもこいつは考えものだぜ、諸兄姉よ。どうせシヌんなら、
俺としては宮下順子の手にかかりてえなあヒヒヒ!!
 あれよあれよっていう具合に進み、これだからTVは楽。で、「はい、
タイちゃん、ごくろうさま」ってんで。昼にはロケの弁当を食って、
日テレへ。しかしなんだね、俺は撮影の合間に『城』を読んでいたんだが、
こういうのは俺の好みじゃないな。75点。
833吾輩は名無しである:03/08/06 11:15
こんなスレッドがあったとは!
はじめて知ったヨ!
もう、誰かもっと早くageといて!
ウチが気付かなかっただけかナ…
834ハスミ総長:03/08/06 11:19
夢のからの覚醒によって説話論的開始が行われたとことさらここで述べてみ
るのが問題というわけでは勿論なく、また覚醒によって毒虫への変身という
表層的な風景が「事件」となったということでも勿論ないのであって、では
どこに事件の唐突さがあるかといえば、むしろ何の唐突さもなく物語が開始
されてしまっていることに気付かざるを得ないことが問題であるわけだが、
かといってそうした事件性なき事件という逆説的表現をあえてここで言って
のけることもまた凡庸な物語の「風景」の中に配置されてしまうのであり、
そうした言説自体がとりたてて事件となるわけのものでもあるまい。
(なんのこっちゃ・・・既出だったらスマソ)
835吾輩は名無しである:03/08/06 13:11
>834
ワラタ!
836名無し@4年目:03/08/06 16:27
(1が原文出してなかったのでここに出しとくネ)
ある朝、グレゴール・ザムザが不安な夢からふと覚めてみると、
ベッドの中で自分の姿が一匹の、とてつもなく大きな毒虫に
変わってしまっているのに気がついた。固い甲殻の背中を下に
して、仰向けになっていて、ちょっとばかり頭をもたげると、
まるくふくらんだ、褐色の、弓形の固い節で分け目をいれられた
腹部が見えた。

だいぶネタでたけど1000までいきまひょ
834さん、蓮實重彦は前回スレであったけど
うまいのでOKっす。
別のでもう1回おながいします

個人的には
705 :金井美恵子
759 :宇野浩二
スキですヨ!
837くろうど・しもん練習:03/08/06 22:30
ある朝グレゴール・ザムザが夢から覚めたとき自分が毒虫に変わってしまっている
のに気づいた。固い甲殻の背中を下にして仰向けになっている姿勢で(その姿勢は
フランドルで戦火の中をくぐりぬけたときに軍務用リュックを担いだまま寝転がっ
ていたときのことを思い出させるのだったが)、その姿勢のままちょっと頭をもた
げると、丸くふくらんだ褐色の弓形の固い節で分け目をいれられた腹部が(丸くふ
くらんだ褐色の――肌は、プロヴァンスに旅行に行ったときに出会った二十歳ぐら
いの女の子(それはアルジェリア生まれの女の子だったが(アルジェリアがまだフ
ランス領でなかった頃に私の父はそこで二十歳の母と出会い(私はもう二十六歳を
すぎて当時の父の年齢を超えてしまい(主人公ザムザが(というよりも作者カフカ
が)父という存在に対して持っていたあの複雑な節くれだった(固い節で分け目を
いれられた)感情を今思い起こすとき(いま目の前を路面電車(赤色の路面電車)
が走りすぎる)フランドルでの赤い戦火をもまた思い起こすのであり(アルジェリ
ア生まれのあの子の赤い唇(あの弓なりの曲線)作者のかたくなな(まるで甲殻の
ような(軍務用のリュックのような))性格(また慎ましくも頑固な文学的姿勢)
は父親ゆづりであっただろうし(親と子の代が入れ替わるごとに(節がつけられる
ごとに(それは中国で見た竹のように(竹がああまで垂直に伸びるのも節があるた
めであり(弓形の固い節で分け目をいれられ(そうだ竹がときに弓形にしなること
ができるのもまた節のおかげであって(目の前のアカシアの木にも節が見える‥‥
(後略)
今度はいつだ? 今度はどこだ? 今度はだれだ?
それはある晴れた朝だ。部屋の中だ。グレゴール・ザムザという名前だ。
ベッドの中でもぞもぞとうごめいているのはだれ?
おれか? いやそんなはずはない。
おれは寝てるんだからな。それとも起きているのか?
まあいい。そんなことはどっちでも。いやはや。
しかしまるで毒虫だな。背中が固い甲殻になっているような気がする。
たぶん夢だ。起きているのでなければ。やれやれ。
ある朝に 部屋の中で 毒虫に 変身した。
ある朝に 部屋の中で 変身に 毒虫した。
ある朝に 毒虫の中で 部屋に 変身した。
ある朝に 毒虫の中で 変身に 部屋した。
ある毒虫に 朝の中で 変身に 部屋した。
ある毒虫に 変身の中で 部屋に 朝した。
ある変身に 部屋の中で 朝に 毒虫した。
ある変身に 毒虫の中で 部屋に 朝した。
ある部屋に 朝の中で 変身に 毒虫した。
(中略)
朝ではなかった。雨が窓ガラスを打っていた。
839吾輩は名無しである:03/08/07 02:21
そういえばシモンもベケットもなかったっけ
840吾輩は名無しである:03/08/07 03:26
ハテナの長旅にはいつも当てはない そして果てがない,いつまでも夢中になって
バテない
肉体後に現れる理解者を待てないんじゃ いつまでたってもお前は俺には勝てないな
100年に一度のどんな発明にしても,99年も待ったんだ,1999年
俺じゃ無理かもな,だがエントリーだけはするぜ 執念燃やして少なくとも狙うぜ
答えはやはり心の中にあるらしいな 偉大な哲学者達にはとても及ばないが
進むという点では100年前と全く同じ 今日ここは20世紀の終わりだ
841吾輩は名無しである:03/08/07 11:01
個人的にダツボーな力作うP(その1)
>>33 :清少納言
>>59 :岡本かの子
>>61 :吉田健一
>>60 :佐藤春夫
>>83 :つげ義春「山椒魚」
>>84 :虫の来歴
>>99 :国枝史郎
>>113 :地下室の手記
>>135 :トマス・ピンチョン

166 :ザ・ピーナッツ(これは全文うP)
ザムザーヤッ
ザムザ−
842吾輩は名無しである:03/08/07 11:03
個人的にダツボーな力作うP(その2)
>>191 :山本周五郎
>>204 :紫式部(光源氏虫になる)
>>222 :向田邦子

251 :尾崎放哉(これも全文うP)
虫になっても一人

>>281 :モンゴメリ
>>287 :中井英夫?
>>302 :森鴎外(擬古文)
843吾輩は名無しである:03/08/07 11:06
個人的にダツボーな力作うP(その3)
>>337 :志賀直哉
>>342 :或毒蟲の一生
>>358 :マルグリット・デュラス
>>403 :マルクス『共産党宣言』
>>418 :司馬遼太郎
>>469 :ゴダールふう
>>480 :泉鏡花
>>481 :内田百
>>557 :フレ-ザー 金虫篇より
>>595 :ブコウスキー
>>705 :金井美恵子
>>750 :シャハラザード
>>759 :宇野浩二
>>834 :ハスミ総長
>>837 :くろうど・しもん
>>838 :さみゅえる・べけっと
844吾輩は名無しである:03/08/07 11:09
>841-843

・・・ほとんど全部やん・・・ ヒマ人がw 勉強でもしろ
845吾輩は名無しである:03/08/07 16:50
>841-843
・・・ほとんど全部入れはって・・・おひまな人どすなあ
勉強でもしてくれはったらよろしゅうおましたのに
(でもまあおおきに)
846吾輩は名無しである:03/08/07 17:35
コレはまってますね(笑
(すいませんコピベで、しかも3年前か…)

33 :清少納言 :2000/08/08(火)
ザムザはあけぼの。やうやう不安になり行く夢ぎは、薄く目あきて、
節くれ立ちたる四肢の細くたなびきたる。目には甲殻。背中の方は
さらなり。仰向きてなほ、頭もたげたるほどに見ゆる腹部、褐色げ
にして、いとすさまじ。まいて関節の四つ三つ、二つ三つなど、禍々
しく幾重にも連ねたること、返す返すもすさまじけれ。また、参り
果てて、さらでもいと寒きに、腹に掛けたる布団の止めどなく落ち
急ぐ様こそ、あはれといふも愚かなり。
847吾輩は名無しである:03/08/07 23:39
このスレも息が長いな〜。
次スレはぜひ違うお題にしていただきたい(´∀`)
念のためまとめサイト↓
http://oliinkai.hypermart.net/index.shtml

あと、絶対もう見ていないと思うけど…
>>50
伊集院静は前スレの929で既出だ。
(´д`)。oO(漏れが書いたんだが…)
848847:03/08/07 23:40
あ、「漏れが書いた」のは伊集院静のやつです。
849吾輩は名無しである:03/08/08 00:55
今後の希望=====
・みのもんた(おもいっきりテレビ)
→これはみなさんかんたんでしょう。
・花森安治(暮しの手帖)
あの独特の調子はむずかしいか。
・カトリック要理
問いと答えが連続する、しかつめらしい調子ですね。
・池田大作(人間革命)
山本信一青年が活躍する部分をピックアップ?
聖教新聞(寸鉄でも信仰体験発表でも)
850_:03/08/08 00:57
>>845
×ほとんど全部入れはって
○ほとんど全部入れてくれはって

×勉強でもしてくれはったらよろしゅうおましたのに
○勉強でもしてはってたらよろしゅおしたのに
◇第1章
長い間、私は夜早くに床に就いていたのだった。ときにはた
ちまち目がふさがり、「ああ、眠るんだな」と考える暇さえな
いこともあった。しかも三十分ほどすると、もうそろそろ眠ら
なければという思いで目が覚める。するとどうしたことだろう。
私は自分の身体がとてつもなく大きな毒虫に変わってしまっ
ているのに気づいてすっかり驚くのだった。背中は固い甲殻
に覆われ、丸くふくらんだ褐色の腹部は弓形の固い節で分
け目がついている。
◇第2章
この夢とも現ともわからぬ半睡半醒の中で、私はやはり目を
覚ましているに違いないという感覚が与えられたのは、どこ
からか投げ込まれたリンゴが背中にのめり込んだからだった。
こうした偶然でも起こらなければ、あの記憶が蘇ることはな
かっただろう。私は痛みに耐えながら長く伸びた触覚を動か
していた。
◇第3章
その時だった。触角が無意識につぶれたリンゴの汁に触れた
途端、私は自分の内部で何か異常なことが起こりつつあるの
に気づきびくっとしたのである。痛みさえも吹き飛ぶような
素晴らしい快感に私は包まれていた。私が小さい頃、スワン
家だったかゲルマント家だったかでプチ・マドレーヌ菓子を
ご馳走になったときの記憶が何の予告もなしに突然蘇ってき
たのだった。私はそのマドレーヌ菓子をアップルティーに浸
して食べたのだった。
◇第4章
なぜこれまで一度も思い出したこともない記憶が蘇ってきたの
か。この力強い歓びは一体どこからやってきたのか。それには
何の意味があるのか。私はもう一度触覚を動かしてリンゴの甘
い汁をすすってみた。しかし、そこには最初の時以上のものは
何もなかった。
◇第5章
そうだ。あれはコンブレーでスワン家のお茶会におよばれした時
のことだった。しかしどうしてだろうか。触覚に触れたリンゴの汁
の味が、アップルティーに浸されたプチ・マドレーヌの味を蘇らせ
ただけで、どうしてあんなにも甘美な感情が呼び起こされたのか。
いや、それは味覚だけの記憶ではないのだ。
857吾輩は名無しである:03/08/08 02:06
◇第6章
蘇ったのは、ママンと共に散歩したコンブレーでの楽しい日々で
あり、あの幼い頃の記憶の総体なのだ。教会、村人達、スワン家
の庭園、全コンブレーとその周辺、これらすべてが何滴かのリン
ゴの汁から飛び出してきたのである。
858吾輩は名無しである:03/08/08 02:07
◇第7章
しかし私の命はもう長くはない。甲殻に覆われた背中が痛む。
この死の観念はまるで愛のように私の中に腰を下ろした。し
かし死の前に私は長い作品を書かなければならない。私にそ
の力が残されていれば、とたえそれが人間を毒虫のような怪
物的存在に変えようとも、それに全力を注ぐだろう。毒虫に割
り当てられた空間は限られたものだ。しかし、それでも様々な
時間に私は触れていて、多くの日々が入り込んでいるのだ。
だから場所もまた際限なく伸びている――《時》の中に。
859吾輩は名無しである:03/08/08 02:12
>858の訂正 
◇第7章
「とたえ」じゃなく「たとえ」
ソーリー
860吾輩は名無しである:03/08/08 11:36
>847
1のネームが赤字のスレは
管理者によって落ちないよう
保護されているみたいだね
まとめサイトどうもです(´∀`)
>851
やっぱネイティブでないとね(´∀`)
861<font color= ◆aKknksOQsI :03/08/08 11:45
 
862吾輩は名無しである:03/08/08 11:45
入んねーや
863名演奏のクラシック:03/08/08 20:43
交響詩『変身』op.51


最近のCDにはいいものがない。レヴァイン・ウィーンフィル(DG)は、
やたらぶよぶよした感じに仕上がっていてテンポが悪いし、アーノンクール・
ロイヤルアムステルダム・コンセルトヘボウ(ワーナー)は騒がしいだけ。
もっともこれとてもハイティンク(フィリップス)時代の愚鈍な演奏に比べ
ればまだましといえよう。
一部で評判の高いサヴァリッシュ・チェコフィル(デノン)など、原作者の母
国のオケというだけで、僕はどこがいいのかさっぱりわからない。どうしても、
LP時代の名演から選ぶことになる。
864名演奏のクラシック:03/08/08 20:47
◎ヨッフム・ベルリンフィルの旧盤(DG)は、チェコ情緒にはやや欠けるが、引き締まった造形美だ。
晩年のバンベルグ交響楽団(BMG)と同じくインテンポで進めていくが、
冒頭の「プラハ市街のテーマ」から最後の「家族の団らん」にいたるまで旧盤はかなりテンポが動いていて、かえって活気に満ち
ている。「悪夢」は低音部の充実がすばらしいし、「六本の足」での弦のグリッサンドや「触覚」のピチカートもなんとも不気味だ。「甲殻」のテーマは禍々しい輝きに満ちており、カフカはこうでなくてはならない。
リンゴの一撃でのホルンで始まる金管と打楽器の強奏は阿修羅の如く、
ザムザの生命を奪う衝撃そのものだ。
だがしかしなんといってもこのCDのうまさは、偽善的な家族の描き方だろう。
たとえば、第二ヴァイオリンとフルートでの妹の主題を例に取ると、
ヨッフムは音色による描きわけを極力抑えており、一見、作曲家の意図に反するようだが、実はこれが効果を奏している。たと
え変身前と同じように挨拶してもそれがかえってうつろなのだ。
同じベルリンフィルでも、カラヤン盤(DG)ではこうはいかない。
妹の立ち居振る舞いが、だんだんよそよそしくなっていく描き分け方
こうまいものの、繰り返して聴くと鼻についてくる。
なお、ヨッフムにはロンドン交響楽団との盤(EMI)もあるが、
演奏の充実はベルリン盤バンベルグ盤に比べるとはるかに劣る。
                        (宇野功芳)
カフカ『変身』ヨッフム・ベルリンフィル(1964)
MG−646464(廃盤)



865吾輩は名無しである:03/08/08 20:55
>863-864
シブイとこきましたね!
敬意を表して今度わたしも絵画でやってみようかな?
(やっぱムリかも・・・どなたかぜひ)
8662C茶髪:03/08/08 21:05
乙>>一
867山田洋次:03/08/08 23:59
とらやの茶の間
寅=渥美清
タコ=太宰久雄
おいちゃん=下條正巳
おばちゃん=三崎智恵子
博=前田吟

タコ ザムザさんて外人さん、どこだい。
寅 そこだよ。
(タコ、振り向く、ザムザ、しゅーしゅーと挨拶)
タコ ひぇっ! 毒虫じゃないか。あっはははは。こりゃいいや。
   寅さんが一肌脱いだって感心してりゃあこりゃ外人でなくて害虫だよ。ははははは。
寅 (激して)何だと。(殴りかかる)
タコ だってそうじゃねえか。大体、足がこんなに生えた外人さんなんて
   いるかい。え、触覚生えてて、腹は段々になってて、甲羅までしょってて。
   毒虫だよ。毒持ってんだよ。俺、こういうのにションベンしてえらい目に
   あったんだからな。
868山田洋次:03/08/09 00:00
寅 そりゃ、みみずだろうが、てめえ。大体、グレゴールはなあ。俺と同じように見本を持って
  旅から旅の人生よ。そのあげくくたくたになって久しぶりにうちに帰って、
  ベッドで寝ていたら、なんかや〜な夢見て、そっからが苦労の始まりよ。
  挙句の果ては親爺とお袋に半死半生の目に遭わされて、可愛がっていた
  妹にはリンゴまでを投げつけられて。それをお前はかわいそうとは
  思わないのか、え、このタコ。君には人間の血というものがないのかね。
  (ふたたび殴りかかる真似)。
さくら お兄ちゃん!
博 まあまあ兄さん、社長も、少し言いすぎですよ。
おいちゃん まあ、当分うちにとまってもらうよ。
寅 そうよ。タコみたいな奴は、毒入りの汁でもかけてやれ。
おばちゃん しかし、一階に住んでもらうのかい。
   マイケルさんのときみたいに寅ちゃんの部屋ってわけにはいかないだろ、
   上り下りが苦しそうだし。……い、いえね。あたしたちは何とも思っていないんだけど。ね、
   お客さんがくるからね。
寅 あー、ちょうどいいところがあるじゃないか。な、博。おまえんとこの職工、
  やめたんだってな。
博 田中君ですか、ええ、青森に帰っちゃったんですがね。
タコ 筋はいいと思ってたんだがねぇ。……おい、おい、まさか変なことを
   言わないでくれよ。
寅 (得意満面で)な。ちょうど、寮もあいていると。こんばんはこれで
  お開きにしよう。な、そうしようそうしよう。博、グレゴールを案内
  してくれよ。
869吾輩は名無しである:03/08/09 00:45
>967-968
『変身』を読み込んでるのがナイス!
870吾輩は名無しである:03/08/09 01:32
>>869
さて、この予言の真贋が判明するのはいつだろうか?
871幸田文:03/08/09 09:30
朝は目が覚めてぼやっと起きかえる。
なにか不安な夢を見ていたような。
ふと布団の中で自分の姿が変わってしまっているのに気付く。
以前にも覚えがある。
この有様を知人に、ええと、お腹がね、節で分かれていて
それで褐色でまるくふくれているの、これはどういうこと。
などと言うからすぐ揚足を取られた。
「ばかいってらぁ。そんな腹で背中が甲殻じゃ虫だろう。
そこへ無数の脚が生えたとあれば、毒虫へ変身としゃれたか」
癪に障っても言い返しができないのだった。
そんなやりとりの間にもかぼそい無数の脚がぴらぴらと動いている。
こんなことになったのは丁寧でない暮らしをしているせいだと思う。
ちゃらっぽこな気持ち、やり方で布地のセールスをしているからだ。
部屋を見回しても雑然としていて、布地の見本も机に放り出してある。
とにかく万事にとぱすぱしているのだ。
もうひと眠りすれば、こんな姿はきれいさっぱり忘れられる。
明日は測量士に姿を変えよう。
家人が寝静まっている夜ふけ、あけがたに様々に変身することは
ふだんが「眠り上手」といわれるくらいよく眠る私にとっては
なかなか興のあるものだった。


焦って詰め込んで意味がわからん。sageじゃ。
「『変身』の著者、ピエール・メナール」(原註1)

 私は以前にピエール・メナールの著書のほとんどを挙げたことがある(原註2)。ここでは以前に述べたことを繰り返して読者の顰蹙をかうような真似はするまい。
 ただし、以下の一文――「ある特定の作家との〈完全な〉同一化のテーマについて書いたノヴァーリスの、あの文献学的断章」――を再度ここに披露することは、決して読者諸賢にとって無益なことではあるまい。
 しかし、その後判明したことであるが、ピエール・メナールにはもうひとつの隠された著書が存在していたのである。私は『変身』という名のその本のことを最近知ったのだが、それは、あたかもフランツ・カフカの同名の作品と瓜二つである。
 だが、メナールはカフカのそれを現在風にアレンジしたのでも2ちゃんねる風に焼きなおしたのでもない。別の『変身』を書くこと、これは誰にでもできる(このスレをご覧になればおわかりだろう)。
 メナールの野心はもっとユニークなものである。彼が書いたのはカフカの作品と一言一句まったく同じページを生み出すことにあるのである。
 その芸術的行為は一見どんなにそう見えようとも、書き写すこととは似て非なるものであることは確かだ。
 メナールの『変身』とカフカのそれとを比較してみれば一目瞭然であるが、前者の文章には往時のプラハの陰鬱な雰囲気を伝えようとする洗練された技法が窺われる。
 それに対し、後者の文章にはそうした努力が感じられず、当時の雰囲気をそのまま伝えるだけである。

*原註1
上記作品は書肆ミメシスより刊行予定の『不完全な真空』第8章の抄訳である。
掲載にあたり同社の好意ある了解を得たことをここに記し感謝の意を表する。

*原註2
『伝奇集』(岩波文庫)所収
873書肆ミメシス:03/08/11 01:03
書肆ミメシスより、近刊予告!
ボルヘス+レム、あの伝説の共著が遂に刊行なる!
待望の本邦初訳! 十篇の架空の本の書評集成!

『不完全な真空』
ホルへ・ルイス・ボルヘス+スタニスワフ・レム共著
種村季宏訳
書肆ミメシス
2003年9月刊行予定 B5判 448P 函入
コード: ISBN4-S8G2-0075Z3-X
価格: 8,800円(税別) 500部限定

【目次】
序文 スタニスワ・レム
@章 『冬の夜一匹の毒虫が』 イタロ・カルヴィーノ (レム)
A章 『ザムザ百二十日』 マルキ・ド・サド (ボルヘス)
B章 『千のプラハー』 ジル・ドゥルーズ=フェリックス・ガタリ (レム)
C章 『変身現象学』 G・W・H・ヘーゲル (ボルヘス)
D章 『グレゴール・ザムザはこう語った』 フリードリッヒ・ニーチェ (ボルヘス)
E章 『痴愚虫礼讃』 デシデリウス・エラスムス (レム)
F章 『グレゴール・ザムザの真実の生涯』 ウラジミール・ナボコフ (レム)
G章 『変身』 ピエール・メナール (ボルヘス) 
H章 『虫に至る病』 セーレン・キルケゴール (ボルヘス)
I章 『カフカのパルマコン』 ジャック・デリダ (レム)
後書 ホルへ・ルイス・ボルヘス

希望者には内容見本進呈。予約特価: 7,800円(税別)。
限定部数出版のため、お近くの書店でお早めにご予約ください。
874ボーボワール:03/08/11 07:23
ザムザは毒虫に生まれるのではない。毒虫になるのだ。
875吾輩は名無しである:03/08/12 10:36
>872-873
乙ー!!!
『不完全な真空』、う〜ん、ぜひ読んでみたい!
876吾輩は名無しである:03/08/12 21:13
噂の真相匿名座談会
人気ユニット・D★O★K★U★M★U★S★H★Iの事務所は超同族企業
A 音楽雑誌編集者
B テレビ局編成部員
C CM作曲家
D テレビ雑誌編集者

A この春から人気の、ヴィジュアル系ユニット
D★O★K★U★M★U★S★H★Iだけど、事務所についてはいい噂を聞かない
ね。
B うん。オフィスKUREってすごい同族企業だよ。リーダーの呉五郎の
両親が社長・副社長、五郎も取締役に名を連ねてはいるが、妹の照代が実権を握ってるらしい。
C 五郎は、リストラされるまでダメ社員の筆頭だったんだっていうしね。ア
パレル関係のセールスの成績は毎月ビリかブービー賞。
D それがいまはフロムエーのキャラクターだからな(笑)。腰も低いしね。
B 照代は、以前アイドルデビューして失敗しているね。最初の頃は、結構露出し
てたし。でもあの顔で性格は相当きついらしい。
A きついって?
B ギターの角田も、原田も、蹴りを入れられているっていうしな。ドラム
スの甲野だってあれだけのいかつい顔でしかもアメフトの選手だったのに、「照代ちゃんのことは……」
っていうしな。
D 甲野って、マック雑誌に出てるだろ。ガタイが立派だから、兄貴より目
だつし、照代としてはそれもがまんできないらしい。
B あ、ノートパソコン投げたって話だろ。
C 俺の聞いたのは少し違うぞ。キューブだって。
A ま、マックユーザーでなくともどちらもかなわんな(爆笑)。でも、五
郎には当たらないんだろう?
D いや、そうでもないらしい。五郎が詞にこって、なかなか、録音に
出て行かないと「はやく行けよ、バカ」っていうのが毎日らしいよ。
A ひどいね。
877吾輩は名無しである:03/08/13 09:51
>877
↑って模写だったのか(w
人気ユニットの名前を見落したら
わかんねえなあ
878荘子:03/08/13 10:10
ザムザは夢から醒めて毒虫になったと思い込んでいたのだが、
それは夢だった。長い夢だった。
人は夢から醒めたと思いながらもまだ夢を見続けていることがある。
さて、ザムザは今度は本当に目を醒ました。
目覚めたとき、自分が虫になった夢を見た人間なのか、
それとも今人間になった夢を見ている虫なのか
ザムザにはわからなかった。
879877です:03/08/13 14:27
>878さんの言うとおりなんですな。
作者としても忸怩たるものあり。
角田とか原(=腹)田、っていう風に容れてみたのだが、シパーイ。

あたりまえのことだが、カフカの持っている不条理性というのは、
これはほとんど、とらえにくいのですね。
880吾輩は名無しである:03/08/14 02:45
平野の新作でさ、
平野がカフカを模倣ってるわけだが、
平野は絶対、2ちゃんのこのスレを意識してると思ったんだが、どうよ?
と同時に、このスレを知っていたら、
あんなこっぱずかしい、中途半端な同人誌文体を
垂れ流すわけないだろうとも思ったんだが、どうよ?
881吾輩は名無しである:03/08/15 00:45
>>867-868
……すごくイイです。

あったかい。・゚・(ノД`)・゚・。
882山崎 渉:03/08/15 09:11
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン
883吾輩は名無しである:03/08/15 14:10
↑すごく上手い模写だが、
残念ながらカフカにはなってないよ、山崎クン。
ぼくはウォルト・ホイットマン、じゃなくてグレゴール・ザムザ、
ぼくは一個の宇宙、じゃなくて一匹の毒虫、
ぼくはマンハッタンの、じゃなくてプラハの子、
肉づきよく、背中は固い甲殻で、好色で、食い、飲み、仰向けになっていて、
腹部は、丸くふくらみ、褐色で、弓形の固い節がついている。
清潔ではないが汚れているわけでもない。

ぼくを通して長いあいだ沈黙していた多くの声が、
無数のこおろぎやすず虫やくつわ虫の声が、
不具で、取るに足らず、平凡で、愚かで、軽蔑されている虫の声が、
糞のだんごを転がしているこがね虫の声が、
ぼくを通して禁じられた声が語る。

ぼくは神聖だ、ぼくの内も外も。
そして触覚で触れるものすべてを何もかも神聖にする。
この丸くふくらんだ褐色の腹部の匂いは祈りよりもかぐわしく、
頼りなくぴくぴく動くたくさんの脚は教会、聖書、すべての教義にまさる。

ぼくはぼく自信をたたえ、ぼく自信をうたう、
ぼくが身につける固い甲殻を、君も身につけるがよい、
ぼくに属するいっさいの原子は同じく君にも属するのだから。
885吾輩は名無しである:03/08/30 21:55
万全の体勢でふかふかの椅子に体を埋め込む。
その瞬間、肛門から放射状に噴霧される放屁が革張りの椅子に反射して
衣服を通じて全身に広がる。その匂いを全身で受取ると、
「まだだった。まだ十分じゃなかった。」
便所問題を解決しないままに全身を快楽に委ねた事。
昨日彼女に、生まれてから今まで母親に、言われつづけてきたある種の
だらしなさ。詰の甘さ。
私は未練を残して立ち上がる。携帯の電源も切った。意を決して便所へ向かう。
階段を降りる。うんこよ、待っていろ。あと少しだ。

■第T章
 この世の中には2ちゃんなどすこしも見ない善男善女も大勢
いらっしゃると同時に、2ちゃんずきのお方もたくさんおいでに
なる――そしてそういう中には、コテハンの身の上に関するこ
となら、初めから終りまで細大もらさず、どんな秘密でも打ち明
けてもらわないとどうにも落ちつかない、という名無しの方もい
るものです……。
 ここでは、そうした方々の期待に応えることはできません。で
すから、興味がないといわれる方々には、私の差し上げうる最
上の忠告は、どうぞこれから先の部分はお読みにならないよう
にということです。あらかじめ宣言しておきますが、これから先
は文学に造詣の深いお方、ロレンス・スターンの『トリストラム・
シャンディ』をお読みになられたことがあるというお方のために
のみに書くのですから。どうか今すぐ、

―――――――ウィンドウを閉じて下さい――――――――

■第U章
 さて、グレゴール・ザムザのお話を始めましょう。その前にこ
のお話を始めるにあたって、まず私の胸に去来した思いを打ち
明けておくことにいたします。私めの切なる願いは、今さらかな
わぬことながら、グレゴールの父か母かどちらかが、と申すより
も、この場合は両方とも等しくその責任があったはずですから、
なろうことなら父と母の双方が、グレゴールというものを仕込む
ときに、もっと自分たちのしていることに気を配ってくれたら、と
いうことなのです‥‥。なぜこんな話をするかといえば、グレゴ
ールについて話すとなれば、当然その発端から話さなければ
ならないからでして、理想としてはアダムとイヴにまで遡ってみ
たいところではありますが‥‥(後略)。
■第V章
 ――どうしてまああなたはすぐエクスプロウラアを終了しなかっ
 たのですか? 第T章をそんなにうわの空で読んでいらしたと
 いうのですか?
 ――それじゃ私、最初の章を抜かして読んだのか知ら?
 ――いいえ奥さま、一章だって抜かしてなんかいらっしゃいま
 せん。
 ――じゃ眠っていたんだわ、きっと。
 ――奥さま、そんな逃げ口上はゆるしませんよ。
 ――そんなことは、一言だって記憶がなくってよ、本当に。
 ――だからそれは奥さまの責任だと申すのです。そこでその
 罰として、今すぐ第T章にまでもどって、いえ、ついでにこのス
 レの最初まで戻ってから、ゆっくりこのスレ全体を読み返してい
 ただきます。その前に『トリストラム・シャンディ』を、その前の
 前にカフカ『変身』を読了していただくことは勿論ですが。

■第W章
 ……現在私がはからずも迷いこんでしまったこの長い脱線で
すが、ここには私の脱線術の妙技が秘められているのです。が
そういう秘術を残念ながら読者諸賢は終始見落としておいでら
しい。つまりこういうことです。たしかに私の脱線ぶりは、自分の
従事している仕事そっちのけで、遠いかなたまで逸脱してしまっ
ているにはちがいありませんが、それでいて私は私の本来の仕
事の布石だけは忘れていないのです。永遠に辿り着けないこの
私の歩みっぷりは、カフカの『城』を充分に意識しているのです
から。脱線話の途中でも、いわばメタフィクション的に本題に間
接的に触れているのであって、いわば語らずして語っていたわ
けなのです。
■第X章
 文体模写は、争う余地もなく、日光です。――たとえばこの板
のスレッドから文体模写スレをとり去って御覧なさい――それくら
いならいっそ、ついでに文学板ごとどこかに持ち去られるほうが
よろしい――後に残るのは各スレを支配するコテハンと名無しの
一連の煽りと叩き、そして山崎荒らしの永遠の冷たい冬です。
 レスとは、適切にこれをあやつれば(私のレスがその好例とい
えることはいうまでもありません)、ネチケットを心得た者が品の
ある人たちと同席した場合なら、何もかも自己中でカキコしよう
とするような差出がましいことは致しません。読者の悟性に呈し
うる最も真実な敬意とは、考えるべき問題を仲よく折半して、カ
キコ者のみならずロム者のほうにも、想像力を働かす余地を残
しておくということなのです……。
 ところで、今は読者の持ち場です。――今度は読者の想像力
にこの先を考えていただくことにしましょう。

■第Y章
●○ff●○●○●○●○●○●age○●○●○●○●○●ff
○●○●○●○●○sage●○●○●○●○●○●○●○●
○●○●○●○●○ffff●○●○●○●○●○●○●●○●
●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○
○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●
age●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○
○●○●○●○●○ff●○●○●○●○●○●○●○●○
●○●○●○●age○●○●○●○●○●○●○●○●○
○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●
●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○
○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●sage○●○●
●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○

(本当はここで極彩色の墨流し模様を挿入)
■第Z章
 さてこのあたりからいよいよグレゴール・ザムザのお話に本格
的にはいってゆくわけですが、……これによりこのスレはかなり
直線に近い形で進められることを私は信じて疑いません。ふり
かえって見ますと、このスレでの歩みっぷりは

 〜━━WWWWWWWWWWW(^^)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
 (これがこのスレの1-100が辿ってきた線でした)

  。。。( ̄ー ̄)━━━ニヤリッ ~ ̄ ̄ ̄ ̄(´・ω・`)ショボーン━━
 (これが101-300)

 ━━━(^^)< (^^)(^^)(^^)= ◎――◎ あぼ〜ん(^^)
 (そして301-500まではこうでした)

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜━━━(゜∀゜)━━━〜〜〜〜〜〜
 (そして500-800まではこのようにまずまず)

 ~~`~~'`'`''''"`'`'`'~`'(l|l・ω・)`''~~'`'`''''"`'`'''`'`'`~'~'''"`
 (800台ではたいへんうまく行って、このようなものでした)

 (この調子でレスしてゆくならば、今後はつぎのような模範的な
  進み方に到達することさえ決して不可能ではありません)

 -------------------------------------------------

■第[章
 さてグレゴール・ザムザのお話です。ザムザがある朝にどうなった
かといえば‥、おや、もうお暇する時間がきてしまいました。残念な
がら私には、もう執筆する時間も紙数も残されておりません。(了)
890書肆ミメシス:03/09/01 22:05
書肆ミメシスより、異色文学全集遂に配本開始!
全作品本邦初訳! 2003年8月第1〜4回配本、全15巻完結。

『世界毒虫文学全集』
種村季宏監修
書肆ミメシス
B5判 250P-330P 予価2,300円-3,000円(税別)

【全15巻内容】
第1巻 『西蟲記』 呉承恩
第2巻 『真夏の夜の虫』 シェイクスピア
第3巻 『グレゴール・ザムザ氏の生活と意見』 ロレンス・スターン *既刊
第4巻 『白蟲』 ハーマン・メルヴィル
第5巻 『不思議の国のザムザ』 ルイス・キャロル
第6巻 『グレゴール・ザムザの肖像』 オスカー・ワイルド
第7巻 『ザムザ氏との一夜』 ポール・ヴァレリー
第8巻 『むしの回転』 ヘンリー・ジェイムズ
第9巻 『木曜の虫』 G・K・チェスタトン
第10巻 『失われた虫を求めて』 マルセル・プルースト *既刊
第11巻 『老人と虫』 アーネスト・ヘミングウェイ
第12巻 『ザムザを待ちながら』 サミュエル・ベケット *既刊 
第13巻 『フランドルの虫』 クロード・シモン *既刊
第14巻 『去年プラハで』 アラン・ロブ=グリエ
第15巻 『蒼老たる毒虫』 残雪

全巻セット予約いただいた方にはもれなく2ch特製ブックカバー進呈。
限定部数出版のため、お近くの書店でお早めにご予約ください。
891吾輩は名無しである:03/09/01 22:52
>>書肆ミメシス

(・∀・)イイ!


892吾輩は名無しである:03/09/12 20:55
どっこいしょ。
893中上健次:03/09/13 14:31
明け方になって急に窓から夏芙蓉の甘いにおいが入り込んで来たので息苦しく、まるで花
のにおいに息を止められるように思ってグレゴール・ザムザは眼をさまし、自分の姿が一
匹の、とてつもなく大きな毒虫に変わってしまっているのに気がついて、自分がはじめて
中本の澱んだ血を引いたのを納得した。

朝の日の光に照らし出されたグレゴール・ザムザの姿を見て、オリュウノオバは乳房の辺
りから鳥肌立ち、一瞬に仏の化身のような赤ん坊をうやまい畏れたのは醜さ極まりない者
の化身に変るからだと思い、そんなグレゴール・ザムザそのものがこの世の者ではないの
ではないかと疑いもした。中本の一統の男は口あたりがよいが確実にどこかを麻痺させる
毒があるとオリュウノオバも思っていたが、固い甲殻の背中を下にして仰向けに寝たグレ
ゴール・ザムザの虫の体からは毒が吹き出るように思え、オリュウノオバは不安になるの
だった。ザムザの腹は弓形の固い節で分け目をいれられていた。まるくふくらんだ褐色の
腹が上下するたびに、一つ一つの節が軋みを発てて愉悦を味わっているようで、ザムザが
路地にもありこの山にも濃密にある人の意を越えた力のようなものに狙われ、もみくちゃ
にされなぐさみ物にされるのではないかと怖れた。
894吾輩は名無しである:03/09/13 21:10
ある朝、グレゴール・ザムザが不安な夢からふと目覚めてみると、
ベッドの中で自分の姿が一匹の、とてつもなく大きな毒虫に
変わってしまっているのに気がついた。・・・さて、朝となれば朝食です。
イギリスでは、ミルクティーが朝食には欠かせない。まず、目が覚めたら
一杯、朝食前に一杯。食後に一杯。食後の一服のために一杯。
なんでもないから一杯、というように非常によくミルクティーが飲まれます。
イギリスではミルクティーなしに、朝は始まらないのです。さて、この
ミルクティーにはちゃんと作り方があるのです。この作り方でないと
どうしても、イギリスのミルクティーの味にはならない。その作り方とは
まず、コップに”冷えた”ミルクを注いでおく。そして、その後にポットの
熱いお茶を注ぐのです。こうすれば、イギリスと同じ味を出せるのです。
895吾輩は名無しである:03/09/13 21:12
>>894
ごめん、名前を忘れてた
伊丹十三でした
896高野文子:03/09/17 12:05
にいさん夢にうなされる
目がさめたのは真昼だった
おかあさん
にいさん毒虫になっちゃった
かたいせなかを下にして
ふしの一つ一つ数えられるおなかが
ふくらんでいるのはなぜですか
毒虫よ毒虫
毒吐け 五色の毒を吐け
おとうさんはきのうプラハへ行った
おかあさんは台所
お天道さま とても赤いから
わたしリンゴぶつけてくれます
わたしリンゴぶつけてくれます
くすん
かわいそうなの けがしているの
てあてしてあげなくちゃ
わたしのベッドにしばらく寝かせていいでしょ
「グレゴールはどうしたの?にげたの?」
しらない
897尾辻克彦:03/09/17 12:13
そうしたらまたもらってしまったのである。チェコのカフカ社のザムザ。これは大変なも
のなのである。いままでのトロの刺身とか、鯛の押し鮨とかいう小さなものではなくて、
何というか、これはとてつもなく大きな毒虫だ。ボディは黒い甲殻である。レンズの部分
は褐色でまるくふくらんでいて、弓形の固い節で分け目がはいっている。
898山村暮鳥:03/10/09 19:56
くろくてかたいこうら
くろくてかたいこうら
くろくてかたいこうら
くろくてかたいこうら
くろくてかたいこうら
くろくてかたいこうら
くろくてかたいこうら
もぞもぞとうごくあし
くろくてかたいこうら
899吾輩は名無しである:03/11/17 03:22
>>898
なつかしい。。。
900和郎:03/11/27 20:38
   n                n
 (ヨ )  a u 最 強 !  ( E)
 / |    _、_     _、_    | ヽゴミスレで900get!
 \ \/( ,_ノ` )/( <_,` )ヽ/ /
   \(uu     /     uu)/
    |      ∧     /
901TeX
\documentclass[bunkosize,jtranslation]{Kafka}
\title{変身}
\author{フランツ・カフカ}
%
\begin{document}
\maketitle
\section{文体模写}
\begin{samsa}
\inbed
\begin{nightmare}
\transmorphism{poisonousbug}
\end{nightmare}
\recognize{\huge{甲殻類}}
\begin{characteristics}{|r|lll|}
\hline
背面 & 甲殻 & 仰向け & 多足\\
腹部 & 節 & 褐色 & 弓形\\
\hline
\end{characteristics}
%
$\cdots$
%
\hatred{family}
\[
\shoot{apple}, \hit{apple}{samsa} \to \death{samsa}
\]
\end{samsa}
\end{document}