1 :
名無しさん@1周年 :
2000/07/21(金) 01:12 なんで英文学ないの?仏文スレはいくつもできたのに、、 ってことでイギリス文学スレいきましょう。 わたしはディケンズが一番好きかな。 「荒涼館」「リトル・ドリット」「我らが共通の友」が好き。 特に「荒涼館」は傑作中の傑作だと思う。
2 :
雪の中の鶏 :2000/07/21(金) 01:39
フランシス・ベーコン萌え〜
3 :
おりゃっ :2000/07/21(金) 02:13
ジェ〜ン!
4 :
ほえ? :2000/07/21(金) 02:41
エア〜〜〜〜〜!! ってか?
5 :
名無しさん@1周年 :2000/07/21(金) 02:50
アンソニー・トロロープって知ってますか? 読みたいんだけど。翻訳は出てないんでしょうか。
ううう、、、あまりレスつかないなぁ。 英文学は海外文学の中でも人気無いのかな。 「ジェインエア」とか「嵐が丘」とかみんなよんだでしょ? わたしは「嵐が丘」のネリーを極悪人だと思うのですが みなさんどう思います?
7 :
タンゴ@黒猫 :2000/07/21(金) 03:16
阿部知二の文章が読みたくて読んだよ<「嵐が丘」 一番最近ではジョン・バンヴィルの『ケプラーの憂鬱』なぞ。 工作舎って貴重だね。頑張って欲しい。
8 :
名無しさん@1周年 :2000/07/21(金) 17:08
トールキンだな。
9 :
名無しさん@1周年 :2000/07/21(金) 17:25
「高慢と偏見」っきゃないでしょう。 ダーシー氏萌え〜〜〜〜!
10 :
天然八歩 :2000/07/21(金) 17:41
>7 バンヴィルは「コペルニクス」も翻訳が出てますね。未訳だけど実は「ニュートン」 もあるのだ。 個人的に一番翻訳が出て欲しいのはピーター・アクロイド「ジョン・ディーの家」
11 :
名無しさん@1周年 :2000/07/21(金) 19:17
イギリス文学ってほとんど読んだことないんです。「高慢と偏見」ぐらい。あと、アリスとかクリスマスカロルとか。 ちょっと読まなきゃな、と。で。シェイクスピアから入ろうと思うのですが何がおすすめですか??
12 :
シャイクスピアは :2000/07/21(金) 22:00
一人で読んでもおもしろくないだろ。講義聴きながらじゃないと、とっつきにくい。 本より、映画から入ったほうがいいと思う。文庫で読むなら新潮の福田訳がいいかな。 英文学といえば、ガウェイン卿と緑の騎士 だろうな。
13 :
おりゃっ :2000/07/21(金) 23:00
>4さん、ちがいますー。オースティンの方です。 もちろんジェイン・エアも少女趣味ながら好きですけど。 >天然八歩さん、>ピーター・アクロイド「ジョン・ディーの家」 私も読んでみたい!!どんな話なんだろう。 バンヴィルのニュートンも惹かれます。 ところでメレディス「エゴイスト」はどうですか。
14 :
天然八歩 :2000/07/21(金) 23:58
「エゴイスト」ですか・・・ ああいう世界には全然なじめません。頭がいたくなって 30ページくらいで投げました。だいいち 「クレアラ」なんて表記からして鳥肌もんです。 「アルプスの少女クレアラ」とか「クレアラ・リーブ」とか言います、普通?
15 :
1 :2000/07/22(土) 00:29
知らない作家さんや作品の名が続々とでてくる、、 さすが2ch文学板だ〜 >11 史劇か喜劇から入るのがよいのでは? 史劇で面白いと思うのは「ヘンリー4世・5世」か「アントニーとクレオパトラ」 喜劇で面白いと思うのは「夏の世の夢」か「終わりよければすべてよし」です。 まぁ、個人的な趣味がかなり入ってますが、、 「尺には尺を」もすっごくすきです。わたしはこの作品シェイクスピアに入りました。 いずれも白水Uブックスの日本語訳がありますし、原文も比較的簡単に手に入ります。 >13 「ジェイン・エア」は少女趣味というにはあまりにエグいような、、
16 :
おしゃだま :2000/07/22(土) 00:41
『ジェイン・エア』と『嵐が丘』、読んだのは小学生だったので、 文章はあんまり覚えてないです。でも内容は興味深かった。 もっかい読み直そうかな。 数年前、都内の某映画館で、この2つの映画二本立てという楽しい 企画がありました。 シャーロット・ゲンズブールがシャーロットの『ジェイン・エア』 を演るというのが面白かった。 原作が有名な割に、映画はよくできてました。奥様怖かったし。
17 :
1 :2000/07/22(土) 00:54
>16 是非是非「ジェイン・エア」と「嵐が丘」読み返してください 特に「嵐が丘」はとんでもなく奧が深い作品なので 一度や二度読んだくらいではストーリーさえ理解できない可能性があります。 E・ブロンテはほんとに天才ですよ、、、
18 :
おしゃだま :2000/07/22(土) 01:15
>1さん 話ズレるかもしれませんが、 イギリスのミュージシャンにKate Bushという方がいらっしゃいまして、 "Wuthering Heights"というそのまんまのタイトルの曲があります。 その曲を聴いたのが、本を読むきっかけになりました。
19 :
タンゴ@黒猫 :2000/07/22(土) 01:29
>>10 おー、さすがの博識でいらっしゃいます。本邦未訳の作品までチェックなさっているとは!
『コペルニクス博士』の方は、噂に聞いたことはあったんですが、残念ながら、まだ読んでません。
それにしても、80年代に活躍した英国の作家に異聞物(?)が多いのはどういうわけがあるんで
しょうか? 「ジョン・ディーの家」も(ハイ! もちろん初耳です)、そんな内の一つのように思わ
れます。
そうそう、「ジョン・ディー」で思い出したんだけど、バンヴィルには"プロスペロー"が登場する
小説があるみたいですね。こちらも誰か訳出してくれると有難いんですけど、、。
20 :
1 :2000/07/22(土) 01:54
>18 ケイト・ブッシュ、一応、プログレ好きな人間なのでケイト抑えてます。 特徴的な歌ですよねぇ。最初に聞いたときはびっくりしました。 あのハスキーな歌い方、、、 でもあの歌から「嵐が丘」に入る人もやはりいるのですね。 おそらくケイト本人も「嵐が丘」好きなのでしょう。 *知らない方へ、「Wuthering Heights」はさんまの恋の空騒ぎで使われている曲です。
21 :
タンゴ@黒猫 :2000/07/22(土) 02:16
ケイト・ブッシュのスタジオには「シンクレア」が入っていたという。 しかし、オケの音なんかどうでもいいと思えるくらい、彼女の声は独特ですね。
22 :
名無しさん@1周年 :2000/07/22(土) 21:06
幻想文学、児童文学好きな人いる? トールキン、C.Sルイス、フィリッパ・ピアス、ルイス・キャロルなどなど。
23 :
こけか :2000/07/22(土) 21:33
>22 岩波の少年向けシリーズ 「海賊の島」「アーノルドの激しい夏」「シェパートン大佐の時計」 「ハイ・フォースの地主屋敷」あたりが好き。 ダンセイニは英文に入るのかな?
24 :
おりゃっ :2000/07/23(日) 00:58
>天然八歩さん、>ああいう世界には全然なじめません。 うーん、そうですか。 心理的な探り合いばっかりで、動きがないしね… 漱石の虞美人草と読み比べるとけっこう楽しかったりします。 あとClaraとClareとClaireはカタカナ表記すると クララとクレアとクレア???? わかんないですーー。 >1さん 読んだ記憶の中で、ちょっと変わってるけど頭のいいジェーンが 変わっているが優しい…(名前忘れました)の愛を得る話。 となってしまっています。 私の読んだ訳だとやたらと「快活」って単語が出てきました。 これを「明るい」と訳してしまうと、 すごく俗っぽい雰囲気になりますな。 「私は暗いから、・・・夫人に冷たくされるのだ」 (↑これもウロ覚えです)とかね。
25 :
おしゃだま :2000/07/23(日) 01:13
>22さん ルイス・キャロル一時期はまった。 でもオコサマが読むには難解すぎる。 原文を読んでこその面白さもあると思うし。 また文学からソレてもうしわけないですが、 アリスのモデルになった少女が老婆になってからのストーリーという 「ドリーム・チャイルド」という映画がありました。 お茶会の再現シーンは結構凝ってた。もう一回観たい。
26 :
ixion :2000/07/23(日) 01:21
ドリームチャイルドというとエルムガイな俺に天誅。 イギリス文学って、クッツェーとかラシュディとかロディ・ドイルは だめっすかね?あと、最近結構面白い若手作家がいますね。クーとか セルフのあとにどんどん出てきたのは…日本のJ文学みたいな感じ にも見えるけど、でもいいものもあるな。 『嵐ヶ丘』は、読めば読むほどはまります。あと、ディケンズなら 『大いなる遺産』がいいな。この2つは授業で読んで、いまだに 読み返しますね。
27 :
名無しさん@1周年 :2000/07/23(日) 08:39
英文学でも、古いのは苦手で・・・ ディケンズにしても、オースチンにしても、エミリ・ブロンテ にしても、長い、長すぎる、私には・・・ 今読んでるのはOscar Wilde "The Picture of Dorian Gray" まぁ、これも古いんですけど。 現代作家も、カズオ・イシグロくらいしか知りません。 Shakespeareはとりあえず、ハムレット、マクべス、真夏の夜の夢 くらいかな?読んだのは。 たまにシェークスピアのせりふから、小説の題名とかが 取られてますよね(フォークナー、ハクスレーなど)。 誰か、英詩に興味ある人います? 特に、ホプキンスあたりについて、意見を伺いたいんですけど。
28 :
>1 :2000/07/23(日) 10:46
逆、人気がありすぎるんでしょ 英文学というより個々の作家になっちゃって
29 :
22 :2000/07/23(日) 16:40
最近だと(最近っていっても結構前)ハリーポッターなんか人気ですよね。僕は 読んでないけど。あの作者、オクスフォードだったと思うけど、キャロルやトールキンも オクスフォードに勤務してたんですよね?
30 :
>21 :2000/07/23(日) 17:13
すいません、「シンクレア」ってなんですか? 「シンクラヴィア」ならわかるんですけど。
31 :
名無しさん@1周年 :2000/07/23(日) 22:26
>22 わたしはホビットニアンでナルニアンです。
32 :
名無しさん@1周年 :2000/07/23(日) 22:44
イギリス文学専攻だったけど、 いわゆるイギリスの人の文学作品で ほんとうにおもしろいものはあまりなかった。 ちょっと興味をそそられるものは、 どれもアイリッシュ系の作家ばかり。 スターン、スウィフト、イェイツ、 ジョイス、ベケット、などなど。
33 :
tad :2000/07/23(日) 23:16
シェイクスピアおもしろすぎ。おもしろい中に 深い思想がありますよね。思想をあれだけ ただ読んでも面白い読み物の中に 入れるのは今の作家にはありませんよね。
34 :
おしゃだま :2000/07/24(月) 00:56
恥ずかしいことに自分はディケンズは殆ど読んでないのですが、 先日、何か読んでみようかなと思って、岩波の「ディケンズ短編集」 というのを読みました。 でも短編って、珍しいんですよねえ?
35 :
1 :2000/07/24(月) 03:01
おお!!いつのまにかこんなにスレが〜 >24 ジェインが愛を手に入れたその姿が、、エグいなぁって(^^; ジェインは金持ちになったけど、相手のロチェスターは 家を前妻にやかれ、目と左腕を失ったんですよね。 (バーサを閉じこめていたことからの報いということですね) >32 おお!同志ですねw アイリッシュ系ですかぁ。あんまり読まなかったですね(^^; イェイツは学校でいくつか英詩の基本的なこと勉強するのに 材料に使っていたくらいですし、、、 ジョイスは「ダブリン市民」「若い芸術家の肖像」「ユリシーズ」 っていうありふれたやつしか読んでません(汗 しかも、意識の流れは一応学習対象だったのですけど、 結局自分の中で理解を得ることはできませんでした、、、 ジョイスはわたしには難しすぎました(^^;
36 :
1 :2000/07/24(月) 03:21
ディケンズまとめます(^^; >26 「大いなる遺産」、これも傑作ですねぇ。 主人公の“運命の逆転”がよく描かれてますよね。 しかもタイトルそのものが逆転ストーリーの伏線になっているという(^^; 「大いなる遺産」は映画化されたけど、主人公の名前はかえられているようですねぇ。 やはりピップという名前はかっこわるいようで(笑) >34 おお、その短編集に手を出しましたか。 おしゃだまさんがおっしゃっている通り、 ディケンズは他の作家に比べて短編という形式をあまり好まなかったようですね。 特に後期の作品は非常に凝った作りをしているから どうしても長編小説になったようです。 (分冊方式という長編を出しやすい環境をつくったことも影響あるのかな?)
37 :
ね :2000/07/26(水) 05:28
>「高慢と偏見」っきゃないでしょう。 >ダーシー氏萌え〜〜〜〜! 遅レスですがあたしもジェインといえばオースティン〜〜〜〜!! ダーシー氏もいいけど、「エマ」のナイトリー氏も好き〜〜〜〜!
38 :
名無しさん@1周年 :2000/07/30(日) 06:18
ディケンズは、授業で『ディヴィッド・コパフィールド』を読みました。 すこし無理のある内容、展開だなと思いつつも、結構おもしろかった。 変人(失礼!)の描写がおもしろい。たくさん出てくるし。 あと『クリスマス・カロル』も読みました。現実にこんなことは起こり得ない話でしょうが、 感動したな〜。スクルージがひとりぼっちだったころの少年時代に行くところで、 おもわず涙が出てきたね。(ちなみにオレは筋肉質の男です、関係ないけど) 本当に暇になったら、他の作品も読んでいきたいです。
39 :
>1 :2000/07/31(月) 22:46
ヤダ!よって、 αααααααααααααααα終了ΩΩΩΩΩΩΩΩΩΩΩΩΩΩΩΩΩ
40 :
名無しさん@1周年 :2000/08/03(木) 06:26
ロレンス・スターンのトリストラム・シャンディ最高。 チ○コに栗が当たって熱いだの、右手で左のポケットまさぐって苦労しただの。 あげく真っ黒なページやら「この鼻歌を楽譜にしてみよう」やら、 タイトルからちっとも進まず7回ぐらいタイトル仕切り直したり。 考えて作ってるらしいけど、それ抜きで「文学でもこんなバカなやつがいたのか!」と思い、 漫画と同じ視点で読めた。これを夏目漱石が紹介したのも変な感じ。
41 :
名無しさん@1周年 :2000/08/03(木) 09:22
トリストラム・シャンディはええのう。俺もあれは大好き。 あれはほんとにキチガイ(褒め言葉)だと思う。
42 :
名無しさん@1周年 :2000/08/04(金) 04:39
シェークスピア。
43 :
名無しさん :2000/08/16(水) 06:05
ミュリエル・スパーク萌え〜^^
>43 "The Prime of Miss Jean Brodie"? Yeah, cold and cruel girl Sandy is cool.
45 :
名無しさん@1周年 :2000/08/20(日) 21:52
ディケンズ夢中になって読んだ時期があった きっかけは大いなる遺産。これがmy no 1。リトルドリットも最高 元弁護士(法律の代理人)だけ合って法律を話題にして皮肉りまくってたのは最高 大蔵省も迂遠省(日本訳)だってうまい! 9割の作品一気に呼んだから反動きて疲れた(文学青年には程遠い) 馬車とかローソクとか、なんかしぶかった 基本的に痛烈な批評家って感じ。社交界の話とか、ボランチィア婦人とか 読んだとき今の日本の社会と変わらんな〜と思った 当時は流行作家みたいな感じで雑誌に連載って感じで書いてたらしい だから長くなるし、プロットに一貫性がないだの言われたらしいけど よかったよ!あ〜! あれから5,6年は経つな〜後は短編と共通の友とか言うのか サマセットモームも1冊だけよかった
46 :
名無しさん@43 :2000/08/24(木) 06:08
『運転席(_The Driver's Seat_)』が一番でしょ、スパークでは! あと、個人的にはアンジェラ・カーターの『ニュー・イヴの情熱』も萌え〜
47 :
吾輩は名無しである :2000/10/03(火) 21:55
このたびオースティンで卒論を書くことになりました ガンバロ
48 :
吾輩は名無しである :2000/10/04(水) 00:58
アーサーランサム好きです。 会社に研修に来たイギリス人グループに話題降ったんだけど 誰も知らなかった。まさか・・本国ではマイナーじゃないよね
49 :
空耳 :2000/10/04(水) 01:17
モームのなんか島に行く話(伝染病とか人が死んだりする) を読んだけど、題名忘れちゃった。 あれのラストが意味不明だった。 誰か解説して欲しいな。 チャタレイ夫人の恋人は想像してたのと全然違った。 もっとポルノっぽいの想像してた。 すごいおもしろかった。 イギリス文学といえば私はなんと言っても幻想小説だな!
50 :
BDFD :2000/10/05(木) 06:30
ロッジはどうよ。 まだでてきてないのは意外です。
51 :
吾輩は名無しである :2000/10/06(金) 02:42
良いスレッドですね。 私も英文学大好きです。 モームは「お菓子と麦酒」を最初に読んだのですが、その時はピンとこず、 短編をいくつか読んでみてようやく味がわかってきました。 辛辣でシャープなところがたまりません。 今は遅ればせながら「人間の絆」にトライしているところです。 ところで、イーヴリン・ウォーとかキングスレー・エイミス辺りの、 所謂コミック・ノヴェル(英国伝統のユーモア小説ってやつです) に分類される系統の小説が、好きな方はいらっしゃいませんか? 「トリストラム」やロッジも無理矢理括れば、その系統だと思います。 ちなみに私のお薦めは、ウォーの「衰亡記」。 (岩波から「大転落」と言う題で翻訳が出ており、福武からも別名で出てます) あとアントニイ・バージェスの「エンダビー」(早川から)でしょうか。 駄レスを長々と書き綴って申し訳ない。 それでは、モー板に帰るとします(w
52 :
若葉名無しさん :2000/10/08(日) 07:27
既に挙げてる人いるけど、ジェーン・オースティン最高!! 彼女の小説は気軽に読める文学ってところがいいね。 「高慢と偏見」「説き伏せられて」が特に面白かったな。 他はディケンズは言うまでもないところ。 シェークスピアは本よりも舞台がいいね。 個人的に本ではしっくりこなかった。
53 :
名無しさん@1周年 :2000/10/16(月) 20:25
ダフネ・デュ・モーリアが好きです。 有名なのは「レベッカ」ですが、短編の「接吻して」も哀しげで不気味で好きです。 でもあんまり本出てないんですよね。 洋書でもいいから手に入らないかな、て思ってます。
54 :
お嬢様 :2000/10/16(月) 21:59
イヴリン・ウォーの「ラブディ氏の休日」(精神病院から一日休暇をもらった人の 話)とか、飼犬に鼻をかまれて、仕方なく恋人を待ち続ける女性の話とか、ペーソスが効いていて面白かったです。
55 :
吾輩は名無しである :2000/10/17(火) 00:11
イヴリン・ウォー「大転落」(岩波文庫)も本当におもしろい! げらげら笑いっぱなしです!
56 :
お嬢様 :2000/10/17(火) 00:20
「大転落」の原題わかりますか。 ウォーは原書でいくつか読んだので、その中にあるかもしれません。 彼の小説の中ではオクスブリッジを出た男性がプランテーションしか 仕事が無かったりするのですが、そういうエピソードもお国柄や時代を 表わしていて面白かったです。
57 :
名無し娘。 :2000/10/17(火) 03:56
>>56 Decline and Fallです。
「ラブデイ氏」は終わり方がたまらなく嫌味でいいですよね。
それではモー板に帰るとします(w
58 :
Mrs.名無しさん :2000/10/17(火) 19:06
わたしも「高慢と偏見」に一票! シンデレラ物語に憧れていたあのころ。。。。
59 :
吾輩は名無しである :2000/10/17(火) 19:21
オースティンでは『エマ』が好きでした。 女主人公には時として苛立ちますが、彼女を鋭く優しい言葉で導いていくナイトリ ー氏が良かった。 (映画を見損ねてしまいましたが・・残念) 倉橋由美子氏が『夢の浮き橋』の中で、「オースティンの小説はレース編みのよう だ、女の手仕事の丹念さが感じられる」と評していたのも印象的です。
60 :
吾輩は名無しである :2000/10/17(火) 20:33
フォースターが好きなんですが「ホモ作家」のイメージがあるのか 意外と一般受けしないですね。 アイボリーの映画で知名度はあるけど難解なとこもあるしね。
61 :
我輩は名無しである :2000/10/17(火) 21:17
クリストファー・ニューが好きです。 「上海」「香港」など、大河小説。 英国人が、近代に移る上海に来て。。。 図書館にあったんだが、いつ見ても・・・、ある。 書庫に行ってしまった。 近代の中国が丹念に書き込まれて、その丁寧さが 英国人らしいので、好きだ。
62 :
崩れゆ :2000/11/19(日) 00:25
アトウッドがやっとブッカー賞とったようだ。 本当に賞って奴は。
63 :
吾輩は名無しである :2000/11/22(水) 08:12
アイリス・マードックの「砂の城」が(あと「鐘」とか)好きなん だけど、この本は英語圏の評論家とかからは、ソープオペラなみの低級な メロドラマで文学の名にも値しないみたいな扱いを受けてるのね。 倉橋由美子さんも「読んだ後に重い読語感を残す」とか言って ほめてたんだけとなあ。 キャラクターはみな魅力があるし、 おかしみと、かなしさのまじりぐあいがよいと思うのだが。 (いかにもイギリス風?)
64 :
吾輩は名無しである :2000/11/23(木) 02:11
二都物語、十代の頃すごく真剣に入り込んで、あの編み物のシーンは怖かった・・・
65 :
ixion :2000/11/23(木) 02:53
古典的な作品だけでなく、最近のはどうでしょう? A・S・バイアットとかグレアム・スウィフト、クッツェー なんかもいいけど、ロディ・ドイルの『パディ・クラーク、ハハハ』 とか『ザ・コミットメンツ』なんかは、下町(ダブリン)っぽさが 出てて良いです。あとはパット・バーカーの『再生』3部作も、 オーウェンとサスーンの関係、大戦、魂の苦悶と再生、ってな 良質の作品でした。サスーンの描き方にちょい疑問は残るけど…。 あとは、ウィル・セルフのぶっ飛び作品も好きです。 と、言いつつ、一番すきなのはやっぱ『嵐が丘』
66 :
吾輩は名無しである :2000/11/23(木) 08:56
ハーディが好きです。テスもよかったけど、 短編のおどろおどろしい雰囲気が気に入ってます。 後サマセット・モーム!「月と6ペンス」を読んで タヒチとゴーギャンにはまりました。 それにしてもハーディ好きって言うのは勇気いるなぁ・・・。 後ゴールズワージーはイギリス人か?「林檎の樹」がよかったです。 E.M.フォースターも好きだなぁ。「眺めのいい部屋」と「ハワーズ・エンド」 は映画も小説もかなりヒットだった。 「嵐が丘」は私も好き! Kate bush のうた、サビのメロディが正にキャサリンですよね。
67 :
ヒキガエル :2000/11/23(木) 09:23
「たのしい川べ」を 読まれた方は、いますか? ピーターラビットも、好き。
68 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2000/11/23(木) 10:24
あんまり読んでる人いないけれど、エリザベス・ボーエンが好きです。 それから私が落ち込んだ時にいっつも読み返すのがモームの『劇場』。 大衆的ですが主人公の女優がたくましくって、したたかで好き。 最後の一人の晩餐風景が心に沁みます。人生万歳って感じ。 『月と六ペンス』よりいけますよ。
69 :
吾輩は名無しである :2000/11/23(木) 16:49
私も「嵐が丘」大好きです。 ジュリエット・ビノシュ主演の映画がまた良かったなあ。 イギリス文学って映画化されてるものが多いですよね。 あと、「くまのプーさん」は原書で読んで初めて面白いと 思ったんですけど好きな人いませんか?
70 :
吾輩は名無しである :2000/11/23(木) 19:03
グレアム・スウィフトの「Learning to Swim」が良。
71 :
吾輩は名無しである :2000/11/24(金) 14:27
モンゴメリの作品は児童文学に分類されますか?
72 :
確率変動名無しさん :2000/11/24(金) 18:15
パチンコ板から流れてきました。。。 文学にはとんと縁がないのですが それでもエミリ・ブロンテ(でしたよね?)の「嵐が丘」は 高校生の時に読書感想文のお題となり頭を痛めつつ読み感動しました。 私はバカの割に『知ったかぶり』をする悪癖があり 職場で「月と六ペンス」の内容を聞かれ “貧乏だけど愛し合っている夫婦がクリスマスに 奥さんの方が自分の『毛髪』を売って旦那の『時計の鎖』を買い、 旦那の方は『時計』を売って奥さんの髪をとかす『くし』を買う 間が悪いけどホロリと来る話だよ” と、言い切って大恥をかいたことがあります。 以来密かにモームの本を読み始め「雨」に感動しました。 それではパチンコ板へ帰ります。 ではでは〜〜
73 :
偽メリッサ :2000/11/24(金) 23:00
ルイス・キャロルを読んで大爆笑した女です。 やはりカズオ・イシグロの『日の名残り』は外せません。 これは映画から入ったんですけどね。優秀な英文学は大抵映画化されてるので ストーリーを軽く追いたい人には便利ですよね。 ところで『テス』は映画化されてるんですかね?
74 :
反文雀 :2000/11/24(金) 23:22
ナスターシャ・キンスキーが演ってるぞ<テス
75 :
空耳 :2000/11/24(金) 23:41
へー嵐が丘ジュリエット・ビノシュで主演されてるんだ。 みたいみたい。 ixionさんの、でもやっぱり嵐が丘。ていうのが なんか素敵。 モームの雨って熱帯の島に足止めくらうやつでしたよね? 感動する感じの話でしたっけ? なんか人が死んで薄気味悪かった覚えが・・・ しかもおちがわかんなかった。(恥) それとも私のただのしったかぶりなのかな。
76 :
反文雀 :2000/11/25(土) 00:14
>確率変動名無しさん プーてほんとにばかなんだから 俺が言ったんじゃないからな、ロビンだぞ
77 :
悠ちゃん :2000/11/25(土) 00:33
72はネタっぽい。彼の言ってるのはO Henryの短編のことだろ?
78 :
名無しサンテグジェペリ :2000/11/26(日) 16:42
あげ
79 :
確率変動名無しさん :2000/11/26(日) 19:14
シャレで書きこんだのにレスがつくとは....申し訳ないっす。
>>75 空耳さん。
私は「救いの無い話」、2ちゃん風に表現すれば
「鬱だ氏のう」的な話が大好物でして....
『雨』の粗筋、
“バリバリの清教徒の牧師さんが、
売春婦を更生させようとして思いっきりしくじる。”
ってトコに、妙に共感を覚えてしまった。って訳です。
(パチンコで有り金勝負をしてしまった日の夜に読むとサイコーです)
>>76 反文雀さん。
バカでゴメン!。で、ロビンって誰ッスか?、ひょっとしてロボコンの....
(だって俺本当にバカなんだもん)
>>77 悠ちゃんさん。
恥かしながら「実話」です。
O.ヘンリーは「枯葉の話」しか読んだことがなかったはず。なので、
何故に「月と六ペンス」と勘違いしたのか自分でもよくわかりません。
80 :
吾輩は名無しである :2000/11/26(日) 20:44
>79 あは、私も「月と6ペンス」を何故か「賢者の贈り物」と 間違えて言っちゃったことがある!!! 何でだろうねぇ、全然違う話なのに・・。 O.ヘンリーの短編集は面白いよね。 仕立て屋で働いている2人の女の子が話がすごく心に残ってる・・。 そうそうオーウェルの「動物農場」もイギリス文学だねぇ。 「1984年」よりは好きだけど、この人の話は読むと どーーんより暗くなるので、あまり手を出さないように してます・・。
81 :
吾輩は名無しである :2000/11/26(日) 21:55
動物農場って笑えないかい?
82 :
80 :2000/11/26(日) 23:24
>81 いや、笑えたんだけど。冷静に考えると なぁんか「けっ人間って所詮こんななんだよ」て言われた気がする・・。 動物繋がりではイギリス文学じゃないけど「動物会議」BYケストナー の方がよいなぁ。あ、児童文学だけどさ。
83 :
空耳 :2000/11/27(月) 00:11
そっかあ。有り難う。 今度読み直してみるよ、 モーム。
84 :
軍事板から来ました :2000/11/27(月) 14:38
フォーサイスやイアン・フレミング、アリステア・マクリーンはダメですか?
85 :
吾輩は名無しである :2000/11/27(月) 15:37
せめてグレアム・グリーンなのでは。やはりここは。 ところで、PDジェイムズとか、ジョン・ル・カレって、イギリスでは 「所詮」ミステリーなのかな。それとも「カテゴリー的には」ミステリー っつー評価なのかな。まだまだグリーンに追随する作家ではない?
86 :
ixion :2000/11/27(月) 23:34
いや、フォーサイスとかル・カレいいでしょう、それは♪ >84さん あ、『女王陛下のユリシーズ号』途中で止まったままだった のを思い出した。読みなおそうかなぁ。 エスピオナージュ文学ものなら、イアン・マキューアンの 『イノセント』なんてどうでしょ?アンソニー・ホプキンス 主演で映画化もされてますが、お坊ちゃま主人公が「秘密」 をパスにこの世を渡っていくうちに、いつのまにか無垢で 罪のない世界から違う世界に踏み込んでしまう、ってな ビルドゥングス・ロマン的な要素を、巧く処理している 作品だと思います。マキューアン特有のあの類の場面は、 ちょっと好き嫌いが分かれるでしょうが。 グリーン『ヒューマン・ファクター』も二重スパイでしたっけ? 彼の作品では『ブライトン・ロック』が最高だ、とカポーティが 言ってましたが…。
87 :
吾輩は名無しである :2000/11/28(火) 01:34
『イノセント』は死体処理の描写ががよろしい。 胃の中のザウワークラフトのツンとする臭いが 漂ってくる。
88 :
ぷーさん :2000/11/28(火) 19:11
>52。オースティンの「説きふせられて」は面白かった。 物語自体は、クライマックスもそれほど劇的でなかったように感じるが。 主人公の女性がおとなしく、女性としての愛らしさを持っている点に共感し、 物語を読んでいくうちにその世界に引き込まれた。 しかし現在の若い女性に、彼女のような性格を見つけることは困難だろう。
89 :
ぷーさん :2000/11/28(火) 19:26
ロレンスの作品も面白い作品が多かった。 「息子と恋人」「チャタレイ夫人の恋人」など。 前者はロレンスの少年から青年までの自伝的小説であり、まさにロレンスの作品の根幹をなすものである。 はじめてロレンスの本を読む人にはおすすめである。 後者はロレンスの作品の頂点にあるもので、愛こそが男女関係にもっとも重要であることを説いていたように感じた。 愛の重要性は「息子と恋人」にも顔をのぞかせていて、 主人公Paul Morel,社会習俗にとらわれている母親Morel夫人、 女性としての魅力に乏しいMiriam、そしてロマンティックで情熱的なClara DawesとAnnie Morelなど 各登場人物の個性が生き生きと表現されていた。 ロレンスはイギリスのゲーテと呼ばれた作家であるが、 ロレンスの作品に共通するものは、既成の社会習俗にとらわれない大胆さと情熱があり、こうした点はゲーテの作品にも読み取ることができる。
90 :
悠ちゃん :2000/11/29(水) 02:38
昼間や日暮れ前にこうした公園の裏手の小径(こみち)を腕を組んでそぞろあるく 恋人同士は、数時間後の同じ小径が、全く別の使途に供せられていることを夢にも 知らない。いわば公園はその顔かたちを変えるのである。昼間には覆われている顔 の異様な反面が顕現するのだ。人間どもの饗宴の場所が夜半時いたって妖魔どもの 饗宴のために譲りわたされるあの沙翁(さおう=シェイクスピア)劇の終幕の ように、昼間何気なくオフィスの恋人たちが腰を下ろして話し合った見晴し台は、 夜になると「桧舞台」と呼ばれるようになり、遠足の小学生たちが遅れまいとして 合わない歩幅を跳び上りながら登った小暗い石段は、「男の花道」とその名を代え、 公園裏手の長い木下道は、「一見道路」と名称を変える。それらはすべて夜の呼び 名である。別段取り締まりの法律もないのでほったらかしにしている所轄の警官 たちは、こうした呼び名をよく知っている。倫敦(ロンドン)でも巴里(パリ) でも殊更公園がこうした使途に充てられるのは、実際上の便宜に依ることは勿論 だが、多数決原理の象徴のようなこの公共の場所が少数者の利益をも潤しているの は、皮肉で恵み深い現象である。H公園は大正期その一劃(いっかく)に連兵場が あった時分から、この種族の集り場所として著名であった。 三島由紀夫『禁色』より
91 :
ロカンタン :2000/11/29(水) 03:06
カズオ・イシグロとかはあ?結構いけてると思うんだけどなあ
92 :
悠ちゃん :2000/11/29(水) 03:51
カズオ・イシグロが"The Unconsoled"の(宣伝のための)朗読会で一部 読んでるのちょっとだけ見たことあるけど、黒っぽい服着てて、普通体型 で思ったより若く見えました。でもイケメンではなかった。
93 :
悠ちゃん :2000/11/30(木) 03:38
僕の初恋の人は先輩で、トマス・デ・クインシーが好きな人でした。 まわりで誰も知らない作家。僕も知らなかった。でも彼は『英国人阿片 吸引者の告白』について熱っぽく語ってくれた。(忘れたけど。。。) その先輩は僕と飲んだあと、僕のアパートに泊まりましたが、何事も なく、次の朝がやってきました。コクルべきだったのか???
94 :
ixion :2000/11/30(木) 08:57
ド・クインシーかぁ…しぶいね。でもすばらしい文筆家。 「阿片呑みの告白」…ジョンソンの散文にも匹敵するような、格式ある 流麗な文体。また阿片飲用時の幻想を書き綴る筆致は詩にも近い。 「英国の郵便馬車」…夢の遁走曲がいい。 「芸術の一種として見たる殺人に就いて」…芸術だ。 どれとっても良いね。大学中退でコールリッジより哲学に造詣が深いって のも良いね。『マクベス』の門叩き…。
95 :
悠ちゃん :2000/12/01(金) 03:16
さすがixionさん!しぶいですね。萌えてしまいます。 ところで男なんですか?男でしょ?男だとウレシイ。。。
お? 2ちゃん文学板初のカップル誕生か? 折角だから記念OFFでもやっとくか?
97 :
悠ちゃん :2000/12/05(火) 02:06
ixion逃げたわね!
98 :
世界@名無史さん :2000/12/05(火) 02:36
世界文学最高傑作 ジョイス「ユリシーズ」どうよ?
99 :
吾輩は名無しである :2001/01/17(水) 02:25
マックス・ビアボウム、 「イーノック・ソウムズ」と言う短編読んだんだけど、 凄い洗練されてた上、諧謔たっぷりで面白かったべ。 「ズレイカ・ドブソン」翻訳されないかな? おいら英語力ないから原書読んでもあんまよくわからん。。。 英文学かなんかで読んだ人、どうだったです?
100 :
99 :2001/01/17(水) 02:26
しまった、タイプミス。。。 >英文学かなんかで読んだ人、どうだったです? 英文学専攻かなんかで読んだ人、どうだったです? の間違いです。 失礼致しました。。。
101 :
オレンジ :2001/01/17(水) 03:51
ジャネット・ウィンタースンってどうなんだろう?「さくらんぼの性は」はマジック使ってたけど、なんか尻すぼみな感じだった。岸本佐知子さんが訳してたから読んでみたのに。 ほかに、現代作家でいい人いないかな。アンジェラ・カーターの「夜ごとのサーカス」って、ぶっとんでて面白そう。これってやっぱり、シェーラザードを意識してるんだろうか。でもそういうの多いよね。
102 :
おれさま :2001/01/17(水) 04:11
ウィンターソンなら、Written on the Bodyが よいです。
103 :
吾輩は名無しである :2001/01/17(水) 05:14
ウィンターソンはレズビアンですね。アンジェラ・カーターの 「青髭」のパロディも良かったです。
104 :
吾輩は名無しである :2001/01/17(水) 09:34
A.S.バイアットは『抱擁』以外に何か翻訳で読めるものあるのかなあ。 それとジュリアン・バーンズってまだ出てきてないようだけど? イギリスじゃなかったっけ?『フローベールの鸚鵡』とか。 マキューアンは『アムステルダム』がなんともブラック。
105 :
ixion :2001/01/17(水) 14:02
バイアット、『シュガー』と『マティス・ストーリーズ』は翻訳 出てます。『ゲーム』は確か絶版。 『バベルの塔』も訳されるって話聞いたような…でもあれ長いから なぁ。ただ作中作として挿入される「babbletower(喋るの塔、 って感じかな?)」が結構面白かった。あと、cut-upとlamination について、これほど知的に分析した小説も珍しい。ただ、その 断片化と複層化のせいで、時折散漫な印象を受ける。 やっぱ『抱擁』かな。でも訳者がしゃしゃり出て解説でアホなこと やらかしてくれるし、しかも邦題がちょっと…。
106 :
104 :2001/01/17(水) 16:57
ixionさんサンクス。 『抱擁』での解説のアホって? うろおぼえだが、解説で指摘していたとも思うが、 『抱擁』では、語りの手法として、 1か所破綻をきたしているようなところがあったと思うけど... 読んでて、アレッ!て思った記憶がある。
107 :
名無しさん :2001/01/17(水) 21:54
キワモノといわれるかも しれないけれど、 コリン・ウイルソン 賢者の石に昔はまった
108 :
吾輩は名無しである :2001/01/18(木) 00:39
ジョン・ファウルズの「魔術師」「マゴット」が好き。 ジャネット・ウィンタースンなら「ヴェネツィア幻視行」。
109 :
吾輩は名無しである :2001/01/19(金) 19:40
ウィンターソンのoranges are not the only fruit 持ってるんだけど、ろくに読んでない。 翻訳希望・・・。 冒頭は非常に面白そうだったが・・・。
110 :
吾輩は名無しである :2001/01/19(金) 19:47
マーティン・エイミス出てきた? エッセイはあんまり好きじゃないし、 「時の矢」とか「二十歳への時間割」もそれほどだったけど、 「サクセス」はまあまあだったと思う。 何で「マネー」とか「ロンドンフィールズ」の翻訳でないんだろ。
111 :
吾輩は名無しである :2001/01/19(金) 23:08
>109 ウィンタースンのオレンジ。 国書刊行会の文学の冒険シリーズから出るはずですよね。 いつになるやら分かりませんが。
112 :
吾輩は名無しである :2001/01/20(土) 03:36
>>111 サンクスです。
期待できそう・・・。
でも、発刊時期は未定ですか・・・。
気長に待つことにします。
113 :
吾輩は名無しである :2001/02/01(木) 23:28
オースティンとシェイクスピアで埋め尽くされるかな? と思っていたけど、全然そんなことないですね。 オースティンはいまいち日本ではメジャーになりきれないな〜何でだろ? 『ノーサンガー・アベイ』『分別と多感』『自負と偏見』『マンスフィールド・パーク』『エマ』『説得』 みんなかなりレベル高いと思うけど…しかつめらしくないと受けないのかな? 最近キネマ旬報社から質の高い翻訳の単行本が出てますよ〜
114 :
吾輩は名無しである :2001/02/02(金) 13:37
ちょうど今「ノーサンガー〜」「分別〜」「マンスフィールド〜」の キネマ旬報版取り寄せてるところです。楽しみになってきた〜。 何年か前に「高慢と偏見」のドラマやって、「エマ」の映画やって、 「分別と多感」の映画もあって、今年になってNHKはりきって再放送 してくれたし…だいぶメジャーになりつつありませんかね? 気のせいかしら?
115 :
113 :2001/02/02(金) 17:07
イギリスでは1990年代にブームがあったようですね〜
116 :
113 :2001/02/02(金) 17:14
日本でどれだけ受けがいいかは神のみぞ知る。<ブーム でも『エマ』の岩波文庫版が入ったのは最近だったような気がする。 『ノーサンガー・アベイ』、『説得』も映画だったかドラマだったかがあるんですが、日本語化されますように…。 オースティンの映像化はBBCのドラマも映画もなかなか出来がいいですね〜 でも『ノーサンガー』はいまいちかな…見る人によるかも。 特にBBCはよく作り込んである。思わずジェニファー・エイル(エリザベス役)のファンになったし(^^;
117 :
名無しの笛の踊り :2001/02/02(金) 21:20
>117 おーい!(笑 貴方、ひょっとして美術鑑賞板の印象派スレにいた? 思わずマジマジと見てしまったじゃないですか・・
119 :
見物客 :2001/02/06(火) 05:25
ヴァージニア・ウルフの「灯台へ」 これが一番好きです。
120 :
日本@名無史さん :2001/02/06(火) 06:01
うーん自分は英文学は大陸の文学と比べてキライ。 だが読む。英語でよむ。オースティンも渡来したが。なんか好きになれなかった。 ブロンテの方がよいのー。
121 :
JPB :2001/02/06(火) 09:29
コンラッドやフォースターが好きです。どっちも、男臭いとか もったいぶってるとか言われます。あんまり読者受けはよくない みたいなんですけど、『天使も踏むを怖れるところ』とか 『インドへの道』なんかはとても好きです。コンラッドだと 『青春』『闇の奥』『ロード・ジム』の流れは最高です。 ま、作品より作家の方に興味があるっていうこともありますが。
122 :
名七 :2001/02/06(火) 23:26
カズオ・イシグロの日の名残り、これはのんびり読めて楽しめた。 これからジョイスのユリシーズに挑戦します。
123 :
吾輩は名無しである :2001/02/22(木) 14:09
やはり下がってる・・・。英文学ってやはり地味な印象なのかな? アントニー・ポウエルの「時間の踊り」をイアン・マキューアンとかを最近訳してる、 小山太一が翻訳して出すって話を聴いたんだけど、何時の話になるんだろう? ランダム・ハウスか何かが出してた、 20世紀英米文学ベスト100(かなり変なベスト100だったが)に入ってたみたいだし、 怪作としても名高いから期待してるんだけど。
124 :
吾輩は名無しである :2001/02/24(土) 00:45
J.オースティンは気軽なのか… そうか…(鬱
125 :
吾輩は名無しである :2001/02/24(土) 01:15
ユリシーズってどこの出版社からでているのでしょうか
126 :
Erewhon :2001/02/24(土) 02:07
>>125 翻訳は確か丸谷才一などが翻訳したやつが集英社だったっけ、
出てたけど、一冊4千円で、3巻本なので、図書館
で借りた。もちろん読み通さずに返却したけど。
原書はPenguinででてるけど、これも丸善で5千円くらいだったような。
ランダムハウスのベスト100に挑戦してみようかな。
>>124 気軽だろ。大衆文学だぞ、もともと。風刺だし。
サーキュラー・ライブラリーのロングセラーだったんだから。
小説がやたらと深刻になったのは単に19世紀に全盛になった
ロマン派の影響だ。
128 :
124 :2001/02/24(土) 16:29
私としては、気軽じゃなかったなぁ 扱う上でとっつきにくかった 読むだけならまぁいいけどね
ん〜なんつーか。 扱うってことは研究でもしたんか。 オースティンって、まずは娯楽小説なんだよね。 読んでおもしろけりゃそれでいいもんだと思うけど。 彼女自身、自分の作品が文学の研究対象になるとは 思ってなかったんじゃないか…
130 :
吾輩は名無しである :2001/02/24(土) 19:45
>>129 確かに。
「フランス人は、かりに知的に優れていなくとも知的に優れていると称する作家を好むが、
イギリス人はそのような作家を好まない。そのためイギリスでは哲学的な小説やかたい政治小説、
あるいは審美的な精密性の高い小説はめったに生まれず、さまざまな『調停』を行う作家、
ありふれた日常生活にかかわる作家、現実主義者、観察者、ヒューモリストを生み出した。」
って白水社の「イギリス・ユーモア文学傑作選」の解説にも書いてあったし。
自分もイギリス小説のそういうところが好きで読んでいるって側面がある。
うーん、読んでもイマイチ入り込めないみたいです 皆さんは入り込めます?(煽りではなく)<オースティン 私にとって(単純に)面白いか否かは、入り込めるかどうかってことなので…
そういえば「ユリシーズ」の翻訳、 柳瀬尚紀訳が河出書房新社から出てるね。 まだ続刊中だけど。
>>131 ああ、それでわかった。
オースティンって、まさに"入り込まない"作家なんだよね。
>>130 さんじゃないけど、イギリス人のユーモアってそういうカンジで、
深刻癖とかのめり込んだりする人とか、
あるいは必死になってる自分自身とかを
風刺する日常主義の作家の代表格がオースティンだと思う。
これって英国の古典喜劇の伝統からきてるそうだ。
「分別と多感」とかはそれがもろテーマだしね。
読み方を全く別方向に切り替えると、面白く思えるかもよ。
自分の場合、中公新書『ジェイン・オースティン』がその辺りのわかりやすい
概説で、だいぶ彼女の面白みが増した。参考までに。
134 :
吾輩は名無しである :2001/02/24(土) 22:20
>>127 アドヴァイスありがとう
切り替えてみよう
135 :
dissociation of sensibility :2001/02/27(火) 02:21
オースティンくらい吐き気を催す作家は無い!!!!!!!!! むかつく。堪えられない。読み始めて五分後に床に叩き付けたくなる! 勘違い女の極めてくだらない妄想ばっかり!!!イギリス臭いのは だ〜〜〜い嫌い!!!!ベラベラ賢しげなお喋りオネエは心底我慢できない!! もういや!!
136 :
吾輩は名無しである :2001/02/27(火) 07:24
>>135 あたしも倉橋由美子(オースティンのコテコテの崇拝者。
いわゆる、常に平静に優雅にを標榜して他者との差別化を図る)
や、佐藤亜紀で、何度か似たような印象をうけました。
悪い作家じゃないんだけどねえ。
女性作家のエゴが、ときおりちらっと見えると、醜悪な瞬間ってあるよね
あはは。
オースティンって、当初から一部に超嫌われるタイプの作家だよね。
シャーロット・ブロンテ、マーク・トゥエイン、D.H.ロレンスとかね…
だいたいロマン主義の系譜の作家の一部が嫌がるみたいね。
まあ彼女の作風からしたら当然だけど。
ところでオースティンが他者との差別化ってのは、半分当たって半分違う
気がする。
彼女のユーモアって、自分自身とか主人公に対する風刺も
含まれてるから。いわゆる独善的ではなくて、18世紀英国の
古典主義の倫理基準(ジョンソン博士とかね)に照らされている
だけで。だから19世紀の作家と合わないんだろうね。
>>136 さんの挙げた作家さんは読んだことないけど、
もしそういう方が崇拝者なら、その作家さん、なんか勘違いしてるんで
ないかなあ。
138 :
136 :2001/02/27(火) 14:32
>>137 いや、これは恐縮。
わたし自身も、オースティン自身は好きですし、とくに含むところはありません。
なんてったって、漱石閣下の大推薦がありますから。
別に誤解はしてないす。
140 :
名無しの笛の踊り :2001/03/02(金) 21:39
>>118 その通り。イメージとしてぴったりでしょう?おしとやかで、上品な姿は。
141 :
吾輩は名無しである :2001/03/02(金) 23:27
…すいません。 オースティンはハマって読みました。 先が気になって仕方がないという状態でして、 批評うんぬんを抜かして単純に話にのめり込みました。 「高慢と偏見」などは高級なハーレクイーン・ロマンス といった所なのではないでしょうか。 「風と共に去りぬ」よりもずっと面白い娯楽小説だと思ってたんですが、 そうでもない方もいらっしゃったんですね。
142 :
JPB :2001/03/02(金) 23:41
オースティンって、例えば、たいていの女は適齢期になると いかによい結婚を成就するかということが最大の関心事になる、 みたいな感じで、断言を場面展開の中にちりばめるから、それが オースティン自身の言葉として受け止められるんですかね。 オースティンって結構嫌われない作家かと思ってたんですが なるほど、発見。
143 :
吾輩は名無しである :2001/03/04(日) 17:10
当時のイギリスのあの階層の女性の立場って 結婚って死活問題なんですよね。まじめに。 そりゃあ最大の関心事になるわな。 今のお受験を茶化すみたいなもんですかね。
144 :
吾輩は名無しである :2001/03/24(土) 22:50
今日のTVドラマ「大草原の小さな家」に出てきたヒロインのメアリーなんかは、 オースティンの小説のヒロインを思い出させるよ。 中でも「説得」のヒロインとは良く似ている。
145 :
名無しさん@1周年 :2001/03/25(日) 02:21
オースティン面白かったよ。ここのスレで妙にオースティンに 欲情してる人がいるのは何故ですか?
146 :
名無しさん@1周年 :2001/03/25(日) 02:22
『高慢と偏見』や『エマ』はベタだけど面白いと思うけどねぇ。
147 :
いんちきしんきち :2001/04/11(水) 21:03
あげ
148 :
リチウム :2001/04/16(月) 00:31
カズオ・イシグロの新刊「わたしたちが孤児だったころ」 もう読みました? 素晴らしかったですよ。買う価値のある1冊です。1800円は安いです。ぜひ。 前半はわりと穏やかに進んでいくのですが、主人公が自分自身の「事件」を探りに 上海へと旅立ってからがすごい。 まるで主人公を取巻く世界が突然迷宮となって聳え立ち、混沌としていく中で 主人公自身もあたかも読者を翻弄し、底の知れない渦に引きずり込んでいくような… 酩酊にも似た感覚。これはそう、カズオ・イシグロの真骨頂ですね。 わたしは読後、震えが止まりませんでした。震えが起こる小説と出会ったのは久しぶりです。 これを原語で読める人には嫉妬しますね。わたしは語学力が粗末なもので。 原語で読める方、すでに読んだ方がいらっしゃいましたら感想をお聞かせ願いたいです。
ジェーン・オースティンよりオースティン・パワーズだな。好みは。
150 :
名無しさん@1周年 :2001/04/16(月) 01:47
『日の名残』は原書に挑戦したけど難しかっただす。
151 :
にがうり :2001/05/07(月) 13:44
ルイスの「マンク」 ベックフォードの「ヴァテック」 ウォルポールの「オトラント城奇談」 が好きです。 この3人はみんな裕福な家のお坊ちゃんでヒッキー気味だったらしいです。 で、ティーンエージャーのときに代表作を書いて、あとはそれっきり。 親が金持ちだから働く必要なし。 どれもエロス&バイオレンス。 オタク少年が妄想の果てに書いた大傑作という感じ。
152 :
吾輩は名無しである :2001/05/17(木) 00:17
あげ
153 :
吾輩は名無しである :2001/05/20(日) 13:05
age
154 :
吾輩は名無しである :2001/05/20(日) 21:09
ジョン・ファウルズ好きな人あんまりいないんですかね。 108の方が挙げてたけど、それっきり。「フランス軍中尉の女」 は全然手に入らないんですけど、読んだ方できるだけネタバレ なしで感想聴かせて貰えませんか。ファウルズの他の作品に ついても語り合いたいです。
155 :
吾輩は名無しである :2001/05/23(水) 16:10
サキが好きです。 この人の短編の常連キャラのクローヴィスは パラサイトシングルっぽい。
「アレクサンドルカルテット」の話が出てないですね。
157 :
スラヴァ :2001/05/31(木) 10:54
ここまでで、オスカー・ワイルドが出ていないのは意外だ。俺はワイルドは、
ファンタジー短編を読んだだけなんだけど、物語といい、文章といい、本当に
綺麗だね。俺が気に入ったのは、「幸福な王子」、The Nitingale and the Rose、The Fisherman and His Soulかな。特に The Fisherman and His Soulは
最後まで読んで鳥肌が立ったな。今度「ドリアングレイの肖像」にも挑戦して
みたいな。
>>22 トールキンは言うまでもいないけど、イギリスのファンタジーは質が高いと思
う。学生の頃にマイクル・ムアコックに夢中になったな。 エルリック・サーガ
、紅衣の公子コルム。Bizarreなファンタジーを書かせたらこの人の右に出る人
はいないと思う。アメリカのファンタジーも一通り読んだけど、好きにはなれ
なかった。
俺は今、モスクワで勉強しているんだけど、ロシアは演劇が盛んで、イギリス
作家の劇も盛んに上演している。特にシェイクスピア、ワイルド、バーナード
・ショウの作品が人気があるみたいね。「サロメ」見に行きたいな。
158 :
吾輩は名無しである :2001/05/31(木) 13:12
>>67 「たのしい川辺」いいですね。 あんなヒキガエルでさえ変われたのに、自分はどうして変われないんだろうと真剣に 悩んだ時期がありました。 エドワード・リアのThe Owl and the Pussycatが好き。
159 :
吾輩は名無しである :2001/05/31(木) 13:14
ワイルドだったら、「ウィンダミア卿夫人の扇」でレポート書いたっけ。 「サロメ」で知っていたから随分違うなあと思いました。
160 :
吾輩は名無しである :2001/05/31(木) 13:25
ヴァージニア・ウルフは「オルランド」も「ダロウェイ夫人」も 映画から入って、小説を読んだけどどっちも面白かったな。意識の 流れということでは、スターンも愉快。テリー・ギリアムも映像を 作る上で意識の流れを考えたとかって読んだような・・・まあいいか。
161 :
スラヴァ :2001/06/02(土) 04:09
話ずれるけど、日本の大学の英文学部ってものすごく保守的だよね。うちの大 学(関西の三流私立だけど)でも、英文学のゼミが中世文学の講読だったん で、俺は1970年代ニューウェーブファンタジーを研究してみたかったんで、敬 遠した覚えがある。ほんの15年ぐらい前まで「生きている作家を論文にするな んて言語道断」なんていう教授がいたらしいね。オーウェルを卒論にした先輩 がひどい評価喰らったっていってた。いまでも、研究の主流はシェイクスピア に、ビクトリア朝時代の作品が主流なのかな? で、ワイルドの The Nitingale and the Roseロシア語訳も読んだけど、ロシア 語の決まり事のせいで、Nitingaleが男になってて、萎えた。違うだろ。
162 :
吾輩は名無しである :2001/06/04(月) 18:13
イギリス文学といったら、やはりルイス・キャロルを抜きにしては語れないだろう。 不思議の国のアリス・鏡の国のアリスといったあまりにも有名な作品はもちろん、シルヴィーとブルーノなどその他のの作品もやはり素晴らしい、心の底から愛すべきものたちだ。
164 :
吾輩は名無しである :2001/06/05(火) 10:52
キャロルはスナーク狩りが一番面白いと思う。 エンデが訳・編集したやつなんて夢の共演ってかんじ。
165 :
吾輩は名無しである :2001/06/05(火) 11:46
>>111 超遅レス
国書で発刊の予定の情報はありがたい
原本ろくに読めなてないから
訳は岸本佐知子にお願いしたい、野中柊のは辛い
>>155 サキを理解できない人とは友人になれないが
サキを理解する人は友人としても油断できない
166 :
ラーフ :2001/06/10(日) 04:57
えーと、「蝿の王」面白かったので書き込み。 内容は、核戦争後の東京で悪魔ベルゼブブを召還する話。 最近アトラスからゲーム化された。
167 :
吾輩は名無しである :2001/06/13(水) 15:29
>165 サキは高校の英語の教科書にのってた。「開けたままの窓」 おもしろくなかった。 「トバモリー」は傑作だ。 またこれが、いろんなアンソロジーに収録されていて「トバモリーはもう食傷気味だよお」 とさえ思う。
168 :
吾輩は名無しである :2001/06/14(木) 07:35
チェスタトンが何故でない? 頭いいぞこいつ。
169 :
吾輩は名無しである :2001/06/14(木) 23:05
デイヴィッド・ロッジ好きだなあ。 「素敵な仕事」とか。
170 :
吾輩は名無しである :2001/06/19(火) 18:42
>>63 マードックは別に低俗扱いはされてないと思ってました。真摯に読まれたり、研究されたりしているのでは?
「鐘」の第1章はあまりにも完璧に書かれていて、惚れ惚れします。
夫であるジョン・ベイリーによる回顧録が映画化されますね。若き日のマードックをケイト・ウィンスレット、年とってからをジュディ・デンチが演じていて、来年公開予定。
171 :
吾輩は名無しである :2001/06/22(金) 10:00
上げてみる。
172 :
吾輩は名無しである :2001/06/26(火) 19:27
人類史上、空前絶後の大天才、チェスタトンが好きなのだ。「木曜の男」然り。
>>168 よ同意
173 :
ひきこもり男児 :2001/06/27(水) 01:53
ハーディーは?ハーデーはいずこに?
174 :
吾輩は名無しである :2001/07/05(木) 18:46
17,18世紀の文学にあらわれる子供のイメージとはどういうものだったのですか? また、その背景をご存知のかたお願いします。
175 :
吾輩は名無しである :2001/07/05(木) 23:45
>174 もう少し質問を具体的に絞った方がよいのでは。 いずれにせよ私には例が一つも思い浮かびませんが。
176 :
吾輩は名無しである :2001/07/13(金) 23:51
シェイクスピアをじっくり読み直したいんですけど、 たくさんの日本語訳があって目移りしちゃいます。 定評のある訳者、お薦めは誰でしょうか。 因みに私は中野好夫氏の翻訳しか知りません。
177 :
吾輩は名無しである :2001/07/23(月) 23:10
キャサリン・マンスフィールドはどうですか? 私は好きです。短篇しか読んだ事ないけど。
178 :
吾輩は名無しである :2001/07/24(火) 00:43
>176 小田島訳はかなり意訳してるけど、 読みやすいっちゃ読みやすい。
179 :
吾輩は名無しである :2001/08/08(水) 17:52
>>166 この粗筋めちゃくちゃだけど、おもしろい。
180 :
吾輩は名無しである。 :2001/08/08(水) 18:16
アニータ・ブルックナーは活動しているのですか? 結構、好きだったんですが。
181 :
吾輩は名無しである :2001/08/08(水) 18:29
シェイクスピアは松岡和子訳が好きです。最新版だし。
182 :
タコス :01/09/02 17:26 ID:YrBHxUGQ
「意識の流れ」を中心にして卒論を書こうと思っているのですが、ヘンリー・ジェイムズ、 ジョイス、ウルフ、フォークナー、ヘンリー・ミラー それ以外に読むべき作家いますか?教えて下さい。
183 :
吾輩は名無しである :01/09/02 18:30 ID:8Ta1dnU6
ディケンズの「クリスマスカロル」 あと、ダフネ・デュ・モーリアの「レベッカ」 好きな作品です。 同じくデュ・モーリアの作品で「黒い瞳の少女レベッカ」というのが あるらしいですが、どなたか読まれた方います?
>>182 研究までするかどうか別として
読み物として面白く読めた
キングの“Shining”の話法は
stream of conciousness ってやつで
ないかな、と……。
映画も怖かったけど言語もキテます。
185 :
182 :01/09/03 18:11 ID:Cpfno5QA
>>184 キングのシャイニングですね。 stream of conciousness は、現在の文学にも影響を与えているのですか。 弟が持っているので、早速読んでみます。ありがとうこざいました。
186 :
吾輩は名無しである :01/09/06 12:48 ID:Mt38JpJA
ビンチョンも読もう
いま As You Like It のテープを聞いてるんだが むか〜しNHKでやったロイヤル・シェイクスピアなんとかの TVドラマ版を再放送してくれないかな。ヘレン・ミレンが ロザリンドのやつ。いまのヘレンは見れん婆さんだけど。
バロウズも読まなきゃ
189 :
吾輩は名無しである :01/09/07 15:13
マーガレット・ドラブルってどうかなぁ? 「碾臼」とか。 岩波の20世紀イギリス短編小説集にあった「再会」ってやつ、結構よかった。
190 :
とりとめのない引用 :01/09/07 16:29
・・・これでいい、これこそ大事なことだと思ったからだった。まるで 安っぽいロマンチックな男女のように、かつて愛し合っていたときの レストランと通りの名前をおぼえていた二人は、けっきょく運命と 共謀したのだった。忘れてしまう人間は忘れる、とあとになって彼は 言った。しかし忘れない人間同士はまたかならず出会うのだ、と。
191 :
吾輩は名無しである :01/09/10 01:32
文学かどうかは疑問だけど シャーロック・ホームズが大好き。 あとはシェークスピア、デフォー、スウィフトくらいかな? あとはデビッド・カッパーフィールド。
192 :
吾輩は名無しである :01/09/10 21:18
ジョイス以降、大作家っている?
193 :
吾輩は名無しである :01/09/11 16:53
いないんじゃない?
194 :
吾輩は名無しである :01/09/13 10:31
イギリスって美学を中心に書かれた小説少ないね。詩には多いけど。 だから、私はフランスの方が好き。
195 :
吾輩は名無しである :01/09/13 10:58
美学? ちょっと意味が解りかねます。 もう少し具体的にお願い。
196 :
吾輩は名無しである :01/09/13 16:10
アーヴィン・ウェルシュ萌え〜。
197 :
吾輩は名無しである :01/09/13 16:34
あのー、J・G・バラードとかはどうなんでしょう。
198 :
吾輩は名無しである :01/09/13 22:23
ジョイスとワイルドは厳密には英文学ではないのでは? アイルランドだから。
199 :
吾輩は名無しである :01/09/15 21:07
アゲ
200 :
匿名希望さん :01/09/16 16:02
アラン・シリトーの名前が出てない・・・ 今日「長距離走者の孤独」とう作品を 購入して、今から読むところです。 ではでは
201 :
吾輩は名無しである :01/09/16 19:19
ブッカー賞をとったクッツェーは南アフリカの人。カズオ・イシグロは日本系と、意外とこの国の文壇は守備範囲が広いよね。
好きな作家、詩人は多いんで、あまり好きじゃない人から書いたほうが早そうだ。まず、D.H.ロレンス。現代小説を面白くなくしたのはこの男が原因?
203 :
吾輩は名無しである :01/09/23 10:21
>202 これには同意できないな。 ロレンスの作品は現状を変えていく潜在的なものがあり 読みごたえがあると思うのだが。
204 :
吾輩は名無しである :
01/09/24 16:52 イギリス文学がいくらでも読める人は、ちょっと日本の作家の典拠 調査やってくれないかなあ?芥川龍之介なんて、まだまだいくらでも 英文学の典拠が発見されそうな作品ばかりなんだけど、誰も調べない。 もしくは調べられないんだよ。