恥ずかしながら自分には理解できなかった傑作

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1名無しさん@そうだ選挙にいこう
恥ずかしながら百年の孤独はどこが面白いのかさっぱりでした。
それでも一応読了した自分を誉めてあげたいです。
族長の秋は面白かったんだけどなあ。
2は、はずかしいいい:2000/07/04(火) 22:16
草枕。
ほかの漱石作品はたいがいいけるんだけど。
3分の1読んで挫折。
3違いは何?>1:2000/07/04(火) 22:25
4名無しさん@1周年:2000/07/04(火) 22:28
理解できないのに、なぜ傑作と判断できるのかが
理解できん。

5>4:2000/07/04(火) 22:34
世間でそう評価されてる作品ってことでは?

シェイクスピアの作品全般。どーしても
面白いと思えない・・・・。
6名無しさん@1周年:2000/07/04(火) 22:56
3さんのリンク先の126さんに同じ。
7名無しさん@1周年:2000/07/08(土) 21:17
大江健三郎。正直言うと、「私には」傑作って思えない。
でも、評価高いから、私の感性の問題でしょう。

「百年の孤独」は、衝撃的でした。
こんなに面白いのは久々!!と思いつつ読みました。
くら〜っと目がくらみそうじゃありませんでしたか!?
8名無しさん@1周年:2000/07/08(土) 23:02
あ。私も百年の孤独はいいところがわかんなかった。
おもしろかったんだけど、おもしろさなら族長の秋の方が上って思った。
なあお袋よ、ペンディシオン・アルバラドよ。
9ixion:2000/07/08(土) 23:19
マルケスは作品ごとにスピードが違いますよね。
漱石も嫌いな作品結構あるなぁ。

『フィネガンズ・ウェイク』いまだに読めない。
あと20年はかかる…だろうな。
10四海楼カスタム:2000/07/08(土) 23:52
内田百閧フ「東京日記」
これは真面目に考えていいものかがまず問題ですが。
罪と罰
なんだ、ありゃ
訳和姦ねえよ
俺が馬鹿だからってなめんなよ
12名無しさん@1周年:2000/07/09(日) 04:22
漱石の「坊ちゃん」。
全然おもしろくなかった。
13四海楼カスタム:2000/07/09(日) 04:32
>12さん
そりゃそうだ。
5年間感想文書かされても、何がいいのか…。
破天荒さがなかなか評価されてるんではないでしょうか?
まあ、文章がうまいのはさすが!ですけど。
漱石なら、「我輩は猫である」だろうと思います。
なんかなめられていますけど、けっこうすごいんではないか、と。
14名無しさん@1周年:2000/07/09(日) 05:09
「こころ」だろ、「こころ」・・・・。
「こころ」最高!!
15雨杜男:2000/07/09(日) 05:16
ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』。
犯人がスメルジャコフってわかったのは読んでから10年くらい
後だった。ということはわかってないってことだなあ..
16四海楼カスタム:2000/07/09(日) 12:59
漱石って、意外と印象が分かれる作家なんですか?
漱石嫌いな人の意見ください。
17名無しさん@1周年:2000/07/09(日) 22:18
しかし現代で
「猫」とか「シャンディ」みたいな
ことをやってくれる人はいないのかね
18ほーほー鳥:2000/07/10(月) 00:22
・・・エミングウェィの作品全部・・・
19名無しさん@1周年:2000/07/10(月) 00:26
三島と川端。「雪国」は描写一つにいちいち注がついてて鬱陶しかったせいもある。
20いちろう:2000/07/10(月) 07:54
『雪国』と、カフカ『変身』
どっちもつまらなかったと思うと同時に、自分の文学的素養のなさに
ちょっとがっかりした。
21結局:2000/07/10(月) 09:33
「罪と罰」の犯人って誰なの?
22同盟軍:2000/07/10(月) 09:43
「フーコーの振り子」
「薔薇の名前」←これは普通わかるモノかも
「重力の虹」
面白いことはなんとなく判るんだけど理解にならなかった。
「フィネガンズウェイク」
傑作かどうか判らないけど理解もできなかった。
「HCE」が主人公ということ(?)も気づかんかった;
23名無しさん@1周年:2000/07/12(水) 01:34
>15
「カラ兄」は原文自体相当難解らしいからな・・
>11
手塚治虫の「罪と罰」よんで
24名無しさん@1周年:2000/07/12(水) 15:00
漱石は、夢十夜は好き〜。

「罪と罰」と三島の「仮面の告白」、
なんと10歳になるかならないかで、
親の本棚の中にあるのをこっっそり読んでしまった。
分かるわけないじゃん〜、馬鹿だなあ、子供の頃の私。
しかし、罪と罰は、分かったつもりで読んだような気が。
一体、何を分かったというのか。
今読むと、どうなのか!?読んでみなくちゃいけませんね・・。
25名無しさん@1周年:2000/07/14(金) 23:50
スティーブンソンの『宝島』
今よんでおもしろいか?
インディージョーンズ見た方が興奮するよ。
26名無しさん@1周年:2000/07/15(土) 01:37
ドストエフスキーの『白痴』。
入院してるとき読んだんだけど、あまり面白くなかった。
だれかこの小説の魅力を解説して!
27名無しさん@1周年:2000/07/15(土) 02:30
『狭き門』
人生のうち、初めて挫折した一冊。
どんな本でも最後まで読んでたのに、これだけは読めなかった。
『ユリシーズ』
読みすすめない。
29名無しさん@1周年:2000/07/15(土) 05:57
宮沢賢治作品・・・。
すきません、あの、奇妙キテレツな表現の仕方が、
なんだか身もだえをもよおします。
なんか、・・・・よくわからないし、読む気がしなくなってくる。
苦痛。
でも、読めるものもあるし、全部が全部っていうわけじゃないんですよね。
好きなものもあるんですがー(ほとんどムリかも・・?
30名無しさん@1周年:2000/07/15(土) 06:01
「坊ちゃん」は、読んで、面白いと思ったけど、
あと、ほかの面白いといわれている作品、ほぼ、
理解できません・・・。
なにが理解できないって、文章がちょっと複雑で、
頭がこんがらがってきますー。
そして、よく飲み込めなくなってきますー。
はー、やれやれ。
31名無しさん@1周年:2000/07/15(土) 06:05
>4
シェークスピア、
あー、わかるわかる。
私も同じ。
でも、読んでると勉強になりそうだから、読破したいなとは思っている。
32>31:2000/07/15(土) 06:29
清水義範の「世界文学全集」読んでみ。
シェークスピア読む気なくなるから。
33名無しさん@1周年:2000/07/15(土) 12:33
アンナ・カレーニナ
ピヨピヨ状態。
34名無しさん@1周年:2000/07/15(土) 14:46
おいおいおい・・・。
「カラマーゾフの兄弟」の犯人●●だってことバラすなよ。
シックスセンスの「秘密」バラしてるようなもんだぞ。
35名無しさん@1周年:2000/07/17(月) 00:48
「にんじん」
子供向け文学全集で読んだのがいけなかったのか…?
話の筋も言いたいこともぜーんぜんわからなかった。
36名無しさん@1周年:2000/07/18(火) 00:21
漱石ばかりでてきてますが・・
鴎外の史伝ものこそまったくわかりません。
あれのなにがおもしろいのか、ホント教えてほしい。
37名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/18(火) 00:31
カゴメのジョナサンがなぜ名作なのか解らない。
中学の夏休み明けテストに出たから読まざるを得なかったけど、
この本から何も学ぶことが無かった。
38名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/18(火) 01:41
カラマーゾフは犯人分かっても、読みどころは幾らでもあるさ。
39名無しさん@1周年:2000/07/18(火) 01:59
>37
ネタ?
40名無しさん@1周年:2000/07/18(火) 02:01
>37
デルモンテのジョナサンだったら大丈夫だ。
41新人。:2000/07/18(火) 02:22

 若きウエルテルの悩み。

 あーもー、おまえうざいんだよーーって感じでした。

42名無しさん@1周年:2000/07/18(火) 02:32
ライ麦畑でつかまえて

なんじゃこりゃ!
43名無しさん:2000/07/18(火) 02:40
ここはダメな人多いね
44名無しさん:2000/07/20(木) 16:15
>カゴメのジョナサンがなぜ名作なのか解らない。
>中学の夏休み明けテストに出たから読まざるを得なかったけど、
>この本から何も学ぶことが無かった。

同じく。
45名無しさん@1周年:2000/07/20(木) 18:05
>カゴメのジョナサン
=かもめのジョナサンじゃなかった?
46名無しさん@1周年:2000/07/21(金) 00:12
平野なんとかの『日蝕』
47名無しさん@1周年:2000/07/21(金) 00:16
「かもめのジョナサン」はファシズムを想像させる、とかって
どなたかおっしゃってたわね・・・
48名無しさん:2000/07/21(金) 00:18
あっはっはっは
こんなにはっきりしたツッコミはいるまで
全然気付かなかったわ
カゴメのジョナサン

わー
もー帰ろー
49名無しさん@1周年:2000/07/23(日) 01:43
> 若きウエルテルの悩み。
わたしもー!
50名無しさん@1周年:2000/07/23(日) 02:07
北回帰線もよー分からなかった。エロイってのは何となく分かったけど
51名無しさん@1周年:2000/07/23(日) 02:10
カフカ全般
52名無しさん@1周年:2000/07/23(日) 05:56
以前、いとうせいこうが、
「カフカ本人は喜劇のつもりで書いたんじゃないか」
みたいなこと言ってたよ。
丁度その頃、不条理漫画が流行ってたから、
そこから得た着想かもしれないけどね。
53>51,52:2000/07/23(日) 08:56
カフカは当時、持病の所為で 分裂気味だったそうです。
カフカの本は私にも理解不可能です、ハイ。
ナゼにあそこまで 絶賛されるのか謎。
54名無しさん@1周年:2000/07/23(日) 12:55
「審判」は何度読んでもいい。「城」歳とってやっと良さが解った。
55名無しさん@1周年:2000/07/23(日) 20:39
オウムの誰か(ムライ?)が「カモメのジョナサン」
が入信のきっかけとか言ってたので、家にあったの
読んでみた。
なるほどって感じ。
56名無しさん@1周年:2000/07/25(火) 01:41
同感。アンナ・カレーニナ。
見事に挫折。
57名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/25(火) 01:57
傑作なのか知らないけど「ソフィーの世界」
半分まで読んだがその後がもうだめだった。
あれはおもしろいの?
58名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/25(火) 01:58
傑作なのか知らないけど「ソフィーの世界」
半分まで読んだがその後がもうだめだった。
あれはおもしろいのか?
私がわるいのか?
59名無しさん@1周年:2000/07/25(火) 18:19
「ツァラトゥストゥラはかく語りき」
凡人の小生にとって超人思想は理解不能、20ページそこらで投げ出す

「裏切られた革命」トロツキー
暴力革命も共産主義も嫌いな小生はすぐに投げ出す。

この2作だけは読み終えてません。
60名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/25(火) 18:55
>22
「薔薇の名前」は結構面白かったよ!
「フーコーの振り子」は賛成、話のすじを理解するのに精一杯。
「重力の虹」は今読んでるけどもういっぱいいっぱい。
61名無しさん@1周年:2000/07/25(火) 21:24
>>59
ツァラトゥストラは、愚民共のレベルに合わせるために、
自分の自由が束縛されているという感覚が日常的にないと
理解できません。
要するにルリちゃんみたいに「バカばっか」という人が
読むべき本です。
「私も結構バカよね」
62名無しさん@1周年:2000/07/25(火) 21:36
 カモメのジョナサンは、

努力すれば必ず報われ、
努力しない奴はバカ、
……という因果の絶対肯定以外に内容はありません。

 努力しても報われない、幸せになれなかった人は
救われた気分になるでしょうが、はっきり言って、
ありゃイカン本です。たしかにあれは宗教です。
63名無しさん@1周年:2000/07/25(火) 21:39
 カフカは、
 官僚的・父権的な傲慢さ、無責任さが、自分の意志を挫き、
浸食する不条理さ、気持ち悪さを感じていれば、共感できます。
 そういうのに嫌悪を感じない人にはわからないでしょう。
64名無しさん@1周年:2000/07/25(火) 21:51
カモメはあれはヒッピーたちにバカ受け
して売れた本だよ。東洋思想の匂いプーンプーンしてるもんね。
けど、あれはあれでいいんだよ。あのカルトの匂いがいいんじゃないか。
文学に倫理とか道徳的な判断を持ち込まないでくれ。
めちゃイカレてて最高じゃないか!!!!!
65名無しさん@1周年:2000/07/26(水) 00:07
「渋江抽斎」
読むのがやっと。これが新聞連載小説だったとは
信じられない。
66名無しさん@1周年:2000/07/26(水) 01:04
>64
カモメって解脱指向だよね。

あ、でもこのスレの映画版があったら
必ず出てくる「2001年宇宙の旅」も、よく考えたら
宗教色まるだしなのでした。
6761@`62@`63:2000/07/26(水) 01:48
>>64
私も好きですよ、実は。

こんな私がわかんないのは、「虚構船団」
筒井康隆はたいてい好きなのですが、これはわからない。
68名無しさん@1周年:2000/07/26(水) 02:10
>67
筒井康隆本人は「自分なりの世界史を書く」とかなんとか言っていたようですが・・・ とりあえず部分部分のおもしろさを味わうっていうのではダメでしょうか?
ところで私の買った『虚構船団』の文庫本はあろうことか乱丁本でした。普通なら即交換というところですが、なんせ筒井作品なのでそのままキープして将来のお宝化をねらっております。
69名無しさん@1周年:2000/07/26(水) 06:53
大好きな中島らもの待ち望んでいた作品『バンドオブザナイト』。
あっ、これはまだ傑作との評価定まってないか。
70>63:2000/07/26(水) 07:43
横道にそれちゃうんだけど、去年「ラン・ローラ・ラン」って映画観たら
カフカに通じるようなものすごい不条理感を感じたんだけど、誰か
あの映画観た人で同じような印象持った人っていないですかねぇ?
7161:2000/07/26(水) 11:23
×虚構船団
○虚航船団
 ……でした。失礼。
7222です:2000/07/26(水) 14:08
60さんありがとうございます!
では「薔薇の名前」今度こそがんばってみます!
7368:2000/07/26(水) 16:31
>71
気づかなかった自分が情けない。
7459:2000/07/26(水) 17:00
>61さん
バカばっかって思わないと理解できないんですか。ご教授ありがとうございます。
ニーチェについては哲学の先生(ついでに語学の師匠)の講義で興味を持ったもの
ですから読んだのですが…とんだしっぺ返しをくらってしまいました。

わたしなんかがカモメのジョナサンなんかを読むととんでもない事になりそうですね。
なにしろ、どれだけ苦労すれば報われるのかわからない底なし沼にいますんで。
7561:2000/07/26(水) 17:51
>>74さん
 バカばっか、っていうのは、単純に頭がどうのという
のではなく、自分も含めての話ね。

 どうして好い人生が送れないのか、というのを同情
(足の引っ張り合い=劣等感)から見たもので、そう
いうルサンチマン(嫉妬)を否定して自分の足で立っ
て理想に向けて歩く人間(超人)を詩的に描いたもの
なので。
 当然、そう言っているニーチェ自身が超人でないか
ら、あんな本を書かなければならなかったわけで人間
が自然に超人として社会に生まれてくる、そんなのが
理想(大いなる正午)として語られてます。

 これも本来は宗教的な本で、頭のない、信者を作っ
てしまいそうな自分を常に叱咤しながら語るのがいい
んだよなぁ。

 その辺が、脳天気なカモメとは違うところ(笑)
76名無しさん@1周年:2000/07/27(木) 01:02
>36
鴎外の史伝は専門家でもよく読めないそうですから
仕方がないでしょう。
77名無しさん@1周年:2000/07/27(木) 02:46
>22 「フーコー」も面白いよう!
 なんかいろんなものがくっついてくるから解りづらくなるんだけど、
 あれは切ない「青春」についての小説なんだって思うのよ。
 オカルトパートも好きだけど、ベルボならベルボのパートを追って
 読んでみるとか・・・・(大好きな本だけに必至で説き伏せてみたり)

そんでもって、私はやっぱりフィネガンが読めなかったり・・・・
78またまた22です:2000/07/27(木) 09:14
77さんどうもです!
あるレベルに達すれば面白く感じられるわけですね!
(何とかピンチョンの「競売ナンバー49の叫び」(誤訳多いそうで
 すが)でなんとか得られたあの境地かしら)
では「薔薇の名前」がマスターできたら(できるか?)「フーコー」
にも再挑戦してみます。紙と鉛筆でメモしながらでも気長に。
読書の秋がたのしみです!
79名無しさん@1周年:2000/07/27(木) 12:23
「失われた時を求めて」
どこがおもしろいのか、教えてください。
ちなみに当方あまり頭は切れません。
バーセルミの雪白姫とか、シュールな本も、
柄谷や蓮見や中上好きの連れ合いの趣味でいっぱい書棚にありますが
私は3行で寝てしまいます。
読了のコツは、忍耐しかないのでしょうか?
80ねこ@ぱんち:2000/07/27(木) 19:50
カモメのジョナサン、前半は面白かったよね。
みんなに「あー、無理無理、やめとけやめとけ」って言われていたことを
成し遂げる、カモメ版ライト兄弟みたいで。(笑)
「カモメがカモメならざる速さで飛ぶ」。それが、ワープの如き手法で
達成されるあたりから話がおかしくなってきて。
んで、
後続を育成する(=ライ麦畑のホールデン)役回りに落ち着くあたりは、
なんともアメリカ的だと思う。
良くも悪くも、オセッカイなんですよね。
中東和平交渉、案の定決裂しちゃったよう・・・。(苦笑)
81マンショ伊東:2000/07/27(木) 20:26
本当俺が悪いのかも知れないが、
中上健二作品が、とくに
熊野サーガがまるきり駄目。知識人から
そこらへんの人までみんな「神話」「神話」「神話」
の一点張りだけど、俺にはピンとこない。
血族と土地、部落という隔離された世界、
近親相姦とか土方とか太陽のイメージとか、そんなものが
神話を思い起こさせるんだろうけど、
話自体がつまらない、おもしろくない、どうしようない、
同じく神話といわれるジョイスのユリシーズよりは少し読めるくらい
だが、やっぱりだめ……です。
中上ってなんだかかなり過大評価されていませんか?蓮見、柄谷
にはじまって、ドラゴンもいまだによく言及するし……。
中上ファンはあれ、どこがいいのですか?
82>81:2000/07/27(木) 21:45
同感。差別問題絡むと審美眼が
くもらされる。
83名無しさん@1周年:2000/07/27(木) 21:56
>81
神話でなくて神話「批判」。
84名無しさん@1周年:2000/07/27(木) 22:43
ソルジェニーツィン「収容所群島」
小学校の頃、話題になっていたので無理矢理読んでみたが何が何だかさっぱり分からない
癖に社会的素養を身に付けた気になっていて、子供っぽい友人達が馬鹿らしく見えた事のみ
が思い出。
85名無しさん@1周年:2000/07/27(木) 22:44
>79
「失われた時を求めて」は「スワンの恋」という題名で映画化されています。
解釈の違いもありますが大いに理解の参考になると思いますよ。
86名無しさん@1周年:2000/07/27(木) 23:29
>81
ファンではないが、他のチンケな作家よりは文章が
いいと思う。訂正>健次、蓮実

収容所群島は小学生には難しすぎるんじゃないの。
87名無しさん@1周年:2000/07/28(金) 02:30
age
88名無しさん@1周年:2000/07/28(金) 21:09
>81
まったく同感だ
89>86:2000/07/29(土) 07:58
いくら文章がうまくっても
ないようがなくっちゃねえ
 BYリトルモア
90ついで:2000/07/29(土) 08:03
ジョイスの『ユリシーズ』とホメロスの『オデュッセイア』
の多くの、だが意味のない一致は-----私にはその理由が
わからないが-----いまだに軽率な批評家達の賞賛の的となっている。

 BYボルヘス
91名無しさん@1周年:2000/07/29(土) 09:00
>81同感。中上健次は残らないよ、きっと。
誰も読んでないもの。象牙の塔で
とやかく論議されるだけの存在になるね。
92名無しさん@1周年:2000/07/29(土) 11:38
中上は残るよ。
戦後は三島、大江、中上しかいない。
93名無しさん@1周年:2000/07/29(土) 20:29
中上よりだったら
ハルキやドラゴンのほうが10000倍
ましだ。
94名無しさん@1周年:2000/07/29(土) 22:15
中上の短篇は残るよ。サーガがどうかわからないけど。
今、短篇を取り上げて中上論書いてます。
95名無しさん@1周年:2000/07/29(土) 22:28
大江なんて外国の有名な賞もらったから残ってるだけ。

ノーベル文学賞の選考基準は型にはまったものでこの年とこの年はヨーロッパ、
この年とこの年はアメリカ、そしてたまにはアジア・日本から、となっている。
ヨーロッパ・アメリカ圏以外の国を選考対象にする場合、選考委員が調べさせた
資料を基に、読まれてなくても翻訳されていて市場知名度が上の人を選ぶ。大体
日本人の作家なんて翻訳されるだけで珍しいもんだから、安部公房、三島由紀夫、
遠藤周作なども候補となっていた。

ただ受賞条件の最も重要なポイントは国際ペン大会で議長を務めたという事。その
人を選んでおけばその国の文壇から文句も出ないだろう、という安易な発想だ。
96名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/29(土) 22:47
川端康成なんかよりもっといい作家はいっぱいいるのに・・・
ノーベル文学賞なんて・・・けっ!
97名無しさん@1周年:2000/07/29(土) 23:06
>95
勉強になるなあ。
98名無しさん@1周年:2000/07/29(土) 23:44
いい作家も選んでるだろ>95
そういうゴシップめいたことを唯一の判断基準だと思いこむのはまずい。
99> :2000/07/30(日) 00:39
ノーベル文学賞全集とかいうのがあるんだけど、
で、その年の選考までの経緯なども書いてある。
それ読んでも、誰もがそいつ、と思うのは選ばれ
ていない。もともと選考なんてそんなものなのか
な。

そういや、ナボコフやコナン・ドイルも候補にな
ったらしいよ。
100名無しさん@1周年:2000/07/30(日) 05:54
川端も大江も国際ペン日本大会の議長だったな。
しかし大江の時の大会は国際ペン史上最低の大会で世界に対して恥ずかしかったなあ。
議題が「核状況下の今、なぜ我々は書くのか?」などという核廃絶を前提にしないと君たちは
生きてはいけないという押し売り的なもので、それが本題なら出席する意味がないという人も
多かったと聞いている。
101名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/30(日) 09:05
ユリシーズはなあ・・・最終章で愕然としたよ。
あれを推薦する人はきっと自分だけがあんな思いをするのが厭だから
名作ということにしているんだよ。
102うんこ:2000/07/30(日) 14:00
ここはえらく正直者が多いですね。ぼくも中上健次はダメでした。なんかトロくさ
いし、面白くないし。取り巻き連中はいつまでも同じこといってて、中上使ってオナ
ってるだけで気持ち悪い。カネッティ曰く「死んだやつのことは忘れろ」
103ねこ@ぱんち:2000/07/30(日) 15:46
>102
あっ! カネッティ読みたいんすよう。
何から読んだらいいですか?
104名無しさん:2000/07/31(月) 09:36
>101
ユリシーズの終わりかたって、今思うと、エヴァみたいな気がします。
ジョイスにはまってた私って、何だったんだろー。
10559=74>75:2000/08/01(火) 02:37
またまたレスありがとうございます。ジョナサン君は読んでみようと思います。

全く理解できなかったのは2つなんですが、なんとなく理解できたように思えて、
それでいて理解できなかったような小説が「嵐が丘」「人間失格」ですね。周囲
は狂った様に小説を読み漁るわたしを嘲笑してましたが、今ではいい教養の一つ
として血肉になってます。
106名無しさん@1周年:2000/08/01(火) 04:09
理解できなかったというより、読み進めることもできなかったもの。
稲垣足穂「少年愛の美学」。
107名無しさん@1周年:2000/08/03(木) 12:43
星の王子様だよ・・・全然わからなかった。って言うかストーリーが、また設定が
わけわかめ。・・・って無理も無いか。小学校2年生だったもんな。あれを読んだ
ときは。今になったらどうだろう?
あと、志賀直哉の「城の崎にて」・・・分からなかったところは、自分で石を投げて
ヤモリかイモリだかを殺しておいて、ヤモリは偶然に死んだ・・・とか言って
生と死は表裏一体だ、不思議だなどとのたまってる。あんたが石をぶつけたから
死んだんじゃああ!殺された身にもなってちょんまげ。脊椎カリウム治してね。
108名無しさん@1周年:2000/08/05(土) 14:09
「緋文字」(作者名忘れた)
高1の時読みました。言いたいことはなんとなく判るんだけど
その前に面白くない!!でもアメリカ文学を代表する傑作なんだよねえ
誰か魅力を説明して下さい。
109緋文字:2000/08/05(土) 17:38
>108
おれも高校のときに読んで、ダマされた気分でいっぱいになった。
とりあえず最後まで読めば、なにか起きるんじゃないかと期待して、
あのダルい話を最後まで読んでしまった虚しさ・・・・。
ワイドショーなら5分で終わるネタだよ。
文学史から抹殺してほしい。
110名無しさん@1周年:2000/08/05(土) 18:44
>108、109
うそ!
滅茶苦茶面白かったけど。
こいつよくこんなこと書いて
当時殺されなかったなとびびりつつ感心しつつ
よんだよ。あと、ガキの象徴的な使い方が
かっこよかった。あれは衝撃的な作品でしたね
111罪と罰:2000/08/05(土) 21:44
おれ、最初の10何ページで、犯人わかった。
112>111:2000/08/05(土) 23:13
文庫本の背表紙に犯人なんて書いてるだろ?
そもそも犯人探すような話じゃないだろ。
113108
>110
確かにね、時代背景とか考えれば、充分衝撃的な作品だと思うのよ。
ただなんちゅうか全体的に淡々としてるというか文章が肌に合わなかったというか。
淡白すぎて牧師の苦悩も伝わらなかったし、ヒロインも何考えてるかわからんし。
やっぱ読むのが早すぎたって事なのかも。
もう一回読み直そうかなあ。←でも完全版読む気力なし。