泉 鏡花

私の周りには鏡花読者があまりいないので
「好きな作品」「嫌いな作品」等、皆さんの
御意見を色々とお聞かせください。

ちなみに私のNo.1は「春昼・春昼後刻」です。

来た！鏡花スレッド。
かなりうれしいんですが、どこまでつづくか不安だ（わら。
わたしのナンバーワンはうーん、「高野聖」かな。
鏡花は日本のマジック・リアリズムだと思うなあ。
南米だ、ラプラタ河流域幻想文学だと騒ぐ前に、日本人なら
まんず鏡花を読めい！といいたいのだが。

夜叉が池に一票
きれいだ

マニアックですが、朱日記なんかもすき。これで卒論かいた。

もう下がってる…「国貞えがく」いいね

うどんやら、つぐみやら、温泉旅館でご馳走食べる話。
あれ読むと、どっか温泉行きたくなる。

あと「草迷宮」はめっちゃ恐かった。誰だったか、あの恐怖をキングの「シャイニング」
と同列に描いてたけど、納得。

「海神別荘」最後の一文に、すこし共感をおぼえまする。

「二、三羽 _ 十二、三羽」
あのうとうと眠る小雀の表現が絶品だと思った。
『お前さんは、飴で出来ているのではないかい』

雀を見る度に思い出すフレーズです。

一番好きなのは「夜叉ヶ池」。黙読しても朗読しても修辞の美しさと物語の幻想美を
楽しむことができる。二番めは「海神別荘」。同じ理由です。
同じ戯曲でも「天守物語」はあんまり・・・結末がいただけません。あれがあの作品
の良さなんだ、と見る向きもあるみたいですが・・・。

天守物語、だめですかーー。幻想的な世界、美しかったけどなあ。
玉三郎、りえちゃん、宍戸開でお芝居みたけど、図書之介はやっぱ、
新之助がよかっただろうなー。お芝居も小説と同じくらいよかったよ。

って読みました？

ちくま文庫の全集はデザインが悪くて買う気しね〜。

あれって全集だったのか・・・買ってみようかな。

金沢市に引っ越してから読み始めた。金沢の誇りだもん。
岩波の全集を図書館で借りてます。
いいねー。

一番好きなのは「草迷宮」。
でも、学校の泉鏡花専門の先生がこの作品の解釈で悩んでたな。

初期の小説読んでるところ。筋は荒っぽいけど
演劇的に情景が目に浮かんできてどんどん
読んでしまう。
この頃の小説（明治20年代後半）って愛国的。
いじらしいぐらい。そうでないと売れなかったんだろうなあ。

「草迷宮」に解釈いるかなあ。
単にきれいだなあっでいいんじゃない？

日本橋ってのもあったなあ。

全集じゃなくて「選集」でしょ。
部落問題のせいだと思うが、「妖剣奇聞」が入ってない。
サイテー！

鏡花は『袖屏風』。これで卒論書きたいんだけど。
今『全集』として出ているものはすべて『全集』じゃないよ！
『袖屏風』は須永朝彦編の鏡花コレクション（国書刊行会）を
古本ででやっと手に入れました！

泉重千代

泉ピン子

「売色鴨南蛮」
エロスとタナトスのせめぎあいが
かもし出す緊張度の高さに感動する。

「化鳥」でしょう。
なぜこんなに美しい文章がかけるのだろう
と思ってしまいます。

「外科室」

これしか読んでないだけだ・・・
すんまそん。割と最近映画化とかされたんだっけ。

鏡花好きの玉三郎がメガホンとったけど、吉永小百合じゃあねえ。
お芝居はいいけど、映画は配役が間違ってた。

＞17
それがさぁ、『草迷宮』の謎の女性の存在が
本筋と繋がっていなくてこじつけめいているって。
あれを『母幻想』として片づけるのは無理があるんだって。
そこに先生は只の「きれいだなぁ」だけじゃない
何かを見たいらしいけれど……。

『外科室』、映画見たけれど……きれいだったけれど……
寝そうだった。

1さんが上げてるけど、やっぱ『春昼』は最高。
単に鏡花の中ではなく幻想小説全般の代表作だと思う。
映画化出来ないかな？

映画化だと、主人公の青年だれだろう。
品がよくないとね。

鈴木清順の『陽炎座』は鏡花作品を幾つかないまぜにしてるんだけど、
『春昼』も入ってます。四角院丸丸三角居士。
言うまでもなく、玉三郎の『外科室』なんかとは比べるのも失礼な大傑作。

大楠道代、いい女だったねええ。あのひとは、ぴったりの役柄だった。

眉かくしの霊好きな人います？

お化けは出てこないけど。
ありきたりすぎてつまんないすか？

好きですよう。うどんやさんで同名のものがあります。

多神教．．大好き

いいえ、現在の表現者のなかで一番鏡花の世界を
理解してるのは玉三郎でしょう。

陽炎座は、私にとってはつまんなかったです。
楠田絵里子が妙にキレイだったが・・

玉三郎のHP行ってみそ。

『蛇くひ』すき。あと『儀血侠血』も。
摩耶夫人系（とでも言うのか？）では『龍潭譚』サイコー。