の話題はないんでしょうか。カミュとかヴェイユとかスタンダールとか。
2 :
ユリウス :2000/04/27(木) 11:27
ロマン・ロラン、ゾラ、モーパッサンとか・・ まあ、ジュリアン・ソレルのキャラは好きです♪
ジュリアンはいいね。カッコ良すぎ。 スタンダールの情景描写があんまりなく、すべてが自分自身のことに むかってるところがすきだ。よみやすい。 バルザックとか、美しいが情景描写ながすぎて そこでちょっと眠くなる。想像力がたりない自分をせめる。
4 :
名無しさん :2000/04/28(金) 18:40
サガン好きだった。「ブラームスはお好き」なんか、若いのに よく中年にさしかかった女心が書けたと中年になって再読して 改めて感心した。
5 :
ミルー :2000/04/28(金) 20:14
「赤と黒」のジュリアンも良いけれど、「パルムの僧院」のファブリス の方が好みです。 バルザックは借金まみれだったので、ページ数を稼ぐために描写やら 時代背景の説明が多い。その辺の作家の事情をを想像して読むと面白い ですね。(<私は決して鹿島茂のファンでは無いが。)彼の小説の中に 出てくる人物も魅力的ですね。
6 :
嗜眠症のにゃあ :2000/04/29(土) 05:34
ポール・モーランは? あと、何から何まで二番煎じなのに 度たび読み返してしまうのがジャン・ロラン。
7 :
ユリウス :2000/04/29(土) 10:51
ジョルジュ・サンドは甘過ぎかな
8 :
名無しさん :2000/04/30(日) 03:22
文学という一括りでは収まりきらない人ですが 嘘をつかず、抑圧に抵抗し、真剣であり続けたサルトルは やはり偉大な人であったと思います。
9 :
名無しさん :2000/04/30(日) 03:23
文学という一括りでは収まりきらない人ですが 嘘をつかず、抑圧に抵抗し、真剣であり続けたサルトルは やはり偉大な人であったと思います。
リラダンとかはダメかい? 個人的に結構好きなのだが
11 :
リラダン :2000/05/01(月) 12:20
「サンチマンタリスム」が好きだー。
12 :
名無しさん :2000/05/01(月) 15:40
デュラスって決して面白くはないんだけど 彼女自身への興味から読んでしまうのよ、 つい。
13 :
名無しさん :2000/05/02(火) 00:36
やっぱ、マルセル・プルーストだろーな。 『スワンの恋』の部分しか読んでいないんだが(泣)。 なんつーか、詳細な描写が、地の文よりもむしろ、 直喩としての句や節などのなかで展開されることによって、 あたかも車窓から見えた風景が次第にその姿を変ずるように、 事物や人物(例:オデット)が変貌と遂げていくあたり、 眩暈というか幻覚というか、そんな印象を与えてくれる。 こんな感性はもう古いのだろうか・・・古いよなー(泣)。
14 :
ミルー :2000/05/02(火) 01:57
賛成。やっぱりフランス文学はプルースト無しでは語る事は出来ません。 『スワンの恋』、素敵ですね。社交界のスターで、ジョッキークラブの メンバーではかりしれない教養のあるスワン氏なのに高級娼婦のオデット に翻弄されるお話。味わい深いですね。カトレア....。
15 :
プルースト :2000/05/02(火) 04:31
失われたーは読後感がすごい 達成感みたいなの。 仏文科では読んでるのは当然のように語られているが 実際に読んだ奴は相当少ない。
16 :
名無しさん :2000/05/02(火) 06:03
国文科の源氏物語、中文科の紅楼夢みたいなものね。
17 :
名無しさん :2000/05/10(水) 17:37
ランボーは、ここ数ヶ月手元から離していないなあ。 小説はよまない。
18 :
名無しさん :2000/05/10(水) 18:00
ラディゲね。 こいつはばかにならんよ。
19 :
名無しさん :2000/05/11(木) 01:52
レーモン・ラディゲはいいね。でも、なぜだか分からないのだけど、 ドルジェル伯爵夫人よりも、オーステルリッツ公爵夫人に惹かれる。 ドルジェル伯爵夫人は透明な感じ、あるいは植物的な感じというか。 好みの問題とは別に、読みがまだまだ浅いなぁ、などと痛感する私。
20 :
ゆきじるし :2000/05/11(木) 10:08
テオフィル・ゴーチェが好きですね〜 「死霊の恋」が良かったな。 よく「即物的で浅い」とか評されてますけど・・・
21 :
名無しさん@1周年 :2000/05/17(水) 20:47
フランス書院好き
22 :
名無しさん@1周年 :2000/05/18(木) 01:02
居酒屋は映画に出てた女の子はかわいいぞぉ。 私はNHKフランス語講座のファビエンヌがお気に入り
23 :
名無しさん@1周年 :2000/05/18(木) 10:15
ファビエンヌはユダヤ人。典型的なフランス人ではありません。
24 :
名無しさん@1周年 :2000/05/18(木) 12:19
>23 へぇ〜なんでそんな事知ってんの? 俺はスキッドに出てくる日本人とフランス人のハーフのコが好き。
25 :
名無しさん@1周年 :2000/05/18(木) 12:21
どうでもいいけどフランス語講座に出てる人達だけ外語大閥じゃなくて 京大閥だよな、謎。
26 :
名無しさん@1周年 :2000/05/18(木) 19:07
しかし、大木さんはつい最近まで大阪外大にいたよ。
27 :
ラクロ :2000/05/18(木) 19:39
『危険な関係』
28 :
ミルー :2000/05/18(木) 21:14
おっと、危険な関係、卑猥ですね。でも、書簡の交換というスタイルの小説は 当時あたらしかったのかな。
29 :
マルセル・エーメ :2000/05/27(土) 19:59
マルタン君物語
30 :
名無しさん@1周年 :2000/05/27(土) 21:55
アポリネールの「オレンジエード」。 乱歩の「防空壕」みたいな「そりゃないっしょ!?」っていうオチがすき。
31 :
巌窟王じゃダメ?? :2000/05/27(土) 23:10
デュマ「モンテクリスト」なんて、王制復古時代のフランス市民社会の描写が めちゃおもしろいと思うけどなあ。まさしくバルザックの前夜って感じ。 あとルパンものの「水晶の栓」なんて<南海泡抹事件>(19世紀のリクルート事件でんな)を 題材に、国家警察対ルパンの頭脳対決という感じがしていいのよさ。 ロブ・グリエといわれると、足が止まっちゃうけど、さすが世界都市パリをかかえた フランス。こういう方面は文句なく面白い!
32 :
名無しさん@1周年 :2000/06/02(金) 16:45
agee
あの、ミーハーだけどトゥ、トゥーサンとかは、だめすか い、いやーいいとおもうんすよね 「テレビジョン」なんかバカドリル超えたと思いましたよ あの冗長さ、ぼーとしてくる感じ 見ることへの執着では、村上龍も超えたと思いましたよ あとヴィアンは、ダメ? 醜い奴らはみなごろし、とかタイトルでイケるから 週刊誌感覚で
34 :
名無しさん@1周年 :2000/06/04(日) 10:46
トゥーサンは評価したいけど、集英社のあのシリーズってミーハーっぽくって 手に取る気がしない。それから、野崎歓の訳が上手すぎるんじゃないかと思う。 彼はトゥーサンの翻訳だけでかなり稼いでいるようだけど、彼が頑張り過ぎちゃって トゥーサンの原本は果たして面白いのかどうかわからない。(原本を読まないのが 悪いのだが)だいいち、トゥーサンってフランスではあまり有名じゃないんだよ。
35 :
名無しさん@1周年 :2000/07/13(木) 08:13
あげ
36 :
仏文科学生 :2000/07/15(土) 04:14
>10 リラダンはいいよね。わたしも好きです。残酷物語をゼミで原文で読んだんだけど 「参った!」って感じだった。日本であそこまで文章にこだわる作家っていたかな? 芥川とか三島とか?んーかなわないでしょー。 一番好きなのは『ヴェラ』。原文は背筋が凍るほどの傑作。 ダートル伯爵の視線の順の文章を進めるところがうまいよね。 あと、Qui vera verra l'aimeraっていうのにはホントに参った。 原文で小説読んだことはあんまりないけど、(恥ずかしながら『異邦人』 くらいかな。原文では。)フランスってそういう作家多いの? 渋澤達彦の翻訳もかなりおもしろい。 この夏、原文でトライしてみようかと思っています。 トゥーサンの翻訳はかなりうまいよね。でも、フランスでは最近ブーム 起こってるよ。ひそかに。ひそかーにね。本屋のおっさんが読んでた。 パリのしょぼい本屋だけど、彼はモノを知ってるからね。 私も、トゥーサン嫌いじゃない。原文は未経験だけど。
本国では「ヴィリエ」って言うらしいね。 ところで斉藤磯雄ってどう?>36 名訳、とか何とか褒めそやされて来てるけど。
38 :
k :2000/07/16(日) 17:59
>36 >あと、Qui vera verra l'aimeraっていうのにはホントに参った。 これ、どういう意味? ヴィリエ・ド・リラダンは、栄光製造機と至上の愛しか読んだことないけど、 ほんと、うまいよね。うまいっていうか、頭良さが際立ってた。
39 :
仏文科学生 :2000/07/17(月) 04:01
これは言葉遊びなんですよ。 直訳では「ヴェラを見るものは彼女を愛するであろう」 っていうんだけど、実際は Qui aimera vera la verra. っていう「彼女を愛するものは彼女を見るであろう。」 って言う意味が隠れているんです。 実際、ダートル伯爵は死んだはずのヴェラを見るわけですが 発音上の響きの美しさへのこだわりからこういう手法を 用いるのはリラダンの得意技ですね。 あー、かっこええ!日本の俳句並に洗練されてるね!
40 :
名無しさん@1周年 :2000/07/17(月) 07:41
ヌーヴォー・ロマンはみんな嫌いなのかな〜? とりあえずロブ・グリエとレーモン・クノーでしょ。 「文体練習」はギャグみたいなもんだからよみやすくていいですよ。
41 :
名無しさん@1周年 :2000/07/17(月) 08:15
「文体練習」おもしろかったです。つい原書の方も買ってしまった。 実は、バタイユ好きなんですが・・・。ちょっと恥ずかしいでしょうか?
42 :
k :2000/07/17(月) 15:39
>39 へ〜そういうわけだったんですか。 発音上のこだわりから使用する言葉を変えるとは、さすがですね。 となると、原文でなければリラダンの技法を味わえないわけで、 いやがうえにも、語学力の習得が必須となってきますね。 ところで、私にも少し、その語学力を分けてくれませんか?
43 :
名無しさん@1周年 :2000/07/17(月) 18:09
リラダンのことは良く知りません。勉強不足です。すみません。 原文でなければ技法を味わえない作家として、ジョルジュ・ペレックを 挙げさせて貰います。仏語初心者のときに(<今でもそんなに上達してませんが) LES CHOSES(「物の時代」)を読んで以来のファンです。特にESPECE D'ESPACES の言葉遊びをふんだんに使った場所についてのエッセーは面白かったです。
44 :
>43 :2000/07/18(火) 03:18
ウリボの人たちゃ原文のほうがおもしろそうだよね〜。 とゆうか、翻訳が難しすぎだろうな。 人生使用法も結構笑えるなぁ。 ロブ・グリエは消しゴムから読むことをお勧めします。 結構この人モンドな人なんですよ。映画も馬鹿馬鹿しい物が多い。
45 :
仏文科学生 :2000/07/18(火) 15:36
>k そうですね。語学の習得は外国文学の研究には 欠かせないかもしれません。でも、かく言うわたしも、 フランス語学概論35点で落としましたから、言語学に系統する必要は ありません。(ワラ 日常フランス語さえわかれば、文学の研究には事欠きません。 あ、でも古フランス語はちょっとかじったほうがいいかなー。 んーでも、翻訳大国日本ですから、作品の鑑賞という面では 原文を読む必要はないかもしれません。 わたしだって、『残酷物語』と『異邦人』しか原文経験ないですから えらそうなことはいえません。 ただ、翻訳とてらしあわせながら読んでいけば結構早いですよ。 フランス語が初心者レベルでも1月もあれば余裕です。 kさんもこの夏試してみては? 早々、今サドの『美徳の不幸』に原文でトライしています。 やっぱ、渋澤達彦かっこよすぎです! ていうかここのスレッドの皆さんやさしくて好きです。キャ。
46 :
いいですね :2000/07/18(火) 23:02
こういう掲示板いいですね。 やはり書き込み手の知性が、あらわれますよねえ。
47 :
名無しさん@1周年 :2000/07/18(火) 23:14
スタンダールという作家は、1830年代記を書いて「赤と黒」などを著し、50年後には読まれるだろうと、語ったといわれるが、1880・90年代迄生きた文人達も読んだ形跡がないらしい。果たして、19世紀前半に執筆活動を行った作家なのだろうか? どう思われますか?
48 :
ファン :2000/07/19(水) 00:01
ヴォーボワールの「第二の性」はいい得て、真実性を帯びています。要するに女の特技は出産・育児だけで、他の労働能力などは確実に「劣っている」と言えます。男の真似などする女などは厭です。社会の進歩と共に女性にも太古の地位が復権される日がやって来るかもしれません。
49 :
名無しさん@1周年 :2000/07/19(水) 02:47
>48 『第二の性』ってそういう作品じゃないよ。48はほんとに読んだ?
50 :
k :2000/07/19(水) 07:08
>仏文科学生 >kさんもこの夏試してみては? 指令が出たので、やるしかありません! フランス語は今、音声付きファイルを入手して、マイクに向かって発音 練習を繰り返している途中なのですが、はたしてそれが本物のフランス 人に通じるかどうかは不明です(笑)。 あと、サドは知らないですねぇ。 一応、有名どころは押さえているつもりなのですが・・ アポリネールとか、メリメとか、ドリュ・ラ・ロシェル、エーメ、ラル ボー、フィリップ、そしてスタンダールとか。 >47 年譜では1830年刊行となってますよね。 ただ、「赤と黒」は、はまりました。スタンダール自らこれの脱稿後に、 「私は、人間の皮の最後の一枚までも綺麗に剥ぎ取ってしまった」と、 話しているように、その怖さは感じましたけど。
51 :
名無しさん@1周年 :2000/07/19(水) 11:50
堀口大学のジュネ翻訳はそろそろなんとかしてほしい。
52 :
Miyabi :2000/07/19(水) 15:39
私にとって仏文学といえば、プルーストです。学生時代、ほかの勉強はとんとしなかったけど、フランス語ープルーストだけはほんとに一生懸命読みました。 まぁ、佐々木涼子先生のおかげですが・・。 ところで、F・モーリヤックってもう、今は忘れられているのですか?私は「テレ―ズ」なんて大好きで、この小説には翻弄されました。 アンニュイな女、とはこーゆー女性のことだろうね。
53 :
名無しさん@1周年 :2000/07/19(水) 17:41
プルーストは日本語で読んでいるところです。気になる所があれば、時々 原文を見ます。 モーリヤックは「蝮のからみあい」が好きです。主人公の性格の悪さが 大変楽しめました。私の中でモーリヤック=「蝮」の主人公となっています。 それにしても、ここにいらっしゃる仏文科在籍あるいは卒業の方はよく勉強 されていますね。感心しております。私は学生時代は仏語を覚えるので手一杯 でした。最近になって仏文学に興味を持ちはじめています。
54 :
仏文科学生 :2000/07/21(金) 01:10
>k フランス語、やってますか? 難しいですよね。 原文でトライするなら、初めはアルフォンス・ドーデがお勧めです。 簡単なフランス語で書いてあるし、教科書版なら単語や熟語もちゃんと 記してあるのでやりやすいですよ。まぁ、ドーデは日本でいうと 宮沢賢治的存在なのかも知れないです。フランスでは、中学生から 老人にいたるまで幅広く愛されている作家ではないでしょうか。 リラダンくらいの作品はやっぱり教授クラスの知識人に質問 するのがいいかと思われます。ことばの魅力はやはり プロにしか分からない部分もあるし、私だってゼミの先生とは メル友ですよ(ワラ まだ、3回生って言うのもあって、勉強不足です。 でも、言語学者には分からない文学者の知識っていいですよねー。 リラダンの言葉遊びなんて、言語学者には 分からないんではないでしょうか。 人として生きていくのに、どちらが自分を豊かにしてくれるか と考えたときに、文学を専攻したことをとても誇らしく思います。 ことばは、何かを伝える手段ですからね。 んー、なんか、意味わからんことカキコしちゃって すいません…スレッドのレベル落としたらごめんなさい… 許してねー―
55 :
仏文科学生 :2000/07/21(金) 01:32
>ALL プルーストか……ちょっと苦手ですね。 翻訳では読みましたが、フランス語で挑戦 するにはちょっとハードすぎるっていう情けない 理由からですが。 でも、19世紀前半のプルーストの試みはすごいと 思いました。先天的才能なんですかね。時代をよむって。 レアリスムではバルザックが一番好きです。 えぇと、レアリスムのなかで、悪徳の承認と 同時代性の追求について考えています。 同時代性の追及、特にお金の記述について 夏休みに研究しようと試みているんですが、 まだバルザックも全部読みきれてないので ちょっと無謀だったかなーと思っています。 誰か助けてくれませんか。 金額の詳細の描写って、レアリスムの中で どのような働きをしてるんでしょうか。 私が今考えているのは「金」それ自体が 人間にとって「物語」に過ぎないのではないか? ってことなんですが。 他にもご意見お待ちしています。
56 :
>55 :2000/07/21(金) 02:47
私がバカだから間違っているのかもしれないけど、 「19世紀前半のプルーストの試み」とは何ですか?プルーストって 20世紀の作家ですよね? あと、バルザックはレアリスムじゃなくてロマン主義でしょう?
57 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/07/21(金) 03:04
ジュネとかバタイユが安い文庫で読みたい なんで岩波はやらんのか?
58 :
名無しさん@1周年 :2000/07/21(金) 03:04
レアリスム=写実主義 ってことでしょ、一般に言われている通りの解釈で良ければ。 19世紀か20世紀か? これは良くある間違い。
59 :
56 :2000/07/21(金) 03:16
フランス文学史の本を見れば、バルザック=ロマン主義、そしてそのスタイルに 反発して出てきたゾラ=写実主義(=レアリスム)って書いてあるわけじゃん。 すごく基本的なことだと思うのだけど。 それから、「19世紀前半のプルーストの試み」を指摘したのは「19世紀前半の 文学についてのプルーストの試み」か何かの間違いかなぁと思って確認したかったのです。 19世紀と20世紀を間違えただけなのかなぁ。でも、仏文科の人でプルーストを19世紀と 間違ってしまうのはちょっとヤバイんじゃないの?
60 :
58 :2000/07/21(金) 03:21
ゾラはナチュラリスムでしょ、一般に・・(以下略)
61 :
56=59 :2000/07/21(金) 03:27
ああ、そうか。レアリスムはフロベールとかか。恥ずかしい。
62 :
名無しさん@1周年 :2000/07/21(金) 03:30
>58 ナチュラリスムとレアリスムの違いってわかります?
63 :
仏語科卒 :2000/07/21(金) 03:32
うひゃ、みなさん読んでるなあ・・・。 わたしはアヴェ・プレヴォの『マノン・レスコー』を原文で読んで (テストの範囲だった) ひでえ女だ、でも言ってることには納得してしまう、と テスト勉強しながら泣けてしまったことがあります。 後にも先にも、原文読んで泣いたことはない。
64 :
58>62 :2000/07/21(金) 03:35
一般に言われている通りの解釈で良ければ。
65 :
仏語科卒 :2000/07/21(金) 03:56
>62 フローベルは写実主義を確立(って言っていいのかな)。 でもフローベルの初期の作品はロマン主義強かったし。 その時代はまだ自然主義はなかったでしょう。たぶん。 ゾラが『写実主義文学を科学的に一歩おしすすめた自然主義 文学を提唱するようになった』そうな。
66 :
仏文科学生 :2000/07/21(金) 10:04
ばるざっくはロマン主義といいますが、 それは通俗的な考え方であって、私は人間喜劇は レアリスムに位置すると考えています。 zoraは自然主義者ですね。 仏文学の本に頼らず、自分の頭で読んでみてはいかがですか? レアリスムと写実主義も全く室の異なるものです。 日本の写実主義とごっちゃにして考えていると 文学ジャンルは世界共通のものになってしまいます。 人間喜劇におけるレアリスム的な解釈というのは 今日のレアリスム研究では当たり前の現象です。 勉強不足な人にやばいんじゃないの? なんて言われる憶えは全くありません。 ゴプセックやゴリオ爺さんを読んだことがあるならば、 人間喜劇がレアリスムの性質を持っていることはあきらかです。 それと、ロマン主義とレアリスムは矛盾しません。 レアリスムは写実主義ではないのですから、必ず人間の 醜いところを暴き出すことのみのが目的ではないんです。 レアリスムと写実主義の違いはあまり注目されていませんが、 私はこれはおおきな差があると考えています。 プルーストについては、 単に私のことばたらずです。 19世紀の流れを受けての試みは、という意味です。 どういうこと? なんて思ってる人は勉強し直してきてください。 以上、毒舌終わり。 同時代性の追求についてはだれも答えてくれないの?
67 :
名無しさん@1周年 :2000/07/21(金) 10:26
>仏文科学生さん × 渋澤達彦 ○ 澁澤龍彦 細かいことを言うようですが。
68 :
名無しさん@1周年 :2000/07/21(金) 10:47
私も、言いづらいのだけど、、、 ×Zora ○Zola ね。
69 :
仏文科学生 :2000/07/21(金) 12:47
人間喜劇がレアリスムなのは 常識らしいです。さっき教授に質問してきたんですが。 すいません。バルザックがロマン主義なのは通俗的。。。 とか云々かましてしまいました。 すべてウソ。人間喜劇はレアリスムです。 みんな、覚えましょう!おほほほほ
>69 どーしたんだいHey@`Hey Babe
71 :
k :2000/07/21(金) 14:17
>仏文科学生 さんきゅ わざわざご丁寧にアドバイスまでしていただいて、 感謝感激雨霰です(笑) フランス語の勉強は今年に入ってからはじめましたが、 どうしてはじめようと思ったかは、フランス文学を読むにつれ、 そのモラリストの多さに感銘を受けたからですね。 それは、今日の日本の教育ではとうてい触れるころのできない人間性を説いたものでしたから、それで、なおさら・・ ドーデだと、嘘をついていた女ってあるでしょう? その質量的には、自分が原文に挑戦できるいっぱいいっぱいのところかもしれません。 ですから、まだまだ、仏文化学生さんのアドバイスを必要とします!! っていうか、メル友になりましょうよ? >みんな、覚えましょう!おほほほほ なんですか、これは?勝鬨の声ですか? みっともない・・
72 :
仏文科学生 :2000/07/21(金) 22:15
>k ごめんなさいです。大人気なかったですね…反省。 ドーデは、最近大学で購読してて簡単だなーって思ったから あげただけなんですが、読みやすいですよ。 テストも簡単だったし。(ワラ 仏語は慣れると、楽しいですよ。そのうち、ユイスマンスの研究 でもしませんか? >67,68 今日は学校でカキコしてたんですよ。 それでパソコンがぼろくてうまく変換できなかったのですね。ZORAは。(ワラ あと澁澤龍彦の間違い、ご指摘ありがとうございました。 単純に、あれーどんなんだったっけ?って迷ったんですね。 無知は罪ですねー。恥ずかしい限りです。 んー、人間喜劇における同時代性の追及 についてのご意見がまだ出ていないので 少し残念です。勝手にやればってことでしょうか? 切ないなぁ…今は、そのことで頭がいっぱいなんですよ。
73 :
仏文科学生 :2000/07/21(金) 22:20
あと、批判するのはいいんだけど、匿名で茶化したり 馬鹿にしたりするのは卑怯だと思うんですよ。 だから、そういう人には私は思い切り反発心を 抱きますし、それが人として健全なあり方 だと思っています。 kさんのように、誰に言われてるか、どういう心境で いわれてるか分かれば、素直に受け止めることも出来るのに。 私がまだ、若いからでしょうか? だから、2ちゃんねるは吹き溜まりなんだなんて思っちゃうんです。 ハンドルネームくらい、みんな統一しましょうよ。 なんて。じゃあ、2ちゃんねるに来るなよってことですかね…
74 :
課程博士 :2000/07/22(土) 00:52
ちょっと気になったもので・・・ >日常フランス語さえわかれば、文学の研究には事欠きません。 >あ、でも古フランス語はちょっとかじったほうがいいかなー。 「古フランス語」(ancien francais)というのは仏語史的には12-13世紀のフランス語のことだよ。 ちょっと、かじったくらいじゃ「いみな〜い〜じゃん」(サンマ調)。 君が言いたいのは、ただ単に「古いフランス語」ってことじゃないの。 仏文の学生なら、このくらい知っておいて欲しい。 >あと、批判するのはいいんだけど、匿名で茶化したり >馬鹿にしたりするのは卑怯だと思うんですよ。 「甘ったれてんじゃねえ!」というのが率直な感想。 学位論文の審査でも、この点は厳しく指摘されるからね。 変換ミスとかは言い訳にならない。「Zora」や「達彦」なんてのは論外だよ。 君の書き込みは、けっきょくゼミの先生や文学史の教科書の受け売りでしょ。 はっきり言ってヌルすぎ。 権威に頼らず、もっと本音で語れよ。 バルザックがロマン派かレアリスムかなんて、どうでもいいじゃん。
75 :
仏語科卒 :2000/07/22(土) 00:58
ハンドルだって、所詮匿名。
このスレは無視することにしました。 ただ、仏文学に興味のお持ちの方は、仏文科学生くんの意見はあまり鵜呑みに しないほうがよろしいかと思われます。
>ねえさん おっけー。ふらんす文学スレに移動。
78 :
仏文科学生 :2000/07/22(土) 09:50
>74 なんか、人格批判になっちゃってますね。 私の書き込みがゼミの先生の受け売りであることは 自分でも白状してることなんですが、ちゃんと読んでますか? 私なりに自分の頭で考えてるつもりなんですが 私は学生なんでそういう媒体を知識の吸収の対象に して何が悪いんでしょうか?じゃあ、課程博士の あなたが私の質問に答えてくれるのですか? 人間喜劇における同時代性の追及、特にお金の記述について。 あと、古フランス語は、ちょっとかじると全然違うと 思うんですが。近代文学でも、古典的な文献を引用したりすることは あるんじゃないですか? 詳しくは知りませんが。 どんなものか、かじっておいて損はない、というつもりで書いてたんですが。 >76、77 無視してくれるならありがたいですが。 さっさといっちゃってください。 >75 そうですか?その人が、どんな考えを持って カキコしてるかってことはかなり重要だと思いますが。 なんか、ここのスレッドの本来の趣旨が 私のせいで変わりつつあるような気がします。 別に私の意見を鵜呑みにして欲しかったわけでは ないんですが、議論にもなっていないし。 2ちゃんねるってどこのスレッドもこうですね。 意味のあることカキコするひとって少ないですね。 と、いうわけで、去ります。Adieu!
79 :
文学青年 :2000/07/22(土) 10:06
最悪だな。 仏文さんの書き込みは俺は評価してたんだけどな。 後半、ヒステリックな面もあったが。 自己批判が出来ていたという面では他の書き込み よりも質がよかったと思うが。 ともかく、仏文さんが去ってしまうことでここのスレッド の質も落ちるんだろうな。 学生なのにみんなでこき下ろすことないんじゃないか? 76なんて愚の骨頂だな。
80 :
渡辺一夫 :2000/07/22(土) 15:43
>あと、古フランス語は、ちょっとかじると全然違うと >思うんですが。近代文学でも、古典的な文献を引用したりすることは >あるんじゃないですか? 研究者の数が極端に少ないから学べる場所は限られるぞ。 学部生の語学力じゃ、平易な散文で書かれた「聖杯の探索」「アーサー王の死」 でも歯が立たんじゃろう。韻文作品はまず無理じゃな。 たしかに古典的な文献が引用されることはあるが、ギリシャ・ローマの古典がほとんど。 中世の原典はあまり引用されぬぞ。 英文・独文と違って、仏文は中世と近代の結びつきが弱いのじゃ。 仏語の歴史的変化が知りたいのならともかく、文学方面ではあまり意味がないぞ。 儂が言うのだから間違いはない。 >学生なのにみんなでこき下ろすことないんじゃないか? >76なんて愚の骨頂だな。 学問として仏文に関わっている割には、仏文科学生くんのレベルが低すぎるのじゃ。 それにしても近年の仏文科の学生の質は落ちたものよのう。 儂が現役のころは、若き才能が一同に会し、卒業後は文壇・学会で文名を轟かせたものじゃが・・・
81 :
名無しさん@1周年 :2000/07/22(土) 20:33
78=79
82 :
奈々氏 :2000/07/22(土) 22:10
仏文科学生君のような人を「身のほど知らず」というんだね。 研究者でもないくせになけなしの知識で自説を推しつけようとする。 ちょっとしたミスを指摘されると、それを私的な感情からの茶化しと受けとって、挙句の果て には2チャンはレベルが低いから相手にできないみたいなことをいいだすわけだよね。 これって、すごく傲慢だと思うんですが。 その道の研究者にとってみれば、このような人物に後ろ指をさしたくなるのは当然だと思うよ。
83 :
奈々氏 :2000/07/22(土) 22:13
あげちゃった@`勘弁。
84 :
名無しさん@1周年 :2000/07/22(土) 23:01
レヴィナスとかバタイユってフランス文学なの? このへんの人を文庫でとろとろ読みたいからどっか出してくれないかな
85 :
オレ :2000/07/23(日) 00:05
フランス文学ってどのくらい読んでたら語れるモンですか?
86 :
名無しさん@1周年 :2000/07/23(日) 00:06
レヴィナスなら講談社学術文庫からいろいろ出てたような。 バタイユは、うーん・・・小説なら角川文庫のが手ごろかな。 よく思い出せないので、本屋で確認してちょ。
87 :
名無しさん@1周年 :2000/07/23(日) 00:20
レヴィナスはリトアニア人で学生時代にフランスに渡って必死に仏語を勉強した人だから、 仏語に対してのこだわりが凄い。原文を読んだほうが良いのだけど、難しくて手が出ません。
88 :
kiriko :2000/07/23(日) 00:40
仏文さんのレベルの低さを責めても仕方ないんじゃないかなぁ。 今の仏文の学生でプルーストや、リラダンを読んでる人なんて いないんじゃないかしら。前にもカキコしてあったように。 少し自意識過剰な仏分さんはもうここには戻ってこれないでしょうし。 本が嫌いな文学部の学生なんてたくさんいますしねぇ。 ところで、シャンフルーリなんかはどうですか?
89 :
渡辺一夫 :2000/07/23(日) 00:40
>85 たとえ文庫一冊しか読んどらんでも、大いに語るがよかろう。 ワシが許可する。 ただし、K島茂とかS沢教授とかのハウツー本で仕入れたネタは 文学オタにはすぐバレるから注意することじゃな。 バレた時は、相当恥ずかしいぞ。 たとえ稚拙でも、己の魂に問うて、己の意見を語るがよい。
90 :
名無しさん@1周年 :2000/07/23(日) 00:43
>85 ここで語るには相当の量が必要なんじゃないですかね? 仏文科学生君のような目にあったりするからね。
91 :
kiriko :2000/07/23(日) 00:44
>90 その話題、終わってるって。(ワラ
92 :
オレ :2000/07/23(日) 00:44
じゃぁまぁとりあえずチャチャ入れる程度から参加さしてもらいますー
93 :
kiriko :2000/07/23(日) 00:46
>92 私も。全然わかんないし。
94 :
kiriko :2000/07/23(日) 00:49
>渡辺一夫氏 お勧めのものってありますか?あんまり知らないんですが。 前に、話題に上っていたプルーストなんかは全然知識が ないんでしゅ。
95 :
k :2000/07/23(日) 01:27
あーあ、いっちゃったのか・・ 非常に残念です。 私は仏文科学生さんのことは人間的に好きでしたけどね。 ところで、渡辺一夫さんって方は同姓同名なのでしょうか? その方が現在もご活躍されていれば、今年で99歳を迎えられるはずなのですが・・ 明治34年、東京生まれ、東京大学仏文科卒。 東京大学名誉教授。明治大学学院教授。 違いますか? ちなみに、この教授が訳されたA・フランスのアトレバテス人コムは、フランス名作集に含まれていましたので、とりあえずは読みました。が、内容は記憶にないです。
96 :
名無しさん@1周年 :2000/07/23(日) 01:36
渡辺一夫先生はお亡くなりになったよ。 同姓同名ではなくて、このスレの渡辺一夫氏は仏文を昔に卒業した大先輩と いう意味でこの大先生の名前を名乗っているんだよ。気付こうよ。そういうとこ。
97 :
渡辺一夫 :2000/07/23(日) 01:46
ふおっ、ふおっ、ふおっ、 >その話題、終わってるって。(ワラ そうかな? >前に、話題に上っていたプルーストなんかは全然知識が ないんでしゅ。 プルーストを楽しみたいのなら、値段が安いからといって、ちくま文庫の 井上究一郎訳には手を出さぬことじゃ。ありゃ悪訳。 鈴木信太郎先生のご子息(鈴木道彦訳、集英社)の新訳がベスト。ちと高いがの。 >お勧めのものってありますか? とりあえず、ワシのラブレー訳は読んではならぬ。 大家の業績は批判しづらいからのう。批判できないから、問題点もそのまま放置されておるわい。 イキのいい若手・中堅を探すことじゃな。
98 :
名無しさん@1周年 :2000/07/23(日) 01:56
>97 あんたからアブレーを取ったら何が残るのさ。
99 :
課程博士 :2000/07/23(日) 02:13
わっ、渡辺一夫先生、こんな場所でお会いできるとは。 某にも一手ご教授お願いいたします。
大学から接続している人は試してみよう ------------------------------------------------------------ どもども、ひろゆきです。 新・キャップをおもいつきでつくりました。 名前の欄に「fusianasan」っていれると、ホスト情報がでます。 「ひろゆき@fusianasan」でかくと、 「ひろゆき@fw12331.kitanet.ne.jp」とかなるわけです。 ダイヤルアップの人とか偽物に困ってる人は、 一時的な判別法として使ってみて下さいです。
101 :
Y :2000/07/23(日) 10:33
レーモン・ルーセルの名前が出てこない・・・ 「ロクス・ソルス」「アフリカの印象」 両方とも20世紀を代表する、傑作だと思うんだけど。 もっとも仏文じゃないので、位置づけとか全然知らないで、 ただ面白くって読んだだけだけどね。
102 :
family.look.ca :2000/07/23(日) 11:20
95 >とりあえずは読みました。が、内容は記憶にないです。 これを突っ込まないところが文学板の浅いところだな。
103 :
kiriko :2000/07/23(日) 12:33
>97 >そうかな? おわってないですか?誰も話題に出さないし。 集英社の本て刈田湖とないんですが、今度、挑戦してみます。 今は、べたべたですがモーパッサンの「女の一生」を 読んでいます。 あと、申し訳ないんですが、ユイスマンスの著作って「さかしま」 以外に何がありますか?この前、古本屋でなぜか発見した 澁澤全集に入ってて他にも読みたくなったんですが。
104 :
天然八歩 :2000/07/23(日) 12:56
>渡辺一夫さん ラブレー訳の問題点って、具体的には何なんですか? とても興味があります。
105 :
名無しさん@1周年 :2000/07/23(日) 16:10
井上究ちゃんのプルースト訳なんで駄目なのか、説明きぼー。
106 :
シャルリュス男爵 :2000/07/23(日) 16:20
鈴木道彦のプルースト訳はそんなにいいのか? 我輩が少しお笑い系キャラ になりすぎてるような気がするが・・・ 鹿島茂が鈴木訳をえらい大仰にほめとったが、鈴木信太郎の息子と知って なんとなく事情がのみこめたわい。
107 :
オデット・ド・クレシー :2000/07/23(日) 17:47
わたくしは井上先生の訳のほうが、気に入っておりますわ。 なんとなく古い方がスマートだと感じるだけかもしれませんが。 ミスター鹿島の本はヴェルデュラン夫人に勧められて数冊目を通しました。 豆知識を得るにはなかなか良いブックスだとは思いますが、シャルルの ような研究者にとってはちょっと物足りないようです。シャルルは ミスター吉川の「プルースト美術館」が気にいっているようでございます。
108 :
渡辺一夫 :2000/07/23(日) 19:30
>某にも一手ご教授お願いいたします。 そいやー! >井上究ちゃんのプルースト訳なんで駄目なのか、説明きぼー。 日本語としての読みやすさ、誤訳の数の差じゃ。 究一郎先生も昨年お亡くなりになられた。合掌。 >ラブレー訳の問題点って、具体的には何なんですか? すまぬ、この発言は撤回する。印税が入るから買って読んでくれい。 ただし「ガルガンチュア」の第一後記は1941年じゃからな。 60年前の擬古文調の訳文は、いまの若者にはちと辛いのでは。 ラブレー研究も進んでおるから、プレイヤッドの新版の註と併せて読んでくれい。
109 :
渡辺一夫 :2000/07/23(日) 19:44
芸能有名人版が面白そうなので、そちらに引っ越しすることにした。 名残惜しいが、みな達者でな!
110 :
名無しさん@1周年 :2000/07/23(日) 20:33
渡辺先生、そうおっしゃらずにまたお忍びで(ちがうHNとかで)いらっしゃってくださいね。
111 :
名無しさん@1周年 :2000/07/23(日) 23:22
渡辺一夫のような大学者の名を語るのはどこのどなたですか?!
112 :
名無しさん@1周年 :2000/07/24(月) 18:38
いやいや、このフランス文学スレのヘタレたちを叩き直すために、わざわざ冥土から いらっしゃっていたんだよ。きっと。
113 :
クレモンティーヌ :2000/07/25(火) 01:11
えー、ただの見栄っ張りなおっさんなんじゃないの? 偉そうで、むかつく。なんつって。 でも、翻訳のよしあしなんて素人にはわかんないもんね。 だから、ありがたい存在なのではないでしょうか。(超矛盾!) 知識はあるしな。どこかの学生さんよりも。(ププ
114 :
クレモンティーヌ :2000/07/25(火) 01:15
えー、ただの見栄っ張りなおっさんなんじゃないの? 偉そうで、むかつく。なんつって。 でも、翻訳のよしあしなんて素人にはわかんないもんね。 だから、ありがたい存在なのではないでしょうか。(超矛盾!) 知識はあるしな。どこかの学生さんよりも。(ププ
115 :
>k :2000/07/25(火) 01:39
116 :
k :2000/07/26(水) 00:42
agee ・・しゃれで発言したつもりだったけど、大変な大騒ぎになってしまっている。うーん、どうしよう(笑) いや、でも、あの博学を芸能有名人版で披露するにはちょっともの寂しい気もします。 >102 Exactly!
117 :
名無しさん@1周年 :2000/07/26(水) 10:36
>大変な大騒ぎになってしまっている。 そうかなぁ? 渡辺さんも一般人だから、ラブレーからプルーストまで、すべての話題に対処するのはしんどいと 思ったんでしょう。仏文科卒と言っても自分の専門外のことにはあまり明るくないのが現状。あらゆる 世紀の文学を論じられるわけじゃない。国文科とかの人もそうでしょう? プルーストの井上訳vs鈴木訳も教授達の間でも意見の別れる所だから、渡辺と名乗ってここで発言する のはプレッシャーだったと思います。私も彼の立場なら雲隠れするだろうなぁ。 とにかく、仏文くんのゴタゴタを沈静化していただいて良かった。ありがとうございました。渡辺先生。 また、勘違いした人が出て来たら、戒めに来て下さい。
118 :
渡辺二夫 :2000/07/26(水) 12:47
兄貴が退散したので、弟の二夫が来たぞよ。 なんでも聞いてくれい。
119 :
名無しさん@1周年 :2000/07/26(水) 13:28
うわぁっ。たのもし〜っ。
120 :
k :2000/07/26(水) 20:09
っていうかさ、118は十分に勘違いしてんじゃないの?
121 :
渡辺二夫 :2000/07/26(水) 20:32
>120 わしは単なるネタじゃ。 勘違いだのなんだのと難しいことは考えんでよろし。
122 :
プリン :2000/07/27(木) 03:02
ふふふ。きちゃった。 >121 そういうの、嫌いじゃないです。
123 :
マリィ :2000/07/27(木) 03:13
えぇと、「異邦人」のムルソーが何故殺人を犯したかについて 皆さんの御意見求めます。
124 :
マリィ :2000/07/27(木) 03:14
だって、そういう話題、もう飽きたんですもの。
125 :
BNOIS :2000/07/27(木) 16:18
>117 仏文君も雲隠れしたんじゃないの? >121 ネタですか…なんか披露してくださいよ。 今からバイトなんで行きます。 初めて来たけどここ、面白いのでまた来ます。
126 :
渡辺二夫 :2000/07/27(木) 20:24
仏文というとマルセル・シュオブじゃの。 兄貴の一夫がコツコツと「泰西奇人伝(架空の伝記)」を翻訳しとったが ついに一冊の本になることはなかったわい。
127 :
ねこ@ぱんち :2000/07/27(木) 20:29
シュオブ『モネルの書』ってどんなの? 雪華社から一応出版されたみたいなんだけど。
128 :
渡辺二夫 :2000/07/27(木) 20:55
>127 『モネルの書』は最高じゃ。これを読んで感動せんような奴は人間では ないわい。 南柯書局(のち雪華社)から出たのはもう20年ほど昔になるからのう・・・ 入手困難かもしれんテ。とてもいい訳文じゃったが・・・ お若いの、今からでも遅くない。フランス語を習って原書でよみなされ。 シュオブの文章は平易なので、3ヶ月位初等文法やれば、あとは辞書と 首っ引きでなんとかなりますわい。
129 :
初めて来ました。 :2000/07/28(金) 08:48
>128 原文で読むとそんなに違うんですか? 私は学生時代にバルザックを読まされたことがありますが よく分からずじまいでした。原文で読む際、どのような点 に注目して読んだらよいのでしょうか。
130 :
ねこ@ぱんち :2000/07/28(金) 09:09
>128 げげ。(^^; 辞書と首っぴき、なんてタルいことはご老体に任せます。 訳文がいいなら、なんとか捜してみます。>『モネルの書』
131 :
129 :2000/07/28(金) 09:14
>130 おはようございます。朝もはよから。辞書は疲れますよね。 なんか、いい翻訳ソフトとかあれば単語くらいは一発ででてくるのにね。 高いんだよねーー。
132 :
渡辺二夫 :2000/07/28(金) 13:13
>129 バルザックは描写が多くてストーリーがなかなか進まんからのう。 あと当時の風俗とか生活習慣とか分かってないと理解できんところもあるんで フランス語初心者にはあまり適切ではないかもしれんナ。
133 :
ねこ@ぱんち :2000/07/28(金) 15:18
>131 どうもです。(^^) 昨日初めてここを見つけて、読みまくり・ラクガキしまくりです。(笑) >渡辺二夫さん いい訳文に当たらないと、苦労させられます。 誰の翻訳だったら安心して読めますか? タネムラが嫌いなんだよう。(笑)
134 :
渡辺二夫 :2000/07/28(金) 16:08
ほげほげ。 >誰の翻訳だったら安心して読めますか? どの原作者のことを質問してるのかえ? バルザックなら水野亮君のが名訳じゃの。最近は若い人がいろいろ訳して おるようじゃが、老いぼれの悲しさ、細かい字がよう読めんようになって のう… >タネムラが嫌いなんだよう。 タネムラとは種村季弘君のことかの? 彼はシュオブの短編訳もあるが ドイツ文学の人じゃナ。まあ嫌いというのもわからんでもないが、例えば ホッケ「文学におけるマニエリスム」をあれだけ明晰な日本語に翻訳した 功績は誰にも否定できんじゃろ。
135 :
ねこ@ぱんち :2000/07/28(金) 20:42
>渡辺二夫さん レスありがとうございます。 タネムラは多分、誰かと混同しちゃってます。(^^; バカ・ディレッタントとしか言いようのない方々の 解説読んで、ムカムカすることが結構あるので、暴言吐きました。 (解説はたいてい訳者だと思い込んで) すんまそん。(ぺこり) >どの原作者のことを質問してるのかえ? アルトーの『ヘリオガバルス または戴冠せるアナーキスト』 を読みたいと思ってます。 よろしくお願いします。
>>135 『ヘリオガバルス〜』は黒い箱入りの装丁がその内容を一層祝福するような月々しさで
個人的に印象深い一冊です。
訳は多田智満子ですね。
取り敢えず日本語がちゃんとしているので大丈夫だと思うんですが、ダメですか?
結構好きなんですが、、。
137 :
ねこ@ぱんち :2000/07/29(土) 22:50
>タンゴ@黒猫さん はじめまして。 HNに「@」と「猫/ねこ」が一緒なだけに、 共通している点も多そうですね。(笑) 多田訳、りょーかいです。 読んだらまたここに書き込みします。(^^)
138 :
渡辺二夫 :2000/07/29(土) 23:43
ふがふが。 レスが遅くなってすまんのう。 『ヘリオガバルス』は内容がキテレツすぎて老いぼれのわしにはよう 分からんかった。ましてや翻訳の善し悪しを云々することなんか我輩 の能力を大きく超えるわい。 タンゴ@黒猫さん、いい情報を感謝じゃ。 ちなみに多田訳は今は白水社アントナン・アルトー著作集の第II巻として 出版されとるようじゃな。Uブックスにもはいっとったかもしれん。 「小説のシュルリアリスム」シリーズの中では「類推の山」や「ヴァニラ の木」がよかったのう。ゲホゲホ。
139 :
渡辺二夫 :2000/07/29(土) 23:52
おう、それから言うのを忘れとったが、『ヘリオガバルス』は渋澤龍彦君 の断片訳が彼の「翻訳全集」にはいっとるぞ。 あの訳はぜひ完成してもらいたかったのう。渋澤君は死ぬのがあまりにも 早すぎたわい。
おいおい、ここのスレッド渡辺氏の個人スレッドになっちゃってませんか? 極端にレス減ってるし、見つけるの、苦労したって。(ワラ
141 :
渡辺二夫 :2000/07/30(日) 14:24
それは失礼しましたのう。迷惑になってはいかんので老生はこれで退散 しますわい。ゲホゲホ。
142 :
名無しさん@1周年 :2000/07/30(日) 14:41
終了ですね…
143 :
名無しさん@1周年 :2000/07/30(日) 15:08
フランス書院大好き!
145 :
もっと :2000/07/30(日) 20:40
新しめのを読んでる奴はいないの? パスカル・キニャールなんてどうよ?
146 :
名無しさん@1周年 :2000/07/31(月) 01:09
だから、終了だってば。
久しぶりに覗いてみたら、ワシの弟を名乗る輩がウンチクを 垂れ流しておる。 ワシ自身にも一抹の責任を感じるので、このスレは終了じゃ。 ちなみに弟を名乗る輩とワシは同一人物ではないし、何の関係もないので あしからず。 **************************終了*****************************
/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ / このスレは無事に / / 終了いたしました / / ありがとうございました / / / / / / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ ∧_∧ / /∧_∧ ( ^∀^) / /(^∀^ ) ( )つ ⊂( ) | | | | | | (__)_) (_(__)
149 :
仏文科学生 :2000/08/01(火) 01:08
あら。残念です。反省して、戻ってきたのに。
150 :
k :2000/08/01(火) 03:10
お久しぶりです(笑)
151 :
ねこ@ぱんち :2000/08/01(火) 06:06
パスカル・キニャールに興味あります。 どんなんすか?
綺羅 光の作品なら、大抵オススメだね。
153 :
>151 :2000/08/01(火) 08:11
とにかくむちゃくちゃ博識。「音楽への憎しみ」とか読んでみそ。
154 :
ねこ@ぱんち :2000/08/01(火) 10:20
>153 りょーかい。(^^)
155 :
ねこ@ぱんち :2000/08/20(日) 23:18
タンゴ@黒猫さん、渡辺二夫さん、 多田訳の『ヘリオガバルス・・・』(白水Uブックス) 入手しました。やっと。 そんで、しつこいですね。(笑)でも、あげちゃいます。
生きる?そんな事は下僕が代わりにやってくれる(ふっ
157 :
星山星子 :2000/09/28(木) 15:38
それ! アクセルさん、それってリラダンですよね? なんていうタイトルなのか教えてほしいのです。 岡崎京子の漫画に引用みたいので書いてあって、 ずっとよみたかったんです。
>星山さん そうです。『アクセル』という戯曲の終幕の、アクセルが恋人に語りかける長台詞 の一部です。 「ヴィリエ・ド・リラダン全集」(齋藤磯雄訳)の3冊目に入ってますよ。
159 :
吾輩は名無しである :2000/09/29(金) 10:18
ヴェイユのお兄さんは偉大な数学者であった。
160 :
名無し三平 :2000/09/29(金) 14:13
モーリス・ブランショってどうよ? 「死の宣告」、「アミナダブ」、「最後の人」、「至高者」、「期待、忘却」とか。 評論もだしてるよ。 「至高者」は自分の読んだ小説の中では1番好きなのだが、あんまり人気ないのかな?
161 :
ポムプリ :2000/09/29(金) 19:45
ブランショの「至高者」、だいぶ前に読みました。 カフカっぽいという印象がのこってるなぁ。 悪名高き篠沢教授の訳で読んだので、すっかり理解できたわけではありません。
162 :
星山星子 :2000/09/29(金) 22:58
アクセルさん、教えてくださってすごくうれしいです。 戯曲、その名も「アクセル」! 明日学校の図書館行って探します。 もうすぐゼミで発表というものをしなくてはならないのですが、 テエマがなかなか決まらなくて。。。。 リラダンにしようかそれともボリスヴィアンか迷います。 フランスで、童話っぽいので、ペロー以外に何かあるでしょうか? うむむむ・・・
>星山さん ゼミの発表、決まった? コレットとかはどうですか? 「青い麦」などがありますが。 映画化もされているらしいです。 観ていないけれども。
164 :
星山星子 :
2000/10/01(日) 16:33 あげとこう。