1950年以降の海外文学で最高傑作を選ぶなら

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329吾輩は名無しである
カフカはフローベールの発明の一つである「分解」を更に発展させた作家だと考えられる
その次元では「分類」に基づく表象的な外観・感情の描写が全てを構成する
よって中味がないと感じるのは当然だし彼の長編がすべて未完に終わっているのもそのせいだ
但し「変身」等には物語性への志向が覗えるし全てを統一的に評価することには当然価値がない

ついでにロリータも青白い炎もアーダも賜物と比べれば全く大した作品ではない
20世紀前半の作品だが・・