1 :
吾輩は名無しである:
今更なぜ?と思われる方も多いかと思いますが、
この方は80年代後半から今に至るまでテレビドラマ業界で
ヒットを飛ばし一躍時代の寵児となった人ではありますが、確かに
パクリの天才とも称される微妙な部分もありますがこの人の作品には
崇高で気高い文学性を感じるのです。テレビドラマの中でも孤高の存在に思えますが
皆さん如何思われますか?
小説も一個独特の文体で書かれていたような。
ぱらぱらめくっただけだけど
3 :
吾輩は名無しである:2013/11/20(水) 19:07:18.11
4 :
吾輩は名無しである:2013/11/22(金) 09:21:38.56
作家の根幹にある哲学がぶれすぎで
パクリと言わざるを得ない
5 :
吾輩は名無しである:2013/11/28(木) 11:10:51.02
ただ野島氏はパクリが多いが只のパクリ脚本家ではない。
野島氏は人の心をとらえる術を心得ている。
いかにも、人が興味を引き付ける種々のエピソード。例えば「死」「強姦」「いじめ」等
人の心を凌辱したり貶めたり衝撃的な場面を交え、弱者が最終的には野島氏流の「味付け」
によって敗者復活するという結末が魅力的だった。パクリはパクリでもマンマ人真似すると言うのでなく
野島氏流にエッセンスだけ取り上げて吟味しテイスティングされ、パクリの「元」よりも更に洗練された
新しい境地に達した出来栄えになっている。そういう意味では、単なる「二番煎じ」「亜流」とだけは言えないかもしれない。
この人から社会に対して発したもの。。
それは、新しい「息吹」(いぶき)。
6 :
吾輩は名無しである:2013/11/28(木) 17:41:33.63
文学板に立てるなら野島の最高傑作である寓話ドラマ『世紀末の詩』単体で立てるべきだったな
あれは文学以上に文学的だったよ
おかげで視聴率とれなくて野島神話崩壊したけど
7 :
吾輩は名無しである:2013/11/30(土) 18:27:24.16
野島の作風は過去の大作家の誰に似ているのだろう
ドストエフスキー? バルザック? ディケンズ?
8 :
吾輩は名無しである:2013/12/07(土) 02:06:57.56
9 :
吾輩は名無しである:2013/12/15(日) 19:12:35.65
10 :
吾輩は名無しである:2013/12/17(火) 14:09:06.35
>>7 高校教師、人間・失格、未成年、聖者の行進、ひとつ屋根の下、家なき子…
うーん、誰だろ
太宰治、サリンジャー、ブローティガン、セリーヌ、初期の村上龍…
11 :
吾輩は名無しである:2013/12/18(水) 04:15:28.87
確かに、野島作品の「人間・失格」で中学生役だったキンキキッズの堂本光一が
同じく同級生の堂本剛に第一話だったか?「君の愛読書はなんだい?トルストイ(だったか?実際は当方は失念)
バルザック(確かこれは当方は良く覚えてる)?」・・と聞くシーンがある。
堂本剛の方は「そんなの読んで頭が腐らないか?」とセリフを返すシーンがある。
その世界的に著名な作家名がセリフに入っているからといって、野島作品を文学的というのは
早計かもしれないけど、少なくとも堂本光一の演じてる中学生の男の子は非常に母親との関係で
葛藤や悩みを抱えていて、自らの悩みを著名な作家の作品から見出そうと、頭の中は文学のことでいっぱいだったのかも?
と観てる当方に感じさせるものがあったね。野島氏自身も子供の頃は悩みを抱えていて、文学に傾倒していたのでは?
そして、作品制作に自らの体験を反映させたのでは?・・と当方は考えたりします。
12 :
吾輩は名無しである:2013/12/18(水) 05:00:44.11
スレ立てた人は世紀末の詩あまり好きでないか。
第2話のパンドラの箱、第5話の車椅子の恋なんて最高だったけどな。
パンドラの箱は、盲目の美女(遠山景織子)がブサイクで貧乏な花火師に恋して婚約している。盲目だからブサイクだとかボロアパートだとかわからない。
ただ盲目の女は治療すれば治る可能性があって、それでブサ貧乏な花火師は最愛の人の眼が見えるようになるのならと本業以外の大道芸のバイトさえする。
そうして稼いだ金で診せていた総合病院の目医者がイケメン。無事、手術は成功し、盲目の女は眼が見えるようになったが花火師の面貌、経済状況を見て知ってしまい
イケメンの目医者に口説かれ、花火師をフッて目医者と結婚。全編通しての主人公である野亜亘(ノアワタル、竹野内豊)に花火師が
「いいかい? 振り子時計のパントマイムはこうやってやるんだ」と言って振り子時計のモノマネをする。その花火師の表情や動きがまさに振り子時計そのものの機械仕掛さで
絶望しきった心を表現。ここでエンディングに入り、ジョン・レノンの「LOVE」が流れる中、花火師と盲目の女の馴れ初めの映像がセピア色で流れる。
初めて自分の花火をあげる花火師は自分の花火をみんながどう見ていてくれるだろうと人混みに入って行くと、一番熱心に夜空を見上げていたのが、その盲目の女だった、というオチ。
第5話は、まあまたあとで。
13 :
吾輩は名無しである:2013/12/18(水) 05:06:07.65
14 :
1:2013/12/18(水) 11:40:04.10
>>12>>13氏が「世紀末の詩」の文学性の高さについて書き込まれてますけど
当方、僕はその作品は残念ながら、最初の回と最終話に近い回だったかを観た記憶
しかないですが、98年頃観た記憶で残っているのは、田中健扮する医学分野だったか?
の教授が、高校生くらいの息子がグレて手を焼いて、自らのクローン研究を用いた技術で
息子の従順なクローン人間を造り出し、話の展開は随分忘れましたが、終盤で泊っていた山小屋?
だったが火事になり、窮地に陥りそこで確か究極の選択でクローンか実の息子どちらか一人しか
助けられないという状況になり、迷った末、自分が造った従順なクローン人間を選んで助けるという
話のオチに、野島氏の「世紀末の詩」に於ける、僕なりの感じ方ですけど
徹底的に孤独に打ちのめされ人間不信になった先にあるのは「生身の人間より人工の造り物の人間もどき」
の方が安心できる「安住の存在」という風に解釈して、流石!野島伸司!魅せ方が違う!と感嘆したものです。
「世紀末の詩」は今にして思えば、「愛についての哲学的探究を文学チックに描いたストーリー事立て」で
娯楽性の追求という点で少しエンターテイメント感が少なく、どちらかと言うと高尚で人生のテーマについて
深く考えたい人向きな感じがします。いろんなレベルの「層」視聴者がいる民放のテレビにしては
かなり難しいドラマでついてけなかった人も多いかと思いました。かく言う当時の私も実はそうでした。
だからこそ文学板にふさわしいんだよ
エンタメなら板違いだからね
なんかあっちこっちの小説・映画からのパクリそのものだなあ。
こんなお話もうさんざんいっぱいたくさんうんざりと先に数々作られてるよ。
翻案やオマージュと言うのだよ。
例えば世紀末の詩第二話は眼が見えるようになったら最初に何が見たい、と訊かれて「鏡が見たい」という。
実際、見えるようになると鏡やガラスに映る自分の顔にうっとりして真実の愛を見失う。
これはナルキッソスの自己愛だ、なんて誰でも思い浮かぶ。
それを魅力的に作り変えるためのキャラクター像であり、セリフであり、総じて演出なわけだ。
中上健次の『枯木灘』をオイディプス王のパクリだと得意満面に言うバカはいねえわけでね。
まあ、なんだ、テレビドラマ板かどこか知らんけどアンチは巣に帰れ。
野島自演乙w
早くも思考停止して白旗揚げた自演認定か。こいつはスルーで良さそうだな。
>>13 あれ良かったよなぁ。「目が見えるようになったら最初になにが見たい?」「(鏡で)自分の顔が見たい」とか
最後、絶望してただの振り子になってる斉藤洋介とかさ。
22 :
吾輩は名無しである:2014/01/04(土) 18:37:49.15
脚本は文学にあらず
シェイクスピア
レイシストの部屋はここですか?
>>1 野島伸司が垂れ流した汚物が文学ならば、携帯小説は、勿論、便所の落書きも文学だ。
過去の(山田太一氏が一番の被害者だが…)名作、話題作のシーン、シチュエーション、台詞丸ごと
コピーして、適当にならび換えただけ、何の葛藤も無い、ドラマでは無く、バラエティ番組のコント
もどき、が、致命的な自己愛だけの屑なので全く笑えない。汚物そのもの。
26 :
吾輩は名無しである:2014/01/26(日) 09:44:47.59
パクリ継ぎ接ぎ、頭の中は、女子高生監禁コンクリ詰事件の犯人達と同じ妄想で充満、
監禁両塾、レイプ輪姦、障害者弄り失禁うんこうんこうんこしっこしっこしっこ連呼w浅薄卑劣な
野島伸司を崇めるキモイ連中がネットの片隅には、うじゃうじゃいるが、
野島伸司を理解できる私って選ばれた特別な存在なのッだけど、
だってだって繊細過ぎるから汚れた世の中では生きていけないのッ
だから引きこもって、お薬飲みながら野島先生のおドラマ観るのッ監禁両塾、障害者の失禁シーン
観ながらモーニング・グローリーの蕾みたいな無垢なペニスしごくのッ
これは選ばれし野島信者の神聖な儀式なのッ
ドロッと流れ出た精液を舐めながら、おドラマ半数して、お文学的考察にふける私って身震いするほどッ素敵って、
またペニス弄るのッ
27 :
吾輩は名無しである:2014/01/26(日) 09:53:37.85
「ママ明日」が話題だが、パクリ継接ぎエログロ障害者弄り失禁脱糞何でもありの
盗作家・野島伸司監修なら「施設の子供達を性的虐待、監禁失禁〜嬲り尽くして
劣情を煽り高視聴率獲得、最終回で無垢な主人公が甦り主題〜愛の尊さを訴え演説する
良心的なドラマ」なのは自明の事だw今更、騒いでアホちゃうか?
28 :
吾輩は名無しである:2014/01/26(日) 10:09:48.47
頭の中は少女監禁コンクリ詰事件の犯人達と同じ妄想充満、パクリ剽窃で日本の映像文化を喰潰し、
ドラマの質を肥溜の底まで引摺り落し、BGMに使った洋楽を穢し、ドラマ全体の視聴率低下を招いた
野島伸司が未だTVで薄っぺらい子供騙しをやれるのは、野島先生を理解できる私は選ばれし特別な存在ッだけど、
だって繊細過ぎるから汚れた世の中では生きていけないッwな痛い連中の御蔭か
29 :
吾輩は名無しである:2014/01/26(日) 10:11:01.96
社会派作家wなら柏崎の●●出身を活かし原発問題に取組んだら、タイムリーだし、
葛藤=ドラマの宝庫で非常に意義深いだろうが、野島伸司には真摯に作品造りに向かう意志も能力もない。
日本に原子力発電を導入した讀賣〜日テレ系列だしwフジは勿論w視聴率気にする局では書けないしw
良心的なドラマを求める局なら野島伸司なんか論外w出入り禁止だしw
30 :
弧高の鬼才 ◆zD.tvziESg :2014/01/27(月) 00:37:58.51
詩集が好きだったなあ。
脚本書かせたらすごいが、小説はダメダメだね。
でも、文学的といえば文学的かも?
ただドラマは、総合エンタメですから、野島一人、論評に付しても意味はない。
>>30 へえ、どんな詩がすごいの?詩と解説をよろしく
32 :
吾輩は名無しである:2014/01/27(月) 06:10:45.93
野島伸司、佐野元春、蓮実重彦〜こう云うパクリ継接ぎな偽物で女子供〜情弱から金を毟り
取る奴らが大嫌いだ。元々、致命的に無能wでもモノマネ上手な僕ってカッコいい!ナルシズム全開、
公開オナニーで独りよがりw毒汁放射し捲り監禁レイプ輪姦障害者弄り失禁うんこしっこ連呼w
浅薄卑劣、最低の屑w
障害者とか保護児童とか社会の周縁の人々を食い物にしてる感はあるなあ
それさえなければ
34 :
吾輩は名無しである:2014/01/27(月) 17:01:39.17
弱者や社会的底辺の人を食い物にしてると言えば聞こえは悪いが
野島氏のモチベーションは社会が被っている暗闇をメスで切り開き
隠されて日の目を見る事がなかった、普段人々が見て見ない振りをしてる
ある意味「人の心の暗部」をあからさまにすることで視聴者の「善悪の心」
に訴えかけることで道義心に火をつけ、弱者となった主人公および取り巻く
関係者たちと作りごとの世界つまり虚構(フィクション)であるにもかかわらず
感情移入されていく視聴者である自己に、気が付いたらドラマの世界に同化してしまっている
ことに後で気づくなんてことがよくある、非常に「共感性」「共鳴性」の強い
作品が多い、これぞ「魅せる社会派のドラマ!」と言わしめる勢いがあった。
要はね・・脚本家は視聴者を「作品の世界」に引っ張り込んでナンボなんですね。
作品に共感共鳴出来なければ観る人たちが離れていくからね。
35 :
吾輩は名無しである:2014/01/27(月) 23:32:06.67
骨の髄までアリキタリなキモイ屑、私って野島伸司を理解できる選ばれし貴人ッでもでも繊細過ぎるから汚い世の中では
生きていけないのッだから薬飲みながら車椅子の美少女の失禁を文学的に考察しながら無垢なオナニーするのッううん
これは選ばれた私達=野島信者だけに許された聖なる儀式なの!なマス掻きナルシストは文学も何も語らず、内に隠ってろ!
野島伸司が社会派wならば、週刊実話、アサヒ芸能、女性自身、実話ナックルズも立派な社会派雑誌だ!
社会的底辺の弱者、若年者、障害者の鬱屈、社会の闇にメスを入れ切り開いて来たのは山田太一氏達で、
彼ら優れた脚本家達は、綿密な取材、スタッフ・キャストとの真剣な討論、誠実真摯な志で細心の注意を払い、
初めて、上記の諸問題を描く事に挑戦した。 1983年頃には、彼らの開拓心により日本のドラマの質は世界的にも頂点を極めていた。
が、同時に大映ドラマも「スチューワーデス物語」で火が付き高視聴率を稼いでいた。
36 :
吾輩は名無しである:2014/01/27(月) 23:35:42.86
>>34 「男たちの旅路」「岸辺のアルバム」「早春スケッチブック」「ふぞろいの林檎たち」「三年B組金八先生〜卒業式前の暴力」と
大映ドラマ「少女に何がおこったか」「ヤヌスの鏡」等をネタ元に、先人達が拓いた道を何の苦労も葛藤、躊躇も無く、金と淫行だけを目的に、
パクリ継ぎ接ぎエログロ何でもありの野島伸司は、それらのドラマで慎重に描かれた障害者の失禁シーンや
性的逸脱、秩序の破壊、暴力、反社会的行為を只、自分の変態性欲を満たす為、視聴率稼ぎの為にパクっているだけだ。
野島伸司は良心の欠片も無く、ただ、女子供、低レベルの視聴者に媚び、劣情を煽る為だけに、
レイプ性的虐待輪姦、障害者弄り、失禁、脱糞、鼻血、うんこしっこ連呼、おならブーをやらかし視聴率を荒稼ぎしてきた。
制作ブレーンとの打合せでも、「も〜あの女殺っちゃいましようよ!こんだけやれば、もう三面確実ですよ」
「ば〜か、俺は新聞1面と視聴率30%超えの値打ちある男なんだよ!もっと犯しまくって鼻血、失禁、強制オナニー、薬漬けで嬲り倒さなきゃ」
等と女子高生監禁コンクリ詰殺人犯みたいな会話をしていた筈だ。
で、最終回、死んだ筈の純真無垢な主人公が生返り。愛の尊さやら弱者救済をペラペラ演説(台詞も殆どパクり)して、
それまでのアザトイ残酷描写の言い訳をし帳尻あわせをする卑怯卑劣にも程が有る腐れ外道だ。
37 :
吾輩は名無しである:2014/01/27(月) 23:48:21.95
伸び盛りの時期に、野島のドラマに複数作出演したタレントって
ことごとく呪われた様に穢れて悲惨、不幸、汚れキャラになってるよな。
クスリ乱用悪業三昧でパクられた酒井法子、石田壱成、クスリで文字通りブッ飛んだ窪塚洋介を3トップに、
広末"裏口"涼子は乱行を重ねた揚げ句、出来婚。
中山美穂と鈴木保奈美、横山めぐみも男選びに失敗し惨めな結婚、
黒田勇樹、加勢大周、持田真樹、桜井幸子、大路恵美、池脇千鶴、安達祐実などは、汚れ、変態イメージが染みつき低迷/引退。
内山理名は、ただもうブサイクに、松本恵は、揉めて引退、改名して再スタート。ブルセラ騒動で消えた中村愛美ってのも…
大根女優街道を爆走中の深田恭子は、もともと天然だし、ま、いいか?
フードファイトは中学生アボーンで企画消滅。出演を避けてきた木村拓哉もパックでハオリ、視聴率も苦戦。
安倍なつみも野島に倣って盗作でチョン。モ娘。矢口に喰わえ込まれて脱退に追いこんだ小栗旬(役名・矢口)
竹内結子もキショイ役柄が染みついて、オマケにハメ婚離婚、藤木直人や市原隼人やらも一作で格段にキモく、ずず汚れ
あの神木君まで、キモイ台詞とショタ視線になぶられ顔面がじょじょに腐食、
原発・柏崎の河原者B地区出身、幼女買春・エログロ詐欺師=野島伸司
演じる者、見る者の心の奥底まで卑しく蝕む
腐れドラマの穢れ・負のオーラは、言語道断の酷さ恐ろしさ。
ぱくり盗作、同じネタの使い回し、中身カラッポ、頭カラッポの連中に媚びて、踊らせて荒稼ぎ。
小室哲哉と並んで、空白の90年代を糞で埋め尽くした張本人。
>37
おめー文才あるな
一時的に言い負かしてもその心の在り方が人を遠ざける。
40 :
吾輩は名無しである:2014/03/15(土) 21:31:36.93
だれか『人間失格』6話以降を国内の動画サイトにアップしてくれ、有料でもいいから。
うちの近所の蔦屋にはおいてないんだ。。。
41 :
吾輩は名無しである:2014/04/15(火) 07:46:17.28
■ トラウマを描いた野島伸司
消費社会の“モノ”の過剰さと、“物語”の空虚さを体現していたトレンディドラマがその役割を終えたときに、90年代のドラマは始まりました。
この比喩を続けると、この時期にどう“物語”を過剰にしていくかというゲームが展開されることになった。
過剰なストーリー展開で見せる「ジェットコースタードラマ」が生まれたのもこの頃。それに加えて当時、大事MANブラザースバンドの「それが大事」とか、KANの「愛は勝つ」といったヒットソングが流行ったでしょう?
あれと同じで、当時のマスメディアはほとんど胸倉つかんで感動しろと言っているような、ある種の“ベタ回帰”のフェイズに入ったと思うんですよね。
今、僕が話した一連のトレンディドラマからベタ回帰への流れを体現していたのが、間違いなく野島伸司でしょう。
彼は、トレンディドラマでデビューしてまさにベタ回帰のお手本のような『101回目のプロポーズ』(91年)や『ひとつ屋根の下』(93年)の大ヒットを通じて、トップクリエイターになっていった。
このとき彼がやったのは、ある種の物語の“感動サプリメント化”のようなものだと思います。
42 :
吾輩は名無しである:2014/04/15(火) 07:47:08.46
野島さんはその後『人間・失格』(94年)辺りから、レイプやいじめといった過激なモチーフと、それに伴う露骨な“トラウマ”を登場人物に負わせることで、物語を動かす手法を使いはじめる。
登場人物の動機をすべて過去のトラウマに回収させていくこの手法は、書き割りのような人間観で深みがない、と批判されることが現在では多かったりもします。
基本的には僕もそう思うけれど、野島伸司という作家をそれだけで片付けていいようにはどうしても思えない。
彼にはたしかに、効率的に視聴者を(後に引かない程度に)傷つけて、効率よく感情を揺さぶるために、トラウマ頼みの人物造形を行っていた側面があるんでしょう。
しかしその一方で、彼のドラマには“もっとも深く傷ついている者こそ、もっとも深く救われる”という独特の美学が貫かれています。
その美学が、ときに私たち視聴者の道徳感覚とズレているため、違和感ややりきれなさといった理不尽な感情がかきたてられ、それが野島ドラマの不思議な魅力になっていたと思います。
43 :
1:2014/04/17(木) 07:38:57.89
僕は
>>1ですが、
>>41>>42さんがとても貴重なご意見下さいました。
野島伸司氏の作品の中で、野島氏自身の渾身の自信作を「1作」挙げれば何か?・・
僕的には「人間・失格」だと思うのです。考えてもみれば、あんな救いようのない
ストーリーはないと思います。主人公の実の息子が編入した中学校で陰湿なイジメを
受けた挙句、半分過失ではあるとは言え、主人公の少年を「死」に至らしめるという展開に
視聴者は共感すると共に胸が苦しくなり、見るに堪えない気持ちでだんだんこのドラマから
離れていったと当時の週刊誌で書かれていたことを思い出します。視聴率の良かったのは最初の回で
回を重ねるに従って、だんだん視聴率が下降線で低落、「野島伸司神話崩壊か?!」等と書かれてましたね。
しかし大ドンデン返しがあるのです。被害者の少年の父親が復讐を始め、イジメに関わってた体育教師を殺害。
イジメに加わっていた少年の同級生への報復行為。
何といっても被害者側が目には目を・・的な本来の人間としてはあるまじき形での展開に見る側は付いていけなくなるのも無理はないでしょうよ。
最終回、「少年の死」に直接的ではなくとも、カメラのレンズを通して関わっていた「傍観者」の社会科教師新見に憎悪が向けられる!
新見氏「僕は善意の第三者なんだ・・」イジメの現場を見ていたけど見て見ぬ振りをした。。。そして少年を「死」に至らしめた・・・
視聴者の僕は、「新タイプの悪党」がドラマで登場したと度肝を抜かれた。
野島は間違いなく「天才!!」だと思ったよ。ドラマの最終回だけ視聴率27%とか28%だったそうだね。
こんな観るに堪えない酷いストーリーではあるが、離れて距離をとっていた視聴者も実は「気になっていた」という本心の現れですよね。
そもそもこんな酷い観るに堪えない話をドラマとして放送するなんて、野島氏の「自信」以外の何物でもないと思いました。
野島氏の究極の「才鬼」はこの作品にあると思いますよ。
44 :
吾輩は名無しである:2014/10/05(日) 13:21:30.70
野島にパクリ以外なにがあるか教えてくれ?
明日ママがいないで子どもの人権侵害指摘されて逃げてた奴か?