友川カズキ

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1吾輩は名無しである
 詩を書いた位では間に合わない
 淋しさが時として人間にはある
 そこを抜け出ようと思えば思う程
 より深きモノに抱きすくめられるのもまた然りだ

 あらゆる色合いのものの哀れが
 夫々の運を持ちて立ち現れては
 命脈を焦がして尽きるものである時
 いかなる肉親とても幾多の他人のひとりだ

 その死は実に無残ではあったが
 私はそれをきれいだと思った
 ああ覚(さとる) いま木蓮の花が空に突き刺さり
 哀しい肉のように 咲いてるど

 阪和線富木駅南一番踏切り
 枕木に血糊に染まった頭髪が揺れる
 迎えに来た者だけが壊れた生の前にうずくまる
 父、母、弟、兄であることなく

 最後まで自分を放さなかったものの
 孤独にわりびかれた肉体の表白よ
 水の生まれ出ずる青い山中で
 待つのみでいい
 どこへも行くな
 こちら側へももう来るな

 その死は実に無残ではあったが
 私はそれをきれいだと思った
 ああ覚(さとる) そうか 死を賭けてまでもやる人生だったのだ
 よくぞ走った 走ったぞ
 無残の美
2吾輩は名無しである:2013/08/28(水) 11:53:37.99
板違い
3吾輩は名無しである:2013/08/28(水) 12:13:42.55
音楽も歌詞もつまらないな
4吾輩は名無しである:2013/08/28(水) 12:22:03.18
>>1
 「無残の美」 友川かずき http://www.youtube.com/watch?v=8nlUs8w6wBs
 
 
5吾輩は名無しである:2013/08/28(水) 15:39:12.77
よしっ!いいスレだあ〜
こういうスレを待ってたんだあ〜

おじっちゃあ
6吾輩は名無しである:2013/08/29(木) 02:16:44.11
良スレあげ
7吾輩は名無しである:2013/08/29(木) 10:17:49.79
続かないのかよw
8吾輩は名無しである:2013/08/29(木) 10:21:31.23
>>1
宇多田ヒカルの母ちゃんが身を投げて死んだ時
この詩を思い出したわ
宇多田が彼女なりの弔いの詩を書けるだろうか?
 
9吾輩は名無しである:2013/08/29(木) 12:27:18.73
友川の最高傑作アルバムはこの曲が収録されてる『無残の美』と『花々の過失』だね
20代前半の頃、聴き狂ってたな
10吾輩は名無しである:2013/09/01(日) 00:47:30.74
TBSで酔っ払ってる番組はひどかったよ
11吾輩は名無しである:2013/09/02(月) 15:57:57.00
詩人としてどうかはあんまり考えたことなかったが、強烈な歌い手だ
トドを殺すな、歩道橋、ワルツとかいいね
12吾輩は名無しである:2013/09/04(水) 19:49:04.75
友川なら、谷川俊太郎スレを先に立てろよ
13吾輩は名無しである:2013/09/04(水) 20:27:39.56
>>10
確かにな。
あの気持ち悪いおばさんをぶん殴ってくれるもんだと期待して見てたのに。
14吾輩は名無しである
谷川俊太郎の詩なんてちっとも良いと思ったことない

それはそうと友川と三上寛は和解したんだろうか