【風立ちぬ】堀辰雄【菜穂子】

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1吾輩は名無しである
パヤヲの映画はどう関係あるのかわからないけど、光が当たることは間違いなさそうなので語りましょう。

http://kazetachinu.jp/
2吾輩は名無しである:2012/12/14(金) 21:27:41.05
「青春レボリューション」という本に、風立ちぬにはまる高校生が出てくるよ。
3吾輩は名無しである:2012/12/15(土) 01:28:50.85
「風立ちぬ」の世界と零戦は同じような時代でも相当遠いものに感じるんだが。
多恵子夫人が亡くなったの見計らって映画化したみたいだな。
4吾輩は名無しである:2012/12/15(土) 18:52:01.71
多恵子夫人がつい最近まで生きてたのが凄い
5吾輩は名無しである:2012/12/15(土) 23:26:06.78
一時期は凄く好きだった
でも今再読して引き込まれるかは分からないな
『トニオ・クレーゲル』みたいに、一生のある時期の意味を美しく語ってくれる
『風立ちぬ』に関して言えば、そんな作品かと思います
6688:2012/12/16(日) 16:06:13.08
俺は昔から好きではない。
あまりにもガキっぽい世界。
7吾輩は名無しである:2012/12/16(日) 22:26:09.62
お嬢さんばっかり相手してたのが幸いして今も語りつがれてる印象
芸者だいすき宇野浩二なんかはほとんど忘れられてるのに…
8吾輩は名無しである:2012/12/19(水) 22:25:22.83
堀辰雄のファンサイトなんてあるんだな。
今年解説の割には20世紀の個人HPみたいなクラシックw

ttp://tatsuno.shisyou.com/index.html
9吾輩は名無しである:2012/12/24(月) 19:13:26.03
「――だが、この明りの影の工合なんか、まるでおれの人生にそっくりじゃあないか。
おれは、おれの人生のまわりの明るさなんぞ、たったこれっ許ばかりだと思っているが、本当はこのおれの小屋の明りと同様に、おれの思っているよりかもっともっと沢山あるのだ。
そうしてそいつ達がおれの意識なんぞ意識しないで、こうやって何気なくおれを生かして置いてくれているのかも知れないのだ……」

性夜にこれを読むとなんか救われる気がする。
10吾輩は名無しである:2012/12/26(水) 22:05:08.35
いいな、それ
もう何年も手にしてないが、読み返してみるか…
11吾輩は名無しである:2012/12/28(金) 10:11:38.10
矢野綾子とは一度ぐらいヤったのかな?
12吾輩は名無しである:2012/12/29(土) 10:57:56.12
テストした
13吾輩は名無しである:2013/01/10(木) 00:26:43.73
小谷野敦が純文学作家は食えないから、他に収入があるか通俗ものを書くしかないと言ってたけど、
堀の場合どうやって生活してたんだろうね?
義父の遺産とか?
14吾輩は名無しである
 しかし、そんな明の眼つきがきょうくらい遠くのものを見ている事はなかった。娘は自分の気のせいかとも思った。
娘はきょうこそ自分が此の秋にはどうしても嫁いで行かなければならぬ事をそれとなく彼に打ち明けようと思っていた。
それを打ち明けて見て、さて相手にどうせよと云うのではない、唯、彼にそんな話を聴いて貰って、思いきり泣いて見たかった。
自分の娘としての全てに、そうやってしみじみと別れを告げたかった。何故なら明とこうして逢っている間くらい、自分が
娘らしい娘に思われる事はなかったのだ。いくら自分に気むずかしい要求をされても、その相手が明なら、そんな事は
彼女の腹を立てさせるどころか、そうされればされる程、自分が反って一層娘らしい娘になって行くような気までしたのだった。……
(堀辰雄「菜穂子」)