小林秀雄 その六

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1N ◆.a7VUr.VD.
前スレ
小林秀雄 その五
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/book/1325350480/
2吾輩は名無しである:2012/11/13(火) 22:58:25.74
3吾輩は名無しである:2012/11/13(火) 22:58:38.54
だから小林秀虎だって。秀虎の長男が(慎)太郎か?
4N ◆.a7VUr.VD. :2012/11/13(火) 23:00:13.55
>>3
そうなの? なんか柄谷の「視霊者」なみに独特な解釈のようだね。
5吾輩は名無しである:2012/11/13(火) 23:02:28.04
小林は虚勢を張るが基本的にはナーバスな人間だよ。
父親が不在で。
6N ◆.a7VUr.VD. :2012/11/13(火) 23:04:43.69
まあ、父親よりも母親について書いてる量が圧倒的に多いな。
父親は早くに亡くなったからね、小林の場合。
7吾輩は名無しである:2012/11/13(火) 23:10:50.19
一見、神様みたいだが生涯父親像を探してたみたいなところがある。
8吾輩は名無しである:2012/11/13(火) 23:14:21.48
本居で決着付けようとしたのに白鳥を蒸し返して、流離譚。
9吾輩は名無しである:2012/11/13(火) 23:22:50.61
石原も早くに父親無くしてんな。

クスクス
10N ◆.a7VUr.VD. :2012/11/13(火) 23:34:13.27
小林と父親の関係については、蓮實がちょっと分析してたように
おもったな。小林の家は母子家庭だってところに着目して。

どんな分析だっけ…?
11吾輩は名無しである:2012/11/14(水) 02:15:33.07
PAA ‏@platisma
**今日のくだらないメモ** (1)小林秀雄の「夏目漱石」(短編エッセイ)はすっごく面白かった。暗記したいぐらい。 
12v(・x・)vピース ◆1SAVsF.d9. :2012/11/14(水) 06:58:54.33
ぼくたちは、なかよく>>1乙してるよ 
                        ∧_∧
                   ===,=(´・ω・ )>>1
                   ||___|_゚し-J゚||_
                ∧_∧/ //.___|^∧_∧
           >>1乙 (´・ω・ ) /||    |口|(´・ω・ )>>1
                ./(^(^//|| ||    |口|⊂ _)      
  >>1乙      ∧_∧ /./  || ||    |口| ||    ∧_∧    
   ∧_∧     (´・ω・ ).>>1乙..|| ||    |口| ||  (´・ω・ )>>1乙  
  (´・ω・ )  /(^(^/./     || ||    |口| ||    ゚し-J゚
 "" ゚し-J゚:::'' |/  |/ '' " :: ":::::⌒  :: ⌒⌒⌒ :: ""  `
 :: ,, ::::: ,, " ̄ ̄  "、 :::: " ,, , :::   " :: " ::::
13吾輩は名無しである:2012/11/14(水) 12:19:56.90
>>11
漱石への奇妙なまでの素っ気なさの回答が??
14吾輩は名無しである:2012/11/14(水) 12:25:11.67
「紀州」めぐり、中国商標局に和歌山県「待った」
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/topics/606522/
15吾輩は名無しである:2012/11/14(水) 18:39:15.50
「露西亜の小説、ことにドストエヴスキの小説を読んだものは必ず知ってるはずだ。
いかに人間が下賤げせんであろうとも、またいかに無教育であろうとも、時として
その人の口から、涙がこぼれるほどありがたい、そうして少しも取り繕つくろわない、
至純至精の感情が、泉のように流れ出して来る事を誰でも知ってるはずだ。君は
あれを虚偽と思うか」

「僕はドストエヴスキを読んだ事がないから知らないよ」

「先生に訊きくと、先生はありゃ嘘うそだと云うんだ。あんな高尚な情操をわざと
下劣な器うつわに盛って、感傷的に読者を刺戟しげきする策略に過ぎない、つま
りドストエヴスキがあたったために、多くの模倣者が続出して、むやみに安っぽく
してしまった一種の芸術的技巧に過ぎないというんだ。しかし僕はそうは思わない。
先生からそんな事を聞くと腹が立つ。先生にドストエヴスキは解らない。いくら年齢
としを取ったって、先生は書物の上で年齢を取っただけだ。いくら若かろうが僕は……」

 小林の言葉はだんだん逼せまって来た。しまいに彼は感慨に堪たえんという
顔をして、涙をぽたぽた卓布テーブルクロースの上に落した。

夏目漱石『明暗』
16N ◆.a7VUr.VD. :2012/11/14(水) 23:42:56.82
>>11
小林は夏目漱石について独立したエッセイは書いてなかったと
思ったがなぁ。 「考えるヒント」で則天去私については触れてたが。

>>12
やほー

>>15
なーんか、その小林って、小林秀雄がモデルのごとく思われるが
「明暗」が書かれてたころは、小林秀雄はまだ中学生かそこらだから
「明暗」の小林のモデルが小林秀雄ってのはありえないな。
17吾輩は名無しである:2012/11/14(水) 23:57:32.15
小林はベルグソンにかまけて、宗教とまともに取っ組み合いを
することはなかなかしなかった。だから最後まで安心立命には
至らなかったんだと思うが。
18N ◆.a7VUr.VD. :2012/11/15(木) 00:11:36.71
まあ、批評家ってのは、疑うことをやめたらそれで終わりだから
安心立命と批評的態度というのは、そういう見方からすると両立しないね。

小林流にリフレーズすると、死ぬまで青年ということになる。
そういえば、晩年の小林は年齢についてよく書いていたな。
現代ではなかなか歳相応の生き方というものをさせてもらえない
という話もよくしてたような。 しかしまあ年齢について色々
書いてるのを読むと、あれがすでに安心立命の境地という風に
みえんこともないw
19吾輩は名無しである:2012/11/15(木) 00:23:05.08
僕がドストエフスキーをとうとう駄目にしてしまったのは、
キリスト教というものが解らなかったから
どうしても解りません。。。
20吾輩は名無しである:2012/11/15(木) 00:27:16.87
福田恒存は晩年に宗教について聞かれた際に、
「僕はカトリックの無免許運転をしている」
と話していたのと比べるとえらい違いだ。。。。
21N ◆.a7VUr.VD. :2012/11/15(木) 00:31:29.93
小林がキリスト教を理解しようとしたとき、一番手近なモデルに
なったのが正宗白鳥だね。 白鳥を通じてキリスト教を理解しようと
するのは、まったく正道とはいえないわけで、表向きには、自分には
キリスト教は理解できない、と言うしかないわな。

白鳥が死の直前に洗礼をうけてキリスト教に改宗したことについて
小林はとてもそれを重大視してたな。キリスト商売やってる本家本元の
キリスト教徒より白鳥のほうが純粋なんだ、みたいなこといってみたり。

まあ、死ぬ直前に改宗するってのは、安心立命を得られる行為なのか
どうかというと、これは意見がわかれると思う。
22吾輩は名無しである:2012/11/15(木) 00:37:58.94
洗礼は別として正宗白鳥は若い頃からキリスト教ではなかったの?
「純粋にキリスト教に帰依してた若い頃に死んでいてしまえばよかったと思うのである」
という文を書いていると講演で小林が話していたような。。。
23N ◆.a7VUr.VD. :2012/11/15(木) 00:40:39.11
>>22
白鳥は若い頃に内村鑑三に心酔してキリスト教に帰依してたんだが
すぐに棄教してキリスト教を捨てちゃったんだよ。で、それからずっと
キリスト教と距離をおいて、死の直前に回心したと。
24吾輩は名無しである:2012/11/15(木) 00:46:47.87
>>23
アリガトン なるほどね。
その辺は晩年まで生々しい毒気を持っていたという白鳥の秘密とやらに関係あるんだろうねぇ
良い意味でも悪い意味でも純粋な日本人であったということなんだろうが。。。
25N ◆.a7VUr.VD. :2012/11/15(木) 00:50:34.10
>>24
その白鳥の秘密ってのは、宗教的秘密かというと、ぜんぜんそんなことは
なくて、相続財産をぜんぶひとりじめにしたことだ、という話を白鳥の縁者が
小林に書送って、それがきっかけで小林は晩年に正宗白鳥をとりあげることに
なったという話をどこかで読んだなあ。

小林の白鳥についての論述は未完だが、あの流れで白鳥の秘密について
どういう風に触れていくのか、まったく俺には見当もつかないな。
26吾輩は名無しである:2012/11/15(木) 00:53:16.52
小林秀雄 自分自身と和する事のできぬ心が、どうして他人と和する事が出来ようか
27吾輩は名無しである:2012/11/15(木) 00:59:07.94
>>25
いや絶対そうだと思うよ。
宗教的な秘密でも心情的な秘密でもないから小林はああいう取り上げ方をしたんだと思う。

一般的には凄く嫌な野郎なんだね正宗白鳥は
だから批評家として評価出来たんだろうと思う
善人の批評家って駄目でしょ。。。
28N ◆.a7VUr.VD. :2012/11/15(木) 01:05:25.73
>>27
それが白鳥は「一般的には」嫌な奴では全然なかったらしいよw
嫌なやつとかむかつく奴として思われていたとしたら
それはごく一部の身内からではなかったか。
29吾輩は名無しである:2012/11/15(木) 01:11:46.18
>>28 マジで!? 超意外
善人面した絶対嫌な奴だと思った。
じゃなければ、あんな気障な文書けないw
明治生まれでインテリで善人で図らずも相続独り占めで
リー兄さんなんて小説も書いちゃうのか。。。
超人だな。。。
30N ◆.a7VUr.VD. :2012/11/15(木) 01:18:51.72
>>29
俺も実際に白鳥とつきあったことないから、本当のところはよくわからんw
いくつかの噂、人の評価をもとにものいってるだけでw 河上徹太郎に
白鳥さんは実際につきあってみないとわからない部分が沢山あったひとだ
などといわれたら、つきあったことのない我々に白鳥の人格が理解できる
はずがない、ほなサイナラ、と返事するしかなくなるね、そうなれば。

丸谷才一なんかがそういうものいいに反発して、当時の文壇における
白鳥崇拝は、文壇の閉鎖性と非社会性の象徴って、攻撃したりしたんだな。
31吾輩は名無しである:2012/11/15(木) 07:41:09.72
ランボーにかぶれてた頃はカミサマが云々だったが、転向しちまった。

白鳥の最期はトルストイの真似だってw
32吾輩は名無しである:2012/11/15(木) 07:45:52.56
小林は虚を突かれた感じだろ。「最近のワカモノの宗教離れは
云々」て、普段なら絶対にしないような話を没後対談でやってる。
33v(・x・)vピース ◆1SAVsF.d9. :2012/11/15(木) 08:48:16.14
誰と対談したの?
34吾輩は名無しである:2012/11/15(木) 10:14:52.38
没後対談でやったんだそうだから、誰かなあ?
35吾輩は名無しである:2012/11/15(木) 10:33:17.36
白鳥は戦争と農地改革で財産すべて失ったって言ってなかったっけ
小林との対談で
36吾輩は名無しである:2012/11/15(木) 12:29:21.69
「白鳥の精神」は河徹との対談でなかったか?

小林のデビュー当時は「深きところより、主よ、俺は阿呆だ」だ。
37吾輩は名無しである:2012/11/15(木) 17:44:16.13
変節して家庭を持って、ベルグソンに傍点を加えて世の中を理解
しようとする小癪な道に戻ったんだろ? ドストエフスキーはそれじゃ
追い切れない。白鳥が死んで、やっと『感想』を打ち切って
ドストエフスキーの墓参りに出かけたくらい。

小林は母親孝行を優先したのかねw
38吾輩は名無しである:2012/11/15(木) 19:15:50.78
晩年の小林のあがきは辛そうだろ?

白鳥論の中断の仕方と来たら…
39吾輩は名無しである:2012/11/15(木) 19:44:20.81
小林を反動化のイデオロギー装置に利用するのは徹底的に攻撃するぞ。
40吾輩は名無しである:2012/11/15(木) 19:56:03.05
ランボーもドストエフスキーもサルトルもプラトンも自分で読まないで、
都合の良い反動言説だけ切り取って。

ベルグソンを封印したのも悪用されたくなかったからだろ。
41吾輩は名無しである:2012/11/15(木) 20:01:09.51
もちろん、ベルグソンを解禁したのは小林を悪用するためだ。

2001年、小泉内閣組閣の頃だ。
42吾輩は名無しである:2012/11/15(木) 21:19:19.18
宣長の連載開始は、黒澤の『赤ひげ』が公開された翌月かな?
『赤ひげ』は内外で大層評判が良かったらしいけど。

俺は小林を盲目的に神格化させたくてここにいるんではない。
43吾輩は名無しである:2012/11/15(木) 21:32:12.40
で宣長の始め頃に小津家の話をするわけだな。

映画監督の小津が亡くなって間もない頃だったと思うが。
44吾輩は名無しである:2012/11/16(金) 14:31:02.15
日本の七大思想家 丸山眞男/吉本隆明/時枝誠記/大森荘蔵/小林秀雄/和辻哲郎/福澤諭吉 (幻冬舎新書) 小浜 逸郎 (2012/11/30)
¥ 1,260 新書
45N ◆.a7VUr.VD. :2012/11/17(土) 06:25:02.23
>>31
別に白鳥、最後に家出したわけでもないし。細君と喧嘩もやってないようだし。
トルストイの最後とは全然似てないようであるな。

>>35
戦後の改革でもって、これまでの計画が全部パーになって、地球が破裂して
しまえばいいとまで思ったらしいが、全部の財産がなくなって一文無しに
なったわけでもなさそうだな。

>>36
そだよ、河上との対談。 de profundis

>>37
変節しないと家庭をもてないのか? こりゃ大変だ。 まー小林の親孝行は
本質的美徳だと、今日出海がいってたな。

>>38
この年になってこういう仕事はつらいとはいってたな。あの中断の仕方というのは
小林が生前に述べていた「死」の有り様そのものだな。「死」は生の背後で秘かに
育まれているので、死はあたかも生を待ちぶせて急襲するかのように見えると。
生の背後から
46N ◆.a7VUr.VD. :2012/11/17(土) 06:32:20.83
>>39
「あらゆる反動は真実なものをもっている」

>>40
悪用されるかもなんて余計なこと考えてたら、ベルクソンについて
半行も書けないね。

>>41
たまたまだろ。特に小泉のときでなければならなかった必然性がない。
反動的な利用が目的ということなら、麻生内閣や安倍内閣のときだって
小泉以前の自民党内閣のときだってよかったはずだわな。

まあ、それが君の「感想」にたいする確信の中核だっていうなら
別にこれ以上あれこれいわないけどさw

>>42
宣長の連載開始と「赤ひげ」に関係あるか? 小林の神格化を否定するのは
結構なことだが、にしても面白い、ある意味突拍子もないこといいだすなぁw

宣長論のはじめは宣長の墓と家の話からはじまるな。家と墓、まさに日本の
封建主義のもっともミクロな土台ともいうべきものか。
47吾輩は名無しである:2012/11/17(土) 18:35:05.53
トルストイの家出は3日もすりゃ頭をかいて帰って来る程度の
ものだったか? 『悪霊』のステパン先生みたいだな。
48N ◆.a7VUr.VD. :2012/11/17(土) 18:52:58.13
だから白鳥は家出なんかしてないからw
49吾輩は名無しである:2012/11/17(土) 20:50:50.05
文学作品への読解力に不安があるな…
50N ◆.a7VUr.VD. :2012/11/19(月) 23:09:38.89
主語が不明だな…
51吾輩は名無しである:2012/11/20(火) 20:12:16.18
無用者という言葉の意味が分かるか?

貴様みたいに誰でも愛されず、誰にも必要とされて
いないことだ。人生に一体、何の意味がある?
52吾輩は名無しである:2012/11/20(火) 20:13:57.96
閑話休題。白戸次郎さん(犬)一家のCM。

http://www.youtube.com/watch?v=DMMLJ7rnrQg
53吾輩は名無しである:2012/11/21(水) 01:18:33.68
自分個人の心に平和を持てない人が
どうして世界の平和を願うことなんて出来ようか?
54吾輩は名無しである:2012/11/21(水) 01:20:02.99
皆が豊かに自分を知るようになれば。。。
その時。。。その時何かが始まるでしょうね
55吾輩は名無しである:2012/11/21(水) 01:44:41.84
2012-11-18
 島弘之(1956-)が死んだようだ。ツイッターで書いてもほとんど反響がなく
、忘れられた人になっていたようだ。実際、今世紀に入ってからは、文藝詩の
みならず学術論文すら書いていなかったのだからしょうがない。一人暮らしで、
八月ころ死んで、大学へ出てこないので見に行ったら死んでいたという。
56吾輩は名無しである:2012/11/21(水) 01:49:48.76
島弘之
島 弘之(しま ひろゆき、1956年 - )は日本の英文学者、元文芸評論家、
法政大学文学部英文科教授。 
上智大学外国語学部英語学科卒業。同大学院博士課程中退。1985年日本英文学会新人賞受賞。
86年「小林秀雄への共感的反逆 後発者柄谷行人の"場所"」で群像新人文学賞評論部門優秀作。
94年『小林秀雄』で三島由紀夫賞候補。法政大学教養部助教授をへて現職。
近年は執筆活動を中断している。 
著書 [編集]

<感想>というジャンル 筑摩書房 1989
月に憑かれて 福武書店 1990
小林秀雄 悪を許す神を赦せるか 新潮社 1994
57吾輩は名無しである:2012/11/21(水) 01:57:08.16
「感想」というジャンル 島 弘之 (1989/3)
内容(「BOOK」データベースより)
メビウス帯にも似た現代文学の奇妙な位相を、小林秀雄/柄谷行人から三島由紀夫/島田雅彦へ、
あるいはG・ショーレム/H・ブルームへと、若き〈批評〉は疾走する。“自壊の予感”が再び漂
いはじめた世紀へむけて、文学の最終的な〈至高虚構〉の在りかを問いかける、期待の新鋭の批評論=小説論、第1作。
単行本: 295ページ出版社: 筑摩書房 (1989/03)
5つ星のうち 5.0 ポスト柄谷的文芸批評の思考の可能性を担い得た人 2008/3/18
By トレモロ
形式:単行本
柄谷行人の思考を小林秀雄という"先行者"に対する「影響の不安」という視点から読み解き、
日本における文芸批評という思考のジャンルの系譜を打ち立てた画期的書物。軽妙洒脱であ
りながら深い知識と粘り強い思考に裏打ちされたその文体は、何度も読み返したくなる魅力
に満ち満ちている。或る意味で"柄谷行人以降"を担い得た数少ない批評家の一人であると思
うが、近年は文芸評論を全く書いていない。"復活"を望む。
58吾輩は名無しである:2012/11/21(水) 07:43:41.62
心の貧しき者は幸いなる哉。

(-人-)
59吾輩は名無しである:2012/11/21(水) 10:00:55.75
小林は「俺がランボオだ」で開眼したなら、いずれ筆を折らざるを
得なかったのではないか? 筆を折る代わりに変節したが。
60吾輩は名無しである:2012/11/21(水) 13:56:05.17
「小林秀雄への共感的反逆 後発者柄谷行人の"場所"」
コバヤシガァ−、カラタニガァ−w
そりゃ、忘れられるわw
61吾輩は名無しである:2012/11/21(水) 17:34:44.88
島弘之といえば、天才ヤスケンが、野崎歓や中条省平らの次ぎに重きを置いて
マリクレに書かせてたよな
懐かし
ほんとに死んだんか
62吾輩は名無しである:2012/11/21(水) 21:33:26.27
>>52
白洲次郎って吉田茂の側近でマッカーサー相手に交渉をやった戦後の大物だろ。

白洲を歴史的にどう評価するかはともかく、大丈夫かね。
63吾輩は名無しである:2012/11/21(水) 22:14:04.92
石原なんて鼻たれ小僧くらいだろ。
64吾輩は名無しである:2012/11/21(水) 22:47:51.34
小泉改革の始まった頃に小林の四次全集刊行やってベルグソンを
解禁して、小林に近い白洲も持ち上げたか?
65吾輩は名無しである:2012/11/21(水) 23:00:44.02
白洲曰く「日本は戦争に負けたが奴隷になったわけではない」。
これはポツダム宣言に基づいた見解だ。終戦交渉に立ち会った
人物はこう言う。
66吾輩は名無しである:2012/11/21(水) 23:09:40.56
戦争の勝ち負けが国の生命の根幹だと信じ込んでる極右政治家には、
こういう言葉はなかなか口に出来ないか知らんね。
67吾輩は名無しである:2012/11/22(木) 01:17:28.81
白州ねぇ
ちっとも立派な人には思わないけど
68吾輩は名無しである:2012/11/22(木) 01:28:42.15
しかいう &amp;#8207;@shikaiu
日本には稀有な、「何故、神がいなくて、ただ罪があるのか」というドスト的問いを最初に考えたのが、小林秀雄だった気がする。
69吾輩は名無しである:2012/11/22(木) 07:45:41.03
>>67
うむ、二ノ宮金治郎の像も見なくなった。
70吾輩は名無しである:2012/11/22(木) 19:38:30.73
小林も柄谷も完全に文学史から抹消しても構わない。
何の不都合もない。
71吾輩は名無しである:2012/11/22(木) 20:02:54.54
半分子分格な石原も消えるぞw
72吾輩は名無しである:2012/11/24(土) 23:32:27.74
文学史から消して構わない人間じゃない人間なんて居ないよ
今の文学史なんて文学史でも何でも無いんだから
73吾輩は名無しである:2012/11/25(日) 20:32:37.08
新潮の追悼記念号買った古本300円
声で読む小林秀雄250円
小林秀雄の思い出 郡司勝義400円
郡司からよもう
74吾輩は名無しである:2012/11/27(火) 02:51:29.69
小林秀雄の思い出 郡司勝義
めっちゃおもしろいっ情報量莫大

感想連載中から唯一人河野与一のみが感想を最後まで熟読してたとか
75吾輩は名無しである:2012/12/01(土) 17:01:42.20
乾燥を熟読するのは余程の変人。
76v(・x・)vピース ◆1SAVsF.d9. :2012/12/01(土) 23:38:11.75
神の印象批評でしょ
77吾輩は名無しである:2012/12/02(日) 04:01:58.36
郡司本のp262にドゥルーズの名発見
78吾輩は名無しである:2012/12/02(日) 04:09:30.02
ランボオの偉さをほんたうに書いたのは吉田健一なんだよby秀雄

p264
79吾輩は名無しである:2012/12/02(日) 19:47:50.83
シオランも読んでる
メルロポンチも読んでる
80吾輩は名無しである:2012/12/03(月) 08:52:03.59
文系どもこれを読め。

…振動数νの電磁波はW=hνのエネルギーの要素から構成され、
一般に、エネルギーの分布はただ、単位量子の整数倍によって
だけ行われるという事実は動かなかった。
「乾燥」

嗚呼、偉大なる真理よ!
81吾輩は名無しである:2012/12/03(月) 09:53:29.83
俺は十代の頃、電磁気学の講義中に「物自体」を発見した。
82吾輩は名無しである:2012/12/03(月) 09:58:10.64
相対性理論は根っ子に不可知論がある。人間の知性は本質的に相対的なものだ。
賽子の目を知るのは神だけ。
83吾輩は名無しである:2012/12/03(月) 13:15:17.91
郡司本読了
84吾輩は名無しである:2012/12/03(月) 16:50:37.49
>>80-82
>W=hν 
バカ。数式を間違えんな。今時高校物理にもある式だ。中卒(嗤)。
>相対性理論は根っ子に不可知論がある
阿呆。ガチ決定論だ。「神はサイコロをふらない」。小学校からやりなおせ(嗤)(嗤)(嗤)。
85吾輩は名無しである:2012/12/03(月) 18:02:45.24
書いたまま書き写しただけだが?

永遠の相に置ける超時間的決定性は科学理論における機械的
決定論とは違う。ベルグソンは楽天的な科学進歩主義の最後の
世代で、第一次大戦後にアインシュタインに挑んだが相手に
されなかった。以降はあんまり著作がない。
86吾輩は名無しである:2012/12/03(月) 18:12:42.67
>>84
百丈野狐不落因果不昧因果というのがあってだな、日本人なら
誰でも知ってる話だが。
http://www.rinku.zaq.ne.jp/syamon-syokaku/inga1.html#hyakujou
87吾輩は名無しである:2012/12/03(月) 18:40:46.92
最近は常時のない輩が多くて困る。もちろん、意地悪で言う
わけだが。

小林=ベルグソンはこういう不可知論的な立場が受け入れられない
わけだな。心の底では分かってはいたろうが。
88吾輩は名無しである:2012/12/03(月) 18:51:02.51
啖呵切って明大教授を辞任して水道橋のホームから転落した時みたいに、
謙虚になった時くらいしか、小林は仏教の話はしない。
89吾輩は名無しである:2012/12/03(月) 19:24:51.93
>>85-87
(嗤)(嗤)(嗤)。 (嗤)(嗤)(嗤)(嗤)。
90吾輩は名無しである:2012/12/03(月) 19:34:06.80
涙拭けよ、生きてても良いことは何一つなさそうだが。

俺が2002年頃に2ちゃんねるに来て、さっそくパーリ語仏典の
「毒矢の喩え」を持ち出してたんだが、小林が「私の人生観」
だかで、阿含経から同じ教典を引っ張って来てる。目の付け場所が
俺と一緒だ。
91吾輩は名無しである:2012/12/03(月) 19:44:04.35
あの教典はつまるところ形而上学否定なわけだな。ウィトゲンシュタインの
論考を連想させるから俺は昔から好きだった。
60〜70年代くらいまでは日本人も完全に白痴化はしてなかったんで、
教養層ではそういう知的嗜好があったんだろうな。
92吾輩は名無しである:2012/12/03(月) 20:47:54.50
>>90-91
低脳白痴(嗤)(嗤)(嗤)。 (嗤)(嗤)(嗤)(嗤)。
93吾輩は名無しである:2012/12/03(月) 21:26:54.86
小林みたいに睨みを効かせるのがいなくなると、>>92みたいな
頭の軽そうなのが幅を利かせて困る。
94吾輩は名無しである:2012/12/03(月) 21:29:29.26
80年代は吉本石原だろ。どんどん頭が悪くなる。
95x:2012/12/04(火) 00:45:31.94
>>84
小林秀雄との対談で、湯川秀樹は、
「世評と違って、(マッハは実証だが)アインシュタインは決定論であり、実在論主義者ということが、
 その後の歩みを見るとよくわかる」
みたいなことを言っていたね。

ただ、(嗤)連発はやめようや。


>>85
「文系どもこれを読め。」なんて、威勢よく書いたのに、ツッコまれると、
「書き写しただけだが?」って、腰砕けもいいところでは。

これを読め、で何を主張したかったの?
断片的な引用だけでは意図がよくわからん。
96吾輩は名無しである:2012/12/04(火) 07:41:35.68
確率論だから決定論ではないという類の
頭の悪そうな発言はやめた方が良いぞ。
97吾輩は名無しである:2012/12/04(火) 07:44:14.36
アインシュタインが通俗的な決定論者ではない、
というのは、>>95のように馬鹿の癖に何でも知っ
ているつもりにならなかったということかな?
98吾輩は名無しである:2012/12/04(火) 07:56:07.02
強いて言えば、アインシュタインが反対したのは、
「神は確率モデルを使用してこの宇宙を創造した」
というような馬鹿な態度だな。
99吾輩は名無しである:2012/12/04(火) 09:12:43.05
>>96 >>97
あのね、アインシュタイン vs コペンハーゲン学派との論争(アインシュタイン負け)
を知ってて、そんな間抜けな発言してるの?

アインシュタインは執念深く、EPRパラドックスまで考え出したのだが…
(それも逆に、量子エンタングルメントの存在を予言する論文になってしまった)

でさ、>>85よ、>>95で書いていることに正面から答えてくれ。逃げてないでさ。

>>98

馬鹿な態度って…結局、アインシュタインの方が間違っていた話として有名なんだけど?
100吾輩は名無しである:2012/12/04(火) 10:03:06.39
アインシュタインは間違いで、物理学は正しいヒモ理論の十次元の
与太話に耽るんでは、アインシュタインが全く見当違いの反論を
していたことにはならんぞ?

ドストエフスキーは好きか?
101吾輩は名無しである:2012/12/04(火) 10:13:32.40
相対論が非実在論だとそもそも誰が言うんだ?

我々は観測という物理的プロセスを介してしか対象を認知不可能だ。
これは対象(物自体)の実在を前提にしての話だ。この実在性を
否定すると独我論に陥るからな。
102吾輩は名無しである:2012/12/04(火) 10:35:39.07
量子論は確率モデルを用いるから機械的決定論ではないと言いたがる
奴は多い。しかし、実際にやっていることは確率モデルという新手の
数学的装置を用いた機械的決定を、古典物理学的(笑)に展開して
いるだけだ。
103吾輩は名無しである:2012/12/04(火) 12:52:32.66
せっかく小林のスレなのに科学論をやらんでは勿体ないからな…
104吾輩は名無しである:2012/12/04(火) 13:37:31.47
専門教育で理系やると半分くらいは数学に時間を費やす羽目になる。
素人学問と違うところだな。外国文学専攻で外国語やらないわけに
いかないのと一緒だろう。
105x:2012/12/04(火) 13:44:59.16
頼むから「実在」って言葉でゴマかさないでね。
二重スリット実験を本当に理解すれば、古典的な「実在」なんてのは、人間の粒度(大きさや時間のオーダー)で考えるのに、都合のいい概念に過ぎないと判るはず。
エンタングルメントもそう。古典的「実在」の概念に収まらない。
106吾輩は名無しである:2012/12/04(火) 16:32:50.88
実在論を云々したのは湯川博士だって!
107吾輩は名無しである:2012/12/04(火) 16:36:42.83
いや、近代科学というのはむしろ機械的決定論であればこと有意義で
あって、万人の知性に訴えかけやすいんだと言おうとした。

嬉しいことに経済的自由主義の信者もこの決定論が嫌いでな。
108吾輩は名無しである:2012/12/04(火) 16:42:32.13
アインシュタインの理論によってニュートン物理学は古典と
見做されるようになった。現象論が物理学に導入されたからだな。
109吾輩は名無しである:2012/12/04(火) 16:57:05.15
ニュートンを墓穴から掘り出したらニュートン力学よりアインシュタインを
支持するかも知らんよ?
110吾輩は名無しである:2012/12/04(火) 17:07:48.89
最近の科学者はファインマンみたいに「実在論みたいな哲学的
議論は科学の天敵」で済ましちまうのが流行りらしいな。

バークリに謝罪すべき。
111吾輩は名無しである:2012/12/05(水) 12:24:34.05
小林はベルグソンの19世紀的進歩主義のへその緒を最後まで引きずってて、
アインシュタインはあんまり好きではなかったってことだな。

道徳的相対主義とアインシュタインの理論を一緒くたに論じるのは
あんまり浅はかな態度だが。
112v(・x・)vピース ◆1SAVsF.d9. :2012/12/05(水) 21:53:32.45
アインシュタインは宇宙の法則はシンプルで美しいはずだって書いてるね。
113吾輩は名無しである:2012/12/05(水) 22:08:02.94
数学では理論は常にエレガントでなきゃならん!

エレガントだ。

訳注にゃわかるまい。
114吾輩は名無しである:2012/12/05(水) 23:58:09.25
プラグマティズムってのは学問には良い影響はあんまりないな。
知的真剣さをおろそかにして「ナンデモ学問」にしまう。
115吾輩は名無しである:2012/12/06(木) 00:19:36.61
学問の価値はせいぜい「成功モデル」に結びついているか否かで決まる。
116v(・x・)vピース ◆1SAVsF.d9. :2012/12/06(木) 00:24:31.38
成功モデルってなに?
117吾輩は名無しである:2012/12/09(日) 21:35:57.68
松永『ダーウィン前夜の進化論争』なかなか面白く読了。
肉体労働者むき出しなヒュー・ミラーが俺に似てるところが
あって良い。教会に対しては科学を守り科学に対しては教会を
守ろうとして、板挟みに陥って自ら命を絶った。
118吾輩は名無しである:2012/12/09(日) 21:45:59.62
>>74
情報量はともかく、この人豪い悪文で読み辛くなかった?
119吾輩は名無しである:2012/12/09(日) 23:32:07.86
論旨の切れの良さはボウラーの『チャールズ・ダーウィン 生涯・学説・その影響』の
方がレベル高いけど、ボウラーも記述が現代に近寄るほど釘の頭がぼやけて来る。

現代世界の知的状況ってのは混乱しているからな。
120吾輩は名無しである:2012/12/10(月) 23:52:33.35
ダーウィンは奴隷解放論者だったか知らんが、マイヴァートが
ダーウィン一派と袂を分かったのはマイヴァートがダーウィンの
息子の優生思想を批判したからとか知りたくない話もいろいろ
あるようだな。
121吾輩は名無しである:2012/12/10(月) 23:56:41.37
「ダーウィニズムの道徳的優越性」なんてのは話にならん話で。
122吾輩は名無しである:2012/12/11(火) 00:59:31.72
「良い(グッド)」と「悪い(バッド)」、肯定と否定。

自然体の人間の判断は常に肯定に向かう。プラトンの初期の
対話篇でソクラテスが「善いとはどういうことか」と問答して
るが、これは人間にとって根源的なテーマだからだ。
123吾輩は名無しである:2012/12/11(火) 01:43:32.27
突き詰めると人間は単純な議論に帰って来る。ありとあらゆる
知的遺産を渉猟した後で。
124吾輩は名無しである:2012/12/11(火) 02:09:22.04
郡司本の中で、小林秀雄は、プラトンの特に饗宴を読みなさいと言ってる、
で、今饗宴読了してパイドン半分まで読了、

小林を耽読するつもりが、プラトンに嵌りそう
125吾輩は名無しである:2012/12/11(火) 02:21:00.91
郡司本によれば、ウォルターペイターも秀雄は手に入るものはみんな読んだって
126吾輩は名無しである:2012/12/11(火) 02:34:36.81
Naoyuki Arai ‏@naoyukiarai
文藝春秋1月号『日本の知性ー小林秀雄と田中美知太郎』。塩野七生氏のルーツがこの2人にあることが興味深い。必読という田中美知太郎による岩波新書『ソクラテス』も読んでみたい。
127吾輩は名無しである:2012/12/11(火) 02:37:31.26
特別寄稿 文藝春秋と私
阿川弘之 伝統の社風
山崎豊子 「大地の子」と「運命の人」
塩野七生 日本の知性─小林秀雄と田中美知太郎
128吾輩は名無しである:2012/12/11(火) 12:17:58.08
「小林秀雄 その穴」ってなんのことですか?
129吾輩は名無しである:2012/12/11(火) 23:51:16.79
日本の恥性
130吾輩は名無しである:2012/12/11(火) 23:55:16.14
後期のプラトンはソクラテスの口を借りて
自分の思想を語っているだけだからな。

国家篇やイデア説はあんまり関心ない。
131吾輩は名無しである:2012/12/12(水) 01:16:21.28
ヒントにある小林の国家篇の読みはプラトンは無視して、ソクラテスから
書いてないことを読み取ってるような感じだろ。ベルグソン読むのと一緒。
132吾輩は名無しである:2012/12/12(水) 10:07:52.42
文春で連載したヒントは「悪魔的なもの」というタイトルでソクラテスの
ダイモンから始まってる。単行本にした時に一般受けを勘案して落とした
んだろ。

「プラトンは、どこまでソクラテスといふ実在の人物を勝手に創作したか、
といふやうな問題は殆ど無意味であろう。」と書いてる。プラトンなしに
ソクラテスは残らなかったから。

クセノフォンの『ソクラテスの思い出』を読んでゼノンがストア主義の
祖になったという故事があるからには、ソクラテス=プラトンと一方的に
規定するのもどうかとは思ふ。
133吾輩は名無しである:2012/12/12(水) 10:13:50.16
クセノフォンは実に興味深くソクラテスの人となりを浮かび上がらせる。
ただし、ソクラテスの問答法の妙はプラトンでしか読めない。
134吾輩は名無しである:2012/12/12(水) 23:32:20.56
「考えるヒント」の軸になってんのはソクラテスなわけだな。
135吾輩は名無しである:2012/12/13(木) 00:30:29.98
世俗家ってのは駄目だね。政治が何でも解決しなきゃならないと
我慢出来ない。
136吾輩は名無しである:2012/12/13(木) 00:37:13.46
小林の言うのとは違うがソクラテスのダイモンはソクラテスに
しばしは芸術をやれと命令した。ソクラテスは自分にとっては、
哲学こそが芸術だと屁理屈をこねてずっとサボっていた。

裁判にかけられて、ようやっとひょっとしたら本物の芸術をやれと
言う意味だったのか知らんと思い直して、毒人参をあおる前に
詩を作ったりした。

このややせせこましいが深いリアリティのある逸話は好きだね。
137吾輩は名無しである:2012/12/14(金) 03:29:41.68
日曜に関口宏がやってるサンデーモーニングに出てる中西みたいな人だね
サッカーからフィギュアスケートまでわかる
この人も絵画から音楽から詩も俳句もわかる
138吾輩は名無しである:2012/12/14(金) 20:19:20.43
ソクラテスは戦役に参加すると冬の最中に裸足で歩き回って、
本業の戦士にからかわれてるんだと誤解された。敵兵に囲まれると
槍を構えてジロリと睨みつけて丸ごと威圧してしまう。

「饗宴」かなんかに出てくる話。
139吾輩は名無しである:2012/12/14(金) 20:39:13.05
正に哲学者の鑑。
140吾輩は名無しである:2012/12/17(月) 01:42:47.16
信ずることと考えること【前編】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm19213157
141吾輩は名無しである:2012/12/17(月) 02:01:43.59
安保で幻滅して隠居考えてる講演か…
142吾輩は名無しである:2012/12/17(月) 02:01:51.96
>この人も絵画から音楽から詩も俳句もわかる
そんなの誰だって解かるよw
143吾輩は名無しである:2012/12/17(月) 02:05:29.73
あ、ありゃ「現代思想について」だったか。

「信じること…」はユリゲラーから始まる話だったな。
144吾輩は名無しである:2012/12/17(月) 02:09:17.71
小林は鳩山一郎推してたんでねえの?
145吾輩は名無しである:2012/12/17(月) 19:56:37.62
「信じること…」書いた翌年に、都知事選で石原の後援したんだな。
ユリゲラーにネッシーだ。ボケたとか言われたんでねえの?
146吾輩は名無しである:2012/12/17(月) 21:58:43.16
あの時代のマスコミの石原総叩きのすさまじさは想像もできないだろうな
ファシスト、戦後民主主義の裏切り者、右翼好戦主義者
147吾輩は名無しである:2012/12/17(月) 22:34:07.01
川端が応援したのは秦野だったっけ?
148吾輩は名無しである:2012/12/17(月) 23:59:54.91
イデオロギーとは怖ろしいもんです
無知の自覚の無い人々らに破滅を容易に引き寄せる力があります
無知を自覚した人の破滅とは大変な違いがあります
149吾輩は名無しである:2012/12/18(火) 02:07:43.22
近代教だな。希望に向かってエランする。
150吾輩は名無しである:2012/12/22(土) 22:42:00.59
Ayaka000001 &amp;#8207;@Ayaka000001
ブランショと小林秀雄って近い説。
151吾輩は名無しである:2012/12/23(日) 00:30:38.91
>>147
当時の都知事選は推薦応援に文化人がずらっと100人くらい名前並べてたな
遠藤周作や川端は石原だし大江健三郎は美濃部だったし
川端が応援したといえば今東光だな、選挙カーに乗りっぱなしで演説して
しまいにゃ候補者でもないのに肩車されたり胴上げまでされてたな。
あれは寿命縮めた
152N ◆.a7VUr.VD. :2012/12/23(日) 01:53:22.07
>>56
文芸誌で偶に名前みかけた記憶が… 群像新人文学賞の評論はひょっとしたら
読んだことあるかもしれない。よく覚えてない。

>>61
ヤスケンより長生きしたんだね島弘之は。

>>62
フィクサーっぽいところもあるね、白洲次郎は。小林は白洲をさして
天才っていってなかったかなぁ。白洲にくらべりゃ、自分は秀才に
すぎないって、そんなことをいってたようないってなかったような。

>>64
「感想」は物理学の問題をもっぱら扱ってるんで、解禁に政治的な意味が
あるのかあれ? 誰か解禁になった「感想」を論じて、小泉改革につなげて
みた論者がいたのか。 むしろ解禁になっても、内容については、ほとんど
論じられなかったと思ったが。
153N ◆.a7VUr.VD. :2012/12/23(日) 02:02:39.73
>>70
現代に於いて文学史というものにどれだけ意義があるのか
反省は必要だな。ちょっと反省してみれば、文学史から抹消するとか
しないとかという言いぐさの馬鹿馬鹿しさに気づく。>>72かな。

>>74
あれは面白いよね。小林の秘書をやってたひとだけあって、小林の
交友に関する逸話が満載だな。小林はピカソについてかいたときも
秘書のサバルテスが書いたものが一番面白いといってたし、ルオーに
ついて書こうとしたときも、ルオーの秘書が書いた文章が一番面白いと
いっていたな。 いや、あれは画商のヴォラールが書いたものだったか?…

>>77
「ドゥルーズという若くて優秀なひとがいてね。」

>>78
吉田健一と小林はずっと反りがあわなかったって書いてあったな。

>>79
「崩壊概論」を書棚からとりだして、誰かに手渡したんだな。メルロ=ポンティも
よんでたけど、小林の文章にその名があらわれたことはついぞなかったと。
154N ◆.a7VUr.VD. :2012/12/23(日) 02:12:35.93
>>90
「私の人生観」には、釈迦とデカルトと孔子がでてきたような。

>>95
アインシュタインとベルクソンの論争があったのは、湯川との対談の
前だよね〜 湯川との対談も「感想」書くための下準備という側面が
あったかもな。ノーベル賞物理学者相手に実りある対話ができれば
専門外の物理学にも切り込んでいけるだろうって見込みでもって
「感想」書いたんだな。本人曰く結局失敗だったっていうんだが。
「常識」を書いたとき、中谷宇吉郎相手に対話やった、そこから得られた
見込みでもって結論だして、間違えたのと、同じパターンだな。

>>111
アインシュタインはアインシュタインで、「俺は量子なんかみたくないって
砂漠にクビをつっこでる駝鳥だ。」っていってたな。

>>112
「神はサイコロ遊びしない」
155N ◆.a7VUr.VD. :2012/12/23(日) 02:20:36.78
>>122
そうだね。どういう人生がもっとも良い人生なのかって、そういう問いは
いつの時代も根源的だねw

>>124
小林は河上が亡くなったときに、パイドンを郡司の前で朗読してみせたのでは
なかったか。本居宣長補記では、パイドロスに触れてるな。 饗宴とパイドロスが
愛をテーマにした二大対話編だね。パイドロスとパイドンは魂の不死について
書いているという共通点もあるな。

>>125
ウォルターペイター、小林は美学面に影響うけ、河上はまた別の面に影響うけた…?
郡司本、索引があればいいのに。

>>127
へー、塩野七生がこのふたりに多大な影響を受けたと…
156N ◆.a7VUr.VD. :2012/12/23(日) 02:27:29.73
>>128
穴? なんだろうな、小林と穴といえば、忠臣蔵について書いた
エッセイのなかで、「歴史の深い穴」について触れたのを思い出すくらいだ。

>>130
まあ、後期ともなれば、プラトンも老齢で、若年期にであったソクラテスの
印象もだんだん鮮明さが薄れて来たろうし、プラトン自身も独自の政治的
経験いろいろつんだわけだしねえ。

>>131
「国家」という劇に登場するソクラテスという俳優について書いてるのさ。
あのエッセイは。シェークスピアの悲劇と「国家」を比較してたね。
シェークスピアの台詞がいまなお真実であるならば、「国家」に登場する
ソクラテスの台詞もそうだといわなければおかしいと。

>>132
プラトンが対話編を書かなければ、ソクラテスはアテナイの民会によって
死刑にされたひとりの無名の人物として終わっていたであろう、というような
ことを小林は書いていたな。
157N ◆.a7VUr.VD. :2012/12/23(日) 02:45:13.13
>>132
プラトンが対話編かかずとも、クセノフォンが書いた「ソクラテスの
思い出」があれば、ソクラテスの名は不朽となったか。
クセノフォンのソクラテスは、プラトンのソクラテスにくらべると
つまらないという評価が一般的なようだ。といっても、クセノフォンの
ソクラテスもゴリゴリの堅物というわけでもない。美女をみにいって
その容姿を褒め称えていたりする。

>>134
「考えるヒント」でプラトンと関係あるのは、「プラトンの『国家』」
「悪魔的なもの」「プルターク英雄伝」か。

>>136
パイドンにある話だったなそれは。

>>137
へーすごい。頭いいね。

>>138
アルキビアデスがソクラテスを賛美する話にでてくるね。
158N ◆.a7VUr.VD. :2012/12/23(日) 02:52:38.77
>>143
うーんと、確かユリゲラーがテレビで念力送ったときに、目の前で
時計が動いたって話じゃなかったか。

>>144
そういう話は聞いたことないな。

>>145
ネッシーについては、さすがの小林も触れていなかったろうけど。

>>146
その石原が四期も知事やっちゃうんだから、時代はかわるもんだ。

>>147
あれだけの年になって初めて政治家の応援にかつぎだされるとか
老年の錯乱ではあるまいか。
159x:2012/12/23(日) 13:57:26.67
>>154
コンピュータに、人工知能や将棋は無理、という結論かな?

ただ、コンピュータ将棋やチェスの仕組みを考えると、あれは思考している、
とか動的な判断をしている、と思ってよいかは微妙なところと思う。

先人の貯めた経験則や定石を覚えさせ、類似局面のパターンマッチングで
よりよい着手を選抜、また、過去の膨大な棋譜を食わせたり、機械同士で
膨大な対戦を行わせて、より勝率の高い評価関数になるような重みづけを
調整/自己学習、といった機械的作業のはず。

逆に、生き物のように考える、と思っていた人間の思考自体が、少なくとも、
将棋などのような訓練が必要なものの直観に関しては、ある程度、機械的
なものだった、という証明になるかも。

小林秀雄なら、この状況を見てなんと批評するか、読んでみたいw
160吾輩は名無しである:2012/12/23(日) 15:36:52.09
茂木健一郎 &amp;#8207;@kenichiromogi
RT @homahomahoma: 『芸術新潮』2月号「小林秀雄の美の世界」(仮)特集は、1月25日発売。絵画のみならず骨董、音楽、白洲信哉さん@ssbasaraの「原点、奈良を歩く」など盛りだくさんの内容 RT 小林秀雄さんの絵画論についてのエッセイをお送りしました
161吾輩は名無しである:2012/12/23(日) 17:14:30.80
162吾輩は名無しである:2012/12/23(日) 17:36:24.58
>>159
>逆に、生き物のように考える、と思っていた人間の思考自体が、少なくとも、
>将棋などのような訓練が必要なものの直観に関しては、ある程度、機械的
>なものだった、という証明になるかも。

そういえば前にそんな事書いてある「デカルトの誤り」という本読んだわ
163吾輩は名無しである:2012/12/25(火) 19:52:59.28
Nみたいなのが小林を読んで馬鹿になった典型だなw
164v(・x・)vピース ◆1SAVsF.d9. :2012/12/25(火) 22:00:22.33
Nさんはお前や俺より頭いいぜ?
165吾輩は名無しである:2012/12/25(火) 23:33:41.77
小林秀雄は貧乏神だね。かかわる誰の脳髄も貧相にしてしまう。
2ch流でいうと、はい、「バカ発見器」です。^^
166吾輩は名無しである:2012/12/25(火) 23:40:21.57
>>164
文末に「かも」「とか」「だが」「か」「(云々)?」といった表現過多でしょ。
断定しろよ!! ……そもそも論が立っていない。

世の一切の疑念を払拭する程度までには思考能力が発達しておらず、
論でもなんでもなく、すべて支離滅裂な世迷言に過ぎないのだよ、Nくん。
167吾輩は名無しである:2012/12/25(火) 23:43:30.33
知的はいっているよねやはり
168吾輩は名無しである:2012/12/26(水) 00:33:16.59
>文末に「かも」「とか」「だが」「か」「(云々)?」といった表現過多
>世の一切の疑念を払拭する程度までには思考能力が発達しておらず
ある意味Nの謙虚さの表われなんで、オレは好感を持つね。
ただ謙虚さが、権威との付き合いが多いんで自然と生意気なことが言えなくなっちゃった、ってのなら
それはある種のなんか屈折した感情でね、そこはね、ひとつ飛び越えないとね
権威主義の裏返しでしかなくなるからね。
>論でもなんでもなく、すべて支離滅裂な世迷言に過ぎないのだよ
うん、だから、そう思われても仕方ないかも知れないんだけどね、
>断定しろよ!! ……そもそも論が立っていない
はね。「よく解からないんだけど・・・」の前置きを付けられ
「かもかなあ?」の後付を付けられるってのはいいことなんだよ。
まあね、Nみたいなのはね、褒めて育てるをしてあげなくちゃいけない典型的タイプなんだよ。^^
169吾輩は名無しである:2012/12/26(水) 05:23:50.02
>>164
一休さん的頓知じゃ小林や柄谷の独擅場だよなぁw
それは彼等一流の処世術に過ぎないんだがw
170吾輩は名無しである:2012/12/26(水) 05:24:51.29
>>164
一休さん的頓知じゃ小林や柄谷の独擅場だよなぁw
それは彼等一流の処世術に過ぎないんだがw
171v(・x・)vピース ◆1SAVsF.d9. :2012/12/26(水) 13:03:55.52
>>166
世の一切の疑念を払拭する程度の思考能力ねえ。そういうのは一般的に思考能力って言わないんだよw
172吾輩は名無しである:2012/12/28(金) 14:12:31.19
>>157
>クセノフォンのソクラテスは、プラトンのソクラテスにくらべると
>評価が一般的なようだ。

二流以下の知性ってわけだなw
173吾輩は名無しである:2012/12/28(金) 14:17:17.97
善き友よ、君の心は君の体の中にあって、これを思うがままに左右することを、
よく理解したまえ。そしてまた万有の中に住する理性も、森羅万象を己れの好む
がままに処理すると思わなくてはならない。また君の眼が幾数町の先に届くこと
が出来るのに、神の眼が万有を一時に眺めることが不可能であると、思っては
ならぬ。君の魂がわが国のことも、エジプトのことも、シチリアのことも考えること
ができるのに、神の叡智が万有を一時に思念する能力無しと、思ってはならない。
実に君が人のためにつくして見て、ことごとくされた深切を返さんとする者がわかり、
恩義をほどこして見て、恩義にむくいようとする者を知り、知恵を借りようとして、
はじめて知恵の人を悟るように、神々にも仕えて見てはじめて、はたして神々が
人智には知れぬ事柄について君に教えてくれようとなさるかどうかをためせるの
であり、そして一時に一切を眺め、一切を開き、一切所に在って、一時に一切を
留意したまう偉大と円満自在とを、君は悟るであろう。

クセノフォーン『ソークラテースの思い出』 佐々木理訳、岩文、昭和二八年初版
174吾輩は名無しである:2012/12/28(金) 14:20:55.45
神を信じない者との対話では、神は目に見えないという
主張に「君の心も目に見えない」と切り返す。

ソクラテスは「心は目に見えない」という時、心をいうのは
そもそも指さすことの出来ない、非空間的な何かであること
を意味する。こういうソクラテスは、プラトンからは全く推察
不可能だ。
175吾輩は名無しである:2012/12/28(金) 17:18:24.04
クセノフォンが書かなければストア派も生まれず、アウレリウスの
自省録が書かれることもなかった。
176吾輩は名無しである:2012/12/31(月) 23:15:45.25
[DOC]
古典語を学んでみて - So-net
www008.upp.so-net.ne.jp/shonan/kondokazuhiko.doc
ファイルタイプ: Microsoft Word - クイック ビュー
ある時、プラトンを本格的に読んでみようと思い、神保町に行って角川版のプ
ラトン全集を買ってきて読み始めました。ところが、日本語になってはいるの
ですが、意味がまったくとれませんでした。内容が難しいというよりも、日本
語として理解できなかった、と言った ...
177吾輩は名無しである:2013/01/02(水) 13:00:58.27
河上徹太郎 &amp;#8207;@tetsutaro_k_bot
ぼくにとつての日本文学は、中原中也と小林秀雄だけでいいんです。
178吾輩は名無しである:2013/01/02(水) 18:37:27.42
それは無い。評論家が自己完結しているわけが無い。
音楽評論家の著作を読んでいれば元の音楽を聴く必要は無いってか?
もうちょっとはマシな引用をしろ阿呆。(嗤)
179v(・x・)vピース ◆1SAVsF.d9. :2013/01/02(水) 20:57:12.97
小林秀雄は文学だって。
180吾輩は名無しである:2013/01/04(金) 00:09:03.34
新聞記事から (産経新聞 正論 都留文科大学 新保祐司教授)

本日の産経新聞、正論で、都留文科大学の新保教授が古典を学ぶ重要性について書いておられました。なるほど、と思いましたので、書き留めておきます。

『・・・池田健太郎という、やや若くして亡くなったロシア文学者でドストエ
フスキーの『罪と罰』の翻訳者としても知られる人が昔、小林秀雄全集の月報
に興味深いことを書いていた。小林がもう60歳を過ぎていた頃、30代の池
田は小林の家を訪ねた。その時、小林は何と岩波文庫の翻訳で『罪と罰』を読
んでいるところだったという。

 池田という良質な精神の持ち主は、この事実に驚いた、あるいは驚くことが
できた。池田はこう思ったのである。小林は長くドストエフスキーを読み、批
評してきたし、『罪と罰』の内容など知り抜いている、その小林が、何度も読
んだに違いない『罪と罰』の翻訳を改めて読めるということは、まだそのもの
の中に新しいものを発見できるからである、と。そして、ロシア文学者で『罪
と罰』の翻訳者である自分はかえって『罪と罰』そのものを読まず、研究書ば
かり気にしている、と反省し、古典を繰り返し読むことはかえって難しく、新
しい解釈などに注意をひきつけられている研究者根性というものを自戒していた。
181吾輩は名無しである:2013/01/04(金) 00:11:37.21
事は文学研究に限ったことではない。現代人は情報と解釈の過剰の中に
生きていて、逆に事の本質にぶつかることを避けている。本質は、ざら
ざらして厳しいからである。「様々なる」解釈の網の目から世界を眺め
ていた日本人は今回、世界そのものの過酷な事実とぶつかって立ちすくんでいる。

 今年、生誕150年の内村鑑三のことを、私は「心を正しい位置に置
いた人」と書いたことがある。これは、小林秀雄と坂口安吾の有名な対
談「伝統と反逆」の中に出てくる表現を使ったものである。ドストエフ
スキーの『カラマーゾフの兄弟』の主人公アリョーシャにふれていると
ころで、安吾がドストエフスキーは学がない、無知ともいえる作家だっ
たと言ったのに対して、小林は学のようなつまらぬものは無くて、意識
して努力を重ね「心を正しい位置に置いた人」だと答えた。内村自身、
札幌農学校を首席で卒業し、生涯で全40巻に及ぶ著作を遺(のこ)し
たにもかかわらず、自らには、学才はない、徳才すらないと言った。

 大震災を機に日本人は、精神的に大きく変わらなければならないとい
うことは、ほとんどの人が感じているに違いない。今日の日本人が、生
きている「今」という時間は、歴史的な時間である。あるいは、歴史的
な時間にしなければならない。その変化の根底には、本質論から離れた
知識とか自分を安易に納得させる解釈を求めるのではなく、「心を正し
い位置に置く」ことが必要なのではないか。

 そのためには、例えば古典を1冊、解説書とか現代語訳を捨て去り、
原文を1年かけて読むこともいい。古典を謙虚に原書で読む行為そのも
のが、内容の理解や解釈などより、「心を正しい位置に置く」精神の土
台を築くであろう。』
182吾輩は名無しである:2013/01/04(金) 00:47:22.68
茂木 健一郎
小林秀雄を学ぶ「池田塾」、塾生募集について

 小林秀雄さんの担当編集者を長年つとめられ、生前の小林秀雄さんを深く知
る立場にある池田雅延さん(元、新潮社編集者)を「塾頭」とし、小林秀雄さ
んの著作を読み、その思想に触れ、困難な現代を生きる糧とすることを目指す
「池田塾」は、昨年発足し、一年間、学びを重ねてきました。

この度、第二期の参加者(若干名)を募集いたします。第一期の参加者はその
まま原則的に継続するため、少人数の募集となります。 

 なお、毎回の会合に、私、茂木健一郎も「塾頭補佐」として同席いたします。

 会合は、ほぼ月に一回の週末、東京近郊の小林秀雄さんゆかりの場所で行わ
れる予定です。午前11時〜午後1時くらいまで会合を開き、その後懇親の場
が設けられる予定です。小林秀雄さんのテクストを入手することや、現地まで
の交通費を除き、参加者の負担や義務は一切ありません。

 会合の性質上、また会場のスペースなどから、お受けすることができる参加
者数が限られるため、やむを得ず選抜させていただきます。以下の事項を記し
た自己紹介の書類ファイルを、メールにて
茂木健一郎
[email protected]
までお送りください。
細かい形式は一切ありません。
締め切りは2013年1月8日(火)午後10時まで。

塾生にお迎えする方には、2013年1月11日(金)までに応募者にお伝えいたします。
183吾輩は名無しである:2013/01/04(金) 00:48:13.50
なお、選抜は、塾頭の池田雅延さんと塾頭補佐の茂木健一郎が共同で行います。

(1)、小林秀雄のどんな点に関心があるのか、お書きください。

(2)世の中の森羅万象、さまざまなジャンル、現代の問題など、小林秀雄以外で関心があることについてお書きください。

(2)御自身のバックグランドをお書きください。どのようなことに関心を持ってきたのか、取り組んできたのか、何に情熱を向けてきたのか、これから何をしようとしているのか、通常の履歴書のような形式でなくてもいいのですが、どんな方がわかると助かります。

(4)御自身のお人柄がわかる、スナップ写真や作品等などを添付してくださってもかまいません。

(5)twitterのアカウント、facebookのアカウントや、ブログなど、御自身のオンラインでの活動、発言内容がわかるような情報があったら添えてください。

(6)こちらから連絡できるように、メールアドレス等の情報をお願いします。地方在住の方もいらっしゃるかもしれないので、住所までは必要はありませんが、どのエリアにお住まいかお記しください。

重要! 応募書類をお送りいただく際、メールのsubject(題名)には、「池田塾入塾志望書」とお書きください。そうでないと、見逃してしまう可能性があります。


今回残念ながらスペースの都合で塾生に選ばせていただけなかった方も、何らかのご縁と思い、大切にしていきたいと思います。

みなさんのご応募をお待ちしております。

2013年1月3日 茂木健一郎
184v(・x・)vピース ◆1SAVsF.d9. :2013/01/04(金) 00:52:14.42
脱税野郎が小林秀雄を利用している!?
185吾輩は名無しである:2013/01/04(金) 16:43:37.30
「だいたい尊敬しているなんて言ってる奴は碌なもんじゃない」
とは生前の言葉だが、付き合いがあったのに本人が一番嫌うだろう行為に手を貸すとは。。。
小林はあの世で腹を抱えて笑ってるかもしれんがw
186v(・x・)vピース ◆1SAVsF.d9. :2013/01/04(金) 18:13:49.33
>>185
それ、坂口安吾に対して言ったんだねw
187吾輩は名無しである:2013/01/04(金) 21:33:32.68
>>183
(1)小林秀雄について書かれているものと実像の大きなギャップに興味があるので担当編集者にいろいろお聞きしたい

(2)今一番興味あるのはテレビの持つ権力についてです

(3)東京大学法学部中退 無職
188吾輩は名無しである:2013/01/05(土) 14:52:54.62
テアイテトス (岩波文庫 青 601-4)

テナコト
途中で脱落。 ソクラテスの言い回しがまわりくどいのは毎度のことだけれど、
結論に行くまでが分かりにくくて…。 また戻ってきます。
ナイス! ★&amp;#8203; - コメント(0) - 09/19



戸田健太朗
感覚と知識についての談義。長議論で難しい!一度じゃわかんないです。
ナイス! ★&amp;#8203; - コメント(0) - 06/26


02/28:kura

ありす
ちくま学芸文庫版があまりにもわからなかったので、岩波版も読んでみた。そ
うしたら、訳はわかりやすいわ、ちくま学芸文庫版がなぜ判りにくかったかま
で完全にフォローする解説はついてるわでションボリした。普通に読む分にはこち
らをお勧めする次第。
189吾輩は名無しである:2013/01/06(日) 11:08:16.61
1961年に東京創元社の取締役を辞任したのは倒産したからなんだな。
安保締結で融資切られたかなんかだろ。良くある話。
190吾輩は名無しである:2013/01/06(日) 11:10:54.48
政治圧力で。

現代思想についての講演で隠居になる話をしてたのはこの頃。
191吾輩は名無しである:2013/01/06(日) 12:16:16.99
政治なんてもんに夢見たりするもんじゃない。
政治はあくまでも汚らしい現実の世界の話。
192吾輩は名無しである:2013/01/06(日) 13:02:17.56
「民主化」とか、別にそこがユートピアになるわけじゃない。
193吾輩は名無しである:2013/01/06(日) 16:24:07.24
人生から逃げ出すように政治に向かっても良いことはない。
浮ついたのぼせ上がりどもを喜ばせるために一般大衆が
踊ってやる義理もない。
194吾輩は名無しである:2013/01/06(日) 18:58:05.19
自由の本当の敵は人生そのものだ。
この世から消滅しちまえば全部解決するだろ。
195吾輩は名無しである:2013/01/06(日) 19:16:11.51
厄介なのは死んでも人生が抹殺されるわけじゃあないことだろ?
196吾輩は名無しである:2013/01/07(月) 04:56:17.77
後藤 稔 &amp;#8207;@muruwakagi
雑誌「考える人」の次号は近代文学を代表する評論家・小林秀雄特集だそうな。没後30年、生誕111年とのこと。小津安二郎監督は没後50年、生誕110年。実は、ほぼ同い歳だったんですね。ヘェー。
197吾輩は名無しである:2013/01/08(火) 05:21:19.61
>>195
へっへ! ごもっとも。

「鈴木大拙氏が、何かの本で、碧眼録の表現を、形而上学的心理の
文学といふ言葉で形容してゐたのを読んだが、ドストエフスキイ
文学にも当てはまると思はれる。」
ドストエフスキイの生活

取り上げ方はともかく、当たり前に読んではいた。
198吾輩は名無しである:2013/01/08(火) 20:39:57.37
小林の作品を読めば読むほどIQが下がること確実だぞW
199吾輩は名無しである:2013/01/08(火) 20:53:57.04
悲しい。疾走する悲しさだな。そりは。
200吾輩は名無しである:2013/01/08(火) 21:19:01.49
小林の言葉が聞けるなならIQなんぞいくら下がっても結構でげす。
201吾輩は名無しである:2013/01/08(火) 23:02:39.87
SSS  <アメックスセンチュリオン>
SS  ダイナースプレミアム <アメックスプラチナ>
S   JCB the Class Visa Infinite 東京大学卒業生カード
――――――――――――――――――――――――――――
     高ステータスカードの壁
――――――――――――――――――――――――――――
AAA 三井住友・JCBプラチナ SBI World Card World Master Card
AA  ダイナース Citi・SBIプラチナ JGC・SFCゴールド 医師協・弁護士カード
A   <アメックスゴールド> MUFG・エポスプラチナ JCB Gold the Premier 楽天ブラック
――――――――――――――――――――――――――――
     ステータスカードの壁
――――――――――――――――――――――――――――
BBB 三井住友・Citiゴールド <アメックスグリーン> 蔵前・如水会カード
BB  銀行系ゴールド JCBゴールド JGC・SFCカード 学士会カード
B   一般のゴールド KKR・私学・公立・法人ゴールドカード 名大・北大カード
――――――――――――――――――――――――――――
     入門ステータスカードの壁
――――――――――――――――――――――――――――
CCC 低価格ゴールド(含イオンゴールド) 銀行系・航空系・JCBカード 慶應・早稲田カード
CC  信販系・電鉄系・百貨店系カード ICU・桜友会・上智カード
C   流通系カード SBI・KC・楽天カード 明大・立教カード
――――――――――――――――――――――――――――
     人前で使えるカードの壁
――――――――――――――――――――――――――――
    サラ金系カード デビットカード
202吾輩は名無しである:2013/01/08(火) 23:08:46.60
信用経済(クレジットエコノミー)ってのは不可解だな。
203吾輩は名無しである:2013/01/08(火) 23:12:12.65
信用(クレジット)とは一体何でしょう?

とかドストエフスキーの作中にあった。
204吾輩は名無しである:2013/01/08(火) 23:16:44.84
今払う現金も、質に入れる物も、値段交渉の能力も持ち合わせない者が
嬉々として持ち歩いている物。

ある日骨董屋の主人は言いました。
「何ですかこのプラスチックの証文は?こりゃうちでは与り知らんです。出直してくださいな」
とw
205吾輩は名無しである:2013/01/08(火) 23:53:13.82
昭和38年大拙93歳
ttp://www.youtube.com/watch?v=ULx4nJW5cXE

明治初期の医者の悠長な経済感覚や、「じおがらひー」を
勉強した頃。
206吾輩は名無しである:2013/01/09(水) 00:02:39.97
もちろん、同時テロ後の世界ではこのような年寄りの昔話は
単なるセンチメンタリズムとして一笑に付すべきものである。
207吾輩は名無しである:2013/01/09(水) 00:15:23.75
平和と安定は成長の仇敵であり、破壊と混乱こそが新しい世界を
生み出すのだ。
208吾輩は名無しである:2013/01/09(水) 21:37:29.50
「問ひがそのまゝ答へになるほど執拗に問ふ人もあり、問ふ能力がないから答
へを持つてゐる人もあるのだ。解決を欲しがる精神が、奴隷根性の一変種であ
るのが大体普通なのである。」(小林秀雄「断想」)
209吾輩は名無しである:2013/01/09(水) 23:10:46.21
平和とは戦争と戦争との間であり、あまりに長きに渡って平和が続くと人は生に倦む
まあ、こんなことをマキャベリは言ってますね。
210吾輩は名無しである:2013/01/09(水) 23:48:52.38
『ドストエフスキイの生活』のニコライ一世の治世に対する
小林のマルクス主義的解説はためになる。

工業力発達

供給先市場が必要になる

農奴解放による内需の創生を拒否して専制と対外戦争で
市場開拓

敗戦と農奴解放
211吾輩は名無しである:2013/01/10(木) 00:30:43.52
>>208
ハイデガーだな。人はいつも自分が何を分からないのかが
分からない。
212N ◆.a7VUr.VD. :2013/01/10(木) 01:40:17.32
>>159
小林がコンピュータに将棋は無理!って結論したのは、ポーの
原理にもとづいてるというから、コンピュータが将棋の名人と
対戦してる現状みたら、否応なしにポーの原理について修正を
迫られるだろうね。

>>160
白洲信哉、白洲次郎の孫だね。

>>162
なんだろうな、デカルトは機械論者として不十分だったせいで
直観の概念を哲学的に導入したとか、そういう内容かな。
213N ◆.a7VUr.VD. :2013/01/10(木) 01:51:58.18
>>163
さいきんは小林読んでるのって、そんなに多くないだろう。
昔は小林読んで馬鹿になったのって、ずいぶんいたらしぎあ。

>>166
え〜>>166は世の疑念を一切払拭するほどの思考能力もってるっての?
その自負というのは、まるでかの荻生徂徠が嫌った宋儒のようだ。
「天下ノ理、暁然トシテ洞徹シ、疑惑スル所ナキヲ以テ解トナス」
つまり、理という酒をかっくらって酔っ払ってる酔っ払いの戯れ言に
すぎないわけだねw >>163>>165>>166も。

>>168
まあ、昔は断定を使うのが少なかったので、最近は増やす方向で
文章書いてるよ。やっぱり断定を使うのが少なすぎる文章だと
読んでてもやもやするよね。
214N ◆.a7VUr.VD. :2013/01/10(木) 01:59:50.72
>>172
引用が一部抜けてるし、二流以下の知性って、クセノフォン
さしてるのか、ソクラテスさしてるのか、それともプラトンさしてるのか
わからないな。わかるのは、書き手が自分の知性に相当自負を抱いて
いるということ、それとその自負にみあうだけの知性はどうみても
持ってないって、それだけだなw

>>173
ソクラテスの思い出を読んだのはずいぶん昔だが、そんな文章
あったか〜忘れてしまった〜

>>174
プラトンも「国家」の議論において、神はまったく非形象的、非感覚的
ってことは、非空間的な存在だって議論を展開してるよ。

>>176
角川版の全集? んー、プラトン全集はやはり岩波のがデフォだな。
つーか、プラトンに角川版の全集なんてあったか? 記憶にね〜
215N ◆.a7VUr.VD. :2013/01/10(木) 02:13:33.80
>>177
まー河上徹太郎ならそういう発言するだろうな。

>>180
小林が論じてた伊藤仁斎は、一冊の本を注釈するのに
五十年かけたっていうからね。現代じゃとてもそんなこと
やれそうにないが、本の読み方というのは、そういう読み方も
あると念頭におくだけでも、なにか読書にやりかたって
変わるんだろうね。

>>182
あれれ?今日それよんだんだけど、もう締め切りすぎてるな。

>>185
ひとを尊敬しないひとがでてくるのはいいことだ、ってね。
216吾輩は名無しである:2013/01/10(木) 02:27:29.97
>>209
平和な世の中だからと言って生きることが不安であることに
変わりはないからな。カントの鳩の話を小林はするだろ。

カントでなかったかな?
217吾輩は名無しである:2013/01/10(木) 02:28:46.27
近代主義者は遠くばかり見て足元見ないからなw
218吾輩は名無しである:2013/01/10(木) 02:31:33.34
自由自由と言ってるだけでは奴隷根性はなかなか抜けないもの。
219v(・x・)vピース ◆1SAVsF.d9. :2013/01/10(木) 02:35:13.90
全レスの中に自由があるのです。
220吾輩は名無しである:2013/01/10(木) 02:39:19.28
↑覚醒剤の奴隷
221吾輩は名無しである:2013/01/10(木) 02:41:59.10
故郷に帰ると足枷はめられるような奴らが作った国は、とかく
自由の価値に固執するな。
222N ◆.a7VUr.VD. :2013/01/10(木) 02:42:36.27
>>189
安保締結と銀行融資のあいだに、どんな関係があるのやら…

>>190
「隠居になりたい」って、書いてた時期があったね。赤いチャンチャンコ
着せられたいとも。 「年齢」ってエッセイでも、年齢に応じた思想に
ついて語ってたね。

>>196
そんな雑誌があったとは。小林秀雄特集やってるなら手に入れたいな。
しかし、その雑誌、本屋の店頭でみたことがないな。

>>208
問いは答えより重要と。これも小林の文章で何度も繰り返されるモチーフだな。
俺はなんでもわかるんだって賢者がいちばん油断ならないと。
223v(・x・)vピース ◆1SAVsF.d9. :2013/01/10(木) 02:42:49.43
覚せい剤の中にも自由があるのです
224吾輩は名無しである:2013/01/10(木) 02:48:59.79
>>222
そんなに世間知らずをさらさないでも…
225N ◆.a7VUr.VD. :2013/01/10(木) 02:53:19.35
>>209
昔からよく耳にする箴言だねそれは。確かにマキャベリみたいだが。

マキャベリについて小林が書いたのは日中戦争中だったね。
小林秀雄の日中戦争にたいする評価は、マキャベリについての
エッセイによくあらわれていると、福田和也が書いていたな。

>>210
ドストについて書く前に、小林はロシア史について勉強したからねえ。
小林がロシア史についてどの資料を読み込んだか、江藤淳が
推測をしていた。

>>219
全レスの中に自由か。 つまり俺は自由をもとめて全レスしてるんだな〜
226N ◆.a7VUr.VD. :2013/01/10(木) 02:54:57.19
>>224
ん〜何がおかしいのかしっかり説明できるの? どうせあやふやな
思い込みにすぎないものを世間知と勘違いしてるだけじゃないのw?
227吾輩は名無しである:2013/01/10(木) 02:59:38.85
お喋りはあんまり好きではないのでな。

自由とはもともと「自由自在(自らに由り自らに在る)」の
意であって、フリーダムだのリバティと言ったヤンキー語とは
正反対のことを意味する。これは日本人なら常識としてわきま
えて置くべき。
228N ◆.a7VUr.VD. :2013/01/10(木) 03:10:00.92
洞窟の壁にうつった影をみて、実在と見誤ってるのが、世知に長けたと
いわれる人物の実情であると。プラトンははるか昔にそういったが、現代でも
それはそうなのかもしれないねえ。

>>227
ハーバート・リードがリバティーとフリーダムの違いについて弁じていたのを
小林が引用していたね、自由についてのエッセイで。
日本はリバティーにもフリーダムにも、「自由」という訳語をあてて区別せず
それで何も不自由しないようだ、などと当時しきりに使われてた「自由」という
言葉がどうにも軽薄な使われ方をしていたことに苦言を呈していたな。

言論の自由を与えよ、との旗のもとに、どんなに多くのひとが集おうとも
誰も自分の苦心創作になる言論をもっていなければ、自由の死骸をもとめて
歩いているようなものであろう、などともね。
229吾輩は名無しである:2013/01/10(木) 03:21:35.13
俺はアメリカ人じゃないよ?
230N ◆.a7VUr.VD. :2013/01/10(木) 03:22:22.11
ハーバート・リードはアメリカ人じゃないよ?
231吾輩は名無しである:2013/01/10(木) 03:31:35.68
君は宇宙人?
232N ◆.a7VUr.VD. :2013/01/10(木) 03:35:03.88
宇宙にすんでるから宇宙人だな。
233吾輩は名無しである:2013/01/10(木) 03:36:39.80
リバティは左翼でフリーダムは保守なだけだな。

イン-ディペンデンスは忘れちまったらしい。
234吾輩は名無しである:2013/01/10(木) 09:14:38.54
そうゆやかの宇宙人鳩山由紀夫になんか似た雰囲気があるんみたいだな、Nは。^^
235吾輩は名無しである:2013/01/10(木) 09:52:44.97
芸術新潮次号の小林特集もう新潮HPで予告してるね。
第六次全集を半分買っちゃった、岩波プラトン全集もほしい、「メノン」は、
「方法序説」に匹敵する哲学入門だね。
236吾輩は名無しである:2013/01/10(木) 10:06:13.33
いい宇宙人ならいい地球人だって思ってるんだな。要するに。あはははは。^^
237吾輩は名無しである:2013/01/10(木) 10:08:28.32
小林湯川対談読んだ。岡潔との対談は晩年だったけど、こっちはまだ中年で
小林が質問しまくって緊張感があっていい。これも文庫にすればいいのに。

文藝春秋の
坂本 忠雄「小林秀雄 : "大常識"を貫いた天才」
(創刊90周年記念 文藝春秋90周年 完全保存版) -- (超大型企画 激動の90年 歴史を動かした90人)
   文芸春秋 91(1), 299-301, 2013-01

この記事の中で、小林は、いろいろ対談してきたなかで岡潔が抜群の天才だ
と、私的な会話でいっていたらしい
238吾輩は名無しである:2013/01/10(木) 10:56:58.22
この百年、物理学者・数学者にはバカしかいない。天才なんてとんでもない。
お正月だから、物理学者・数学者に聞いて見ればいい。
「凧はなんで上がるんですか?」って。
なんか答えるから、こう更に聞いて見ればいい。
「でも飛行機の翼と凧は上下が逆でしょ?飛行機は上が凸で下が凹。凧は逆でしょ?」と。
物理学者・数学者なんて、実はなんにも知らずにどうこう言っていることを「考えている」と言っている人なんだよ。
そういった人たちを持ち上げる小林みたいな文系なんて、だからバカ以下。

さてと、凧は何故上がるか?の答を言っておくね。
「凧は超音速機だから」、が正解。
だけど、解っかるかなあ? 解っかんねえだろうなあ・・・。^^
239吾輩は名無しである:2013/01/10(木) 11:59:50.62
角川書店より発行の「プラトン全集」全11冊揃
http://www.book-komiyama.co.jp/bookblog/?p=18616
240吾輩は名無しである:2013/01/10(木) 13:53:52.22
キルケゴールがカントが理屈っぽすぎるって文句を並べ立てた
ハーマンの言葉を引用してるな。「思うにソクラテスの偉大さ
とは、分かっていることと分からないことの区別をしたこと」
だと。謎を解くならまず「汝自らを知れ」って。
241吾輩は名無しである:2013/01/10(木) 14:06:10.32
何が分からないのかを分かる。すると分からないものが、分から
ないまま、あるがままに見つかる。それがそのまま回答になる。
カント的でもあるかな。
242吾輩は名無しである:2013/01/10(木) 15:43:29.34
gotshu &amp;#8207;@gotshu
アンドレ・ジイド『パリュウド』小林秀雄訳 2月20日ごろ重版
http://www.iwanami.co.jp/cgi-bin/isearch?head=y&amp;isbn=ISBN4-00-325590
… 「ジイド25歳の作品.青春の激しい観念的な眩暈を吐露したもので,何もの
にもとらわれぬ理知をもって現実の虚偽を痛烈に暴くことから始め,自己否定の
頂に及んでいる.巻頭に「何のた…」 

パリュウド
アンドレ・ジイド
小林 秀雄 訳
■赤559-0
■体裁=文庫判・128頁
■定価 441円(本体 420円 + 税5%)(2013年2月20日ごろ重版でき)
■1935年9月30日
■ISBN4-00-325590-9
ジイド25歳の作品.青春の激しい観念的な眩暈を吐露したもので,何ものにも
とらわれぬ理知をもって現実の虚偽を痛烈に暴くことから始め,自己否定の頂
に及んでいる.巻頭に「何のために僕はこの諷刺を書いたか」の一言があり,
ジイド(1869‐1951)の豊饒な文学的戦いの門出となった作品.
243吾輩は名無しである:2013/01/10(木) 15:47:30.04
gotshu &amp;#8207;@gotshu
アンドレ・ジイド『パリュウド』小林秀雄訳 2月20日ごろ重版
http://www.iwanami.co.jp/cgi-bin/isearch?head=y&amp;isbn=ISBN4-00-325590
… 「ジイド25歳の作品.青春の激しい観念的な眩暈を吐露したもので,何もの
にもとらわれぬ理知をもって現実の虚偽を痛烈に暴くことから始め,自己否定の
頂に及んでいる.巻頭に「何のた…」 

パリュウド
アンドレ・ジイド
小林 秀雄 訳
■赤559-0
■体裁=文庫判・128頁
■定価 441円(本体 420円 + 税5%)(2013年2月20日ごろ重版でき)
■1935年9月30日
■ISBN4-00-325590-9
ジイド25歳の作品.青春の激しい観念的な眩暈を吐露したもので,何ものにも
とらわれぬ理知をもって現実の虚偽を痛烈に暴くことから始め,自己否定の頂
に及んでいる.巻頭に「何のために僕はこの諷刺を書いたか」の一言があり,
ジイド(1869‐1951)の豊饒な文学的戦いの門出となった作品.
244吾輩は名無しである:2013/01/10(木) 15:50:16.63
冷静になれ冷静に…
245吾輩は名無しである:2013/01/10(木) 16:24:36.67
へえ、パリュードか、なつかしいな。
学生時代、フォリオ版をくりかえし夢中で読んだ。
過去に小林が訳していることをあとで知って探したけど見つからなかった。

これは絶対読みたい♪
246吾輩は名無しである:2013/01/10(木) 16:34:51.03
でもなんでこれ全集に入れなかったんだろう
247吾輩は名無しである:2013/01/10(木) 18:05:31.06
翻訳の方はあんまり自信なかったんでねえの?
248吾輩は名無しである:2013/01/10(木) 18:44:06.38
翻訳とは原書をダシにして自分を語るものとまでは、さすがに
言いにくいせいもあるか。
249吾輩は名無しである:2013/01/10(木) 20:07:42.32
ありのままの自分のありのままの謎。
人生の謎、あるいは神秘。
250吾輩は名無しである:2013/01/10(木) 20:12:17.11
小林のベルグソン趣味も一種の奴隷根性に見えなくもないがなw
251吾輩は名無しである:2013/01/10(木) 20:15:52.16
ベルグソンの直観主義は機械論的なんだな。「直観」と銘打てば
なんでも良いっつもんでない。
252吾輩は名無しである:2013/01/10(木) 21:17:30.45
フッサールの現象学もそうだが、この時期の大陸直観主義は、
人間の主観的感覚を数値化する可能性を模索した精神科学が
前提になってる。古い時代の夢だ。
253吾輩は名無しである:2013/01/11(金) 23:14:26.30
人生の不条理とは、生きることが無意味な世界に
生まれてしまうことだと言える。
254吾輩は名無しである:2013/01/12(土) 01:33:42.45
『地獄の季節』か『異邦人』でも読むさ。
255吾輩は名無しである:2013/01/12(土) 17:11:55.79
生きるに値しない世界を、あるいは人生をどうして生きるか?

進歩主義のエアポケットに陥った第一次大戦後はそうやって
始まった。結局はそれが今でも続いてる。

冷戦構造の緊張感が失せた時期にこの問題が一時的に顕在化した。
256吾輩は名無しである:2013/01/13(日) 00:09:03.98
奴隷解放戦争を戦ったアメリカの北軍も幕府を倒した新政府軍も
同じ背景、つまりダーウィンがきっかけを作った新しい世界観が
後押しをしていたとしたら?
257吾輩は名無しである:2013/01/13(日) 00:17:02.70
直感主義というのは要するに知行合弁論であり、
その担保として信ずべき自己というものが大前提となっている。
逆に言えばニヒリズムなんですよ。
258吾輩は名無しである:2013/01/13(日) 00:26:46.57
その「自己」は少なくとも近代自我ではない。
259吾輩は名無しである:2013/01/13(日) 00:29:53.13
融通無碍、と携帯変換にある。
260吾輩は名無しである:2013/01/13(日) 00:39:43.82
小林が日本の近代文芸批評を確立したとかw
むしろ、前近代批評の見本を作ってしまってるよw
261吾輩は名無しである:2013/01/13(日) 01:04:34.00
第一次大戦後に近代前に逆行させまいとして挑発的批評を
始めたんだぞ。
262吾輩は名無しである:2013/01/13(日) 02:09:27.39
「Xへの手紙」は偽装転向を公言してるようなもんか。

そう考えないと小林の言動はつかみにくい。悪く言えば一貫性に
欠ける。
263吾輩は名無しである:2013/01/13(日) 02:22:59.65
小林も何とか宙ぶらりんな立場を脱したかったろうが、ベルグソンじゃ
駄目だ。結局、世俗主義に万能の処方箋はない。
264吾輩は名無しである:2013/01/13(日) 02:42:08.31
俺が小林ランボーを偶然、手にしたのは冷戦終結後で、小林が
ランボーを語り始めたのと同じ年頃だったな。

90年代は間に合わせで戦後民主主義の擁護みたいなことを
してた。かなり挑発的に。
265吾輩は名無しである:2013/01/13(日) 03:20:20.85
明らかに間違った方向に世の中が向かおうとするのを抑止しよう
としただけで、この空っぽな世界の保護者なんかやるつもりは
そもそもない。
266yoは名無しである:2013/01/13(日) 11:28:46.90
ここに初めて来たけど、なんか難しい単語ばっかで意味が取れない意見ばっかり
で空しいな……Nさんって方は常連さんなのかな

>>159>>212
 コンピュータが将棋を指す話だけど、『常識』で小林が東大の研究所に行った後に
「ポーの昔話を一笑に附する事は、どうも出来そうにないよう」だと既に言ってるよ。
ポーの原理は、コンピュータには将棋が指せないという結論の拠り所ではなくて、
考え始めるきっかけとして紹介していると思う。
人工「知能」の響きに怯え、常識が揺らぎそうになるけど、機械自体は計算だけで
考えることは出来ないという常識は崩れない、と書いてるんじゃないかな?

今は過渡期にあって棋士といい勝負をしてる事が変に感じるけど、コンピュータ
の処理能力が格段に発達すれば、人間が打ち得るすべての場合を計算しつくせれば、
神様と人が指すように無意味になるよ。相手のどの一手目からも計算尽くせば
ポーのいう「答は最初に与えられている、孤立システム」になるはずだから。
詳しい仕組みはわからないけど、棋譜も評価関数も処理しきれないから、計算量を
減らすために入れられたものだと思う。中盤までの棋譜にだって気づかれてない悪手
は沢山あるはず、羽生さんも解らないからコンピュータの研究者もデータとして
入れてるに過ぎない。
きっといつか電卓のように、コンピュータによって王手までの流れが訊ける時代が
来るはずだけど、それは思考に依るものでなく計算されたものであって。解りきった
約束事なら、いくら煩雑でも、計算できる。掛け算なら人も神様みたく出来る。
人間が出来るか否かで区別するなってことじゃないかな。
 長々と拙文を失礼しました。
267吾輩は名無しである:2013/01/13(日) 13:18:08.89
>長々と拙文を失礼しました
ここだけ意味がとれた。うん、赦す。だけどもういいから。^^
268吾輩は名無しである:2013/01/13(日) 15:39:10.81
小林の話に従うなら同じソフト同士でやり合わせたらどうなるかって
話になるなw
269吾輩は名無しである:2013/01/13(日) 15:41:32.65
昔、コンピュータ業界で人工知能ってのが流行りだったころ、
どんなコンピュータなら人工知能化するか?って問題があった。
それは「ちょいちょい間違った答を出すコンピュータ」だった。
文学板なんだから、このくらいのとぼけた人工知能論をやろうね。^^
270吾輩は名無しである:2013/01/13(日) 15:43:08.33
生存本能を与えたら良いんじゃ?
271吾輩は名無しである:2013/01/13(日) 15:49:06.85
消滅することに対する盲目的拒絶反応をプログラムの中心に
置けば、おまいらと一緒になる。
272吾輩は名無しである:2013/01/13(日) 16:52:00.39
確か藤沢ナントカって棋士だったって思うけど
「待ったありならボクがぶっちぎりで一番強い」
って言ってた。
そーゆーハードとソフトだよ、人工知能コンピュータのハードとソフトってのはね。^^;
273yoは名無しである:2013/01/13(日) 22:48:39.77
>>268>>270
ごめん、出来るだけ伝わるように書いたんだけど。
コンピュータが将棋の答を計算で出したら、先手必勝か必敗になる。
だけど、プロの棋士でも理解しきれないから人間の勝負事として成立してる。
将棋を(不完全な)ソフト同士で指せるとか、生存本能をソフトに与えられる
ようにすぐ感じてしまうけど、人間の指示通りに計算しかできない。
機械にものは考えられない。やっぱり常識に適っているだろう。
という話じゃないかな
274x:2013/01/14(月) 02:29:32.30
>>266
>『常識』で小林が東大の研究所に行った後に

うん?みんな、そのエッセイを読んだ上での話をしているよ?

あと、ポーの件は、きっかけだけではないよ。
そのあとで、
「(電子頭脳について)宇吉郎先生に詳しく聞けばよかった。でも、ポーの原理で間に合う話だ」
みたいな話が出てくるでしょ。
で、それを敷衍する形で、>>266 の後半で書いてあるような結論が書かれているわけ。
つまり、土台は「ポーの原理」ですよ。今となっては、つまらない結論ですが。

>>269
>それは「ちょいちょい間違った答を出すコンピュータ」だった。

それ、今でも有効な話かも。

http://soko-tama.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-4d94.html
---------------------------------------------------------------------------
シャーレの中のヒルは棒でつつかれたときに、泳いで逃げる、シャーレの底を這って逃げる
の二通りに逃げ方をみせる。

そこでヒルの神経の活動を詳細に調べてみると、ニューロンの細胞膜の電位の状態は
「ゆらぎ」をもっているのだけれども、あるニューロンの膜電位の状態が高いか低いかに
よって、その行動の選択が決定されていた。

■つまりその意思決定は何か論理的なもので決定されるのではなく、「膜電位のゆらぎ」
というにあいまいなものに支配されていた、ということだ。
---------------------------------------------------------------------------
275吾輩は名無しである:2013/01/14(月) 03:08:40.92
乱暴に過ぎるが、小林は人間は考えつめれば同じような結論に達するという
考えではなかったのかね?
時代や境遇や技術や教育が与える影響は甚大だが、人間には生得的にその能力が
具わってると信じたかったというか。
276yoは名無しである:2013/01/14(月) 03:10:19.64
>>159>>274
>小林秀雄なら、この状況を見てなんと批評するか、読んでみたいw
>今となっては、つまらない結論ですが。

これこそ、常識が揺らいでる状況じゃなかな?
ポーの原理でも常識でも言い方は構わないけど、
脳細胞の電気信号をみて、人間の意志決定の仕方は解らないと思うけどな。
277吾輩は名無しである:2013/01/14(月) 03:47:17.39
you tubeで「新唐人テレビ」を検索して見てください。
それを見ると中国人も中国の民主化を望んでいる事がわかります。

新唐人テレビは中国の民主化を望む中国人自身によるテレビ局で、海外に拠点をおき、
中国共産党の圧力に屈する情けない日本のマスゴミよりもよっぽどまともなテレビ局です。

日本語による吹き替えも毎日アップしています。
日本では中国共産党の圧力により報道出来ないニュースが沢山取り上げられています。
新唐人テレビのような勇気ある報道機関を広める事で、中共の圧力に屈し、真実を伝えない
日本のマスゴミのへなちょこぶりを浮き彫りにする事にもなります。

さらに新唐人テレビを衛生放送を使って中国国内に放送する計画まであります。
これはある意味、中国共産党に対する強力な「兵器」です。

新唐人テレビを日本や在日中国人の間に広めて、中共が日本に戦争をしかけてくる前に中共を内部崩壊させましょう!
278吾輩は名無しである:2013/01/14(月) 07:04:54.43
小林秀雄を持ち上げるのは一種の愚民政策ですなw
279x:2013/01/14(月) 12:12:22.83
>>276
>脳細胞の電気信号をみて、人間の意志決定の仕方は解らないと思うけどな。

これ、そもそも、問題の立て方を間違えている可能性もあるわけです。

「意志決定の仕方」というと、意志というものを仮定して問題を立てているけれど、
リベットの実験、準備電位などで検索してみれば判りますが、決して自明のもの
ではないし、実は存在しない仮構物かもしれないわけで。
280x:2013/01/14(月) 12:23:26.41
リベットの実験に対する哲学者のコメントを妄想してみるw

ニーチェのコメント
--------------------------
 皆自己の行動に責任は無く、皆自己の本質に責任はない… 『人間的な、あまりにも人間的な』
--------------------------

小林秀雄のコメント
--------------------------
 この方法は意志を腐らす…『常識について』
--------------------------
281yoは名無しである:2013/01/15(火) 00:42:36.96
×さんは、脳科学が正しいと思われているのですか?
リベットの実験を調べました。
実験から得られる要点は、意識が行動する意志を持つ前に行動の準備がなされる
ということですよね。リベットはそれの解釈として二つの電気信号の間、
0.2秒の間にその行動への是非を理性が判断するとしたようですが、
すべて脳に答があるならば、その意図への拒否権の電気信号の存在を示さなければ
実験結果自体もただの想像的空論でしかないと思うのです。
ベルクソンが言った
「脳髄の動きと精神の動きが同じであるならば、退化して消える。
 そんな自然にそんな贅沢は存在しない。」
を皮肉と解さないばかりか、脳に精神があれば問題ないなどと勘違いし、
脳科学なるものがえばっているように、私は、思います。
もうすでに彼が脳はオーケストラの指揮棒のような"注意"の器官と言っている。
もし彼が正しければ常識的に考えて、意志なるものは指揮者自身へとメスを
向けるべきものだと思います。
単純ですが私にとって、脳は単に心身でいう身に過ぎない。

発端は、コンピュータが将棋を指せるかでしたが
小林が「常識」を書いた状況と今の状況、変化があるように思わない。
それを覆すような、今ではつまらん結論と言われるなら教えて頂きたい。
私はXさんや他の方より何も知らないが、だからこそ訪ねているのです。
私の意図を考えず、表面的な言葉をつつかき、ひらひらと立場を表さず
引用や、だれかの考えをあなたを通さず紹介ばかりなさっている。
×さんの意見を書いていただきたい。
自分の意見を匂わせているのか、いろいろ話を提供されるが
私の意見に立ち会わず、人の口をかりて、間違っても責任をとらなくて済む
発言しかなさらないなら、
「×」でなく、「吾輩は名無しである」として書き込まれる方がよろしい。
282吾輩は名無しである:2013/01/15(火) 20:28:25.69
小林秀雄ってテレビ出たことあるの?見てはいたようだけど。澁澤龍彦なんか一切見なかったらしいし
283吾輩は名無しである:2013/01/15(火) 22:01:40.28
郡司本にはテレビに録られるのは極端に嫌っていたとあるね。
まあ授賞式やら、ちょっとはあるんだろうが。
2000万円でウィスキーのCM出演オファーがあって、
ショボイ演出内容とそのウィスキーは好みじゃないという理由で断ったと本人が話したらしい。
「一億だったらどうしました?」と聞いたら「もう一回考えてもいい」みたいなこと言ったとか。
つまりは100億でも出ないって言ったんだろ。
284x:2013/01/16(水) 01:14:01.03
>>281
全体に、少々甘ったれすぎ。

それから、「今となってはつまらない結論」という部分に過剰に反応している
ようだが、一応、そこだけ説明しておく。

「常識」が書かれた当時はまだ、現在のような人工知能やニューラルネットに
関する理論や展開がなかったし、電子頭脳にできることも、機械的な判断(同
じ状況に出くわせば常に同じ動作を行う、状況に即した判断は不可能等)しか
できないと仮定しても、見識がないとは言えない時代だった。

「今となっては〜」と >>274 で書いたのは、当時の常識では、その前提の範囲
内で導き出される結論で終わったとしても止むを得ない、という意味。(*1)

それが今では、将棋ソフト一つをとっても、プログラム自身が過去の膨大な
棋譜や自己対戦で学習し、ついに作者よりもはるかに強い将棋を指したり、
元名人を負かしてしまったり、プロ棋士に「人間的な手を指すようになった」
と言わしめたりする状態になっている。

そこで、>>159 では、上記のように過去とは状況が大いに変化した現代で、
コンピュータ将棋だけでなく、ゲーム理論、ニューラルネット、最新の脳科学
実験の結果(リベットの実験以外にも面白いのがゴマンとある)を知ったと
したら、私よりもはるかに感性と思考を持つ小林秀雄は、どういう感想を持ち、
どういう思索を進めていっただろうか?という興味を持ったことを書いた。
(逆に、人間の思考と直観について、より深い洞察をしたかもしれないと)
285x:2013/01/16(水) 01:15:02.00
(つづき)

(*1)
たしかに、昔からコンピュータ自体(半導体内部は別として)は決定論で動作
しているし、コンピュータが発明されて以降、チューリングマシンで理論的に
動作可能な範囲から「本質的」には逸脱していない。停止性問題が解決した
わけでもない。

だが、計算能力と記憶量の指数的な増加、大規模ネットワークによる膨大な
データ交換、いくつもの重要な理論の進展があり、俗な言い方をするなら、
質的変化が起きたといってよいのが現代の状況。

この大きな変化を無視して、「本質的」には変化がないと原理主義に徹する
ことはできるが、空虚な姿勢と思う。(小林秀雄なら「素直に驚く心が何と
少ないか」と嘆いたかもしれないw)
286x:2013/01/16(水) 01:35:39.23
>>281
最後に、x という符丁を使っているのは、自他のために同一人物による書き込み
がどれかというトレーサビリティ上げるため。
あなたの考えるような、責任を取るため、といった意図はない。

逆に、不思議なのは、そういう責任を想定しているなら、なぜ自らが本名を名乗らないのか、
ということ。


ついでに、ベルクソンの二元論(物質と精神が独立)にしても、彼の時代の
最新の脳科学の結果と彼自身の脳の実験に基づく結論。つまり、よって立つ
土台の片足側は、当時の最新脳科学の実験だったはず。

だが、その後も続いた脳科学の実験で、たとえば彼の「記憶は脳とは独立して
存在する」という説は、豊富な観察と実験で明確に否定されている。

…と、ここまで書いてきたが、もうなんだか面倒になってきた。
もしかしたら、今後は >>281 には返信しないかもしれない。
悪意はないが、こちらに得るところがなさすぎる…
287吾輩は名無しである:2013/01/21(月) 23:57:59.48
>>283
サントリーゴールドじゃあるまいな?
288吾輩は名無しである:2013/01/22(火) 01:01:56.36
小林は中原中也が死んだ時は一週間病院に詰めた。「戦争に
ついて」はその直後だな。

冒頭、大陸帰りの林房雄の「文士というものがこんなに臆病な
ものとは知らなかつたよ」という感想で始まる。

友の死を目の当たりにして。

『ドストエフスキーの生活』の冒頭の歴史論はもともと独立
した文章。ちょっと合わないもんな…
289吾輩は名無しである:2013/01/22(火) 01:28:21.15
やりきれなくて〜
戦争までした〜

って歌あったな…
290吾輩は名無しである:2013/01/22(火) 01:47:38.67
モゴモゴするばかりのインテリたちに僕はもう何物も期待する
事が出来ないのである。

なんて言われると、一体、何があったんだろうと勘ぐってしまう
からな。
291吾輩は名無しである:2013/01/23(水) 00:28:11.82
ドストエフスキーが『日記』をやってたのは露土戦争のナショナリズムの
昂揚期。

満州事変が起きたのが小林が、「マルクスの悟達」で文春の連載が
三月に(多分)打ち切りになった1931年の九月。
292吾輩は名無しである:2013/01/23(水) 00:35:41.55
第一次大戦後のアメリカでバブル崩壊が起きて、大恐慌が始まって
間もなくだな。戦争でもしたくなる時期で。
293吾輩は名無しである:2013/01/23(水) 14:23:55.69
株価対策の戦争なんて耳にタコの出来るような話だが、
昭和恐慌にこれと言った打開策のない政府も軍部の
独走を追認せざるを得なかった。

後に『ドストエフスキイの生活』で「作家の日記」について
書かれているロシアの時代情況に重ねて、小林もドスト
エフスキーをなぞって、「戦争について」のような戦争肯定
宣言をしたのである、と。

なかなか全集の読み進めが進まん。
294吾輩は名無しである:2013/01/23(水) 14:26:45.61
「これは日本資本主義の受ける試練」云々って、
「戦争について」で>>290のすぐ後に書いてる。
295吾輩は名無しである:2013/01/23(水) 15:12:56.43
株価対策の戦争でも15年も続けたらみんなキチガイみたいになる。
未だに後遺症が抜け切れない。
296吾輩は名無しである:2013/01/23(水) 15:32:30.37
たかが円安に振れたくらいでアメリカがこの態度。バカバカしい。

【国際】 今度の通貨戦争は世界大戦だ  世界中が日本の電撃作戦にどう反撃しようかと考えているのだ
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1358813303/
297吾輩は名無しである:2013/01/23(水) 16:24:07.08
アンリ・ゲオンの『モーツァルトとの散歩』(高橋英郎訳 白水社)も
名著のひとつと言ってよいだろう。この著作がフランスで発行されたの
は一九三二年のことだったが、これが初めて邦訳されたのはそれから三
十二年も経った一九六四年だった。
 著者はアンドレ・ジードと親交があり、詩や小説、それに劇などを書
いた著述家だった。彼の名前が初めて日本の一般の人に知られたのは、
小林秀雄の『モオツァルト』の中ではなかっただろうか。ゲオンはモー
ツァルトのかなしみを、この著作の中でtristesse allante (流れゆく
悲しさ)と表現したが、それを読んだ小林秀雄が、自分の感じたことを
ひと言で言い表されたと驚き、これを「疾走するかなしさ」と訳して紹介した。
298吾輩は名無しである:2013/01/23(水) 20:46:16.90
戦争末期に執筆して、戦後間もなく出版だっけか。
そういう緊張感はある。
299吾輩は名無しである:2013/01/23(水) 20:52:33.98
>>296

単純に通貨とはその発行・流通地域の資源や資本(労働力など)や技術の総体なので
通貨のダンピング合戦で自国の経済力を高めようとするのは外道なんですよ。
ただ日本の場合は世界中が外道行為に走っている最中に
質素倹約といった変な倫理観を振り回して国内経済がガタガタになったので
今回の金融緩和策(とデフレ脱却)はそれを是正しようとしただけですね。
300吾輩は名無しである:2013/01/23(水) 20:58:27.27
敗戦だ? そんなことはこの俺には関係ねえよバーン、と
301吾輩は名無しである:2013/01/23(水) 21:00:10.93
>>299
こっちでやれ糞め。
欧米はサブプライムの後遺症でビクビクしてるだけだ。

【国際】 今度の通貨戦争は世界大戦だ  世界中が日本の電撃作戦にどう反撃しようかと考えているのだ
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1358813303/l50
302吾輩は名無しである:2013/01/23(水) 21:56:41.56
俺は「カモのアジア人」の役回りは苦手。
303吾輩は名無しである:2013/01/23(水) 22:24:10.07
欧米人種だってジェントルマンばかりの集まりでもあるまいし。
304吾輩は名無しである:2013/01/23(水) 22:37:14.79
日本人ならいろいろ個性があっても一億人一括りになる。
アメリカ人を四億人一括りにする奴はあんまりいないがな。
305吾輩は名無しである:2013/01/23(水) 22:47:55.87
小林を読むってのはこういうもんだろ?
306吾輩は名無しである:2013/01/23(水) 23:20:16.19
神様みたいに崇める奴らが殆どか。磔にして都合の良いイデオロギーを
抜き書きして。
307吾輩は名無しである:2013/01/24(木) 00:41:26.95
どこの国の者であれ、話に耳を傾けるに足るような中身のある
限りは自分の国に足をちゃんと付けているに決まってる。
無闇に外国の御追従をしたがるような人種がつまらん奴しか
いないのは当たり前だ。
308吾輩は名無しである:2013/01/24(木) 00:48:47.25
この地球に日本人として生まれるのは実に無価値なことだ。
309吾輩は名無しである:2013/01/24(木) 01:19:07.82
こんな東アジアの小さな島国が変に世界に引っ張りだこに
されたりする必要はないんだ。
310吾輩は名無しである:2013/01/24(木) 01:49:49.53
ソフトパワーだあとか叫んで目立ちたがりの田舎者やる必要は
ないんだょ
311吾輩は名無しである:2013/01/24(木) 09:24:14.15
小林秀雄のせい? センター試験・国語平均点が大幅ダウン
http://www.asahi.com/shimen/articles/TKY201301230830.html?ref=com_rnavi

やっぱゆとりじゃ無理かね
312吾輩は名無しである:2013/01/24(木) 18:28:57.15
芸術新潮 &amp;#8207;@G_Shincho
「芸術新潮」編集部内、はやくも一部ベーコンで熱くカリカリこんがりになっ
ておりますが、その前にまだまだ読み応えのある特集がありますよん。あさっ
て25日発売号は小林秀雄特集。担当者のひとりは編集部に何日も泊りこみ、も
うひとりは校了後倒れた、渾身の特集です。(こぐま)
313吾輩は名無しである:2013/01/24(木) 18:38:27.68
314吾輩は名無しである:2013/01/24(木) 19:02:08.15
NEW!
『考える人 2013春号』
新潮社
特集:小林秀雄との対話
生誕111年・没後30年記念
4月4日刊行予定

NEW!
『芸術新潮 2月号』
新潮社
生誕111年・没後30年 小林秀雄 美を見つめ続けた天才
日本の近代批評を確立した小林秀雄が世を去って、早や30年…。教条
主義を批判した小林は、美術や音楽に対する時も、自らの目で、耳で、
手で、作品と直に触れ合うことにより、珠玉の言葉を紡ぎだした。小林
秀雄を知る世代、知らない世代、すべての人に伝えたい、その美と真剣
勝負の軌跡。
予価1400円(本体1333円+税) 1月25日刊行予定
315吾輩は名無しである:2013/01/24(木) 19:13:04.26
『小林秀雄 全翻訳』収録内容
@シャルル・ボオドレエル
「ボオドレエルの日記より」
「エドガア・ポオ その生涯と作品」
「再びポオに就いて」
「悪の華(抄)」
Aエドガア・アラン・ポオ
「メエルゼルの将棋差し」
Bアルチュウル・ランボオ
「地獄の季節」
「修画」
「韻文詩」
Cジャック・リヴィエール
「アンドレ・ジイド」
Dアンドレ・ジイド
「ジャック・リヴィエール」
「パリュウド」
「プレテクスト(抄)」
Eポオル・ヴァレリイ
「テスト氏」
「アルベエル・チボオデ追悼」
「ジャック・リヴィエール追悼」
Fアラン
「精神と情熱に関する八十一章」
Gシャルル・オオギュスト・サント・ブウヴ
「わが毒」
316吾輩は名無しである:2013/01/24(木) 19:15:46.98
小林秀雄 全集・単行本未収録作品(戦前篇)
1930年
2月「横顔」(詩神)
1932年
2月 「一月の作品」(作品)
1934年
3月 「未発表の氏の表現」(梶井基次郎全集(六峰書房)内容見本)
4月 「わが愛読の日本古典」(若草)
11月 「十二月の創作」(国民新聞)
1936年
7月 「著者の言葉」(讀賣新聞)
9月 「ノイフェルト『ドストエフスキイの精神分析』」「第八回文学界賞選後評」(文学界)
11月 「第十回文学界賞選後評」(文学界)
1937年
2月 「中村光夫を推す」「第十三回文学界賞選後評」(文学界)
5月 「批評家等は何をやり遂げようとしてゐるのか?」(文学界)
1938年
10月 「精神の優位」(精神の優位 創元社リーフレット アラン特集号)
1939年
4月 「「サント・ブウヴ「断想」」(文学界)
12月 「デカルト讃」(創元社『デカルト選集』第三巻月報)
1940年
7月 「芸術と道義性」(文芸思潮 創刊号)
1941年
2月 「紹介の意義」(朝日新聞)
5月 「第一回文芸推薦評論審査後記」(文芸)
1942年
1月 「三つの放送」(文藝春秋 現地報告)
317吾輩は名無しである:2013/01/24(木) 19:40:15.47
 生前の小林を知る新潮社の担当編集者、池田雅延さんは「角川さんか
ら講演を依頼された際、録音と活字化を断った上で引き受けたのに違い
ない。だから、テープの存在などとても話題にできなかったのでしょう」
と話す。小林は録音されていることがわかると途中でも講演をやめるこ
とがあり、活字にするのも自分で手を入れない限りは認めなかったという。

 なぜ、そこまで活字化を禁じたのか。その理由を小林自身が語った言
葉が「新潮 小林秀雄追悼記念号」(83年)のなかで、国民文化研究
会理事長(当時)の小田村寅二郎氏によって紹介されている。

 小林は「僕は文筆で生活してゐます。話すことは話すが、話すことと
書くこととは全く別のことなんだ。物を書くには、時に、一字のひらが
なを“は”にするか“が”にするかだけで、二日も三日も考へ続けるこ
とだつてある。話したことをそのまま活字にするなどといふことは、N
HKにだつて認めたことはないし、それはお断りします。録音テープを
取るのも困る」と言い切ったという。
318吾輩は名無しである:2013/01/24(木) 19:50:13.93
>>311
前途ある若者が小林秀雄など解らなくても良いだろw
319吾輩は名無しである:2013/01/24(木) 20:01:56.89
特集|en-taxi's FEATURE
「小林秀雄、批評のビートニクス」
「ウィズ・メンフィス・ブルース・アゲイン」 福田和也
小林秀雄の思い出T 石原慎太郎氏インタビュー 聞き手・文=福田和也
「あたり構わずというか、ああいう人間にどうしてなり得たんだろう」
小林秀雄の思い出U 「きよ田」新津武昭氏インタビュー 聞き手・文=福田和也
「学生が酒を飲み始めたころの流儀で一生を終わった人ですね」
「小林秀雄のカセットテープ」 赤瀬川原平
「詩人とバット」 湯浅学
「孤高のロック文士」 石川一郎
「女と音楽」 藤原敬行
「いつの間にか追い込まれ、いつの間にかお一人で」 豊田泰光 構成=羽柴重文
320吾輩は名無しである:2013/01/25(金) 00:56:40.69
なんつうか、踏むのが気の重いスレ。
321吾輩は名無しである:2013/01/25(金) 01:20:33.21
>>311
ゆとりだからとかじゃなくて、小林をテストに使うとか純粋に気の毒だろ
322吾輩は名無しである:2013/01/25(金) 01:35:51.30
小林秀雄如き低レベル過ぎて難解だったんだろ、センター試験。
俺は191点
323吾輩は名無しである:2013/01/25(金) 08:48:26.36
受験経験ねえ。成績は良い方だったが勉強苦手だった。
324吾輩は名無しである:2013/01/25(金) 09:43:26.31
センターは「鐔」からの出題だな
http://www.toshin.com/center/kokugo_mondai.html
これは小林の文章がどうのこうの以前に、相変わらずただ迷わすだけの選択肢が糞だろ
325吾輩は名無しである ◆.R2kaGqSo6 :2013/01/25(金) 10:19:28.34
>>321
昔の大学入試では定番ですよw>小林秀雄

日本の高校生、劣化しまくりワロタw
326吾輩は名無しである:2013/01/25(金) 11:03:45.10
>>317
ということは録音が残っている講演は作品として
見て良いと言うことか
327吾輩は名無しである:2013/01/25(金) 12:05:39.56
>>326
おまえね、読んでんの?(笑
外国のかたですか?(笑
328吾輩は名無しである:2013/01/25(金) 12:16:58.04
>>327
おーすまん
最後の方しか読んでなかったわ
329吾輩は名無しである:2013/01/25(金) 12:46:41.92
>>325
劣化どうこうは問題見てから語ろうか
330吾輩は名無しである:2013/01/25(金) 17:48:52.36
>>329
関係ないと思われ。所詮センター試験だ
331吾輩は名無しである:2013/01/25(金) 19:17:06.14
〈グラフ〉
小林秀雄がいた場所
〈第1章〉
美の原点、骨董
「模倣」もしくは「再発見」【文】青柳恵介
受け継がれる古唐津【文】神山繁
〈第2章〉
美を求める心
その1西洋絵画を語る
その2日本絵画を語る
絵画を事件の方へ取り戻すこと【文】茂木健一郎
ルオー、セザンヌ、そして桜 【談】吉井長三
その3音楽を語る
初めに音楽ありき
小林さんと聴いたクラシック【文】坂本忠雄
〈第3章〉
巨人の素顔
娘と編集者が語る小林秀雄【対談】白洲明子×池田雅延
小林秀雄と志ん生【文】京須偕充
インタビュー京都・平野屋女将 井上典子さん
「毎年、鮎の季節になると、真っ先にお越し下さいました」
忘れ得ぬ人々
小林秀雄 交遊録
小林秀雄と芸術新潮
再録
秋[「芸術新潮」1950年1月創刊号]
ローカルガイド
祖父が歩いた奈良【文】白洲信哉
年譜 美を見つめ続けた80年 1902〜83
332吾輩は名無しである:2013/01/25(金) 22:56:15.39
>>330
そう言い切るだけなら不良でもできる
333x:2013/01/26(土) 01:01:39.32
問2は1が正解らしいが、「したたかに生き抜くための精神性」という表現、作者がみたら何というかな。
「最も適当なものを」という消去法問題とはいえ。

それはそうと、小林秀雄が出題されたのは、丸谷才一が死んだことも影響していたりしてねw
334吾輩は名無しである:2013/01/26(土) 03:07:39.33
>>324
ああ、なるほど。今の日本は室町からって見方は聞くね。
335えびね ◆MlViGudk9NNM :2013/01/26(土) 08:08:04.52
今年のセンターの平均点が例年よりガクンと落ちていて、何が原因なのか調査された。
小林秀雄の評論がお題で出たらしいんだな。難解、悪文で誰もついていけなかったんだって。
入試時期が終わったらその問題というのを読んでみようと思っているけど、
小林秀雄ってそんなに難しいの?おすすめの一冊はなあに?
336吾輩は名無しである:2013/01/26(土) 13:31:05.61
>西きょうじ ‏@dowlandjohn
>小林秀雄の出題はかわいそうだなあ。主観性が強い上に受験生には共感し難いだろう。
>「悲しみは疾走する、涙は追いつかない」というゲオンの見事なまでのモーツアルトの短調評を
>そのままぱくってしまう小林の無邪気さは我々の世代にはよしよししてやりたくなるものだが、
>現代っ子には無理があるだろう。
337x:2013/01/26(土) 14:56:59.71
>>336
>ゲオンの見事なまでのモーツアルトの短調評をそのままぱくってしまう小林の無邪気さ

「ゲオンがこれを tristesse allante と呼んでいるのを、読んだ時、
 僕は自分の感じを一と言で言われたように驚いた。
 確かに、モオツァルトのかなしさは疾走する。涙は追いつけない。」

ゲオンの言葉として紹介した上で強い共感を示すことを、パクリねぇw

ただ、むしろ「かなしさは疾走する」という解釈は、小林秀雄の独創であって、
ゲオンはもっと軽い意味として使っているというツッコミは昔からあったのだが、
そのことも、この人は知らないのかなぁ…
338吾輩は名無しである:2013/01/26(土) 18:25:17.16
>>317
さすが小林。俺も人前には絶対に出ないようにしよう。
339吾輩は名無しである:2013/01/26(土) 18:32:42.05
『モオツアルト』は天才論として実に面白く読めたよ。
読んでいて「ラプトゥス」に罹ってしまった。

アメリカ人が焼き餅焼いて『アマデウス』を作ったのは小林の
没後すぐ。
340吾輩は名無しである:2013/01/26(土) 18:35:29.93
ご丁寧に2001年の新版全集の時にリバイバルまでやって下さった。
341吾輩は名無しである:2013/01/26(土) 19:03:39.01
よし、自分の生きた証だとかの下らないものは絶対に残さないように
しよう♪
342吾輩は名無しである:2013/01/26(土) 19:24:47.70
小林秀雄の講演テープ、45年ぶり発見 活字化禁じた志
http://book.asahi.com/clip/TKY201003170281.html
343吾輩は名無しである:2013/01/26(土) 23:53:24.38
>>335
小林はどうでも良い。小林訳のランボオ詩集が大事なのだ。
344吾輩は名無しである:2013/01/27(日) 00:48:39.63
ランボオの頃のフランスは葛飾北斎の富岳三十六景がウケてた。
345吾輩は名無しである:2013/01/27(日) 04:22:54.24
小林全集読み終わったら戸坂潤全集ゲットして読破するつもり
だったんだが、死ぬまでに間に合わないような感じ。
346v(・x・)vピース ◆1SAVsF.d9. :2013/01/27(日) 05:37:05.53
>>335
その話ガイシュツなんだよ。書き込むなら直前のレスくらい読めやアホ女。

>>317 >>342
なるほど。だからあんなに録音状態が悪いのか。本人の意思を無視したブートものなんですね。
347吾輩は名無しである:2013/01/27(日) 07:10:51.00
鈴木芳雄 &amp;#8207;@fukuhen
昨日、池上高志氏、宮島達男氏、茂木健一郎氏らのトークイベントを聴
いたのだが、彼らに共通しているのは、三島由紀夫と小林秀雄をほとん
ど読んでいること。ところで、最近、本人から聞いた話だが、会田誠氏
もやはり、三島と小林に傾倒した時期があったそうだ。
348吾輩は名無しである:2013/01/27(日) 14:40:54.78
>NHKにだつて認めたことはないし、

いっぺんこんなこと言ってみたいもんだな。
349吾輩は名無しである:2013/01/27(日) 21:37:31.62
俺なんかどんなに頑張ってもせいぜいスーパー読者(苦)
350吾輩は名無しである:2013/01/27(日) 22:38:26.53
ヨハン・シュトラウスは親が金持ちだったから音楽も甘いなとかほざいたり
親の遺産で批評やってきたわけじゃないが口癖だったそうだけど
東大文学士とやらで学生課で一家養って州崎に女買いにいくほど稼げる
おいしいアルバイトにありついていた自身の立派なプチブル性に客観的な眼はとどかなかったんだね。
351吾輩は名無しである:2013/01/27(日) 22:59:16.80
まぁ周囲にいるのが肩から先に腕があるように、あたりまえに金がある男や
一生働かざりし手ここにあり、じっと手を見る。という手合いだから
トンチンカンな事言い出すのはしかたない
今でいえば鳩山由紀夫みたいな人なんだな
この先生の言う不可解曖昧な事を真に受けてその意を忖度するなんてのは
『日本列島は日本人だけのものではない。』の真意考えるようなものなんだな。
352吾輩は名無しである:2013/01/27(日) 23:33:27.28
2ちゃんぬるなんかにいてのぼせるバカはいないからな…
353吾輩は名無しである:2013/01/27(日) 23:47:30.71
顧みればベルグソン論解禁してナチズムまがいの改革やろうとしたのを
邪魔するためにネット始めたんだからな。2002年から。
354吾輩は名無しである:2013/01/28(月) 01:14:02.40
宗教と科学という問題をどう解決するか。俺もそれは未解決だった。
ネットで議論始めて糸口はすぐ見つかったが。

小林はベルグソンに解決を求め、納得の行く結論が出なくて
ベルグソン論は封印した。これは賢明な判断だったと言える。

これは科学、これは宗教の話というような御都合主義的な知性は
無力だ。
355吾輩は名無しである:2013/01/28(月) 07:41:45.55
宗教とは、つまり自分はなぜこの世界に生まれ、なぜ死ぬのか、
ということだ。なぜ自分はこの世界に存在するのか?

全ては科学が物理法則で答えてくれる時代だ。人生は無意味で
あり、全ては偶然であると。
356吾輩は名無しである:2013/01/28(月) 13:24:33.47
あからさまに言うとアタマがすっきりするな。これが天才の
感覚だ。ニヒリズムの天才、我々はヒトラーだ。
357吾輩は名無しである:2013/01/28(月) 16:48:48.07
>宗教と科学という問題をどう解決するか。俺もそれは未解決だった。
>ネットで議論始めて糸口はすぐ見つかったが。

ゆとりってなんでもお手軽に済んでうらやましいなあ(笑
358吾輩は名無しである:2013/01/28(月) 18:00:26.74
というとどういうこと?
359吾輩は名無しである:2013/01/28(月) 18:01:34.13
某進化論掲示板でのかなり厳しい質疑応答だったがな。

俺は理系だから科学は割と得意なんだって。
360吾輩は名無しである:2013/01/28(月) 18:09:13.46
進化論問題を根っこから解こうとしたら、150年の人類の近代史が
丸ごと破棄されかねないからな。

BBC辺りがドキュメンタリーでやったら面白そう。NHK如きじゃ
無理だろ。
361吾輩は名無しである:2013/01/28(月) 18:10:28.63
国立文系に行ったやつの方が私立理系に行ったやつよりも遥かに数学理科は良かったな
高校の時の話で、そっから先は知らないがw
362吾輩は名無しである:2013/01/28(月) 18:16:22.26
>>361
うわあ……
363吾輩は名無しである:2013/01/28(月) 22:02:20.06
そういえば「私は原子力に詳しいんだ」といっていた人が居たね
364吾輩は名無しである:2013/01/28(月) 22:10:37.80
『ドストエフスキイの生活』は出版するとヒコクミン扱いされる
から本に出来なかったんだろ。

で、欲求不満で「ドストエフスキイの時代感覚」みたいな要約版を
改造に掲載してる。ようやく日の目を見たのが中原が死んでから、
戦争協力宣言して大陸をウロウロした後。書き下ろしの序文付きで。
365吾輩は名無しである:2013/01/28(月) 22:20:38.25
序文冒頭の小咄は中原のことが頭にあってかな。

と、まあ、ここまで言わないと読んだことにならん。
「どれもこれも辛すぎる夢」
366吾輩は名無しである:2013/01/28(月) 22:28:57.96
小林産業もいろいろ後ろぐれえからな〜
367吾輩は名無しである:2013/01/28(月) 23:18:21.93
>>362
触れるな…
368吾輩は名無しである:2013/01/28(月) 23:24:32.41
娯楽が精神的である必要はないが、精神的でない芸術もない。
369吾輩は名無しである:2013/01/29(火) 00:23:34.09
で、ベルグソン論冒頭辺りで小林は、

哲学は、科学によつて残された実在の領域を取上げるだけだ。
つまり精神が取上げられるのだが、取上げた時に、この世界は
既に悟性の侵入を充分に受けていた。悟性は慣れない対象を
扱つて、精神を物質化してゐた。

云々というわけだ。「実在の領域」とは、詩人的リアリスムの
地平とでも言うべきか知らんが。カントっぽいな。
370吾輩は名無しである:2013/01/29(火) 00:57:11.39
ベルグソンの著作自体はあんまり面白くないぞ。
「直観!直観!」と連呼するがあんまり直観的ではない。
371吾輩は名無しである:2013/01/29(火) 01:01:09.99
キルケゴールやドストエフスキーをバックグラウンドにして
ハイデッガーが『存在と時間』でアリストテレスに斬り込んで
浅瀬に座礁したのと一緒だな。
372吾輩は名無しである:2013/01/29(火) 01:42:29.23
科学といい哲学といい芸術といい文学といい、あるいは飲んだり食ったり、
さらにはここの連中が大好きなうんこしたりセックスしたり。^^;
それ自体が勿論目的なんだけど、批評ってことで「表現」をするとなると、
それらは目の前にある「世界」を探査するプローブなんだな。

プローブから色んなデータをもらって、データを解析して、まあ群盲象を撫す(差別表現?)だけど、
とにかく「世界」をこーゆーもんだ、で「表現」するってのが批評だと。

なにが言いたいかと言うと、そんな批評をした批評家じゃねーよ、小林秀雄は、だけ。^^
373吾輩は名無しである:2013/01/29(火) 02:14:47.21
>>351
アメリカはアメリカ人だけのものじゃないし、
ロシアはロシア人だけのものじゃないし、
中国は中国人だけのものじゃないし、
韓国は韓国人だけのものじゃないし、
374吾輩は名無しである:2013/01/29(火) 02:21:03.98
この惑星の所有者が人類であるのか、そもそも意見が分かれる
ところだな。
375吾輩は名無しである:2013/01/29(火) 03:09:26.44
俺は自分が何者であるかについて他人に聞く必要はあんまりないな。
376吾輩は名無しである:2013/01/29(火) 04:01:30.97
何事か信じるもののあっての話だな。
377吾輩は名無しである:2013/01/29(火) 05:27:06.97
現代国際社会の国家のルールとして国連承認というのが前提となって
いて、パレスチナを国として認めないとアメリカがゴネたりしているが、
一日本人の実感として国連承認がなきゃ国が成り立たないかというと、
それも違うようには思う。

大国がそれぞれ好き勝手に衛星国を作り出したら収集が付かなく
なりますよって脅かしては来たが。
378吾輩は名無しである:2013/01/29(火) 09:42:30.85
>>373
ハワイはアメリカ人のものだし
樺太はロシア人のものだし
朝鮮半島の上半分は北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)のものだし
チベットは中国人のものだし
379吾輩は名無しである:2013/01/29(火) 09:44:28.71
>>377
戦後秩序を構築した戦勝国常任理事国の中国に日本が逆らうなんてとんでもないと言うことですね
380吾輩は名無しである:2013/01/29(火) 12:12:30.15
第一次世界大戦以前は国連は存在しなかった。今からすれば
大変なことだな。

国民や国家という概念が近代史の産物だとしても、多くの国と
同様に、日本はずっとそれ以前から諸外国に一つの国として
認められていた。まあ、東夷蛮国扱いではあっても。
381吾輩は名無しである:2013/01/29(火) 12:40:19.25
>>379
テレビCMでもお馴染みの白洲次郎が「日本は戦争に負けたが
奴隷になったのではない」と言ってる。白洲は実際に終戦工作
にも関与した。
382吾輩は名無しである:2013/01/29(火) 13:00:34.43
第一次大戦後の欧州国連も日本が脱退したりで実質崩壊して、
再度の世界大戦になった。主要国ではサミットばかり重視されて
国連なんてなくとも良さそうな雰囲気ではあるが。
383吾輩は名無しである:2013/01/29(火) 13:09:16.77
それで世界が収拾困難だ、自由貿易推進しないと世界大戦に
なるぞって意味不明の脅かしをする。
384吾輩は名無しである:2013/01/29(火) 13:54:51.11
収拾困難にしてるのは自分たちだ。フリーダムにやれて都合が
良いからだ。
385吾輩は名無しである:2013/01/29(火) 14:04:49.55
ヒトラーのように自国の権利ばかり主張して他国の権利を蹂躙するのは
間違っているが、同じように他国の権利ばかり優先して自国の権利を
放り出すようなバカな国はない。
386吾輩は名無しである:2013/01/29(火) 14:16:23.65
世界を日本にするか、世界から日本を消滅させるかというような
バカ同士の戦いには参加する気はないな。
387吾輩は名無しである:2013/01/29(火) 15:36:24.71
「日本主義」という問題は、小林の戦前の著作にも
世論を賑わしている主題としてちょいちょい引き合い
に出されるが、これは自分の内に日本人であること
以外に人間的尺度を持たない態度であって、小林は
違うだろう。
388吾輩は名無しである:2013/01/29(火) 15:52:21.12
小林は天命というようなことを言う。常に人間を越えた
何かが念頭にあったんじゃないか?
389吾輩は名無しである:2013/01/29(火) 16:59:14.26
ワカモノが夢を見るのはいつの時代だって一緒だ。そういうことを
否定したいんじゃない。しかしデススター建設したいとなると
これは単なる誇大妄想症だ。
390吾輩は名無しである:2013/01/29(火) 17:36:49.34
未来に夢見ているばかりではそわそわして現在に落ち着くことも
出来ない。この点が我々と昔の人との違いだろう。

進歩主義も良し悪しだな。
391吾輩は名無しである:2013/01/29(火) 17:43:49.53
ポスト小林、ポストモダン以降は大人の世界から重さが消え失せた。
俺なんかバブルまっさかりに二十歳で社会に出たら迷子になった。
子供の頃にいた大人たちがどっかに消えてしまってたからな。
392吾輩は名無しである:2013/01/29(火) 17:50:43.71
三角大福、までだろうな。中曽根以後はダメだよ。軽薄短小だよ、世の中すべてが。
393吾輩は名無しである:2013/01/29(火) 18:18:36.93
俺はそれきり世捨て暮らし。

俺は子供だったんで中曽根は今の子供が石原見るように見てたな。
遠くからだけど。
394吾輩は名無しである:2013/01/29(火) 18:30:03.47
子供って言っても中曽根内閣は俺の厨二の時だ。小林没の前年か。
間もなく東京ディズニーランド開業でな。

マルキンマルビ、ネアカネグラって。
395吾輩は名無しである:2013/01/29(火) 18:43:53.81
『アマデウス』の最後で乱暴に墓穴に投げ込まれたのは
モオツアルトだったのか、小林だったのか。
396吾輩は名無しである:2013/01/29(火) 18:52:32.91
バカが懲りずに調子に乗って国を放射能まみれにしよって。
地獄へ失せろクズども。
397吾輩は名無しである:2013/01/29(火) 19:25:01.12
おめえらが小林読むなコラ
398吾輩は名無しである:2013/01/29(火) 19:33:00.92
もともと吉本リューメーのハイイメージ論とかオタク漫画論とかか。
399吾輩は名無しである:2013/01/29(火) 19:36:28.69
そうゆや安岡章太郎が死んだんだな。今更、だけどな。
400吾輩は名無しである:2013/01/29(火) 19:40:11.94
それで良いじゃん。吉本でポスモダサブカル論やってろよ。
小林秀雄なんてもったいない。
401吾輩は名無しである:2013/01/29(火) 20:06:57.06
小林なんか読んでも株価は上がんないぞ?

ミッキー帽子かぶりたきゃ吉本読め
402吾輩は名無しである:2013/01/29(火) 20:59:15.94
別に小林秀雄が重厚長大だと言ってるわけじゃない。
そりゃ吉本新喜劇よりは遥かにマシだけど。
世界はどんな風にあるのか?何だと認識されているのか?
われわれは何んなのか?どこから来たのか?どこにゆくのか?
自分ひとり限りでも、その答を出している批評家じゃない。
あのレストランはうまいのまずいのと、
星をつけているグルメひょー論かなだけだよ、他と同様。^^
403吾輩は名無しである:2013/01/29(火) 22:30:03.99
小林が死んだ頃に中学卒業して家出て僚暮らし始まって世の中から
隔離されて、そのまま一応就職の真似して社会人になって見たが、
結局、宙ぶらりんなまま世捨て暮らしだからな、俺様は。
404吾輩は名無しである:2013/01/29(火) 22:34:52.99
今になって顧みればという話だが、ともかくポスト小林、ポストモダン
時代にはまるで親しみはないのだ。
405吾輩は名無しである:2013/01/29(火) 23:13:10.83
ああ、今この瞬間を生きる!
この永遠に繋がる現在を!

これは夢見る態度ではない。むしろ正反対。

夢追いかけるならまだしも、ボケーッと見ててどーする?
406吾輩は名無しである:2013/01/29(火) 23:17:43.53
小林没後の世間では詩を書いたり読んだりは夢見るポエ男の
やることになった。
407吾輩は名無しである:2013/01/30(水) 10:43:56.05
稲葉振一郎 &amp;#8207;@shinichiroinaba
“【悲報】中国の「死亡級」毒スモッグが29・30・31日に日本どっぷり包むぞ・・・ - NAVER まとめ” http://htn.to/ww68Dq
408吾輩は名無しである:2013/01/30(水) 16:14:15.58
自由は重荷であるのか、無意味であるのか?

人々が自由を求める叫びを上げる時、彼らは単に自由でないことに
不満であるのか、不正からの解放を求めているのか?
409吾輩は名無しである:2013/01/30(水) 16:15:56.73
つまり人間にとって不幸であるのは自由がないことではなく、
むしろ義務がないことだとしたら?
410吾輩は名無しである:2013/01/30(水) 16:17:15.41
つまりやりたいことが重要なのか、やらねばならないことが
重要なのか?
411吾輩は名無しである:2013/01/30(水) 16:20:52.42
人から指図されることではなく、自分でこれはやらないとなら
ないと思うような何かがないこと、それが不幸だとしたら?
412吾輩は名無しである:2013/01/30(水) 16:43:15.25
初期評論にあったテグジュペリの郵便飛行小説をちょっと思い出して。

>>407
東京なんて未だに夏場は光化学スモッグ警報が街に鳴り響い
てるんだろ。
413吾輩は名無しである:2013/01/30(水) 16:50:02.45
やりたいだけのことなんて、所詮遊びの範囲内だ。
人生を賭けるには値しない。
子供の頃から何不自由なくて、上辺だけ好きな
ことをやれとばかり聞かされていると、逆にやりたい
こともなくしてしまう。
414吾輩は名無しである:2013/01/30(水) 17:04:28.56
挙げ句に気に抜けたサイダーみたいな顔ばかりになってな。
415吾輩は名無しである:2013/01/30(水) 18:08:08.80
俺だって大層な生き方してるわけじゃない。
これだけ分かるのに40とウン年かかった。
416吾輩は名無しである:2013/01/30(水) 18:14:55.98
もうとっくに手遅れだ。誰も教えてくれない。

これは社会契約説における権利と引き上げに背負う外的な義務の
ことではないぞ。
417吾輩は名無しである:2013/01/30(水) 18:24:43.48
引き上げにでなく、引き換えに

小林の天命論というのはこういう話。元を正せば小林が二十代
半ばに書いたランボー伝の宿命論に行き着く。

俺が最初に読んだのは小林が書いたのと同じくらいの年で、今の
俺くらいの年の人物の筆なるかと思ったが。初老の男の印象しか
なかった。
418吾輩は名無しである:2013/01/30(水) 22:58:26.45
「日本人であるのは僕らの運命だ」と小林は啖呵を切って、
それは尤もなことだが、安易浅はかな愛国主義に収斂するのも
どうかと思うからね。
419吾輩は名無しである:2013/01/30(水) 22:59:32.77
安易浅はかならまだしも、実は大人の事情だったりするのが
大抵だからな。
420吾輩は名無しである:2013/01/31(木) 00:05:05.59
ヒューマニスムと科学から社会主義が生まれ、
ダーウィニズムと功利主義からナチズムが
生まれた。
421吾輩は名無しである:2013/01/31(木) 00:45:00.86
それがどうした
結局何にも判らねぇ人間様に生まれた以上
金儲けに全身全霊を向けられないなら
隠遁するしか道はあるめぇ
422吾輩は名無しである:2013/01/31(木) 00:46:44.17
それがどうした
結局何にも判らねぇ人間様に生まれた以上
金儲けに全身全霊を向けられないなら
隠遁するしか道はあるめぇ
423吾輩は名無しである:2013/01/31(木) 01:42:17.12
心理主義小説という近代文学の一ジャンルは、文字通り近代
心理学を背景とし、近代心理学はダーウィニズムと功利主義を
強いバックボーンとしていると見て差し支えあるまい。

ドストエフスキー作品は外観において心理主義小説に似ているが、
それは上辺だけであってフロイト主義とは何ら関わりはない。
ドストエフスキーにおいては心理学は哲学に向かう。鈴木大拙が
禅の文献について言ったようにそれは形而上学的心理の文学で
ある云々
「ドストエフスキイのこと」

小林はダーウィニズムとか功利主義とかは言わないけどな。
俺的に読み取れたのはこういう感じな内容。
424吾輩は名無しである:2013/01/31(木) 01:52:30.90
「意識は無意識の先端」というのが小林の見方だな。
我々が自然な態度で何かに注意を向けると、我々の人生における
それ以外の全てのことが、注意を向けた対象の意義を背景的に形成
する、ということかな?
425吾輩は名無しである:2013/01/31(木) 02:16:45.11
聖者も愚者も経験から学ばない。
426吾輩は名無しである:2013/02/01(金) 00:56:10.36
柳田と正宗が同時期に著作権切れか
小林さん良かったね
427吾輩は名無しである:2013/02/01(金) 20:27:35.69
柄谷や浅田、蓮実の小林批判は対象がとっくに死んでるにも拘わらず
陰口の域を超えてないw
428吾輩は名無しである:2013/02/01(金) 20:43:35.98
まあ、死んだ後で何言っても後の祭っつう。
429吾輩は名無しである:2013/02/01(金) 20:46:09.13
柄谷は小林の亜流だからw
430吾輩は名無しである:2013/02/01(金) 21:11:20.60
言ってもせいぜいカマキリの斧くらいにしかならないというのは
仕方ないからな…
431吾輩は名無しである:2013/02/01(金) 21:47:32.51
俺なんか死んでも三面記事にもなりゃしねえ。気づかれも
しなきゃ誰も言いもしない。
432吾輩は名無しである:2013/02/01(金) 22:37:56.62
みんなで世の中に背を向けて頑張ろう!
433吾輩は名無しである:2013/02/01(金) 22:46:11.41
腐りきった世の中と価値観の共有なんて死んでもしなくねえな。
434吾輩は名無しである:2013/02/01(金) 22:49:43.62
そう堅く思って二十年。後悔は全くありません。
435吾輩は名無しである:2013/02/01(金) 23:29:41.89
どん底暮らしの最中にドストエフスキーなんか読んだせいで
形而上学的反抗心理に目覚めてしまった…
436吾輩は名無しである:2013/02/01(金) 23:47:54.32
この道一筋二十年、最早職人芸…
437吾輩は名無しである:2013/02/02(土) 03:28:41.49
人が言う、そこに信じるものがある。それが詩であると。

人+言=信がどうも結びつかないで悩んでたら、小林が
初期評論で語り流してたのを付箋付けるのサボって見つ
からない。
438吾輩は名無しである:2013/02/02(土) 03:30:12.22
匠の業、いわばリフォームの達人・・・
439吾輩は名無しである:2013/02/02(土) 10:37:13.12
文芸批評家たちが必死に持ち上げているにもかかわらず、
本当に読まれないな、小林はw
440吾輩は名無しである:2013/02/02(土) 12:40:51.19
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2位って売れすぎじゃね
ほんとかね
441吾輩は名無しである:2013/02/02(土) 15:13:54.38
外ヅラばかり真面目ぶっても仕方ないんだょ
442吾輩は名無しである:2013/02/02(土) 15:32:39.40
禅問題は、おんどれの真面目(しんめんもく)はどこにあるん
じゃって胸ぐらつかんでどやす。
443吾輩は名無しである:2013/02/02(土) 17:51:26.25
エリートぶってる奴らは見栄の塊だから相手にしても仕方ない。

小林は太宰の『人間失格』の世界に近い場所にいると思う。
444吾輩は名無しである:2013/02/02(土) 20:56:34.69
求道者的生き方というのは何より自分がどう生きるべきかが
問題なんであって、世の中をどうかしようということではない。
小林はそういうタイプではないかな?
445吾輩は名無しである:2013/02/02(土) 21:22:30.26
自分たちで何にも考えようとしない世の中にとやかく言われる
筋合いはないからな。
446吾輩は名無しである:2013/02/02(土) 21:29:17.85
誰かに十字架背負わせて自分たちは楽しくやろうだなんて世の中に
何言われたって大きなお世話。
447吾輩は名無しである:2013/02/02(土) 21:30:46.43
そういう奴らを相手にするのはむしろ良心に反する。
448吾輩は名無しである:2013/02/02(土) 21:46:12.85
不真面目な世の中に足並み揃えたって何一つ得るところがない
まま、人生の時間を無駄に食い潰すだけ。
449吾輩は名無しである:2013/02/02(土) 22:32:57.25
世間に奴隷根性をたたき込まれていると、
自分だけ人と違うような生き方をするのは
やましく感じるもんだ。奴隷根性でな。
450吾輩は名無しである:2013/02/03(日) 00:03:22.24
俺は八百屋なのに魚を売れとゴネられても如何ともし難い。
451吾輩は名無しである:2013/02/03(日) 15:01:05.25
クイズです。
それを「島根県では八百屋で塩サバを売っているそうだ」と混ぜ返した総理がいました。
それは誰でしょうか?
452吾輩は名無しである:2013/02/03(日) 18:40:35.78
下らねえ世の中だ。小林なんか持ち上げても猫に小判。
453吾輩は名無しである:2013/02/03(日) 18:51:07.69
世の中を軽蔑するくらいな真似も出来ないんじゃ人間失格だぞ?
454吾輩は名無しである:2013/02/03(日) 18:54:56.77
猫に三文w
455吾輩は名無しである:2013/02/03(日) 18:57:07.10
高踏派って奴。どいつもこいつもミッキーマウスみたいな
人気者になりやがって。
456吾輩は名無しである:2013/02/03(日) 19:07:46.84
だからさ、ひょーろんかなんかを持ち上げてそれがいったい自分にとってのなんなんだよ?
「小林秀雄氏、また余と同説なり」だけで終わりじゃねーかよ、あんたたち。(笑
457吾輩は名無しである:2013/02/03(日) 19:15:29.36
人気商売やってんじゃねえよ。
458吾輩は名無しである:2013/02/03(日) 19:22:59.29
多数派というのはバカのなるものだと信じて疑わない。
459吾輩は名無しである:2013/02/03(日) 20:28:46.23
>>456
ヒヒョーされんじゃないかとビクビクしてやがんな?
460吾輩は名無しである:2013/02/03(日) 21:47:56.12
アホんだら。
こちとらここ百年の人類すべての、まあ世間でゆー知識人とか文化人とかってのを、
一人残らず白痴呼ばわりしてるんだ。
ヒヒョーもなにもビクビクもかにもありゃしねえよ。^^
461吾輩は名無しである:2013/02/03(日) 21:55:13.70
小説なんか読むな、ヒョーロンなんかするな。
そんな暇があったらセンズリこいてろ、それが文学だ。
作家はそう言えてもヒョーロン家は口が裂けてもそりゃ言えないだろ?
ヒョーロン家の言うことなんかバカの戯言だってことさ。あはははは。
462吾輩は名無しである:2013/02/03(日) 22:11:24.18
ひょーろん家てななかなか大事なもんだね。
テレビにヒョイヒョイ出るような奴はひょーろん家とは呼ばんが。
463吾輩は名無しである:2013/02/03(日) 23:07:33.35
>>423
ひょーろん家てなアタマ良くなきゃ勤まらないらしいな。

俺も素人ひょーろん家デビューして頑張るかな?
464吾輩は名無しである:2013/02/03(日) 23:15:47.91
「現代の心」
小判秀雄
鈴木大拙
南原繁
手塚富雄
NHK第二放送
昭和38年1月1日

白鳥死んですぐだな。録音もしなかったのか?
465吾輩は名無しである:2013/02/03(日) 23:21:54.39
NHKラジオは結構出てるな。それで「NHKにも許したことはない」か?
466吾輩は名無しである:2013/02/03(日) 23:28:30.95
朝の訪問とか出ちゃっちゃてるしね。
単に新しいメディアへの露出に慎重だっただけ。
そういう嗅覚は正しいのだが、現代からみると徹底してないと見えてしまう。

今ネットに喜々として積極的に露出している知識人風情が
嘲笑される日も遠からずや。
467吾輩は名無しである:2013/02/04(月) 00:08:45.13
活動は喜んで見に行ったりであんまり高踏派的ではなかったからなぁ。
468吾輩は名無しである:2013/02/04(月) 00:14:41.23
朝の訪問もラジオか。クオリアがオクで入手したって自慢しとる。
NHKが売ってたらしい。
469吾輩は名無しである:2013/02/04(月) 00:20:12.90
聴くと笑っちゃうような内容だけど
江藤といい大岡といい石原といい
何故に彼等をそれほど。。。と改めて思う。
出来の悪い子ほど可愛いんだろう。
大岡と江藤は少し虐められただけマシなんかね。
470吾輩は名無しである:2013/02/04(月) 00:25:01.28
人はすぐ医者になりたがるが私は自分の不具合を下手くそに訴える
患者でありたいとかヒントで言ってるな。

何かが間違ってる。どうも納得がいかない。それでひたすら考えて書く。
471吾輩は名無しである:2013/02/04(月) 00:40:05.91
若い時代の親友が中原中也だぞ。
保守論壇のボスってのは何かの手違いみたいな話で。
472吾輩は名無しである:2013/02/04(月) 01:03:38.16
俺もネットはお手軽過ぎるなと思って、2001年以後に世の中が
暴走始めるまでは手は出さなかったw
473吾輩は名無しである:2013/02/04(月) 01:13:30.75
アナクロニズム礼賛で、今更マルクスみたいな。

バブル後だぞ?
474吾輩は名無しである:2013/02/04(月) 12:51:58.34
小林のラジオ出演は昭和41年で最後になってんな。1966年。
475吾輩は名無しである:2013/02/04(月) 13:26:27.63
1966年は鈴木大拙没。黒澤もこの頃から落ち目だし。

そういや、東京創元の社会科学叢書に鈴木大拙とエーリッヒ・フロムの
共著あったな。禅と精神分析みたいな内容で。
476吾輩は名無しである:2013/02/04(月) 13:41:19.66
日本を舞台に西と東の引っ張り合いがあって、一ドルは360円の
固定レート。経済は未だ半人前。
477吾輩は名無しである:2013/02/04(月) 14:05:29.81
アメリカに「NO」を言うとアメ玉を舐めさせてあげませんよ
という時代だ。

昭和天皇が崩御し冷戦構造が崩れてさっそく石原が「NO」を
言い出した瞬間にバブル崩壊に追い込まれた。それは仕方ない
としても、へこんでばかりもいられない。
478吾輩は名無しである:2013/02/04(月) 18:32:07.30
リーマンショックでアメリカも不良債権抱えて、おあいこ様さ。
自制心に欠けてるのは何も日本人だけじゃなかった。
479吾輩は名無しである:2013/02/04(月) 18:53:05.80
作者は、心中で獨語してゐるかも知れないのだ ― 「コミュニストの
一日」といふものは在り得ない。コミュニストの「一日」は、原則的に、
明日のために供へられ、未来の目的によつて食ひ荒らされてゐるはずだ、
と。

「ネヴァ河」

「イワン・デニーソヴィチの一日」のソルジェニーツィンについて
480吾輩は名無しである:2013/02/04(月) 19:08:32.13
さすが筆で食ってただけあって小林は上手い言い回しをするもんだね。
俺なんか分かってても、なかなかこう上手くは言えない。
481吾輩は名無しである:2013/02/04(月) 19:21:25.90
シモーヌ・ヴェーユがおんなじようなこと書いてたからな。
案外と近い場所にいる。
482吾輩は名無しである:2013/02/04(月) 19:58:30.50
文化交流で小林と対談したマルセルはヴェーユの隣に立ってるもんな。
1966年、サルトルも大拙没の翌月に来日した。
483吾輩は名無しである:2013/02/04(月) 20:30:15.25
ポストモダンの思想的バックグラウンドってのはそもそもこういう
進歩主義的近代思想一般に共通する時間意識、言わば「失われし
時を求めて」始まったところがあるんでないかな?
484吾輩は名無しである:2013/02/04(月) 20:35:44.73
だけど、ダーウィン後の世界観に上乗せしたままだと堂々巡りに
なるんだろう。「ポスト」という前後関係の捉え方が既に進歩
主義の延長だって昔から言ってるんだが。
485吾輩は名無しである:2013/02/04(月) 20:52:41.38
ドゥルーズがベルグソンを蘇生させたなんてのはポストモダンと
いうより、むしろネオモダンだったんではないか?
486吾輩は名無しである:2013/02/04(月) 21:44:46.04
ダーウィンの学説は人間の先祖はサルだよとまでは言うが、
生命は石ころから「自然に」生じて、人間は死んだら塵になる
だけだなんてことまでは解明しない。生命とは何であり、
どのようにしてこの地上に生じたかについては何の回答も与え
てはくれない。

差し当たり旧約聖書の創世記は文字通り古代人の神話に過ぎない
ことにはなる。日本の神話も同様に。が、我々は一体、何者で
あるのかという疑問は手付かずに残る。

これはベルグソンが言うように我々の科学が未発達であることが
原因なのではない。

こういう問題はダーウィンの同時代にウィルバーフォースだかが
言ってなかったかな? 科学は発端の謎に無力だと。世の中は
そんな面倒な話は聞きたがらない。人間なんてのはいい加減な
もんだからな。
487吾輩は名無しである:2013/02/04(月) 22:09:40.64
科学的に証明不可能な問題について我々は好き勝手に決めつけて
大丈夫なのか? 少なくとも有史以来ダーウィンの時代に至るまで
人類はそうは考えては来なかった。そうやって文明は発展して来た。

不安と迷いに捕らわれて自ら人生の謎を解こうと宗教の門を
叩きながら。昔の人は我々が考えるほどバカの集まりではない。
488吾輩は名無しである:2013/02/04(月) 22:32:05.28
そうやって謎を解こうとした者たちの中からソクラテスやら
孔子やら釈迦やらキリストやらマホメットやらが登場する。

どうもこの人たちは普通の人間には分からない何かをつかんだ
らしい。そう感じたらその人たちの話に耳を傾けたくなる。
489吾輩は名無しである:2013/02/04(月) 22:52:09.38
ソクラテスは死んだことのある人間はいないんだから死ぬのが
悪いこととは限らないだろうと言いながら毒ニンジンをあおいだ。

もちろん、自らの半生を導いたダイモーンの声が神々のもの
であることに疑いは差し挟まない。
490吾輩は名無しである:2013/02/04(月) 23:51:21.67
俺も一人きりで人生の謎解きをしようと覚悟した。もちろん、
全く無謀極まる試みだ。俺はどっかの馬の骨、誰にも関心も
もたれず必要とされてるようにも思えない孤独な若造だった。
世の中を見渡しても、スプーン曲げだの教祖様だのに大騒ぎ
してるような雰囲気じゃ誰も謎解きに成功してるようには見
えない。ましてや人類の誰も成功したことのないような真似を
まさか自分が上首尾に仕上げられるなんて考えられない。

でも仕方なかった。どうせ途中で野垂れ死にするだろうと。
491吾輩は名無しである:2013/02/05(火) 00:02:36.61
俺は理系で科学については分かってたからな。学生時代にケストラーの
科学論を見つけて親戚を見いだしたみたいに感動してた。
492吾輩は名無しである:2013/02/05(火) 00:17:19.97
分かってると言っている人で分かってる人を見たことが無いなぁ
分からないと言っている人で分かってるんじゃないかと思う人が多い
493吾輩は名無しである:2013/02/05(火) 00:17:28.59
人類の誰も成功したことのないようなことをまさか自分が
出来るだなんて誰だって思わないさ。
494吾輩は名無しである:2013/02/05(火) 00:39:13.79
>>492
暇だから科学論争やろうじゃないか。
みんな逃げてくんだよ。
495吾輩は名無しである:2013/02/05(火) 00:42:29.74
のたれ死にを覚悟して経験論とは何かを、すぐ分かった。
知ってたんだけど、自分のこととして理解してなくて。

「経験の克服」って、中世カトリックの神秘主義で言うんだよね。
496吾輩は名無しである:2013/02/05(火) 00:52:14.85
アウグスティヌスやルターは神学講義の最中に
開眼したが、20世紀は電磁気学の講義中に
なるらしい。
497吾輩は名無しである:2013/02/05(火) 00:54:32.46
>>494
あんたの考える科学って何ですか?
498吾輩は名無しである:2013/02/05(火) 00:55:22.72
俺も聖オーガスチンみたいになるんだから。
ねえママ気絶しないで。

ってボコノンのカリプソが「猫のゆりかご」にあったな。
499吾輩は名無しである:2013/02/05(火) 00:59:28.72
野垂れ死にの覚悟なんて昔はざらだったんだろうと思う
近代は月給取りが増えたからか、何でもかんでも人生に見通しが利かないと
堪えられない人が多いんだね
自分の素朴な疑問に一生かけて向き合ったって何が不幸になるもんか
500吾輩は名無しである:2013/02/05(火) 01:02:19.03
みんな、子供の頃を忘れてしまう。

幼子のようであれとキリストはいったな。
501吾輩は名無しである:2013/02/05(火) 01:29:17.02
>>497
学研の「子供と科学」だ。
「大人の科学」だとなぜ猥褻になるのか。
502吾輩は名無しである:2013/02/05(火) 01:31:45.77
>>501
何故科学は流行するのか?
人類に科学は必要か?
503吾輩は名無しである:2013/02/05(火) 01:43:24.14
ザンギリ頭を叩いて見れば文明開化の音がするのだ。
504吾輩は名無しである:2013/02/05(火) 01:47:34.16
ああそうさ
カラカラと渇いた音が響くだけ
505吾輩は名無しである:2013/02/05(火) 01:57:43.04
コバヤシヒデオのスレ。
506吾輩は名無しである:2013/02/05(火) 03:21:24.03
プラトンはレスリングの選手でなかったかな?

レスリング知ってる? 古代ギリシャの競技。
507吾輩は名無しである:2013/02/05(火) 03:35:39.85
文字の発明を以て歴史の始まりとするような歴史観は言葉の
歴史に過ぎない。いわば言葉の錬金術であると。

いや、適当に言うんだけどw
508吾輩は名無しである:2013/02/05(火) 10:28:09.56
諸君、科学と進歩こそが維新の精神である。
509吾輩は名無しである:2013/02/05(火) 10:33:38.80
紅毛どもに不平等条約の撤廃を願い入れたら鼻であしらわれて、
仕方なしに反動体制にせざるを得なかったがな。
510吾輩は名無しである:2013/02/05(火) 10:41:49.26
嗚呼、今こそ我々の文明の光が彼らにもたらされつつある。
しかし、私は世界中を見てもこのように幸せな者たちを見た
ことはない。我々は本当に正しいのだろうか?

幕末に徳川の将軍に初めて謁見した時の印象をオランダ人が
書いてる。紅毛人の本音。

サムライのテロで斬り殺されちまったが。
511吾輩は名無しである:2013/02/05(火) 11:14:54.35
で、一旦反動体制を形成してから国を挙げて欧化政策に梶を
切ったわけだね。賢明と言えなくもない。
512吾輩は名無しである:2013/02/05(火) 11:27:13.35
西洋列強の先頭を切って不平等条約を押し付けて来たのが
アメリカだからな。新政府はアングロサクソンにはもともと
好感はなかった。
513吾輩は名無しである:2013/02/05(火) 12:18:12.48
>諸君、科学と進歩こそが維新の精神である。

ちがうな。
維新の精神は「追いつけ、そしてぶんどれ!」だ。
みんなが好きななんたら馬ってのは脳天気な帝国主義者さ。
514吾輩は名無しである:2013/02/05(火) 12:24:06.98
四民平等だぞ? フランス革命みたいだ。
515吾輩は名無しである:2013/02/05(火) 12:28:19.10
あの頃はなかなかフランスの影響が強くて教師もフランス人が
いて、教科書などはフランスのを直訳してじおからひーと言って
なフォッフォッフォッ

と大拙が明治初期を回想してる。
516吾輩は名無しである:2013/02/05(火) 12:33:59.36
フランスがジャポニスム時代で日本に熱心に関与したがってたんだな。
517吾輩は名無しである:2013/02/05(火) 12:54:55.36
ヨーロッパは革命と反動の振り子運動の時代だな。
植民地はあちこちで反乱が頻発して。マルクスとエンゲルスの
時代。
518吾輩は名無しである:2013/02/05(火) 13:04:52.88
大日本帝国憲法発布はようやく明治22年、自由民権運動を弾圧して。

嗚呼、イタガキ死すとも自由は死せず!

てな感じな時代。
519吾輩は名無しである:2013/02/05(火) 13:39:03.24
だから、明治初期は皆でチェンバースの大衆向け科学啓蒙書や、
スペンサーの進化論哲学なんかを読み耽っていた。

大日本帝国憲法というのは、そういう世界観に上乗せするように
発布された。近代日本の知的構造というのは複雑だ。
520吾輩は名無しである:2013/02/05(火) 13:50:05.60
まぁ、矛盾のない世界なんてどこにもありゃしねえからなぁ
521吾輩は名無しである:2013/02/05(火) 13:55:18.20
1859年 ダーウィン「人間はサルから進化しました。聖書は嘘八百です」
1861年 ロシア皇帝「なぬ、では農奴解放!」
1861年 アメリカ大統領「なぬ、では奴隷解放!」
1868年 日本人「なぬ、では四民平等!」
522吾輩は名無しである:2013/02/05(火) 18:41:30.11
明治22年っつーことは、20年前は
「下にぃ〜下にぃ〜」の大名行列に、道端で「へへー」と泥の上に平伏してで土下座してなきゃ、
即刻その場で「無礼者!」と切り捨て御免だよ。
そのたった20年後でしかないんだよ。
とんでもなく人権擁護の民主主義の自由主義の憲法だよ。
その「画期的」な、は、戦後憲法の比じゃないよ。
523吾輩は名無しである:2013/02/05(火) 20:15:12.82
保守主義が顔を真っ赤にして怒り出すだろ。
524吾輩は名無しである:2013/02/05(火) 20:18:08.86
「左翼みたいな言い方をするな!」って。
525吾輩は名無しである:2013/02/05(火) 20:23:51.21
>>521に追加
1862年 ルナン「なぬ? では、キリストは偉人だけどただの人」
526吾輩は名無しである:2013/02/05(火) 20:31:17.39
>>522
江戸時代の大名行列といっても整列して「したにい」なんて言ってたのは宿場の出入り時ぐらいのようだ。
あとはバラバラだらだらと歩いていた。
徳川以外には、道は譲らなきゃならないが、いちいち土下座などしない。

江戸時代は思いのほか自由な空気が強かったらしい。
527吾輩は名無しである:2013/02/05(火) 20:31:16.51
アメリカ人はストウ夫人の「アンクルトムの小屋」がきっかけに
なってキリスト教精神で奴隷解放やったんですよって「神話」で
ごまかし通したわけだな。
528吾輩は名無しである:2013/02/05(火) 21:06:47.15
ルナンが「イエス伝」で聖書の奇跡譚を非科学的の一言で全否定
したのは単なる科学的独断論で、ダーウィン学説とはそもそも
何の関わりもない話だが、ともかくルナンはダーウィンの尻馬に
乗ってプロテスタント知識人のキリストに代わる権威にはなった。
529吾輩は名無しである:2013/02/05(火) 21:35:24.13
ナザレのイエスは「耳のある者は聞きなさい」だから、ダーウィンを
風俗攪乱で呼びつけたような体制宗教としてのキリスト教をわざわざ
擁護する義理もないんだが、近代以降の聖書学はルナンの科学的
独断論を継承してる。旧約聖書の神話はダーウィン学説に否定
されるだろうが、この宇宙に神秘的なことは何もないと決めつけ
られると、それはどうかと。
530吾輩は名無しである:2013/02/06(水) 00:09:39.74
小林は「天命を知るとは」で荻生徂徠の天命論に始まって、
途中でフロイト擁護に切り替わってんな。上辺の学説はさて
置き、臨床研究者としての使命感にフロイトの天命はあった
であろう、という風。

小林は、近世保守主義だったのな。戦後の雰囲気はそんな風
だからな。
531吾輩は名無しである:2013/02/06(水) 00:24:22.45
近代保守の西洋合理主義と生物学と神話古代の合体した薄気味
悪いキメラみたいな雰囲気はあんまりない。
純和風保守主義。
532吾輩は名無しである:2013/02/06(水) 00:35:59.94
本居宣長は邪馬台国九州説の元祖でなかったか。
説を公表した途端に佐賀で金印が現れた。
533吾輩は名無しである:2013/02/06(水) 00:53:52.68
>佐賀で金印
福岡の志賀島じゃねーか?
534吾輩は名無しである:2013/02/06(水) 01:19:41.92
>>526
そっかあ?
確か「板倉政要」にあった話だと思うが、京都所司代の行列を親父をおぶって立って見ていた男が、無礼討ちになるところを
親父だったか倅の方だったかの板倉が事情を聞くと「父親が足が悪くて下ろせませんでした」と言われ、
孝行息子だって褒美をやった話があるだろう?
この話を聞いてじゃあ真似して褒美を貰おうとした不孝息子の後日談が面白いんだが、それは割愛。^^

有名な生麦事件は開国後の事件だし、茶壷に追われてトッピンシャン♪ の歌もある。(将軍家献上のお茶壺道中だけど)
535吾輩は名無しである:2013/02/06(水) 01:20:39.48
江戸時代だぞ。

国立博物館で田舎の図書館の古物展示室みたいに置いてあった。
536吾輩は名無しである:2013/02/06(水) 01:34:05.97
飛脚は大名行列を無視して走れたのかな?
落語に、大名が吉原の花魁に国元から盃に入れた酒を飛脚に届けさせる話があるだろ?
盃をかかげて走る飛脚が途中大名行列にぶつかって「無礼者!」ととっつかまって首を跳ねられるところを
お籠の大名が訳を聞いて「うむ、大名の遊びはそうでなければならん」とその盃を自分で飲み干して、
ではご返盃、とまたその盃に酒を注いで飛脚に持たせて件の大名に届けさせた、ってゆう。
で、返盃を受けた大名がまたご返盃。籠の大名がまたまたご返盃。またまたまた。またまたまたまた。
そこらへんはどーでもいいけど、落語だから。^^;
537吾輩は名無しである:2013/02/06(水) 12:24:15.55
>>534
徳川に関係するものにはそういうこともあっただろうが、一般の大名の行列などは、他国での振る舞いということになる。
つまり無礼打ちなどしたら他国の所有物を傷つけることになるんじゃないか?

どうも江戸時代の身分の実態は結構複雑で、徳川一族を除くと、単純に誰が偉い、とはいかなかったようだ。
たとえば、普通の武士が町人を無礼打ちなどにしたら、その武士は厳しく調べられるし、場合によっては切腹もあった。

時代劇に出てくるように、町人が水を撒いてるきの時に武士に水がかかったぐらいで無礼打ちにしたら、たぶんその武士も切腹させられた。
武士が傍若無人に振る舞えば、町人の無頼漢がこれに対抗したりしたのも有名だ。
武士が町人にバカにされて、母親に武士の面目とか言われてて仕返ししたが、帰ってから切腹した。
身分を固定した平等感、というようなものを大事にしてたんじゃないかと思う。

限定された自由ではあっても、運用のされ方は、明治憲法よりは自由度が大きかったかもしれない。
江戸時代を全否定して、富国強兵に邁進したのが薩長土佐、就中長州中心の明治政府なんだから。
538吾輩は名無しである:2013/02/06(水) 12:28:19.63
>>536
たしか、飛脚とか産婆は大名行列を横切ってもよかったんじゃなかったかな。
籠にぶつかったらだめだろうが。
539吾輩は名無しである:2013/02/06(水) 15:10:52.08
「士農工商」=軍事、第一次、第二次、第三次産業だからな。
貴族制とは趣が違う。
540吾輩は名無しである:2013/02/06(水) 15:23:17.33
起きて半畳、寝て一畳、天下取っても五合半てのが江戸時代の
民衆の権力観。あんまり神格化しない。
541吾輩は名無しである:2013/02/06(水) 15:32:14.63
大衆の識字率が高くてささっと近代化した。
幕末に訪日した西洋人が町人の娘が小袖から冊子を取り出して
立ち読みしてるのを見て驚いてる。
542吾輩は名無しである:2013/02/06(水) 16:06:19.04
今でいう「DSでお勉強」みたいな感覚だったのかな
543吾輩は名無しである:2013/02/06(水) 16:32:27.22
「世の中金儲けほど面白いものはなし」は西鶴だっけ?
元禄ってのは地方農民は重税で苦しんだ時代。
武士は都会暮らしがしたくて農村は荒廃する。
徂徠がそれを腐心してるわけだね。

変わらん景色。
544吾輩は名無しである:2013/02/06(水) 17:00:28.11
>>542
ラノベでも読んでたんでねえの?
545吾輩は名無しである:2013/02/06(水) 17:18:22.67
大人の態度〜、ららら♪
546吾輩は名無しである:2013/02/06(水) 17:22:40.60
江戸時代は戦争がなかったので身分によらず、知識と知恵で出世できた。
かなり自由な養子制度なんかを使って身分間でも行き来ができた。

文字が読めるのは一般的だったし、黄表紙など女子供の楽しみでもあった。

いいことばかりじゃないのはあたりまえだが、一般に流布されているよりは自由度が高かったんじゃないかと思う。
547吾輩は名無しである:2013/02/06(水) 19:02:52.68
恋川春町なんてのはいかにも今でもいそうな奴だけど、
これは武家で、松平を怒らせて腹でも切ったか?
548吾輩は名無しである:2013/02/06(水) 19:41:28.86
>江戸期に寺子屋によって実務的な教育が庶民の間に定着しており、
>明治初期における日本の識字率は世界最高水準にあった。江戸に
>おける嘉永年間(1850年頃)の就学率は70-86%といわれており、
>イギリスの主な工業都市で20-25%(1837年)、フランスで1.4%
>(1793年)、ソビエト連邦のモスクワで20%(1920年)など、外国に
>比べ就学率が高かった。
549吾輩は名無しである:2013/02/06(水) 19:49:27.31
こういう極端な数字をどこまで信用して良いか分からないが、
ともかく大衆の教育水準の高さが急速な近代化に結びついた
点は確かであろう、と。
550吾輩は名無しである:2013/02/06(水) 20:15:56.51
>>547
普通に考えると、徳川中枢の不興を買ったら隠居は当然。
藩の安寧を望むなら、隠居以上のことをしないといけない。

ただ、切腹は徳川中枢への面当てみたいで穏やかじゃないから、別の方法を探るしかない。
いずれにしろ、隠居、後病死、という届を藩主が認めたということだろう。
551吾輩は名無しである:2013/02/06(水) 20:40:57.22
華族制が明治17年、帝国憲法発布の少し前だな。

もともと朝廷が仏教を普及させてそこから民衆教育に
繋がったんだが、近代華族制は西洋の物まねをする
以外に何の意識があったろう?
552吾輩は名無しである:2013/02/06(水) 21:13:03.17
近代天皇制なんてのはキチガイ製造装置みたいなもんだ。
それが昭和に見事に花開いて散り去った。
553吾輩は名無しである:2013/02/06(水) 21:42:28.67
小林だって若い頃はキチガイだった。一晩中、部屋の壁を舐め
回してたって自分で書いてる。近代世界ってのはアタマが
おかしくなりやすいんだろ。
554吾輩は名無しである:2013/02/07(木) 01:39:33.02
>>550
同輩が書いた話が幕府を怒らせて筆を折らせた。その続編を
書いてまた怒らせたらしいね。バカは死ななきゃ治らない。
555吾輩は名無しである:2013/02/07(木) 07:47:17.22
>>554
そういう見かたもあるだろうが、江戸時代の表現の自由度を測る見かたもあるだろう。
戦前の小林の時代と比べれば、まだ自由だったかも知れない、というように。
556吾輩は名無しである:2013/02/07(木) 07:55:54.24
>>551
天皇制の神格化を強固にするために観念的な支配構造をピラミッド型にした。

旧大名を華族にして、封建制の緩やかな解体を目指した。

国家の富の支配層への分配を固定するとともに、支配層を支える官僚(主に旧下級武士)へのご褒美。

こんなところじゃない?
557吾輩は名無しである:2013/02/07(木) 09:28:20.59
戦後の「逆コース」みたいなもんか。
558吾輩は名無しである:2013/02/07(木) 09:39:31.34
>>557
戦後は戦後で、新たな貴族層が形成されている。

旧財閥系、旧華族と姻戚となった新富裕層、そして昔はただの小間使いだった官僚がその中に入り込んでいる。
官僚にすべての権限を渡してしまった以上、こうなることは当然だ。

ただし、現代の貴族は、観念的な支配ヒエラルキーではなくて、実質的な支配階級としてあらわれている。
559吾輩は名無しである:2013/02/07(木) 10:05:41.29
士農工商てのは儒教における社会構成概念の身分化なわけだな。
徳川の身分制度よりも近代華族制は或る意味、質が悪いな。
560吾輩は名無しである:2013/02/07(木) 10:39:18.44
武家というのは「天下取り」で勝ち上がった個人であって、
神格化された権威ではなかった。江戸時代より、近世反動
体制の方が民衆にとっては抑圧感が強い。
561吾輩は名無しである:2013/02/07(木) 10:47:11.91
あ、近代反動体制。で、江戸時代の民衆の方が精神的に自由
だったということになる。人間意味もなく偉そうな顔をされ
るとこの野郎と思ってしまうもんだからなw
562吾輩は名無しである:2013/02/07(木) 12:18:00.43
近代天皇制は洋風天皇制であって伝統的な和風天皇制ではない。
563吾輩は名無しである:2013/02/07(木) 13:13:35.45
「和」とは調和の精神であって、これがないと世の中平和に
収まらないのは世界中どこだって一緒だ。特に日本人に固有の
価値観という程でもない。信長のようなヒロイックなキャラ
クターは動乱期には現れるものだが、最終的に天下を平定した
のは家康のような苦労人だ。
564吾輩は名無しである:2013/02/07(木) 17:34:52.96
>昔はただの小間使いだった官僚
とんでもないよ。大日本帝国は官僚独裁国家だよ。官僚は天皇直属のお代官様。雲の上の人。
内閣は超然内閣。各省大臣はその省の出身者。首相は単に最初にある名前で他の大臣と同等。
省あって国家なし、の完全にバラバラの統一した意思が無い、対外的無責任国家だったんだよ。
565v(・x・)vピース ◆1SAVsF.d9. :2013/02/07(木) 17:48:48.76
>>553
よくお腹をこわさなかったね
566吾輩は名無しである:2013/02/07(木) 18:05:57.85
いつの時代もそうだけど、組織をコントロールし、支配するものは人事なんだよ。
だけどその人事が各省まかせの各省決裁。それがそのままで天皇陛下の勅任官奏任官判任官になる。
官僚は天皇にのみ責任を負う天皇の使用人。つまり、誰の使用人でもない。
オレのすることをオマエにどうこう言われる筋合いはない、だよ。
だから省より上に支配する機関が無い。各省勝手官僚勝手の縦割り政治になる。
誰の意思が日本の意思なのか判らなくなる。それが官僚政治。

ただもうひとつ組織をコントロールできるものがあって、それが「金」。
だから大蔵官僚が官僚の中の官僚だった。昔も今も。
567吾輩は名無しである:2013/02/07(木) 18:33:51.66
大日本帝国官僚独裁機構の中でも特に特異なものがあって、それが軍隊、特に陸軍。
貧農・小作人の倅も幼年学校から叩き上げで官僚つまり高級将校になれる。
226事件はその連中が起こしたんだ。武士道・天皇忠誠は、そうだろうけど「百姓一揆」だよ。
三島なんか全くここの解析ができてない。お涙頂戴のセンチメンタリズム天皇陛下万歳だけだ。
まあ、ありゃバカだからしょうがない、なんだけどね。^^
568吾輩は名無しである:2013/02/07(木) 20:37:28.91
>>567
三島は私が歴史上の人物で一番好きのは2・26事件の青年将校だ、その理由は
彼らの背後に東北の貧しい農村があったからだと自分で言ってるだろ
569吾輩は名無しである:2013/02/07(木) 20:42:42.05
>>568
アホがなんかゆったからってそんなもんを批判資料に持ち出すな!知るか!!。^^;
570吾輩は名無しである:2013/02/07(木) 20:55:18.72
226や戦前の天皇制を考えるには、北一輝や大川周明を見ないといけないのかねえ?
571吾輩は名無しである:2013/02/07(木) 21:26:58.03
>>558
日本の戦後は財閥解体からだろ。それが徐々に骨抜きになって、
再解禁した後に露骨になった。

普通選挙が普及し始めた第一次世界大戦後は、一部特権階級
による権力集中はファシズムと呼ぶが。
572吾輩は名無しである:2013/02/07(木) 21:33:12.57
三権に対してマスコミは第四の権力と呼ぶが、マスコミの黒幕は
独占資本だ。
573吾輩は名無しである:2013/02/07(木) 21:46:21.00
ヒトラーなんかは自ら新聞社の社主やってたが。

ともかく普通選挙制度下でもそういう形である程度の大衆操作は
現実に行われ続けてる。
574吾輩は名無しである:2013/02/07(木) 21:57:12.21
「見えざる貴族制」ってなあるか知らんね。
575吾輩は名無しである:2013/02/07(木) 22:01:54.55
一般国民を「民間人」呼ばわりするセンスは絶対に石原由来だと
思うがなw

戦前の軍人が民間を「地方」と呼んでたような感じで。
576吾輩は名無しである:2013/02/07(木) 22:19:50.74
どんな政治家だってマスコミを介さずに自分の言葉を有権者に
届けることはできない。

最近はネットもあるが、公共メディアではないからな。
577吾輩は名無しである:2013/02/07(木) 22:38:12.73
マスメディアに登場する人間の顔には常に「加工済み」の
シールが貼ってある。
578吾輩は名無しである:2013/02/07(木) 22:46:55.64
小林が死んだ頃からテレビはやたらだらしなく楽屋落ちを
垂れ流し出したな。テレビと視聴者の馴れ合いを形成して、
緊張感をゼロにした。
579吾輩は名無しである:2013/02/07(木) 23:05:54.49
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130207-OYT1T01213.htm
予備校も驚く「小林秀雄」出題…センター国語

大学入試センターは7日、先月19、20日に行われた
大学入試センター試験について、受験者数や平均点を発表した。
科目別の平均点で、国語が101・04点(200点満点)と
昨年を16・91点下回り、1990年の同試験開始以来、最低となった。

受験者数は昨年より1万6960人多い54万3271人。
志願者全体に占める受験者の割合は94・75%だった。

国語の平均点が落ち込んだ理由について、河合塾教育教材開発部の北村昌俊さんは、
文芸評論家の小林秀雄(1902〜83)の文章が出題され、「難易度が上がった」と指摘している。

1問目は例年、活躍中の著述家の評論から出題されることが多い。
小林秀雄のやや古風な随筆風の文章は、過去問で対策を練ってきた受験生の意表を突いたようだ。

北村さんは、「刀のつばの魅力などを書いた文章は読みにくく、難しい漢字も多い。
戸惑った受験生が多かっただろう」と分析する。
かつて、入試問題の常連だった小林秀雄の久々の登場には、河合塾の講師陣も驚いたという。

(2013年2月7日21時30分 読売新聞)

最近の受験生は小林秀雄の文章やらないんだ・・・(-ωー)
580吾輩は名無しである:2013/02/07(木) 23:32:18.90
小林はマスメディアへの露出を最小限に控えることで大衆の
ただ中に立っていたと言えなくもない。そして特権階級では
ない市井の者として権威だった。
581吾輩は名無しである:2013/02/07(木) 23:52:39.39
映画評論だったかの文章で、歌舞伎だったかの舞台の張り出し
に立った役者が観客とじゃれ合ったりしてるのを評して小林は
「幸福な馴れ合い関係」と言って、近代演劇はこれを構築する
のに失敗していると言う。近代演劇は大衆娯楽とやや違うから
仕方なかろうし、テレビも大衆娯楽としての性格が強いから
「幸福な馴れ合い関係」は必要だろう。

それはしかし視聴者を「パンピー(一般ピープル)」だとか
「民間人」呼ばわりする態度とは何の関わりもない話。
582吾輩は名無しである:2013/02/08(金) 00:01:51.56
特権階級意識をチラチラ見せながら馴れ合い関係を作って、
一般視聴者の生活空間に割り込んで来る。すると視聴者は
いつの間にか実人生で自分が脇役しかやれなくなる。
583吾輩は名無しである:2013/02/08(金) 00:13:24.91
俺はネグラでマルビ野郎だったからあんまりそういう世界には
関心なかったにせよ、世間の雰囲気には知らず知らずに感染する。

バブル景気の終わりに近づいた頃に世の中を振り切って、
それをはっきり自覚出来るようになったという話だ。

間もなく小林のランボオ詩集を見つけることになった。
584吾輩は名無しである:2013/02/08(金) 00:23:15.19
80年代の初め頃まではアタシはテレビなんかには出たくありませんって
恰好付けたがる歌手とかもいたよな〜
585吾輩は名無しである:2013/02/08(金) 00:33:47.70
地方分権や道州制言い出す輩は
自らの王国を作りたいだけ
586吾輩は名無しである:2013/02/08(金) 01:01:06.93
ネットで視聴できる田原の朝生の前進番組も小林没の年だな。
石原が天然丸出しでフリスビー自慢して、コウナゴが退きま
くる奴。
587吾輩は名無しである:2013/02/08(金) 09:32:21.43
この三月で没後三十年、あの頃は国鉄があって電電公社の黒電話で、
地方の小都市に映画館がいっぱいあって、アナログロコードだった。
588吾輩は名無しである:2013/02/08(金) 09:52:12.94
春なのに〜
お別れですか〜

なんて歌が流行って棚
589吾輩は名無しである:2013/02/08(金) 10:43:34.87
>>585
小林没の頃は「ムツゴロウの動物王国」と「北の国から」が
フジテレビの人気番組だったぞ。子供と動物で無敵カード。

老若男女誰でも覚えてしまうような歌ばかりが街に流れてた。
今時はテレビラジオで、いい大人がきゃりーなんとかの滑舌
自慢をして喜んでる。
590吾輩は名無しである:2013/02/08(金) 11:37:09.28
黒澤の「七人の侍」は東京裁判で七人絞首刑になって、いくばくも
経ってない頃の作だな。外人に理解して貰う必要のないことは
たくさんある。
591吾輩は名無しである:2013/02/08(金) 12:00:04.98
で、まあ「戦に勝ったのは農民だ」で終わるわけだ。小林派の
態度はこんな調子だな。黒澤が『乱』をライフワーク宣言した
のも小林没年。レンタルビデオで地方映画館がバタバタ潰れ出す
ちょっと前頃。
592吾輩は名無しである:2013/02/08(金) 12:47:42.78
『七人の侍』の最後の合戦で黒澤が降らせた墨汁まじりの
「黒い雨」が神話的な意味を持つわけだな〜
593吾輩は名無しである:2013/02/08(金) 15:21:18.88
この三十年余りの記憶を全消去してしまったら良いわけだ♪
594吾輩は名無しである:2013/02/08(金) 15:34:30.95
>恰好付けたがる歌手とかもいたよな〜

>>584
おまえは軽薄なもののみかたしかできないやつだな。
595吾輩は名無しである:2013/02/08(金) 15:54:48.51
小林時代は重心は低かったが上部構造が別個にあったわけではない。
小林没後にバブルと共に形成された新しい地層は必要ない。
596吾輩は名無しである:2013/02/08(金) 15:55:45.04
>>594
横だが、「軽薄なもののみかた」と言ってしまっては、個人的な問題として片づけ過ぎると思う。

あの時代はまだ、社会的な評価を疑うという健全な感性が生きていた。
おそらく、>>584は、ただ若いせいであるのか、若くはなくても現代の感覚が染みついているせいであるのか、そうした感性が理解できずに、社会的な多数の評価を疑うことがないだけなのだ。

もっとも、テレビに出たがらない理由は販売戦略の場合を含めて人それぞれだろうが、その理由が一般化すべきものであるかどうかはわからない。

小林がテレビに出たのかどうかは知らないが、出たとしても、ワイドショー的番組でないことだけは確かだ。
さて、テレビに限らず、作品や自分の考えが多数の目に触れることは作者の悲願ではあるはずだが、その触れ方にはそれぞれの思いがあるということなのだろう。
597吾輩は名無しである:2013/02/08(金) 16:29:08.11
高重心社会はのぼせ上がって調子こいてる内は平気だが、いざ
勢い無くすと貧血でフラフラしっぱなしで不安定で駄目だ。
598吾輩は名無しである:2013/02/08(金) 17:05:47.81
>>596
日テレがお笑い東を自民党に押し付けようとして、突っぱね
られて下野させたの見たろ。すげえ変わりようw
599吾輩は名無しである:2013/02/08(金) 17:09:42.03
日テレてか読売か。石原煽ってな。
中川(酒)の因縁もあったような…
600吾輩は名無しである:2013/02/08(金) 18:12:30.03
わかる方がいたら教えてください。
『旅は過程である』って書いたのは小林秀雄ですか?
昔教科書に載っていた気がするのですが、筆者がうろ覚えで…
601吾輩は名無しである:2013/02/08(金) 19:53:31.64
小林は日本刀を振り回す良い趣味持ってたなw
602吾輩は名無しである:2013/02/08(金) 20:03:40.12
「真剣」なのか好きだから。
603吾輩は名無しである:2013/02/08(金) 20:26:28.32
自分程度の人間が人生をどうこう言うのもおこがましいって
野郎だって、首筋にアラビアナイフ当てられたら真剣になる。
人生ついて深く考えるのは立派な人間だからとは限らない。
604吾輩は名無しである:2013/02/08(金) 20:46:14.83
平和ボケは良くありません。戦争しましょう。

これはお世辞にも理性的な態度とは言えない。しかし、危険に
さらされても理性的な判断を保つのはなかなか難しい。
科学の時代は理性が生存本能で行動することを支持しちまう。
605吾輩は名無しである:2013/02/08(金) 22:21:42.64
>>600
それじゃあんまり月並みに過ぎて小林は言わなそうだな。
高校教科書に収録されてるって「無常ということ」を超訳&超
要約したらそんな雰囲気になるか知らん。

新潮文庫の「モオツアルト・無常という事」に収録されてる。
606吾輩は名無しである:2013/02/08(金) 22:47:44.57
現実の危険に対する自分の反射的衝動を抑え込もうとする努力は、
何故それをしなければならないのかという疑問をもたらす。

「祈りとは世界の意義についての思想である」と第一次大戦に
参戦中に書いたのはウィトゲンシュタインだ。形而上学的心理って
奴だな。
607吾輩は名無しである:2013/02/08(金) 23:12:21.85
「鶴太郎の芸風が鬱屈と韜晦の表出に形式を与えている」
「意味は重層化する」

以上のような文章を、小林秀雄が出したことはあるんでしょうか。
高校のとき、何かの過去問集のようなもので一際難解な文章を見たのを思い出しました。
608吾輩は名無しである:2013/02/08(金) 23:12:24.04
これで多少は哲学や宗教について考えられる場所にいることに
なる。尖閣で緊張してんだろ。ヒステリー起こして不安感を
散らしてばかりいないで哲学でもやれやw
609吾輩は名無しである:2013/02/08(金) 23:16:21.69
こういう期に乗じて威張り散らそうとするオカマ野郎とか
うるさいからな〜
610吾輩は名無しである:2013/02/08(金) 23:31:13.02
こんな時はわだつみの声の戦没学生みたいに死を覚悟して
哲学するもんだ。
611吾輩は名無しである:2013/02/08(金) 23:37:06.28
ゼロ戦の坂井老人が「やるかやられるかですから(キリッ」って
言ってたろ。死なずにすむ戦争はないんだぞ?
612吾輩は名無しである:2013/02/08(金) 23:48:20.84
福田の恆存さんはテレビ番組持ってたんだよな?
613吾輩は名無しである:2013/02/09(土) 00:03:17.23
坂井氏は朝生だったような。やはりホンモノは違うね〜
ちゃんと右翼だしw

小林の尽力で出版された吉田満の『戦艦大和ノ最期』とか、
こんな時に読みたい。
614吾輩は名無しである:2013/02/09(土) 00:19:28.68
文学青年肌の吉田の書いた『戦艦大和ノ最期』は
保守右派からさんざ突っ込まれたのな。

さりとて、左翼はまたいで通るようなネタ。こういう
小林らのスタンスは左右の板挟みになって、埋没
しがちになるな。黒澤もそんな感じだったか。
615吾輩は名無しである:2013/02/09(土) 00:40:05.65
そもそも60年、70年安保後だと小林はマスメディアにはあんまり
呼ばれなかったんじゃないか。しかも、生放送だけとか注文が
厳しい。黒澤が60〜70年頃からだんだんと仕事しにくくなったのと
一緒で。
616吾輩は名無しである:2013/02/09(土) 00:43:04.81
そう『乱』の秀虎状態で。
617吾輩は名無しである:2013/02/09(土) 02:52:39.14
小泉改革と同時テロ後は権力支配層は露骨なブルジョアファシズムに
突っ走った。アメリカバブル崩壊やら3.11やらでだいぶくたびれたが。
618吾輩は名無しである:2013/02/09(土) 03:08:34.89
俺は野良生活が好きなんで、権勢欲だの支配欲だのに凝り固まってる
奴らは大の苦手でよ〜
619吾輩は名無しである:2013/02/09(土) 03:21:25.17
神仏の導きで生きる者は、この世の汚れた力には関心は抱かない
もんだ。
620吾輩は名無しである:2013/02/09(土) 03:46:40.19
弱者虐めしないと成り立たないような世界を作る人間のクズが
多い。単なる悪魔主義か反キリストか。
621吾輩は名無しである:2013/02/09(土) 04:15:23.70
俺は悪魔退治屋だからそういうのはあんまり怖くないんだが。

前に焼き場から帰って来た家族に霊がくっついて来たらしくて、
玄関先で俺と鉢合わせして、大慌てで逃げてったわ。ああいうの
はいるわけだな。目に見えないがはっきりした気配で視覚的に
見えるように錯覚してしまう。焼き場から帰ったら玄関で塩まく
のは人間の知恵だな。宗教を侮るべきではない。
622吾輩は名無しである:2013/02/09(土) 11:58:18.16
ファシズム権力てな割とオカルトパワーに頼るの好きだね。
2001年に小泉改革と同時に解禁した小林のベルグソン論も、
小林のおっかさんの人魂体験から筆起こしてるし。
623吾輩は名無しである:2013/02/09(土) 12:02:36.65
権威というのは神秘性が必要だ。大衆に畏怖を感じさせる何かが
なければ社会を統率するのは難しい。人間の本質的な問題だ。

石原は新宗教マニアだし。
624吾輩は名無しである:2013/02/09(土) 12:19:45.27
ナポレオンの学生時代のノートの端に「セントヘレナ、小さな島」と
いう落書きを見つけて、我々は運命の力と神話をそこに見いだす。
625吾輩は名無しである:2013/02/09(土) 13:05:04.09
明治維新と孫文の革命観
保坂正康によれば、宮崎滔天や山田良政・山田純三郎らが孫文の
革命運動を援助した理由のひとつは、明治維新または自由民権運動の
理想が日本で実現できなかったことの代償であったという。しかし
孫文自身も1919年に次のように発言しているそもそも中国国民党は
50年前の日本の志士なのである。日本は東方の一弱国であったが、
幸いにして維新の志士が生まれたことにより、はじめて発奮して
東方の雄となり、弱国から強国に変じることができた。わが党の
志士も、また日本の志士の後塵を拝し中国を改造せんとした。

…維新の本質は自由民権だと当たり前に言われるな。別に珍しく
もない常識的史観だ。
626吾輩は名無しである:2013/02/09(土) 13:13:16.02
昭和の日本反動体制は革命で中国を追い出された中国皇帝を
買取して満州国を作ったわけ。
627吾輩は名無しである:2013/02/09(土) 13:40:07.24
>>603
そんなときは自分の命が助かる方法しか考えないか、何も考えられないだけだよ。
628吾輩は名無しである:2013/02/09(土) 13:45:35.49
>>625
>維新の本質は自由民権

なわけないだろ?
どこが常識?

なにが言いたい?
629吾輩は名無しである:2013/02/09(土) 13:52:10.67
お前らみたいな馬鹿につける薬はないと考えてる。
630吾輩は名無しである:2013/02/09(土) 13:54:41.18
>>627
少なくとも「真剣」な気分にはなるだろ。ドストエフスキーも
自分の擬似的銃殺刑経験で言ってるな。追いはぎに殺さ
れる人間でも死刑囚よりは希望があるって。

地震大きかった?
631吾輩は名無しである:2013/02/09(土) 14:06:23.73
>>513
その「なんたら馬」史観が帝国憲法発布後の反動体制を
美化して、維新の本質を隠蔽してしまってるんだろ。
632吾輩は名無しである:2013/02/09(土) 14:08:39.27
>>630
君は現実の場面を経験したことがないんだね。

みんながドストエフスキーになるわけじゃない。
やくざや戸塚ヨットスクール出身者が哲学者になったりもしない。

恐怖で統一を図った集団がどれほど脆いかは、敗戦時の日本兵が示している。
ある意味、連合赤軍事件もそれを表しているよ。

旧日本軍と連合赤軍は、その滅私奉公の理念と恐怖による統率という方向性が同じだ。
633吾輩は名無しである:2013/02/09(土) 14:14:51.02
>>632
さすがにアサルトライフルを握って、AKの弾丸の下を
くぐったことはない。漁業従事してないんで。

貴様は人間の内面を無視して言ってるだけだ。
634吾輩は名無しである:2013/02/09(土) 14:18:18.23
「なんたら馬」史観なんて芝良太郎がベストセラー小説書くまで四国限定の田舎神話でしかなかったんじゃないの?
635吾輩は名無しである:2013/02/09(土) 14:20:37.68
>>633
人間の内面、てなに?

ところで、知らない人に語りかけるときは、貴様、なんて言わないようにね。
大昔は丁寧な呼びかけだったことがあるかもかも知れないけど、いまでは相手を見下した侮蔑を含んだ言い方だからね。

一つでも小林の文章に触れたことがある人間なら、少しは考えてから書き込もうね。
636吾輩は名無しである:2013/02/09(土) 14:22:08.30
「維新!維新!」って馬鹿の一つ覚えやってんのは、なんたら馬史観だね。
伊藤博文は、帝国憲法原案に議会の発議権を押し込むことに成功して、
そういう人物なんで、帝国憲法は欠陥が大きいので将来、改憲さるべきと
考えてたと聞いた。色んな人物はいるだろう。
637吾輩は名無しである:2013/02/09(土) 14:24:11.73
>>635
タカにくくった物言いをする貴様みたいなウジ虫はムカつくだろw
638吾輩は名無しである:2013/02/09(土) 14:26:33.05
>貴様:いまでは相手を見下した侮蔑を含んだ言い方
今現在では「テメエー」っつー語感で、
喧嘩ん時に相手を自分と同じ地位だとして(タイマンで)ぶん殴る、って感じでしょ?
639吾輩は名無しである:2013/02/09(土) 14:29:08.43
>>637
それはね、君の頭が悪いから、ムカついちゃうのかも知れないよ。
640吾輩は名無しである:2013/02/09(土) 14:30:20.74
座談会で小林もキレて啖呵切ってたろw

伊藤博文は戦後は聖徳太子と一緒にお札に顔出してたくらい
だからな。
641吾輩は名無しである:2013/02/09(土) 14:33:31.37
>>638
なるほど、鋭い分析だね。
対等な相手に対する怒りの表現か。

旧日本軍では、天皇の赤子たる下級兵士に言うときによく使われたみたいだ。
上官には言えなかったようだけどね。
642吾輩は名無しである:2013/02/09(土) 14:38:56.90
俺の婆ちゃんは明治の元勲が大叔父で可愛がって貰ったと聞いた。
写真見ると、何となしに面影が似とるわ。
643吾輩は名無しである:2013/02/09(土) 14:47:03.66
まだチョンマゲの刀の写真。維新後に都を大阪に移したがった
大久保利道に、江戸を推奨したんだとさ。
644吾輩は名無しである:2013/02/09(土) 15:29:32.78
チョンマゲてよりザンギリ頭かな? 維新の時に34歳、帯刀してるが、
維新後でも記念写真じゃそういう出で立ちをしたがったかな?

教育普及のための漢字廃止論、漢字は漢籍のためのものという
考え方があるからだろう。俺は漢字は残して良かった派だけど。
やはり教育普及は重要であると。
645吾輩は名無しである:2013/02/09(土) 15:56:55.51
>>627
だから>>606を言ってるわけだろ。

俺も極限状態まで冷静だったんで、限界を突き抜けて妙な力を
発揮出来るようになっちまった。小林のランボオ詩集読み始める
少し前。
646吾輩は名無しである:2013/02/09(土) 16:08:28.56
自分の十字架は自分で背負わなきゃ駄目なもん。キリストが
言ってる。
647吾輩は名無しである:2013/02/09(土) 16:13:13.18
誰かが何でも一人で背負い込もうとしても、そいつがいなく
なった途端に全部崩れる。
648吾輩は名無しである:2013/02/09(土) 16:29:41.86
小林が宗教を感情の問題で片付けるようになったのは、戦後に
なってからかな? 若い頃はずっと過激だったはず。
649吾輩は名無しである:2013/02/09(土) 16:40:05.58
知的な追い込み力が不足して、徂徠の天命論をつい精神分析したく
なって、筆がフロイト論に転がって、フロイトの天命で終わったり
する。なかなか安心立命に至らない。

年齢相応に滋味の深い文章も多いが。
650吾輩は名無しである:2013/02/09(土) 17:08:31.78
>>606は小林の若い頃のランボオ論と同質だ。

良い気分で悠々自適の隠居宣言をする秀虎よろしく、孫の手を
引く幸せなおじいちゃんやりたかったらしいが。
651吾輩は名無しである:2013/02/09(土) 18:02:14.24
60年安保後は小林はやる気なくして隠居モードだからな。
「え、俺たちゃどーなる?」ってのが黒澤らの立場だからな。
黒澤が死ぬ思いで「赤ひげ」をヒットさせて、引っ張られて小林が
「宣長」の連載始めたようだし、黒澤としても秀虎の書き方は賛美
一方にはならないのは仕方ない。合戦のクライマックスは75年、
「太郎」の出馬推薦人をやって美濃部にファシズム扱いされた
都知事選?
652吾輩は名無しである:2013/02/09(土) 18:23:42.12
>>645
>疑問をもたらす

なら、やくざは人生の達人になるって。

>「祈りとは世界の意義についての思想である」(思想−>思考?)

なんてのは気のきいた思い上がりだよ。

祈りなんてのは、自分を無限に拡大しようとする自分自身の矛盾のあらわれ。
つまり「思えばかなう」といった、マスコミ風信念や善意と同じ。
「世界の意義」など無関係だ。
653吾輩は名無しである:2013/02/09(土) 18:25:31.14
死んだ途端にハリウッドによって墓穴にポーンと投げ込まれて、
お家断絶。待ってましたとばかりに東京ネズミーランド開業。
654吾輩は名無しである:2013/02/09(土) 18:25:56.07
>>645
>限界を突き抜けて妙な力を
>発揮出来るようになっちまった

それ、ただの妄想だから。
病的になる前に自分を見つめ直した方がいい。
655吾輩は名無しである:2013/02/09(土) 18:30:51.90
CNNやらMTVやらがなだれ込んで来たのもこの頃。
大衆歌謡曲は聞こえなくなって行った。
656吾輩は名無しである:2013/02/09(土) 18:46:23.21
センター試験の現代文、小林秀雄で平均点下がる。
ちょつと覗いてみたが、骨董の話。いくら何でもそれはないだろう。
出題ミス。現代的な国語力を測定できる問題にすべき。
出題者の頭をアップーツーデートにすべき。
657吾輩は名無しである:2013/02/09(土) 18:51:39.54
>>654
俺が石原相手の喧嘩に本気になって、都知事選四選立候補表明の
記者会見時間に大津波が押し寄せたんだが、まあ、妄想な方が
気楽ではある。二万近く死んだし。
658吾輩は名無しである:2013/02/09(土) 19:06:14.58
>>652
やーさんは菩薩の入れ墨入れたりすんのが好きだろ。

優等生め。
659吾輩は名無しである:2013/02/09(土) 19:16:13.25
大衆的なものは、トレンディーなものに道を譲ってな。
660吾輩は名無しである:2013/02/09(土) 19:37:17.42
ばーさんは元勲の話もしてたけど、旗本の流れとも言ってたな。
記憶頼りに調べたら二代将軍秀忠に登用された足利一門に辿り
着くらしい。

やべえ、逆賊系だ…
661吾輩は名無しである:2013/02/09(土) 20:44:59.88
文明開化の流れについて行けなくて、道楽に耽って没落しつまった
らしい。ばーさんは地の果ての開拓地主に嫁いだが、そこも敗戦後の
農地解放で大方の土地をなくした。
662吾輩は名無しである:2013/02/09(土) 23:13:17.64
開拓地の真ん中で着物作りの先生やっておったわ。
663吾輩は名無しである:2013/02/09(土) 23:30:40.41
東と北の間のどこか。それ以上は言えぬ。

って奴だな♪

あれは『乱』の少年少女版だし。
664吾輩は名無しである:2013/02/09(土) 23:39:51.00
小学校の歴史の日本神話を史実として教えられて「先生、そんなの
嘘だっぺ」と正直な反応をしたら「貴様は足利尊氏か!」とゲンコツを
食らったという戦前の話が家永先生の『太平洋戦争』にあった
からな。
665吾輩は名無しである:2013/02/09(土) 23:51:51.39
ああ、後醍醐天皇は武士嫌いだったのだな。鎌倉幕府後の朝廷
再興を目指したが、武家の尊氏を重用しなかったんで裏切られて
建武の新政はパー、時代は室町へ。

最早、武士の力なくて天下を平定出来る時代ではなかった。
ふんふん…
666吾輩は名無しである:2013/02/10(日) 00:13:59.65
朝廷への権力集中を強化した天武の改革を模倣しようとして
失敗したというところかね。
太子の影響を薄めて、記紀神話を完成させた。初代天皇神武の
モデルではないかと勝手に推測してるが。
667吾輩は名無しである:2013/02/10(日) 00:38:27.83
朝廷は中国から東征将軍の地位を受けて日本を治めていたのを、
太子がその慣習を断ち切った。太子によって編纂された日本
最初の史書は現存していないと言われる。

理性が革命を起こし、反動体制が揺り戻す。明治天皇は天武が
モデルだろ。天武は言わば男系天皇の元祖だ。
668吾輩は名無しである:2013/02/10(日) 01:08:44.59
太子没後におそらく馬子が体制の動揺を抑えるために朝鮮出兵を
行った。蘇我氏はそのまま勢力を伸ばし全盛期を作ったが、敵を
増やして朝廷は混乱した。天武改革はその結果か。

天武の編纂した神話では、神武が大和に入った時に熊野の蝦夷を
征伐してる。
669吾輩は名無しである:2013/02/10(日) 01:22:35.27
神武に討たれたのはアニエカシとオトエカシ(エカシ=長老)。
八咫烏が出てくる話。

西も東も蝦夷だらけ。朝廷周辺は渡来系が多いが。
670吾輩は名無しである:2013/02/10(日) 02:51:08.61
青空文庫見てたら
坂口安吾の小林秀雄論があった
同感だわ〜

教祖の文学
――小林秀雄論――
坂口安吾
http://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/42864_22350.html
671吾輩は名無しである:2013/02/10(日) 13:09:06.91
>小林秀雄文庫について
>
>小林秀雄が持つてゐた大量の蔵書の一部は、成城学園に「小林秀雄文庫」として
>保存されてゐます。その経緯は、「成城国文学」に掲載された青柳恵介さんの論文
>に詳しく書かれてゐます(「教育研究所にて保管している「小林秀雄文庫」について」、
>『成城国文学』20巻2004年3月)。これによれば、昭和五十一年に、山の上の家
>から八幡様の前に引越した際に、蔵書の大半は処分されたが、残された1490冊
>については、白洲明子さん、信哉さんから、成城学園の教育研究所に寄贈されたの
>ださうです。なほ、美術書は、レコードと共に清春の白樺美術館に贈られたとの事で
>す。

昭和五十一年は「太郎」の合戦で敗北を喫した翌年だ。おまいら泣け。
672吾輩は名無しである:2013/02/10(日) 13:49:29.58
>>670
>小林秀雄といふ落下する物体は、その孤独といふ詩魂によつて、
>落下を自殺と見、虚無といふ詩を歌ひだすことができるかも知れぬ

座談でキレて「反省しないよ」って啖呵切って、GHQの公職追放令と
並行して明大教授を自発的辞任に追い込まれた時期だからな。御
母堂も亡くなられた時期。体験談についてはいつもの調子で薄っぺら
く虚勢を張って見せてるが、帰宅した時は死人みたいに生気が抜け
てたんだと。
673吾輩は名無しである:2013/02/10(日) 14:49:16.91
>>656
http://www.toshin.com/center/kokugo_mondai.html

これは2ちゃんねるやってる程度で、大方は読み取れるだろう。
旧字体なわけでもない。問題なのは出題者がトンチンカンな
設問をする可能性。
674吾輩は名無しである:2013/02/10(日) 15:34:51.08
>問5 傍線部D「私は鶴丸透しの発生に立ち会う想いがした」とあるが、
>それはなぜか。その理由として最も適当なものを、次の@〜Dのうち
>から一つ選べ。

最後の締めの一文だが、何となく分かるだろ?
675吾輩は名無しである:2013/02/10(日) 16:49:03.27
大人の事情が。

戦後のドストエフスキー75周年記念講演で、戦前の白鳥との
トルストイの家出論争を蒸し返してんな。
古い巡礼の霊がトルストイを連れ去ったのだ、と。やはり、
戦前の論争でも小林はランボオを思い出してたんだろう。
で、「現代詩について」みたいな詩論を吐き出したくなった。
676吾輩は名無しである:2013/02/10(日) 18:37:02.35
「芸術家はその魂を危険にさらす」(タルコフスキー)という
見方はあるな。現代社会で無宗教的に成長すると、聖書のキリストの
言葉に近寄るために『地下室の手記』のような遠回りが必要になったり。
俺はそうだった。
677吾輩は名無しである:2013/02/10(日) 18:45:06.79
そういや、白鳥も教会から出てきて教会に帰ってったな。
678吾輩は名無しである:2013/02/10(日) 19:01:25.57
国の古を慕い、その栄光を楽しみ、もしくは国家の屈辱を悲しむのみな
らず、よく自国の罪過を感覚し、その逃避せる責任を記憶し、その蹂躙せ
る人道を反省するは、愛国心の至れるものにあらずや。(中略)我が国の愛
国心なるもの、(中略)滔々たる天下歴史に心酔するにあらざれば、悲歌慷
慨、外に対して意地を張らんとするに過ぎざるなり。自ら国家の良心をもっ
て任じ、国民の罪に泣くものはほとんどまれなり。甚だしきはこの種類の
愛国心を抱くものを非難するに国賊の名をもってす。良心を痴鈍ならしむ
るの愛国心は亡国の心なり。これがために国を誤りしもの、古今その例少
なからず。

(植村正久「三種の愛国心」『福音新報』明治二九年六月二六日号、『植村正久著作集』
1所載による) 家永『太平洋戦争』旧版後書きより

前年、日清戦争終結。この年、白鳥は早稲田入学で、植村正久、内村鑑三の
影響で洗礼を受ける。みたいな感じ。
679吾輩は名無しである:2013/02/10(日) 19:14:20.50
ああ、この頃はばあさんの大叔父は、早稲田前身の東京専門学校
の第二代校長を辞めて、三代目の鳩山一郎の親父になっとる。

いや、私事ですまん。
680吾輩は名無しである:2013/02/10(日) 19:50:15.48
豪農の出で、幕府調所に仕官して、幕末の士になり、
維新後は男爵の爵位を受けて、初代貴族院議員に
なったとあるからな。教育に強い関心はあったようだ。

一方、中世に遡る家はあっけなく没落離散。そういう
時代。
681吾輩は名無しである:2013/02/10(日) 20:59:22.11
大人の歌にはどこか孤独がある。小林後はそういう雰囲気は
希薄になった。
682吾輩は名無しである:2013/02/10(日) 21:21:14.02
>>674
いや、個々の設問の問題ではない。
問題文の内容が陳腐だというのだ。
もっと現代的な内容の問題文にしてほしい、というのだ。
683吾輩は名無しである:2013/02/10(日) 21:49:57.36
ツイッターが素晴らしいとか?
684吾輩は名無しである:2013/02/10(日) 22:02:44.95
世界に広げようインターネットの

輪!

みたいな。83年から。
685吾輩は名無しである:2013/02/11(月) 08:03:45.08
 詩について言うならば、私は詩をジャンルとは考えていない。
詩、それは世界感覚 である。現実にたいする係わり方の特別
な方法なのだ。
 その場合、詩は生涯人を導く哲学になる。

タルコフスキー、「映像の自律性 〜 詩的関連、詩の論理」

「詩」と呼ぼうが「歌」と呼ぼうが同じこと。祈りとは、超世界感覚だとも
言える。世界の外を措定せずに世界を意義づけることは出来ない。
祈りの文句は意識の形式を固定する。

タルコフスキーの『ストーカー』に「あの連中は信じるための器官が退化
してしまってる」というセリフがある。我々の尻尾は退化してしまってて、
尻尾の振り方が分からないのと同じ。
686吾輩は名無しである:2013/02/11(月) 09:34:44.03
祈るってのは魂で祈るもの。そんな奇怪なものは現代人種は
持ち合わせがないからなw
687吾輩は名無しである:2013/02/11(月) 09:50:43.28
祈るどころか自分が神になりたいブタの集まりだからな。
688吾輩は名無しである:2013/02/11(月) 15:32:09.86
小林がいなくなるや、世の中は友達がいっぱいいるのだけが
自慢なミッキーマウスの集まりになった。孤独な精神なんて
のは単にネグラなだけだ。

確信犯でやった。挙げ句にヨーロッパ人まで田舎者のアジア人
みたいにディズニーランドに足を向けるようになった。
689吾輩は名無しである:2013/02/11(月) 15:37:23.92
あの頃まではディズニーなんて骨董品だったのに。
690吾輩は名無しである:2013/02/11(月) 15:46:49.70
三月一日が小林没後三十年、
四月十五日が東京ディズニーランドの開業三十年。

おまいらお祭り。
691吾輩は名無しである:2013/02/11(月) 17:11:21.78
〜お知らせ〜

東京ディズニーリゾート30周年“ザ・ハピネス・イヤー”
4月15日(月)よりいよいよスタート!
2013年4月15日(月)〜2014年3月20日(木) | 東京ディズニーリゾート・ブログ
http://www.tokyodisneyresort.co.jp/blog/pr130121/

来年の3.11がナウシカ公開30周年だな。宮崎アニメがメジャー化し始めた頃。
692吾輩は名無しである:2013/02/11(月) 17:20:01.78
>>607に誰か答えてください(泣)
693吾輩は名無しである:2013/02/11(月) 18:32:35.50
ここで小林読んでる奴はそんな陳腐な文章は恥ずかしくて
持ち出さないわ。10冊読んで出直して来たまへ。
694吾輩は名無しである:2013/02/11(月) 18:35:50.16
安吾が「教祖の文学」で小林を冷やかしたのは、モオツアルトと
ランボオVを公表した頃だな。戦争が終わって久々に教祖は
ランボオを語った。
695吾輩は名無しである:2013/02/11(月) 19:01:25.68
黒澤は小林べったりではなかったな。
晩年は石原担いだりした(名義貸し?)。
石原太陽族映画は黒澤や小津の真逆世界だ。
696吾輩は名無しである:2013/02/11(月) 19:04:50.45
俺だって業界如きに振り回されたりこき使われたりするのは御免。
697吾輩は名無しである:2013/02/11(月) 19:07:44.39
業界関係は小うるさいの多そう。直接、関わるつもりは一切なし。
698吾輩は名無しである:2013/02/11(月) 19:22:36.23
態度がまずふざけてやがるからな。
699吾輩は名無しである:2013/02/11(月) 19:54:38.40
マスコミ業界関係なんて死ぬまで関わるつもりはねえよ。
700吾輩は名無しである:2013/02/11(月) 19:59:04.33
これが言いたくてネット始めたようなもんだ。十年前。
701吾輩は名無しである:2013/02/11(月) 20:28:15.83
俺も小林みたいに十年前にポーンと墓穴に投げ込まれた。
俺に用がないのは良い。だが、踏み台にする奴は殺す。
702吾輩は名無しである:2013/02/11(月) 22:07:03.75
俺を踏み台にして作った世界は破壊する。メチャクチャに。
703吾輩は名無しである:2013/02/11(月) 22:30:51.45
二十年昔、世の中を振り切った時、心に神秘的な静謐のヴェールが
舞い降りるようになった。世の中に完全に無関心に陥ると、人の心
にはいろんな不思議なことが起きる。
704吾輩は名無しである:2013/02/11(月) 22:37:05.64
それ以来、世の中との関わりは必要最小限に留めるようになった。
自分がいつの時代に生きているのかも重要なことではなくなった。
705吾輩は名無しである:2013/02/11(月) 22:55:00.43
自分の身に起きた予想外の事態を理解しようとして、近づき得る
限りの古今東西の文献を漁り回った。小林のランボオ詩集を見つ
けた。シモーヌ・ヴェーユの神秘主義にも出会った。独りきりで。

俗悪な人の世に関心を奪われるのはまっぴらだ。
706吾輩は名無しである:2013/02/11(月) 23:07:46.57
「ディズニーランド」と縁を切ったからすっかり頭も良くなった。
まるで天才にでもなったように何でも分かるようになった。
707吾輩は名無しである:2013/02/11(月) 23:14:54.04
今の時代なんてたかが子供の遊園地くらいの中味しかねえよ。
708吾輩は名無しである:2013/02/11(月) 23:20:09.38
おかげで今では尻の穴の皺の数まで手に取るように判るようになった。
無論お前の彼女の陰毛の本数さえ
709吾輩は名無しである:2013/02/11(月) 23:25:59.65
小林はディズニーはミッキーマウスに自分を喩えて笑ってんだって
書いてたな。おまいらと来たら成人式を上げて墓場まで作りそうだ。
710吾輩は名無しである:2013/02/11(月) 23:35:10.41
ピーターパン症候群だのシンデレラコンプレックスだのって
冷やかしてた80年代の方がまだ健全だったか? 晩婚化も進む
だろ。
711吾輩は名無しである:2013/02/12(火) 00:05:06.81
騒がしいだけのネズミの群れに参加しても俺の孤独は癒やされん。
712吾輩は名無しである:2013/02/12(火) 00:07:15.56
「本ばかり読んだって」って世の中は言う。俺はそれは絶対に
違うと主張する。
713吾輩は名無しである:2013/02/12(火) 00:13:55.51
何が生きた人間だこの野郎。魂も入ってねえクセしやがって。
魂の入った本の方がためになるに決まってんだろ。
714吾輩は名無しである:2013/02/12(火) 00:27:52.69
俺は人間の相手はしても、人間のクズの相手はしねえよ。
ブチ殺すぞコラ
715吾輩は名無しである:2013/02/12(火) 00:43:00.79
俺にとって世の中に貢献出来る唯一のことは、
ファシストの豚の死体の山を作ることだ。
716吾輩は名無しである:2013/02/12(火) 00:48:33.12
小泉改革はもともと小林のファシズム利用で
始めたんだからな。

貴様らが小林なんか読んでも無意味だっての。
717吾輩は名無しである:2013/02/12(火) 00:58:30.44
ファシストのヒーロー石原閣下もちゃんと新版全集に思い出の
一文を添えて下すってる。
718吾輩は名無しである:2013/02/12(火) 01:39:04.43
小林は友達付き合い多かったろ。精神的にも知的にも惑乱され
やすい。
719吾輩は名無しである:2013/02/12(火) 01:43:46.24
物書き稼業てな糞面倒な付き合いがないと成り立たないからな。
気楽な身分な俺様が注釈を付けといてやる。
720吾輩は名無しである:2013/02/12(火) 10:08:08.09
アメリカの権威を後ろ盾にしてフクロ叩きにすりゃ俺が大人しく
なるとか甘い妄想に耽ってやがったらしいw

ウヒャヒャヒャヒャ
721吾輩は名無しである:2013/02/12(火) 10:36:34.96
頼むから助けてくれ、踏み台になってくれと来やがる。

ヤダピョーン
722吾輩は名無しである:2013/02/12(火) 14:10:24.50
小林秀雄の初版本なんか、どのくらいの値がつくのか?
少し古い感じだけど、そうそう汚れていない。
BOOK OFFじゃ、二束三文だしと思ってますわ
723吾輩は名無しである:2013/02/12(火) 15:49:58.96
今時、初版本だからって値が付くと思ってるのかw
なんか時代がまったくわからなくなってるおじさんw

まあいい。なんの初版もってるのか言ってみ。
724吾輩は名無しである:2013/02/12(火) 16:04:36.79
ヨダレ垂らしながら
725吾輩は名無しである:2013/02/12(火) 16:23:25.04
>>722
1 ネットで古本や探してメールで問い合わせる
2 ヤフオクに出す

2chに書いてるのに、こんなこともやってないようだから、ただの嘘つき。
別に、どうでもいいけど。
726吾輩は名無しである:2013/02/12(火) 18:09:02.44
ああ、小林が言うに世間で言われる「現実主義(リアリスム)」とは、
実は「実際主義(プラグマティスム)」であると。

「現実主義」に対するのが「理念主義(イデアリスム)」、「実際
主義」に対するのが「原理主義(ファンダメンタリスム)」
ということだな。ふんふん…

しかしこれ31歳の文章。
727吾輩は名無しである:2013/02/12(火) 18:23:22.03
「ファンダメンタル(原理)」より「プリンシプル(原則)」か。

客観的リアリスムに対する主観的リアリスムというのもある。
主観的であることはリアリスムに反するというのが通俗的な
見方だが。
728吾輩は名無しである:2013/02/12(火) 18:48:25.03
ドストエフスキー作品の心理主義的傾向は主観的リアリスムだ、
というような大雑把な話。

「私は主観的になればなるほど客観に近づくような主観性を
求めているのだ」って、
戦間期のヨーロッパの実存主義系の著作で誰かがエピグラフに
掲げてたな。
729吾輩は名無しである:2013/02/12(火) 21:31:11.67
そろそろ天皇機関説排撃運動で、政府から国体明徴声明が発せ
られる頃だ。第一次世界大戦で「西洋の没落」が言われ始めて、
ただ漠然と西洋を手本にして何かを言うだけでは説得力がなく
なり始めた時期。

ダーウィン学説の自然選択理論が大いに反動的作用を働かせた
時代と言って良いか?
730吾輩は名無しである:2013/02/12(火) 22:03:20.57
明治憲法後は「祖先はみんなサル」はタブーだからな。
731吾輩は名無しである:2013/02/12(火) 22:15:57.01
俺は90年代から皇室は無形文化財だと言ってるけど。

どうも「神々」はそれじゃ納得しないのか。
732吾輩は名無しである:2013/02/12(火) 22:39:36.65
無形文化財、ねえ。じゃあいっそのこと世界遺産に登録したらどうだ?
733吾輩は名無しである:2013/02/12(火) 23:09:24.93
天孫降臨信じてる連中もまだまだ多いからな。
734吾輩は名無しである:2013/02/12(火) 23:14:30.64
天皇制問題は常に周辺にいて天皇制を利用する連中の問題だからな。


昭和天皇
 自分の位はもちろん別なりとするも、肉体的には武官長等と何等変る
所なきはずなり。従って機関説を排撃せんがめ、自分をして動きのとれ
ないものにすることは精神的にも身体的にも迷惑の次第なり

本庄侍従長
 軍においては天皇を現人神(生きている神様)と信仰しあり。これを
機関説 により人間並に扱うが如きは、軍隊教育および統帥上至難なり。
735吾輩は名無しである:2013/02/12(火) 23:25:26.68
あ、そう
736吾輩は名無しである:2013/02/12(火) 23:30:26.72
繰り返し繰り返しコピペするぞ?
737吾輩は名無しである:2013/02/12(火) 23:35:40.10
貴様たちが納得するまでだ。
738吾輩は名無しである:2013/02/12(火) 23:44:30.20
この十年、貼り続けた。
739吾輩は名無しである:2013/02/12(火) 23:47:38.05
「とういつきょうかいのわるぐちをいうやつはみなごろしだ」。
赤報隊事件のときに朝日新聞東京本社に届いた封書入りの薬莢と脅迫文。
http://www5e.biglobe.ne.jp/~petercat/picture/hansinsikyoku.jpg

おっと、これは違うw

東京裁判で絞首刑になった松井の述懐

南京事件はお恥ずかしい限りです。…私は日露戦争の時、大尉として従軍したが、
その当時の師団長と、今度の師団長などと比べてみると、問題にならんほど悪いで
すね。日露戦争のときはシナ人に対してはもちろんだが、ロシア人に対しても俘虜
の取り扱い、その他よくいっていた。今度はそうはいかなかった。

慰霊祭の直後、私は皆を集めて軍総司令官として泣いて怒った。そのときは朝香宮
もおられ、柳川中将も軍司令官だったが、折角皇威を輝かしたのに、あの兵の暴行
によって一挙にしてそれを落としてしまったと。ところが、このあとでみなが笑っ
た。甚だしいのは、ある師団長如きは「当たり前ですよ」とさえ言った。

従って、私だけでもこういう結果になることは当時の軍人達に一人でも多く、深い
反省を与えるという意味でたいへんに嬉しい。折角こうなったのだから、このまま
往生したいと思っている。

松井石根(1878−1948)
740吾輩は名無しである:2013/02/13(水) 07:24:12.09
軽薄的ファシズムというのはあるか知らん?
741吾輩は名無しである:2013/02/13(水) 07:54:34.70
皆でアブク銭に酔いしれるには世の中は軽薄であるに限る。

小林後はそうだ。「軽チャー」とか言って。
742吾輩は名無しである:2013/02/13(水) 08:19:47.68
軽薄なだけの奴らにはゲンコツでも突きつければ済む。
743吾輩は名無しである:2013/02/13(水) 08:34:58.39
我々は神殺しの罰を受けて世界中の人間と友達付き合いを
しなければならない重荷を背負っているのだろうか。
744吾輩は名無しである:2013/02/13(水) 08:55:15.10
俺を軽薄さの世界に引きずり込んで小突き回そうという試みは
成功しない。俺は暴力って奴を知ってるからだ。
745吾輩は名無しである:2013/02/13(水) 09:06:35.17
権力がこの世に存在する限り、この世には
暴力がつきまとう。

避けがたいことだ。
746吾輩は名無しである:2013/02/13(水) 09:14:39.29
俺は権力なんてものに興味はないが、
しかしこの世界は暴力によって満たさ
れている。
747吾輩は名無しである:2013/02/13(水) 10:01:45.96
頼むからイジメられてくれと来る。

ヤダピョーン
748吾輩は名無しである:2013/02/13(水) 10:06:55.53
ナウゐヤングの真似してインターネッツを始めると、下らない
ものがやけに目に付くからな。昔みたいにゃ行かないのさ〜
749吾輩は名無しである:2013/02/13(水) 10:35:28.94
この世界は暴力で成り立ってる。友好的雰囲気を飾り付けて。
750吾輩は名無しである:2013/02/13(水) 10:50:14.68
一方的暴力とイジメの違いは、後者は表面的には友好的な
関係が保たれている点だ。特に大人目線てのは子供は皆、友達
同士だって勝手に決め付けたがる。
751吾輩は名無しである:2013/02/13(水) 11:31:51.88
友達だから許されるだろうって風な甘ったれた意識で他者に
危害を加えたがる。仲間だから許されるってな。

コノヤロウ
752吾輩は名無しである:2013/02/13(水) 11:38:33.43
小林後てなやりきれねえ。ミッキーマウスみたいに皆で仲良し
になるのが至上命令になりやがって。
753吾輩は名無しである:2013/02/13(水) 12:02:59.09
バブル崩壊後は社会空間てのがどっかに流れ去ったまま全体の
留め金が外れちまったから、友達関係か赤の他人かの二項対立で
しか世の中が形成されなくなった。
754吾輩は名無しである:2013/02/13(水) 12:12:39.53
プライバシーだとか公私混同って言葉知らねえだろ。
755吾輩は名無しである:2013/02/13(水) 13:15:50.63
俺の教えてやったことを盾にして俺に刃向かう奴は皆殺しにする。
756吾輩は名無しである:2013/02/13(水) 13:19:58.72
ファシズムなんかに利用されてたまるか。
一匹残らず血祭りにして地獄の火に投げ込んでやる。
757吾輩は名無しである:2013/02/13(水) 13:25:51.54
大衆啓蒙はしても権力に荷担するつもりは最初の最初からねえし。
758吾輩は名無しである:2013/02/13(水) 13:44:15.57
2001年に五次全集と共に小泉改革が小林のファシズム利用を始めるまで、
十年、俺は小林はランボオ詩集でしか知らなかった。それで充分
だった。

小林をファシズムに利用させるために小林ランボオを持ち出した
わけじゃねえよ。
759吾輩は名無しである:2013/02/13(水) 13:47:00.75
まあ、俺はその際、お役御免被って墓穴にポイッとやられたが、
最後まで復讐はする。
760吾輩は名無しである:2013/02/13(水) 14:01:48.36
だいぶメチャクチャにしてやったが、まだだな。

アメ公どもも地獄に送ってやる。
761吾輩は名無しである:2013/02/13(水) 14:08:50.29
ファシズムに巻き込まれるくらいなら世の中を
徹底的に破壊する。
762吾輩は名無しである:2013/02/13(水) 14:11:06.76
豚に夢は見せねえ。
763吾輩は名無しである:2013/02/13(水) 14:19:04.05
俺が色んなことを吹聴するのは、それによって
この世界の権威がどんなに下らないかを世の中に
悟らせるためであって、権威のメンツを潰すためだ。
764吾輩は名無しである:2013/02/13(水) 14:29:24.73
インターネッツで自分で直接物を言える状態に
移行しちまった以上、もうマスメディアには用は
ないってことだ。
765吾輩は名無しである:2013/02/13(水) 14:35:05.37
小泉たちがメディアジャックしてカラー革命やろうとしたんで、
俺は用済みで弾かれてネッツを始めたんだ。

今更、相手にするつもりはねえ。
766吾輩は名無しである:2013/02/13(水) 21:24:01.05
俺は権力に復讐するためにインターネッツを始めたんだ。逆じゃねえ。

俺は自分の人生に意味を認めるつもりはねえ。ただ生きてただ
死ぬだけだ。
767吾輩は名無しである:2013/02/13(水) 21:27:43.05
せいぜい通行人Aくらいな人生だ。意味なんかいらねえんだよ。

アヒャヒャヒャヒャヒャ
768吾輩は名無しである:2013/02/13(水) 21:32:04.91
自分一人死んでも誰も困りやしねえと思えば死ぬ恐怖も半分
くらいになるもんさ。
769吾輩は名無しである:2013/02/13(水) 21:49:19.80
>>693
出典を御存じなんですか!?
770吾輩は名無しである:2013/02/13(水) 21:55:01.26
山岡鉄舟
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/9/97/Yamaoka_Tessyu.jpg

身長188センチ、剣の達人。立ち会いで負けて、禅に取り組み大悟。
雪辱戦で、見事に勝利。

江戸開城について西郷と二者会談。

あの頃はぁ、ハァ!
771吾輩は名無しである:2013/02/13(水) 22:11:35.63
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/8/8a/Tesshu.jpg
皇居を向いたまま胃がんで結跏趺坐のまま死去。このありえねえ世界。
772吾輩は名無しである:2013/02/13(水) 22:27:59.97
773吾輩は名無しである:2013/02/13(水) 22:32:10.94
農民出の真面目な人物だったが、朝鮮人に殺されてしまった。
774吾輩は名無しである:2013/02/13(水) 22:35:54.76
>>769
たかが駄洒落だろ。お前らの相手は飽きた。十年続けたら。
775吾輩は名無しである:2013/02/14(木) 13:02:21.21
>>774
かっこわる〜い(笑

晒してさしあげよう!
776吾輩は名無しである:2013/02/14(木) 16:42:56.93
つまらん文章晒すな。

幕末明治の写真の日本人もカラーに色付けすると、大概は
そこら辺にいる人に見えるな。
777吾輩は名無しである:2013/02/14(木) 16:52:07.34
正気の人間は脅したり抑えつけたりすれば大人しくなるが、
俺様のようなキチガイはその限りではないのである。
778吾輩は名無しである:2013/02/14(木) 22:25:09.05
バスソルト!おいしいよ
779吾輩は名無しである:2013/02/15(金) 00:32:01.95
いや、俺は理性的で沈黙するこてが出来るキチガイだから平気。
780吾輩は名無しである:2013/02/15(金) 00:34:02.77
うっかり統合し過ぎてアタマの真ん中のネジが狂う恐怖ったら!
781吾輩は名無しである:2013/02/15(金) 00:37:27.33
昔は慢性的鬱だったんだが、悟りを開いてからは発狂すれすれの
多幸症になった。特に後悔はない。
782吾輩は名無しである:2013/02/15(金) 00:52:29.27
昔はおまいらの仲間だったんだぞ?

あああああああ退屈
783吾輩は名無しである:2013/02/15(金) 01:03:53.94
議論てなためになるもんだ。そんなことは滅多にない。
まあ、小林でも読んでた方がマシ。
784吾輩は名無しである:2013/02/15(金) 01:52:06.48
どうせ西洋人の方が頭が良いのさって顔に書いてあるような
奴らばっか。
785吾輩は名無しである:2013/02/15(金) 03:06:38.06
西洋パクんなアジア人w
786吾輩は名無しである:2013/02/15(金) 11:39:56.65
武力で巻き込まれたんだからな。武器は鹵獲して勝手に使う。
787吾輩は名無しである:2013/02/15(金) 11:43:06.34
何、西洋の輸入品も九割方ガラクタだ。
788吾輩は名無しである:2013/02/15(金) 11:52:01.45
>>785
奴隷根性丸出しで日本人じゃないな?

心当たりはあるぞ。
789吾輩は名無しである:2013/02/15(金) 12:02:10.45
>>788
アメリカの奴隷の日本人が、なんだって?
790吾輩は名無しである:2013/02/15(金) 12:46:07.20
日本は戦争には負けたが奴隷になったんでないって白洲次郎が
言ってるぞ。禿バンクの回し者か?
791吾輩は名無しである:2013/02/15(金) 12:49:03.26
良心的に振る舞ってるだけじゃなかなか上手く行かないのが
世の中だね。
792吾輩は名無しである:2013/02/15(金) 12:51:08.10
>>790
いまの現実を見ていないのか?
793吾輩は名無しである:2013/02/15(金) 12:53:52.02
人間は皆、悪党だよ。小林もマキャベリを引用してる。

ヒトラーの「我が闘争」を読んで外道ぶりに関心したらしいw
794吾輩は名無しである:2013/02/15(金) 13:27:13.32
>>792
リアリスムとは何ぞという議論がしたいのか?
795吾輩は名無しである:2013/02/15(金) 13:28:49.91
テメエらの一方的な主観性を押し付けんな低脳め。
796吾輩は名無しである:2013/02/15(金) 13:35:16.43
人間失格でも読めカスども。

「世間とはあなたのことでせう?」って。
797吾輩は名無しである:2013/02/15(金) 13:49:03.93
>>794
いや、日本人はアメリカの奴隷だと言いたいだけなんだが。
798吾輩は名無しである:2013/02/15(金) 13:52:50.56
同時テロ以後のキチガイファシズム、リーマンショック後の
グダグダの欧米経済、10メートルの津波、原発から上がった
キノコ雲、全て現実って奴だ。
799吾輩は名無しである:2013/02/15(金) 13:58:44.98
9.11から3.11までちょうど九年と半年。時計で計ったみたいだ。
現実なんて妄想と紙一重だ。
800吾輩は名無しである:2013/02/15(金) 17:02:30.89
>>747
お前が、だろ。
801吾輩は名無しである:2013/02/15(金) 17:15:28.95
相変わらず妄想は続いてるわ。
802吾輩は名無しである:2013/02/16(土) 12:45:41.40
地方労働者は元気?
803吾輩は名無しである:2013/02/16(土) 19:23:05.80
小林死去の一週間後三月八日にレーガンが「悪の帝国」発言して
東西緊張が高まった。初来日は同年末。
804吾輩は名無しである:2013/02/16(土) 20:57:02.95
野生動物というのはやらなきゃならないこと以外はあんまり
しないもん。やりたいこととやらなきゃならないことの間に
あんまり距離がない。無駄なことで体力を消耗しない。
文明人種はとかくやらなくても良いことばかりやりたがるが。
805吾輩は名無しである:2013/02/16(土) 21:34:09.92
一応は知恵の実をかじった者らの裔なれば、木の実をもぎ取って
かじって暮らすわけにもいかないがな。

「あなたが妻の言葉を聞いて、食べるなと、わたしが命じた木
から取って食べたので、

地はあなたのためにのろわれ、
あなたは一生、苦しんで地から食物を取る。
地はあなたのために、いばらとあざみとを生じ、
あなたは野の草を食べるであろう。
あなたは顔に汗してパンを食べ、ついに土に帰る、
あなたは土から取られたのだから。
あなたは、ちりだから、ちりに帰る。」
創世記
806吾輩は名無しである:2013/02/16(土) 21:42:58.83
>>802
以上が労働者誕生の由来である。
807吾輩は名無しである:2013/02/17(日) 09:32:32.53
【文芸】川端康成の埋もれた最初期の作品を確認…「伊豆の踊子」刊行直後の作品で、初の新聞小説
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1361059937/
808吾輩は名無しである:2013/02/17(日) 13:56:35.23
昭和10年文学界
http://www.asyura.us/bigdata/up1/source/3683.jpg
前列右より宇野浩二、林房雄、川端康成、広津和郎、武田麟太郎、小林秀雄。
後列右より深田久弥、豊島与志夫

牛若丸みたいな川端と疲労しきったランボーのような小林
809吾輩は名無しである:2013/02/17(日) 13:58:00.59
左翼青年臭さ丸出しな林房雄とか。
810吾輩は名無しである:2013/02/17(日) 16:31:12.96
当時当代一の文芸批評家であった小林秀雄が政治家田中角栄の文を絶賛!
「角栄の文章能力評」

 当時大学生の長女真紀子がそれをききつけて、「パパ、小林秀雄がパパの文章を
ほめてたそうよ」と云いに行ったら、角栄は「そうかい、へえー。・・・で、小林秀雄って
誰だい?」と聞き返したという逸話が残っている。「オヤジとわたし」では、その遣り取
りは早坂秘書と角栄で為されたものであり、それを知らされた真紀子が翌日に早坂
秘書に電話を入れ、「あれ、本当に小林秀雄さん?」との確認が有った云々と記され
ている。
ttp://www.marino.ne.jp/~rendaico/kakuei/sisosiseico/bunphitunoryokuco.htm
811吾輩は名無しである:2013/02/17(日) 17:09:53.17
田中角栄 日本列島改造論

序にかえて

 水は低きに流れ、人は高きに集まる。世界各国の近世経済史は、一次産業人口の
二次、三次産業への流失、つまり、人口や産業の都市集中を通じて、国民総生産の
拡大と国民所得の増加が達成されてきたことを示している。農村から都市へ、高い所
得と便利な暮らしを求める人々の流れは、今日の近代文明を築き上げる原動力となっ
てきた。日本もその例外ではない。明治維新から百年余りのあいだ、我が国は工業化
と都市化の高まりに比例して力強く発展した。
 
 ところが、昭和30年代に始まった日本経済の高度成長によって東京、大阪など太
平洋ベルト地帯へ産業、人口が過度集中し、我が国は世界に類例を見ない高密度社
会を形成するにいたった。巨大都市は過密のルツボで病み、あえぎ、いらだっている
半面、農村は若者が減って高齢化し、成長のエネルギーを失おうとしている。都市人
口の急増は、ウサギを追う山もなく、小ブなを釣る川もない大都会の小さなアパートが
ただひとつの故郷と云う人を増やした。これでは日本民族のすぐれた資質、伝統を次
の世代へ繋いでいくのも困難となろう。
812吾輩は名無しである:2013/02/17(日) 19:14:04.16
「東京が元気になれば日本も元気になる」とかほざいて日本を
メチャクチャにした野郎もいるな。日本の元気でなくなったのは、
そもそもこのバカのせいだったが。
813吾輩は名無しである:2013/02/17(日) 22:33:36.30
>>811
これは昭和47年6月初版、9月の版で16版。
814吾輩は名無しである:2013/02/17(日) 22:34:38.58
俺ん家の本棚にハッケンした。
815吾輩は名無しである:2013/02/18(月) 13:18:35.51
夏野剛「小林秀雄なんか大好きでしたよ」
http://mainichi.jp/feature/exam/news/20130215mog00m040004000c.html
816吾輩は名無しである:2013/02/18(月) 21:40:32.54
麻生が冷や汗流すから。
817吾輩は名無しである:2013/02/19(火) 09:26:07.68
ひかげん &amp;#8207;@hikaken
「妙な思想を持った素人が作ったことがすぐに分かった」「あまりにも古風な
文学趣味だ」 - 【寄稿】センター試験「国語」の最低平均点と小林秀雄の随筆
 早稲田大学教授・石原千秋  - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/life/news/130218/art13021807590000-n1.htm

竹内龍樹(たつき) &amp;#8207;@takeuchitatsuki
石原千秋のセンター現代文(小林秀雄「鐔」の出題)批判が面白い(昨日の産経)。
教育的観点からの批判的視点が明快に整理されている。私が感じたのは国語の
世界にも「マッドサイエンティスト」がいるんだ、ということ笑。教育者とし
ての資質は疑問でも、思想的メッセージは強く感じ取れたからだ。
818吾輩は名無しである:2013/02/19(火) 12:28:33.04
ミッキーマウス脳には拷問。
819吾輩は名無しである:2013/02/19(火) 12:30:50.16
受験塾が対策立てるのさ。
820吾輩は名無しである:2013/02/19(火) 15:14:42.52
小林訳ランボー読み始めた頃に、虚心に「飾画(イルミナシオン)」を
読んでたら、気づかないで幻視状態にはまっていてギョッとして我に
返った。「無常という事」の書き出しもそれに似た小林の体験から
始まってる。これは体験しなきゃなかなか分からない世界。

それはともかく、また「無常という事」を教科書に載せたら良いだけで。
821吾輩は名無しである:2013/02/19(火) 15:32:05.81
小林もまたランボーの言う「見者」の目を持ってる。
おっかさんのヒトダマみたりもするし、真っ昼間から俺の前に
化けて出て来る。ベルグソン論解禁の頃。
822吾輩は名無しである:2013/02/19(火) 15:35:00.69
孤独感を漂わせて、何か言いたかったか知らん…
823吾輩は名無しである:2013/02/19(火) 16:24:32.56
かまってくれ、と。
824吾輩は名無しである:2013/02/19(火) 17:08:00.41
沈鬱そうだったぞ? ファシズム利用されようとしている
事情なんてまだ分からなかったから、小林の幻視なんて
変わった体験だなくらいな感じ。

真っ直ぐこっちに向かって来たから、ちょっと怖かったが。
825吾輩は名無しである:2013/02/19(火) 17:10:01.55
小泉フィーバーの勢いで強引に憲法改正だって、クーデターだろ。
そうこうしている内に同時テロが起きた。
826吾輩は名無しである:2013/02/19(火) 17:23:24.66
お陰で改憲は吹っ飛んだ。しかしもっとスケールの
大きなファシズム体制が勃興した。

小林生誕百年のリバイバルとベルグソン論解禁は
全体として一つの大きな謀略の一環のようでもあるが、
日本サイドとアメリカサイドでは思惑は一致しない。

アメリカでは『アマデウス』の再公開したりして。
827吾輩は名無しである:2013/02/19(火) 18:36:17.46
小林は石原文学に対してはさすがに口を閉ざしているな。

「ヒント」で堀江「太平洋ひとりぼっち」を賞賛しているが、
石原は堀江氏について仲間と一緒におおぼら吹き扱い
して騒いだとWikiにはあるw
828吾輩は名無しである:2013/02/19(火) 19:17:42.89
75年の石原の都知事選を応援して敗北後に小林が
引き払った家は、もともと若き時代に「マルクスの悟
達」をきっかけに変節を強いられた頃に越して来た
らしい。

ある時、選挙の名義貸しを頼まれると小林は「ああ、
いいですよ。私が監獄に入ればいいんでしょ」と答えた
と、そんな話を石原が新版全集に寄せて、いけしゃあ
しゃあと書いてる。
829吾輩は名無しである:2013/02/19(火) 19:29:14.80
あれ、ロッキード事件で田中が潰し掛けられたのは
76年だな。連鎖崩壊か?
830吾輩は名無しである:2013/02/19(火) 20:39:23.85
ところで、センター試験の「鐔」ってやつ。

歴史的な観点もないし、美意識もありきたりだし、ちょっとがっかりした。
もっと意外だったのは文章が下手。

このころ、もう衰えていたのかな?
831吾輩は名無しである:2013/02/19(火) 21:25:41.49
変わりのその素晴らしい手本を読ませてくれたまへ。
832吾輩は名無しである:2013/02/19(火) 21:32:29.02
ミッキーマウスの書いた作文じゃ駄目なんだぞ?
833吾輩は名無しである:2013/02/19(火) 21:32:46.70
相手は日本屈指の文芸評論家。
こちらはただの無学な素人。

できまへんな、そんなこと。

評論に評論を加えるのが精一杯でんがなw
834吾輩は名無しである:2013/02/19(火) 21:34:29.53
>>831>>832

まあ、鐔を作れない人間が鐔のことを論ずるな、と言うに等しい言い草だなw
835吾輩は名無しである:2013/02/19(火) 21:37:52.60
子供にはちゃんと教えてやらないとな。
大人の責任あるし。
836吾輩は名無しである:2013/02/19(火) 21:40:04.43
児童手当ては廃止、こども手当てが優しいとか言い出し始める。
837吾輩は名無しである:2013/02/19(火) 21:47:14.95
ゆとりゆとりってバカにされるんだぞ?

評論てな目が肥えてないとな。
838吾輩は名無しである:2013/02/19(火) 21:51:26.53
ヨイトマケの唄.
作詞・作曲:丸山明宏  編曲:川上英一
歌唱:丸山明宏
http://www.youtube.com/watch?v=sKqqF7S7MbM

労働者のための歌
839吾輩は名無しである:2013/02/19(火) 21:59:01.79
半世紀近く生きて来ても知らんことはあるよな・・・
840吾輩は名無しである:2013/02/19(火) 22:08:49.77
久々に書店巡りして、VBの参考書二冊と「神社は警告する」で
7500円も使っちまった。
841吾輩は名無しである:2013/02/19(火) 22:19:04.79
VBの参考書あるの全部買ったけど、良く見ると三冊とも全部禿バンクで
がっかり。エディタの作り方も分かりやしねえ。
842吾輩は名無しである:2013/02/19(火) 22:31:08.52
あれ、すごい地震。
843吾輩は名無しである:2013/02/20(水) 00:24:00.02
>>841
入門用のにした方がいいんじゃないの?
844吾輩は名無しである:2013/02/20(水) 04:42:31.74
うっかりした夢は見れない国だな。
845吾輩は名無しである:2013/02/20(水) 05:16:22.11
カラー動画というのは文字通り色褪せることのない記憶になる。
846吾輩は名無しである:2013/02/20(水) 05:57:25.13
リアリスムの精神の失われた世界に近代も進歩も科学もない。
だらしない妄想に居直る奴が多い。
847吾輩は名無しである:2013/02/20(水) 06:07:46.39
リアリスムを極めると超現実的になってしまうのは、世の中は
半ば妄想で出来ているのが常だからとは言える。

これは仏教的な視点だ。
848吾輩は名無しである:2013/02/20(水) 06:27:14.86
アメリカなんかは実際主義(プラグマティスム)の国であっても、
現実主義(リアリスム)の国ではない。とにかくドリームと
ファンタジーが好き。
849吾輩は名無しである:2013/02/20(水) 06:59:39.36
印象操作とプロパガンダで現実なんてどうにでも変えられる
くらいにしか考えてない。

ヒトラーもファンタジーとしての神話が好きな奴だったな。
850吾輩は名無しである:2013/02/20(水) 07:03:08.34
今時、邪馬台国の卑弥呼が云々とマスコミのやってんのもファンタジーだ。
851吾輩は名無しである:2013/02/20(水) 07:06:31.26
精神的引きこもり主義は妄想に逃げ込んで現実を拒否したがる。
852吾輩は名無しである:2013/02/20(水) 07:12:22.78
邪馬台国も巨大津波で消滅したって説が最近、現れたらしいな。
巨大自然災害で文明が断絶するという例はまれにある。
853吾輩は名無しである:2013/02/20(水) 07:17:42.09
京都や奈良は津波の届かない場所にあるからかろうじて残ってる。
854吾輩は名無しである:2013/02/20(水) 09:03:42.50
他人が自分の妄想通りに行動するだなんて真面目に考えるのは
単なるキチガイだ。

そうだ、「バイタリズム」だな。石原みたいな「無能な働き者」は。
行動力バカで。ベルグソンだ。
855吾輩は名無しである:2013/02/20(水) 09:08:32.69
アメリカも同時テロ以後はすっかり極左的冒険主義に染まった。
北朝鮮にバカにされるであろう。
856吾輩は名無しである:2013/02/20(水) 09:15:55.98
「改革するぞ改革するぞ」って暗い目でブツブツ呟く奴ら。
857吾輩は名無しである:2013/02/20(水) 09:42:50.15
江戸城を築いた太田道灌の辞世句は

きのうまで
莫妄想を
いれおきし
へなむしぶくろ
今やぶれけむ

莫妄想とは「妄想する莫かれ」、サムライはリアリストだ。
般若心経が言わんとしてるのも一緒だがな。
858吾輩は名無しである:2013/02/20(水) 09:54:00.49
安易極まる権威主義に溺れない。

妄想に耽る奴は「うつけもの」と呼ばれる。
859吾輩は名無しである:2013/02/20(水) 10:31:16.35
『「未成年」の独創性』で、ジイドのドストエフスキー論を引用して

 かういふ言葉がある。
「全く彼は私より實際的だ、が、現實的だと言へるだらうか。おぼつかない。自分の鼻の先迄しか届
かない様な現實主義は最も狂的な妄想癖より、危険である」(第一篇、第八章)
 彼は實際家ではないが、妄想家でもない。極度に鋭敏な現實家なのである。實際家を現實家と間違
へる人が鋭敏な現實家を妄想家と間違へる。私は以前ドストエワスキイの作品の奇怪さは現實その
ものの奇怪さだと書いた事があるが、彼の作品の所謂不自然さは彼の徹底リアリズムの結果で
ある、この作家が傍若無人なリアリストであつたに依る。外に秘密はない。さういふ信念から私は彼
の作品を理解しようと努めてゐる。

 実際家は、目的を見てはいても現実は見ていない。現実は目的を中心に配列されるだけだ。
プラグマティズム、道具主義、目的による手段の正当化、マキャベリズム、その他諸々。
860吾輩は名無しである:2013/02/20(水) 10:38:12.25
とかく他人を利用するのが好きな糞野郎が多いからな。
861吾輩は名無しである:2013/02/20(水) 10:53:56.94
>>860
どんな妄想?
862吾輩は名無しである:2013/02/20(水) 12:46:27.86
お前ら、エゴイズム大好きだろ。

《自然の征服》 ― これは人間が得意になって考え出した勝手な文句に過ぎない。
自然は、人間の生活に役立つために存在する、などと思いあがっていたのだ。
『沈黙の春』

『神社は〜』からの孫引きだが、鈴木大拙の影響あるんじゃないかな?

プラグマティズムは目的に向かって世界を道具的に利用する。そんな
目的の立て方を、そもそも日本人はあんまりしないのでは?
863吾輩は名無しである:2013/02/20(水) 12:53:30.37
実際はやるわけだがな、それは西洋的合理主義に頭が
染まっているから、やらずにおれない。基底文化レベル
ではどうかという話。
864吾輩は名無しである:2013/02/20(水) 12:56:46.09
小林もベルグソンに頭を占拠されると『ドストエフスキイの生活』の
巻頭に収録されているような奇っ怪な歴史哲学を開陳してしまう。
865吾輩は名無しである:2013/02/20(水) 13:01:59.15
盧溝橋事件の年に戦争協力宣言して、大陸をウロウロした
翌年に公表した文章を、『ドストエフスキイの生活』の巻頭に
附して刊行したんで、歪んだ世界観になってるように見える。
866吾輩は名無しである:2013/02/20(水) 13:23:26.56
小林の戦争協力宣言は、ドストエフスキーが『作家の日記』で
ユダヤ人の問題を取り上げた翌月、露土戦争に対する肯定
宣言をしたのをなぞっている感じ。

その文章(『ドストエフスキイの生活』)は長らく寝かせてあった
ものを、小林は「戦争について」を公表した直後に単行本として
刊行したことになる。それまでは出せなかったのか、踏ん切りが
付かなかったか。本人の弁を信じるならば、何となく先送りに
なってたということだけど。

俺も同時テロ直後のアフガニスタン侵攻からバグダット占拠まで
は戦争協力しちまったけどな。だらしないから、そこまでしか
付き合わなかった。もう協力はせん。
867吾輩は名無しである:2013/02/20(水) 13:28:44.91
孫子曰く

兵は拙速を聞くも、いまだ巧の久しきを見ざるなり。
(短期決戦で成功したという話はよく聞くが、長期戦
に持ち込んで成功した例は聞いたことがない)

だらだら戦争状態を引き延ばすのがアメリカの最初からの
狙いだったようだし。大衆はバカでも勝てる戦争しか支持し
ない。長引けば厭戦ムードが蔓延する。
868吾輩は名無しである:2013/02/20(水) 13:55:10.68
90年代半ば頃は、世界中オタオタしてたから、適当に
収めてやっただけだ。ふんぞり返って偉そうなら、相手
にする必要はねえよ。
869吾輩は名無しである:2013/02/21(木) 09:03:41.57
俺は自分の頭の良さをひけらかして小泉たちを威圧してやるのに
ネット始めただけだからな。

俺が何考えてるかなんて世の中にゃ関係ねえよ(ゲラゲラ
870吾輩は名無しである:2013/02/21(木) 09:40:47.96
小早川家の秋、あれ?

戦後の小林は「晩春」の父親みたいに嘘つき。
871吾輩は名無しである:2013/02/21(木) 09:43:15.25
ああ、ヒーロー物なんかやる気がねえ。
吐き気がすら。
872吾輩は名無しである:2013/02/21(木) 09:45:06.10
「小早川家の秋」って、安保後に創元社潰して隠居モード中の作品だなw
873吾輩は名無しである:2013/02/21(木) 10:17:57.21
ニクソンが反共右派に潰される。74年

極右の石原が調子に乗って立ち上がる。75年

美濃部にサプライズアタックでファシスト呼ばわりされて落選。

その余勢で田中角栄も潰される。76年
874吾輩は名無しである:2013/02/21(木) 10:39:51.01
何しろ、2001年頃は俺を騙し討ちしてやったって、
小泉たちは得意満面だったからな。
875吾輩は名無しである:2013/02/21(木) 10:43:52.06
第一次世界大戦で運良く勝ち組に回ったのに、
関東大震災で東京が廃墟になったのは五年後。

今回も、リーマンショックの打撃は免れたが、
震災と原発事故で帳尻が合った。どうせ日本が
助かっても喜ぶのは糞野郎。
876吾輩は名無しである:2013/02/21(木) 10:51:46.53
ところで、センター試験国語の第1問。
解いてみた人いる?

漢字は別としてもいいけど、できた?
877吾輩は名無しである:2013/02/21(木) 13:04:17.08
一度、油断を突いてフクロにしたくらいで、ずっと俺に
いい気でいられると思われると鬱陶しいんでな。
878吾輩は名無しである:2013/02/21(木) 13:08:42.57
俺は独りになりたいんだ。いつまでもチンピラどもに
小突き回されるのは御免なんだよ。
879吾輩は名無しである:2013/02/21(木) 13:14:10.16
人前にフラフラ顔出すほど俺は自惚れてねえよw
880吾輩は名無しである:2013/02/21(木) 14:25:24.81
俺が何か出来るとしても、それは不幸から抜け出ようとしない
ことと引き換えだ。駆け引きも取り引きも綱引きもなし。
881吾輩は名無しである:2013/02/21(木) 14:54:59.81
>>876
できたよ
と言っても証明のしようがないんだが
882吾輩は名無しである:2013/02/21(木) 14:57:14.46
すまんsage忘れてた
883吾輩は名無しである:2013/02/21(木) 15:14:23.13
世の中の奴らは深淵を覗き込んでみたいだなんて思わないだろ。
俺はそこにいるのが好きなのさ。
884吾輩は名無しである:2013/02/21(木) 15:20:10.93
>>881
それはよかった。
別に証明なんか必要ないよ。

それから、いまはsageなくても大丈夫だよ。

sageて荒らすやつの方が多いくらいなんだから。
885吾輩は名無しである:2013/02/21(木) 15:38:41.54
幸せそうな奴らには最初から用なんてねえよ。
886吾輩は名無しである:2013/02/21(木) 17:04:18.47
俺を引き摺ろうとすると幸福と不幸の綱引きになる。
俺の方が強いぞ。俺は見かけは独りだが。
887吾輩は名無しである:2013/02/21(木) 17:12:27.15
3/20でイラク戦争開戦から丸十年だ。あの頃に比べりゃ、
だいぶ世の中も冷静になったが。

バグダッドまで早かったな。嫌な仕事はさっさと済ますに限る。
888吾輩は名無しである:2013/02/21(木) 17:23:11.27
あの頃はまだ必死になって俺を死んだことにしたがる奴らが
絡んで来てたなw
889吾輩は名無しである:2013/02/21(木) 17:28:52.34
香田君が首ちょんぎられたのは2004年の10月だ。
890吾輩は名無しである:2013/02/21(木) 18:09:21.02
人類が滅亡しようがファシズムに屈従はせんぞ?
891吾輩は名無しである:2013/02/21(木) 18:28:17.51
日本だけ滅ぼすと外国の糞どもが喜ぶからな。
892吾輩は名無しである:2013/02/21(木) 19:20:49.35
小泉フィーバーの頃にストレス過多でリアル発狂の発作出て、
脳にダメージ食らって、イラク戦争の頃は顔面半分が軽く麻痺
したままだったからな。あの頃はきつかった。

まぁ、キチガイな世界だね。
893吾輩は名無しである:2013/02/21(木) 19:40:24.45
港湾人足で根性鍛えながら哲学してたからな。

何とか回復したが、あの頃の記憶はぼやけてる。
人格に断裂はある。

生きてても良いことなんかねえな。
894吾輩は名無しである:2013/02/21(木) 20:25:30.68
ネットは人を繋ぐためのもんだとでも思ってんのか?
逆だろ。ネットは人を切り離すためにあるんだよ。
895吾輩は名無しである:2013/02/21(木) 20:32:44.68
ネットにアクセスしてから地位のある皆さん方とはめっきり
距離が遠くなったからな。
896吾輩は名無しである:2013/02/21(木) 20:38:02.59
俺を利用し続けたかったらネットなんかに追い出すべきでは
なかった。まあ、用済みだから放免されたわけだが。

俺をネットに出したらもうお終い。
897吾輩は名無しである:2013/02/21(木) 20:58:21.36
90年代的な閉塞感はいつの間にかどっかに消えたな。
今でもああいう閉塞的体制を作りたい糞どもが蠢動してるが。
898吾輩は名無しである:2013/02/21(木) 22:09:26.25
非対称関係で仲間扱いとかウザ過ぎ
899吾輩は名無しである:2013/02/21(木) 22:21:51.12
権力に利用されるとか冗談はよしこさん。
900吾輩は名無しである:2013/02/21(木) 22:25:08.67
小林には地位もそれに見合う責任も付き合いもあったがな。
俺みたいなオケラ野郎にゃ関係ねえ話。
901吾輩は名無しである:2013/02/22(金) 08:43:32.59
俺をコケにしたら何が起きるか分からせてやる。
俺にはそうする権利がある。
902吾輩は名無しである:2013/02/22(金) 08:49:51.52
助けてくれだと、この野郎?
とことんナメてやがる。
903吾輩は名無しである:2013/02/22(金) 08:57:46.19
世の中にバカにされて黙ってるつもりは何にもねえよ。
皆殺しにしてやる。
904吾輩は名無しである:2013/02/22(金) 09:05:15.23
人を小馬鹿にしたがらソイツをアテにするような真似すると
ハナクソ扱いされるもんだ。

立てて欲しいか?
崇めて欲しいか?

何甘えてやがる豚野郎どもめ。
905吾輩は名無しである:2013/02/22(金) 09:22:45.21
俺が降参するとか夢見てんじねえよw

どん底から誰にも頼らず心底独りで自分を叩き上げて来たんだぞ?
906吾輩は名無しである:2013/02/22(金) 09:42:36.45
全部、独学で学んだ。師なんていねえ。

俺にはそもそもこの地球上に頭の上がらない
権威なんてねえ。
907吾輩は名無しである:2013/02/23(土) 00:10:11.33
家の本棚にツルゲーネフの「ルウジン」と「父と子」をハッケン
908吾輩は名無しである:2013/02/23(土) 00:13:50.68
いや、筑摩の世界近代文学全集あるから。
909吾輩は名無しである:2013/02/23(土) 00:32:55.83
クロワッセの孤独…
910吾輩は名無しである:2013/02/23(土) 08:33:23.00
小林に言わせるとドストエフスキーの『悪霊』はツルゲーネフの
『父と子』の焼き直しで、だから『悪霊』にはツルゲーネフが
登場する。

常識ですね?
911吾輩は名無しである:2013/02/23(土) 11:31:54.63
小林は蘆溝橋事件後に大陸を一回りしてルポルタージュしてるが、
印象に残るのは気の進まない南京入りをして、現地の人々の眼差しが
胸に染みたとある個所くらいか。日本軍の蛮行は国際非難を浴びてた
からな。後はなんだか義理で書いてるだけだ。
912吾輩は名無しである:2013/02/23(土) 11:45:45.05
何しろ新聞一面に「百人斬り競争!」みたいな記事がデカデカと
載ってた時代だから。
913吾輩は名無しである:2013/02/23(土) 12:56:48.46
哲学探偵ベルクソンの事件簿 瀬名 織江 (2013/4/25)
¥ 2,310 単行本
発売日: 2013/4/25
もしもフランスの哲学者、ベルクソンが探偵だったら?!
ミスミステリーを楽しみながら、
ベルクソンの難しい哲学が分かってしまう…

【→本書の特徴】
●舞台は20 世紀初頭のパリ。次々と起こる殺人事件に、当代一の頭脳の持ち主、
ベルクソンが挑む!! 楽しみながら哲学が分かる!
●お嬢さまのシモーヌ、そして、冷静沈着なベルクソンの有能な秘書、
アンナなど、ライトノベルっぽい登場人物も小説世界を盛り上げます!
●「古畑任三郎」や「刑事コロンボ」などを思わせるワクワクする構造。
最初に犯人を読者に提示しつつ、ベルクソンの哲学思想で一網打尽に
犯人を割り出す! しかし、読者は、与えられた犯人とは違う結末も味わうこともある!
●カバーイラストは、“萌えキャラ”路線で、鋭意制作中!
著者について
瀬名 織江
1987年生まれ。現在、20世紀フランス思想を中心に研究を続けている。
登録情報
単行本
出版社: 彩流社 (2013/4/25)
914吾輩は名無しである:2013/02/23(土) 14:41:18.47
生前出版された全集に未収録な文章は小林が収録価値なしと
踏んだのが多いんじゃないか?
915吾輩は名無しである:2013/02/25(月) 00:22:01.41
小林の死に方と俺の死に方を較べたらどう考えても俺の方が悲惨。
916吾輩は名無しである:2013/02/25(月) 02:15:40.03
>>912
俺も千人斬りしてみたい
>>915
そんなことないだろ
お前、一生懸命生きてるもの
917吾輩は名無しである:2013/02/25(月) 09:50:02.63
生き恥はかき捨て。
918吾輩は名無しである:2013/02/25(月) 22:13:32.37
>>910
知らなかった。アンガトウ。
919吾輩は名無しである:2013/02/26(火) 00:12:30.34
旅の恥はかき捨て
920吾輩は名無しである:2013/02/26(火) 00:25:25.36
汁は一時の恥。

ケルケゴールは当たり前に引用されんな。知らんと話について
いけない。
921吾輩は名無しである:2013/02/27(水) 13:23:02.36
>>912
>何しろ新聞一面に「百人斬り競争!」みたいな記事がデカデカと

いい加減なことを書きなさんなよ。
922吾輩は名無しである:2013/02/27(水) 15:06:31.14
さんざ、論争したぞw

挙げ句に黙らせた。
923吾輩は名無しである:2013/02/27(水) 15:09:33.85
新聞社が煽ったんだとかやってたからな。
924吾輩は名無しである:2013/02/27(水) 17:26:15.06
満州事変後に国連脱退して、超国家主義が台頭して来た時期で、
国際法なんて日本人の頭から消し飛んでしまってる時代だからな。
925吾輩は名無しである:2013/02/27(水) 18:32:38.74
石原右翼主義は、言わば昭和ファシズムの最後の抵抗か?
926吾輩は名無しである:2013/02/27(水) 18:53:49.41
で、A級戦犯の松井石根が巣鴨で絞首刑になる前に「日露戦争の
時は捕虜の取り扱いもちゃんとやってたのに、南京事件では
全く違った」などと述懐してるわけだな。

1930 世界恐慌始まる
1931 柳条溝事件、満州事変
1932 満州国建国宣言
1933 国連による日本への満州撤退勧告と国連脱退
1935 天皇機関説事件、国体明徴声明
1936 2.26事件、日独防共協定
1937 蘆溝橋事件、日中戦争開始

小林が本格的な評論活動を始めたのも1930年。
927吾輩は名無しである:2013/02/27(水) 19:06:47.03
1937年 日中戦争で南京事件と百人斬り競争
1938年 ヒットラー・ユーゲント来日
1939年 ナチスポーランド侵攻、第二次大戦勃発

1938年歌 <軍歌>万歳ヒットラー・ユーゲント(独逸青少年団歓迎の歌)
http://www.youtube.com/watch?v=LB7gu_CfAEM&sns=em
928吾輩は名無しである:2013/02/27(水) 21:09:12.26
1937年10月に日本軍にゼークトラインを割られる前の1936年に
ゼークト本人は死去してる。

1938(昭和13)年、49歳の時
【ヒトラー、軍の統帥権掌握】
 
2.4日、 ヒトラー、軍の統帥権掌握 (国防相、国防軍最高司令官兼任。陸軍司令長官を解任)。
 国防軍の2人の元帥フォン・ブロンベルクを女性問題で、フォン・フリッチュを同性愛スキャンダ
ルを理由に解任、2人はヒトラーの対外進出に反対していた。ヒトラーは自ら国防軍最高司令官にな
り、国防省を廃止し国防軍最高司令部(OKW)長官にウィルヘルム・カイテル、陸軍総司令官にフ
ォン・ブラウヒチュを就け、多くの将軍をヒトラー派に入れ替えた。
929吾輩は名無しである:2013/02/27(水) 21:35:50.11
1936年の日独防共協定は親中派の独国防軍を潰すためのヒトラーの
仕組んだ工作か。密約とかなかったの?
930吾輩は名無しである:2013/02/27(水) 21:56:22.47
逆に見るとヒトラーの手引きで日中戦争は始まった可能性も
あるわけ棚
931吾輩は名無しである:2013/02/28(木) 04:35:38.47
チベットフリーパスだな棚
932吾輩は名無しである:2013/02/28(木) 11:39:24.03
この時代の勉強はグロ画像のリンク踏むのと一緒だなw
933吾輩は名無しである:2013/02/28(木) 11:50:24.77
ヒトラーの生暖かい手がおまいらを優しく包み込む…
934吾輩は名無しである:2013/03/02(土) 16:20:28.94
この対談の中で、小林秀雄はドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」のア
リョーシャに感動して、「アリョーシャって人はねえ、あれは凄いよ、我慢に
我慢をした結果、ポッと現れた幻なんですよ。鉄斎の絵に出てくる観音様だね。
アリョーシャを書けるのはただごとではない。自分は、今は自信がないが、将
来はそこまで書きたい」と言っている。更に彼は批評家であって、小説家では
なくドストエフスキーにはなれないのに、「アリョーシャを書きたい、俺の人
生はそれが目的だ、駄目かもしれないが本当の俺の楽しみはそこにある。楽し
みってつらいことだ」とまで言っている。
 
 この大矛盾が小林秀雄の人生である。これはすばらしいことでもあるし、
小林さんの弱点でもあった。
935吾輩は名無しである:2013/03/02(土) 20:11:45.51
「どれもこれも辛い夢です」って奴だな。若きドストエフスキーが
ツァーリ専制のロシアから西欧文芸を遠くに憧れて。

昭和ファシズム史

1929 世界恐慌始まる
1930 統帥権干犯問題を機に軍部の独立性が強まる
1931 柳条溝事件、満州事変
1932 満州国建国宣言、5.15事件で政党政治の終焉
1933 国連による日本への満州撤退勧告と国連脱退
1935 天皇機関説事件、国体明徴声明
1936 2.26事件、日独防共協定
1937 蘆溝橋事件、日中戦争開始
1938 ヒットラー、独国防軍親中派パージ、ヒットラー・ユーゲント来日
1939 ナチスドイツ、ポーランド侵攻により第二次世界大戦勃発
1941 真珠湾攻撃、対米開戦によるアメリカの参戦
936吾輩は名無しである:2013/03/02(土) 20:15:03.42
小林のドストエフスキー作品論も抑制して書いてんじゃないか?
まとまらずに未完なのが多い。
937吾輩は名無しである:2013/03/02(土) 20:17:53.56
「どれもこれも辛い夢」ってドストエフスキーの言葉を噛み締める
ように引用してる。
938吾輩は名無しである:2013/03/02(土) 21:00:04.17
ドストエフスキーの時代の抑圧されたインテリゲンチャを
通して、自分たちのことを書いてるだろ。

俺もしつこいな・・・
939吾輩は名無しである:2013/03/02(土) 21:05:15.52
シベリアで転向を強いられた後のツァーリ専制下での
ドストエフスキーの複雑な立場は、そのまま昭和ファシ
ズムの時代に「マルクスの悟達」で暗黙の転向を強い
られた小林の立場の複雑さに通じると言えるだろう。
940吾輩は名無しである:2013/03/03(日) 08:22:11.22
1929 世界恐慌始まる
『地獄の季節』訳載

1930 統帥権干犯問題を機に軍部の独立性が強まる
小林 四月〜八月「アシルと亀の子」文春時評

1931 柳条溝事件(九月)、満州事変
小林 一月〜三月「マルクスの悟達」等、文春時評連載終わる

1932 満州国建国宣言(三月)、5.15事件で犬養首相暗殺(五月)
帝国議会で満州国承認(首相元海軍大将斎藤実、六月)
警視庁に特別高等警察部設置、同じく府県に特高課(六月)
小林 五月「ヴァレリイの事」、九月「Xへの手紙」

1933 国連による日本への満州撤退勧告と国連脱退(二月)
小林 五月「故郷を失つた文学」
941吾輩は名無しである:2013/03/03(日) 14:39:28.35
いかん、一日で小林没後三十年なのを忘れとったわ。
942吾輩は名無しである:2013/03/03(日) 18:34:34.76
会田誠の美術家としてのデビューといえるのは「フォーチューンズ」展
(レントゲン藝術研究所、キュレーション=西原みん(*2)、1993年)で
ある。実はすでにこの時点で、会田は一見してバラバラに見える自身の
作風について、わざわざ一文を寄せ「いろいろなデザイン」と呼んでい
る。言うまでもなくこれは、会田に大きな影響を及ぼした批評家、小林
秀雄による、やはり文壇デビュー作にあたる「様々なる意匠」(1929年)
の翻案にほかならない。このように会田誠は、美術家としての自分の出
自に、意図的に意匠としての「小林秀雄」を組み込んでいる。つまり、
表層的には「混沌」に見えかねない会田作品の多様性を凝集しているの
は、まぎれもない「意匠としての批評」なのである。言い換えれば、
「絵描き」が「絵の評者」として「立つ=発つ」という自己を突き離し
た分裂と共存から、ジャンルでいえば日本画、洋画、イラスト、マンガ
からアニメまで、現代美術なら抽象表現主義からミニマル・アート、も
の派からポストもの派に至る「様々なる意匠」の乱立へと堕していた当
時の美術の状況を、「美術なき<デザイン>のいろいろ」と喝破してみせたのだ。
943吾輩は名無しである:2013/03/03(日) 19:55:52.32
分かる分かる。

「何かをしてみようという気になっても、その行為がもたらすはずの結果と
その行為を回避することによってもたらされるはずの結果との間に差異を
見出すことができなくなってしまうのだ」。

村上春樹『象の消滅』
944吾輩は名無しである:2013/03/03(日) 23:18:28.60
近所に住まれたら困るけどな。
945吾輩は名無しである:2013/03/03(日) 23:32:50.49
新潮に連載したペルグソンを読むには、
図書館に通ってコピーしないとダメなん?
946吾輩は名無しである:2013/03/03(日) 23:50:22.59
943が日本の誇るクオリティペーパーのニュースサイトにいたぞ。
947吾輩は名無しである:2013/03/04(月) 00:19:07.79
「天才とは努力することについての天才である」ゲーテ

『モオツアルト』にあったが、どっちの方向に努力するか、そこで天才が問われる。
948吾輩は名無しである:2013/03/04(月) 00:33:41.38
「第二次全集に際して作者は作品を自選し、小説作品とランボオ論とを
除いた多くの自作に徹底した修正を施した。」

1955年。
949吾輩は名無しである:2013/03/04(月) 00:41:00.76
十字架を背負うってのはあんまり楽な仕事でもないw
950吾輩は名無しである:2013/03/04(月) 10:32:24.11
>>949
そうそう、あれ、鉋かけてないとささくれが出てたりしてね。
イッターイ!なんちゃってね。けっこうたいへん。
951吾輩は名無しである:2013/03/04(月) 12:01:54.99
批評は文芸か、ジヤアナリズムか?
952吾輩は名無しである:2013/03/04(月) 13:16:21.28
小林は『カラマーゾフの兄弟』の作品論で、大審問官の劇詩の
考察でドストエフスキーの信仰にルナンの合理主義的イエス像を
ぶつけてる。

「キリストを描くことが、こんなに易しい業なら、自分はとうに
やつてゐただらう。」

大審問官は実はルナン信者だった!
953吾輩は名無しである:2013/03/04(月) 13:24:08.85
さすが〜

「ルナンが「キリスト傳」を書いたのは、ドストエフスキイが、
シベリヤから還つて来て間もない頃である。ドストエフスキイが、
この非常な影響力を持つた有名な著作を読んだかどうかは明らか
ではないが、読んだとしても、恐らく少しも動かされることは
なかつたであらう。彼は言つたかも知れない、…」
954吾輩は名無しである:2013/03/04(月) 15:21:00.36
大審問官の非難はキリスト自身によりもルナンに向けられている、
と考えるべきか知らんが。小林の云うところのルナンが築いた
安全な土台の上に、大審問官らはバベルの塔を建てる。
955吾輩は名無しである:2013/03/04(月) 15:36:27.47
こういう合理主義的キリスト教は、一応は第一次世界大戦後に
バルトがドストエフスキーやキルケゴールを叩き台にして修正を
試みたわけだな。危機神学という奴。
956吾輩は名無しである:2013/03/04(月) 16:05:27.31
>『モオツアルト』にあったが、どっちの方向に努力するか、そこで天才が問われる。

どっちの方向に努力するか、じゃないだろうな。
どう努力するかとか、どういう角度でとか、いわく言いがたいところ。
どっちの方向では浅すぎてまるで小学校の校長先生の朝礼のオハナシみたい。
957吾輩は名無しである:2013/03/04(月) 17:03:56.47
心の方向ってのはコンパスみたいにゃいかないからな。

道を開くのは虚無の中に足を踏み出すようなものだ。
958吾輩は名無しである:2013/03/04(月) 17:05:57.32
先人がいない方向というのは歩き出すまで存在しない方向だ。
959吾輩は名無しである:2013/03/04(月) 17:08:32.71
闇雲に人のやってないことをするんじゃないぞ。
小林の引用は正確には「努力を作り出す天才」だったな。
960吾輩は名無しである:2013/03/04(月) 17:12:17.06
危機神学は最近は「新正統派」と呼ばれるらしい。
アメリカ中心の世界ってのは何にも分からない。
961吾輩は名無しである:2013/03/04(月) 17:22:07.86
二度の世界大戦もアメリカはほとんど無傷で勝利した。
戦間期に大恐慌にやられたくらいだが、ファシズムとの戦いに
勝利してそれも乗り切った。アメリカのキリストは相変わらず
ルナンの土台の上に立ってるんじゃないか?
962吾輩は名無しである:2013/03/04(月) 17:36:46.54
カラマーゾフ論で小林はこんなことも言ってるな。
本当に才能のある人間は才能のある辛さを分かっ
ている。その辛さが彼を救う。大方の人間は才能の
不足よりも、才能の故に失敗する。そんなところで
うろうろしている。
963吾輩は名無しである:2013/03/04(月) 17:59:53.86
アメリカを非難しても仕方はない。我々の象と飼育員の老人が
いた内は、我々は自分たちの道を保っていられた。
964吾輩は名無しである:2013/03/04(月) 19:22:42.86
ルナンはダーウィンの尻馬に乗ってキリスト教を原罪論
のくびきから解放した。ルナンのイエス伝は二二が四だ。

ケルケゴールは、『死に至る病』をパウロのローマ書の
原罪論から始めてる。バルトは合理主義の崩壊した
ヨーロッパを「ロマ書」から始めるわけだな。

小林もケルケゴールを引用して、ドストエフスキーの原罪
意識に少し触れてる。
965吾輩は名無しである:2013/03/04(月) 19:54:27.44
日本人はキリスト教に対する距離感は人それぞれと
いうことになるが、仏教でも生きる上で逃れ得ない
苦しみという人間に対する根本的な見方はある。
個人の責任に帰することの出来ない不運の理由を
前世の因縁として説明しもした。

こういう世界観を、明治の文明開化で捨ててしまった。
仏教的菜食主義も捨てた。
966吾輩は名無しである:2013/03/04(月) 20:26:33.71
日本人が旧約聖書の「伝道の書」を読めば、その背後に
仏教経典を見つけざるを得ない。この世の無常について
の重い通奏低音は、創世記の楽園追放神話の景色に奇
妙なほど似ている。


しかし死者は先へ行かねばならぬ、されば無言で
その「嘆き」はかれを谷の扉までみちびく、
そこには月光のなかにきらめくものがある、
喜びの泉だ。畏敬にみちて
「嘆き」はその名を口にする、そしていう、----人間の世界では
これが担いの流れとなるのです。----
  
ふたりは山の麓に立ち止まる。
彼女はかれを抱く、泣きながら。

ただひとり死者は踏みのぼってゆく、「ウアライト(原苦)」の山の奥深くに。
やがて足音さえ、音のないその身の行末からひびかなくなる。

(リルケ 『ドゥイノの悲歌』第十の悲歌より)
ttp://blogs.yahoo.co.jp/onbi99/62865041.html

ゲージツはこうでないといかん・・・
967吾輩は名無しである:2013/03/04(月) 22:27:58.16
ここのスレ住民の小林秀雄を読んできた人のお勧め国語辞典教えてください
オンライン辞書電子辞書以外の辞書で
明日国語辞典買いにいこっかナ
968吾輩は名無しである:2013/03/04(月) 23:00:25.86
5つ星のうち 5.0 柳瀬尚紀氏も推しています。 2004/11/12
By 閑居堂・熔融斎
形式:単行本ジェイムス・ジョイスの『フィネガンズ・ウェイク』を、多数の
辞書を駆使して翻訳する偉業を成し遂げられた柳瀬尚紀さんが、『辞書はジョ
イスフル』(ISBN4101481117)の中で、当該辞書について次のように書いています。
「実は、小型の国語辞典で、現在、筆者がいちばん愛用しているのはこの新潮
現代国語辞典だ。小型ながら、序に述べられている『著名な言語作品から実用
例を求め』るという編集方針が徹底していて、文学的に、というか、『言語作
品』的に、面白く読めるからである。

この面白く読めるということが、使う側からすれば辞書に期待する大きな要素
だ。辞書は引いても、どうせ忘れる。だから何度でも引くことになるのだが、
辞書が面白ければ何度も引くのが億劫ではない。」(p63,4)
969マグナ ◆vI4NRkhGyA :2013/03/04(月) 23:26:45.36
柳瀬(笑)
970吾輩は名無しである:2013/03/05(火) 10:26:11.84
アメリカ人でもヘミングウェイが戦間期に『日はまた』で伝道の書を
引き合いにだしたりしたが、あれはヨーロッパをウロウロしてたから
例外的存在だな。
971吾輩は名無しである:2013/03/05(火) 10:29:37.94
>>967
ネタで良いから広辞苑くらいは持っているべき。
最近は広辞苑の改訂も話題にもならなくなったなw
972吾輩は名無しである:2013/03/05(火) 10:36:51.23
>>971
広辞苑というブランドにどれほど価値があるのかな?

いくつか知ってる言葉の説明を立ち読みして、自分が納得できた辞書を買うのがいいんじゃないだろうか。
973吾輩は名無しである:2013/03/05(火) 10:38:02.73
それから、説明の根拠となる原典の引用や、その言葉の用例が多いほうがいいと思う。
974吾輩は名無しである:2013/03/05(火) 10:46:23.40
日本も第一次は戦勝国側にいたからアメリカと一緒か。たまたま震災
で東京が焼尽に帰したりもしたが。
自らの故郷を捨て、西洋人の故郷喪失に付き合って、慌てて故郷に
帰ってみたら地獄の季節がまっていた、というオチ。


過去に我等は、知性人である故に孤独であり、西洋的である故にエトランゼだつた。
そして今日、祖国への批判と関心とを持つことから、一層また切実なヂレンマに逢着
して、二重に救ひがたく悩んでゐるのだ。孤独と寂寥とは、この国に生まれた知性人
の、永遠に避け難い運命なのだ。

(中略)

僕等に国粋主義の号令をかけるものよ。暫く我が静かなる周囲を去れ。

萩原朔太郎1937
975吾輩は名無しである:2013/03/05(火) 10:51:27.97
この文章は小林が「戦争について」で進軍ラッパを
鳴らした直後だな(笑
976吾輩は名無しである:2013/03/05(火) 11:25:53.86
竹篦背即と禅で言ってな。

日本と言えば触る。
日本でないと言えば背く。
977吾輩は名無しである:2013/03/05(火) 11:44:58.52
↑鈴木大拙の物真似。荻原が同文中で引き合いに出してるが。「しっぺ返し」を
変換すると「竹篦返し」になるわ。

>>972
バブル景気のことをちょっと思い出しただけだ。
某ギャグ漫画があって。
978吾輩は名無しである:2013/03/05(火) 13:10:31.80
萩原朔太郎は創設間もない明大文芸科で小林の二年遅れで
講師になってんな。年は小林より二周りくらい上だが。
979吾輩は名無しである:2013/03/05(火) 13:14:15.54
良い辞書です。, 2011/3/5
By ビビィ "ビビィ" (東京都) - レビューをすべて見る
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レビュー対象商品: 角川 必携 国語辞典 (単行本)
作家の井上ひさしさんが使っていたので購入しました。

『 字引はとにかく自分のそばに置いておく。辞書なしに「俺は文章を
書くぞ」というのは車がないのに「運転するぞ」とほとんど同じことで
すね。「私はたいへんな料理人よ」と言いながら、実は包丁を一本も持っ
ていないのと同じぐらいひどいことです。
 近頃の字引っていうのはよく出来ていまして、別に勧めに来たわけじゃ
ないんですが、わたしが気に入っているのは、大野晋さんの字引ですね。
大野晋さんは日本の国文法学者としては、もうぶっちぎりの第一人者と
わたしは考えていますが、その大野晋さんが長い間かかってある字引を
つくりました(『角川必携国語辞典』)。これをわたしは愛用していま
す。(井上ひさしと141人の仲間たちの作文教室)』
980吾輩は名無しである:2013/03/05(火) 13:23:38.25
講師就任は朔太郎が「氷島」を発表した年だ。
『野獣死すべし』の松田優作の朗読が良かったが。
981吾輩は名無しである:2013/03/05(火) 16:20:48.83
バブル期には何もかもが遠い過去のものに見えた。

あの頃からずっとだな。ずっと存在しない方向にだけ進み続けて
来た。
982吾輩は名無しである:2013/03/05(火) 16:27:45.50
小林と萩原は中原中也で繋がるんだな。
中原が死んだのが、日中戦争の初年。
983吾輩は名無しである:2013/03/05(火) 16:49:56.90
存在しない方向なんて存在しないんだよ、あたまわるいね。
ちゃんと考えてものを言いたまえ。
984v(・x・)vピース ◆1SAVsF.d9. :2013/03/05(火) 16:52:05.16
昨年末くらいに多種多様なバスソルト食いまくってみたら、めちゃくちゃ不安になるがやつあった。
不安と焦燥感しか惹き起こさない薬物に何の価値があるのかなあ。何も感じないよりはマシなのか。
985吾輩は名無しである:2013/03/05(火) 16:56:22.13
「先日、中原中也が死んだ。夭折したが彼は一流の抒情詩人で
あつた。(中略)事変騒ぎの中で、世間からも文壇からも顧み
られず、何処かで鼠でも死ぬ様に死んだ。時代病や政治病の
患者等が充満してゐる
なかで、孤独病を患つて死ぬのには、どのくらゐの抒情の深さ
が必要であつたか、…」
986吾輩は名無しである:2013/03/05(火) 17:00:45.74
>>983
禅に「百尺竿頭に須く一歩を進めよ。尽十方世界是全身」と
言ってのぅ
987吾輩は名無しである:2013/03/05(火) 20:23:31.19
最近、ふと街行く人の顔がバブル期の頃から何にも変わって
いないように見えた。多分、それは正しいんだろう。
988吾輩は名無しである:2013/03/06(水) 00:39:22.49
ネット始めるまでの十年くらいは人と二言三言言葉を交わす
だけで自我の周縁が狂う感覚だったからな。

哲学的離人症つうか。
989吾輩は名無しである:2013/03/06(水) 00:50:28.89
なる程、十字乎っ

すまん。
990吾輩は名無しである:2013/03/06(水) 02:04:27.10
西尾幹二全集刊行記念講演「ニーチェの言葉「神は死せり」」(前半)
http://www.youtube.com/watch?v=-UXAkzOhXUQ
西尾幹二全集刊行記念講演「ニーチェの言葉「神は死せり」」(後半)
http://www.youtube.com/watch?v=yBeIX-JNL78
991吾輩は名無しである:2013/03/06(水) 08:43:00.60
西尾センセーは第五次全集にもちゃんと一文を寄せている。
池田がお呼ばれしなかったのは残念だな。
992吾輩は名無しである
小林はフランス文学だから、若きドストエフスキーのキチガイ書簡に
パスカルの名前を見つけて、パンセについて語るわけだな。