階級が低い労働者の間で回し読みされてたんだろ?
イヤな言い方かもしれないが、
そういう教養がない人達でさえ読んでも面白く、また励まされるような
エンターテイメント性があることは確かなようだ。
詩的表現がどれも難解さとは無縁なんだよな
素直に美点だと思う
なにいてんだこいつ……みたいな意味不明もないもの
>「「ねえ、」と女房は言った、「今日はどうあってもコゼットをたたき出しますよ、よござんすか。あの畜生め!
> 人形を持ってる所を見ると、私はむかむかしてくる。
>彼奴をこれから一日でも家に置いとくくらいなら、ルイ十八世のお妃にでもなった方がまだましだ。」
テナルディエのような男のかみさんでも、ルイ十八世はそれ以下だという意味か。
ルイ十八世は本当に(ユゴーに)嫌われていたんだな。
当時の識字率ってどんな感じだったんだろうな
80 :
名無し:2013/03/17(日) 17:15:21.16
すみません、5巻がいつ発売なのかどなたかご存じでしょうか
5巻まだ〜
貧困のマリユス云々のくだりがむかつくんだが
親から才能受け継いで、立派な教育環境で育って、常に600フラン受け取ろうと思えば受け取れる人間が貧困にあると言えるのか
で、エポニーヌやテナルディエを知ってマリユスは本当の貧困を知るというわけだったのか
(´;ω;`)ガヴローシュ……
5巻は新潮文庫で読んだ。下水道の説明に30ページも費やしている。
ここまで読んだなら、大した脱線でも無いだろw
今日ちくまと岩波を箇所箇所でネットリジットリ見比べてみたけど決まんなかった。
ちくまはたまにえらく端折った一文とかがあるけど、読みやすいし、古さも残ってる。
岩波は安定の古めかし感でそれはいいけどたまに解読がむずかしいや…
○○をもってして××を■■せしめた、 みたいなのをもっと複雑にした直訳調。
一瞬 ん?と止まってしまう。
豊島与志雄は全体的に古いような。
ジャン・クリストフも妙に古くさかった。
実際、古いから仕方ない。
あの古さもなかなか捨てがたいんだよね。ただ解読ができるレベルという留保つきだが…
絶望のどん底の章の最初の一文が
西村訳は
「さて、説明しよう」で
一方豊島訳
「さてこのときある考えが精神に舞い降りた」みたいな表現だった(詳しく忘れた)
ここをみると、あーやっぱ豊島訳いいな、と思ってしまった。
迷うね。。アマゾンで決着つけようとおもったらちくま在庫ナシ
なして〜
豊島与志雄ってたしか著作権切れてるよね?
青空文庫とかでタダで手に入るんじゃね?
意味が取りやすいかは別として、リズムの良さなら間違いなく豊島与志雄。
あの時代の人は漢文の素養があるからね。
新潮文庫の人は読みやすいけど、リズムが悪くていけない。
漢文の素養
あーホントだ。それだ。気付かなかったw
露文学もやっぱり昔の人の訳を好んでしまう。
壮大、優美なんだよね。
漢籍を読める?ことが教養人の時代もあったねぇ…
中国、先祖がえりしてくれんかな。古典の時代あたりに。
93 :
吾輩は名無しである:2013/05/07(火) 12:35:00.62
新潮のが読みづらいので岩波かちくまで買おうかと思ってるが
ちくまの5巻は一体いつ出るんだろう
今月パリ行くからパリを舞台にしたのを読みたいんだが・・・
岩波のは書店にもなかなか置いてなくて中身が確認できないんだけど、
岩波のモンテ・クリスト伯全巻読めるくらいなら平気?
新潮で読みづらかったら岩波はさらに読みにくいのでは?
角川の抄訳も候補にいれたら?
あと岩波の豊島訳は青空文庫にあるぞ
95 :
吾輩は名無しである:2013/05/08(水) 14:58:34.09
>>94 ありがとう
岩波良さそうだ
自分が新潮が読みづらいのは読点多すぎる文章が苦手だからなんだ
すまぬまた上げてしまった
97 :
吾輩は名無しである:2013/06/09(日) 00:37:48.22
「レ・ミゼラブル」のコゼットのモデルは、実の娘のアデル・ユーゴーでは
ないかと最近思えてきた。
イザベル・アジャーニがアデル・ユーゴーを演じた映画「アデルの恋の物語」
は秀逸である。実話ということで「レ・ミゼラブル」より面白い。
実話だから面白いと思う感性なら小説など読まなければいいし
映画もドキュメンタリーに特化をおすすめしよう。
コゼットのモデルが次女のアデルだとして、どこがどうだというのか意味がわからない。
99 :
吾輩は名無しである:2013/07/17(水) NY:AN:NY.AN
ちくまの5巻はいつ出るのでしょうか?
筑摩書房のHPにも出ていないし…
ああ、あれ、まだ出てないのか。購読してた人は気の毒だな
予定では、翻訳が完了してから出版する予定だったんじゃないのかな?
映画が出たから、強引に出したって感じだ。
なるほどな
でもこれだけ空いてるのもひどいね
何やってるんだ
本を出版するのは手が掛かる。
どんな本でも、校正などを考えると、最低でも一ヶ月以上かかる。
当然だが、翻訳物だとさらに手間が掛かる。
四巻まで一気にだせるあたり、翻訳自体はかなり以前から行われていたんじゃないのかな?
104 :
吾輩は名無しである:2013/09/22(日) 02:17:32.12
脱線も忠実に再現するのかな?
>どんな本でも、校正などを考えると、最低でも一ヶ月以上かかる
んなこたーない。新聞を見ろ。週刊誌だってせいぜいで2,3日だ。
朝貰った原稿を夕方には本にして売り出せないようなら出版のプロじゃない。
ちくまの5巻、3月ぐらいに筑摩書房に電話かけてみたら「西永先生がご病気なのでいつになるかわからないが、生きている限り出す予定は出す予定」って言われたぞ
完訳してから発売するはずだったのだろうよ
>>107 生きている限り、とか電話口で言ったのならひどすぎるだろ
しかし買った人は可哀想だ
本人がそういうつもりでいるって事じゃないの?
ああ、それならいいけどねw
でも買った人にホームページでお詫び出すくらいはしてもいいんじゃないか
112 :
吾輩は名無しである:2013/11/15(金) 20:11:13.07
訳者が生きているかぎり、出すなんと、出版社の言うことではないだろ。
生きている証拠に、いろいろ本やエッセーを発表しているじゃないか。
このサイトもどうやらフォローしているみたい。だって、彼の近著にはこのサイトの感想のことが取りあげられているんだぜ。
どのサイト?
>>97 自分は”恋愛”という観念に捕らわれて狂気に至るアデルをドストエフスキー的だと思った。
ちくま文庫のを参考に仏文を読んでいるが、文章のノリが良いし、韻を踏んでいて
語り口が凄いなぁと思う。
修道院のことを延々と書いているあたり、トーマス・マンの「魔の山」もちょっと思い出したりした。
ユゴーは文章を書くのが楽しくて仕方ないんじゃないか?という感じがする
それで脱線するんですね、わかります
117 :
吾輩は名無しである:2013/12/10(火) 14:07:47.42
角川縮約版買って青空文庫と読み比べたら(当然だけど)びっくりするくらい削られてたから
完訳を買おうと思ってるんだが、岩波とちくまで迷ってる。
ちくまの5巻まだかなーと思って公式ツイッターのぞいたら
「『レ・ミゼラブル5巻(全5巻)』は2月上旬刊行予定となりました。」
ですってよ。
読みやすさだったら、新訳のほうが読みやすいよ。
119 :
吾輩は名無しである:2013/12/16(月) 15:48:24.64
「『レ・ミゼラブル5巻(全5巻)』は2月上旬刊行予定となりました。」
筑摩及び訳者、マジで謝罪すべき。
訳者は健康状態が悪かったのでは?
それなら仕方ないでしょ。
映画に便乗して、強引に出しただけ。
ついにレ・ミゼラブル読んだ
分量は同じくらいなのにモンテクリスト伯やドンキホーテの倍時間かかった
脱線が多すぎて文学作品を読んだって感じがしない
多分二度と読み返さない
フローベールがボロクソに言ったのもわかる
文学作品としてみたら、欠点多すぎだわな。
ちくま版は明日発売か
1巻から買って、まだ塩漬けなんだ
ちくまのは3年がかりで訳したみたいだな。
あの分量を3年とは。
まぁ、他の訳を参考にしたから速いのだろうけど。