>論争をやったら、世論はトルストイに同情して
数年前の露土戦争の時には、愛国&軍国的な国民感情高まったばかりだから何とも言えないな。
現代の日本の感覚とは、また違うだろうし。
ところで、次スレは980踏んだ人が立てる?
初心者です
「悪霊」に挑戦しようと思うんだけど
新潮文庫と亀山訳のどっちがいいかなあ
>>953 新潮文庫の江川卓訳の方が絶対いいです。
神訳♪
ドストもトルもツルの思想や人間性には疑問を抱いていたようだが作品に対しては評価してたようだね
トルストイは最晩年にガンジーとも交流したんだな。
「良識」は非暴力を支持するだろ?
アルカイダならドストエフスキーを支持するだろ。
ロシア皇帝暗殺に始めて成功したのはドストエフスキーが死んだ
翌月だ。
暗殺犯の若い女性の「お母ちゃん」宛の獄中からの書簡は愛情と
思いやりに溢れてる。ドストエフスキーの教育の成果か知らん。
思想的にはトルストイ派かな
ちょっと想像したのだが、あの当時のロシアで
いったい、名門の貴族で学識もあり、社交界にも「善良なる」と考えられている
「紳士や淑女」がドストなどを真面目に読んだりするだろうか?
おそらくは俺だったら恥ずかしくておくびにも出来ない
そもそもドストの読者層は凋落した苦学生風な
自由主義的やくざ者に違いない
俺ならドストなど読む暇があったらロシア全土のキリスト教伝承やらを集めて本として出発した後、スイスの保養地かなにかで一生信仰深い、お人好しの名誉を重んじる紳士として暮らすに相違ない
だんだん時代が下るにつれてドスト式「下司根性」が
誰にでも理解できる程に、人類は堕落してしまった。
今こそ俺にはステパン氏の言葉がよく理解できる
すなわち
「プーシキンは靴下よりも価値がある」
トルストイも当局や教会に睨まれるくらいには「偉人」だったな。
>>960 旧世代なのはドストエフスキーもトルストイも一緒だろ。
ステパン氏さ。
ドストの欠点は、彼がインド哲学及び宗教に疎かった
もしくは知らなかった点にある
知っていればニコライ・スタヴローギンを「救えた」はずである
>>966 晩年のドストの蔵書リストの中に、グーセフって人の書いた「キリスト教との関連における、
仏教の精神的理想」って本ならあるけど。
「ドストエフスキーの蔵書」(グロスマン著 中村健之介訳 日本ドストエフスキー協会資料センター
1973年初版)を読むと、ドストが所持してたと推定される蔵書がわかるよ。
この本は、主にアンナ夫人がドスト家の蔵書を古本屋に売却するためにノートに書き残した書名リストを
元にグロスマンが当時の様々な文献目録と突き合わせて、晩年のドストエフスキーの蔵書目録の一部を
復元したもの。
969 :
吾輩は名無しである:2012/10/04(木) 17:39:29.34
買ったはいいが読んでなさそ
>>961 名門の貴族の「紳士や淑女」どころか、アレクサンドル皇太子(後のアレクサンドル三世)も献呈された
「悪霊」読んでるけど。
晩年のドストエフスキーは、皇太子の教育者であり宮廷権力者であったポベドノースツェフの引き立てを
受けて、上流社会のサロンに招かれる人気作家になってた。
ついでに言うと、このポベドノースツェフはロシア正教会を束ねる宗務院長官となり、
分離派教徒を弾圧したため、分離派教徒を支持して抗議行動を起こしたトルストイと
政治的に対立し、1901年にトルストイを破門した。
当時の「本」って高価なものだったから、いいかげんな気持ちでは購入しないよ。
>>969
池田訳『悪霊』が読みたい
973 :
吾輩は名無しである:2012/10/04(木) 18:34:48.54
>>905 トルストイもかなりドストエフスキーを意識してたんじゃないか?
典型的なのが『アンナ・カレーニナ』。
リョーヴィンがアンナの絵に感銘を受ける箇所は、
『白痴』でムイシュキンがナスターシャの写真に恍惚とする部分を下敷きにしてるんだろう。
それに、キチイの出産の場面だって、
『悪霊』でシャートフの妻マリアがスタヴローギンの子を産む場面にかなり似てて、
意識して書いたとしか思えない程だぞ。
3作全部読んだ皆さん、どうお考えですか?
>>970 『悪霊』を献呈した後、三男アレクサンドルが夭逝して、まもなく
『カラマーゾフ』執筆始めてるな。
あ、三男でなかったか。
次男アレクセイか。献呈直後でもなかった。
順風満帆な頃だったが、ネクラーソフが死去して追悼演説をやったら
野次られて『作家の日記』を放り出してしまった。
翌年にアレクセイが夭逝して、執筆に動き出した。ドストエフスキーが
死去したのは『カラマーゾフ』が完結して間もなくで、晩年も平坦な道
ではなかったように見える。
ウヨのドスとサヨのトルは分かり合えない
>それに、キチイの出産の場面だって、
>『悪霊』でシャートフの妻マリアがスタヴローギンの子を産む場面にかなり似てて、
>意識して書いたとしか思えない程だぞ。
アンナの絵の方は分からないけどキチイの出産の方は、自分の奥さんの初産時の自らの体験を反映して
るんじゃないかなあ、という気はする。
シャートフの方も、やはりドスト自身の体験反映してるんじゃないかと。(アンナ夫人の日記読むと、
初産時の付添いの夫ドストのものすごい取り乱しようがわかって微笑ましい)
どっちも感受性の強い男たちだから、奥さんの初産待つ間はそりゃもう大変だったみたいよ。
妻の方は、命懸けで産む事に集中してるから、かえって余計なこと考えなくて済むんだけど。
ヤダニャーン
そういやドストエフスキーの影のある漱石の絶筆『明暗』も
「地獄とは他人である」だな。小林が言うにサルトル小説の
作中人物は皆、ドストエフスキー作品の借り物なんだと。
しかし乳飲み子を抱えていながらなけなしの生活費を全て握り締め鉄火場へ駆け出してくんだが
『作家の日記』で『アンナ・カレーニナ』批判してるな。人民知らずの
人民派だって、作中でしばしば見られる類の議論。
ジイドの言うドストエフスキーがレンブラントだってのはカミュの解説と
一緒だな。
>>980 明暗に続けて小林って書くから「はぁ?サルトル?」と思ってしまったじゃないか
紛らわしいからフルネーム書けよ
そしてスレ立てできないならレス控えて待ってろ
ドストエフスキーはアンナ・カレーニナを批判よりも賞賛してるけどな
哲学てなんだろ
社会にも人の心にも役に立ってないじゃないか
なにが構造主義だよ
僕のサーバーでは、スレ立てできないので、
誰か、どうかスレを立ててちょ。
>>983 『明暗』に登場するドストエフスキー信者で性格破産者の小林かと
勘違いするからな。
≫985
哲学の終わりは宗教の始まりです。
また、あらゆる芸術の源泉は宗教から来ます。
ドストは生来人間が宗教的生物だと良く知っていたと思います
ありがとう、
>>988に感謝。
ちょっと聞いてみていいかな。
皆は、(フリーの)専ブラって今何使ってる?それとも●持ち?
3年ぶりに2ちゃんに戻ってきたら、「忍法帖」というシステムができててびっくりした。
以前、使ってたLive2chは「忍法帖」に対応してないんだそうな。
専ブラないとスレ立てられないし、いろいろ不便だ。
あー、でもここで聞くのはやっぱスレ違いだよな。
ごめん。
>>985 ダメダメなのは、現代思想かと。
ポスト・モダンなんて、ニヒリズムに浸る言い訳のような思想だったな。
作家の日記の第二巻を読んでる最中だけど文はまわりくどく誹謗中傷ばかりで今のところ全く面白くない
994 :
吾輩は名無しである:2012/10/05(金) 17:06:34.18
ふつう作家の日記まで読む必要はない。
995 :
吾輩は名無しである:2012/10/05(金) 17:09:19.48
>ドストは生来人間が宗教的生物だと良く知っていたと思います
こういう言い方って、時々みかけるけれど私は非常によくないと思う。
「良く知っていた」ということによってまるで自分にとっては自明の事柄を
この場合ならドストエフスキを見下して、かれもまた知っていたという傲慢な姿勢。
それと、人間が宗教的生物だというのは疑問の余地がないことじゃないのに
あたかも当然の前提として決め付けてしまう欺瞞的態度。
人間ってもう少し誠実な心でいたほうがいいだろうと思う。
哲学なんて人によっては常識を小難しい言葉で説明してるだけしなー
と、ハバロフスク在住の住所不定無職が申しております
自分はカント読んで随分救われたなー。
カントがルソー読んで教えられたように、自分もカント読んでいろいろ教えられた。
カントに出会ってなきゃ、今でも他人を見下したまま生きてたかも。
よし、次スレでもみんなと一緒に、カントの先験的観念論がいかにドストエフスキーの個別の作品に
影響を及ぼしたかを考察していくぞ!
カントならわかる
いいよね
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。