マルセル・プルースト10

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952吾輩は名無しである:2012/06/21(木) 21:56:58.10
>あれを読了して感動したというやつはバカだと思う。

こういうことは吉田健一なんかも言ってたようだけどやはり乱暴だし
負け惜しみの気味があるよね。断片がいいというなら、どんな作品にたいしてだって
そういうことは言えるんだし、結局正面からきちんと作品と取り組むことから
にげているだけだよね。逃げるのは悪い手じゃないし、うっちー風に言うと「あり」なのは
もちろん。しかし読了するのがバカだというのは下らない言い草だなあ。
953吾輩は名無しである:2012/06/21(木) 22:08:28.11
>>952
銭を出して買った本を、読了しようが積読だろうが、その人の勝手だろう?
何でそんなこと拘る?
954吾輩は名無しである:2012/06/21(木) 22:10:22.56
「読了しようが積読だろうが、その人の勝手」だから「読了するのがバカだ」というのはおかしいんじゃね、って話じゃね
955吾輩は名無しである:2012/06/21(木) 22:12:16.53
>>954
いや、そもそも>>945なんて相手をしてること自体がバカなんです
956吾輩は名無しである:2012/06/21(木) 22:16:07.45
>>955
納得しました。
957吾輩は名無しである:2012/06/21(木) 22:17:36.11
なかなかプルーストスレにはいい男がいるなぁ
958吾輩は名無しである:2012/06/21(木) 22:20:32.04
チェ・ゲバラ
959吾輩は名無しである:2012/06/22(金) 08:43:17.08
完読するかしないかは、とりあえず「見出された時」のそれも一番終りの方
を読むと、全部読もうかという気になると思う。最初から順を追ってだと
メンター的な人がいないと挫折すると思う。

>あたかも人間は生きた竹馬の上に乗っているようなもので、その竹馬は
たえず成長してときには教会の鐘塔よりも高くなり、ついには歩行を
ひどく困難できけんなものにしてしまう。そして、やがてそこから人間は
一気に落下するのである・・・ (鈴木 見出された時)

完読した方が全体のパースペクティヴを得られるし、なによりプルーストは
私の読者は自分のことを読む読者だと言っているので、ブログの引用に惑わされずに
自分の感覚を信じたほうがいいと思う。

960吾輩は名無しである:2012/06/22(金) 09:17:42.01
俺はちゃんと通俗してそれなりに感動したぞ。
蓮実のバカはきっとプルーストが分からないから
そんなこといってるんだろ。
通読すべき小説ではないとか、通読できない人間が
いいわけしてるだけ。
961吾輩は名無しである:2012/06/22(金) 11:18:27.16
通俗な通読
962吾輩は名無しである:2012/06/22(金) 12:06:03.12
950越えてもこのスピード、いいねこのスレ
963吾輩は名無しである:2012/06/22(金) 14:06:06.85
竹馬ってなんの比喩なんだろうね
964吾輩は名無しである:2012/06/22(金) 16:26:39.90
>>963
きみの質問の意図のほうに首をかしげるなあ。
竹馬というものを知らないってこと?
965吾輩は名無しである:2012/06/22(金) 18:51:27.16
>>964
フランスの竹馬って日本のとかなり違うの?
966吾輩は名無しである:2012/06/22(金) 18:54:20.44
幼馴染の意味だろ
967吾輩は名無しである:2012/06/22(金) 18:55:05.16
紅茶の話しようよ
968:2012/06/22(金) 20:43:35.69
>>967
「紅茶」か。
ヴァントィーユのヴァイオリンソナタとマルタンヴィルの鐘塔の眺めか。
話者の頭の中で何度も繰り返される例のヴァントィーユの特定のフレーズ。マルタンヴィルの鐘塔とともに、最早ゲルマン
ト大公夫人の座を射止めたヴェルデュラン夫人(『失われた時を求めて』の鼻子)の館の入口の吹石で足を浮かせたときに同
時に話者が思い出したんですね。
お母さんが息子(勿論話者)の病弱に非常に神経質で。
969吾輩は名無しである:2012/06/22(金) 20:51:34.36
ブリテンの話しか
970吾輩は名無しである:2012/06/22(金) 20:56:24.61
Q: Is it possible to assume that Berma's photographic image is
“arousing” on its own right?
971吾輩は名無しである:2012/06/22(金) 21:26:52.31
残り30で質問してらー
972吾輩は名無しである:2012/06/22(金) 22:39:51.98
ここのスレ主G(ゲイでハゲ)は旅行でもしてんのか?

973吾輩は名無しである:2012/06/22(金) 23:35:21.45
>>972
おまえどんだけGのこと好きなんだよ
旅行ぐらい行かしてやれや
974吾輩は名無しである:2012/06/22(金) 23:43:44.52
逃亡......だな。
975吾輩は名無しである:2012/06/23(土) 03:19:04.74
G行っちゃやだー!
976G ◆vDcOqdC/aA :2012/06/23(土) 03:27:03.06
>>965
comme si les hommes étaient juchés sur de vivantes échasses grandissant sans cesse,
parfois plus hautes que des clochers, finissant par leur rendre la marche difficile
et périlleuse, et d’où tout d’un coup ils tombent.

échasseで検索すると
http://www.youtube.com/watch?v=ITabN_TEik0
977吾輩は名無しである:2012/06/23(土) 03:29:58.95
あーこれかー
978吾輩は名無しである:2012/06/23(土) 03:55:48.81
Je m'effrayais que les miennes fussent déjà si hautes sous mes pas,
il ne me semblait pas que j'aurais encore la force de maintenir longtemps attaché à moi ce passé qui descendait déjà si loin,
et que je portais si douloureusement en moi ! Si du moins il m'était laissé assez de temps pour accomplir mon œuvre,
je ne manquerais pas de la marquer au sceau de ce Temps dont l'idée s'imposait à moi avec tant de force aujourd’hui,
et j'y décrirais les hommes, cela dût-il les faire ressembler à des êtres monstrueux,
comme occupant dans le Temps une place autrement considérable que celle si restreinte qui leur est réservée dans l'espace, une place,
au contraire, prolongée sans mesure, puisqu'ils touchent simultanément, comme des géants,
plongés dans les années, à des époques vécues par eux, si distantes — entre lesquelles tant de jours sont venus se placer — dans le Temps.
979吾輩は名無しである:2012/06/23(土) 08:22:53.00
>>978
これをそのままフランス語で理解出来たらなあ。一番終りの部分ですよね?
980吾輩は名無しである:2012/06/23(土) 08:44:15.17
日本語訳がないと分からないw
981吾輩は名無しである:2012/06/23(土) 08:44:51.94
À partir d’un certain âge nos souvenirs sont tellement entre-croisés les uns avec les autres que la chose à laquelle on pense,
le livre qu’on lit n’a presque plus d’importance.
On a mis de soi-même partout, tout est fécond, tout est dangereux,
et on peut faire d’aussi précieuses découvertes que dans les Pensées de Pascal dans une réclame pour un savon.

われわれも相当の年になると、回想はたがいに複雑に交錯するから、
いま考えていることや、いま読んでいる本は、もう大して重要性をもたなくなる。
われわれはどこにでも自己を置いてきたから、なんでも肥沃で、なんでも危険であり、
石鹸の広告のなかにも、パスカルの『パンセ』のなかに発見するのとおなじほど貴重な発見をすることができるのだ。
(プルースト 「逃げさる女」 井上訳)
982吾輩は名無しである:2012/06/23(土) 09:01:57.51
どうして、中途半端な知識しかないくせに原文をいれるのか分からない。
原文をいれるなら、訳文の説明をいれてくれ。
983吾輩は名無しである:2012/06/23(土) 09:02:57.54
フランス語にコンプレックスを持ってることは分かったから
原文をいれる必要性を書いてくれ。
984吾輩は名無しである:2012/06/23(土) 09:11:22.29
引用文を読むにつけプルーストって評論だなと感じる
985吾輩は名無しである:2012/06/23(土) 09:18:30.80
>>984
That's right.You got it!
986吾輩は名無しである:2012/06/23(土) 09:22:40.48
Gはおっぱらったから、せいせいしたw
987吾輩は名無しである:2012/06/23(土) 09:23:00.38
>>984
ムージルもそうだよ。
988吾輩は名無しである:2012/06/23(土) 09:23:10.83
>>982
訳文の説明ってどういうことを言ってんですか?
989吾輩は名無しである:2012/06/23(土) 09:29:17.40
>>988
原文を日本語に翻訳するときに、当然フランス語を逐語訳で日本語に
したのでは、とても読めたものではない。そこで、プルーストの原文を
井上訳のように訳し上げでやるか、鈴木訳のように訳し下げでやるかの
翻訳上の選択をしなければならない。その部分を、説明するのに原文は
必須で表記しなければならない。つまり原文をわざわざ訳文と併記するのは
そのような語学上からの説明をするためものだといえる。
990吾輩は名無しである:2012/06/23(土) 09:30:25.89
>>983
客観的にみるとフランス語にコンプレックスを持ってるのはどう考えても君のほうだね。
991吾輩は名無しである:2012/06/23(土) 09:32:04.39
よくわからない僕は客観の仲間入りできませんか
992吾輩は名無しである:2012/06/23(土) 09:32:14.41
>>990
またバカが湧いて出てきてるなw
993吾輩は名無しである:2012/06/23(土) 09:33:16.03
>>991
別にプルーストのRTPが好きなら何でもいいじゃないの
994吾輩は名無しである:2012/06/23(土) 09:34:05.49
>>990
それでは、おまえが原文+訳文の必要性について書いてくれ
995G ◆vDcOqdC/aA :2012/06/23(土) 10:02:35.97
次スレ立てました

マルセル・プルースト11
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/book/1340413110/l50
996G ◆vDcOqdC/aA :2012/06/23(土) 10:05:28.76
井上訳
>すでに私自身の竹馬も、足の下にひどく高くなっていることに、私はどきりとするのであった。
すでにはるか遠くの下におりているあの過去を、そう長いあいだ自分につなぎとめるだけの力が、
まだ先にあろうとも思われなかった。しかし、せめてその力が、作品を完成するにはいくらか長
いあいだ、私に残されていたとすれば、まず欠かしてはならないのは、人間たちを(たとえモン
スター(怪物)のような存在に似させることになろうとも)、空間のなかにあてがわれているあの
ようにせまい場所にくらべて、逆に厖大な一つの場所を時のなかに占めるものとして、私の作品
のなかに描きこむことであるだろう。そうした人間たちは、多くの年月のなかに投げこまれた
巨人たちとして、あのように多くの日々がそこにはいってきて位置を占めたあのようにへだたった
さまざまな時期に、同時にふれるのだから、際限もなくのびひろがった一つの場所を占めることに
なるのだ、――時のなかに。                                         完
997G ◆vDcOqdC/aA :2012/06/23(土) 10:06:03.09
鈴木訳
>私は自分の竹馬もすでに足の下で非常に高く成長していると考えて慄然とした。もうこんなに
遠くまで下りていっているこの過去を、そういつまでも自分につなぎとめておく力があろうとは、
思われなかった。だから、もし作品を充分に完成できるくらいのあいだ、その力が私に残されて
いたら、かならずや私はまずその作品に、それが人間を怪物のような存在にすることとなろうと
も、途方もない一つの場所を占めるものとして人間たちを描くことになるだろう。空間のなかで
人間にわりあてられた場所はごく狭いものだけれども、人間はまた歳月のなかにはまりこんだ
巨人族のようなもので、同時にさまざまな時期にふれており、彼らの生きてきたそれらの時期は
互いにかけ離れれていて、そのあいだに多くの日々が入りこんでいるのだから、人間の占める
場所は逆にどこまでも際限なく伸びているのだ――〈時〉のなかに。              (完)
998G ◆vDcOqdC/aA :2012/06/23(土) 10:14:44.90
脂さんとのやりとりででてきた「黒い太陽」を読んだら、ことのほか面白かった。
(笙野頼子「母の発達」も丁寧に再読してみた)
プルーストは直接にはちょこっとしか出てこないけど、ネルヴァルの詩(黒い
太陽が登場)の詳細な解釈等でてくる。
クリステヴァ4、5冊買い込んでしまった。

これ読み終えたら「プルースト 感じられる時」再読してみるかな。
なぜか三井寺のHPにブックレビューがあった
http://www.shiga-miidera.or.jp/serialization/books/119.htm


999G ◆vDcOqdC/aA :2012/06/23(土) 10:19:55.17
フランス語だがこんなサイト見つけた。リンク切れが多いみたいだけど。
http://flecampus.ning.com/profiles/blogs/m-proust-ecouter-et-lire-a-la
1000G ◆vDcOqdC/aA :2012/06/23(土) 10:23:36.77
というわけで このスレは Fin
10011001
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。