野崎歓と下川茂

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1吾輩は名無しである
依頼があるから建てました。この騒動から3年。今こそ検証してみましょう。

1 :釣りチルドレン21号(080731)φ ★:2008/06/08(日) 18:25:42 ID:???
「まるで誤訳博覧会」−。
光文社古典新訳文庫から昨年刊行されたスタンダールの『赤と黒』について、
誤訳が数百カ所にのぼり、全面的な改訳が必要だと批判する書評が、
スタンダールを研究する専門家でつくる日本スタンダール研究会の会報に掲載された。

新訳文庫の訳者は東京大学大学院准教授の野崎歓氏で、これを手厳しく批判したのは 立命館大学教授の下川茂氏。

「『赤と黒』の新訳について」と題した下川氏の書評は
「前代未聞の欠陥翻訳で、日本におけるスタンダール受容史・研究史に載せることも憚(はばか)られる駄本」
と同書を断じ、「訳し忘れ、改行の無視、原文にない改行、簡単な名詞の誤りといった、
不注意による単純なミスから、単語・成句の意味の誤解、時制の理解不足によるものまで
誤訳の種類も多種多様であり、まるで誤訳博覧会」と書いた上で、
「生まれてこのかた」という成句になっている「Delavie」を「人生上の問題について」とするなどの 具体例も列挙している。  
また、今年3月15日付で発行された同書の第3刷で19カ所が訂正されたことについて、
「2月末に誤訳個所のリストの一部が(訳者に)伝わっている。
そこで指摘された箇所だけを訂正したものと思われる」
と指摘。改版とせずに、初版第3刷として訂正したことを「隠蔽(いんぺい)」だと非難している。
産経新聞の取材に下川氏は「野崎氏に会報と絶版を勧告する文書を郵送しました。
学者としての良心がおありなら、いったん絶版にしたうえで全面的に改訳すべきだと思います」と語った。

一方、光文社文芸編集部の駒井稔編集長は「『赤と黒』につきましては、
読者からの反応はほとんどすべてが好意的ですし、
読みやすく瑞々しい新訳でスタンダールの魅力がわかったという喜びの声だけが届いております。
当編集部としましては些末な誤訳論争に与(くみ)する気はまったくありません。
もし野崎先生の訳に異論がおありなら、ご自分で新訳をなさったらいかがかというのが、正直な気持ちです」 と文書でコメントした。
(桑原聡)


2吾輩は名無しである
3年じゃなくて4年だ・・・・・