☆★☆★ドストエフスキー☆★☆★Part36

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393吾輩は名無しである
ドストが18歳の時父親が農奴に殺さるって事件があった。(この時から癲癇の大発作が起こりだした)
(ここから想像だけど)ドストがその時、農民に何か進歩的(社会主義的)なことを農民に吹き込んだんじゃないかって気がする。
(地主はダメですよ。これからは農奴解放に向かうべきですよ!的なこと)
それとドストの小説に出てくる登場人物って何かをもじってたりするよな。ちなみにスメルジャコフって名前はスメルド(農奴)からだ。

イワン(=18のドスト)がスメルジャコフ(農奴)に何かをほのめかして、
スメルジャコフはフョードルを(農奴はドストの父親を)殺してしまう。

ちなみにこの時って、イワン(=ドスト)の方が頭が良くて精神的な高見にいる感じだけど、
そんなことなくって思想を体現した、実行に移せたスメルジャコフ(農奴)の方がはるかに精神的な高見に到達してる、
とも思えるよな。(少なくともイワンやドストはそう感じたはずだ)

つまり農奴(スメルジャコフ)もドスト(イワン)を崇めてたんじゃなくて、その甘言を崇めてるだよな。
ドストってその時の事ずっと気にしてたと思う。(やっと文章としてそれを吐露できるようになった。実に50年の年月!!)
「父親を殺したのは奴ら(農奴)っていうより、むしろ俺だ」(ドスト談)(←イワンの苦悩そっくりだお!)

スメルジャコフはイワンを崇めちゃいるけど、それは全人格ではなくてその思想だけだ。
スメルジャコフの自殺はネガティブなものではなくポジティブなものだ。(思想を遂行した!)
(もう一回言っておく)崇拝してるのはイワンではない。その思想だ。