☆★☆★ドストエフスキー☆★☆★Part36

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133吾輩は名無しである
「磔=不名誉な死」

場所は総督官邸、イエスの裁判後。
有罪が決定され、警備兵に連れられていくイエス。
警備兵は民衆にイエスを委ねる…。(ここまで場面設定)

(顔の描写をしてみる)
罵詈雑言が浴びせられる。やがて手を出す者が現れる。(リンチだ)
固い拳で鼻は折れ、前歯は砕けたイエス。
折れた鼻は拳大に醜く膨れ上がる。(その鼻を描く)
右目はかろうじて視線が見える程度に塞がり、その目は斜視となってあらぬ方向を見つめる。(その右目を描く)


前歯が欠けたイエスの口からは「辞めなさい…」と民衆を癒せしめる言葉を連ねる。
民衆が聞きたい言葉は、その口から吐き出される言葉はそれではない。
その言葉を聞くまで暴力は止まない。


やがてその言葉が漏れる。
「…許(赦)して……」(その口を描く)

神の子を殺した瞬間だ!!神にではなく、民衆に赦しを斯う!!(思いつく最大の屈辱)
左目は比較的無傷のままにして、その瞬間の目に宿るものを左目に読む。(その左目を描く)


で、こういった磔(屈辱)をアリーシャに投射したい。。。
(こんなカラマーゾフの兄弟の続編を想像してる)