津原よ、市川の話はともかく、問題の局面は二つある。
一つ目は、おまえの問題だ。
おまえが、これまでに一体何をやってきたのか、その点を俺は糾弾し、罵倒してきた。
もはや詳論しないが、しかし、これはいわば俺とおまえの問題だ。
わかっていると思うが、ここには俺の「味方」などいない。ある意味では驚くべきこ
とだが、遂に野次馬以上の者は現れなかった。身の不徳の致すところか(苦笑)。
しかし、問題は二つ目の点だ。
ここは世間の縮図だ、デフォルメされた。その闇は深い。不快で醜悪で、狂気すら誘
発しかねない。
これまでも書いてきたが、佃煮(ランドール)や将臣、その他の数限りない名無しど
もがが吐き出す余りに醜悪な言葉の羅列には深甚な嫌悪を覚えざるを得ない。ほとん
ど暴力的な衝動すら感じる時がある。
ただし、この嫌悪の質は、これまで烏賊の吐き出してきた言葉はもちろん、ピース鈴
木の、呆気に取られるほど世間に充分に適応した小賢しい立ち回りに感じるものと本
質的には同じだ。
相手にするからつけ上がる、という意味以上に、おまえにとっては自業自得と言うべ
きだろうが、それでも、率直に言うが、同情を禁じ得ない。
同時に、おまえの敢闘精神には敬服する。その「親分肌」の卑劣な精神に嫌悪を覚え
てもなお、だ。