デリダとドゥルーズU 文学との関係を中心に

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394アセンション ◆ZCAcNhb9dZs7
(承前)

前に書いたことだけど、いろいろな意見があるのはいいし、
俺も自分の意見を書いているにすぎない。他者のそれを排除しようというものじゃないよ。

で、本題。>>386で俺が前に書いたことをなぞってくれているけど、
それを補足しつつ、さっくりと手短にレジュメしてみるとこう。

反復には2つある。
R反復とA反復として分けておこう。
A反復は反復可能性とはほとんどあまり関係を持たない。
またA反復はモデル(あるいはオリジナル)を持たない。
A反復はそれ自体において差異をすでに含むものだから。

反復可能性は「未来に反復しうる」という仮定や条件を伴う仮言的なもので、
それは行動でもなければ運動でもない。それはR反復に属する。
R反復が仮言的だとすれば、A反復は定言的であり、
R反復が否定的だとすれば、A反復は肯定的である。
R反復は一般性や同一性にかかわり、A反復は特異性や他性にかかわる。

ドゥルーズに厳密に即して書いてるわけじゃないけど、ラフスケッチとしてはこんな感じ。
ドゥルーズ的反復というのは、A反復なんだね。「肯定」もこの意味で使ったんだね。