952 :
吾輩は名無しである:2012/11/11(日) 19:48:41.01
小林って無用者臭さを最後まで振り切れない質だったんじゃ?
安保体制ベッタリになれるタイプではない。
弟子の江藤がNHKの解説者なんかやってたのとは対照的だ。
石原なんざ小林が死ぬや、『未知との遭遇』やフリスビーの話を
始めんだぞ。
本人だってユリゲラーの話してたし別にいいんじゃね?
石原は小物だが、地震が来るって予言信じたりそういうところは憎めない
ベルグソンが超心理学会の会長やったりしてたせいだろ。
石原は都知事選の最中にネッシー探検隊だっけ。
ベルグソンのウィキに思いっ切り書いてやろうかな、SPR。
あの世もいつか科学的に解明出来るようになるんじゃない
かって真顔に著作で書くくらいだ。
なもんで『感想』も、おっかさんの人魂の話から始まる。
960 :
吾輩は名無しである:2012/11/11(日) 20:55:25.08
ベル「ク」ソンな
961 :
吾輩は名無しである:2012/11/11(日) 21:06:05.66
小林はベルグソンだ馬鹿やろう。
962 :
吾輩は名無しである:2012/11/13(火) 01:21:11.09
長島啓介 ‏@Nagas_K
佐伯啓思『学問の力』読了。途中、岡潔と小林秀雄『人間の建設』に言及する件りが大幅に設けられていて口許が緩んだ。
963 :
吾輩は名無しである:2012/11/13(火) 01:23:29.46
女は俺の成熟する場所だった。書物に傍点をほどこしてはこの世を理解して行こうとした俺の小癪な夢を一挙に破ってくれた。 -小林秀雄「Xへの手紙」
>>962 「学問の力」は良い本だったなぁ
しかし佐伯さんは小林秀雄が大好きだなぁ 事あるごとに取り上げてるし
同じ西部邁の弟子筋では中野剛志の「考えるヒントで考える」なんてどうだろう?
ここの住人で読んだ人いる?
ベルグソンに傍点を施して講釈したがる悪癖は生涯続いたが。
小癪な奴が多いよ、小癪な奴。
967 :
吾輩は名無しである:2012/11/13(火) 17:57:48.52
この人の感受性はまるっきり団塊なんだよね
文句ばっかりつけてる
治者になれない永遠の未熟者、永遠の子供
多分戦略的にそうしてるんだろうけど
それ故の無責任で景気のいい言説が愚者をとらえつづけてきた
『Xの手紙』や『新人Xへ』を読んで自分に話しかけられているんだと思うのが
団塊左翼的心情の持ち主
俺たちは悪くない、悪いのは30才以上の大人だ
30過ぎれば30才以下を信用するなと言い出す
968 :
吾輩は名無しである:2012/11/13(火) 18:13:52.86
そんなおまえは反抗心ゼロの体制順応世代、見ててアクビが出るわ。
969 :
吾輩は名無しである:2012/11/13(火) 19:48:56.27
小林ってホント、アメリカに興味無さそう。ミッキーマウスと
映画の話くらいか?
970 :
吾輩は名無しである:2012/11/13(火) 19:53:04.46
日本の知識人はそれが普通だ。テレビばっかり見てる太陽賊とかとは違う。
971 :
吾輩は名無しである:2012/11/13(火) 19:56:31.60
知識人がアップル製品の話しても仕方ないからな。
サブカル知識人モドキじゃあるまいし。
石原―吉本ラインの時代ってのはみんなサブカル臭いからな。
>>938 秀虎は黒澤明の『乱』の主人公、多分、小林がモデル。
973 :
吾輩は名無しである:2012/11/13(火) 20:29:21.32
>>871 小林を二枚目に書きすぎて評判悪かったな
>>918 小林と三島と白鳥三人一緒に論じようとして、ちょっと文の進行が乱れてるな。
三人の関係を論じるなら、三島と白鳥の関係も視野にいれとかないと、話に
うまくオチがつかないと思われる。
>>935 いつか書いてくれ。
>>942 ああ、あのフレーズについて? あのフレーズについて論じた論で
覚えてるのは、柄谷の論だけだな。「夢」を「視霊者の夢」(カント)と
読まなければ愚劣な論だっての。「様々な意匠」における小林の「夢」を
「視霊者の夢」と読むのは、柄谷独特の読みだろうが、小林の「夢」から
どれだけ陳腐な批評が量産されたか!って、柄谷が嘆声を発したのは
まあ、正しいのだろうきっと。
>>943 小林は初期から後期にいたるまで一貫して、言語はモノである、という
考え方を抱いてるね。ま、バットでボールを打つという喩えも、そういう
考えかたを表現するにあたっての、バリエーションのひとつといえるだろう。
マルキシズムと接続すれば、社会が商品によって動かされているように
精神は言葉という商品によって動かされているという話になり、ポーの
詩論もまた言語の唯物性についてのもっとも先鋭的で意識的な理論で
あるということになり、デカルト=ベルクソン主義に場所をうつせば、哲学を
表すためには、ただ日常言語を精錬させて使えば足りるという確信になり
マラルメとドガの挿話にあっては、詩は観念、思いつきで書くのではなく
言葉で書くのだ、というそういう話になる。いろんなバリエーションを小林は
駆使してたね。
サブカルって言っても大衆文化と、完全に趣味の世界とあるからな。
子供向け文化にだって、影響を受ける子供たちに対する社会
責任はある。
>>944 田子の浦ゆ〜
>>947 強烈だなその表現。
>>948 ナポレオン本人がそんな風に信仰について語ってたの?
>>950 これはまー、普通の逆説だな。 小林は「世捨て人」だけでなく「変わり者」という
言葉についても語ってたね。 ついでに老子における隠士や英国の
country gentlemanについても。
>>953 それは小林的にはインサイダーかアウトサイダーかって話になるんだな。
無用者ならアウトサイダーで、体制べったりならインサイダーと。
アウトサイダーでありながら、オーソドックス、インサイダーであるというのが
近代日本の知識人のありかたってのが、小林がたどりついた最終結論だね。
>>962 佐伯啓思のその本、人間の建設について言及してるのかー。
>>963 小林一級の殺し文句だなそれは。
>>964 「考えるヒントで考える」、もってるけど、まだ全部読んでない。
>>967 そら「Xへの手紙」や「新人Xへ」を書いた頃は小林も若かったし
文学的に一番新しい世代を代表してるって自負があったわけだしな。
>>969 小林はアメリカ嫌いだとおもうな。 ドライサーの「アメリカの悲劇」と
フローベール比較して前者に駄目だししたり、パールバックも全然
認めなかったり、ジャズも嫌ってるし、戦後のアメリカ社会学の楽天性も
攻撃していて、アメリカ文化嫌いは終始一貫してる気がするなぁ。
まあ、アメリカ映画くらいかな、小林がアメリカの文化で認めてたのは。
>>972 まじで? 黒澤は小林をよく読んでたのかな?
>>973 まあ、中原のほうが二枚目に書いてあれば許せるじゃないかw
>>976 ディズニーやのらくろについても論じてたなぁ小林は。
そろそろ次スレたてとくか、もう980だし。
981 :
吾輩は名無しである:2012/11/13(火) 21:53:32.80
>>963 なんか池田大作の人間革命にありそうな台詞だよね
身震いするようなナルシシズム
誰を引っかけようとしていたのか知らないけど
当時まだ30前だろうから、若気の至りという事もあるだろうけど
なんと驚くべき事に戦後のモーツァルトでも同じ事やってんだよこの人
>>981 高橋悠治の「モオツァルト」論の変奏ってところか。
アメリカ人は「エンジョイ! エンジョイ!」って言うけれど、
あれは娯楽国家だからだな。
>>979 小林は黒澤の「ライフワーク」
対談読めないもんかね。別に過大な期待もしないが。
キリストは「喜び、喜べ」なせいはあるか知らんがな。
で、晩年の小林は石原の応援なんかしたから黒澤も複雑な心境で
あったろうって話。
黒澤の『乱』は隠居した途端に無用者に転落する老権力者の話だからなw
しかし黒澤が小林をずいぶん読んでたとは知らなかったなぁ。
今日の収穫だわ。
『乱』の元ネタは75年の都知事選挙じゃねえの?
乱は「リア王」のプロットを下敷きにしてるんでしょ?
リア王にたくして、黒澤は誰の運命を暗示したのか。
案外自分自身じゃないの? 老兵は消え去る運命に
あるということ。
992 :
吾輩は名無しである:2012/11/13(火) 22:32:55.35
>>987 山田風太カが黒澤はもう余計なことしないでいいから
平家で1ダース撮ってほしいと言ったけど
イメージつくるのにしゃもじから入るのでは
こりゃいくら時間と金があっても追っつきませんな
>>974 ごめんなさい三島と白鳥の関係は知りません。Nさん何か知ってますか?柄谷そんなん書いてたんだあ。どこで書いてます?
>>979 アメリカ映画は認めてたんだ。小林秀雄は本当に間違わないよなあ。
>>991 自分を書いたのは影武者だって。
このスレを「黒澤」で検索して見れょ
黒澤の『生きる』がアメリカではジャズの箇所でクレーム付いたって
ウィキにあったな。下らないものの代表みたいな扱いだったから。
996 :
吾輩は名無しである:2012/11/13(火) 22:42:27.81
>>979 「アメリカの悲劇」の脚本は脚本のお手本とされているんだけど
認めてませんか、そうですか
『陽の当たる場所』は見てませんかね
>>992 黒澤はとうの昔に亡くなったから、もうおっつかないね。
>>993 三島と白鳥か。白鳥が「金閣寺」を評して、錦絵みたいなもんだと
書いてたのは読んだことあるな。あと、対談もしてるんじゃないか?
三島と白鳥。読んだことないんだが。
>どこで書いてます?
「交通について」の中にあるかとおもって確かめてみたら違った。
たぶん「批評とポストモダン」あたりに収録されてるんじゃないか?
小林も間違わないわけじゃないが、非常に独断的に間違えて
そこから独特の方法で正解にたどりつくんだって、友人の
河上徹太郎が評していたね。
>>993 単純なアメリカ映画万歳なんかしてないよ。
映画が登場したての時代で、映画はそもそも
アメリカの発明なもんで、どうしてもアメリカ作品に
話が向くだけで。
映像表現と文学の関係の問題について哲学的な
思索をやってて、着眼点がタルコフスキーに
そっくりだ。
>>994 そうなの? 影武者でも乱でも自分を書いたという風にはいえないの?
>>996 脚本はどうかしらんが、小説としては文章がなってないって評してたね。
あれはもともと小説じゃないの?
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