40台のオサーンに今現在読むべき新進気鋭作家を教えて
ここでその名前出しちゃ荒れるよ。
「乳と卵」はまあまあ良い中編。目新しさはないけど。「ヘヴン」は小谷野の「宗教小説だ」という評価が
一番妥当な気がする。というか、作品自体よりもキャラクターで売ってる作家だし。
若い女性作家だったら、青山七恵がいいよ。「わたしの彼氏」はわりと評判。
109 :
1:2011/11/03(木) 23:10:53.25
>>108 荒れる理由 kwsk
>作品自体よりもキャラクターで売ってる
……そうなの? デビュー時は、批評家の渡辺直己が「これはホンモノだ」と激押しした模様ですが、、、
青山七恵ご教示感謝
伊藤計劃
いま「ハーモニー」読み始めてる、SFは苦手なんだけど今のところ面白い
111 :
1:2011/11/06(日) 10:16:57.87
>>110 伊藤計劃はたしかに面白いですね わたしは『虐殺器官』と『ハーモニー』読みました
(ただ、難癖をつけるつもりはないのですが、個人的には両作品とも、基本的なアイディアに重大な欠陥があるような気がしております。もしかすると、小松左京が虐殺に賞を与えなかった理由はそれなのかな、と妄想したりしておりますw)
SFやファンタジー関係の作家なら多崎礼『煌夜祭』と仁木稔『グアルディア』が好きだ
>>111 作者の設定した世界があっさり成立していることですかね?
「ハーモニー」だと、あの「やさしい」社会やWatchMeにまつわるシステムに誰も
抵抗しなかったのか、みたいな
といってもまだ読み初めだから後々そこに触れるのかもしれないし、単に自分が
SF慣れしていないだけかもしれないけれど
114 :
1:2011/11/07(月) 15:24:48.63
>>113 ちょっと違うポイントなのですが、ネタばれになるので書かないでおきしょうw
115 :
1:2011/11/07(月) 21:12:54.92
>>97 今、図書館で借りた佐川光晴『生活の設計』の冒頭を読んでいますが、この文章は、非常に面白いです。
同時に数冊借りてきた中に、大江『臈たし〜』もあり、冒頭を読んでみたのですが、今まで大江を読まず嫌いで敬遠してきたことを後悔しました。面白いのですねー
116 :
1:2011/11/08(火) 00:40:32.61
『生活の設計』が超面白くて、読み終わるまで眠れないわー
117 :
1:2011/11/08(火) 01:08:26.50
妻の実家でお腹痛くなるという流れの巧みさと言ったらない
118 :
1:2011/11/09(水) 00:25:17.19
『生活の設計』読了! 感動! 佐川光晴は全部読むことに決定です。
いとやんの『イッツ・オンリー・トーク』読了。併載の「第七障害」は名品かと。会話が魅力的。
みなさんの星野智幸の評価や如何? 俺俺、どうでせう?
星野智幸はクズ
クズは言いすぎ。
ラテンアメリカ文学のスタイルを模倣した、何の独創性もない作家だけど、
政治がうまいのとそこそこツラが良いので、生き残ってるだけのゴミ。島田雅彦二世ってとこか。
121 :
1:2011/11/14(月) 07:55:57.90
クズとゴミ、同じじゃん(笑)
それはそうと、早稲田文學0に載っていた横田創『嘘で塗り固められた人生』と中原昌也『執筆委任』
素晴らしかったです。両人とも、もっと読みたいと感じました。
そんなローカルそうなのって市販されてる?
123 :
1:2011/11/15(火) 18:03:01.43
ローカルかどうかはさておいて、アマゾンの古書で購入しました。編集人が芳川泰久であることを知り、急遽わたしはワセブン派になろうかとw
氏の『書くことの戦場』『金井美恵子の想像的世界』は愛読書なのです
124 :
1:2011/11/17(木) 23:58:02.67
かじいたかし『僕の妹は漢字が読める』 面白かった(笑) 特に前半は傑作w
125 :
1:2011/11/22(火) 01:03:13.16
今、ナボコフ『セバスチャン・ナイト〜』、灰谷健次郎『兎の眼』、若松孝二『俺は手を汚す』を中断しつつ、
図書館で借りた群像2011.4の木下古栗『本屋大将』を読んでおりますが、これは傑作と言うか、怪作というか!
理解できぬという人がいても当然と思いつつ、数行毎に爆笑しております。
第七回絲山賞受賞も納得。『ポトスライムの舟』の作者津村記久子氏も、こんな面白い小説があるなら自分が小説を書く意味はない、的なことをどこかで書いておりましたが、……
126 :
1:2011/11/22(火) 01:07:07.80
忘れてた! 諏訪哲史が好きだ、評価する! という方いませんか??
127 :
1:2011/11/27(日) 01:53:28.15
阿部以後ではありませんがw
高橋源一郎の『恋する原発』を読みました……
最初は面白かったのですが、後半はダレた印象です。何も起こらない……
内田樹の悪影響があるような……「追悼」だの「服喪」だの……
みなさん、どう思いました?
128 :
吾輩は名無しである:2011/12/19(月) 01:48:47.14
Paul Celan
パウル・ツェラン全詩集 [改訂新版] 全3巻
中村朝子 個人完訳
体裁 : 四六判上製 貼り函入り 口絵一丁付き 装幀 : 中島かほる
定価 : 第T巻/第U巻 7,140円(税込) 第V巻 5,040円(税込)
各詩篇には、詳細な訳注を付す 2012年2月 全3巻 同時刊行
糸やんはいまんとこ最もパンクな作家じゃろ。
文壇社交からも遠く離れたスタンスかっこいい。
吉田修一ねえさんも。
130 :
吾輩は名無しである:2011/12/19(月) 09:51:05.53
アンネの日記には勝てない
131 :
吾輩は名無しである:2011/12/24(土) 10:09:36.91
関野昂著作選〈1〉関野昂哲学論集 [-]
関野 昂 (著)
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
関野 昂
1989(平成元)年8月8日群馬県に生まれる。四歳のころより多くの物語を書き、
小学校六年生からは哲学への強い関心を持つ。館林市立第五小学校から館林市
立第四中学校に進み、中学一年生より生徒会本部書記。陸上部部長。中学二年
生の夏、館林市中学生オーストラリア派遣団に参加。帰国後の2003(平成15)年
8月24日夕刻、栃木県足利市内のJR線踏切に入り、自ら命を断つ。享年十四歳
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
-: 198ページ 出版社: 現代図書 (2005/8/8)
内容, 2008/1/25
By 編集部 - レビューをすべて見るレビュー対象商品: 関野昂著作選〈1〉関野昂哲学論集
2003年8月に14歳と16日で自らの命を絶った中学2年生の遺稿集の第1巻。「14歳から」
ではなく、「14歳までに」哲学と対峙し、格闘した軌跡を哲学論集としてまとめた。
「存在」と「認識」をめぐり、「現象はそれ自体として存在し、宇宙は認識によっ
て存在しない」という結論を見出すに至るまで、小6から中2までの2年間、著者は悪
戦苦闘を続けた。「思惟すること」自体がはらむ問題と可能性を読者に突きつける。
哲学者入不二義基のHPの推薦コメント
20. 関野昂著、『関野 昂著作選1 関野 昂 哲学論集』、現代図書
14歳で自死した哲学少年の遺稿集。すでに或る高みに到達していて清々しい、
と同時に惜しい。
132 :
記憶喪失した男 忍法帖【Lv=22,xxxPT】 :2011/12/26(月) 16:46:26.80 BE:2395239757-2BP(2)
舞城王太郎「世界は密室でできている。」
鉄板な文学。
赤の他人の瓜二つっていう本を読み始めた。あれって、どうなんだろう。誰の視点で書いてるのかめちゃめちゃなんだけど
Celanてのはドイツ語の詩人だが
チェコ人で本名はAncel(アンチェル)なんだよな
>>127よくあんなゴミポルノ読むな。あんたあたまおかしいんじゃねえの?
137 :
吾輩は名無しである:2012/01/04(水) 22:38:58.43
離しちゃダメだよモグタンの
短い尻尾にしがみつき
138 :
1:2012/01/05(木) 23:03:22.75
>>136 面白そうですね〜 しかし本が入手しづらそうですなあ
139 :
1:2012/01/05(木) 23:09:13.10
>>136,138
商品の説明
内容紹介
下北半島に育ちアイヌ・モシリの小学校で25年を過ごした後に東京に逃亡、
67歳の史上最高齢で早稲田文学新人賞を受賞し蓮實重彦、秀実、中原昌也
らの激賞とともに鮮烈なデビューを果たすも単行本2冊は出版社の倒産により
儚くも絶版、危うくマボロシの作家となるかと思いきやみずから「BARABARA出版」
なる架空出版社を興して総手書きのコピー誌を愛読者達に送付する、
75歳現役BARIBARI、クールなJIJIIの7年ぶりの単行本。
内容(「BOOK」データベースより)
いま話題の「早稲田文学」が送る抱腹絶倒、七転八倒の問題作。
――これは絶対に買いだわ!
絶対に買いだわ!
w
143 :
1:2012/01/11(水) 00:27:48.63
BARABARAと怪道をゆく入手したお
144 :
1:2012/02/04(土) 22:55:48.24
表題作のBARABARAよかった。さすがにお歳だけあって、大人な小説。傑作と感じました。
145 :
1:2012/02/05(日) 22:19:50.90
円城塔『Self-Reference ENGINE』読書中
意外にも読める
面白い
BARABARAはどういう形態で売られてたのですか?
147 :
1:2012/02/06(月) 21:10:03.04
僕が入手したのは、四谷ラウンドという出版社からでた単行本
佐藤友哉ってどうよ
150 :
1:2012/02/07(火) 22:20:16.03
Amazonで買えるよ
152 :
1:2012/02/14(火) 00:44:32.40
サルバドール プラセンシアの「紙の民」
これ、版元品切れのようだけど
白水Uブックスに入らないかな〜
古本の相場がアレでは買えない
出たときに買わなかった不明を恥じる
TÉA OBREHT
154 :
1:2012/09/24(月) 22:08:22.08
155 :
1:2012/10/01(月) 01:14:50.09
いや、あった
>>153 紙の民読了 一読したかぎりではそれほど実験的でもなかったし深い感動があるわけでも……
156 :
吾輩は名無しである:2014/02/08(土) 19:08:25.94
うぃざ
今金がないので、文庫でなにかおすすめ教えてください。
純文学でもエンタメでもいいです。
ただ、ミステリーはちょっと苦手です。
できれば海外の作品を希望します。
よろしくお願いします。