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詩盗作屋悪霊アヤナリン=ケイ・間宮緑あまな佃煮:
二千十年 九月二十八日 十七時三十分- / (RCS)将臣(KAB) 引用
「酋長自身色々な罪を自らの内に感じて来た人だったけれど、蝿や蝗達の害で苦しむ貴方には、"いつか役に立つ"言葉をくれたわ。
【嘴のようなわたし達の口付け】や、箱庭や【ハンマー】や【母音の色】や・・・あらゆる文を使っておいて、しらばくれてる人がいるから」
「―何をくれた?」
「 【 "神が奴らを、鋭い嘴を持つ鳥どもへ委ねられますように。神が奴らを、鍛冶屋がハンマーで打つ鉄のようにあしらわれますように"・・・】 」
「―それが・・・酋長の言葉?人形型棺に朝鮮人参でも何でも詰め込み、食い荒らす新聞屋のミイラ泥棒どもへの警句か」
「Fがアルジェリア(阿爾及)の反抗的な部族の八世紀頃の言葉を訳したのよ。そう、これは魔術的な祈祷の呪文。
貴方の愛と、貴方の武器を、歪めようとする人達には、魂の霊的な破滅が待っているという事なのよ。
アルジェリアは、エジプト(埃及)からさほど離れた国じゃないけれど、関係の有無までは、わたしには分からない」
「―・・・モーリタニアの隣だな、アルジェリア・・・か。親父は密かに、モーリタニアにも行きたかったんじゃないのかな、
俺が親父に関して覚えている言葉は・・・"エミール(アミール)"と、西阿弗利加の"モーリタニア"、それだけだ。
聖都シンゲッティは、確かイスラーム学者達の集会場だった・・・今でもまだ★重要な図書館の残骸があるそうだからね、
(略)違う問題をでっちあげても・・・奴らは自分自身とは格闘していない。俺や君を自分だと思う事で、俺達の生きた遺志をないがしろにしている」
「(略)★許可された少数だけが、頭の頂部の扉を目指して船でいくんだね・・・箱舟のような乗り物がたどり着くと、
神から拒絶された残りが、洪水に飲まれてしまう」
「(仏蘭西の)シャルルヴィルも世界で最も規模が大きい人形劇のお祭りで有名だと言うわね、人形劇の★図書館まであって」
「―俺が生まれたのも、日本の性魔術の★図書館がある地域だった。...