【書を読む】読書会スレ【対話する】

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382吾輩は名無しである
サラリーマンという「仮面」を剥ぐのはまあいい。
その下にも「仮面」があるんだよ、「肉に食い込んだ仮面」が。

赤ん坊の感覚器官ってのは非常に未熟な状態で出産される。大人の目や耳とは同じ働きができない状態で。
成長するにつれ、大人と同じような機能を持つ器官に成長する。
この成長の仕方は、刺激を感知しながら成長する。設計図通りに出来上がるのではなく環境に適応しつつ成長するわけだ。

「仮面」とは「社会的役割」で、「人間関係を根拠に作りあげた自分」という意味だが、
この赤ん坊の器官の成長ですら、親などと言った人間関係が関与している。
つまり大人の器官機能こそが、「肉に食い込んだ仮面」なわけだ。
それは「天然」という意味での「肉」ではない。

サルトルは医療ミスによるヤク中でこの「肉に食い込んだ仮面」がはげた。
そういう話じゃねえの。