【人を読む】読書について【煽り上等】

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154吾輩は名無しである
ミーハーって「世間で流行になったから飛びつく」って意味か。
しかし知らないものには飛びつけないのは事実。
「どこからが世間か」「どこからが流行か」という閾値の取り方次第では人間みなミーハーになりうる。
例えば日本語などは日本人という「世間」でもっとも「流行」している事柄だと言えよう。
言語にだって流行はあるだろ、プログラミング言語とか。フラッシュ全盛期はそれ用の言語が流行していた。
この辺マグナとか詳しいんじゃないか。

話がそれたが、生まれたばかりの赤ん坊は日本語を知っているわけではない。
今知っている事柄を知らなかった時期は誰にでもあるものだ。

「世間で流行しているから」という要件に、別の問題があるのだろう。
例えば「ポケモンを知らないとクラスの会話に入れない」というケース。
これは「友達からポケモンってゲームを聞いて、面白いから飛びついた」ってことではない。
この彼はポケモンというゲーム自体ではなく、クラスという集団性に飛びついているわけだ。

ミーハーにも、「それまで知らなかったけどニュースで初めて見ていいと思った」から飛びついた奴と、
その作家や芸能人ではなく、「流行に乗り遅れちゃまずい」的な、「みんないいと言っているから」と
集団性に飛びついている奴もいよう。
ミーハーが蔑称として使われているのは、後者についてではないだろうか。

まあぶっちゃけこの「集団性に飛びつく」のは「欲望とは他者の欲望である」なんだが。
つまりは「流行に乗り遅れたくない」とは、流行に踊っている人達に対する承認欲求なわけだ。
「ポケモンやらないとクラスの会話に入れない」ってのはまさにそうだろ。
155吾輩は名無しである:2011/09/25(日) 07:49:57.51
「お前はミーハーだ」と言った時、ミーハー自身がそうである場合もあれば、そう言った奴が自分の
「他者の欲望である欲望」を相手に投影している場合もあるだろうな。

超自我が欲望を抑圧するものだから、超自我が強ければ強いほどミーハーに嫌悪を感じるだろう。
しかしそれは自分が抑圧している「他者の欲望である欲望」「承認欲求」を相手に投影しているだけかもしれない。
自分の承認欲求を抑圧しているからこそ、別に承認欲求で飛びついたわけではないある特定のミーハーに対しても、
自分の承認欲求を投影してしまう、と。
ルサンチマンとかは基本この構図だな。

>>144
>一部しか判読できない可能性もある。

それは「手紙は届いていない」だろう。
そういう話じゃないんだがな。意味がわからん。
「手紙は届くかどうか」はあくまでも比喩なんだが、「雨に濡れて破れた」とは何を示す比喩なんだ?

後あっちでトリックスターの話になっているが、木村自身が「私はユングには詳しくない」とした上で、
イントラ・フェストゥムをトリックスターで説明してた文章があったな。