太宰治、太宰治作品を考察するスレです
組織の圧力や人間関係の煩わしさから解き放たれた
自由な空間で語りましょう
[ルール]
・大学名や研究室の名前は伏せましょう
・討論しやすいように、なるべく平易な言葉を使用しましょう
・太宰に関する研究本を最低でも3冊読んでからカキコミしましょう
・本命の研究は太宰でなくとも、太宰を射程に入れてればOKです
1です
最近読んだ本や論文で興味深かったものがあれば教えて
ください。
自分は松本和也の『昭和10年前後〜略』なんかが面白かった
です
じゃあ梗概をひとつよろしく
4 :
吾輩は名無しである:2011/08/18(木) 13:01:40.84
/ \―。
( / \_
/ / ヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
...―/ _) < チーズにシュッ!シュッ!シュッ!
ノ:::へ_ __ / \_____
|/-=o=- \/_
/ ヽ―ヽ -=o=- ( ヽ
|○/ 。 /: ( )
| 人__人:: ○ ヽ/
ヽ __ \ /
アン \ | .::::/.| /
アン/ヽ /ヽ \|ヽ::::ノ丿 /
| | | | しw/ノ -ナ、
| |_| | / // ヽ
/ / \ | // // \ パンッパンッ
| (゚)=(゚) | / 、 / i \
| (_゚) |(川ノ∪'川ノー―ヽ ) ))
/ ___ ヽ |/ /
| | .::::/.| | ヽ / | 〈
\__lヽ::::ノ丿_ノヽ |――-| ( \ \
しw/ノ / / / \\ ヽ \ \
∪ (_(_ノ ((__) (___)
1です
これまで太宰は、無頼派や新戯作派などと一括りにされ
文学史のなかでは特異な位置へと押しやられていたと思うんです。
けどこの本書では、文学史において作家太宰治の誕生が必然のもの
として浮かびあがっているんですよね。
この辺りが面白いと思いました。
松本氏の考察を待つまでもなく、太宰の文学史的位置付けを正面
から考えていた方がいれば、その考えをお聞かさください。
1です
ちょっと無茶振りをしました。
今まで文学史のなかで太宰を考える、ということを
してこなかったもので。ただの勉強不足です。
授業でもいいですし、独学でもかまいませんので、
その辺りを考えた方がいらっしゃればカキコミお願いします
じゃあまあお手本をひとつお願いします
お手本なんてないですよ
今まで考えてなかったので
卒論のテーマで悩んでいるのかなー
俺?打算的に就職を考えてマーケティングの一分野にw
>>11 太宰と関係ないっすね
いや待てよ、誰かが太宰をマーケティング理論に
照らして、ヒットする理由を挙げていたような
ということでニーズとか市場価値とか、よく分かんないけど
マーケティングという観点から太宰を語ってみてください
よろしくです
13 :
治美:2011/08/23(火) 00:49:16.91
太宰と町田康
もしくは
無頼派と町田康
について語りませんか?
カキコミお待ちしております
じゃあ町田スレでやれよww
なんか大宰さんてオレやお前らとは物事の捉え方が全然違うように思う
芸術家なんだろうね
16 :
治美:2011/08/25(木) 00:11:55.12
>>15 そんなに違うのであれば、今なお現役作家なんて
言われないんじゃないかな。
どの作品読んで、そのように強く感じた?
>>16 見方が違うっていうのは、なんていうか、ようするにあの人は普通よりずっと賢い育ち方をしたというか、すごく頭がいいように思う。それでいて人より辛い人生歩んできたからかな?あの人の人格にとても人間らしさを感じる。だから芸術家。
オレは人間失格が好きです
>>17 えーと……だからその……
人とは違う見方をしてるっていうのは、別にひねくれた人だって言ってる訳じゃないよって事
19 :
治美:2011/08/25(木) 17:27:39.58
人間失格ですか、私も好きですよ
賢いという点から考えると、、
道化はすべてを理解してないと演じられないですよね。
道化の本来の役割は、批判や価値相対化だと思うんです。
けど、人間失格での道化は、人を笑わすサービス精神があります
よね。このサービス精神が大勢というのは太宰治にも当てはまる
と思います。そのような優しいピエロが、人間にも神にも見放さ
れる、というのが人間失格のテーマの1つだと思います。
人間失格は、太宰治の弁明なんでしょうかね、、
作家太宰治を知るには、如是我門というエッセーを読んでください
何と格闘しようとしたのか少し見えてきます。
今私が言ったことに対する批判や補足があれば、どなたであれ、
どんどんカキコミしてください。
クラウンはどうして涙を流すんでしょうか
ただの人格障害だろw今でいう所の
22 :
治美:2011/08/27(土) 02:19:22.57
>>21 ははは。確かに、太宰はただの分裂症だ、の一言で
片付けようとしている論もあります。奥野健男の下降
思考なんかも、そのような考え方に近いですし。
最近では、太宰はA D H D だった的な本が市場に
出回っています(しかも結構売れているらしい!)
ですが、それを言ったらおしまいでしょう。
もう少し楽しもうではありませんか!
23 :
治美:2011/08/29(月) 22:05:53.96
奥野健男の『日本文学史近代から現代へ』って面白い
というか嬉しいですよ。
しっかり太宰治を挿入してきますから。
同じ穴のムジナが書いた本というのは、読んでて楽しい
ものです 。
24 :
ポン太:2011/09/05(月) 01:14:47.70
戦争中には、お上がいかにも気に入るような小説を書いたりしてるから、結構、世の中が見えてる人なのだと思う。
中期の作品が好きだ。
僕は人間失格が嫌いなので、斜陽を読みたいと思っております。
私は中学生か高校生あたりではまったので結構忘れちゃったのですが、斜陽は好きです。
28 :
治美:2011/09/05(月) 23:18:04.58
おお〜早速遊びにきてくださった♪
ありがとうございます
>>鈴木さん
人間失格のどの部分が嫌いですか?
太宰の壮大なオナニーショーを見せられたような感じは
漂ってますけど笑
>>ニッパさん
みなさん太宰は高校生くらいで
卒業してしまうんですよね。勿体ないことです。
斜陽のどのあたりが好きですか?
29 :
治美:2011/09/05(月) 23:41:00.82
ルール3の研究本云々は撤廃です
いっそのこと太宰の読書会スレにしちゃおうかな
そしたら議論が活発になりそうですね
鈴木さんも読みたいとおっしゃってるので、、
テーマは斜陽にしましょう!
30 :
ほら話者:2011/09/06(火) 00:05:20.10
ガキのころ人間失格読んで、ラストのほう人間失格のくせに妙な自己正当化が
入ってて、なんか自画自賛的な気持ち悪さを覚えて以降、太宰は苦手だった。
斜陽読んでみますかね。でも時間かかりますわ。
昔、ひきこもりニートの時代のバイブルだった。
一端の社会人として働く今改めて読む気はしない。
自己愛型人格障害の一言で片付くからな。
昔のオレみたいで気持ち悪い。
32 :
治美:2011/09/06(火) 01:01:52.18
>>ほら話者さん
感想お待ちしてます。とても楽しみです!
33 :
治美:2011/09/06(火) 01:26:06.58
>>31 同族嫌悪ですね、分かります。イタ過ぎて見ていられないのでしょう。
何を読まれたかは知りませんが、、
エゴイズムとポーズとカッコつけに対する批判の目は、作品のあちこち
で伺い知れますよ。つまりは、本人もイタイということを重々承知してたと
思うんですね。ちなみに、人間失格を笑いながら読もう、というのが最近の
流れですよー。そんなに重く考えないで、太宰作品のいろんな面を見て
いきましょうよ。
>>28 あの程度で人間失格だと思えてしまう主人公の弱さが嫌いです。
35 :
治美:2011/09/06(火) 19:36:04.90
>>34 酒、女、マルキシズム運動、自殺未遂、薬と並べたてるのは
確かにお下品ですよね。芸術的に昇華できてないから、「だから
何?」と言いたくなるのはよく分かります。学者連中の人間失格
への評価は、失敗作という声でだいたい一致してますし。
ただ、敗北の美学というのは日本人のなかに意外と根強くあって、
それが天皇制とも絡んでくる、という点を考えてみるのも面白いです。
三島由紀夫が死にたがったのは、美しいからですよね。
太宰が負けたがったのも美しいからなんだと思います。
でも、人間失格を言うなら太宰自身が女を殺した事を書くべきですよ。
それをちゃんと露悪的に書いたら「ああ、確かに人間失格だなあ」と思いますよ。
38 :
治美:2011/09/06(火) 20:21:02.80
>>36 確かにそうですね!そこを書かなかったから、ただの正当化じゃん!
と言われても仕方がないかも。作家が書かなかったことの方が重要
である、という考えもあるように、そこはかなり検証の余地があるかも。
「虚構の春」という作品で、相手を殺そうとした、というような表現が
出てきますけど、十分ではないですね。
さすがに書けなかったのかな、という気持ちもありますけど。
>>38 治美さんは「太宰が女を殺した」という説に賛同しますか?
40 :
治美:2011/09/06(火) 20:48:19.48
>>39 死にたい死にたいと言っていたそうですからねw
自分から心中しようと言って、相手が死んだなら、それは
誰がどう言おうとも人殺し。
ちなみに、男の友人(確か檀一雄)にも一緒に自殺しようと
提案したらしいです。ガスをひねったんだけど、檀が途中で
怖くなって逃げてきたそうです ププ
41 :
治美:2011/09/06(火) 21:14:53.25
斜陽を読み終わった人はどんどん感想を書いてくださいね!
斜陽日記のことが話題にのぼると思ったので、斜陽日記の現物は
ありませんが、斜陽日記と斜陽のテクストを比較した論文を2本
読みました。盛り上がりの材料となると良いのですが!
>>40 俺は最初の何回かは(もしかしたら最後の玉川上水でも)太宰は本当に死ぬ気はなくて、心中を提案して女が受け入れてくれる事に快感を得てたんじゃないか?
と想像してるんですよ。じゃないと、本当に死ぬ気なら死ねるはずでしょう。なんで何回も太宰だけ助かってるんですか。意味がわからないと思っております。
玉川上水でも太宰が女に引き摺り込まれた跡があったって伝説がありますよね。信憑性はわかんないけど、あり得る話だ。
44 :
治美:2011/09/06(火) 22:18:35.75
>>43 心中って独特のエロティシズムがありますよね。
けど、高校生時代にも一人で自殺未遂を起こしてた
はず。最後の自殺は、印税収入にかかる税金を把握
してなくて金を使いまくって、にっちもさっちもいか
なくて死んだ、という説もあります。実際、太宰も困って
たようで。
45 :
治美:2011/09/06(火) 22:31:38.42
うそ!
二十歳のときに左翼運動に疲れて一人で自殺未遂
してます、高校生ちゃう
高校生というか旧制高校時代だよね
カルモチン自殺したのは20歳の弘前高等学校3回生頃じゃなかったかな?
新樹の言葉が一番好きだな
47 :
治美:2011/09/07(水) 21:35:46.55
>>46 たしかにその作品はいいです!
太宰の文章の巧さが際立ってますよね。けど異色です。
なんと言えばいいのかな清澄な感じ。けど切なさが漂う。
母を求めてたのかな。
だから強烈に母性本能をくすぐられるんですよ。私が抱いて
やるから、こっちこい!みたいなね笑
46さんは男性ですか?つると<私>の関係をどのように読まれ
ましたか?
48 :
治美:2011/09/08(木) 17:02:56.10
今日は市民講座で絲山秋子の「ばかもの」を読んできます
評論家の方の解説も聞ける!
なんとなくこの「ばかもの」ってやつは太宰の描いた母性や
故郷とかに通じるものがあるんですよね。
太宰の作品では、女に犯される男、女によって人生を狂わ
される男、というものの像があります。人間失格もそうですけど
カチカチ山とか男女同権などなど。ちょっとその辺のことを意見を
伺いながら考えることができたらいいな。
帰りにバーとかで一人ヤケ酒しそう、、
だってこの作品結構重いんだもん
49 :
吾輩は名無しである:2011/09/10(土) 01:54:47.11
>太宰の作品では、女に犯される男、女によって人生を狂わ
>される男、というものの像があります。人間失格もそうですけど
それは本人がどこかで書いていたように
下男下女によって“体験”したという暗い過去や
初代との関係によって生家から絶縁されたからでしょう。
その裏返しとしての処女信仰やキリスト教への接近があるんじゃないんでしょうかね?
治美とかいう人の書き込みは、どうしてつまらないか考えたが
太宰に対するファンという要素が極端に足らん気がする。
斜陽や人間失格はつまらないから、他の作品だと、桜桃やヴィヨンの妻
あたりが、荒涼とした心象風景と戦時中の何ともやりきれない社会の圧が
重なり面白い。
>>49 そうですね。一つ屋根の下にいながら実の母親に育てられていない、
というのも関係してそうですね。母性と女性性と階級性が交錯した結果、犯す
ということになるのかな。
太宰のキリスト教への接近は昭和11年ごろで、前年に芥川賞問題が起きてます。
除籍、あつみと心中事件は昭和5年です。どちらかというと、作家活動を人間キリスト
になぞらえて自らを鼓舞した、というのが近いかも。
日本の家制度への反抗としてキリスト教を引き合いに出す、という面もあったので、
この辺は面白いテーマですね
52 :
治美:2011/09/12(月) 18:02:43.87
>>50 つまらないのは、単に表現力が低いからですよ。
ヴィヨンの妻なんかは笑えますけどね。大谷の行動なんか滑稽
ですし。人間失格なんかも私は笑えるんですよ。なんでかなぁーと
思っていたら先達はこんな事を言っていました。
中野好夫がヴィヨンの妻を高等落語だと言っていて、渡辺一夫も最後の
大谷の台詞は、見事な落ちになっている、なんて言ってるんです。
人間失格もカルモチンだのヘルモチンだのと滑稽な件がありますよね。
ある阿呆の一生なんだと思うんですよね。最後のマダムの台詞も、落ちですよね。
人間失格もヴィヨンの妻も最後の台詞のあと、「お後がよろしいようで」って
くっつけてもあまり違和感はない。そうなると、太宰のなかの落語という要素は
かなりデカイと思うんです。
従来の見方をぶっ壊してるから不満かもしれませんが、太宰への見方も
多様なものがあった方が面白いと思います
>>52 >従来の見方をぶっ壊してるから不満かもしれませ
別に凡庸な話だし、単に語りの巧さということ以上ではない。
研究者はもっと精緻な読み方をしてますよ。
それにしても、中野好夫や渡辺一夫とか古臭いというかカビが生えたような
人をよく持って来ましたねぇ、そちらの方が面白かったです。
54 :
治美:2011/09/12(月) 19:22:40.20
>>53 凡庸でしたか、、それでは落語と太宰に関連する論文をもっと読みますね。
しかし、語りの巧さという以上のものはない、というのはおそらく間違って
いると思います。それを説明するだけの力量がないので説明できませんが。
さておき、53さんが読んだ太宰に関する論文のなかで面白いものがあれば紹介してください。
>>54 とりあえず、和泉書院の太宰治研究を読んでみたら。18くらいまで
出てるよ。
56 :
治美:2011/09/12(月) 19:39:17.40
>>55 あ、あれはつまらなそうと思って読んでなかったですね。
『太宰治 全作品研究辞典』に載ってる論文を読んで、ある作品
の研究史を大まかに把握するってやり方でした。
それじゃあ一応確認しておきます。
>>56 好事家で太宰を読んできたんじゃないことは、分かりました。
>ある作品の研究史を大まかに把握するってやり方でした。
正直、何やりたくて太宰のことを読んでるのか、まるっきり分からない。
やっぱり、あんたファンじゃないよ。つまらないのがよく分かった。
58 :
治美:2011/09/12(月) 19:53:31.49
>>57 あなたのファンの定義を教えてください。
何がやりたいってのは、問題意識ってことですかね?
57さんに問題意識あれば是非おっしゃってください。
一言で述べるのは難しいというのは分かっているので、触りだけ、
もしくは語句だけを並べてください。たぶんそれだけでも理解できる
と思いますので
私の問題意識をここで言うのも構いませんが。
読書会にしたので、そこで論じあうのが良いかとも思いますけど
>>58 ここは、治美の問に答えるスレじゃないから。
それに、どうしてお前にオレが教えなければならない?
つまらないからつまらない、それだけ覚えてくれ。
60 :
治美:2011/09/12(月) 20:00:35.70
>>59 せっかく面白い展開になったのに、、
58さんの問題意識にすごく興味を持ったんですけど
語句だけ並べてください。細かな説明はいらないので
手間をとらせません
あと、一回書く。
安藤宏の「展望 太宰治」は読んだことあるかね?
15年も前の太宰治 全作品研究辞典なんて読んで、研究はどんどん進んているの
しらんの?
62 :
治美:2011/09/12(月) 20:08:51.01
いま手元にあります
じゃ、それ読んで感想文書いて。
皆さん楽しみ待つと思うよ。ワシはno thank you.
so long
64 :
治美:2011/09/12(月) 20:21:49.78
なんか呆れられて捨てられた、みたいな空気になってますけども笑
61さんの意向にそぐわなかったのかしら。
>>61 まぁ、そう人を足蹴にしないでくださいよ
これからおもしろくなるとこだったのに
私みたいな馬鹿とつるんでる方が、61さんのためになります。
このスレを61さんの舞台にしてしまっても構いませんから。
丁寧に話していただければ私も理解できるかと思います。
またいつでも遊びにいらしてください。
65 :
ほら話者:2011/09/12(月) 20:32:40.92
やっと図書館で『斜陽』借りてきました
一回読んだんだけど、やっぱちょい苦手な感じ
すっげえ表現が巧いくてうれしくなっちゃうくらいなんだけど
人間失格と同じでめっさ自己正当化が入っちゃうとこがなんだか受け付けない
時間おいて何度か読みなおしてみる
66 :
ほら話者:2011/09/12(月) 20:36:35.34
貶すだけできないってのクソつまらんしねぇ
67 :
治美:2011/09/12(月) 22:58:51.59
>>ほら話者さん
お疲れ様です!表現が巧くてうれしくなっちゃうとあったので読んで
損したってことにはならないで良かったです。
良いところ、悪いところ具体的に挙げてもらえると嬉しいです。
貶したって全然構わないので、ほら話者さんの土俵で論じてみてください。
私はいまレスした方に感想文を書いてみたらと言われたので研究書を
もう一度読んでるとこです♪
68 :
吾輩は名無しである:2011/09/17(土) 17:08:11.28
治美って、文学部卒?思いつきしか書いてないから、中卒?
69 :
治美:2011/09/17(土) 18:58:38.16
>>68 はい、いらっしゃいませ〜
遠いとこからヨクキタヨー
読書会スレで私を知ってここまで叩きにきたんだなw
可愛いヤツめ♪
折角だから太宰について思うところを書いていってくれよ
70 :
吾輩は名無しである:2011/09/17(土) 19:20:07.64
それじゃあ書こう。太宰の翻訳を英訳でもフランス語訳でも
おおよそ日本語で書かれたものとかけ離れてるな。
アンタ、英訳や仏訳の太宰の作品読んだことある?
71 :
治美:2011/09/18(日) 01:11:21.49
>>70 うう・・痛いとこ突いてきやがる。
参った、参ったよ、参ったから許してくれ。
私はアホで中卒で太宰のダの字も知らないただの思いつき野郎の
かっこつけ野郎の馬鹿女だ。
>>68 >>70は
大学出てフランス語読めても脳味噌はいまだに厨だって自慢だろ
73 :
吾輩は名無しである:2011/09/18(日) 14:44:24.55
>>71 何言いたいのかな?
そもそも、太宰は残されている研究資料が少ない作家で、素人が
こそくるような対象じゃないことは知ってるよね?
だから、太宰の原文と英訳・仏訳を読むことは、太宰の文章の
面白さ卓越さがすぐ分かるように思うのだが、こんなとこで
細かいことをヘタに原文引用して著作権云々やられるとかなわないから
とりあえず、読んでみたら?中卒でも英語なら辞書や文法書片手に
読んでも分かるくらい原文との差ははっきりしてるけどね
こそくる? どっかの方言か? あるいはネットスラングかしらん。
太宰文学を語るのに、どうして英訳や仏訳を読まなきゃならんのだ。
訳文より原文の方が優れているのは当たり前ではないか。訳文と比較
して、うむ、太宰の文章はやはり素晴らしい、と唸ったところで、
太宰を語ったことにはならんがな。要するに語れないから、訳文云々で
誤魔化すしかないわけだ。
まあ、背伸びをしないで、もっと日本語の勉強をすることだな。
>>73 煽り口もありきたりでくだらなすぎる上に、まじめに言っているとしても
視野が呆れるほど狭すぎると言いたいだけだが?
別にそんな時代遅れの考古学的史実発掘や翻訳比較なんぞに頼らんでも
面白いもんができる研究手法・批評理論はいくらでもある
旧態依然として進歩できん化石的硬直型国文厨がいかにもやらかしそうなレス
自分の不勉強をしっかりと棚に上げて人の不勉強を煽ってっれば
厨ぶりををひけらかしるとしか見えんな
ぼくは偉いよーすごいよーって仄めかしながらアホの宣伝とは御苦労なことで
>>74 こいつは論外。
>>75 >そんな時代遅れの考古学的史実発掘や翻訳比較なんぞに頼らんでも
面白いもんができる研究手法・批評理論はいくらでもある
では、ここにその研究手法・批評理論を書いてみてください。
治美さんもさぞかし喜ぶと思いますよ。
>>76 フォルマリズム、新批評、現象学、解釈学、受容理論、記号論、
構造主義、ポスト構造主義、、テクスト理論精神分析批評、
フェミニズム批評、マルクス主義批評、ポストコロニアル批評、
ニューヒストリシズム、などなど
で、お偉い大卒のお賢いあなた様にはなにが提示できるの?
まあ
>>74を論外と切り捨ててるあたりでもう幼児性以外の何も期待できそうにないが
>>77 あんたバカだねぇー。
>フォルマリズム、新批評、現象学、解釈学、受容理論、記号論、
構造主義、ポスト構造主義、、テクスト理論精神分析批評、
フェミニズム批評、マルクス主義批評、ポストコロニアル批評、
ニューヒストリシズム、などなど
このうちのどれでもいいから、あんたが太宰の作品を分析し
その実例を書くに決まってるだろう。
アンタも論外な気がする。ソシュールで太宰を語るとかやってみて
くれるかな。待ってるよ
>では、ここにその研究手法・批評理論を書いてみてください。
実例を書けは後から付けただけ、これ幼児性。日本語でおk
>>79 >実例を書けは後から付けただけ、これ幼児性。日本語でおk
書けないと正直に言えばいいんですよ。
情けないバカですねぇwwww
書けば書くほどボロが出て、惨めなことに。。。
それより、「こそくる」の意味を教えてくれんかな。
マジわからん。本人でなくても、75さんでもいいんだが、
やっぱり本人にしかわからないのかなw
「あれこれと口を出す・つつきまわす」くらいな意味だろうとは
推測できるんだが。
バカに付き合ってもらえるスレに行きな。
何故このスレは、中卒レベルしかこないのだろうなー
うん。やっぱ幼児性を幼児性でもってからかってるだけだとつまらんな
>>80の自覚の無さはひどすぎるとは思うが
>>83 というか、精神疾患があるくらい変な人の相手をしてもいいことはない
>>81 >「こそくる」の意味を教えてくれんかな。
あー厨房の学習用国語辞典にはのってないか?
標準語だし、大きめの国語辞典ならのってるよ。
バカの上に強度な無知が加わりお笑いの対象だよ。
こそくるってさ、修繕するって意味だけど、用法あってんの?どういう意味で使ってる?
そもそも、何の為に英語で読むの?原文でしっかり読むのが先じゃないの?って思ってしまった。
>>86 >>47 >太宰は残されている研究資料が少ない作家で、素人が
こそくるような対象じゃないことは知ってるよね?
つまり、素人が足りない材料を使って何か新たな研究材料が
出てくるものじゃないということを形容している。
足りない材料から外見をととのえて新たなものをだせるような
対象ではないということなんだが、ダメなのか?
>>88 広辞苑だと、意味が
修繕する。
用法が「鼠喰ひを―・つてもらうたわいな/歌舞伎・心謎解色糸」
なんですよね。つまりネズミが喰った部分を直すっていう。違う気がする...
まぁ、研究じゃないし、楽しく太宰を考えられればいいよねー。
外国語訳との比較も面白そうだけど、一つの手法に過ぎないのでは?
ちなみに、外国語訳は日本語とはどう違うんですか?
>>89 >用法が「鼠喰ひを―・つてもらうたわいな/歌舞伎・心謎解色糸」
なんですよね。つまりネズミが喰った部分を直すっていう。違う気がする...
じゃあ、こう修正して書けばいいか?
足りない材料から、繕ってー外見をととのえてー新たなものをだせるような
対象ではないということなんだが、ダメなのか?
太宰の文章ではなくなっている。としか原文と訳文を並べないと、書けない。
しかし、こんな風になるんだと発見は間違いなくある。
>>90 それなら、いいかもしれないですね!
>太宰の文章ではなくなっている。としか原文と訳文を並べないと、書けない。
>しかし、こんな風になるんだと発見は間違いなくある。
確かに、翻訳されたものだとニュアンスがぜんぜん違いますよね。英文学の授業出ていてすごく思いました。
面白い発見なら聞きたい気がしますが、太宰でなく翻訳の問題になってしまうかも?ここは治美さんのスレなので、治美さんにお任せー
いってみれば、小林秀雄の文章を翻訳しても小林秀雄が
書いたものはどこかへ行ってしまうという風な感じだよ。
93 :
吾輩は名無しである:2011/09/18(日) 22:44:02.22
なんで文学版て途中から自慢大会になるんだろうね
おお、広辞苑には載ってるのか<こそくる
俺のは先祖伝来wの第二版だからなあ。これにはないんで恥かいたが、勉強になった。
今ぐぐったら、大辞林にもあるらしいね。全く同じ用例で。ただ、何やら甲州弁の匂いも。
こ奴は甲州人と見たw
標準語としては、これは古語であって、
>>73みたいな文脈でさらっと使うもんじゃなかろう。
「素人にはあらたしい研究なんか無理」みたいな変な感じがする。
>>90もいかにも強引なこじつけに見えるし。
…おっと、これ以上書くのは、言い訳がましくて見苦しいので自制w
教えてくれたニッパさんに感謝!
>>94 >
>>90もいかにも強引なこじつけに見えるし。
確かに
>>90の説明ないと理解するのは無理がありますね。やや語の意味範囲を超えていそうな感があるので。
あっ、間違えた!用法例は広辞苑じゃなくて、大辞林でした。
ニッパのあそこは臭そうだ。
その上ガバマンだから困る
ほぉーそうなんですかwww
治美はキツマンだから困る
ほほぉーそうなんですか
102 :
吾輩は名無しである:2011/09/19(月) 14:23:37.30
このスレ大概無職の集まりだろw
ちがうだろ、1=94=ニッパ椰子 の自演スレだろw
その上ニッパ椰子は名無しで誹謗中傷もしてるから
なんか納得出来るなぁ
ニッパ椰子は嫌われているんだな。
ちがう、嫌われてるのは鈴木HNの椰子 だお
つまり こういうこと だナ 病気女が複数コテでみじめったらしい自演しまくりw
ざっと見たら、ここの板かなりのスレが汚染されている
本物の病人みたいだ。。。きもぃ
>>107>>108は、鈴木でもニッパ椰子でもない、頭の悪いなりすまし
してみたけれど、チンチン丸出しだったアホですね。
ニッパ椰子がネカマのチンチン丸出しだなんてちょっとキモすぎるね
105〜〜114 全部
誰にも構ってもらえないヒキコモリ♀v(・x・)v鈴木雄介♀他HN多数 の
ジサクジエンww
病状ひど杉病人かも、親に知らせた方がいいんでないか>管理板
117 :
治美:2011/09/19(月) 18:10:04.72
なんだか申し訳ないです
建設的でない議論には参加なさらなくて結構です。
いや、とりあえず1000いくまで落書き帳にしてください。
その後スレの方針を変えますので。
好きにしてください
>>117 しょうがない輩がきているが、あなたのスレなんだから、バカはバカなりに
相手してやりなよ。ここはmixiじゃないんだからさ
ついでに、ニッパ椰子姉さんも、治美姉さんのために少しは、手助けを
やってもいいんじゃない?
なんだ、逃走したのか
しょせん○ンコが臭い女なんだな
中出しされまくってるから激臭がするんだよ 膣の中はドロドロ
荒れてきたな、早く消火をしたほうがいいぞ
ヘタレ治美は他スレへ逃走。
無責任な糞女だな
ここも名無しが荒らしてるのか。最低ー。
ここの名無しさんよー、↓立ててくんねえかなー
スレタイ・・・【人を読む】読書について【煽り上等】
「作者や人をテクストとして読むことについてのスレ
人を読むためなら煽りも可。馴れ合いも可。」
逆にどんなスレでも嫌われるコテってことじゃないか
糞女嫌われてるな 過去に職場でいじめられて解雇されたらしい
>>124 治美なら死んだよ
名無しとして再生中だ
他人の私生活を悪く言うやつって最低だよな
131 :
吾輩は名無しである:2011/09/22(木) 19:22:49.16
部落民に多いよな
太宰治はどこへ行ったのか。こんな理性に欠けた人達に読まれても。。
133 :
吾輩は名無しである:2011/09/23(金) 13:53:08.51
>>132 >太宰治はどこへ行ったのか。
太宰は墓の中にいます。
134 :
吾輩は名無しである:2011/09/23(金) 14:39:04.66
太宰治は15歳の私の救世主。
愛するのは、駈込み訴えと、最後のスタンドプレイ。
それから、敗者の祈り!
135 :
吾輩は名無しである:2011/09/23(金) 14:53:54.68
すげぇな、こんな事言う人いるんだー世の中広い
136 :
吾輩は名無しである:2011/09/23(金) 15:35:20.10
芥川も言及した、
道徳なんてもとより存在しないということを、
余すところなく語ってくれた。
誰か、共感する人いませんか?
>道徳なんてもとより存在しないということ
それならまずニーチェが語った!
138 :
吾輩は名無しである:2011/09/23(金) 15:51:17.66
と、まともな話がスタートしそう。祝!
そもそも太宰スレあるのに新スレ立てるってのが
141 :
吾輩は名無しである:2011/09/25(日) 19:37:58.39
部落人の嫌がらせでしょうww
治美やニッパが部落なんて言っちゃだめだろ
刺されるぞ
>>140 何だよその言い訳は?w
複数スレは他の作家もあるだろうよ。
>>142 勘ぐりだけで言葉を吐くと
その程度の人間だと見られちゃうぜ?
>>144 整理したいんならつべこべ言わず土遁すりゃいいじゃん。
三島関連スレもいっぱいあるようだからそっちのほうはどうするんだ?
それから
>>96-115あたりのアホも今度見かけたら水遁するこったなw
>>145 三島スレではスレ乱立批判よくあったが
最近はないのか
三島スレのことはよく知らないが、かなりの数があるんじゃないかな。
うん、だから各スレで「乱立させんなks」ってのが常套句になってたと思うが。
三島スレはそういう批判されとる。
一部スレは数人の占有状態だしな。
まあ乱立スレのサダメじゃよ。
今回は2スレだけだし、こっちは次スレにしてあっち使いましょう、みたいな話なら全然構わないんだけどな。
削除人も張り付いてるわけじゃないし。
>>145 おまえはギャーギャーわめいてないで忍法帖をちゃんと読めカス
わめいてるのは150だけだと思うが
太宰スレが2つぐらいあってもどうってことなし。
152 :
140:2011/09/26(月) 18:45:40.80
都合の悪い名無しを単体だと思い込むのは2ちゃん脳
太宰の生活とか性格とかどうでもいい
作品だけの話がしたい
君個人のそういった欲求が満足すればいいね
他人の俺はどうでもいいや
尚美、ニッパ短いコテ生命だったな
ここの名無しは確かに低脳すぎる
君個人ってことはミニハンか
>>154 作品について語れば、
日本文学史上間違いなく天才であると断言できるのは
紫式部、樋口一葉、太宰治 あとは全て秀才や能才や努力の人である
161 :
吾輩は名無しである:2011/10/01(土) 17:18:52.57
治美ニッパは名無しで潜伏してるのか
163 :
吾輩は名無しである:2011/10/01(土) 17:33:54.48
粘着してるのはあまな名無しかミニハン名無しか
164 :
吾輩は名無しである:2011/10/01(土) 18:13:40.02
>>164 はあ?「天才、秀才、能才」のそれぞれが定義だよ。
ことばはそれ自体で既に定義であり表彰だよ。
>>165 それはいいとして、あなたは凡才ですか?
167 :
荒らし=自演ストーカーハーマン朝日日経盗作中:2011/10/01(土) 18:41:57.95
おい914川上弘美マンドールあまなランドール。
妖怪デカ能面川上弘美あまなを退治しない限り、川上ミエコなんか
どうだっていいんだろう、ウソつき。
169 :
吾輩は名無しである:2011/10/01(土) 19:07:08.63
太宰って中学生が読んだら面白い作家じゃないのか?
人間失格も走れメロスも中学で読んだぞ。
170 :
吾輩は名無しである:2011/10/07(金) 02:51:01.77
読み直せ、ハ〜げ!!
>>169 年取ってから読み直すとまた面白いのが太宰。
ダサい治
教科書や課題図書で出会ってしまうせいで、
太宰?ああもう読んだし
って気になっちゃう子が多そうだよね。
教科書に載ってなければファンはもっといそう
>>173 それは違うだろうな。
教科書、課題図書で読んで、興味を持ちさらに太宰を読む
動機が生まれなていないのが、現実。
175 :
吾輩は名無しである:2011/10/14(金) 02:48:58.73
さらに、さらに治を読む、
あたりまえだろ!
治虫!
177 :
吾輩は名無しである:2011/10/22(土) 20:48:12.21
うるせ〜、
178 :
忍法帖【Lv=30,xxxPT】 (´・ω・`) ◆hesl6eItdY :2011/10/22(土) 23:22:57.75
教科書に載ってるのって『走れメロス』以外にある?
179 :
吾輩は名無しである:2011/10/23(日) 00:00:26.18
トカトントンの解釈を聞かせて
昔大好きだったが、公言するのは恥かしい
181 :
吾輩は名無しである:2011/11/01(火) 22:48:08.64
当たり前じゃん
182 :
吾輩は名無しである:2011/11/01(火) 23:22:59.29
トカトントン
ほんとごめんなさい。発作的に立ててもうた…
185 :
治美:2011/11/06(日) 22:26:54.86
青森いいとこでした
188 :
吾輩は名無しである:2011/11/12(土) 08:58:15.35
ここ荒らしてたのもあまなか
189 :
吾輩は名無しである:2011/11/13(日) 15:52:00.24
1つのスレにまとめてください
太宰すれはもうあります
190 :
蝙蝠 ◆MinorKeyQs :2011/11/14(月) 05:15:07.54
『畜犬談』は太宰の本質を簡潔に比喩表現していると思う
>>189 今更何をぬかしてんだボケナス。1を嫁。
さっき、全裸で四つん這いになり尻を突き出した自分をビデオにおさめてた。
勿論、肛門には万年筆が刺さってる。
再生を見たが実にシュールだった。
おまえらもやってみろ。
193 :
吾輩は名無しである:2011/12/04(日) 16:10:31.08
【クアッド】マルチコプター総合 第1機【トライ】
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/radiocontrol/1322525621/ 518 名前:名無しさん@電波いっぱい[] 投稿日:2011/12/04(日) 15:28:53.85 ID:X/DUogft [16/16]
寓 話 【走 れ メ ロ ス】
小学校で習った人が多いと思う、納得できましたかあの物語。
俺様にとっては凄い違和感が残った。じゃあ、俺様がメロスだったらどうしたか?そりゃあの性格のひねくれた王様と一騎打ちだとな。
なんで気に食わない奴が作ったルールに従わなきゃいかんのや、それは負け犬だ、そう思った10歳の夏。
そして勝ち組人生歩んできましたw
194 :
吾輩は名無しである:2011/12/19(月) 09:07:29.75
ふぉすふぉれっせんす
やめてよみんな太宰君が浮かばれない
そうよそうよ!
腐悪娵腑汚呬妬賤棲
198 :
吾輩は名無しである:2011/12/24(土) 06:37:35.01
また村上春樹児童ポルノ頒布罪人が成り済まし犯罪してる。死ねばいいのに。
なんで全世界的に殺されたりしないんだろう、星中で非行しかしなかった福島いじめの村上春樹ポルノ業者には害しかないのに
息を吸うのも吐くのも害。死ねばいいよ。今すぐ。それ以外はすべて悪い。
200 :
吾輩は名無しである:2012/01/16(月) 17:32:20.76
富御諏芙麻麗キ泉主
冬の花火
ってどこが原子爆弾なの?
研究もなにも、こいつはただのうつ病患者
終わり
初めて人間失格見た。
これが最後の最高傑作か
神様みたいな
って自分を正当化したかっただけか
キスしてあげるから っていう芸能人的自尊心,ナルシズム
やっぱ糞かな
204 :
吾輩は名無しである:2012/02/26(日) 15:43:07.80
wikiをあれやこれやみたけど津島修治は自分の周りの人に迷惑かけっぱなしの人で、
こんな人は近くにいて欲しくない人だとおもった。斜陽の下となる日記を津島に提供した
太田静子さんは津島のせいでめちゃくちゃ迷惑をかけられたとおもう。お子さんの太田治子
さんも辛かっただろうとおもう。
http://ja.wikipedia.org/wiki/太田静子 そもそも、津島は大学のときに自殺未遂を鎌倉でしてる。修治の兄の文治のwikiも読んだ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/津島文治 そこには「自殺幇助容疑で鎌倉警察署に逮捕された時には、担当刑事が金木出身で津島家の
小作の息子だったことや、管轄の横浜地裁の所長が黒石市出身で父源右衛門の姻戚だったことを
利用し、自らの政治的影響力を行使して、修治を起訴猶予処分に持ち込んだ。」と書いてある。
コネクションを使って、起訴を免れるという特別な優遇措置を受けたことになる。
だらしなく、責任を取らず、賞に落とされたときには、川端康成の家にどなりこみに
いき、女にだらしなく、そしてただ利用だけして、日記を太田静子にもらうために太田を
呼び、子供が生まれるが、問いつめられて初めて認知。その翌年他人を巻き込み自殺。
斜陽が斜陽日記として後日出版されるがそれとおそろしく似通っていてぱくりとも言える
内容。それについても太田静子は津島の師匠の井伏鱒二から太宰とのことをあらかじめ口止めを
されてたりする。
だらしなさ、そしてそれが他人にめちゃくちゃ迷惑をかけまくっていて、それを親の権力や、
自分のコネクションを通じて力づくで黙らせることをしてもらう、はっきりいってこういう人は
自分の周りにはいて欲しくない人だとおもった。
205 :
204:2012/02/27(月) 03:47:43.11
続き
太宰治はとても文章が上手だから、太宰治と書くとそのことを思い出して、批判的なことを
書けなくなるから津島修治と書いた。小説で自分自身は弱い存在のように書いているけど、
たくましかったんではないかな?自己正当化までやっているからそう思わざるをえない。
太宰治の時代は小説家はめちゃくちゃな生活を送るなかで小説の題材を見つけるという
とんでもない時代だったのだろうか
206 :
吾輩は名無しである:2012/02/28(火) 21:46:13.67
何言ってもイケメンやし。
高学歴で処女のお嬢さんもらうっと。
裏山。
207 :
吾輩は名無しである:2012/03/03(土) 09:16:29.36
短編ではおさんが一番完成度高いと思うんだがお前らの意見
渋谷駅に煙草吸ってる太宰の写真があったよ
がっこうのしゅくだい位でしか読んだ機会ない奴が太宰治語るのはちょっとアレなんじゃないかな
210 :
吾輩は名無しである:2012/03/14(水) 13:42:40.92
太宰治に嵌ってミーハー根性で娘の太田治子さんが書いた「心映えの記」
を読んだ。これは傑作。
太田治子さんが母親の静子さんと共に歩んだ人生とその死を書いた作品だけど
素晴らしかった。久々に「芸術作品の持つ力」というのを感じた。
静子さんが娘の治子さんに「太宰が一番好きだったのは。。。」と語るシーンは涙物。
正直この作品を読むまで失礼ながら太田治子さんは太宰治の付属物というイメージだった。
でも当たり前だけど太宰治は死んでも残された者は「生」を紡ぎ続けているのだと思った。
是非お勧めの作品。
204さんがこの作品を読んだら太田母子に対する見方は変わると思うよ。
211 :
吾輩は名無しである:2012/03/14(水) 13:45:02.77
水牛乙(笑)
212 :
吾輩は名無しである:2012/03/15(木) 09:50:20.65
>>204 >>205 若者らしい率直なご意見清々しくて気持ちがいいです。
あなたの仰ることは実に健全でこれからの人生も真っ当に生きていかれると思います。
社会は貴方のような方を必要としています。
でも一言付け加えさせていただければ、
長い人生には思わぬところに落とし穴(挫折)があるものです。
慎重な生き方をなさるあなたにはそのようなことはないと思いますが
万、万が一そのようなことが身に降りかかりましたら
太宰作品を読んでください。
今までと違った世界があることに気づかされ勇気を与えられるかもしれません。
213 :
吾輩は名無しである:2012/03/15(木) 10:09:53.16
>>212 >長い人生には思わぬところに落とし穴(挫折)があるものです
その挫折に負けないで毅然として人として人生を進めさせるものは
論語に始まる倫理学であって、
太宰とかいうブタの感傷連続心中じゃない。
テメエも世間を何も益さず害を与えるだけのただのクズ。
さっさと死ねよ、ブタ野郎。
214 :
吾輩は名無しである:2012/03/15(木) 10:20:45.66
ワロタw
215 :
吾輩は名無しである:2012/03/15(木) 10:23:33.95
へ〜、ブタも笑うのか?(嗤)
216 :
吾輩は名無しである:2012/03/15(木) 10:30:48.08
都知事VSエセ君子
『もの思う葦』より
まんざい という題の文章に
問。「君はいったい、誰に見せようとして、紅(べに)と鉄漿(かね)とをつけているのであるか。」
答。「みんな、様(さま)ゆえ。おまえゆえ。」
という文言がありますが、これは何と何とを掛けている=どういう点で まんざい なのでしょうか?
自分では理解できず、元ネタがあるかと調べてみてもいまいち良く分からなかった(落語か古典かなのでしょうか?)ために質問させていただきました
個人的な疑問、不明点は到底研究とは言えないと思いますが
どなたかご存知の方あれば、よろしくお願いします
218 :
吾輩は名無しである:2012/05/24(木) 13:13:01.66
太宰分析〜
まぁ、俺なりの素人考えだが。
罪の意識に囚われた人だな。下男下女を雇うようなお坊ちゃまであった。
搾取階級で生まれ育ったのだが。当時の社会の大正デモクラシーなど若者の流行や思潮を鑑みるに。
津島修治は、労働者階級の立場からの思想にマインドコントロールされ。
実際の自分と思想上、哲学上の問題での分裂状態に彼は思春期の頃から陥っておったのだ。
彼の本来の性格が対人恐怖症的なところがあり。
外界との疎通方法として「人を笑わせる」ことに方法としてだけでなく。生きがいを感じておったのだ。
まぁ、人を笑わせる才能としては、「竹中直人」に近いかもしれない。
もし、生き続けてたとしたら。サブカル界のカリスマになってたかもしれない。
そう思って欲しかったんだろうけど、実際はそんな不器用なタイプじゃないでしょ。
太宰治初心者です。
太宰治の小説をもっと読みたいんですが、苦手な作品傾向を避けたいのでおすすめ教えてください。
凄くいいと思ったもの:走れメロスや駆け込み訴え
避けたい太宰:人間失格や富嶽百景
スレチとは思うんですが調べた限りここしかなくて。スレチすいません。
「太宰治」の心理や心情が全面に出てるようなのは苦手みたいです。
太宰治のコメディもあると聞いたことがあるんですが、
もし知ってる方がいらしたらその情報もお教えください。
221 :
吾輩は名無しである:2012/05/27(日) 17:43:01.44
激甚のダスゲマイネッって歌ってる曲あったなぁ〜そういえば。
他に、太宰治の影響を受けた音楽ってないかな。
>>220 お伽草紙は?
コメディーって言われてるけど。
太宰治集GET。
百円だった。
223 :
吾輩は名無しである:2012/05/27(日) 18:00:44.81
,,r-─- 、r-─- 、
/_______ \
/ キンタマ命 \
.} ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ノ
{ ノ =≡=-、 ,r=≡=i
| / `ー=・-、 (r=・-'(
ノ {ヽ ノ / | ヽ l
ノ ノヽ/ ,、_) ノ 太宰ファンでわりーかよ
.フ | ゙i 「 ト /
) | ヽ \二=- ノ
`ゝ.| ヾ /
|  ̄ ̄ ̄,
224 :
吾輩は名無しである:2012/05/27(日) 18:03:36.96
,,r-─- 、r-─- 、
/_______ \
/ オマンコ命 \
.} ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ノ
{ ノ =≡=-、 ,r=≡=i
| / `ー=・-、 (r=・-'(
ノ {ヽ ノ / | ヽ l
ノ ノヽ/ ,、_) ノ そーかい、そりゃー太宰ファンでわるかったな
.フ | ゙i 「 ト /
) | ヽ \二=- ノ
`ゝ.| ヾ /
|  ̄ ̄ ̄,
>>221 ありがとうございます。是非読んでみます。
226 :
吾輩は名無しである:2012/05/28(月) 00:11:03.79
蟲のように豚のように殺してもいい
いいのよ〜我、一塊の肉塊なり
明治〜昭和の終戦まで
武士の思想が主流だが、士農工商というように、商人は、卑しまれた職業として建前上あった。
終戦〜バブル期以前まで
復興、復興、今度は、軍隊ではなく工業技術で欧米列強との闘いに我武者羅に望む企業戦士が主流。
だが、まだ、武士や農民の精神が残っていた。
バブルの兆し〜バブル期
奇跡の大国日本。世界一金持ちの国。日本に敵なし。全ては、金で解決できるが信条。
自信満々、経済が落ち込むなんて考えられない。ホームレスあり得ない。
生活保護?何それ?サラリーマンからビジネスマンへ。マヌカン、コマネチ、ネアカ、根暗、
軽薄だが人間の嫌な部分を見ないで済んだいい時代と言えばそうだったかもしれない。
バブル崩壊〜現在
忌み嫌われていたアニメ、ヲタクのサブカル文化が無駄に脚光を浴びる。
相変わらず、バブルを引き摺り経済至上主義思想。商人の言葉に踊らされるバカ日本人。
人間の生活が分からない
暑い寒いが分からない
空腹感というものが分からない
エキセントリックなもの(反体制思想)、強い刺激(酒、ドラッグ、不倫、狂言自殺)に病的な執着を見せる
客観的視点の欠落
バランス感覚の欠落
わたしは自分が普通で無いとひとに知れることが怖ろしくてたまらない
世間という得体の知れないものが怖ろしくてたまらない
フツーにADDじゃん、このひと
229 :
つくだに:2012/05/28(月) 18:56:18.89
本物のADD登場。
呼びました?
太宰オタクです♪
全てがパソコンによる文字だとキチ害でもまともに見えてしまう錯覚を及ぼす。
例えて言うなら、キチ害が医師の白衣、キチ害が警察官の制服。
便所の落書きの方がわかりやすい。
>>229 ADDから見て太宰治って親近感ある?
私は、ASとADHDと生活を共にした経験から、太宰治って‥発達障害ぽいなぁ、て感じるようになったよ
232 :
つくだに:2012/05/28(月) 21:28:15.76
>>231 私は太宰程じゃないけど、自暴自棄になりやすい所があるし、ドジな所もあります。
自分の癖を最大限増幅した様な太宰はんがなんかとても好きなのです。
>>228 これってADDの症状なのかぁ?
ADDって多動とかでしょ。小学生が授業中ウロウロ落ち着きなくて、暴れたりするような。
>>228の感覚はじぶんもあるけど、授業中ウロウロするようなことは絶対やらなくて。
むしろ静かにしてたんだけどなぁ〜
234 :
つくだに:2012/05/28(月) 21:51:23.31
ADHDは破壊衝動がつよいけど、ADDは注意散漫なだけだったりします。
というか太宰はシャブ中とアル中だから繰鬱とかでしょ。
世間と言う得体の知れないものが恐ろしかったという一文は、
対人恐怖症が酷かった頃読んだから。
てっきり太宰もそうなのかと思ったら。
「津軽」読むと、意外とヤンチャな学生だったという・・・w
彼は、俳優と言うが、本当に、俳優を小説で演じてたんだぁーと。
>>233 多動はADHDで、ADDには無い症状
現実への乖離感や、物事をマイナスに捉えたり、物事を整理して考えるのが苦手だったり、快楽に溺れやすかったり(駄目になっていく自分に酔いしれていたりもする)‥
そんなんがADD
238 :
吾輩は名無しである:2012/05/29(火) 12:32:47.96
「晩年」に出てくるれいの“あんま”ってオナニーの事だよね?
春のある日、少年の部屋
誰に聞いて知ったのか、本で読んで知ったのか
栗の木に似た人の匂い、あまりにも人間的な匂いよ〜
>>237 ありがとうございます。
多動のイメージしかなかったもので。
世間と言う得体の知れないものが恐ろしい、人間の生活が分からない。
というわりには、超一流大学まで進学するほどの学習意欲があり。
学生時代も普通以上にヤンチャな生活をしていた津島君。
やっぱり、理解できない。
マイナス思考な人間であればまず、学習意欲なんか湧くはずもなく。
人間を恐れるわりには10代で仲間と酒飲んだり芸者遊びって。
やっぱ、ナルシストで自己顕示欲が強い人。
当時流行りの文学青年と言うものの英雄像をそのまま自分にも当てはめたかっただけじゃないのか。
>>241 そういう意味でも道化ということなのかな?
243 :
吾輩は名無しである:2012/06/02(土) 11:55:13.43
「駆け込み訴え」は太宰の最高傑作!
太宰が好きといったら文学をわかってないと思われる風潮
245 :
吾輩は名無しである:2012/06/03(日) 01:06:48.44
夏目より太宰の方が、作品に多様性がある!
富国強兵の時代。若者にとって堕落は主流的な憧れだったのだろうか。
文学的堕落はいつの時代も甘美だが。
現代は、経済至上主義と言えば格好いい、あきんどに振り回された社会。
価値観は太宰の時代のほうがまだ農民に近かった。
日本人の不幸の始まりは百姓文化が死んでから。
津島修治はそれで死んだのかもしれない。
はあ
もう駄目じゃ
はあ
249 :
つくだに:2012/06/03(日) 18:28:10.96
>>244 それは文学板の偏った傾向じゃないですか
ここ以外ではぜんぜんそんなことないし
姉妹で小説を連作している作品があったと思うんですけど何ていう作品か分かりますか?
>>248 爺さんどうした?ウンコ漏れちゃいそうか。てか、でちゃったか・・・
はあ
もう駄目じゃ
はあ
もう、もう駄目じゃー
わし、もう我慢できん
い、い、いぐー
ブリッ
修治が殴るの。
修治が。
修治って言っても修司じゃないの。()
固定ハンドル&ヒトリキャッつけたった。
わけわかんなくなるから
私は、津軽の百姓だ。
文化なぞ持ち合わせてない。
キザなサロンの人達、戦後の自由主義者、社会主義者糞食らえ( ´ ▽ ` )ノ
今こそ天皇陛下万歳!
なんか、修治好き
太宰治の作品に共感し
津島修治の私生活に幻滅し怒りすら感じる。
ワラタ
太宰こと津島修治は、奇麗事じゃないから嫌いじゃない。
人間のクズ剥き出しで生きてたから嫌いじゃない。
自らを大きく見せようとしてもクズであることがすぐ発覚するから嫌いじゃない。
生臭い人間のニオイがする。
かと言って。好きではない。
太宰主演のコメディー映画見たかったなあー。
三島がツッコミ太宰治がボケ。
バチバチビンタされんのw
コケるのも上手かったろうなあー
惜しい実に惜しい人を亡くした…
今日が命日だよね。先日三鷹に行く用事があったので
久々に母校(三鷹市)の前を通りつつ太宰関連の場所を少し回った。
しばらく行かない間にずいぶん変わったな…。
260 :
つくだに:2012/06/13(水) 20:42:38.54
文学好きになったきっかけが太宰はんだったから、
今でも感謝の気持ちがとても強いです
毎年命日に太宰の墓に小便してるやつがいるけど、あいつどうしてるかな
263 :
吾輩は名無しである:2012/06/19(火) 02:13:26.67
しかし、公立の学校教育というもので、文学を嫌いになり。
甚だ退屈極まりないものとの認識を得た。
学校を卒業して何年も経ちやっと文芸に親しめるようになった。
戦後の学校教育は最悪だ。
戦前までは、当り前に学校で受けていた日本の神話や文化、終身に変わり
アメリカ様に対してのおべんちゃらで作られたようだ。
太宰の小説の端々に豊かな日本文化に触れる。
又吉みたいな自発的に文学楽しめる人間ばっかじゃないからね。
日本の国語教育って、教訓読みとか
読みの教育腐ってるよ。教師が面白くねえカスばっかだからな
「太宰の入水自殺は、二日酔いによる」
これが、自分には一番シックリくる。
不良少年とキリスト。
不良少年という言い方もあるし、ピーターパンとも言える。
非凡に憧れ続けた凡俗な太宰。なるほど・・・
267 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 骨 ◆a3ayubuzVM :2012/07/04(水) 21:36:24.65
∩_∩
/ \ /\
| (゚)=(゚) |
| ●_● |
/ ヽ
r⌒| 〃 ?? ヾ |
/ i/ |_二__ノ
./ / / ) 精神を加速させろ
./ / / //
/ ./ / ̄
.ヽ、__./ / ⌒ヽ
r / |
/ ノ
/ / /
./ // /
/. ./ ./ /
i / ./ /
i ./ .ノ.^/
i ./ |_/
i /
/ /
(_/
はるゆき君、場違いだよ。
269 :
吾輩は名無しである:2012/07/11(水) 19:18:29.42
伺いたいのですが美知子夫人亡き後太宰が書いた本物の遺書の存在
が明らかになったけど、確かある作家の悪口が書かれていてその名前
は公表されなかったがもある作家ってやはり井伏氏なのか。
俺は、太宰に親しみを感じる。(太宰ファンはみんな同じ気持ちみたいだが)
これは、何故か。
太宰の魅力は業に翻弄され続けた人間であるというところだ。
他所から見れば滑稽。ユーモラス。
立川談志が「落語は人間の業の肯定」と言った。
まさに、太宰の小説は落語的であり、太宰本人が落語の登場人物に相応しい男だw
セーレンキルケゴールの死に至る病なんぞただの屁理屈弁証法。しかもツマラナイ。ユーモアがない。
哲学書を読みことによって益々、太宰が面白いと言うことがわかった。
>>269 それは、「井伏さんは、悪人です」って遺書のことかな。
酔っ払いの、二日酔いの太宰最後の悪戯という感じなんでしょうかね。
これも滑稽でユーモラスで憎めないんだよなぁ
太宰はいろんなヤツに噛みつくからな‥
20世紀騎手である俺の右に出るものはいないぜーと思ってたはず
あんたら古いのよって。私は語りの名手なのよって。実験的でしょ?新しいでしょ?
それで川端に絶賛されてさ、「女生徒」
272 :
吾輩は名無しである:2012/07/15(日) 13:56:24.09
>>270 >それは、「井伏さんは、悪人です」って遺書のことかな。
その遺書は公表された書き損じた遺書の方かな。
未公開の多分井伏氏への悪口が書かれている遺書の内容が是非読みたい。
まあ無理だろうけど。
晩年の太宰は被害者意識が強かった傾向はあるけど、それでもあれだけ
世話になった井伏氏の悪口をわざわざ遺書に書くのは余程何かあったんだろうか。
確か太宰の弟子だった堤氏の回想記に井伏氏が美知子夫人は可愛げがないから
別れろと言われ自分が紹介したくせにとひどく腹を立てていたという記載があるけど。
幾らなんでもそれだけではないだろうし。
太宰の作品をまともに読むまでは「人間失格」のイメージが強過ぎて暗い
イメージがあったけど、ちゃんと読んだら確かにユーモラスというか笑い
を上手くちりばめてるんだよね。
あの「人間失格」ですらユーモラスだわ。
ただ一点だけ「桜桃」だけはそれは感じられなかった。この作品だけは
作者と作品の距離が近い気がした。
それだけ太宰にとって深刻だったんだろうなと思った。
>>272 へー、書き損じだったんだ。知らなかった。
ありがとう。
274 :
吾輩は名無しである:2012/07/15(日) 20:24:24.27
ウンコ新聞
ウンコ失格
ウンコ道化師
ウンコ出してすみません
ウンコ書き込みます
275 :
新聞記者:2012/07/15(日) 20:25:18.45
お尻ふく紙にでも使ってください
276 :
吾輩は名無しである:2012/07/15(日) 20:51:30.63
ひとりの無能が多数のコテを演じていとおかしい
277 :
吾輩は名無しである:2012/07/23(月) 15:27:44.24
秋まで生き残されている蚊を哀蚊というのじゃ
蚊燻しは焚かぬもの
不憫の故にな
太宰読み返してるよ。惹かれるポイントが以前とは少し違うな。
ビビりながらも生活を諦めまいとするような内容のものがいいな。
279 :
骨:2012/08/20(月) 22:23:16.27
あづいあづい。
味の素好きだったんだね。
やっぱ天才だわ。津島修治タソ
280 :
吾輩は名無しである:2012/08/20(月) 22:28:08.66
身長174cmで俳優のような顔立ち。
女がほっとかないと自負する修治タソ。
明治の174cmだと今なら180cmってところかな。
今に例えると。
そうさなぁ〜
あの当時の小説家は流行の職業であるからして今で言うお笑い芸人か。
だとすると、お笑い芸人でイケメソというと。
ピースだな。ピース何とかってロンゲの人。あれだあれだ。
劇団ひとのみちのように天才的な
文学者なんでしょうね
282 :
骨:2012/08/20(月) 22:35:56.25
しかし、太宰は、バラエティーやワイドショー、女性雑誌が生きてたらほっとかない逸材だったのになぁ〜
グッドバイはかなり面白いコメディーだったのになぁ〜
野獣女に殴られてメガネが吹っ飛ぶシーンは目に浮かんだわいな。
そこらへんの俳優にいっぱいいるよ
285 :
骨:2012/08/20(月) 22:40:28.06
286 :
骨:2012/08/20(月) 22:48:08.79
しかし、太宰は好きか嫌いかに極端に分かれる作家だ。
まぁ、自分は、好きでもないが嫌いじゃない。
287 :
吾輩は名無しである:2012/08/21(火) 00:20:06.78
この人が川端康成に喧嘩を売ったと云う一件を、つい最近になって知った。
288 :
吾輩は名無しである:2012/08/21(火) 00:46:47.12
>>280 あの人間失格は、顔だけでたぶん女は判断しているということへの
皮肉だからな。
誰もそんなこと言ってなく、俺の解釈だけれどw
女がX遺伝子をもっていて、人間の原始的なものだとすれば
それは人間全てに対しての皮肉ということに一応なるわけだけれど。
ここにいらっしゃるみなさんはやはり
猪瀬直樹の『作家の誕生』あたりは
読まれているのでしょうか?
290 :
吾輩は名無しである:2012/08/21(火) 08:26:36.18
>女がX遺伝子をもっていて、人間の原始的なものだとすれば
X染色体は対になってて、減数分裂で男にも女にもやってくる。
Y染色体のみが男にしか来ない(これが万世一系のために男系天皇しか認めない生物学的根拠になる)。
だから、もし性特有で原始的なものがあるなら、それはY染色体に無ければならず、男にある、となる。(笑)
291 :
吾輩は名無しである:2012/08/21(火) 17:19:33.89
>>290 受け継がれなければならない特別な原始的なものと
環境に左右される猿に近い原始的なもの
という意味の違い。わかってて言ってるんだろ?
292 :
吾輩は名無しである:2012/08/22(水) 01:30:54.65
>>291 訂正
>>290 人間の原始的なものなどと言うから間違ったのかな。
女が原始的なものを遺伝子にもっているということじゃなくて
存在そのものが原始的だということ。
中身のない肉体だけの器のようなものということ。
293 :
吾輩は名無しである:2012/08/22(水) 02:06:14.67
>>290 >>291 >>292 訂正
原始的なものでなくて、原型的なものか。
これはどこぞの誰かがテレビで言ってたことなんだけれど.
本当に人間の原型的なものなどと言っていいのか知らないが。
294 :
吾輩は名無しである:2012/09/01(土) 22:05:57.13
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|::::/ _.rl`': 、_ ///;ト,゙;:::::/ 天知る地知る子知る我知る
`´ /\\ `i;┬:////゙l゙l ヾ/
,.:く::::::::`:、\ 〉l゙:l / !.| 天網恢恢疎にして漏らさず
/:.:.:.:\:.:.:.:.`:、ソ/:.:| | |
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295 :
吾輩は名無しである:2012/09/03(月) 20:36:42.91
死のうと思っていた
『晩年』
いい出だし
確かに
夏まで生きようと思った
ただ一さいは過ぎて行きます
救われる1文だと思う
如是我聞の志賀直哉攻撃が好きだが
300 :
吾輩は名無しである:2012/09/09(日) 13:52:17.16
彼を集団ストーカーして自殺に追い込んで
某宗教がおまんまのネタにして笑ってるよ。
301 :
つくだに:2012/09/09(日) 19:01:51.40
自分でも思わず笑ってしまう様なおかしな漫画を、
覚醒剤打ちつつ描くシーンは至高
302 :
吾輩は名無しである:2012/09/09(日) 21:49:32.52
>>298 救われるんじゃなくて、悲惨の究極として書かれたものなんじゃないのか?w
質問です。
めくら草紙(晩年)に、マツ子を傷つけてしまった、とありますが、これは彼女と姦通してしまったという事(解釈)で良いのでしょうか?
304 :
吾輩は名無しである:2012/09/14(金) 22:39:49.47
>>302 リア充にとっては残酷非リア充にとっては救い
これは哲学者の中島義道も言ってるね。
305 :
つくだに:2012/09/14(金) 23:07:50.50
義道ちゃんの自虐って太宰と通じるものがあるねえ
あれは癖になる
カント研究家にしておくにはもったいない
どんどん小説を書いて欲しいな
306 :
吾輩は名無しである:2012/09/16(日) 12:57:59.14
筋骨隆々の男性や煌びやかに着飾った女性を見る度
どうせもうすぐ年老いて死んでしまうのに…と切なくなるのです
307 :
吾輩は名無しである:2012/09/20(木) 14:09:34.58
308 :
骨:2012/09/20(木) 18:51:40.90
しかし、同じ津軽弁でも、吉幾三は、超かっこ悪いのに。
太宰治の津軽弁を想像すると超カッコイイと思うということは。
差別ではなく。個性なんだろうな。
アホ丸出しの書き込みだなぁ
310 :
つくだに:2012/09/27(木) 08:04:14.36
太宰はんは、藤田に死ねと言われて死んだのか…
311 :
骨:2012/09/29(土) 21:21:56.68
しみなれたっ
我が家ぬぅ〜〜〜
花の香りをそ〜えてぇ〜〜〜〜〜〜〜
312 :
吾輩は名無しである:2012/10/03(水) 09:19:53.46
しみなれたっ
我が家ぬぅ〜
はだのかおりをそぉ〜〜えでぇ〜〜♪
313 :
吾輩は名無しである:2012/10/03(水) 21:06:03.18
♪はぁ〜あっ
テレベもねぇ〜
ラズオもねぇ〜
くぬまは ほとんど はすってねぇ〜
ピアノもねぇ〜 バーもねぇ〜 おまわり まいぬつ ぐぅ〜るぐぅる
おだ こんだ村いやぁだぁ〜〜 おだ こんだ村やだぁぁぁ〜〜ぃ
東京へ出るだぁ〜〜〜〜
東京へ出たなら銭っこさ 貯めでぇ〜 銀座でぇ山買うだぁ〜〜〜
ハァ〜ア そうしましょ そうしましょ そうしましょ ったら そうしましょっ♪
314 :
吾輩は名無しである:2012/10/03(水) 21:13:33.54
寺山修司と津島修治
太宰の遺伝子を受け継いだ寺山修司と井上ひさしと壇一雄
そして、寺山魂を受け継いだ。美輪明宏、横尾忠則、蛭川、タモリ、北野武えとせとら
井上ひさしに至っては数え切れない天才達に影響を与えた。
まさに、天才の中の頂点。
それが、津島修治だ!!!!!
315 :
骨:2012/10/03(水) 21:20:37.62
316 :
吾輩は名無しである:2012/10/03(水) 21:27:34.70
つぅ〜かね。
問題は、声なんよ。声わかる?声。
今じゃ、読書と言ったら黙読だが。
明治の頃までは、読書とは、声に出して読むことだった。
黙読なんて普通の人達はしな褐炭よ!
インターネッツッ
メールなど文字情報ばかりは逝かんのよ。
317 :
骨入れんの忘れてたお:2012/10/03(水) 21:31:48.25
ヴォイスだよヴォイス
本はヴォイスを伴わないと面白さも理解も半分以下だよ。
わかりる?
『女生徒』から入り、盲が晴れ、今更ながら太宰治を読み進めています。
作品としての『女生徒』、作中の女生徒、その両方にまいりました。
文章も人物も可愛らしくて愛おしくてたまりません。
「もう、ふたたびお目にかかりません」
と結ばれていて、さみしく思っていたのですが、
『俗天使』の中で、手紙という形でふたたびお目にかかれたのがうれしかったです。
読み進めて行けば、また、どこかであの女生徒に逢えるのでしょうか?
それにしても、偏屈なおっさんにあんなにキラキラした文章を紡ぎ出せた事が不思議でなりません。
『女人創造』では
「男と女はちがうものである。それこそ、馬と火鉢ほど、ちがう」
としながら、同時に女を書く上での秘法を会得したともあります。
種を明かせば当たり前の様なことではあるが話せば曲解され誤解を受けかねないその秘法とやらが気になります。
私は、女装をして机に向かっていたのではないかと思っているのですが、どうでしょうか(笑
太宰はなぜノーベル賞を受賞出来なかったのか
山梨時代が一番のんびりしていて好きだな。
富岳百景・新樹の言葉・美少女は地元なこともあって何度も読んだよ。
同じ場所にいた井伏鱒二さんの同時代作と並べてみると、どうも太宰さんは素直じゃないけど(笑)
322 :
骨:2012/10/13(土) 23:22:52.29
太宰治は、コケティッシュです。
コメディアンです。
キチガイピエロです。
でも、日本の小説家の中では最も人間臭く、弱々しいので愛されてるのです。
323 :
吾輩は名無しである:2012/10/14(日) 01:12:28.39
太宰みたいなのを必要とする人間として共感できる部分が何も無いクズ豚がいつの時代にもいるからだってだけだ。(嗤)
325 :
吾輩は名無しである:2012/10/16(火) 20:05:58.01
326 :
骨:2012/10/17(水) 23:04:27.81
太宰の文章は死の匂いがするからせくすぃーで癖になる
327 :
骨:2012/10/18(木) 11:12:38.76
劇甚の ダス・ゲマイネ いみじき愚行よりのがれまほし
かえりみれば興起はたして ちょう乱の徒労になるぞかし。
津軽弁は東北人でも分からないって言うからな
330 :
吾輩は名無しである:2012/10/19(金) 10:36:05.77
「あの人は、私の女を盗ったのだ。いや、違った!あの女が私からあの人を奪ったのだ。いや、それも違う!私の言うことは全てでたらめです。」
(「駆込み訴え」より)
331 :
吾輩は名無しである:2012/10/19(金) 10:41:44.95
クズ豚もクズ豚って言われると怒るんだな、クズ豚。(嗤)
332 :
骨:2012/10/31(水) 14:24:41.53
昨晩
さて、明日の朝も早起きしてジョギングした後シャワー浴びて。
爽快気分でバリバリ働くぞぉ〜!!!!!
あくる朝、どこからともなく。
トカトントン
どうでもいいや。
333 :
骨:2012/10/31(水) 18:09:11.08
不良でない人間があるだろうか。
太宰が津軽弁を喋っていた、という事実を受け入れられない。
訛ってたら嫌だな。
太宰を身体感覚で捉えるとなると、やっぱ津軽だよね。
太宰治が、何故、太宰治というペンネームにしたか?
それは、津島修治と名乗ると「ツスマ スーズ」と訛ってしまうのが嫌なので。
修ちゃんは、訛らない「ダザイ オサム」にした。
まんずまんずツスマスーズだんべやぁ〜
しみなれたっ 我が家ぬぃ〜〜〜
花の香りをそーえてー
リフォーム しようよ〜♪
最初は天才かと思わせたが、知れば知るほどクズだという事がわかり、
本を手に取るのも汚らわしいとまでおもうようになってしまった。
340 :
吾輩は名無しである:2012/11/09(金) 00:53:03.26
知れば知るほど普通の人
くだらん事に固執する。
だから好き。
341 :
吾輩は名無しである:2012/11/09(金) 20:31:39.66
トカトントン 復興の音
トカトントン 軽薄な音
トカトントン 鬼畜米英も 今や ギヴミーチョコレイト
トカトントン 天皇陛下万歳 今や マッカーサー将軍
トカトントン 神風 神国日本 あれ? 民主主義万歳だと?
虚無、ニヒリズムなんて気障なものでは言い表せないトカトントン。
躁うつ病だと思う。
342 :
吾輩は名無しである:2012/11/15(木) 03:31:00.66
西野亮廣(キングコング)@nishinoakihiro
●12/01/18
太宰治の「大人とは裏切られた青年の姿である」
という言葉が幼稚すぎて嫌いで、高杉晋作の
「面白きこともなき世を面白く」という言葉が大人
らしくて好きです。
●12/01/27
僕は太宰治に一度「ガストロンジャー」を聴いても
らいたいと思っておるのです。
●12/06/27
太宰治が嫌いで、後藤ひろひとが好き(^^)
●12/10/13
太宰治が大嫌いです。キモいからです。
●12/11/13
苦労してる奴って応援したくなるでしょ?だから
不幸や闇を売りにして共感を得て作品を世に出
す、という商売をする太宰治が安っぽくて大嫌い
なのです。逆に、そんなものを隠して才能と汗で
勝負でエンターテイメントに挑んだウォルト・ディ
ズニーが大好きなんです。
高杉、後藤、ディズニーと比較対象が脈絡ないのが、些と可笑しい。
「ガストロンジャー」の宮本浩次は若き日は太宰作品愛読者でした。
いずれにせよ、又吉直樹への当て擦りですね。
西野と又吉は同年齢でNSC同期。頃日、又吉は西野より売れてるから。
「風の便り」はもっと重要視されていい作品だと思うが
つまり、わからないのです。隣人の苦しみの性質、程度が、まるで見当つかないのです。
プラクテカルな苦しみ、ただ、めしを食えたらそれで解決できる苦しみ、しかし、
それこそ最も強い痛苦で、自分の例の十個の禍いなど、吹っ飛んでしまう程の、凄惨
な阿鼻地獄なのかも知れない、それは、わからない、しかし、それにしては、よく自殺もせず、
発狂もせず、政党を論じ、絶望せず、屈せず生活のたたかいを続けて行ける、
苦しくないんじゃないか? エゴイストになりきって、しかもそれを当然の事と確信し、
いちども自分を疑った事が無いんじゃないか? それなら、楽だ、しかし、人間というものは、
皆そんなもので、またそれで満点なのではないかしら、わからない、……夜はぐっすり眠り、
朝は爽快なのかしら、どんな夢を見ているのだろう、道を歩きながら何を考えているのだろう、
金? まさか、それだけでも無いだろう、人間は、めしを食うために生きているのだ、という説は
聞いた事があるような気がするけれども、金のために生きている、という言葉は、耳にした事が
無い、いや、しかし、ことに依ると、……いや、それもわからない、……考えれば考えるほど、
自分には、わからなくなり、自分ひとり全く変っているような、不安と恐怖に襲われるばかりなの
です。自分は隣人と、ほとんど会話が出来ません。何を、どう言ったらいいのか、
わからないのです。
(人間失格)
死にたいよー
>>342 あぁ、やっぱりこういう人だったんだ
こういう人はさ、しっかりした主義主張を持てるような健全な状態でないと、ただ攻撃するばっかりになって周りに迷惑だよね
仕事上手くいってないんかな
347 :
吾輩は名無しである:2012/12/05(水) 21:35:55.86
俺も死ぬまで生きるんだろうなぁ〜
特に、自殺するほどに精神的に逝っちゃってるわけでもなく。
かといって楽しくもなく。苦しい。
津島修治は、悪戯の度が過ぎて早くに死んじゃったけど。
それも寿命と言えば寿命。
しかし、死は、物質的には醜い。死体は醜い。
でも、死は、魂としては潔い。死を恐れず生きれたら。
サイコパスならどんだけ良かったか。
気持ちが揺れない微動だにしない。
人に付け入れられることもなく。
人の悪意も感じることもなく。
松本清張と同い年だったとは驚いた
埴谷雄高も大岡昇平も花田清輝も中島敦も同い年だよ。
1909年は1867年と並んで、近代日本文学の当たり年。
353 :
吾輩は名無しである:2013/02/08(金) 11:45:06.56
>>352 ヤに下がった、にやけた顔だ、三島由紀夫が嫌いな。
355 :
吾輩は名無しである:2013/02/24(日) 12:10:03.21
357 :
吾輩は名無しである:2013/02/24(日) 23:16:40.14
三島由紀夫
「太宰のもっていた性格的欠陥は、少なくともその半分が、冷水摩擦や器械体操や規則的な生活で治される筈だった。
生活で解決すべきことに芸術を煩わしてはならないのだ。いささか逆説を弄すると、治りたがらない病人などには
本当の病人の資格がない。」
三島由紀夫
「私がもっていた性的欠陥は、少なくともその半分が、チンコ摩擦や海綿体体操やエロビデオ鑑賞生活で治される筈だった。
金で解決すべきことで性生活を煩わしてはならないのだ。いささかギャグ説を弄すると、男とヤりたがらないホモなどには
本当のホモの資格がない。」
360 :
吾輩は名無しである:2013/03/13(水) 23:46:57.67
だ、だ、だ、堕罪あげ
筑摩書房の全集決定版を一冊でも買ったことのある人、いる?
僕は、まずは一冊だけ買った。太宰だけは、値段が高くてもいい。
太宰は文庫とか電子書籍では、あんまり読みたくない。
ただの病的ナルシスト
男なら一人で死ね、アホ!
363 :
吾輩は名無しである:2013/03/20(水) 05:53:35.23
貴様こそ、死ね、ゴキブリ野郎。
364 :
吾輩は名無しである:2013/03/20(水) 07:35:53.61
365 :
吾輩は名無しである:2013/03/20(水) 18:57:04.40
366 :
蝙蝠ちゃん出没中 ◆MinorKeyQs :2013/03/20(水) 21:07:21.75
>>352 太宰作品は好きだけど、この顔は嫌だなあ…
記念写真って、誰でも不自然なもんだと思うけどね。なぜそんなにこの顔が嫌なの?
>>362 同感
ところで、
いまだに太宰の墓石にしょんべんをかけてるあの奇人は元気だ
もう八十代なのにブログで毎年、太宰墓石にしょんべん、という報告をしとる
素晴らしい
369 :
蝙蝠ちゃん出没中 ◆MinorKeyQs :2013/03/22(金) 11:05:19.56
370 :
蝙蝠ちゃん出没中 ◆MinorKeyQs :2013/03/22(金) 11:11:12.97
>>362 女だって死ぬなら一人で死ねとは思わないんですか?
私は死んだら即医大に運ばれて、脳を解剖される。
だから孤独死する懸念がまったくない。
太宰がそんなに嫌いなら、初めからここを覗かなかったらいいのに。
実は、心の奥底では太宰が好きでたまらん人たちだ。
それこそ、本物のナルじゃんか。
373 :
吾輩は名無しである:2013/03/23(土) 07:05:25.09
>>368 あなた、このスレで自演するの、何回目?
自演までして粘着するほどに、太宰が気になるのね。
京都のフランソア喫茶室とかいうところに、太宰が通っていたとか書いてあるブログをよく見るんだが、誰と間違われてるんだろ。
太宰は京都移住のあこがれこそあったが、実際関西には行ったことないはずなのに
志賀直哉じゃね?
377 :
吾輩は名無しである:2013/09/25(水) 23:54:48.17
ホモには越中一丁が良く似合う
378 :
吾輩は名無しである:2013/09/26(木) 12:18:32.48
掘られてすみません
379 :
吾輩は名無しである:2013/09/26(木) 21:12:39.36
homoに滑稽感は禁物である。
380 :
吾輩は名無しである:2013/09/27(金) 04:03:50.28
<腐女子生成公式>
怠け者+自尊心が強い+性欲過多+精神が未熟+小心者+(漫画オタク)+女=腐女子
ホモ、失格。
もはや、自分は、完全に、ホモで無くなりました。
>>306 その観点を突き詰めていくと、(生まれてもどうせ死んでしまふのに)となって、
結果生まれたのが迷言「生まれて、すみません」でせう?
東京日日新聞(現・毎日新聞)記者・飛島定城
「文治さんに頼まれたから修治君と同じ家に住んだが、もうたくさんだ!夜中に酔っ払いが来るわ、自殺はするわ、挙句の果てに病気まで!
いや病気は仕方ないが…」
「虚構の春」に馬鹿編集者やゆとり新聞社員や気違い読者などから送られてきた手紙がずらっと載せられてるけど、太宰もだいぶ多忙だったろうによくあんなやつらにまでいちいち返信したよな
まあ、太宰もこれは尋常じゃないと見て取って、一ジャーナリストとしてネタにしようと思ってあえて返信して何かを釣り出そうとしてたのかもな
でも、読んでるとあまりに馬鹿馬鹿しくて笑えてくる
吉田潔とかいうやつがぶっ飛びすぎてる
387 :
吾輩は名無しである:2013/12/20(金) 11:40:12.96
虚構の春は太宰の創作じゃなかった?
一言でいえば、耳の遠いアマチュア作家だね太宰は。
「逆光」とか「新釈諸国噺」とかみたいなユーモア作品のほうが全然巧いね。
自叙伝みたいな自慰的作品は正直つまらない。資料として読んでも優れてるとはお世辞にも言えないものばかり。
「女の決闘」のような余計な注釈的作品などに至っては目も当てられない。
「新釈諸国噺」みたいに、ある程度に於いて質のいい題材、というか骨格がある作品は巧くできてる。
太宰は肉付けの巧い作家。骨格を組み立てるのが苦手みたいだね。
まあでも、「女の決闘」は明らかに失敗作だけどね。鴎外が読んだら、間違いなく苦笑するだろうね。
392 :
吾輩は名無しである:2013/12/21(土) 23:23:41.21
「新釈諸国噺」が質のいい題材?巧く出来てる?
さっぱりわからん
393 :
吾輩は名無しである:2013/12/21(土) 23:36:06.24
西鶴なんかエドクオリティー
せいぜい封建時代のモーパッサン程度
駄菓子のような安っぽい親しみやすさはあるけど、ほんと薄っぺらい
漱石とかも随筆なんかで西鶴、北斎の稚拙な表現を馬鹿にしてる
394 :
吾輩は名無しである:2013/12/21(土) 23:38:32.37
太宰は創作以前にやっぱ致命的に感性が乏しいよ
読解力というか、本を読むことすら出来ない低能児
395 :
吾輩は名無しである:2013/12/22(日) 00:06:47.85
今さっき読んだけど、新釈諸国噺の中の『大力』は西鶴を真似て
西鶴にまったく遠く及ばないね。
西鶴の年寄りの力自慢だったか、相撲好きの話だったか、題名は
忘れたけど、内容がシンプルで分りやすく文章も歯切れよく長さも
手頃で良い。
ま、太宰のは読む価値なしだね。
396 :
吾輩は名無しである:2013/12/22(日) 00:19:01.73
395は他の話だった。
西鶴のは
播州かなんかの田舎から貧乏人の倅が出て来て大阪で相撲を取ったら、
普段ろくなものを食ってないので力が出ないで負けて帰って来ると、
両親に「稼ぎが少ない」ことを詰られる。以下、ストーリーは続く。
この西鶴の話が元だったか。何時のまにか貧乏神に取り付かれていた
ことに気付いたが後の祭りで寝込んでしまい死ぬ話だった。
これは面白かった。太宰とは腕が違い過ぎる。
397 :
吾輩は名無しである:2013/12/22(日) 00:20:59.07
身の程知らずのチャレンジャーではあるけど、ことごとく失敗してる
さらにその失敗が後の作品にちっとも活かされていない
要するに、ただの馬鹿だね
398 :
吾輩は名無しである:2013/12/22(日) 00:48:20.16
なぜいつも失敗するかというと、太宰はいつも真似事、お飯事でやってるからだろう
「狂言の神」などという作品を見てもそれがわかる
あの話の内容は、自身の経験を元にしてると太宰も認めてるけど、あれははじめから本人死ぬつもりなどさらさらなくて、
自分の頭に「死ぬ」という仮定を立てて、そこからその仮定を、いかにも本当のように自身に言い聞かせて、そしてその仮定の虚偽の中で実行を試みたというだけ
それだから、その自称実行の文章にまったく緊迫感がないわけ
399 :
吾輩は名無しである:2013/12/22(日) 00:50:41.92
>>396 これも記憶違いだった。
上田秋成の『諸道聴耳世間猿』の『孝行は力ありたけの相撲取』を
真似たのが、太宰の『大力』だ。これで間違いなしw
本が手許にないのでしょうがないw
西鶴にならったというのは太宰のペテンであり、誤魔化しだ。
400 :
吾輩は名無しである:2013/12/22(日) 00:55:26.35
田部アツミだっけ?との心中事件のときも太宰は死ぬ気などなかっただろうな
あれはほとんど殺人事件だよ
401 :
吾輩は名無しである:2013/12/22(日) 01:05:31.11
そうして、その話自体に緊迫感がないから、自然とそのオチにもキレがなくなるわけ
そんな手ぬるいオチで作者一人ドヤってみたところで、読んでるほうとしては苦笑するしかないわけ
402 :
吾輩は名無しである:2013/12/22(日) 01:20:07.65
で、最後はその復讐を受けたって感じだな
引き上げられた太宰の水死体の腕や足には縄を解こうとした引っ掻き傷が無数にあったという
山崎富江もはじめから太宰を殺すつもりで近寄って行ったようだしな
403 :
吾輩は名無しである:2013/12/22(日) 01:51:47.07
太宰の両足を縛ったのは山崎だろうけど、その縛り方がまさしくプロのそれだ
ふつうのそこらの女だったら、l l のまま足の縄を結びそうだが、それだとどうしても少し隙間ができてしまって、自力で解こうとしたら解けてしまう
けど、両足を交差させて、X にして結ぶと、まったく隙間ができなくなる
両足をXにして縄を結ばれてるときの太宰の心境は、(むむむ……こいつは…本気のようだ……しかしいまさらやめようとも言えぬ……ええい、まあどうにかなるだろう…)
こんな感じだろうな
404 :
吾輩は名無しである:2013/12/22(日) 10:25:23.68
「姥捨」「狂言」などと名付けて、その愚行に対する心的体裁、要するに自らの逃げ道を作っているのも見え透いてる
自分のことを弱者だとかなんだとかキザな自嘲をしているが、それもやはり打算でしかなく、
その自らの卑怯で醜悪で傲慢で下品な性質に、薄い絹の衣を被せて、一人いらぬ不幸な顔つきをしてみせてるだけの酔狂茶番
太宰はいまだ成仏してない
とその筋の人たちはいまだに言ってますが、いつになったら彼は成仏するのですか?
太宰作品には2種類あるように思われ。すなわち、
−名作の自己流アレンジ…お伽草子、新釈諸国噺、斜陽など
−自分の過去の切り売り…津軽、人間失格など
「散華」「佳日」「黄金風景」「朝」「新樹の言葉」のような、素直でさっぱりとした短編が好いね太宰は
408 :
吾輩は名無しである:2013/12/24(火) 14:08:12.07
409 :
吾輩は名無しである:2013/12/24(火) 17:38:43.53
葉桜はいい
風呂の中でデカイオナラしたら茶色いバナナが浮いてきてビビって大声を出した
おまえらも当然あるだろ?
これぞ太宰オタの日常
太宰治全集届いたぁ
412 :
吾輩は名無しである:2013/12/25(水) 23:52:03.83
「親友交歓」のあいつが最高。ーー「威張るな!」
413 :
吾輩は名無しである:2013/12/25(水) 23:59:20.77
親友交歓みたいに、およそ小説の材料にならないであろうことを見事に纏め上げてしまう能力には素直に脱帽
「惜別」は、当時、中国及び満州国などに対する日本政府の姿勢に懐疑的になってきた中華人や国内の有識者などに
危機を察した日本政府、内閣情報局による表面上の誤魔化しの為の国策作品という位置付けになってるわけだけど、「惜別」をよく読んでみると、幻燈の描写の所とか、山桜の描写の所とか、日本政府及び日本国民への諷刺的作品とも受け取れるよね
この作品が役所の検閲でも一字として引っかからなかったのは、当時の政府の無能さをただ単に露見させているのか、それとも検閲人は気づいていながら、それに賛同して、あえてそのまま通したのか、そこは謎だけどね
太宰のあとがきを読んでも、この作品が引っかからなかったのをうれしく思う一方で、その笑みの影に黒い点を残してるのが文面から読み取れる
ただ、この作品において太宰は自分の思想を周の発言に反映させすぎて、その魯迅の若年期の思想を自分色に歪めてしまったから、中国史研究者などから批判されたのだろう
日本政府を騙すことには成功したけど、伝記としては劣悪なものだね
まあ太宰としては、「惜別」と題してるのから察せられるように、単に伝記としてよりも小説としてこれを読ませたかったんだろう
それ故に、自分の思想を混ぜ込みすぎてしまった、或いはそれを利用して自分の思想を展開させた、とみるほうが健全かな
太宰治の初心者なのだが、「思い出」は太宰の作り話なのか?
自分に対してはそのような甘ったれた見方をしていながら、彼が他人を見る目はぞっとするほど厳しい。
よくもこれほど人間を冷たく見ることが出来るものだと、驚くほかない。。。
一方で彼は相手に与えた苦しみや侮辱や損害のことは少しも気にかけておらず、ただ、自分が相手に
どう思われているか、どう思われたかという事だけが気になるのである。。。
奥野健男氏のよれば、「この作品は、ある性格を持って生まれた人々の、弱き美しき悲しき純粋な魂を
持った人々の永遠の代弁者であり、救いである」そうだが、私に言わせれば、「人間失格」は、この上な
く卑劣な根性をもって生まれながら、自分を「弱き美しき悲しき純粋な魂」の持ち主だと思いたがる意地
汚い人々にとって極めて好都合な自己正当化の「救い」を提供する作品なのである。
(岸田秀著「ものぐさ精神分析」自己嫌悪の効用ー太宰治の「人間失格」について)
太宰はイメージとは違い長身で頑丈、用心深く、打算的なところが多分にあって、自らを弱者に見せる戦術にたけていた。
酒浸りの自堕落な生活かと思いきや、酒はめっぽう強くていくら飲んでも乱れず、歌ひとつ歌わず、人にからむこともなく、
まじめに飲んだ。(山岸外史「太宰治と酒」)
422 :
吾輩は名無しである:2014/01/02(木) 00:26:25.76
太宰は卑怯で狡猾で傲慢で下劣でどうしようもない馬鹿野郎だけど、なにかやっぱり可愛いよ
423 :
吾輩は名無しである:2014/01/02(木) 00:55:24.93
太宰は神を冒涜するような行為をしたり、神を試すような、神を誘うような、挑発するような、ふざけたことをしてるように見えるけど、実は誰よりも真面目に神を求めていた
すべてはそれ故の醜態であって、ーー否、むしろその醜態というのは太宰と接した世間自身の反映であって、太宰を評する世間の言葉というのは、すべて世間自身の自己評価なのだ
太宰もそれを知っていた、誰よりも神を求める自身の姿は、そのまま世間の姿でもあったのだ
太宰はそれを知っていた、故に神を本気で釣ろうとした、細工をして、汚物だらけの沼の中に、一本の糸をたらした
ーー手応えがあった、引っ張り上げた、釣り上げたものは、自分の心臓だった
しかし人間失格は世紀の駄作だな
こんな駄作は、書こうと思ってもなかなか書けない
一体、どうやったらこんな駄作が書けるんだろう
不思議なくらいの駄作だ
あっちいけよ
おまえがいけばいいんじゃね
まだ初期のほうがやぶれかぶれの勢いがあってマシだよ
後年のネタ切れ感満載のぐだぐだ垂れ流してるだけの自己陶酔作品はほんと読むに耐えん
要するに、死ぬのが遅かった
晩年を発表した後に素直に死んどけばよかったんだよ
猿簑での凡兆の「夏の月」の後の芭蕉の付け方を、くどいだの蛇足だのなんだのとどうこうほざいていたが、太宰自身の「人間失格」が、「道化の華」のくどい蛇足になってしまっていて、ほんと興醒めもいいとこ
ネタ切れの身の上でとち狂って、変に生意気な戯言をほざくから、その復讐を受けるのだよ
まあ、周りの先輩作家に、井伏とか春夫みたいな愚鈍な低能作家しかいなかったという不運もあるから、仕方ないとこもあるんだろうけどな
ちなみに、市中はもののかほりや夏の月、という後の芭蕉の
あつしあつしと門々の聲、という付け方は、くどいというよりもむしろ、凡兆の句があまりに空を駆けるような稚走っぷり連句のそれに似つかわしくない傾向があった故に、
芭蕉はそこをあえて抑えて、市中の「実際的」な空気の中にそれを「犠牲」をはらって呼び戻そうとしただけなんだよ
このへんの微妙なやりとりもわからんようだから、馬鹿な蛇足をてめえで踏んじゃったわけ
要するに、感性の貧弱、田舎っぺえの思い上がりが、すべての失敗の根源なんだな
田舎っぺえの感性に縛られてしまっていて、はるか上の世界が見えなかった
太宰は漱石の作品なんかもまったくも読めてなかったしな
なんか変な雑魚が挟まっちゃったな
まあとにかく、惜しいやつだったよ太宰は
美点もあっただけに、伸ばせば伸びる逸材だった
環境にめぐまれなかったな
市中はもののにほいや夏の月、だったか
この句の雰囲気を太宰は漁師町などと捉えていたようだが、これも「にほい」という語句に直結しすぎていて、いかにも苦笑いだな
まあ、その「にほい」を実際に嗅覚で感じる「にほい」と捉えても差し支えないだろうが、あえてそれを漁師町などと、面白くもなんともない安直な想像に当て嵌めてしまうあたりに
太宰という人間の軽薄さ、感性の貧弱さがそのまま反映されてしまってるように感じるね
もっと言えば、漁師町と捉えてしまうと、この句に無駄な閉鎖感を伴ってしまうというか、なにやら生臭い「にほい」が嫌に纏わりついてきて、むしろ陰鬱にさえなってしまう
凡兆という俳人の性質やその句調を思えば、この句の感じは、いい意味で侘しく、もっとさっぱりしたものと捉えるほうが、やはり夏の夜の趣も出る
たとえば、風呂上がりに侘しい肴で一杯やって、ふと縁側から空を仰ぐと、いい月が出ていた(しかし満月ではない、三日月でもない)
軽い酔いも心地よく、ふらと市中の様子を散歩がてら、流し見てこようか
この句は、そういった感じの、むしろ涼しささえ覚えるようなさっぱりした句だと思う
しかし芭蕉という俳人は、そのような客観的の、なにやら颯爽とした美しい句をあまり好まないんだな
芭蕉はもうそんな所にはいなかった、そんな稚気はとっくに枯れていた
もっと、民に接した立場というか、民の侘しさに溶け込んだ、むしろ貧臭のするような実際的な句に親しみを感じていた
それ故の、あつしあつしと門々の聲、なんだな
しかしこの句には、凡兆にも気を遣ってるような、なにか遠慮のようなもの、良く言えば愛嬌かな、も感じる
無邪気な子供のはしゃぐのを制止した後で、その頭にポンと手を置いて微笑むような、そんな芭蕉の優しさが滲み出ている
まあともかく、太宰なんかには到底わからないような句だな
「天狗」などと題して、ちゃんというときのために逃げ道を用意しているところに、太宰の性質が垣間見れる
それだけに、さらに苦笑いだな
訂正
「天狗」などと題して、いざというときのためにちゃんと逃げ道を用意しているところに
蚤虱 馬の屎する 枕元
なんていう句も芭蕉は詠んでるくらいだからな
一歩間違えばほんとに肥溜め行きの危ない句だ
記者に「先生はなぜ夜は書かれないんです?」と訊かれて、
太宰は「夜は背後から誰かに見つめられているような気がして怖いんだ」と答えてるけど、
この「誰か」って、鎌倉で殺しちゃった田部シメ子のことだよね?
別にそういうわけでもないんじゃね
というか夜もふつうに書いてたよ、徹夜なんかもしてるし
へ〜、むしろ夜書いてるイメージ
早朝に起きて、冷水摩擦をやっていたのかと思った。
こっそりと。
今日、初めて人間失格を読んだんですが、葉蔵っていうのは太宰がモデルってことですよね
ヨシ子が犯される件がいまいちよく分からなかったんですが、葉蔵が降りてきて見た時は
行為の真っ最中だったって事ですか?
描写が少なくてよく分かりませんでした
俺もにたようなことをやったことあるな
いま昔の手帳を整理してたら書いてあった
簡単に言えば
銀座のホコ天で全裸で放尿と脱糞しながら有楽町の方まで四つん這いで行ったらしい
途中で白目剥いて涎を垂れ全身痙攣しなが奇声をあげて四つん這いのまま放尿と脱糞の繰り返しをしたと書いてある
マスコミにも騒がれたとあり当時の雑誌の記事が幾つか貼ってある
あまり覚えてないけどね
きっと若かったんだな
青春だよ青春
あな、太宰よ!
葉蔵=太宰はもて過ぎだろ
ちょっとやそっとのもて方じゃないぞ、あれ
そうでもないだろ、というか太宰は経験少ないほうだよ
結婚前にまともに交際してた女なんか小山初代くらいだし
あとはキャバクラ女とか下女みたいな女とか数人と少し関係があっただけ
斜陽の題材を提供したなんとかという女、太田だっけか、なんかもほとんど消極的な関係だったからな
数回の交尾で運悪く妊娠しちゃったけど、太宰はほんと嫌ってたみたいだなこの女のこと
>>447を文学通の方、ぜひお願いします
描写が少ないので、いろいろと作品全体から解釈するべきなんだろうけど、
文学に慣れてないのでいまいちよく分かりません
行為の真っ最中だったのか?
よし子は抵抗してなかったのか?
いくら人を疑わないと言っても、襲ってきた相手を受け入れるのも不自然じゃ
ないのかな?とか、いろいろ不思議です
そうだよ、真っ最中
これは実際に小山初代が太宰の後輩と姦通したときの描写だろう
その後に太宰と小山はカルモチン大量服用による心中未遂事件を起こしてる
その姦通を太宰は人から知らされたというとになってけようだけど、太宰は実際にそれを目撃して、その交尾を止めないで、あえてずっと見ていたと何かの作品で言ってたな
あるいは、太宰からその後輩にそれをやるように図ったという推察をしても面白い
太宰は小山ともう別れたかったような述懐をしてるし、カルモチン心中も、田部シメ子の時みたいに、太宰は小山だけ殺して自分だけ生き延びようと思ってたんじゃないかな
「姥捨」にその心中未遂の件が事細かに書かれてるけど、二人の行動はほとんどありのままに書かれてるかもしれないけど、太宰の心理は嘘がだいぶあるように思うね
偶然それを目撃することなんてほとんどあり得ないような気がするし、やっぱり太宰が後輩を色々うまいこと言って説得したりなんかして、
小山の貞操を「試した」と見るほうが本当に近いように思うね
「やれるようだったら最後までやっても構わない」みたいなことも後輩に言ってたんじゃないかな
自分のその愚策を戒める意味でもね
太宰ならそれくらいのことはふつうにやりそうだよ
>>453-
>>455 ありがとうございました
史実はともかく、小説内では太宰(葉蔵)がアパートの屋上にいて
いつ降りてくるかもわからないのに、編集者と姦通していたという状況でしたよね
これは、無理やり襲われたのか、口説かれて納得した上で受け入れたのか、
とかその辺はどう解釈するべきなんでしょうか?
どう解釈してもいいんだよ
あえてそういう描写にしてるんだから
芥川の侏儒の言葉の二番煎じみたいなもの思う葦、碧眼托鉢みたいなのはひどいな
あまりに痛すぎる
人の真似事をするならば、その対象のものを脅かすくらい、否、それを打破するくらいの鋭さがなければ何の意味も成さないのに
太宰のそれは対象を脅かすどころか、その百万分の一の内容もない出来だからな
口調だけ立派に繕っているだけに、ほんと痛いとしか言い様がない
462 :
吾輩は名無しである:2014/01/14(火) 15:47:24.27
太宰治イケメンだから大好き
中学の時初めて知って雷に打たれたような衝撃を受けた
「女学生」の感想文を書いてコンクールで賞をとった
うちの隣に太宰の親族が住んでいた
その方から全集を受け取った
太宰の繊細で美しい文章が大好き
それは太宰自身が繊細な美貌の青年で、大金持ちの息子で、東大仏文科
に入る秀才であり次から次へと女に愛されるイケメンだからこそ書ける
文章。
美少女はみんな青春期に太宰に夢中になるよ
463 :
吾輩は名無しである:2014/01/14(火) 15:48:06.25
そのことが気に喰わないブサイクで貧乏で低学歴な男達は
嫉妬に狂うんだろうね
そして太宰を叩く・・
しかし遠く及ばないよ、おじさん達は。
太宰はともかく、おまえが低能だということだけは明瞭にわかった
まあでも、やっぱ二流作家だよ太宰は
お伽草子、新釈諸国噺みたいなのでも、冒頭の一二篇以外は読む価値もないものだし、単なる思いつきの表現でしかないから、どうも出だしの勢いしか感じられない
なにか、その場限りの行き当たりばったりの思いつきのみで筆を遊ばせてるだけの感じがするし、なにより話がどれもパターンというか単調だよね
「晩年」の短編集のいくつかはまだマシなほうだけど、後年の言い訳たらたらの短編や自己弁護的な小説は読むにも価しない
容姿面でも文才でも遥かに芥川のほうが上
つか、太宰はむしろブサイクなほうかと思う
太宰は面識もなにもないのに「芥川先生」などと呼んでいたけど、これも失笑ものだな
芥川がもし生き延びていて、太宰が近寄って行ったとしても、芥川はまったく相手にしなかったろう
それこそ、「歯車」で「A先生」と呼びかけたあの学生的な扱いを受けただろうな
その太宰の先生たる芥川の先生が、かの夏目漱石、その人だ
太宰は漱石の作品をまったく読めなかった、読めなかった故に、「退屈」などという、ありふれた卑俗な言語でそれを蹂躙しようとした
漱石のその作品の真価はいま以て十分に評価せられていない
芥川ですら、こんな抽象的な言語でそれを評すに留めた
十「先生」
彼は大きい樫の木の下に先生(漱石)の本を読んでいた。
樫の木は秋の日の光の中に一枚の葉さえ動かさなかった。
どこか遠い空中に硝子の皿を垂れた秤が一つ、ちょうど平衡を保っている。
ーー彼は先生の本を読みながら、こういう光景を感じていた。………
芥川龍之介「或阿呆の一生」
え?権威主義者が漱石を褒め殺しするスレですか?
ん?どこで漱石を褒め殺ししてる?
どんだけ文盲なんだ?
それと、どこから権威主義に結び付いたんだ?
おまえの頭は、あまりに分化作用が未発達じゃないか?
太宰を歯牙にもかけない芥川、その先生の漱石
こんな言い方はないだろう?そこまで差があるのか?
差がある所じゃないよ、次元が違う
もっと言えば、太宰のはほんと酒代稼ぎ、借金および遊び代稼ぎの誤魔化し芸でしかない
試しに太宰の作品をどれでもいいから誉めてごらん、瞬時にそれを論理的に全否定してあげてみせるよ
それは東京大学を中心とした当時の文壇や時代の権威主義を反映していたり
知識の量に幻惑されているのではないのか?太宰を確かに時に浅いと思うが反面
実力を十分に発揮することができなかった残念さを感じる。不良性は気味悪いが
ネガポジの逆転を味わうことのできる稀有な作家かもしれない。今、太宰タイプの
作家が出現するとしたら、大成する可能性もあるわけだ。
普通は以上のようなことは言いたくない。だけどあまりに見当はずれに叩くと
擁護のひとつもでてくるし漱石の悪口も出てくる。太宰をディスるのにだれかを
持ち上げる必要はないんじゃないか?
太宰は漱石や鴎外を読めって若い連中に講演してただろ。
また比べるのか。聞く耳ない奴と議論したくないな。
だから、具体的にどこで権威主義を反映してるんだ?
おまえが勝手に「漱石」という名詞に「権威」をこじつけてるだけなんじゃないのか?
「知識の量に幻惑されてる」とは一体なんだ?何を指して、どの書き込みからそんな、それこそ「見当違い」な見解をしてるんだ?
ネガポジの逆転?大成する可能性?
おまえは一体馬鹿なのか?
おまえは太宰の作品すらまったく読めていないようだし、まあ芥川や漱石などは読んですらいないのだろう
そんな馬鹿なおまえが悔し紛れに太宰の擁護などと言っても月に喘ぐ呉牛さ
あんまり笑わせないでおくれな
いや、そんなのは全然説明にもなんにもなってないわけだが
どうもおまえは頭がおかしいようだな
以下堂々巡り(予測)意味ないね
なにいってんだこの馬鹿
484 :
吾輩は名無しである:2014/01/14(火) 21:15:21.62
馬鹿はおまえ。
内容で反論しような
で、どこで権威を振り回してると思ったんだ?
漱石という名か?そうだとしたら、おまえは漱石の作品に権威を感じているということになるわけだが、
おまえは一体、漱石の作品を読んだのか?
まずはそこをはっきりさせようか
487 :
吾輩は名無しである:2014/01/14(火) 21:36:01.56
>>486 お前が、漱石を権威として扱っているってことだよ。話がずれてるぞ。
漱石を太宰とは次元がちがうといって、漱石を権威にしてふりかざしている。
だけど両者にそんな大きな違いはない。
>>469の権威主義者とは、たぶんお前のこと。
ずっと連投規制がかかって、書き込めない
お前と議論できず、好都合だ。お前は罵倒ばかりで議論できないからな。
だから、漱石と次元が違うということのどこらへんた権威を振り回してることになるんだ?
おまえは漱石の作品をすべて読んだのか?
おれはもちろん太宰の作品も芥川の作品も漱石の作品もすべて読んだ上で、「次元が違う」と言ったわけなんだが
どうもおまえは太宰を否定されてるのが口惜しいだけの中学生にしか見えないぞ
否定されるのが気に食わないってんなら、太宰のその作品内容を具体的に展開して、これこれこうだから太宰は素晴らしい、と反撃してごらんよ
こっちはそれを全否定してやると言ってるんだよ
以降、表面的な不毛な争いはやめて、その肝心の太宰の作品内容で話を進めようか
全否定と言ったけど、太宰の短編に於いてならば、その中にいくつかいい作品があることは認める
「晩年」の中の、数作、ーーロマネスク、逆行、道化の華などや、
他の短編なら、老ハイデルベルヒ、佳日、黄金風景、ろまん燈籠、散華、水仙、トカトントン、美少女などは、まあ素直ないい作品かな
ただ、それらをすべて引っ括めても、漱石の短編一つとして「退屈」などと言えるようなものではない
漱石の短編「一夜」「琴のそら音」「文鳥」のみを挙げて、太宰のすべての作品を引っ括めて比較したとしても、やはり太宰なんかでは遥か遠く及ばないものがある
否、比較することすら馬鹿馬鹿しくなるくらいの次元の違いすら、はっきりと感じる
まあ太宰の性質を考慮すると、それを自覚していた故の、やけっぱちの反抗心でもあったとみるほうがいいのかな
でもたとえそうだったとしても、それを表に出す必要性はまったくないわけだから、その軽率な言動を咎められても仕方ないわな
492 :
吾輩は名無しである:2014/01/15(水) 12:34:39.74
太宰治さん ありがとう!
493 :
吾輩は名無しである:2014/01/15(水) 15:48:23.22
太宰は青春の読み物であって
いい大人が読むものではない
大人には大人の文学があるじゃないか
いや、青春の読み物でもないだろ
むしろ青春とは縁の遠いほうの読み物だ
そもそも、大人の文学というのがすでに馬鹿馬鹿しい
大人の文学とは、たとえばどんなだ?
496 :
吾輩は名無しである:2014/01/15(水) 17:18:10.53
トーマス・マンとか大江健三郎
永井荷風とかかな
大人の文学いい響きだ
おいおい
あまり突っ込むにも躊躇するような冗談を言うなよな
魔の山はぐだぐだ長ったらしいだけの三流小説でほんと読むに耐えなかったな
荷風なんかは所々にまぐれ当たり的ななんとも言えない情緒を感じさせるものがあるが、ちょっと引いてみると、全体的にはキザったらしいだけの凡作家だな
美少女を読んだあとだと、エロオヤジとしての太宰がちらちらして、
女生徒なんて読めたもんじゃないな
それは単におまえの頭が足りないだけだろう
そもそも美少女はそこらにいるようでなかなかいない理想の女性像だし
女生徒は実在する少女の日記を元にした話だからな
理想の女性像w
なにがおかしいのかさっぱり
太宰の中の美観の理想像だよこれは
同じような裸体の描写をするのでも、太宰と漱石を較べてみると、その表現力が月とスッポンほど違うのがよくわかる。
「美少女」
中略)この少女は、どうやら病後のものらしい。けれども、決して痩せてはいない。清潔に皮膚が張り切っていて、女王のようである。
老夫婦にからだをまかせて、ときどきひとりで薄く笑っている。白痴的なものをさえ私は感じた。すらと立ちあがったとき、私は思わず眼を見張った。息が、つまるような気がした。
素晴らしく大きい少女である。五尺二寸もあるのではないかと思われた。見事なのである。
コーヒー茶碗一ぱいになるくらいのゆたかな乳房、なめらかなおなか、ぴちっと固くしまった四肢、ちっとも恥じずに両手をぶらぶらさせて私の眼の前を通る。
可愛いすきとおるほど白い小さい手であった。湯槽にはいったまま腕をのばし、水道のカランをひねって、備付けのアルミニウムのコップで水を幾杯も幾杯も飲んだ。
「草枕」
中略) 室を埋(うず)むる湯煙は、埋めつくしたる後(あと)から、絶えず湧(わ)き上がる。
春の夜(よ)の灯(ひ)を半透明に崩(くず)し拡げて、部屋一面の虹霓(にじ)の世界が濃(こまや)かに揺れるなかに、朦朧(もうろう)と、黒きかとも思わるるほどの髪を暈(ぼか)して、真白な姿が雲の底から次第に浮き上がって来る。その輪廓(りんかく)を見よ。
頸筋(くびすじ)を軽(かろ)く内輪に、双方から責めて、苦もなく肩の方へなだれ落ちた線が、豊かに、丸く折れて、流るる末は五本の指と分(わか)れるのであろう。
ふっくらと浮く二つの乳の下には、しばし引く波が、また滑(なめ)らかに盛り返して下腹の張りを安らかに見せる。
張る勢(いきおい)を後(うし)ろへ抜いて、勢の尽くるあたりから、分れた肉が平衡を保つために少しく前に傾(かたむ)く。
逆(ぎゃく)に受くる膝頭(ひざがしら)のこのたびは、立て直して、長きうねりの踵(かかと)につく頃、平(ひら)たき足が、すべての葛藤(かっとう)を、二枚の蹠(あしのうら)に安々と始末する。
世の中にこれほど錯雑(さくざつ)した配合はない、これほど統一のある配合もない。これほど自然で、これほど柔(やわ)らかで、これほど抵抗の少い、これほど苦にならぬ輪廓は決して見出せぬ。
続き)
しかもこの姿は普通の裸体のごとく露骨に、余が眼の前に突きつけられてはおらぬ。すべてのものを幽玄に化する一種の霊氛(れいふん)のなかに髣髴(ほうふつ)として、十分(じゅうぶん)の美を奥床(おくゆか)しくもほのめかしているに過ぎぬ。
片鱗(へんりん)を溌墨淋漓(はつぼくりんり)の間(あいだ)に点じて、竜(きゅうりょう)の怪(かい)を、楮毫(ちょごう)のほかに想像せしむるがごとく、芸術的に観じて申し分のない、空気と、あたたかみと、冥(めいばく)なる調子とを具(そな)えている。
六々三十六鱗(りん)を丁寧に描きたる竜(りゅう)の、滑稽(こっけい)に落つるが事実ならば、赤裸々(せきらら)の肉を浄洒々(じょうしゃしゃ)に眺めぬうちに神往の余韻(よいん)はある。
余はこの輪廓の眼に落ちた時、桂(かつら)の都(みやこ)を逃れた月界(げっかい)の嫦娥(じょうが)が、彩虹(にじ)の追手(おって)に取り囲まれて、しばらく躊躇(ちゅうちょ)する姿と眺(なが)めた。
輪廓は次第に白く浮きあがる。今一歩を踏み出せば、せっかくの嫦娥(じょうが)が、あわれ、俗界に堕落するよと思う刹那(せつな)に、緑の髪は、波を切る霊亀(れいき)の尾のごとくに風を起して、莽(ぼう)と靡(なび)いた。
渦捲(うずま)く煙りを劈(つんざ)いて、白い姿は階段を飛び上がる。ホホホホと鋭どく笑う女の声が、廊下に響いて、静かなる風呂場を次第に向(むこう)へ遠退(とおの)く。
余はがぶりと湯を呑(の)んだまま槽(ふね)の中に突立(つった)つ。驚いた波が、胸へあたる。縁(ふち)を越す湯泉(ゆ)の音がさあさあと鳴る。
>>504 温泉水滑らかにして凝脂を洗う
これが「月」だな。たった一文なのに、ほかのすべてに勝る。
太宰の表現力などは暫く問わず(或いは「女王」だとか「白痴的」だとか「コーヒー茶碗」だとか、何のひねりもなくて可愛い表現という見方もできるが)、
その女自体の魅力としては、むしろ太宰の美少女のほうが親近感が持てるし、気取りのようなものがなくて、おれは好きかな。
むしろ、表現力で漱石と比較してしまってはいくらなんでもちょっと比較されるほうが気の毒だな。
漱石はほんとに天才としか言いようがない。
まあ、芸術的魅力ということならば、「草枕」の那美さんのほうが比較にならないくらい、はるかに魅力的だけどね。
太宰の美少女には心安い馴染みやすさというか、より身近に感じることができる現実性が、程よく具わっているからなんとなく好感が持ちやすい。
漱石は女がわからないよね。
太宰は女がわかってる。
だから、女の読者もひきつける。
漱石は大変な文豪だけど、女に関しては、自分の奥さんのことすら全く理解できなかった。
そりゃ太宰は実際に女の日記などを参考にしていたからな
それに漱石の時代の女、(或いは漱石の周りの女)というのは、太宰の頃の女、(或いは太宰の周りの女)とは性質が多少異なっているだろう
単に漱石が女をわからなかったというより、そういう環境や時代背景なども作品の中の女性像に関係しているんだろう
とは言っても、漱石の「行人」や「彼岸過迄」などを読んでみると、女性の微妙な心理などが精密に描き出されていることも確かだ
逆に言えば太宰には女子供の読者しかいない
むしろ太宰のほうが女を小馬鹿にしていたような傾向が強い
まあ太宰の周りの女は(津島家ではなく)ほんと底辺ばっかだったから仕方ないのかもしれないけど
漱石の妻の鏡子夫人の父は貴族出身の議員だったし、周りもほとんどエリートばっかだったし
漱石に近寄ってくる女なども紋付きを着てるような家系の女が多かったから、自然と作品中の女性像にも反映してくる
厳密にいえば、太宰の描く女に現実性があるのではなく、太宰の描く女というのが我々の身近でよく見られる女の性質を具えていたということに他ならない
実際、「斜陽」に登場する貴族家の女の話し方が、実際のそれではなく、下等だとの指摘も受けていただろう
そもそも小説の中にまで実際的な、現実的な女を描いても何も面白くないだろう
「草枕」の那美さんのような、およそ現実には存在しないであろう芸術的な美を具えた、まさに天女のような女を描いたほうが小説として面白く読める
那美さんは天女のようでありながらも、あえてその影に微かに現実性をほのめかしている
それが天も舞えず地をも這えぬような悲酸の葛藤を起こし、那美さんという人物の魅力をさらに深めている
それとは逆に「明暗」なんかはあえて前半〜中盤で、めまぐるしいほどの現実をこれでもかこれでもかと展開させることで
その後に辿り着く、時間の止まったような温泉場の空気や、そこに逗留している昔の恋人の清子の静かさなどが際立っている
その漱石の技巧はほんと天才の域を超えて、おそろしいくらいだ
漱石の作品についてはまだまだ語りたいけど、いい加減にスレチだからこのへんでやめとく
517 :
吾輩は名無しである:2014/02/16(日) 14:08:47.18
黒田先生の別れの言葉に感動した。
518 :
吾輩は名無しである:2014/02/19(水) 19:16:19.85
右大臣実朝挫折してしまった・・・。今まで「新ハムレット」「正義の微笑」と二つの長編を読んできての三作目。遂に挫折してしまった。甚だ申し訳ない。
青扇のモデルは太宰自身だと思うの。自分に甘いところとか似てる。
521 :
吾輩は名無しである:2014/04/06(日) 08:37:03.03
28歳当時の津島修治の写真があまりにもイケメンすぎて笑った
あれじゃあ女が寄って来て寄ってきて大変だろう
TOKIOの松岡に似てた
兄弟
†1総一郎→†2勘三郎→3文治→4英治→†5圭治→6修治→†7礼治
姉妹
†1玉→2登志→3愛→4京
†…太宰治21歳時点までに死去(早逝)
http://vmugiv.exblog.jp/20813888 下の方に、太宰の不始末の尻拭いをしていた世話人・中畑慶吉と長兄・津島文治↓の回顧録があるが、田舎の名士の家にこんなのがいたら、大変だな…
>太宰が死んでからもう25年にもなりますか。本当に世間にご迷惑をかけて申し訳ないというのが私の偽らざる気持ちです。
>とにかくああいう大将が一家から出ますと、一族の者は弱ってしまいます。
>『右大臣実朝』にはいくらなんでも家のことや私のことは出てこないだろうと思って読んだのですが、やっぱり出てきたので閉口した記憶があります。
>家のことに触れている箇所にくると「あっ、またここで修治のヤツに一発やられている」などと思ったものです。
石原美知子(未亡人)
父・初太郎 母・クラ
♂兄弟
1左源太(兄)→2明(弟)
♀姉妹
1富美子→2喜代子→3宇多子→4美知子→5愛子(妹)
526 :
吾輩は名無しである:2014/04/13(日) 08:54:45.83
おばあさんみたいだww
529 :
吾輩は名無しである:2014/06/24(火) 18:06:06.53
太田治子さんに孫はいるのかな?
娘さんがいるのは知ってるけど
>>527 これは確か船橋かどこかに住んでいてパビナールでボロボロになっていた
時期の写真のはずなので何とも弱々しい。
この4〜5年後の写真だともう少し健康的なんだが。
531 :
吾輩は名無しである:2014/06/29(日) 16:05:26.80
太宰も漱石もノンフィクション擬きの作品の方が圧倒的に出来が良いその辺りが芥川賞を逃した理由ではなかろうか?
なにいってんだこのバカ
>>531の人は最近小説を読みはじめた人かもしれないし、長年太宰や漱石を研究している人かもしれない。
どちらであっても、とりあえず、それぞれ出来の良いノンフィクション擬きの作品の例とそうじゃない出来の悪い作品の例をあげてもらわないと話が進まない。
そうじゃなくて、ノンフィクション云々の時点でバカ丸出しなのよ
漱石の随筆にしても太宰のそれにしても(そもそも何故ここで漱石を無意味に引き合いに出したのか)フィクションとかノンフィクションの世界なんかじゃないんだよ
漱石の永日小品や硝子戸の中にしても、これはノンフィクションなんていうものじゃない
これはあくまでも「作品」なのよ、わかる?
又、他の作品にしてもこれはフィクションなどというものではなくて、漱石の観た世界の事実、或いは色気のない黒白の事実に彩りを添えた漱石の事実なわけ
要するに、フィクションとかノンフィクションとかに分類しようとする時点で何も読めてないのが丸わかりなわけ
何も読めていないこういうバカが「出来がいい」とかなんとか恥ずかし気もなく知ったような口を聞いてるのがあまりに「バカじゃねーの」なわけ
以上
>>534-535 そんなにマジにならなくても...
せっかく一つの見方を提案してるんだから聞いてみようよ。
なにかおもしろい展開になるかもしれないじゃないか。
頭ごなしに排除したんじゃ、なにも広がらないんだから。
いや、だから聞く価値すらないんだって
マジになるとか以前に話にならんってだけ
以上
>>537 まあ、そんなこと言わずに...
>>531さんも気にしないで続きを書いてくれるといいんだけどね。
539 :
吾輩は名無しである:2014/07/12(土) 15:38:26.99
アマゾンで注文していた太宰の本が今届いた。
楽しみに本をめくった1ページ目になんとかなり健康的な「陰毛」が一本シオリの役割をしていたのだが。
驚いたおれは瞬時にチン毛を想像したのだが、太宰は女にモテるからマン毛かもしらん。
俺は男だからマン毛ならば嬉しい。なんてなことは完全に無い。
いずれにしてもこれまでの人生で初の体験であった。これはマジな話である。
オマエラだったらどう思う?
アマゾンに文句でも書き込むしかないのだろうか?
できれば男女の忌憚のない意見を頼む!
540 :
吾輩は名無しである:2014/07/12(土) 16:27:47.38
ぷっ
541 :
吾輩は名無しである:2014/07/31(木) 16:26:24.83
太宰治の最高傑作は何だ
右大臣実朝だろ?
太宰治の最高傑作は家庭の幸福。
544 :
吾輩は名無しである:2014/09/27(土) 22:41:29.54
545 :
吾輩は名無しである:2014/10/02(木) 14:27:57.42
陰毛サービスうらやま
546 :
吾輩は名無しである:2014/10/20(月) 12:55:39.70
短編 「畜犬談」
547 :
吾輩は名無しである:2014/10/21(火) 14:57:30.32
一番の傑作は「駆け込み訴え」でしょう。
548 :
吾輩は名無しである:2014/10/21(火) 17:43:25.97
右大臣実朝
>>547 「駆け込み訴え」は奥さんが口述筆記したものだが、途中で止まったり言い直したりせずに、一気に語ったというね。
天才とは、そんなものなのかな。
乞食学生が好き
多感な思春期と大人げない大人の構図が面白い
高峰秀子の自叙伝「わたしの渡世日記」より
●太宰治との初対面について
新橋駅に現れた太宰治のスタイルはヒドかった。
既にイッパイ入っているらしく、両手がブランブランと前後左右にゆれている。
ダブダブのカーキ色の半袖シャツによれよれのズボン、素足にちびた下駄ばき。
広い額にバサリと髪が垂れさがり、へこんだ胸、細っこい手足、
ヌウと鼻ののびた顔には彼特有のニヤニヤとしたテレ笑いが浮んでいる…。
作家の容姿に、これといった定義があるわけではないけれど、
とにかく、当代随一の人気作家太宰治先生は、ドブから這いあがった野良犬の如く貧弱だった。
鎌倉の料亭に到着したのは午後の4時ころだったろうか、まだ日暮れ前であった。
床の間を背にアグラをかいた太宰治はやっとリラックスしたらしく、
青柳信雄とプロデューサー補佐を相手に、「ガバッ、ガバッ」といった調子で呑みはじめた。
席上、紅一点の私など問題にもしてくれない。
そのくせ私が下を向いて箸を取ったりすると、チロリとこっちをうかがったりしているのがこっけいだった。
太宰ってニーチェの影響はあるの??
>>552 調べずに適当に書いておけば、一般的な知識としてはニーチェも読んでいるだろうが、太宰の思考や感性には全く影響していない。
普通に考えて、太宰に強い影響を与えたのはマルクスと聖書だろう。
社会】太宰治が暮らした民家兼アパート「碧雲荘(へきうんそう)」が取り壊されるかもしれない [転載禁止]©2ch.net
1 : ◆HeartexiTw @胸のときめきφ ★@転載は禁止:2015/01/25(日) 08:07:18.61 ID:???0 ?PLT(13557)
「人間失格」「走れメロス」などで知られる作家の
太宰治(一九〇九〜四八年)=写真=が暮らした東京都杉並区天沼の
民家兼アパート「碧雲荘(へきうんそう)」が取り壊されるかもしれない。
専門家によると、太宰が住んだ建物はここを含む二つしか現存していない。
所有者は土地建物を手放す意向を固める一方、移築などの道を模索。
地元住民らからも「価値ある遺産を残せたら」との声が出ている。