106 :
つくだに:
バビロンに帰る他短編集と冬の夢他短編集を読了。
冬の夢を読んでいて、多分ジュディはデクスターから婚約者を奪ったらあっさり彼を捨てる心算だったと思えてならなかったです。
どうも化け猫のような女で、男を鼠のおもちゃのように弄んでけらけら笑ってカクテルをひっかけたりしそうな印象なので。
それがあのように子供に自由を奪われてあくせくする平凡な主婦になって、魔性の輝きも失せた事が、やはり哀しいもので、
つねづね女性とはそんなようなものだと落ちをつけるフィッツジェラルドのセンスがやはり好きなのでした。