1 :
吾輩は名無しである:
あとはよろしく。
2 :
吾輩は名無しである:2010/10/31(日) 02:14:36
クレオール文学の今は
3 :
吾輩は名無しである:2010/10/31(日) 02:15:47
アルベール・コーエンの『選ばれた女』を読破した人いる?
国際連盟内部のドタバタ劇などどうでもいい部分が多くて読めないんだが。
4 :
吾輩は名無しである:2010/11/01(月) 00:54:06
ttp://www.47news.jp/CN/201010/CN2010103101000610.html ハリー・ムリシュ氏死去 オランダの作家
ハリー・ムリシュ氏(オランダの作家)オランダ通信によると、
がんのため30日、アムステルダムの自宅で死去、83歳。
27年オランダ・ハールレム生まれ。「追想のかなた」(82年)「天国の発見」(92年)など30以上の作品を執筆。
第2次大戦をテーマにした「追想のかなた」は映画化され、86年に米アカデミー賞外国語映画賞を獲得。
「天国の発見」は07年に読者審査で「オランダ文学史上の最高傑作」と称賛されるなど、
同国内ではノーベル文学賞の有力候補とみなされていた。
オランダのルッテ首相は31日「オランダとオランダ文学にとり大きな損失」と弔意を表明した。
2010/11/01 00:15 【共同通信】
5 :
吾輩は名無しである:2010/11/02(火) 23:52:34
>>4 合掌 偶然にも今日ムリシュの「過程」を購入したばかりだったので
ちょっとびっくり!!もっと翻訳されてほしい作家だったのに、もう翻訳
されることもないかな??
6 :
吾輩は名無しである:2010/11/04(木) 02:28:38
アンジェラ・カーターって、日本で暮らしていたんだね。
日本の男の立ち居振る舞いの美しさに見とれていたってさ。
まあ、40年も前の話だが。
7 :
吾輩は名無しである:2010/11/04(木) 04:02:26
目当ての未読作品の評価を知るべくamazonとかmixiの商品レビューをいつも参考にしてるんだが
なかにどうでもいいこと書き込んでる奴がたくさんいるよな
「私の思い出の一冊です」とか「何度でも読み返してる一冊です」とかなんとか…
ちゃんと商品のレビューをしろと言いたい。内容に全然触れてないレビューや感想や意見とは程遠いレビューばっか目に付く
自己顕示欲の塊みたいなレビューが多くてうんざり通り越して不快になるよ…
8 :
吾輩は名無しである:2010/11/04(木) 04:30:16
文学
文字の羅列
その活字の向こうに見えて来るもの
読む人の心・記憶が生み出した世界
思い出
客観的内容?
そんなことを考えるのはウザイだけ
文学鑑賞とは極めて個人的なもの
9 :
吾輩は名無しである:2010/11/04(木) 05:00:59
>>8 文学鑑賞が個人的なものならそもそもネットでくだらんレビューなんて書くなよ
10 :
吾輩は名無しである:2010/11/04(木) 05:02:57
それに客観的内容だけを書けなんて言ってませんよ
11 :
吾輩は名無しである:2010/11/04(木) 10:20:40
だったらなんでmixiのレビューなんか見るんだよ
mixiはムラ社会みたいなものなんだから私的な感想書いて共感もとめてればいいんだよ
真面目に批評書けよなんて言ってる奴はあってないんじゃない?
政治ニュースに論評日記書いてうわあとか思われているタイプですか?
12 :
吾輩は名無しである:2010/11/04(木) 20:21:35
今年はいい翻訳小説いっぱいあったな〜
例えば?
14 :
吾輩は名無しである:2010/11/04(木) 23:57:29
15 :
吾輩は名無しである:2010/11/05(金) 14:16:35
『ガザに盲いて』いいなあ。
16 :
吾輩は名無しである:2010/11/05(金) 15:24:21
ずいぶん懐かしい本を持ち出しますな。
17 :
吾輩は名無しである:2010/11/05(金) 15:30:48
昔読んで思い出しているんです。
いい小説でしょう?
18 :
吾輩は名無しである:2010/11/06(土) 12:46:44
ノルウェイ・ブック・クラブが史上ベストワンに
『ドン・キホーテ』を選んでいる。どう思う?
19 :
マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2010/11/06(土) 13:30:18
>>18 よくああいうの選んだり並べたりするのが好きな奴がいるが、海外文学を学ぶ上で本当に役に立つのか?
確かにこれだけは読んでおけ、と言う名作傑作だけは軽く抑えているように思えるが、実際向こうの書物を理解するのに必須のローマ・ラテン系の本があまり示されてはいない。
本当は非西洋人が西洋文学を理解しようと思ったら、ブルームの「ウエスタン・カノン」に上げられているような作品は一通り読んでおくべきなのではないか。あれも痛いが。
20 :
吾輩は名無しである:2010/11/06(土) 20:01:15
アンジェラ・カーターはこれから評価が高くなっていくんじゃないか。
死後評価を上げたエミリー・ブロンテのように。
『魔法の玩具店』はいいね。
>>20 たくさん邦訳でてるし、
少なくとも日本ではかなり評価されていると思うけど
22 :
吾輩は名無しである:2010/11/06(土) 22:43:46
ブロンテのような世界的な評価はこれからだ。
日本でも絶版が多いし、未訳の長編も半分あり、まだまだだ。
23 :
名無しさん@十一周年:2010/11/06(土) 23:56:10
国民栄誉賞にふさわしい誰かさんのおかげで、我々一般ピープルも例のビデオを視聴できたのだが…仮に勇気ある彼の行動がなかったとしたら…。
憲法上、知る権利を有するはずの日本国民の多くは例のビデオを視ることができなかったわけだ。他にも東京ほかいくつかの都市でこのひと月ふた月、
尖閣を国土を守れ的スローガンのデモがどれだけ起きているのか国民は知らされていない。朝鮮学校無償化決定までの過程も全くベールの中だ。
そして、さらに、言論弾圧報道規制などとゆうは中国のこととばかり私たちは誰かにうまく思わされてないか?
もうすでに私たちは巧妙に「共産主義」とゆう魔物に侵略されてるよお大涙。
(つづき)「お前なんかキライだあ!」が「あいらぶゆう」より深い恋を示すことがある。……。
北朝鮮の正式名は朝鮮民主主義共和国。中国のは中華人民共和国。民主主義とゆう言葉を私たちは
小学校の学級会での多数決原理以上にもっと深く考えないといけないところに間違いなく来てる。
意識無意識問わず、好むと好まざるに関わらす、ことばによって民主主義も国民主権も独裁政治独裁体制を
表すことができるとゆうことに気がつかねばならない。
そして往々にして標榜される看板とはマギャクを意味するとゆう事実を知らねばならないところにきてるらしい。
24 :
吾輩は名無しである:2010/11/11(木) 01:50:09
『夜ごとのサーカス』読んだ人はあまりいないかな?
パハーレスの『螺旋』は面白かった
26 :
吾輩は名無しである:2010/11/11(木) 13:33:12
問題は訳者だ。
28 :
吾輩は名無しである:2010/11/12(金) 12:30:14
パムクは今まで食指が動かなかったけれど、いいのかしら?
29 :
吾輩は名無しである:2010/11/12(金) 18:21:53
翻訳は訳者によって日本語に難があるらしいけど
世界的に評価されている実力派なのは間違いないよ
パムク
30 :
吾輩は名無しである:2010/11/12(金) 19:00:59
>13
とりあえずピンチョンコレクションの刊行が始まっただけでもうれしいけど
今年出た翻訳小説のビッグタイトル(だと思う作品)を挙げてみる
サンティアーゴ・パハーレス 『螺旋』ローヴェルト・ヴァルザー『タンナー兄弟姉妹』
ジョルジュ・ペレック 『煙滅』トニ・モリスン 『マーシイ』
J・M・G・ル・クレジオ 『地上の見知らぬ少年』ジョン・マクガハン 『湖畔』
マルコス・アギニス 『天啓を受けた者ども』デニス・ジョンソン 『煙の樹』
マリー・ンディアイ 『ロジー・カルプ』マルカム・ラウリー 『火山の下』
ロベルト・ボラーニョ 『野生の探偵たち』パスカル・キニャール 『アマリアの別荘』
ヴィクトル・ペレーヴィン 『宇宙飛行士 オモン・ラー』ジャン・ジュネ 『シャティーラの四時間』
ヘルタ・ミュラー『澱み』ジョルジュ・ペレック 『人生使用法』
ハリー・ムリシュ 『過程』トーマス・ベルンハルト『古典絵画の巨匠たち』
思いつく限りなので、抜けがあったらよろしく
エーコのバウドリーノはどうなんだろう
>>30 ありがと。言われてみれば結構あるね。
その中ではヴァルザー、ラウリー、ミュラー、ベルンハルトかな。
池澤の全集がほとんど終わっってからは、なんか呆けたような気分。
不定期であれ次回発行がいつか分かっているだけでwktk出来るもんだと
つくづく思ったよ。その池澤のから
・ナボコフ『賜物』
・フラバル『わたしは英国王に給仕した』
あと買っただけでまだ読んでないが
・パムク『新しい人生』
もどうかな。
33 :
吾輩は名無しである:2010/11/13(土) 11:07:42
『人生 使用法』は今年初めて出たんじゃないな。
アンジェラ・カーター『花火』がようやく出版された。
日本での生活を描いた短編が三つ入っている。
他には、マッカーシー『ブラッド・メリディアン』、
トロロープ『慈善院長』が挙げられる。
『人生 使用法』って改訳とかされてるの?
人生使用法の新装版がでたのは
やっぱり煙滅の評判が良かったからだろうか
新装版か。俺も綺麗やつ欲しかった……
37 :
吾輩は名無しである:2010/11/14(日) 01:27:49
『眠る男』や『物の時代』も新装版出せばいいのに。
38 :
吾輩は名無しである:2010/11/14(日) 18:48:41
ラブクラフトの全集で、訳が比較的新しくて、
お勧めのものって何になりますか?
HPLは古い訳じゃないとつまらんだろ
40 :
吾輩は名無しである:2010/11/15(月) 01:38:04
創元の文庫全集が手に入りやすくていいんじゃない
41 :
吾輩は名無しである:2010/11/15(月) 03:35:36
第一に、古代ギリシア・ラテン文学を読むべきだナッ!!!
古典ギリシア語やラテン語が読めない人たちは、何はともあれ、先ずは
『西洋古典学事典』を購入して、これを繙きながら、自分にふさわしい書物を選ぶべきサッ!
邦訳本も次第に増えて来ているから、けっこう娯しみつつ読めるゼッ!!!
西洋古典文学も読まないで、文学について語る資格はゼロだもんナッ!!!!
ナッちゃんキタ━━━(゚∀゚)━(∀゚ )━(゚ )━( )━( ゚)━( ゚∀)━(゚∀゚)━━━!!!!
アディーチェの「半分のぼった黄色い太陽」も追加だろ
>今年の話題作
デイヴッド・ミッチェルの出島を舞台にした新刊をようやく読み終わったよ。しかし、前作くらいから迷走している感が拭えないね、この人は。
幽霊書きとか雲の地図みたいな物語はもう書けないのか、あえて封印しているのか。
45 :
吾輩は名無しである:2010/11/18(木) 07:53:33
『西洋古典学事典』が、やはり受賞しましたね。
当然だと誰もが思っていたことでしょうが、古代ギリシア・ローマに関して知るには、
この事典にまさる書籍は皆無ですから。
神話伝説や人名・地名・神名はもとより、性風俗や民俗学などの諸分野を網羅してますからね
46 :
吾輩は名無しである:2010/11/18(木) 23:42:53
素朴な疑問だがここの文学板の住人ってやっぱ一流大学の文学部出やそこの学生しかいないのだろうか…
んなわけないだろ
俺は一流大学中退だが
嘘をひとつつく
その嘘のためにまた嘘をつく
そういう人間に私はなりたい
49 :
鈴木 ◆m0yPyqc5MQ :2010/11/19(金) 01:59:56
虚偽は天にも誤審される。
50 :
吾輩は名無しである:2010/11/19(金) 02:14:40
俺は法学部出だ。プルーストや三島も法学部。
平野啓一郎もw
自分はFラン私大卒だよw一番つかえねーw
おれ東大の文学部以外の学部卒
オレは弥生門の近く。
おれ早稲田
56 :
吾輩は名無しである:2010/11/22(月) 04:08:51
名乗るのも恥ずかしい三流大学出身ですが文学愛好してます
地方都市の無名私立高校に入学できるかどうか…程度の学力ですが
毎晩字引を索きながらチビチビ読み物を楽しんでいます。
中卒ですが、読んで面白かったものは、なんとしても原書で読みたくなります。
悔しいことに、3年も勉強した英語出すら、まともに読めず、辞書とか、場合によっては
オンラインで言い回しを探したりしながら読んでいます。
最近は、ロアルド・ダールの簡単なものを辞書と一緒に読んでいます。
まだまだ本当に読みたいラテン語の本は厳しいです。
59 :
吾輩は名無しである:2010/11/25(木) 08:14:16
該当スレを探したのですが、見当たらずこちらで質問させてください
スレ違い・板違いでしたらすみません
アブジェクシオンというものを最近知り、興味を持ったのですが
ホラーとかではなく精神的にぞっとする感じというか、漠然としたバラバラになりそうな怖い感じをもった
英文学をどなたかご存知ではないでしょうか?
変身はそんな感じで好きだったのですが、英文学で探しています
どうかよろしくお願いいたします
60 :
我輩は名無しである:2010/11/28(日) 03:28:24
パムクの邦訳を読んだが・・・ひどい、ひどすぎる。
翻訳者が無能なのはいいとして、編集は何をやっているんだ?
63 :
吾輩は名無しである:2010/11/28(日) 23:31:35
ウエルベックの「ランサローテ」って最高!
海外文学アレルギーなんだが、上手くそっちの方向に導いてくれる本ってないかな?
何が嫌なのか分からないことには答えようがないのでは。
66 :
吾輩は名無しである:2010/11/30(火) 21:27:51
池澤さんのでサガンの『悲しみよこんにちは』読んだんだが、
新潮文庫では新訳が出てるのに気づいて驚いた。
68 :
吾輩は名無しである:2010/11/30(火) 23:26:14
パムクの『雪』だろ
誤訳の博覧会で有名ですよ
69 :
吾輩は名無しである:2010/12/01(水) 13:53:34
パムク・ロックだろ
町田康で有名ですよ
パムクは白い城、そこそこ面白かったな
71 :
吾輩は名無しである:2010/12/04(土) 15:31:09
結局のところ、M・ウエルベックの「素粒子」一冊で文学はもういいような
文学の行きついた、いまのところの果てにある
「ランサローサ」もいいけどね、ま、素粒子の短縮版といえないでもない
ランサローサっていうの、どこぞの出版社、訳してくれ
73 :
吾輩は名無しである:2010/12/05(日) 00:57:41
池澤夏樹個人編集
世界文学全集
短篇コレクションU
に入ってる
史上最強の訳者を得た
野崎歓だ
野崎歓!
素粒子の訳者
すごすぎだす
74 :
吾輩は名無しである:2010/12/05(日) 01:03:45
↑
本人だろ。
75 :
吾輩は名無しである:2010/12/05(日) 01:05:20
74に
ばか
ところで本人ってだれのこと?
76 :
吾輩は名無しである:2010/12/05(日) 01:06:14
ウエルベック
77 :
吾輩は名無しである:2010/12/05(日) 01:09:00
野崎歓
78 :
吾輩は名無しである:2010/12/05(日) 11:36:09
池澤夏樹だろ。
79 :
吾輩は名無しである:2010/12/06(月) 22:50:10
素粒子の方が上。
素粒子はたしかにいい。
ただ、野崎はスタンダール問題があったし、信用できない。
81 :
吾輩は名無しである:2010/12/07(火) 13:51:44
野崎歓の『赤と黒』はやっぱり彼だからこその天才的な名訳。
立命館のコンドル下川のいってることを鵜呑みにすんじゃねえ。
あのどうしようもない教授のいってることこそ信用ならん。
何百とかいいながら、その実、まともな指摘は10にも満たない。
なにより、「ジュリアンがまるで現代に生きてるようなしゃべりかたをする」
なんて批判までいていたが、それこそ、そっちの方がいいという見方もできるし、それに
それこそそんなことは訳者の方針でしょうが。ほんと、馬鹿なやつだと思ったよ。
コンドル下川=下川茂=まったくの無能教授
コンドル教授なついなあ〜
83 :
吾輩は名無しである:2010/12/07(火) 14:00:25
野崎を批判したことだけで取り上げられる悲しき教授。
コンドル教授の名前をコテハンに使った事があります。煽られまくったよ。あとは守中教授。
85 :
吾輩は名無しである:2010/12/07(火) 14:25:54
コンドル下川は
「野崎を批判したことだけで」しか取り上げられない「悲しき教授」
らしいけど、じゃっ、
そういう悲しいやつのスレつくったろか
>>81 じゃあ、赤と黒にかんしては野崎訳は信用していいってことなの?
下山も指摘していた誤訳部分が確かに誤訳だったっていうのと、増刷分で修正箇所が多かったっていうのは、どんな翻訳にも多少はあるミスの一部で、煽り立てられたってだけ?
87 :
86:2010/12/08(水) 03:48:29
赤と黒は刊行当時の誤訳論争だけが頭に残ってたから、説明してもらえてすっきりしたわ
88 :
吾輩は名無しである:2010/12/08(水) 22:53:32
ま、コンドル下川ってのは悪意の塊 ひどいもんさ
頂点にいる仏文学者連からはまったく相手にされてないよ
89 :
吾輩は名無しである:2010/12/08(水) 23:02:37
テケリ・リ
90 :
吾輩は名無しである:2010/12/11(土) 22:20:27
>>30 ハ・ジンも出た。
復刊はすごいね。
リョサも2冊、新潮から復刊。
91 :
吾輩は名無しである:2010/12/11(土) 23:19:48
92 :
吾輩は名無しである:2010/12/11(土) 23:36:53
モーパッサンは思った程面白くなかった。
93 :
吾輩は名無しである:2010/12/14(火) 20:40:00
「ドン・キホーテ」(岩波文庫)
一応目を通しとくか、という感じで読み始めたが
意外にも面白い。なんかモダンな感じがする。訳がいいのかな。
ちくま文庫の会田訳のほうがいいかな、好みだけど
95 :
吾輩は名無しである:2010/12/15(水) 02:53:40
会田訳は硬派。牛島訳は柔らかく読みやすい。
ペレーヴィンがあんまり笑撃の面白さなんで、びっくりした
生真面目なゼーバルトの直後に読んだから余計に笑えるのかもしれない
オモン・ラー終わったら恐怖の兜速攻で読みます
奇遇だね。
こっも今、オモン・ラー読んでるわ・・・
>>96 恐怖の兜が面白かったからチャパーエフと空虚を読んだけど
あまり好きになれなかったなぁ…
オモン・ラーは面白いよ
100 :
吾輩は名無しである:2010/12/17(金) 03:46:56
わーい、100だ。
101 :
吾輩は名無しである:2010/12/17(金) 05:18:13
ピーター・アクロイド読んだ人います?
参考までに感想を聞きたいと
>>103 その人読んだことないです、wiki見るとぶっ飛んだ感じですかね
本当は原書で味わえたらいいんですけど・・・dです
>>102 舞城王太郎とはぜんぜんちがうよ。
邦訳はちょっと皮肉ぽい会話文が気になったけど、
『原初の光』はミステリぽくて入りやすいんじゃないかな。
106 :
102:2010/12/20(月) 00:42:33
>>105 ありがとうございます、今度試してみますね
107 :
吾輩は名無しである:2010/12/25(土) 11:09:02
来年は、マッカーシー、バルザック、キシュ、ヒルトン、ベーア=ホフマン、
ピンチョン、サガン、ペレーヴィン、ハクスリー、カルヴィーノ、メルヴィル、
ボアロー&ナルスジャック、ドノソ、マン、コンラッドを読む予定だ。
108 :
吾輩は名無しである:2010/12/25(土) 14:28:30
き
ちがい
110 :
吾輩は名無しである:2010/12/25(土) 18:21:25
年間で読書計画をたてるなんて俺には出来ない…
オレは5年先まで埋まっている。
112 :
吾輩は名無しである:2010/12/25(土) 19:02:56
毎年年末に翌年の予定を立てるのが恒例。
必ずしも予定通りに読むわけじゃなく、
突発的に予定外の本を読むことも多い。
今年だと、当初読む予定じゃなく、
長年積読状態だった『世界終末戦争』を
ノーベル賞を契機に読んだ。
113 :
我輩は名無しである:2010/12/25(土) 21:09:50
>>105 おれも「原初の光」を読んでいます。
読み始めたばかりですが、おもしろそうな本だな、と思っています。
アメリカ文学にしか魅力を感じなくなってしまった
原書で楽しめるようになりたいね
翻訳だと訳者によって印象がまったく変わってしまう
それがまたいい。
翻訳文学の楽しみは、2回目読むとき、別の訳で読めることだ。
と、誰かが言っていた。
「おばあちゃんが言ってた」と
「ばあさまが言ってた」では全く違うからね。
「おばあちゃん」と「お婆ちゃん」のように表記だけでも印象が変わる。
その積み重ねで作品全体の様相が違って見えてしまうのが好い。
119 :
吾輩は名無しである:2010/12/29(水) 00:32:21
常に2種類以上の訳があるとは限らんぞ。
端的に訳がひどすぎるって作品あるよね
柴田さんとか若島さんレベルの翻訳家なら、原書で読むのとほとんど印象は変わらない。少なくともオースター、パワーズに限っていうなら、下手な英語で読むのは損な気がするっていうレベル。一文一文突き合わせて感心したわ
オースター、パワーズは簡単な英語だからね
訳者自身が簡単だから原文で読めば?と言ってるオースターはともかく、パワーズもそうなの?
面白くなかったので日本語でももう読みたくないが。
124 :
吾輩は名無しである:2010/12/30(木) 19:19:07
バウドリーノを読めよ
ちゅっちゅっ
ティム・オブライエンの「ニュークリア・エイジ」読み終えた。
文章はめちゃくちゃだがかなりオモロー
誰かシャモワゾーのぶっといの堪能してないの?
自分も感想知りたい。面白そうなんだけど
訳文の特に文末辞法が単調で読みこなすのに疲れそう。
肩を押してくれる人がいたら買ってみるんだが。
129 :
吾輩は名無しである:2010/12/31(金) 17:06:47
やっと休みだ。さて今年は何を読むかな…
あと7時間足らずで読めるものですね、そうですねえ、ディケンズの荒涼館なんてどうでしょう?
131 :
吾輩は名無しである:2010/12/31(金) 17:16:56
「荒涼館」は8時間ちょっとかかりそうだからやめるよ。
プルーストの「失われた時」にするかムージルの「特性のない男」にするか
さっきまでいろいろ悩んだ末に、ボルヘスの短篇集を読むことにした。
モンテーニュのエセーって中公クラシックスのと白水社のどっちが良いの?
コスパだけなら前者なんだけど
133 :
吾輩は名無しである:2011/01/01(土) 00:15:15
年が明けたぞ。今年こそ積読中の数百冊の本をすべて読んでやる。
マンの『ファウストゥス博士』、ドノソ『夜のみだらな鳥』、
メルヴィル『マーディ』、ヒルトン『失われた地平線』
あたりをまずは読もう。
うりゃ!!!
hoi
先輩の前川さんが出口裕弘の翻訳を絶賛するんだけど。。この人は翻訳家なの?
情熱家
138 :
我輩は名無しである:2011/01/06(木) 22:39:10
映画評論家ダYO!
前川 淳(まえかわ じゅん)は折り紙作家。出口 裕弘(でぐち ゆうこう 1928年8月15日 - )は日本の作家、フランス文学者。
(フレッシュアイペディアより) ...
140 :
吾輩は名無しである:2011/01/11(火) 19:52:18
ケーキにのったサクランボちゃん ラプーたんていのじけんぼ(クレヨンハウス、ベネディクト・ゲチエ作、野崎歓訳)
が
よい
141 :
我輩は名無しである:2011/01/12(水) 15:45:15
>>133 何で amazon で高く売ってる本ばっかりあげるんだよ
買えないじゃない
それとも、買えってか
143 :
133:2011/01/13(木) 00:18:16
別に他人に読んでもらいたい本を挙げたんじゃない。
自分がすでに持っていて、今年読むつもりの本だ。
ねえ、隔月でみんなで会って持ってる本を交換して感想を言い合うオフ会ってどーお?
145 :
我輩は名無しである:2011/01/13(木) 17:01:02
ちゃんと、梱包して、メール便で送る、、
と思ったものの
大丈夫だろうか
おれも、けっこう 貴重な本をもっているが
146 :
我輩は名無しである:2011/01/13(木) 17:07:04
>>133 さん、あの四冊のなかから奮発して、買うなら「これ」というと、どれになりますか?
147 :
我輩は名無しである:2011/01/13(木) 22:12:00
そんなに 読んで どうするの
148 :
吾輩は名無しである:2011/01/13(木) 22:48:49
150 :
吾輩は名無しである:2011/01/14(金) 00:56:41
>146
4作とも読んでない以上、これが面白いと推薦はできない。
もし自分が4作とも持っていなくて、これから買うとすれば、
まず最初に『ファウストゥス博士』を買うだろう。
ドノソは2回挑んで2回とも挫折したわ
152 :
我輩は名無しである:2011/01/14(金) 10:19:06
153 :
吾輩は名無しである:2011/01/14(金) 16:49:40
「失われた時を求めて」読破した奴はいんの?
持ってるだけで一ページ以上読んだことがないんだよな
以前のちくま版で3巻途中まで読んだ。
続きを読もうと思いつつ既に10数年経過w
155 :
吾輩は名無しである:2011/01/14(金) 21:40:04
筑摩大系5巻本で完読したョ。
新潮社版7巻購入もゲルマントまでで挫折。
>>155と同じく筑摩世界文學大系で読了。
157 :
吾輩は名無しである:2011/01/14(金) 22:20:57
最新の集英社文庫はどうだ?
抄訳版もあるが
井の究の訳文に慣(らさ)れると、もう普通に戻れなくなるんだよな。
159 :
吾輩は名無しである:2011/01/14(金) 22:45:18
完読したが、岩波の訳がいいので、これも買ってしまった。
160 :
吾輩は名無しである:2011/01/15(土) 00:59:33
俺はテレビ優先でろくに本を読む時間が取れない
おそらくまともに読もうとすればこの先10年かかっても読破できそうにないな
161 :
吾輩は名無しである:2011/01/15(土) 20:16:58
野崎歓はヴィアン『うたかたの日々』(光文社古典新訳文庫)、アンドレ・バザン『映画とは何か』(共訳、光文社古典新訳文庫)、ネルヴァル『火の娘たち』(ちくま文庫)、ウエルベック『地図と領土』(筑摩書房)と多産
これほんとなの?ほんとだししたらオレ的には今世紀最大の事件。飛びつきてえ。
地図と領土なんて出てたのか
うかつにも知らなんだ
163 :
吾輩は名無しである:2011/01/15(土) 23:07:20
うかつなやつだな、ほんと。
164 :
吾輩は名無しである:2011/01/15(土) 23:25:03
地図と領土はまだだろう
いずれにしても野崎歓とウエルベックとくれば、文句ない
そしてバザンが楽しみ
ネルヴァルについて長い評論を日本語で出して
何考えてるんだろうと思ったが翻訳もするのか。
166 :
吾輩は名無しである:2011/01/16(日) 21:12:28
本読んでる奴ってやっぱゲームとかってやんないのか?
ゲームはおろかテレビも見ない。
TV、朝のニュースは見るよ。
ゲームはやったことはあるが面白いと思えない。
168ha murakamiharuki kimoi sinebaiinoni. eta.
170 :
吾輩は名無しである:2011/01/17(月) 07:02:17
503 :ヘ(^p^)ヘ村上春樹 ◆m0yPyqc5MQ :2010/12/31(金) 13:14:19
,,,,,,,,,,,,,,, TV、朝のニュースは見るよ。
/ ,,,, ,,,,\ ゲームはやったことはあるが面白いと思えない。
| ^ ^ |そりゃスゲエ今度産むとこ見せてよ
| ⊃ |
http://sankei.jp.msn.com/photos/culture/academic/100930/acd1009301001003-p1.jpg \ o / 「ね、ここにいる人たちがみんな マスターベーションしているわけ? シコシコッって?」と緑は寮の建物を見上げながら言った
171 :
吾輩は名無しである:2011/01/17(月) 17:45:44
アイポッド使って読んでるのおる?
172 :
吾輩は名無しである:2011/01/17(月) 17:47:55
訂正 アイパッドな
173 :
マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2011/01/18(火) 01:13:40
ズリイカ・ドブソンどうも翻訳が今一つな気がして読む気にならん。
もちろん佐々木は研究者としては良心的な人物で訳注も充実しているのだが、
やはり作品としてビアボームを伝える愛がないと、翻訳は出来ないと思う。中和のワーナーはそれがあった。
そういう執着は解説を見ても感じられないんだよな。文学史的に重要だから訳した、というような感じなのだ。
174 :
マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2011/01/18(火) 01:25:03
稲生は小説は駄目だが翻訳はそこそこ面白い。
ベロックは解説が異常に低姿勢だったが詩をここまで面白く訳せたら合格なのではないか。
ラスキもそれ程とは思わんが、こだわりが伺われる訳で面白かった。
たくさん出てるセローの紀行文、もっと邦訳してほしいんだが。
鉄道大バザールや大地中海旅行、無類に面白いのに。
178 :
吾輩は名無しである:2011/01/21(金) 00:08:17
ランサローテ最高っす!
またウエルが野崎の訳ででるす。嬉しいす。歓がい。
179 :
我輩は名無しである:2011/01/22(土) 22:10:44
不思議の国のアリスの邦訳ってどれが一番お勧めですかね
181 :
マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2011/01/23(日) 00:09:38
やはり原文がいいぞ。
講談社文庫の高杉一郎訳
新潮文庫の矢川訳かちくま文庫の柳瀬訳
昨年出たばかりだが角川文庫の河合訳がおすすめ
原書と同じ挿絵が入ってない版はダメ
こんなのはダメとだけ書くのでなく、
これがいいと教えてあげたらどうなの
テニエルの挿絵はたしかに魅力的だよね
あれに惹かれて買った部分もある
189 :
180:2011/01/25(火) 01:03:57
鉄板とかは無いみたいですね
んじゃまあ開き直って原文に挑戦してみます
意外と難しかった気もする
かなり難解。
192 :
吾輩は名無しである:2011/01/25(火) 12:59:03
すいません
読みたい小説があるのですが、作者とタイトルがわからないので教えてください
小説の内容は脚が不自由で満足に歩けない主人公が、普通に歩いている世の中の人をみて
憎たらしいと思い世の中の人間に復讐しようとする話です
「主人公 足 不自由 海外文学」で検索してみた
モーム『人間の絆』かしらん
194 :
吾輩は名無しである:2011/01/25(火) 16:17:07
?
196 :
吾輩は名無しである:2011/01/26(水) 00:45:30
>>193 ありがとうございます!!
たぶんそれだと思います
というか、落ち着いて検索すればよかったW
俺もひとつ聞いていい?
事故で二人の息子をなくした画家と妻が,助手として(たしかイギリスから)17歳の青年を呼び寄せる。
でその子が妻の下着でごにょごにょしてるのを妻自身が発見してしまい,
あとはそのまま不倫関係に。
でもそれは息子をなくした妻のための夫の計らいで…ってやつ。
映画化もされてて,そっちは最後に地下室?に夫が潜り込んで終わりだった。
小説の方はその後いろいろあって,結局青年が五十歳くらいになった時に
妻の方と再会してまたベッドインしちゃうって話。
の作者とタイトルをどなたかご存知ないでしょうか。
設定がちがうけどジョン・アーヴィング『未亡人の一年』を思わせる
アーヴィング「未亡人の一年」で間違いないよ。これを原作にした映画は「ドア オン ザ フロア」で脚本もアーヴィング自身が手がけた。サイモンバーチでの失敗が答えたと見える。
202 :
吾輩は名無しである:2011/01/28(金) 00:19:09
もう小説は飽きた、というすれっからしにオススメの海外文学ってあんの?
そういう時期は無理に読まなくていいと思うよ
どんな作品でもケチをつけてしまうんじゃないかな
読みたくなったら読めばいい
そういう仕事に就いていないのなら、だけど
海外文学をかじりかけてるんですが、
これは読んでおけって本を三冊あげるならどれですか?
「白鯨」「罪と罰」「赤と黒」で
罪罰おもしろかったから読むわ。
読む本がどんどこ増える。
くそったれ少年時代、オリヴァー・ツイスト、グレート・ギャツビー
米文薦めるのなら、ハックルベリーフィンじゃないか?
白鯨は冒頭の引用で挫折しかねない
>>208 ブコウスキー読んでみます。
ありがとうございます。
んじゃ「二都物語」で
>>212 良さそうだ。欲しいものリストに追加した。
話は変わるけどみんなは好きな訳者があったり、出版社は決めてる?
岩波は変に難解な気がするので新潮ばかり買ってるんだが。
信頼できる翻訳者はいるね
ちょっと昔の人で、いくらか誤訳や古い言葉づかいがあったりするんだけど読み物として
面白く読めるのがいい。文のリズムや滲みでる情感とか
最近、新訳ブームなのかわからないけどまったく魅力を感じない新訳がでて旧訳が消され
そうなのが悲しい
215 :
吾輩は名無しである:2011/01/28(金) 19:34:22
そういう古臭くて堅そうなイメージを払拭するべく
ル・クレジオやリョサやパスなんかを出し始めたのだと思う
216 :
粕漬マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2011/01/28(金) 19:35:40
媚び媚びでうぜぇと感じることが無きにしも非ずだがなw
旧訳≠古臭くて堅い
218 :
粕漬マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2011/01/28(金) 19:37:21
坂下昇は古いが大分はっちゃけた感じだよな。
219 :
吾輩は名無しである:2011/01/28(金) 19:43:07
コルタサル、ブルガーコフなんかは媚び?
220 :
吾輩は名無しである:2011/01/28(金) 19:47:25
カルヴィーノ、ウルフ、サルトルあたりも入ってるし別に古臭くない
渋いだけ
561 名前:ジャミロウ ◆BuTZ00XBBo [sage] :2011/01/29(土) 23:20:25 ID:guROhBb5P
/⌒ヽ
/ ´・ω・)
>>539 まったく働きたくないけど そろそろヤバイ
『嵐が丘』みたいなのが読みたいです
オースティンをいくつか、あとデュ・モーリアのレベッカは読みました
オススメはありますか
おしえてください
女流好きならウォートンの「エイジオブイノセンス」
マンスフィールドとか?
>>223>>224 ありがとうございます!
明日、図書館に行って司書さんに聞いてみます。たのしみです。
>>222 『嵐が丘』のどういう点が好きなのかにもよるが
>>205の上げてる『白鯨』『罪と罰』がその後継者の位置にある。
オースティンの方向を求めてるなら別だが。
227 :
吾輩は名無しである:2011/01/30(日) 12:11:12
狂気の愛を読みたいのなら、ミュッセの『世紀児の告白』がお勧め。
ミュッセとジョルジュ・サンドの恋愛の顚末を描いた一種の私小説だ。
まあ、あの人は、ジョルジュ三度の愛人だったというだけで、作品が残っているようなものだから
229 :
吾輩は名無しである:2011/01/30(日) 16:07:14
あれはロマンスのかけらもない、人間性も露わな情痴劇だな。
230 :
吾輩は名無しである:2011/01/30(日) 16:19:36
うんにゃ、『ロレンザッチョ』は渡邊守章テンテーもご推薦の
世紀の傑作だと思うがな。
突然ですがこの作家が好きなやつはわかってるなと思う作家っていますか?
自分も少しかじってはいるのですが、付き合いのある女性が海外文学が
好きなようで自分にも好きな作家の一人でも見つけたいと感じています。
不純な動機ですがよければ教えてください。
まだ読んだことないけどマーガレット・アトウッドは通好み、らしい
233 :
吾輩は名無しである:2011/01/31(月) 00:42:00
アンジェラ・カーターはどうかな?
フローベール
235 :
粕漬マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2011/01/31(月) 02:22:04
ふむ。単に海外文学好きと言うことではよく分からんが、ウッドハウスは無難で良いのではないだろうか。だがどうも翻訳がアレだが。
話を戻すけど『嵐が丘』に似た作品(パロディーやオマージュではなく)には
どんな作品があるのかな?
さすがに『白鯨』や『罪と罰』は毛色が違うと思うんで、それ以外の作品で。
『嵐が丘』はなかなか他の追随を許さない独自の境地に達していると思うのだが。
アトウッドは「昏き目の暗殺者」と「侍女の物語」がいい。あとは微妙。
アンジェラ・カーターは個人的にはパスだが好きな人にはたまらんらしいね。
238 :
吾輩は名無しである:2011/01/31(月) 10:37:35
幅広く読んでなきゃいずれボロが出るから
あんまり本読んでないと正直に言ったほうがいいと思うよ
ドストエフスキーとか権威で過大評価も良いとこだな。
東野圭吾の方が面白いよ。
240 :
吾輩は名無しである:2011/01/31(月) 13:01:13
ドストがつまらないのはわかるが
東野はもっとつまらないと思う
ドスはおもしろい。
だが過大評価。
242 :
吾輩は名無しである:2011/01/31(月) 15:18:40
誰か面白い作品教えてくれ
最近読んで面白かったのは
ちょい前のだけど「黒い時計の旅」
薄いけど「イワン・イリイチの死」
話題作なんで既読だと思うけど「螺旋」
東野圭吾ってあらすじだけの骨組み小説でしょ
文学的な深みなど何もない。
まあ推理小説としては東野圭吾のほうが上手いのかもしれないけど
文学的な深みについてはドストエフスキーの足元にも及ばない
ドスはただの中二病
246 :
吾輩は名無しである:2011/01/31(月) 16:26:07
作品の深みだとか、いかにも厨二の好みそうな言葉だ
247 :
粕漬マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2011/01/31(月) 16:29:34
おいwww
243訂正
「黒い時計の旅」スティーヴ・エリクソン
「イワン・イリイチの死」レフ・トルストイ
「螺旋」サンティアーゴ パハーレス
249 :
我輩は名無しである:2011/01/31(月) 18:38:07
おい、おい、おいwww
新訳が流行っているのかね?
あんまり予算を必要としないから、出版社としては楽なんだろうけど。
>>242 好みが分からないけど、個人的にディケンズお薦め。ブラックなジョークにクスクスと笑える
>>250 漫画で読める文学っていうのも出てるよね。読書離れって言われてるし、「文学を読みたいけどハードル高い」って人達には結構需要があるのかも
ディケンズみたいに著作権きれてるのってネット上で無料で見れるんだけど、けっきょくモノとして
ほしくてペパーバック買っちゃうんだよね
ちゃんと読めるかは別として
いい意味で話がしょうもない、荒唐無稽、法螺話な作品ってありますかね
ドンキホーテ?
千夜一夜物語やカンタベリー物語もあるぞ。
>>250 書評と受賞歴だけが華々しくて肝心の出来は…みたいなのを訳すことを考えれば有意義じゃないかな。
あと新訳って別に儲からないらしい。
>>254,255,256
レスありがとうございます、今度読んでみますね
カラマーゾフおもしろっ
叙述トリックだったとは。
騙されたよ。
新訳は儲からないのか。
著作権切れの本だと、儲かりそうだと思っていたのだが。
261 :
吾輩は名無しである:2011/02/02(水) 01:49:33
>231
マラマッドがお勧め。
『修理屋』『アシスタント』『もうひとつの生活』など。
262 :
粕漬マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2011/02/02(水) 02:48:37
マラマッドはそんなにいいのか。
263 :
吾輩は名無しである:2011/02/02(水) 03:11:30
もちろん万人向けではないから挙げたのさ。
分かる奴には分かる。
文句いうなら自分も挙げてみろという
265 :
我輩は名無しである:2011/02/02(水) 16:52:13
ナボコフの「ローラのオリジナル」が、近々でるね。
266 :
吾輩は名無しである:2011/02/02(水) 19:49:44
マラマッドは去年の夏葉社でちょっと話題になったね
267 :
吾輩は名無しである:2011/02/02(水) 21:05:40
これぞ本物の賞。芥川なんて生ぬるいよ。
第62回読売文学賞、贈賞式は21日、東京・内幸町の帝国ホテルで行われ、それぞれに正賞の 硯 ( すずり ) と副賞200万円が贈られる。受賞作は以下の通り。(敬称略)
▼小説賞
「ナニカアル」(新潮社) 桐野 ( きりの ) 夏生 ( なつお )
▼随筆・紀行賞
「斜線の旅」(インスクリプト) 管 ( すが ) 啓次郎 ( けいじろう ) 「渡りの 足跡 ( あしあと ) 」(新潮社) 梨木 ( なしき ) 香歩 ( かほ )
▼評論・伝記賞
「パンとペン」(講談社) 黒岩 ( くろいわ ) 比佐子 ( ひさこ ) (故人)
▼詩歌俳句賞
句集「 星涼 ( せいりょう ) 」(ふらんす堂) 大木 ( おおき ) あまり
▼研究・翻訳賞
「異邦の香り」(講談社) 野崎 ( のざき ) 歓 ( かん )
アリステア・マクラウドの短篇集2冊と長編を読んで、海外文学も面白いって
思えるようになったんだけど、ここから海外文学の範囲を広げるには、
どんな作家・作品がおすすめかな?教えて!偉い人。
>>268 気に入った海外文学作品が見つかったら同じ訳者の作品をたどっていくといいよ
270 :
吾輩は名無しである:2011/02/03(木) 01:10:09
ジョン・ファウルズいいよね。
特に『フランス軍中尉の女』は。
マクラウドに近い雰囲気の作家ってなかなかいないからねえ・・・
最近読んだ中だとオタ・パヴェルの『美しい鹿の死』とか
アティーク・ラヒーミー『灰と土』が独特の叙情を持っていてよかった
>>271 ラヒーミーねえ。
『悲しみを聴く石』はつまらなかったな。
>>272 日に一冊くらい。最近出た本でちょっと癇に障る文体がガマンできるなら
『わたしは英国王に給仕した』がダントツのオススメです。ミーハーと言われそうだけど
>>273 そうなんだ。そちらは未読だけどたぶん読む
日に一冊は頭おかしいだろ。
そんなに面白いもんがあるわけないし。
276 :
吾輩は名無しである:2011/02/03(木) 01:58:04
働いてないのか?
そんなペースで読めないだろ、普通。
ファウルズだったら魔術師とコレクターが好きだな
フランス軍中尉は、冗長でダレない?
司馬並の速読家なのかも
速読って脳みそ疲れすぎだろ。
できないけど。
>>269 なるほど。海外文学だと訳者という軸もあるのか。その線でも探してみます。
>>271 あ、やっぱり?マクラウドを貸してくれた人もそんな事を言っていたから。ここで聞いてみた。
挙げてくれた2冊も手に取ってみます。
ポーのスレ落ちたんだな。
初期の訳者のようにポオとか書くと馬鹿にされたりしたもんだが。
ところで、奴らだ、奴らには気をつけろ!
末裔どもが、あるいはポオの幻霊に気付かれた。
早く猫町を脱出しろ。
それが君を救う唯一の手だ
なにそれ読みたい
283 :
吾輩は名無しである:2011/02/04(金) 00:18:37
野崎歓「異邦の香り」が読売文学賞受賞!、そういえば
四方田犬彦も詩人の田野倉も辻原もベストにあげてた。
さすが目利き。おみそれ。
そういう俺も密かにベストだと思ってたんだけどね。(あとから言うなっての。)
この野崎野崎って連呼してるキチガイ、はやく野垂れ死にでもしてくれないかな。
煩くてかなわん。
285 :
吾輩は名無しである:2011/02/04(金) 01:41:57
野崎本人じゃね?
286 :
吾輩は名無しである:2011/02/04(金) 09:28:05
本人か、ないしはカミさんw
287 :
吾輩は名無しである:2011/02/04(金) 21:20:54
>>285 286
いやね、
ほんとは本など何も読んでないのにいろいろと論評してる
バカな方々を教育、といっても、おつむがどうかなあ、
悪すぎるかなあ、
しようかとおもってね。
ありがたく思え、しもじもども! はははははは,
ばかども、
288 :
粕漬マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2011/02/04(金) 21:25:25
ふむ。
289 :
吾輩は名無しである:2011/02/04(金) 21:31:05
読売文学賞まで(数々の文学賞をtgtってるけどすでに)
とった天才
野崎歓!
に経て椎点も
そrてはn
遠吠え
290 :
吾輩は名無しである:2011/02/04(金) 21:41:46
野崎歓!野崎歓野崎歓!野崎歓野崎歓!野崎歓野崎歓!
野崎歓野崎歓!野崎歓野崎歓!野崎歓野崎歓!野崎歓
崎歓!野崎歓野崎歓!野崎歓野崎歓!野崎歓野崎歓!
野崎歓野崎歓!野崎歓野崎歓!野崎歓野崎歓!野崎歓野崎歓
!野崎歓野崎歓!野崎歓野崎歓!野崎歓野崎歓!野崎歓野崎歓
!野崎歓野崎歓!野崎歓野崎歓!野崎歓野崎歓!野崎歓野崎歓
!野崎歓野崎歓!野崎歓野崎歓!野崎歓野崎歓!野崎歓野崎歓!
野崎歓野崎歓!野崎歓野崎歓!野崎歓野崎歓!野崎歓野崎歓!
崎歓野崎歓!野崎歓野崎歓!野崎歓野崎歓!野崎歓野崎歓!野崎歓
野崎歓
!野崎歓野崎歓!野崎歓
これが連呼ってもんさ
291 :
吾輩は名無しである:2011/02/04(金) 22:24:20
287のような奴こそ文学の敵だ。
世間知らずのラスコーリニコフだ。
早く更生しなさい。
292 :
吾輩は名無しである:2011/02/04(金) 22:30:03
バカか。
ラスコーリニコフこそ文学だろう?
そして、われらが野崎歓こそ文学だろう?
293 :
吾輩は名無しである:2011/02/04(金) 22:33:29
ああ、やはりソーニャがいないと更生は無理だな。
この板に笑のセンスがないのはわかった。
295 :
吾輩は名無しである:2011/02/04(金) 22:44:20
だいたいセンスのあるのがこんなとこ来るわけねえし
そーにゃそーny
298 :
吾輩は名無しである:2011/02/05(土) 00:11:49
やっとゼーバルト・コレクションの続きが出るぞ
300 :
吾輩は名無しである:2011/02/05(土) 14:11:21
300GET
623 名前:山師さん@トレード中 [sage] :2011/02/05(土) 15:04:25 ID:58gJAgWY0
何もしなけりゃほっといても日本は滅ぶ。
働かなけりゃ、それが革命になる。
302 :
我輩は名無しである:2011/02/05(土) 17:37:00
ドストのカラキョーは、はしょつて、一冊の本にして、名場面は書き込むようにしたら、
面白かったと思う。
なんでも略すのって非常に文学的だね
言語なんて生き物のように変わって行くものさ
305 :
名無し募集中。。。:2011/02/06(日) 05:14:27
トルストイの晩年を描いた終着駅って香具師と
バルチック艦隊を描いたツシマって香具師が
おもしろそうやな
195 :名無しさんの初恋:2008/01/2(水) 12:51:09 ID:EkN0dzIg
当時流行ってた秘法伝って台。
結構爆発力があって、俺との相性も良いらしく、負け知らず。
昨日の新年の大回転日も秘法伝を打った。
3千円だけ、とおもったら3回しで劇アツ予告。
正月だしとことんやる事にした。
残り時間を気にして時計を見ると
20時を過ぎていた。ガキのお年玉を稼ぐには2時間は要る。
いつも口説いてる店員を呼び止めて「今日はいつまで?」と聞く。
「あ、10時です!」と満面の笑顔で答える。
そこから爆連。10時前に、丁度お年玉分が溜まったのでヤメ。
メダルを流してると俺の台におっさんが座った。
すぐにビックを引いたがあと2,3分ではどうにもならんだろう、と思いカウンターに。
そこには、『元旦は24時までフル営業!!』の文字・・。
営業時間12時までじゃねぇか。
騙された!!!!
店内を探すもあの女はいない。
明日、絶対に文句言ってやると思い憤慨して店を出る。
と、そこには私服姿のあの店員が!
怒りをぶつけ捲くし立て、さっさと帰った。
家に帰って、フと事実に気付き俺は泣いた。
イイハナシダナー
308 :
吾輩は名無しである:2011/02/08(火) 01:44:29
魔術師こそ冗漫。フランス軍中尉の女は引き締まっている。
309 :
吾輩は名無しである:2011/02/09(水) 13:32:40
アンブローズ・ビアスやダンセイニ卿の全集を新たに出版してほしい。
ピアスは恐怖小説がたまにアンソロジーに収録されるが、戦争小説(『あろうことか』ほか)は最近は読めないのは、残念だ
>>308 そう?魔術師は最後まで引き締まった展開で読まされたけどなあ
>>308 > フランス軍中尉の女は引き締まっている。
なんかエロイ
312 :
吾輩は名無しである:2011/02/10(木) 00:21:56
魔術師って、種明かししないで終わっちゃうよね。
推理小説じゃないからね
314 :
吾輩は名無しである:2011/02/11(金) 16:09:43
コンヒスは何故ニコラスにあんなことをしたんだろう?
図式的にいっちゃえば通過儀礼ってことなんだろうけどね
なんでわざわざコンヒスはそんな手間のかかることしたんだろうね
316 :
吾輩は名無しである:2011/02/11(金) 17:53:06
そこんところが種明かしされないから、カタルシスないんだよな。
アリスンとの再会はどういうことなのか?
いや、逆にあれはなんだったんだ?という腑に落ちない部分がいつまでも引っかかるから個人的には深みを感じるけどね
318 :
吾輩は名無しである:2011/02/11(金) 18:11:08
ああ、そうなんだ(笑)。
深みは感じないなあ。
ちゃんと解明されたり説明されないと僕わかんないっていう人もいるんだろうね(笑)
320 :
吾輩は名無しである:2011/02/11(金) 18:55:13
小説の構成として不完全だと思うね。
意識的に全て説明できてしまうのはつまらないな。
説明書みたい。
小説は小説だけじゃないからなあ
絵画にしても音楽にしてもそうだが
小説は小説だが‥。
小説はストーリーだけではない、って意味?
意識的に捉えられる部分だけではないって事だよ。
そこから刺激される無意識部分の方が重要なんだ。
「無意識」という言葉を使う奴ってウザイ
326 :
吾輩は名無しである:2011/02/12(土) 20:07:36
フロイトも読んでないお前がウゼェよ
「無意識」という言葉を使う奴をウザいと感じる
>>325の真相心理に迫りたい。
328 :
ヤング:2011/02/12(土) 22:47:32
真相心理と書き間違えた
>>327の深層心理を探ってみると・・・
不可知論に行き着く一方で神秘主義的思索を擁護するにいたる
>>328であった。
小説の良さは言葉にならない所にある。
脳は何通りかの処理を並行している。
331 :
吾輩は名無しである:2011/02/13(日) 11:51:32
あと10日でラシュディの新刊出るな。
誰か買う人いる?ムーア人の最後のため息。
グレートギャツビー七章まで読んだ。
なにこの不思議な感情。
334 :
吾輩は名無しである:2011/02/14(月) 08:58:40
>>330 >小説の良さは言葉にならない所にある
おお、わしは小説って言葉でできてると思っておったじゃよ。
教えてくれ、言葉じゃなかったらなんでできてるんじゃ?紙か?
紙もあやしくなておじゃるよのう?
( ゚,_・・゚)ブブブッ
>>334 小説は言葉でできているが、良さは言葉にならない所にある。
ワカリマスカ?
337 :
吾輩は名無しである:2011/02/14(月) 12:02:40
それは屁理屈というか、思考停止して
だれぞの言い草を口真似しておじゃるのじゃろ。
小説は言葉でしか構成されないのじゃから、おめえさんの言う
「言葉にならない所」っていうのも言葉の働きで表現されるしかないのじゃよ。
少しは考えてものを言いんしゃいよ、このぼうずw
340 :
吾輩は名無しである:2011/02/14(月) 14:38:36
>>339 ば〜か、どんな言葉だってそれに反応する脳の働きがなかったらただのインクの痕にすぎないよ。
考えてから書けと言われてんだろ。
341 :
吾輩は名無しである:2011/02/14(月) 14:43:39
グレートギャツビー読了
言葉にし難い感動。
343 :
吾輩は名無しである:2011/02/14(月) 19:46:36
> 考えてから書けと言われてんだろ。
自演乙
344 :
ヤング:2011/02/14(月) 22:04:18
>自演乙
低脳乙
春樹訳のグレートギャツビー読んだよ。
おでこの奥に血が巡ったよ。
言葉が見つからないよ。
いじましく、寂しく、悲しく、柔らかく脆く、健気で、狂犬のようで、でも、それに負けないで空を見て生きて行こうと思った。
現在、誰でも自由に意見を書き込める掲示板がセットになったニュースサイトが日常生活に欠かせなくなりました。既存マスメディアによる一方通行の情報に身を委ねていた方々へ。目からうろこが落ちる納得の毎日を約束します。
2NN - 2ちゃんねるニュース速報+ナビゲーター
http://www.2nn.jp/ 記者記事に特化したニュース勢いランキング ※2ちゃんねるトップページにリンク有り。Twitter・RSSもどうぞ。
2ちゃんねる全板縦断勢いランキング
http://2ch-ranking.net/ 記者記事以外で勢い良く書き込まれている話題もわかります。このサイトと同じ表示になる2ch専用ブラウザもあるようです。 ※時間帯や曜日などによりランクインするスレのジャンルが全く異なったりもします。
348 :
吾輩は名無しである:2011/02/16(水) 11:36:41
本物の創造者である菅啓次郎氏と野崎歓氏がともに読売文学賞を受けた。
とてもうれしい。
349 :
吾輩は名無しである:2011/02/17(木) 09:40:58
「戦いの領域の拡張」すばらちんこ!
村上春樹推薦のレイモンドチャンドラーは失敗だったかもしれない。
>>350 春樹訳?
どうでも良いが、マーロウとThe Old Man and the Seaの爺さんが俺の中では同一人物。
古書相場1万オーバーだった世界終末戦争が最近復刊したよね。
他にアマゾンとかでエラい高騰してる作品って、何かある?
セドリですね、わかります。
354 :
吾輩は名無しである:2011/02/20(日) 00:46:11.26
夜のみだらな鳥かなあ。欲しいけど買えん。
適当にアマゾンで検索したら出て来たんだけど、これが最強じゃね?
事の次第 (1972年)(-)
サミュエル・ベケット (著), 片山 昇 (翻訳)
新品/中古\40,000より
>>354 数年前に1,200円で買ったのに・・・
358 :
我輩は名無しである:2011/02/20(日) 15:02:50.57
今は「異邦の香り
ネルヴァル『東方紀行』論 野崎歓
をゆっくりと読むという豊かな読書をしている。
鉤括弧ひとつまともに使えない低脳向けの本ですね、わかります。
360 :
我輩は名無しである:2011/02/20(日) 17:26:07.57
いやいや、春眠暁を覚えずで、うっかりミスしちまった。
○→「異邦の香り・ネルヴィル/東方紀行論」野崎歓
361 :
我輩は名無しである:2011/02/20(日) 17:26:55.66
てか、低脳も本を読むのか?
はい。
低脳も本を読みます。
偉い人と違うのは読んでもわからない、そのことです。
書いてる奴と信者が低脳な場合もある。
村上春樹とかどうなんだ。パクリのパッチワークにしか見えないが。
364 :
吾輩は名無しである:2011/02/20(日) 20:07:58.13
土は生ぶ 明あき弘ひろ、をさがしています。
三十歳 programmer 日藝出身 最寄り駅はさぎのみや駅もしくは阿佐ヶ谷駅
有力な情報で捕獲につながった場合は、情報提供者(1名)に謝礼金として
1万円を差し上げます。
連絡先・
[email protected]
366 :
我輩は名無しである:2011/02/20(日) 21:05:02.23
360だけど、ネルヴィルっていうのは、寡作な小説家だよ。
東方紀行のほかに、オーレリア、などの作品がある。
まあ、無名だろうなあ?
ぼくは、野崎さんがネルヴィルの本を書くっていうんで買ったんだけど‥‥
367 :
吾輩は名無しである:2011/02/20(日) 22:04:00.22
ふ〜ん。ネルヴィルねえ。
無名だろうなあ。
ジェラール・ド・ネルヴァルならフランスほ大作家と言っていい位置づけの
作家だけどね。ネルヴィルというのは聞かないw
368 :
365:2011/02/20(日) 23:31:21.54
>>367 おいおい、人の楽しみを取るんじゃない。
もっと弄ってやれよw
369 :
我輩は名無しである:2011/02/21(月) 14:16:14.65
異邦の香り ネルヴァル『東方紀行』論/野崎歓
正しくは↑
漏れも春になってだいぶ緊張感がなくなってきた
「だいたいでいいじゃない」って感じ。
370 :
吾輩は名無しである:2011/02/21(月) 16:38:16.55
春になって?
我輩先生のおつむの中は年中春じゃないの(笑
ネルヴァルみたいな無名作家、だいたいでいいじゃないって(爆笑
ひっぱるねぇ。そろっておつむが弱いんじゃね
372 :
我輩は名無しである:2011/02/22(火) 20:37:34.75
笑)
『ポータブル文学小史』読んだ人いる?
感想きぼんぬ
374 :
吾輩は名無しである:2011/02/23(水) 19:29:42.66
375 :
吾輩は名無しである:2011/02/23(水) 22:00:12.43
わたしも野崎歓の読売文学賞受賞作『異邦の香り―ネルヴァル「東方紀行」論―』を
真似して読み始めました。
まぎれもない名著であることはすぐに分かりましたが、読了するのに
たぶん8カ月くらいはかかると思います。
376 :
吾輩は名無しである:2011/02/24(木) 09:15:29.77
ふ〜ん
読書人生がまあ60年とすると720ヶ月。
8ヶ月というとその90分の1ですね。
Bonne lecture!
『はてしない物語』と『モモ』の文庫本は、
あんまりそこいらの小さい書店じゃ売ってないなぁ。
宮脇本店には、さすがにあるだろうか?
378 :
吾輩は名無しである:2011/02/24(木) 12:25:10.61
サガンの「悲しみよ、こんにちは」について、みんなはどう思う?
380 :
吾輩は名無しである:2011/02/24(木) 12:32:34.45
>>380 いや、その前に読んだのか?おれは中学生のころ読んだよ。
>>378 細かい事だけどサブキャラクターにフォーカスしすぎだと思った。
383 :
吾輩は名無しである:2011/02/24(木) 12:47:17.77
>>381 いや、その前に、オレは小学生の頃読んだよ。
>>380 主人公・セシールは母親をずいぶん前に亡くし、
父親と二人暮らしをしている、思春期の精神的に不安定な少女。
17歳の夏の出来事。
セシールは父に対して、恋心にも似た感情を持っている。しかし
法学部の若い学生と知り合い、踊りに行ったりしている。
ある日、父親の再婚相手の候補として、セシールの目から見ればほぼ
“完璧な女性”であるアンヌが現れる。
セシールは父と再婚し、自分の母親代わりになりかけていたアンヌが妬ましかった。
セシールは父・レイモンの女友達と、自分の法科の学生を利用してアンヌを陥れようとする。
セシールはアンヌに対して本当に酷いことをしてしまった。
すべては過去の出来事。またあのいまわしい出来事が起こった夏がめぐってくる。
主人公・セシールにはあらゆる「大人」に対する反撥心がある。
それは思春期特有の感情。
セシールにとって、アンヌはその「大人」の中でも完璧な存在のように目に映る。
しかし、誰もが言うように、「完璧な」大人なんて存在しない。
アンヌもまた、傷付きやすい少女の心をもつ女性だということが分かる。
そしてその心のせいで、悲劇は起こり、
セシールの胸の内にさえ悔恨に似た感情を残していく
386 :
吾輩は名無しである:2011/02/24(木) 16:21:16.09
しかも384と385の間で20分以上経ってるとかもうね・・・
『悲しみよ‥』は朝吹登美子訳でさえなければ楽しめたろうと思う。
あのクソ訳のおかげで台無しだったわ。
389 :
吾輩は名無しである:2011/02/24(木) 19:26:17.22
クソ訳か判断できる頭あるのかよ?
朝吹登水子の真骨頂は、何と言ってもボーヴォワールの『娘時代』。
あの凄まじい代物を半世紀に渡って出し続けてる紀伊國屋書店も大概だがw
391 :
吾輩は名無しである:2011/02/25(金) 08:43:55.13
大概先生ようこそ!
392 :
吾輩は名無しである:2011/02/25(金) 11:13:02.81
463 :吾輩は名無しである:2011/02/24(木) 20:00:50.92
「まっとうな批評家」というのも大概だが。
「大概だが」って普通の表現なんだがなあ。
個人の特徴的な言い回しだと思ってる?
それほどに何もものを読んだことないのかな?
政府「バブル崩壊したけど、放っとけばまた好景気来るよ」
↓
政府「銀行が貸し渋りで中小企業を潰してるけど、不良債権減るならいいじゃん」
↓
政府「中小企業潰れまくって景気悪化して不良債権がもっと増えたけどボク悪くない」
↓
政府「景気回復しそうなムードだから消費税上げるよ。あれ?なんでまた悪化しちゃうの?」
↓
政府「不良債権がそろそろヤバいから弱小銀行見捨てて大手だけ公的資金で救うよ」
↓
政府「銀行がますます融資渋って貸しはがしも酷いけど公共事業しまくればOK」
↓
政府「財政悪化してるけどもっと公共事業すれば景気回復して財政再建できるよ」
↓
政府「デフレで消費低迷だから、派遣労働解禁して奴隷増やせば景気回復するよ」
↓
政府「IT革命ってのがあるらしいから待ってれば今度こそ景気回復だよ」
↓
政府「不良債権だいぶ減ったらしいよ。銀行に注いだ公的資金2割溶けたけど」
↓
政府「経団連さんのアドバイスで派遣奴隷を製造業にも拡大するよ」
↓
政府「企業利益が史上最高でいざなぎ越えだよ。格差は当然。福祉は切ろう」
↓
政府「なんでデフレ脱却しないの? なんで消費回復しないの? なんで少子化止まらないの?」
↓
自民「あれ? なんでボク野党に転落してんの?」
誰かムージルのスレッド立ててくれ。
レイモンドチャンドラーのロンググッドバイはおもしろい。
海外文学はあまりよんだことがないが
みんなこんなにおもしろいのか?
9割は糞だよ。
399 :
我輩は名無しである:2011/03/02(水) 21:02:22.70
日本文学だって八割が糞じゃないか。
400 :
我輩は名無しである:2011/03/02(水) 21:04:26.12
400ゲット
401 :
粕漬マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2011/03/02(水) 21:30:28.04
>>398 スタージョンのすっぱ抜きを持ち出す奴は九割糞だといってた奴がいたぞ。
402 :
我輩は名無しである:2011/03/04(金) 21:01:33.76
ガデンヌの『スヘヴェニンゲンの浜辺』がとても素敵な小説だと思うんだが、
誰か読んだことがあるだろうか?
404 :
吾輩は名無しである:2011/03/05(土) 17:17:26.69
405 :
我輩は名無しである:2011/03/05(土) 19:44:27.06
406 :
我輩は名無しである:2011/03/05(土) 20:54:41.30
そうきたか
407 :
吾輩は名無しである:2011/03/05(土) 21:10:47.26
原書房から出てるトールキンの『ホビットの冒険』の翻訳が凄まじい勢いで叩かれてるんだけどそんなにひどいのかよ?
具体的にどこがどう酷いの? 勘ぐりすぎかもしれんが翻訳者同士の妬みからおかしな言いがかり付けられてるだけのような気がするんだか…?
更に良い翻訳を出してシェアリング奪えば良いだけだろうに。
ロンググッドバイ読了
つまらないエピソードが無い。
よくできている。
本筋はあまり巧みでは無い。
落ちにすこし物足りなさを感じるが
全体を通して概ね満足できた。
ジャネット・ウィンターソンが素晴らしいと思う
どれを読んでもハズレが無い
ウィンターソン自体は好きだけど、柴田・岸本臭がするのってなんかどうも苦手なんだよな
412 :
吾輩は名無しである:2011/03/09(水) 22:53:58.83
ロレンスだったけなぁ、死体を隠したりする話だった記憶あるんだけどタイトルが思い出せん
これだけは読んでおけ!
ってのありますか?
ウルフ・ホール(上) 2,625円
ウルフ・ホール(下) 2,625円
ヒラリー・マンテル(著)2011/04/25 早川書房
気まぐれなヘンリー八世治める十六世紀の英国。貧しい生まれのトマス・クロムウェルは、
自らの才覚を頼りにのしあがっていく。ブッカー賞、全米批評賞協会賞受賞! 躍動感あふれる歴史文芸大作
> 躍動感あふれる歴史文芸大作
司馬遼太郎みたいだなw
そんな事より、ビビアンスーが以前『ある島の可能性』を読んでたのを思い出したから書いておく。
>>413 エミリ・ブロンテ「嵐が丘」
ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」
ウンベルト・エーコ「薔薇の名前」
ガルシア・マルケス「百年の孤独」
ジョゼ・サラマーゴ「修道院回想録」(「白の闇」のが有名でそっちも相当面白いけど)
アゴタ・クリストフ「悪童日記」三部作
ミラン・クンデラ「存在の耐えられない軽さ」
は、最高にオススメできる
417 :
吾輩は名無しである:2011/03/10(木) 17:45:36.14
よっしゃ読んでみるよ。
存在軽さって陳腐な恋愛小説じゃないの?
419 :
吾輩は名無しである:2011/03/10(木) 18:53:02.23
パルムの僧院ありえねー
まじあれ読破できる人尊敬するわw
あんなつまんねー作品そうは無い
ミサワっぽい人がきたw
いやだってつまらんだろ
あれどこが面白いの?誰か俺にパルムの僧院の魅力を教えてくれ!
合わなかったで済ませればいいだろ。
本は山ほどある。
424 :
吾輩は名無しである:2011/03/10(木) 19:45:33.55
名作といわれている作品がつまらなかったなんてよくあるから気にするな
聊斎志異を読んでるがすげえ面白いな
これくらいの長さの話が好きだ
426 :
吾輩は名無しである:2011/03/11(金) 09:23:10.89
>>420 尊敬してくれたまえ。
で、なにかお供えでもくれんか?
>>426 パルムの僧院の素晴らしさについて語ってくれ
大地震発生中…しかし誰もそれに気づかなかった。
429 :
吾輩は名無しである:2011/03/12(土) 15:09:38.83
恢復していく日本
428は『特性のない男』のパロディだね。
433 :
我輩は名無しである:2011/03/15(火) 16:15:15.35
ぶっちゃけ「長距離走ランナーの孤独」を読まないと、人生、損をしますよ
そんな題名だっけ?
435 :
我輩は名無しである:2011/03/15(火) 21:39:19.59
間違ってるよ
長距離走者の孤独だよ
436 :
我輩は名無しである:2011/03/16(水) 11:46:32.92
>>433 正しくは「長距離走者の孤独」
まあ、おもしろいけどね。
映画のタイトルがそんなだったね。
昔、集英社から『世界の文学』という緑青色の20世紀文学の全集が出ていて
『ブリキの太鼓』や『夜のみだらな鳥』なんかも収録された気合いの入った全集だったが
シリトーはその第一回配本じゃなかったかな。
♪誰もが物語 その1ページには 胸はずませて 入ってゆく
の曲をテーマソングにした文学番組でずっとCMを打ってた。1970年代の後半ね。
文学全集のテレビCMなんて今では考えられないが、当時でも多分画期的だったろう。
『長距離走者の孤独』は、集英社文庫でも創刊時のラインナップに入っていたように思う。
438 :
吾輩は名無しである:2011/03/16(水) 15:33:22.00
翻訳題名を盾にして、「間違ってるよ」だの、「正しくは・・・」だの
一体全体なにを考えてるんだか(笑
パウドリーノは面白かった?
440 :
我輩は名無しである:2011/03/16(水) 22:19:45.15
おもしろかったよ
絶版になるのは確定的あきらかだから今のうちに買っとけ、っていうオススメの作品ありますか?
ハルムスの短篇集
古典絵画の巨匠たち トーマス ベルンハルト
444 :
吾輩は名無しである:2011/03/19(土) 13:56:25.02
いまこそ「素粒子」(ちくま文庫)を
445 :
吾輩は名無しである:2011/03/19(土) 15:12:00.25
ウェルべックに浸っている暇などない、我々は進まねばならないのだ。
446 :
我輩は名無しである:2011/03/19(土) 17:09:52.09
やっぱり「ドンキホーテ」でしょ
ドンキホーテと言うとドンペンを真っ先に思い出す
プリーモ・レーヴィのハードカバーは絶版必至
449 :
吾輩は名無しである:2011/03/21(月) 12:08:10.62
いや、ウエルベック「素粒子」(ちくま文庫)に浸りきって、現実から逃避するんだ
451 :
我輩は名無しである:2011/03/21(月) 17:53:47.00
452 :
吾輩は名無しである:2011/03/21(月) 19:48:50.82
あれ、幻想文学スレが落ちてる?
ボルヘスやカルビーノみたいな幻想的で、知的遊戯もある好きなんですが
エリクソンなどのアメリカ系はちょっと性にあわない俺にオススメ教えてください
ボルヘス、マルケス、リョサをあえて格付けするならどんな感じ?
マルケス≧ボルヘス>>>リョサ?
お前ら本当に幸せな読書生活を送ってそうだな。
羨ましいよ。
ボルヘス>>>マルケス≧リョサ
ボルヘス→東京メトロ日比谷線
マルケス→東京メトロ丸の内線
リョサ →東京メトロ有楽町線
>>457 全くワカンネ。関西でやるか野球でやってくれ
>>458 ボルヘス→川藤幸三
マルケス→関本賢太郎
リョサ →八木裕
格付けとか意味がわからん
そのクラスになれば好みだと思うがな
3人とも好きな俺みたいなのが一番得
自作自演だろ
464 :
我輩は名無しである:2011/03/23(水) 15:43:30.19
>>416 ぼくも「悪堂日記」を読んでいますよ!
おもしろいですね。
465 :
吾輩は名無しである:2011/03/23(水) 16:12:43.06
「悪堂日記」
単なる変換ミスの揚げ足取りしなくても
467 :
我輩は名無しである:2011/03/23(水) 20:05:17.39
黒の過程 ユルスナール
マルカム・ラウリー「火山の下」
黒の過程は重厚で面白かったな
当時のフランドルを異常なぐらい調べて書きあげてあるし、安易なドラマツルギーに堕してないところもいい
ゼノンに感情移入して読むと厭世的になってくるが。近年出た装丁も素敵
470 :
我輩は名無しである:2011/03/23(水) 22:19:24.58
469に 同意!!!
ピンチョンの全集読んでる人いる〜?
472 :
我輩は名無しである:2011/03/27(日) 20:06:03.23
誰か「ラシーヌ論」を読んだ人いますか?
473 :
我輩は名無しである:2011/03/28(月) 21:04:50.18
「ガルガンチュワ物語/フランソワ・ラブレー」
これがまだ出ていないんじゃないかな
長くてな。いつか読みたいんだけど
475 :
吾輩は名無しである:2011/03/29(火) 00:24:48.32
複数の出版社から複数の訳が出ている作品は、一つの訳だけでなく複数の訳を読んだほうがより理解できるでしょうか?
自分で判断しろや
理解するのが目的なら原書読め
小説を楽しみたいならよさそうなやつだけ読め
478 :
吾輩は名無しである:2011/03/29(火) 00:55:21.69
みんなは原書余裕なのかな
また質問で悪いのですが、池澤夏樹さんの世界文学全集を全巻持っている方はいますか?
そんなこと知ってどうすんだよ。
てめえも全巻買うつもりなのか?
持ってるけど質問ならわざわざ持ってる人とかまだるっこしいこと言わずに
そのまま質問すればいいと思うよ。
池澤全集は一作目がケルアックでズコーってなったわ。
俺ビート嫌いなんだわ。だから結局買わなかったな…
英語以外を原書で読んでる人は少ないんじゃないか?
専攻している人じゃないと長文を読むのはきついだろ。
484 :
吾輩は名無しである:2011/03/29(火) 09:08:39.85
すこし上の世代ではフランス語は多いですよ。
翻訳を待っているより早く読まなくちゃという感じがあったからでしょう。
今は中国語学んでる人多いけれど、文学作品読んでるのかしら。
私は読めませんねえ。
>>479 デュラス/サガン ‥朝吹訳は今更ないだろ、でイラネ。
ディネセン/チュツオーラ ‥同じ訳者の既刊本があるのでイラネ。
フォークナー ‥同上。
グラス ‥池内訳イラネ。
コンラッド ‥1900年って19世紀文学じゃん。まあ買うかも。
石牟礼道子 ‥イラネ。
ってことで30巻中24巻購入。読んだのは半分くらい。
487 :
吾輩は名無しである:2011/03/29(火) 15:55:31.67
>>479 待ってれば割りに早く河出文庫にみんな入るべw
>>487 > 待ってれば割りに早く河出文庫にみんな入るべw
社を挙げてやってるわけだから、その見通しは甘い気が。
全刊出てから、最低10年は先でしょ
489 :
吾輩は名無しである:2011/03/29(火) 21:35:47.29
>>488 かってはそういう感覚の時代もあったね。
でも、現今の出版業界の考え方では10年も文庫化しないはずないです。
しっかりした装丁の本を高いかねを出しても買う層とは別に、文庫化を待ち、
文庫になったら買うタイプの読者がかなり多いからです。
池ちゃんも、自分の選んだ作品がそうやってより大きな読者層の手の届くところに
集まることを望む人でしょう。
>>489 去年くらいに文庫化されたピンチョンの筑摩書房版「競売…」は
文庫化すんのに10年かかったわけだが。それなりに売れてたのに。
10年は言い過ぎでも5〜10年以内に文庫化なんてせんよ、特に全集なんて。
オン・ザ・ロード 「‥‥」
492 :
吾輩は名無しである:2011/03/30(水) 01:54:51.53
既に文庫化されてるカルヴィーノのこともたまには
文庫化なんて期待するな、貧乏人が。
ケルアックもカルヴィーノも池澤全集のやつじゃないやんか(>ω<)
495 :
吾輩は名無しである:2011/03/30(水) 09:26:14.09
>>494 オンザロードの青山南訳は池澤全集と河出文庫と違うバージョンなの?
>>493 おれは君のように金持ちではないが、出来る限り文庫を買うのは、
値段よりもこんな理由。
1.軽くて読むのがラク(電車での読書が2時間/day)。
2.置き場所(本棚)をセーブできる。
3.処分するときも嵩張らないのは便利。
それに最近は文庫化に際して大概なんらかのおまけがつくのも楽しいね。
リョサは「世界終末戦争」でも「緑の家」でもなく、「楽園への道」を
選んだのは政治的判断?談合?それとも読者のため?
>>496 シリーズ全体が反近代・反西欧・反男性文化と云う、長田マリの思考で硬直しているから
その編集意図には最も沿った作品なんでしょう。
まあ何にしても、既訳でお茶を濁されるよりは、結果として読者にとって好かったかと。
498 :
我輩は名無しである:2011/03/31(木) 18:31:39.99
朴は「『移民たち』W・G・ゼーバルト」を読んでいますが、けっこうおもしろいですよ。
いいよねゼーバルト。変化球投げたがりな現代文学界において真面目な直球を投げてくるところが好感をもてる
たまに疲れるけど
他オススメない?出来たら最近ので
デュラスは良かったけど、サガンはなぁ…新訳が新潮で出てるし
まぁ、翻訳の古典を読む感じで読みましたが
フォークナー…この作家に関しては入門的な短編集がよかったのでは?
作品も訳も集英社の全集に既に入ってるし
ヴォルフ…「チェルノブイリ原発事故」を選んでたらすごかったのに
クンデラの新訳とリョサと短編コレクションは良かった
短編コレクション1はバーセルミやバース、ディックみたいな米作家やコルタサルやルルフォみたいな南米作家の有名どころが多くて豪華だった
2はチョロチョロと知らない作家がいたな
ウエルベックやバラード、トレヴァーみたいな知ってる作家の既読、未読作がよかった
好きなアレクサンドル・グリーンが巻頭でちょっと嬉しかったし
>>502 そうです。それと表示してなくてごめん。
短編コレクションになぜボルヘス御大が入ってなかったのか
ボルヘスって「これは」と言えるものある?
池澤夏樹の娘さんが年間300冊は読む、ってインタビューで
答えてたんだけどマジかいな?ホントだったらピンチョン全集だろうが
マルケス全集だろうが、池澤全集だろうが、すぐよめちゃうね。羨ましいわ
短編コレクションはもうちょっとページ数あってもよかった気がしないでもない
米作家はジョン・チーヴァーやポール・ボウルズいれてほしかったな
>>509 なら池澤には「ホントはこっちが良かったけど、妥協した。でもコレも悪くないよ」
とかコメントして欲しかったなぁ…
反西洋、反近代、反男性文化を言うなら、
ナイポールとかアトウッドとかで版権関係ないのがあったと思うけどな
ああ、アトウッドは短編だったか
アンジェラ・カーターやミュリエル・スパークがいてもよかった
反現実的すぎてアンソロジーの雰囲気にそぐわんか?
海外文学を読むなら、旧・新約聖書も読むべきでしょうか?
ギリシャ神話は読むべき
思い切ってはじけてキャシー・アッカーとか入れてもかまわなかったんだが
ギリシャ神話はキリスト教の元ネタも多いからな。
キリスト教は色んな宗教からパクリまくってるし、欧米の文化の礎だ。
海外文学のプロットや展開が先祖返りしてる時もある。
518 :
吾輩は名無しである:2011/04/03(日) 23:40:16.90
>>515 アッカーは一緒のアンソロジーに収録されるの拒否する作家がでてきそうだw
実際に収録されたら面白かったろうが
519 :
吾輩は名無しである:2011/04/04(月) 00:53:12.40
池澤春菜はSF好きで、文学はぜんぜん読まないらしいよ。
520 :
吾輩は名無しである:2011/04/04(月) 03:05:11.12
ケロロ軍曹終わっちゃった…
521 :
吾輩は名無しである:2011/04/04(月) 13:18:21.20
2年で5冊出す予定の「ローベルト・ヴァルザー作品集」が、去年の
7月に1冊出たっきりってことは、早くも計画が頓挫したってこと
なのかな?
鳥影社クラスの出版社が2年で5冊と予告しているなら
完結まで早くて3年、遅くて10年、それ以上かかったときに
はじめて「頓挫したってことなのかな?」と思うべき
1年も経っていないのに気が早すぎるのではないかな
背文字が単に『ローベルト・ヴァルザー作品集1』ってのが痛い。
表紙を見ても作品名が全く目立たないし。
日本では著名な作家でもないのに「作品集」だの「全集」だのを前面に出すと
単発で買おうかって考えてた読者が退いちゃうんだよな。
ロードジム読んだ人いる?
ノストローモなら読んだ。
526 :
我輩は名無しである:2011/04/09(土) 17:49:29.14
で、どうだったの?
527 :
吾輩は名無しである:2011/04/11(月) 17:49:57.93
原書(英語)で読むとしたら、みんなは何を選ぶ?
つまり翻訳では完全に伝わらない小説を聞きたいのだけど。
Joyceanの俺が通りますよっと
>>528 やはりジョイスか。ユリシーズやフィネガンはわかるけど、ダブリナーズは原書でどうなんですか?
専門家じゃないけど(と予防線を張りつつ)ダブリナーズは柳瀬訳で問題ないと思う
なるほど
おっと、原書のことを聞かれたのに翻訳を勧めるとかどうかしてたな
まあ『THE SISTERS』の冒頭から音の響きに言及してる場面もあるし、ジョイスにとって耳から入ってくる音というのは大切だし(モジモジ
>>532 いえいえ、とても参考になります。音の響きかぁ。そういう意見聞きたかったです。ありがとう。
英語わからないながらも読んでるけど、
結構意味わかるわ。
読みこなすには程遠いが。
英語は疲れる。
英語は腹が減る。
だが英語で読めるとちょっと嬉しい。
ペーパーバックは安いし。
538 :
忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/04/11(月) 20:19:13.68
本屋で買うと異様に高いけどアマゾンだと安いよね
原書で読む優越感もある。しかし、甘い物を食べ過ぎてしまう。
540 :
吾輩は名無しである:2011/04/11(月) 20:34:58.01
グレアム・スウィフト氏の『ウォーターランド』読んでる
小説のペースが遅い。マキューアン氏の小説がドライブ効いてて速いのと対照的
じっくりのんびりどっぷりウフフという感じで読まさせられる
さすがジェーン・オースティンとアフタヌーンティーの国だ
541 :
吾輩は名無しである:2011/04/11(月) 20:41:59.46
キックアンドラッシュの国でもあるわけだが
ウォーターランドの場合特定の低地の歴史をめぐる物語だから展開が早くても困る
俺はマキューアンもスウィフトも両人とも好きなんだが、
スウィフトさんはなんとなく翻訳数に恵まれてないよなぁ、作品はコンスタントに出てるのに。
マキューアンだったらこれでもかと暴き出すところを、この人はもう少しくるんで提示するのかな、と
近親相姦をモチーフにした実に達者な短篇「ホテル」を読んで思った(まぁ過去の作品だから現在には当てはまらんかもしれんが)。
などと考えてたら、折りよくというか、もうすぐ新作が出るのね。
“Wish You Were Here”か。スウィフトらしい感じの、良いタイトルだな。
544 :
吾輩は名無しである:2011/04/13(水) 06:06:19.96
Wish you were hereはフロイドっぽいと思ってしまうし、スウィフトはガリバー旅行記のほうだと思ってしまったり。
>>543 Wish you were hereって翻訳されるん?
『不思議の国のアリス』『オズの魔法使い』『影のない男』『ピノッキオ』などのファンタジー小説で面白いの教えてください
『影をなくした男』が好きならクリュスの『笑いを売った少年』を勧めるなあ。もう読んでるかもしれないけど
>>547 それ読むくらいならベルセルク読んだ方がいいだろ。
漫画だけど。
550 :
吾輩は名無しである:2011/04/13(水) 15:39:31.96
ロアルド・ダールは?
551 :
吾輩は名無しである:2011/04/13(水) 16:21:53.89
My uncle Oswaldとかいうの
短編とちょっと味わいが違うが、そしてやや俗っぽいが、乙。
ちょうど思い出して、本が見つかったら再読してみたいなー
と思ったとこだったんだ。
ロアルド・ダールにはお世話になった。
英語で本が読めるようになったのは、この人のおかげだ。
丹波哲郎も出演した『女王陛下の007』のシナリオが、ロアルド・ダールだと知って驚いた。
553 :
吾輩は名無しである:2011/04/13(水) 19:58:29.45
まあほんとに勝てないや、って思うのはブローティガンかな
554 :
吾輩は名無しである:2011/04/13(水) 21:07:23.54
マイケル・オンダーチェはどうですか?
556 :
吾輩は名無しである:2011/04/14(木) 02:15:08.24
現代作家で、作品の主題は「歴史」の問い直し、しかも虐げられた弱者の視点から、って感じの作品でオススメはないかしら
557 :
粕漬マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2011/04/14(木) 02:16:40.42
佐藤亜紀か。1809は面白いが。
>>546 ジョージ・マクドナルド『リリス』
読んでるかもしれんがロード・ダンセイニの河出文庫にはいってる短編集四冊はいい
てすと
561 :
吾輩は名無しである:2011/04/14(木) 09:12:15.01
川柳川柳
562 :
540:2011/04/14(木) 20:38:15.54
ここは日記帳でも、まして個人の読書進行報告でもないのだからこれで最後にするが、
現在、読み始めて4日目で314ページ(ある美女が軍隊の行進ショーを引っ掻き回したところ)。
英国的な毒を含んだスローテンポの語りはくせになりそう。
563 :
吾輩は名無しである:2011/04/15(金) 08:27:55.25
きみね、ここは日記帳でも、まして読書進行報告スレでもないんだから
こういうのはこれで最後にしてくれないか?
564 :
吾輩は名無しである:2011/04/15(金) 14:15:15.43
いやです
ここは日記帳でも、まして読書進行報告スレでもないんだけど、まあいいじゃないか。
566 :
吾輩は名無しである:2011/04/15(金) 16:54:58.54
ここは日記帳でも、まして読書進行報告スレでもないんだけど、まあいいよね。
ここは日記帳でも、まして読書進行報告スレでもないけど、まあいいだろう。
ここは日記帳でも、まして読書進行報告スレでもないんだけど、今日食べた天ざるはうまかった
ここは日記帳でも、まして読書進行報告スレでもないけど、俺は今本屋にいる。
なら、「本屋なう」でいいだろ。
571 :
吾輩は名無しである:2011/04/15(金) 20:52:19.27
みんなにちょいと訊きたいんだけど
一つの小説(長篇)を読み始めたら、まずその一冊に集中する?
それとも別の小説も同時並行で読む?
いつからか同時進行になったけど挫折率が高まったのは確か
>>571 並行するって事はつまらないって事じゃないか?
つまらないというんじゃなくて、ピンチョンとかパムクとか海外文学の重量級の“濃い”やつだと、
2、3時間も読むと煮詰まってくるんだよね、その日のその小説の摂取量いっぱいというか
他に読みたいのも読まなきゃならんのもあるし、時間もったいないし(仕事もあるし)…で、違う本を読む時もある。
学生時代は金もなかったから、一冊の本を何度も繰り返し読んでたんだけど
社会人になって余裕が出来たら、同時並行になったな。
俺の場合はハードカバー一冊、海外小説一冊、日本の小説一冊、その他の本
例えば新書や哲学系の計4冊と、あとは気分で文庫を2〜3冊で回してる。
内容理解には、そんなに悪影響も出てないけど、一度読んだ本を再読する機会は
ほとんどなくなった。正直、学生時代の読書のほうが正しく、かつ幸福だと思う。
思うけどもうやめられん…
その読み方は良いよ。
飽きたら放置して、気になったらまた読む。
好奇心の赴くままに読書するのが一番いい。
好奇心は抑え付けると萎えて行くからな。
教養系と娯楽系と詩集を同時に読んでいるな。
基本は教養系で、疲れたら娯楽系で、空いた時間に詩集を読む。
小説とその他だったら理解は大丈夫だ
だが以前、「薔薇の名前」の真っ最中に(エーコ先生ごめんなさい)
別の長篇小説をはさんで「薔薇」に戻ったとき、プロットと人物の把握が怪しくなった
以来、長篇×長篇のローテはやめた(長篇と短編集はまあ大丈夫だと思う)
やはり小説、特に長篇はいったん始めたらそれに集中した方が良いと個人的には思う
今10作ほど長編を併行して読んでいる。別に混乱はしない。
おもしろければ一冊にかかりきりになる。
俺の場合、面白くなってかかりきりになったからといって、
「その一冊」を読み切るのが速くなるとは限らんのだよなぁ…。
気に入ったシーンとか会話とか伏線とか何やらかにやら、
ゴールまでに(ゴールしてからも)読み返すのでかえって遅くなるかも。
582 :
我輩は名無しである:2011/04/17(日) 21:09:25.84
酷い誤訳で知られるオルハン・パムクだけど
今回の「無垢の博物館」の訳はどうなの?
誰か読んだ人いますか?
読みたい、早く知りたい、という好奇心が熱い内に読み始めて流れに乗るのが一番だよな。
小説に関しては、「ご馳走は後に取っとく」式はダメだ。
俺は今、楽しみにしてたマキューアンの贖罪を読んで至福を味わってるんだが、
これの前に他の小説をまず読んどくか(この「まず」というのがいかん)と周り道をして、
結局、そっちは乗れなかったからな(こういう事がわかっただけでも無駄ではないが)。
585 :
546:2011/04/19(火) 01:56:24.52
こんなにありがとう
ファンタジー最近はまってるし読んでみるよ
586 :
吾輩は名無しである:2011/04/20(水) 00:57:53.87
>>585 トマス・ウォートンの『サラマンダー』はどう?
純文学だけどファンタジーよ
587 :
吾輩は名無しである:2011/04/20(水) 09:38:05.78
M・ウエルベック「ランサローテ」には畏れ入った
あの乾いたユーモアはただごとじゃない!
野崎歓ってひともやっぱ凄いひと!ただもんでない!
588 :
吾輩は名無しである:2011/04/20(水) 12:47:42.65
ランサローテか。
そんなに凄いかい?
自分ではそれほどとも思っていないんだが・・・
人並みにはいろいろ幅広く読んできたつもりだけど、
最近、読む作家(古典、現代両方で)が少なくなってきた。
生意気な言い方だけど自分の中で厳選されてきた感じというか。
頭が硬くなって来たんだな。
いつか冷めますよ。
>>589 何歳?
厳選された中で生き残った作家は誰?
バルザックとディケンズ
もうおじいさんだろ。
同時代の作家はだめなんかい。
年寄りはこんな青臭いこと言わないよ
597 :
吾輩は名無しである:2011/04/21(木) 20:34:52.57
>>586 サラマンダーいいよ
始まりも終わりもない本という実にボルヘス的なテーマ!
魅力的なキャラ達とのオリエンタル幻想の旅!
あまりに面白いので、ブンガク的暗さを求める向きには不評かも試練
が、俺は好き。あの奇妙な味と珍道中は捨てがたい
池澤全集が終わったけど、セレクトは妥当な線だったのかな?
個人的にはケルアックをカポーティに、リョサをマルケスと
取り替えてほしかった。あとロード・ジムいらね。
あのセレクトは純粋に読んでほしいのを選んだのか、それとも
あれがベストだけど、これは未邦訳だからこっちを…みたいな風に
仕分けたんだろうか。
確かにケルアック入れるならカポーティのほうがよっぽど良かった。
でもケルアックのほうが売れるのかな…
澁澤全集を実現してくれる出版社はないかな
いらない。
602 :
我輩は名無しである:2011/04/24(日) 19:26:39.06
「失われた時を求めて」を読もうと思っているが、どの出版社の誰の訳がいいだろうか?
>>602 俺は光文社古典新訳文庫で出たとき、飛びついて積ん読してたんだが
すぐに岩波文庫版が出て、失時スレでどっちが良いか聞いてみると
どっちも良く出来てるからどっちでもいいとの答えをもらった。
つか出版期間的に二冊読めちゃうペースだから2レーベルとも買えば?だってよ。
筑摩文庫のは?
605 :
我輩は名無しである:2011/04/24(日) 20:52:23.32
それから、集英社文庫のは?
集英社の抄訳版を読みなさい
607 :
我輩は名無しである:2011/04/24(日) 22:06:56.84
読まないのが最良の選択肢
610 :
我輩は名無しである:2011/04/24(日) 22:47:02.44
じゃあ、岩波のにしようかなあ
マジレスすれば、岩波がいいに決まってる
ついでに言っておくと、鈴木道彦の集英社版『抄訳・失われた時を求めて』も悪くない。
手っ取り早く『失とき』の世界に浸りたいのなら。
ついでに鈴木道彦著『プルーストを読む』(集英社新書)も読んでおけばダイジェストとしては最適。
完結していない岩波文庫、光文社文庫を薦めるわけには行かない。
両方無事に完結してほしいもんだ
ちくま文庫は国内外の重要な古典やマイナーだけど面白い小説を収録してくれてありがたいが品切れ、絶版が妙に早い
ディケンズの『荒涼館』が復刊されてるがいつまでもつことやら
616 :
吾輩は名無しである:2011/04/25(月) 02:51:22.72
ここのスレの人がプルーストに挑戦してるの見るとマジで向学心があって偉いなーとか思うわ
>>613 そうなんだよね。ところがちくまの井上訳1、2巻が品切れということで
これだけ種類が出ていながら文庫ではまともに読めないと云う不毛な状況に
陥っている。ダイジェストなど論外だし。
618 :
吾輩は名無しである:2011/04/25(月) 10:44:17.83
>ダイジェストなど論外だし。
などと無意味なことを言う前に鈴木道彦先生の抄訳版手に取ったことは
おありなんだろうか?ま、この手の軽薄子はオリジナルどころか完訳さえ
読んでないんだろうから相手にしても始まらんが。
抄訳読むべし。
最初から抄訳はないだろ。「失われた時を求めて」はあの長さに意味があるわけだし。
620 :
吾輩は名無しである:2011/04/25(月) 12:05:23.24
長さに意味がある?なるほど。
長さにどういう意味があるんですか?
「失われた時を求めて」は人生の物語といえるし、最後の「見出された時」まで長くかかるのと短いのでは感動がぜんぜん違ってくるんじゃないか?
長いけど、本筋とは関係ない細部もいいし。抄訳はあくまで二次的なものだろう。
映画「ニュー・シネマ・パラダイス」と同じ様に
人生の様々な場面で何度も楽しめるものだと思うよ。
623 :
吾輩は名無しである:2011/04/25(月) 12:45:17.47
『失われた時を求めて』と『ニュー・シネマ・パラダイス』を比較する感性というのはどうなんだ?w
人生振り返る話だからな。
映画を見て当時を思い出すのも、
香りで当時を思い出すのも同じ。
625 :
吾輩は名無しである:2011/04/25(月) 13:12:45.39
え? ああプティット・マドレーヌとかそういう話をしたいのか。
しかしプルースト的な「無意識的記憶(回想)」と『ニュー・シネマ・パラダイス』は全然ちがうよw
『ニュー・シネマ…』はベタベタな郷愁にまみれた回想じゃん。
プルーストが追究しているのはマドレーヌの舌ざわりや香水の匂いとか石畳で転ぶとか、
そういった“無意識”なきっかけで拡がってゆく回想なのであって。ノスタルジーじゃないでしょ
わたし最近までプルートスだと思ってたの
バカばかりw
しかし『ニュー・シネマ…』みたいな駄作を引き合いに出すとはねえ……。
そう? プルーストにもノスタルジーはあると思うけど。
そんなに無機的ではない。
俺はニューシネマ・パラダイスの話は出してないが。
抄訳の話はどうなったんだよw 調子いいな。
>>629 なぜ勝手に俺が抄訳の話をしたのと同じやつだと断定してるの?w
まあそうなんだけどさぁ。。
べつに抄訳も悪くないよね、という話。
プルーストは『失われた時…』が厳密な構造を持っている、と自分で言っていて、
特に最初に構想された『失われた時』と最後の『見出だされた時』のパートには
厳密な対応関係がある、と言っているんだから、枝葉末節に捉われず
その本筋を押さえるには抄訳は非常に便利だということ。
「自分は今どこにいるのか」を確認するためのナビみたいなもん。
独特な改行の仕方してたから。
抄訳が悪いとは言ってないよ。ただ、それは二次的なもので、抄訳を読んだだけで、「失われた時を求めて」を読んだとは言えない。
抄訳を読んでから、オリジナルに行くならいいが、ラストの感動もだいぶ失われる。オリジナル→抄訳じゃないか。人それぞれだけどさ。
君が抄訳に絡めて、他の人をディスってたのはどうかと思った。
>>631 ああ、それなら単純な誤解だな。
なぜなら、
>>618 を書いたのは俺じゃないから。
さすがに「抄訳読むべし」とまでは言わないw
匿名掲示板だとこういう誤解はよく起きるね
よくわからないが敗北宣言と受け取って良いんだよな?
なんで敗北宣言なんだよwwwww
頭おかしいのか?
631だが、
>>633は俺じゃない。まぁ、他人をけなすのはよそうぜ。
いい流れだったし。
掲示板で自作自演や他人になりすましての発言するやつは
おしなべてクズだけどな
まぁでも失時はともかく、金枝篇とかは抄訳版じゃないと読んでられんし
抄訳侮りがたし、って感じ。
638 :
吾輩は名無しである:2011/04/25(月) 17:51:16.05
じゃまあ、そろそろプル−ストについて結論を言わせてもらうと
プレイヤッド版で通読したことのないやつは黙ってろ、ってことかな。
せっかくおいらが「抄訳読むべし」と言ったのに
しばらく目を離していりゃなんだ、くだらんおしゃべりばかり。
付き合ってられねえな、かばよかばよアリゲーターw
639 :
吾輩は名無しである:2011/04/25(月) 20:50:45.59
プルーストなんて抄訳どころか一切読んでなくても語れるよな
640 :
我輩は名無しである:2011/04/25(月) 22:10:50.90
エピソードが有名だからね・・・・
>>637 文学作品とは違うからね。『金枝篇』ならダイジェストもありだと思う。
というより著者がダイジェストを出してるわけだから。
『失われた時を求めて』で抄訳に手を出す連中ってのは
文学作品にストーリーしか求めてないのかね。
『失われた時を求めて』の研究って、ほとんどが作品の中の特定のテーマ研究か、
20世紀初頭の文化史的研究になっていると思うのだが・・・
>>638 ほう、PLEIADE版で通読とは素晴らしい。
では、失礼ですが<<Longtemps, .>>で始まるコンブレのあの有名な冒頭の第2稿に当たるものを
エスキースの中から、さわりだけで結構ですから訳して頂けますかな?
原書を読めよ、を捨て台詞にすれば済むと思っている輩がこの板に常駐しているようなので
あなたの意見に説得力を持たせる意味でも是非お願いします。
通読できる方なら造作もないことでしょう?
Longtemps, je me suis couche de bonne heure...
IDもない板で気持ち悪い煽りやるんじゃねえよ
ここまでイタいやつは久々に見たわ
ロラン・バルトが『あれをとばし読みしなかった奴いないし』と書いたよ
妙訳をバカにしてるやつも、ニューシネマとの対比をバカにしてるやつもどっちもどっちだな。
そういうくだらない論争とは別に、面白ければなんでもいいんだぜとプルーストなら言ってくれるよ。
お前が一番馬鹿だな
650 :
吾輩は名無しである:2011/04/26(火) 08:36:58.10
643は、つまるところ自分はオリジナルのテキストを持ってるっていう自己主張だね。
こんなところでの見得張りは空しいって、いつか643が気づいてくれる日が来ますように。
643ではないが、この板に来るやつで原書を持っているやつなんてザラだろう
プレイヤード版全4巻を揃えているやつは稀かもしれないがw
原書とつき合わせてなんぼだものね、プルーストの場合。
自分もフォリオなら持ってるけど、さすがに通読は無理 orz
653 :
吾輩は名無しである:2011/04/26(火) 11:22:33.91
651も、つまるところ自分はオリジナルのテキストを持ってるっていう自己主張だね。
こんなところでの見得張りは空しいって、いつか651も気づいてくれる日が来ますように。
プレイヤード持ってるなんて、仏文出身なら別に普通のことだろうに
それを自慢してると思う奴って、どういう僻み根性してるんだか
いやはや愚か愚か‥
「仏文」出身者の歪んだ自尊心ほど滑稽なものもない
匿名掲示板ではそれが拡大されて一層醜い見世物となる…
ロシア文学的スレになってきたな
特に根拠なくお前が一番バカだなと言って優越感に浸るバカきたー!
他人の優越感が読み取れるエスパー来たw
あんまりいじめるなよ
661 :
吾輩は名無しである:2011/04/27(水) 19:43:29.23
ほう、PLEIADE版で通読とは素晴らしい。
では、失礼ですが<<Longtemps, .>>で始まるコンブレのあの有名な冒頭の第2稿に当たるものを
エスキースの中から、さわりだけで結構ですから訳して頂けますかな?
原書を読めよ、を捨て台詞にすれば済むと思っている輩がこの板に常駐しているようなので
あなたの意見に説得力を持たせる意味でも是非お願いします。
通読できる方なら造作もないことでしょう?
662 :
吾輩は名無しである:2011/04/27(水) 19:45:46.01
↑
ネットリして好い文章だね。よく性格がでてる。文は人なりw
得意げに2度も同一のレスしてるし。
それにしても、プレイヤード版=原書なの?
抄訳を読めっていってたやつの捨て台詞はバカに違いないが。
>>665 うん、よく知らないんだけど、その翻訳はないの?
翻訳でもよく〜版をとかあるけど。
プレイヤード版の訳書を通読したことを「プレイヤード版を通読した」と言う人はいません。
それは本人しかわからないでしょう。そもそも抄訳を読めって言ってたぐらいだからねえ。
彼が原書を読めと言ってないのはたしかですよ。
>>661は嫌みな書き方だし、2度目ということもあって彼のレスと同じぐらい不快でしたね。
>>666 岩波の吉川訳も、光文社の高遠訳もプレイヤードの新版(全4巻、1987−89)だよ。
集英社の鈴木訳は1995−97としてるが、これは刷の違いかな。
ちくまの井上訳はプレイヤードの旧版(全3巻、1954)を定本とし、新版ほかを参照した、とある。
註まで訳してくれよ
674 :
我輩は名無しである:2011/04/28(木) 16:36:30.95
で、「失われた時を求めて」を読むのは、
岩波の吉川訳でいいんだろ?
話がどんどん横道に逸れてるが・・・・
675 :
吾輩は名無しである:2011/04/28(木) 17:02:22.58
「失われた・・」はやはり長い。
せっかく取り掛かっても早くに挫折する人があまりにも多い。
それなら、鈴木氏の抄訳はよくできているので、それで全体像を把握しておくのも
一つの読み方だろう。上で、ストーリーしかウンヌンと言ってる人がいるけれど、
抄訳といったって膨大な分量のものだし、その人は鈴木先生の抄訳がどんなものか知らないで
言ってるんだよね。「スワン家・・」で中途リタイアするよりは、抄訳でとにかく最後まで
読むほうがなんぼか良いか知らんのであるから。抄訳読むべしだなあ。
もっともおいらはといえばプレイヤッド(古い54年版であるけれど)で通読してるから
鈴木先生のお世話にはその点ではならなかったけどね。
676 :
吾輩は名無しである:2011/04/28(木) 20:27:51.20
挫折するなら無理にプルースト読まなきゃいいのよ。
ネルヴァルやフロベール読めや
ラシーヌ、モリエールも
パスカルも
677 :
吾輩は名無しである:2011/04/28(木) 20:33:43.80
てめーで外国語もできねえくせに、訳文に注文のあるやつは、そもそも翻訳なんか読むな!
原書読め!
翻訳が1つしかないならともかく、複数あるなら選べるわけじゃん。
複数あるといっても出始めたばかりの光文社、岩波は論外でしょう。
後者はいい訳だけど完結するまで5、6年はかかりそうだし。
今全部読みたいなら集英社版をおすすめしたい。一度通読した上で、再読は岩波版なんてどうでしょう。
原書も読めないのになんで訳が酷いとわかるわけ?
>>675 >もっともおいらはといえばプレイヤッド(古い54年版であるけれど)で通読してるから
クスクス
>>683 貴様はプレイヤードの怖ろしさを知らない‥
>>684 バーカ、俺は卒論でプレイヤード版使ったぞw プルーストじゃないけどな
あれを読み解くのが勉強だろw
クスクス
原書読まなきゃならんような馬鹿がいるスレはここか?
なに言ってんだバカ
翻訳で不満なやつは去れ
原書で読めないヤツほど、原書で読めとか原書で無いとわからん、とか言うからね
…などと分かった風な供述を繰り返しており、警察では余罪を追及しています。
692 :
我輩は名無しである:2011/05/01(日) 09:58:33.40
で、どの出版社の誰の訳で読んだらいいんですか?
刊行順に
ちくま 井上
集英社 鈴木 この2社は完結してる。ちくまは新品ではやや入手困難な巻もあり
光文社 高遠
岩波 吉川 この2社は現在刊行中で、完結まで四捨五入して10年はかかると思われる。
の4つがありいずれにも長所短所があるとはいえ決定的に駄目というものはないので、
立ち読みでもして気に入ったのを選べばいいんじゃないですか。
694 :
我輩は名無しである:2011/05/01(日) 17:58:16.25
ぼくは、集英社の抄訳の鈴木先生訳で読むことにしました。
それこそ、途中で挫折なんかしたら、困るので・・・・
いいと思うよ。
抄訳で興味沸いたら全長版読むきっかけにもなるだろうし。
696 :
我輩は名無しである:2011/05/01(日) 18:31:06.93
それに 岩波の吉川さん訳も完結にはまだまだだしと・・
697 :
我輩は名無しである:2011/05/01(日) 19:14:31.65
プルーストは良いですね♪
まさに、「テクストの快楽」です!
抄訳なんかで読んだら一生後悔するぞ。
刊行とともに年取っていけばええがな
抄訳だって半端じゃない長さだ。
あれを読むくらいなら、中途挫折してもいいから、全訳読むべし。
あれか、これはむらかみなんちゃらさんも
「プルーストの『失われた時を求めて』も揃いで持ってるけど、半分しか読んでない。」
って言ってるから大丈夫だよっ、という引用をしたら負けなゲームなんですね
そうなの?ソースがあったら教えて下さい。
羊をめぐる冒険
まじで?そんな文章あったっけ?
ゴメン今探してみたら(めんどくさかった)最初の方にあった。
この時点で春樹は本当に「半分しか読んでない」可能性はあったかもね。
全部読んでいてわざと言った可能性もあるね
ちょうどこのスレで起きているような不毛な論争を皮肉るために
とか言いだすとやっぱり負けだな…まだ俺プルースト読み終わってねえし
プルーストを読み通すのは本当に根気と時間が必要だからね・・・。
しかしそれに見合うだけの充足感は、匿名の掲示板で言っても説得力ないけど約束します。
岩波と光文社と後書きだけ読んだら光文社のほうが納得できたので、とりあえず十年選手で光文社狙いで読みはじめます。
どうせ合間合間に他の読みたくなるだろうから十年くらいがちょうどいい…
福永武彦も、実はちゃんと読んでない、と告白してなかったっけ?
中村眞一郎だっけ?
711 :
我輩は名無しである:2011/05/02(月) 10:38:31.54
途中で挫折するのと、抄訳で全部読むのと どちらを選ぶかだな?
712 :
我輩は名無しである:2011/05/02(月) 10:56:52.62
本を買うのにも、色々な問答があるものですね
プルーストスレでやれよ。
714 :
我輩は名無しである:2011/05/02(月) 15:15:06.73
みゃあ、いいではにゃいか(笑
オエッきもい…
716 :
吾輩は名無しである:2011/05/02(月) 17:00:52.48
>>709 中村真一郎がプルーストをちゃんと読んでいないというのはありえない。
福永は確か三分の一しか読んでないとか書いてるね。
福永はフォークナー(響きと怒り?)についても読み通した記憶が無いとか
書いていたと思うから病弱で割と根気が続かなかったのかも。ただしプルーストにしろ
フォークナーにしろ途中までとは言え原書で読んでいた。
中村真一郎は『失われた時を求めて』を
誰かと共訳してなかったか
718 :
吾輩は名無しである:2011/05/02(月) 20:37:19.92
>>716 おいおい、あまり原書主義者になるなよ
阿呆には、なんでもいいから、翻訳書を熟読するのがちょうどいいぜ
719 :
我輩は名無しである:2011/05/02(月) 20:39:05.62
抄訳を全部読むのがちょうどいい人もいる
私は 井上訳 → 鈴木抄訳 → 鈴木訳 → 新潮文庫 と読んだ。
近いうちに、もういちど井上訳を読んでみるつもり。
722 :
我輩は名無しである:2011/05/03(火) 10:21:05.52
723 :
吾輩は名無しである:2011/05/03(火) 16:32:14.71
>>718 おいおい、あまり反原書主義者になるなよ
おまえには、なんでもいいから、翻訳書を熟読するのがちょうどいいんだろうが
世界三大これは読んどけ小説って、
「カラマーゾフの兄弟」「失われた時を求めて」と何なんだろ?
「ユリシーズ」?「変身」?「ドン・キホーテ」?
725 :
我輩は名無しである:2011/05/03(火) 17:28:45.96
「ユリシーズ」だろ
726 :
我輩は名無しである:2011/05/03(火) 17:33:10.54
おれは「失われた時を求めて」は、抄訳の鈴木訳で興味をもったから
途中から同じ鈴木さん訳で長いほうを読んだ
727 :
我輩は名無しである:2011/05/03(火) 17:42:28.68
世界五大これは読んどけ小説、のほうがいいなあ
つまり、724のその五つだよwww
個人的にドン・キホーテは入れたくないなぁ。近代小説の原典ではあるけど、
逆に言えば原典なだけな気がする。例えたら歴代プロ野球ベスト9に
沢村栄治を選出するような、儀礼的な思考停止を感じる。
もちろん新しけりゃいい、とは思わないけど。
おいおいドン・キホーテは必須だろ。ついでに源氏物語も加えて欲しいが。
>>728 カフカもねえ、まあ入れるにしても『変身』ではないな。
特定の作品というよりは日記・書簡を含めての総合的評価が高いから
カフカの特定の「小説」を推すのは躊躇われる。
あまり面白味のないセレクトになるけど、スペイン語圏からは『ドン・キホーテ』に替えて『百年の孤独』、
ドイツ語圏は『特性のない男』が無難なところだろうが、自分は読み終わってないのでw
代わりに『魔の山』を推しときます。
732 :
我輩は名無しである:2011/05/03(火) 18:54:47.01
おいらは「失われた時を求めて」を三回、読む、というのを実践しているから、しばらくは他の小説は読まない
ちょっち聞きたいんだけど、スワンとオデットの最初の出会いって書いてあったっけ?
そういや魔の山があったね。
>>733 プルースト・スレで聞いてごらん。
ちょうど涙目で貼り付いてる奴がいるから、即答してもらえるだろうw
ムージルは未評価すぎると思うんだ。
誰も読んでないからでしょ
翻訳が入手し辛いからね。
まあ、読まれないから重版されない(新潮版)し文庫にもならない
だから読まれない、という悪循環なんだろうが。
サルトルの「自由への道」岩波で完結(といっても小説自体は未完だが)したのに
全く話題にならないな。
740 :
吾輩は名無しである:2011/05/04(水) 01:15:40.00
ラシーヌを読む奴はいないか
いねえよ。
742 :
吾輩は名無しである:2011/05/04(水) 03:36:07.47
なんでラシーヌやモリエールがおらんねん
743 :
吾輩は名無しである:2011/05/04(水) 08:19:17.02
ドスト、トルストイ、カミュ、カフカ、次は何読もうか?おすすめ教えてください。
>>742 モリエールはともかく、ラシーヌは辛気臭いから嫌いだ。
引用されることも、モリエールより少ないし。
745 :
我輩は名無しである:2011/05/04(水) 08:34:13.34
エリアーデもいるだろ
赤と黒の序盤しか読んでないがこいつらいつまでラブコメやってんの?
>>743 アナトール・フランス
理由は昨日ブックオフにあったから。
>>745 エリアーデと言えば宗教で文学の印象が薄いのは俺だけかな。
『マイトレイ』について言えば中の上程度かな。
読後感はそこそこだったが、必読書というほどでもないね。
>>743 その4人の何を読んだかにもよるけれど、カミュが好きなら『シーシュポスの神話』が
読書の方向付けをしてくれると思うよ。
749 :
吾輩は名無しである:2011/05/04(水) 10:13:08.76
>>742 ラシーヌは『フェードル』『アンドロマック』
コルネイユは『ル・シッド』『イリュージョン・コミック〜舞台は夢〜』
モリエールは『人間嫌い』『守銭奴』
仏文科で17世紀が専攻だったから多少は読んだが、演劇はこれぐらい
だな。
俺はパスカルだったから
モーリアックのことも忘れないでください
カミュは2流作家って評価で定まってるでしょう
ココの人が思う100年または1000年に1人の天才作家を教えてください
私は、ゲーテは1000年に1人の天才だと思います
有史以来、人間が純粋なフィクションを語るようになって精々1000年しか経ってないわけだから、ゲーテを超える作家はいないということになるな。
俺はそう思ってる
半可通の集まりだな。
自称文学通もたまには来るようだが
スレの劣化は否めない
758 :
吾輩は名無しである:2011/05/05(木) 16:31:28.38
半可通とはまた、古風なおっしゃりようでw
文学板全体が劣化している
柴田先生も生半可な学者と仰っておられる
761 :
吾輩は名無しである:2011/05/05(木) 21:23:15.30
お腹減ったわ
みんな明日仕事か。俺は明日から三日休みだから何か読むのだが何かないかな。
仏文科なので、フランス文学で何か
762 :
吾輩は名無しである:2011/05/05(木) 21:32:14.97
>>759 それは否めない。
数年前は「ガチで文学をやってる」という類の人間がもう少しいた
馬鹿ばっかりだからmixiとかにいったんでしょう
764 :
吾輩は名無しである:2011/05/05(木) 21:42:51.58
へえ、知らなかったんだけど
mixiの方がガチでやってる人いたりするんだ
「ガチで文学をやってる」人間がシコシコ2ちゃんねるやってたらなんかやだな。
768 :
吾輩は名無しである:2011/05/05(木) 22:50:12.91
>>766 ラシーヌやモリエール
カミュ
などが好きです。
読みやすいのがいい
769 :
吾輩は名無しである:2011/05/05(木) 22:57:42.91
>>767 そういえばサルトルは読まなかったなぁ
読みやすいの?
>>766 演劇・運命・不条理で括ると定番のベケットかな。
白水社の「ベスト・オブ・ベケット」が3冊だから1日1冊楽しめますよ。
或いはクローデルの『繻子の靴』なんかも(分量的には)好いかな。
>>769 『嘔吐』は面白いよ。新訳は未見だけれど、白井訳は誤訳で有名だったから
読むなら新訳でしょうね。
『自由への道』もバルガス=リョサなんかに比べれば難解でもなんでもないんだけど
自分は第2部で中断中w
サルトルの演劇では『出口なし』が作りが明快で入りやすいですね。
772 :
吾輩は名無しである:2011/05/05(木) 23:24:33.30
>>770 ありがとうございます
サルトル「嘔吐」を読んでみます。
ご丁寧にしていただき、ありがとう
新訳で初めて嘔吐読んだけど、何が名作なのかさっぱり分からんかった。
読んだ人に聞きたいんだけど、どこあたりに感銘を受けたの?
少なくない数の日付や人名を間違ったりしてる、サルトルのキュートさ?
独学者の人物造形?実存主義(笑)?ハッ、ていうこのスタンス。
中ニ病。ハッ、ていうこのスタンス
775 :
吾輩は名無しである:2011/05/06(金) 08:15:14.27
笑
綿矢知らんのやね…(´・ω・`)
NGワード:綿矢・川上・鈴木
778 :
吾輩は名無しである:2011/05/06(金) 11:21:00.71
そりゃ失礼
ハッ、ていうこのスタンスって何?
綿矢の小説の一部?
たしか蹴りたい背中の冒頭の文章
蹴りたい背中を読んでないのは勉強不足ですか?
名前と顔だけ知ってれば十分だろ。
綿矢の二重って整形なの?
整形してたとしてもその辺りに居るレベル
結局嘔吐のどこに感銘をうけたかはぷぷい答えられんのね(笑)
通俗を見下して、意味も解さないくせに古典を読んで、ぷぷい得意になっちゃってるん?
いちいちパロディ入れてくんなよw
程度の低いパロディですね(失笑)
789 :
吾輩は名無しである:2011/05/06(金) 15:23:16.81
おまえそれぷぷいだれにいってんの?
正直「嘔吐」は俺もよくわかんなかった。悔しくて二度読んだけど。
サルトルの小説なら「自由への道」。これは面白い。
日本文学がなんで世界文学に追いつけないのかを教えて
792 :
吾輩は名無しである:2011/05/06(金) 16:26:08.43
世界の文学がまんで日本文学に追いつけないのか、なら教えて挙げられそうな気がする
そんなことないよ。「源氏物語」があるじゃないか。
トルストイやドストエフスキー、ジョイスやプルーストと比べても全く遜色のない日本の宝。
794 :
吾輩は名無しである:2011/05/06(金) 17:21:36.86
ヴォネガットのスレがないのって文学的価値からしてたいした作家じゃないからなん?
795 :
吾輩は名無しである:2011/05/06(金) 17:24:04.39
源氏って、たんなるエロ読み物じゃない?
どこがぷぷいそんなにすごいのかな?
ドストエフスキーみたい深い思想性はないのにね?
プルーストみたい人間性の無意識の構造を現前させてくれわけでもなし
ジョイスみたいに豊穣な言語遊戯もぷぷいあらばこそ。
796 :
吾輩は名無しである:2011/05/06(金) 17:29:40.90
↑浅いなあ…
源氏物語だけかよ(苦笑)
ゾラやスタンダールやトーマス・マンのような大作家はいないよな・・・
モーパッサン程度の作家が関の山じゃないか
個別にスレ立てても研究者のような人が来なくて過疎るだけだからこのスレひとつで十分だろ
日本の小説は基本的に私小説が中心ですしね。
大河的な群像劇や思想的な描写は私小説にあまりマッチしません。
だからといって劣っているという訳ではないのですが、
読むのに想像力を使わないのは確かです。
源氏物語だけだよ。
あとグレート谷崎。以上っ
は?
ひ?
ιうヽ?
屁?
ほっ(-。-)。。。
良ござんしたね
ありがとうございます。すかしっぺでした。
809 :
我輩は名無しである:2011/05/07(土) 14:11:16.26
おれは「失われた時を求めて 1」を目下精読中。
やっと半分以上読んだwww
しばらくは「失われた時を求めて」だけを読むことに決めた
話おもしろい?
プルーストって退屈そうだけど
811 :
我輩は名無しである:2011/05/07(土) 15:12:34.68
話が面白いかどうかは、読み手の性格によるのでは?
精読しないと、プルーストの面白さがわからないからな
まあ、あれだけの長さに、様々な仕掛けがしてある、って訳。
812 :
我輩は名無しである:2011/05/07(土) 15:14:42.21
繊細かつ感受性がつよい人にはたまらないものが「失われた時を求めて」にはあるのでは?
813 :
吾輩は名無しである:2011/05/07(土) 18:57:28.22
草食男子は身につまされるよ
親が死ぬのを主題とした感動的な小説を教えてください
異邦人
ムルソーが牧師に啖呵切る所とか冒頭とか・・・
820 :
吾輩は名無しである:2011/05/07(土) 21:06:46.74
なんでラシーヌやモリエールの話がないねん
戯曲は嫌い
キャサリンマンスフィールドとか、フラナリーオコナーも忘れないでください
お前ら追認バイアスって知ってるか?
もちろんさ
あれのことだろ?
あの話をすると妻が怒るから
あぁ確かにあれはヤバいな、うちの嫁もそうだわ。
827 :
我輩は名無しである:2011/05/15(日) 21:34:31.59
あげ
素直に海外文学を語ろう
828 :
吾輩は名無しである:2011/05/15(日) 22:10:02.53
小説や論文ばかり読んでて芝居なんかに疎いと戯曲の形態に違和感を感じるかもしれないけど
それに慣れれば小説とは「別種の」楽しさを見つけることができるよ
小説と戯曲は本質的に違う。前者は名人芸、後者は職人芸的な趣がある
829 :
ロンドン:2011/05/16(月) 02:48:38.75
シェイクスピアの論文をしたいんですがしぼるテーマがなかなかみつからない…
何か浮かぶ人いますか?
>>829 シェイクスピアでテーマを見つけるのは至難だな
あなたに送れる最上のアドバイスは、
「もう書き尽くされてるから別の作家にしろ」だ……
痛々しい勘違いだな
832 :
吾輩は名無しである:2011/05/16(月) 11:05:11.23
日本人何人かいるね、しかも結構納得の面々
833 また関西人か。おまえらの宣伝のせいで超ド級4流戯作者どもが
こうして売名だけしてんじゃねーのかよ??? クソエタ村上春樹の末裔どもが!!!
835 :
忍法帖【Lv=11,xxxPT】 マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2011/05/16(月) 15:36:20.78
>>532 日本文学では全く馴染みのない人物も多いなあ。「誰?」っていわれそうな作家も結構居る。
836 :
忍法帖【Lv=11,xxxPT】 マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2011/05/16(月) 15:45:29.53
日本文学で影響力のある(あった)海外作家ベスト100は面白いかも知れんな。
いや、マグナさん。あんたアンカーの間違いが悪化してるよ。
838 :
吾輩は名無しである:2011/05/16(月) 17:13:17.55
オスカーワイルドってそれほど重要な芸術家かな?
少なくとも英国演劇の世界ではね。
841 :
吾輩は名無しである:2011/05/16(月) 19:53:53.57
確かに戯曲サロメは凄いし、ある意味では英国(?)演劇に重要な作品かもしれないけど
ここで言われてるのは「影響」についてだろ?
だから彼の打ち立てた概念である「芸術のための芸術」やデカダンなんかが
>>832で挙げられてる理由だと思うんだが、まあ書いてるうちに思ったけど
そうなれば文学(広くは芸術)に与えた影響ってのは大きいのかなあ良くも悪くも
モディリアニなんかも10代に傾倒していたらしいし
国別で見ると
英、伊、希、露、英、英、英、英、羅、独。
仏の最高位は17位のプルースト
米の最高位は14位のフォークナー
日の最高位は12位の紫式部
支の最高位は27位の杜甫
紫式部……
重要度は高いと思うけど
影響力があるのかどうか疑問だな
>>841 演劇と一口に言っても今では多岐にわたるが、英国近現代劇においては未だに王道にして頂点に君臨するのがワイルドの諸作なのだから、100位では低過ぎるほどだ。
いろいろ突っ込みどころのあるリストだなぁ、と…
>>832半分は読んだこと無いし、知らない人もちらほら。
こういうリストは妥当性うんぬん以前に有り難いぜ。
確かにそれはそうですね。
でも、シェイクスピアなんか読む気になる?
筋書きだけ取り出しても魅力半減だろうから、翻訳で読んでもね…と思ってしまうよね。
850 :
吾輩は名無しである:2011/05/17(火) 00:20:53.00
シェイクスピアは今読んでも面白いよ
福田訳がとっつきにくいなら小田島訳がおすすめ
小田島訳の「テンペスト」とか読んでみて
おそらく描いていたシェイクスピア像とだいぶ違うと思うから
>>849 まあね。諸ジャンルにそれぞれ固有の語彙と文法があった時代の文学は特にそう。
>>851 大袈裟に言うと
道程30kmの箱根峠は馬でも越えることができるが、容易に越えられないのが大井川である。
のような文章をいくら読んでも、ちっとも面白くないですしねえ。
原書で読んでも、時代が違うと意味無いよね
854 :
848:2011/05/17(火) 09:44:34.92
855 :
吾輩は名無しである:2011/05/17(火) 10:28:36.98
シェイクスピアを原書で読もうとすると、日本の古文ほどではないが、
その時代の固有の語法や文法に慣れておかないと面喰らうよね
シェイクスピアの場合は16世紀末から17世紀初頭にかけて、
いわゆるイギリス・ルネサンス期の演劇で使われる英語だ
856 :
吾輩は名無しである:2011/05/17(火) 10:30:19.05
そこまで言うと、何にも読めないことになるんだよ。
同時代の日本の小説だって、君の全く知らない環境を扱ったものは理解できない
じゃないか、となる。
>>852 おめえの例えが的外れなのが面白いねえw
箱根八里は馬でも越すが・・・なら面白いっていいてえのかw?だあほ!
いいんだよ、文学作品なんてみんな嘘なんだからw。
テキストっていうのは、たとえ自分が書いたテキストであっても、
いったん書かれてしまえば、常に/すでに自分とはズレてしまった異質な何かになるんだよ。
だから文学を研究する、というのはいつでもどこでも自分とは異質な何かに
向かい合って対峙すること以外の何物でもない
たとえそれが数百年前のテキストだろうと、週刊誌に載っている記事であろうと。
「テキストの理解」というのは正解のある、固有の実体性ではないので、
我々はただひたすら「テキスト理解の近似値」を計算で求めていくだけ。
もちろん何でもありというわけじゃなくて妥当性が要求されている。
858 :
吾輩は名無しである:2011/05/17(火) 11:59:07.76
>>857こいつ、村上春樹だろうけど
>いいんだよ、文学作品なんてみんな嘘なんだからw。
こんなこと書いて平気でいるから永遠にエタ戯作者級なんだよおまえは。
こんな穢れ物書きをゆるしておくから日本は終わったんだ
村上春樹は「テキスト理解の近似値」を計算で求めていくような読み方をするのか?
860 :
857:2011/05/17(火) 13:03:56.57
だれが村上春樹やねんw(怒)
それは皮肉なのか?悪口?おべっか?それとも口から出まかせ?
気分がずっこけるよ
…というか857は巷で言われているテキスト論的文学研究の立場を簡略にまとめたもの。
べつに目新しい意見じゃないよね。
議論の発端になればと思いまとめておいた。
>>856 芝居の決め台詞や有名な警句的表現は、ゴロが良かったり韻を踏んでたりして覚えやすく、真似してつい口に上らせたくなるような音韻的効果を備えたものが多い。
シェイクスピア劇でもそれが魅力の少なからぬ部分を占めていることは、英米での受容を語るまでもないこと。
862 :
吾輩は名無しである:2011/05/17(火) 14:30:00.87
>それが魅力の少なからぬ部分を占めていることは、英米での受容を語るまでもないこと。
↑意味を構成していない文章(笑
What's in a name? That which we call a rose
By any other name would smell as sweet
とかね
864 :
吾輩は名無しである:2011/05/17(火) 16:31:15.57
ふむ、それで、だからなんだと言いたいんだ?
君のその不自由な日本語でいいから精一杯説明してごらん。
865 :
吾輩は名無しである:2011/05/17(火) 18:05:13.03
いたるところに書いてるっぽいけど
>>858はガチで頭がおかしいんじゃないか?w
理解できないものはキチガイ扱いの愚民は、
阿呆なアジテーターについて言論弾圧します
>>864 863は違う人。
どうやら意味が構成される脳とされない脳があるようですね。
マジキチ
あらあら^^
870 :
吾輩は名無しである:2011/05/17(火) 19:47:35.45
なんでこんなに粗雑な出来なんでしょうねえ
わたしふしぎに思えてしまうほどですわ
こらこら^^;
872 :
我輩は名無しである:2011/05/17(火) 21:20:43.44
この状態を 打破すべし
873 :
吾輩は名無しである:2011/05/17(火) 22:51:05.52
そんなことおっしゃるもんじゃありませんことよ
anyhow, ことを荒立てるのはチョットオ・・・って感じでしょう?
874 :
我輩は名無しである:2011/05/18(水) 15:30:47.64
ですね )反省
福田恒存訳はいろいろ問題があるように思えてきたな最近・・
今更そんなこと言い出す馬鹿もいるんだなw
八十日間世界一周を買ったんだが
後で調べたら色んなページに絵が描かれてるバージョンもあったのか…少し後悔
879 :
吾輩は名無しである:2011/05/22(日) 15:44:58.71
>>877 『老人と海』しか読んでないんですね、わかります。
おやはや(笑)さて果て(笑)
チェーホフスレがないとは文学板もとうとう終わりだね
チェーホフはまじ最高の作家
マンスフィールドもないとは
とっくに終わってる
落ちそうなスレを保全してるようだが無意味
885 :
吾輩は名無しである:2011/05/25(水) 20:47:50.06
ロレンス「アポカリプス」も誰か改訳して欲しいもんだ。
チェーホフ的な作家って日本でいえば誰になるんだ?
886 :
吾輩は名無しである:2011/05/25(水) 21:51:55.52
>>885 まあ、ツネさんのが名訳すぎて、実力があってかつ手をだす奴がいるかどうか。
チェーホフ・・・太宰だよ。死にそこなっていれば、の話だがな。
887 :
吾輩は名無しである:2011/05/25(水) 22:25:05.33
チェーホフが太宰か…もう少し渋い存在かと思ってたが。
サンクチュアリ、外面描写が多くてマジで読みづらい・・・
889 :
吾輩は名無しである:2011/05/25(水) 23:26:05.19
890 :
吾輩は名無しである:2011/05/29(日) 12:09:21.81
チェーホフ好きの大先輩がいるんだけど、
その人は内田百閧ニ植草甚一が好きだったなあ。
チェーホフは主張がないところがいい
会話が無駄に終わる幹事がね
892 :
そどむ:2011/05/29(日) 21:33:32.79
フランス文学スレって今はないのかな?
イヨネスコの文庫を持ってる人がいたら訊いてみたかったんだが。
893 :
我輩は名無しである:2011/05/31(火) 18:40:41.52
チェーホフの話が出てるとこでちょっと質問なんだが(チェーホフスレないし)。
チェーホフの「嫁入り支度」が、最後娘が亡くなった、って以外正直よく分からん。
なぜ行きもしないのに「嫁入り支度」と称して服を作っているのか、とか、弟のエゴールとは何者なのか、とか。
分かる人いたら、教えてくれるとありがたい。
日本の映画がひねった、悪く言えば奇をてらった題名の物が多いのに対して
ハリウッド映画なんかは「レッドクリフ」とか「I am legend」とかけっこう淡白なものが多いように思うな
この違いはどっから生まれたんだろ
本のタイトルもそうだね。
日本でも
告白とか悪人とか
七人の侍とか
淡白じゃね?
897 :
吾輩は名無しである:2011/05/31(火) 21:06:51.22
ぬるぽ
がっ
900 :
吾輩は名無しである:2011/06/02(木) 10:04:22.42
莫言っていい作家ですね。
原書で読みたくなって一年程まえから中国語を勉強しています。
まだ原書は拾い読みくらいしかできませんが・・・
日本語の翻訳は読みづらいので、ふだんは全部英訳で読んでます。
なんで日本語訳が読みづらいんですか?
902 :
吾輩は名無しである:2011/06/02(木) 14:50:32.41
わたしはアメリカ人ですから。
本当だったら、日本語上手すぎるでしょう
904 :
吾輩は名無しである:2011/06/02(木) 15:36:18.14
ありがとう。日本語はもう4年も勉強していますから。
白檀の刑の猫民謡の件は確かに中国語で読んでみたいな
そんなにいいかあ?評判いいからwktkして読んだらガッカリだったよ。
うーん、俺は好きだけどねえ
莫言先生の爆弾発言
↓
よかいち よかいち
それは莫山
マローヤ牧師の飛散る脳味噌に震えた。ニャオニャオニャオ。
確かに莫言は話の筋に目新しさはないよね、、、ああいった空気の好きな人は好きなのかも
それにしても中国系の作家って若手は育ってるのかなぁ
国内では育ってなさそうな
来月、岩波現代文庫に李鋭が入るよ
若手じゃないけど
源一郎に似てるのかあ
野崎はなぜ下川の問いに答えないのだろう。光文社に気遣ってる?
それにしても内田樹のスタンスもよくわからん。
自ら翻訳者であるなら野崎の訳の是非をある程度推し量れるだろうに。
だが、そんな事はどうでもいい
ローベルト・ヴァルザー作品集第2弾『助手』7月上旬刊行との由。
まあこういうのんびりしたペースで出る方がヴァルザーらしいのかもな。
『タンナー兄弟姉妹』のジーモンだったら、「2年で5冊を刊行ですって?
そんな予定を守ることにいったいなんの価値があるでしょう?」とかなんとか
ゴタクを並べてそうだ。
920 :
吾輩は名無しである:2011/06/20(月) 10:27:31.22
ゼーバルトコレクションもそんな感じだね
アウステルリッツ初訳からもう十年くらい経つ
921 :
吾輩は名無しである:2011/06/20(月) 11:40:50.98
現代思想って雑誌が「震災以降を生きるための50冊」てのを
特別号として緊急出版した模様。
斎藤環、野崎歓、鵜飼哲、安藤礼二、亀山郁夫、大澤真幸など
錚々たるメンバーによるが、その50冊とは
まだ被災地は読書どころじゃないと思うけどね。
923 :
吾輩は名無しである:2011/06/20(月) 13:43:48.09
>錚々たるメンバー
皮肉がきつすぎるよ、失礼だろ(笑
亀山なんかマジキギレするよ、ほんと。
カダレ読んでるけど面白いな
勝手に抱いていたイメージと違って、文体が非常に簡潔で硬質なんでぐいぐい読める
まあ訳がいいのかもしれないけど
926 :
吾輩は名無しである:2011/06/22(水) 10:18:16.31
「ガダレの豚」のこと?
まあ、面白かったよ。
イスマイル・カダレでしょw
2作読んだけどまあまあ好き。
カダレの自伝的小説「石の町の記録」訳出してほしいわ
白水社購買層には十分需要あると思うんだけどね
929 :
吾輩は名無しである:2011/06/22(水) 23:19:57.66
ガダラの豚って言いたかったのか
ガダラの豚子供の頃に読んだときは好きだったなー
でも子供心に面白いけど稚拙だなんて思ってた
今思うとアレもラノベだよな。
アマゾンの「あなたにおすすめの本」で
ローベルト・ヴァルザー作品集が最初に出てくるんだよなあ
( ´,_ゝ`)プッ
>>933 見て来たけど、遠すぎw
これで親戚よばわりとかww
よくそこまで遡って辿れたなぁ
起源まで辿るとみんな親戚でしょ
中にはいろいろと
ジャネット・ウィンターソンの「灯台守の話」がuブックス化されると聞いて喜んでたのだが
3150円ってどういうこっちゃ?
単行本2100円より高いじゃん!
>>938 白水社HP8月の新刊情報によると
1365円とあるが?
尼が間違ってんのか
白水uブックスで3150円って、それはそれで見てみたい気がするw
レリスの『幻のアフリカ』(平凡社ライブラリー、2940円)よりも厚いんだろうな。
やっと『異端の鳥』が出るのか
これは待望だな。訳が変わるのは複雑な気持ちだけど。Amazonにはまだこねえな
前の訳が良かったというより、馴染みがあるからかな。実際凄く感銘を受けたんだけど
948 :
吾輩は名無しである:2011/07/17(日) 14:47:13.69
質問。
純文学って全然知りません。
米:メルヴィル、ヘミングウェイ、トゥエイン
仏:デュマ、ユーゴー
英:ディケンズ
独:ヘッセ
露:トルストイ、ドストエフスキー、ツルゲーネフ、ゴーゴリ、ナボコフ
これ以外に押さえておくべき作家、
あるいは、この中でこれイラネという作家がいたら、
教えてください。
あえてつられる
米 ピンチョン
仏 セリーヌ
英 アラスター・グレイ
露 ソローキン
独 ユンガー
智 ロベルト・ボラーニョ
米:メルヴィル、ヘミングウェイ、
独:ヘッセ
露:トルストイ、ドストエフスキー、ツルゲーネフ、ゴーゴリ、ナボコフ
これは読みました。
フランスはモリエール、バルザック、ランボー、ベケット、サルトル、デリダなど挙がってもいいと思います。
951 :
吾輩は名無しである:2011/07/17(日) 18:34:13.90
佃煮の虚言癖は治らねーな
デリダとか言っちゃってるし。なんでそうすぐメッキが剥がれちゃうの
>>950 川上未映子スレで大人しくしていなさい。負け犬が。
佃煮マニアが書いてから2分で出て来る常駐振りがこわい
>>954 La Carte postaleを小説として読んだのか?
957 :
948:2011/07/17(日) 19:00:05.25
レスありがとうございます。
何故荒れるのかはわかりませんが。
他に誰か押さえておくべき作家はいますか?
ゴットフリート・フォン・シュトラースブルク『トリスタンとイゾルデ』
米:ポオ、フォークナー、ヘンリー・ミラー
仏:スタンダール、フローベール、バルザック
英:オースティン、ウルフ、ヘンリー・ジェイムズ
独:ホフマン、ゲーテ、カフカ
露:チェーホフ、ゴンチャロフ、ソログープ
20世紀限定(国名と言語名は適当)。
仏: プルースト『失われた時を求めて』、サルトル『自由への道』
愛: ジョイス『ユリシーズ』、ベケット『ゴドーを待ちながら』
英: ウルフ『波』、 ダレル『アレクサンドリア四重奏』
米: フォークナー『八月の光』
独: グラス『ブリキの太鼓』
墺: リルケ『ドゥイの悲歌』、カフカ『フェリーツェへの手紙』、ベルンハルト『消去』
露: ブルガーコフ『巨匠とマルガリータ』
西: ガルシア=マルケス『百年の孤独』、バルガス=リョサ『世界終末戦争』
葡: ペソア『不安の書』
仏はサド、セリーヌ、バタイユ、ヴィアン、ラブレー、ジャリ
それにウリポ連中と必読書が多すぎて困る
>>960に「日本」を付け加えるなら?(2つか3つ)
万延元年?神聖喜劇?枯木灘?仮往生伝試文?
『夜明け前』でしょう
池澤夏樹なら『苦界浄土』を入れるだろう。っていうか入れちゃったわ。
日本から2、3作ねえ・・・
夏目漱石と大江健三郎じゃないですか。
夏目って上の面子より年代が大分上なんじゃ?
まあ微妙かな。
夏目漱石 1867- 1916
プルースト 1871- 1922
リルケ 1875- 1926
ジョイス 1882- 1941
カフカ 1883- 1924
プルーストは文学の終わりという感じなのに
終わりの始まり、かな。
その骸の処理に20世紀はまるまる費やされたんだろう。
サントブーヴという本を次ぎに読もうと思います。
>>954 La Carte postaleは小説としてはつまらないね。
>>970 批評家サン=ブーヴについての本?
。
サーシャ・ソコロフ「馬鹿たちの学校」読んだ人いる?
買おうかどうしようか思案中。
>>949 横レスだけどアラスター・グレイ借りた
面白いねこの作家さん
=949,954
>>970 レスじゃないんだけど
サント=ブーヴの本なんかあるわけねえだろ
と思ったら小林秀雄の翻訳が現行であった。
"サントブーヴという本"は確かにイミフ(プルースト全集のことか?)
>>972 立て続けに2冊出たからブレークするかと思ったんだけどな。
先週ブオフの\100コーナーでラナークに遭遇して思わず確保
(持ってるのに。平均購入単価は下げた[株かよ])
>>973 いま「哀れなるものたち」読んでるよ
まだ序盤だけど、読み終えてらラナークにしてみる
ほら話とほんとうの話も気になるんだけど
ラナーク気になるなあ。
ラナーク長すぎない?
確かに長すぎる。
でもねお客さん
ダールグレンはもっと長いんだよ。
978 :
吾輩は名無しである:2011/07/23(土) 16:47:39.10
このスレもあと残り少ないぞ!!
979 :
忍法帖【Lv=37,xxxPT】 マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2011/07/23(土) 17:54:03.44
ラナークは出たときはかなり騒がれていたな。
辞典類は電書化すべきだよなあ。
ラナークは気になるけど、とりあえず、
ソコロフ「馬鹿たちの学校」を購入。
1行目で傑作の予感がしたw