1 :
吾輩は名無しである:
落ちたので立ててみた
2 :
吾輩は名無しである:2010/10/16(土) 11:47:41
内容が何もなく、文体だけで成り立つ小説。
3 :
吾輩は名無しである:2010/10/16(土) 11:57:29
などと意味不明な供述をしており動機は不明
4 :
吾輩は名無しである:2010/10/16(土) 11:58:32
蓮實信者(笑)
5 :
吾輩は名無しである:2010/10/17(日) 10:02:46
蓮実ちゃん最近どうしてるん?
6 :
吾輩は名無しである:2010/10/17(日) 13:48:17
読んだ時は衝撃を受けた
7 :
吾輩は名無しである:2010/10/17(日) 16:17:35
『ポヴァリー夫人』の魅力と凄さを教えてください
どうしようもない結末は新鮮だったなあ。
9 :
吾輩は名無しである:2010/10/17(日) 18:31:16
エンマがどうしようもないやつだったからなw
10 :
吾輩は名無しである:2010/10/17(日) 23:48:51
感情教育は感動。ブーヴァルとペキュシェは感銘
11 :
吾輩は名無しである:2010/10/18(月) 11:41:09
サラムボー出してくだしあ
12 :
吾輩は名無しである:2010/10/18(月) 15:26:50
フランスの作家なのにエンマが出てくるんですか?
じゃ、十王思想なんかが関係してくるんですね。
よし、読んでみよ。
13 :
吾輩は名無しである:2010/10/18(月) 21:52:35
14 :
吾輩は名無しである:2010/10/23(土) 00:38:06
『ブヴァールとペキュシェ』も『サランボー』も『聖アントワーヌの誘惑』も
持っているが、読んでないや。いつになったら、読む気が起こるだろう。
『聖アントワーヌの誘惑』が一番面白い
16 :
吾輩は名無しである:2010/10/23(土) 08:11:20
フローベールがいたからプルーストやジョイスやナボコフらの
作品も生まれたと言われてるらしいんだな。
ネットでちら見しただけで言うのもなんだがw
生島遼一の翻訳はてにをはが変で読めないから翻訳しなおしてほしい
20世紀の文学者でフローベールの影響を最も受けているのはカフカ
サランボーってモームによれば失敗作らしいけど実際のところどうなの?
20 :
吾輩は名無しである:2010/10/23(土) 13:38:23
失敗作だろうね。
フロベールの最高傑作はモーパッサン
22 :
吾輩は名無しである:2010/10/23(土) 21:37:45
なるほど深い…
23 :
吾輩は名無しである:2010/10/24(日) 09:58:01
モームなんてイギリスの失敗作。
『ブヴァールとペキュシェ』は好きだな
フローベールは失敗作や未完の作品があるとしても、不毛な作品は書いてないと思う
25 :
吾輩は名無しである:2010/10/25(月) 00:45:07
フローベールの小説芸術への悪戦苦闘ぶりには涙ぐましいものがある。
色々試みたけど、結局、一番最初の『ボヴァリー夫人』が最も評価が高いんだからな。
26 :
吾輩は名無しである:2010/10/25(月) 00:52:02
>17
河出の山田訳をどうぞ。
ボヴァリー夫人や感情教育みたいなのを期待して読むとまあサランボーはがっかりだろう
28 :
吾輩は名無しである:2010/10/30(土) 11:54:44
吉川英治の歴史ものみたいな・・・
だから俺はボヴァリ、感情、ブヴァル、まごころしか読んでない。
ボヴァリー以外はみんなよかった
29 :
吾輩は名無しである:2010/10/30(土) 12:45:09
やはり『ボヴァリー夫人』が最高でしょう。
あの張りつめた文体の硬度がたまらない。
30 :
吾輩は名無しである:2010/10/31(日) 10:53:51
フローベールは「バルザック以降最大の小説家」だそうだ。
だがボヴァリー夫人は救いがなさ過ぎて、もう読みたくない。しかし傑作ですな。
「感情教育」はフレデリックやデローリエは、
ちょっとだけ(本当にちょっとだけ)マシな人間だけど、
あの時代のパリという舞台では挫折が宿命づけられている。
セネカルもデュサルディエも生きていけない。
成功するのは彼らじゃなくてユソネやペルランなんだ、という話でいいのかな?
>>30 「バルザック以降最大」と言っても、20くらいしか年離れてないだろ
33 :
吾輩は名無しである:2010/10/31(日) 18:28:42
>>32 それは古本で買った全集のあとがきで蓮実先生が述べておられた。
20年に一度の天才か
35 :
吾輩は名無しである:2010/11/01(月) 01:16:42
プルーストがいる。
36 :
吾輩は名無しである:2010/11/01(月) 15:53:11
>>32 それは「バルザック以降現在に至るまで」という意味だよ。
それからもう一つ、「蓮実氏にとって」という但し書きがつくわけw
「蓮実氏にとって」 ← オチ、というわけですね
38 :
32:2010/11/01(月) 20:08:36
>>36 そうだね。フローベール好きでも「そう?」と思ってしまった。しかし
あえて言い切る潔さがあって、その後の氏にはないものだ。
気合いだっ気合いだっ気合いだっ! 気合いだっ気合いだっ気合いだっ!*
おいっおいっおいっ! ☆ おいっおいっおいっ! ☆ おいっおいっおいっ! ☆
ワッハッハワッハッハワッハッハ〜*ワッハッハワッハッハワッハッハ〜*
みなさま* ありがとうございます。 モコは 心のそこから感謝します!☆
モコは 密封された地中のコンテナに入って 三日間埋められて
厳しい修行をしていたのです!*
もしも 地中のコンテナに入って 三日間埋められていたならば
普通の人ならば 死ぬか 狂いますヨ! ☆
池田先生は ヒマラヤで最終解脱しているので
そんな修行は する必要が無いのであります!*
みなさま! 信心と勤行のおかげで モコスレが 立ったんですヨ!☆
しかし モコスレを 埋めているヤツが 一人だけ いるのです!*
あいつの本性なんて ちょっと 調べたら 分かることだ!☆
バカらしい!(大笑い)* だいたい、ちょっとでも自分で調べてみたら、
あいつの言ってることが ぜんぶデタラメだと すぐに 分かるじゃないか*
話に出すのもバカバカしいが、
あの「モコスレ埋め一派」なんか「人材育成」どころの騒ぎじゃない(笑い)*
おかしらだったモコスレ埋め野郎本人が 子分連中に残忍きわまる「暴力」と、
絶対的な「差別」を叩き込んでいた☆
モコスレ埋め野郎は 優秀なモコ派の人材を潰しきってきたじゃないか!*
しかし! お母さんも言ってたけど 折伏は 命がけなんだヨ(((Φ)))*
相手の魂をねじ伏せて こっちが 生きるか 死ぬかの 命がけの闘いなんだヨ(ξ)
折伏は そんな なまやさしいものじゃないんだヨ(((●)))*
煩悩の無い最終解脱者 池田先生にとって SEXは救済活動の一環なのです*
しかし 煩悩の無い最終解脱者になるのは 並大抵のことではございません。
煩悩の無い最終解脱者になる人というものは
生まれた時から、 最初から 決まっているのです☆
だから、煩悩まみれの我々凡人は SEXなんか してはいけないのです*
モコは ヒンズースクワット オナニーをしています(*)((Φ))
40 :
吾輩は名無しである:2010/11/22(月) 23:39:31
40
41 :
吾輩は名無しである:2010/11/29(月) 11:54:23
41
「聖アントワヌの誘惑」が一番好きです。
43 :
吾輩は名無しである:2010/11/29(月) 20:11:08
44 :
吾輩は名無しである:2010/12/04(土) 12:56:52
俺は結構文体に美を感じるタイプ。和訳だけど。
皆様! いつも ありがとうございます* (*)((δ))
皆様が もし ここで モコと一緒に楽しく やっていきたいのでしたれば、
余計なことを言わずに
モコの言うことに 何でも「ハイハイ」言って従っていたら
かわいがられると思いますヨ*(*)((υ))
変に モコと戦おうとしないほうが イイと思います☆
戦おうとすれば 余計に 居づらくなってゆきますよ*
余計なことを言って 殺害されたのはキニョネスさんです(*)((Φ))
月曜日の朝7時30分頃 キニョネスさんは(*)((ξ))
職場に向かうために自家用車に乗って自宅を出ています(*)((Ο))
そしてその5分後に2人の武装した殺し屋に行く手をさえぎられ*
車からひきづり出されて少なくとも3発の銃弾を浴びて死亡しています☆
この間 2分間だったと目撃者は証言しています(*)((ξ))
モコは今朝 スーパー銭湯で ブッ!と屁をこいたら(*)((ψ))
小さなウンコがポン!と出たの(*)((ξ))
銭湯で良かったぁ(*)((φ))
パンツの中にウンコをしてたら 大変なことになっていたわ(*)((ο))
モコは若いころは学生運動に夢中になっていたの(*)((δ))
「アンチモコ派 反対!」「アンチモコ派 撲滅!」「アンチモコ派 殲滅!」
と書かれたプラカードをもってデモ行進をしていたのヨ(*)((Φ))
でも モコはアンチモコ派のアントニオに恋をしてしまったの(*)((ψ))
そして モコはアントニオと結婚したの(*)((ξ))
でも アントニオの汚いやり方に嫌気が差してきたの(*)((φ))
それで モコはアントニオが主催したセレブパーティーの会場を
突然 抜け出して 「アンチモコ派 反対!」「アンチモコ派 撲滅!」
と書かれたプラカードをもって 走り出したのヨ(*)((ο))
雪のふりしきる街路樹をモコは「アンチモコ派 反対!」(*)((δ))
と 叫んで ビラまきを始めたのヨ(*)((Φ))
そんなモコの顔は 輝いていた!(*)((ψ))
英語圏だとLydia DavisによるMadame Bovaryの新訳がでたそうですね
Julian BarnesがLondon Review of Booksに載せた書評を読みました
長編作家では、フローベールほど「硬質な文体」って言葉がぴったり来る人いないね
そしてこれほど2chにあわない作家もいないね
ボヴァリー夫人論マダー?
50 :
吾輩は名無しである:2010/12/29(水) 08:37:40
あげます
「サラムボー」読了記念。
終盤の殺戮がすさまじかったな。
あと女主人公はせっかく素敵な恰好をしているのだから、
心身ともにぜひとも淫婦であって欲しかった。
52 :
吾輩は名無しである:2011/01/02(日) 11:42:10
あんまり若い時に読んだので新婚旅行の描写が納得できなかった記憶
54 :
吾輩は名無しである:2011/01/10(月) 13:40:24
g
絶対フロベールってゲイだと思うんだけど。
ゲイがあるよね
57 :
吾輩は名無しである:2011/01/25(火) 23:17:17
ブーヴァルは俺にとって聖書です
58 :
吾輩は名無しである:2011/02/17(木) 20:27:50
あげ
59 :
吾輩は名無しである:2011/02/17(木) 23:59:25
普段あまり本を読んでないのですがいきなり感情教育を読むのは難しいでしょうか?
60 :
吾輩は名無しである:2011/02/18(金) 11:42:43
いきなりカラマーゾフよりは全然楽だと思ふ
61 :
吾輩は名無しである:2011/02/18(金) 19:47:03
感情教育が読めないなら他の小説だってたぶん読めないよな
62 :
吾輩は名無しである:2011/02/18(金) 21:22:04
なんというか楽しみ方がわからない
『ボヴァリー夫人』の翻訳は『集英社ギャラリー 世界の文学 フランスII』に入ってる
菅野昭正訳が一番良い。
集英社は即刻これを文庫化すべし。
64 :
吾輩は名無しである:2011/02/22(火) 01:28:33.78
全然すすまね〜
65 :
吾輩は名無しである:2011/02/22(火) 22:58:02.12
フローベールの訳本は山田爵
それ以外は必要なし
66 :
吾輩は名無しである:2011/02/22(火) 23:03:09.27
>>62 筋はあまり面白くない。
エマを一歩下がってみているのでは、この女は性悪だ!としか思わない。
一番の楽しみ方はエマになることだ。
君が男なら、難しいけど。しかしフローベールを手に取るくらいだから
難しいことではない。なぜなら難しいことが出来ない人はフローベールではなく
風呂に入って漫画を読むだろう。これはギャグだけど。
でも作者は男だけどボヴァリー夫人は俺だ!って言ったんでしょ?
ゴンクール兄弟はサランボーは期待外れだったといってるね
>>62,66
いっちゃん憧れるものはある、でもその為に思い切った行動をする度胸も努力する気もない
なんとなくそれに似たものに寄り添ったり形だけ装ったりしてみるけど満足できない
それどころか分不相応な振る舞いに立場が危うくなるばかり
ああ、このままじゃ破滅するなー…とは思いながら打開しようのする気さえ起きない
すごく身につまされる話なんだけど。
そんな話を読んでいて面白いかというと疑問だけど。
『ボヴァリー夫人』
生島、山田、中村光夫訳と3種類持っている。
甲乙つけがたい。
71 :
吾輩は名無しである:2011/03/01(火) 02:13:40.30
実写版ないの?
72 :
川上未栄子:2011/03/01(火) 02:18:35.74
あるよ。ルノワール、ヴィンセント・ミネリ、シャブロルとか。
73 :
粕漬マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2011/03/01(火) 02:51:15.13
ほう。未栄子は映画詳しいのか。ソクーロフも撮っていたはずだな。俺はそのあたりは疎いので教えてくれ。
オリヴェイラも。
『サランボー』20年前買ったきり読んでないが、
そろそろ読もうかな。
そう、金色のやつ。
サランボーの新訳欲しい
読売土曜日に隔週で佐川光晴が『ボヴァリー夫人』について書いてるね。
80 :
吾輩は名無しである:2011/03/05(土) 23:46:30.44
感情教育が代表作?
いや、ボヴァリー夫人だね。
82 :
吾輩は名無しである:2011/03/09(水) 16:21:17.30
皆さんは感情教育は何時間位で読めましたか?
L'Education sentimentale
1時間
85 :
吾輩は名無しである:2011/03/15(火) 00:34:49.22
スポーツ速読あるで。
150km/hの速球もジャストミートや!
87 :
吾輩は名無しである:2011/03/23(水) 00:18:10.45
俺は一ヶ月半
フレデリック・モロー
89 :
吾輩は名無しである:2011/03/24(木) 17:21:46.15
ダラダラ退屈すぎてつまらんわ
利口パン
91 :
吾輩は名無しである:2011/04/12(火) 00:58:17.24
ユソネ
92 :
吾輩は名無しである:2011/05/01(日) 16:04:19.76
第二部の冒頭、フレデリックがパリに帰ってきた日、アルヌー夫人を探し回って右往左往する章が好きだな
爽やかげなムードから、ガラッと不気味で不条理な空気に変わるところが。周りの連中の、意味もなくよそよそしげな態度とか、カフカに影響あたえてるよね
93 :
吾輩は名無しである:2011/05/01(日) 20:00:01.88
www
94 :
吾輩は名無しである:2011/05/01(日) 21:30:31.90
カフカがフローベールを愛読していた、っていうのは
どこに書いてある?
>>94 『フェリーツェへの手紙』の次のくだりが、一番端的かな。
「『感情教育』は長年の間、ぼくにとっては、二、三人もいないくらい近しい人間とおなじように
親しい間柄でした。いつ、どこでこの本を開こうと、はっとぼくを驚かせ、心を奪いました。
そうしていつもぼくは自分をこの作家の精神的な子供として感じました。」
カフカはフランス語でフローベールを読んでおり、フェリーツェにも薦めている。
98 :
吾輩は名無しである:2011/05/03(火) 02:38:34.21
フレデリックの最後の次々に女を振っていく様は煮え繰り返ったわ。
あとこの終盤辺りだけ急展しすぎじゃない?
99 :
吾輩は名無しである:2011/05/03(火) 03:19:26.04
ダンブルーズ夫人振るとこ、珍しくかっこいいよねw 大人しく逆玉やってたらどうなったかも気になるが
二月革命のテンポにあわせてるんじゃね
久しぶりに『感情教育』を手に取って開いた・・・
やはりこの小説、よく出来ている・・・
終盤、アルヌーのために金策に走るフレデリック、
無残にも競売に掛けられたアルヌー夫人の私物が買い叩かれていくところ、
そして最後のアルヌー夫人との邂逅・・・!
ベタだが、この最後の邂逅の場面は涙なしには読めないんだなw
感動はするが、何処かうつろで現実感がないんだな
小説全体がリアルに複雑に書かれているだけに、フィクションっぽさが際立つ
じつは夢とか妄想の類だと解釈すると、相当悲しい話になるな
デローリエとの友情も回復せず、孤独に思い出を回顧しつつ生きてるとかだったりして
「感情教育」はフローベールの作品で最も一般受けする物なんだよね。
文学史で持ち上げられている「ボヴァリー夫人」の良さが得心できない人間にも、
「フローベールってやっぱり凄いよね」と口に出来る安心感を与えてくれる1冊。
そんな心地よい錯誤を抱いて入学してくる文学青年子女を「ゼロ」から叩き直すのが
自分の仕事のひとつと語った吉田城氏を、アルヌー夫人の名を聞くとふと思い出します。
叩き直す、か。
そもそも今フローベール読んでる高校生ってどれくらいいるんだろう。
感情教育はわかりにくいイロニーばっかりだからな
俺は『三つの物語 Trois Contes』が好きだな。
フロベールの作品全部読んだわけじゃないけど。
まとまりの良いところに共感する。
106 :
吾輩は名無しである:2011/05/13(金) 22:47:21.57
サロメいいよね…
107 :
吾輩は名無しである:2011/05/17(火) 21:09:42.38
ディケンズの大いなる遺産があまりに感情教育に似てるのでびびったw
そんなに似てたっけ
田舎に幼なじみがいたのは被るが
エステラはアルヌー夫人とはちょっとキャラクター違うし
『感情教育』はアンチ・ユゴーの小説だと工藤庸子が言っていたけど、
そういう読み方でのハイライトはどこだろう?
ラストシーン
主人公の間抜けな振るまいのすべて
登場人物に極端な善人も極端な悪人もいないこと
革命をしょうもない利己主義の産物として描いたところ
112 :
吾輩は名無しである:2011/06/03(金) 04:53:04.59
感情教育が当時の新聞記事や流行小説からの引用をつなげたパッチワークだって話は本当なのかな
114 :
吾輩は名無しである:2011/06/04(土) 10:13:22.24
>>111 ある日本の文学者が「私はこれを20代半ばに読み、そのころには人間は(長いこと生きても)
それほど進歩しないものということが実感されてきたから主人公の遍歴には共感できた」みたいなこと書いてたな
>>111のいうことは3行目以外は納得できる
感情教育ファンが増えたな
河出文庫の効果か
岩波訳とどっちがいいの?
117 :
吾輩は名無しである:2011/06/22(水) 07:35:59.70
好みの問題と思う
岩波がとくに読みにくいわけでもないが、文学者はよく山田を推す
教え子に好かれる人物だったのかな、鹿島茂も山田の人柄について書いてるし
生島訳はてにをはがおかしい
119 :
吾輩は名無しである:2011/06/22(水) 16:50:54.57
自分も生島訳は読みづらいと思ってる
岩波のだろ?あれが読みづらいって
読解力ないんだな
ボヴァリー夫人の表紙は新潮も河出も、地味な草花の絵が描いてあるけど、やっぱり散ってゆく運命みたいなものをイメージしてるのかな。個人的にあの小説は、もっと派手な原色のイメージなんだが
原書でベルトモリゾの自画像が表紙の版があって笑った。ダジャレかよっていう
読みづらいというかてにをはがおかしい
生島訳は全部そうなので薦めない
それはあなたの国語力の問題でしょうね
文庫で山田訳が買えるようになったんだ
山田で読んどけ
違うよ
てにをはがおかしいものを違和感なく読める(読んだつもりになれる)やつが国語力がないんだよ
はいはい
では具体例を出してくださいね
128 :
吾輩は名無しである:2011/06/23(木) 16:10:40.37
山田のボヴァリーは読みやすかった。リズムや語感がいい
感情教育はどちらでもいい。もともとあの小説は筋がごちゃごちゃして読みにくいし
フローベールとシュシュ
>>126 他人の受け売りで言っているのでなければ、具体例を挙げて、
てにをはのおかしな箇所を指摘してもらいたいね。
『ボヴァリー夫人』『感情教育』とも生島訳で読み、
違和感がなかったので、そういう指摘は意外だ。
朝日新聞に出てましたけど、来年蓮實重彦が、フローベールにかんする評論を上梓するそうです。
めっちゃ楽しみ!
来年度最大の読書の楽しみが今から確定!
基本70過ぎたら学者といえどもかなりボケてるので期待しない
例によって、胡散臭いこと書いているんだろう
物語批判序説とデュ・カン論は、どっちもフローベール論が書けないから「迂回」してた本
今更すぎる
個人差はあるけど
70程度じゃボケてない人は多いと思うぞ。
ただし考えが凝り固まって柔軟性が全くない人は多いと思うが
人はそれをボケてるという
なにいってんだこいつ
138 :
吾輩は名無しである:2011/08/13(土) 11:48:58.46
とりあえず出版されたら読んでみる
139 :
吾輩は名無しである:2011/08/15(月) 22:27:44.05
源氏古書でフローベール全集のブヴァールの巻だけ買おうと見つけといたのが1週間前。
今チェックしたら売れてる・・・・まさか買えない羽目になるとは
岩波で復刊された時に勝っとけばよかったのに
あれで読むのはやめた方がいい
142 :
吾輩は名無しである:2011/09/03(土) 11:21:55.67
新訳出してくれ
翻訳ソフト使ったこと丸わかりの誤字脱字入り超訳でな!
ブヴァールか。日本の古本屋で探した方がよいと思う。
145 :
吾輩は名無しである:2011/10/13(木) 22:31:41.22
「いつも私は目前のものを拒否したくなる。子どもを見ると、その子の老人になった時のことを考えてしまう。」
これって、どの作品の中に出てきた言葉だっけ?
ネオテニーみたいだな
蓮實重彦訳のボヴァリー夫人を激しく希望
翻訳者としての蓮實はくそだろう
蓮実の痛いファンしか喜ばなさそう
今更蓮實のフローベール論とか読まなくてもいいと思うし
小出しにしすぎて聞きあきた
151 :
吾輩は名無しである:2011/11/13(日) 20:53:01.91
フローベール読んでる人ってどんな音楽聴いてるの?
ちょっと気になります
雅楽
ハイドン、ブルックナー、ヒンデミット、ルーセル、オネゲル
℃-ute
シェーンベルク、クセナキス、アドルノ、バルトーク、(上原ひろみ)
156 :
吾輩は名無しである:2011/11/15(火) 03:11:43.06
ダフトパンクとかケミカルブラザーズ
157 :
吾輩は名無しである:2011/11/15(火) 11:26:41.15
真のフロベールファンは音楽は聴かないよ。
158 :
吾輩は名無しである:2011/11/16(水) 00:34:41.67
ブラックサバスでしょ
159 :
吾輩は名無しである:2011/11/16(水) 04:50:27.54
ブライアン・イーノ
フロベール自身はどんな音楽を聴いていたんだろう?
フランクやブルックナーと同世代人だよね。
161 :
吾輩は名無しである:2011/11/16(水) 09:40:35.15
フロベール自身は音楽は聴かなかったよ、嫌いだから。
162 :
吾輩は名無しである:2011/11/17(木) 01:32:41.31
163 :
吾輩は名無しである:2011/11/17(木) 10:30:54.95
AKB48
今日はフローベールの誕生日ですね。
>>123 俺も生島さんの訳は読みづらいと思う。日本語のリズムがすげえぎこちない。
フローベールの訳もそうだがスタンダールの訳はもっとひどいと思った。
自作自演
165だけど違うよ。俺、初めてだもん。ここ。
阿川弘之も何かのエッセイで「ボヴァリーの生島訳は前半部を学生の下訳のまま出したのかてにおはがおかしい」みたいな事書いてた
講談社文庫の大活字本のやつだったかな
フローベールは声に出して読んで文章矯めていったんだろ。
だから構文なんかは、他の作家よりちゃんとしてたと思うんだ。
なのに失礼じゃないか生島君。
山田ジャク訳フローベール『感情教育』(河出文庫)読み始めました。
岩波文庫の生島遼一訳よりいいですね。
172 :
吾輩は名無しである:2012/02/07(火) 15:20:56.25
ボバリーか感情教育どっちが面白くて読み安いですか?
173 :
まぐな:2012/02/07(火) 15:22:51.09
生島はあんまり訳文は上手ではない気がする。
原書で読まなきゃわかりません。
語学力がないなら無理に原書で読んでもあまりわからない
名作だと聞いたんでボヴァリー夫人読んでるけど、
物語の本筋とは関係ない風景描写とかが冗長だな。
これがフローベールの売りなのか?
日本人からすれば、風景描写は連想しづらいよね。
脳内で武蔵野(明治期)の風景に置き換えて読むべし
風景描写はマジでわからんよね。
バロック建築とかヴィクトリア朝建築とか、よくわからん植物とか出されても想像できん。
挿絵があってもいいんじゃないかと思えてくる。
180 :
吾輩は名無しである:2012/04/05(木) 07:39:48.81
そうか?
「ボヴァリー夫人」新潮文庫の生島の訳じゃないと読む気がしない。
同様に「魔の山」は新潮文庫の高橋
「はつ恋」は新潮文庫の神西
「白鯨」は岩波文庫の阿部がよい。
最近の新訳は文体に文学の香りが足りないし均衡(テンション)不足。
翻訳者があまりに語学家化しすぎていてハートがない。
181 :
吾輩は名無しである:2012/04/05(木) 12:18:13.44
なあにがハートだよ(笑
それにさ、「均衡(テンション)不足」ってどういう意味?
こいつ日本語知らねえの?(笑
語学コンプを刺激されないからじゃないの
旧訳は間違いの指摘もあらかた行われているから
ボヴァリー夫人読んでるけど白井訳のほうがこなれてて読みやすいな
たまに変なところもあるけど。山田訳は散文的なんだけどそこが
ひっかかってちょっとイメージしにくい、どちらも一長一短だろうけど
184 :
吾輩は名無しである:2012/04/06(金) 23:20:25.18
>>物語の本筋とは関係ない風景描写とかが冗長だな。
・・・あのな。。。
風景描写はポイントだろ。。。
心情描写の方がポイントだろ。。。
186 :
吾輩は名無しである:2012/08/07(火) 04:45:50.14
>>176 いや、感動したいならボヴァリーより感情教育
187 :
吾輩は名無しである:2012/11/27(火) 10:44:48.78
age
>>65 山田なんとかなんていう旧時代の化石よりもヌーヴォー・ロマンや数多(あまた)のテクスト理論を
通過した上でマラルメやらをやっている菅野昭正が訳したものの方が遥かに素晴らしいですけどね。>『ボヴァリー夫人』
『感情教育』ももっとましな新訳が慾しいなあ。
山田なんとかのは旧臭い。
189 :
吾輩は名無しである:2013/01/08(火) 04:26:09.26
保守age
190 :
吾輩は名無しである:2013/01/11(金) 19:41:04.75
蓮見のフローベール論ってもうすぐ出るんだっけ?
191 :
吾輩は名無しである:2013/01/22(火) 04:12:20.85
『ボヴァリー夫人』の新訳がでないのは、蓮實の弟子筋の輩が御大に気を遣ってるから。
蓮實御大が亡くなった暁には、『星の王子さま』ばりに、大量の新訳『ボヴァリー夫人』が上梓されるよ。
今さら蓮實にフローベール本だされても蓮實ファンしか喜ばなさそう
かといってジョン・フォード論もなあ…
>>30 >フローベールは「バルザック以降最大の小説家」
どこに書いてたの?
エッセイ(?)のタイトルと収録された本を教えて下さい。
フローベールはユゴーのことを叩きまくっていたのか。
レ・ミゼラブルを酷評したのか。
まぁ、脱線大杉というのはわかるが。
フロベールの鸚鵡を読んで興味をもった
197 :
吾輩は名無しである:2013/01/26(土) 10:47:29.03
フロベールの鸚鵡ってオモロイ?読む価値あんの?
面白かったよ
199 :
吾輩は名無しである:2013/01/26(土) 22:34:19.21
どこがオモロイんか、一言たのむワ。
そうだな…内容がオモロイよ
201 :
吾輩は名無しである:2013/01/28(月) 21:31:47.22
内容がオモロイんか、スタイルはどうよ?
スタイルも・・・オモロイんよ
書かれてることの全般がオモロイな
204 :
吾輩は名無しである:2013/01/29(火) 10:57:16.12
そうか、内容もスタイルも、みんなエエんか、
ホンナラ、読まにゃイカンのう、だまされたつもりで、読んでみるワ。
ありがとヨ。
205 :
吾輩は名無しである:2013/01/31(木) 00:47:27.99
『ブヴァールとペキュシェ』のあらすじをウィキで読んで大笑いしたわ。
ドストエフスキーが「死んだチュッチェフがミゼラブルよりドストエフスキーの
ラスコーリニコフの方がずっと立派だと憤慨してましたよ」
と書いてる。ほぼ同時期だな。
筑摩の近代世界文学全集があってのぅ、75年刊。
小林がクロワッセの孤独、クロワッセの孤独って繰り返すから、
クロワッセとは如何なる人物かと思ったら自宅のことだった。
真面目な人間ほど怖いものはない。
臆病な世の中はみんな不真面目になる。
そうしたらどのみち自滅する。
人を斬らない真剣てねはない。
世俗主義の宗教原理主義に対する臆病も似たような話だな。
スレチだから止める。
小説はボバリー氏が可愛い小娘に出会って、女房が都合良く
死ぬところまでさらっと読めるな。
サルトルの『家の馬鹿息子』の3巻目出たの最近なんだな。
昔、どっかの家の馬鹿息子が講釈してくれてな。
ドストエフスキーとか教えて貰った。
家の間にTZ250分解して置いてあったわ。
結婚式にまで付き合わされたけど、東大卒みたいなのが
次々と祝辞述べてなかったかな?
ランボー読んだことないの? へえ可愛そうにとか言われて。
テンカン持ちだったな。
こないだNHKで四国の地元祭りの記念写真に写り込んでるのを
見たぞ。元気そうだった。
218 :
吾輩は名無しである:2013/02/26(火) 09:30:32.98
電子辞書で調べたら、『ボバリー夫人』ってなってた。
新聞で「レビストロース氏死去」を見たとき以来の衝撃。
『ボバリー夫人』でいいじゃん。
おまえはポルノヴィデオっていうのか?ビデオがふつうだろうが。
「レビストロース氏」なんてもっといいじゃん。
Levitiqueのことをレヴィ記というのかおまえは?ふつうレビ記だろうが。
くだらねえ衝撃に打たれて、もう起きてこんでいいよおまえは。
私は2ちゃんに書く時でもテラヴィジャン、ヴィディオウと表記してますが。
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100年以上前の作家だが、現在読んでも上手いのがわかる。
225 :
吾輩は名無しである:2013/03/24(日) 10:16:06.54
感情教育より三四郎のほうが上!
利口マン
偉大な作家なのだが、何だか影が薄いよね。
「プヴァールとペキュシェ」は「中年オタク2人が巻き起こすドタバタ喜劇」みたいなキャッチ付けて古典新訳文庫とか出せばそこそこ売れそうな気がするんだがな
岩波は訳が読みにくいし全集は手に入りにくいから小倉孝誠先生に頑張って訳してもらって出して欲しい
>>227 ハスミが褒めちぎったのが逆効果だったと思う
訳されたのが古いのばかりだから、敬遠されがちなんだわ。
フローベールこそ、新訳を出すべき作家である。
新潮文庫の生島訳のボヴァリー夫人を読んでいるのだが、全体的に読みづらい。
なんというか、常に違和感を覚えながら読んでる。
生島遼一は他の訳もおかしいの多すぎる。
まあ、下訳になかりの部分を任せていたそうだが。
下訳に任せていたら、普通はそんなに変なものにはなりません。
大先生が一人で頑張ると、変な訳になること多し。
233 :
吾輩は名無しである:2013/11/30(土) 11:45:41.72
おっ
ハスミン、二段組にしてもう少しページ薄くしてよー
ごつい雰囲気いらないからソフトカバーで安くしてよー
「ボヴァリー夫人」より面白いのだろうか
なげぇよ サルトルの猿まねはよそうぜ
生島訳は変だと思う
最後の解説も変だ
日本語なのにおかしく感じる
239 :
吾輩は名無しである:2013/12/03(火) 15:11:31.88
まだ読んだこともない
>シャルルは切符を大切に握ったままズボンのポケットに入れ、そこに腹をぎゅっとおしつけていた。
意味不明なんだが。
生島は下訳に丸投げ
バルザックも訳していたんだが、他の人が訳したのを清書しただけ
その清書も怪しい
242 :
吾輩は名無しである:2013/12/27(金) 23:31:43.30
山田訳『感情教育』を読み始めたが、「金はないしするから」(26p)ってなんだ。
訳された回数は多いけど、古い訳が多いね。
読まれない原因でもある。
フローベールこそ新訳を出すべき作家なのだが。
そのまま読み進めてみたら、「家族は某大臣と知合いだしするから」(河出文庫上巻106p)とある。
どうやら「○○だったりするから」ぐらいの意味のようだ。が、「○○だしするから」なる表現は見たことも聞いたこともないな 方言?
とりあえず誤植の可能性は限りなく無いに等しくなったようでよかった
文法的に簡単だし原語で読めば?
山田爵って森鴎外の息子だし仏文業界の重鎮だったからか、
糞訳のくせに持ち上げる学者が多いと思った
248 :
吾輩は名無しである:2014/02/27(木) 13:44:49.45
ボヴァリー夫人おもしれかった
249 :
吾輩は名無しである:2014/02/27(木) 15:05:06.71
>>244 明治から昭和初期の日本の小説にはそういう表現がある。
今は廃れたが、かつてはよく使っていた。
まさに言葉は時代とともに移り変わっていくね。
平安時代の日本語もこの千年の間にかなり変わってきたからな。
昔に訳されたのが多いからね。
今日、古本屋で村上菊一郎訳のボヴァリー夫人を100円で手に入れた
今まで聞いた事がない訳者だったので楽しみ
生島訳、伊吹訳は持ってた
『ボヴァリー夫人』中村光夫訳を持ってるんだが、読んだ人いる?
生島訳と山田訳も一応ある。どれがベストかな?
生島訳は何か日本語としておかしいと思う。
254 :
吾輩は名無しである:2014/05/30(金) 23:42:00.07
蓮實重彦のボヴァリー夫人論が6月25日に出る
装丁は地味だが850ページの文章の快楽に身をひたすために今から心の準備をしておこう
蓮實がフロベールより面白いものを書くとは思えん
257 :
吾輩は名無しである:2014/07/18(金) 04:29:52.27
ボヴァリー夫人論の発売を記念してage
ボヴァリー夫人って、そんな論じるような内容はないと思う。
そもそもフローベールの意図に反しているんじゃないか?
自分を語りたいだけだから。
感情教育の新訳が出たね。何年ぶりだろ。
新潮も新訳をだすべきだと思う。
生島訳は変だと思う。
文学全集も入れると色々翻訳あるけどボヴァリー夫人と感情教育でどの翻訳がお勧めですか?
山田ジャクとか中村光夫?
山田訳は蓮實が自分の師匠ということでゴリ押ししてるだけ