谷崎潤一郎 5

このエントリーをはてなブックマークに追加
1 ◆IH9QhoIQXk
2やれやれ、僕は名を失った:2010/09/10(金) 21:07:06
痴人の愛
3やれやれ、僕は名を失った:2010/09/10(金) 22:00:23
細雪はいまいちだった。卍
4霧連呼:2010/09/12(日) 15:33:06
ごぜえます 
5やれやれ、僕は名を失った:2010/09/12(日) 22:16:22
みなさん『細雪』読むのに何時間くらいかかりました?
読破するのに休みが何日くらい必要なのか知りたいんですが
6やれやれ、僕は名を失った:2010/09/13(月) 13:11:27
平易な文章だし、10時間くらいで読めるのではないか
7やれやれ、僕は名を失った:2010/09/14(火) 01:09:38
>>6
10時間ですか
俺は人よりかなり読むの遅いんで1.5倍の15時間と見積もって、そこに休憩も入れて、となると三連休〜四連休は必要っぽ
お答えいただいてありがとうございました、
8やれやれ、僕は名を失った:2010/09/16(木) 01:44:00
一日一冊で三日で読みました。新潮文庫版。
旅行には中公の一巻本を持って行きたいなー。
9やれやれ、僕は名を失った:2010/09/16(木) 02:03:29
新潮のは注が詳しくて助かる
10やれやれ、僕は名を失った:2010/09/19(日) 11:24:49
細雪読んだけど、面白いとは思わなかった。誰か
細雪の良さについて語ってくれ
11やれやれ、僕は名を失った:2010/09/19(日) 11:34:19
耽美
12やれやれ、僕は名を失った:2010/09/19(日) 12:37:05
>>10
のんびりした雰囲気ややりとりを楽しむものであって、ストーリーを楽しむものではない。
要はホームドラマ
13やれやれ、僕は名を失った:2010/09/19(日) 21:14:00
新潮文庫の注釈は独特な文章で書かれてて面白いよな
14やれやれ、僕は名を失った:2010/09/20(月) 01:04:15
『細雪』は谷崎が戦時中暇つぶしに延々書いたもので、あれを褒める奴は
文学を読めない奴だな。もちろん暇つぶしに書いて傑作ができることも
絶対にないとはいえないが、『細雪』は明らかに傑作ではない。
谷崎は『痴人の愛』『春琴抄』『吉野葛』『蘆刈』の作家だ。
15武陽隠士 ◆UCfK2Lx59s :2010/09/20(月) 01:11:51
>>14
細雪には文の強度を感じるけどね
物語内容ではなくて、こまごました描写の積み重ねなんかから浮かぶ強度ね。
フローベールの小説に通ずる感じかな(感じね)。
16やれやれ、僕は名を失った:2010/09/20(月) 01:20:39
そこはやはり並の作家ではない、文体家谷崎のなせる業で、
内容空疎ながら一応読ませはする。
17やれやれ、僕は名を失った:2010/09/20(月) 01:22:17
軍部からの圧力がなければ
もっと猥雑なものになってたらしいね「細雪」
18やれやれ、僕は名を失った:2010/09/20(月) 01:27:32
それでもラストは下痢の話なんだよ(笑)
19やれやれ、僕は名を失った:2010/09/20(月) 13:34:55
不倫みたいなのも描こうとしたけどやめたって書いてあったな。
でも、そういう要素が省かれたからこそ、ああいう美しい物語として残ったようにも思える。

>>14
まあ、細雪が面白くないって言う気持ちもわかる。
ただ、そこで他にも次々と代表作が浮かんでくる谷崎はやはり偉大だな。
蓼食う虫や鍵も面白いですよ。
20やれやれ、僕は名を失った:2010/09/20(月) 22:06:27
>>14あんたがそこに卍を加えてさえいたら、俺はあんたを
手放しで真の文学通として認めただろう。
21やれやれ、僕は名を失った:2010/09/20(月) 22:25:01
最近出た集英社文庫のマゾヒズム小説集の表紙がひどすぎる
これは許せない
22やれやれ、僕は名を失った:2010/09/20(月) 22:30:16
中村佑介使うのは良いんだが、
何故にセーラー服www
23やれやれ、僕は名を失った:2010/09/21(火) 13:18:10
ttp://www.amazon.co.jp/谷崎潤一郎マゾヒズム小説集-集英社文庫-谷崎-潤一郎/dp/408746606X/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1285042407&sr=1-1

これはwここまではっちゃけると俺は好きだw
新潮の新カバーのように中途半端なのはいかんよ。
例の赤い全集みたいなデザインに統一した方が良かった。
24やれやれ、僕は名を失った:2010/09/21(火) 14:47:54
>>23
urlの貼り方も知らないんだな
オッサンか
25やれやれ、僕は名を失った:2010/09/21(火) 14:55:05
潤一郎ラビリンスを揃えようと思う
26やれやれ、僕は名を失った:2010/09/21(火) 20:06:47
旧仮名「細雪」の文庫ってないの?
27やれやれ、僕は名を失った:2010/09/21(火) 23:06:19
この人の作品てカタカナ書きなんだね。
28やれやれ、僕は名を失った:2010/09/22(水) 02:28:43
それは『鍵』と『瘋癲老人日記』だけ
29やれやれ、僕は名を失った:2010/09/22(水) 02:54:13
この作家、作品の最後の部分を書くのが下手、というか苦手だよね。
30やれやれ、僕は名を失った:2010/09/22(水) 02:56:38
どれのことを言ってるんだ?
細雪か?
31やれやれ、僕は名を失った:2010/09/22(水) 04:22:53
>>30
ごめんよ、俺が勝手に抱いてるイメージなんだ。
それも個別の作品に対するものではなく、
谷崎文学全体に対するイメージ。
結末が矛盾を孕んでいるというのではなく、
どことなく締まりの悪い結末だなあというイメージ。
もちろん、作品の締め括り方が谷崎より
下手な作家はたくさんいるんだけど、
俺としてはついつい、谷崎ほどの作家が
こんな結末で筆を擱くとは残念だなあ
と感じてしまうんだよね。
別に谷崎を馬鹿にしたいわけじゃないよ。
32やれやれ、僕は名を失った:2010/09/22(水) 08:55:42
33やれやれ、僕は名を失った:2010/09/22(水) 11:35:18
猫と庄三は読み終わった時に未完だと思った
それぐらい中途半端だった
34やれやれ、僕は名を失った:2010/09/22(水) 12:32:59
『武州公秘話』の結末もちょっとね……
冒頭数ページ目の《公の「遊戯」に関係した男女で
無事に生命を完うしたものは稀である》
という一文で、これは面白そうだと思ったのに、
読み終わってみると、あれって感じ。
35やれやれ、僕は名を失った:2010/09/22(水) 14:00:44
君が上手いと思う結末の小説を挙げてみなさいよ
36やれやれ、僕は名を失った:2010/09/22(水) 14:45:14
君、が誰を指してるのやら
37やれやれ、僕は名を失った:2010/09/22(水) 20:50:08
春琴抄は冒頭から結末まで文句のつきようが無いくらい傑作。
38やれやれ、僕は名を失った:2010/09/22(水) 20:57:30
春琴抄は異常
素晴らしい以外の言葉が浮かばない
むしろ読後にその一言さえ言わせない
39やれやれ、僕は名を失った:2010/09/22(水) 23:01:47
春琴抄は、一体どういう経緯であのような文体に至ったのか気になる
40やれやれ、僕は名を失った:2010/09/23(木) 00:14:22
春琴抄は美し過ぎる
41やれやれ、僕は名を失った:2010/09/23(木) 09:08:39
「少年」とか言う本はマゾ小説なの?
42やれやれ、僕は名を失った:2010/09/23(木) 15:51:43
帚木の雨夜の品定めで、地の文と会話文の区別が付かないとか、
句読点のない古文とか、その辺を参考にしつつ、じゃなかったか
43やれやれ、僕は名を失った:2010/09/23(木) 16:45:46
>>41
まあ読んでみろ
44吾輩は名無しである:2010/09/24(金) 00:22:30
>猫と庄三は読み終わった時に未完だと思った
>それぐらい中途半端だった

ヌルい話なんだからヌルいラストで正解。

45吾輩は名無しである:2010/09/24(金) 01:13:20
盲目物語は凄いな。
谷崎の変態嗜好は江戸川乱歩以上に異常ww
46吾輩は名無しである:2010/09/24(金) 01:54:25
>>42
あー源氏物語か
47吾輩は名無しである:2010/09/24(金) 02:02:49
谷崎って、源氏物語を称賛してたって話と、大して評価してなかったって話があるけど、どっちなんだろ?
48吾輩は名無しである:2010/09/24(金) 10:50:18
谷崎源氏の序文はツンデレ。
49吾輩は名無しである:2010/09/24(金) 22:24:32
春琴抄ここで言われてるほど良くなかった
50吾輩は名無しである:2010/09/24(金) 22:31:44
期待しすぎるとそういうこともあるよ(プルースト現象2)。
忘れた頃に再読してみよう!
51吾輩は名無しである:2010/09/24(金) 23:38:43
谷崎のお気に入りのストリッパーは春川ますみだった。
52吾輩は名無しである:2010/09/25(土) 01:43:22
ストリッパーは何故山場で母のような顔をするのか
53吾輩は名無しである:2010/09/25(土) 05:10:39
谷崎ははたして結合部なめやペニバン責め、前立腺のオーガズムなどを妄想したことがあるのだろうか
みんなおはよう
54吾輩は名無しである:2010/09/25(土) 05:47:50
おはようおやすみなさい
55吾輩は名無しである:2010/09/28(火) 22:57:34
ひさしぶりに台所太平記を読む
56吾輩は名無しである:2010/09/28(火) 23:12:08
谷崎好きです。
皆さんおすすめの外国の作家を教えてください。
57吾輩は名無しである:2010/09/29(水) 04:02:23
Virginia Woolf
58吾輩は名無しである:2010/09/29(水) 04:22:14
谷崎とはだいぶ違うタイプだな
俺はウルフ苦手だ 灯台へを読んでる
59吾輩は名無しである:2010/09/30(木) 04:06:22
春琴抄は偉大。
細雪の元ネタは「高慢と偏見」。
「灯台へ」は英語で読んで感動した。
ヴァージャイナ・ウルフは恐くない。
60吾輩は名無しである:2010/09/30(木) 16:13:39
>>53
なぜ、妄想?
実践していたのか、と考えないの?

>>58
おれもヴァージニアは苦手。
やはりウルフは、千代の富士に限ると思うよ。
61吾輩は名無しである:2010/10/01(金) 10:58:38
>>39
どのような経緯って・・日本の古典読めよ
62吾輩は名無しである:2010/10/06(水) 18:57:54
いや、古典読んでも、
実際に句読点や改行を省こうとは普通考えないだろ
63吾輩は名無しである:2010/10/06(水) 19:01:46
スレの流れをぶった斬るようで悪いんですが・・・
「吉野葛」に収められた写真がすべて見られるのは創元社の限定版だけですか?
それとも創元選書版にも載っていますか?
64武陽隠士 ◆UCfK2Lx59s :2010/10/06(水) 22:33:02
>>39>>61>>62
古典を和本で読めばわかるよ。
あと、谷崎じゃないが筆で書けばいい。
句読点も括弧のたぐいも面倒くさくなること請け合いだ。
65吾輩は名無しである:2010/10/06(水) 23:38:44
くずし字で書いて読めるようになると、文学を見る目が変わると思う
66吾輩は名無しである:2010/10/07(木) 10:19:28
>>21
マゾヒズム小説集の表紙、今集英社サイトで見てきたけど、
いいじゃないですか、わたしゃ気に入った。馬の鼻息、かわいいねえ。
67吾輩は名無しである:2010/10/09(土) 00:25:10
マゾヒズム小説集の表紙、微妙すぎて判断不能w
68吾輩は名無しである:2010/10/09(土) 05:56:59
売らんかな、の題名に萎える
69吾輩は名無しである:2010/10/12(火) 03:21:10
表紙見てきたけど、悪い意味でデザインがキッチュ過ぎる
湿気を帯びた色気が足りぬわ
70吾輩は名無しである:2010/10/13(水) 00:45:15
絵自体は好きなんだけど、谷崎の文庫本の表紙としては×だろう。
71吾輩は名無しである:2010/10/13(水) 21:43:16
今月出るフェティシズム小説集の表紙も同じ人が担当するようだ。
まぁ表紙の事は置いといて、他の文庫(中公のラビリンス等)と
かぶらない作品を収録してもらいたいですね。
72吾輩は名無しである:2010/10/17(日) 01:06:38
ああ
73吾輩は名無しである:2010/10/17(日) 18:45:14
ま、谷崎は天才だよね

天賦の文才
74吾輩は名無しである:2010/10/18(月) 00:18:50
谷崎の凄いのは若い頃から晩年まで約半世紀の間コンスタントに傑作を発表し続けてきた所だな
漱石はたった10年だし、鴎外も書かなかった期間含めると25年位か
同じ位長い志賀直哉や永井荷風は晩年枯れちゃったからなあ、日記や随筆は面白いけど小説は見るべきものが無い
海外含めても半世紀以上も様々な傑作を書き続けたのって小説家だと谷崎とトーマス・マンくらいしかいない気がする
75吾輩は名無しである:2010/10/18(月) 00:19:47
あっ、川端康成もいたな
76吾輩は名無しである:2010/10/18(月) 10:58:23
ぼく東綺譚や浮沈、踊子は認めないかね

谷崎の凄さについては、概ね同意だが
77吾輩は名無しである:2010/11/01(月) 20:31:43
集英社のマゾヒズム小説集って、ラビリンスと丸かぶり?
78吾輩は名無しである:2010/11/07(日) 20:41:52
渡辺千萬子との往復書簡を読んで
谷崎はカテゴリー萌えの人だったのかなあと思った
79吾輩は名無しである:2010/11/09(火) 18:27:06
すいません、これから谷崎を読もうと思ってるのですが
どういう順で何を読んだらいいかの指針など教えていただけますでしょうか
80吾輩は名無しである:2010/11/09(火) 18:50:57
>>79
人それぞれだけど、
『春琴抄』『吉野葛』『痴人の愛』『蓼喰ふ虫』『武州公秘話』『卍』なんかの
脂の乗り切った中期の傑作中篇から読んでいけばいいんじゃないの。
それで好きになれば、初期の短編とか細雪とかに手を伸ばしていけばいいんじゃないかな。

一昔前は谷崎と縁の深かった、中公の文庫でたいがい読めたけど、
今は絶版が多いのかな?
よく、古本屋でみかける100円の日本文学全集の谷崎の巻とか買うのもいいかも。
81吾輩は名無しである:2010/11/10(水) 01:31:39
>>80
ありがとうございます
参考にさせていただきます
82吾輩は名無しである:2010/11/11(木) 19:50:07
陰影礼賛が好き
食い物の見方が変わった
83吾輩は名無しである:2010/11/11(木) 19:51:38
俺は谷崎作品って何か「消毒されたような文体」って思っちゃうんだよな、、
84吾輩は名無しである:2010/11/12(金) 00:21:27
>>39確か谷崎は「ユリシーズ」の大阪版を書こうとしていたんじゃなかった?
なので文体もジョイスっぽくなったのでは?
85吾輩は名無しである:2010/11/14(日) 20:12:53
昭和七年のエッセイ「正宗白鳥氏の批評を読んで」の中で、
谷崎はジョイスの文章を「不必要に長たらしい」と真っ向から非難している。
少なくとも文体の面で影響を受けたとは考えにくいんだが。
86吾輩は名無しである:2010/11/14(日) 21:25:21
いやよいやよもすきのうち
逆ですよね! 王道 常勝 真理の創価学会員のモコがテレビに出まくって
あの いかがわしい宗教をやってる人たちは カルト芸人と呼ばれて
アングラのサブカル界を 徘徊すべきですよね! まったく 逆なんですよね!*
以前も話が出たが、あの極悪ペテン師のアンチモコ派のヤツ!*  ☆
本年だけで、すでに「4件も断罪」された(*)((φ))
通算で「12回目の大惨敗」だ(爆笑)(*)((ξ))
「一個人で、これだけ断罪された人間も珍しい(*)((φ))
シミケンくらいなものじゃないのか」 (*)((Ο))
そう指摘する運営関係者もいるくらいだ(大笑い) (*)((φ))
アンチモコ派は 本当に悪いやつらだ (*)((σ))
恐喝、不倫、名誉毀損、プライバシー侵害 (*)((φ))
ヤツらは無数の市民の人権をデマの刃で引き裂き、踏みにじってきた*
自業自得とは、よく言ったものだ(*)((δ))
今じゃ通報また通報で、がんじがらめ (*)((φ))
首も回らないじゃないか(笑い)(*)((Φ))
こんな「断罪男」は、もう出ないだろう (*)((φ))
まさに「世紀の大断罪男だ」(爆笑)(*)((ξ))
まったく何が「ワイは国士舘大学で柔道をやっていたんだヨ*」だ☆
ウソ八百も、いい加減にしろ! !!(*)((φ))
モコ派は「大衆派閥」として誕生した派閥だ*
学歴が何だ* 何を恥じることがある*
正々堂々と「小学校卒」と正直に言えばいいじゃないか*
それを、わざわざ詐称する。 ウソをつく。この卑しさ! *
「驚いた」のは、こっちのほうだ☆ 夏の女は ヤリたい盛りヨ☆(*)
モコはハダカのビーナス(*)原始の海の泡から誕生したビーナス(*)
でも 気のふれた熟女にしか見えない(*)((ξ))
漁村の老人たちは 影で白い目で見ている(*)((δ))
かまうもんか!(*)そんなの気にしてたら、ビーナスにはなれない(*)
漁村の老人たちは モコを見て あざ笑う(*)((δ))
でも ヤるんだヨ!(*)そんなの気にしてたら、天女になんか なれない!
そして モコのケツの穴からは ウンコがボトボトと垂れているではないか!*
そうです! モコは 踊りながら ウンコをしていたのです!☆
88吾輩は名無しである:2010/11/30(火) 17:38:21
卍とか痴人の愛はもうあの赤い表紙の物は出回ってないのかな
どうしてもあの赤い表紙で揃えたいんだ…
89吾輩は名無しである:2010/12/01(水) 16:57:59
『春琴抄』
始め何のことか判らなかったが、読み終ったらすごく美しく感じた。佐助のように一つの対象に一定の間隔を
置いて打ち込む。実にいいと思う。
俺もこの時代でこういう環境に置かれたならやはりこうしていただろう。

森田必勝「高校時代から浪人時代にかけて読んだ小説の読書ノート」より
90吾輩は名無しである:2010/12/02(木) 04:49:54
作物に、教訓なんぞ求めるなとw 黙って浸っときゃいいんだあんなもん


それ以上のものでもないんだし。
91吾輩は名無しである:2010/12/05(日) 02:55:40
>>90
ニーチェは自身唯一の師にドストエフスキーを挙げてるよ
92吾輩は名無しである:2010/12/05(日) 04:36:30
小説、というか、広義芸術作品においては、作物がその生産者を
(遥かに!)上回るということが起こり得るが、思想は違う(とおもふ
精神的にもだが、まずは能力的に。…ってゆうか、だいたいが、
――ドストって馬鹿じゃん?(笑 あんまりアタマは(少なくとも
思惟力の面では)芳しくない人間という印象なんですがw

それと、上記はとりわけて、谷崎作品についての話であって。
――だーから、俺はタニザキがよーわからんだあ、相性悪いだあww
云ってる訳でもね(苦笑
93吾輩は名無しである:2010/12/05(日) 04:39:45
わかったわかったw
お前がちんぽなのは分かったから、亀頭洗って出直して来いっ!w
94吾輩は名無しである:2010/12/05(日) 04:40:44
…うん(苦笑 矛盾してるとおもww我ながら。

そのハザマに位置するもの。だからこそ「芸術としては」下等であるとも、
――また、そんなにこそ、小説が小説であることの「ほまれ」が在るのだ、とも。
95吾輩は名無しである:2010/12/05(日) 04:49:57
――ええ、だーから、まさに(正確に!)そんな意味において、
俺は谷崎潤一郎という、その「人間」には、全く興味がそそられないというねw
関心がないというよりは、接点を、俺にはどうにも見出せないっつう。じぶんとの。

三つ子の魂、なんとやらってやつで。ともあれ、俺にとっての文学は。
96吾輩は名無しである:2010/12/05(日) 05:35:30
>>95
おい、馬鹿
お前はな、その虫けらのうんこみたいな脳じゃ把握できてねえかもしれねえ
だけどな、てめえと俺とでは圧倒的な力量差ってものが実際に存在すんだよ

お前、聖書読むか?

まあ・・読まないだろうな・・。言っておくわ
この本にはな、俺とお前の実力の絶望的な違いを説明するに、とてもふさわしい一節が載っている
今から聞かせてやろう

THE BIBLEより、エゼキエル書25章17節
「心正しき者の歩む道は、心悪しき者のよこしまな利己と暴虐によって行く手を阻まれる。
愛と善意の名において暗黒の谷で弱き者を導く者は幸いなり。
なぜなら、彼こそは真に兄弟を守り、迷い子達を救う者なり。
よって我は怒りに満ちた懲罰と大いなる復讐をもって、我が兄弟を毒し、滅ぼそうとする汝に制裁を下す者なり。
しかして我が汝に復讐をする時に汝は我が主である事を知るだろう。」

まあ・・そういうことだ・・・
97吾輩は名無しである:2010/12/05(日) 07:55:18
>>96
うすら馬鹿らしい駄レスだな
98吾輩は名無しである:2010/12/29(水) 21:13:41
図書館で「千年紀のベスト100作品を選ぶ 」ってのがお薦めコーナーにあって、その本で選に入ってた(と記憶する)
「痴人の愛」読んでみた
・・・よく分からん、やっぱり文学って難しい

俺レベルの読者だと、前半だとカフエエでたしかマァちゃんだったかに内心で怒りをぶちまける描写とか、
主人公の大真面目な語り口と語られる話のギャップで思わずプッと噴き出すくらいがせいぜいだったよ、悲しい
99吾輩は名無しである:2011/01/02(日) 15:15:22
>>98
痴人の愛っていうのはそもそもそんな難しいこと考えて読む小説じゃないと思うけどね
男の馬鹿さとか恋愛のおかしさとかとかが読めればいいのでは
100吾輩は名無しである:2011/01/06(木) 00:12:04
『春琴抄(名著復刻)』美本をブコフでゲト!
101吾輩は名無しである:2011/01/07(金) 19:05:47
>>99そうでしたか。>>98の千年紀・・って本で、あれはいい、いいって語られてるからすごい構えて読んでしまいました

ただ文章は読みやすかった、筑摩の日本文学全集みたいな本で、3段組+旧仮名使いだったけどスラスラ頭に入ってきた
102吾輩は名無しである:2011/02/01(火) 22:25:16
ナオミって外国起源の名前なのね。
103吾輩は名無しである:2011/02/01(火) 23:11:07
直美 尚美 直見 直己 直巳 直実 直海 奈緒美 なおみ ナオミ


カタカナだけ、異彩を放っている。
104吾輩は名無しである:2011/02/03(木) 11:10:22
ナオミは聖書にでてきた
105吾輩は名無しである:2011/02/12(土) 14:39:19
少年がいいな
106吾輩は名無しである:2011/02/22(火) 01:05:37.13
今 猫と床造と二人のをんな を読んだ 何だコレ面白いな
痴人の愛より断然こっちだな俺は

こういう小説でお薦めありますか
107吾輩は名無しである:2011/02/22(火) 01:34:02.62
猫と庄造と二人のをんな
108吾輩は名無しである:2011/02/22(火) 09:46:16.23
床造ワロス
109吾輩は名無しである:2011/02/22(火) 11:59:12.38
>>88
おれも赤いカバーので揃えたいと思って探してるけど見つからない‥
110吾輩は名無しである:2011/02/22(火) 20:12:34.33

その 猫と床造と二人のをんな だけど赤い文庫の古本で昭和26年発行と書いてあり、当時の仮名遣いや読めない漢字等があった

話的には問題なく読めたが新しいやつは直してあるのかな?

111吾輩は名無しである:2011/02/22(火) 23:20:34.78
猫が可愛くなくなってるんだよね。新しいのは。
112吾輩は名無しである:2011/02/24(木) 17:23:46.53
新潮の赤カバーブックオフとかでよく見るよ。根気よく探すんだね。
113吾輩は名無しである:2011/02/25(金) 19:30:44.31
嫁さんにコキ使われてる時は佐助を思い出す‥
114吾輩は名無しである:2011/02/28(月) 18:30:41.30
顔世って文庫ではどこにも入ってないのかな?
115吾輩は名無しである:2011/03/02(水) 19:19:38.69
やべぇ。「痴人の愛」メチャクチャおもろいな。
俺は古典、純文学、ミステリー、SFと何でも読む質だが、
こんな、毎日続き読むのが楽しみになる読書は久しぶりだった。
これは、エンタメ小説としても名作だわ。
久々に春琴抄読み返してみるかな。

116吾輩は名無しである:2011/03/02(水) 20:46:06.12
春琴とナオミはどっちが好き?
117吾輩は名無しである:2011/03/02(水) 22:01:32.55
>>116
真性sの俺にはどっちも・・・・・・。
脳内ルックスだと、断然ナオミ。
118吾輩は名無しである:2011/03/02(水) 23:27:19.51
氏の生涯は芸術家として模範的なものだといふ考へは私の頭を去らない。
日本の近代の芸術家中の一流中の一流の天才である氏は、日本の近代といふ歴史的状況のあらゆる矛盾を
「痴態」と見てゐたにちがひない。そしてそれによつて犠牲にされたあらゆるものを、氏はあの豊じゆんな、
あでやかな言葉によつて充分に補つた。かつてわれわれが「日本語」と呼んでゐた、あの無類に美しい、無類に
微妙な言語によつて。

三島由紀夫「谷崎文学の世界」より


谷崎氏は日本古典を愛しつつ、一方、小説家として少しも旧慣にとらはれない天才であつた。この相反するかの
ごとく見える二つの特性は、日本の近代文学史の歪みの是正にもつとも役立つた。なぜなら日本の近代小説は、
日本古典の流れを汲まず、一方、自分たちのこしらへた奇妙な「近代的旧慣」のとりこになつてゐたからである。

三島由紀夫「谷崎潤一郎頌」より
119吾輩は名無しである:2011/03/05(土) 02:15:54.26
春琴抄の漆本は谷崎の美意識を装幀まで徹底している。特に黒漆はまったく徹底的。

本が物質面でも美を備えていた贅沢な時代が感じられる。
120吾輩は名無しである:2011/03/05(土) 22:19:42.27
金を出しても読みたいと感じさせてくれる数少ない作家
121吾輩は名無しである:2011/03/09(水) 00:24:51.98
谷崎氏のエロティックな領域の生活はともあれ、食生活の贅沢はいろいろと言ひ伝へられてゐる。戦時中の
食糧欠乏時代にも、美食に親しみながら「細雪」を書きつづけ、戦後は、熱海で客をもてなすのに京都から
料理人を呼び寄せたり、東京のパンはまづいからとて、京都からパンを飛行機で運ばせた、などといふ噂を、
嘘か本当か知らないが、きいたことがある。
しかし、史上伝へられるヴィクトル・ユウゴオやデュマやプルウストの贅沢に比べれば物の数にも入らない。
住居も、青年時代の横浜の洋館の純洋風生活から、関西移住後の岡本の生活など、いろいろ話にはきいてゐるが、
王候を凌ぐ贅沢といふ風には感じられない。たまたま貧乏国の貧乏文士の間に置くから目立つただけで、氏の
豪奢な文学に比べれば、いかに氏が、生活に贅を尽くしても程度は知れてゐるのである。氏の場合は、節倹第一の
儒教的倫理感とも、社会主義者の世間を気にする貧乏演技とも、はじめから無縁だつただけの話である。

三島由紀夫「谷崎潤一郎、芸術と生活」より
122吾輩は名無しである:2011/03/09(水) 00:25:08.90
では氏が、生活を享楽し、生を肯定し、生活第一と考へてゐたかと云へば、決してさうではあるまい。このやうな
美の執拗な構築者、美を現実に似せるために言葉の極限の機能を利用した芸術家にとつて、生活がそれほど
根本的な関心であつたとは思はれない。大体氏には、花なら桜、食物なら鯛、医者なら一流の国手といふ、
大月並主義があつたのは事実だが、それが私には、氏が自分の夢想にリアリティーを与へる手段であつたやうに
思はれる。氏の文学的夢想はきはめて困難なものであり、これを万人の趣味の理想で飾り立てることによつて、
かつかつそのリアリティーが保障されるやうなものだつた。氏が御馳走が好きであつたことは疑ひがないが、
御馳走は、氏の文学自体がもつとも美味しい御馳走となるための手段だつたのだから、この芸術家の精神の
中にある可食細胞にとつては、生活、人生、生自体はたえず「美味しいもの」に見えてゐる絶対の必要があつた
のである。

三島由紀夫「谷崎潤一郎、芸術と生活」より
123吾輩は名無しである:2011/03/09(水) 02:21:53.85
長い文章貼るなよ。

124吾輩は名無しである:2011/03/09(水) 07:07:53.41
ぜんしゅうもってるけど、1作も読んでない><
125吾輩は名無しである:2011/03/10(木) 13:10:00.85
昨日 春琴抄 読んだ

やっぱり谷崎好きだわ俺
126吾輩は名無しである:2011/03/12(土) 20:00:19.85
春琴抄は素晴らしいと思う。思うけど、なんで句点が無い部分があんの?
あんまり意味を感じないんだけど。それを妙に持ち上げてるひともよくわからない。
127吾輩は名無しである:2011/03/17(木) 23:55:27.91

この二つを読み比べてご覧になればお分かりになるのでありましょうが、私の点の打ち方は、
一、センテンスの切れ目をぼかす目的、二、文章の息を長くする目的、三、薄墨ですら/\
と書き流したような、淡い、弱々しい心持を出す目的を、主眼にしたのでありました。
(谷崎潤一郎『文章読本』)
128吾輩は名無しである:2011/03/25(金) 23:45:51.44
『鍵』読んだよ〜 何かドキドキしたわ。
129吾輩は名無しである:2011/03/26(土) 19:32:48.13
放射能渦巻く東京で『残虐記』読むのも粋だね
130吾輩は名無しである:2011/03/27(日) 19:39:02.30
粋と言うか ロマンチック
131吾輩は名無しである:2011/04/04(月) 21:38:39.43
放射能浴びてインポって谷崎しか書けんわw
132吾輩は名無しである:2011/04/07(木) 22:06:46.08
谷崎潤一郎出演の自作ラジオ劇をCD化 新潮社
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819695E2E4E2E2E68DE2E4E2E6E0E2E3E39191E2E2E2E2;at=ALL

 作家谷崎潤一郎(1886〜1965年)が作・演出を手掛け、自ら出演した半世紀前のラジオドラマ「瘋癲(ふうてん)老人日記」が、文芸誌「新潮」5月号の特別付録としてCD化された。晩年の文豪が“声優”を楽しんでいる様子がうかがえる珍しい資料だ。

 ドラマでは、主人公の「卯木督助」を谷崎自身が演じ、女優の淡路恵子さんが長男の妻役で出演。谷崎は当時75歳で、肉体の老いを実感しながらも欲望を隠せない老人を、ひょうひょうと演じている。音楽は武満徹さんが担当した。
133吾輩は名無しである:2011/04/09(土) 22:48:14.54
谷崎潤一郎が漱石の長編小説のことを、よぼよぼの足取りもおぼつかない老人のよう、老人臭い
と評していますが
134吾輩は名無しである:2011/04/12(火) 21:41:20.28
漱石作品には通俗的な欲望に支配された人間と社会が描かれているが
その行動は徹底的に関係性に集約される
そしてこれを描く作者の筆は失意と倦怠感で進められている
確かに理知的ではあるが美や欲望にたいしてあくなき探求心をもった
構成と膂力の人である谷崎から見ればそう捉えられるでしょう
135吾輩は名無しである:2011/04/21(木) 09:00:44.19
両方好きだがな
136吾輩は名無しである:2011/04/22(金) 09:23:37.36
知人の愛はえろ本として読んだよ
オナもした
鍵は読みづらくてオナには使いにくい
というかまだ全部読んでない
内容は知ってるんだけど
137吾輩は名無しである:2011/04/22(金) 13:06:57.43
ナオミの友達のキスが堪らない…
138吾輩は名無しである:2011/04/22(金) 17:08:39.03
(谷崎)氏は今日にいたるまで、怒りを知らないやうにみえる。怒りを知らなかつたといふことは、言ひかへれば、
無力感にとらはれなかつたといふことでもある。一度怒つた作家がいかに深い無力に沈んだことか。突飛な比較だが、
怒りをしちつくどい感覚で縛り上げて、怒りを小出しにし、内燃させて、つひに今日まで無力感にとらはれないで
来た作家に、中野重治氏があり、怒りを一旦爆発させたあとで、深い無力感を極度に押しつけがましく利用した作家に、
永井荷風氏がある。谷崎氏を含めて、かれらはいづれもニヒリズムに陥ることから、それぞれの生理に適した方法で、
おのれを救つた作家である。
実は、谷崎氏ほどニヒリストになる条件を完全にそなへた作家はめづらしかつた。意地のわるいことを言ふと、
「神童」の芸術家たるの目ざめ、「異端者の悲しみ」の同じ目ざめから以後の氏の作品は、すべて動機なき犯罪に
似てゐる。動機のない犯罪にだけ、本当の宿命的な動機がある、といふ逆説を、氏は生涯を以て実証したやうに
みえる。その完全な開化が傑作「卍」である。

三島由紀夫「大谷崎」より
139吾輩は名無しである:2011/04/22(金) 17:09:18.87
「卍」の背後に動いてゐる氏の手つきは、ニヒリストの白い指先に酷似してゐる。しかしこれはニヒリストの
作品ではないのだ。人間存在のこのやうな醜悪で悲痛な様相に直面した作家の目は、ここから身をひるがへして
脱出しようといふあがきを示してゐないからだ。ニヒリズムの兆候は、得体のしれない脱出の欲望として
あらはれる。(中略)
おそらく谷崎氏の生き方には、私の独断だが、芥川龍之介の自殺が逆の影響を与へてゐるやうに思はれる。芥川の
死の逆作用は、大正時代の作家のどこにも少しづつ影を投じてゐる。谷崎氏は、芥川の敗北を見て、持ち前の
マゾヒストの自信を以て、「俺ならもつとずつとずつとうまく敗北して、さうして永生きしてやる」と呟いたに
ちがひない。
実際、芸術家の敗北といふ、これほど自明な、これほど月並な、これほど必然的な帰結について、谷崎氏ほど
聡明に身を処した人はなかつた。戦はずして敗北し、御馳走をたべ、そして永生きすればよいのだつた。

三島由紀夫「大谷崎」より
140吾輩は名無しである:2011/04/22(金) 20:40:50.60
>>136
今時活字で興奮できるなんて・・・・
老人ホームのジジイか?www
141吾輩は名無しである:2011/04/25(月) 20:29:18.16
>>132
聴いたけど面白かったわw
142吾輩は名無しである:2011/04/27(水) 06:26:41.10
>>140 谷崎はともかく、最近のエロ小説は抜けるぞ
143吾輩は名無しである:2011/05/05(木) 06:30:35.18
ジジイに想像力(創造力)は無い。よって>>136よりもむしろ>>140の方が老いているといえる。

スレとは関係ないが
東熱でヌケる奴の気がしれん。
144吾輩は名無しである:2011/05/07(土) 20:07:00.08
私は東電で抜けます
145吾輩は名無しである:2011/06/02(木) 01:03:06.00
146吾輩は名無しである:2011/06/04(土) 00:32:24.49
小さな王国(岩下志麻主演)見たい人いる?
147吾輩は名無しである:2011/06/04(土) 01:34:02.01
吉野葛はすばらしかった。
148吾輩は名無しである:2011/06/17(金) 20:00:19.46
映像化された物でいいのある?
前に「刺青」(2005年)をたまたま見たけど、面白くなかったや
149吾輩は名無しである:2011/06/17(金) 23:45:13.48
三隅研次監督の『鬼の棲む館』はいかがでしょうか?
もとは戯曲(「無明と愛染」)ですが。
150吾輩は名無しである:2011/06/18(土) 09:23:20.50
市川昆監督の細雪はわりと傑作ですよ。
151吾輩は名無しである:2011/06/18(土) 10:23:40.25
ちっとも話題に上らないが「瘋癲老人日記」はコメディの大傑作だぞ。
谷崎の艶笑喜劇ではナオミ、鍵より、こっちのほうがもっと好き。

坂口安吾に描かせたら陰湿で酷薄な、納豆のようにぐずぐずネチネチした話に
なりそうな恐ろしくパセティックでインモラルなプロットと題材だけど、
潤一郎の手にかかれば、あーら不思議、可笑しくてちょっと哀しくて
あっけらかんとした、後味絶佳なアダルトコメディの出来上がり♪
152記憶喪失した男 忍法帖【Lv=5,xxxP】 :2011/06/20(月) 09:58:44.16 BE:332374032-2BP(791)
「盲目物語・春琴抄」 谷崎潤一郎
207位/246作品。日本語小説。
マゾヒズムの官能的な物語を書いたといわれる谷崎潤一郎の代表作「春琴抄」を
読み終わったが、実に平凡なつまらない物語だった。
あの過去の時代にはっきりと性行為をしたことが書いてあるのが新しいのだろうか、
とにかく、そんなことは「好色一代男」にも書いてあるし、何の価値もない。
この物語の男女関係はおれの好みではない。そそられない。萌えない。
よって、低評価。また文学板のやつらをバカにしてやろう。
153吾輩は名無しである:2011/06/20(月) 11:02:46.62
>>149
>>150
ありがとう
どっちも原作未読なので、予習してみます
154吾輩は名無しである:2011/06/20(月) 18:51:01.27
数ある『春琴抄』の映画化作品で、最高傑作は新藤兼人の『賛歌』という噂。
20年以上前に一度ビデオが発売されたきりで、その後ソフト化はされていない。
私も、見たことが無い。
155吾輩は名無しである:2011/06/25(土) 21:55:04.45
>>151
「瘋癲老人日記」は自分が最初に読んだ谷崎作品だ。
高校生時代に読んで、あとは春琴抄、痴人の愛、卍、猫など代表作を手当たり次第

最近は、細雪と初期短編を読んで谷崎熱が再燃してる。谷崎源氏も読んでみたい
156吾輩は名無しである:2011/06/28(火) 10:39:30.96
大多数の日本人が、敗戦を、日本の男が、白人の男に敗れたと認識してガッカリしてゐるときに、この人(谷崎
潤一郎)一人は、日本の男が、巨大な乳房と巨大な尻を持つた白人の女に敗れた、といふ喜ばしい官能的構図を以て、
敗戦を認識してゐたのではないかと思はれるふしがある。大きな政治的状況を、エロティックな、苛酷な、
望ましい寓話に変へてしまふことこそ、この人の天才と強者としての自負の根源だつた。
敗者といふ言葉にまつはる日本的なセンチメンタリズムや湿気から、氏ほど無縁であつた人はない。敗北といふ
ことが氏の官能の太陽であつたから、「刺青」の女の背の刺青が朝日にかがやくのへ拝跪したときから、氏の
幸福な敗北の独創がはじまつた。そのとき氏は、芸術家であることの、殊に日本で芸術家であることの、秘鑰を
発見したのだと言つてよい。俗世間との戦ひ、政治との戦ひ、芸術以外のあらゆるものとの戦ひに、官能の
戦ひにおけるその敗北のひそかな勝利をあてはめ、ふえんすることによつて、氏は逆説的にも、絶対不敗の
芸術家になつた。

三島由紀夫「谷崎文学の世界」より
157吾輩は名無しである:2011/06/28(火) 10:40:05.09
つまり氏は、俗世間をも、政治をも、いや、この世界全体をも、刺青を施した女の背中以上のものとは見なかつた。
外界はみんな女の肉体の諸相に姿を変へた。それは乳房であり、尻であり、背中であり、足裏であり、そのもつとも
秘密の部分に「母」が宿つてゐた。氏のフェミニズムが、強烈であると同時に単純な構図を持つのは、そこに
氏の世界と人間に対する態度決定が前提となつてゐたからであり、美への憧憬と侮蔑的世界観とが統合されて
ゐたからである。かういふものをこそ、われわれは真個の思想と呼び、あへて感覚とは呼ばないが、日本の
へんぱな社会科学者流の批評家によつて、氏は久しく「思想のない作家」と呼ばれてゐた。
だから、そんな連中は虫けらだつた。女の荘厳な肉体の一片にも化身できない連中だつた。谷崎氏はかれらを
無視してゐた。
氏の生涯のやうに、文学者として思想的一貫性を持ち、決してその「発展」などに意をもちひず、言葉を、ただ
徐々に深まる人間認識に沿うて深めてゆくことのできた、幸福な事例は、おそらく絶後であらう。

三島由紀夫「谷崎文学の世界」より
158吾輩は名無しである:2011/06/28(火) 10:40:43.79
(中略)
芸術作品としての「春琴抄」や「蘆刈」や「吉野葛」や「細雪」や「少将滋幹の母」などの、一種言ひやうのない
ツルツルした様式的完成は、氏の美学が、いかに既存のものの一流的安定を愛し、氏の人間認識がいかに未踏の
破壊的なものにつながつてゐたかといふ、その危機に対抗するところに生れた僥倖の所産であるかとさへ考へる。
もちろん古典といふものはそのやうにして残つてゆき、上田秋成も、「春雨物語」の作者としてよりも、
「雨月物語」の作者として残つたのである。
氏の生涯は芸術家として模範的なものだといふ考へは私の頭を去らない。日本の近代の芸術家中の一流中の一流の
天才である氏は、日本の近代といふ歴史的状況のあらゆる矛盾を「痴態」と見てゐたにちがひない。そして
それによつて犠牲にされたあらゆるものを、氏はあの豊じゆんな、あでやかな言葉によつて充分に補つた。
かつてわれわれが「日本語」と呼んでゐた、あの無類に美しい、無類に微妙な言語によつて。

三島由紀夫「谷崎文学の世界」より
159吾輩は名無しである:2011/06/28(火) 12:10:42.14
三島馬鹿はどこから沸いてくるんだろう?
160吾輩は名無しである:2011/06/28(火) 14:18:14.73
>>156
「馬刺しの御自慰さんが呉れた恥女手(はじめて)のスキャンティ」
まで読んだ
161吾輩は名無しである:2011/06/28(火) 14:58:15.84
この人三島と同じ思考回路になりたいのかな?
162 忍法帖【Lv=22,xxxPT】 マグナ ◆i.K3ZM.pZo :2011/06/28(火) 15:22:32.91
チワワだろ、スルー推奨だ。本スレでもなんか知らんが牽強付会を繰り広げていた。
163吾輩は名無しである:2011/06/28(火) 15:38:27.47
なんだか御経に見えてきたw
164吾輩は名無しである:2011/06/28(火) 16:05:47.95
谷崎なんてのは芥川よりも劣るよ。まあ反抗期ぐらいの年齢だと谷崎すげぇって思うんだろ。(笑
谷崎かっこいいと思うけどなあ。
166吾輩は名無しである:2011/06/28(火) 18:01:12.77
谷崎潤一郎をムキになって否定する意味がわからない。朝鮮人なのかな?
167吾輩は名無しである:2011/06/28(火) 20:37:23.67
>>165
>谷崎かっこいいと思うけどなあ。
それは容姿的な意味で言っているのかね?
168吾輩は名無しである:2011/06/28(火) 22:14:18.91
谷崎カッコイイよ。
大人だよなあ。
169吾輩は名無しである:2011/06/28(火) 22:20:58.87
ごく若い頃の谷崎、かなり美少年だぞ
170吾輩は名無しである:2011/06/28(火) 23:06:43.41
中年になってからも、肥ってなければ、顔立ちは悪くないんだよなあ
容姿的な意味なわけないじゃん
172吾輩は名無しである:2011/06/29(水) 10:08:47.66
何で文学板って程度の低い作家批判があるんかね。
自分の好きな作家がすごいならその板で書けばいいのに。
173吾輩は名無しである:2011/06/30(木) 15:17:02.58
舟橋:僕は谷崎さんて、一生格闘したと思うんですよ。

三島:やっぱり都会人で、羞恥心が強いから格闘なんていうところ、人に見せたくないし、それで、闘っているなんて、
野暮な下品なことですから見せたくない。なるたけ負けたような顔して、そして非常に自己韜晦の成功した人だと
思いますね。世間はわりあいすなおで、「そうですか。じゃ、あなた闘ってないんでしょう」ととるんだから、
ばかですね。
(中略)
日本語というものをあそこまで代表した作家なら、偉大じゃないか。ヒューマニズムなんて西洋の輸入物なんだから、
少なくとも日本の文学伝統の上に立って、それをあそこまで、日本語のああいう美的な大構築物をつくったと
いうだけでも、偉大なんじゃないか。(中略)

舟橋:国家が弔旗を出さない、あるいは勲一等を出さないというところにもね、谷崎文学におけるヒューマニズムの
欠如があるんじゃないか、という心配が世間にはあるんだな。

三島:あるんですよ。それはみんな西洋かぶれなんですよ。いちばんみんなが判断に迷うのは、そこだろうと
思うんですね。

三島由紀夫
舟橋聖一との対談「大谷崎の芸術」より
174吾輩は名無しである:2011/06/30(木) 20:19:07.84
>>173
「大学の卒論で『谷崎の性的趣味』をまとめてみようと思います。
春琴抄の作中で春琴のトイレの世話を佐助が一切するようなくだりがありますが、
谷崎の趣味からして佐助は、春琴の尻のアナやマンコを上から拭いたと思いますか?
それとも下から拭いたと思いますか?真実を教えて下さい」

まで読んだ
175吾輩は名無しである:2011/07/01(金) 09:07:32.27
>>174
尻の穴もあそこもべろべろなめた、という初期原稿がこの前ヤフーオークションに出品されてだなry
176吾輩は名無しである:2011/07/01(金) 10:33:51.37
三島こそ西洋かぶれだよ
それを自覚できていないところが
悲劇でもあり喜劇でもある
177吾輩は名無しである:2011/07/01(金) 19:58:22.26
俺の彼女がナオミみたいな感じなんだけど‥
178吾輩は名無しである:2011/07/10(日) 10:29:43.89
(谷崎潤一郎)氏はうるさいことが大きらひで、青くさい田舎者の理論家などは寄せつけなかつた。自分を
理解しない人間を寄せつけないのは、芸術家として正しい態度である。芸術家は政治家ぢやないのだから。
私はさういふ生活のモラルを氏から教へられた感じがした。それなら氏が人当りのわるい傲岸な人かといふと、
内心は王者をも挫(ひし)ぐ気位を持つてゐたらうが、終生、下町風の腰の低さを持つてゐた人であつた。
初対面の人には、ずつと後輩でも、自分のはうから進み出て、「谷崎でございます」と深く頭を下げ、又、
自分中心のテレビ番組に人に出てもらふときには、相手がいかに後輩でも、自分から直接電話をかけて丁重に
たのんだ。秘書に電話をかけさせて出演を依頼するやうな失礼な真似は決してしなかつた。
深沢七郎氏の本の出版記念会が日劇ミュージック・ホールでひらかれたとき、私は谷崎氏の隣席でショウを見てゐた。
ショウがをはつて席を立つた私のあとから、谷崎氏が、「お忘れ物」と云ひながら、席に忘れた私のレインコートを
持つて来て下さつたのには恐縮した。

三島由紀夫「谷崎朝時代の終焉」より
179吾輩は名無しである:2011/07/10(日) 10:30:20.18
ふつうの世界なら、「おい君、忘れてるよ」と、私の肩でも叩いて注意してくれるのが関の山であらう。文士の
世界では、どんなにヒヨッコでも一応、表向きは一国一城の主として扱へ、といふ生活上のモラルも、私が
かうして氏から教はつたものであつた。
そんなに深いお附合はなかつたが、私が氏から無言の裡に受けた教へは、このやうに数多い。
それといふのも氏は大芸術家であると共に大生活人であり、芸術家としての矜持を守るために、あらゆる腰の低さと、
あらゆる冷血の印象を怖れない人だつたからだ。しかも荷風のあまりに正直な冷笑的な生き方に比べて、氏の
生き方は概括的に云つて円い印象を与へ、しかも遠くから見ると、鬱然として巨大に見えた。氏は世俗の目の
遠近法をよく知つてゐたのである。
氏は十九世紀に生れながら、むしろ十八世紀人としての器量を持つてゐたと、つねづね私は考へてゐる。その文学の
本質は、十九世紀の小説の概念だけではつかまへにくいのである。

三島由紀夫「谷崎朝時代の終焉」より
180吾輩は名無しである:2011/07/10(日) 10:30:50.79
(中略)
身も蓋もない考へといふのが、老荘思想の影響からか、日本では妙にもてはやされるが、氏は一見装飾派様式派で、
琳派の芸術の一種のやうに見えながら、その実、氏ほどその作品を通じて、身も蓋もないことを言ひつづけた人はない、
といふのが私の考へである。
それはいはば周到な礼譲に包まれた無礼な心といふ点で、氏の生活と照応してゐるが、晩年の不気味な傑作
「瘋癲老人日記」にいたるまで、氏は、人間精神が官能に必ず屈服する、といふ一つの定理をしか語つてゐない。
それは自然主義とは又ちがふのであつて、「少将滋幹の母」などにあらはれてゐる母へのあこがれの主題が、
氏の一生をつらぬいた抒情であるとするならば、氏はこのやうな抒情の根源を、幼年時の恐怖、それへの屈服、
敗北、敗北によるあでやかな芸術的開花、といふふうに、分析し、探究する。
初期の「刺青」は、その意味で、実に象徴的な作品である。

三島由紀夫「谷崎朝時代の終焉」より
181吾輩は名無しである:2011/07/10(日) 10:31:19.62
(中略)
それはまづ美へのあこがれからはじまる。刺青師は氏の抒情を担つてゐる。鋭い刃による制作がはじまる。
氏の苛酷な芸術家精神と批評精神がそこにこもつてゐる。彫り上る。そこで突然、価値の顛倒が起る。芸術品と
化した女体は、おそるべき勝利の女神になり、もう刺青師の意志の操り人形ではなくなつてしまひ、やがて
刺青師を足下に踏みにじるべき怖ろしい存在の予感をひびかせてゐる。そこに彼は、幼年期への恐怖を再び見出す。
彼はひざまづく。ひざまづくことのなかに恍惚がある。安心がある。彼は自分の作つたものの前にしか決して
ひざまづかないことを自分で知つてゐるからである。その敗北、その拝跪によつて、はじめて彼は幼年期の恐怖から
自由になり、性の根源に対して、「母」へのあこがれの抒情を寄せることもできるのである。
いささか図式的だが、この構図は、氏のほとんどの作品にあてはまるやうに思ふ。「痴人の愛」のナオミは、
新しい女の風俗的典型のやうに読み誤られたが、実は純然たる氏の頭脳の所産であつた。

三島由紀夫「谷崎朝時代の終焉」より
182吾輩は名無しである:2011/07/10(日) 10:31:51.75
作家といふものは、複雑精妙な機械装置を持つ必要はない。石でも木でも刻める、一本の強力なノミを持てばよい。
それは職人芸などといふ考へとは別物で、言葉の芸術では、言葉に一つの強力な統制原理を与へることが何よりも
必要なのである。
谷崎氏ほどそれを徹底的にやつた作家は稀であり、女体を彫ることに集中された言葉や文体は、それ自体次第に、
女体そのもののやうに曲線美や丸みを帯びてゐた。そこまで行つたものだけが作家の「思想」と呼ぶにふさはしく、
谷崎氏は思想的な作家だつたと云つて、少しもまちがひではない。
しかし晩年の「鍵」や「瘋癲老人日記」では、つひに氏の言葉や文体が、肉体をすら脱ぎ捨てて、裸の思想として
露呈して来たやうに思はれ、そこにあらはに示された氏の人間認識の苛酷さも、極点に達してゐた。
氏の死によつて、日本文学は確実に一時代を終つた。氏の二十歳から今日までの六十年間は、後世、「谷崎朝文学」
として概括されても、ふしぎはないと思はれる。

三島由紀夫「谷崎朝時代の終焉」より
183吾輩は名無しである:2011/07/11(月) 20:23:07.83
>>178
「今年で70歳になる♂です。三島由紀夫と石原慎太郎を作品・政治的主張共に支持しています。
未だに童貞です。『太陽の季節』を若い頃愛読し、大学生の頃にはオナニーの最中に勃起した
ペニスで障子に穴を開ける神業を自分もしていましたが、歳を取った今、どんな成人映画を
見ても全くペニスが硬くなりません。どうすれば私のチンポは若返るでしょうか?
2ちゃんねるの皆さん、哀れな老人にアドバイスをください」

まで読んだぜ
184吾輩は名無しである:2011/07/11(月) 23:03:25.50
>>183
ツマンネ
185吾輩は名無しである:2011/07/18(月) 16:27:40.31
陰翳礼讃おもしろい
186吾輩は名無しである:2011/07/23(土) 22:38:35.77
ナオミの服装の変化の描写からみた生き方みたいな論文しりませんか?
187吾輩は名無しである:2011/07/23(土) 23:33:43.49
卒論が痴人の愛だったけれど、見かけなかったように思うな。
188吾輩は名無しである:2011/07/24(日) 01:30:37.38
>>187そうですか、、、
ありがとうございます
189吾輩は名無しである:2011/07/24(日) 01:39:23.28
190吾輩は名無しである:2011/07/24(日) 09:24:57.04
『痴人の愛』
佐藤浩市と志田未来の組み合わせで映画化してほしい!
191吾輩は名無しである:2011/07/24(日) 09:35:54.10
>>188
ただ、力の限りを尽くしての調査というほどのものではないし、学士卒論なので悪しからず。いい論文あるといいですね。論文がなければ、めっけもんですよ!当時の風俗調べて、自分で書くだけでいいんですから。
192吾輩は名無しである:2011/07/24(日) 12:14:32.86
>>191
当時の風俗ですか!
ナオミの服装が派手になる程、性格も派手になっていく、
それを創り上げたのは西洋人の様にしたかった譲治が原因とか考えてました

ナオミの服装ばっか追って詰まってたので良かったです
193吾輩は名無しである:2011/07/24(日) 12:20:33.39
ナオミが志田未来か〜。もうちょっとバタ臭い方がよくない?
でも髪型とか眉とかでかなり変わっていく様子は出るかな。
譲治ももうちょっとダサめの方が良さそう。
194吾輩は名無しである:2011/07/24(日) 12:31:57.33
>>192
後は、谷崎の他の作品に登場する人物の服装を追ってみてもヒントがあるかもしれませんね。和風、洋風を意識して作品描いているので。
面白い論文になるといいですね〜。
195吾輩は名無しである:2011/07/24(日) 14:54:44.45
>>194
なるほど!
ありがとうございます
196吾輩は名無しである:2011/07/27(水) 06:06:08.39
ブルトンにランボーを思わせるようなところがあったと誰かがいってた木がしますが誰でしたっけ?
ランボーのイリュミナスィオンの錯乱ぎみの表現と、ブルトンの溶ける魚のエクリチュールオートマティックで生まれたイメージにはそういう部分があるのかね?
197吾輩は名無しである:2011/07/27(水) 11:32:44.36
>>196
谷崎本人か谷崎の研究者がそんなこと言ったの?
それとも、単なるシュルレアリスムスレの誤爆?
198吾輩は名無しである:2011/08/14(日) 21:36:39.13
>>190何かちょっと興奮した
199吾輩は名無しである:2011/08/15(月) 16:14:03.82
谷崎の作品って女性には余り人気ないのかな?
200ニッパ椰子 ◆qJa0bYv/qk :2011/08/15(月) 16:18:07.06
学部では結構好きな人いましたよ。
201吾輩は名無しである:2011/08/15(月) 17:53:59.17
うちの妹が谷崎好きだわ
202吾輩は名無しである:2011/08/15(月) 18:12:00.66
『母を恋ふる記』、『不幸な母の話』は是非読んで欲しい
203吾輩は名無しである:2011/08/16(火) 16:39:09.86
>>199
好きです。
男性特有のフェチシズムみたいなのが、面白いw
204吾輩は名無しである:2011/08/17(水) 22:20:45.12
谷崎はいいな〜。どこまでも性愛に拘る人間の心理を恐ろしく巧みに描いている。
少将滋幹の母、大納言国経が思わず自慢の妻を差し出した場面、すごいよ。
それから細雪の姉妹が爪を切っている場面でさりげなく足を隠すのは、なんと
エロチックなのだ!これからももっと読んでみたい。谷崎の作品集が欲しいので
すが、註のついたので良いのがあれば教えて下さい。

205吾輩は名無しである:2011/08/18(木) 13:09:48.11
>>199
好きだよ。変態カップルは見てて面白い
206吾輩は名無しである:2011/08/19(金) 22:36:22.45
>>199
嫌いです
面白いと思う作品を読んでいる時と同じぐらいの
物凄い速さで読み終わりましたけどw
207v(・x・)v鈴木雄介 ◆JSPf4VvHXo :2011/08/22(月) 14:03:51.92
こんど谷崎読書会やるよー。

【ケンカ乱闘】読書会スレ7【なんでもあり】
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/book/1312460718/
208吾輩は名無しである:2011/08/25(木) 17:54:20.54
痴人の愛、卍、蓼喰ふ蟲、吉野葛、盲目物語、武州公秘話、蘆刈、春琴抄、猫と庄造と二人のをんな、細雪、少将滋幹の母、鍵、夢の浮橋、瘋癲老人日記

陰翳禮讃、文章読本
209吾輩は名無しである:2011/09/06(火) 03:35:43.50
学生時代に読んだ卍を再読中

いいな…関西弁
210吾輩は名無しである:2011/09/07(水) 23:50:20.13
しかるに、谷崎も志賀とは違った意味で、恥知らずなまでの自信をもっていた。彼にとって、「大
正的なもの」、つまり適度に内面的で、教養主義的、人格主義的な傾向はたんに唾棄すべきものであった。
211吾輩は名無しである:2011/09/08(木) 00:07:52.14
そうも言い切れない。のが文豪作品。
212吾輩は名無しである:2011/09/14(水) 14:04:53.76
>>208
卍を読んだせいで、もし阪神間に住めるなら芦屋川や夙川よりも
香枦園に住んでみたいと憧憬を抱くようになったわ。

香枦園浜の望める寝室で女性が同性愛に耽っているだなんて、
想像するだけで萌えてくるw
213吾輩は名無しである:2011/09/15(木) 22:32:19.08


【文芸】谷崎潤一郎、1960年ノーベル文学賞最終候補の1人だった
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1316047602/


214v(・x・)v鈴木雄介 ◆JSPf4VvHXo :2011/09/16(金) 13:16:57.35
1 名前:宵宮祭φ ★ :2011/09/15(木) 09:46:42.81 ID:???0
谷崎潤一郎“ノーベル賞最終候補”

「細雪」などの作品で知られる大正・昭和期の作家、谷崎潤一郎が、1960年のノーベル文学賞の
最終選考で受賞候補の1人に残っていたことが明らかになりました。

これは、NHKが行ったノーベル賞の選考資料の公開請求に対して、文学賞を選ぶスウェーデンの
学術団体「スウェーデン・アカデミー」が14日、開示したものです。開示された1960年当時の
選考資料には、最終選考の対象となる5人の作家の中に、大正・昭和期を代表する日本の谷崎潤一郎が
含まれていました。また、詩集「第三の神話」などで知られる、詩人で英文学者の西脇順三郎も、
最終選考には残らなかったものの、この年の候補の1人になっていたことも明らかになりました。
谷崎は、「細雪」や「春琴抄」などの作品で知られ、最終選考を行ったアカデミーの選考委員は
「『細雪』のテーマや物語は現代的で斬新であり、興味深い」と谷崎の作品を高く評価する一方で、
「ほかの欧米の候補と比べると少し表現力が落ちるようだ」などと結論づけていました。
谷崎潤一郎は、ノーベル賞を受賞できないまま1965年に死亡し、その3年後、川端康成が
日本人初の受賞者となっています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110915/k10015612181000.html
215吾輩は名無しである:2011/09/19(月) 12:59:17.55
216吾輩は名無しである:2011/09/19(月) 20:23:10.16
新潮文庫はどうも好きになれ無い。
副詞を平仮名に等文部省如きの方針に迎合して谷崎の作品迄改竄している。
彼は平仮名と漢字のバランス等に気を配って書いていたと謂うのに。
彼の芸術に対する冒涜とも取れる行為だと思う。
中公文庫が何処迄弄っているか知らないが。
217吾輩は名無しである:2011/09/19(月) 21:00:34.83
文庫はそんなもんですよ
218吾輩は名無しである:2011/09/23(金) 15:56:46.35
ナオミみたいになりたくて。
一生懸命知らないおじさんに生命を委ねました
219吾輩は名無しである:2011/09/24(土) 01:21:17.54
そういえば「谷崎潤一郎と異国の言語」という名著があったな
あれはそう、野崎歓大先生の御著書であった
220吾輩は名無しである:2011/09/24(土) 08:26:34.68
当方30代。今、細雪読み直してる。
20代で読んだ時より一つ一つの情景やエピソードが
意義深くてしみじみと感じられるようになった。

その代わり、昔は最高に可愛らしいと思ってた雪子の
煮え切らない癖に変な所で頑固な性格に違和感を感じるようになった。
221吾輩は名無しである:2011/09/27(火) 23:41:07.56
花菱アチャコと浪花千栄子のラジオドラマ『お父さんはお人好し』を聞いて育った原発40km地点住民。

細雪の大阪弁(船場)たまらない、
---------------------------------------
「サラリーマンやねん、MB化学工業会社の社員やて。」
「なんぼぐらいもろてるのん。」
「月給が百七八十円、ボーナス入れて二百五十円ぐらいになるねん。」
「MB化学工業云うたら、仏蘭西系の会社やねんなあ。」
「そうやわ。よう知ってるなあ、こいさん。」
「知ってるわ、そんなこと。」
一番年下の妙子は、二人の姉のどちらよりもそう云うことには明るかった。
そして案外世間を知らない姉達を、そう云う点ではいくらか甘く見てもいて、
まるで自分が年嵩のような口のきき方をするのである。
------------------------------------------
市川崑監督の映画で佐久間良子、伊丹十三の大阪弁はいいと思った。
いい大阪弁のサイトとか朗読を探しているのだが、
「『上方落語』に残っているぐらいで、現在では期待できない」といわれたこともある。
222吾輩は名無しである:2011/09/29(木) 14:23:13.48
【裁判】 谷崎潤一郎の小説「細雪」にも登場する老舗料亭「播半」跡地 西宮市のマンション開発許可は合法…神戸地裁 
1 :うしうしタイフーンφ ★:2011/09/29(木) 11:42:18.70 ID:???0

★西宮「播半」跡地 市の開発許可は合法 神戸地裁 

 西宮市甲陽園東山町の老舗料亭「播半」跡地のマンション建設計画をめぐり、
防災対策が不十分だとして、周辺住民らが西宮市に開発許可の取り消しなどを求めた
住民訴訟の判決で、神戸地裁は28日、請求を棄却した。

 播半は谷崎潤一郎の小説「細雪」にも登場し、文化人や財界人が多く訪れたが、経営が悪化し2005年に廃業。
跡地は売却され、大阪の不動産業者が谷を埋めて水路を付け替えるなどし、
約2万平方メートルの敷地に地上5階、地下1階の3棟(計232戸)を建設する計画を進めている。
既に建物は解体され、造成工事が行われている。

 原告側は、開発予定地に断層があり、一部が土砂災害警戒区域に指定されているなどとして
「地盤や(付け替え後の)水路の安全性の検討が不十分で、開発許可は違法」と主張。
これに対し、栂村明剛裁判長は「断層は計画の審査基準とされていない。
排水や地滑り対策工事なども規定に適合し、都市計画法などの基準を満たしている」と訴えを退けた。
また、原告のうち8人は「地滑りなどで被害が及ぶと想定される範囲に居住していない」として訴えを却下した。

223吾輩は名無しである:2011/10/03(月) 22:18:55.19
谷崎訳の源氏物語いまから読む
224吾輩は名無しである:2011/10/07(金) 10:03:11.94
谷崎で卒論を書こうと思うがどこに焦点をあてていいのかがわからない
225吾輩は名無しである:2011/10/07(金) 19:10:41.25
>>224
私は読解力も記憶力も他の人よりも劣るように自覚している。
それでも高校時代から谷崎が好きで、源氏物語を除いては全部読んでいると思う。
源氏物語は与謝野晶子訳で読破してから谷崎訳で少し読んでみたので、
谷崎源氏についてもイメージ的には理解できていると思っている。

さて谷崎感であるが、谷崎は小説家として、魔力を秘めた強いものそのほとんどが
健康な性の問題であるが、それを突き詰めて繰り返し繰り返し書きたかった、ただ書きたかった。
科学技術の研究者の中には研究それ自体に喜びを感じ論文発表だとか特許だとは製品化だとかに
無関心の傾向の人がありそうであるが、谷崎もそんなような心境ではなかったのか。
『刺青』の主人公や『修善寺物語』の主人公や挿絵を担当した棟方志功を谷崎に重ね合わせてしまう。

そう考えると以下の事柄がさもありなんと納得できる。

貧乏時代に平気で他人の世話になったり、多くは夏目漱石とかのグループに入ったり師事したりする中で
独立独歩でいたり、作者仲間でもどちらかというと孤高であったり、文壇での活動がほとんどなかったり、
他方では膨大な源氏物語の訳にこだわったり、戦時中に軍部からの干渉の中で細雪を書き続けていたり、
かといって前生涯を通じて政治的な発言などは一切していない。
『戦いに敗れし国も春なれや四条五条の街の賑わい』、谷崎のこころもちがよく理解できるように思う。
こともあろうに夏目漱石の作品批判も読んだことがあるが、これも傲慢だとかではなく、素直に受け入れることができる。

谷崎が亡くなってから川端康成がノーベルをもらっているが、
川端康成がノーベルをもらって存命中の谷崎がノーベルをもらえなくとも谷崎はほとんど気にならずにせっせと小説を
書いていたであろう。

谷崎の文体だとか内容の変遷だとかの記事はよく読むが、
谷崎の特徴は何といっても、小説家としての芸術家としての姿勢だろうと思う、この点を抉り出してくれる人が現れないだろうか。
226吾輩は名無しである :2011/10/15(土) 01:15:40.79
春琴抄読んだけどとにかく素晴らしいSM小説だった
あと佐助が
「目の見えるお師匠様は不完全だろうから好きにならなかったと思う」
「お師匠様!私も盲になりました!」って所で基地外っぷりに感動したw
でも佐助どん可愛すぎる…
一番エロかったのは
「盲人同士で体を洗うとき梅の樹を撫でさするように洗うのだろう」ってとこ
もう鼻血出そう
個人的には佐助はオードリー春日、春琴は夏焼雅ちゃんのイメージで
227吾輩は名無しである:2011/10/16(日) 18:33:24.08
>>226
異様に鳩胸な佐助どんなんてイヤでござる…

陰翳礼讚読んだ。
なんか本当に谷崎さんの美意識の繊細さ崇高さすげぇ。
言われてみればそうなのだろうなと思うことはあるけれど
こんな現代に生きてる自分には到底及ぶことのできない思考だ。
とりあえず羊羹食うときは部屋を暗くしてみようと思った。
228吾輩は名無しである:2011/10/22(土) 05:54:14.06
関西限定、しかもチラ裏でスマソ

さっきNHKをつけたら「関西想い出シアター」って番組で昔の吉野山の紀行が
再放送されていて、そこで「吉野葛」に出てくる初音の鼓の実物が少し映ってた。
見た感じが作中の描写と殆ど同じで、これが谷崎が見たものなんだなと感心したわ
229吾輩は名無しである:2011/10/25(火) 02:55:02.04
谷崎潤一郎賞受賞「半島へ」
早くも絶版でレビューなし。
230吾輩は名無しである:2011/12/04(日) 23:10:30.03
『細雪』で一番魅力的なのは、「丸出し」のお春どん。
231吾輩は名無しである:2011/12/05(月) 19:54:31.60
>>230
でもお風呂入らないんだよ?
232吾輩は名無しである:2011/12/06(火) 21:57:18.79
お春どんって、モデルがいるんでしょ。
「丸出し」とか「不潔」とか、あんな風に書かれてちょっとかわいそう。
でも、作中のお春どんそのままのような人なら、気にしないかも。
233吾輩は名無しである:2011/12/07(水) 13:44:42.87
『明暗』が痔で始まるのにも驚いたが、『細雪』が下痢で終わるのにはぶっ飛んだ。
こんな文学作品、古今東西見渡して、他にあるか?
234吾輩は名無しである:2011/12/09(金) 20:56:15.94
>>233
そんなこと言ってたら春琴抄の

「お師匠様は厠から出ていらしっても手をお洗いになったことが
なかったなぜなら用をお足しになるのに御自分の手は一遍も・・・」

の箇所は想像するだけで萌えすぎて悶絶死するレベルw
235吾輩は名無しである:2011/12/10(土) 03:39:12.96
春琴抄は完成されすぎている
236吾輩は名無しである:2011/12/15(木) 12:29:17.36
八十年の生涯を通じて、(谷崎)氏がほとんど自己の資質を見誤らなかつたといふことはおどろくべきことである。
横光利一氏のやうに、すぐれた才能と感受性に恵まれながら、自己の資質を何度か見誤つた作家のかたはらに置くと、
谷崎氏の明敏は、ほとんど神のやうに見える。
もし天才といふ言葉を、芸術的完成のみを基準にして定義するなら、「決して自己の資質を見誤らず、それを
信じつづけることのできる人」と定義できるであらうが、実は、この定義には循環論法が含まれてゐる。といふのは
それは、「天才とは自ら天才なりと信じ得る人である」といふのと同じことになつてしまふからである。コクトオが
面白いことを言つてゐる。「ヴィクトル・ユーゴオは、自分をヴィクトル・ユーゴオと信じた狂人だつた」
初期の作品「神童」(大正五年)において、谷崎氏はすでに、あらゆる知的教養に対する不信を表明したが、
この発見こそ、氏の思想の中軸をなすものの発見だつた。それは同時に、自己の資質の発見とそのマニフェストであつた。

三島由紀夫「谷崎潤一郎について」より
237吾輩は名無しである:2011/12/15(木) 12:29:40.75
(中略)
氏は、自由の根拠にエロスを持つて来た。自分が縛られないといふことの根拠に、最も協力に自分が縛られるものを
持つて来た。ここに於て、断念すなはち自由の放棄と、解放すなはち自由の獲得とは、終局的に同一の意味を持ち、
かたがた、芸術制作上の倫理ともなるのである。芸術制作における言葉と文体の厳格性において、氏は稀に見る
精進を生涯つづけた。
エロス自体の性質といふものもある。サディスティックなエロスは批評に向いてゐるが、マゾヒスティックな
エロスは、つるつるした芸術的磨き上げに適してゐる。そして前者は束縛を厭うて形式を破壊し、感受性を
涸渇させる危険があるけれど、後者は愛する対象による束縛を愛して、感受性の永遠の潤沢を保障しうる。
理想的な作家は両者の混淆にあるのだらうが、どちらかに偏するなら、後者に偏したはうがいい。それにしても
谷崎氏のエロスの傾向は、前述の自由の問題の解決にもつとも好都合のものであつた。自己批評の達人であつた氏が、
このやうな自己の資質を、芸術制作に十二分に利用しなかつた筈はないのである。

三島由紀夫「谷崎潤一郎について」より
238吾輩は名無しである:2011/12/15(木) 12:30:10.29
(中略)
鬼子母神は、子をとらへて喰ふ罪業を拭はれて、大慈母となるのであるが、氏のエロスの本質を探つてゆくと、
この鬼子母神的なものにめぐり当る。(中略)女性とは、氏にとつて、このやうなダブル・イメーヂを持ち、
慈母としての女性の崇高な一面は、亡き母に投影され、一方、鬼子母的な一面は、ナオミズムの名で有名な
「痴人の愛」の女主人公に代表されるのであるが、後者ですら、その放埒なエゴイズムと肉体美が、何か崇高な
ものとして崇拝の対象になつてゐる。そして、女性のこの二つの像が、最晩年の「瘋癲老人日記」の主人公の
極楽往生の幻想のうちに、見事に統一されてゐると考へられる。
前者の女性像を中心とした「刺青」「春琴抄」「鍵」と、後者、すなはち母のイメーヂを中心とした「母を恋ふる記」
「少将滋幹の母」の、二系列のうち、谷崎文学を語るときに、後者の系列も決して無視することはできない。

三島由紀夫「谷崎潤一郎について」より
239吾輩は名無しである:2011/12/15(木) 12:30:49.42
なぜならそこでは、女性に対するもつとも浄化された愛が唱ひ上げられ、通例の意味の恋愛小説といふ点では、
却つてこの系列のはうが恋愛小説らしいからである。しかし、それでは慈母の像に全くエロスの影が認められぬかと
いふと、さうとは云へないところが谷崎的である。ただ、母のエロス的顕現は、意識的な欲望の対象としてではなく、
無意識の、未文化の、未知へのあこがれといふ形でとらへられるので、そのとき主体は子供でなくてはならない。
(中略)
かういふ母性への醇化された憧れに、たまたま肉慾がまじつて来ると、忽ち相手の女性は転身して、「刺青」や
「春琴抄」の女主人公のやうな、美しい肉体のうちに一種の暗い意地悪な魔性を宿した、谷崎文学独特の女に
なつて来るところが面白い。しかし、仔細に見ると、これらの女性の悪は、女性が本来持つてゐる悪といふよりは、
男によつて要請され賦与された悪であり、ともすると、その悪とは、「男性の肉慾の投影」にすぎないのでは
ないかと思はれるのである。

三島由紀夫「谷崎潤一郎」より
240吾輩は名無しである:2011/12/15(木) 12:31:27.06
これを更につきつめると、(おそらく考へ過ぎの感を免かれまいが)、谷崎文学は見かけほど官能性の全的是認と
解放の文学でなく、谷崎氏の無意識の深所では、なほ古いストイックな心情が生きのびてゐて、それがすべての
肉慾を悪と見なし、その悪を、肉慾の対象である女の性格に投影させ、それによつて女をして、不必要に意地悪、
不必要に残酷たらしめ、以て主体たる男の肉慾の自罰の欲求を果さしめるといふメカニズムが働いてゐるやうに
さへ思はれる。すべてはこのメカニズムを円滑に運用し、所期の目的たる自罰を成功させるために、仕組まれた
ドラマではないのか? 女は単なるこのドラマの道具ではないのか?
しかし、道具であればあるほど、いよいよ美しく、いよいよ崇拝の対象であるべきで、少くともそのドラマの上では、
氏は女の肉体を崇拝することによつて、自分の肉慾を、自分の悪を崇拝し、以て「神童」の主題に対する永遠の
忠実を誓ふことになる。この悪へのアンビヴァレンツは、官能美を浄化された「母へのあこがれ」の世界では、
決して出現することがない。

三島由紀夫「谷崎潤一郎」より
241吾輩は名無しである:2011/12/15(木) 12:37:22.78
(中略)
「春琴抄」における佐助が自らの目を刺す行為は、微妙に「去勢」を暗示してゐるが、はじめから性の三昧境は、
そのやうな絶対的不能の愛の拝跪の裡に夢みられてゐた傾きがある。それなら老いは、それほど悲劇的な事態ではなく、
むしろ老い=死=ニルヴァナにこそ、性の三昧境への接近の道程があつたと考へられる。小説家としての谷崎氏の
長寿は、まことに芸術的必然性のある長寿であつた。この神童ははじめから、知的極北における夭折への道と、
反対の道を歩きだしてゐたからである。
(中略)
氏のエロス構造においては、性愛の主体は、おのれの目を突き、肉体をゼロへ近づければ近づけるほど、陶酔と
恍惚も増し、対象の美と豊盈と無情もいや増すのだつた。言ひかへれば、性愛の主体が、肉体を捨てて、性愛の
観念そのものに化身すればするほど、現前する美の純粋性は高まるのだつた。晩年の作品「鍵」にあらはれた
老いの主題は、佐助の行為の自然な延長線上にある。

三島由紀夫「谷崎潤一郎について」より
242吾輩は名無しである:2011/12/15(木) 12:37:52.21
そして「瘋癩老人日記」において、この主題は絶頂に至るのであり、肉慾は仏足石の夢想の恍惚のうちに死へ
参入し、肉体は医師の冷厳な分析の下にゼロに立ちいたる。あの小説の結末の医師の記録を蛇足と考へる人は、
氏の肉体観念について誤解をしてゐるやうに思はれる。
女体を崇拝し、女の我儘を崇拝し、その反知性的な要素のすべてを崇拝することは、実は微妙に侮蔑と結びついてゐる。
氏の文学ほど、婦人解放の思想から遠いものはないのである。氏はもちろん婦人解放を否定する者ではない。
しかし氏にとつての関心は、婦人解放の結果、発達し、いきいきとした美をそなへるにいたつた女体だけだ。
エロスの言葉では、おそらく崇拝と侮蔑は同義語なのであらう。しかし氏の場合、この侮蔑の根拠である氏自身の
矜持は、いかなる性質のものであらうか。それは知的人間、見る人間、非肉体の矜りであらうか。それともただ、
男の矜りなのか。あるひは又、天才の矜りなのであらうか。

三島由紀夫「谷崎潤一郎について」より
243吾輩は名無しである:2011/12/15(木) 12:45:14.27
(中略)
ここ(「蓼喰ふ虫」)には、性的関心がたとへ侮蔑と崇拝のアンビヴァレンツをゆれうごいてゐるとしても、
ひとたび性的無関心にとらはれたときの男は、どのやうな冷酷さに到達しうるかといふ見本がある。(中略)
世界の何ものも、このやうな性的冷淡の地獄に比べれば、歓びならぬものはなく、お祭ならぬものはない。
どうしても女は、谷崎氏にあの侮蔑と崇拝のドラマを作らせる要因として、活き、動き、笑つてゐなければならない。
さうでなければ、女一般などは何の意味もないのである。
女ならどんな女でも、そこに微妙な女性的世界を発見して、喜び、たのしんだ室生犀星のやうな作家に比較すると、
谷崎氏は決して、いはゆる女好きの作家ではない。一般的抽象的な女、かつ女一般、女全体は、氏に何ものも
夢みさせはしないし、女がただ女なるが故に、氏の幻想を培ふのではない。氏にとつては、女はあくまで、氏の好みに従つて美しく、
極度に性的関心を喚起しなければならず、そのとき正に、その女をめぐるあらゆるものがフェティッシュな光輝に
みちあふれ、そこに浄土を実現するのだ。

三島由紀夫「谷崎潤一郎について」やり
244吾輩は名無しである:2011/12/15(木) 12:45:40.31
谷崎氏は日本古典を愛しつつ、一方、小説家として少しも旧慣にとらはれない天才であつた。この相反するかの
ごとく見える二つの特性は、日本の近代文学史の歪みの是正にもつとも役立つた。なぜなら日本の近代小説は、
日本古典の流れを汲まず、一方、自分たちのこしらへた奇妙な「近代的旧慣」のとりこになつてゐたからである。
私は問題の所在は、簡単に云へば、日本の近代小説における過度の「リアリティー」の要請にあつたと考へる者である。
いふまでもなく小説は、たとへ幻想小説であれ、その根底に「まことらしさ」の要請を負つたジャンルである。しかし、
「真清水は、ただ清水也。まことの清水といふ心也」(正徹物語)
といふやうな、中世の簡明な芸術理念は忘れ去られ、私小説的芸術理念は、この芸術上の約束にすぎぬ
「まことらしさ」を踏み越えて、ほとんど立証不可能であつてしかも説得的なもの、といふ領域に踏み入つたのである。

三島由紀夫「谷崎潤一郎頌」より
245吾輩は名無しである:2011/12/15(木) 12:46:06.58
日本人の莫迦正直が、西欧の自然主義リアリズムを過度に信奉して、これを俳諧や随筆文学のスポンタニーイティの
美学と結びつけて、つひには小説の「まことらしさ」を、「一定の現実に生起した事実のもたらす主観的信憑性」
といふ窄い檻に押し込めてしまつた。その果てに一種の詩を招来したことは、なるほど私小説の功績だが、一方、
日本の小説は、体験主義に縛られつつ、「まことらしさ」の苛酷にすぎる要請を背負はされることになつた。
谷崎氏はこれを打破したのである。これを打破するのに、氏は四つの強力な武器を持つてゐた。すなはち、観念、
官能、写実、文章の四つである。
(中略)写実は、氏が源氏物語から学んだ世界包括性を持つた技術であつて、(「細雪」の洪水のシーンを見よ)、
それを氏はひたすら文章の練磨によつて支へた。氏の言葉は、「この世にありえぬやうな真実(ヴェリテ)」へ
向けられたが、(一例が「春琴抄」)、何らそれはバロック的誇張ではなく、氏が「見捨てられた真実」に一生
忠実を誓つたことにすぎない。

三島由紀夫「谷崎潤一郎頌」より
246v(・x・)vピース ◆JSPf4VvHXo :2011/12/15(木) 13:10:59.22
三島っていい批評文書くんですけどなんか心がこもってない感じがするんですよ。
247v(・x・)vピース ◆JSPf4VvHXo :2011/12/15(木) 13:12:05.47
勤勉励苦の果てに死ぬんですよ
248v(・x・)vピース ◆JSPf4VvHXo :2011/12/15(木) 13:12:49.52
つーか金閣寺すら読んだ事ないんですけど
249吾輩は名無しである:2011/12/15(木) 18:44:36.58
>>236-245
「ブックオフではない場末の古本屋で『薔薇刑』という本を買ったのですが、
部分的にページがくっついてそこだけパリパリに白く乾いています。
これ、なんですか?」


まで読んだ
250吾輩は名無しである:2011/12/19(月) 00:06:58.52
ツマラン
251吾輩は名無しである:2012/01/01(日) 23:08:31.50
天才だろ
252大名 ◆VDqGX/DVcQ :2012/01/01(日) 23:10:42.68
また関西土人種だ。ゲスは一匹のこらず処分しろ。何をしてもいい
253v(・x・)vピース ◆JSPf4VvHXo :2012/01/02(月) 11:17:47.71
いちいちコテ変えんじゃねえよ鈴木雄介。だからお前はダメなんだ。
254吾輩は名無しである:2012/01/06(金) 22:56:52.61
春琴ってたぶん、辻井信行みたいな見た目だと思う
255吾輩は名無しである:2012/01/07(土) 00:04:41.26
また村上春樹児童ポルノ頒布罪人が成り済まし犯罪してる。死ねばいいのに。
なんで全世界的に殺されたりしないんだろう、星中で非行しかしなかった福島いじめの村上春樹ポルノ業者には害しかないのに
息を吸うのも吐くのも害。死ねばいいよ。今すぐ。それ以外はすべて悪い。

なに児童にアダルトビデオ小説売ってるんだよこのカス女。生きている間悪さしか働かないのに息するんじゃないよ。
児童ポルノ頒布で銭かきあつめるしかできないゴキブリ女。すべて悪い。命そのものが害。生まれてこなければ良かったのに
児童ポルノ業者村上春樹犯罪者。なんで殺されたりしないのかがフシギ。
http://25.media.tumblr.com/tumblr_lslqs5vk3V1qjd1kgo1_500.jpg ←このゴキブリ人種が未青年との性交小説を青少年向けに販売してる。
みんな、自分の子孫を村上春樹児童ポルノ犯罪者に強姦されて売り飛ばされて平気なのか? マジでキチガイの国だな
国が国なら惨殺されてると思うよ、イラクとかイランなら。その方がいいと思う。
村上春樹児童ポルノ業者はマジで害毒以外なにもない。100%害。1銭も得も徳もない。殺された方がマシ。無宗教の蛮種
息をさせるだけ地球に迷惑であり、害毒。エイズ散布の元凶=ノルウェイ乱交ポルノ販売業。死ねばいいのに村上春樹犯罪者

また村上春樹覚醒剤ゴキブリが成り済まし犯罪している。

256吾輩は名無しである:2012/01/12(木) 22:04:33.72
『異端者の悲しみ』は共感を覚える部分が必ずあるからぜひ読むといいと言われて『刺青・秘密』を通して読んだ
主人公に全く感情移入できないし同情も湧かない
「この時代にネットがあったらこいつ天下一無職会でかなりいいセン行けんじゃね?www」とまで思う始末
同時収録の他のはとても良いのに

『細雪』は好き
257吾輩は名無しである:2012/01/12(木) 22:19:25.76
三島がさる劇場での谷崎との出合いを、谷崎の謙虚な人柄を
語るエピソードにするのは良いが、それによって、三島自身が如何に
当時の大家・谷崎に重んじられていたことをさりげなく語っているのも
三島の俗物性をいかんなく物語ってるよなw
258吾輩は名無しである:2012/01/12(木) 22:24:05.76
尊敬してる人に重んじられたら誰でもうれしいわ。
259吾輩は名無しである:2012/01/12(木) 23:03:22.84
異端者〜は意図せざるコントみたいで笑えるんだよ。
260v(・x・)vピース ◆JSPf4VvHXo :2012/01/13(金) 15:42:37.83
重んじられたって、コート忘れましたよって届けてくれただけじゃなかった?単なる親切な人じゃん。でもさりげない親切ってかっこいいよね。
261吾輩は名無しである:2012/01/26(木) 12:42:12.13
「細雪」が好き
他の作品もすごいけど強烈すぎて消化不良を起こしちゃいそうなので。

細雪のお寿司屋さんのシーンが好き あんなにおいしそうな食べ物の
表現ってない。 目の前にピクピク動く海老が浮かんでくる
あの寿司屋に行きたい
262吾輩は名無しである:2012/01/27(金) 13:31:33.79
今月のオール読物の丸谷才一の連載で

谷崎のベスト3に蓼喰う虫、卍、猫と庄三〜、を選んでいたね。
263吾輩は名無しである:2012/02/04(土) 14:36:58.43
なんで卍?

丸谷は「完本 日本語のために」で「標準語で書け」って言ってたじゃん
264吾輩は名無しである:2012/02/06(月) 19:04:22.43
うほっ!美食倶楽部
265v(・x・)vピース ◆JSPf4VvHXo :2012/02/07(火) 14:35:59.22
ウホッ男色倶楽部
266吾輩は名無しである:2012/02/11(土) 21:59:15.03
谷崎潤一郎好きな男性はマゾ多い?
267v(・x・)vピース ◆JSPf4VvHXo :2012/02/12(日) 09:06:37.69
別にそんな事もないんじゃないの。
268吾輩は名無しである:2012/02/12(日) 23:49:36.25
ピースさんって谷崎好きなの?
269v(・x・)vピース ◆JSPf4VvHXo :2012/02/13(月) 12:59:04.78
好きですよ
270吾輩は名無しである:2012/02/28(火) 22:19:47.26
盲目物語を読んでいるんですが
「れうぢ」という言葉が調べてもでてきません。
マッサージって意味ですか??( ; ; )
271吾輩は名無しである:2012/02/28(火) 22:22:27.01
あっ、療治かなあ!?
ごめんなさい!
272吾輩は名無しである:2012/03/06(火) 22:56:45.07
もう一度細雪読んどくか
273吾輩は名無しである:2012/03/06(火) 23:49:23.95
カタカナで書いてあるのは勘弁してくれ
274吾輩は名無しである:2012/03/07(水) 00:01:43.81
>>272
細雪の洪水の場面は圧巻だったね
275吾輩は名無しである:2012/03/07(水) 00:22:08.17
雪子のにえきらない態度には、ちょっとイライラさせられた。
276吾輩は名無しである:2012/03/10(土) 00:33:27.07
神童についてはみんなどう思ってるの?
277吾輩は名無しである :2012/03/11(日) 00:15:37.02
今「卍」読み終わったけど
読み始めは可愛い雰囲気でおっとり入って
「エスなのねお二人は」とロマンチックな気分になってたら
ポロポロっと夫の死や愛人の死と暗い要素が出てきて
後半は全員マジキチに…
これはもはやホラーですな
光子さんに比べたらナオミちゃんなんか可愛いもんだw
278吾輩は名無しである:2012/03/11(日) 12:12:42.53
春琴抄と瘋癲老人日記は古今東西傑作小説ベスト100の
常連であっても不思議ではない神レベル。

出版社は正当な文化財の宣伝の義務をしっかり果たせよ。
279吾輩は名無しである:2012/03/12(月) 14:37:50.62
『二人の稚児』って最後どう解釈すればいいのかわからないわ・・・・
280吾輩は名無しである:2012/03/12(月) 16:40:02.26
大谷崎
281吾輩は名無しである:2012/03/12(月) 21:48:54.52
Oh!Tanizaki
282吾輩は名無しである:2012/04/03(火) 20:18:44.41
>>5
神戸旅行中(オリエンタルホテルに一泊)で有馬温泉など観光しながらで上巻ALLと中巻三分の二。
旅行後一週間でまだ中巻半分あたり。。
283吾輩は名無しである:2012/04/03(火) 20:21:16.23
282
早く死ねばいいのに
284吾輩は名無しである:2012/04/03(火) 20:29:58.37
ははは
285吾輩は名無しである:2012/04/03(火) 20:44:35.57
このひと、磯崎憲一郎と名前似てるよね
286吾輩は名無しである:2012/04/08(日) 00:50:14.99
谷崎の小説の登場人物では
異端者の悲しみの主人公が一番好きだな
春琴も大好きだが
春琴は最近のラノベのヒロインより可愛い
287吾輩は名無しである:2012/04/08(日) 01:20:31.40
章三郎か。
まんま実家暮らし貧乏院生だよなあれ。
288吾輩は名無しである:2012/04/08(日) 11:36:22.19
>>286
ラノべってゆとり世代のアニメオタク向けの気色の悪い駄文の事か?
289吾輩は名無しである:2012/04/08(日) 12:51:46.55
>>288
うん
文章・内容共に稚拙でゆとり世代が溶けた脳ミソで狂信的に買い漁るあのゴミの事だよ
290吾輩は名無しである:2012/04/08(日) 14:32:21.49
ゆとり世代より団塊老害世代のがひどいけどな。AV女優綿矢金原デビューさせて弄ぶとか。
291吾輩は名無しである:2012/04/08(日) 18:29:29.65
>>290
キチガイ臭がすごいレスだな!
とりあえず、外の空気でも吸って落ち着いてみては?
292吾輩は名無しである:2012/04/08(日) 19:44:04.61
綿矢とかも団塊のおもちゃだと俺も思うよ。
どっちもどっち
293吾輩は名無しである:2012/04/10(火) 02:42:19.01
女優 岡田茉莉子
岡田 茉莉子・著

父は夭逝した美男俳優・岡田時彦、名付け親は谷崎潤一郎、デビューは成瀬巳喜男作品。小津安二郎、木下恵介ら巨匠に愛され、『秋津温泉』以後は、夫・吉田喜重作品の女神として輝きつづける女優・岡田茉莉子。
戦後日本映画史を鮮やかに生きぬくとともに、ひとりの女として自らの人生を充実させた、女優による渾身の書き下ろし自伝。

定価:990円(税込)発売日:2012年04月10日
294v(・x・)vピース ◆JSPf4VvHXo :2012/04/13(金) 15:37:32.58
>>293
読みたいんだよなあ
295吾輩は名無しである:2012/04/13(金) 15:44:59.84
読みたいんだよなぁ
で終わる人は
何も読まずに終わるんだよなぁ
296吾輩は名無しである:2012/04/13(金) 16:18:59.46
>>295
こんなとこでいきなり反省しないでも・・・
297吾輩は名無しである:2012/06/16(土) 22:13:04.87
>>233
「ブッデンブローク家の人々」は、虫歯が原因で死ぬんだが・・・
298吾輩は名無しである:2012/06/25(月) 09:11:48.67
『若い人』はサブキャラの女性が居眠りしながら鼻水垂らして終わるな
おっさんの痔はともかく、美人キャラと下痢を作品中で組み合わせる作家の心理は
どういうものなのか興味ある
妙子も赤痢で便器と友達になってたし

谷崎潤一郎=渡辺千萬子往復書簡
すごく面白いんだがいつもくたびれて一気には読めない
こんなふうに愛されてたら(賞翫?崇拝?)当時の千萬子女史はどんな気持ちだったんだろう
今となっては懐かしげに書いてるけど、若い女性として薄気味悪くはなかったんだろうか
299吾輩は名無しである:2012/06/29(金) 07:03:12.17
ハムバーガーを舐めている総ての人達へ。
300吾輩は名無しである:2012/07/01(日) 23:40:13.59
現代文の教師に挑戦されたったw
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/book/1341147953/
1 名前:vsmry[] 投稿日:2012/07/01(日) 22:05:53.21

現代文課題
谷崎潤一郎『秘密』


この課題はネット上のいわゆるナレッジ・コミュニティ≠ノ対する国語科教師からの挑戦だそうだ


こんなスレが立っていたぞ
ここで聞けばいいのに
301吾輩は名無しである:2012/07/01(日) 23:40:47.23
2 名前:vsmry[] 投稿日:2012/07/01(日) 22:08:03.62
問1
語り手「私」が松葉町を引越し先に選んだ理由について、「私」が12歳のときの体験を踏まえて説明しなさい

3 名前:vsmry[] 投稿日:2012/07/01(日) 22:08:54.01

問2
女装した「私」は芝居小屋や活動写真館へと夜毎出かけて行くが、その行動の根底には、<秘密>がまさに<秘密>として機能するための逆説的な要件がある。
女装での徘徊以前/以後それぞれにおける「私」の心理、また、T女に対する「私」の関わり方を考察し、<秘密>の一般的意義について定義しなさい。

4 名前:vsmry[] 投稿日:2012/07/01(日) 22:09:51.14
問3
本作品には様々な矛盾が仕掛けられているが、中でも作品全体の成立に関わる矛盾が二点ある。
第一の矛盾は、物語の始まりで「私」は「渋谷や大久保だのという郊外へ隠遁するよりも、かえって市内の何処か」と考えて松葉町に居を構えたにもかかわらず、物語の終わりでは渋谷や大久保と同じ「郊外」である田端へと向かっている点である。
第二の矛盾は、物語の最後で「私の心はだんだん『秘密』などという手ぬるい淡い快感に満足しなくなった」と<秘密>の機能を否定しながら、なぜそのよう機能不全に陥った<秘密>を回想して物語るのかという点である。
この二つの矛盾を統一的に説明する解釈、即ち「私」が言う「もっと色彩の濃い、血だらけな歓楽」とはどのようなものなのか、T女の<秘密>の作り方およびその破られ方を検討することによって論じなさい。
302吾輩は名無しである:2012/07/01(日) 23:41:28.79
19 :吾輩は名無しである[] 投稿日:2012/07/01(日) 23:22:13.75
まあ田端は「東京脳病院」のことでしょう
303吾輩は名無しである:2012/07/05(木) 10:28:27.64
初めて谷崎を読んで見ようかと思っているんだけど、
新潮と中公どちらがおすすめ?
304吾輩は名無しである:2012/07/05(木) 13:41:52.85
新潮の方が当時の文化とか風俗に関する解説が多いので新潮の方がいいと思う
自信あるなら中公
305吾輩は名無しである:2012/07/05(木) 19:45:44.33
>>303
レスありがとう!
自信がないので、新潮にすることにします
306吾輩は名無しである:2012/07/05(木) 21:26:36.15
松葉くずし
307吾輩は名無しである:2012/07/06(金) 02:37:21.21
春なんとか読んだけど
1ページ目で挫折しますた
本当にありがとうございますた
308吾輩は名無しである:2012/07/06(金) 06:11:22.69
頭の悪さを自慢してどうする?
309吾輩は名無しである:2012/07/14(土) 23:38:29.89
谷崎潤一郎の全集って旧字旧かなしかないの?借りたのがそれだったんだけど
310吾輩は名無しである:2012/07/14(土) 23:42:50.37
あげ忘れ
311吾輩は名無しである:2012/07/15(日) 00:47:16.20
全集というものはすべからく原文掲載だ
312まぐな:2012/07/15(日) 01:37:09.70
おい、志村、すべからくの用法間違ってるぞ。
313吾輩は名無しである:2012/07/17(火) 10:04:36.61
「細雪」のモデルって誰?
314吾輩は名無しである:2012/07/17(火) 12:23:56.35
お、おれじゃねーよ
315吾輩は名無しである:2012/07/17(火) 19:44:28.64
叶姉妹だろ
316吾輩は名無しである:2012/07/17(火) 20:15:26.98
叶姉妹じゃ頭数がたりないよう
317吾輩は名無しである:2012/07/17(火) 23:47:58.88
マツコ・デラックス
318吾輩は名無しである:2012/07/18(水) 00:29:22.63
叶姉妹は実は3人姉妹
そして3人ともいっさい血はつながってない

豆な
319吾輩は名無しである:2012/07/19(木) 08:22:36.65
谷崎が追オルコットの「若草物語」(Little women) を参考にしたんと
違う?
320吾輩は名無しである:2012/07/19(木) 08:38:05.70
おまえ、両方とも読んだことあるの?
321吾輩は名無しである:2012/07/20(金) 23:15:48.38
俺は読んだ。
「細雪」は男女の話ばかりだ。 「若草物語」は姉妹の話が初めから終わり
までだ。
322吾輩は名無しである:2012/07/20(金) 23:18:45.15
「細雪」は源氏物語が下書きだろ?
323吾輩は名無しである:2012/07/20(金) 23:22:26.07
いや、そのまんま「高慢と偏見」のパロディだよ。
324吾輩は名無しである:2012/07/20(金) 23:33:30.36
谷崎ってパロディーしか書かないのか?
325吾輩は名無しである:2012/07/21(土) 10:12:26.91
それはむしろ芥川について言いたいな
326吾輩は名無しである:2012/07/21(土) 17:10:57.82
>>322
おまえはどっちも読んでないね。
これは明白だ。
327金神辯天:2012/07/22(日) 06:44:03.95
細雪で妙子ばあさんの話が読みたい。
あと、冬の名前はつけないことのなっているのに、
せつこちゃんとゆきこちゃんの区別がややこしかった。



328吾輩は名無しである:2012/07/26(木) 20:49:36.42
「細雪」は轟友紀子が出たんだっけ? 山根寿子とか花井蘭子とか・・・
329吾輩は名無しである:2012/07/26(木) 21:53:49.72

みんな死んだよ
330吾輩は名無しである:2012/08/14(火) 09:15:54.41
amazon.com見たら大江の本より細雪の方が圧倒的に読まれてるね。
しかもまあまあ絶賛。そんなもんかね。

桐野夏生とかも評価が高くてビックリしたけど。
331吾輩は名無しである:2012/08/15(水) 23:39:03.60
↑.comってことは海外でってことか?
332吾輩は名無しである:2012/08/16(木) 05:36:48.88
フランスの有名な文学全集に入っているのは漱石でも鴎外でも三島でもなく
谷崎の細雪なんだよ
それで海外では人気がある
333v(・x・)vピース ◆1SAVsF.d9. :2012/08/16(木) 11:54:09.35
そうなんだ。面白いらしいよね。
334吾輩は名無しである:2012/08/19(日) 21:31:33.60
>>332
それって本当のこと?
初耳ですよ。 どこがよくて「細雪」なんでしょう??
335吾輩は名無しである:2012/08/19(日) 21:38:20.18
変態老害に興奮するゲスフランスはバカ
336吾輩は名無しである:2012/08/19(日) 22:06:22.14
ぐぐれば出てくるようなことを質問されても困るんだけど
337吾輩は名無しである:2012/08/19(日) 23:29:32.26
細雪は日本女性の魅力を世界にアピールしたからだろw
338吾輩は名無しである:2012/08/19(日) 23:40:26.75
文章下手だから読めたもんじゃない
単純に谷崎はあらゆる意味で三流
339吾輩は名無しである:2012/08/20(月) 10:05:21.45
>フランスの有名な文学全集に入っているのは漱石でも鴎外でも三島でもなく
>谷崎の細雪なんだよ

どうせどっかで聞きかじったんだろうがいい加減なことを言わないことw
340吾輩は名無しである:2012/08/20(月) 10:23:03.88
「プレイヤード叢書」で調べてみよう。
341吾輩は名無しである:2012/08/20(月) 10:35:43.14
プレイヤッドに入ってるから人気がでることはないってこと。
フォリオやLPに他の日本人作家がいっぱいあふれてる。
若い人は金もないしプレイヤッドなんか関係ねえよ。
342吾輩は名無しである:2012/08/20(月) 10:43:43.90
なんか適当なこと書いて赤っ恥書いた馬鹿が必死になってますねw
343吾輩は名無しである:2012/08/20(月) 11:36:38.97
だけどまあ、一般読者が気軽に手に取るもんじゃないですよね。
あんな辞書みたいな本。紙は薄いし、活字は小さいし、どっしり重いし。
テキストの確立をめざすという意味では、やや岩波古典体系みたいな感じ・・・ややですね。
344吾輩は名無しである:2012/08/20(月) 12:52:23.90
>>342
なんだ「赤っ恥かいた」のは君のほうかあ(笑
345吾輩は名無しである:2012/08/21(火) 03:31:15.89
ナオミはモナ
346吾輩は名無しである:2012/08/23(木) 17:14:13.55
よく誤解されるが、谷崎の楽しみ方っていうのは
文章じゃなくて「谷崎好き」という一種の中二病の共有にあるんだよね。
むしろ、理解してしまうと不粋になるというか。
基本的に谷崎好きというのは、みんなそういうところがある。
347吾輩は名無しである:2012/08/23(木) 17:16:25.48
フランス人とデカダンごっこ(爆笑)
ソドムってたのしそう。ちかよらないでね永遠に。
348吾輩は名無しである:2012/08/24(金) 13:04:56.72
>>346
なにをしたり顔に(苦笑
349吾輩は名無しである:2012/09/02(日) 17:26:09.65
小学生向け官能小説作家=谷崎
350吾輩は名無しである:2012/09/03(月) 23:17:43.96
日本の作家でまともなのは谷崎のみ
とはいっても、谷崎は初期の耽美主義作品のみが評価に値する
351吾輩は名無しである:2012/09/04(火) 08:43:49.97
何を言ってるんだこいつ
352吾輩は名無しである:2012/09/04(火) 10:21:19.04
>>351
ほっときなさいよ。かわいそうなばか。
353吾輩は名無しである:2012/09/05(水) 00:48:55.93
日本文学でまともな作品を一つでもあげてみろよ
西洋の小説を模倣した幼稚な作品しかないだろww
354吾輩は名無しである:2012/09/05(水) 05:01:14.24
世界中で読まれてほしいわ。


三四郎
宮沢賢治の短編童話
太宰のユーモラスな短編(長編はNG)
瘋癲老人日記
春琴抄
三島の短編集(長編はどうでもいいの)
背教者ユリアヌス
羊をめぐる冒険
ハードボイルドワンダーランド
五分後の世界
355吾輩は名無しである:2012/09/05(水) 09:15:40.41
なぜ戦後文学の作家ではなく細雪が海外で読まれるのかを
内田が論じているな。街場の文体論で。
356吾輩は名無しである:2012/09/05(水) 09:36:13.73
家 →世界に出せるような主題ではないよな?
三四郎 →ただの通俗的な青春小説
宮沢賢治の短編童話 →ただの童話www
太宰のユーモラスな短編(長編はNG) 
→おいおいこいつが金のために書いた安っぽい三文小説になんの価値があるんだよ?ww
瘋癲老人日記 
→キモくてくだらない主題を美しさもない読み辛い文章で書いてるけど、これになんの価値がある?ただの年寄りの妄想w
春琴抄 →歴史考察みたいなものだなw英語に訳したらとたんに価値を失くすだろうよww
三島の短編集(長編はどうでもいいの) →こいつの奢侈な暮らしを支えるために書いた中間小説のことか?ww
背教者ユリアヌス 知らないw
羊をめぐる冒険 →通俗小説(軽すぎww)
ハードボイルドワンダーランド →通俗小説(軽いww) 
五分後の世界 知らない
357吾輩は名無しである:2012/09/05(水) 10:03:47.96
        ↑
文学的素養のない三流高校生あたりに意見を求めるとこういう感想しかでてきませんよ
って話ねw
358吾輩は名無しである:2012/09/05(水) 10:49:13.70

三流高校生ww
古い小説ばかり読んでると言葉の感覚が鈍るんだなw
359吾輩は名無しである:2012/09/05(水) 12:00:45.26
あはは、そうかそうか
くやしいのうw
360吾輩は名無しである:2012/09/05(水) 13:07:08.61

お前の言葉がダサいだけだから
361吾輩は名無しである:2012/09/05(水) 13:22:33.20
>>360
う〜ん、おまえ頭の構造がダサいんだよねえ。
なおんねえなあ、こりゃw
362吾輩は名無しである:2012/09/05(水) 13:30:08.24
>頭の構造がダサい

バカ丸だしじゃんww
363吾輩は名無しである:2012/09/05(水) 15:32:21.44
カツオ本だしじゃんww
364吾輩は名無しである:2012/09/05(水) 15:43:53.37
やめやめー
結局>>356の子がアホってことだろ
それでおしまい。
365吾輩は名無しである:2012/09/05(水) 17:38:28.12
低レベルの争いワロタw
こういうやり取り最近ほとんど見かけなくなったので懐かしく感じるw
366吾輩は名無しである:2012/09/05(水) 18:57:34.98
「頭の構造がダサい」はさりげないが名言だと思う。
こういうのが煽り合戦の中でも出てくるのが文学板の醍醐味だねえ。
367吾輩は名無しである:2012/09/08(土) 01:14:22.54
瘋癲老人日記は日本文学史上最高のコメディ小説だよね。
368吾輩は名無しである:2012/09/08(土) 04:17:04.75
「細雪」なんて世界的か??
源氏物語が読まれてないのと同じやろう。

中尾ミエって歌手はカスだね、音程がはずれている。下手クソ。
369吾輩は名無しである:2012/09/08(土) 08:39:44.76
そりゃあ、まだ源氏物語のほうが読まれてるだろ。
細雪は大衆小説だよ。
370吾輩は名無しである:2012/09/08(土) 09:27:03.93
細雪を堪能して味わうこともできない文学オンチは文学板に来ないほうがいい。

そこへ行くと園まりはいいよね、年とっても女性としてのかわいさもあるし。
371吾輩は名無しである:2012/09/08(土) 09:43:51.47
谷崎、三島、川端、漱石、公房
この辺は鉄板
あとは大江と村上春樹がどうなるんだろうね
372吾輩は名無しである:2012/09/09(日) 01:32:19.09
大江?
天皇が嫌いでスウェーデン国王なら良いというあいつか。
373吾輩は名無しである:2012/09/09(日) 09:32:15.85
大江と村上なら断然大江だろ
てか純粋に文学的才能だけでいえば三島以上だと思うしな
374吾輩は名無しである:2012/09/09(日) 10:01:12.09
スレチ
375吾輩は名無しである:2012/09/09(日) 22:19:03.30
カズオ・イシグロの浮世の画家が細雪からインスパイアされまくってるんだが・・・
376吾輩は名無しである:2012/09/14(金) 09:59:00.46
痴人の愛で本当のアバズレはいつもは肌を隠して見せない的
なこと書いてて、あーなるほどなと思った。
377吾輩は名無しである:2012/10/08(月) 01:26:24.70
谷崎潤一郎ってどんな性格だったの?

面白い逸話とかあったら教えてください
378吾輩は名無しである:2012/10/08(月) 01:35:54.38
;;
379吾輩は名無しである:2012/10/12(金) 11:23:55.52
>>377
白人コンプで容姿コンプで貧乏コンプでマゾヒストだったとか
貧民窟育ちで、家族を嫌ってた。くらいしか知らんなあ

380吾輩は名無しである:2012/10/20(土) 23:34:40.83
言われればそんな感じする
381吾輩は名無しである:2012/10/21(日) 00:22:17.83
>>377
血圧が非常に高かったらしい。
382吾輩は名無しである:2012/10/21(日) 21:54:45.35
でも長寿だったな
383吾輩は名無しである:2012/10/26(金) 17:43:04.91
谷崎王朝とか言われてたくらいだからな
384吾輩は名無しである:2012/10/26(金) 22:18:03.41
伯爵吉井勇の前で腰低くヘラヘラしてたような小僧がねぇ
385吾輩は名無しである:2012/10/26(金) 22:25:11.95
谷崎の文ってエロくないけど、内容が自分の嫁が名器で自分より若い
イケメンにわざと浮気させて、嫉妬に狂って毎日セクロスして
心臓発作で死ぬ話とか、14歳年下の嫁が超ヤリマンだけど、愛しすぎて
離れられないとか、自分の口を便器にしたりする話とか
嫁と自分の父親がやる話とかそんなのばっかだよなw

要は変態
386吾輩は名無しである:2012/10/26(金) 23:04:21.29
なにを今さら……
387吾輩は名無しである:2012/10/27(土) 21:19:37.35
利口マン
388吾輩は名無しである:2012/10/27(土) 23:32:23.06
親を乞食呼ばわりする潤一郎w
389吾輩は名無しである:2012/11/18(日) 14:58:16.28
「芳一 」堀川 アサコが良かったお。
やまだ ないとの装画もオサレ。
390吾輩は名無しである:2012/12/13(木) 14:13:52.12
全集を買う金がねえ。新潮と中公、文庫で揃えるならどっちが良いかな?
391吾輩は名無しである:2012/12/13(木) 15:23:44.06
揃えようという発想がまずバカ。
バラバラに気ままに買うべし。
392吾輩は名無しである:2012/12/13(木) 21:14:02.11
>>385
そういうことだな。明らかに過大評価。
もともと非常に低かったから反動で今は高くなりすぎている。
ただの変態文学でそれ以上でも以下でもない。

三島が持ち上げたってのも復活の理由の一つ。
393吾輩は名無しである:2012/12/15(土) 14:38:21.05
六興出版は?
394吾輩は名無しである:2013/01/17(木) 08:51:54.85
スケベおやじ!
395吾輩は名無しである:2013/01/17(木) 13:10:13.79
>>392
おまえね、なにも分かってないのに書くなって(笑
396吾輩は名無しである:2013/02/14(木) 16:52:17.13
偉人って性欲強い人多くない?
397吾輩は名無しである:2013/02/14(木) 17:02:25.07
そんなの偉人じゃなくてもいっぱいいるじゃん。
英雄も英雄じゃなくても色を好むよ。関係無いんだよ。(笑
398吾輩は名無しである:2013/02/14(木) 20:26:00.17
398
399吾輩は名無しである:2013/02/14(木) 20:30:06.91
893
400吾輩は名無しである:2013/02/14(木) 20:59:58.62
インケツ
401吾輩は名無しである:2013/02/14(木) 22:37:28.41
インケツイン
402吾輩は名無しである:2013/02/19(火) 21:33:54.13
変態エロ小説ばっかの谷崎の中でも、異端児の悲しみってのは面白い
すげえ短い自叙伝みたいなもんなんだが、太宰みたいに金持ちに生まれたのと
は逆で、東京のスラムみたいな貧民地区に生まれて東大に行ってるんだが
谷崎は、自分が周りの学生の誰よりも、才能があるって自覚してるんだが
貧乏育ちのせいで、ひねくれてるっつう
403白夜の旅人:2013/03/13(水) 11:31:38.81
谷崎潤一郎は改めて偉大だと思う。
404吾輩は名無しである:2013/03/13(水) 19:16:07.88
処女作の刺青がいきなり超名作だもんな
405吾輩は名無しである:2013/03/14(木) 09:52:01.95
処女作で先輩文学者に大注目され、40歳くらいから超名作群を発表し始める。

ドストエフスキーは五大傑作を書き、谷崎潤一郎はドナルド・キーン氏が、「それまで谷崎が一作も書いていなかったとしても、今日的評価はさほど変わらないだろう」と述べるほどの傑作群を書き出したのだから。

そして、60歳近くで最高傑作と世評の高いものを出すあたり、ドストエフスキーに似ていると思う。
406吾輩は名無しである:2013/03/20(水) 20:41:54.62
>>379
谷崎て白人コンプなのか

客嫌いの谷崎からドナルド・キーンが本人も驚きの大歓迎を受けた
その後のある座談会で谷崎を批判した事を後悔したキーンからの手紙に、「気にしてないよ」と愛想の良い返事をした

このエピソードが腑に落ちたわ
407吾輩は名無しである:2013/03/22(金) 18:58:00.56
谷崎はもろ白人コンプ、というか自分の容姿にコンプがある
歯並びが悪いのを凄く気にしてたって記述があるし、作品にロシア売春婦
が出てきたり、痴人の愛のナオミは日本人なのに何故かハーフみたいな
容姿で主人公がぞっこんだったり、白人と手を握って自分の肌の黄色さが
恥ずかしいだの、白人のワキガをいい匂いだの色々書いてるよ
408吾輩は名無しである:2013/03/22(金) 21:15:45.99
そのコンプレックスを裏返すと『陰翳礼賛』になると
409吾輩は名無しである:2013/03/24(日) 15:05:08.93
痴人の愛の映画三つあるけどどれが一番いいと思いますか?
410吾輩は名無しである:2013/03/25(月) 22:54:00.15
どれも見た事ない
411吾輩は名無しである:2013/03/26(火) 13:16:00.20
パッケージ見る限り見なくてイイのばかり
春琴抄なんか酷い
412吾輩は名無しである:2013/03/26(火) 13:16:42.87
見るべきは細雪だけ
413吾輩は名無しである:2013/03/30(土) 23:30:11.55
細雪はいい映画だな
市川昆だったか
板倉だけ違うが他のメインキャストはおおむねイメージ通り
414吾輩は名無しである:2013/04/01(月) 04:55:15.73
市川版の他にも2作あるけどね。
415吾輩は名無しである:2013/04/05(金) 12:01:18.43
ようつべで 松竹版の「白日夢」を見たけど、最初に谷崎が書いた序文が出てきたのには驚いた
416吾輩は名無しである:2013/04/14(日) 23:59:28.88
http://blog.goo.ne.jp/moritake123-2007/e/469c56a73a379f25f1a1bcb47e9c49d5
>今のところナオミは静かです。
> ナオミは常日頃言っています「私は15歳の時譲治さん(私)に引き取られ、慈しみ育てられた
>恩を忘れたことはありません」と。そこには,愛もあったのです。多くの男と関係をもちながらも、
>それに満足できず、最終的には私のもとに戻ってきたのです。汚れ、汚れて、初めて知った私へ
>の愛です。ナオミも、私と同じく馬鹿です、愚者です、痴人です。
> しかし、「私たちは、相思相愛なのです」。

こんな話だったっけ?違うくね?
最後はナオミって主人公をただ金づるとして利用してるだけじゃなかったの?
417吾輩は名無しである:2013/04/17(水) 12:49:35.87
春琴抄みたいに可愛い作品教えて!!!
418吾輩は名無しである:2013/04/17(水) 13:24:56.63
春琴抄って目に針刺す話なんでしょ
怖くて未だに読めない
419吾輩は名無しである:2013/04/17(水) 23:28:02.26
>>418
こんちわ渡部さん
420吾輩は名無しである:2013/04/19(金) 15:02:13.35
句読点無いほうが読みやすいってどういうことなんだ
あんな薄い本の中に物凄いものが濃縮されている
佐助犯人説で読めば話はおおきく変わる

自分の中で春琴抄がずっと1番
何年経っても飽きるということがない
適当にどこかのページを開いてもそのまま読み進めてしまう

でも他の谷崎作品はそれほど夢中になれないんだよな
奇跡みたいな作品だ
421吾輩は名無しである:2013/04/20(土) 03:17:14.22
春琴抄が奇跡の作品ってのには同意
今まで見つけられなかった理想の小説を見つけた!って気分
でも母を恋うる記も好き
ハズレもあるけど、みたいと思う世界を見せてくれる作家
422吾輩は名無しである:2013/04/20(土) 08:04:56.69
春琴抄が読みやすいのは、
日本語が本来もってるリズムが文章の中でコントロールされてるからだと思う
423吾輩は名無しである:2013/04/27(土) 11:22:30.91
春琴抄評

川端康成「ただ嘆息するばかりの名作で、言葉がない」
正宗白鳥「聖人出づると雖も、一語を挿むこと能はざるべし」
小林秀雄「春琴抄は多くの人にを魅惑する第一の秘密は、あの作品が完全に実に完全に想像の世界、言葉の世界といふものを築きあげてゐる処にあるのではないか」
424吾輩は名無しである:2013/05/30(木) 21:49:43.79
卍が読めないよぉ
本当に谷崎なの?ってくらい目が滑る
425吾輩は名無しである:2013/06/29(土) 18:52:55.35
春琴抄と痴人の愛だけ すばらしい

 あとはごみ
426吾輩は名無しである:2013/06/30(日) 04:52:34.86
「少年」は不思議と何度も読んでしまう。
「芦刈」は綺麗だったが、うどんが旨そうだった以外内容を覚えてない。
427吾輩は名無しである:2013/07/01(月) NY:AN:NY.AN
1867 夏目漱石 正岡子規 幸田露伴 南方熊楠 大石誠之助 
1868 北村透谷 尾崎紅葉 徳富廬花 横山大観 鈴木貫太郎 宇垣一成 岡田啓介 ゴーリキー
1869 レーニン ジッド マティス
1870 西田幾多郎 鈴木大拙 浜口雄幸
1871 幸徳秋水 堺利彦 ヴァレリー プルースト
1872 樋口一葉 島崎藤村 田山花袋 徳田秋声 モンドリアン
1873 泉鏡花 岩野泡鳴 与謝野鉄幹 美濃部達吉
1874 高浜虚子 ホフマンスタール
1875 柳田國男 リルケ マン
1876
1877 ヘッセ
1878 有島武郎 寺田寅彦 与謝野晶子 吉田茂 上杉慎吉 スターリン マレーヴィチ
1879 永井荷風 正宗白鳥 大正天皇 アインシュタイン トロツキー クレー
1880 米内光政 永野修身 ムージル チャンドラー
1881 森田草平 菅野スガ ピカソ
1882 斎藤茂吉 ジョイス ウルフ ストラビンスキー ルーズベルト
1883 志賀直哉 高村光太郎 カフカ シャネル ムッソリーニ
1884 小宮豊隆 東條英機 山本五十六
1885 武者小路実篤 大杉栄 山下奉文 パウンド ロレンス
1886 谷崎潤一郎 石川啄木 萩原朔太郎 藤田嗣治 平塚らいてう ブロッホ
428吾輩は名無しである:2013/07/02(火) NY:AN:NY.AN
>>425
瘋癲老人日記入れれ
429吾輩は名無しである:2013/07/02(火) NY:AN:NY.AN
痴人の愛で何度・・・逢い引きがバレはじめたあたりから硬くさせ
ナオミがマントを脱ぐところにて昇天
その後さらに明かされる真実でまたムラッ気を催し二度目の淫行へと誘われる
430吾輩は名無しである:2013/07/02(火) NY:AN:NY.AN

ほんまかいな(笑
431吾輩は名無しである:2013/07/11(木) NY:AN:NY.AN
俺は大森の一軒家で初めて四人が寝泊まりしたところで昇天した早漏です
432吾輩は名無しである:2013/08/08(木) NY:AN:NY.AN
少将滋幹の母とか吉野葛が好き
433吾輩は名無しである:2013/08/18(日) NY:AN:NY.AN
>>432
父の国経…大滝秀治
母の在原氏…黒木瞳
少将滋幹…劇団ひとり
のドラマは結構よかった
434吾輩は名無しである:2013/08/27(火) NY:AN:NY.AN
「小さな王国」の沼倉少年が与沢翼とかぶる件
435吾輩は名無しである:2013/08/27(火) NY:AN:NY.AN
蘆刈は傑作
436吾輩は名無しである:2013/08/31(土) NY:AN:NY.AN
春琴抄、猫と庄造と二人のをんな、盲目物語、武州公秘話、聞書抄と谷崎三昧で8月を終えた

これからラビリンスに入ってきます
437吾輩は名無しである:2013/09/03(火) 11:07:03.77
アルコールより酔える
438吾輩は名無しである:2013/09/18(水) 00:22:14.27
細雪 読んでみてるけど何がいいのかさっぱりわからん 今、上中下のうちの上1/4くらい
春琴抄も読むの面倒ですぐやめた
当方地元に谷崎記念館があるので馴染みたいが、谷崎の何がいいのかアドバイス頼む
なんか、お話に付き合うのが苦痛 だから何? という症状
ちなみに好きなのは鴎外 太宰
439吾輩は名無しである:2013/09/18(水) 00:46:23.22
春琴抄はなぁ
春琴がかわいんやで
440吾輩は名無しである:2013/09/18(水) 08:29:39.99
>>438
単に谷崎と肌が合わないんじゃない?
441吾輩は名無しである:2013/09/18(水) 09:28:54.05
>>440
あわせるにはどう読めば?
442吾輩は名無しである:2013/09/18(水) 09:35:25.47
たんに読書が苦手ってだけだろうな。
文学は苦痛を感じながらも「読まなくてはならない」ものじゃないから
むりしなさんなよ。
443吾輩は名無しである:2013/09/18(水) 12:00:08.42
だよねえ
小説なんか合う合わないあるもんだし
合わないなら無理して読まなくてもいいんじゃないかな
課題図書じゃあるまいに
444吾輩は名無しである:2013/09/18(水) 12:48:36.39
読書が苦手ならこんな板にこないす
読み方ってあると思うがな
谷潤の面白味を知ってるひとに披露してほしい と思ったまでで
445吾輩は名無しである:2013/09/18(水) 13:34:51.45
446吾輩は名無しである:2013/09/18(水) 18:22:56.92
>笑
だめだ こりゃ 話にならん
447吾輩は名無しである:2013/09/21(土) 18:47:13.28
面白味って自分で探すもんで、人に教えてもらうもんじゃない
自分で見つけられないなら肌が合わないということでは
448吾輩は名無しである:2013/09/25(水) 14:11:25.42
>>438
いきなり細雪かw
最初は若い頃の短編から入ったら?
449吾輩は名無しである:2013/09/28(土) 14:07:59.76
高校生ですが不勉強ながら谷崎さんの作品を一作も読んだことがありません
谷崎さんがお書きになった文章読本を小生読みたいのですがその前に谷崎さんの作品、一作ぐらいは
読んでおくべきだろうと思い書店に行ったのですが何から読めばいいのか分からず右往左往
ある作家に出会うとき一作目は大切だと言います。小生はなにから読むべきなのでしょうか
ちなみに小生、江戸川乱歩さん、筒井康隆さんを愛読致しております
450吾輩は名無しである:2013/09/28(土) 14:29:38.69
はじめは短編集がよいのでは
小生とかっていう、若くて自意識過剰気味の人っぽいので、潤一郎ラビリンスの「自画像」あたりがハマるかな
けっこういいアンソロジーなので、他にも気になるテーマがあれば読んでみて、行けそうなら濃い中〜長編をどうぞ
451吾輩は名無しである:2013/10/07(月) 19:42:52.16
猫と庄造は新潮で持ってるからな
でも表紙可愛いなあ・・・
とおもってパラ見したらドリスがくっ付いてたのね
買ってきましたv(^o^)
452吾輩は名無しである:2013/10/09(水) 22:56:18.99
近所の図書館から全集の24巻を借りてきて初期文章(校友会雑誌に掲載された文章など)を読んだら当時の谷崎が中二病だったことが分かってワロタ
453吾輩は名無しである:2013/10/11(金) 17:17:43.16
谷崎氏の小説読んでいたら、文章が長くて長くて眠くなってしもた。
眠れない時読む小説だな。
454吾輩は名無しである:2013/10/11(金) 17:41:54.97
乱歩は谷崎を尊敬してたけど
谷崎は初期乱歩をライバル視してたんだよな
455吾輩は名無しである:2013/11/21(木) 12:11:03.25
&bull;
456:2013/11/21(木) 12:15:50.66
 
457吾輩は名無しである:2014/01/17(金) 02:15:55.71
新潮の痴人の愛を読んでるんだが注解が酷いな、ネタバレになってるし。
458吾輩は名無しである:2014/01/28(火) 21:32:32.06
中公文庫だけじゃないのか、注解でネタバレ
459吾輩は名無しである:2014/02/27(木) 19:39:25.09
初版本持ってる人いる?
いたら何をいくらで手に入れたか教えて欲しいんだが

それともここでは中身の話しかしちゃだめか?
460吾輩は名無しである:2014/02/28(金) 13:25:10.72
>>457
TVのロードショーの字幕みたいだよな
○○(偽物)みたいな感じ
461吾輩は名無しである:2014/03/05(水) 15:20:14.64
>>459
最近はわからんが、前俺が買った時はヤフオクで痴人の愛が8000円くらいだったはず。状態は読もうと思えば読めるが外観ボロボロ。
462吾輩は名無しである:2014/03/11(火) 07:59:58.50
頑張って細雪を読了したけど面白くなかった

やっぱり初期の短編が最高やね
463吾輩は名無しである:2014/03/11(火) 08:05:47.58
>>462
春琴抄なんかを先に読んでしまうとどうしてもそう感じてしまうな
464吾輩は名無しである:2014/03/21(金) 15:13:06.12
春琴抄で佐助が追い腹(後追い自殺)をしなかったのはなぜか?
465吾輩は名無しである:2014/03/22(土) 08:54:09.11
マゾだから
466吾輩は名無しである:2014/03/23(日) 01:07:10.36
自分のために死ぬより春琴のために生きたんじゃね?
春琴のために苦労してることが自分の中でも存在意義になってたんだろ
いまさらやめられるかと
467吾輩は名無しである:2014/04/06(日) 02:30:37.10
この人の最高傑作ってやっぱ細雪で桶?
468吾輩は名無しである:2014/04/06(日) 02:43:53.45
すぐ上で細雪と比較して春琴抄の話題してんのに、なんとも大胆不敵なひとだ・・
あ、俺は猫と庄造に一票な
469吾輩は名無しである:2014/04/06(日) 02:59:06.23
谷崎に傑作など無い
ゆえに最高傑作なるもののあろう筈は無いw
470吾輩は名無しである:2014/04/06(日) 20:05:39.14
タニジュンの場合、傑作を生み出すこと自体を避けてたフシもあるね。
傑作とはつまり、作家の墓場なのだと。
471吾輩は名無しである:2014/04/06(日) 20:27:05.84
細雪は彼女らのやり取りや文章を楽しむものであって、物語を楽しむものではない。
472吾輩は名無しである:2014/04/17(木) 16:22:31.05
春琴抄の春琴
痴人の愛のナオミ

谷崎って度Sの女が好きだったんだな。

谷崎の小説は面白い。何をどう感じるかは人それぞれ。
たいした大衆小説家なことは事実。

現代作家でこの人に勝てる人なんて永遠にでないのではないかな。
473吾輩は名無しである:2014/04/22(火) 13:19:13.60
谷崎のこの作品が今まで読んだ中で一番好きってのがあっても谷崎の作品を満遍なく好き
って人はいなさそうだ
474吾輩は名無しである:2014/04/24(木) 16:46:20.21
↑そんなことは当たり前だし当然のことだよ。

もしそれがそうであるならば、それはその作家にかぶれているだけの話。

あんたって頭の構造が若いねw
475吾輩は名無しである:2014/04/24(木) 17:13:55.50
といって、この作品が嫌いとか苦手ってのもないな、どれもそこそこは面白い
476吾輩は名無しである:2014/04/24(木) 21:08:06.13
>>474
その作家にかぶれてる人が文学ファンには多いけど谷崎には少ないねって話だよ
477吾輩は名無しである:2014/06/14(土) 17:45:24.11
陰影礼賛がKindleで出るのを待ってるんだけどいっこうに出ない
何か理由があるのかな?
478吾輩は名無しである:2014/06/24(火) 19:29:23.18
若い人で「細雪」に挑戦する人はいるのだろうか
479吾輩は名無しである:2014/06/25(水) 08:34:44.30
↑そんなにたいくつな小説なのか?
ヤツの代表作のくせしやがって。
480吾輩は名無しである:2014/06/25(水) 09:30:06.35
瘋癲老人日記はワールドクラスの傑作コメディ。
春琴抄は神ロマンス。


細雪はまあ上質の大衆小説だ。
481吾輩は名無しである:2014/06/25(水) 15:08:50.38
春琴抄は佐助抄
482吾輩は名無しである:2014/06/27(金) 16:41:52.97
「美食倶楽部」ってかなりの名作だと思うんだよ

誰もあの域を真似できないし。
483吾輩は名無しである:2014/06/30(月) 03:26:38.33
俺27で細雪読んだよ
あとドストエフスキー全部読んだ
484吾輩は名無しである:2014/06/30(月) 03:27:11.36
最後はうんこでおわる
48527歳童貞:2014/06/30(月) 03:30:33.52
最後は糞だった
痴人の愛の方が好き
486吾輩は名無しである:2014/07/07(月) 21:21:29.77
文豪・谷崎潤一郎が1944(昭和19)年夏、小説「細雪 上巻」の私家版をひそかに配るため、友人宛てに引き換え証として書いたはがきが見つかった。
「細雪」は戦争中の時局に合わないとして雑誌連載が中止に追い込まれ、
谷崎は自ら出版していた。発見した中島一裕・帝塚山大教授(日本語表現論)は「谷崎の切迫した状況を知る重要な資料」と評価している

はがきは、兵庫県に住む友人、山内金三郎氏に宛てたもので、表書きに住所がなく、手渡しされたらしい。同県の創元社関係者の自宅へはがきを持参すれば「細雪」を渡すと伝える内容。
「御宅あたりハ定めし避難者充満のことゝ想像いたし候」と気遣い、「提灯(ちょうちん)にさはりて消ゆる春の雪」「梅が香にめざしを干してゐたりけり」の俳句2句が添えられていた。
はがきは表裏で2枚に剥がされ、本の見返しに貼り付けてあり、中島教授が約10年前に本ごと入手し、保管していた。「谷崎は、本にして配ればどこかで空襲をかいくぐり、
作品を残せると考えたのではないか。符丁の役目をしたはがきが残ったのは貴重だ」と話している
487吾輩は名無しである:2014/07/08(火) 08:27:46.86
春琴抄について、
春琴が「佐助痛くはなかったか」
って言ったことが疑問。
春琴は佐助が針で目を突いたことは知らないはずじゃ?
鵙屋春琴伝には白内障が原因とあり、
本文には「程経て春琴が起き出でた頃手さぐりしながら奥の間に行き
お師匠様私はめしいになりました。もう一生涯お顔を見ることはござりませぬと
彼女の前に額ずいて言った。」としか書かれてないのに、
何で「痛くはなかったか」なの?

あと伝には佐助が盲目になったことを伝えたとき
憮然としていた、とあるのと
佐助、それはほんとうか、の一言が喜びに慄えていた
っていうのの差は何?佐助の思い込み?
でもお前にだけは顔を見られたくなかった、
それをようこそ察してくれました。
ってあるから佐助の思い込みではないと思うんだ。
ならなぜ伝には「憮然」という風に書かせたの??

わからんことありすぎてモヤモヤするー
488吾輩は名無しである:2014/07/08(火) 13:41:29.05
↑おまえは馬鹿だから、最低あと10回読み直せ!
489吾輩は名無しである:2014/07/08(火) 18:05:51.72
>>488
必要があって都合4回は読んだんだけど、
純粋に疑問として残ったんだ…。
もっかい読むわ。
490吾輩は名無しである:2014/07/09(水) 15:06:12.55
谷崎いいよ
491吾輩は名無しである:2014/07/10(木) 02:30:15.90
晩年の見た目さえなければな。
陸から上がった海坊主にしか見えない。
492吾輩は名無しである:2014/07/10(木) 02:31:20.63
海から陸に上がった、に訂正。
493吾輩は名無しである:2014/07/10(木) 09:02:26.16
海から陸に上がった伊集院隼人
494吾輩は名無しである:2014/07/25(金) 12:11:54.45
過大評価されすぎ。ただのエロ作家だろ。
495吾輩は名無しである:2014/07/25(金) 14:42:32.72
エロも大事でしょう
エロだけだと退屈だが
496吾輩は名無しである:2014/08/04(月) 12:45:18.11
芥川と三島が大絶賛しているんだから日本文学の中では一番なんじゃねーの?
あとな、エロではない、耽美と言え!馬鹿物めが
497吾輩は名無しである:2014/08/04(月) 14:11:21.11
おまえさんわたしのこやしになったんだねぇ
498吾輩は名無しである:2014/08/05(火) 10:00:40.59
取り繕ってもエロはエロだ
エロで何が悪いというのか
499吾輩は名無しである:2014/08/05(火) 12:05:00.70
エロもピンキリだろう
500吾輩は名無しである:2014/08/05(火) 12:28:13.07
>芥川と三島が大絶賛しているんだから日本文学の中では一番なんじゃねーの?

こういう他人の判断に身を任せる発想しててはね。
くずといわれてもしかたなかろ。
501吾輩は名無しである:2014/08/05(火) 14:58:10.47
>>500
少なくとも客観的相対的な評価は必然として思考すべきものではあるだろうが。
ただし、それを是とするか否とするかは次の問題だ。

オマエはあまりに世間を知らな過ぎるようだな。呆れたぜ。
502吾輩は名無しである:2014/08/05(火) 15:13:01.35
芥川と三島が大絶賛
…というのが客観的評価と言えるか?
503吾輩は名無しである:2014/08/05(火) 15:26:29.25
>少なくとも客観的相対的な評価は必然として思考すべきものではあるだろうが。
       ↑
どなたかこれ、日本語に訳していただけないでしょうか?
504吾輩は名無しである:2014/08/06(水) 03:05:10.19
三島が一番絶賛したのは家畜人ヤプーだからヤプーこそ最高の日本文学
505吾輩は名無しである:2014/08/06(水) 03:48:01.17
>>503
がんばって()内を補ってみた

(何かを評価する場合、)少なくとも(自分以外の)客観的相対的な評価(を参考に押さえておくこと)は必然と(私は考えているし、一般的にもそう)して思考すべきもの(とされてるん)では(ないかなぁ?)
(実際に各種論文には先行する研究に対する概観は書いて)あるだろう(し。ところで土用も終わり、列島各地雨が続きます、皆さんご機嫌はいか)が。
506吾輩は名無しである:2014/08/09(土) 19:09:35.51
谷崎の小説から得られるものって何かあるか?とふと思ってしまった。
小説自体は優れているものが多いのは認めるが。
そのてん漱石のほうは小説としてはつまんなくても、少なくとも一つは賢くなったと思える。
この差は大きいな。

みんなは如何に思う?
507吾輩は名無しである:2014/08/09(土) 23:08:16.08
エロへの造詣が深くなる
508吾輩は名無しである:2014/08/10(日) 07:38:11.55
それだけかい?
509吾輩は名無しである:2014/08/10(日) 12:54:27.94
そもそも啓蒙小説以外の小説に「得られるもの」なんて楽しみ以外に求めていない
510吾輩は名無しである:2014/08/10(日) 15:44:00.75
>>509
小説読みのプロ!
その通り
511吾輩は名無しである:2014/08/11(月) 03:09:10.87
細雪は何度読んでも名作
512吾輩は名無しである:2014/08/11(月) 16:32:12.02
細雪では雪子と悦子が好きだわ
お春どんは風呂入らないのがNG

細雪は目的ある物語ではないよな
蒔岡家三姉妹の日常を淡々と描いた小説って感じ
513吾輩は名無しである:2014/08/11(月) 17:41:41.28
谷崎の作品で読みしものは、文章読本のみ。
この読本は、変態の気もなし肉欲の気もなし何もなし、只ただ、
文章の道を語り技術を話した集成ともいうべきものなれど、何ともおもしろし。
おりふしに、読本をおもむろに開き、御祭礼の御みくじよろしく、出でましたるところを読む。
そのところが、太平記、更級日記、西行の引用なりしならば、
いとをかしなりと満足、よき心持ちに成りたり。
514吾輩は名無しである:2014/08/11(月) 22:39:21.76
痴人の愛が私小説と谷崎は公言しているが、
ってことは、元嫁の妹とも関係していた可能性があるってことか?
この人の頭の中には女と飯を食うことしかなかったのだろうか?
515吾輩は名無しである:2014/08/11(月) 22:50:18.46
谷崎は男前であるから、多くの女と交際していても、何ら不思議ではない。寧ろ、あそこまでの変態が、一人の女で満足する筈が無い。
516吾輩は名無しである:2014/08/11(月) 23:15:53.93
谷崎スレでこんなこと言うのもなんだけど、
おなじ変態的作風でも乱歩はいまだに現役作家なみに読まれてるんだよなあ。
517吾輩は名無しである:2014/08/12(火) 02:49:05.94
現役作家なみ?それはない
518吾輩は名無しである:2014/08/13(水) 01:16:38.69
純文学と大衆小説の差でせう
519吾輩は名無しである:2014/08/13(水) 01:34:16.45
>>516
探偵小説はやっぱり根強い人気あるよ
520吾輩は名無しである:2014/08/13(水) 17:17:38.68
推理小説はおもしろいのは認める。
でも俺の場合は再読ができない。
人によっては犯人が解っているから、
逆にその犯人の心理を追っかけるのが面白いという人も多いかも。

でも自分は所詮推理小説は犯人捜しで読むタイプなので、
一読すればそれで完結してしまう。

映画は別。何度見ても楽しめる。
でも読書ってかなり時間もかかるし、
それならばもう一冊別の本も読んだ方が有益と自分は感ずる。

ってことで、今は推理小説とかSFとかハードボイルドは一切読むつもりもない。
読む本は、死んでいる小説家がメイン。現代作家は数人しか読んでいない。
521吾輩は名無しである:2014/08/13(水) 18:20:22.38
>>520
読者は世代で入れ替わるので、再読する人があまり居なくても問題ないでしょうね
522吾輩は名無しである:2014/08/13(水) 19:20:09.68
>>514
>この人の頭の中には女と飯を食うことしかなかったのだろうか?

画家のルノアールも「女性の乳房が描きたくて画家になりました(*´∀`*)」みたいなこと言ってたらしいから
なんといってもエロは創作の原動力なんですよ
523吾輩は名無しである:2014/08/19(火) 14:24:29.18
芸能人に惚れてナマモノ同人に足突っ込んだ際に
タイミングよくも「青塚氏の話」に出会った。
自分の気持ちを代弁してくれているかのようで罪悪感がなくなったw
524吾輩は名無しである:2014/08/22(金) 02:14:58.33
谷崎潤一郎対談集 - 藝能編
お気に入りの女優たちと、また友人たちと、文学・映画・演劇・歌舞伎や着物について闊達にかたりあった三十本。文豪初の対談集。
中央公論新社 (2014/9/9)
単行本 ¥ 4,860
525吾輩は名無しである:2014/09/07(日) 02:06:34.67
谷崎潤一郎マゾヒズム小説集から入って 『刺青・秘密』→『春琴抄』→『痴人の愛』と来て
今『陰翳礼讃』読んでいるのですが、どうも今まで読んできたのと感触が違って投げたくなってます

『少年』『異端者の悲しみ』『春琴抄』辺りが読んでて自分に合ってる感じがしますた
次読むとしたら何がいいでしょうか?
526吾輩は名無しである:2014/09/07(日) 08:40:59.40
>>525
『神と人との間』
527吾輩は名無しである:2014/09/07(日) 09:49:07.60
猫としょうぞうと二人の女を読んだけどこういうコメディタッチも書くのね
なんか新鮮だった
528吾輩は名無しである:2014/09/07(日) 10:15:55.06
「鍵」もブラックユーモア全開でいいぞ。
529吾輩は名無しである:2014/09/07(日) 21:07:39.13
>>525
夢の浮橋
530吾輩は名無しである:2014/09/07(日) 22:08:46.52
>>526>>529
ありがとうございます
『神と人との間』はamaに在庫が無かったので全集借りてきました
『夢の浮橋』は、後日注文します
531吾輩は名無しである:2014/09/11(木) 19:56:34.70
谷崎の処女長篇教えて下さい
532吾輩は名無しである:2014/09/16(火) 15:34:37.85
対談集の詳細情報たのむ
533吾輩は名無しである:2014/09/16(火) 23:37:03.84
対談集入手した。読むのが楽しみ。
534吾輩は名無しである:2014/09/17(水) 00:30:39.48
春琴抄は不思議な作品だね
無数の手に引っ張っられるが如く物語の中に引き込まれていったわ
535吾輩は名無しである:2014/09/27(土) 22:36:54.44
【宮崎】教師夫婦、公園で子供たちに裸見せて逮捕 26歳妻が上下とも下着つけずにワンピースの前をはだけ、夫がビデオ撮影★2
1 :野良ハムスター ★@転載は禁止:2014/09/27(土) 21:23:28.29 ID:???0公園で子どもたちに裸を見せ、その様子をビデオ撮影したとして、宮崎県警は27日、
公然わいせつの疑いで、県内の私立高校教諭菊池祐介容疑者(35)=宮崎市恒久=と、
妻で公立中学校講師の夏美容疑者(26)=同=を逮捕した。

ともに容疑を認めており、県警は2人の目的を調べている。

逮捕容疑は8月31日午後4時40分ごろ、同県新富町の公園で遊んでいた
子ども2人に、夏美容疑者がいきなりワンピースの前を広げて裸を見せ、
その様子を祐介容疑者がビデオカメラで撮影した疑い。

県警によると、夏美容疑者は上下とも下着を着けていなかった。
536弧高の鬼才 ◆ykDJvODuLA :2014/09/28(日) 21:53:27.82
痴人の愛は、なにげに今はやりの復活愛もテーマの一つになっている
537吾輩は名無しである:2014/09/28(日) 22:00:56.83
谷崎は持ち上げられすぎだね。
ただの変態文学なのになw
538吾輩は名無しである:2014/09/28(日) 22:14:06.14
明後日から奈良へ旅行するんだが、
吉野の寺も巡る予定。
吉野葛を思い出しながら旅するよ。
変態文学だけではなく、幅広い作品を書くのは紛れもない事実だな。
あと、奈良町の志賀直哉旧居も見学する予定。

おまえら本だけではなく、その舞台となったスポットとかも巡れや!
ったく、貧乏人ってのは、見苦しいぜ。
>>537
↑オマエのことだよ。
539吾輩は名無しである:2014/09/29(月) 08:20:01.10
>>537
ノーベル賞候補ですから。変態万歳!
540吾輩は名無しである:2014/09/29(月) 10:48:05.56
>>537
反自然主義ということで持ち上げられたんだろうね。

実際には一般読者にはあまり人気がないのはたしか。
541吾輩は名無しである:2014/09/29(月) 11:07:52.01
「細雪」とか何度も映像・舞台化されてるし、不人気ってことはないだろう
ついでに、「猫と庄造」の映画、香川京子が凄くいい
542吾輩は名無しである:2014/09/29(月) 11:22:19.69
>>538
おまえ、志賀直哉の墓行ったことある?
青山墓地だけど。
543吾輩は名無しである:2014/09/29(月) 11:40:57.50
>>541
文芸作品が競って映画化された時代があっただけ。
人気のないのは確かだわ。
544吾輩は名無しである:2014/09/29(月) 12:40:27.18
>>541
猫見てみたい。
545吾輩は名無しである:2014/09/29(月) 16:09:45.77
香川京子ってw

どんだけ古いんだよw
546吾輩は名無しである:2014/09/29(月) 19:19:27.04
人気ないって、、、
昔の小説家の中では読まれてる方では?
今日も本屋で文庫の新刊2冊見たよ
547吾輩は名無しである:2014/09/29(月) 19:54:40.14
細雪は今年も舞台があったよ
548吾輩は名無しである:2014/09/29(月) 21:18:40.92
芦屋の記念館行ったら、平日の昼間にもかかわらず人が結構いたからね。それなりに読者はいると思うよ。
549吾輩は名無しである:2014/09/30(火) 08:45:35.75
釣られ過ぎやろ
550吾輩は名無しである:2014/09/30(火) 11:17:57.45
和田豊辞めろ
551吾輩は名無しである:2014/10/01(水) 19:31:55.32
青空文庫まだかよおい、きちんと働けよ、ボランティアなんかやとわずに
552吾輩は名無しである:2014/10/01(水) 19:55:39.44
>>551
ただなんだから仕方ない。文句あるなら利用するな。本を買え。
553吾輩は名無しである:2014/10/02(木) 17:35:39.57
代表作である「痴人の愛」がちょっと
ふざけたような感じだからな。漱石とか三島とかみたいに
いかにも純文学っていう感じしないんだよな。
554吾輩は名無しである:2014/10/02(木) 23:05:55.94
そんな素人なんか相手にしなさんな
555吾輩は名無しである:2014/10/03(金) 00:20:06.25
555
556吾輩は名無しである:2014/10/03(金) 02:14:46.03
細雪何回読んだことか
何度読んでもしみじみ良い
557吾輩は名無しである:2014/10/03(金) 11:10:32.13
>>553
俺も「痴人の愛」は好きになれないな。
人間が薄っぺら。ナオミみたいな女は
実際にはいない。マゾな男から見た願望像。
558吾輩は名無しである:2014/10/03(金) 11:23:27.87
少年のほうがマゾ萌え。
559吾輩は名無しである:2014/10/03(金) 11:55:03.42
実際にはいないって、モデルがいたんでしょ
ナオミには
560吾輩は名無しである:2014/10/03(金) 12:02:10.02
痴人の愛が薄っぺらなら谷崎全作品が薄っぺらですよ
561吾輩は名無しである:2014/10/03(金) 12:32:50.20
>>557
世界をまだ想像でしかしらない青年だね。
ナオミみたいな女いくらでもいるし、もっと凄いのだって珍しくもない。

つまり、薄っぺらなのは君のほうだってこと。
562吾輩は名無しである:2014/10/03(金) 13:16:13.60
>>561
コドモにはわからんのだろう。
563吾輩は名無しである:2014/10/03(金) 13:18:01.87
皮が剥けた頃出直しておいで
564吾輩は名無しである:2014/10/03(金) 15:21:13.41
>>557
俺もそう思う。痴人の愛はなんか浅薄なんだよなあ。
ふざけて書いているようにしか見えない。
565吾輩は名無しである:2014/10/03(金) 15:44:43.96
ああいう嗜好がある人にしかわからないだろう。
566吾輩は名無しである:2014/10/03(金) 15:49:13.37
富美子の足、とか私、なんかもいい。
567吾輩は名無しである:2014/10/05(日) 03:32:44.05
やっぱおまえらの中では春琴抄が最高傑作?
568吾輩は名無しである:2014/10/05(日) 04:50:04.14
谷崎っていかにも日本近代的な小説家
作風の変遷といい文体といい文学論といい

そして漱石鴎外とは異なる意味ながら程度はそれ以上の日本近代主義者
ふたりは明治以前の生まれでそれに留学経験もあって
まだ日本を突き放して問うことが思考以前のレベルから身についていたけれど
谷崎にはそれができない

大正昭和の文学のなかではやや特異な作家のように扱われるけど
白樺派や日本浪漫派と心性はほとんど変わらない
しかもそれを自覚的意識的に行ったわけではないから
同種の日本国民と日本に異国趣味を求める外国民の読者を
安心させまた喜ばせ続けられた
569吾輩は名無しである:2014/10/05(日) 05:15:17.14
痴人の愛は、源氏物語を(谷崎の)現代に直しただけ。
570吾輩は名無しである:2014/10/05(日) 07:33:35.99
現在谷崎が実力以上に持ち上げられている原因は
彼が晩年になって関西に移住して、関西を絶賛したこと。
それが関西人だちを喜ばせているわけだ。関西の人間が
どれほど韓国人に似てマンセー体質かは阪神タイガースを
見ればわかるだろう。
571吾輩は名無しである:2014/10/05(日) 09:10:04.50
漱石と鴎外は学者の余技として小説も書いたといった感じ
谷崎は全身小説家
572吾輩は名無しである:2014/10/05(日) 09:40:27.07
谷崎は大正的な内面の深さとか軽蔑してたんだから作家の苦悩とやらが好きな人からは薄っぺらに見えて当然でしょ
573吾輩は名無しである:2014/10/05(日) 10:12:13.77
豊かさがあってホッとするんだよな、谷崎は
しかめっ面して読まなくていいしね
574吾輩は名無しである:2014/10/05(日) 11:23:56.33
柄谷とか関西人ばかりが持ち上げてるなwそういえば。
谷崎が関西を絶賛したもんだから、うれしくて仕方ないんだろうなw
575吾輩は名無しである:2014/10/05(日) 12:16:22.64
今更、谷崎を持ち上げる必要もあるまいw
576吾輩は名無しである:2014/10/05(日) 13:27:27.35
関西人だけど、谷崎潤一郎の書く関西はやっぱり「よそさん」の書く関西の匂いがして好きじゃない(嫌いではない)

谷崎は、「痴人の愛」を高校時代に「すっごいエロい本あるから!」と友達のお母さんに勧められて読んだwのが最初だったな
期待して読んだら思っていたよりエロくなくてちょっとがっかりした
577吾輩は名無しである:2014/10/05(日) 14:54:31.21
俺も関西にいたことがあり、本籍も関西だが、
谷崎の関西はちょうど西洋人が東洋に憧れて書いたような
ところがあるね。本当なら関西人は嫌な感じになるはず。
それが喜ぶアホもいるんだよなw

白人から「フジヤ、ゲイシャ、イイネ」なんて言われて
たいていの日本人が不愉快に思うのと同じだ。
578吾輩は名無しである:2014/10/05(日) 16:06:55.64
卍の大阪弁はちょいやり過ぎだと思った
579吾輩は名無しである:2014/10/05(日) 17:15:12.31
>>577
白人さんはペコちゃんすきなのか…!
580吾輩は名無しである:2014/10/05(日) 18:17:34.19
関西人じゃないからどうでもいいな
581吾輩は名無しである:2014/10/05(日) 19:23:22.55
戦前の関西ブルジョアジーの世界はスッとわかるとこあるけどね。
582吾輩は名無しである:2014/10/05(日) 19:30:53.77
谷崎は当時の関西弁と関西文化にリアルタイムで接していたんだろ
583吾輩は名無しである:2014/10/06(月) 07:48:46.94
逆に荷風の江戸的なものは異質感を感じる。そこが面白かったりするんだけど。
でも戦中の浮沈なんかに描かれた昭和の東京は現在の東京に真っ直ぐ繋がる感じで異質感はない。
584吾輩は名無しである:2014/10/06(月) 08:14:25.26
志賀は住むのは関西のほうがいいが、人間は関東のほうがいいって言ってたな。
585吾輩は名無しである:2014/10/06(月) 09:41:03.12
「細雪」の台風シーンがかっこいい
586吾輩は名無しである:2014/10/06(月) 11:25:08.76
吉野葛って中編は5年くらいの年月をかけて書いた小説らしいな。
谷崎って天才のように思われるが、ホントのところは相当の秀才だったんだな。
587吾輩は名無しである:2014/10/06(月) 15:03:27.54
【岡山】「夫婦の時間楽しんだ」「これから飼育していく」=女児支配、日記で克明に−49歳男、7日初公判・倉敷小5女児監禁
1 :くじら1号 ★@転載は禁止:2014/10/06(月) 08:29:10.31 ID:???O 岡山県倉敷市の小5女児監禁事件で、わいせつ目的略取、逮捕監禁罪などで起訴された無職
藤原武被告(49)が、パソコンに入力していた日記やメモ類が多数押収されていたことが5日、
捜査関係者への取材で分かった。女児を長期間支配する計画が記され、連れ去った7月14日は
「光源氏」のタイトルで、当時の行動や心境が詳しくつづられていたという。

 同被告の初公判は7日、岡山地裁であり、弁護側はわいせつ目的を否認する見通し。検察側は
日記の記載などを基に計画性などを立証する方針だ。

 捜査関係者によると、日記には藤原被告が女児に声を掛けた後、連れ去りを一瞬ためらったが、
改装工事で「監禁部屋」を用意するなど準備を進めてきたため「引き下がったら自殺も考えるほど
後悔する」と思い直し、車に乗せたなどと書かれていた。

 自宅に連れ込んだ後は、女児に食事を作らせ「まるで夫婦のような時間を楽しんだ」などと表現。
半ズボンと白いソックスをはかせて足を何度も触るなどしたほか、「これから飼育していく」との
記述もあった。
588吾輩は名無しである:2014/10/07(火) 13:32:21.43
日本の作家は秀才タイプがほとんどだけど、なかでも谷崎は典型的な秀才タイプ。
589吾輩は名無しである:2014/10/07(火) 13:53:43.88
天才的というと泉鏡花とか賢治になるんだろうか
まあでも谷崎もすぐれてるよ
590吾輩は名無しである:2014/10/07(火) 14:08:09.50
秀才の「秀」はすぐれているという意味だが?
591吾輩は名無しである:2014/10/07(火) 14:52:26.90
だが、人間としてはダメだったらしいな。
えばっていて、好き嫌いをもろにだす、いわゆる、精神面では超糞ガキだったとのこと。
松子夫人もよくこんな海坊主と結婚したものだ。
でも、俺は作家の作品を尊重するから人間性はまったく気にしないが、
気にする人には谷崎とか藤村とか漱石とか太宰とかその他いっぱいの文豪は好きになれまいな。
592吾輩は名無しである:2014/10/07(火) 16:31:32.60
>>591
べつに人間としてダメということはない。
いやな面もあったというだけのハナシさ。
きみにも嫌な側面が表にでるときはあるはずだろ。
谷崎さんんが、人間として君よりダメだったというわけじゃない。
593吾輩は名無しである:2014/10/07(火) 16:32:24.87
たくさん作品ありそうだけど、結局まともな長編は
「痴人の愛」と「細雪」しかない。あとは短編かできそこない。
小説書くのうまい人ではないな。
594吾輩は名無しである:2014/10/07(火) 16:51:54.76
うむ。おまえは小説読むのうまい人ではないな。
595吾輩は名無しである:2014/10/07(火) 20:13:30.33
>>593
よく知りもしないのに批判とは
596吾輩は名無しである:2014/10/08(水) 17:59:23.70
>>592
なんか妙なことを言うが、別におれがどうのこうのなんて言っていないから。
谷崎の事実をカキコしただけだが、なんで俺の事何も知らないのに
その手の谷崎万世のコメントをいきなりするのか、理解できないぜ。
そんなに谷崎の事を書かれると腹が立つものなんだろうな?君には
597吾輩は名無しである:2014/10/08(水) 18:02:03.76
>>595>>592

あまり人に喧嘩売るのは馬鹿とガキのすることだ。
注意したまえ。
598吾輩は名無しである:2014/10/08(水) 19:45:55.91
>>597
日本語はなるべく正しく使おうな
599吾輩は名無しである:2014/10/08(水) 20:07:32.95
>>598
オマエもな!
くそ野郎めが。
谷崎ごときに馬鹿みてーにムキになりやがってwww
600吾輩は名無しである:2014/10/08(水) 20:12:15.79
>>595>>592>>597

どうにかならねーかなあ。
このクソッタレ。
谷崎ってこんな低脳が好む大作家なのか????????????
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

さすが、性格度すグロな作家には狂信的な馬鹿が好むってことだぜええええええええええええええええええ
601吾輩は名無しである:2014/10/08(水) 20:14:54.73
訂正

>>597
ではなく
>>598だった。

でもこんな間違いで、このうんこはまた大喜びするんだろうなwww

この童貞って殺してやりたいくらい間抜けだぜえええええええええええええええwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
602吾輩は名無しである:2014/10/08(水) 20:17:48.84
訂正

>>597
ではなく
>>598だった。

でもこんな間違いで、このうんこはまた大喜びするんだろうなwww

この童貞って殺してやりたいくらい間抜けだぜえええええええええええええええwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
603吾輩は名無しである:2014/10/08(水) 20:19:04.01
訂正

>>597
ではなく
>>598だった。

でもこんな間違いで、このうんこはまた大喜びするんだろうな
この童貞は
604吾輩は名無しである:2014/10/08(水) 22:03:51.10
>>591>>597>>599-603
色んな意味で痛々しいな
おそらく還暦すぎの人だろうがロムに専念した方がいいと思うよ
605吾輩は名無しである:2014/10/09(木) 00:44:35.65
何かすごいことになってるな
606吾輩は名無しである:2014/10/09(木) 07:29:02.57
批判的なコメントも立派なコメント。
それをすぐに攻撃するやからがいるから炎上する。
どうでもいいんだよ。小説なんて好みなんだから。
ましてや小説家なんてノーマルな人間であるわけがない。
そんなことは当たり前のこと。
607吾輩は名無しである:2014/10/10(金) 16:16:54.05
>ましてや小説家なんてノーマルな人間であるわけがない。

どっからこういう無用な猿知恵を埋め込まれてくるのか・・・
ノーマルでない人間に豊かな実りのある文学がつくれたためしなんて例外的にしかないんです。
谷崎氏とて例外でなく、人としても一流でした。
608吾輩は名無しである:2014/10/10(金) 17:21:58.66
↑そんな人が、痴人の愛(実体験)やあんなエロ小説を書いたんだ。
おまえって相変わらず世間知らず、女知らずだな。
今すぐに消えた方がいいぞ。
また荒れまくるから。
このスレおそらく今度の台風以上の荒れ方になるぜwww
609吾輩は名無しである:2014/10/10(金) 18:54:47.92
一流っていう概念がすでにノーマル、普通から逸脱しているように思う
いい方向に普通レベルじゃないから一流なんだよ
610吾輩は名無しである:2014/10/10(金) 21:10:32.07
どうでもいいよ。作家の人間性なんて。
611吾輩は名無しである:2014/10/10(金) 21:57:24.26
作家って少なくともノーマルをよくわかっているだろうね。
人間を知悉しているわけだ。
(その作家がノーマルかどうかは論じてもショウガない気もする。)
612吾輩は名無しである:2014/10/10(金) 22:06:24.00
人間を知り尽くしているノーマル(ノーマルが何を指しているかもおぼつかないところだが)な人だからこそ
アブノーマルを描けるのだろうね。
ここらへんは、フランス文学者・野崎歓の『谷崎潤一郎と異国の言語』を読まれたし。
613吾輩は名無しである:2014/10/11(土) 00:11:05.61
新藤兼人の春琴抄の映画(賛歌)見た
なんで騎乗位じゃねぇんだよぉ
614吾輩は名無しである:2014/10/11(土) 06:36:50.64
またあの人が谷崎万世しているようだなw
615吾輩は名無しである:2014/10/11(土) 08:55:26.26
>>611=>>612
↑以前谷崎を大万世していた人物登場!
616吾輩は名無しである:2014/10/11(土) 09:07:47.86
↑おばかだね、ほんと
617吾輩は名無しである:2014/10/11(土) 13:30:06.88
角川ソフィア文庫の「恋愛及び色情」
本屋で見たけど「色情」がインパクトありすぎ
618吾輩は名無しである:2014/10/11(土) 15:26:40.09
>>616
毎回顔真っ赤www
619吾輩は名無しである:2014/10/11(土) 21:42:51.44
おれは611であり612だがね、
人間を知り尽くしていることこそが、ノーマルではないのかもしれないね。
その意味では、良質な作家は例外なくアブノーマルだろうね。

しかし、少なくとも、>>606 >>606 のいうところのアブノーマルではない。そんな浅薄な、皮相的なアブノーマルではないよ。
620吾輩は名無しである:2014/10/12(日) 01:33:01.00
>>615
おじさん、まだいたんだ
暇だね!
621吾輩は名無しである:2014/10/12(日) 05:43:34.00
やっぱ荒れてきたwww
622吾輩は名無しである:2014/10/13(月) 11:13:47.37
春琴抄と痴人のが双璧みたいだけど
谷崎初心者にはどっちがおぬぬめ?
623吾輩は名無しである:2014/10/13(月) 11:14:50.51
エロを求めるなら痴人
感動を求めるなら春
624吾輩は名無しである:2014/10/13(月) 11:18:32.44
トンクス
じゃあ春琴抄から読んでみるわ
625吾輩は名無しである:2014/10/13(月) 16:20:43.48
↑オマエみたいなアホに春琴抄が読み切れるかなあ。
基本句読点ねーから、そのつもりで一生懸命読みなされ。
無理なら潔くあきらめろ。
俺は痴人から読むことを断然勧めるがな。
626吾輩は名無しである:2014/10/13(月) 22:11:13.82
読むなら台所太平記からでしょ
627吾輩は名無しである:2014/10/14(火) 09:06:26.96
>>625とか>>626は句読点ないからまったく問題なしだね。
628吾輩は名無しである:2014/10/14(火) 10:51:29.28
>>625にはあるだろ
629吾輩は名無しである:2014/10/17(金) 19:30:43.81
谷崎は芸者や傾城はあんま好きじゃないんだよな
630吾輩は名無しである:2014/10/18(土) 09:36:28.09
谷崎は洋食や支那料理はあんま好きじゃないんだよな。
631吾輩は名無しである:2014/10/18(土) 10:41:47.27
最近猫と庄造と二人のおんな読んだ。
春琴抄は救いがあったけど、これはどうなったら救われんのかな。
品子のためにもリリーには出来る限り長生きしてほしい。
632吾輩は名無しである:2014/10/18(土) 11:49:20.98
谷崎さんは素人好き。
雪後庵夜話でも荷風先生の女の趣味は理解不能みたいな感じだった。
633吾輩は名無しである:2014/10/18(土) 11:51:41.51
エロならまず瘋癲老人日記だ。
ユーモアの本家えげれす人に読んでみろと胸を張って言える
唯一の国産長編コメディでもある。

鍵もやたらにエロくて笑えるぞ。
このフルスロットルの変態ぶりも欧米人に受けそうだがな。
634吾輩は名無しである:2014/10/18(土) 17:31:49.61
二葉亭(愛知)
鴎外(島根)
露伴(東京)
紅葉(東京)
鏡花(金沢)
秋声(金沢)
藤村(岐阜)
花袋(群馬)
漱石(東京)
荷風(東京)
潤一郎(東京)
635吾輩は名無しである:2014/10/22(水) 21:10:36.24
二葉亭は東京じゃね?
あと藤村の故郷は今は岐阜だけど前は長野
636吾輩は名無しである:2014/10/23(木) 10:42:55.79
>>631
果たして春琴抄に救いがあったんでしょうかね……
637吾輩は名無しである:2014/10/25(土) 00:01:55.63
あった
638吾輩は名無しである:2014/10/25(土) 13:43:54.91
金沢実際に行ってみたらたくさんの文人を輩出してるのも分かる気がした
室生犀星も五木寛之も金沢だよね
639吾輩は名無しである:2014/10/25(土) 17:24:58.73
石川県出身
西田幾多郎
鈴木大拙
泉鏡花
徳田秋声
室生犀星
島田清次郎
深田久弥

金沢とゆかりのある文人
中野重治(四高出身)
五木寛之(妻が金沢出身でデビュー時金沢在住だった)
古井由吉(金大に勤務していた)
640吾輩は名無しである:2014/10/30(木) 04:36:36.07
今年、今までに読んだ作家

夏目漱石    桜上水
江戸川乱歩   どぶ川
谷崎潤一郎   街中の入り組んだ用水路

そんな印象だわ。
俺には棲みやすい。
641吾輩は名無しである:2014/10/30(木) 12:28:53.58
カッパか、おまえは(笑
642吾輩は名無しである:2014/10/30(木) 17:16:45.08
バレたとあっちゃあ仕方がねえ。

尻コ玉 とったるで。

しっとり濡れ濡れじゃなきゃ、いやんなの。
643吾輩は名無しである:2014/11/11(火) 08:50:34.68
谷崎でえろい小説ある?
644吾輩は名無しである:2014/11/11(火) 20:47:21.04
>>643
「少年」
645吾輩は名無しである:2014/11/12(水) 02:48:28.63
うん。「少年」はエロい。
でも、別次元で「春琴抄」を本当にエロいと思った。
春琴と佐助の心が混然一体となっていると感じる点で。
どちらも味わい続けたい。
646吾輩は名無しである:2014/11/19(水) 12:07:38.03
変態だから好き
647吾輩は名無しである:2014/11/19(水) 13:20:54.45
>どちらも味わい続けたい。

そんなのばっかり味わい続けているとエロエロになっちゃうよ。
648吾輩は名無しである:2014/11/19(水) 15:47:19.87
前に俺の働いてる本屋に制服の女子高生二人が春琴抄を探しに来た
こんな娘達も読んでるんだなぁ、と感心してたけど、聞く話ではどうやらアニメの原作で出てきたらしい
読者が増えるのは良いことだ
649吾輩は名無しである:2014/11/20(木) 16:20:00.53
顔面騎乗と聖水
650吾輩は名無しである:2014/11/20(木) 18:38:38.70
>>647

まぐわいの絶頂のときは、自分の境界を失った気になるが、
最近は今の季節の陽だまりにいると、それだけで自分の境界を失っちまうエロさ加減。
最早お花畑状態。
651吾輩は名無しである:2014/11/20(木) 18:45:05.75
幸せやん。
652吾輩は名無しである:2014/11/20(木) 18:59:31.97
「春琴抄」を思い出しながら妄想すると、なおのこと。
653吾輩は名無しである:2014/11/21(金) 15:18:32.98
変態小説
654吾輩は名無しである:2014/11/22(土) 03:26:49.37
愛する人と変態プレイがしたい。
655吾輩は名無しである:2014/11/24(月) 22:40:00.46
地元の文学館で谷崎展をやってて、直筆原稿を見ることができた。
最初「いろいろ」と書いたところを「いろ\/」に、「しばしば」と書いたところを「しば\/」に修正してあった。
そういう意味で、新潮版よりは中公版の方が谷崎が意図したところに近いように感じる。
656吾輩は名無しである:2014/11/25(火) 15:39:44.05
谷崎が書いた松子さんへの凄いラブレターが大量に見つかったね。

>>655
その原稿にそういう直しが入っていたからといって、谷崎がいつでもどんな場合でも
「いろ\/」「しば\/」を良しとしたとはいえないだろ。
657吾輩は名無しである:2014/11/25(火) 18:12:58.22
芦屋の谷崎記念館いいよ。
658吾輩は名無しである:2014/11/25(火) 18:28:56.42
NHKの六時のニュースで谷崎の書簡が新たに228通発見されたといっていた。
659吾輩は名無しである:2014/11/25(火) 19:13:11.02
656>>
まあ確かにその通りだね。
しかし、ラビリンスや武州公秘話等の中公版では各所に現れる「\/」の表記を、新潮版の「刺青・秘密」から「鍵・瘋癲老人日記」に至る各本では全く見かけないので、谷崎が「\/」と書いたところを、新潮社が意図的に改めたのかな、と推測した次第。
660吾輩は名無しである:2014/11/25(火) 19:22:43.79
そういうことわりは載ってないの?
661吾輩は名無しである:2014/11/25(火) 20:44:04.47
日本の近代文学を代表する作家、谷崎潤一郎が、代表作の「細雪」のモデルになった
妻の松子やその妹に宛てた手紙など、これまで公になっていない288通の手紙があることが分かりました。
このうち妻の妹への手紙には、「創作力の源泉」などと記されていて、専門家は
「2人の女性が谷崎の創作を刺激していたことが分かる極めて貴重な資料だ」と話しています。
手紙は、谷崎潤一郎の養女が保管していたもので、昭和2年から谷崎が亡くなる2年前の昭和38年までに書かれた
合わせて288通で、これまで公になっていませんでした。
このうち184通は、谷崎と妻の松子が交わした手紙でしたが、102通は、松子の妹、重子との手紙で、そのほとんどは谷崎から宛てたものでした。
このうち、昭和26年8月1日に送られた手紙には、重子のことを「自分の生きがいの一つ」で
「創作力の源泉」であり、「精神的の支え」などと記していました。
昭和17年から執筆された谷崎の代表作「細雪」は、松子の4姉妹をモデルに創作された作品で、
なかなかいい見合い相手が見つからない美人の三女「雪子」が重子に当たります。
谷崎は、妻の松子だけでなく、創作の上で重子もモデルにしていたことはこれまでも知られていましたが、
今回の手紙で、重子が谷崎の文学活動を精神面で支える重要な役割を担っていたことが分かります。
また、妻の松子には、結婚前の昭和7年と8年に、結婚を約束する「誓約書」を書いていて、このうち昭和8年の誓約書には、
「忠僕として御奉公申上げ主従の分を守り候」などと記し、松子に尽くしたいという谷崎の強い決意が分かります。
谷崎文学を研究している早稲田大学の千葉俊二教授は「妻の松子のみならず、妹、重子の存在が
谷崎の創作を刺激する重要な役割を担っていたことが、新たな資料で明らかになった。今後、谷崎文学の研究を進めるうえで極めて貴重な資料だ」と話しています
662吾輩は名無しである:2014/11/25(火) 22:51:22.55
誓約書とか萌え。
663吾輩は名無しである:2014/11/25(火) 23:00:47.30
>>661を読むかぎり、従来の定説を覆すようなものではないみたいだが、
いずれまとめて刊行してほしいね
664吾輩は名無しである:2014/11/26(水) 22:50:52.40
『谷崎潤一郎と異国の言語』よかったよ。
665吾輩は名無しである:2014/11/27(木) 03:53:29.52
書簡は谷崎の遺族が長年保管した後、中央公論新社に管理を委託。来年の谷崎没後50年を機に公表を許可した。

 今回の手紙を収録した書簡集は、来年1月に同社から刊行される
666吾輩は名無しである:2014/11/27(木) 08:40:56.34
ふ〜ん、1月刊行とはずいぶん手回しがいいね。
667吾輩は名無しである:2014/11/27(木) 09:15:27.04
だってそのための…。
668吾輩は名無しである:2014/11/27(木) 09:39:49.53
そのためのニュース公開?
669吾輩は名無しである:2014/11/27(木) 18:13:46.58
結構情熱的なんだな谷崎って
670吾輩は名無しである:2014/11/27(木) 19:02:55.21
それでいて、読み継がれてきた小説を書いたということは、
客観的に自分を見ることもできる人だったんだろうな。
671吾輩は名無しである:2014/11/28(金) 09:49:26.73
>それでいて、読み継がれてきた小説を書いたということは、
>客観的に自分を見ることもできる人だったんだろうな。

大谷崎をつかまえて(爆笑
672吾輩は名無しである:2014/11/28(金) 21:33:43.50
「大谷崎をつかまえて(爆笑 」

ほんと、――当たり前だろ、って話だよなあ(小笑)

まっとうな作家であるならば、
普通の人との対比において、人間を(もちろん作家自身のことをも含めてだが)知悉しているというほかにない。
谷崎が自分を客観的に見ることができないと仮にいってみたならば、文学なんてもう、どこにも存在してみようもないよ(小笑)
673吾輩は名無しである:2014/11/28(金) 23:24:53.21
お金なくて売ったのかな。
674吾輩は名無しである:2014/11/28(金) 23:32:26.40
当時谷崎は、重子さんに対しても恋愛感情を抱いていた、ということだろうか。
675吾輩は名無しである:2014/11/29(土) 09:33:45.27
テスト
676吾輩は名無しである:2014/11/29(土) 09:44:25.96
春琴抄、朗読で聞いていい作品だと思ったけど
独特の文体らしいしやっぱ文字で読むのとじゃ
感動度合いが違うかな?
677吾輩は名無しである:2014/11/29(土) 12:01:10.84
>>676
ぜひ文章でもその世界を味わってみてください。素敵な作品だと思います。
678吾輩は名無しである:2014/12/05(金) 21:39:18.68
颯ちゃん!痛いよう!
颯ちゃん、颯ちゃん、痛いよう!
颯ちゃん、颯ちゃん、颯ちゃんたらよう!
ワア、ワア、ワア
颯ちゃん、颯ちゃん、ワア、ワア、ワア
679吾輩は名無しである:2014/12/11(木) 13:31:41.21
 谷崎生誕130周年と中央公論創業130周年を記念して、その豊かな世界を網羅した、決定版「谷崎潤一郎全集」を刊行いたします

http://www.chuko.co.jp/special/tanizaki_memorial/zenshu.html
決定版の名にふさわしいように、谷崎潤一郎の文学的な業績のすべてを網羅したばかりか、ご遺族の協力のもと創作ノートや日記、
メモの類にいたるまで豊富な新資料を収めた。旺盛なる谷崎の創作の秘密を私たち読者に開示する、今後の谷崎研究には必須の全集である
680吾輩は名無しである:2014/12/11(木) 13:33:17.91
春琴抄」や「蘆刈」のように作者の見聞や記録の記述で読者におやこれはノンフィクションかと思わせながら徐徐に物語の核心へと導く手法と、マゾヒズムに近い自己犠牲。
「卍(まんじ)」のように思わず笑い出してしまう途方もない饒舌。また谷崎自身が封建的ロマンへの憧れを抱きながら一方ではそこから脱出しようとする対創作的心情が
「蓼喰う虫」では主人公に投影されていたりする。かと思えば谷崎のユーモア感覚炸裂の「武州公秘話」における鼻が落ちた織部正の話し言葉に抱腹絶倒。
「鍵」や「瘋癲老人日記」の老人性欲は若い時に読んでも早く老人になりたくなるほど蠱惑的だ。「痴人の愛」や「卍」の痴呆にまで至る情愛の強烈さ。
古きよき時代の東京をたっぷりと賞翫できる「幼少時代」。滋味横溢の「陰翳礼讃」。その他すべての作品に及ぶ展開の妙
681まーじ(弧高の鬼才) ◆ykDJvODuLA :2014/12/11(木) 17:02:09.18
復活愛を描いた「痴人の愛」か、利他で無償の愛を描いた「春琴抄」が二大傑作でしょう。
682吾輩は名無しである:2014/12/11(木) 21:22:06.90
谷崎の傑作といえば、「細雪」だろう
あるいは、ちょっとひねくれて、大正期の短篇のどれか

谷崎に関する評論の傑作といえば、これは不思議なことに谷崎の専門家や日本文学者によるものではない
フランス文学者・野崎歓による「谷崎潤一郎と異国の言語」、これに尽きる
683吾輩は名無しである:2014/12/11(木) 22:14:45.79
こないだテレビドラマの「文豪の食彩」で谷崎やってたね
684吾輩は名無しである:2014/12/12(金) 00:06:46.72
野崎なんたらの本はどうでもいいでしょう
685吾輩は名無しである:2014/12/12(金) 00:41:55.65
http://clubpenguin.web.fc2.com/
文豪なのにここの曲が流れてたw
686名無しさん@そうだ選挙に行こう:2014/12/13(土) 22:02:04.00
「悪魔」を読んだ
おもしろいね
687吾輩は名無しである:2014/12/26(金) 22:40:53.93
この人いかつい見た目のわりになかなか繊細な文を書くよね
688吾輩は名無しである:2015/01/03(土) 20:34:25.24
あとちょっとでノーベル賞だったのに。
689吾輩は名無しである:2015/01/03(土) 23:22:23.91
細雪は何度読んでもよい
ただし変態谷村の妄想本ではあるが
690吾輩は名無しである:2015/01/04(日) 00:06:27.17
>>689
その細雪は芳賀書店限定かなんかで売ってるのかな
691吾輩は名無しである:2015/01/04(日) 13:12:03.66
新司?
692吾輩は名無しである:2015/01/04(日) 13:26:47.25
痴人の愛読んだけど、女のワガママさにめっちゃイライラした
693吾輩は名無しである:2015/01/04(日) 13:28:57.64
その女のワガママに翻弄されることに喜びを見出してこそ
694吾輩は名無しである:2015/01/05(月) 01:45:00.97
親戚に失明した人がいるという話から、
春琴抄に話題が移って、
母親も自分もそれを読んでいることが判明

っていうか、谷崎作品の中でマイナーだと思ってたけど、
このスレでの春琴抄人気ありすぎだろ
695吾輩は名無しである:2015/01/05(月) 01:54:44.13
短いし、近代文学史上でも特異な作風なんで、とくに谷崎ファンってわけじゃない人でも文学好きなら読んでる人多いんじゃないの
696吾輩は名無しである:2015/01/05(月) 02:02:00.35
特殊な文体にしたらウケた、というのは反則技のような気もするけど

自分は↓これの元ネタだから読んだに過ぎない
http://www.amazon.co.jp/dp/4063879127/
697吾輩は名無しである:2015/01/05(月) 10:25:40.37
春琴抄は谷崎の代表作と言っていいだろ
知名度は谷崎の作品の中でも多分最も高いぞ
698吾輩は名無しである:2015/01/05(月) 10:57:19.38
春琴抄、世代によっては山口百恵と三浦友和の映画で見た人もいるんじゃない?
699吾輩は名無しである:2015/01/05(月) 11:44:31.79
知名度は細雪じゃないか?
700吾輩は名無しである:2015/01/05(月) 18:12:11.24
>>694
めっちゃメジャーだと思う

>>699
知名度は双璧だと思う
701吾輩は名無しである:2015/01/05(月) 20:04:05.58
>>698
それ、見てみたいね。
702吾輩は名無しである:2015/01/06(火) 00:22:01.04
最近の学生さんは谷崎とか読むのかね
読書離れがどうのこうの言われてるし
703吾輩は名無しである:2015/01/06(火) 00:28:11.61
折角の電車の中の時間が、全部課金ゲームに吸い取られてるからな
704吾輩は名無しである:2015/01/06(火) 00:30:07.96
春琴抄がマイナーって。
谷崎スレに顔出すには無知すぎやしないか?
705吾輩は名無しである:2015/01/06(火) 09:15:56.13
まあまあ、初心者でもいいじゃないか
ところで、青空文庫で谷崎が1月1日からパブリックドメインになると思い込んでいたが、来年からだった

http://www.aozora.gr.jp
706吾輩は名無しである:2015/01/06(火) 12:13:38.37
ついに三好達治が青空入りか
707吾輩は名無しである:2015/01/12(月) 01:39:23.37
谷崎の小説は京都や奈良旅行をした後に無性に読みたくなるな。
708吾輩は名無しである:2015/01/12(月) 01:45:11.70
関西でも、どっちかといえばイメージは阪神間だなぁ
709吾輩は名無しである:2015/01/12(月) 01:49:43.17
そこで滋賀県ですよ
710吾輩は名無しである:2015/01/12(月) 09:15:19.24
よそものの目を通したほうが魅力的ってことだな
川端の書いた鎌倉と同じで
711吾輩は名無しである:2015/01/12(月) 10:39:08.39
大阪はアホ
京都は陰湿
712吾輩は名無しである:2015/01/12(月) 12:23:03.68
そうやって都道府県毎の偏見を持たせて楽しいかね
何かを一括でしか見ることのできない人間は世界が狭い、もしくは卑屈
これもあるかもしれないという可能性を全て否定して、自分の中のことしか認められない
どんな育て方をされたらそうなれるのか
713吾輩は名無しである:2015/01/12(月) 12:26:19.85
全集出るけど買う人いる?
714吾輩は名無しである:2015/01/12(月) 14:59:32.85
レプリカが欲しいな
全巻は無理だけど1〜3巻なら高校生の俺でも買えそうだし
あとはぼちぼち好きな話が載ってる巻でも買っていくつもり
715吾輩は名無しである:2015/01/13(火) 00:22:30.84
いまでも全集って買い切り形式なのかな
716吾輩は名無しである:2015/01/13(火) 14:57:38.28
買い切り形式ってどういうことを言いたいんだ?ん?
717吾輩は名無しである:2015/01/13(火) 15:06:41.44
取次から書店に行った時点で、返本できないってことだろう
岩波とかぜんぶそう
718吾輩は名無しである:2015/01/13(火) 15:16:15.76
>何かを一括でしか見ることのできない人間は世界が狭い、もしくは卑屈

こんなふうに決め付けてしまう、おまえ自身の狭さ、くびきを解き放て!
おまえ自身の中の暗い蛇どもを打て!
どんな育て方をされたらそうなれるのか?
おまえ自身に問うてみよ!
まことに、人のことなど言えるおまえではないぞ!
719吾輩は名無しである:2015/01/13(火) 15:57:33.90
というか、このレス見る限り
>>712は「日本」一括で見てる可能性もあるしな
720吾輩は名無しである:2015/01/13(火) 20:26:14.22
筒井は全部読んでそうなイメージだった
721吾輩は名無しである:2015/01/14(水) 08:05:35.84
小説で全集でしか読めないものってあまりなくね?
722吾輩は名無しである:2015/01/14(水) 23:01:34.87
女子大生<恋人>に全裸放置された−55歳非常勤講師「痴人の愛」

   ◆ 大正大学

週刊文春(2015/01/22), 頁:33
723吾輩は名無しである:2015/01/16(金) 21:51:30.70
谷崎潤一郎 夢ムック、たのしみじゃのう

没後50年でふたたび光を浴びる文学者の新しい姿。千葉俊二、渡部直己、野崎歓、小谷野敦、安藤礼二、千野帽子、清水良典他による決定版。
724吾輩は名無しである:2015/01/16(金) 22:31:10.50
>>638
金沢の主な産業がDMMだというのにも分かる気がしますよね
725吾輩は名無しである:2015/01/17(土) 09:39:49.10
>>723
千葉俊二、野崎歓、小谷野敦のは読みたいね。
726吾輩は名無しである:2015/01/17(土) 15:01:27.90
青空文庫にはやくのせろよ、糞遺族
727吾輩は名無しである:2015/01/18(日) 12:31:52.81
>>723
代わり映えのしない面子だな
「他」に期待
728吾輩は名無しである:2015/01/18(日) 14:45:58.65
谷崎耽美文学の最高峰「春琴抄」が30年ぶりに映画化。奉公人の佐助と主人の春琴の究極の愛の物語。
テレビ、映画で大活躍中の斎藤工が献身的に主人を支える佐助を好演し究極の愛の形を見事に表現した傑作。■キャスト・スタッフ佐助:斎藤工 春琴:長澤奈央 利太郎:松田悟志 里内テル:石川ルカ

http://gyao.yahoo.co.jp/player/09115/v00017/v0000000000000000029/?list_id=312066&tab=1&bplay=1
729吾輩は名無しである:2015/01/18(日) 22:55:09.00
そんないいもんか?
ぶっちゃけ変態だし、結構エロいような
730吾輩は名無しである:2015/01/19(月) 12:05:51.06
映像化は原作から離れて別作品になってしまうから嫌だ。
731吾輩は名無しである:2015/01/19(月) 13:22:02.90 ID:xymND4CR
佐助はもっと顔が薄い人がいい
732吾輩は名無しである:2015/01/19(月) 20:45:30.95
今の役者で見たくない
733吾輩は名無しである:2015/01/19(月) 23:25:26.85
千葉俊二、渡部直己、野崎歓、小谷野敦、安藤礼二、千野帽子、清水良典他

このメンツの中で多少なりとワクワク感というと
この道のオーソドクシーとしての俊二
芥川賞落選記録の小谷野敦
フランス文学の雄にしてエッセイの名手の野崎歓
ということになる
谷崎は新たな文字を刻めない
そんなこともありことの外愉しみ
734吾輩は名無しである:2015/01/27(火) 09:34:11.98
全集の配本順って刺青細雪の順なんだな。
てっきり一巻から順番だと思ってた。
735吾輩は名無しである:2015/01/29(木) 19:16:46.00
谷崎潤一郎の恋文、買った人いますか?
736吾輩は名無しである:2015/01/29(木) 19:28:20.50
文庫になるまで待つ
737吾輩は名無しである:2015/01/29(木) 19:43:26.61
来年になれば只で読めるよ
738吾輩は名無しである:2015/01/30(金) 08:41:52.26
今、すっぴんでやってる。
739吾輩は名無しである:2015/01/30(金) 13:25:12.85
人間の深層心理を描く作品で知られ、女性として初めて芥川賞の選考委員を務めた作家で、
文化勲章受章者の河野多惠子さんが29日夜、東京都内の病院で亡くなりました。
88歳でした。

河野さんは大阪市生まれで、昭和36年の作品「幼児狩り」で注目され、
2年後の昭和38年に、結核で療養中の女性の心の内側にある確執を描いた作品、
「蟹」で芥川賞を受賞しました。

そのあとも「最後の時」や「不意の声」、それに「みいら採り猟奇譚」など、
人間の深層心理を描いた作品を次々と発表して文壇での地位を確立しました。
昭和62年からは、作家の大庭みな子さんと共に女性として初めて芥川賞の選考委員を務めたほか、
日本文藝家協会の理事なども務めました。

河野さんは、日本の文学界の振興に力を尽くしてきたことなどが評価され、
去年、文化勲章を受章しました。

河野さんは、去年8月から神経痛のため東京都内の病院に入院していましたが、
29日午後7時15分、呼吸不全のため亡くなりました。

河野さんは、入院中も短編の構想を練るなど執筆の意欲は衰えず、
去年、文化勲章を受章した際には、
「小説を書くことは自分を確認することで大事なことです。
これまで書いてきたものすべてが自信作なので、
読んで感じてくれたことが1つでも2つでもあったらいいと思っています」
と話していました
740吾輩は名無しである:2015/02/26(木) 15:44:50.80
都会の皆様はムック本手に取られてのかな?
741吾輩は名無しである:2015/02/26(木) 18:07:58.23
来週法然院に行くので、細雪の本を持って逝く。
742吾輩は名無しである:2015/02/28(土) 02:25:41.84
ムック本あれよかったよ。
インタヴュ―って読みやすくていいね。
野崎歓と千葉俊二とあと誰だったかな。
野崎歓のは全部読んじゃった
743吾輩は名無しである:2015/02/28(土) 15:02:32.95
ムックなかなか読み応えあるね
744吾輩は名無しである
野崎歓と小谷野敦のは読みたい