マルセル・プルースト

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862佃煮マニア
ドストエフスキーはどれも最後まで息をつかせませんが、プルーストは退屈ですね〜。
高校の頃の教師が、「老いを感じ始めた時に手に取ればいい」とプルーストを薦めてましたが、
プルーストを読むには、私はまだ若すぎるのかもしれません。

マグナさん他原文を分析してる中年たちにとっては面白くてしょうがない本なんでしょうね。分かりません。
実際読んでみても、最初のスワンとオデットの部分だけドラマチックで、その後は社交界のゴシップばかり。
全財産をはたいて絶世の美女を奪うとか、誰もが認める聖人の遺骸から異臭がもれて大騒ぎになるとか、
そういう面白い展開がないんですよ。展開が。つまんないです。つまんないと思いつつ義務的に読んでます。

人によっては、「冒頭の『紅茶とマドレーヌ』に全てが収斂されている」という事も言ってたりして、
今鈴木訳の「囚われの女」を読んでますが、この作業が徒労なのか実を結ぶのか、疑わしいですよ。