1 :
吾輩は名無しである:
早いけど次スレ立てました
2 :
吾輩は名無しである:2010/03/27(土) 21:38:06
3 :
吾輩は名無しである:2010/03/27(土) 21:39:11
小説を書き始めたときにはフォークナーを知らなくて、
あとで周りからフォークナーを教えてもらったそうだ。
どの時期からフォークナーを読み始めたのか、私はそこまで覚えてないのだが、
ある時期「おれはフォークナーになる」と発言していた、のをどこかで
読み知った覚えがある。
中上がフォークナーを意識していた、として、それとは別にたとえば
『共同幻想論』に対する違和感を中上が持っていたかもしれない(文庫版
『共同幻想論』のあとがきは中上が書いてるらしい、これまた未確認・・・・・・)、とか、
そういった部分もあるので、思い切りよく「フォークナーの猿真似だ」とは言えないでしょうね。
四方田、渡辺、すが(「Web重力」からコピペしようとしたら、この漢字gifで出してるよ・・・・・・)
あたりが中上について長いものを書いているはずなので、そこらへんを読んでみるとか。
多分、フォークナーによる「偽史」の描き方と中上のそれとが似通ってる、ということを
仰りたいのではないかと思うのですが、後期長編(例えば未完の『異族』とか)になると
「偽史」を描こうとしてるとは到底思えないです。
書き出しと終わりで語調が変ってしまった・・・・・・
5 :
吾輩は名無しである:2010/03/27(土) 22:03:37
!
| 丶 _ .,! ヽ
> ``‐.`ヽ、 .|、 |
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、、::|、、、ヽ,、、. ```: : : ``` 、.、'` .|丶、
.l","ヽ、,"、,"'、ぃ、、,、、、、.、、、.、、、_、.,,.ヽ´ l゙ ゙).._
,、':゙l:、、`:ヽ、`:、 : `"```¬――'''"`゙^` : ..、丶 .l゙ `ヽ
,i´.、ヽ".、".、"'ヽヽ;,:、........、 、、...,,,、−‘` 、‐ |゙゙:‐,
,.-l,i´.、".`ヽ,,,.".` `゙゙'"`'-ー"``"``r-ー`'": _.‐′ 丿 ,!
j".、'ヽ,".、".、"`''`ー、._、、、 、._,、..-‐:'''′ .、,:" 丿
゙l,"`"`''ヽヽ"`"` ```゙'''"ヽ∠、、、、ぃ-`''''": ` 、._./` ._/`
`'i`ヽヽヽ`''ーi、、、: : 、.,-‐'` 、/`
``ヽン'`"` : `~``―ヽ::,,,,,,,,,,.....................,,,,.ー'``^ ,、‐'"`
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.,iト .゙ミ. .,iト .゙ミ.
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.l| l厂 ゙lly_ .l| l厂 ゙lly_
.,ノミly ,メ゙゙\. .,ノミly ,メ゙゙\.
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《 ⌒゙゙¨⌒′ il|、 《 ⌒゙゙¨⌒′ il|、
ノ'\ _yl¨゙《ノ'\ _yl ゙《
i|′ .゙\u_ _,yr厂 ゙lli|′ .゙\u_ _,yr厂 ゙lli
li, .゙゙^冖¬─ー¬冖゙¨′ .メli, .゙゙^冖¬─ー¬冖゙¨′ .メl
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¨^〜---vvvvrr冖¨¨′ ¨^〜---vvvvrr冖¨¨
うんこ貼るなよw
8 :
吾輩は名無しである:2010/03/27(土) 22:19:39
また池沼が涌いたか
早く入院しろよ家族は何やってんだ
パソコン取り上げちまえやw
)
(
,, ) )
゙ミ;;;;;,_ (
ミ;;;;;;;;、;:..,,.,,,,,
i;i;i;i; '',',;^′..ヽ
゙ゞy、、;:..、) }
.¨.、,_,,、_,,r_,ノ′
/;:;":;.:;";i; '',',;;;_~;;;′.ヽ
゙{y、、;:...:,:.:.、;:..:,:.:. ._ 、}
".¨ー=v ''‐ .:v、,,、_,r_,ノ′
/;i;i; '',',;;;_~⌒¨;;;;;;;;ヾ.ミ゙´゙^′..ヽ
゙{y、、;:...:,:.:.、;、;:.:,:.:. ._ .、) 、}
".¨ー=v ''‐ .:v、冫_._ .、,_,,、_,,r_,ノ′
/i;i; '',',;;;_~υ⌒¨;;;;;;;;ヾ.ミ゙´゙^′.ソ.ヽ
゙{y、、;:..ゞ.:,:.:.、;:.ミ.:,:.:. ._υ゚o,,'.、) 、}
ヾ,,..;::;;;::,;,::;):;:;:; .:v、冫_._ .、,_,,、_,,r_,ノ′
part2じゃねーよボケ捏造すんな
─────────────‐
━━━mm━━━━━━━━━
||| lll | | 人 ガラッ
| | (__) ||| ________
||| | | (____) /
\\( ・∀・ ) < おやじ!冷やしうんこ下痢だくで!
\ \ \
||| ガラッ ) ト、ヽ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
||| / ( | | |||
━━━━━━━━━mm━━━
─────────────‐
千年の愉楽はえろい。
中でも新一郎の話が特に
13 :
吾輩は名無しである:2010/04/08(木) 07:14:45
動画で見てないから実際は違うかもしれんが
写真で見る限り中上健次は朝青龍に似ている。
14 :
吾輩は名無しである:2010/04/08(木) 08:55:47
若い頃の中上なら朝青龍に似てたかも知れないが、晩年の中上は
皮膚の感じが肉食人種の中高年男によくあるように、顔が粘土細
工のゴワゴワみたいになってたんじゃないかな?
ローリングスト−ンズのメンバーがそんな感じだ。
中上が生前、肉をどの程度食ってたか知らないけどねw
娘さんの顔が気になる。
中上健次似なんだろうか
16 :
吾輩は名無しである:2010/04/09(金) 17:46:39
中上作品の人物はDQNや血筋に悩む人物が多いが勝一郎は真人間過ぎて作品内で浮いている気がする
弦や千年の愉楽の文彦も比較的真人間だけど
17 :
吾輩は名無しである:2010/04/09(金) 17:48:09
あと礼如さんも真人間だなw
第41回大宅壮一ノンフィクション賞(日本文学振興会主催)の選考会が5日、東京都内で開かれ、上原善広さんの「日本の路地を旅する」(文芸春秋)
かつて中上健次が「路地」と呼んだ被差別部落。その出身者である著者が、日本全国に存在する路地を旅する異色のノンフィクション。
19 :
吾輩は名無しである:2010/04/11(日) 11:13:46
小学館文庫の中上健次集再版して欲しい
20 :
吾輩は名無しである:2010/04/11(日) 12:29:07
売れねーから無理
21 :
吾輩は名無しである:2010/04/11(日) 14:53:03
>>20 そうなんだろうが一部のマニア受け作家としての需要はあると思う。
マニア受けといえば中上健次読者の男女比はどうなっているんだろう。
男というより雄のDQNキャラや泥臭さに拒絶反応を示す女が多そうだから男読者の方が多そうだな
22 :
吾輩は名無しである:2010/04/11(日) 15:22:14
マニアは「岬」「枯木灘」「千年」くらいしか傑作が無いのわかってるじゃん
おとなしく図書館で全集借りろ
図書館にもあまりないw
岬、枯木灘、千年と鳳仙花も傑作
24 :
吾輩は名無しである:2010/04/11(日) 16:54:58
奇蹟は後期の傑作
25 :
吾輩は名無しである:2010/04/11(日) 16:57:12
大体岬は初期の佳作ではあるけど
岬を傑作と言ってしまうなら他にも
26 :
吾輩は名無しである:2010/04/12(月) 06:57:21
戦後の作家で作家論が売れる唯一の人ではないかな?
27 :
吾輩は名無しである:2010/04/12(月) 07:26:46
戦後生まれならそうだろうな
28 :
吾輩は名無しである:2010/04/12(月) 14:48:01
戦後生まれ、特に最近の売れている作家は大衆向きの娯楽小説ばかりだからな。
それはそれで面白いんだけどね
29 :
吾輩は名無しである:2010/04/16(金) 21:16:36
中上健次の娘二人の現在はwikiに書いてあるが息子は何やってるんだろう。
作家とか表に出る仕事ではなく一般人として暮らしてるんだろうか
それとも中上健次の遺産管理みたいなことをやってるんだろうか
遺産管理wwwwwwwww
長男 中上涼=火遊びで、中上健次の家を全焼させる。
そのとき、中上健次の自筆原稿の多くが消失。
31 :
吾輩は名無しである:2010/04/16(金) 23:08:27
遺産管理=無職。親がちょっと知名度ある作家だし無職なのかな
火遊びで火事起こすなんてDQNっぽいけどいつ頃の話?
なぜかwikipediaには娘二人のことしか書いてない。
息子の涼も中上健次・かすみ夫妻の子供だよな?
32 :
吾輩は名無しである:2010/04/17(土) 11:24:20
検索しても不自然なほど息子の情報が出てこないな。
33 :
吾輩は名無しである:2010/04/18(日) 12:51:59
息子の消息は本当に謎だ
34 :
吾輩は名無しである:2010/04/23(金) 21:57:40
保守
>>18 上原善広と中上健次ってどういう関係なんだろ?
生きていたら、64歳か
嗚呼・・・
38 :
吾輩は名無しである:2010/05/09(日) 20:50:31
松波太郎って新人の小説に熊野大学のことが書かれててワロタ
こういう子いそう〜って
中上の墓前で泣くような奴って実際いるの?
39 :
(o^v^o)鈴木雄介 ◆m0yPyqc5MQ :2010/05/09(日) 21:00:46
中上ファンなら泣いちゃダメでしょ。泣かないで強く生きないとダメ。
岬」で芥川賞を取ったときは、選考結果に待ちくたびれてべろんべろん。
泥酔状態で記者会見に出席したという。
そのうえ不愉快な質問をした記者を恫喝(どうかつ)したというのだから。
マスコミがいちばん偉くなってしまったいまの日本からは考えられないことである
41 :
吾輩は名無しである:2010/05/16(日) 14:49:07
>そういえば数年前、島尾敏雄が「自分は作家などと思っていない、ただ苦しまぎれに書いているだけだ」と
>酔ってからんだ中上健次に「お前、あれぐらいの作品で、自分を作家だと思っているのか」と鋭く批判したことを思い出す。
なにこれ
誰か詳細知らない?
42 :
(o^v^o)鈴木雄介 ◆m0yPyqc5MQ :2010/05/16(日) 17:19:17
文章がよくわからないんだけど、「作家だと思っているのか?」って言ったのは中上?それとも島尾?
島尾敏雄はフォークナーについてのエッセイで「フォークナーは読んだことない」と
書いてたな。
ならなぜエッセイの執筆依頼を受けたのか不思議だった。
フォークナー全集の月報の執筆依頼受けて断ったって話じゃなかったっけ?
結局書いたんだったかどうなったんだか
そのことを「集英社ギャラリー 世界の文学」の月報のエッセイで書いてたんだよ。
和歌山県新宮市出身の芥川賞作家、中上健次(1946〜92)が、生前に創設した文化講座「熊野大学」の夏季特別セミナー「熊野、中上健次、そして映画」が8月6〜8日、同市民会館で開かれる。
中上が映像にどのような影響を与え、中上作品が映画にどう投影されたのかを探る。
18回目となる今年は、初日の6日、作家の瀬戸内寂聴さんが「強烈な存在感 中上健次の思い出」と題し特別講演。瀬戸内さんは中上と親交があり、エッセーで「生きているときも、死後も強烈な存在感の人」と紹介している。午後6時半開演、入場料1000円。
7日は、映画監督の青山真治さんが選んだ中上原作の映画「火まつり」などを上映、青山さんや荒井晴彦さん(脚本家、映画監督)らをパネリストに、シンポジウムを開催する。8日は市内のゆかりの地を巡る。
熊野大学は中上が90年に開講。死去後は合宿形式のセミナーが開かれ、中上文学の魅力などについて作家や評論家とファンらがひざを交えて語り合う場ともなっている。
参加費3万3000円(宿泊費、食費込み)。7月31日締め切りで、先着70人。問い合わせは中上健次資料収集委員会
そういやケンジはケンジで“ドストエフスキーを軽蔑し、まともに一冊も
読みとおしていないで月報に文章を書くのはおそらく私一人だろうが”なんてw
新潮社版ドストエフスキー全集10巻の月報にて。
48 :
吾輩は名無しである:2010/07/15(木) 14:11:32
49 :
吾輩は名無しである:2010/07/15(木) 20:20:39
50 :
吾輩は名無しである:2010/07/16(金) 06:28:24
中上健次論は文学プロパー以外からも面白いものが書かれてる。
三浦典子のもその一つ。
いろんな要素をつかみ出して紹介してくれるという点で、俺のように中上の
作品を読んでない人達を作品に誘うだけの面白さのある中上論だと思う。
51 :
吾輩は名無しである:2010/07/24(土) 14:37:50
今年は猛暑だから中上健次の小説が合うな
しかし芙蓉はまだ咲いていない
52 :
吾輩は名無しである:2010/07/24(土) 14:43:38
猛暑の中での土方は暑いだけw
53 :
吾輩は名無しである:2010/07/25(日) 17:14:20
もし、三島由紀夫が少なくとも石原慎太郎の今の年齢ぐらいまで生きていれば、
最も誉めたのが中上健次ではないかと思うんだよな。二人の作品が泉鏡花を通
じてつながってることは明らかだし。
三島が75才ぐらいまで生きて、仮に二人が密接な交渉を持っていたとすれば、
(それは十分、有り得たと思う。)1970〜90年代の日本文学においては無論、
現在に至っても、三島は右翼であり、中上は左翼であるというような偏った
見方が幅を利かせることは有り得なかったろうと思う。
54 :
吾輩は名無しである:2010/07/25(日) 18:41:37
中上自身は悪くないが、中上を持ち上げたのは
W村上、とくに春樹をバッシングしたポストモダンの
批評家連中だけだよ。蓮実、柄谷、渡辺みたいなやつら。
ようするに一般読者が少なく、海外の評価も低い中上を
「純文学の鑑」として、海外の評価が高く、読者も多い
春樹を貶めるためのかませ犬に使っただけ。
その証拠に、あいつら、村上春樹の評価が「1Q84」など
不動になってしまってからは、中上のことなんかこれっぽっちも
言及してないぞ。利用されただけの中上もかわいそうだよな。
55 :
吾輩は名無しである:2010/07/25(日) 19:00:05
>>ポストモダンの
批評家連中だけだよ。蓮実、柄谷、渡辺みたいなやつら
だからこそ、彼等は中上がポストモダンの作家として流されてしまうのを
恐れるが為に遠巻きにして見ているのかも知れないじゃないか。
中上をこれから再生させることは十分過ぎるくらい可能なはずだが。
いや、別に再生しなくていいし
甦る中上健次
59 :
吾輩は名無しである:2010/07/26(月) 00:28:15
三島が生きてたら島田の芸風の一つが発揮されないまま終わってたな
60 :
吾輩は名無しである:2010/07/26(月) 00:33:35
村上春樹の評価は「1Q84」で確実に下がったと思うが。
売れたかもしれないが、中味がスカスカだから。
昔の春樹ファンはもう見捨て始めているのでは?
俺は嫌味じゃなくて(読んでないし)褒める文章を見た事ないから訊いてみただけなんだけど…
63 :
吾輩は名無しである:2010/07/27(火) 02:03:24
>>62 読んだ事も無いのに褒める文章が無いってどうやってわかるの?
お前みたいなのは発言するべきではないよ
64 :
吾輩は名無しである:2010/07/27(火) 02:37:25
これはひどい文盲
1Q84を褒める文章を見た事ないって意味だよ、って書かなくても普通わかるだろ!?
66 :
吾輩は名無しである:2010/07/27(火) 02:41:23
>>64 1Q84を褒める文章を見た事が無い、なんてありえないから
鈴木が村上の文章で褒めるものが無いと言っていると判断した
1Q84を褒めてる文章はいくらでもあるだろう
もし見た事が無いならそれはただの無知というものだ
相手にする意味が無い
67 :
吾輩は名無しである:2010/07/27(火) 02:42:32
68 :
吾輩は名無しである:2010/07/27(火) 02:42:53
やっぱり文盲だ
69 :
吾輩は名無しである:2010/07/27(火) 03:26:11
70 :
吾輩は名無しである:2010/07/27(火) 03:39:55
必死だな文盲
63=69
wwwwwww
73 :
吾輩は名無しである:2010/07/27(火) 10:26:57
(o^v^o)鈴木雄介 ◆m0yPyqc5MQ
↑こいつ、いろんなスレでくだらない一行レス
つけてるけど、正真正銘の馬鹿だな。スレを
無駄遣いしないでくれ。
74 :
吾輩は名無しである:2010/08/04(水) 20:57:01
75 :
吾輩は名無しである:2010/08/10(火) 14:33:44
奇蹟って読んだら傑作じゃねえか
誰だ後期はカスしかないとか吹聴してまわった奴は
確かにこれより後は苦労してるが
もうちょい生きてどうブレイクスルーするか見たかったな
早く死にすぎた
>>74 貼ってくれてありがとう。貴重な映像資料ですね。全部見ました。
>>75 >誰だ後期はカスしかないとか吹聴してまわった奴は
奥泉や柄谷です。
彼らは全然読みこめてません。
柄谷は奇蹟は褒めてたじゃん。
いや、奥泉との対談で「奇蹟」を「でたらめ」とする奥泉に同意していた。
柄谷は中上を文壇政治で利用していただけ、生前も死後も。
>>79 >いや、奥泉との対談で「奇蹟」を「でたらめ」とする奥泉に同意していた。
マジで?俺が読んだ対談で柄谷は奇蹟は奇蹟的に良かったって絶賛してたよ。
81 :
吾輩は名無しである:2010/08/12(木) 17:42:11
柄谷もそんな洒落を言うようになったか
今から鳳仙花を読む
>>81 柄谷行人はギャグ漫画しか読まないって公言してるよ
>>82 素晴らしい小説だと思いますがよ
>>80 柄谷は奥泉の批判にろくに反論していなかったもの。
柄谷としては神話的世界が反復して行く過程で差異が発生し、
それによって時間軸に歪み生じて歴史が動いていくが、
逆に物語は衰弱して行く。
それを積極的に引き受けたという点で中上は立派だった、という立場で
「奇蹟」は資本主義的差異への転換点として評価していた筈だ。
要するに、自身の「差異の哲学」の論拠として利用しているだけなんだよ。
これに対してウェーバリアンである奥泉は「プロ倫」や「理念型」を念頭に
差異の哲学を批判したんだろうな。
ま、ウェーバーの「プロ倫」は学問の世界では牽強付会である(つまり科学でも何でもない)
と批判されているわけですけどね。
ま、二人とも「呪術からの解放」を素朴に信じる合理主義者だから
中上作品を文化人類学の対象としてしか見ていないんだよな。
その上でで真贋を論じているだけで。
別に文学作品や批評はそんなものじゃないと思うんですけどね?
まあ、中上のほうが柄谷よりずっと偉いと思いますけどね私は
あ、偉大な柄谷よりさらに偉大な中上という意味ではないですよ
柄谷程度よりは中上のほうがってくらいの事です
でも中上の物語は好きですよ、ええ
中上さんって分かりやすい弱者印籠があるから、
law class behaviorが許容されてそこだけはいいなとおもう
飲んだ後、暴れるんだっけ?DQN家系にありがちだけど
落差が激しいと言うか
飲んでてもデカイ図体して「え?いたの!?」ってくらい存在感が希薄に感じられる事もよくあったらしいよ
部落という弱者印籠→law class behaviorが許容される
じつは結構ボンボン
なんという良いとこ取り
作品は全然興味ないけど、こういうとこは上手くやってんなとおもう
作品は、どこがいいのか分からない・・・
部落 空港で肉体労働 あの顔
ここまで揃ったら守られたも同然
うらやましいような、うらやましくないような
息子の火事話はちょっと面白い
DQN家系って、色々なにかと信じられないことがあるから
そういう捉え方にしか感心がないなら
この作家にかかずらってないでさっさと忘れたほうがいいよ
底辺DQN家系でも、下手に大学でてると、ミドルクラスの振る舞いを要求される上、金欠だったりする
パッケージが普通で中身が死体みたいな?こういうの違和感たっぷりで曲者扱い、一番叩かれるからね
パッケージが死体で中身が土建ボンか いいとおもう
うん、やっぱジュネでいいや
ジュネも名前知ってるだけだなこれは
この手のタイプこそむしろ中上を読んだらいいのかもしれない、この作家の根本に関わる事だし
まあ、結局本なんか読まない人だろうなこれは
頭働かすのが面倒なんだ
千年があまりにも迫力なくて、
ああこの人、悪人じゃないなと思った
大江健三郎は悪人だと思う そこがいい
柄谷行人はサド論と大江健三郎論が面白かったけど、なぜか読む気がしない
文学文学といいながら、芸術性をまったく感じないからか
村上龍も興味ないけど、あのレベルがサッカー解説に行く時代に、
文学やりたがる連中ってよっぽどドン臭いと思う
村上ハルキは喪男の自意識の腐臭が文章からあふれ出ていて、馬糞のつまった小屋以上に臭い
99 :
◆02DECXzMUAg3 :2010/08/13(金) 20:32:02
大江さんは悪人というより
無意識にそうなっちゃってるんだろうな
作品は良いのにそれ以外のエッセイやら発言やらはなんでこんな…
本当にあの作品郡を書いた人なのか?って思うからね
天然なんだね
天然というかてんかんを感じる
長年の友人がクラシック兼てんかんで、いろいろ話を聞いてるせいか、
あー、「アレ」か・・と思ってしまう
やってることはずっと小粒だけど微妙に似ているもの
個人的な体験とアグイーなんかもうそのまんま
たぶん大江さんはああやって、バランスをとっているんだと思う・・
あと、奥さんが相当偉い
アート系の癲癇が身近に常駐してる人なんてそうそういないから、
大江健三郎の、あの顰蹙を買う言動はもう誤解しか呼ばないと思う
息子に代理で背負わせて、奥さん犠牲にして、それでもあんだけ
残ってるってことは、相当なもんだと思う
「アレ」はキモイ文体にもしっかりでてます
それからしたら、千年は「上手いなー」としか思わなかったわけよ
大江さんの作品は称賛し続けながらも
大江さんその人には苛立ちを感じてた中上の気持ちは分かるよ
どうしてあんなに鈍重なのかと思うもの
素の発言はあの人ホント駄目ね
まあ厳密に言えば近代文学は大江健三郎で終わってると思う
大江=リバーズ・エッジ
近代文学「界」なら中上健次までと言ってもいいけど、
あとはラノベ
大体村上は苗字が「ムラの上」な時点で終わっている
ばななにいたっては猿の餌
中上・・「中の上」?
というわけで周辺とか被抑圧者の文学なら、ツェランでいいかと
ガルシア・マルケスは過大評価されてると思う
なんちゃって被抑圧者の文学=中の上
とまでは思わない
浅田彰も名前の通りだ
逆に言えば名前の通りの人は重要人物なのかも
柄の谷を行く人ってなんぞや どこの谷地で何の模様
蓮の実が重なるのはキモいです
大江は名前と真逆の人格じゃん
アレゴリーだからしゃあない
実際、部落問題なんてテキストの外部で
ワアワア言われているのを聞くまではピンとこなかったけどね。
中世の軍記物や説話文学の言説が現代文学に出現したのに
軽い衝撃を覚えただけで。
そういう意味ではフォークナーや大江とも違うんだよ。
作者である中上に関しては非常に繊細で内向的な人だと思ったけどな。
ひと言でいえば自分の中にある何かに対する“怯え”が創作の原動力になっている人。
大江にそんなものはない。
中の上でFA
中上健次の生まれ変わりはユウザロック!
中の上で、健の次ときた
中上はフォークナーに影響受けたと言うけど
切っ掛けにはなったろうが
この人の源泉は日本の古典だろうね
117 :
吾輩は名無しである:2010/08/16(月) 06:20:47
中世の古典で中上健次が影響を受けてそうなのは今昔物語かな。
中世を思わせる熊野集の短編や化粧の中の短編(穢土とか)大好きだ
118 :
吾輩は名無しである:2010/08/16(月) 06:25:06
あと重力の都のふたかみと残りの花もいいな。
ふたかみは萌える日本文学という本でも紹介されていたw
中上みたいな世界を描く作家っていそうでいない
顔も、いかにも労働者階級という感じでうらやましい
勝手に苦労人と想定してもらえそう
120 :
吾輩は名無しである:2010/08/18(水) 22:38:24
確かにw肉体労働や苦労が似合いそうな容貌w
中上好きだが唯一嫌いなところがあるとすれば韓国贔屓の左翼思想かな。団塊世代には左翼多いけどね
嫌韓よりマシじゃね?
肉体労働や苦労が似合いそうな容貌で、実際は土建ボン
これはオイシイ 本人このオイシさを自覚してたのかな?
Bが駐車場つくれとか市役所に優先的に就職とか、そんな横暴思い出す
個人的には兄ちゃんが首吊ったくらいで騒ぐな、と思うけどね
いまどきの日本は韓国贔屓じゃない?つたやとか韓流華流ですごい
123 :
吾輩は名無しである:2010/08/19(木) 18:01:23
兄ちゃんが首吊りはトラウマもんだし辛いんじゃないか
ツタヤの韓流コーナーとか韓流が持ち上げられてるだけで実際は韓国好きの日本人て少ないと思う
被差別部落は自殺者が多いよ。
KJも自殺みたいなもんだしね
免罪符ステッカー
127 :
吾輩は名無しである:2010/08/20(金) 10:59:01
きちがいばっか出て来るね
柄谷行人がいなくなったあと、この作家を評価する人がいるのかは微妙でしょう
ある人を潰す最良の方法は、最大限に持ち上げることらしい
130 :
吾輩は名無しである:2010/08/20(金) 18:09:01
>>128 少なくとも世に蔓延する軽い文体で軽いテーマ(大衆向け恋愛や日常もの)の大衆向け作家とは違う。
中上の代表作は大衆向けじゃなくてマニア向けだわなw
文豪とまではいかなくてもいい小説を残した人だと思う
今後も中上の毒にあたったマニアに読み継がれるんじゃないだろうか
131 :
吾輩は名無しである:2010/08/20(金) 22:39:35
中上のマニア向けテーマって何?
血とか土俗とか路地とかそういう事を指して言ってるの?
カラタニとか中上と比べてもまったく面白くない
中上は読むに足るというか、今でも誰も読めてないだろう柄谷を含めて。そんな幻想を抱かせる作家はそうはいない。
文学の終わりじゃなくて、文壇の終わりを表しているって印象かな
すごいとか全く思わないけど、別に嫌な感じとかは、全くしない
過剰に持ち上げられてるのを見ると?となるが、普通に良い作家だとおもう
批評家はハルキ叩き目的で、中上を持ち上げてたの?
中上のほうが先に出て来たのに
春樹叩きのためも糞もなかろうて
大体カラタニの評論なんて中上の面白さを何も引き出してないし
あんなもん貢献してないのと同じだわ
中上を過剰に持ち上げる気はないが
カラタニの評論もつまんねえし
中上なんて大した事ないと言う奴もカラタニの持ち上げに対しての反論であって
結局作品自体は置き去りにされてる
評価する側も批判する側も下らねえもんしか書けてない
136 :
◆02DECXzMUAg3 :2010/08/21(土) 14:56:49
ちなみに中上自身は村上春樹の作品に好意的な書評を寄せている
後に技術に溺れすぎぬようにと警告もしていたが
中上を評価しないのは丸谷、福田、奥泉、三枝和子といった実力がイマイチの連中だけで
殆どの作家や批評家は絶賛している。
ただ、生前の乱行が記憶にあるんで素直に認めたくないんだよ。
対談中に「机をひっくり返すぞ」とつぶやいたり、
深夜の自宅に「三千万円持ってきたら許してやる」と電話をかけてきたり
「どうして大○を批判しないんだ」と脅迫されたら
いくら良い物を書いていても誉めたくなくなるだろう。
こんなエピソードは軽い方で表面に出てこない話がたくさんある筈だ。
本質的にヘナチョコ集団である文壇が敬して遠ざけるのも仕方ない。
138 :
吾輩は名無しである:2010/08/21(土) 15:34:45
やっばきちがいじゃん
野球チーム「枯木灘」(笑)
埴谷の「ポエムス」よりはマシだろう。
>>137
ほかにどんなエピソードがあるの?
キ印で、ちょっと好きになった
366 :吾輩は名無しである :2007/03/24(土) 21:32:14
中上が村上春樹を奥さんの前で土下座させたって本当?
春樹は泣きながら土下座したそうだが
367 :吾輩は名無しである :2007/03/24(土) 21:37:56
本当だよ。だから春樹はアメリカに住むようになったんだけどね。
368 :吾輩は名無しである :2007/03/24(土) 22:14:44
柄谷のマンションの風呂でウンコしたって本当?
柄谷の娘に死ぬまで嫌われたって書いてあったけど
柄谷に娘いたのかよ知らなかったネタかなあ過去ログ
栗本慎一郎が、現代論客(思想家?)評価本みたいの出したとき
中上が、おおむね妥当だか、蓮實重彦の評価が高すぎ、
柄谷の評価が低すぎみたいに評してたことがあったような
>>141 君みたいなのがいるから受け狙いでわざと暴れていたんだよ。
土方作家、戦後世代のトップランナー、戦う作家
そういうジャーナリズム受けする下らないパフォーマンスで敵を作り過ぎた。
本当は泣き虫で繊細な健次くんのくせに…
俺は中上の行動に対しては痛ましさしか感じない。
いつになったら読者は作品を作品として受け止められるようになるんだろうか。
パフォーマンス? 太宰みたいだな
こわもてでも、文学やるくらいだから虚弱なとこあるんか
虚弱だとは思っていたよ だから前に、悪人じゃないって言ったんだけど
TVの特集でも、「相手にドンッって押されたら、シュンとなって、やりかえせないようなところがある」
みたいなこと関係者が言ってたし 個人的にはそういうところが、物足りない
大体本当の悪人は外面いいから、分かりやすく人前で暴れるわけがない
ジャガイモみたいに太ってたのは、繊細なハートを守るためだったのか
>>145 読んで分からないかな?
典型的な甘えん坊の文章だよ。
夜中に脅迫電話を受けた人(宮本輝の母親だ)が
「あの人はどういう人なの?」と作家である息子に問いかけた所
息子は黙って中上の本を差し出した。「鳳仙花」であった。
読後、母親はぽつりと呟く「こんな文章を書く人が、どうして…」、と。
文は人なり。だから輝はもちろん龍や柄谷も中上がどんな人間かよく分かっていた。
分かっていたからこそ、その乱行に付き合っていたんだよ。
身長180以上の泣き虫で、甘えん坊の、5歳の少年による癇癪にね。
年がら年中、女とヤルことばかり考えてそうな文章だなあ、とも思ったよ
そういやなんで浅田彰のことを嫌っていたんだろう
80年代で一番頭のいいお坊ちゃんだから
>>149 柄谷行人が「天才」とか手放しで絶賛したから嫉妬したんだと思う。
>>150 中上だってボンじゃん
>>151 一家に一代あれば便利だと思うけど、天才って・・ 死んだら即消えそうな人なのに
そもそも浅田彰は残ろうとしてないでしょ。だったらもっと本書くだろうし。まあ構造と力一冊でも残ると思うけど。
まとめると、頭良くて天才?だから? でも柄谷行人とは仲良かったんでしょ
じゃあ柄谷行人は、頭よくもなければ天才でもないということか
表面だけの才人とか頭がどうのとかいう理由ではなく、出典忘れたけれど、自分だけは傷つかないポジションにいる
ノミの心臓だからじゃないか。
ガラスのハートvsノミの心臓で、FA。
中上健次は浅田彰をバカ呼ばわりしてたよ。それでも浅田彰は中上健次の死後も彼を全否定しなかったけどね。
>>154 >じゃあ柄谷行人は、頭よくもなければ天才でもないということか
なぜそうなるの?
>>155 >自分だけは傷つかないポジションにいるノミの心臓だからじゃないか。
浅田彰を傷つけようと思ったら「構造と力」を正面から批判すればいいんだよ。(ちなみに俺は全く理解出来なかった!)
それがかったるいなら対談鼎談とか山ほどやってるんだから、発言の矛盾とかを探し出して批判すればいいんじゃないの。
浅田彰は少なくともフェアだと俺は思うよ。逃走論とか書いてるけど対話を求められれば逃げずに応じるところが誠実。
傷つかないポジションっていうけど、正面から論破されれば素直に負けを認める度量はあると思う。誰も出来ないだけで。
そういや東某氏はどうなったの
それでも浅田彰は中上健次の死後も彼を全否定しなかったけどね。
自分はむしろこういうところに、器用な保身を感じるけど
熊野で中上をネタに高額セミナー合宿やってるって噂を聞いたけど、真偽のほどはさだかではない
中上健次って公然と馬鹿よばわりしたり、暴れたり こういう分かりやすいソツのある人は悪人じゃない
保身に長けて、表面を取り繕うのが上手な人が、人の見てないところでは案外たいがいだったりする
東某氏はソツがあるので、悪人ではない 自分に合わないことばかりやって、ヤケになってるようにみえる
浅田彰はよく知らないけど、京都の路上で見かけた印象は「すさんでいる」だった
岡崎京子の漫画をブックオフで見たときの印象も、「すさんでいる」だった
すさんでいる=ニヒリストなのかな
>>158 東はその姿勢(対話を求められれば逃げずに応じる)がないことを浅田に批判されてるよね。
だから浅田は論争を挑まれたら無視できない立場にいると思うよ。なんで誰も行かないのか。
>>159 斬るところは斬ってたよ。でも中上を全否定したら柄谷を全否定することになるから難しい。
その点、蓮實は中上の晩年に喧嘩売られたのを根に持って死後もけちょんちょんに貶してた。
>>160 でも相当ヒドかったらしいよ。少なくともいい人ではない。トラウマになってる被害者は多いと思う。
浅田彰は自分でニヒリストだって言ってるね。
論争もなにも、浅田彰には独自の思想とやらはないので、批判のしようもないのでは・・
ものすごい精度の高いまとめ屋さん=構造と力 歴史に残らないっていったのは、そういう意味です
本人が残らないでいいと言ってるのだとしたら、それすら保身に聞こえる
森毅はいわんや、広松渉ですら誰も読まないし、淘汰ってすげえ規模で行われると思います
個人的に蓮實と柄谷の良さがまったく分かりません・・
東君にいたっては、そもそも何がしたいのあの人としか 戦後生まれの劣化のすごさは、あからさますぎる
でも相当ヒドかったらしいよ。少なくともいい人ではない。トラウマになってる被害者は多いと思う。
それでも許されてたのはBという分かりやすい記号があるからでは
柳美里も雨宮処凛も、弱者記号を振りまわしてるようにみえます 苦労が似合いそうな顔は得だ
>>162 あの話芸と頭の回転は鬼だと思うけど。実際ディベートで負けた事ないし。それに関して柄谷や蓮實をはるかに凌ぐと思います。
僕も東さんの魅力はよくわかんないですよ。三島賞事件もつまんないし、先日の朝生か何かでキレてたのもかっこ悪かったなあ。
>>163 元祖和製B-BOYですからねKJは…
浅田彰は言葉とか感情ではなく「能力」で人とコミュニケーションをとっている印象があります
>>163 >それでも許されてたのはBという分かりやすい記号があるからでは
何にも知らないんだな。
中上がカミングアウトしたのは昭和天皇の死の直後で
それまでは被爆者団体や同和関係者から作品の内容を批判されていたんだよ?
中上の地元ですら“ナカノウエ”(中上家のこと)が被差別部落の出だ、
という認識は薄かった。
むしろ地元では名家という扱いだった。
家族や親戚に迷惑をかける事を承知の上で発言したわけだ。
何故かというと天皇の死をめぐって世間に満ちていた
禁忌的な空気に切り込むためだ。
少なくとも被差別部落という弱者権力を楯に乱行を正当化したりはしない。
そこが柳なんかとは違うところだ。
>>166 野間宏と安岡章太郎との差別鼎談でカミングアウトしたのが1977年ごろじゃないの?
何気にここに来てみたが、案外勉強になった
あまり2ちゃんを信用しないほうがいい!
裏を取る事をオヌヌメします。
>>167 90年位の行われた柄谷との対談でその事に触れているし、
80年代中頃(千年の愉楽発表後)に行われた
革新色の強い雑誌でのインタビューで
「何故、被差別部落を取り上げるのですか?」と聞かれて
「それは僕らの育った地域の歴史を裏側からみて包括的にとらえたいから」
と答えていたわけだから、天皇の死後に行われたシンポジウムが
カミングアウトの第一歩だろう。
たしか作品社あたりから出ていた筈だから一読をお薦めする。
郷里の“ナカノウエ”については四方田犬彦がエッセイの「犬も歩けば」で触れている。
すなわち、作中の部落問題は実体験としてではなく東京で文学作品として
中上の中で生成されたものであろう、と。
まあ、これは後年発表された佐野真一による
宮本常一へのインタビューで明らかになっている。
だから、例えばスガのいう中上の部落描写はあえて紋切り型の描写をしたのだ、
とする批評は的外れ、というか部落問題で中上作品や中上本人を論じるのも的外れ。
そして差別という“根拠”で作品を貶めているのが
たとえば、自身の先祖らによる民権運動(被差別部落の富を徹底的にを利用した)を
戦後的人権という枠組で矮小化した形で描いた安岡なんですねぇ
じゃあ1977年のカミングアウトは何だったのよ?他にも言ってる事が全然よくわからない。
もっとわかりやすく言ってくれないと調べる気にすらならないわ。
>>170 弱者印籠の因縁に対する反論なら、
事実だけを時系列で書いてくれたほうが
でも事実関係がどうであろうと、被差別印籠を思われる時点で作品に迫力がないのでは
とはいえ、中上以降の作家と比べると格段に好感を感じる
トラウマは感じない 中の上
実体験の実写じゃなくて、作品で相手にトラウマを与えるべきであったとおもう
案外、そんなに器用な人じゃなかったのか
一番ひどいのはルシュディー
176 :
吾輩は名無しである:2010/08/30(月) 16:26:13
なんだかんだで英米文学が優位
紀伊に文学的にサマになるコミュニティーなんてないから
むりくり路地(=ヨクナパトーファ・ジェファーソン)を作ったってとこだよな
実際、そんな苛烈な被差別なんてもんはないし
タンゴの流れるダンスホールなんてものもない
牛だか獣だかを屠ってゆんづるをつくるなんてのは
別に紀伊に限ったことじゃないし
中上健次は苛烈な部落差別を描いてたっけ?
ヨツの指きり話なんて中上経由じゃなく、知り合いの公務員経由で知った・・
三越がヨツを意味するとか難癖つけられて金を巻き上げられたって話はすごいよな。
学生時代友人の下宿にいたら未知の人物からTELがあって、
その地区はBが多いんでしょう、こんど親戚がその土地の人と結婚するんだけど、
Bなんじゃないか疑ってる、どうのこうの知りたいと、いきなりさぐりを入れてきたことがあった。
それくらいかなー実体験は。なんだったんだあの電話は。
地方のかなり田舎です。何件かけてるんだコイツはとおもいました。
Bじゃなくて奇病系の人を知ってるけど、恋人にも話せず辛いらしい。
真顔でひかれるらしい。それを思うと、Bもいまだに色々あるんだろう。
別に苛烈な被差別部落の実態!なんて書き方してないし
そういう語り方には全く興味ないでしょう中上は
>>183 恐ろしい話ですね。親戚が被差別部落の人と結婚するとどうなるんでしょうか。
>>184 奇病って具体的になんですか?
>>186 メジャーな奇病 ハンセンではない
いつもこそこそ隠れて薬飲んでて、それがバレバレなのがおもしろ可愛い
自分がいやだと思うのは実害のある人だな 実害がなければ別に・・
スカトロの人で、タッパもって待ち伏せする人とか、いたけどね
ああいうのは、どうかと思う
AVでそういう企画モノあるが、筋肉の動きのあとのないスカトロは偽ものらしい
そんな豆知識聞いても、ここでしか披露できんわ
>>185 その通りですよね。それだけはやるつもりなかったと思う。
>>187 個人名が特定されてるわけじゃないんだから病名を出すのは問題ないのでは?
スレ違いですけど…奇病で画像検索すると衝撃的だって人から教わりました。
>>188 オシッコしてるのを見せるのはよくあるけど、ウンコを出されても嬉しくないっていうか普通にトイレでして欲しいです。
結局千年の愉楽だけ読んで、遠慮したという感じ
文学っていまだに必要なんだろうか?
言語芸術の可能性なんて、ほとんど残っていない気がする
なんで枯木灘を読まずに千年の愉楽なの?
中上の少女変体文字に興味をもった
近所で千年河出文庫発見
期待
ピンとこないな、でポイ
確かに中上健次はギャル文字ですな
個人的には、ヤクザが女をまわして風俗に売るとか、Bワールドとかが全開の
底辺少女マンガを、効果音はあのルビで、描いてくれたほうがよかったかも・・