1 :
吾輩は名無しである:
漱石と鴎外だと一般の読者は同じくらいいるけど
作家や評論家に評価されてるのは鴎外
三島も太宰に比べると知識人からの評価が高い気がする
2 :
吾輩は名無しである:2010/02/08(月) 21:05:56
林太郎:簡潔明快な日本語。
由紀夫:華麗な日本語の極致。
結局、日本語を如何に駆使したかだ。
3 :
吾輩は名無しである:2010/02/08(月) 21:49:31
漠然とし過ぎた質問だな
そして
>>2の回答を見ればこんなとこで質問するのは間違いだと気づくだろう
おちんちん
の大きさ
頭の弱い
>>2のような奴が得意げに書き込む死ぬ程低レベルな文学板
7 :
吾輩は名無しである:2010/02/09(火) 10:46:55
森鴎外とは何か?
あらゆる鴎外伝説が衰亡した今、私にとつては、この問ひかけが、一番の緊急事に思はれる。
もちろん、綜合的人格「全人」としての鴎外を評価することは重要である。しかしすべての伝説が死に、
知識の神としての畏怖が衰へた今こそ、鴎外の文学そのものの美が、(必ずしも多数者によつて迎へられずとも)
純粋に鮮明にかがやきだす筈だと思はれる。
三島由紀夫
「作家論 森鴎外」より
8 :
吾輩は名無しである:2010/02/10(水) 20:28:40
にゃんとなく似てるなあ二人
9 :
吾輩は名無しである:2010/02/10(水) 21:09:57
東大医学部と法学部って聞いたら、シブいよね。 文学部にはそれ感じない。
俺みたいな一般人の感覚は、そんなとこ。
10 :
吾輩は名無しである:2010/02/10(水) 21:30:18
まあ、そんなところだろうな。
二人とも、経歴がまずまず華やかなんだよな。
11 :
吾輩は名無しである:2010/02/11(木) 11:40:11
>>7 三島のよくある力んだ文章だな。
力が入りすぎて、内容すらも幼稚な印象を受ける。
12 :
5点:2010/02/11(木) 12:59:03
三島は情緒的、自意識過剰な坊主。
そんなやつが好きなんだろう。
13 :
吾輩は名無しである:2010/02/11(木) 18:49:22
知性の高さの問題だな。知性低きものには解らぬ世界だは。
14 :
吾輩は名無しである:2010/02/11(木) 19:16:50
博学で、頭の回転が速かったかもしれないが、
最後に役人がタムロするところでハラキリしたところをみると、
やっぱり、おつむがイカレてるよ。
15 :
吾輩は名無しである:2010/02/11(木) 19:26:43
知行合一だわさ
16 :
吾輩は名無しである:2010/02/11(木) 19:43:57
陽明学は儒学のなかでは異端であったかもしれな空理空論
を退けた所をかう。大塩平八郎それなりに偉大なり。
自決もようできん我々には高みから批評など出来ぬは。
17 :
吾輩は名無しである:2010/02/11(木) 19:52:00
鴎外や漱石ならいざ知らず、三文文士がって言われてた三島
18 :
吾輩は名無しである:2010/02/11(木) 20:04:52
中江藤樹、熊沢蕃山、大塩中斎
19 :
吾輩は名無しである:2010/02/11(木) 21:19:04
スレタイの三島由紀夫の…という所が引っかかるんだよな。
太宰は生誕100年でこれだけ騒がれているのに
三島は没後40年になろうとしているのにサッパリだろう?
21 :
吾輩は名無しである:2010/02/11(木) 23:00:05
切腹してなきゃ忘れ去られていた可能性大だしな。
22 :
吾輩は名無しである:2010/02/11(木) 23:07:11
そんなら太宰も自殺してなきゃそうだし、仮定のこと言っても無意味。
小説家としてはぜんぜん駄目だよ。
これは生前から誰もが認めていた事だ。
24 :
吾輩は名無しである:2010/02/11(木) 23:12:47
25 :
吾輩は名無しである:2010/02/11(木) 23:24:15
>>23 あんたの脳内の誰もがね。
全員が一致することなど、この世にありえないから。
26 :
吾輩は名無しである:2010/02/11(木) 23:38:00
>>20 その比較おかしくないか?
生誕か没後、どちらかに統一しないと。
27 :
吾輩は名無しである:2010/02/11(木) 23:40:47
三島の金閣寺は、鴎外+スタンダールの文体で書いたんだったっけ?
28 :
吾輩は名無しである:2010/02/12(金) 00:43:25
それは痛いな
29 :
吾輩は名無しである:2010/02/12(金) 11:20:36
>>27 文体を取り入れたわけじゃないと思います。
30 :
吾輩は名無しである:2010/02/12(金) 11:28:21
>>27 スタンダールのアルマンスと、園子とを重ねて描いたってことだと思います。
>>24 それはあるかもね
鴎外は明治の作家として早い時期に位置するというのと
やっぱりエリートの権威が効いたんじゃないのかな
当時は特にそういう社会でしょ?
三島は凄いし世界的な評価も高いけど
文体が異様にくどいから
知っているが読んだことのない作家になりそうな気がする
32 :
吾輩は名無しである:2010/02/12(金) 12:47:05
(例)ケネディが上杉鷹山を尊敬していたという都市伝説
>>29 三島の文章読本には、鴎外を手本に文体改造して、そして金閣寺を書いた、と載ってた。
スタンダールは知らん。
34 :
吾輩は名無しである:2010/02/12(金) 20:12:45
みんなエロイ人ばかりやなあ。三島の爪の垢煎じて飲め、糞馬鹿ども。
>>25 一例を挙げたら中村光夫、伊藤静男、吉田健一ね。
師匠の川端ですら「みずうみ」を破綻していると評した三島を
「あれには分かりません、一生分かりません」と吐き捨てている。
開高健だって「そのやり方は小説ではないのでは?」と三島本人に対して言っている。
村上龍、浅田彰、中上健次、島田雅彦ですら、
小説家としては…という見解で一致している。
三島は知識人としてはともかく、小説家としては…というのはほぼ一致した見解なんですけど?
36 :
吾輩は名無しである:2010/02/12(金) 21:51:47
293 名前: 吾輩は名無しである [sage] 投稿日: 2010/02/12(金) 00:02:36
「金閣寺」に軍人が出征のために女と別れるときに、
女がオッパイ出して乳を碗に入れて、軍人に飲ませるくだりがあるが、
子供心にも「アホくさ」と思ったな。
こういうのを読んでありがたがっているくらいなら、
文学なんか読まないほうがいいね。
37 :
吾輩は名無しである:2010/02/12(金) 22:47:44
>>35 その中では、川端康成と島田雅彦は明らかに三島の小説を褒めてますけど。島田は影響受けて作品書いたのを公言してますよ。
みずうみの話も、言ってるニュアンスがそれと全然違いますから。
開高健も三島に、小説の書き方を教えてください、と言ってた、という話もあるよ。
浅田とかそこいらの評価なんか、どうでもいいクズレベルだから論外。
38 :
吾輩は名無しである:2010/02/12(金) 22:50:23
>>36 ありがたがって読んでる、って発想する人間がそもそも幼稚で、バカにみえるんだけど。
39 :
吾輩は名無しである:2010/02/12(金) 22:56:18
>>27 >>30は、仮面の告白のことでした。
スタンダールの影響は金閣寺じゃなく、仮面の告白だと思う。
40 :
吾輩は名無しである:2010/02/12(金) 23:07:38
三島君ほどの作家は100年か200年に一人しか出てこない。
「豊饒の海」は、三島君の作品の中で最高の価値がある。
川端康成
三島って40年前の村上春樹?
たいして読書家でもなかった爺さんの遺品の中に、豊饒の海4部作(箱入り)があった。
>>35 伊藤静男って、もしかして伊東静雄のこと?伊東静雄は詩人でしょう。
三島の詩などは学生時代に褒めてた時期があったようだけど、三島の小説には言及してないんじゃないの。
43 :
吾輩は名無しである:2010/02/13(土) 08:32:40
川端康成のノーベル賞受賞はどうみても変だ。文学は三島のほうが
はるかに高い。
三島はどこの古書店行っても買い取り評価低いよ
鴎外の方が断然ニーズある
鴎外の本の方が、古いからだろ?w
46 :
吾輩は名無しである:2010/02/13(土) 12:17:13
>>44 二者の出版物を比較すると、三島関連が供給量多いって話じゃないの?
ちがう、店主に聞いた
三島は今は値が付かないってはっきり
どう比べたって鴎外の方が上だろw
比べるスレじゃないだろ
51 :
吾輩は名無しである:2010/02/13(土) 20:25:07
どっちみち初版じゃなければ、価値ないよ。
全集なら、一番新しい版の方がいいに決まってる。
三島由紀夫の初版 ( ´,_ゝ`)プッ
53 :
吾輩は名無しである:2010/02/13(土) 22:26:46
川端より三島が上
54 :
吾輩は名無しである:2010/02/13(土) 23:23:02
>>52 戦中戦後の物資の不足した時代に、20歳そこそこの青年の小説が出版されていたというのは、
日本の文学史上でも希なことだろう。
「花ざかりの森」の状態のいい初版はいい値段するんじゃないかな。
(もっとも、俺は三島のファンじゃないけど。)
55 :
吾輩は名無しである:2010/02/14(日) 00:23:38
スンマセン、
バカは直ぐに片付けます
∧_∧
( ´,_ゝ`)プッ
--=≡ / ヽ
|| ||
-=≡ /\ヽ/\\
/ =ヽニ)∧ニ)∧
-= / /ヽ‖( .ω.`)
-// /‖(つ
>>52 / / / ‖と_)_)
Lノ (_◎ニ◎ニ◎ニ◎
56 :
吾輩は名無しである:2010/02/14(日) 00:27:10
∧_∧
( ´,_ゝ`)プッ
57 :
吾輩は名無しである:2010/02/14(日) 00:33:56
\ 知るかポケ /
 ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄
∧_∧
" , 、 ミ
ゝ∀ く
∧_∧ | ________________
三 ( とノ /
三 / つ | < 2ちゃんねらーがいじめるよ〜!
三 _ ( _ /| | \
(_ソ(_ソ(_ )  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
58 :
吾輩は名無しである:2010/02/14(日) 00:36:13
>>10 鴎外の場合はそこそこの秀才って言うんじゃなくて、
留学した当時は、国家の期待を背負っているような秀才だよ。
三島はそこまでの秀才ではない。比較にならない。
59 :
吾輩は名無しである:2010/02/14(日) 01:06:27
そんな秀才が軍医となったものの、軍隊内部じゃ意外と地位が低い。
鴎外の文学的才能とは無関係だけどね。
家業である医業に就いただけで世俗的評価は別物だ。
それよりも周囲の無教養な俗物どもに悩まされたようだがね。
ただ、そんな境遇にも負けずに自らを持した点に
例えば柔弱な太宰なんかは憧憬の念を抱いたわけだ。
鷗外伝説と言うのはこういった知識人の社会との折り合いの付け方に
由来する所も大きいと思うよ。
61 :
吾輩は名無しである:2010/02/14(日) 01:34:35
>>40 川端は読書家じゃなかったから、大衆小説に対する免疫がついてなかったんだな
62 :
吾輩は名無しである:2010/02/14(日) 01:53:58
63 :
吾輩は名無しである:2010/02/14(日) 02:06:00
64 :
吾輩は名無しである:2010/02/14(日) 02:27:29
65 :
吾輩は名無しである:2010/02/14(日) 10:56:01
>>62 なにしろ文学関係の話が残る界隈。団子坂の途中には昔、江戸川乱歩が営んでいた本屋(古本屋?)が
在ったそうだし、坂を下って谷中小学校近くには「乱歩°」という喫茶店が在る。(乱歩の孫に許可もらったそうだ)
オーナーの趣味のものがアレコレ置いてあったり、来店した客が書いた分厚いノートが今時めずらしいので面白い。
乱歩と三島の2ショット写真見た人多いと思うが、どういう交遊関係なんだろ?
66 :
吾輩は名無しである:2010/02/14(日) 13:02:45
67 :
吾輩は名無しである:2010/02/14(日) 13:36:16
「アメリカの鏡・日本 」
(角川oneテーマ21) (新書)
著者 ヘレン ミアーズ, Helen Mears
翻訳 伊藤 延司
●真珠湾攻撃は青天の霹靂ではなかった。アメリカは、さしたる被害なしに
日本に第一撃を仕掛けさせるよう画策した。
●原爆投下は必要なかった。それは、日本に対して使ったのではなく、ソ連
との政治戦争で使用したのだ。
●「アメリカは日本を裁くほど公正でも潔白でもない」
68 :
吾輩は名無しである:2010/02/14(日) 14:11:21
69 :
吾輩は名無しである:2010/02/14(日) 14:19:04
この本その方面では有名だな。
70 :
吾輩は名無しである:2010/02/14(日) 14:30:27
その方面?
>>68 簡単にまとめるとこういう事だ
┏━━━━━━┳━┳━┳━┓
┃ ┃.D.┃C ┃.T.┃
┣━━━━━━╋━╋━╋━┫
┃点火時間 ┃○┃×┃×┃
┣━━━━━━╋━╋━╋━┫
┃消費電力 ┃×┃○┃○┃
┣━━━━━━╋━╋━╋━┫
┃運転音 ┃△┃○┃○┃
┣━━━━━━╋━╋━╋━┫
┃異臭(燃焼時)┃○┃○┃△┃
┣━━━━━━╋━╋━╋━┫
┃変質灯油耐性┃×┃△┃○┃
┗━━━━━━┻━┻━┻━┛
72 :
吾輩は名無しである:2010/02/16(火) 12:49:36
解説してくれ。
73 :
吾輩は名無しである:2010/02/17(水) 19:23:39
74 :
吾輩は名無しである:2010/02/17(水) 22:43:11
>「日本からみれば、この戦争(引用者註:日清戦争)は完全な成功だった。西洋列強は喝采し、
>日本における彼らの「特権」を相次いで放棄した。そして、日本を対等の主権国家として承認した。
>日本は韓国に自由を贈り、韓国国王は中国皇帝、日本国天皇と肩を並べる皇帝の地位を得た。
>日本は台湾と澎湖列島を割譲され、西洋の合弁会社が高利で中国に貸した賠償金で金本位制についた。
>日本は中国本土の遼東半島で大きな租借地を得ることになったが、ロシアが強く反対した。
>数年後、フランスとドイツに後押しされたロシアは中国との条約によってこの地域を領有した。」(P140)
>「いまになってみれば、日本が韓国を「奴隷化した」ことは明らかだ。日韓相互防衛のため、自国を併合して
>ほしいと日本に要請した韓国皇帝の「請願」は侵略を糊塗するための法的擬制であることも明らかだ。」(P150-151)
ヘレン ミアーズ 「アメリカの鏡・日本」より
所詮、ロシアからみた史観
欧州にせよアジアにせよロシアの脅威というのは共通事項だな。
それだけじゃないんだが、重要事項の一つである事は間違いない。
最近でもジャック・アタリ先生が「ロシアも欧州に含まれる」とか言って、
懐柔策を図っているんだが、それは難しいと思うな。
というか、世界情勢としては日清戦争以前に逆戻りしたような感じだ。
中国は昔以上に基地外ぶりを発揮して中東、中央アジア、中欧まで嘴を突っ込んで
経済発展の著しいインドでも新手のナショナリズムが台頭し始めたし。
また面白い世の中になり始めたね。
77 :
吾輩は名無しである:2010/02/19(金) 07:46:55
日清戦争は日本と支那との帝国主義戦争。日本のみが「帝国主義」
で親愛なる支那は帝国主義ではなかったというのが赤波書店系の
左翼「歴史学者」の自虐史観。日支事変も同じ。
そもそも「帝国主義」や「植民地主義」という定義がおかしいんでね。
産業革命や金融資本が未発達の地域や歴史的段階に
マルクス・レーニン主義の認識を持ちだしたって意味が無い。
それに冷戦崩壊後、世界中に金融資本や産業資本が覆っているのに、
政治状況としては1920年代、1880年代へとむしろ逆行しているわけ。
地政学や政治人類学がはたしてどこまで有効かは分からないけれど、
マルクス・レーニン主義だけじゃ、現状を説明することは出来ない。
中央アジアとロシアのとの関係、極東とアジアとの関係、
そして欧州とロシアとの関係を見直さないと。
実際、中欧、中央アジア、中東、チベット、新彊自治区なんかは
食糧、資源、宗教、民族問題で相当やばいからね。
中国人は本当に馬鹿だから目先の欲だけでこれらの地域にちょっかいを出している。
もうすぐパワーバランスが崩れる。
79 :
吾輩は名無しである:2010/02/20(土) 18:35:07
>>78逆に中華思想が災いとなって再び「列強」から侵略は?
>>79 あり得ますね。
ただし、現在のヨーロッパやロシアにそんな力は無い。
今回の金融危機を横目に中国は中東・中欧・中欧アジアの
石油と食糧を抑えに動いていますから。
極東でもウラジオストックのパイプラインを抑えに来ている。
最近になってやっと、日清日露戦争前夜の状況や
当時の日本政府が中欧や中東まで手を伸ばした事情が分かりかけて来たよ。
平原地帯という地理的条件もさることながら中欧からバルカン半島というのは
極東で言えば満州から朝鮮半島に該当するんだね。
昔は世界中でロシアの膨張主義やそれに便乗した中国を叩いたわけだけど
今度は中国の膨張主義とそれに迎合したロシアが問題になるわけだ。
で、EU(特にフランスとイギリス)は中欧と中東の窮状を黙殺している(いつもの事だけどね)。
そうなると今度もドイツや日本が動くしかないのかねぇ。
81 :
吾輩は名無しである:2010/02/21(日) 07:52:50
>>80 海洋国家日本が大陸に手を突っ込んだ結果、大敗北。日本は中国と
もっと距離を置くべきか? インドと日本の係わりは?
>>81 海洋国家だからこそ満蒙で露西亜を邀撃したんだよ。
満蒙を兵站地として押さえられたら中原(華中)と日本海の海上覇権を失い、
日本海側から侵略される。
隋唐時代でも蒙古の時も満蒙の地から中原と
朝鮮半島を押さえられて日本は侵略されただろう?
実際、歴史上無かった事にされているけど
山形や秋田は匈奴に支配されていたわけだしな。
また、海洋国家日本は元来貿易立国であり、南方のシーレーンは押さえなければならない。
秀吉の明攻略は南蛮貿易から締め出されたから起こったんであってね。
三国志で有名な諸葛亮の南蛮(華南地区)侵攻は南部兵站ルート確保の為だ
ベトナム(越南=華南)が中国に何度も侵略された経緯を想起すれば良い。
合従連衡とはよく言われる事だが中国帝国と通じる(連衡)か
周辺の小国と連携して対応するか(合従)のパワーポリッティックスの謂いなんだね。
ちょうどASEAN構想がが合従策の典型だったんだが、アメリカに潰されて
その利権を中国とアメリカとで奪い合ってるわけだ。
そんな状況下でどっかのド鳩が「地域主権」と「駐留なき安保」なんてやったら
上述の極東情勢はもちろん、
中東・中欧・中央アジア、そしてインドがどうなるかは分かるよね?
いくらアメリカによる大国のエゴが酷いといっても、
その影響力を直ちに排除するわけにはいかないのさ。
83 :
吾輩は名無しである:2010/02/24(水) 19:26:47
84 :
吾輩は名無しである:2010/02/24(水) 19:49:15
>>84 >>実際、歴史上無かった事にされているけど
山形や秋田は匈奴に支配されていたわけだしな。
ソースは?
>>84 匈奴の下層部族が東北地方の豪族になっている
百科事典にも記載されている事だ。
ただ、匈奴の下層部族である**氏は領民管理にあたった、と
その具体的支配領域までは明らかにしていない(というか隠している)
ただね、日本海を挟んですぐ隣にあれだけ特殊な名前の読み方をする部族がいたら
だれだってピンとくる。
ヒントを言うと日本海側から太平洋側に転封された大名だよ。
遊牧国家というのは元来そういうものなの。
上級氏族は定住をせずに支配民から上がりを頂くという構図だね。
まあ、時間があったら百科事典で遊牧国家関係の事項を引いてごらん。
あとは壇ノ浦で平家が滅んだ際の半島との関わりや
宋が滅んだ際の日中両方における宗教界の動きとかも面白いですね。
教科書レベルでは隠しおおせても百科事典の反対側からの記述から探れば
すぐにボロが出る。
法制史から辿ってもバレバレだ。
86 :
吾輩は名無しである:2010/02/26(金) 14:17:47
>>85 もし良ければ、これまで投稿したスレの幾つかをリンクして貰えませんか?
歴史に御詳しい様なので、読んでみたくなったのです。
鴎外、三島。 興味ある部分が在れば、それも聞かせて下さい。
面倒な場合は、スルーという事で。
素人の妄想に釣られるなよ・・・
あ、自演だったかな
トンデモ本に感化されて、何でも裏から見るのが正しいと思ってしまう、
ナイーブな連中が多いな
反日がUPしはじめました
89 :
吾輩は名無しである:2010/02/26(金) 21:03:30
ぷ
文学板って以外に情報弱者が多いなあ
ν速板とか見て勉強したほうがいいぞ
まあ鴎外の小説読んでると、鴎外があまりに賢すぎて悔しくなってくるってのはある。
92 :
吾輩は名無しである:2010/02/27(土) 14:32:48
>>87 自演かどうかも判らぬ? ま、しょうがないか。w
93 :
吾輩は名無しである:2010/02/27(土) 14:41:12
>>90 このスレに関し意見述べてくれたら、考えてもいい。
鴎外読む? 俺は読めない。爆
鴎外って面白いか?
三島って面白いか?
ごめん、鴎外や三島はもちろんただの馬鹿ではないが、
彼等がいるということが馬鹿に安心を与える。
うん、判る気がするw
と、凡人がUPしはじめました
おまえもさびしいやつだなあ。
100 :
吾輩は名無しである:2010/03/03(水) 01:52:10
101 :
吾輩は名無しである:2010/03/09(火) 17:43:25
堺事件を鴎外は書いてますが、三島由紀夫が書く堺事件も読んでみたかったです。
鴎外は日本で一人称を確立した功績もあるだろ
>>95 全く同感だ。
>>1 漱石と鴎外で同じ読者数とか言ってる時点で論外。
一般読者人気は遥かに漱石の方が上。
鴎外は評論家とか一部の少数マニア受けしてるだけだ
三島が生きてたら、今頃どんな小説書いてただろうかと時々思う
いろんな意味で、さらに過激になっていただろうかもしれんなあ
>>103 評論家は知らないが、作家の間でも漱石の方が評価されているような…
だから一般読者と専門家の間で評価に食い違いはない気がする。
そうなったのは最近らしいけど。
>>1は三島と太宰も比べているけど
作品の特性から考えれば、知識人風の人間からは前者の評価が高くなるのは当たり前だと思うが。
漱石と鴎外では本の売れる量が漱石の方がずっと上。
それでて読者数が同じくらいなんて事はありえない。
作家、評論家が何言ってようが、一般読者の数から見れば
所詮ごく一部の少数派という事だよ。
三島の評価が高い知識人とはどういう人たち?? 何か太宰の方が知的でないように聞こえるけど
そういう風には感じられないのだが…
読者が多いから売れてるから質が上ってことはない。宣伝、教科書の影響、その他もろもろの付加で売り上げなんか変わるものだしね。
んなこといったら、音楽もくだらないジャニ系やドラマ主題歌が上ってことになっちゃうから。
>>107 三島も太宰も好きだけど、三島のほうがフランスなど海外の芸術家のあいだで評価は高いです。
三島の場合、作り物っぽいオリエンタリズム全開の作品を書いている上に
本人がそれを実践して死んだという事情もあるから
海外の評価がどこまであてになるのかという点には疑問が残るけどな
>>110 三島の作品、特に戯曲は存命のときからすでにフランスで評価されているよ。
作品の中身はオリエンタリズムとかカテゴリーされるようなものではないし。
112 :
吾輩は名無しである:2010/03/12(金) 19:24:18
武士道も天皇もオリエンタリズム。対岸から見ればそうなるだろう。
>>112 サド侯爵夫人や金閣寺、仮面の告白その他もろもろ三島の作品は、別に武士道や天皇がテーマじゃないよ。
114 :
吾輩は名無しである:2010/03/12(金) 23:44:40
>>113 作者存命中ならばその通りだと思うよ。
ただ死後となると分からないな。
読者が時系列通りに作品を読むとは限らないから、切腹死のイメージが最初にあって
次に文化防衛論あたりを読んでついで個々の作品を読んだりすると、
同じ三島作品でもまるで違う物に見えるのではないかと思う。
>>114 作者存命中から仮面の告白、金閣寺等々は海外で評価されてますよ。
ヨーロッパの雑誌で世界の100人として唯一日本人で三島由紀夫が選ばれてます。
文化防衛論などの評論書はフランスなどでは翻訳されてないし。
普通なら忘れ去られたかもしれない人間が
若くして死んだために神格化されて祭り上げられたりはするだろ?
そういうことだろう
>>108 それは作品が読まれない作家側の単なる言い訳。
どんな理由があろうと、プロなんだからより多くの読者に読まれてナンボ。
>>119 純文学の枠内とか、同じジャンルでなら同意
違うジャンルの作家とか比較しても全く意味ない
>>116 夭折したというだけであれだけの地位の作家にはなれんと思うよ
>>119 エンタメに関しては商売人だからそれでいいんだけど
純文学はあくまで芸術だから
逆に大量に売れるようだと当たり前の物を作っている、という伝統的な見方もできなくはない。
結局のところ、死んでしばらく経ってもある程度以上読み継がれているか、
そして評価を維持しているかってところなんだろうな。
それにも不備はあって埋もれていた作家や、評判ほどでない気がする作家というのは存在するわけだけど。
>>120 存命中に評価されている理由と
死後もその評価も維持している理由というのは
違っている場合があることもあるってことじゃない?
三島クラスになるとさすがに実力ゼロってことは考えにくいが
評価にいくらか下駄を履いている可能性もあると。
言ったところで検証不可能だけど。
>>119 少ない読者でも長期の時代に渡って読み継がれる方が結果的には多数になるよ。それが古典というもの。
現代の大衆目当てのマスコミで売れてても、宣言のためのランキングの捏造もあるから当てにならないよ。
というか
>>119なんてろくでもない低学歴のカスでしょ
まともに相手してやるお前ら優しすぎる
馬鹿をわざわざ引っ張り上げてやる必要なんてない
確かに三島は凄いと思うが、ああいう最後を遂げた事が話題となって結果的に
人気に拍車をかけたという面はないのかな・・・
逆だろ。生前の方が評価はすごかったけどあの最期でケチがついた。
ああいう亡くなり方したからなあ。あの自決のニュースがTVで流れたとき
自分はまだガキだったけど、キャスターが「三島由紀夫」と
当時は呼び捨てで事件を報じていたのが
とても印象に残ってる。
三島が死んだ時のガキが
三島が死んだ時の年齢に、か
128 :
吾輩は名無しである:2010/03/15(月) 02:57:58
>>121 三島由紀夫は難しいな。
曖昧な文章を書いているとは思えないが幾通りにでも解釈できる。
切腹マニア視点とかゲイ一辺倒とか極端な性癖視点ですら読めてしまう。
周囲の読書好きと話しても解釈が一致しなかったな。
124-125どっちもあり得るんじゃなかろうか。
ただしファンの三島評が全く異質な感じで。
それは象徴的な文学の特徴であって、別に三島に限った話でもないけどな。
近代日本文学の王道は象徴的文学だから、当時もてはやされた文学作品は、
たいてい多義的な解釈を許すタイプなわけよ。川端康成とか、その典型だわな。
国内に関しては
>>125(生前からそういう目で見られてはいただろうが)
海外に関しては
>>124で、
おかげで内外差が大きくなったと言う可能性も。
>>128 強く現れているかはともかく、どのような視点で読むかは読者の問題では。
ポスコロとかフェミニズムとかあるし。
>>128 無理矢理何かの視点だけで解釈しようとすること自体が馬鹿らしい。それで決めつけてる時点でよく読んでない半可通だと判る。
太宰といえば人間失格、三島といえば仮面の告白くらいにしか考えてないんだろうね。
132 :
吾輩は名無しである:2010/03/15(月) 11:13:16
生前はキワモノっぽい評価も受けてたわけだが、切腹でそれに拍車がかかった
三島の小説自体は飽きられてたよ。人生後半期は。
映画だのボディービルだのパフォーマンスで気を引いてただけ。
>>134 読んでるよ。小説は売れなくなってたね。
売れてますよ、春の雪とか、戯曲も成功してるし。
137 :
吾輩は名無しである:2010/03/20(土) 16:14:13
たまには森鴎外の事も思い出してやって下さい。
まあ鴎外の事も忘れてないが、良くも悪くも三島の方がずっと
インパクトが強いので、こちらの話題が多くなるのは致し方ない。
そういやいつかTV番組で筒井康隆が三島の本を紹介してたとき、三島には脱帽だ
みたいな事を言ってたような・・・
今年は三島没後40年になるんだなあ
未だ人気は衰えずという感じだな。
141 :
吾輩は名無しである:2010/04/01(木) 17:30:31
正直、二人はどの世代にも信者的な人がいるから「評価が高い」って
ことになるんじゃないか?
というか読めば読むほどこいつらめちゃくちゃ賢いなと思う。
現代作家より没した作家をひいきするわけじゃないが、
今の作家連中にこんな賢い奴らいないとマジでつくづく思う。
少なくとも私の育つてきた時代には、「鴎外がわかる」といふことが、文学上の趣味(グウ)の目安になつて
をり、漱石はもちろん大文豪ではあるが、鴎外よりもずつとわかりやすい、「より通俗な」ものと考へられて
ゐたのである。
「わかりやすいものは通俗だ」といふ考へが、いかに永い間、日本の知識人の頭を占めて来たかを思ふと、
この固定観念が全く若い世代から払拭された今、かれらが鴎外を捨てて漱石へ赴くのは、自然な勢ひだとも
いへるのだが、しかし、鴎外が本当に「わかりにくいか」といふ問題には、前述のやうな鴎外伝説、鴎外の
神秘化の力が作用してゐて、一概には言へない。鴎外は、明治以来今日にいたるまで、明晰派の最高峰なのである。
三島由紀夫「作家論 森鴎外(解説 日本の文学)」より
再び問ふ。森鴎外とは何か?
あらゆる鴎外伝説が衰亡した今、私にとつては、この問ひかけが、一番の緊急事に思はれる。
もちろん、綜合的人格「全人」としての鴎外を評価することは重要である。しかしすべての伝説が死に、
知識の神としての畏怖が衰へた今こそ、鴎外の文学そのものの美が、(必ずしも多数者によつて迎へられずとも)
純粋に鮮明にかがやきだす筈だと思はれる。
三島由紀夫「作家論 森鴎外(解説 日本の文学)」より
鴎外は、あらゆる伝説と、プチ・ブウルジョアの盲目的崇拝を失つた今、言葉の芸術家として真に復活すべき
人なのだ。言文一致の創生期にかくまで完璧で典雅な現代日本語を創り上げてしまつたその天才を称揚すべき
なのだ。どんな時代にならうと、文学が、気品乃至品格といふ点から評価されるべきなら、鴎外はおそらく
近代一の気品の高い芸術家であり、その作品には、量的には大作はないが、その集積は、純良な檜のみで
築かれた建築のやうに、一つの建築的精華なのだ。現在われわれの身のまはりにある、粗雑な、ゴミゴミした、
無神経な、冗長な、甘い、フニャフニャした、下卑た、不透明な、文章の氾濫に、若い世代もいつかは愛想を
尽かし、見るのもイヤになる時が来るにちがひない。人間の趣味は、どんな人でも、必ず洗練へ向つて進む
ものだからだ。そのとき彼らは鴎外の美を再発見し、「カッコいい」とは正しくこのことだと悟るにちがひない。
三島由紀夫「作家論 森鴎外(解説 日本の文学)」より
146 :
吾輩は名無しである:2010/04/11(日) 23:33:54
昔の文士って、真摯だよなぁって思う。
皆、それぞれ立場や思想、考えが違っても、総じて真摯。
読んでいると、この年齢でこんなこと言ってるのかと。
今って、マジ幼稚化してると心底感じてる。。
昔の人は文学に限らず学問の読書量が多かったんじゃない?
148 :
吾輩は名無しである:2010/04/15(木) 02:45:59
文学自体への評価が著しく落ちてる今、
森鴎外の評価も三島由紀夫の評価も、決して高いものではない。
むしろバカの側面が浮き出てきてるw
評価つうか…、判らない者たちに崇め奉られることになんっか、
最初から何の意味もないだろうに。文学。――そうして、また、
人間はいずれにせよ人間でしかないんだと。逃れ得ない。そんな話で。
>>148 > 文学自体への評価が著しく落ちてる今、
落ちてないよ。文学本を読む人間が減っただけ。
×読む人間が減った
○読める人間が減った
152 :
吾輩は名無しである:2010/04/15(木) 20:36:07
美輪明宏に利用されまくり
ビワさんのケツマンコも利用されてたんだから
持ちつ持たれつじゃないか
>>153 美輪と三島は仕事上の付き合い。友人関係のみ。
三島って資質的に哲学者か詩人にでもなったほうがよかったんじゃないの
あんな死に方をするくらいなら、飛び降り自殺でもしたほうが格好よかった
政治家に転身したら日本はどうなってただろうなぁ
× 政治家に転身したら
○ 政治家に転身してたら
三島が政治家になっていたら?
絶大な支持を得て日本の行く末を左右するほどの
大物になっていたとでもいうのか?
なーーんも変わらなかったろうと思うよ
160 :
吾輩は名無しである:2010/05/04(火) 21:33:23
三島ほど日本語を巧みに操れる作家はいないかもね。
あんなに命が籠められた文章をたくさん書いたら死んじゃうよ。
161 :
吾輩は名無しである:2010/05/13(木) 23:34:09
とにかく、戦後日本文学を面白く、豊かにした第一人者には違いないな
純粋に小説だけでいうと、金閣寺以降はダメだけど・・・・
金閣寺以降の方が硬質になって大衆がついていけなくなったんでしょうね。
金閣寺以降の作品の方が俺は好きだけどなあ・・・・
何故金閣寺以後の作品があまり評価されんのかサッパリ理解出来ないな
『豊饒の海』4部作は大嫌いだけどさ。
どうして『豊饒の海』4部作は大嫌いなの?
終わってるじゃん、あの小説
過去の作品の焼き直しのような描写が多いしさ・・・・
三島の小説は大概好きなんだけどあれだけはダメだね・・・・
>>165 変な理由。石原慎太郎の三島嫉妬もどきの批評のパクリみたいだね。
>>165 焼き直しのような描写とは、具体的にどこ?
沢山あるその全部を羅列して説明してみてよ。具体的に何の作品のどこの焼き直しかを。
>>163 > 何故金閣寺以後の作品があまり評価されんのかサッパリ理解出来ないな
「春の雪」は評価されてるよ。
ハイハイ、何とでも言って頂戴w
三島の事になると盲人になる信者に何を言っても無駄だからそんな事しねーよ
俺は三島の小説は好きだが、三島信者は大嫌いだね。
>>169 なんで豊饒の海を好きだと、信者になるわけ?意味不明。
三島信者の特徴
1、ほんの少しでも三島の作品を貶されると発狂したように怒る
2.三島を神に等しいと崇拝してるので全面的に認めなきゃならないと思ってる
3、最も文学的資質に欠けるのに自分が一端の文学通だと自惚れてる
4、他人の意見を聞かない
5、脳タリン同士仲良くやれば良いだけなのに他者の意見に口を挟む
6、正当だと思われる評価も三島への嫉妬と片付けてしまう
7、まともな議論が出来ない(つまり頭が悪い)
以上の理由で三島信者様方とは意見の交換を拒否します・・・
>>169 やけに、三島の小説は好きだが、と繰り返し強調してるけど、本当に好きならわざわざそんなこと強調して言わないけどね。
>>172 まともな議論ができないのはあなたでしょうよ。具体的な作品の中身の質問しても答えられないんだからさ。
うん、君以外となら喜んで意見交換するけどねw
バカは知ったかぶりして三島の小説の通を気取ってりゃ良いだけじゃんw
落語に『酢豆腐』って噺があるんだけどさ、君等はその噺に出てくる若旦那
と同じだねw
>>175 読んでないのがバレて涙目で言い訳ですか?
普通は、持論を誰にでも説明できるはずでしょ。
>>172 三島の作品でも、つまらないものもあるから、少しでも貶されると云々とか言ってるのは、あんたの思い込みでしょうよ。
私は「春の雪」が三島作品のなかで一番好きで最高傑作だと思ってるから、あんたのそのあいまいな、何の具体的な説明のない貶しと断罪に納得できないだけ。
178 :
吾輩は名無しである:2010/05/14(金) 15:57:55
三島に限っていえば小説よりも批評・エッセイのほうが
断然面白いと俺は思うけどね。サイデンさんの指摘は頷ける。
青噛んで炒って頂戴
ほ〜らね、三島を絶対視して心の拠り所にしてっから俺が少しでも批判的
な事書けば血相変えて怒るでしょw
こういうバカ共とはお話しないの、時間の無駄だし・・・・
1)俺は宗教が嫌いだ
2)俺は右翼が嫌いだ
3)俺はバカが嫌いだ
上記の三つの理由により三島信者との会談は拒否します・・・
181 :
(o^v^o)鈴木雄介 ◆m0yPyqc5MQ :2010/05/14(金) 16:41:51
三島を全否定するのもヘンだと思う。
三島ファンとの対話を拒否するのもヘンだと思う。
182 :
(o^v^o)鈴木雄介 ◆m0yPyqc5MQ :2010/05/14(金) 16:43:11
文学はそもそも宗教だと思う。
>>180 なんで私が右翼なの?おかしな決めつけですね。
豊饒の海を褒めると右翼になるんだ(笑)
184 :
吾輩は名無しである:2010/05/14(金) 16:48:45
三島は全否定してねーけどな、頭悪いんじゃねーのかw
三島の作品の大半は好きだし素晴らしいって書いてるじゃん。
文学=宗教ってのも一理有るな。ファナティックな衝動が創作意欲に向かう
のであれば文学=宗教って公式も成立するな・・・
186 :
(o^v^o)鈴木雄介 ◆m0yPyqc5MQ :2010/05/14(金) 16:50:33
俺は右翼ですけど。陛下にナメた口きく奴は許さねえ。小田実と井上ひさしは死ね‼
>>180 自分で「批判」って言ってりゃ世話ないね。
文芸批評じゃないのを自分で認めてるわ。
俺は右翼じゃねーが天皇制反対じゃねーぜ。
立憲君主として尊敬はしてるがね、英国王室と同様に・・・
189 :
(o^v^o)鈴木雄介 ◆m0yPyqc5MQ :2010/05/14(金) 16:54:46
石原慎太郎と福田和也は死ね!!
>>185 だから、三島の作品の大半は好きだし素晴らしいと思ってるのに、なんで一番三島らしい作品の「春の雪」を酷評するの?
その具体的な理由が、全く説明されてないんだけど。
お前が勝手に『三島らしい』って決めつけてるだけだろが・・・
俺は酷評してねーの、好きになれないって書いてるだけで
だからお前等には物も言われないんだよね、バカな上にバカな屁理屈ばかり
捏ねてるからさ・・・
お前が『春の雪』を最高傑作だと思えばそれで良いじゃねーか。俺は全然
そう思わないけど・・・
具体的に書こうが抽象的に書こうがお前等には何を説明しても無駄
脳味噌でも取り替えたらお話してやろうw
じゃね、勝手に手前に酔ってなさいねw
俺は消えるから
もっと愛し合えよお前ら
>>191 いや、酷評してますよ。自分のレスを見返せば?
あんたは、ただの好みの問題内で言ってないからさ。
>>191 どうみても「春の雪」は三島らしい作品でしょう。あの清顕と聡子の自尊心の強さを、三島以外に描けると思ってんの?
俺は愛してるぜw
そんなに熱くなるなってw
でも193クンが俺に絡んでくるんだよな、俺は喧嘩なんてしたくねーのにさw
平和主義者の俺・・・・
196 :
(o^v^o)鈴木雄介 ◆m0yPyqc5MQ :2010/05/14(金) 17:59:25
いいよね…愛。
そう、俺は愛情に満ちてるぜw
バカってのも愛情の裏返しでね、本当に嫌いな奴ならバカって言わないもんw
194クンみたいな真面目な青年ってのは良いじゃねーかw
まあ俺とは好みが違うんだけどさ。でもそういう純粋さってのは狡猾な連中に
利用されやすいから気を付けた方が良いぜ。
このスレタイだと当然のように鴎外の影は薄くなるな。
199 :
吾輩は名無しである:2010/05/14(金) 22:08:20
>>162 正確にいうと、金閣寺まではいいけど、それ以降は面白くない。
なぜか。
合理主義の洗礼を受けてしまったのか、自分で書いてる神秘を、
三島本人は信じていないのがなんとなくわかる。
つまり、小説家としての誠実さに欠ける。もっといえば嘘つきである。
若いころは自分を天才だと思っていたようだけど、
中年以降、天才の夭折とかの伝説を本人自身が幼稚と思うようになってしまった。
大人の分別がついてしまった三島は面白くない。
>>199 そんなに金閣寺以降とか前とか、作品の思想に変化ないよ。
それに夭折がないのは終戦で悟ったわけだから、あんたの見識は頓珍漢も甚だしいわ。
あんたの理屈でいったら、花ざかりの森まででしょ、あんたが認めるのは。
知ったかぶりして適当なこと言っても、ろくに読んでもないのがバレてますよ。
自殺の前に夭折と転生の物語を書いた
い〜や思想にはかなり変遷があるね、200クンって三島の愛読者であり
ながらそんな事も分からないのw?
少なくとも三島の青年期の作品は右翼っぽくなかったしね。寧ろ耽美主義的
で谷崎や川端の系譜に連なる人って印象だったけどね。
まあ199クンの言ってる事も半分当たりで半分的外れではあるがね・・・
>>202 あんたが何をもって右翼とするのか意味不明だけど、
三島の美意識や思想は変わってないよ。一貫して、日本の古典を踏襲した雅の世界を基本にしていて、
それをときには耽美、ときには尚武に表してるだけで。
天皇文化や「神ながらの道」が根底にあって、それに共通性のある美意識や、
ギリシャ神話やその他の物語や能をモチーフにしてるのは一貫してますよ。
信者は作家スレで手打ちのコピペでも貼ってろよ
三島の耽美と谷崎の耽美は全然違うと思う。
短編には谷崎っぽい、真似たのもあるけど、三島が谷崎の系統とは全く思わないな。
ん〜、203クンの言わんとしてる事も分かるがラディカルになっていった
と思うんだな、後半は。
君の言う通り創作の根源は変わっていないのだろうけど表現方法が変わった
ってのは三島が思想的に変化を遂げたって事なんじゃないのかな?
それとも70年の11月25日に自決するって子供の頃から決意してたと
思うのかいw?
彼の子供の頃の作品(とはいえかなり完成度は高いのだが)はラディゲや
堀辰雄の影響を受けてるように見受けられるね。パクリって意味じゃない
よ、あくまでもインスパイアって事。
日本の古典等をベースに創作を行ったってのは主に後期の話でね、まあ根本的には
そういうのを書きたいと思ってたのだろうけどね。
例えば『仮面の告白』だがあれって日本の古典を踏襲した結果の作品だと思う
かねw?日本的な私小説へのアンチテーゼなんだよ、あれは。
205クンの言う通りだが、耽美主義にも色々あってだね。三島が幼少時に
谷崎の熱心な読者だったのは有名だろ。
根底はマゾヒズムだな、谷崎と三島の作品の共通点は。ただ対象が異なる。
谷崎は女だが三島は国家だったり男(男色って意味も含有)だったりする訳だ。
これが川端だとまた異なる。川端は三島や谷崎と異なり大阪出身のせいか
もう少し粘っこくなる。最も変態的なのは川端の作品だけどね
>>206 いわゆる日本的な私小説(志賀など)と、三島の基調にしている雅の古典は違いますよ。
日本的な私小説は、日本古来の古典、神話、物語とは別物でしょ。
>>206 70年の11月25日に自決するって子供の頃から決意はしてないけど、
仮面の告白のなかには、殉教思想は見受けられますよ。身を挺する兵士への憧れにも言及してるし。
近江への憧れも肉体美、超人願望の萌芽だよ。
209クンの言う通り自己破壊願望はあったと見るべきだろうけど別に『仮面の
告白』は日本の古典に影響されて書いたものじゃないだろ。つまり私小説
みたいな形式を脱して新たな小説を構築しようという若かりし頃の野心が
見て取れると思うけどなあ・・・・
当時の作風は新進気鋭の天才作家として華々しくデビューしようと思って
書いたような気がするけどね。
三島は勉強家だから数ある古典、日本に限らず海外のものまで貪欲に吸収し
それを創作の糧にして作品に昇華していった訳だけども谷崎のように『源氏
物語』にインスパイアされて『細雪』を書いたって例は彼の創作活動の後半
だと思うんだけどね。
三島は『金閣寺』や『青の時代』や『絹と明察』や『宴のあと』を読んで
お分かりのようにタイムリーな時事問題を取材して書くという手法を当初
は取っており結構ジャーナリスティックな作家だったのだよ。
226事件なんかを取材してる内に思想的に共鳴するものを感じ、後の
作品が影響を受けたんじゃないかなあ?
211 :
吾輩は名無しである:2010/05/31(月) 10:44:23
「大東亜戦争に三島由紀夫/美しい星に文明の衝突」
私見ですが大東亜戦争の意義の一つに、異文化異文明への接触が完全消滅したというこ
とが有ります。最後の秘境と言われるニューギニアという土地で日本軍と米軍が戦い、
探検すべき文化文明、開拓すべき土地が地球上から消滅しました。
地球上の文明資源がすべてが明らかになり、見知らぬ異文化との接触が不可能となりま
した。大東亜戦争以降アメリカの探検開拓精神が本質の部分で消滅してしまった訳です。
昭和30年代の文化人UFOブームも異文化発見が不可能になってしまい、地球外に文明を
求めたことだと思います。
三島由紀夫は「美しい星」の中で、「核兵器を廃絶することができる文明は地球上に存
在しない」と看破しております。「地球上に存在しない文明を宇宙に求めた」これが
昭和30年代のUFOブームの本質です。
ハンチントンの「文明の衝突」はまだ見ぬ異文化を鉄のカーテンの奥に求め、そんなも
のが存在しないことを再確認し、フクヤマの「歴史の終わり」が語るリベラルの最終勝
利も異文化接触が絶えたことを前提とした思想です。
異文化を渇望するキチガイ欧米人の一部が、鯨イルカは言葉があり、文化が存在すると
考えているのでしょう。故に捕鯨に反対しているのでしょう。
「個体数が減っているスズメのために庭に米を撒きましょう」
早朝、空が明るくなるとベランダに多数雀が来襲し、雀の学校よろしくピーチクパーチク合唱しています。
よくみるとメスのお腹の中に卵がある様で、丸く大きなメスと細いオスがツガイになって来ています。
212 :
PC初心者君:2010/06/15(火) 20:10:40
そもそも三島の作風が変化の兆しを見せたのは
金閣寺以降というよりも鏡子の家が酷評されてから
ではないだろうか
あ〜ん?
>>212 そもそも三島の作品には定まった作風やグループ分けなんかないよ。
時系列に関係なく読んでる者にしてみたら、そういう物言いは、まったく意味不明。
>>214 三島を時系列で読むのも、グループ分けするのもそれは読み手の勝手でしょうよ。
作品上ではホモ、時事、ロマン、政治、古典系と単純に類別したって一向に構わないわけだし。
ジュネに衝撃うけて「あんな化物にはかなわない」と「禁色」のあとソッチ系は
封印してるしね。あんたがそんなこと言うのはちゃんとテキストも読み込まずに
三島関連本を齧って通ぶってる阿呆顔が見え見えで、三島ファンとして本当に
恥ずかしいやつだと軽蔑するよ。
>>215 バカな区分け(笑)
その区分けで時系列になってるとあんたが勘違いして思い込んでるだけでしょ。
じゃあ、具体的に、獣の戯れ、沈める滝、暁の寺、宝石売買はどれに当てはまるんだよ?
>>215 それにホモでも、仮面の告白と禁色じゃ、まるで、違うタイプだから一種の区分けにしてる時点でバカだよ。
あんたが読んでない証拠。
禁色のどこがジュネなんだか。バカ丸出し。
219 :
吾輩は名無しである:2010/06/16(水) 20:13:14
>>216 >>217 >>218 本当に頭が悪いな、と驚きを通り越して感心するよ。
そんなんじゃ三島のミの字も実際には読めてないことになるけど。
「三島を時系列で読むのも、グループ分けするのもそれは読み手の勝手でしょうよ。」
こう述べた上で並べてんだから当然ランダムなのに、
>その区分けで時系列になってるとあんたが勘違いして思い込んでるだけでしょ。
これ、おかしいと思わない?どんだけ頭の悪い学校渡り歩いたらそんな思考方になるんだろね。
類別(区分け?)の仕方は個人の勝手だと言ってるのに、どこから時系列を勘違いなんて見方を
持って来んだか。おまけに作品の類別を「勝手でしょ」と主張している当方に尋ねるなんて、
もう信じられないバカさ加減だよ。
「禁色」は1951年に発表して、朝吹三吉「泥棒日記」の発表は1953年なんだよ。
三島の捧げた賛辞とか談話、知らないの?
「仮面の告白」と「禁色」の違いなんて高校生でも分かるし、そんなに難しいもんじゃない。
あんたは大人になっても読めてないんだろな、そんな頭とくだらない浅知識じゃさ。
こんなやつがいくら2チャンとはいえ三島を語っているなんてファンとして怒りを覚える。
あんたには三島を語る資格は無い、とハッキリ断言できるよ。どうせバカな仲間内だけで通ぶって
得意がってんだろうけど、とんだお笑いなんだよ。きっと悔しくて涙ながらにレスしたいだろうが、
あんたがもっと傷つくだけのことだからやめておいたほういいよ。
>>219 だから、そんなグループ分け自体がおかしいんだよ。
具体的に作品がどのグループかの質問には答えないしね。
そんなグループ分けで三島作品が分類できるなら全部の作品についてどれがどれか、書いてみなよ。
ロマンって、何だよ?
>>219 あんたこそジュネへの賛辞とかそんなのしか見てなくて、実際に作品読んでないでしょ。そんなバカな類別してるから。
>>219 仮面の告白と禁色を、ホモという類別で一緒ににしてるだけで、おまえが間抜けなんだよ。
三島読者なら、そんなちゃっちい類別しないね。頭悪そ。
223 :
吾輩は名無しである:2010/06/16(水) 20:51:36
>>220 こんなに頭の悪い人めったにいないよね。
あんたの学歴ためしに紹介してみれば?
一人の作家を多く読んでれば愉しみにグループ分けするのも余興、個人の自由だと言ってるのに。
しかも単一な類別法を取っていると勝手に決めつける。仕分けは読む角度によっていろいろ変わるに
決まってるでしょ。
いくらあんたがバカでも、相手まで同じバカの枠内に入れるなよ。
バカの枠に入ってるのはあんた一人で充分なんだよ。
およそ質問に答えたんだから、
三島がジュネをどう評価したか言ってごらん、
そのぐらい知ってるよなバカでも。
あまりバカバカ言うなよ、可哀想だろ、バカがw
225 :
吾輩は名無しである :2010/06/17(木) 01:01:02
212以降は全部俺だぞ、おまえの真似してんの気づくのおせーよwww
ぎゃはは
しかしお前らみたいな糞凡人でも自尊心だけは図々しく持ってるんだな。
いくらでも代わりのある卑しい名無しであるのに。
225の内容が嘘なんだけどなw
そもそも三島とジュネとでは資質が違うだろう。
日本でジュネに近い作家は中上であって三島じゃない。
そういう生の過剰性とは別の地点で
計量的に物語を構築したのが三島なんであって。
そういう軽量性がやや嫌味に過ぎたかな?というのが「禁色」なんだけどさ。
男色が扱われているからといって「泥棒日記」と比べたらいかんよ。
計量的
軽量性
・・・初めて見たわ、こんな日本語w
言いたい事はだいたいわかるからいいじゃない。「計量性」の間違いなんでしょ。
>>223 三島のジュネ賞賛をここで私が言ったからどうだと言うのさ。そんなもん三島の評論読んでりゃ誰でも知ってるでしょ。
質問(たとえばロマンに類別される作品は?)はぐらかしご苦労さま。
>>228 そうそう。三島がジュネを賞賛したからって、それに影響されて作品の方向が変わったとか言ってるバカは、
まるで自分自身で各々の作品を読んでないで、その三島の発言だけで妄想してんでしょ。
>>231>>232 負け惜しみの遠吠えにしか読めないけど。
誰でも知ってたら自分なりに要約してみなさいよ。
目に涙ためてはぐらかしてんのはあんたでしょうよ。
あんたは「読んだ」とか自慢してるけど(怪しいもんだ)
ほんとは「読めて」ないと指摘してるんだけどね。
ただ読むだけなら中学生でも可能だと思うよ。
あんたの存在はアンチ以下だから消えてほしいな。
ウィキペディア「傾向としてはロマン主義、耽美主義に分類されることもある」
とあるけど、これだけじゃファンとしてつまらないからからね。
まさか「ロマン主義」と「ロマン」を勘違いしてるとか言いたいわけ?
三島評論なんか読めもしない似非信者のあんたに三島を云々する資格ないよ。
さあ、ジュネへのオマージュの要約は?
たぶんあんたの頭じゃ「要約」は無理だと思うけど最後のチャンスあげるよ。
>>234 ごちゃごちゃ言ってないで、あんたのロマン類別に入る作品を述べてみなよ。自分で類別しといて、なんで具体例を出せないわけ?
獣の戯れはどの類別?沈める滝は?類別したんでしょ?答えられなきゃおかしいわ。
三島のジュネへのオマージュはジュネスレで以前に書いたから、それを見な。(三島でレス検索して)
>>234 ウィキペディアなんかみて、いちいち確認してる時点で、あんたが偽読者でしょうよ。
ネットで調べた浅知識だから、ジュネに影響されて作風が変わったとか誤認してんでしょ(笑)ざまあ
>>234 (´・д・`)ノほらよ。
ジャン・ジュネ……世界を裏返しにしてみせた男。
現象世界の価値を悉く顛倒させ、屈辱を栄光に転化し、泥を黄金に変え、しかもこの革命をただ言語の力によって、独力でなしとげた男。
芸術の極北に立ち、しかも芸術の復活の奇蹟を実現した男。
もっとも卑劣にしてもっとも崇高、もっとも卑賤にしてもっとも高貴な文学。
三島由紀夫
「ジャン・ジュネ全集」推薦文より
ジュネの芸術行為は、理解されざる最初の文学的出発「死刑囚」から、世界の人々に理解させるにいたった今日まで、
己れのエロティシズムの命ずるままに、芸術による芸術の克服の一線をまっしぐらに走って来ている。
彼が目ざしているのは、復権の第一段階をおわった今では、聖性の獲得にしかない。
聖性とは、神との合一であり、裁く者と裁かれる者とが融合されるとき、「私」は裁く者であると同時に被告であることを、やめるであろう、とジュネは云う。
ジュネはそれでよろしい。彼はいつしか聖ジュネになる。
しかし作品は、物の世界に取り残されている。
三島由紀夫
「ジャン・ジュネ」より
三島由紀夫
「シュン・ジュワー」
>>238 ああ、やっと出ましたか、手間取りましたが、目的をとげましたね(笑)
私は、これを読み返したかったのでした(笑)ありがとうございます(笑)
気にすんな。
俺はお前みたいな親までどうしようもないドクズにも優しいんだ。
またなんかあったら言ってこい。ちゃんと相手してやるから。
エースの悪口言うな
先々週のジャンプ読め
俺が囮になってたろ?www
私たちは、親の印税でメシを食っております(笑)
ちなみに20年延長を、申し立て中です(笑)
なんだ電波か
>>241 それは威一郎さんの親に失礼だ、「親までどうしようもないドクズ」なんて
誰だっけw
>>229 ん?
普通に使うよ
計量経済学とか知らないの?
quantitativeの訳語なんだけど。
やーっぱり文学板は無教養な奴ばかりだな。
「軽量性」もアリだよ。ひるまワイドショー通販で「軽量性に優れコンパクト」て言ってたもん。
228は日本語としてokだけど。
248 :
吾輩は名無しである:2010/06/30(水) 17:01:53
市川雷蔵と三島由紀夫
@@@@@@@@@@
秋山大輔
市川雷蔵は昭和六年生まれだから三島由紀夫と六歳違う事になる。私は二十代後半に三島の『炎上』をビデオで観てから、『大菩薩峠』等の色気のある剣士姿に魅了されて雷蔵のファンになった。
今でも多くの女性ファンを獲得している雷蔵だが来年の八月で生誕八十年を迎えると知り、ある種の衝撃を受けた。
何故ならば三島文学を愛する者ならば感じる事であるが、三島は四十五歳で没しているので当たり前ながら「若い作家」というイメージがある。川端先生の様な老齢で作家然とした雰囲気はない。
三島由紀夫は事件により世間から「若い」印象を獲得したが、雷蔵も肝臓癌で三十六歳の死で永遠に「美剣士」である権利を獲得したと言えるだろう。
それ故に老境に達した雷蔵を想像するのはなんとも困難である。
雷蔵が三島の『金閣寺』を原作とした、市川崑監督の『炎上』に出演したのは昭和三十三年、雷蔵二十七歳の時である。雷蔵が「美剣士」のイメージから脱皮する為の好機だったといえる。
249 :
吾輩は名無しである:2010/06/30(水) 17:02:50
雷蔵は映画公開の翌年こういう感慨を「私の愛と生活の条件」のなかでこう述べている。
「『炎上』を認めていただいたことは、私の野心が認められたことで、これよりも嬉しいことはありませんが、原作を読んだ時に演りたいと思い、監督の市川崑さんと二人で一年ネバリました。
高い山を、休むことなく登っていくつもりで・・・・・・このネバリが役に立ったのでしょう」(『若い女性』昭和三十四年三月所収)。
雷蔵は学生僧を演じるにあたり断髪式も行っているほどの気合いの入れようであった。
「『炎上』出演から・・・・・・」では
「私が『炎上』で丸坊主になってまであの主人公の宗教学生をあえてやる気になったのはもとより、三島由紀夫氏の原作『金閣寺』の内容、市川崑監督をはじめとする一流スタッフの顔ぶれにほれ込んだことも大きな原因ですが、
それと同時に私はこの作品を契機として俳優市川雷蔵を大成させる一つの跳躍台としたかったからにほかなりません」(『よ志哉』昭和三十三年七月(市川雷蔵後援会会誌)所収)と述べている。
250 :
吾輩は名無しである:2010/06/30(水) 17:03:35
若き文学者と三十歳を前にした歌舞伎の流れを汲むアイドル的存在であった俳優のエネルギーが混ざり合い、『炎上』と言う半世紀経ても色褪せぬ名作が生まれたのである。
三島も『裸体と衣装』にて『炎上』、雷蔵の演技に最大の賛辞を贈っている。
『炎上』撮影時には「頭を五分刈にした雷蔵君は、私が前から主張していたとほり、映画界を見渡して、この人以上の適り役はいない」と書き、
完成時には「俳優も、雷蔵の主人公といひ、鴈治郎の住職といひ、これ以上は望めないほどだ」と絶賛した。その後雷蔵は三島原作の『剣』(昭和三十九年)にも出演している。
三島自身は自作の映画化に基本的に関与せず、無関心であったと言われている。しかし雷蔵は三島にとって自作の主人公を体現化した唯一の存在ではなかったのではないだろうか。
251 :
吾輩は名無しである:2010/06/30(水) 17:04:50
その雷蔵が三十六年の生涯を閉じたのは昭和四十四年七月十七日であった。
私は三島全集を眺めたが雷蔵に対する具体的な追悼文は見当たらなかった。『金閣寺』の主人公、溝口を三島の願望通りに演じた雷蔵の死に際して、
求められたか否か判らないが市川雷蔵追悼文という単独の作品が無いのは奇異に思われる。
崩壊と消滅の三島美学を集約させた小説『金閣寺』の主人公を演じた雷蔵の死は三島にかなりの衝撃を与えていた事は想像に難くない。三島はテレビで「癌で死ぬのは恐ろしい」と述べていたが、
映画という芸術に最後まで執念を燃やし、阿川弘之の『海軍兵学校』の映画化出演を望んでいたが、叶わなかった雷蔵に夭折の美学と聖セバスチャンを重ね合わせたに違いない。
三島は雷蔵存命時にこのまま追悼文として通用する文章を草していた。推測にしか過ぎないが三島は雷蔵の夭折を予期していたのではないか。
252 :
吾輩は名無しである:2010/06/30(水) 17:06:29
美的存在の崩壊は三島の願望であり、確信であったからである。昭和三十九年一月に日生劇場プログラムに三島が書いた「雷蔵丈のこと」は一種の予言であり、
象徴的な人間評論であり映画と言う「過去」に込められた愛惜である。
「君の演技に、今まで映画でしか接することのなかつた私であるが、「炎上」の君には全く感心した。市川崑監督としても、すばらしい仕事であつたが、
君の主役も、リアルな意味で、他の人のこの役は考へられぬところまで行つていた。ああいふ孤独感は、なかなか出せないものだが、
君はあの役に、君の人生から汲み上げたあらゆるものを注ぎ込んだのであらう。私もあの原作に「金閣寺」の主人公に、やはり自分の人生から汲み上げたあらゆるものを注ぎ込んだ。
さういうとき、作家の仕事も、俳優の仕事も、境地において、何ら変るところがない」
太宰よりは三島の方が評価高いかも知れんが、
三島よりは川端、さらには谷崎の方が評価ははるかに高いと思うが。
谷崎や川端と、三島の小説では目指してる芸術が少し違うから比べてもしょうがない。
255 :
吾輩は名無しである:2010/07/23(金) 12:44:40
三島文学記念館のイベント
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没後40年記念特別展示『三島由紀夫の衣服』
三島由紀夫没後40年記念特別展示 8月限定で開催予定!!
三島由紀夫没後40年を記念して、8月1日(日)〜8月31日(火)まで、三島由紀夫が実際に着た衣服5点(背広、ブレザー、革ジャンパー、シャツ、剣道着)を一挙に展示させていただきます。
今回の展示は5点のうち4点がご遺族からの寄託品(お預かりしている品)のため、保存の面も考慮し1ヶ月間のみの特別展示となっております。
三島由紀夫の実際に着た衣服がこれほど一堂に会することはめったにない機会です。実際に着た衣服を見ることにより、三島由紀夫の体格や彼の衣服のセンスを知ることができるでしょう。この機会にぜひご来館下さい。心よりお待ちしております。
※場合によっては期間が短縮することがあります。ご注意ください。
誰が嘆息やねん。――ゆきを
評価なんかどうでもいいだろうが。個々人それぞれ自分なりの評価、あるいは周りに同調してるだけのことで。それがどうした
258 :
吾輩は名無しである:2010/08/22(日) 00:13:12
三島由紀夫は勤勉な作家だった。たとえばそれは、敗戦後の日本が焼け跡から回復して高度成長を実現し、
「東洋の奇跡」と呼ばれる戦後復興をなしとげたことを思わせるようなきまじめでひたむきな勤勉さだった。
(中略)戦後日本の復興期にそのまま重なっている。その意味で三島由紀夫は、作品に見られる反戦後的な
美学や日本の欺瞞に対する批判的な視線にもかかわらず、きわめて戦後日本的な作家である。
そのことにまつわる伝説も多い。
なにより作品を書く時間を大切にしていた三島由紀夫は、知人との会食や宴席などでどんなにお酒が入って
楽しく談笑していたとしても、かならず夜11時までには切りあげて帰宅し、執筆の時間をつくったという。
私小説作家のように怠惰であることをひそかに誇ったり、サラリーマン社会のあわただしさに反感をもったり
している日本の文壇の雰囲気から見て、その態度はひときわ異彩を放っている。昼間は官僚として軍医総監という
激務をつとめながら深夜に執筆していた明治期の森鴎外のように、敗戦後の日本に生きた三島由紀夫はおそらく
自分が原稿用紙に記す一字一字が戦後日本をつくりあげていくという使命感をもっていたのである。(中略)
そして敗戦から60年以上がすぎて、戦後日本のあり方が風化しつつある21世紀において、次に新しい読み方を
待っているのは三島由紀夫の勤勉さが惜しげもなく注がれた純文学としての短編や長編ではなく、むしろ
その余白に生まれて気軽に書かれた娯楽小説ではないだろうか。たとえば1967年に刊行された『夜会服』も、
その一冊である。(中略)
田中和生「愛すべき三島由紀夫の避難場所」より
259 :
吾輩は名無しである:2010/08/22(日) 00:13:44
「俊男」という、どこか虚無的でありながら近代社会における万能の力をもっているように見える男性の魅力は、
日本の近代化の矛盾を体現するかたちで造形されているところにある。(中略)
こうした「俊男」の造形に、三島由紀夫の自己イメージが投影されているのは間違いないだろう。(中略)
あるいは「俊男」を描きながら、三島由紀夫は戦後日本という「夜会服」の世界から出ることができず、本音を
隠して建前をなぞるかのように生きざるをえない自らの存在の悲哀を深く感じていたかもしれない。
注意深く読めば、そうした現実的すぎる悲哀を和らげる場面が『夜会服』にいくつかあることに気づく。
一つは日本が模倣しなければならないはずのヨーロッパやアメリカの人々が、醜悪で滑稽なものとして描かれて
いることである。(中略)日本人が日本語で読むかぎりは気がつきにくいが、世界性をもつ作品ではありえない
書き方だろう。
もう一つは日本の天皇家につらなる「宮様」が出てくる場面である。(中略)「俊男」の本音を聞き届けてくれる
「宮様」の存在である。そこにはおそらく、戦前の二・二六事件と敗戦後の人間宣言によって昭和天皇に対して
生涯屈折した感情を抱きつづけた三島由紀夫が夢想した、戦前から戦後へと変わらずにつづく近代化という建前を
強いられる世界において日本人の本音を守ってくれる天皇という、理想的なイメージが投影されている。
こうして本音をさらけ出した心の避難場所を愛すべき娯楽小説のなかにつくりながら、現実に三島由紀夫が
辿りついたのは1970年の割腹自殺だった。「俊男」とその孤独を理解する「絢子」の「愛」が成就される
『夜会服』の甘すぎる末尾がわたしたちに突きつけるのは、そうしてひとりのすぐれた作家を自死させてしまった
日本の現実に欠けていたものはなにかという問いである。
田中和生「愛すべき三島由紀夫の避難場所」より
田中和生なんてバカのをよく貼れるな
なにもわからねーんだチワワはw
261 :
吾輩は名無しである:2010/08/22(日) 00:54:21
現実に刀で自ら腹を切り裂き
腸垂れ流しするとか
口では言えても行動できないよ
三島の性格は良くも悪くも普通とはかけ離れてる
色々言われてるけど 根本的にクレイジーなほど真面目な性格だったんだろう
腸垂れる前に舌噛んでんだよ。
263 :
吾輩は名無しである:2010/08/31(火) 14:49:56
■第108回一水会フォーラム
日時・平成22年9月15日(水)/18時30分開場・19時開会
演題・私の日本文化防衛論
講師・富岡幸一郎先生(文芸評論家)
場所・ホテルサンルート高田馬場/3階会議室
会場整理費・2000円(レコンキスタ最新号込み)
264 :
吾輩は名無しである: