1 :
吾輩は名無しである:
アニメ板へ池と言わないで。
何せ、日本文化で最も影響力のあるコンテンツなのだから。
オザワセイジはハルキとハヤオを日本の現在として定位する催しを企画した。
文学板での宮崎アニメの評価を見極めたい。
みんな観てるだろ?
おちんちん
文学もアニメやゲームと同じコンテンツ産業だと言ったら怒ります?
ロリコンの軍ヲタってあれじゃんね、現代日本のサブカルのベースて、
みんなオマエのせいじゃねー?wwって。どの口でという。
少なくとも(以下はマジレス)スーパーなんぞでジブリのビデオ(今はDVDか
売ってる時点でキレイゴトを云う資格はコイツにはなし。ぷぎゃー(AA略
あてがわれる子供たち。親の眼や手の代わりとして。罪深い。
ほんと、まだねそれでもじぶんはラッキーだったとおも。
ゲームも(あったが。スエオキは持ってなかった。ゲームウォッチを2,3だけ)
ケータイもない時代にて生まれ育ったこと。俺は個人的にはだが、
ずっぶずぶに活字浸りのこども時代を過ごした人間。あぶねえあぶねえww
んで、繰り返しだが。オマエが云うな。資格なし。
7 :
吾輩は名無しである:2010/02/06(土) 17:54:10
たぶん「千と千尋」が宮崎、久石コンビの頂点だと思うけど、
あの中で、樋口一葉の「たけくらべ」や宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」
の一コマが、とてつもなく高いレベルで映像化されたのではないか?
キモヲタの特徴ともいえるロリコン性が気持ち悪い
どうしたってさ、うん、嘘になる、ならざるを得ないやね何を云っても。
その距離の遠さに自覚的であれよと。ビジネスマン。
ナボコフの影響が多分に見られると思う。
あとルイス・キャロル。
11 :
ザ・スミス:2010/02/06(土) 22:01:23
ポニーヨ
12 :
ザ・スミス:2010/02/06(土) 22:02:48
ロケもしっかりやってるから、細部のリアリズムがあると思う。
青い空、量感たっぷりに描かれた雲、時計仕掛けのメカ。
こうした宮崎アイテムの原型って何だろうねえ?
宮崎はロリータコンプレックスとは関係ないだろ。
オシイやアンノはそうだろうけど。
アニメがここまで表現力の豊かさを獲得するとは
誰も思ってなかったんじゃないか。
とくに、久石のコンビでは、まるでジョンウイリアムスと
組んだスピルバーグのような豊かさがあるな。
つーか、たしかにゴージャスではあるけれど、がホンットに、ホンッキで
面白いとか思ってます? “あえて”ここで語るような部分において。あなたの内の。
また、それはしかし、“質”の部分での進化なのかという。『パンダコパンダ』からの。
ちなみにたとえば、押井を称揚するような言説にに対してじぶんが冷ややかなのも
同じ理由から。 えすえふえっくす?(ワラ みたいな。――エンタメなんでしょう?
おなはしの面白さが全て。んで、まさにその部分において、近年の宮崎アニメは実に
つまらないと個人的には。既にんの期待も持ってない。あ、こんなもんかって、
毎度毎度にそればかり。
既に〈な〉んの期待も〜
少なくともじぶんは、にぎやかし「そのもの」にはなんの興味もないな。
てかむしろ「あ〜あざてえw」なんって、目にするたびに思ってまつ。
そっちじゃしかしねえだろうよwwwって。
てか、こういうの、SF板で云うとより一層イイカンジに叩かれると思うんだけどww
俺はだって、馬鹿にしてんもんギミック好きて。もう全方位的に馬鹿。少なくとも俺とは合わないね。
ま〜だアンタラそんなことやってんのかwwwってゆうね(苦笑
音楽で云えばえーっとそうね、オーケストラヒッツとかゲートリバーブ
きっつく掛けたドラムスとかさ、しょせんはああいったノリでしょうよw
80年代テキな。テクノロジーさいこー!!!!みたいな。コドモじみた。
…てゆうか結局ね、俺は、いかなる意味においても大っ嫌いなんだとおも。
ヲタク“性”てやつ。とまれ、他人のそれは。あーハイハイwて。
正直、宮崎は、「千と千尋」が無かったら、さほど評価は上がらないね。
あと、漫画版の「ナウシカ」この二つが宮崎の評価するとき外せない作品だと思う。
22 :
吾輩は名無しである:2010/02/10(水) 19:42:02
影響力があれば偉いとは限らないだろ
つ恋空
「電脳コイル」を作った沢の方が、これから先期待持てそうだと思う。
もう宮崎は双六でいえばアガリでしょ。
24 :
吾輩は名無しである:2010/02/15(月) 23:00:19
宮崎駿も吉本ばななも、決定的な敗戦で骨抜きとなった国家の形骸だ。
『崖の上のポニョ』という映画では、家族が下の名前で呼び合っている。
現在、そうした家庭がどれほどあるか。あれらは宮崎監督の願望なんだな。
25 :
吾輩は名無しである:2010/02/15(月) 23:14:50
>>20
>オーケストラヒッツとかゲートリバーブ
きっつく掛けたドラムスとかさ、しょせんはああいったノリでしょうよw
80年代テキな。テクノロジーさいこー!!!!みたいな。コドモじみた。
ああいったチープな音は日本社会に馴染みやすいんだ。
クイズ番組で解答者に珍回答を強要する周波数成分が含まれている。
結局残るのは、ラディックのスチールシェルだ。
ノーミュートでオープンリムショットをキメたことがあるかい。
まさしく正調ロックトーンだ。
テクノなんて音楽じゃないからね。
ああっ、もうダメッ!!はうあああーーーーっっっ!!!
ブリイッ!ブボッ!ブリブリブリィィィィッッッッ!!!!
いやぁぁっ!あたし、こんなにいっぱいウンチ出してるゥゥッ!
ぶびびびびびびびぃぃぃぃぃぃぃっっっっ!!!!ボトボトボトォォッッ!!!
ぁあ…ウンチ出るっ、ウンチ出ますうっ!!
ビッ、ブリュッ、ブリュブリュブリュゥゥゥーーーーーッッッ!!!
いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!!
ブジュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ!
ブババババババアアアアアアッッッッ!!!!
んはああーーーーっっっ!!!ウッ、ウンッ、ウンコォォォッッ!!!
ムリムリイッッ!!ブチュブチュッッ、ミチミチミチィィッッ!!!
おおっ!ウンコッ!!ウッ、ウンッ、ウンコッッ!!!ウンコ見てぇっ!!!
27 :
吾輩は名無しである:2010/02/19(金) 22:37:25
村上春樹と宮崎駿か。
どっか、似てるところあるだろうか?
28 :
吾輩は名無しである:2010/02/19(金) 23:07:46
春樹よりは大江健三郎の方が遥かに似てる。
森を神格化したり、神話的なものを意識するとか。
千と千尋やパウル、ポニョみたいな後期の作品は割と春樹っぽいが、初期は全然違う。
29 :
こくぼん:2010/02/19(金) 23:11:05
だから俺は文学の前に「赤を狩れ」といっとるのだ。
いい歳をして、いつまで夢をみているつもりだ?
30 :
吾輩は名無しである:2010/02/20(土) 02:00:58
>>28 駿のは割と単純なノスタルジーでしょ。
健三郎のは、宗教めいた救済の思想が強く出てる。
だからといって健三郎の作品の方が高度だとは全く思わないが・・
駿のよい所は、子供の感受性の描写じゃないかな。千と千尋の
プロットワークなんて、子供の睡眠中の夢見が見事に描かれている。
31 :
吾輩は名無しである:2010/02/20(土) 02:04:51
大江の百倍稼いでいるのは確かだ。
32 :
吾輩は名無しである:2010/03/04(木) 17:04:26
33 :
吾輩は名無しである:2010/03/04(木) 20:13:25
「火垂るの墓」を描いた人と、デス・ノートの画を描いた人は同じ人だって知っている人
いますか?
その人は若い頃は松山ケンイチにそっくりだった長身の九州出身の人です。
現在59歳です。小嶋という苗字でした。
私はその人の娘です。現在37歳です。
30年間一度も会ったことがなく、連絡も取れないし、居場所もわかりません。
今月いっぱいは都営新宿線沿線の篠崎に居ますが、来月以降は九州の実家になります。
ジブリ、漫画、アニメの関係者の人で私の父を知っている人は連絡をください。
原画を描いたってことか?
35 :
吾輩は名無しである:2010/03/25(木) 21:50:06
ジブリの作品って文学の域に達してる?
36 :
イノウエ・アル:2010/03/26(金) 09:13:06
『海がきこえる』はジブリの作品にはいるのですかね?
37 :
吾輩は名無しである:2010/03/26(金) 21:34:51
宮崎アニメって、良いのは「トトロ」「千と千尋」の二本だけじゃん。
次点が「未来少年コナン」「カリオストロ」「ラピュタ」「ポニョ」
あと全部失敗作じゃない?
38 :
イノウエ・アル:2010/03/26(金) 22:01:28
>>37 『ナウシカ』や『もののけ姫』、『紅の豚』はダメですか?
>>38 ナウシカはアニメージュに連載してた原作をもう一度リバイバルアニメにしたらいいと思うよ。
ゲド戦記なんかより、ずっと面白いものが出来ると思う。
映画のナウシカは、物語の終わり方が一番安っぽいセンチメンタリズムになってしまってると思う。
もののけは酷い、これが失敗作じゃなかったら宮崎のアニメに失敗作は無いね。まさにゴミアニメ。
紅は、あの年代のあのテの映画をアニメでコラージュしただけという感慨だけの小品でしょ。
40 :
イノウエ・アル:2010/03/26(金) 22:50:03
>>39 『ナウシカ』の全アニメ化はエヴァンゲリオン以上に
時をまたぐかなりの大長編が予想されますがぼくは賛成です。
マンガ版はドルク皇兄ナムリスや失われた旧世界の庭番のヒドラとの
ナウシカの対話が胸をうちます。
「なぜ?愛してもいないのに巨神兵に名をやったのかね?
自分を愛さなかった母への復讐かね?」
マンガ版の『ナウシカ』をよんだときは宮崎駿は夢や希望だけでなく
こういう絶望やニヒリズムも描けるひとなんだなと胸が熱くなりました。
あとは...いやあ、手厳しい。
『もののけ』はらい患者のところがはなしの核になっているのだと思いますが。
『紅』は、まあエンターテイメントということで(笑)
エヴァンゲリオンは、もっと酷い印象しかないなあ。
庵野のプロットワークの酷さ、ワンパターンさは、あんまりだよ。
絵で物語を組み立てるのでなく、四畳半的な愁嘆場と安直なキメセリフで
物語の流れを作っていく感性。
あんなコッ恥ずかしいセリフを声優に喋らせるなら、字幕で
「ここは泣くシーンです視聴者のみなさん泣いてください」
と字幕を入れたら良いと思ったよ。
42 :
イノウエ・アル:2010/03/26(金) 23:48:11
>>41 アニメトークになってしまいますが(笑)
ぼくもエヴァは否定派ですね押井守やs.e.lainのほうがすきですよ。
(エヴァの25・26話や冬・夏の劇場版はまあまあ気にいっている)
(ほとんど手抜きなほど)妙に演出に凝っていた『彼氏彼女』はまあまあでしたが(笑)
おやはや(笑)確かにエヴァンゲリオンは古いですねぇ(笑)おやはや(笑)
武陽なんぞの意見はいかが(笑)おやはや(笑)
エヴァンゲリオンの古さ、と言うのは澁澤の快楽主義〜の解説の古さに通じるものがあるのではないでしょうかねぇ(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)
かえって澁澤の文の方が新しい、というわけでしてねぇ(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)
45 :
イノウエ・アル:2010/03/27(土) 00:24:59
>>43 エヴァはリアルタイムでは観れなかったんですよ。
なにせ小学生で、発育が悪かったものでして(笑)
>>44 ペダントリーはいいから、言いたいことはっきり書きな
47 :
イノウエ・アル:2010/03/27(土) 00:41:40
エヴァは「神が死んだ」世界で偶像をつくりそれにすがって
記憶にすら残ってない信仰のかけらをえようとしている、
不完全なかけらなのでそこにあるのは安易な死にちかい救済。と
エヴァはある程度距離をとって付き合わないとあっち(無批判・無疑問)のほうに
引きずり込まれる。
たぶん騙りなのだとおもうが引きずり込まれたひとたち
大瀧啓裕・コラージュやパッチワークを深読みしすぎ(笑)
鎌田東二・このひとは全体的に危うい(笑)
>>45 今見て感じる古さ、ということですねぇ(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)
>>46 おやはや(笑)ペダントリーは私の特色でしてねぇ(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)
>>47 置いた世代には何でも新しく見えてしまうことは仕方の無いことですからねぇ(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)
庵野もオシイも作を重ねる度に内容が荒れてきてる。
エヴァンゲリオンを作り直したシリーズに序破急という
背骨を配したのはいいが、出来た物語は背骨の無い軟体動物だ。
おそらく庵野には、他人に語って聞かせるに足る物語って
作れないんだと思うよ。色々な情報をインプットして、それを
物語を駆動する装置として概念化することまでは出来たとしても、
「で、きみは何を如何したいの?」という、物語全体を覆う
メタファーについては考えが及んでいないんだろうと思う。
オシイもそう、攻殻機動で、いい感じのアクションアニメを作ったと
思ったら、その後は庵野と同じに重箱の端を突っつくような演出に傾注
して、複雑さで中身の無さをカモフラージュしてるだけ。
二人とも宮崎の失敗作程度のものしか作っていない。
で、この二人に比べると「電脳コイル」の磯は、骨格のはっきりした
物語を構築できている。おそらく、ポスト宮崎は磯じゃないか?
51 :
イノウエ・アル:2010/03/27(土) 01:13:58
>>49 あたまが固ければ固いで問題、柔らかければそれもまた問題(笑)
落語の『明烏』ですよ(笑)
かれらはやさしい目で見守ることが必要と(笑)
52 :
イノウエ・アル:2010/03/27(土) 01:24:50
>>50 エヴァは庵野のこころのうちの心象の葛藤を描いた一人相撲ですよ(笑)
なにせ庵野には人間が自分以外まるで描けていない。
だからどの登場人物も庵野自身の変装であり、他者になりきれていない。
押井はディックとおなじで同一のネタの使い回しでタネが枯渇(笑)
『ビューティフル・ドリーマー』『天使のたまご』『攻機』『AVALON』あたりまでですかね。
『パトレイバー』は押井の戦争論、『イノセンス』は自作パロディ
個人的にはLainの三羽鴉を挙げたいがマニアック(笑)
たしかに『電脳コイル』は緩急のバランスが実によくとれていた。
ただもっと小学生ハッカーたちの雪合戦のようなドンパチが観たかったなあ(笑)
新海なんぞより磯のほうがうえですね(笑)
53 :
イノウエ・アル:2010/03/27(土) 04:10:29
このあたりで路線を修正してと(笑)
>>39 ぼくは『もののけ姫』は好きなのですが(笑)
よく『ナウシカ』と同一のテーマをあつかっているといわれますが
私見では微妙で大きなちがいがありますね。
たとえば『ナウシカ』ですが
マンガ版でニヒリストの暴君であるドルク皇兄ナムリスが倒れるときナウシカにこういい放ちます。
「巨神兵もヒドラも、腐ったドルクの地も人民も、みんなお前にくれてやる!!
すべてを背負ってまわって、這いずりまわって、お前たった一人でほんとうに世界が救えるか?
(引用は不正確です。ナウシカの親父殿のセリフが混じっちゃってる(笑))」
これが『もののけ』では「お前にサンが救えるか?」となります。
まあかなり極端な例ですが『もののけ』は世界の救済というより
キャッチコピーの「生きろ」通りにむしろ個人の救済に向けられいて
わりかしこじんまりとまとまったと(笑)
54 :
イノウエ・アル:2010/03/27(土) 04:22:40
マンガ版『ナウシカ』です。
だれかトルメキアのブ王を擁護するひとはいませんかね?
ぼくは環境こそ異なれば名君となったのでは?おもっているのですがね。
なにせ旧世界の浄化プログラムを「朕は墓守にはならんぞ!!
自分の人生は自分で決める!!」と一蹴した御仁ですので(笑)
クシャナには罪の購いのため血を流すユパがいて、ナウシカにはマニ族の僧正、
皇弟ミラレパにはナウシカがいたのですが、
ブ王には修羅の道から王道へと導くものがいなかった。
蛇足ですがおなじく「浄化と救済」がキーワードのひとつの萩尾望都『トーマの心臓』では
サイフリート・ガストの魔手からトーマが死によってユーリーを救い出します。
55 :
吾輩は名無しである:2010/03/27(土) 05:06:09
( ̄ω ̄)獲る狸 ◆ycr5A7VfSw =イノウエ・アル乙w
>>53 もののけは、背景を複雑に絡めすぎて主軸のストーリーがぼやけて座礁してしまった感じだね。
網野史学から多くのヒントを得たと思うが、彼の史学は、前近代にインターナショナルで幸福な
共同社会があったという、ある種のフィクションとも取れる物語が前提になっている。
こういうフィクションをさらにフィクショナイズするからややこしくなる。
もっと単純に縄文対弥生、仏教対神道という背景でロミオとジュリエットの話にすれば、あそこまで
酷くならずに済んだのにと思う。
57 :
イノウエ・アル:2010/03/29(月) 02:43:55
>>56 なるほど、客観的な分析で論理が明快ですね。勉強になります。
網野史学は仮定とするものが大きいですからね(笑)証明が滞っている(笑)
明らかにフィクションな内容と時代考証によるリアリズムや多様な登場人物などを
無理に調和させようとしてストーリーが自重崩壊をまねいてしまったというわけですかね。
ハヤオはいいけどハルキはつまんないだろ。角川春樹は面白いけど。
59 :
イノウエ・アル:2010/03/29(月) 03:47:00
>>58 短編と『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』は好きだったんですけどね(笑)
ハルキとハヤオという組み合わせを無理やり解釈してみると両方を繋ぎ合わせるタームは
ミニマリスト(この解釈自体ちょっと変だけど)という点じゃないだろうか。
ハルキの初期短編や、ハヤオのトトロ、千と千尋みたいな身辺世界を題材にした作品は
評価するけど、大文字の「世界」を扱った作品は評価しないよ、と言うことじゃないだろうか。
それは丁度、絵画におけるウィーン幻想派みたいなもので芸術ムーブメントのメインディッシュ
にはならないけど、付け合せぐらいならいいよというある種のエクスキューズを含んだ評価じゃまいか?
欧米の、日本のオタク文化に対する評価って、どこかに硬い天井が用意されていて、ここから先は
評価しないよ、という冷たさを感じるね。
61 :
イノウエ・アル:2010/03/30(火) 23:04:07
>>60 「世界」を向こうに張った作品はどうも宗教色を帯びてしまいますので、
春樹や駿にかぎらず、今日日はそういった大作が評価されにくく、存在しにくいのではないですかね?
もしもいまゲーテが生きていたとしたら『ファウスト』なんてものはかけなかったのではないでしょうか?
ニーチェの著作以上に死後にいいように利用されそうですよ。主に新興宗教筋に。
宮崎の作品はそういったことを意識したうえで身近なものごとをあつかっているのでは?と。
たとえばナウシカを「慈悲の聖母」ではなく「破壊と慈悲の混沌」として一応の結末をむかえさせることなど。
まあ欧米と日本では文化的なインフラが異なりますから、
チェコ・アニメやフランス・バンド・デシネなんかは日本のそれとはまたちがう味で、
そういったことはしょうがないとはおもいますが、
日本本国でもオタク文化を十分に評価されているとはいえないのでは?
アニメ『時をかける少女』みたくにあたりさわりのないものをつくっていれば
称賛をあびるというのは十全な評価とはいえないのでは?と思いますね。
だいたい、ポップなどで見かける「アニメは文化」ということば「アニメは芸術」とはいわないですかね?
まぁ、まとめてロリコン映画、ニンフェット映画だよね。興味ないな。
おやはや(笑)果たして一つの作品を何々史観に基づいて書かれている、なんぞと書いていいものでしょうかねぇ(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)
一つの作品を構成するとき、元になった思想があったとは言えども、それはあくまで材料、と言うこともありえるでしょうけれどもねぇえ(笑)おやはや(笑)さて果て(笑)
背景としての世界観が必要だったとしても、
作者が厳密な構築をしてるかどうかすら、怪しいもんだ
カリオストロやコナンの頃の宮崎はいいな。
地面が無いのに気付くと落っこち、落っこちた地面におせんべいになって張り付き、切られようが、焼かれようが
死なない粘土細工のようなアニメキャラ・・ こうしたアニメキャラの原点は、やっぱりアメリカディズニーだし、
どんなにシリアスなアニメでも原点を忘れたらしらけるよ。初期の宮崎には、まだその名残りがあった。
それに、宮崎には、手塚の実験アニメのような遊びがないのな・・もっとフザケてもいいのに。
「オンボロフィルム」とか「ジャンピング」とか、ああいうの作らせれば良いのに・・
アリエッティどうなの?
67 :
谷川浩司のファン:2010/06/27(日) 22:40:54
パンダコパンダが良かったなあ
68 :
吾輩は名無しである:2010/08/25(水) 15:45:54
読んだ
言葉が出ないわ
宮崎さんは天才だと思う
活劇作家というのが一番しっくりくる
再放送なんかで何回目だよっていうのでも見てみたら面白いんだよね
71 :
吾輩は名無しである:2010/08/26(木) 00:51:34
ジブリはいつからか見なくなったなあ
商業的にはブランドも確立されて安心だけど
宮崎に歴史性を感じないな
自分の過去の作品を乗り越えて世界観を更新しようとする認識への意思が
ないのかな
爆発的なカタルシスもないまま、今回も安心して終わるんだろうなという感じ
72 :
吾輩は名無しである:2010/09/01(水) 11:37:35
映画界に独自の境地を築いたのは確か
73 :
吾輩は名無しである:
文学に影響を与えるような力は持っていない
ただ映画界に独自の境地を築いたのは確かで、「大人」をアニメに目を向けさせるきっかけを作った